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【DEEP114】先輩・五明と揃い踏み、野村駿太。勝てばタイトル戦?? 難攻不落の堅実派=江藤公洋戦、決定

【写真】江藤の出る瞬間を、野村が捉えることができるか。それが至難の技 (C)MMAPLANET

22日(月)、7月2日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP114 IMPACTの追加対戦カードが発表されている。

松嶋こよみの初参戦、DEEPメガトン級選手権試合=チャンピオン酒井リョウ✖チャレンジャー水野竜也、五明宏人✖海飛日比野エビ中純也✖鹿志村仁之助らが組まれている同大会。

今回の発表では3回戦で江藤公洋✖野村駿太、2回戦で小金翔✖泉武志というライト級マッチ、さらにバンタム級では2回戦が2試合=力也✖窪田泰斗、平松翔✖雅駿介という4試合が明らかとなっている。


帝京大空手部の先輩・後輩である五明と野村が初の揃い踏み。暫定ながら王座決定戦にいち早く到達した五明を追い、野村は小金、川名Tencho雄生とZSTと修斗の元王者を下しタイトル挑戦に向け着実に歩を進めてきた。

それでもキャリア6勝1敗の野村に対し、江藤はDEEPからONE WS、そしてONE本戦、修斗、RIZIN TRIGGERと場数を踏み、今回の試合が30戦目となる。

伝統派空手の踏み込み、近い距離でのボクシング、そしてテイクダウンディフェンスを磨き、MMAファイターとして完成度を高めてきた野村にとって、江藤は過去のどの対戦相手よりも難敵といえる。

グンター・カルンダ、雑賀ヤン坊達也、北岡悟、そして川名を下し現在4連勝中の江藤は、良くいえば強固な堅実さを持ったファイターといえる。

出れば、強い。それは昨年4月のヤン坊戦で立証できている。ここがキャリアの分岐点といえるTKO勝ちを収めたが、その後はまたもリスクを避けて、自分の庭でのファイトを続けている。それが江藤の強さで、その強さを捨てる必要はない。それ故に、打撃を見る目を持っているテイクダウン&コントロールファイターは、野村にとって厳しい相手になる。

野村はとにかく打撃を効かすこと。効かせば、テイクダウンとコントロールの圧が落ちる。そんな効かせる打撃を江藤のテイクダウン&スクランブルで削るファイトのなかで見せることができるのか。それができれば、野村は大原樹理との対戦がグンと近づくことになるだろう。

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ACA DEEP DEEP JEWELS DEEP Tokyo Impact DJ.taiki MMA o Road to UFC RYO RYOGA UFC   パンクラス 内山拓真 山口コウタ 島袋チカラ 川名TENCHO雄生 木下尚祐 桐生祐子 泉武志 泰斗 海飛 濱口奏琉 野村駿太 雅駿介 須田萌里 風我 駒杵嵩大 鹿志村仁之介

『DEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUND』&『DEEP TOKYO IMPACT 2023 2ND ROUND』試合結果


▼第8試合 DEEP ライト級 5分3R
〇野村駿太(BRAVE)70.75kg
[判定3-0] ※29-28×3
×川名 TENCHO 雄生(北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)70.65kg

▼第7試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇雅 駿介(CAVE)61.65kg
[判定3-0] ※19-18×3
×内山拓真(ボンサイ柔術)61.70kg

▼第6試合 DEEP ライト級 5分2R
〇泉 武志(FIGHTER'S FLOW)70.75kg
[判定3-0] ※20-18×3
×井上竜旗(AACC)70.65kg

▼第4試合 DEEP ライト級 5分2R
〇岩倉優輝(NICE BAD GYM)70.50kg
[2R 4分08秒 TKO] ※左フック
×森 俊樹(MYD)70.80kg

▼第3試合 DEEP フライ級 5分2R
〇濱口奏琉(パラエストラ和泉)57.20kg
[判定3-0] ※20-18×3
×武利侑都(KRAZY BEE)57.05kg

▼第2試合 DEEP バンタム級 5分2R
×清太郎(K-clann)61.15kg
[2R 1分27秒 リアネイキドチョーク]
〇諏訪部哲平(IGGY HAND’S GYM)61.10kg

▼第1試合 DEEP フライ級 5分2R
〇亀田一鶴(和術慧舟會 HEARTS)57.00kg
[1R 0分42秒 TKO]
×浅井優一(MYD)56.80kg

▼アマチュアファイト
DEEP JEWELS ストロー級 3分2R
×須田美咲(リバーサルジム立川 ALPHA)51.90kg
[判定1-2]
〇横瀬美久(BELVA)51.10kg

 3月25日にニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUND』の試合結果。メインイベントは野村駿太が川名 TENCHO 雄生に判定勝ちしています。第5試合で予定されていた島袋チカラ vs. RYOGAはRYOGAが減量中に病院搬送され中止になっています。


▼第8試合 DEEP バンタム級 5分3R
〇DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)61.70kg
[判定3-0] ※29-27×2, 29-28
×鹿志村仁之介(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)61.10kg

▼第7試合 DEEP フライ級 5分3R
〇駒杵嵩大(fightbase 都立大)57.00kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×風我(フリー)57.00kg

▼第6試合 DEEP JEWELS アトム級 5分2R
〇須田萌里(SCORPION GYM)47.75kg
[2R 0分53秒 リアネイキドチョーク]
×桐生祐子(FourRhombus)48.10kg

▼第5試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇木下尚祐(和術慧舟會 GODS)61.75kg→再計量61.70kgでパス
[判定3-0] ※20-18×3
×朝比奈龍希(トラフォース赤坂)61.65kg

▼第4試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇窪田泰斗(FourRhombus)61.15kg
[判定2-1] ※19-17×2, 18-18マスト海飛
×海飛(和術慧舟會 HEARTS)62.30kg→15時30分までの再計量62.2kg
※500g超過で-2Pからスタート。海飛勝利の場合はノーコンテスト

▼第3試合 DEEP 55kg以下 5分2R
〇マサト・ナカムラ(レンジャージム)57.95kg
[1R 1分45秒 リアネイキドチョーク]
×高柳京之介(K-clann)57.90kg

▼第2試合 DEEP ライト級 5分2R
〇倉本大悟(トラフォース赤坂)70.75kg
[判定3-0] ※19-19マスト倉本×2, 20-18
×前田啓伍(Tristar Gym)70.15kg

▼第1試合 DEEP バンタム級 5分2R
×岩見 凌(KIBA マーシャルアーツ)61.50kg
[2R 0分49秒 リアネイキドチョーク]
〇山口コウタ(パラエストラ八王子)61.65kg

▼DEEP ウェルター級 3分2R アマチュア特別ルール
〇YUGO(BreakingDown)77.50kg
[1R 2分38秒 TKO] ※パウンド
×TAKASHI・鈴木貴士(K-Clann)74.55kg

 同じくニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 2ND ROUND』の試合結果。メインイベントはDJ.taikiが鹿志村仁之介に判定勝ちしています。続きを読む・・・
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DEEP Deep Tokyo Impact2023#01 J-CAGE Report ブログ 内山拓真 雅駿介

【DEEP TOKYO IMPACT2023#01】2度ダウンを奪い初回をビッグラウンドとした雅駿介が、内山に判定勝ち

【写真】相手の得意なところでの耐久力の差、雅の快勝といえる(C)MATSUNAO KOKUBO

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
Def.3-0:19-18.19-18.19-18
内山拓真(日本)

開始直後にシングルレッグを狙った内山。切った雅が左をヒットさせ、内山の組みにクリンチの展開に。ムエタイ流に転がし、そのままトップを取った雅に対し、内山は左ワキを差す。離れて立った雅が右を伸ばし、内山の左に左を合わせる。頭が揺れて崩れた内山は、必死にクローズドガードを取るがパウンドの追撃を被弾する。

内山はハイガードから頭を引き寄せる。起き上がった雅がロー、レッスルアップからのシングルに反応して離れた。直後に右を当て、ダウンを奪った雅は足を取りに来て立ち上がった内山を首相撲に捕らえてヒザをボディに突き刺す。ケージに押し込んだ状態から離れた雅は、組んで引き込んだ内山には付き合わない。レフェリーが内山を立たせると、組んでボディロックテイクダウンを決めた雅はパウンド、スタンドに戻ってパンチを纏め一方的にリードした。

最終回、雅はワンツー、左をヒット。内山も右を返し、左ハイから引き込むように下になる。雅は右ローを入れ、足首を取って右のパウンドを落とす。密着せずにパンチを入れる雅は、シングルから立った内山に対し、右アッパー&左フックを狙う。内山はシングルでケージに押し込み、振ってテイクダウン&バック狙いか。

雅も逆に左足を取り、内山が離れる。直後にクリンチの展開となり、内山がダブルレッグで尻餅をつかせる。右足を束ねた状態からバックを伺う内山、雅は半身で耐えケージを背負う。キムラクラッチを支点に雅を崩し、反転させてバックに回った内山だが、立った雅が胸を合わせてヒジを入れる。ヒザから右、左ハイを狙った雅は最後にバックに回って時間に。初回をビッグラウンドとした雅が、判定勝ちした。


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【DEEP TOKYO IMPACT2023#01】川名雄生と戦う、野村駿太「行けるという気持ちだけです」

【写真】気落ちを高めるということでなく、確かな自信が感じられた(C)MMAPLANET

25日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2023 1stで、川名TENCHO雄生と戦う野村駿太。

伝統派空手からMMAへ転向し、昨年はDEEPで2勝を手にした。キャリア4勝1敗、6戦目でキャリア30戦越えの川名と試合に臨む──MMAファイター野村の心境を尋ねた。


――今週末、試合が迫ってきました。今の調子はいかがですか。

「昨日で体を動かすのは終えて、今日から体重調整に入ります(※取材は22日に行われた)」

──伝統派空手の大会は無差別というイメージなのですが、空手時代に減量の経験はあったのでしょうか。

「体重別の大会もありましたけど、基本は体重制ではないので空手時代に減量の経験は殆どなかったです。体重別の時も1、2キロをスッと落として出るみたいな感じで。階級を合わせるために落とす程度、減量をして体格差のアドバンテージを考えるというレスリングやMMAのような考え方は空手ではなかったです。当日計量ですし、なかには凄く落とす人もいましたが、結果が伴っているようには見えなかったですね」

──ではMMAに転じて、減量に戸惑うことはなかったですか。

「デビュー戦の頃は知識もないなかで、77キロから落としていました。ただ真似ただけで『落ちるだろう』って感じで。あとは気合で落として、脱水症状みたいになっていました(苦笑)。計量を終えて水を飲んでも、全部汗で出てしまうような感じで『これは良くない』と思いました。あれから色々な人にアドバイスを貰ったり、自分で研究をして自分に合った減量ができるようになっています。

今は普段の体重も増えて、10キロぐらい落としていますね。でも胃が強いのか、リカバリーでも普通に食事ができますし、減量は自分に優位になっていると思います。試合までの期間でこのタイミングでは〇キロにして、この時期にはこういうモノを食べようという風に機械的で落とせています。苦じゃないとは言えないですけど、恐れはなくなりました。もうここまで来たら、水抜きを頑張るだけです」

──昨年はDEEPで戦うようになり、泉武志戦と小金翔戦で勝利しました。しっかりと経験が積め、結果も残せたかと。

「レスラーの泉選手、リーチのあるオールラウンダーの小金選手。練習をしていて『こういう選手と戦ったどうなるんだろう?』と思っているタイプの選手と、良いタイミングで戦わせてもらえました。MMAって年間で3試合か4試合までしか戦えないので、不安な部分も多かったですけど、あの2試合で通用するところがあって自信になりましたし、課題も見つけることができました。小金選手との試合は1Rで倒せないといけなかったし、泉選手との試合はレスリングを気に過ぎて……気持ちが出ていなかったです。だからこそ結果を出せて上で戦うにはもっと努力が必要だと思えたので、そこも良かったです」

──では川名選手の印象を教えてください。

「修斗のチャンピオンで、RIZINでもジムの先輩の武田(光司)さんと戦っていて、実績も経験もある選手だと思います。一発で試合を決めることもできるので、そこはチョット気を付けたいです。ただ、今の自分の練習でできていることを出せば、しっかりと倒せるという自信があります。それだけの選手と練習していますし、行けるという気持ちだけです」

──ここで勝つと、タイトルも見えてくるかと思います。

「5月に大原選手と上迫選手のタイトルマッチがあるので、タイミングが合えばベルトを狙いたいです」

──先ほど名前が出た武田選手が、RIZINに参戦中です。同じ階級の先輩がいることは、何か進路に関係してきますか。

「武田さんはRIZINで戦っていますが、自分はRoad to UFCに挑戦したいという気持ちがあります」

──なるほどぉ。そうだったのですね。実はRIZINに話を振ろうと思ったのは、宇佐美正パトリック選手が活躍しており、そこへ誘導しようとしていました(笑)。

「アハハハ。パトリック選手には負けていますし、あの大きな舞台で良い勝ち方ができている選手なので刺激になります。周囲もパトリック選手の試合があると、そこに触れてきますし(笑)。それこそ自分が『もっと』と思える気持ちの一つが、パトリック選手の活躍でもあります」

──パトリック選手と戦った時とは、野村選手は違うファイターになったかと。

「あの時は空手家で、今はMMAファイターの野村駿太になれたと思っています。空手家の野村駿太が、ボクサーのパトリック選手と戦った試合でした。もし次に戦うことがあれば、MMAファイター同士として戦いたいです」

──押忍。では最後に川名選手との試合に向けて意気込みのほどをお願いします。

「実績も名前もある選手なので、ここでしっかりと勝って上で戦えるようにします」

■視聴方法(予定)
3月25日(土)
午前11時40分~DEEP チャンネル-YouTube

■ 対戦カード

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生(日本)
野村駿太(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
内山拓真(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
井上竜旗(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
RYOGA(日本)

<ライト級/5分2R>
岩倉優輝(日本)
森俊樹(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
武利侑都(日本)

<バンタム級/5分2R>
清太郎(日本)
諏訪部哲平(日本)

<フライ級/5分2R>
亀田一鶴(日本)
浅井優一(日本)

DEEP TOKYO IMPACT2023#02

■視聴方法(予定)
3月25日(土)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube

■ 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
鹿志村仁之助(日本)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
風我(日本)

<女子アトム級/5分2R>
須田萌里(日本)
桐生祐子(日本)

<バンタム級/5分2R>
木下尚祐(日本)
朝比奈龍希(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
海飛(日本)

<55キロ契約/5分2R>
マサトナカムラ(日本)
高柳京之介(日本)

<ライト級/5分2R>
倉本大悟(日本)
前田啓伍(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
山口コウタ(日本)

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DEEP DEEP Tokyo Impact Deep Tokyo Impact2023#02 DJ.taiki MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC   ジアニ・グリッポ 海外 雅駿介 鹿志村仁之介

【DEEP TOKYO IMPACT2023#02】DJ.taiki戦前、鹿志村仁之介のNY生活「極めの強さを高める練習を」

【写真】極めの強さを見せるには、そこまでのMMAが必要だ。どう成長しているのか、DJが相手ということで良くも悪くも丸裸にされる(C)MMAPLANET

25日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2023 2ndで、DJ.taikiと対戦する鹿志村仁之介。

キャリア8戦目で、43戦目となるDJと戦うこととなった鹿志村は、この試合の前に2度目のNY海外修行を敢行した。そして、とある柔術家との出会で柔術再開眼──鹿志村のNYでの練習と、DJ戦への自信のほどを語ってもらった。


――2度目のNYでの練習から帰国しました。今回は、どれぐらい向うに滞在していたのでしょうか。

「年末の前からなんで、2カ月……いや3カ月弱ですね」

──練習場所は?

「セラ・ロンゴ・ファイトチームが所属なので、MMAの練習はロンゴ&ワイドマンMMAでやっていました。あと10thPlanet NYCでグラップリング、打撃はネスター・マルテのアルティメットジムNYCですね。打撃は週に2回、クラスに1度参加して、プライベートを1度受けていました。それとNJのカーニチェラMMA、あそこもメッチャ良いジムですね、レスリングが強くて」

──なるほどぉ、誰かさんの練習マップと同じ練習先ですねぇ(笑)。

「アハハハ。全部一緒ですね」

──そして気になるのは10thPlanetです。

「ジアニ・グリッポ選手っていうIBJJF系でも凄く有名な選手のクラスに出ていたら、『プロ練においでよ』といって貰えて、朝のプロ練にも通うようになりました。木曜日以外、月、火、水、金の朝10時からの練習ですね」

──MGから10thPlanetへ。ジアニはどのような柔術をしているのでしょうか。

「めっちゃ、面白いですよ。今、足関節メインの人が多いけど、そっち系じゃなくて。僕、結構MMAグラップリングが得意だから、MMAグラップリングをしにいくんですけど。ジアニはMMAグラップリングも上手というか……」

──モダンの印象が強いです。

「それはメッチャ、上手いです。普通のモダン柔術は絶対的に上手いです。けど、極めが強いんですよ。それがジアニの強味だと思います。バギーチョークからの創りとか、超上手いし」

──そこで鹿志村選手が身につけられるモノは?

「完全に極め力ですね。極めの強さを高める練習をやってきました。前回の試合(※11月12日の雅駿介戦)で、ちょっとバックから1度逃がしているんで。アレではダメで。グラップリングを疎かにしていたと気付きました。それもあってグラップリングの基礎を思い出すかのように、毎日のようにグラップリングをしていました。

米国はMMAファイターでも、極めへの防御力が高いです。MMAファイター皆が知っていて、ちゃんとできます。そういうなかで、僕は極めを磨かないとといけないのでジアニの下に通っていました」

──では打撃の方は? 今時珍しいほど、グラップリングに寄っているスタイルであったことは否めないですが、NYでそちらの方も磨いてきましたか。鹿志村選手は今、スタイル的にあグラップリングが得意なMMAファイターなのか。それともMMAも戦うグラップラーなのか。

「あぁ……まだグラップラーかもしれないです。でもMMAをやれと言われると、MMAをやる自信はあります。ただし、今回はグラップリングを磨いてきました。柔術の試合にも出てみたいし、道着有りもちゃんとやりたいと思うようになりました。また寝技にハマっちゃった感じです」

──その気持ちは、ジアニと練習して芽生えた?

「ハイ、ジアニの強さに驚いて。そういう気持ちになりました」

──そんなグラップリング再開眼を経て、DJ戦。キャリアを通じて、最も経験豊かな選手と戦うことになります。

「そこは意識していないです。ただスパーリングをするような気持ちで、試合をしようと思っています。そのぐらいリラックスして、スパーリングすれば勝てる。それだけ練習してきたという自信はあります。

あまり相手がどうかとか、戦績も全然気にしないです。そこは気にしない、見ないようにしているほうが自分は戦えるので。見たら、意識してしまいます。柔術でも初めての時は勝って、それから意識するようになると勝てなくなった相手とかいて……。相手の動きはチョロッと見ましたが、細かく対策することはないです」

──ここで勝つと上に行けるというような意識も持たないようにしているのですか。

「それは思います。Road to UFCが頭を過っているので、ここは勝たないといけないです。ただ、この選手を越えないといけないとかっていう意識は全くないです。戦ってみないと、本当に強いか分からないし。だから、最初から自分より相手を上位に置いてしまうと、そういう風に見てしまう。だから『同じぐらい』、『やってみないと分からないっしょ』という気持ちでいる方が、試合中も有利に働くと思っています」

──なるほど。ではスパーリングをすれば勝てるという点ですが、どういう部分で成長できていると感じていますか。そして、試合では何を見せたいでしょうか。

「極め力は確実に上がっています。MMAをちゃんとしてきた……相手が打撃できた時の僕のリアクション、位置取りもですね。これまで日本にいてサイドの動きとかなかったです。でも、サイドステップとか米国の新しいMMAを見て、ちゃんと勉強して。MMAが好きになりました。

『あぁ、コイツ。MMAが好きになっているな』と思ってもらえる動きをすると思うので、全体的に見てほしいです。そのなかでも『コイツは極めが強いな』と思ってもらえる試合をします」

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Black Combat CORO DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS40 DEEP Tokyo Impact DEEP112 DJ.taiki MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Road to UFC UFC VTJ ボクシング ライカ 修斗 内山拓真 宇佐美正パトリック 小金翔 川名TENCHO雄生 桐生祐子 石塚雄馬 野村駿太 雅駿介 須田萌里 風我 駒杵嵩大 鹿志村仁之介

【DEEP Tokyo Impact2023#01&#02】野村駿太、鹿志村仁之介が昼夜のメインで川名とDJ.taiki越えに挑む

【写真】スタイルも恐らくは性格も相当に違うであろう野村と鹿志村。キャリア6戦目と8戦目──なるかJ-MMA界の新陳代謝 (C)ONE

7日(火)にDEEPより3月25日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2023#01&#02の対戦カードが発表されている。

今月4日にBlack Combatとの対抗戦、11日の後楽園ホール大会=DEEP112、そして18日に新宿FACEでDEEP JEWELS40が開かれるDEEPにあって、各階級トップ下の潰し合いが繰り広げられるTokyo Impact大会第1&第2弾のカードはメインで、ストライカーとグラップラーの新鋭がベテランに挑むマッチアップが用意された。


まず昼の部となる正午開始の1st round=#01は野村駿太が川名TENCHO雄生に挑むライト級マッチが決まった。帝京大空手部出身、全日本空手道選手権で5位の実績を持つ野村は、2021年9月にグラチャンでプロデビューし、VTJからグラチャン、そしてDEEPで戦績を積み、現在4勝1敗の戦績を残す。唯一の敗北はキャリア2戦目にVJTで宇佐美正パトリックに喫した判定負けだ。

伝統空手特有の距離からの踏み込みだけでなく、近距離でボクシング、さらにレスリングと総合力を高める野村は、昨年12月には小金翔太を『打』で圧倒し、元修斗世界王者との対戦する権利を得た。

一方の川名は2020年9月のRIZINでの武田光司戦より、悪夢の4連敗を経験。特にDEEP初陣となった石塚雄馬のKO負けは、進退を考えるべき敗北となっていた。その川名は昨年11月の高橋Bancho良明戦で涙の復活勝利を挙げ、新鋭の挑戦を受けることとなった。

午後5時半スタートの2nd round=#02のヘッドライナーは鹿志村仁之介が抜擢され、DJ.taikiと対戦するバンタム級戦となった。

Road to UFCの緊急チャレンジからDEEPに戦場を移し、階級を下げた鹿志村は初戦で雅駿介をRNCで下し、元バンタム級王者越えを狙うマッチアップを手にした。NY修行中、現地に関して「向うの選手は簡単に極めることができない」と米国MMAファイターの防御能力の高さを実感していた鹿志村は、その分だけ極めの精度を上げてくることが予想される。

とはいえDJに対して、打撃が見えていないと組みの展開に持ち込むことは簡単ではない。殴られても組むというスタイルから殴られずに組むことが不可欠になってくる。DJとしてもCOROとの暫定王座決定戦で敗れからの再起戦で、5勝2敗の21歳に遅れを取ると再浮上は難しくなる。ばかりか総合力で力の差を見せつけることが、欠かせない。

いずれにせよ、野村と鹿志村ともここを越えるとタイトル戦も見えてくる。そしてタイトル戦線がより活発化する起爆剤となり、ナンバーシリーズにつながる対戦といえる。修得すべき技術が多いMMAではファイターとしてのピークはやや高くなる。とはいえ、常に新しい力は生まれてくる。キャリア10戦に満たない選手が、一度は頂点を究めたファイターと対戦が無謀に感じられなくなってきたJ-MMA界だ。

この他、#01では雅駿介✖内山拓真、泉武士✖井上竜旗戦、#02では駒杵嵩大✖風我のフライ級サバイバル戦が改めて組まれ、女子ではアトム級で須田萌里と桐生祐子の再浮上へ世代を越えた連敗は許されない者同士の試合が決まっている。

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CORO DEEP DEEP110 MMA MMAPLANET o   中村大介 五明宏人 北岡悟 古瀬美月 大島沙緒里 川名TENCHO雄生 江藤公洋 石司晃一 神田コウヤ 赤沢幸典 酒井リョウ 雅駿介 鹿志村仁之介

【DEEP110】計量終了 3階級のタイトル戦。北岡✖江藤、中村✖神田、雅✖鹿志村。後楽園・濃縮大会

【写真】最重量の赤沢は最計量の古瀬の2.78倍の122キロだった(C)DEEP

明日12日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP110 IMPACTの計量が、中野区の中野サンプラザで行われた。

CORO✖石司晃一の暫定バンタム級、酒井リョウ✖赤沢幸典の暫定メガトン級王座決定戦、女子ミクロ級選手権試合=
大島沙緒里✖古瀬美月という3つのタイトル戦に加え、3年11カ月振りの勝利となるか──北岡悟✖江藤公洋のライト級戦、中村大介✖神田コウヤのタイトル挑戦仕切り直し決戦となるフェザー級マッチなど3回戦。

そして2回戦でもストイックなムエタイ三冠王とチャラい極め専門──雅駿介✖鹿志村仁之介など、後楽園ホール大会らしくコンパクトかつ注目カードが並んだ同大会の計量結果は以下の通りだ。


■視聴方法(予定)
11月12日(土)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP110計量結果

<DEEP暫定バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] CORO:60.95キロ
[挑戦者] 石司晃一:61.05キロ

<DEEP暫定メガトン級王座決定戦/5分3R>
酒井リョウ:107.45キロ
赤沢幸典:122.2キロ

<DEEP女子ミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]大島沙緒里:44.0キロ
[挑戦者]古瀬美月:43.95キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.65キロ
江藤公洋:70.65キロ

<フェザー級/5分3R>
中村大介:66.2キロ
神田コウヤ:66.0キロ

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生:70.7キロ
高橋“Bancho”良明:70.2キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.65キロ
鹿志村仁之助:60.85キロ

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI:66.05キロ
五明宏人:66.2キロ

<バンタム級/5分2R>
KENTA:61.55キロ
朝比奈龍希:61.4キロ

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【DEEP110】不器用な苦労人、好漢CORO。石司晃一を相手に初防衛戦「昔、週2~3で練習していました」

【写真】不器用な選手が要領が良くなるのではなく、手順を覚えると強くなる(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP110で、COROが石司晃一を挑戦者に迎えてDEEPバンタム級暫定王座の初防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

2011年のプロデビューから11年、今年5月にDJ.taikiを下してベルトを巻いたCOROだが、その11年は決して平坦なものではなかった。勝っては負け、勝っては負け――さらに2017年までは連敗も繰り返してきた。しかし現在所属するK-Clannの横田一則代表との出会いから、遂に王座を掴んだCORO。その11年の苦労と、対戦相手である石司との意外なエピソードを語ってくれた。


――今年5月にDEEPバンタム級暫定王者となって半年が経ちました。まずベルトを巻いた感想はいかがですか。

「十何年やってきて、やっとベルトを獲れたので嬉しいですよね」

――現在の日本MMAを見渡しても、屈指の苦労人かと思います。修斗では新井丈選手が9連敗から王者にまで昇りつめて注目を集めました。CORO選手も、何度も勝利から連敗を繰り返した末の王座奪取です。

「メチャクチャ苦しい時期もありました。でもMMAが好きだから続けてきたので。そうですね……キツかった、としか言いようがなくて(苦笑)」

――どの時期が一番キツかったのでしょうか。

「パンクラスで3連勝したあと、瀧澤謙太選手と上田将勝選手、それとハワイの試合(エドワード・トムズ戦)で3連敗したんですよ。次の試合で神田T-800周一選手に勝ったあと、また連敗しました。その時期が一番キツかったです」

――2015年から2017年にかけてのことですね。

「いま思うと、無駄に試合をしすぎたなって思います。とにかく早く上に行きたくて、どんなオファーでも受けていました。スクランブル発進でも。それが良くなかったです。ちゃんと技術が追いついていないのに、試合だけしていて。それで連敗を重ねてしまったので」

――たとえば2015年は10月4日に瀧澤戦、11月1日に上田戦があり、その月末……11月28日にハワイで試合をしています。特に瀧澤戦はKO負けしているだけに、競技面でも以降は行うべき試合はなかったように感じます。

「アハハハ、そうですよね(苦笑)。どれも怪我があるのに直前のオファーを受けて、メチャクチャだったと思います。マネージメントも自分でやっていて、オファーが来たらすぐ、やりますと」

――この時に、自分のキャリアに対して限界を感じることはなかったのでしょうか。

「格闘技が好きだったので、辞めようとは思わなかったです。会場へ観に来てくれる人は、だいぶ減りましたけど(笑)。でも練習は好きだし、練習していたら試合したくなって。観に来る人がゼロになっても、好きだから続けようっていう感じでした」

――会場へ観に来てくれる人が減ったというのは、どれくらい減ったのですか。

「プロデビュー当時と比べたら、半分ぐらいに減りました」

――残り半分の方も、それだけ試合をして怪我もあり、さらに連敗していると心配していませんでしたか。

「はい、つまらなくても良いから勝ってくれと(笑)」

――アハハハ、応援してくれる方も勝っている姿を見たいですよね。試合内容でいえば、当時は何が課題だったと思いますか。

「試合中は自分を客観的に見ることができていなかったのかな、と思います。いつも焦って試合をしていて。自分が得意なところも分かっていなかったし、そこが重要でした。今は試合中に焦ることはないので。昔から練習では自信があったんですよ」

――練習でやっている内容を試合で出すことができない。それは致しかたないことですが、程度にもよるかと。

「やっぱり試合は怖いし、焦って自分から行ってしまう。見合う時間が嫌に感じて、バーッと前に出てしまう。そういうところを克服できたのは、横田(一則K-Clann代表)さんと出会ってからですね。

6~7年前……2017年の藤井伸樹戦(判定負け)あたりですね。当時は出会ったばかりで、まだ結果は出ていなかったんですけど、DEEPに出始めてから少しずつ結果が出て来るようになりました」

――そうですね。2107年12月からDEEPに参戦して2連敗、次に2引き分けから2連勝となりました。

「横田さんと話し合って、ちゃんと勝ち星を重ねて上に行けるように、練ってもらいました。そこから実戦を考えた練習ができるようになったんですよ。もともと和術慧舟會TLIVEで練習していて、当時は牛久(牛久絢太郎)とガチスパーばかりやっていて。そこからMe,Weで“横田練”が始まり、いろんなタイプの選手と練習することで視野も広がりました。その成果が出始めたのは、DEEPで連勝するようになった頃だと思います」

――ということは、2019年10月の清水俊一戦(判定勝ち)からでしょうか。

「そうです。実は白川“Dark”陸斗戦(2018年8月にドロー)のあと、首のヘルニアで練習できなくなって。そこで、ただガムシャラにやっているだけではダメだなって、いろいろ考えるようになりました。それと当時、自分で仕事を始めたんですよ。おかげで以前のようにガッと格闘技に集中しているだけじゃなく、気持ちにも余裕が持てたのが大きかったです」

――2018~2019年といえば、1988年生まれのCORO選手にとっては30歳を超えたあたりですね。格闘技を続けていくにしても、30歳を超えたところで生活面を考えたのですか。

「メチャクチャ考えました。それまでバイトしながら格闘技を続けていて、どうしようって焦りもありましたし。だから早く勝って上に行きたい――そう思って、どんな試合でも受けていたんだと思います」

――……。

「あとはヘルニアになって、格闘技を続けることもできないんじゃないかと思ったんですよね。すると、どうやって生きていくのか。そのために自分で開業して。そうしているとヘルニアも良くなってきたので、また試合に出ようと」

――それだけ好きで続けてきた格闘技です。ヘルニアを発症し、格闘技を続けられないのでは……と思った時の心境はいかがでしたか。

「いや、もうヘルニアが痛すぎて、格闘技のことは考えられなかったです(笑)」

――アハハハ! それはそうですよね。

「とにかく痛くて。早く治ってくれ、としか考えられませんでした。それで1年ぐらい練習していなくて、清水戦の直前から少しずつ体を動かし始めた状態でしたね。ただ、少し焦りはありましたけど、もう他と比べても仕方ないし、自分ができることをやろうと」

――なるほど。そうして復帰したなか、2021年6月には今回ベルトを賭けて戦う石司選手に判定負けを喫しています。

「昔、石司選手と一緒に練習していたことがあるんですよ。週2~3ぐらいのペースで」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
11月12日(日)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP110対戦カード

<DEEPバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] CORO(日本)
[挑戦者] 石司晃一(日本)

<DEEP暫定メガトン級王座決定戦/5分3R>
酒井リョウ(日本)
赤沢幸典(日本)

<DEEP女子ミクロ級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
古瀬美月(韓国)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
江藤公洋(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
神田コウヤ(日本)

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生(日本)
高橋“Bancho”良明(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
鹿志村仁之助(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
五明宏人(日本)

<バンタム級/5分2R>
KENTA(日本)
朝比奈龍希(日本)

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DEEP MMA MMAPLANET NEXUS29 o ONE RIZIN UFC   山本空良 横山武司 雅駿介 鹿志村仁之介

【NEXUS29】山本空良を下し新フェザー級王者に。横山武司「柔術の方が楽しい」& 「MMAはパート」

【写真】インタビュー中に頭のカットの応急処置が必要となり。なんだか可愛らしい姿で控室に戻ってきた横山(C)MMAPLANET

7日(月)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたNEXUS29のメインで山本空良に競り勝ち横山武司がフェザーのベルトを巻いた。

試合後も大量ではないが、流血は続いていた。リングドクターによると、2Rにもっと出血量が多いと試合は止められていただろう──とのこと。つまり、延長があるとその点においても危なかったことになる

現役柔術家だけでなく、父と兄と一緒に柔術アカデミーを営む横山は勝利者インタビューで今後の進路についてアピールをすることはなかった。

格闘家としての目標を「柔術ジムの繁栄、柔術業界の繁栄」とベルトを手にしてなお言い切った横山。試合後、頭の傷の応急手当を受けたNEXUSフェザー級チャンピオンが語ったこととは……。


──ドローだと延長ラウンドがあるのが、ネクサスです。2R終了時点で、ポイントはどのようになっていると考えていましたか。

「全然、分かんなかったです。僕、MMAでは取れないと負けて良いやっていう気持ちでやっているんで。あのまま延長って言われたら、僕はあんまり動けないから負けるだろうなぁみたいな──結構、緩い気持ちでやっています」

──19-19はあり得ると思いました。延長がないとどちらかにつけないといけないのでしょうが。

「そうですね。なんか、どうやったらポイントがつくのとかちゃんと考えてMMAをやっていないので。『ドローって言われたら、俺、どうしよう?』ぐらいでしたね」

──初回にヒジから流血があった。あれがダメージと取られるのかどうか。

「ぜっんぜん、痛くないですよ。血が出たのかって思ったぐらいで」

──なるほど。2Rは組みの展開で試合を優勢に進めました。そこはやはり自信を持って戦うことができていましたか。

「相手が足関に来てくれたから、そこはやられる気がしていなくて。『あぁ、良かった。寝技の攻防をやってくれるんだ』って。離れられて打撃の方が嫌だったので。もう、疲れちゃったスね(笑)。道着がないと疲れちゃうッスね」

──では、逆に横山選手が足関節を取り切れなかった初回の攻防についてはどのように思われていますか。

「あぁ、アレは思ったより相手のディフェンスが上手かったスね。ただ……腕十字にしても、道着がないと僕も寝技の精度がめっちゃ落ちるなと思いました。今後もMMAは負けない限りは続けようとかなと思うので、もうちょっとグラップリング用の寝技もモノにできないかなって感じました」

──寝技の展開で、あれだけスムーズにパンチが出せてポジショニング奪取と融合できているのは、そこを頭において組み技の練習を積んできたということでしょうか。

「う~ん、あんまりMMAをしっかりと想定した練習はしていないので。もしMMAを続けるのであれば、もう少しMMAの練習をしないといけないですね。でも長くは続けないMMAの練習をそんなにしても勿体ないので。自分の人生に上手く生かせるように、格闘技とは付き合っていこうと思います」

──そこですっ!! 今、RIZIN以外のプロモーションではタイトルを獲った選手が『〇〇〇で戦いたい』と宣言するのが、J-MMAの慣わしになっています。それがなかった横山選手は新鮮でした。

「いやぁ、全くないですね。MMAは何となく友達が喜ぶからやっているけど、やっぱりパートタイムでやっていることなので」

──とはいえRIZINで活躍している山本空良選手を下して、ベルトを巻いたわけですし。声が掛かることがあるかと思われますが。

「まぁRIZINは1回、2回は出ようかと思います。MMAを始めた時から、友達のためとチヤホヤされたくてやっただけなので。UFCとかONEは全く目指していなくて、地元の友達とかはRIZINに出るのを一番喜ぶので……負けたら辞めようとは思っていたけど、勝ったら必然と声が掛かると思うから。まぁ1回か2回、負けるまではお金も貰えるし、続けようかなってぐらいだけど。うん、柔術の方が楽しいです」

──では柔術も含め、格闘家として横山選手の目指すところは。

「柔術ジムの繁栄、柔術業界の繁栄ですね」

──……(苦笑)。では競技者としてムンジアルやADCCで勝つということではなくて?

「ムンジアル、アブダビはもの凄く出たいです。だから、もの凄く頑張らないといけないと思っていますけど、MMAに出ながらデキるもんじゃないんで。取りあえずMMAで勝っている以上は、国内で回りのためにも頑張る方が利口なのかなって思います。お金も貰えますし」

──ムンジアルに出ようと思えばポイントを稼ぐために、遠征資金も必要になってきますしね。

「そうッスね。RIZINとかで戦えば、国内で柔術をやるよりもお金になるんで。金もらってから、どうしようかなって。取りあえず負けるまではMMAを続けないといけないのかなって思っています」

──ところで12日のDEEPで盟友の鹿志村仁之介選手がバンタム級初陣で雅駿介選手と対戦します。

「あぁ、まぁこんな感じで一緒にチャラくMMAをやっていますけど、次は鹿志村君──絶対に勝ちますよ」

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DEEP DEEP OSASKA IMPACT2022 2nd MMA MMAPLANET o 中本龍平 八尋大輝 雅駿介

【DEEP OSASKA IMPACT2022 2nd】豪快パンチは不発も中本が八尋に組み勝ち、スプリットで判定勝利


【写真】八尋の猛攻を中本がパンチではなく組みで抑えていった(C)SHOJIRO KAMEIKE

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
八尋大輝(日本)

開始早々から八尋が左右のローで攻め立てる。足が流れる中本に対し、八尋がパンチを当てながら組みつき、中本をケージに押し込んだ。しかし右腕を差し上げながら右側に動いて離れた中本が、反対に八尋にケージを背負わせて右を当てた。離れると八尋が右ミドル。再びパンチでケージ際に追い込んだ八尋が、中本に組みつかれるも払い腰でテイクダウンを奪う。

袈裟固めで抑え込む八尋。しかし中本が立ち上がってバックに回り、リフトアップするもテイクダウンは奪えず。離れて八尋の右ミドルをキャッチした中本がグラウンドに持ち込む。フルガードの八尋にパンチとヒジを落とす中本。八尋はオープンガードから足を利かせるも、中本はトップをキープし、左ヒジを当てていく。ラウンド終了間際に両者が立ち上がり、八尋がローを見せて初回を終えた。

2R、パンチと左右のローで攻める八尋に対し、中本が左右のロングフックを見せ始めた。ケージ際に追い込まれた八尋がボディロックで組みつくも、中本が左腕を差し上げて押し返す。体勢を入れ替えた中本が、ワキを差し上げられながらドライブ。しかしテイクダウンを奪うことはできず両者が離れる。パンチの打ち合いから八尋が組みつく。しかし中本が両腕を差し込み、体勢を入れ替えた。

ボディロックからテイクダウンを奪った中本だが、ここは八尋に立ち上がられてしまう。再びパンチの応酬から、中本がボディロックから投げてグラウンドに持ち込んだ。袈裟固めで抑える八尋のバックに回った中本。反転して起き上がる八尋に対してスクランブルに持ち込むと、ここで八尋が右腕を中本の首に回してギロチンを仕掛ける。八尋は渾身の力で絞り上げるが、中本が頭を抜いてトップをキープした。

最終回、蹴りを放つ八尋の顔面に中本の右ストレートが飛ぶ。八尋は組みつくも、中本を倒すことはできない。しかし左ミドルを効かせた八尋は、左右フックを放ってくる中本の首を抱えヒザを突き刺す。さらに首相撲から右腕を差し上げ、そのままグラウンドに持ち込んだ八尋。中本はハーフガードからフルガードに戻し、足を上げていく。トップからパンチを落とす八尋に対し、中本は幾度となく三角絞めを狙う。

さらにスクランブルに持ち込んだ中本は、シングルレッグで八尋をグラウンドに引き戻した。尻もちを着いたが起き上がる八尋、中本は両足を離すことなく、リフトアップから八尋に背中を着かせる。八尋も中本の上半身を抱え込み、完全に寝かされることはなかったが、そのまま中本が八尋をケージに押し込み続け、試合終了のゴングを聞いた。

判定は割れたが、一人のジャッジがフルマークをつける中本の勝利。今年4月、雅駿介に判定負けを喫していた中本が、再起戦を勝利で飾った。

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