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【Grachan53&Brave Fight26】J-MMA界の梁山泊から原口伸&野村瞬太揃い踏み。小野島の対戦要求に対して

【写真】 オリジナルの競技をどのように進化させ、MMAを創っていくのか──非常に楽しみな原口と野村(C)Zuffa /UFC

17日(月)、2月13日(土・同)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGrachan53 とBrave Fight26の開催及び対戦カードの発表があった。

昨年6月以来のホームで開催は恒例のBrave Fightとの共催となり、全12試合の後半6試合にBrave勢が出場する。


メインイベントでは2019年フリースタイル70キロ級全日本王者の原口伸が出場。MMA3戦目でALIVE所属で柔術ベース──松場貴志と竹本啓哉臭のする大宮優と対戦する。

セミでは岸本篤史がモリシマン。セミ前に全日本空手道選手権5位の野村瞬太もプロMMA3戦目で──藤村健悟と戦うというマッチアップも見られる。伝統派空手の距離とタイミングにレスリングを融合させるスタイルの野村が、回転体MMAの申し子を相手にどのような戦いを見せるか、興味深い。

さらに高橋謙斗はフミ・グローブTVと、また硬式空手出身で2019年K-1甲子園東日本トーナメント60キロ級優勝の黒井海成が杉本静弥とプロMMA初陣を戦うことも決まった。

9月にBreakingDown、11月にBrave FightのアマMMAで試し切りを終えている黒井のプロデビュー戦、今やJ-MMA界の梁山泊と化しているBraveジムの勢いを示すことができるか──注目だ。

また昨日のプロ修斗公式戦で環太平洋バンタム級王座に就いた小野島恒太が現グラチャン・バンタム級王者の手塚基伸への対戦を表明したことに関して、グラチャンの岩﨑代表に尋ねると以下のような反応だった。

岩﨑ヒロユキ
「小野島選手は漢気のある選手ですね。ただ手塚君からすると、一度勝っている選手なのでモチベーションが上がるのかというのはあります。修斗さんやONEの選手に関して本人は以前『佐藤将光選手と戦いたい』と言ってはいました。タイミング……小野島選手と手塚君が戦うルートがあれば、多分受けると思います。RIZINなど複数と交渉中ですので、やはりタイミングですね。私もサステインの坂本代表を先輩として慕っているので、不可能ではないと思います」

なお今回のリリースではグラチャン・フライ級王者の松場貴志のGRANDフライ級王座の返上も伝えられている。

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Grachan51 MMA 林RICE陽太 林ライス陽太 藤村健悟

【GRACHAN51】藤村健悟、果敢な一本狙いも林ライスにコントロールされ判定負け

【写真】動きが多く、フィニッシュも狙う藤村は、抑えてコントールしてくる相手に苦戦が続く。林はグラチャン内でのポジションをあげる勝利となった(C) NOB YASUMURA

昨日19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパーク・アリーナでGRACHAN51&52が開催された。

そのレポート第一弾として昼の部=Grachan51のセミで組まれた林RICE陽太✖藤村健悟の一戦の模様をお届けしたい。
Text by Nob Yasumura


<ライト級/5分3R>
林ライス陽太(日本)
Def.3-0
藤村健悟(日本)

1R、オーソドックスに構える藤村は右ミドル、左ロー。サウスポーの林は左ミドルで距離を取る立ち上がりに。組みついた藤村は豪快に持ち上げてテイクダウン。そのままバックに回ってRNCを狙うが、林は立ち上がる。なおも藤村はしつこく背中に乗った状態でも組み付く。

再び立ち上がった林は藤村のバックに回りテイクダウンすると、藤村は前からアームロック、ヒザ十字を仕掛ける。

林はヒザを抜いてエスケープし、藤村は再び腕をキャッチしてアームロックを狙う。そのままグラウンドに持ち込むと、足に狙いを定め、トーホールドを仕掛ける。スクランブルを狙った林を藤村が力でコントロールし1Rが終了した。
2R開始と同時に、林は飛び蹴り。そのまま藤村に組みつくと、グラウンドの展開へ。お互いに回転しながらバックの取り合いとなり、最終的に林が制してRNCを仕掛ける。寝技で藤村は防御に徹する展開となった。終盤、何とか脱出した藤村が上からパウンド連打で追い込んだところで試合終了。林が判定勝ちした。

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Grachan51 Grachan52 MMA RIZIN VTJ ルクク・ダリ 伊藤空也 修斗 原口伸 大搗汰晟 小島勝志 岩﨑ヒロユキ 崎山勲 手塚基伸 植田豊 藤村健悟 長野将大 高須将大

【GRACHAN51&52】岩﨑ヒロユキ代表に訊く─02─「選手派遣は第三者機関のみ。団体間は辞めます」

【写真】51大会のメインで小島と対戦する──人見知り──崎山勲に注目!!(C)MMAPLANET

19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナでGRACHAN51&52が開催される。2021年のグラチャン最終興行=2部制大会を前にGRACHAN放送局が立ち上げた岩﨑ヒロユキ代表インタビュアー後編。

51&52大会、伊藤空也✖手塚基伸のバンタム級選手権試合を始め、注目カードと2022年の動向を代表自らが話してくれた。

<岩﨑ヒロユキ・インタビューPart.01はコチラから>


──伊藤選手に手塚選手が挑戦するというのも、グラチャンの歴史が繋がる形で良いタイトルマッチですね。

「修斗の坂本さんもグラチャンとなら、タイミングが合った時に修斗もオファーを出したいと言ってくれています。だから、色々な意味で一度修正をするということもあって8月の大阪大会からグラチャンで試合をすることになりました。

手塚を送り出すための試合でもありますし、伊藤空也ともどもRIZINに出たいなら勝負です。大阪大会ならワンチャンあるかもしれないし、それでも肩書がないと厳しいというのもあります。手塚も自分のジムを創って、格闘技に対する取り組み方も変わりましたしね。楽しみです」

──ファン目線の岩﨑さんに尋ねます。どちらが有利と見ていますか。

「持っているのは伊藤空也だと思っています。勢い、運、流れが。ただし、細かい技術や経験値で手塚は伊藤空也を遥かに上回っています。手塚の組みを伊藤空也が如何に突き放すか。逆に手塚はそこに持ち込めないとキツイです。無暗に色気を出して打撃に行くと、伊藤空也にやられる可能性も十分にあります」

──なるほど。では、2大会からタイトル戦以外に注目のカードを挙げて頂けますか。

「51のメインで小島勝志と戦う崎山勲という子がいます。2019年に芦田崇宏、鍵山雄介に連敗した後ケガをして、復帰戦になります。センスは凄くあります。夜中の零時や1時にジムで1人で練習しているようで」

──なぜ、そんな時間に?

「人見知りなんじゃないですか」

──アハハハ。

「いや、本当なんです。崎ちゃんとは、ずっと連絡を取ってようやく心を少し開いてくれた感じで。小島君もグラップラー相手に勝利したり、課題を克服してきたので良い試合になるのかと」

──藤村健悟✖林 RICE 陽太戦はライト級タイトルに絡んでくるファイトかと。

「ライト級はチャンピオンの山本琢也がどうするのか。フェザー級なのかライト級なのかも関係してきますが、藤村君に関しては焦らず、育てる。1年、2年後を見ています。本当の強さを身につけるために、じっくりと……と考えつつ、来年の1発目にはルクク・ダリとか強い選手を当てようかと勝手に思っています。小谷(直之)君も面白いかなって。そこもオファーのタイミングだと思います。ただ宮田(和幸)君は、藤村君に原口伸を当ててもらって良いと言ってくれています」

──おお、どれも楽しみですね。

「やはりタイトル戦線がクリアだと、分かりやすいですね。ライト級とフェザー級、山本琢也がどちらかを返上することになるかと思います。いずれにせよ、フェザー級は小島と崎山の勝った方がタイトルに近づくことは確かです。

ライトはさっきも言ったように若手の藤村、原口、植田豊君は小谷君に負けてしまったので……それとダリが正式にライト級に落としてきますし、混戦模様ですね。実力派の小谷君もいますしね」

──9月大会では原口選手以外にも野村瞬太選手もデビューし、揃って2戦目でVTJを経験しました。

「2人ともデビュー2戦目で大したものです。その一方で原口、野村に関しては宮田君とも、トータルファイターになるために時間は用意しようと話しています」

──再びVTJに出場することも?

「VJTさんは第三者機関な感じがしますし、RIZINさんも団体色が消えます。なので、この2つの大会には選手を出していきたいとは考えていますが、団体間での派遣は辞めようと思っています。それはグラチャンを強化していきたいからです。

RIZINでチャンスを頂いても、結果を残せなかった。これはグラチャンに勢いをつけられなかった俺の責任だと思っています。俺に許さがあった。グラチャンで切磋琢磨させて、力をつけて出せば結果を残せる。なら、俺のやれることもあるなって思ったんですよ」

──では2022年のグラチャンの方向性は?

「イベント開催に関しては2月13日が決まっています。5月か6月、8月は大阪、9月、12月ですかね。そこに北海道大会が1月か2月に入りそうです。今までGLADIATORさんとも色々とやってきましたが、自力でやっていく環境をどうするかが今後のグラチャンの選手のレベルアップにつながると思っています。そこは惜しみなくやっていきたいと思います。

19日の2大会、新しい顔が凄く増えました。2021年最終興行ですが、今回から新生グラチャンの色合いがついてくる大切な大会です。この選手たちが、どう勝っていくか。選手たちの人生ストーリーも映像で伝えていき、より一層グラチャンを楽しんでもらいたいです」

■Grachan52視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後4時30分~GRACHAN放送局

■Grachan51視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■ GRACHAN 52対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊藤空也(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<無差別級/5分3R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
ラデック(チェコ)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
和田健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
松本尚大(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
平田純一(日本)

<フェザー級/5分2R>
高須将大(日本)
大搗汰晟(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
御代川敏志(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田哲之(日本)
小林大介(日本)

■GRACHAN 51 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分3R>
藤村健悟(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
ヨコヤ・マクレガー(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
宮内拓海(日本)
水谷健人(日本)

<60キロ契約/5分2R>
長野将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
舘野コング(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
池田貴一(日本)

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【GRACHAN52】禅道会対決?! 伊藤空也に挑戦、手塚基伸─02─「伊藤選手は、金太郎戦で過大評価された」

【写真】伊藤への厳しい評価がトラッシュぽくなく、淡々と話しているのは自信の表れか(C)MMAPLANET

19日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGrachan52で、同バンタム級王者の伊藤空也に挑む手塚基伸のインタビュー後編。
Text Shojiro Kameike

伊藤のことを「眼中になかった」と斬って捨てた手塚。練習仲間である獅庵や金太郎と対戦経験のある伊藤に対し――いや、それがあるからこそ言える、手塚の回答ともいえる。

王者について訊くごとに辛辣な言葉が手塚の口から飛び出すなか、彼が発した、この試合に挑むモチベーションとは?

<手塚基伸インタビューPart.01はコチラから>


――手塚選手と伊藤選手の一戦は、元・禅道会対決となっています。

「元・禅道会! そうやって煽ってもらうぶんには構わないんですけどね(笑)。ただ、自分も禅道会を離れてから、もう14~15年は経っているので」

――これで喜ぶのはカットマンやラッピングマン、お寿司屋さんなどたくさんの肩書気を持つ某氏ぐらいですね(笑)。手塚選手が禅道会松本支部に所属していたのは、もうそれほど前になりますか。

「はい。僕は今34歳で、禅道会に所属していたのは19歳ぐらいまでやと思うんで」

――伊藤空也選手は禅道会の中信支部出身……つまり同じ長野県ですが、世代的にもそこで伊藤選手と絡むことはなかったですか。

「年齢も離れているので、禅道会での絡みは無いですね」

――Grachan時代も伊藤選手のことは眼中になかったということですが、今回の試合へのモチベーションは、やはりベルトへの意識が強いでしょうか。

「Grachanに復帰するとなった時、伊藤選手がベルトを持っているので、伊藤選手と試合することになるんかなとは思っていました。あとは伊藤選手がRIZINに出て金太郎と戦って、あぁ頑張ったな……それぐらいの感じです」

――伊藤空也選手は2021年6月、RIZINバンタム級トーナメント1回戦で、金太郎選手と対戦して判定負けを喫しています。手塚選手にとっては、金太郎選手は練習仲間なのですよね。

「はい、金太郎とは一緒に練習しています。RIZINで伊藤選手と試合する時も練習していました」

――そこで金太郎選手に対して、仮想・伊藤空也のような練習は……。

「ないですね。頼まれたら、そういう対策をやる時もありますけど、基本的には普通にスパーリングをやっています」

――あの時は、会場で試合を見ていたのですか。

「会場にはいましたけど、そんなに試合は見ていなかったですね。その時は獅庵君のセコンドに就いていたので」

――それでいえば獅庵選手もGrachanのバンタム級王座決定戦で伊藤選手と対戦していますね。

「そういえば、周辺には伊藤選手と対戦している仲間が多いですね。不思議な縁です(笑)」

――RIZINでの金太郎×伊藤空也戦は、当日のベストバウトと謳われました。

「あぁ、あれはね……あの試合が上出来だった、と思うだけです。あの試合を見て、果たしてレベルが高いのかって言われたら、違うのかなって。伊藤選手は、あの試合で過大評価されたと思っています。自分にとっては、良い試合したよなっていうぐらいの感じですね」

――辛辣ですね。

「そんなに散らしが上手いわけでもないし、テイクダウンが上手いわけでもないし、ディフェンスが上手いわけでもない。ボチボチの選手かなって思います。一発を持っているわけでもないですし」

――それだけ自分とは差がある、と。

「正直、ここ2戦の相手――土肥選手や竹本選手と戦って勝てるかって言ったら、たぶん勝てないんちゃうかな。金太郎が打撃の選手やから、ああいう試合になったんやと思います。伊藤選手は組みの選手と対戦したら、どうなるのか。自分も実際に組んでみないと分からないですけど、そんなにどうこう……っていうのは無いですよね」

――ご自身とは、戦っているステージが違いますか。

「はい、それは本当に違うと思いますよ。戦ってきたフィールドも違いますし、試合の場数も違うし、もう全然ちゃう」

――では手塚選手にとって、この試合へのモチベーションというのは……。

「今のモチベーションは、ベルトですよ。ベルトに挑戦できる機会なんて、そんなに多いわけじゃないし、これから何回挑戦できるか。ベルトは獲れるうちに獲りたいです」

――インタビューの冒頭にもありましたが、やはり3年前の堀戦でベルトを獲り返せなかったことが、心残りになっているのでしょうか。

「堀戦の時は、ベルトを獲れると思っていました。あの試合で勝ったら続けるし、負けたら引退しようと考えていたんですけど、結果は負けて。そのあとパーソナルジムに就職して、現役には一区切りつけようと思ったんです」

――しかし、手塚選手はケージに戻ってきました。

「堀選手と試合した時は子供が生まれていて、その時にベルトを獲りたかったけど獲れなかった。それで今回、こういうベルト挑戦のお話を頂いたので、良いなぁって思いました。ベルトは形ですから。自分の子供もそうですし、ジムの会員さんや応援してくれている人たちに、またベルトを巻いている姿を見せたいです」

■Grachan52視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後4時30分~GRACHAN放送局

■Grachan51視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■ GRACHAN 52対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊藤空也(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<無差別級/5分3R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
ラデック(チェコ)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
和田健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
松本尚大(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
平田純一(日本)

<フェザー級/5分2R>
高須将大(日本)
大搗汰晟(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
御代川敏志(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田哲之(日本)
小林大介(日本)

■GRACHAN 51 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分3R>
藤村健悟(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
ヨコヤ・マクレガー(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
宮内拓海(日本)
水谷健人(日本)

<60キロ契約/5分2R>
長野将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
舘野コング(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
池田貴一(日本)

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【GRACHAN51&52】グラチャン放送局、発進。岩﨑ヒロユキ代表に訊く─01─「選手をより知ってもらう」

【写真】他団体と歩を合わせるところは合わせ、一歩前を目指すグラチャン岩﨑ヒロユキ代表(C)MMAPLANET

19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナでGRACHAN51&52が開催される。2021年のグラチャン最終興行=2部制大会を前にGRACHAN放送局が立ち上げられた。

大会ライブ配信、アーカイブ配信は当然として、グラチャン岩﨑ヒロユキ代表が自らインタビュアーを務め選手の内面に触れ、また試合の予想も行う。サブスクリプション時代の先駆けを目指す岩﨑代表に話を訊いた。


──今回、Grachan放送局を立ち上げられました。どういう意図をもって、開局されたのでしょうか。

「オンライン・サロンっぽくもあるのですが、これまでYouTubeも含めてジェネラルの人達に発信してきたものから、サブスクっぽくファンの囲い込みが日本のMMA界でも始まって来ると思うんです。その先駆けを自分でやってしまおうと思って。コアのファンとグラチャン、出場選手の距離感を近くする。そういう場所や機会を創りたくて。その一つがこのサイトになります」

──コンテンツを見させていただいたのですが、岩﨑代表がより忙しくなりますね。

「忙しくなる……暇より良いですよね(笑)。RIZINさんのおかげで新しいファンも増えてきました。YouTubeで発信するのも一つの手です。ただ、皆さんがやっていることを俺はやりたくないっていうのがあって。月額1500円のなかで試合を視聴してもらい、選手のことをより知ってもらえる環境にしたいと考えています」

──月額1500円という金額設定は、お手頃かつ少し良い感じのランチぐらいの価格ですね。

「あまり高額にすると、やはり来てもらえなくなります。僕なりのマーケティングをし、他とのバランスをみた結果で1500円になりました」

──コロナ禍において日本のMMA大会もチケット収入に変わる手段として、PPV配信が定着しました。そして1大会で2000円から3500円、4000円という価格が一般的です。

「そうですね」

──UFC Fight Passのプレミアム会員だとPV大会を含め年間2万7000円程度、月額に換算すると2300円ほど。私の場合はFlo Grapplingが年間1万7000円で、月に換算すると1400円強になります。加えてTITE.TVの単独イベントが10ドル前後の大会、ACA.TVは月300円から400円程度だったか、BRAVE.TVはフリー。コアファンの定義が、MMA全般を視聴するのか、あるいはグラチャンの固定ファンを差してくるのかといいうことになってくるかと。

「あぁ、なるほど。その通りですね。それだけ視聴するとお金は掛かってきますね。実は他団体さんにカップリングでUFCファイトパスの日本MMA版のようなモノができなかと話したこともありました。そうなれば理想で、どこも分かっていますが…… 」

──実現するには乗り越えないといけないハードルがいくつも存在すると。

「その通りです」

──そのなかで配信となると、競合相手はMMAに留まらない。我が家の場合はNetflixが月額1490円、Disney +は990円、ここにU-NEXTとDAZNが加わります。他にHulu、Amazonプライム、AMEBAプレミアム等も存在しています。

「今、挙げられた配信関連のなかからグラチャンも実は話をもらったことがあります。格闘技に力を入れたいということで。ただし人的リソースもあって、諦めたというのが事実です。何より、うちが放送局をたちあげたなかにPPV配信に変わる伝え方を考えてのこともありました。

PPV配信は実況解説をつけたり、テロップが必要になり機材費もかかります。放送局は会場内で流すスクリーンと同じ定点カメラでライブ中継をします。そっちに振り切りました。そしてアーカイブとして、完全に編集された動画を放送局内でイベントから10日後までを目途にアップしていく予定です」

──なるほど。YouTubeから完全に切り替えた形なのですね。

「今後はアーカイブも放送局でしか開示しないです。YouTubeはダイジェストになります。完全にグラチャンが好きな人に焦点を当てています。間口が狭くなるという意見も当然のように聞かれるかと思いますが、13年やってきた経験値からそこの影響はさほどないと考えています」

──というのは?

「チケット代もそうですが、高額になったから来なくなるということはほぼないんです。来ない人は低価格でも来ないです。そうでなくても、来てくれる人は観に来てくれます」

──招待券でも同じだと聞きました。招待券だから来る人は一握りで。来る人は来る。来ない人は来ない。それが格闘技興行だと。

「そうなんです。そういうことが分かってきました。なので会員になる人はなってくれる」

──と同時に大会がバッティングすると、両方視聴したいファンがどちらかを選択しないといけなくなる。19日に関してはNEXUSや修斗大阪大会、そしてEXFIGHTと被ります。

「ネクサスの山田峻平代表とは、ファン層は被っていないということで見解が一致しています。修斗さんは大阪だから……あと、EXFIGHTもあるのですね。まぁ会場にくるファン、放送局に入会してくれるファンは被らないかと。それは問題ないと思います。

グラチャンに関しては、ライブ配信は違う形の話を頂いていて、ひょっとすると来年の2月から違う形も選択できるようになるかもしれないです。そういう2つの軸がPPVに関してはできてくることもあり得ます。それでもどっちも視たいのにと言ってくれる方がいてくれるでしょうし、そうなると他に負けない魅力的な大会創りが必要になってきます」

──という言葉を頂いたことで、グラチャン51と52から岩﨑代表の見所紹介に移らせていただきます(笑)。

「グラチャン52のメイン、バンタム級タイトル戦は勝負論で勝たれるファイトですね。僕には代表の顔とファンの顔があって、ファン目線になると……これは久しぶりに勝負論のある対戦カードです」

──久しぶり……と言っちゃいますか(笑)。

「アハハハ。伊藤空也が成長した。その証が、今回の勝負論で盛り上がるカードに繋がったかと思っています」

<この項、続く>

16分20秒

■Grachan52視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後4時30分~GRACHAN放送局

■Grachan51視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■ GRACHAN 52対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊藤空也(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<無差別級/5分3R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
ラデック(チェコ)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
和田健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
松本尚大(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
平田純一(日本)

<フェザー級/5分2R>
高須将大(日本)
大搗汰晟(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
御代川敏志(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田哲之(日本)
小林大介(日本)

■GRACHAN 51 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分3R>
藤村健悟(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
ヨコヤ・マクレガー(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
宮内拓海(日本)
水谷健人(日本)

<60キロ契約/5分2R>
長野将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
舘野コング(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
池田貴一(日本)

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Grachan51 Grachan52 MMA NEXUS25 伊藤空也 修斗 手塚基伸 藤村健悟 鈴木崇矢 長野将大

【GRACHN51】長野将大が、初出場。グラチャン、ネクサス、修斗にEXFIGHT12月19日はJ-MMA Day

【写真】選手はいつも負けられないが、8月に続き本当に負けられない一戦に長野が挑む (C)MMAPLANET

16日(火)、GRACHANより12月19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催される二部興行=Grachan51&52に長野将大が出場し、佐々木歩夢と対戦することが発表された。

長野にとっては、8月にEXFIGHTで16歳の鈴木崇矢にKO負けからの再起戦──後がない状態でのグラチャン初出場となる。


所英雄のDNAを持つ長野はMMAだけでなく、ZSTでKOKルールやIREでコンバット柔術なども経験しており、常に動き続けることが信条のファイターだ。鈴木戦という危ない賭けに出て、敗れたこ事実は残るが、あのファイトに挑んだことこそ、長野の逃げない姿勢を表している。

今大会では長野✖佐々木以外に藤村健悟✖林 RICE 陽太のライト級戦、さらにはヨコヤマクレガー✖田馬場貴裕のヘビー級、さらにはミランダ亜廉✖中嶋紳乃介、寺石恭平✖上田賢人の育成枠マッチと、グラチャンの特性が出たマッチアップが揃っており、伊藤空也✖手塚基伸というバンタム級戦がメインで組まれた夕方からのGrachan52にバトンをつなぐことになっている。

千葉でGrachan51&52、東京ではNEXUS25とEXFIGHT03、そして大阪ではプロ修斗と、12月19日はクリスマス前のJ-MMA Dayとなっている……。

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Grachan50 J-CAGE Report ブログ 小川道的 藤村健悟

【Grachan50】動きたい藤村健悟。止めたい小川道的の対戦は、痛み分けに

【写真】ドロー裁定に両者、首を垂れた(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
Draw.1-0

小川道的(日本)

間合いを測る両者。藤村が右ヒザで前に出ると、試合はクリンチの展開に。藤村の小内を耐えた小川は小外刈りも大内で返され下になる。

パスを狙いつつ殴る藤村に対し、小川がレッスルアップからリバーサル。藤村はキムラに取り、スタンドへ戻る。

シングルで倒した小川は腕をクラッチされながらスタンドに戻り、キムラを切って右腕を差し上げつつ、アンクルピックへ。

尻もちをついた藤村のバックに回った小川だったが、キムラを支点に下にされる。藤村は頭を跨いでアームロックへ。ケージを蹴って逃れた小川のバックを制し、両足をフックしてRNCも時間となった。

2R、藤村のシングルレッグで尻もちをつかされた小川は、ケージを利して立ち上がり小外刈りを決める。そのままケージまで押し込んだ小川が、藤村の足を一本越えてハーフに。

藤村もケージキックから腰を切りに掛かるなど、動きを創りたいが小川が潰していく展開に。細かいパウンドを放ちつつ抑え重視の小川に対し、藤村は動きを作りたくスクランブルを狙うもバックを制され、両足をフックされ右腕をアゴに掛けられタイムアップに。

動きを多くする展開で初回は藤村。対照的に2Rは動かさなかった小川のラウンドになったように見えた──ジャッジも2者がドローで痛み分けとなった。

■Grachan50 その他の試合結果

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
Def.1R4分36秒by TKO
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢(日本)
Def.1R3分20秒by TKO
松本尚大(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
高桑格(日本)
Draw.1-0
小沢祐介(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
Def.2R2分04秒by TKO

<ライト級/5分2R>
野村駿太(日本)
Def.3-0
前田啓伍(日本)


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【Grachan50】GrachanでプロMMAデビュー、原口伸─02─「レスリングと融合させる打撃を」

【写真】内輪ネタのようなものでうが、クレジットがMMAPLANETの試合写真は過去数年はシャッタースピードが320/秒か400/秒で撮影しています。この時は320/1ですが、見様見真似のパウンドで拳がこれだけブレる。それが原口伸の資質、ポテンシャルと捉えています (C)MMAPLANET

5日(日)、千葉県千葉市の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN50で、大搗汰晟とのプロデビュー戦に挑む原口伸のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

中村倫也、河名マスト、修斗とNEXUSでMMAデビューした国内トップレスラー勢、第3の男、原口はMMAを始めてわずか2カ月、右も左も分からない状態で挑んだアマチュアマッチを経て何を掴んだのか。

レスリングとMMAの違い、そこから学ぶ打撃の重要性――プロデビュー戦で、原口はMMAファイターとして成長した姿と可能性を見せつける。

<原口伸インタビューPart.01はコチラから>


――今年2月に初めてMMAに触れてから、4月にEXIFIGHTのアマチュアマッチに出場するまでは、どのような練習を行っていたのでしょうか。

「基礎的な練習をしていましたが、まだ寝技も打撃も見様見真似でやっているような状態でしたね。とにかく先輩方の練習に、必死に食らいついていました」

――その状態で試合に出るのは、不安はなかったのですか。

「宮田先生から『出る?』と聞かれて、『出ます』と答えてしまった、みたいな感じです(苦笑)。試合も特に作戦はなく、僕にとっては出たとこ勝負でした。当時はパスガードもよく分かっていなかった状態で……」

――えっ……。

「テイクダウンしたあと、セコンドから『ニーオン!』という声が聞こえるんですけど、まだニーオン(ニーオンザベリー)の意味も分からないほど、無知でした」

――そこで、テイクダウンからスラムに行くのですね。

「スラムは3回ぐらいやりました。普段の練習でスラムをやることもないんですけど、無意識にやっていたんです。ポイントを取るためにはスラムで叩きつけておいたほうがいいかな、と考えたのかもしれないですね。自分にはできることが少なかったので」

――打撃については?

「その時点では自分が攻めるより、相手の打撃を見て守る、という練習が多かったんですね。試合でも相手のハイキックをガードしたら、そのまま相手がマットに背中を着けたので、寝技の展開に持ち込むことができました」

――とにかく何も分からない状態でのアマチュアMMAデビューだったのですね。

「この試合のおかげで、MMAについて考える時間が一気に増えました。今考えると、宮田先生も『まず試合をしてMMAを覚えろ』と考えていたのかもしれないです」

――では、アマチュアの試合を経て、どのようなことが分かりましたか。

「練習でも試合でも、ずっとレスリングのテイクダウンばかりでしたけど、MMAのテイクダウンって何か分かってきました。テイクダウンしたあと、ニーオンからパウンドを打って、相手が嫌がったらサブミッションというように、繋げていく。繋げることを考えてテイクダウンしないといけないんですよね」

――なるほどぉ。

「それまでは相手が立ち上がってきたところを、ひたすらもう一回抑え込もうと無理をしていたんですね。でも、相手が立ち上がったら無理をして抑え込もうとせず、打撃に移行する。それがMMAなんだと思って練習しています」

――すると、MMAとしての打撃の習得が必須になりますね。

「はい。……ずっとレスリングをやってきたから、試合でも倒して殴れば良いと思っていました。でも、武田(光司)さんとかトップの選手は、シンプルなレスリングでは通用しないんです」

――倒して殴ろうにもそもそも倒すことができない、と。

「そうなんです。打撃と繋ぎ合わせないと、テイクダウンできない。今はテイクダウンに繋げるための打撃も練習しています。自分の持ち味はレスリングですけど、そのレスリングと融合させることができる打撃を身につけたいです」

――なるほど。MMAの練習で、面食らうことも多いでしょうね。

「競技が違うので、『レスリングが強いからMMAも強い』とは思っていなかったです。でも勝手が違いすぎて、レスリングの練習よりキツイですね(苦笑)。打撃に関しては完全に初心者でしたから、技術を覚えるのが大変で、その分すぐに疲れてしまいますし」

――アマチュアデビューから5カ月、MMAファイターとして、どのような点が成長したと思いますか。

「自分の中では、全体的に底上げしている感じです。『ここが成長した!』ということではなく、MMAファイターとして必要な部分、全てですね」

――宮田和幸代表をはじめ、練習仲間からは「ここが伸びた」という声をもらうことはありますか。

「打撃を褒めてくださることは増えました。あとは、スクランブルですね。スクランブルはレスリングと動きが似ているところもあるので、伸びているんじゃないかと思います」

――9月5日、GRACHANでプロデビュー戦を迎えます。相手は総合格闘技宇留野道場の大搗汰晟選手です。

「ずっと柔道をやっていて、プロデビュー戦(今年7月、WARDOGでワタナベ関羽マサノリに判定勝ち)はしっかり漬け込んで勝利したと聞いています。レスリング力は僕のほうがあると思うので、レスリングでも勝負しますし、打撃でも勝負します」

――今、緊張していますか。

「あっ、すみません。インタビューって慣れなくて……」

――こちらの聞き方が悪かったですね(笑)。プロデビュー戦に向けて、緊張していますか。

「アハハ、そういうことですね(笑)。試合に向けて緊張しています。でも僕は、緊張感がないと自分の力を出せないタイプなんです。ずっとレスリングの試合をやってきたおかげか、そういう自分の付き合い方は分かっています」

――では最後に、プロデビュー戦への意気込みをお願いします。

「今回の試合は――いろいろと作戦もありますが、まず全力を出し切ることがテーマです。よろしくお願いします!」

■ GRACHAN 50対戦カード

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
小川道的(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
松本尚大(日本)
上荷大夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
小沢祐介(日本)
高桑格(日本)

<バンタム級/5分2R>
GEN(日本)
松井斗輝(日本)

<ライト級/5分2R>
野村駿太(日本)
前田啓伍(日本)

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【Grachan50】初陣、2019年フリー70キロ全日本王者=原口伸─01─「ここでやらないと絶対に後悔する」

【写真】4月11日のEXamateurFIGHTで、打撃有りの試合に初めて挑んだ原口。パンクラスでプロデビューの資格を得ていてDREAMERS=漆間をレスリングで圧倒して判定勝ちしている (C)MMAPLANET

9月5日(日)、千葉県千葉市の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN50で、レスリング全日本王者の原口伸がプロデビュー戦を迎える。

幼少期にレスリングを始めた原口は、国士舘大学時代に、2018年の全日本レスリング選手権でフリースタイル70キロ級で3位に。翌2019年には同クラスで優勝している。安定した就職先は数多存在した原口が、なぜMMAを始めたのか。そして、今年4月のEXFIGHTのアマチュアマッチで初めて体験したMMAとは――。


――1週間後にプロデビュー戦を控える原口伸選手です(※取材は8月30日に行われた)。今年3月に国士舘大学を卒業してMMAを始めたとのことですが、MMAを始めたキッカケを教えてください。

「大学1年生の時、兄(原口央、BRAVE所属のMMAファイター)や先輩と一緒に、RIZINを見に行ったんです。その時すぐ『MMAがやりたい!』と思いました」

――大学時代は、MMAをやることが念頭にあって、レスリングを続けていたのですか。

「大学1年生の時はレスリングで成績を残せていなくて、MMAという世界も考えていました。ただ、大学4年間はレスリングを続けることは決めていたので、すぐにMMAを始めるということはなかったです」

――それまでMMAは見たことがなかったのですね。

「試合を見たことはなかったです。でも格闘技の映画は好きで観ていました。ブルース・リーとか」

――ブルース・リー! それはお父さんの影響でしょうか。

「いえ、自分でハマっていきました(笑)。もともとは何かのアクション映画を見せられたことがキッカケなんですけど、そこから自分でブルース・リーやジャッキー・チェンの映画を調べて観るようになって。小学校低学年ぐらいの頃ですね」

――レスリングを始めたのは、そういった映画の影響なのですか。

「レスリングは別です。父の作ったレスリング道場があって、そこで兄たちが練習していたんです。でも、親も僕には『好きなことをやっていいよ』と言ってくれていまして。僕も本格的にはレスリングをやらず、道場でずっと遊んでいるだけでしたけど」

――そんななか、小学校3年生の時にレスリングを始めたのは……。

「好きなことをやっていいと言われても、特に好きなこともなかったんです。そんな時――ハッキリとは覚えていないんですけど、レスリングの番組か試合の中継かを見て、カッコいいと思ったことがキッカケですね」

――なるほど。大学時代の話に戻りますが、原口選手は2019年、大学3年生の時に全日本フリースタイル70キロ級で優勝しています。すると東京オリンピックも視野に入っていたのではないのでしょうか。

「オリンピックでは、僕の階級が開催されなかったんです。上は74キロ級、下は65キロ級で……74キロ級は体格的に難くて、65キロ級まで減量できるかどうか、という感じでした」

――なるほど、ほぼほぼ五輪期間しかレスリングを見ないジェネラル層や門外漢には、意外と伝わっていない事実ですね。そういった場合、多くの選手はどちらを選択するのでしょうか。

「強引に階級を上げることが多いですね。でも僕は、全日本で優勝したあとにケガをしてしまい、試合も出ることができない状態でした。その時点でオリンピックまでは考えていなかったです」

――しかし、大学を卒業してMMAを始める際、周囲に引き留められなかったですか。

「レスリング部の監督と僕の親が話し合いました。僕はMMAをやりたいと伝えていたんですけど、親と監督は『レスリングを続けてほしい』と」

――親御さんも反対していたのですね。

「全日本で優勝していたので、いろんな企業さんからも声をかけていただいていたんです。親からも『条件の良いところに就職してほしい』と言われていました。でも僕は、ここでMMAをやらないと絶対に後悔すると思っていて、親も理解してくれて『お前の好きなようにやれ』と言ってくれました」

――監督さんはどうでしたか。

「そのあと親が監督と話をして、最初は監督も渋っていましたが、最後は納得してくれて『人生一回きりだから頑張れ』と送り出してくれましたね」

――そこから宮田和幸さんが主宰するBRAVEに入るわけですね。

「BRAVEには兄が先に入っていたんですけど、僕は僕でジムを探していました。でも宮田先生がインタビューで『レスラーを強くさせる自信がある』と仰っている記事を見て、やっぱりBRAVEに入ろうと思ったんです。選手が第一、自分が経験した失敗は弟子にはさせない、と仰っていたので。部活を引退して、大学を卒業する直前――今年の2月にBRAVEで初めてMMAに触れました」

――えっ!? 原口選手は今年4月に、EXFIGHTのアマチュア試合に出ていますよね。MMAを始めて2カ月で試合に出場したのですか。

「そうなんです」

――しかも、パウンドありのルールですよね。

「今考えると、ムチャしたなって思います(苦笑)」

――EXFIGHTでは、格闘DREAMERSにも参加していた漆間將生選手に判定勝ちしています。

「とにかくテイクダウンしかしていませんでした。自分のイメージでは、もっと簡単にパウンドを打てると思っていたんです。でも単にパウンドは打てても、効かせるパウンドを打つことが難しくて……」

――どのようなところが一番難しかったのでしょうか。

「テイクダウンばかりしていた、つまり一度倒して抑え込むことができなかったんですね。倒されてから立つという動作がレスリングにはないので、そこを抑えてポジションを獲ることが難しかったです」

<この項、続く>

■ GRACHAN 50対戦カード

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
小川道的(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
松本尚大(日本)
上荷大夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
小沢祐介(日本)
高桑格(日本)

<バンタム級/5分2R>
GEN(日本)
松井斗輝(日本)

<ライト級/5分2R>
野村駿太(日本)
前田啓伍(日本)

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Grachan48 J-CAGE Report ブログ ルクク・ダリ 桜井隆多 藤村健悟 長岡弘樹

【Grachan48】長岡弘樹が桜井隆多越え。GRANDウェルター級統一王者に。ライト級はダリ、藤村が勝利

【写真】王座統一を果たした長岡弘樹、念願の桜井戦で競り勝った(C)NOB YASUMURA

20日(日)、東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGRACHAN48開催され、メインイベントはGRANDウェルター級王座と統一戦で暫定王者・長岡弘樹が正規王者・桜井隆多を破った。
Text by Nob Yasumura


<GRANDウェルター級王座決定戦/5分3R>
長岡弘樹(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
桜井隆多(日本)

1R開始と同時に、桜井が右前蹴り。これをキャッチした長岡はすぐにテイクダウンし、パウンド&ヒジで追い込む。下の桜井は三角絞めから腕十字、オモプラッタを仕掛けていく。

腕を引き抜き脱出した長岡は桜井を抑え込んでパウンドへ。密着して防いだ桜井が、スクランブルに持ち込みギロチンチョークへ。ここで1R終了した。

2R、長岡はパンチを出しながら組み付いて桜井の足を掴んでテイクダウン、パウンドを落としながらそのまま抑え込む。桜井は立ち上がって脱出を狙うものの、長岡は執拗にテイクダウンを仕掛ける。がぶった桜井だが、長岡は密着し続けしつこくテイクダウン狙い。バックに回った長岡だが、桜井が振りほどくとパウンドで反撃に出た。

最終回、長岡の寝技の密着の前に苦戦を強いられた桜井はパンチ勝負へ。長岡を追い込み、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。桜井は抑え込んでボディにパンチを入れ、肩固めを狙うものの長岡が耐えきり──試合終了。判定で長岡が勝利した。

<ライト級/5分2R>
藤村健吾(日本)
Def.3-0
篠原アンジェロ(日本)

セミでウェルター級から階級を変更したルクク・ダリが、笹川JPに判定勝ちを収め、動き始めたライト級戦線で、さらなる成長が期待される藤村が、カルロス・トヨタの教え篠原ジャンジェロと対戦。

初回、篠原の左ハイをバックステップで交わした藤村はシングルレッグへ。がぶった篠原が藤村のバックに回り、RNCを狙う。これを凌いだ藤村は胸を合わせてトップを奪うと、そのままキープし、パウンド、ヒジを落とす。

さらに藤村はアームロックを狙い、腕十字に移行する。腕を抜いた篠原は再び藤村のバックについて、パンチを打っていく。藤村が上を取り返し、1Rが終了した。

最終回、藤村がダブルレッグへ。がぶった篠原はギロチンをセットアップも、頭首を抜いた藤村が抑え込む。フィニッシュの機会を伺った藤村だが、その展開に持ち込めずにタイムアップも判定勝ちを手にした。

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