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【Shooto2021#04】修斗世界フライ級王者・平良達郎「UFCに飛び込んじゃえば、もっともっと強くなれる」

【写真】精悍な新チャンピオンだ(C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されたShooto2021#04で平良達朗が福田龍彌を下し、修斗世界フライ級チャンピオンに輝いた。

最初のカーフのタイミングでテイクダウンを奪うと、スクランブルゲームこそ許したが、一度として離れることなく組み技の展開を続け、最後は三角絞めでタップを奪った。

沖縄で育ったプロシューターとして、初めて修斗の頂点に立ったホッカノホカの王者にイベント終了直後に話を訊いた。


──改めて今の気持ちを教えてください。

「今は本当に沖縄の人、練習仲間にベルトを持って帰ると約束していたので、ホッとしています」

──平良選手が嬉し泣きキャラだったとは、凄く意外でした。

「自分でも驚いています。試合に勝って、涙が出たのは初めてです。最初は『よっしゃー!』っていう気持ちだったのが、ベルトを巻いてもらうぐらい前から、『終わったな』って肩の荷が下りたような気持ちになりました」

──安堵の涙だったのですね。

「そうッスね。ホッとしたのと、本当に松根さんに育ててもらってきたので感謝の気持ちで涙が出たんだと思います」

松根良太の左手。再び涙を見せた弟子の肩に掛けられた──これが2人の関係の全てを語っているかのようだ

──撮影の時に笑顔が欲しくて『笑って』と伝えたら、顔をくしゃくしゃにしてまた泣いてしまって……。

「なんか……優しい言葉をかけられると、また涙が出てしまって……」

──試合展開ですが、一発もカーフを貰いませんでした。ばかりでなく、一発目のカーフに合わせたテイクダウンを決めました。

「最初に警戒すべき攻撃はローキックだと思っていました。オーソに構えたので、カーフを狙っているということは頭にありました。なので距離取っていたら、自然とテイクダウンに入れた感じです」

──躊躇したり、取り切れないと福田選手にペースを譲るかもしれないというなかで見事な攻撃だったと思います。自分の感覚を信じた形ですか。

「感覚というか、距離を取り福田選手の動きを見ることができていたのでスっと入ることができました」

──直後に一度は立たれましたが、大腰気味に投げて立ち際にケージに押し込みスクランブルから上を取り切りました。あそこはもう立たせたくないという気持ちでしたか。

「正直、立たれても慌てないように練習はしていました。1Rは相手も元気なので、立たれるとまた打撃に集中するという気持ちでもいました。だから立たれても慌てることはなかったです」

──立たれても離れることは許しませんでした。

「ハイ、1Rはなるべく打撃戦にならないように福田選手の苦手な組みの展開で削ろうと思っていました」

──結果として、そのまま打撃戦にはならず三角絞めで一本勝ちでチャンピオンに。仮に打撃戦になった時の自信は如何程だったでしょうか。

「100パーセントとは言えないですが、自分のパンチは絶対に当たる。被弾してもやり返すというつもりでいました。だから……自信はありました」

──平良選手を個人として認識したのは2019年11月の沖縄大会でした。大翔選手にTKO勝ちし『活きの良い選手だ』と思い初めてインタビューさせていただいたのですが、この短期間でここまで強さを見せて修斗の頂点に立つとは予想もしていなかったです。

「いえいえいえ……まぁ、ハイ。本当に早かったと思います。でも、まだ全然足らないことは分かっています。この結果に奢らず、努力を続けて絶対にUFCのチャンピオンになるんで」

──ケージの中では海外という表現をしていましたね(笑)。

「ONEとの決まり事もあるし、スポンサードを修斗を受けているわけですから。あの場ではいうべきではないと思いました」

──なんて大人なのですかっ!! でも気持ちはUFCだと。

「UFCに挑戦したい。絶対にベルトを巻きたい。今はそういう強い意志があります」

──このところの完勝続きなので、不安になるのが外国人を相手に同じことができるのか……ということです。レスラーや打撃の圧の違う相手に。以前のように、そういう国際戦が日本でできなくなっているので。

「ハイ、その通りだと思います。レスラーとできていないのは正直、不安材料です。でも、負けるのを恐れて挑戦しない選択はないです。経験を積みたい気持ちはありますけど、レスラーとの対戦が決まれば、そこを強化する。重点を置いて練習すれば、自分も自然と強くなります。相手が決まって練習をすれば、やはり集中力も違いますし。試合が決まることが、自分の力が上がることに繋がります。

だからUFCに飛び込んじゃえば、自分はもっともっと強くなれると思っています」

──千葉に拠点を移して、より強度の高い練習を日々行うということは?

「拠点を移すことはないですが、千葉での練習は増やそうと思います。千葉だけでなく、海外でも練習したいですしね。でもベースは沖縄であることは変わりないです」

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J-CAGE Report Shooto2021#04 ブログ 平良達朗 福田龍彌

【Shooto2021#04】TDから完封の三角絞め、平良達朗が福田龍彌からタップを奪い世界フライ級王座を奪取

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
平良達朗(日本)
Def.1R4分31秒 by 三角絞め
福田龍彌(日本)

スタンスを広くとって近づいていく福田。平良がダブルレッグから福田をケージに押し込む。ボディロックで両脇を差し上げてから福田に尻もちをつかせる平良だが、福田は立ち上がる。しかし、しっかりとテイクダウンを奪った平良は、パスからサイドへ。そしてマウントに移行して福田の両足を挟み込むも、福田がガードに戻す。

ハーフガードの福田のボディにパンチを落とす平良、福田は平良の右腕を抑える。左腕のクラッチは離れたが、右腕を差し込む福田。平良はパスしてマウントを奪うと、三角絞めの体勢へ。福田が上半身を起こすと、下になって絞り上げ、タップを奪った。

無敗のまま修斗世界王座を獲得した平良は、試合直後こそ笑顔を浮かべたが、ベルトを巻く際は目頭を押さえた。
平良がマイクを握ると、目を細めて背を向ける師・松根良太。
新王者は「これから世界で戦っていく。沖縄代表として、日本代表として、修斗として強い相手を倒していく」と宣言した。


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【Shooto2021#04】安芸柊斗戦へ、田上こゆる「MMAの方が凄いと思われるような試合をするのは当然」

【写真】仕切り直しの安芸とデビュー以来の連勝を5としたい田上 (C)THE ONE

本日4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催される昼夜2部構成のShooto2021#04。第2部のセミで安芸柊斗と田上こゆるが戦う。

21歳の安芸、19歳の田上。新世代シューター対決は、キッズ修斗出身者とキッズ・キックからMMAに転じた田上のマッチアップでもある。

MMAファイターとして安芸の完成度の高さを認める田上は、どのような武器を持ちこの一戦に臨むのか。また、修斗の大会で組まれたキックの8人制トーナメントに対する想いを訊いた。


──今大会、日程がスライドする以前──6月20日に予定されていた時は、田上選手は対戦相手の発表はなく出場だけが明らかとなっていました。

「試合の話をもらった時は、○○選手が対戦相手候補だったので2週間ぐらいは〇〇選手の対策練習をしていました。それが途中でなくなり、少し間をおいて✖✖選手がOKならどうかというオファーを受けました。でも1週間後ぐらいに、✖✖選手はできないという返事で。そこからまた1週間ぐらい経って……試合まで3週間前ぐらいに安芸選手が戦ってくれるということになったんです」

──〇〇選手や✖✖選手と、安芸選手のスタイルは違いますね。

「安芸選手はストライカーな感じですけど、誰と戦ってもやることは一緒だし、練習内容が大きく変わることはなかったです。寝技で来ることを想定して練習もしていたし、打撃もあると思ってその練習もしていたので」

──ここ数戦は相手が組んでくるという前提で戦っていたと思いますが、安芸選手が相手だと打撃の攻防が増えるかもしれないです。

「それはあります。他の選手よりも、打撃から組みとかっていうコンビネーションを使ってくると思います。最近は組みに嫌がりすぎて、打撃があまり上手くいってなかったので、あの感じのままだと安芸選手の打撃に飲み込まれるかもしれないという想定を最初はしていました。

でも去年の12月の永井美自戒選手との試合よりも、2月のRoad to ONE04でのリトル選手との試合は寝技の展開もありましたし、チョットだけ自信にはなっています。あれからも練習もしてきたので、寝技になっても極めらないようになってきています。

最近はより寝技の自信がついてきたことで、以前とは打撃も使い方も変わってきました。なので、そこまで組んでくることを気にして、打撃がダメになるということはないかと思っています」

──安芸選手と戦ううえで、こういう動きがしたいということはありますか。

「これまで通り、基本は打撃を狙って、組まれると切る。ただ寝技になっても積極的に極めにいきたいと思います。安芸選手が打撃でくるなら、もちろん僕も打撃で応えます」

──安芸選手はキッズ修斗からMMAをやっています。田上選手はキッズのキックからMMAに転じました。その違いは感じますか。

「個人差があるうえで、MMAをずっとやってきている選手はこれ一本を究めてきていると思います」

──なるほど。私は個人的に何もかも混ぜて子供の頃にするにしても、打撃なら打撃、柔道なら柔道、レスリングならレスリングをするにしても、どれだけの競争があったか。そういう面で人口が少ないキッズMMAよりもコンペティティブな環境に身を置く方が、心身とも強くなるのではないかと思うことがあります。

「あぁ、確かにキッズMMAってそんなにないですよね。それは一理あると思います。僕も小学校から色々と経験して、選手層でいってもMMAのキッズよりも色々とやらせてもらってきた方やと思います。

打撃の打撃と、MMAの打撃は違います。それでも及川道場という名門ジムで練習してきたことは自信になっています。試合にも小学1年生から出て、それなりの数はこなしているので試合に慣れているという面では僕の方が多いと思います。

ただしMMAの距離感、その対策にまだ不慣れな自分もいます。そこの部分では安芸選手に劣っているとも思っています」

──では安芸選手のMMAファイターとしての完成度の高さに対し、田上選手はどこで勝負しようと考えていますか。

「なるべく打撃のポジションで試合を進めていきたいです。リーチが僕よりも長いのでやりづらい部分はありますけど、足元から崩して、出入りを多くしたいですね。そのなかで打撃でも寝技でも、フィニッシュできるなら早くから狙いたいと思っています」

──とにかく楽しみです。ところで懸命にMMAファイターとして修練を積む中で、修斗の大会でキックの8人制トーナメントが組まれていることについて、素直にどのように思っていますか。

「まぁキックがあることに関しては……MMAの団体と思っていたので、そこでMMAより規模が大きいというとアレですけど、キックに力が入れられているのは『何でや』とは思います」

──自分は国内でMMAとキック、MMAとプロレス、MMAとグラップリングの合同イベントを幾度なく経験しています。絶対的にお客さんの反応が良いのはプロレスで。続いてキック、そしてMMAという順序になります。修斗の大会で、キックの方が受けが良い状況になると、これは本末転倒ではないかと思います。しかも優勝賞金100万円も懸かっていますし。

「そこは正直、複雑です。なんでなんやろうって。ただ、このトーナメントの前からキックの試合が組まれることもあったじゃないですか。その時からキックより面白い試合がしたいとはずっと思ってきました。僕はMMAの団体、修斗でやらせてもらっているので、そこは負けたくないです。

MMAは一番強い競技、だからキックのファンにもMMAの面白さが伝わる試合をしたいです」

──MMAPLANETですし、自分もキックがあろうが見たいのは修斗公式戦で、組みがある中での打撃、打撃がある中での寝技のある戦い。その凄みに期待しています。

「今回の大会はキックの試合も組まれているけど、MMAの方が凄いと思われるような試合をするのは当然で。他のMMAの試合と比べても、一番盛り上がるMMAらしい試合をしたいと思います」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■第2部計量結果

※赤字の選手名をクリックするとインタビューページへ飛びます

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌:56.7キロ
[挑戦者]平良達郎:56.7キロ

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる:51.7キロ
安芸柊斗:52.2キロ

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ:51.1キロ
旭那拳:52.2キロ

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ:65.7キロ
神武羅☆ヒカル:65.4キロ

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ:61.2キロ
左海清之:61.1キロ

■第1部計量結果

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ:72.0キロ
マックス・ザ・ボディ:71.8キロ

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット:65.7キロ
高橋孝徳:65.8キロ

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー:61.2キロ
高岡宏気:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志:61.1キロ
キシシ:61.2キロ

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【Shooto2021#04】計量終了 明日に向かってプロ修斗公式戦出場全18人、問題なくクリアー

【写真】第1部と第2部のメインで戦う4選手も問題なく、明日を迎えることとなった (C)THE ONE

明日4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04の計量が3日に行われた。

昼夜、2部構成の今回大会ではキックの8人制トーナメントが併催され、修斗公式戦は9試合が組まれている。18人の修斗出場選手は第2部のストロー級で旭那拳と対戦するマッチョ・ザ・バタフライが、1度目が52.5キロだったが再計量で51.1キロまで落とし問題なくクリアーしている。

修斗出場選手の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


          
■第2部計量結果

※赤字の選手名をクリックするとインタビューページへ飛びます

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌:56.7キロ
[挑戦者]平良達郎:56.7キロ

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる:51.7キロ
安芸柊斗:52.2キロ

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ:51.1キロ
旭那拳:52.2キロ

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ:65.7キロ
神武羅☆ヒカル:65.4キロ

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ:61.2キロ
左海清之:61.1キロ

■第1部計量結果

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ:72.0キロ
マックス・ザ・ボディ:71.8キロ

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット:65.7キロ
高橋孝徳:65.8キロ

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー:61.2キロ
高岡宏気:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志:61.1キロ
キシシ:61.2キロ


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【Shooto2021#04】平良達郎を相手に世界フライ級王座初防衛へ、福田龍彌「ろくでなしにならないと」

【写真】 MIBUROキャップをしっかりと写るように被る律儀な修斗世界フライ級チャンピオン(C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04の第2部のメインで修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌が、平良達郎を相手に初防衛戦を戦う。

チャレンジャーの平良に注目が集中する今回の世界戦──ネガティブパワー全開のチャンピオンを京都市十条、釜谷真率いるSWAG GYM KYOTOに訪ねた。


──もう追い込みは終わりましたか(※取材は6月29日に行われた)。

「日曜日に……ルーティンがあって、やってきていることがあるんですけど。日曜日の朝に、豊国廟っていう東山七条の上に豊臣秀吉のお墓があるところに凄く長い階段があって。489段の階段を走って試合前の練習を終えるんです」

──489段ですか!!

「ベガ・ダッシュって呼んでいるんですけど、階段走りやったら京都で一番やと思います。下からだと上が見えないです。そこを3往復します」

──3往復!? 下りとか危なくないですか。

「もう、めっちゃ足やばいですよ。それが追い込みの締めなんです。追い込み中でイライラすることも多いのに、色々な人に支えてもらっています。そこからケジメをつけるために、走っています。ベガ・ダッシュが終われば、もう普段通り生活します。ほんまに結構、しんどいことをいっぱいしてきたから。あとは疲労を抜いて、当日を迎えたらエェかな」

──2月にインタビューをさせていただいた時と比較して、まったく輪郭が違いますね。

「そうですかぁ? あの時で66キロぐらいで、今が61キロ。あとは塩抜き、水抜きで落とします。計量の時はミイラみたいになりますよ。しんどいけど、まぁこれが普通ですね」

──塩抜き、水抜き。人として必要な要素をそぎ取るわけですから、本当に大変です。

「危険だって声は聞くけど……そうですよね。でも、こんなことは人にはできない。ろくでなしにならないと、できないです」

──挑戦者の平良選手に関して、どのような印象をもっていますか。

「フィニッシュ力がありますね。前田選手との試合を見ても。エェ選手やと思いますけど、僕は純粋に戦う場が欲しかっただけやから、あんまり相手のことは気にしていないんですよ、いつも。相手が平良やからどうこうでなく、俺が自分を貫きたい」

──防衛戦ということも意識はしないですか。

「気にしていないです。別にチャンピオンとも思っていないから、正直。認知されているわけでもないし。そうそうそう修斗のサイトに俺、2020年世界フライ級チャンピオンって書かれているんです」

──? どういうことですか。

「チャンピオンは、みんな第〇代って書かれているのに」

──あぁ、そういうことですか。フフフフ。

「俺だけ年度限定なんですよ。今、2021年になっちゃったのでもう世界チャンピオンじゃないんですよ」

──アハハハハ。PFLみたいですね。

「賞味期限が切れちゃったんです。そんなもんなんですよ、俺がチャンピオンかどうかなんて」

──負のパワーに満ちていますね(笑)。

「いやいやいや、でもネガティブから生まれるパワーって凄く強くて、自分を強くしてくれるから」

──平良選手はスーパーポジティブで、まるで陰陽対決ですね。

「ほんま正反対のキャリアの積み方をしてきたと思うんで。面白いんじゃないですか」

──日陰者の意地を見せるという感じでしょうか。

「意地を見せるというより、自分を表現しようと思います」

──福田龍彌を表現する、貫くとはどういうことになりますか。

「どういうこと?  ど突きまくることですね。しっかり上手く戦う気はないんで、もともと。いっぱい痛いことしてやりたいっていう感じかな。シンプルに殴って、蹴って」

──そこに平良選手は対応できると予想していますか。

「やってみないと分からないです。寝技も映像じゃ分からないですし。組んでみないと分からないから、そこは楽しみです」

──今回の試合の準備はどのようにしてきましたか。

「釜谷(真)さんのおかげで、東京でも練習させてもらったんです。TRI.H Studioで和田竜光さん、上久保(周哉)選手、Tribe Tokyoさんにもお世話になり、若松(祐弥)君、石井逸人君、小川(徹)選手、あとはAllianceでも練習させてもらいました」

──収穫はありましたか。

「和田さん、上久保選手は達人系で。こっちにいて『知らんな』ってことはあんまりないんですけど、初めてされたこととかいっぱいありました。知っていることも、やられる。そういう体験もさせてもらって。だから収穫はたくさんありました。

関西ではBLOWSさんで毎週やらせてもらっていました。中蔵さんが認めてくれて。ちょっと離れていた中本龍平君とか、めっちゃ良いですよ。もちろんMIBUROでも週に3回やっていました。ウエタ(ユウ)さんと、少しだけ『こういうことしてきそうですね』とか話をして。あとは自分がどうあるか。俺がこうしようと思うことを貫こうと。それだけですよ」

──土井潤選手も、そのようなタイプに見えます。

「マイペースこそ、土井ですから。MIBUROはそういうタイプ多いですよ。でも土井は心を開いたら、よぉ話してくれます。心開くまで時間がかかりますけどね。そういう意味では土井と俺は似ているかもしれないですね、考えていることは。

もう自分のやることは決まっているんで。ここにきてスタイルが確立されたというのがあって」

─今回の試合結果によって、試合機会が増えるという状況を創れるかもしれないです。

「そういう意味ではチャンスです。お仕事が増えるようになれば、嬉しいです。これまでの状況を変えられるチャンスなので、変えよって。ケージのなかを見てください」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

The post 【Shooto2021#04】平良達郎を相手に世界フライ級王座初防衛へ、福田龍彌「ろくでなしにならないと」 first appeared on MMAPLANET.

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MMA Shooto2021#04 UFC キャプテン☆アフリカ チャンネル マックス・ザ・ボディ 平良達郎 福田龍彌

【Shooto2021#04】世界フライ級王者・福田龍彌に挑戦、平良達郎「いつ、どこでもフィニッシュできる」

【写真】一気に駆け上がってきた新星が、このまま突っ走れるのか (C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04。2部制大会のオオトリの一番で、平良達朗が修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌に挑戦する。

21歳の沖縄のスーパーノヴァが、キャリア9戦目でプロ修斗世界王座に挑む。

2019年11月に沖縄でWARDOGストロー級王者の大翔を破り、チームラカイのジャレット・ライアン・アルマザン、清水清隆&前田吉朗というDEEPやパンクラスの元チャンピオンを撃破してきた平良──可能性も夢も無限大のチャレンジャーに試合前の気持ちを訊いた。


──髪の毛の色が、オレンジですね。

「今回はタイトル挑戦ですし、落ち着いた感じで行こうかと思っていたのですが、試合が延びたり、調子が落ちていて気分転換で染めたっス」

──調子が落ちていた?

「調子というか、気持ちですね。なんか体重の落ちが悪いなぁとか考えているときに染めちゃおうかと」

──沖縄は緊急事態宣言が続いていますが、調整に問題はなかったですか。

「練習は大丈夫です。大学がリモートになり、道場に練習に行くのか、家にいるのか。この2つだけしかなかったので、逆に集中できた気もします。

プロ練習ではパラエストラ沖縄の選手だけでなく、クロスラインとか他のジムからも来てくれて、色々な選手と練習ができました。本当に内容の濃い練習でした」

──ここ2試合、特に前田吉朗選手との試合のインパクトが大きく、平良選手への注目度が上がり、また期待も高まっています。

「それは感じています。ああいう試合をしちゃったので皆、俺が勝つと思っているなというのはあります。でも福田選手も強いので、苦しい試合展開になっても25分間動き続けることができる体を創ってきました」

──5分✖5Rは違うモノだと捉えていますか。

「はい。練習ではないですし、実戦の緊張感のなかではスタミナの消耗も違うと思います。でも、試合の終盤のことを考えてスタミナ温存とかはしたくないので、やっぱりフィニッシュできる選手になりたくて練習しているし、チャンスとあれば決めに行きたいです」

──攻め時、抑え時、見極めが本当に難しいですね。

「もうやれることはやったので、当日にどう感じるか──ですね」

──師匠の松根良太さんは、そこは慎重派かと思われるのですが。

「松根さんはパンチが当たって、相手が効いても『行くなっ!!』って言います(笑)」

──アハハハハ。

「今日も言われました。師匠として、セコンドとして自分が行き過ぎるのを抑えるために言ってくれています」

──そう言われても、行ってしまうような……。

「そんなことはないです。僕も福田選手のカウンターは警戒しているので。慎重にはいきます。ただチャンスが来たら、一気に畳みかけようとは思っています」

──どのあたりを警戒しないといけないと考えていますか。

「前田選手との試合が1年前で、その時には2発目でカーフを効かせたり、蹴りが強いですよね。ジムの先輩の仲宗根武蔵さんが福田選手と戦っていて、ローが『痛かったぁ』と言っていますし、蹴りは警戒しないとダメですね。でも、拳もあるんですよね(笑)。

最初は何をしてくるのかを考えると、攻撃を散らしてくるだろうから、そこをもらわないことが大切になってくると思います。まぁ、色んなことを考えて準備はしてきました」

──タイトル挑戦に向けて、5月にパラエストラ千葉ネットで練習をしていました。もう、扇久保選手との間に溝はなくなっていましたか。

「はいっ!! 練習してもらえました。『扇久保さんに挑戦したい』なんて言って、練習してもらえなくなっていたのですが……。もう、そういうことなく接してもらえました」

──それは良かったです。扇久保選手、どうでしたか。

「強かったですっ!! やられちゃいました、全然。扇久保さんのほうが強いです。自分は扇久保さんのようにレスリングが強い選手と肌を合わす機会が少なかったので、良い経験になりました」

──クソっという反骨心を抱きましたか。

「いえ、扇久保さんが色々と教えてくれて。扇久保さんは変人キャラですけど、優しく接してくれました。素直に扇久保さんとまた練習させてほしいと思うようになりましたし、松根さんの思惑通りに物事は進んじゃいましたね(笑)」

──鶴屋怜選手との手合わせも興味深いです。

「鶴屋怜は……強かったです。レスリングで全然敵わなかったです。でも、扇久保さんと違って抑えられたり、コントロールされるということはなくて。それでもレスリングが本当にすごかったです」

──年下ですね。

「そうなんですよねぇ(苦笑)。でもレスリングという部分で、自分はそれだけ伸びしろがあると思っています。レスリング1年生なので。これから鍛えると、それだけ身につくと思います」

──ところで今回のタイトル戦ですが、福田選手のストレスの捌け口が平良選手に向かっているような気がします。

「えっ、どういうことでしょうか」

──なかなか試合が組まれない。東京で試合ができない。チャンピオンになっても試合がなく、その間に平良選手は試合が東京で組まれていた。そんな想いをこの試合で全てぶつけてくるのではないかと。

「そうっスね。う~ん、不満があるのでしょうね(苦笑)。でも、負のパワーだろうが気持ちが強い選手であることは絶対なので、気持ちで負けないようにしないといけないです」

──声を出しての応援はないとはいえ、関西での試合はアウェイかと。

「マックス・ホロウェイとジョゼ・アルドの試合をイメージしているんです。2度目の対戦のとき、ブラジルで戦うジョゼ・アルドは違う。めちゃくちゃ強いという評判だったけど、ホロウェイがKO勝ちした……あのマインドですね、今は」

──以前から修斗の世界王者になると、UFCへ進みたいと発言していました。今も考えは変わらないですか。

「UFCに行きたいっスね。UFCでチャンピオンになる、それを目指すって決めたので、修斗のチャンピオンになってUFCと契約したいです。でも、そうやって聞かされるまで今後のことは忘れていました。ずっと修斗のタイトル戦のことを考えて生活してきていたので。

福田選手とはめちゃくちゃ緊張感のある試合になると思います。ああいう打撃の強い選手と戦うことで自分も強くなれる。あと千葉にいるときに思ったんですけど、レスリング・モンスターとも試合をしたいですね。

UFCへ行くと、レスリングがバックボーンの選手だらけだし。レスリングが何倍も強くならないと、UFCでは勝たないとシンプルに思っています」

──UFCへ進むには『UFCに行っても活躍できそうだ』と周囲が想い、UFC関係者に『来たらUFCフライ級が面白くなる』と期待させるような試合が必要になりますね。

「皆の期待を超える試合をします。勝負して、いつ、どこのタイミングでもフィニッシュができる──そういうオフェンス力を見せたいです」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】新世代対決=田上こゆる戦へ、安芸柊斗─01─「悔し涙も出なかった。もう辞めようと」

【写真】 2月のRoad to ONE04、パンクラシスト山北渓人戦後にMMAを辞めることも考えたという安芸(C)MMAPLANET

7月4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04。その第2部では、安芸柊斗と田上こゆるによるストロー級新世代ファイター対決が行われる。
Text by Shojiro Kameike

プロシューターの安芸佳孝を父にもつ柊斗は、幼少期からMMAを始め、高校生の時にプロデビューした。そんな安芸柊斗にとっての父、キッズ修斗、そして前回の敗戦とは……。今回の田上こゆる戦に至るまでの道のりを尋ねた。


――安芸柊斗選手は、父・安芸佳孝さんが元プロシューターで、所属ジムの代表でもあります。今、安芸選手は一人暮らしなのですか。それとも家族と一緒に生活をしているのでしょうか。

「今も家族と一緒に暮らしています」

――他のスポーツでも見られる光景だと思うのですが、お父さんのことを家でもジムの代表であり、MMAの師と思う時はありますか。

「ジムや練習の時とは違って、家ではお父さんですね。もともと僕が小さい頃から、家には格闘技のことを持ち込まないようにしていたので」

――なるほど。お父さんの現役時代については?

「まだ小さかったので、あんまり覚えていないんですよ。徳島で試合をした時に、リングに上がって父に花束を渡した、っていう記憶はあるんですけど」

――2009年11月のプロ修斗徳島大会で豊島孝尚選手にギロチンで勝利した時、2000年生まれの安芸選手はまだ9歳だったのですね。

「はい。試合で印象に残っているのは、大きくなってから見た猿丸ジュンジさんとの試合ですね。すごい打ち合いをしていて、会場も盛り上がっていたし」

――するとリアルタイムでの記憶は、あまりないわけですね。ちなみに、自身の名前の由来を聞いたのは?

「しゅうと、そのまんまですよね(笑)。由来はずっと知らなかったんですけど、小学生の時に授業で『お父さんからの手紙』というのがあって、その時に父が名前の由来について書いていました」

――それを聞いた時は、どう思いましたか。

「あぁそうなんや、っていうぐらいですね(苦笑)。まだ修斗のこととか、よく分かっていなくて。自分がプロで試合するとも思っていなかったし」

――実は、安芸選手とは以前にお会いしたことがあります。2016年夏に、大阪・直心会で行われたアマチュア修斗に伺った際、お父さんから安芸選手を紹介されました。

「えっ、そうなんですか。すみません、覚えていなくて……(苦笑)」

――いえいえ(笑)。あの時、安芸選手はまだ中学生だったのですね。その大会ではキッズ修斗時代から一緒に練習していた同世代の選手が試合に出ていて、安芸選手は試合ではなく同行だったと聞きました。

「あの大会やったら、そうですね。キッズ修斗の頃から一緒にやっている選手が試合に出ていて。今もうプロになっている選手も多いですよ」

――安芸選手は現在21歳ですが、MMAを始めたのは小学生に入る前ですよね。

「もう10年以上やっていますね。MMAって、高校卒業してから始めたっていう選手が多いじゃないですか。それまではレスリングや柔道をやっていたとか」

――そうですね。

「でも僕は、他の格闘技じゃなくて、最初からMMAをやってきたから。そこは他の選手と違う、という気持ちもあります」

――子供の頃から格闘技をやっていてMMAファイターになる例は多数あっても、最初からMMAをやっている選手がプロデビューするという例は、まだ少ないでしょう。

「僕が始めた頃って、まだ徳島には常設のジムってウチぐらいしかなかったと思うんです。そこで僕以外にもキッズ修斗から始めた子がたくさんいて。全国でも珍しいでしょうね」

――まず子供がMMAの試合をやるという環境が少なかったですね。

「それは当時、関西でキッズ修斗の大会をやってくださっていた北川さん(北川純、ゴンズ・ジム代表)とか、関係者の皆さんに感謝しています。こういうインタビューでも、試合でも、みんなに恩返ししたいっていう気持ちが強いです」

――そんな安芸選手のプロキャリアも、順風満帆なものではなかったと思います。特に今年2月、Road to ONEで山北渓人選手にTKO負けを喫したのは……。

「あれは試合後、もうMMAから離れようと思いました。自分に失望して」

――失望……安芸選手は過去に修斗で2敗していますが、その2敗と山北戦の敗北は、何かが違っていたのでしょうか。

「もう十何年もMMAやってきているのに、こんな負け方するんや、って。それまでの2敗も、試合内容に納得いっているわけやないけど、KOや一本決着のほうが面白いと思っていたのもあったから。でも山北選手に負けた時は、悔し涙も出なかったです。だからもう、辞めようと。試合が終わってすぐ、父にそう言いました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】マックス・ザ・ボディ戦へ、キャプテン☆アフリカ─01─「点と点が線で繋がって」

【写真】王者になって初めての試合は、キャッチウェイトのノンタイトル戦となったキャプテン☆アフリカ (C)MMAPLANET

7月4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04。その第1部のメインイベントで、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカがマックス・ザ・ボディと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年は7月に川名雄生の持つ世界ライト級王座に挑み、KO負けしたキャプテン☆アフリカは5カ月後、田中有をストレートレートアームロックで下し、環太平洋のベルトを巻いた。

環太平洋王者として初めてケージに上がる一戦は、当初6月20日に行われる予定だった。しかし緊急事態宣言の発令とその延長により、7月4日に延期された。

改めて今回、地元で迎えるマックス・ザ・ボディ戦に向けて、キャプテン☆アフリカに、昨年の2試合とコロナ禍での練習について聞いた。


――キャプテン☆アフリカ選手は昨年12月、田中佑選手に1R KO勝ちし、修斗環太平洋ライト級のベルトを獲得しました。今回のマックス・ザ・ボディ戦は、そのチャンピオンシップ以来……約半年ぶりの試合となります。

「はい。今年に入っていつ試合があるかなぁと思っていたんですが、コロナ禍もあって、なかなか難しかったですね。特に緊急事態宣言が出ては、仕方ないと思っています」

――その間は、どのように過ごされていたのですか。

「もちろん試合がなくても、ずっと練習していました。6月に大阪大会を行うということだったので、その6月に向けて練習していましたね」

――当初は6月20日に開催予定であった大阪大会が、5月に緊急事態宣言が発令され、さらに6月20日まで延長されました。その結果、試合が7月4日に延期された時の気持ちは……。

「緊急事態宣言が、ちょうど試合の日まで延長ですからね(苦笑)。でも、逆に6月20日までの延長やったから、良かったと思っています」

――というのは?

「たとえば、緊急事態宣言が6月19日までやったら、大会が行われるかどうか分からない状態で、ずっと待っていないといけなかったと思うんです。でも6月20日なら、もう大会はできない。早い段階で延期が決まったから、良かったですよ」

――ただ、練習のスケジュールは6月20日に照準を合わせていたと思います。そのような時、ファイターとしてはどのように思うのでしょうか。

「ちょうど延期が決まったのが、試合の2~3週間前ですかね。最後の追い込みの時期やったんですよ。もちろん『えっ……』とはなりますけど、仕方ないことやし、そこで一旦休憩を挟むことができた、と考えています。それよりも……」

――それよりも、何でしょう?

「無観客じゃなく、有観客で行われることになって、本当に良かったです」

――地元・大阪での試合、応援団も多く来るでしょう。

「大阪で試合ができるのは、本当にありがたいです。いつも応援してくれる人たちが、たくさん来てくれるので。大会があることは分かっていたんですけど、コロナ禍の状況次第では、無観客開催の可能性もあるじゃないですか。そこが心配でしたけど、有観客開催で、みなさんに試合を見せられることが嬉しいですね」

――なるほど。ではここ最近の試合についてお聞きしたいのですが、2020年は7月に川名雄生選手の世界王座に挑み、KO負け。その次の試合で環太平洋王者となりました。

「世界戦で負けたのに、次の試合で環太平洋チャンピオンシップをやらせてもらって、嬉しかったです。でも、嬉しい反面、プレッシャーはありました。世界戦で負けて、これで環太平洋も獲れなかったら……って」

――まず川名戦での敗因は、どのように考えていますか。

「今思えば、自分自身で自分のスタイルを分かっていなかったんだと思います」

――それは、打ち合ってしまったことについて、でしょうか。

「あの時は、自分のスタイルって打撃は打撃、寝技は寝技という感じでしたよね」

――キャプテン☆アフリカ選手といえば、もともと柔道ベースの寝技の強さはもちろん、長いリーチからのパンチや蹴りなども強い印象です。

「その打撃と寝技が、MMAとしてうまく繋がっていなかったんです」

――結果、世界戦では川名選手と打ち合い、パンチの連打をもらってKO負けを喫しました。これまで、打撃の練習は所属するコブラ会で行っていたのでしょうか。

「コブラ会でもやっていましたし、僕の妻がボクサーなんですね」

――元WBO女子世界ミニフライ級王者の、池原シーサー久美子さんですね。

「彼女が所属していたジムで練習させてもらったり、あとABCボクシングジムや吉鷹(弘)先生のところにも行かせていただいていました。それと最近、及川先生にパーソナルで指導していただいているんです」

――元シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の及川知浩さんですか。

「はい。それとフィジカルは、及川道場の近くにある『パーソナルトレーニングスポットエレス』というジムで、篠原茂清さんというトレーナーさんに見てもらっています」

――及川道場でのパーソナルトレーニングでは、どのような練習を?

「さっき『打撃と寝技が繋がっていない』って言いましたけど、及川先生からは最初に、『すごく良いところもあれば、ダメなところもある。点と点を線で繋いでいこう』と言われました。それで打撃の練習をしながら、篠原先生のフィジカルトレーニングも受けて、最近ようやく体の使い方も分かってきて、点と点が線で繋がって……MMAとして打撃と寝技が繋がってきているところなんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】6月20日開催予定の大阪大会&修斗世界フライ級選手権試合が、7月4日にスライド

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【Shooto2021#04】キャプテン☆アフリカ出場。福田龍彌withエダ塾長&キシシ✖平良達郎with旭那拳

【写真】3大会連続のメルパルクホール大会の出場、世界戦、環太平洋戦、そしてノンタイトル戦となるキャプテン☆アフリカ(C) MMAPLANET

22 日(土)にSustainより、修斗6月の恒例となっている大阪大会の追加カードが発表されている。

6月20日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2021#04は、既に修斗世界フライ級選手権試合=チャンピオン福田龍彌✖チャレンジャー平良達郎戦が発表されていた。

今回の追加カードは7試合でうち3試合が3回戦だ。


まず修斗環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカが、正真正銘のアフリカン=カメルーン人ファイターのマックス・ザ・ボディと対戦する。昨年12月にベルトを巻いたアフリカは、72キロ契約マッチでマックス・ザ・ボディと戦う。

この他、フェザー級では山本ケントデリカットが仕切り直しの高橋孝徳戦、さらに平良の同門・旭那拳がマッチョ・ザ・バタフライと戦うストロー級マッチが3回戦となっている。キックの8人制トーナメントも併催される今大会は、2部制に開かれ、試合の振り分けは決定次第発表されるとのことだ。

上記にあるように平良陣営から旭那の出場があるが、福田が所属するMIBUROからはエダ塾長こうすけ、キシシが参戦。それぞれ左海清之、青柳洸志という神戸勢とのマッチアップでチャンピンの露払いが果たせるか注目だ。

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