カテゴリー
DEEP LFA MMA MMAPLANET Shooto2023#06 ブログ 堀内佑馬 岩﨑大河 石井逸人

【Shooto2023#06】一夜限りのクロスロード。堀内佑馬の対戦相手は石井逸人に。空道世界王者=岩﨑も出場

【写真】さぁ、減量が始まった堀内佑馬(C)MMAPLANET

9日(水)、サステインより9月24日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#06の対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

7月の後楽園大会で修斗参戦を表明した堀内佑馬の対戦相手が、第11代環太平洋バンタム級王者の石井逸人に決まった。この一戦はフライ級で行われる。


堀内は高校在学時にDEEPでプロデビューし、2016年を最後に5戦のキャリアを経て米国のチーム・オーヤマに在籍。北米最大のフィーダーショー=LFA初の日本人選手として、UFC参戦を目指して戦うという、前例のないキャリアを積んできたファイターだ。

そんな“シン日本人”堀内は2022年6月にシンガポールで行われたRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝でトップノイ・キウラに惜敗。今年1月のLFAフライ級王座決定戦、フィリッピ・ブニスとの一戦では計量失敗&初回TKO負けという厳しい結果に終わり、現時点ではUFCへの切符を手にすることができなかった。

しかしLFAで喫したフィリッピ戦以外の敗北はいずれもスプリット判定によるもので、フアン・プエルタ戦やドノヴァン・フリロー戦では劣勢を挽回しての一本勝ちを収めるなど、タフな試合を幾つも経験してきた。その米国で培ってきた経験&キャリア、そして将来目標は今も絶対で、修斗ファンの前で挨拶を行った直後に「修斗参戦は米国のビザ取得に向けて、Sustainの坂本(一弘代表)さんがサポートしてくれたので、恩返しです」と話していた。

さらに7月30日の超RIZIN02にブラックハウスのマネージメント配下にあるフレイレ兄弟の試合のために来日を果たしたLFAのエド・ソアレス代表は「ユーマのことは今でも大好きだ。いつでも米国に戻り、LFAで戦ってほしい」とラブコールを送っていた。

対する石井は修斗を主戦場に戦い、インフィニティリーグ2020バンタム級優勝を経て、2021年9月に安藤達也の持つ修斗環太平洋王座に挑むも一本負け。翌2022年5月に小野島恒太に勝利して、2度目の挑戦で同王座を手にした。しかし11月の初防衛戦で藤井伸樹に敗れて王座陥落となると、今年4月のパンクラスでは井村塁に敗れて連敗を喫している。今回は約6年ぶりにフライ級まで階級を落とし、こちらも再出発の一戦となった。

パンクラス参戦で喉に引っかかった骨を取り去ることはできなかったが、石井は改めて修斗で王座を狙うという目標を掲げることになった。

ともに激闘派・劇的なフィニッシュも多い両者だが、仕切り直しと再浮上をかけた一戦だけのクロスロードの一合一会マッチ――は、スリリングな試合内容よりも危なげない試合運びでの勝ち星が欲しいところだ。

また本日のりりすーでは、岩﨑大河とキム・ウンスによるミドル級戦も発表された。昨年12月に巌流島におけるラファエル・ロバトJr戦に敗れ、プロ初黒星を喫した岩﨑はこの5月に北斗旗第6回世界空道選手権大会の重量級王座を13年振りに日本に持ち帰り、その勢いを駆って2023年のMMA初戦にして再起戦に挑む。

ウンスは7勝のうち6つがKO勝ち、好戦的ではあるものの被弾も多いファイターだけに、岩﨑としてはビッグヒットへの警戒を緩めず勝利したい一戦だ。

またインフィニティリーグ2023では女子ストロー級で宝珠山桃花×藤野恵実と杉本恵×エンゼル☆志穂、フェザー級では上原平×磯部鉄心の3カードも決まった。注目は女子ストロー級の宝珠山と藤野の一戦だ。勝ち点的にも首位攻防戦(宝珠山=勝ち点6・1位、藤野=勝ち点4・2位)になると同時に、出場選手のなかで圧倒的な戦績&キャリアを誇る藤野を宝珠山が止められるかどうかが、リーグ戦の行方を大きく左右するだろう。

The post 【Shooto2023#06】一夜限りのクロスロード。堀内佑馬の対戦相手は石井逸人に。空道世界王者=岩﨑も出場 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Shooto Shooto2023#05 チャンネル 修斗 石井逸人 竹中大地 藤井伸樹

【Shooto2023#05】1年9カ月振りの実戦=藤井伸樹戦へ、竹中大地─02─「藤井選手の強さを体感したい」

【写真】ONEのバンタム級では自身よりフィジカルで優れた選手ともしのぎを削って戦ってきた。いきなりとタイトルホルダーとの対戦、そしてノンタイトルというのが今の竹中の修斗での立ち位置。MMAファイターとしての完成度は国内バンタム級で間違いなくトップクラスだ (C)MMAPLANET

23日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#05で、藤井伸樹と対戦する竹中大地のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

2年近く試合から離れていた竹中にとって、藤井戦について具体的な内容はなかなか答えづらかったような。試合前であることはもちろん、それだけファイターにとって2年近いブランクは大きい。しかし、竹中からは試合ができることの喜びと、今後に関する大きな希望は十分に伝わってくる。新たな第一歩を踏めるかどうか重要となる藤井戦について語ってもらった。

<竹中大地インタビューPart.01はコチラから>


――2年近く試合から離れているなか、今回のオファーを受けた時の気持ちを教えてください。

「嬉しかったです。藤井選手との試合が決まったのは1カ月ぐらい前ですけど、もともと修斗で試合を組んでほしいという話をしていて。対戦相手について聞いた時は『藤井選手か!』と思いました」

――それはどういう印象だったのでしょうか。

「藤井選手は今の環太平洋チャンピオンですし、背中がピリッとしました。やっぱりファイターがぬるいことを考えていちゃアカンよなって(笑)」

――「ぬるいこと」とは、藤井選手ほどの強敵との試合になるとは考えていなかったということですか。

「アハハハ。全てサステインさんにお任せしていたので、そこでは考えていませんでした。自分でも『どういうマッチメイクになるんやろう?』と楽しみにしていて。それがいきなり熱い勝負のカードで――自分もそういう戦いをしていかなアカンなと、気持ちが引き締まりましたね」

――竹中選手からプロモーターサイドに希望を出していたわけではないのですね。

「自分からは『試合がしたい』と伝えていただけで、用意された相手と戦う。あとはプロモーターからの提示に『ハイッ』って答えるだけ、っていう状態でした」

――では、対戦相手の藤井選手について印象を教えてください。

「いつも激闘をしていることは知っていて、対戦が決まって改めて藤井選手の試合映像を視ました。視れば視るほど良い選手やなって思いますし、僕も藤井選手の強さを体感してみたいと思いましたね」

――特に昨年11月の石井逸人戦は、これまで以上の大激闘となりました。

「凄かったですよねぇ。自分がああいう展開になった時、どんな動きができるのか。どんな選択をするのかは自分でも楽しみです」

――竹中選手の対応がとても楽しみですね。あの激闘の展開に持ち込ませないのか。それとも激闘の展開になったうえで、藤井選手の上を行こうとするのか……。

「試合前に細かい作戦は言えませんが、まず勝つためにはスクランブルに持ち込ませないことが重要です。でも、そういう試合が成立するのかどうかといえば――難しいですよね。どうしても藤井選手の展開になってくると思います。そこで自分がどう対応するのか。しっかり対応できるように練習を重ねてきました」

――竹中選手も削り合い、競り合いの中で勝つことができ、そしてフィニッシュする選手という印象が強いです。

「もちろん今回も藤井選手を相手にフィニッシュする自信はあります。藤井選手だけでなく、自分の形に持ち込むことができれば誰が相手でもフィニッシュできる。その自信は常にあって。たとえどれだけ藤井選手がゾンビであろうと、打撃にしても寝技にしても自分の形に持ち込み、フィニッシュできる試合だと思っています」

――竹中選手は13勝中3つのKO勝ちと、5つの一本勝ちがあります。フィニッシュ率は高いですが、それだけ仕留めることへの意識が強いのでしょうか。

「難しいところですね。しっかりと手順を踏むからこそ、フィニッシュできるものだと思います。もちろんフィニッシュすることは重要ですけど、それは最初から仕留めに行っているのではなく、結果的にフィニッシュできていることが多くて」

――藤井選手と対戦する場合は、他の試合よりもフルラウンド常に動き続けることを想定しなければいけないと思います。対して竹中選手は2年近く実戦から遠ざかっている。スタミナや試合勘などに不安はないですか。

「そういう不安をかき消すことができるぐらいのトレーニングをしてきたつもりです」

――なるほど。これは先のお話になりますが、国内復帰にあたり、藤井選手に勝ったあとはどのような展開を考えていますか。

「今のところ細かいことは考えていませんが、とにかく国内でどんどん試合をしていきたいです。ONEで試合をしている間も、ずっと日本のバンタム級の試合も視ていました。僕がONEと契約する前と比べたら、大きく変わってきていますよね。特にバンタム級はRIZINでもトーナメントが開催されたりと、修斗だけでなく国内でも一番盛り上がっている階級の一つやと思います。そのなかで自分の力を証明したいです」

――その国内バンタム級で、現時点で竹中選手はどれぐらいの位置にいると思いますか。

「それを自分でも考えてみるんですよ。でも、最初に言ったとおり僕が試合をしていない期間が長すぎて、本当に自分でも分からないです。それが正直な気持ちで――ただ、自分は勝負できるっていう気持ちは持ち続けています。一つ言えるのは、藤井選手に勝てば一気に勝負をかけていきたいですね。今の自分の力がどんなものなのか。それを確かめることができる相手やと思うので」

――全ては藤井戦の内容と結果次第ということですね。

「もし勝負をかけるまでに至らない……もっと自分の力を証明しなければいけない内容だったら、どんどん試合をしていきたいです。いずれにしても、プロモーターが嫌でもオファーしなきゃいけなくなるような試合を見せたいですね」

――ご自身としては、藤井選手を相手にどのような試合を見せたいですか。

「僕はどんな試合になっても大丈夫なように準備しています。自分がコントロールしてフィニッシュする。あるいは、藤井選手が得意とするドロドロの展開になっても僕が競り勝つ。その両方をイメージしています。あとは当日になってみないと分からないので、ファンの方もどうなるか楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
3月19日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

The post 【Shooto2023#05】1年9カ月振りの実戦=藤井伸樹戦へ、竹中大地─02─「藤井選手の強さを体感したい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
F1 KAREN MMA NEXUS NØRI o ONE PANCRASE   アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 修斗 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 渡辺謙明 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤野恵実 重田ホノカ 高本千代

『PANCRASE 333』試合結果

MARTIAL WORLD パンクラスオフィシャルグローブ PGPA3


第14試合 メインイベント パンクラス・ライト級王座統一戦 5分5R
×久米鷹介(ALIVE/王者)※4度目の防衛戦
○アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/暫定王者)
判定1-2 (大藪47-48/梅木48-47/山崎47-48)
※アキラが王座統一し正規王者に

第13試合 コーメイン パンクラス・バンタム級王座統一戦 5分5R
○中島太一(ロータス世田谷/王者、ネオブラッドトーナメント2012同級優勝)
×田嶋 椋(OOTA DOJO/暫定王者、ネオブラッドトーナメント2022同級優勝&MVP)
判定3-0 (大藪50-45/山崎50-45/梅木50-45)
※中島が王座統一および初防衛

第12試合 パンクラス女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
×KAREN(パラエストラ柏/王者)※PRAVAJRAから所属変更 ※初防衛戦
○ソルト(マルスジム/1位)
判定0-3 (大藪46-49/山崎46-49/梅木46-49)
※ソルトが王者に

第11試合 パンクラス女子フライ級チャンピオンシップ 5分5R
○端 貴代(和術慧舟會AKZA/王者)
×NØRI(PRAVAJRA/1位)
判定3-0 (大藪49-46/山崎49-46/梅木49-46)
※端が初防衛

第10試合 バンタム級 5分3R
○井村 塁(Nexusense/1位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝・MVP)
×石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/修斗世界2位・元環太平洋王者)
判定3-0 (出口29-28/山崎29-28/梅木29-28)

第9試合 フェザー級 5分3R
○亀井晨佑[しんすけ](パラエストラ八王子/2位、ネオブラッドトーナメント2018同級優勝)
×パン・ジェヒョク(韓国/コリアン・トップチーム)
判定2-1 (出口28-29/大藪29-28/梅木29-28)

第8試合 バンタム級 5分3R
○田中路教[みちのり](チーム・アルファメール/元PXC王者)
×笹 晋久[くにひさ](パラエストラ柏)
判定3-0 (出口30-27/大藪30-27/山崎30-27)

第7試合 女子ストロー級 5分3R
×藤野恵実(トライフォース赤坂/2位、元王者)
○エジナ・トラキナス[Edna Trakinas](ブラジル/ホシャ・トップチーム)
判定0-3 (荒牧28-29/大藪28-29/山崎28-29)

第6試合 ライト級 5分3R
×松本光史(M PLATIC/2位、元修斗世界王者)
○ヌルジャノフ・ルスタムベック[Nurzhanov Rustambek](キルギス/Salah/キルギスEFC暫定王者)
2R 1’01” KO (左フック)
※ルスタムベックは70.75kg(ライト級+450g(1ポンド))のリミットを50gオーバー。ルールでは5ポンド以内のオーバーの場合は試合が可能で、松本が同意し70.8kg契約で実施。松本は70.55kg。

第5試合 フライ級 5分3R
○有川直毅(K-PLACE/5位)
×コルトン・キエルバサ[Colton Kielbasa](米国/Marrok Force)
2R 5’00” TKO (ドクターストップ:右ストレートによる左まぶたの負傷)

第4試合 ライト級 5分3R
○粕谷優介(CROWN/3位)
×葛西和希(マッハ道場/4位)
判定3-0 (出口29-28/大藪29-28/山崎30-27)

第3試合 ライト級 5分3R
○松岡嵩志(パンクラスイズム横浜/5位)
×岡野裕城(マッハ道場/HEAT王者)
判定3-0 (山崎30-27/荒牧30-27/大藪30-27)

第2試合 バンタム級 5分3R
×ジェイク・ムラタ(パラエストラTB/ Fighting Nexus/元ZST王者)
○矢澤 諒(パンクラスイズム横浜)
1R 4’33” KO (右フック)

第1試合 女子ストロー級 5分3R
×高本千代(高本道場)
○重田ホノカ(パラエストラ柏)
判定0-3 (大藪27-30/荒牧27-30/出口27-30)

プレリミナリー フェザー級 5分3R
×渡辺謙明(パラエストラ東京)
○平田直樹(フリー)
1R 2’18” 肩固め

 4月30日に立川ステージガーデンで開催された『PANCRASE 333』の試合結果。メインイベントのライト級王座統一戦は暫定王者のアキラが久米鷹介に判定勝ちし王座統一。バンタム級王座統一戦は正規王者の中島太一が田嶋椋に判定勝ちし王座統一&防衛。女子ストロー級チャンピオンシップはソルトがKARENに判定勝ちし新王者に。女子フライ級チャンピオンシップは端貴代がNØRIに判定勝ちし王座防衛。4年ぶりに日本で試合をした田中路教は笹晋久に判定勝ちしています。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 井村塁 石井逸人

【Pancrase333】令和の激闘王・石井に初回を取られるも、井村がバックテイクで逆転の判定勝利

【写真】舞台が変わっても石井の激闘ぶりは変わらず。それを凌いで逆転した井村が凄まじい。 (C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
石井逸人(日本)

開始早々、井村が距離を詰める。足を使いながら右ストレートを伸ばす石井、井村が組もうとしたところに右を当てる。組んできた井村を払い腰で投げた石井が、鉄槌とヒジをを連打すると石井が顔面をカットした。井村も両足を掛けて石井の右腕を狙うも、石井も井村の左腕を抱えてアメリカーナを狙った。井村の動きを潰し、顔面にヒジを叩きつけていく石井だがバックに回られてしまう。すぐに察知した石井はトップを奪い返してパウンドの連打を浴びせる。

石井が離れたところで井村も立ち上がったが、頭頂部からの出血が激しくドクターチェックが入る。出血を止めて試合は再開。井村が打ち合いを仕掛けるも、石井がパンチを返しながらシングルレッグで井村に尻もちを着かせた。起き上がる井村をケージに押し込みつつ、リフトアップして背中を着かせた石井がバックに回り、立ち上がる井村にクルスフィックスから右ヒザを浴びせた。

ジャッジ3者とも石井に10-9をつけた。

2R、ケージを背にサークリングする石井が組みついた。体勢を入れ替える井村を首相撲で抑え込む。井村はシングルレッグへ。石井が井村の右手首を取り、左ヒジを頭部に突き刺す。井村は右腕を抜いてバックに回った。四の字で組んだ井村は、動き回る石井にRNCを仕掛けるも極めきることができない。

石井の左手を掴み、パンチで削る井村。石井も後ろの相手にパンチを返していく。石井は井村の四の字を外そうとするも、井村はバックをキープしている。しかし石井が後ろの顔面にパンチを連打すると、井村の出血が激しくなる。ここで井村がRNCで絞め上げるが、耐えきる石井。腰を上げて前に落とそうとする石井だが、井村は四の字がバックをキープしたままラウンド終了のホーンを聞いた。

ラウンド終了と同時に、井村にドクターチェックが入る。井村は両手を広げるが、出血は激しい。出血が止まったことで試合は続行となり、2Rは井村が10-9で取ったことが発表された。

最終回、井村が右ストレート、右アッパーを当ててシングルレッグで飛び込む。これをかわして立ち上がった石井が、ケージを背にしてサークリングする。井村の動きが止まったところで、シングルレッグで組んだ石井がバックを狙うも、これは取り切ることができず。反対に井村がシングルレッグで石井をケージに押し込み、さらにバックへ回った。

スタンドの状態にある石井のバックに昇り、グラウンドに引きずりこむ井村。しかし石井が反転して体勢を入れ替え、逆にシングルレッグで井村をケージに押し込んだ。そしてダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。下からヒジを突き刺す井村に対し、石井がパスを狙う。井村はケージに足を向け、鉄槌を連打する石井をスクランブルからシングルレッグで尻もちを着かせる。ところがバックを狙うと石井がトップに回るなど激しい展開に。

再び井村がバックに回って四の字で組んだ。すぐさまRNCを狙う井村、これも石井が凌ぐ。井村はバックをキープしつつ、残り20秒でパームトゥパームでRNCへ。石井は人差し指を挙げて、極まっていないことを示し、そのまま試合終了となった。

井村が初回は取られたものの、2、3Rを取り返す逆転の判定勝利を収めた。


The post 【Pancrase333】令和の激闘王・石井に初回を取られるも、井村がバックテイクで逆転の判定勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA CFFC114 KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク ボクシング 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平本蓮 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 渡辺謙明 田中路教 田嶋椋 石井逸人 神田コウヤ 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤野恵実

【Pancrase333】パンクラス初出場、渡辺謙明戦に向けて。平田直樹「この2年間を取り戻すために」

【写真】他の選手のスパーリングを真剣に目で追う平田 (C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333。同大会のプレリミに平田直樹が出場し、渡辺謙明と対戦する。

日本の国内でのMMAは2021年6月の神田コウヤ戦以来、約1年11カ月振りとなる平田。昨年11月の米国でCFFCに参戦もデビュー戦の相手に思わぬ敗北を経験した。それでも試合だけでなく、2度に渡る米国での出稽古は平田に多くのモノを与え、そこを生かした練習を国内で積んできた。

負傷欠場、K-Clann退会、米国での日々、MMAデビュー時に思い描いた自分の将来像通りにはキャリアを積むことができなかった。ある意味、ここがキャリアのリスタートとなる平田直樹の心境を訊いた。


──パンクラス初戦を5日後(※取材は25日に行われた)に控えた平田選手ですが、昨年11月のCFFC114での敗北から新天地にパンクラスを選んだのはどういう理由からだったのでしょうか。

「修斗かパンクラスと考えて、パンクラスさんの方が早く試合を組んでくれそうだったので。とにかく試合がしたかったので、パンクラスさんで戦うことになりました」

──デビューから3年が過ぎ、ヒザの負傷もあり試合数は5戦で戦績は3勝2敗。この数字は3年前に思い描いていた将来と比較するとどのように捉えていますか。

「勝ったり負けたりはあったとしても、もっと試合をしてもっと経験を積んでMMAファイターとしてもっと成長できると思っていました。前回の試合前にケガもあって1年半ブランクが空き、ジムも辞めた。その影響もあり、ブランクの期間は勿体ないなと思うところはあります。本当なら3試合か4試合……5試合ぐらいは多く戦えていたはずなので。倍のキャリアを積むことができたと思います」

──この間、樹選手の米国修行に付き合う期間もありました。米国での練習で何を得ることができましたか。

「試合では負けてしまったのですが、米国の練習で得たモノは凄く多いです。過去3年で一番得るものがありました。自分で色々と考えて、サポートしてくれる人達も変って、結果はまだ出せてないけど成長できたと思っています」

──米国での敗北から、何を学ぶことができましたか。

「あの試合前に1カ月半、米国で練習して初めてバンタム級で試合をしました。多くの人の協力があって実現したことだから、やっぱり結果を残したかったです。そうやって次のステップに進まないといけかったのですが、自分の中で『このぐらいで行けるだろう』という甘さがありました」

──それだけ練習に手応えがあったから、「このぐらい」と思ってしまったということは?

「それもあるかと思います。強い選手、トップの選手と練習して、できること・できないことを理解しました。なので自分のなかで、プロデビュー戦の相手ですし普通にやれば行ける。体調だけ整えられると勝てるという考えが、どこかにあったと思います」

──正直、組み負けたのはショックでした。バンタム級がフィットしなかったということは考えられますか。

「体重は落とせていたのですが、リカバリーしても普段練習している体重まで戻らいので、ちょっとした感覚の違いがありました。ただ、それを言い訳にはできないです。自分でバンタム級で戦うことを決めたので。それでも、これまで自分なら組み勝つことができた。1Rで一本だったり、パウンドでフィニッシュできていたはずです。でもそこで極め切れなかった。1年間のブランクの影響か、ちょっと感覚が違うというのも感じました」

──ケガがあったと聞いています。

「それは……2Rに入ってからです。ヒジを被弾して眼窩底と鼻の骨を骨折してしまって。それから流れは相手になったのですが、そういう風になった時に自分の力を発揮できないのは、まだまだだと思います」

──その状態で「まだまだ」と言えるのは凄まじいと素直に思います。今回、フェザー級に戻すのは先ほど言われた感覚の違いがあったからでしょうか。

「そうですね。今のところはフェザー級で考えています。コンディションもやはり良いですし、自分の良いところ、強いところをしっかりと出せるのはフェザー級かと思っています。海外に挑戦する時にはバンタム級も──と考えないことはないですが、今回はフェザーでしっかりと体を創ってきたので、仕上がり的にも体調も凄く良いです」

──先日はロータス世田谷のMMA練習の模様を撮影させていただいたのですが、この試合に向けての練習環境というのは?

「MMAはロータス世田谷さんで週に2回やらせてもらっています。グラップリングはトライフォースさん、それにロータスのグラップリングに混ぜてもらうこともあります。それと打撃は目白にあるクレインというジムでお世話になっています。以前に平本蓮選手を指導していたことがある方に、打撃を教えてもらっています。最近は、樹も来るようになりました」

──おお、樹選手も格闘技を続けていますか(笑)。本当に練習環境も変わりましたね。

「人間関係も広がり、出稽古でそれまでは組めなかった選手たちと練習できています。この2年間を取り戻すために考えて、練習しています。やっぱり結果を残さないといけないので、そのためにより試合のことを考えて練習場所、練習スケジュールを自分で組み立ててやるようになり、その成果を感じているので試合で出したいです」

──直樹選手の武器は凄まじい組みの圧力であることはロータスのMMAスパーでも明らかでした。ただし、そこをより効果的にするには現代MMAでは打撃でやり合えることが重要になって来たかと思います。

「米国で練習した時に、そこはメチャクチャ思いました。向うはボクシングの経験者が多くて、ボクシングレスリングが上手い。自分と同じ階級でもリーチが長い選手もいて、入ろうとしてもボクシングのテクニックで距離を取られて入れないことが良くありました。どう距離を詰めるかと考えると、組みだけでは駄目だしある程度の打撃の攻撃、相手の打撃を怖がらないで入れるかも含めて、打撃は必要です。最低限のディフェンスとオフェンスをして、組みばかり狙っているとポイントアウトされます」

──そのなかでムエタイをチョイスしたのは?

「向うでもムエタイとボクシングを同じ人に習っていて、自分の組みを生かすには距離、それと首相撲があるムエタイが良いかと思い、ムエタイをやっています。近い距離だけでなく、離れている時の圧のかけ方なども指導してもらっています。ギリギリまでミットを持ってもらいましたし、イメージをしっかりと創ってきました。プレッシャーの掛け方はMMAの練習でも意識して、詰める練習は結構やってきました。ここは米国で経験したことを頭に残してやってきました」

──それだけ話してもらいながら、次の渡辺謙明戦。内容以上に結果が問われるかと。

「勝つのは大前提で、フィニッシュをしないといけないです。渡辺選手云々でなく、プレリミ枠の試合ですし……しっかりフィニッシュして今度は本戦で戦いたい。日本では約2年振りの試合になるので、フィニッシュ、内容を見せて戦い──ここから一つ一つ勝って上を目指したいと思っています」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333計量結果
<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一:60.35キロ
[暫定王者] 田嶋椋:61.05キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

<フライ級QOPC/5分5:キロ(日本)
[王者]端貴代:56.65キロ
[挑戦者] NØRI:56.35キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
ヌルジャノフ・ルスタムベック:71.6キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:57.15キロ
コルトン・キエルバサ:57.05キロ

<ライト級/5分3R>
粕谷優介:70.3キロ
葛西和希:70.55キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.65キロ
岡野裕城:70.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代:52.1キロ
重田ホノカ:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.9キロ
平田直樹:65.75キロ

The post 【Pancrase333】パンクラス初出場、渡辺謙明戦に向けて。平田直樹「この2年間を取り戻すために」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN KTT MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 ROAD FC UFC YouTube   アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト チョン・ダウン ヌルジャノフ・ルスタムベック ハム・ソヒ パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 岡野裕城 平田樹 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤野恵実

【Pancrase333】計量終了 計量会場で見られたチョットしたこと。平田樹も人前に「組み技にも出たい」

【写真】計量失敗で記念撮影から外されたヌルジャノフを横に、松本光史 (C)MMAPLANET

明日30日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333の計量が新宿区サンエービル地下1階会議室で行われた。

正午より第8試合~メイン、12時50分よりプレリミ~第7試合の計量が行なわれ、松本光史と対戦するヌルジャノフ・ルスタムベックのみが900グラムオーバーで再計量に回った。

ヌルジャノフは滞在先で通っていたゴングジムが土曜日の午前中は閉館しており、そこで最後の汗をかくことができなかったのこと。対戦相手の松本は「落とすでしょう。どっちみち、やりますけど」と憮然としつつも、最後は柔らかい表情で話した。

ここでは公開計量で見られたファイターたちのトピックスをお届けしたい。


<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

常に厳しい減量というイメージが残る久米だが、今はRoad FCで戦った時時よりも、ずっと楽になっているとのこと。それだけ普段の体調管理に気を付けているということだろう。

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

地元八王子大会の常連、井村は「決して安くないチケットを皆が勝って応援してくれています。しっかりと勝ちます」と」意気込みを語った。

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

今回、下着を脱いで計量をクリアしたのはパン・ジェヒョク、久米、田中の3選手。パン・ジェヒョクのコーナーマンはUFCファイターでKTTの同門チョン・ダウンが務める。

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

声が枯れていた田中は1週間前に帰国。今後は7月のUFC Fight Weekに開催される予定だったA-1で戦うプランもあったが、流れる模様とのこと。

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

北海道から出場のソルトは、自らの計量時間に間に合わず。第一部計量の最後に体重を測り、パスした。

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

計量前はエジナを見て「キマッてるわぁ」と警戒していた――ご婦人ファイターは、計量後にエジナから花を贈られてニッコリ。

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

ZSTのベルトを持って計量後の撮影を終えたジェイク。右手を差し出し握手を求めるも矢澤にスルーされ憮然とした表情を浮かべた。

パンクラス初出場の直樹のサポートをする平田樹は、ハム・ソヒ戦の敗北以来、メディアの前に姿を現した。「練習始めています。グラップリングとか柔術の試合にも出たいッス」と前向きな言葉が聞かれた。

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333計量結果
<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一:60.35キロ
[暫定王者] 田嶋椋:61.05キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

<フライ級QOPC/5分5:キロ(日本)
[王者]端貴代:56.65キロ
[挑戦者] NØRI:56.35キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
ヌルジャノフ・ルスタムベック:71.6キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:57.15キロ
コルトン・キエルバサ:57.05キロ

<ライト級/5分3R>
粕谷優介:70.3キロ
葛西和希:70.55キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.65キロ
岡野裕城:70.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代:52.1キロ
重田ホノカ:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.9キロ
平田直樹:65.75キロ

The post 【Pancrase333】計量終了 計量会場で見られたチョットしたこと。平田樹も人前に「組み技にも出たい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤井伸樹 藤野恵実

【Pancrase333】パンクラスへのリベンジ=井村塁戦。石井逸人「舐めてはいけないけど、俺の方が強い」

【写真】練習で唇を擦り、リップを塗っているようなくっきり具合。歌舞伎役者のような面妖の石井だった (C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333に石井逸人が3年振りに参戦し、井村塁と対戦する。

石井逸人in パンクラスといえば、2019年10月の瀧澤謙太戦だ。自信しかない状況で敵地の乗り込み、跳びヒザで敗れた。直接のリベンジではないが、パンクラスという場には喉元に何が引っ掛かったままだ。

2022年版、修斗の激闘王が改めて乗り込むパンクラスでの戦いはズバリ──激闘にならないこと。そんな石井に話を訊いた。


──日曜日に3年半振りのパンクラス出場、井村塁選手との試合が迫ってきました(※取材は27日に行われた)。もう、随分と締まっていますね。

「水抜きも計量当日の朝にするぐらいで。ほんと水抜きしないで済むぐらいまで落ちています」

──と同時に髪型も仕上がって見えます。相当に刈り上がっていますが、やはり髪型を整えることでスイッチが入るモノなのでしょうか。

「ファイト仕様ですね。試合前のルーティーンになっていて。正直、評判はあまり良くないですけど自分が好きにやっているので(笑)」

──このタイミングで、パンクラスで戦うことになったのは?

「修斗では一回りしました。戦いたい相手がいないから、それだけです。環太平洋のチャンピオンになって、防衛戦で落とした。いうと縛りがなくなったので、この機会で外に出たいという風にも想っていました。修斗の世界のベルトを絶対に巻きたいという気持ちがあったわけじゃないし、強いヤツと戦えるなら戦う場所は拘っていないです。

もちろん藤井伸樹には負けたので、ダイレクトリマッチがあるなら戦いたいです。ただ、その試合よりも先にパンクラスで戦うことが決まったので。今回の試合もサステイン経由で話をもらって……これは修斗を背負って戦ってこいという激励なのか、厄介者払いなのか(笑)。そういう場所を創ってもらったので、ここで戦います」

──本来は海外志向だったかと。

「ハイ。でも、あそこで負けていますし。今年1年、しっかりと実現を積んで目に留まるようにして海外に行きたいと思っています。ただ、先のことを考えると目の前の試合を落としてしまうので、そこは今は考えないようにしています」

──強い相手と戦いたい。そのなかでキャリア的にも少ない井村選手は、石井選手にとって強い相手に当てはまるのでしょうか。

「フィニッシュが多いですし、パンクラスのランキング1位ですから。若いですし、対戦相手として魅力のある選手です。本音を言えば、試合が決まるまで注意していた選手ではないですが、極めるべき時に極める力を持っていると思います。フィニッシュ力があるので、気を抜くことはできないです」

──気が抜けないという見方は──。

「そりゃあ俺の方が強いに決まっています。でも、そんな風に上から見ているとクソみたいな試合になるから。しっかりと殺しにいくので。舐めてはいけないけど、俺の方が強いというマインドではあります」

──パンクラスで、絶対の自信を持って──それを口にして戦う。3年半前を思い出すのは、自分だけではないかと思います。

「そうッスね。3年半前に瀧澤に負けて、そこはまだ引っ掛かったままです。未だにあのヒザ蹴りのシーンが使われているし。あの借りがあるので、ここでちゃんと勝ってあの時に言いたかったことを口にしたいと思っています」

──パンクラスへのリベンジのためのワンオフ参戦なのか。それとも、ここからパンクラス王座を目指すのか。どちらを考えているのでしょうか。

「ちゃんと今回勝って、タイトルマッチをやらせてもらえるならベルトが欲しいという想いもあるし、この試合の勝ち方次第。どうなるかは分からないですが、流れに身を任せていきます」

──では同じ大会のコメインで組まれたタイトル戦は気になっていますか。

「普通に気にはなっています。まぁ、中島選手が勝つだろうと思っていますけど」

──その故は?

「経験の差と穴がないので、お互いが得意なところを出し合うと中島選手の方が武器が多い。それが中島選手だと思う理由です。何より戦いたいのは田嶋より、中島選手だし」

──他の選手は呼び捨てなのに、中島選手だけ選手という敬称をつけて呼んでいますね(笑)。

「ロータスで練習したり、シンガポールのイヴォルブMMAのトライアウトの時も一緒で面識があるので」

──あぁ、あの今や業界の黒歴史のシンガポールの日々ですね(笑)。まぁ、私以外の人間にあれを笑い話にはさせないですけど。

「スミマセン(苦笑)。あの時のメンバーなので、中島選手のことは意識しています。中島選手がケガをしていて、肌を合わせたのは数回ぐらいだったのですが、あの状況でMMAファイター人生を打開しようとチャレンジしている姿を見ていますし。中島選手のことは試合が決まるまで尊敬しています。ただ尊敬はしているけど、俺の方が強いという想いでいます」

──押忍。2022年の石井選手は2勝1敗、全てが競り合りのなかでこれまでなら気持ちが強く持てていなかったというところで、踏ん張れた。そういう印象があります。

「あ……、ありがとうございます。もっと一人前になっているところを今回の試合で見せることがデキると思います。同時に良い試合という評価には特に何も思わないです。次の試合がショボかったら、たまたまになりますし。それでも去年の3試合をしたことで自分も何かを掴めていると思っているところがあるので。自分の理想のファイトスタイルまでもうチョイなんです。そこを掴むための練習の日々になっています。

その成果が出て『コイツ、強いな』と思われるのが今回の試合かもしれないし、その次かもしれない。いつか分からないけど、確実に前に進んでいます。その成長を見てもらうためにも、激闘とか言われてもそれはシーソーゲームになっているということなので圧倒的に自分のしたいことをだけをやりぬく。そういう試合にしたいです」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■対戦カード

<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介(日本)
[暫定王者] アキラ(日本)

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一(日本)
[暫定王者] 田嶋椋(日本)

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN(日本)
[挑戦者]ソルト(日本)

<フライ級QOPC/5分5R>
[王者] 端貴代(日本)
[挑戦者] NØRI(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
笹晋久(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
エジナ・トラキナス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
松本光史(日本)
ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス)

<フライ級/5分3R>
有川直毅(日本)
コルトン・キエルバサ(米国)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
葛西和希(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
岡野裕城(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ(日本)
矢澤諒(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代(日本)
重田ホノカ(日本)

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明(日本)
平田直樹(日本)

The post 【Pancrase333】パンクラスへのリベンジ=井村塁戦。石井逸人「舐めてはいけないけど、俺の方が強い」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o ONE ONE FF01 PANCRASE Pancrase333 RIZIN YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト デニス・ザンボアンガ ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク ボクシング ルンピニー 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤沢彰博 藤野恵実

【Pancrase333】ヤバいのが来ちゃったんじゃないの? コルトン・キエルバサ「僕の戦い方は何も秘密はない」

【写真】戦績は5勝1敗。この手のファイターは、日本にはいてなかなか戦う機会はないはず。有川にとっては試練──だけに、勝てば大きな自信を手にできるファイトになる(C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333でコルトン・キエルバサが有川直毅と対戦する。

(C)ONE

キエルバサは1月20日のONE FF01で藤沢彰博と対戦

ベリートゥベリー・スープレックスからポジション奪取──RNCで秒殺した。ONEフライ級戦線に面白い選手が現れたと思っていると、今回のパンクラスでのファイトが決まった。

藤沢戦では投げ、ポジション、極めという流れのなかで力強さを見せつけたキエルバサとは、どのようなファイターなのだろうか。タイを拠点に戦う、アメリカン・レスラーのファイター人生に迫った。


──コルトン、日曜日の試合に向けて東京には今朝、入ったそうですね(※取材は26日に行われた)。

「バンコクを昨日の夜の10時に出て、午前6時に着いた。これからワークアウトだけど、ホテルにチェックインしてからは昼寝をしていたよ。時差が2時間なのは楽だし、体重も落ちてきている。とても良い感じだよ」

──初来日、日本のファンにはまだ馴染のないコルトンですが、1月20日のONE FF01で藤沢彰博選手を下し、ベリートゥベリーのような投げからポジションを奪取してRNCで一蹴。インパクトのある勝利でした。ただONEのルンピニー大会だったので、コルトンの目標はONEで戦っていくことかと思っていました。

「理由はないもないんだ。あの試合は1試合の単発契約だったから。そして、日本で戦う機会を得られたんだから、ここで戦うよ。もともとアメリカ海兵隊で日本に住んでいたことがあったから、日本で試合をすることは特別だよ」

──おお、どこのベースで生活していたのですか。

「横須賀だよ」

──すぐ近くじゃないですか!!

「2016年に5カ月間、横須賀にいて。その時はMMAのジムで練習することはなかったけど、軍でもレスリングを続けていた。元々、米国ではフォークスタイルとグレコをやっていて。フォークスタイルはMMAに転向するには、一番適したスタイルだと思う。ハイスクールを卒業し、カレッジに進んでレスリングをするという選択もあったけど……。僕はパーティー野郎だったから、カレッジに行くとそういう生活に浸りそうだって思ったんだ。きっとレスリングに集中できないって。それもあって海兵隊に入隊した。軍ではグレコを続けたよ。

セコンドのクリスはフランクフルトで、ディン・トーマスの指導を受けていた時期があるそうだ

海兵隊には4年いて、MMAファイターになることを決めた。

そして除隊後は米国に戻らず、打撃を学ぼうとタイへ向かったんだ。チェンマイのチーム・クエスト・タイランドで練習している時に、今回コーナーマンをしてくれるクリス・カーシュに会った。クリスはドイツからやってきたんだけど、彼のように良い選手がチェンマイにはたくさんいた」

──MMAを学ぶには米国の方がより充実した環境があり、戦う機会も多いかと思うのですが。

「僕にはレスリングのベースがあり、グラップリングよりもムエタイを学ぶべきだと思ったんだ。でも、ずっと住む予定ではなかった。それがもう5年も住んでいる(笑)」

──ずっとチェンマイで?

「チェンマイに2年間、それからバンコクに2年少し住んだ。バンコクではマロック・ジムに所属していたよ。グラップリング中心で、良いチームだった。今はプーケットのサウスサイドMMAで練習しているんだ。まだ新しいけど、凄く良いジムだよ」

──この間、コロナが起こりタイでは公にはジムは閉鎖状態だった時期も長かったと思います。その時も帰国しなかったのですね。

「それは考えた。でも、米国の方が酷い状態だったから。タイの方がリラックスしているし、皆が普段から用心していた。ただし試合の機会がなかったから米国やヨーロッパで戦うことも模索している時に、タイがオープンになったからそのままタイで戦ってきたんだ。

ONE FFでアキヒロと戦った時は、もっとONEで戦いたいと思っていた。ルンピニーショーは、今やタイで一番大きなショーでアジア在住のムエタイファイターは、誰もがこぞってあの場で戦いたいと思っているからね。ただ、さっきも言ったようにパンクラスで戦う機会を得た。だからパンクラスで僕は戦う」

──ところでマロック・ジムは一時期、有望な選手が集まり注目されていましたが、多くの選手がジムを離れたとデニス・ザンボアンガから聞きました。

「僕はマロックに残っていた最終メンバーの1人だよ。デニスやドレックスより後に、チームを離れた。今、マロックに残っているのはジェレミー(ミヤド)だけじゃないかな。チーム・クエスト・タイランドもバラバラになり、その時も僕は最後まで残った1人だった(笑)。クリスは今もバンコクにいて、この試合のために再合流したんだよ」

──色々あってもタイを拠点にするのは変わりないのですね。

「ガールフレンドもいるし、現時点で米国に戻ることは考えていないよ。もし、試合があるなら喜んで米国でも戦うけどね。それにパンクラス、日本で戦えることが凄く嬉しい。パンクラスの過去のショー、対戦相手に関してもリサーチはしっかりしてきたよ」

──ところでムエタイを学ぶために始まったタイでの生活ですが、試合ではレスリング&グラップリングで圧倒的な強さを見せていますね。

「打撃に関しては、十分に使える。モノにしたと思っている。素晴しいボクシング・コーチとずっと練習してきたからね。ただファイトはよりイージーに、そしてケガをしないように戦うべきだ。その局面になったら打撃でやりあうけど、必要がないならテイクダウンからサブミットする」

──では有川選手の印象を教えてください。

「う~ん、まぁ試合に関して対戦相手云々ではないから。僕の戦い方はシンプルで何も秘密にすることはない。テイクダウンして戦う」

──押忍。パンクラスのファンはテイクダウン、コントロール、そして極めを堪能できるはずです。

(C)ONE

「そうだと嬉しいよ(笑)。

そうなって欲しい。これから体重をしっかりと落として、そんなファンの前で戦うことが楽しみでならないよ。僕のやることは変わらない。ゴールは勝利を掴むこと。打撃をより使うような試合になるのは、それが必要になるから。僕のスタイル、戦い方は変わらない。ゲームプランは、テイクダウンして戦うこと。同じだよ」

──では、ここからのキャリアアップをどのように考えていますか。

「分からない。できればRIZINで戦いたいけど、どうなるのか。僕がMMAファイターになったのは、110パーセント集中した自分がどれだけ強いのか、どれだけやれるのか。それを知りたかったから。今もその想いは変わりないよ」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333対戦カード

<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介(日本)
[暫定王者] アキラ(日本)

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一(日本)
[暫定王者] 田嶋椋(日本)

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN(日本)
[挑戦者]ソルト(日本)

<フライ級QOPC/5分5R>
[王者] 端貴代(日本)
[挑戦者] NØRI(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
笹晋久(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
エジナ・トラキナス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
松本光史(日本)
ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス)

<フライ級/5分3R>
有川直毅(日本)
コルトン・キエルバサ(米国)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
葛西和希(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
岡野裕城(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ(日本)
矢澤諒(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代(日本)
重田ホノカ(日本)

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明(日本)
平田直樹(日本)

The post 【Pancrase333】ヤバいのが来ちゃったんじゃないの? コルトン・キエルバサ「僕の戦い方は何も秘密はない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA DEEP KAREN MMA MMAPLANET NØRI o ONE PANCRASE Pancrase332 Pancrase333 アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 田島椋 石井逸人 秋葉太樹 端貴代 粕谷優介 葛西和希 藤沢彰博 藤野恵実 谷村泰嘉 透暉鷹

【Pancrase333】平田直樹が初出場、続々とガチガチ&ゴリゴリのカードの発表続く

【写真】平田の試合のリリースには、プレリミ出場と明記されている。この真意は──(C)MMAPLANET

4月30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で4階級のタイトルマッチに続くカードが、次々とアナウンスされている。

バンタム級王座統一戦=中島太一×田島椋戦、ライト級王座統一戦=久米鷹介✖アキラ、ストロー級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ=王者KAREN×挑戦者ソルト、フライ級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ=チャンピオン端貴代✖チャレンジャーNØRI──以外にこの9日間で10試合が明らかとなっている。

最新、本日18日(土)のリリースでは平田直樹のパンクラス初出場と渡辺譲明戦が発表されたばかりだ。


それ以前には10日(金)にフェザー級の亀井晨佑✖パン・ジェヒョク、11日(土)にライト級の松岡嵩志✖岡野裕城、12日(日)に同じくライト級の粕谷優介✖葛西和希、13日(月)にはフライ級の秋葉太樹✖谷村泰嘉、14日(火)にはバンタム級で石井逸人✖井村塁、15日(水)はライト級の松本光史✖ヌルジャノフ・ルスタムベックと女子ストロー級=藤野恵実✖エジナ・トラキナス、16日(木)にフライ級の有川直毅✖コルトン・キエルバサ、17日(金)は女子ストロー級の高本千代✖重田ホノカ、そして本日の平田✖渡辺が正式発表となった。

DEEPでデビューした平田は所属ジムと活動拠点を変え、米国MMA界の登竜門CFFCに挑むも敗北──。キャリアの仕切り直しはフェザー級に戻し、パンクラスに新天地を求めた。

藤野✖エジナは3月26日のPancrase332で組まれていたが、エジナの負傷でスライドされ、立川大会のカードに……結果的に厚みを加えることとなった。

亀井は一時期ONE FF出場の話も聞かれたが、日本とアジアを行き来するキャリアアップは困難だったのか。それでも暫定フェザー級KOP透暉鷹を相手に、しっかりと力を見せつけたパン・ジェヒョクとの対戦は確実にタフな戦いが予想され、実のあるマッチアップといえよう。

そのONE FFで藤沢彰博をRNCで一蹴したキエルバサが来日し、有川と戦うというのも興味深い。さらには海外勢では、中央アジア=キルギスから、松本と戦うルスタムベックに要注目だ。

加えてクリスマス大会からの仕切り直しの粕谷✖葛西戦、そのPanrcrase321で葛西の代役を買って出た岡野は松岡との試合が決まった。

さらに修斗で環太平洋を取り、世界を取り逃した石井のパンクラス再参戦=井村との顔合わせもトピックな一番だ。

高本✖重田のティーンエイジャー女子デビュー戦、高本&井村の出場は何気に立川色も加えておりながら、決して数合わせでない。そんなカードが並ぶPancrase333──MMAPLANET調べでは、『えっ、ここに来たのか』となるファイターの出場も決まっており正式発表が待たれる。

The post 【Pancrase333】平田直樹が初出場、続々とガチガチ&ゴリゴリのカードの発表続く first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ACA MMA o Shooto   キム・ソユル パンクラス ボクシング ライカ 中村未来 久遠 修斗 内藤頌貴 小生由紀 山内渉 後藤丈治 新井丈 新井拓巳 清水清隆 澤田千優 石井逸人 藤井伸樹 関口祐冬 須藤拓真 高岡宏気 齋藤奨司

『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』試合結果


第10試合 メインイベント 清水清隆引退試合 フライ級 5分3R
×清水清隆(TRIBE TOKYO MMA/世界3位、元パンクラス同級王者)
○山内 渉(FIGHT FARM/世界5位)
1R 0’44” KO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

第9試合 セミファイナル 修斗環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
×石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/環太平洋王者、世界1位)※初防衛戦
○藤井伸樹(ALLIANCE/環太平洋4位、世界2位)
判定1-2 (片岡27-30/田澤29-28/柴田28-29)
※藤井が王者に

第8試合 フライ級 5分3R
○新井 丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS/ストロー級世界王者)
×大竹 陽(HAGANE GYM)
1R 4’10” KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

第7試合 バンタム級 5分3R
×後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/世界5位)
○須藤拓真(X-TREME EBINA)
2R 2’01” ヒールフック

第6試合 フライ級 5分3R
○内藤頌貴(パラエストラ松戸/世界6位)
×高岡宏気(FORCE GYM)
判定3-0 (長瀬29-28/福田29-28/豊永29-28)

第5試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○澤田千優(AACC/勝ち点8→10)
×小生由紀(グランドスラム沖縄APP/勝ち点4)
判定3-0 (長瀬20-18/柴田20-17/片岡20-17) 
※澤田がリーグ戦優勝。初代修斗女子アトム級王者に

第4試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○中村未来(マルスジム/勝ち点4→8)
×久遠(ZERO/勝ち点4)
1R 4’59” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第3試合 女子フライ級 5分3R
×ライカ(RIGHT THING ACADEMY/ボクシング元OPBF東洋太平洋女子ライト級(61.2kg)王者)
○キム・ソユル[Kim Soyul](韓国/MOBトレーニングセンター)
3R 2’18” 裸絞め

第2試合 2022年度新人王決定トーナメント・バンタム級準決勝 5分2R
△齋藤奨司(FIGHT FARM)
△新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)
判定0-1 (片岡18-20/豊永19-19/田澤19-19)
※公式記録はドロー。トーナメントのため優勢判定1-2で新井が決勝進出

第1試合 2022年度新人王決定トーナメント・フライ級準決勝 5分2R
○須藤晃大(EXFIGHT)
×打威致[だいち](有永道場Team Resolve)
判定3-0 (豊永20-17/田澤20-17/片岡19-18)

オープニングファイト トライアウト 女子ライト級 3分2R
×上田真央(修斗GYMS直心会 UBF)
○緒方亜香里(AACC)
2R 0’18” KO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

 11月27日に後楽園ホールで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』の試合結果。メインイベントの清水清隆引退試合は山内渉に1R KO負け。セミファイナルの環太平洋バンタム級チャンピオンシップは藤井伸樹が石井逸人に判定勝ちし新王座を戴冠しています。続きを読む・・・