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【ABEMA】武者修行プロジェクトから帰国、田上こゆる─01─「気持ちに自信がつきました」

【写真】ルーファスポートで得た自信が発揮される次戦は、いつになるのか(C)MMAPLANET

ABEMA海外部者修行プロジェクト第2期生、田上こゆる。北野一声と共に行ったウィスコンシン州ミルウォーキーにあるルーファスポートでの出稽古を終え、帰国した。

その田上を帰国後直後に所属するBLOWSでインタビュー。米国での練習の成果と、これからについて尋ねた。


──ルーファスポートでの武者修行プログラムを終えた田上選手です(※取材は9月23日に行われた)。自分は最初の3日間ほど一緒にいさせてもらったのですが、あれ以降は宿泊先なども変更されたそうですね。最初の宿泊先はジムまで相当な距離があったので、そこは実は気になっていました。

「そうですね、歩いて30分は掛からないところに移って。でも、途中から自転車とスケートボードがあったので、僕が自転車に乗ってスケボーの北野(一声)君を引っ張るような感じで通うようになっていました(笑)。それにルームメイトが車に乗せてくれることもありました」

――ルームメイトは何人いたのですか。

「4人ですね。プロ間近のトップアマという感じの選手が2人、プロが2人でした」

――ところで今回、BLOWSには戎橋から宗右衛門町を歩いてきたのですが、田上選手のような年頃の若い子たちが楽しい気にたくさん歩いていました。ミルウォーキーの郊外を自転車とスケボーでジムに通うとはえらい違いですね。

「アハハハ。僕がそっちにあまり興味ないというのもありますけど、遊ぶとしたら同じように見えると思いますよ。まぁ、こことは別世界ですよね(笑)」

――誘惑に負けることはないですか。

「う~んなんも感じないです。朝から仕事して、夜はここで練習するのが日常なので。とにかく練習を終えたら飯食って、寝て、体を休めようとしか考えていないので」

――なるほど。では、よりMMAに集中していたミルウォーキーの生活に関して教えてください。さぞかし充実の日々だったと思います。

「そうですね。月曜日から木曜日は午前中に2時間の選手クラスがあって、夜は普通に会員さんのクラスに出て。金曜日は午前中が一般クラスのグラップリング、夜は自主練習。それか車でサウナに行って、リラックスしたり。土曜日はレスリングの技術とスパーリングをガッツリやる。そういう練習を続けていました。途中でデューク(ルーファス代表)さんが風邪をひいてしまって、思っていたよりマンツーマンのミット打ちの数が少なかったので、そこはもっとやり込みたかったです。

そうですね、やっぱりグラップリングが凄く勉強になりました。技術もそうですが、ガンガン行けるっていう気持ちを創れたんかなって。日本に戻ってきて練習をしたら、そう思えました。ルーファスポートに行くまでのプロ練習では入っていけなかったところでも、自分からテイクダウンをしかけることができるようになっていました。そういう風に動くことができる自信をつけることができたかなって思います」

――1カ月の武者修行で組みに自信がついた、と。

「ハイ。気持ちに自信がつきました」

――気持ちに自信がつくというのは?

「一番自信につながったのは、向こうに行って外国人選手とやるとテクニック的にもボコられると思っていたのが、それほどでなくて。一本を取ることができたり。日本でやってきたことに関して、向こうでも通じたから自信になったということですかね。向こうで体感できたから、気持ちにつながって自信を持てました。

理由は分からないんですけど、あっちでは自分から組みにいくことができたんです。結果、組みの攻防ができた。組みから逃げるんじゃなくて、組んで戦うことができたので自信になったんやと思います」

──自分の滞在中にはビッグネームは夏休み中でしたが、UFCやBellatorファイターと交流はできましたか。

「いえ、ファイト前でなかったのかラフェオン・スタッツはジムに来なかったです。セルジオ・ペティスは帰国する2週間前から、ジムには来るようになっていました。ただ、ヒザのケガがあるからスパーリングはせずにミットとかやっていましたね。正直、セルジオとかアンソニー・ペティスとかに本気で打撃でぶつかったらどうなるのかというのは、楽しみしていたので。そこがデキなかったことは、少し心残りですね」

――なるほど。では強くなったという反応は帰国後にありましたか。

「中蔵(隆志BLOWS代表)さんから、直接は言われていないです(笑)。ただBLOWSには三角(みかど)さやかさんという関西大学の大学院に在学中で、健康学の修士を取得し、健康運動指導士の方がいまして。フィジカル……食事を中心に健康面というのか、体のことを見てくれるコーチなのですが、その女性から落ち着いて動くようになったと言ってもらえました。以前は場面、場面で焦っていたところが落ち着いて対処できていると。

今回、ABEMAのおかげであんな経験ができたので、今練習で感じているように試合でも結果として、その成果を出したいです。結果……ただ勝つだけでなく、一本を取るとか成長の跡を見せられるような内容を伴った結果を残したいと思っています」

──また海外での練習をしたいという気持ちは?

「行きたいです。行きたい気持ちはあります。ルーファスポートにも行きたいですし、他のジムをことは知らないのですが、経験したいというのはあります」

──他のジムのことを知ってから行く方が良くないですか。こういうジムで、こういう軽量級の選手がいて、こういう練習がしたいと自分で想えるようになってからの方が効果的かと。

「あぁ……確かに、そうですね。……」

──まるで歯が立たなかった。そういう経験をしてみたいという想いも海外武者修行のなかにはなかったでしょうか。どれだけできるか試してみたいという気持ちの裏側には。

「あっ、そうですね。キックをずっとやってきて、『この人には敵わない』って直感で思うことってありました。そういう経験がMMAではあまりなくて、そういう経験がしたいという気持ちがあって米国に行ったというのもあります。今回は、そこまで感じるものがなかったので、やっぱり経験してみたいですね」

<この項、続く>

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【ABEMA】海外武者修行プロジェクト第2期生=田上こゆる&北野一声がルーファスポートで、即キック参加

【写真】空港から宿に行き、荷物を下ろしてルーファスポートに向かった田上と北野が……(C)MMAPLANET

ABEMA海外武者修行プロジェクト第2期生、田上こゆる&北野一声のストロー級コンビが、11日(木・現地時間)にウィスコンシン州ミルウォーキーにあるルーファスポートでの出稽古を開始した。

修斗とネクサスのストロー級戦線で活躍する両者は、NY経由で17時間の長旅を終え現地の宿舎に到着後、さっそくルーファスポートに視察へ。

そこで一般のキッククラスに誘われ、一切の疲れを見せることなく練習に参加し、デューク・ルーファスの右腕スコット・クッシュマン打撃ヘッドコーチの指導を受けた。

34歳からキックを始め実戦経験はないもののキャリア終盤のルーファスのスパーリングパートナーを務め、今年で59歳になるクッシュマン・コーチは「選手のファンダメンタルを大切にして、細かいディティールを指導する」という指針を持つ。

その指針通り、ローをかわして足払いの際の蹴る位置、相手の攻撃をかわすときに上体を反らないで即殴るコツ、距離を詰めてのハイはサークリングで背後に回るのではなくステップで内に入る、首相撲での手のサバキと頭の押さえ方などディティールにこだわった――微調整を鋭い動きと大きなゼスチャーで指導していた。

僅か1時間のトレーニングながら、そのきめの細かさに触れた両者は1カ月のミルウォーキー生活の初日をウォルマートの買い出しで締めた。

なお両者を含め、第5期生まで決定している海外修行プロジェクトの模様はABEMA格闘チャンネル公式YouTubeのコンテンツ=「Fighter’s Diary」で発信されることが決まっている。

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MMA MMAPLANET o ONE Torao マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 安芸柊斗 山北渓人 木村旬志 猿丸ジュンジ 田上こゆる 藤川智史 高岡宏気 齋藤奨司

【FORCE16】安芸柊斗が丸山幹太と。高岡宏気は地元で再度の地固め。藤川×南風=FORCE×沖縄対決

【写真】中央で試合が組まれないときに、地元大会があるのは絶対的にアドバンテージだ(C)MMAPLANET

8日(月)にTORAO NATION STATEより9月11日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催されるプロ修斗公式戦FORCE16 の追加カードが発表されている。

7月29日にイベント開催とカードの第一弾発表があった同大会、これで全容がほぼ明らかとなった。


リングからケージに完全移行を果たしたFORCEが4月に続き、今年2度目の開催となり、カード第2弾では4月大会のメインでマッチョ・ザ・バタフライにKO勝ちしている安芸柊斗が、フライ級で丸山幹太と対戦することが分かった。

修斗、グラジエイターで0勝4敗の丸山とRoad to ONEで現ストロー級KOP=山北渓人に敗れてから、修斗公式戦で田上こゆる、前述したマッチョ・ザ・バタフライという関西勢を破り、通算戦績を7勝3敗1分とした安芸との対戦。数字だけ見れば既にミスマッチとも捉えることができるが、猿丸ジュンジへ挑戦が叶わなかった安芸にとっては、その鬱憤を晴らすべき2大会連続のFORCE出場だ。

また既報のカードでは7試合中、5カードに四国勢の名前が見られ、残りの2試合は沖縄勢の畠山隆称と波平コングが、それぞれ岡山の木村旬志&広島の近藤洋平と戦うなど、闘裸男&FORCEと沖縄勢の交流が継続していることが分かる試合が組まれている。

その修斗地方大会を支えるべき両者の激突といっても過言でないのが、愛媛の藤川智史と南風吉良斗のバンタム級戦となる。さらに地元も地元の高松FORCEジム所属の高岡宏気は、7月のサステイン興行にスクランブル出場し齋藤奨司に敗れたが、FORCEで再び地固めのニシダ☆ショー戦となった。

修斗が競技を名乗るのであれば闘裸男、FORCE、沖縄修斗の勝者が首都圏や大阪での大会に食い込んでいくのか競技の摂理。ここから修斗内ステップアップを果たすのは誰になるのか――も込みで楽しみたい。

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MMA MMAPLANET o ONE Shooto The Shooto OKINAWA06 南風原吉良斗 川北晏生 当真佳直 旭那拳 田上こゆる

【The Shooto OKINAWA06】計量終了。田上こゆる「ランカーとしての差を見せつける」

【写真】コンディション調整はうまく行ったと思われる田上。敵地で連敗脱出なるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Ookinawa06の前日計量が16日(土)、那覇市内で行われた。

出場選手のうち、工藤圭一郎と南風原吉良斗は1回目の計量で契約体重をオーバーしていたが、再計量でクリア。メインに出場する田上こゆるは、航空便の都合で他選手の計量後に会場へ到着し、しっかりと計量をクリアした。今回の当真佳直戦に向けて「自分はランカー、相手はランカーではないので、その差を見せつける」と意気込みを語った。

■視聴方法(予定)
4月17日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA06計量結果

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる:51.74キロ
当真佳直:52.00キロ

<ストロー級/5分2R>
旭那拳:52.20キロ
竜己:52.06キロ

<女子アトム級/5分2R>
小生由紀:47.18キロ
加藤春菜:47.50キロ

<フェザー級/5分2R>
平澤克明:65.36キロ
工藤圭一郎:65.88キロ→65.76キロ

<バンタム級/5分2R>
南風原吉良斗:61.22キロ→61.18キロ
川北晏生:61.12キロ

<ストロー級/5分2R>
わっしょい内田:52.04キロ
畠山隆称:52.14キロ

<ストロー級/5分2R>
大城匡史:52.04キロ
大城正也:51.98キロ

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F1 MMA MMAPLANET o Shooto The Shooto OKINAWA06 キック ボクシング 安芸柊斗 当真佳直 田上こゆる

【The Shooto OKINAWA06】当真佳直戦へ、田上こゆる─02─「修正してきたところを見せたい」

【写真】躓きをステップにできるか、勝負どころの田上だ(C)MMAPLANET

17日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Ookinawa06のメインで、当真佳直と対戦する田上こゆるのインタビュー後編。

プロデビュー以来、注目を集める存在になっていたことで、ファイトスタイルも研究されつくしてきたのだろう。特にマッチョ戦では、安芸柊斗戦で喫した初めての敗北を生かしきることができなかったように感じられる。しかし、そのなかで見せたカーフキックとスタンドの構えに新しい可能性が感じられたのも事実だ。
あとは敗北と自分自身に、どう向き合っていくのか――そんななかで田上が、再スタートと新たな自分について語った。

<田上こゆるインタビューPart.01はコチラから>


――マッチョ戦の2Rは、田上選手がムエタイのようなアップスタイルで構えていました。通常はクラウチングスタイル……前傾姿勢でガードを固め、パンチとローで攻めていくことが多かったと思います。

「そうですね。2R目は少し構えを変えました。構えを変えられたら相手も嫌かなと思ったのと、フェイントも出しやすいし、あの構えのほうがカーフも出しやすかったので。僕としては、あの構えのほうが蹴りを出しやすいんです。そういう狙いもあって構えを変えていました」

――その2Rを見ると、田上選手はアップライトスタイルのほうが得意なのではないかと……。動きもスムーズでしたので。

「あぁ、そうですね。打撃だけの試合やったら、あの構えのほうが得意です。でも、あの構えやと相手がテイクダウンに来た時、踏ん張りきれないというか。僕は踏ん張るほうが、テイクダウンをカットしやすいので。踏ん張っているほうがパンチも出しやすいですし。

だから、あの構えはホンマに蹴りを中心にする時だけですね。あれを3R通してやっていたら、相手に押されてしまうと思うので。構えを使い分けられるのが一番良いですよね」

――試合の中で構えや重心を切り替え続けるのは、難しいですか。

「難しくはないです。変え続けたほうが、相手もやりづらいでしょうし」

――田上選手がキックボクシング時代に所属していた及川道場は、首相撲をはじめムエタイの技術を大切にしているジムだと思います。だから田上選手も、もともとはムエタイのアップスタイルが体に染みついているのではないかと感じました。

「あぁ、そうですね。及川道場ではメッチャ首相撲をやっていました。あの構えは及川道場でずっとやっていたものです。あの時に教わった首相撲は、今でもメチャクチャ使えますし。おかげでアマチュアの頃から、どの試合でも組み負けると思ったことはないです」

――あとは構えを使い分けるバランスが重要になりますね。

「構えを変えた時にどうするか、ですよね。ただ構えを変えるだけではなくて、構えを変えたらパンチや蹴りのコンビネーションも変えることが大切やないですか。それがないと、相手に対するフェイントにもならないので」

――その意味では、連敗を脱するための打開策は見えてきているのでしょうか。

「はい。練習では寝技に対する自信もついてきていて、それも含めて今回の試合が今までで一番楽しみです。どこまで自分の力を出すことができるか。最近のように守るスタイルではなくて、それこそアマチュアの時のような打撃で前に行くスタイルを出したいです。もう組まれても自信があるので、今回の試合で修正してきたところを見せたいですね」

――次の対戦相手、当真佳直選手はMMAとしてバランスの良いファイターです。

「打撃も寝技も、しっかりやっている選手やと思います。どちらで来ても、やり合いたいです。打撃で来たら打ち合うし、寝技で来たら自分がバシッと極めるところまで持っていきたいですね。そうやって成長したところを見せたいです」

――相手の地元で試合をすることは意識していないということでしたが、沖縄自体についてはどのような印象を持っていますか。

「沖縄は小学4年生の時に1回行ったことがあって。この2~3年は、友達とも沖縄に行きたいなぁと話をしていたんですよ。今回は沖縄へ行って、しかもメインで試合をさせてもらうので……しっかりフィニッシュしてから、家族も来るので観光して帰ることができたら最高ですね。だから今回はホンマに楽しみです。早く試合がしたくて」

――安芸戦の後、つまりマッチョ戦の前にもインタビューさせていただきましたが、その時とは表情も声も違うように感じられます。

「アハハハ。もちろん、負けたことはショックでしたよ。でも今は、もう1回やったら勝てる自信がメチャクチャついてきたので。もし次に同じ相手と対戦することがあれば、再戦でフィニッシュして勝つほうが面白いと思いますし。……今はそうやって考えることができています。もちろん、まず目の前の試合に一つひとつ勝っていくことからですけど」

――なるほど。

「安芸戦で初めて負けた時は、もっと打撃も寝技もやらなアカンと思いました。そうやって練習してマッチョ戦の結果やったんで、もっと気合いと練習量が足らんのかなと。マッチョ戦の後から、練習内容も変わりました。スパーリングしていても動きが良いっていうのは感じます。意識を変えることで、こんなに変わるんやなって。自分の中では今回、過去最高の状態で試合に臨みます」

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F1 MMA MMAPLANET o Shooto The Shooto OKINAWA06 キック ボクシング マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 安芸柊斗 当真佳直 田上こゆる

【The Shooto OKINAWA06】沖縄で当真佳直戦、田上こゆる─01─「ガムシャラさがなくなってきて……」

【写真】20歳になった田上。2連敗、これ以上負けられない(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Ookinawa06のメインで、修斗世界フライ級7位の田上こゆるが敵地に乗り込み、当真佳直と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビューから連勝街道を突き進んでいた田上だったが、昨年は7月の安芸柊斗戦、そして12月のマッチョ・ザ・バタフライ戦と2連敗を喫している。関係者から注目を浴び、スターダムを駆け上がっていくと思われた矢先の敗北――この2連敗を、本人はどのように捉えているのか訊くと、田上はその胸の内と、今後に向けた光明について語ってくれた。


――試合直前にインタビューを受けていただき、ありがとうございます(※取材は4月11日に行われた)。今は追い込みが終わった段階ですか。

「追い込みは先週終わって、あとは体重を落としながらコンディションを調整していくっていう感じですね。それでもスパーリングはやっていますし、試合の感覚に近い形で体は動かしています。今回は土曜日に沖縄へ移動するので、木曜日か金曜日まで体を動かしていると思います」

――今回は敵地での試合なので、長距離の移動が加わりますね。

「はい。大阪での試合が続いていたので、今回は遠征という感じです」

――対戦相手の地元である沖縄の試合……敵地での戦いとなった点については、どう考えていますか。

「そんなに気にはしていないですね。キックボクシングをやっていた頃から数えると、もう50回以上は日本全国で試合しているので。相手の地元で試合をするからどう、っていうことはないです」

――なるほど。ただ、遠征となると日常のスケジュールも変わってきますよね。今は格闘技以外のお仕事はされているのでしょうか。

「現場の仕事をしています。3年前にバイトのような形ですけど、父の仕事の現場に行かせてもらうようになって。2年前から正社員になりました。今年に入ってからは、平日にお休みをもらって練習させてもらうとか、仕事を減らして格闘技のために使う時間を増やすようにさせてもらっています」

――今年に入って……昨年末、判定負けを喫したマッチョ・ザ・バタフライ戦の結果と内容については、どのように受け止めていますか。

「絶対に勝たなアカン試合やったと思うんで、悔しいです。負けてしまったことはショックでした。

試合が終わって思ったんは、もっと前に出て倒しにいかなアカンかった。でも自分が寝技を警戒しすぎて、前に行かれへんかったところがありました。打撃では圧されている感じがなくて、そのまま進めていたんですけど、最終ラウンドにバックを取られたのが印象悪かったかなって思います」

――以前の田上選手には、もっと打撃の手数と回転の速さがあったと思います。しかし昨年7月の安芸柊斗戦から2試合、その手数と回転が見られないように感じたのですが……。

「今は試合の中で考えすぎていて。あとは無敗で来ていたこともあって、そのプレッシャーを感じるようにもなっていました。昔はそういう考えもなくて、ガムシャラにやっていたんですよ。そのガムシャラさがなくなってきているんかな、と思うところはあります」

――やはり無敗で世界ランキングも上がっていくなかで、自分の中に何か守る気持ちがあったのでしょうか。

「負けたらアカン、という気持ちが強くなりました。ガムシャラに前へ出て、寝技に持ち込まれて負けたらアカン……そう思うようになって、昔より守るスタイルになってしまっていたかなと思います」

――ここまで勝ち上がってきたなかで、寝技が全くできないわけはないと思います。しかし、なぜそこまで「寝技に持ち込まれたくない」という意識が強くなってしまうのでしょうか。

「もちろん寝技の練習もやっています。寝技になった時のディフェンスは、こうしようと考えて練習していて。試合前も、寝技でいこうと考えていたりもするんです。でも試合になったら、守りに入ってしまう感じで」

――……。

「この間の試合については、自分がランカーで相手はランカーじゃない。だから負けられない、気持ちが強かったです。さらにマッチョ選手は寝技が上手い選手だったので、余計に打撃で戦おうという意識が強くなってしまい、試合が始まっても打撃ばっかりになったのかなと思います」

――そのなかでマッチョ戦では、セコンドの中蔵隆志BLOWS代表からカーフキックの指示が飛び、田上選手も指示通り右カーフキックを当てていました。

「カーフキックは効いている感じがありました。2R後半からは相手がパンチを打ってきても、前足の踏ん張りが利いてへんなと思って。3Rはそれがハッキリと分かっていたので、ダメージはメッチャあるなと。パンチも1R目ほどは力がないのも感じていました」

――田上選手の中では今、カーフキックを武器にしようと練習しているのでしょうか。

「いえ、練習ではあまりカーフキックは蹴らないんです(笑)。マッチョ戦でカーフを効かせることができて……あとはもっとローを散らしたかったんです。でも相手のパンチに合わせて踏み込んでローを蹴るのは少し怖くて。カーフやとローよりは距離を保ちやすいので、あの試合では結構カーフを蹴ることができましたね」

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o ONE Shooto The Shooto OKINAWA06 Torao TORAO27   ソーキ 中村倫也 修斗 南風原吉良斗 奇天烈 宝珠山桃花 川北晏生 当真佳直 旭那拳 田上こゆる 田村ヒビキ 結城大樹 野尻定由 野瀬翔平 須藤拓真 鶴屋怜

【The Shooto OKINAWA06 & TORAO27】沖縄で田上×当真、福岡でソーキ×田村ヒビキなどカード発表

【写真】ソーキとしては、絶対的に意地を見せて関西、首都圏の修斗公式戦に進出を図りたいところだろう(C)MMAPLANET

1日(火)、4月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA06と、5月15日(日)に福岡市中央区のよしもと福岡大和証券/CONNECT劇場で行われるTORAO27及びTORAO GIG04の対戦カードの一部発表されている。

Theパラエストラ沖縄主催のプロ修斗沖縄大会は恒例の4月、11月というルーティンで開かれ、TNSにとって念願の福岡市内のケージ修斗はGIGと2部制が実施される。


まず沖縄大会ではストロー級の2回戦で旭那拳×竜己、同じくストロー級の3回戦では当真佳直が、田上こゆると戦う一戦、加えてバンタム級の南風原吉良斗×川北晏生、インフィニティリーグ2022女子アトム級=小生由紀×加藤春菜が組まれた。

また闘裸男27では環太平洋ウェルター級選手権試合=王者ソーキ×チャレンジャー田村ヒビキ戦を始め、当日計量のフェザー級契約3回戦で野尻定由×奇天烈、同ミドル級契約の2回戦で加藤正憲×墨吉涼太、そして野瀬翔平、結城大樹、宝珠山桃花の出場もアナウンスされた。

GIG04ではフライ級とライト級の新人王T戦として、それぞれ打威致×KJ Tyler、スモーキー×深見弦汰、当日計量バンタム級契約で若山達也×若宮龍斗が決まっている。

旭那と対戦する竜己は修斗初参戦、昨年2月にTheパラエストラの姉妹ジム=パラエストラ千葉ネットの鶴屋怜のデビュー戦の相手でTKO負けをしており、旭那としては意地でも負けられない一戦だ。

2019年修斗ストロー級新人王の当真は、Road to ONEと地元大阪大会で躓いき、再起を図る田上とのサバイバルが合戦となった。再起といえば、Road to ONEで須藤拓真の足関節に下り11月の地元大会で再起した南風原が、TRIBEの川北晏生と戦う一戦も注目だ。

川北はパンクラスを主戦場してきたが2月にNEXUSで安永有希を下し、39歳の工夫の人に引退を決意させたばかり。2カ月で20違いの選手を相手にする──この試合を含め、他プロモーションから戦場を移す選手が目立ってきている。

そんななか福岡では2019年6月の北九大会での再戦がメインとなった。前回は王座決定戦で戦ったソーキはダイレクトリマッチで田村の挑戦を受ける。田村のために用意されたメインといえる。

さらに中村倫也に瞬殺を喰らった野尻が、同じ福岡勢の野瀬に敗れたTORAOで一本負けを喫している奇天烈とのマッチアップも、紛れもなくサバイバル戦だ。

公式戦が行われてない中部地区からの参戦となるソーキと加藤春菜というナセルドソル勢が、沖縄&福岡勢よりハングリーな状況であることを示す場でもある。地方在住シューターと、ニューカマーの対戦は今の修斗、J-MMAの映す鏡といえる2大会だ。

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MMA Shooto Shooto2021#08 ブログ マッチョ・ザ・バタフライ 田上こゆる

【Shooto2021#08】右カーフを打ち続ける田上からTD&バックを奪ったバタフライがスプリットで勝利

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
田上こゆる(日本)

サークリングするのは田上。ガードを高く上げて前に出るバタフライに対し、左ロー、左ミドルを放つ。田上選手の右カーフをかわしたバタフライ。田上はケージを背負いながら左ローを当てる。両者はローを出し合いうなか、バタフライの左フックに対して田上がインから右フックを当てる。ケージ中央でフェイントをかける両者。バタフライがプレッシャーをかけて、田上はケージを背負う。しかし田上がバタフライのパンチに合わせて、右カーフを当てる。

再びケージを背負いながらサークリングし、右カーフを繰り出す田上だが、残り1分30秒でバタフライがダブルレッグで田上に尻もちを着かせた。ケージを背にして上半身を起こしている田上に対し、両足を畳んで抑え込むバタフライ。残り30秒で田上は立ち上がるも、バタフライが田上をケージに押し込み続ける。残り10秒で田上がケージから離れた。

2R、ムエタイ式のスタンスでバタフライと向き合う田上。サークリングしながら右カーフを狙う。バタフライも相手にケージを背負わせて右カーフを繰り出していく。田上の左ローで、一瞬バタフライの動きが止まる。田上は続いて左ミドルハイ、さらに右カーフで攻める。バタフライが左ジャブで距離を測り、さらに右スイングを繰り出すが、田上は相手の打ち終わりに右カーフを当てた。

足を使いながら、田上が左右のローを当てる。バタフライの蹴り足をキャッチして、こかした田上。バタフライは立ち上がってテイクダウンを狙うも、倒すことはできない。田上は足を使いながらロー。さらに右足を前に出して相手に組み付き、そのまま押し倒すような形でグラウンドに持ち込んだ。しかしバタフライがギロチンを狙うと立ち上がる田上。最後は打ち合いから、田上が左フックを当てた。

最終回、ここでも田上は浅井を使いながら右カーフを繰り出す。バタフライのプレスに対して押し返し、左右のローを当てていく。バタフライが田上にケージを背負わせて左ジャブ。しかし距離が近くなっても組み付けず、田上に引き離されてしまう。バタフライのパンチが大振りになるなか、田上の右アッパーがヒットしたか、マットに手を着いたバタフライ。田上は出てくる相手に、右ストレートから左アッパーを突き上げる。

バタフライは田上をグラウンドに引き込もうとしたが失敗。しかし足を使う田上をケージ際に追い込んでから、ダブルレッグで尻もちを着かせた。ケージに背中を着けながら、立ち上がる田上。バタフライはボディロックで再びグラウンドに持ち込み、バックを狙う。田上も立ち上がるが、バタフライはそのまま後ろに倒してRNCへ。逃れようとする田上をオタツロックで固めるが、最後は田上が反転してトップを奪い、試合終了のホーンを聞いた。

テイクダウンとグラウンド&バックコントロールを評価したか、ジャッジ2者が29-28をつけたバタフライの勝利となった。


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MMA Shooto Shooto2021#08   キック キャプテン☆アフリカ ボクシング マックス・ザ・ボディ マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 山本健斗デリカット 平川智也 田上こゆる

【Shooto2021#08】キャプテン☆アフリカに挑戦、マックス・ザ・ボディ「水抜きもキャンプもしない」

【写真】禅かいは下にされポジションを失う展開から盛り返し、打撃で王者を破っているマックス・ザ・ボディ (C)MMAPLANET

19日(日)、プロ修斗2022年の締めの大会=Shooto2021#08が大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催される。

メインでは環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカに、マックス・ザ・ボディが挑戦する。マックス・ザ・ボディは7月の同所での大会で、ノンタイトル&72キロ契約ファイトで王者から判定勝ちを収めている。

その試合で得た自信は絶対、それゆえにリラックスして戦えるというマックス・ザ・ボディ。カメルーン人ファイターの彼は、思考や日本人のソレと一線を画していることがよくうかがえるインタビューの受け答えだった。この道理、きっとマックス・ザ・ボディのMMAにも通じるに違いない。何かが違うメンタル、ファイトが見られるか。要注目だ。


──3日後に修斗環太平洋王座に挑戦します。今の調子はいかがですか。

「良い感じできているよ。体重を落としているところだけど、あまり試合のことは考えないようにしている。たたベストを尽くそうと思う。前回の試合は、相手のことを大きく見過ぎていた。

でも実際に戦うと僕のような打撃もパワーもないし、ただ組んでこようとするだけで。スタミナを切らしたら、勝てるなって確信したんだ。もっと体が強いと思っていたけど、そんなことはなかった。だから、今は精神的にも凄くリラックスできている。今回はもっと打撃を使おうと思っている。彼はグラップリングが強い。僕とは比較にならないからね」

──チャンピオンは、それでも組んで倒して、一本を狙ってくるかと予想されます。

「ちゃんと距離を取って戦うよ。彼は僕をテイクダウンできない。テイクダウンしたとしても、すぐに立ち上がるよ。ずっとコントロールなんてできやしない。そうやって前と同じように戦うと、また疲れるだけだ。彼は減量のし過ぎだ。あんなに減量していたら、長い時間は戦えない」

──マックスは、マックス・ザ・ザ・ボディの名にあるようにギリギリに仕上げてくるといことはないのですか。

「僕の体重は問題ないよ。リラックスして、食事をしながら調整している。彼のような減量はしない。ライト級で戦う選手は普段から80キロオーバーとかで重すぎるんだ。僕は普段から77キロあたりをキープしている。水抜きもしないし」

──そうなのですか!!

「これまでに水抜きをしたのは1度だけ。2018年にアウトサダーで戦った時だけだよ。水抜きなんてしたら、絶対に体力が落ちる。水抜きはしない。そういう体格じゃないんだ」

──ではファイトキャンプも最後まで行えますね。

「ノー、ノー、ノー。僕はファイトキャンプなんてしないよ。1週間から2週間、食事を工夫するだけで、他もいつも通りの練習をしているだけさ。水抜きもしないし、キャンプもしない。普通に練習して、食事量を減らすだけだよ。練習は全てBRAVEジムで行っている」

──三郷ですか。

「月曜日は草加、火曜日も草加。水曜日は北千住、木曜日はムエタイのジムにいっていたけど、コロナになって他のジムにいくのは控えるようにしていて、草加でキックの練習をしている。金曜日は三郷でウェイトをやっている。ウェイトは週に1度だけで、それほどやらない。ウェイトのあとはレスリングの練習だ。土曜日はキックボクサーの友人とキックのスパーリングをして、日曜日は三郷で柔術の練習だよ」

──1週間、休みなしですか!!

「そうだね。日曜日は柔術か、フィットネスをやっている。フィットネスは友人のパトリックと越谷の小さなジムでやっているんだ。フィットネス以外にキックボクシングをすることもある。パトリックは空手をやっていたからね。そして家に戻って休むんだ。それが僕の1週間。ただ、疲れたら休むよ」

──試合に向けて対策を練ったり、作戦を講じることはないですか。

「宮田(和幸)さんと会えればね。三郷か、北千住か、どこでも宮田さんと会えば練習して話す。でも、宮田さんは忙しいから、どこにいるか分からない(笑)。彼はたくさんジムを持っているから、どこに行けば会えるか分からないんだ。でも会えば、練習する」

──アハハハハ。ただBRAVEジムはレスリングの強い選手が多いですし、キャプテン☆アフリカ選手と戦う際もテイクダウン防御には自信が持てるのではないですか。

「ノー。テイクダウン・ディフェンスに自信なんてないっ!! 自身があるのは打撃だよ。自分の体が強いことは知っている。宮田さんが授けてくれたツールで戦う。試合間隔を開けずに戦いたいから、いつもソレを宮田さんに伝えているんだ。誰とでも戦うって。半年とか、4カ月とか空けたくない。2カ月に1度戦いたい。もし自信を得ることができるとすれば、それは実戦をこなすことだよ」

──それでもBRAVEで練習していると、自然とレスリングへの対応は上達しませんか。

「上達はするよ。でも、自信なんてないっ!! レスリングに自信なんて持てないよ(笑)」

──土曜日はキャリアで一番大切な試合ですが、環太平洋王座の意味とは?

「世界タイトルに挑戦するために必要なベルトだ。そのためにベストを尽くす。ハードな練習をして来た。グラップリング、レスリング、ストライキング、感じるままに戦えるオールラウンド・ファイターになりたい。どの局面でも戦えるようにね」

──日曜日、ファンにどのような試合を見せたいですか。

「パンチだ。ただ、喋って戦うわけじゃない。拳に全てが懸かっている。僕の拳はその役割を果たしてくれるよ。ファンに見せたい試合? 勝つところだよ」

■視聴方法(予定)
12月19日(日)
第1部:午後1時30~ Twit Casting LIVE
             
■対戦カード

<修斗環太平洋ライト級選手権試合/5分3R>
[王者] キャプテン☆アフリカ(日本)
[挑戦者] マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
浜松ヤマト(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
青柳洸志(日本)

<ライト級/5分2R>
飯田健夫(日本)
後藤陽駆(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
Fukky(日本)
須恵樹季(日本)

<2022年新人王Tフェザー級1回戦/5分2R>
神武羅☆ヒカル(日本)
紀州(日本)

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【Shooto2021#08】2021年修斗最終戦のメインはキャプテン☆アフリカ✖マックス・ザ・ボディII

【写真】いかなる状況でも、アフリカは組み負けていると勝機はない (C)MMAPLANET

21日(日)、Sustainより12月19日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2021#08の対戦カードが発表されている。

メインは修斗環太平洋ライト級選手権試合=王者キャプテン☆アフリカ✖挑戦者マックス・ザ・ボディに日本✖カメルーンのアフリカン対決だ。


修斗の2021年最終戦のメインは環太平洋ライト級タイトルマッチ、そしてチャンピオンのリベンジ戦に決まった。

7月にノンタイトル戦で顔を合わせた両者。この時は2Rにマックス・ザ・ボディが右ストレートでアフリカからダウンを奪い、ジャッジ3者が29-28をつける判定勝ちを手にしている。

王者アフリカとしてはダウンを喫したこと以上に、3Rにトップを譲りラウンドを落としたこと。そして初回に投げから腕関節という得意の流れで極め切ることができなかった点が如何に改善できているか。ここが勝負となる王座防衛戦だ。

この他、ZSTを中心に活躍してきた浜松ヤマトが、修斗公式戦初出場で山本健斗デリカットと対戦する一戦。

アフリカ同様に7月に地元・大阪大会で安芸柊斗に判定負けを喫し、プロデビュー以来の連勝が5でストップした田上こゆるが、5カ月振りの再起戦をマッチョ・ザ・バタフライと行うことも決まっている。

マッチョ・ザ・バタフライも同様に前回の大阪大会で旭那拳に敗れており、両者揃ってホームで連敗は許されないマッチアップだ。

また一時は激戦区バンタム級のトップランナーだった平川智也が、悪夢の3連敗から2年5カ月を経て復帰する。対戦相手の青柳洸志は先に挙げた──7月大会で苦杯を喫した関西シューターとは違って判定勝ち収めており、メルパルクで連勝を目指す。

また大阪では恒例となっている全日本新空手道連盟提供のキック戦2試合が女子ストロー級Fukky✖須恵樹季、フェザー級2022年新人王決定T=神武羅☆ヒカル✖紀州という滋賀✖和歌山対決とともに明らかとなっている。

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