カテゴリー
MMA o ONE RIZIN パンクラス 中務修良 久米鷹介 修斗 江藤公洋 渡部修斗 貴賢神 須藤拓真

【RIZIN】RIZIN TRIGGER 3rd イチオシはこの2カード!

4月16日に武蔵野の森総合スポーツプラザ で開催されるRIZIN TRIGGER 3rdの追加対戦カードが発表されました。

【無差別級】

貴賢神(フリー)

関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)

【57kg契約】

征矢 貴(パラエストラ松戸)

中務修良(NOMAD)

【バンタム級】

渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)

須藤拓真(X-TREME EBINA)

【ライト級】

雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA)

江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)

大晦日に涙の激勝を飾ったシュレックが元幕内力士の貴源治こと貴賢神を迎え撃つというまさかのイリュージョンが。。この試合ももちろん楽しみですが、個人的にイチオシなのは渡部×須藤と雑賀×江藤の2カードです。
CC37B057-6EE1-40D0-A0C9-31759D331E61
今やRIZINの常連となった渡部は言わずもな。グラウンドに持ち込むといつの間にかバックに回ってチョークを極める試合運びはまさにマジカルと言っていいでしょう。

対する須藤もキレ味の鋭い寝技師。MMAでもグラップリングでも一瞬の隙を突いて足関節を極めるキメの強さが最大の魅力。飛び級でRIZIN参戦を果たしました。

マジカルチョークと足関節。確実にフィニッシュできる必勝パターンを持っている両者だけに、いつ決まっても不思議ではないスリリングな試合になるのは確実。まばたき厳禁でいきましょう。
B77BF7EF-BCD6-48A7-B07E-EF5829B46B5F
続いて雑賀×江藤。雑賀が昨年末のパンクラスで久米鷹介に逆転の一本負けを喫したものの、アッパーでダウンを奪ってあわやの場面を作った一撃必殺のストライカー。打撃をヒットさせた相手の倒れ方を見ると雑賀の打撃のヤバさがダイレクトに伝わってきます。

対する江藤。これまでONE系列を主戦場にしていただけにRIZIN参戦はちょっと意外な感じがします。しかしその実力は折り紙付き。レスリングをベースに高いテイクダウン能力と堅実なポジショニングが印象的。派手さはないものの安定感のある試合を見せてくれます。

雑賀の打撃をかわしてグラウンドに持ち込む事が出来るか。テイクダウンが勝敗を分ける大きなカギになりそう。RIZINで生き残るのはどっちか。この試合も見逃せません。

既に発表されている矢地×グスタボ、金原× 摩嶋、金太郎×倉本といい、もはやナンバーシリーズと比較しても遜色ない豪華カードが並びました。むしろRIZIN.34よりも濃度は濃いんじゃないかと。。。今から楽しみです。
カテゴリー
DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN   プロレス ボクシング 中務修良 修斗 倉本一真 安藤達也 岡田遼 征矢貴 榊原信行 江藤公洋 渡部修斗 貴賢神 関根シュレック秀樹 雑賀ヤン坊達也 須藤拓真

【RIZIN TRIGGER03】TRIGGER東京大会で雑賀ヤン坊×江藤、須藤拓真×渡部修斗ら4試合発表

23日(水)、東京都目黒区の雅叙園において4月16日(土)&17日(日)に調布市の武蔵野の森アリーナにて開催されるRIZIN TRIGGER03及びRIZIN35の会見が2部制で行われた。

メインは修斗世界バンタム級チャンピオン岡田遼が、安藤達也を挑戦者に迎え2度目の王座防衛戦=Road to 有終の美に臨む今大会──選手権以外でバンタム級戦が2試合組まれている。

冒頭で榊原信行代表より「3月以降、入国制限が変わり外国人選手の参戦が可能になり、2年間の日本人同士の対戦の成果が外国人対決で見られる。その第一弾が16日のRIZIN TRIGGER03となる」という話が聞かれた。

そして雑賀ヤン坊達也、須藤拓真、江藤公洋、関根シュレック秀樹、征矢貴、貴賢神 渡部修斗が登壇し、ライト級=雑賀×江藤、フライ級=征矢×中務修良 バンタム級=須藤拓真×渡辺拓真、無差別級シュレック×貴賢神の4試合が発表された。

出場選手の抱負は以下の通りだ。


江藤公洋
「ヤン坊選手という素晴らしい選手と戦えること嬉しく思いますし、当日盛り上がるような試合をしっかりとできたらと思います」

雑賀ヤン坊達也
「目標にしていたRIZINの舞台に立てること嬉しく思います。そして江藤選手という世界を経験してきた素晴らしい選手と戦えること楽しみに思っております。僕のファイティングスタイルはRIZINにピッタリのファイトスタイルだと思っておりますので、しっかりとKOして覚えてもらい、ライト級の新しい風になりたいと思います」

中務修良(代読)
「もともと僕は虐められていました。不登校になり、体もメチャクチャ弱かったです。そんな僕がボクシング、レスリング、MMAと出会い三重に帰ってからもケガだらけの競技生活でちゃんとMMAに復帰できたのが4年前、指導者もいないなか腐らず回りの人に助けてもらいながらコツコツと頑張ってきました。がんばればRIZIN、こんな大きな舞台に出られるところを見てほしい。そして気持ちじゃ誰にも負けないところを見せたいです。僕が格闘技を始めるきっかけになった父が脳の病気で倒れ半身麻痺、兄の奥さんも病気で苦しんでいます。身内にも僕が死に物狂いで頑張っているところを見せて少しでも力にしてもらいたいです」

征矢貴
「3年弱時間が空いてしまったのですけど、僕も色々あってケガだったり病気だったり、戦線を離脱してしまって苦しい時期が長かったですけど、復帰することだけを生きる目的というか……考えて耐えてきました。当日は格闘技に対する執念、見せたいと思います」

須藤拓真
「このような大きな舞台に呼んでいただき、ありがとうございます。自分の試合を見ていただいたことがある方だったから分かると思うんですが、自分は今はやりの派手な殴り合いのKOなどないです。が、そう言うのとは全く別の新しいMMAを皆さんにお見せできると思うので、ぜひ自分の試合に注目していただければと思います」

渡部修斗
「このカードが決まってまだ歴史の浅いNEXUS出身の2人が日本最高峰のRIZINの舞台で戦えることを嬉しく思っています。先日のDEEP JEWELSで彼女が躓いてしまったのでTRIGGERのコンセプトらしく、自分がしっかりと勝って自分達の再出発の地にしたいと思っています。それでしっかりと勝って自分の道を切り開いていこうと思います」

貴賢神
「このようなデカい舞台で戦う機会を与えてくださった榊原代表初め、RIZIN関係者の皆さままことにありがとうございます。そしてデビュー戦で自分の対戦を受けてくださった関根シュレック選手、ありがとうございます。自分は格闘技といえばヘビー級、まだ自分はヘビー級の体重ではないのですが、大きい人が一番魅力的だというところを見せていければと思っております。これからもよろしくお願いします」

関根シュレック秀樹
「前戦は夢だった大晦日の舞台でなんとか勝つことがデキて、ずっとボォっと過ごしていました。今回、RIZIN TRRIGERでデビュー戦となるね、あのうスーパールーキーの貴賢神君の相手として選んでいただき本当もう──この話自体はね、結構前に貰ったんですけどやっと発表されて自分も嬉しく思っています。自分としても夢だった大晦日、しかも勝つことがデキてもうやり残したことはないような気分になりましたが、自分がこれから戦っていく意味を考えた時、何があるのか、どんな使命があるのか考えた時にやっぱりプロレスラーの強さをMMAで証明する──これと昭和生まれのオッサン、どこまでできるのか。RIZINという舞台でどこまでリングに立ち続けることができるのか。そういうことを証明していきたいと思います。TRIGGERでは貴賢神君とド迫力のファイトをお約束しますので、ぜひ見に来てください」

同大会は既にライト級=ルイス・グスタボ×矢地祐介、バンタム級=金太郎×倉本一真、フェザー級=金原正徳×摩嶋一整の3試合が発表され、今回の会見で追加された4試合を含め計12~13試合が組まれることも明らかとされている。

The post 【RIZIN TRIGGER03】TRIGGER東京大会で雑賀ヤン坊×江藤、須藤拓真×渡部修斗ら4試合発表 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA Shooto2021#06 修斗 江藤公洋

【Shooto2021#06】修斗初参戦の江藤公洋がグラウンドで完封し、カルンダにフルマークの判定勝ち

<75キロ契約/5分3R>
江藤公洋(日本)
DEF.3-0:30-26.30-27.30-27.
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

共にサウスポーだが、江藤はスイッチしながらカルンダとの距離を詰める。江藤が右ミドルを放つと、下がったカルンダも左ストレートを繰り出しながら前に出る。江藤は右インロー、さらにカルンダの左ストレートをかわしてダブルレッグでテイクダウンを奪う。すぐにパスしてサイドへ。カルンダはブリッジで起き上がる。江藤はスイッチしながら距離を詰め、カルンダの左ミドルをキャッチ。そのままグラウンドに持ち込んだ。

ハーフガードのカルンダを抑え込みながら、右の鉄槌を落とす江藤。ブリッジを警戒しているのか、パスは狙わない。するとカルンダはハーフからブリッジを試みるも、江藤がトップをキープする。江藤はパスから一気にマウントへ。ピッタリと体を着けて抑え込み、左腕でカルンダの頭を抱えて肩固めの体勢に入るも、これは形にならず。江藤がトップのまま1Rを終えた。

2R、前に出てくるカルンダに対し、スイッチを続ける江藤。江藤はケージを背負いながら、前に出てきたカルンダからテイクダウンを奪う。ケージ際でハーフガードを取るカルンダの足を畳み、体を着けてパンチを落としていく。さらに左肩を相手の顔面に叩きつけたが、カルンダはここでブリッジ。江藤はカルンダの首を取り、アナコンダで切り返し、さらにワンアームのギロチンを仕掛ける。

これを凌いだカルンダからバックマウントを奪った江藤は、相手の右腕を抱える。トップからカルンダのボディに右ヒザを打ち込む江藤。カルンダは笑みを浮かべて、仰向けの状態に。江藤はラウンド終了のホーンが鳴るまでバックをキープした。

最終回、カルンダの左ミドルからスタート。江藤は右のインローを放つ。カルンダ―の左右パンチが江藤を顔面をかすめる。江藤はダブルを仕掛けるが、カルンダはスプロール。オーソドックの江藤に対し、カルンダは左インローから左ストレート。江藤はスイッチして中に入ろうとするが、カルンダが距離を取る。カルンダがパンチを放っては、江藤が組もうとするとバックステップでかわす。

2分過ぎ、江藤がグラウンドに持ち込み、ケージ際でバックへ。カルンダは、体は右足をロックされながら、上半身は起こしている。バックから右のパンチを当てる江藤は、さらにカルンダの左腕を掴んでロックする。カルンダが江藤の腕のクラッチを外したが、江藤はすぐにバックマウントへ。カルンダは後ろの江藤の顔面にパンチを放つ。江藤はバックコントロールを続ける。カルンダがブリッジしようとすると、江藤はマウントを狙っていった。

判定はジャッジ1人が4ポイントをつけるなど、フルマークで江藤の勝利を支持。江藤が修斗初参戦を勝利で飾った。


The post 【Shooto2021#06】修斗初参戦の江藤公洋がグラウンドで完封し、カルンダにフルマークの判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ABEMA MMA ONE Shooto2021#06   チャンネル ヨシ・イノウエ 今市凌太 修斗 宇佐美正パトリック 安藤達也 岩本健汰 岩﨑大河 後藤丈治 椿飛鳥 江藤公洋 石井逸人 石橋佳大 西川大和

【Shooto2021#06】計量終了 意地を見せろ、江藤✖グンター!!。パトリック&岩本に負けるな、岩﨑大河!!!

【写真】3回戦、修斗初陣。デビュー戦に試合順で上位を譲った江藤とグンター、意地を見せることができるか (C)THEONE

明日20日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06の計量が、港区KCOLオフィスで行われた。

修斗世界ライト級選手権試合、環太平洋バンタム級選手権試合を筆頭に後藤丈治✖石橋佳大のバンタム級戦、修斗初出場となる江藤公洋✖グンター・カルンダの75キロ契約戦という2つの3回戦に負けないほど注目度の高いクラスB=2回戦が組まれた今大会。

その2回戦でMMAデビュー戦を戦う岩本健汰と椿飛鳥は当日計量のため、それ以外の7試合=14選手は全て計量をクリアしている。


岩本と同様に宇佐美正パトリックのMMAデビュー戦も注目度が高いが、ミドル級で修斗初出場となる岩﨑大河と今市凌太の一戦も忘れてはならない。

北斗旗体重別全日本王者からMMAに転向後4連勝、これまでの岩﨑はコロナ感染予防対策から当日計量で93キロという計量ばかりで、前日で北米ウェイト制のミドル級という計量を始めて経験し、パスしている。

キャリア5戦目、パトリックや岩本に負けないインパクトを残したい岩﨑だ。そんな岩﨑以上に、試合順で3回戦ながら2回戦に上位を譲った江藤は、温厚な人柄であることは重々承知で、この試合順に怒りを覚え、当日のエネルギーに変えてもらいたい。

カルンダとの一戦は、ONE Warrior Seriesで吹っ切ったファイトを見せていた時の江藤──いや、それ以上の江藤が求められる。

椿✖岩本以外の計量結果は、以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
9月20日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#06 計量結果

※赤字の選手をクリックすると、インタビューに飛びます
             
<修斗世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]川名TENCHO雄生:70.3キロ
[挑戦者]西川大和:69.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]安藤達也:61.1キロ
[挑戦者]石井逸人:61.1キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:61.1キロ
石橋佳大:61.2キロ

<ライト級/5分2R>※当日計量
椿飛鳥──
岩本健汰──

<ライト級/5分2R>
ヨシ・イノウエ:70.2キロ
宇佐美正パトリック:69.9キロ

<75キロ契約/5分3R>
江藤公洋:74.6キロ
グンター・カルンダ:74.6キロ

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河:83.8キロ
今市凌太:83.5キロ

<フライ級/5分2R>
内田タケル:56.5キロ
大竹陽:56.7キロ

The post 【Shooto2021#06】計量終了 意地を見せろ、江藤✖グンター!!。パトリック&岩本に負けるな、岩﨑大河!!! first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
J-CAGE News Shooto2021#06 グンダー・カルンダ ブログ 江藤公洋

【Shooto2021#06】再びサークルケージへ。江藤公洋、修斗初参戦でグンター・カルンダと崖っぷち対戦

【写真】修斗初出場となる江藤。ONEという冠のついた大会での戦績は4勝3敗と勝ち越している。堂々と自信を持って戦ってほしい (C)MMAPLANET

31日(火)に9月20日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06の追加カードが発表され、江藤公洋が修斗に初出場することが分かった。

専大レスリング部からMMAへ転身のルーツといえる江藤は、DEEPを主戦場にキャリアを重ねてきた。2017年には決勝で下石康太に決勝で敗れたものの、Road FCライト級トーナメント日本予選に出場するなどトップ戦線で活躍するようになった。その後、江藤はEvolve MMAのキャンプに参加したことでONEに照準を合わせるようになる。


そして、2019年にONE Warrior Seriesのトライアウトに合格し、ウォリアーシリーズからONE本戦と契約を果たす。ウォリアーシリーズに続き本戦デビュー戦でパク・デソンに敗れているが、2戦目ではアミール・カーンというライト級世界王座挑戦&ワールドGP出場選手を99秒でRNCにより破っている。

この大会はONEがコロナパンデミックで活動休止に入る直前のイベントで、江藤は休止期間の昨年9月にRoad to ONEで青木真也と対戦し判定負けを喫した。この試合、判定負けという結果よりも攻めへの姿勢が見られず、守りに徹底したためカーン戦の勝利を帳消ししてしまうほど評価を落としてしまう。

結果、国際大会が復活したONEでも試合機会が巡って来なかった江藤、仕切り直しの修斗出場となる。対戦相手のグンター・カルンダは同じくウォリアーシリーズに出場していたが、生活拠点を日本に移すと江藤が青木に敗れたRoad to ONEで、日本初戦を戦う。結果は手塚裕之に初回KO負け。ONE本戦と契約のないカルンダは今年1月に修斗に出場し、この時は山田宗太郎のヒールに一蹴されてしまった。

江藤にとってONE本戦へのカムバック、カルンダにとっては日本MMA界で地位の確立──両者揃って崖っぷちのマッチアップとなる。

またフライ級2回戦で内田タケル✖大竹陽の一戦も決まっている同大会。ダブルクラウン、修斗世界ライト級選手権試合=チャンピオン川名TENCHO雄生✖西川大和、修斗環太平洋バンタム級選手権試合=チャンピオン安藤達也✖石井逸人、バンタム級の注目ファイト=後藤丈治✖石橋佳太、ミドル級2回戦岩﨑大河✖今市凌太と6試合が揃ったが、まだ隠し玉があるようで続きカードの発表を待ちたい。

The post 【Shooto2021#06】再びサークルケージへ。江藤公洋、修斗初参戦でグンター・カルンダと崖っぷち対戦 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Interview ONE Road to ONE03 ブログ 江藤公洋 青木真也

【Road to ONE03】青木真也に訊いた──さいたま発言の真意「そんなの出るわけねぇじゃん。話題創りです」

【写真】試合後、興奮状態にあるようでいて──さいたま発言の真意からも、感情的な本音の連続だったように感じられた (C)MMAPLANET

10日(木)、東京都渋谷区のO-Eastで開催されたROAD TO ONE 3rd :TOKYO FIGHT NIGHT。同大会のメインで青木真也が江藤公洋を3R判定で下した。

3R、15分ほぼバックを制して勝利が確定的だった青木は、勝ち名乗りを受けるまでにグローブを叩きつけ、江藤のコーナーである大沢ケンジを罵倒し、ウィナーコール後もONE JAPAN 秦英之代表に厳しい表情で何やら言い放っていた。

そしてマイクを握って、「5年振りにさいたまスポーツアリーナで戦いたい」と発言した青木に控室で、その真意を尋ねた。


──かなりお怒りモードの試合後でしたね。

「だって勝負する気ないじゃん。あんなに動かないんだったら、試合にならないッスね。分かります? 俺の気持ち!!」

──青木選手の気持ちは分かるとはいえないですが……。

「ハイ」

──ただONEはラウンドマストではないし、3Rは逆転を賭けた動きをしてほしかったですね。でも、最後の方に青木選手も隙を与えて動かそうとしてしましたが。

「そう……でも、ぜんっぜん動かない。大沢もクソ。偉そうなこと言いやがって。大沢はね、俺に五分の口を聞ける格じゃないッスよ。分かりますよね? この俺の言っていることは。ABEMAの意向もあるんだろうけど、生意気いうじゃねぇよって。

『勝てるかも知れない』とかってお前、何言ってんだよ。誰に口きいてんだよって、ずっとムカついていました」

──いや、それは言うのではないですか。

「ふざけんなよ、テメェバカ野郎。〇してやるぞ、お前って」

──いやいやいや、試合前の対戦相手のチームの指導者ですよ。それは言いますよ。

「ふざけんじゃないって、この野郎」

──いや、大沢さんの立場でそう言わないわけがないではないですか。なのに、その言いようは大沢さんが気の毒ですよ。

「まぁ、そうですけどね……。ハッキリいえば、それぐらいのテンションになっていたってことなんです、俺は。ふざけんじゃねぇよ、この野郎っていう。それだけ俺も必死だったということですよね……俺も必死だった」

──試合の流れとしてバックを制して、仕留め切れない。良い流れではなかったです。

「あれでしょ、青木の負けパターンですよね。だから1Rが終わった時点で、変な話……山は創ったじゃないですか。2Rはテイクダウンしたら、3Rはこれで良いと思っていたので。フィームーで逃げるみたいな。お前がそんなんやるなら、これで良いよってなりましたね」

──何かしないといけないけど、それができなかったのでしょうね。

「それでも、ないです。アレはない」

──ところで、そんなにイライラしていて戦えるものなのですね。

「いや、試合中は逆に凄く冷静です。ふざけんじゃねぇって。でも、俺だってレフェリーが注意できないレベルで汚いこともしていましたよ。それぐらい必死だったし。それだけ勝ちたかった」

──江藤選手が最後まで勝ちに来なかったことに関しては。

「それは俺の都合じゃないですよね。取れるなら、取れるし」

──ところで、試合中はセコンドの北岡選手の声が凄く良かったように見えました。

「力使うなってね、北岡さんが。だから、全く息があがることなかったです」

──そして、試合後に一気に怒りが出たわけですか。それにしても、記念撮影の時も秦社長に険しい表情で何か言っていましたね。

「俺が何で、この試合をしたのか分かっているよねって伝えただけです。だって俺以外、みんな満額ですよ。で、俺の残りカス食って。いや、この大会があって、ここまで創ってくれたことには凄く感謝しています。本当に多くの人に……皆に感謝しています。

そりゃさ、俺は那須川天心みたいに全てを仕上げることはできないですよ。堀口恭司とか武尊とかみたいに……残念ながら。それはこれまでの歴史を見れば分かることじゃないですか。でも俺、精いっぱい自分の可能性以上に背伸びしています。

俺は……自分のできること精いっぱい背伸びしていますよ。これ以上できないくらい。これ以上、誰にも文句言われないぐらい格闘技が好きで。格闘技好きとか、愛しているとか皆が言うけど、俺はその気持ちだけでもっているから。だから、分かっているなんて思わると……嫌な気持ちにはなります」

──そのなかでONEの日本人選手は、ここでなくシンガポールを見ているという部分でも苛立ちはありましたか。

「10月を待っているでしょ? じゃぁ、これで俺はケガがないから10月に試合ができますって言うじゃないですか。これで俺を使わないなら嘘になりますよね」

──その気持ちが、最後のマイクの発言になったのでしょうか。

「あっ、さいたまですか? あんなの見出しに決まっているじゃないですか(笑)。一番インターネットがザワザワするでしょうし(笑)」

──人が悪い。乗らされてしまいましたよ(笑)。

「だって……そんなの出るわけねぇじゃん。ふざけんじゃねぇよって(笑)。話題創りですよ。日本ではONEよりRIZINの方が大きいから、話題になるでしょ。食いついてもらって。確かに猿田✖のび太とか、凄く良い試合でした。のび太が凄く頑張って、良かった。でも、それ以上の話題にするには……それぐらいニュースになって、形に残って、自分の物語にするのに必死ですよ。

皆が言うほど俺、余裕ないッスよ。本当に15年とか、ずうっとドロドロのことをしていますよね。辛かったです。今日も昨日も辛かった。でも明日も明後日も辛いんでしょうね」

──そういう真意があっての発言というか、次はつまり……。

「10月、やりますよ。俺が10月に使われないなら、言っちゃうと要らないってことになるし(笑)」

──ONEのスマートさと、青木選手のドロドロさは少し平行線のように感じます。青木選手のやり方が理解できると日本定着に通じると思うのですが。

「まぁ本音と建て前ってのが、ありますからね(笑)」

──我々の国は(笑)。青木選手はジャパニーズMMAですからね。もう今や1人ジャパニーズMMAです。これが他の国の人に理解してもらうのは困難かもしれないですが。

「アレなんだよ。佐藤大輔に人生狂わされましたよ。あれを5、6年やりましたから。いっつもですよ、『青木、今回はヒールね。今回、ベビーね』って(笑)。俺、そんなに人格ないんですけどねって……」

──ただし、今や若い選手から相当に尊敬されているじゃないですか。

「あっ、あのABEMAの映像?」

──ハイ。

「アレは……若い人たちは……名須川さんは僕よりも大きなことをやっているけど、平田の言葉とか、アレは涙が出ないぐらい響いた。『ありがとう』って。本当に響いた。ありがとう、感謝している。本当に皆に感謝しています──ありがとうって」

カテゴリー
ONE Report Road to ONE03 ブログ 江藤公洋 青木真也

【Road to ONE03】バックを取り続けた青木真也、判定勝ち。そして「5年振り、さいたま」をアピール

【写真】青木のさいたまスーパーアリーナ宣言=RIZIN出場アピールはどのような波紋を広げるのか(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
Def.3-0
江藤公洋(日本)

左ジャブから右を伸ばした江藤が青木の最初の組みからシングルに反応するが、直後に青木が左足を触って肩を押し込みテイクダウンを決める。江藤の左足を束ねて、そのままバックに回った青木は時間をかけてコントロールする。足のフックを耐える江藤を後方から殴った青木が両足をフックする。

残り3分、上体を潰していく青木は江藤の手首を掴んでエルボーを落とす。左の連打、右エルボーを入れると江藤が頭を下げる。防戦一辺倒の江藤は、耐えどころだ。側頭部にヒジを入れる青木はワキの下からアッパー、頭を抱えるようになった江藤にエルボーを断続的にいれる青木は、2Rになることを頭に入れたようなラウンド終盤だった。

2R、右から組むフェイクを見せた青木が、ヒザ蹴りをキャッチするが江藤がバックに回る。前方に落とされるのを嫌がった着地した江藤に対し、ボディロックから青木が背中に回る。手首を掴んで絞めの防ぐ江藤。青木は右手首を掴む江藤の左手首を右手で掴んでクラッチを外しにかかる。

ワキの下と上の上から左でパンチを入れる青木はパンチを続け、絞めの機会を伺う。青木の右手を掴んで、防御に徹する江藤。残り30秒、青木はそのままペースを変えずラウンド終了まで背中に乗って殴り、ラスト10秒になりパンチの回転数を上げた。

最終回、江藤は前蹴り、青木はケージの前を左に回る。右ミドルを空振りした江藤の左足を挟むようにボディロックテイクダウンを決めた青木が、バックへ。自らマットに背中をつけた青木が、四の字フック。喉に腕を入れられないよう守る江藤に、青木は左のパンチを続ける。

強力な四の字フックに胸を合わせに行けない江藤──時間は90秒を切る。青木はもう負けはないという時間と態勢いになり、江藤を動かせにいく。徹底してサバイブファイトに江藤が、最後の5秒で胸を合わせに行ったが、青木が許さず時間に。

グローブを叩きつけた青木が当然、判定勝ちし「蓋開けてみたら、ここまでの貧乏くじを引かされると思わなかったよ。日本の格闘技を盛り上げるというなら、俺がここで試合をしているのはおかしいだろう。俺は5年振りにさいたまスーパーアリーナで戦いたいんだ。関係者、偉そうに格闘技を盛り上げるっていうなら、このカード実現させてみろ」と今度はマイクを叩きつけた。


カテゴリー
News ONE Road to ONE03 グンダー・カルンダ ブログ 今成正和 内藤のび太 手塚裕之 根津優太 江藤公洋 猿田洋祐 青木真也

【Road to ONE03】記者会見─03─猿田「コスプレじゃない」。カルンダ「I love Ramen」

【写真】メディアもソーシャルディスタンスを忘れてしまう件…… (C)MMAPLANET

8日(火)、10日(木)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE 3rd TOKYO FINGHT NIGHTの記者会見が港区の東京ミッドタウン・カンファレンスROOM7行われた。

ここではMMAファイターと記者の質疑応答の模様を振り返りたい(※要約)。

──猿田選手とのび太選手に質問なのですが、珠理奈さんにも注目の試合に挙げられていました。今の心境を教えてください。

内藤のび太 ありがとうございます。ちょっと照れる感じです。なんか男性からのラブコールを受けたみたいで、嬉しいです。あっ、ちょっと気持ち悪い感じになっちゃうんですけど……。凄く嬉しい──と思います。ハイ。

猿田洋祐 自分が長年、修斗時代から戦いたいと思っていた試合が──自分だけでなく、回りの人も思ってくれるようになった。そこまで持ってこられたのが良かったなと思います。自分のなかで成長できたなと思います。


──青木選手に質問です。青木選手は格闘技界自体をプロデュースして生きてきていると思うのですが、そういう立場になるなかで青木選手と今成選手だけ、この場にいて違和感のある馴染まない雰囲気です。昔から一緒にやってきた今成選手とこのタイミングで同じ大会で試合をする。プロデューサー的な立場でなく、青木真也個人としてどのような気持ちですか。

青木真也 まず一つ言えるのが、好きだと思うんですよ、格闘技が。格闘技が好きで、別に世界だとか一番だとかってことをやっていないけど、格闘技が好きと思ってくれるだけで、なんか僕は許せるというか。

ここにいるとさ、皆が格闘技好きです、尊敬していますっていうわけなんですよ。色々言いますよ。でも、そんなの向き合い方で分かるから。格闘技が好きっていう気持ちを持ってくれている──僕も格闘技が好き、それだけが全てじゃないかな。色々なんかあって、僕も人と上手くいかなかったりするけど、格闘技が好きなヤツは許せる。そこに尽きると思います。

──今成選手、今の青木選手の言葉を受けて一言お願いします。

今成正和 凄く良いこと言うなぁって思います(笑)。

──手塚選手に質問です。ソーシャルディスタンスのなか既に触れあってしまったのですが、実際に触れてみてグンダー・カルンダ選手の圧力、肉体力はどのように感じましたか。

手塚裕之 まぁそうッスね。凄い勢いで突っかかってきて……こっちの方が強いかなって感じですね。食っているモンも、やっているモンも。こっちの方が上のことをやっているので。

──手塚選手はお米を作って、お米で体を作っています。カルンダ選手は日本で何を食べて体を作っていますか。

グンダー・カルンダ アイ・ライク・ラーメン(笑)。ラーメン、スシ、フィッシュ、ウォーター。

──のび太選手と猿田選手へ。今回は入場に気合を入れるとか。意気込みがあれば教えてください。

内藤のび太 そこの対決はないかなと思います(笑)。

──コスプレはしない?

内藤のび太 コスプレっていうか、いつもしているのでアレはやると思います。

猿田洋祐 コスプレじゃないんで。忍者なのでやります!!

──青木選手に質問です。格闘技好きという言葉がありましたが、逆にABEMAの中継を通して格闘技がそこまで好きじゃない世間一般にはどのような受け入れられ方をしたいと思いますか。

青木真也 そもそも格闘技が世間に届いているかといえば、首を傾げることが多いじゃないですか。なんかこう、格闘技が世の中に届いています──メジャーですって。

格闘技をメジャーにしたいってやつ100パーセント信用していなくて。そもそもメジャーにならないし、サブカルチャーというか……サブカルチャーだからこそできる、自分で表現できるというのは多分にあると思うので、メジャーにしたいという考えがそもそも余りないです。

結局、格闘技を外に伝えたいときに、何を伝えるかというとコレに尽きると思います。僕の場合は生きろってことで、要約すると。凄く雑な言い方ですけど、どう生きるんだ。お前はこの世の中とどう組み合って、生きていくんだっていうメッセージを伝えたいですね。

それがない格闘技なんて、ただ運動の得意な人が取っ組み合っているだけだからさ。そんなもん、なんの価値もないからさ。何か自分がやっていることで、主義主張はしてほしいね──と思って、伝えたいと思います。ハイ。

──誰にとか、どういう人に向かってとか青木選手はありますか。

青木真也 俺は……僕は別にヒーローになりたいとか思っていないから。子供のヒーローになりたいとか全く思っていない。世の中の人って失敗したりだとか、コミュニティからあぶれたりとか、そういうこと……失敗することの方が多いんですよ。ここにいる人間も全員が強いわけではなくて、ただ強さに憧れて、自分の弱さを認められない人間なわけですよ。そういうなかで、僕の場合は世の中からあぶれたり、上手くやっていけない人間の、転がっている奴らの希望でありたいとは思っています。

なので、潤風満帆な人は見なくて良いです。

──江藤選手は何か伝えたいモノはありますか。

江藤公洋 自分自身は試合に向かうなかで怖さだったり、恐怖心を凄く感じるタイプなので。それを乗り越えて試合に向かう、どういう結果になるかは分からないですけど、今回の試合に向けての取り組みと試合のなかでどういう風なことを周りに感じてもらえるのか。恐怖を乗り越えた結果をどういう風に受け止めてもらえるか。そのために準備をしてきたので何かを感じてもらえればとは思っています。

──青木選手という存在は恐怖ですか。

江藤公洋 それもありますけど、試合は誰と戦っても恐怖は感じるので。それは青木選手だから、とかではないと思います。

──青木選手が言われたことに対して、のび太選手も取り扱われ方も特殊な、内気な感じの生き方があるかと思うのですが……。そういう同じような引き込まってしまう人に、何かを見せたいというのはあったりするのですか。

内藤のび太 そういう人たちには、そういう人たちの色々なアレがあると思うので、そういう人たちに見て欲しいということではないですけど、そういう人たちが見た時に、何かを感じてくれれば良いなというのはあります。ハイ。何が糧になるかとか、分からないですが。

──根津選手に質問です。青木選手がうだつの上がらない人に試合を見て欲しいと言われましたが、根津選手は明日の活力にしてほしいというモットーで戦っていますが、今回、この状況でどういう人の活力になるような試合をしたいですか。

根津優太 この状況ですから、全ての人が皆もう頑張っているので。だからチョット頑張り疲れた人達に『もう1回、明日も頑張ろう』とか思ってもらいたいですね。

カテゴリー
News ONE Road to ONE03 ブログ 大沢ケンジ 手塚裕之 松井珠理奈 江藤公洋 青木真也

【Road to ONE03】記者会見─02─松井珠理奈「どんな青木真也を?」✖青木真也「遊びじゃないからさ」

【写真】江藤への質問をし、目を見て真剣に返答に聞き入る松井珠理奈。そして、後方の今成はピンが来ていなくても良い味すぎるのが伝わってくる (C)MMAPLANET

8日(火)、10日(木)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE 3rd TOKYO FINGHT NIGHTの記者会見が港区の東京ミッドタウン・カンファレンスROOM7行われた。

出場選手がそれぞれ意気込みを語ると、大会ゲストで当日も解説を加わる松井珠理奈自らが選手に質問を投げかけ、選手が返答。ここではそのやり取りを振り返りたい。

松井珠理奈 江藤選手に質問したいのですが、青木さんと戦うことになって青木選手の存在が変わったなとか、今どのように考えていますか。

江藤公洋 一緒に練習したこともありますし、強さもそのなかで感じています。実際にやってもそれは変わらないです。変わらないのですけど、勝つためにどうやれば良いのかをずっと準備してきたので、それを試合で見せられたらと思っています。


松井珠理奈 ありがとうございます。手塚選手に聞きたいのですが、最近の筋肉の調子はどうですか。

手塚裕之 筋肉の調子はバッチリです。筋細胞が疼いているので。もう滾っているので。

松井珠理奈 筋肉とお米は?

手塚裕之 裏切らないっ!!

松井珠理奈 最後に青木選手に質問したいのですけど、今回のテーマ──どんな青木真也を見せたいですか。

青木真也 遊びじゃないからさ。遊びじゃないからさ、2005年からこれで飯食っているんだけど『お前ら、俺に何か言葉発せられるヤツいるのか』、偉そうに言って『青木真也って名前、お前ら出せるヤツいるのか?』、『誰もいねぇよ』、『勘違いすんなよ』って感じかな。

松井珠理奈 ハイ。ありがとうございます。

大沢ケンジ そういう風になかなか簡単に名前は出せないですよね。

青木真也 だから出すなよ。だから出すなよ。

大沢ケンジ これだけ緊張感があるので、僕の喋りも控えた方が良いですね。

この後、会見は記者との質疑応答へ移った。

カテゴリー
News ONE Road to ONE03 グンダー・カルンダ ブログ 今成正和 内藤のび太 手塚裕之 根津優太 江藤公洋 猿田洋祐 青木真也

【Road to ONE03】イベント2日前・記者会見─01─松井珠理奈降臨、「特に注目は猿田選手とのび太選手」

【写真】会見中の青木と今成が驚くべき程、同じような仕草を見せていた。自分があり過ぎる(C)MMAPLANET

8日(火)、東京都港区の東京ミッドタウン・カンファレンスROOM7で開催が2日後に迫ってきたRoad to ONE 3rd TOKYO FIGHT NIGHTの記者会見が行われた。

今回の会見には全6試合から11名の出場選手と、大会ゲストの松井珠理奈も登壇し選手に質問を行い、自らも記者の質疑応答に応えていた。

まず試合を務めた大沢ケンジ氏が「僕も緊張してきました。いよいよだなって。(江藤も猿田も)覚悟を決めています。勝てると思います」という心境を吐露した直後に、第1試合から出場選手から順にステージに登壇。

グンター・カルンダと手塚裕之が向き合って距離を詰まると小競り合いになると、その大沢氏が割って入って両者を止めるという一幕も見られた。

メインに出場の青木真也までがステージの席に着くと、松井珠理奈がトリを務める形で登場し、「佐藤将光選手のお父様がデザインした服を今日は着てきました(笑)」とまずは開口一番、笑顔を見せる。

そして「ピリピリしている感じがしていて、自分がここにいて良いのかなっていう気持ちなります。全試合が楽しみですが、なかでも猿田選手とのび太選手は修斗の時代から猿田選手がのび太選手を追いかけていたということで、その2人が交わるということで楽しみです。そして、もしかしたら勝者がパシオ選手と戦うかもしれないというワクワク感があって凄く注目しています」とONE通らしい発言をした。

続いて秦英之ONE JAPAN代表がマイクを握り、英語と日本語を駆使して挨拶。「10月以降、世界大会の準備も開始しています。できれば木曜日を皮切りに……普段から練習はやっているかと思いますけど、Road to ONEという名前の通り、世界でとにかく一番になる選手を受け入れる体制をONE全体で準備していますので、とにかく熱い戦いを木曜日ぜひご期待ください」と、10月に予定されているシンガポール大会で日本人選手の招聘に向けて、準備が進んでいることを匂わせる発言があった。

ここからは各MMAマッチに出場する選手の抱負の言葉をお届けしたい。


根津優太
「全てのタイミングが良くて今回、試合を受けさせてもらいました。相手が今成選手とやるとは思っていなかったので、これも良いタイミングだと思います。しっかりと勝ちにいきます」

今成正和
「特に意気込みはないですが、まぁ勝つつもりで痛くないようにやります」

グンター・カルンダ
「コンニチワ。マイネーム・イズ・グンター・カルンダ。アフリカからやってきた。ONEの大会に出られることにお礼を言いたい。そして、僕のチームTRY.Hにも。ゲームをするためにONEで戦うんじゃない。プロのファイト・イベント、プロファイト・ショーだ。だから、出場するんだ」

手塚裕之
「このような時期に試合ができるということで、皆さまに感謝しています。しっかり積み上げてきたモノがあるので、それを出して……さっき突っかかってきて、ちょっと舐めてんなって思ったのですが、差を見せつけて勝ちたいと思います」

内藤のび太
「こんちわ。内藤のび太です。自分と戦いたいと言ってくれたことに照れていたのですけど、嬉しいです。頑張ります」

猿田洋祐
「自分が望んでいた試合がやっと実現できて、ファンの皆さんも松井さんにも注目していただいて凄く嬉しいです。どんな試合展開になるか分からないでですけど、どんな試合になっても苦しくて激しい、凄い削り合いになると思いますので、自分が最後に削り勝って、日本人で初めてのび太選手に勝つ選手になろうと思っています。それと自分たちのことを知らないファンの方もいると思いますが、世界で活躍する日本人がいること知って欲しいです」

江藤公洋
「今回、このような状況のなかで試合を組んでもらったこと凄く有難く思っています。そのなかで青木選手という強い選手とやらせてもらうので、良い試合をするために準備してきたのではなく、勝つために準備してきました。それを当日見せます」

青木真也
「ハイ。ヨロシクッ、終り!!」