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【Gladiator017】フォークスタイルGで長田拓也と対戦、森戸新士「柔術の試合とは全然違う疲れ方でした」

【写真】ケージとMMAグローブで、森戸がMMAファイターの壁になる。そんなグラップリングの将来像も楽しい(C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR017にて、プログレス提供試合フォークスタイル・グラップリングマッチで森戸新士が長田拓也と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年1月、GLARIATORのケージで初めて行われたプログレス提供試合に出場した森戸は、濱村健を相手に三角絞めを極めて勝利した。しかも引き込んで相手に2ポイントを献上しながら極め勝つのも、フォークスタイル・グラップリングルールの醍醐味であっただろう。今回もMMAファイターである長田との対戦となるが、そこで柔術家森戸はどんな試合を見せてくれるのか。MMAで強くなるためのルール――そんなプログレスルールで、柔術家としての強さを見せる森戸に、柔術とプログレスルールを並行して戦っていくことについて訊いた。


――最近は広島~山口の選手にインタビューすると、必ずといっていいほどお名前が出る森戸選手です。

「ありがとうございます(笑)。レオス柔術アカデミーを開いたのが、2020年2月ごろでした。まだスタートして1年数カ月なんですけど、MMAの強豪選手や柔術の黒帯選手が出稽古に来てくれて。あとは地方でやっている紫帯の選手とかも来てくれています。そうやってレオスを頼ってくれるのは嬉しいですね。僕自身の練習にもなりますし、お互いにメリットがあるなら、そういった練習会は続けていきたいです。選手が集まって、みんな良い環境で練習して――関東の選手に勝てるように。その意味では、良い流れができています」

――良い流れ……そうですね、それだけ各地方でも首都圏に劣らない練習環境が整いつつあるのだなと思います。

「僕も今、格闘技専業になったので柔軟に動けるようになったのかなと思います。でも柔術だけでなくMMAでも、地方だと専業の選手は少ないですよね。だから昼間にプロ練ができないんです。本当なら昼間にプロ練をして、夜は一般会員さんのクラス指導に集中する。そうすると僕も、より自分の練習に時間が割けるので、理想は昼にプロ練ができるようにしていきたいです。岩崎さんのところは昼にプロ練やっているんですよね?」

――岩崎正寛さんのカルペディエム芦屋は、そうですね。森戸選手がレオスで行われていることは、岩崎さんがカルペディエム芦屋で行われていることと重なる部分は多いです。

「関西まで行くと、中国・四国地方よりは専業の選手も多いと思うので、集まりやすいのでしょうね。ウチでいうと摩嶋(一整)さんが来るのは土曜日で、神田(T800周一)さんは仕事の都合で来られるのは別の曜日なんです。藤井章太さんは一緒にレオスで練習しているので、よく組めたりしているんですけど……バラつきがあるので、みんなが集まることができる環境になれば良いですね」

――そこで森戸選手に、レオスで練習している選手についてお聞きしたいと思います。まず摩嶋選手については、どのような印象を持っていますか(※取材は4月12日――摩嶋×金原正徳戦より前に行われていた)。

「摩嶋さんは、レオスを開いて数カ月ぐらいのタイミングから来られていて。でもクレベル戦のあとに『もっと組みたい』ということで、週1ペースで必ず組むようになりました。おかげで土曜日はメッチャ疲れるという(笑)。僕が協力できるのはグラップリングの面だけで、MMAのお話は難しいんですけど……摩嶋さんは対応力が凄くて。1回入った技は、もう次かその次の練習の時には入らなくなっています。だから僕も毎週、土曜日はどう摩嶋さんを攻略しようか考えているんですよ。摩嶋さんもUFCなどを見た技を練習でかけてきて、『これはどうですか?』ということを聞いてきたり。お互いに強くなることができているんじゃないかな、と思います」

――なるほど。次に5月1日(日)、福島啓太選手とのGLADIATORバンタム級王座決定戦を控える神田T800周一選手について教えてください。

「神田さん、ツイッターでイジっていますね(笑)。神田さんと定期的に練習するようになったのは最近の話なんですけど、それまでも僕が藤田柔術で練習している時に、神田さんが出稽古に来られたりとか。ただ、その時はギの練習でした。今レオスではギのクラスに参加してくれて、そのあと残ってノーギのスパーをしています。

神田さんは総合力に長けていますよね。ギの練習をしていると、僕も崩せたりするんです。でも距離が近くなると――MMAの距離になると、一気に強さを発揮します」

――MMAの距離ということはケージ際、ジムでいえば壁際の強さもあるのでしょうか。

「神田さんと壁の練習は、そんなにはやっていないんです。体重差もあるので。それでも壁際の技術は本当に巧いなと思います。まずポジションを取られても極めさせない技術が凄いんですね。そこから神田さんが逃げて、最終的には上を取っている。そういう展開が巧いので、さすがMMAの選手だなって思います」

――逃げて上を取る、神田返しについてはいかがですか。

「僕も神田返しは食らいました。柔術とは違うペースでスイープされるので、やりづらいです。相手が逃げると自分も疲れますし、MMAではそこに打撃が入ってくると考えたら、やっぱり怖いですよね」

――そしてもう一人、レオスでインストラクターを務める江木伸成選手が5月7日のHEATに出場し、コンバット柔術ルールで生田誠選手と対戦します。

「江木さんはすごくガードが強い選手ですね。摩嶋さんも江木さんと組んで、パスガードについては良い練習になっていると思います。もともと柔道をやっていたので立ちも強いですし、上を取った時のバランス感覚も良くて。それとMMAの練習もやっているんですよ」

――そうなのですか!

「藤井章太さんのMMAクラスにも参加していて、ノーギのテイクダウンにも力を入れています。だから総合的なグラップラーになってきていますよね。生田さんも柔術界のレジェンドで、ガードの強い選手ですから、その生田さんをどうパスするのかも見てみたいです」

――そう考えると、お互いガードの選手なのですね。

「江木さんは生田さんのセミナーを受けたことがあると言っていました。ガードについては、メチャクチャ生田さんの試合を参考にしているんですよ」

――その両者が対戦するとは、意外な事実です! ここで江木選手が勝てば……ある意味、師匠超えですね。

「アハハハ、でも簡単に超えられる壁ではないですからね。僕もどういう試合になるのか、本当に楽しみです。まず試合が始まって、どちらがどのポジションを取るのかは見どころです」

――では森戸選手ご自身の試合についてお聞きします。今年1月のグラジエイターにて、プログレスのフォークスタイル・グラップリングルールで濱村健選手に、三角絞めで一本勝ちしました。

「ケージを使ってガッツリ組んだのは、あの試合が初めてではなかったんです。でも……疲れました。やはり壁があるかどうかで、攻防が変わってくるので。マットで戦うノーギだと、壁際でテイクダウンを狙いに行くことがないですよね。だから僕も力の抜きどころとか、それほど分かっていなくて。1Rが終わった時に腕がパンパンになっていました。柔術の試合とは全然違う疲れ方でした」

――昨年12月に闘裸男で、田村ヒビキ選手とケージ・グラップリングを戦った時は、それほどケージ際の攻防が無かったですね。

「そうですね。あの試合は引き込んでもマイナスポイントはなかったので、すぐに引き込んでから足を狙いに行きました。あとはグローブもなかったので。僕としては、グローブがないほうが戦いやすいです(苦笑)」

――引き込みに対するマイナスポイントだけでなく、MMAグローブを着けて戦うのは素手だとケージに体の間に掌が入った時の負傷の防止のためで、プログレスのフォークスタイル・グラップリングの特徴です。

「あれはビックリしました(笑)。普段、MMAグローブを着けることがないので……掴む感覚も違いますし、グリップも疲れますから」

<この項、続く


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F1 Gladiator017 HEAT50 MMA MMAPLANET o ONE Progress コンバット柔術 ビリー・フッカー フェルナンド 修斗 前田吉朗 土肥潤 森戸新士 椿飛鳥 江木伸成 清水俊一 濱村健 生田誠 田中智也 神田T800周一 福島啓太 竹本啓哉 竹浦正起 葛西和希 赤澤智哉 長田拓也 長谷川賢

【GLADIATOR017】プログレスとコラボ第2弾は森戸新士×長田拓也など、フォークグラップリング3試合に

【写真】1月の試合で森戸は、引き込みで相手に2P献上ルールながら、リードした展開で引き込みから三角を極めた。今回はどのような試合になるか(C)MMAPLANET

21日(木)、PROGRESSより5月1日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator017内で3試合のグラップリング戦が組まれることが発表された。

長谷川賢率いるプログレスは「北米MMAとの差を埋めることを目標」にケージの中で米国カレッジスタイルレスリング=フォークスタイルレスリングのテイクダウン&リバーサルorスクランブルのポイント換算方式に、バッククラブのポイントとサブミッションを加えた──打撃のないMMAグラップリング・ルールセットだ。

柔術家もノーギながらスクランブルと極めを養え、ファイトマネーを得て実戦経験が積める。プログレスは自前のイベントを開催という形でなくMMAプロモーションのなかでグラップリングマッチに必要な資金を提供して試合を組むという形と取っている。

既にグラジエイターとは1月23日大会でコラボが実現しており、5月7日(土)のHEAT50でも生田誠✖江木伸成のコンバット柔術、竹浦正起✖椿飛鳥&レアンドロ草野✖濱岸正幸のフォークスタイルグラップリングがマッチアップされている。

そしてHEATの1週間前、グラジでも前回大会に続き3試合のプログレス提供組み技戦が決まった。


前回はサブオンリー・マッチが1試合組まれたが、今回は3試合ともフォークスタイルグラップリング戦となり、75キロ契約で森戸新士が長田拓也と対戦する。森戸は1月のグラジに続き連続で出場、前回はテイクダウンポイントでリードし最後は引き込み三角で濱村健から一本勝ちを手にしている。

昨年2月の葛西和希戦でテイクダウンからハーフ、スクランブルのバック狙いで前方に落とされて下になった長田。プログレスだと2-2のイーブンの攻防となる

昨年2月の葛西和希戦でテイクダウンからハーフ、スクだ、ランブルのバック狙いで前方に落とされて下になった長田。プログレスだと2-2のイーブンの攻防となる[/caption]今回も対戦相手はMMAファイターだ。

修斗、ONE Warrior Series、Road to ONEで戦ってきた長田は力強いテイクダウンが持ち味で、ポイント有り、ケージ際の攻防が興味深い一戦だ。

先日のJBJJF全日本ではライト級3位に終わったが、ノーギ&ケージというシチュエーションで森戸が強さを見せることで、間違いなくJ-MMAの強化につながる。

この他、競技柔術界からは京都のグラウンドコア所属の黒帯=赤澤智哉が出場し、修斗ジム神戸のビリー・フッカーと戦う。赤澤はJBJJF2019年アダルト茶帯ランク1位、2月の全日本マスター柔術では元MMAファイターの北田俊亮を下しマスター2フェザー級を制している。対するビリー・フッカーは修斗ジム神戸の柔術インストラクターで、古くは8年前にADCC JAPANの西日本オープンのアダルト・アドバンス77キロで優勝経験がある。

(C)SHOJIRO KAMEIKE

もう1試合はフェルナンドと田中智也のMMAファイター対決。

前者は10日の前田吉朗引退興行でパウンドでTKO勝ちたばかり、MMA4戦4勝の黒帯柔術家だ。一方、田中は柔術茶帯──北海道でキャリアを積み、直近の試合は昨年6月にGRACHANでヒールにより一本勝ちし9勝2敗のレコードを持つ。

GLADIATORバンタム級王座決定戦=神田T800周一✖福島啓太、
竹本啓哉×エダ塾長、土肥潤✖清水俊一というケージグラップラーのMMAファイトが並んだグラジエイターで組まれたフォークスタイルグラップリング戦。柔術家✖MMAファイター、柔術家✖柔術家、MMAファイター✖MMAファイターという顔合わせで、同じルールでもどのような試合展開になるか、非常に楽しみだ。


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BELLATOR DEEP HEAT50 K-1 MMA MMAPLANET o PFL Progress UFC イゴール・タナベ キック ダニエル・スポーン 修斗 岡野裕城 桜井隆多 森戸新士 椿飛鳥 生田誠 石井慧 竹浦正起 長谷川賢 長野将太

【HEAT50】イゴールに試練&石井慧がスポーンと対戦。PROGRESSで竹浦×椿、コンバットJJ=生田×江木も

【写真】PFL、Bellator、コンテンダーシリーズ・ベテランのスポーンとの対戦が決まった石井(C)MMAPLANET

12日(火)、東京都品川区のホテル・プレインスガーデン1Fフォーシーズンにおいて、5月7日(土)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT50の記者会見が行われた。

2005年2月6日の第1回大会から17年、節目の50回大会で行われたMMAマッチは既にHEATライト級選手権試合=チャンピオン草MAX×チャレンジャー岡野裕城、ミドル級の櫻井隆多×イゴール・タナベなどが発表され、その4選手に加えて引退試合を行う春日井たけし、石井慧というMMAファイター、皇治らキック出場選手が会見に出席した。


会見は4部で行われ、まず志村道場勢がテーブルに。引退試合に挑む春日井は「HEAT50回記念大会で引退試合という場を与えてくれ、志村館長には本当に感謝しています」と話し、質疑応答で「次世代の選手。自分はUFCに出たいという夢を実現できなかったので、そういう若い選手とやたいたいです」と対戦相手について要望を話した。

MMA2戦目で桜井隆多と戦うイゴール・タナベは、今回の試合が終わると米国に渡り6月のムンジアルに向けて2つのトーナメントでポイントを加算する必要がある。そのタフな状況に「ケガをしないことが一番。すぐに勝ちます」と断言した。対して桜井は「そうはならないよう戦うだけです」とらしく話した。

驚くべきは出場リストにはあったが、先のK-1無差別級Tで1回戦終了後にワキ腹を痛めてドクターストップ→準決勝棄権となった石井の参戦だ。SNSで「8番目の肋軟骨が折れている」ことを明らかとした石井が、わずか34日間のインターバルで試合に出ることが可能なのか──また、どのような調整が行われるのか。

「良い相手で、本物のカードというか……その良い相手にしっかり勝って、成長した強くなった姿を見せる」と挨拶を行った石井。負傷について質疑応答で「肋軟骨のケガは柔道時代から癖みたいにあっていて、その痛みには慣れている。良い医者も知っていて、その力もあって100パーセントの体調で行けると思います。鉄は熱いうちに打てではないですけど、今はやるべきだと思っています」と話した。

その石井と対戦するダニエル・スポーンは石井が2019年に出場していたPFLの常連で、コンテンダーシリーズでも勝利を挙げている。サウスポー、打撃も組み攻守ともにアベレージ以上にある。カウンターで迎え撃つ際にガードが落ちるきらいもあり、石井はパンチを振るって前に出る際に、そのまま組んで倒すという勢いをつけると、打と組み共にリードできるかと思われるが──全ては負傷の状況次第だ。

また今大会では長谷川賢率いるPROGRESSからグラップリングマッチが提供されることも会見で発表があった。今回、決定したカードはフォークスタイル・グラップリング=プログレス・ルール71キロ契約で竹浦正起✖椿飛鳥、そしてコンバット柔術ルール66キロ契約が採用された生田誠✖江木伸成だ。

カルペディウム三田所属の竹浦は、もともと愛知県岩倉市出身でNEX所属時代には柔術やグラップリングだけでなく、アマ修斗やアマDEEP、JMLでも戦ってきた。

上を取る、そしてポイント有りルールのノーギマッチで、どのようなパフォーマスを発揮できるか、ひたすら楽しみな竹浦の凱旋マッチだ。

対する椿は格闘代理戦争に注目を浴びたが故に、苦難のMMAロードを歩んできたが3日のプロ修斗公式戦で、2年半ぶりの勝利を手にした。ケージの使い方では、負けない。そんな気持ちが伝わってくる椿の――竹浦とのグラップリングマッチ出場だ。スクランブルにバッククラブとサブミッションが加わったケージ・グラップリングで持ち味を発揮するのはどちらか。

掌底有り&ノーポイントには、これも愛知県瀬戸市でトラスト柔術アカデミーを主宰する生田が参戦する。

昨年8月にIREのコンバット柔術で長野将太の掌底攻撃に大苦戦、それでもデラヒーバガードを取ろうとした44歳の永遠のチャレンジャーが、再びケージに足を踏み入れる。対戦相手の江木は森戸新士率いるLEOS柔術アカデミー所属、紫帯で全日本優勝、茶帯ではアジア3位という戦績を残している。

道着競技柔術家の2人が、掌底有りルールをケージで戦う――。日本のMMA社会と柔術社会の接点ともなるプログレス提供グラップリングマッチは、もう1試合組まれる予定だ。

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Gladiator016 MMA MMAPLANET 森戸新士 濱村健

【Gladiator016】TDポイントで優位に立った森戸が、濱村に引き込み-2Pから三角絞めを極める

【写真】新鮮すぎる森戸のMMAグローブ姿。試合はしっかりとポイント計算をしながら最後に極めた(C)MMAPLANET

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
Def.2R3分46秒 by 三角絞め
濱村健(日本)

開始早々、濱村が距離を詰めて押し込んでいく。しかし森戸が切り返し、右腕を差し上げて濱村をケージに押し込んだ。濱村はケージ際を脱出、中央まで戻るも森戸が押し込み続ける。濱村は頭をおっつけて前に出るが、常に森戸が押し続ける展開に。ケージ際で森戸がダブルレッグを仕掛けたが、濱村はこれをかわす。そして森戸が再びテイクダウンを狙ったところで、相手の首を抑えた濱村だったが、ガブられた森友すぐに奪取した。相手をケージに押し込みながら、左足へのシングルレッグを仕掛けた森戸。反対側に引き倒し、一度は尻もちを着かせて2Pを得るも、立ち上がられて1Pを献上してしまう。

スタンドに戻ると、森戸が前に出続ける。濱村も押し返すが、森戸がケージ際で右腕を差し上げてボディロックからテイクダウンを狙った。濱村は払い腰で投げるも倒し切ることはできず。またも森戸が左足へのシングルでテイクダウンを狙い続け、ラウンド終了間際に背中を着かせて2Pを追加した。

最終回、森戸が右腕を差し上げて濱村をケージに押し込む。粘る濱村に対し、森戸は上下に揺さぶるも倒すことはできない。ケージ際を離れた濱村を追う森戸。今度は反対に濱村が森戸を押し込んでいくが、倒せないとみるや離れる。ケージ中央で足払いを見せた濱村。森戸は倒れず、スタンドで差し合いを挑む。濱村は組み付いて森戸をケージに押し込んだ。ここで森戸は引き込みを選択。相手に2ポイントを与えながら、下から三角絞めを極めた。


4-3

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DEEP F1 Gladiator016 MMA MMAPLANET N.O.V NavE Progress YouTube ボクシング 中川皓貴 中西哲生 井上啓太 伊東元喜 原口央 富田翔市 春川広明 有川直毅 木村旬志 松本一郎 森戸新士 濱村健 福島啓太 竹本啓哉 藤田健吾

【Gladiator016】グラジ初戦でフェザー級期待の中川皓貴と対戦、富田翔市「自分のできる最大限のこと」

【写真】出稽古先=カルペディエム芦屋の岩﨑代表の代名詞=ディープハーフガードのパーカーを着る富田(C)MMAPLANET

23日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で富田翔市がグラジエイター初戦を中川皓貴と戦う。

DEEPとパンクラスでキャリアを積んできた富田にとって、グラジでの中川戦はどのような意味があるのか――計量直後の富田に尋ねた。


──DEEP、パンクラスで活躍してきた富田選手にとって、初めてのグラジ参戦となります。このタイミングで新たな舞台で戦うことを決めたのは?

「コロナになって試合の機会が減っていたというのと、パラエストラ天満代表の赤尾(セイジ)先生が櫻井代表に自分の出場を進言してくださって。そうやって取ってきてくれた試合機会なので、受けさせていただくことになりました」

――赤尾選手がパラエストラ天満を創った際に東大阪から移ったのですか。

「暫くしてからですね。ただ、今もパラエストラ東大阪のプロ練習にはずっと参加させてもらっています。切磋琢磨できる場として、関西では浸透していますしね。それ以外にはカルペディエム芦屋、岩﨑(正寛)先生のところでも出稽古で少し練習させてもらっています。あとはボクシングジムと、パーソナルで体創りをやってきました」

――年末にゴン格のインタビューで怪獣キラーこと荒東選手にインタビューさせていただいたのですが、富田選手と一緒に練習していて凄く気合が入っていると言われていました。

「アハハハ。ありがたいですね。荒東さんとよく一緒に練習させてもらっています」

――ヘビー級ではないですか!!

「そうですね(笑)。ただ荒東さんは体の大きさをぶつけてくる人じゃなくて。身長も同じぐらいなので、打撃のスパーリングでもプレッシャーの掛け方が上手いので、そこを感じて練習しています」

――富田選手はタイガームエタイのトライアウトに受かって、プーケットへ行くと聞いたことがありましたが、あの件はどうなったのでしょうか。

「実は結局、行かなかったんです。会社務めをしていたので、生活を放り投げて行くことはできなかったです。MMAファイターとしての活動が終わってからも人生は長いですし、そこを考えるとタイ行きは人生の選択として、外れました。今はフリーランスで働いているので、行こうと思えば行けるのですが……もう年齢がいってしまっているので、もうタイガームエタイの方も……と。あの時は28、29歳でしたけど、踏み出せないところがありました。それにタイガームエタイのトライアウトで認めてもらえたことは光栄だったし、自信になりました。またコロナが終われば、出稽古には行きたいと思います」

――その分、大阪で頑張るという風になっていましたか。

「あの直後は、引きずっていましたね。俺はそんだけ腹を括ることができんかったんやという風に考えてしまって。今はタイミングだったと割り切って自分のできるところでベストを尽くしてやっています」

――なるほどぉ。それぞれの人生です。どれだけ惚れても、タイミングが合わないと結婚もできないですし。そうやってMMAファイター人生を歩んできた富田選手ですが、グラジエイターにはどのような印象を持っていましたか。

「これまでもセコンドでグラジエイターの会場を訪れたこともありましたし、華やかだし櫻井代表のMMAを盛り上げようという気持ちが伝わってくる大会でした。

僕自身――出場する大会を選んでいたわけでなく、DEEPとパンクラスからオファーを貰っていたので戦ってきました。だからグラジエイターさんからオファーがないのは、必要とされていないという風に勝手に思っていたところもありました(苦笑)。必要というか魅力を感じてくれているなら、オファーしてくれるという風に」

――そんななか決まったグラジ初戦、対戦相手の中川選手の印象を教えてください。グラジのフェザー級でトップの1人かと思われます。

「年齢も若いと思いますし、フィニッシュまでつなげるアグレッシブな選手ですね。活きが良くて、トータルでできる強い選手だと思います。自分が挑戦者という立場でいるつもりですし、そこはこれまでと同じで新たなモノにチャレンジしていくという姿勢です。ただ、それで年下の活きの良い選手を迎え撃つという試合ですから、中堅ぐらいになってきたんかなぁというイメージが自分のなかでついてしまいましたね(笑)」

――新たなキャリアの一歩でもあります。

「そうですね。明日の試合で勝てば、そこからタイトルに通じる試合をしていければ良いなと。原口央選手がチャンピオンとして引っ張っていってくれると思うので、食い込んでいきたいです」

――では、明日の試合に向けて意気込みのほどをお願いします。

「教えもらった先生からも『自信持っていってエェよ』と言ってもらっているので、僕も先生たちの気持ちを背負って自分のできる最大限のことはやっていきたいです。それを中川選手にぶつけて……結果はどうなるか分からないですけど、自分の全力の力を出して中川選手に伝えたいです」

■視聴方法(予定)
1月23日(日)
午後2時00分~Gladiator YouTube Channel(Gladiator第1部)
Gladiator第1部終了後~The 1 TV YouTube Channel(PROGRESS)
PROGRESS終了後~Gladiator YouTube Channel(Gladiator第2部)

■Gladiator016計量結果

<フライ級/5分2R>
藤田健吾:56.5キロ
有川直毅:56.55キロ

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤:60.95キロ
神田T-800周一:61.15キロ

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴:65.75キロ
富田翔市:65.7キロ

<バンタム級/5分2R>
山口翔:60.75キロ
神野翼:――キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.2キロ
福島啓太:61.1キロ

<ストロー級/5分2R>
N.O.V:52.1キロ
蒔田真吾:52.0キロ

<ライト級/5分2R>
井上啓太:69.95キロ
春川広明:69.9キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.1キロ
中西哲生:56.35キロ

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE:59.8キロ
松本一郎:59.8キロ

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士:77.05キロ
濱村健:78.85キロ

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
飯田建夫:79.05キロ
伊東元喜:79.4キロ

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.6キロ
斎土泰斗:65.45キロ

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子:65.1キロ
谷口軍曹:65.3キロ

<68キロ契約/5分2R>
木村旬志:――キロ
荒木凌:――キロ

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢:62.8キロ
尾崎大和:63.0キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:60.8キロ
永輝亜:――キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼:76.85キロ
那須”独歩”育夫:76.5キロ

<フェザー級/5分2R>
大和:65.35キロ
桑本征希:65.65キロ

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F1 Gladiator016 MMA MMAPLANET N.O.V NavE Progress YouTube   チャンネル 中川皓貴 中西哲生 井上啓太 伊東元喜 富田翔市 春川広明 有川直毅 木村旬志 松本一郎 森戸新士 濱村健 福島啓太 竹本啓哉 藤田健吾

【Gladiator016】計量終了 ハマケンがフォークを持ってフェイスオフ――YouTubeでライブ配信決定!!

【写真】 有川直毅、富田翔市、福島啓太、そして森戸新士というグラジ初参戦組を迎え撃つ、藤田健吾、中川皓貴、竹本啓哉と濱村健――問題なく計量を終えた(C)MMAPLANET

明日23日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016の計量が、同市のスモーカージムで行われた。

2部制、プログレス提供のグラップリングマッチ、そしてOPファイトを含めると17試合のロングランイベント――当日計量の木村旬志×荒木凌以外に、第2部のバンタム級で山口翔と対戦予定だった神野翼、第1部の同じくバンタム級で秋田良隆と対戦予定だった永輝亜の両者が、減量が原因の体調不良で会場に姿を見せることができず欠場に。

ともにバンタム級だったことで、山口と秋田が第2部で対戦することとなった。


この他、グラジ初参戦となる注目のK-PLACE勢=有川直毅と福島啓太は、対戦相手の藤田健吾、竹本啓哉とともに問題なくクリア。

昨年9月大会の計量ミスで、バンタム級のベルトを失った竹本は悪しき習慣となっていた再計量になることなく、本計量でパスし安堵の表情を浮かべるととともに、コロナの抗原検査で唾液を吐くことに非常に苦戦していた。

福島×竹本と同様に、空位となっているバンタム級のタイトルコンテンダーを絞る対戦に向かうといっても過言でない土肥”聖帝”潤と神田T-800周一も、計量を終えて大きく離れて正面を向いた撮影およびフェイスオフを終えた。

そしてプログレス提供のグラップリングマッチに出場する6選手、ライト級注目の井上啓太と対戦相手の春川広明らも、滞りなく計量を終え明日の試合に臨むこととなった。

森戸新士とフォークスタイル・グラップリング戦に出場する浜村健は、フォークを持って計量に臨む――笑いを誘う。

「野球のボールを持ってきてフォークの握りを見せようかと思ったけど、ギリでこっちにしました」と小ネタを真剣に考える――プロフェッショナル精神をハマケンは試合前から見せていた……。果たして、明日は森戸を相手にどのようなフォークスタイル・グラップリングのパフォーマンスを披露してくれるか、楽しみだ。

なお同大会の模様は午後2時からGladiator公式YouTubeチャンネルでグラジ第1部。第1部終了後にザ・ワンTV公式YouTubeチャンネルでプログレス提供試合。プログレス終了後に、再びGladiator公式YouTubeチャンネルで第2部の模様がライブ配信される。

■視聴方法(予定)
1月23日(日)
午後2時00分~Gladiator YouTube Channel(Gladiator第1部)
Gladiator第1部終了後~The 1 TV YouTube Channel(PROGRESS)
PROGRESS終了後~Gladiator YouTube Channel(Gladiator第2部)

■Gladiator016計量結果

<フライ級/5分2R>
藤田健吾:56.5キロ
有川直毅:56.55キロ

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤:60.95キロ
神田T-800周一:61.15キロ

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴:65.75キロ
富田翔市:65.7キロ

<バンタム級/5分2R>
山口翔:60.75キロ
神野翼:――キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.2キロ
福島啓太:61.1キロ

<ストロー級/5分2R>
N.O.V:52.1キロ
蒔田真吾:52.0キロ

<ライト級/5分2R>
井上啓太:69.95キロ
春川広明:69.9キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.1キロ
中西哲生:56.35キロ

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE:59.8キロ
松本一郎:59.8キロ

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士:77.05キロ
濱村健:78.85キロ

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
飯田建夫:79.05キロ
伊東元喜:79.4キロ

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.6キロ
斎土泰斗:65.45キロ

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子:65.1キロ
谷口軍曹:65.3キロ

<68キロ契約/5分2R>
木村旬志:――キロ
荒木凌:――キロ

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢:62.8キロ
尾崎大和:63.0キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:60.8キロ
永輝亜:――キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼:76.85キロ
那須”独歩”育夫:76.5キロ

<フェザー級/5分2R>
大和:65.35キロ
桑本征希:65.65キロ

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【Gladiator016】FSG戦で濱村健と対戦、森戸新士─02─「グラップラーの強さが伝わる試合を」

【写真】アウトサイドヒールを狙う森戸。ちなみにフォークスタイル・グラップリングでは上の状態から足関節を掛けて、相手が立ち上がるとリバーサルで2P失う (C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で組まれたプログレス提供のグラップリングマッチ=フォークスタイル・グラップリングで濱村健と戦う森戸新士インタビュー後編。

IBJJFスタイルの競技柔術で日本のトップにある森戸が、ケージのなかでトップ重視のポイント制グラップリングマッチを戦う。かつてカナダでMMAの練習をしていた経験もある森戸にとって、柔術とグラップリングの相関関係はあるのか──そしてコンバット柔術をどのように見ているのかを尋ねた。

<森戸新士インタビューPart.01はコチラから>


──ADCCや海外のグラップリングに言及されていますが、道着とノーギに関しては優先順位というモノはありますか。

「う~ん、僕はどっちとも好きなんです。グラップリングの試合機会が増えれば、練習量も増やすと思います。ただ現状の大会数だと比重を増やしてもリターンが少ないというか、それで柔術の方の力が落ちてはいけないですし。道着とノーギの両方をやっている選手って、バランスのとり方が難しいと思います」

──柔術とノーギは、もう別モノと捉える柔術家が多いですが、森戸選手はどのように考えていますか。

「難しいですね。別モノですが、全く別モノではない。お互いがお互いに生きるところはあるので、グラップリングの試合に出るのであればグラップリングの比重を増やした方が良いですし、柔術の大会で実績を残したいときにグラップリングの練習ばかりをするわけにはいかないです。そういう意味で別モノですけど、技術は繋がっている。ホベルト・サトシ・ソウザ選手とかもMMAの試合前でも、道着の練習をされているみたいですし。

僕も柔術アカデミーを運営しているので、指導をしてそのままスパーリングに入ることが多いので柔術の練習の方が多いですね」

──ところでプログレスはフォークスタイル・グラップリング、コンバット柔術、サブオンリーとありますが、コンバット柔術では先日のIRE06で倉本一真選手が放ったヒザをついた瞬間に、掌底を入れるという戦い方をしました。あの試合を視て、柔術家はコンバット柔術には出たくないという風潮にならないかと危惧しています、アマMMAの経験がある森戸選手はいかがでしょうか。

「あぁ……コンバット柔術は全く練習をしていないので、今のところはサブオンリーの方に興味があり、出るならサブオンリーだと思います」

──コンバット柔術は危なく感じますか。

「危ないというか、掌底が当たると脳みそが揺れますし、リスクも高まります。ちょっと図に乗っていると思われてしまいますが、それなりの条件がないとそこまでリスクをおかして出たくはないかな、と」

──プログレスのコンバット柔術は臀部、背中、体側が付いた場合のみ掌底が使えて、立脚している状態では使えないルールにすると長谷川選手が言っていました。

「まぁヒザをついての掌底は立ち技みたいなものですし、あの辺りはルールが整備されていくのでしょうか」

──いやぁ、IREのことは分かりかねます。でも森戸選手のコンバット柔術も見てみたいですね。IBJJFルールで強い選手のコンバット柔術は、非常に興味深くて。

「打撃の距離感とかは気を使わないといけないですよね……。今はグラップリングに集中したいですけど、オファーがあれば条件なども見て考えます。プログレスがどのように発展してくのか、僕はイメージできていないのですが、ルールにタイトルマッチは5分3Rとかルールに記されていて、そういうこともプランしているのであれば実現してほしいと思っています」

──グラップリング大会ではなく、MMA興行のなかでの試合です。そこを意識することはありますか。

「こういうワンマッチの試合が組まれていくことは、良いことだと思っています。柔術家にとって一番大きな舞台である全日本選手権も関係者しか見ていないです。それがプロのMMAを見ているファンの前で試合ができる。そこで皆が興味を持ってくれる試合をしないといけないのですが、柔術を見てもらえる機会も増えますし、選手としてはプロの条件で試合をさせてもらうので、覚悟もできます。やはり自分で参加費を払って試合をするのとは違う覚悟ができます」

──でも、最近のクレイグ・ジョーンズは緩い試合が多いです(笑)。

「アハハハ。クレイグ・ジョーンズのことは僕レベルでは分からないです(笑)。僕に関してはお金を支払ってもらって試合をするのだから、そこに相応しい試合をしたいと思っています」

──素晴らしいです。では最後にコアなMMAPLANETの読者の皆さんに向けて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「今回、MMA寄りの新しいルールで戦うのですが、そのなかでグラップラーの強さが伝わる試合をしたいです。MMAファンの人の目にグラップリングがどのように映っているのか、客観的には分からないのですが、どうせなら観客の人に面白いと思ってもらえる試合になれば嬉しいです。技術的に分からないことでも、一本を取って──もっとグラップリングを見たいと思ってもらえるよう──説得力のある試合をします。何より、プログレスルールで戦うことで、僕が強くなれるように頑張ります」

■Gladiator016対戦カード

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴(日本)
富田翔市(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口翔(日本)
神野翼(日本)

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
福島啓太(日本)

<ストロー級/5分2R>
N.O.V(日本)
蒔田真吾(日本)

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
春川広明(日本)

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
中西哲生(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
松本一郎(日本)

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
濱村健(日本)

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
飯田健夫(日本)
伊東元喜(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
斎土泰斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子(日本)
谷口軍曹(日本)

<バンタム級/5分2R>
大前健太(日本)
尾崎大和(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
永輝亜(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
那須”独歩”育夫(日本)

<フェザー級/5分2R>
大和(日本)
桑本征希(日本)

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【Gladiator016】上を取るポイント制グラップリング出場、森戸新士─01─「やってみないと、ですね」

【写真】どのような試合になるのか──非常に楽しみな森戸のプログレス=フォークスタイル・グラップリング出場だ (C)MMAPLANET

23日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で組まれたプログレス提供のグラップリングマッチに森戸新士が出場する。

日本の柔術を代表する選手が、フォークスタイル・グラップリングという新しい試みで、濱村健と対戦する。サブオンリーでなく、ポイント有り、上有利のポイント換算での試合出場に対し、森戸の心境を尋ねた。


──広島はコロナの陽性者がオミクロンで一気に広まった形ですが、森戸選手の練習状況などはいかがでしょうか。

「広島に住んでいて、道場が岩国にあるので……基地の感染がヤバイことになった時期もありました。基地関係の会員さんは、練習を自粛してもらっています。なので、今は3、4人で練習している形ですね。それでもやるべきことはやっているので、パフォーマンスに影響が出るようなことはないはずです。グラジエイターさんから送っていただいた抗原キットで陰性でしたし、このまま気を付けるべきことは気をつけて試合の日を迎えたいです。

コロナも第六波、2年近くになろうとしているなかでZSTやQUINTETというプロの場で試合をさせてもらいました。今回、グラジエイター内でのプログレスでの試合ということで声を掛けていただき、生徒の多くが自粛していてモチベーションが落ちかけている人もいると思うので、結果を見せてまた生徒さんについてきてもらえるよう──今は選手として頑張りたいです」

──グラップリングはMMA以上に競技者として生業を立てることが日本では難しいです。

「柔術家やグラップラーは、プロで戦う機会が少ないですし、あっても地方の選手は条件的に厳しいこともあります。そういうなかで少しでも条件を良くという風に舞台を整えてくれるというのは、競技者として凄く嬉しいです。そういう舞台がないと選手も、なかなか育たないと思います。

米国はプロ・グラップリングの舞台が整ってきていて、強い選手もどんどん出てきています。ああいう波があると選手も育ちますし、夢を見て始める人も出てくると思います。MMAにはRIZINとか大きな舞台がありますが、グラップリングや柔術はまだまだ整備はされていないので、今回のように良い条件で戦わせてくれるイベントが出てくると、選手として有難いですし、道場主としても生徒さんが目指す舞台が出来てくれると嬉しいです」

──そういうなかでプログレス提供のクラップリングマッチに出場となりましたが、森戸選手はサブオンリーだとばかり思っていました。

「僕もサブオンリーの方が得意だと思います(笑)。そこは佐々木信治選手とも話をしたりして、今回はフォークスタイル・グラップリングに出場しようということになりました。ADCCの後半にも似ていて、スクランブルでしっかりと上を取って戦えないといけないと思いますし。

このルールで戦うのは初めて実施されるから当然初めてですし、金網でのグラップリングは12月の闘裸男で田村ヒビキ選手と戦ったのが初めてでした。MMAではアマチュアで何度かしたことはあったのですが……」

──そういえば森戸選手はカナダのブリティッシュコロンビアで、クリス・フランコ率いるパンクレーションで練習をしていたそうですね。もう20年以上前ですが、フランコがハワイでダン・スバーンと試合をした試合など取材をしたことがあったのでとても懐かしいです。

「そうなのですか。ただ、あの時はフランコ先生の指導がそうだったのか、時代だったのか壁レスとかはやったことはほぼなかったです」

──壁レスと柔術は相関性がないですよね。

「そうですね……。試合が決まったのもついこないだですし、このための練習というのはイメージのなかでしかできていないです。ただ、藤井章大さんや神田(周一)選手、摩島(一整)選手とも週一で練習をしていて、みな壁レスが強いので。壁際をやってもらったりしていました。神田さんにメチャクチャ合いそうなルールです。壁やスクランブルが凄く強いので」

──ルール的に引き込むと相手に2Pが与えられます。

「少し不利になってしまうルールですが、しっかりと組んでトップも取れるトータル・グラップラーになるには、このルールでも戦えないといけないです。今後、グラップリングのルールも変わって来るかもしれないですし、プロ興行でのグラップリングはこういうルールが主流になるのであれば、それに合わせて戦わないといけない時代がくるかもしれないですから。このルールで戦えることが、今後の自分の強さに繋がっていくかと思います」

──サブオンリー……ノーポイントになると、攻撃力で劣る選手も時間切れまで持ち込むことができます。そこで判定やOTがあるわけですが、ずっと守勢でいることが可能なルールよりも、ポイント有りは勝つために動くことが増えるのではないかと。

「普段も柔術のポイントで試合をしていて、ポイントの取り合いになると攻防は生まれます。ただ僕はサブオンリーの試合は、ほとんどしたことがないので、その辺りは体感としてはまだ分かっていないです。試合を視ていると、ほとんど動きがない試合もありますね」

──MMAファイターが攻防をしないことも、サブオンリーではままあります。

「今回のルールは経験がないし、見たこともない。だから、やってみないと分からない部分もあります。想定外のことが起こるかもしれない。僕の普段持っている極めまでのイメージも当てはまらないかもしれない。だから……やってみないと、ですね」

──ヒールを含めた足関節に関しては、いかがですか。

「一昨年のZSTのタッグマッチの時よりは、ちゃんと攻防ができるようになっています(笑)。あの頃は足関有りのルールで試合をすることがほとんどなくて、練習でも取り入れていなかったです。でも最近は世界的にグラップリングが盛り上がっていて、足関が常識になっており……今後は僕にも必要になると思って練習しています。技術も上達しています」

──対戦相手の濱村選手がどのような組み技マッチを戦うか、そこも想像できないです。

「ハイ……全く分からないです(苦笑)。ただグラジエイターの元王者で、試合経験も豊富です。ケージの経験値は僕より圧倒的にあって、プロの舞台ということも慣れているでしょうし。僕はケージもプロの舞台も経験が少ないですから……でも、パフォーマンスにはあまり影響ないと思います」

<この項、続く>

■Gladiator016対戦カード

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴(日本)
富田翔市(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口翔(日本)
神野翼(日本)

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
福島啓太(日本)

<ストロー級/5分2R>
N.O.V(日本)
蒔田真吾(日本)

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
春川広明(日本)

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
中西哲生(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
松本一郎(日本)

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
濱村健(日本)

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
佐々木信治(日本)
伊東元喜(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
斎土泰斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子(日本)
谷口軍曹(日本)

<バンタム級/5分2R>
大前健太(日本)
尾崎大和(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
永輝亜(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
那須”独歩”育夫(日本)

<フェザー級/5分2R>
大和(日本)
桑本征希(日本)

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【Gladiator016】PROGRESS提供マッチ決定。森戸新士×ハマケン、NavE×松本一郎、佐々木信治×伊東元喜

【写真】森戸がサブオンリーでなく、プログレス・ルールに出場は驚きだ(C) SHOJIO KAMEIKE

13日(木)にGLADIATO及びPROGRESSより23日(日)により大阪府豊中市の176BOX で開催されるGLADIATOR016でのプログレス提供のグラップリングマッチの対戦カードが発表された。

第1部が7試合、第2部が9試合──藤田健吾×有川直毅、竹本啓哉×福島啓太というK-PLCE勢の参戦、土肥”聖帝”潤×T-800神田周一、N.O.V×田真吾、井上啓太×春川広明、中川皓貴×富田翔市など興味深いMMA戦が組まれた今大会に、組み技戦は3試合追加される。


長谷川賢率いるプログレスはポイント制のフォークスタイル・グラップリング(プログレス・ルール)、コンバット柔術、サブオンリー・グラップリングの3つのルールの組み技戦を提供することを明言していたが、今回はフォークスタイル&バッククラブ、サブミッションが掛け合わせされたトップ重視のプログレス・ルール(5分2R)が2試合、サブオンリーマッチ(10分1R)が1試合組まれることとなった。

Gladiatorフライ級王者NavE

プログレス・ルール戦は60キロ契約でグラジ・フライ級王者のNavEと松本一郎、79キロ契約で森戸新士×濱村健。

そしてサブオンリーでは現グラジ・ライト級チャンピオンの佐々木信治と伊藤元喜が82キロ契約で対戦する。

(C)ICHIRO MATSUMOTO

2つのルールにグラジの現役王者2名、それぞれが関西柔術家の住人と対戦する。

NavEと対戦する松本は2019年IBJJF全日本の黒帯ライトフェザー級3位のマスター世代、現役MMA王者にスクランブル重視のルールで果敢に挑む。

一方、1年振りにノーポイント&サブオンリー・グラップリングでグラジエイター凱旋となる佐々木。ライト級チャンピオンがMMAグローブを外して相対すのは、マスター世代の黒帯柔術家で伊東となった。伊東はパンデミック以前はハイペースでトーナメントに出場し、「楽しいが最強」とキャッチフレーズに関西の柔術を盛り上げてきた重鎮だ。

(C)SHIHO YAGINUMA

松本と伊東のグラジ参戦は、MMAと柔術界がリンクするというプログレスのグラジの理想が実現した形となる。

そんななか、ケージのなかでトップ重視、打撃のないMMAといえるプログレス・ルールは本来、試合間隔が空いたプロファイターの実戦を用いた調整、若い選手のMMA強化を第一に実施されるが、その場に森戸が参戦するのは驚きだ。

ハマちゃん、参戦!!

昨年のIBJJF全日本ではライト級を制し、KIT03の賞金Tで準優勝、グラップリングでもQUINTETで3人抜き、闘裸男では田村ヒビキとタイムアップドローと柔術をリードしてきた。

その森戸がサブオンリーでなく、トップ重視のプログレス・ルールで──意外と──グラップリングができる元グラジ・ライト級王者の濱村健と対戦する。

山口は岩国から森戸がグラジ初出場し、京都生まれのハマケンが4年振りにグラジに──勇気ある──凱旋と粒揃いの組み技マッチが、グラジエイターを彩る。今後の協力関係を含め、ケージの中も非常に興味深い。

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【TORAO26&GLADIATOR016】闘裸男→グラジ、連戦──神田T800周一─02─「竹本とは腐れ縁」

【写真】連戦、櫻井代表に伝えた通りケガ無く1月のグラジ出場となった(C)SHOJIRO KAMEIKE

5日(日)、広島市港区のBLUE LIVE HIROSHIMAで開催されたTORAO26で、キシシに判定勝ちを収めた神田T800周一のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

神田は早くも来年1月23日に大阪府豊中市の176boxで行われるGLADIATOR16で、土肥“聖帝”潤と対戦することが発表された。

獲得できなかったグラジエーターのベルト、そのタイトルマッチで敗れている竹本啓哉について、そして再び王座に挑むバンタム級戦線とは――2022年は、神田にとって勝負の年となる。

<神田T800周一インタビューPart.01はコチラから>


――神田選手は2020年2月、グラジエーターのバンタム級王座決定戦で竹本啓哉選手に敗れて以降、3連敗を喫しました。しかし今年9月の上田祐起戦と今回のキシシ戦で2連勝を収めています。連敗から連勝、この期間に神田選手の中で変化などはあったのでしょうか。

「いま調子が良いのは、引っ越ししたからかもしれないですね」

――引っ越し、ですか。

「今年の夏、広島の中でもパラエストラ広島に近いところに引っ越したんですよ。より格闘技をやりやすい環境になりました」

――それまでは、ジムから遠い場所に住んでいたのですか。

「実家がパラエストラ広島から1時間ぐらいのところにあったんです。子供も生まれて、なかなか練習時間を確保しづらい状況になり、このままではダメだなと思ったんです。でも練習環境を整えることで、その状況を解消できるなら引っ越してしまおうと(笑)」

――なるほど。練習環境でいえば、今回の闘裸男にも出場した森戸新士選手とも練習しているのですよね。

「はい。森戸君は強いですから。山口県岩国市にジム(LEOS柔術アカデミー)があるんですけど、週1回は行っています」

――広島市内から岩国市だと、かなり遠くはないですか。

「高速道路を使っても1時間かかりますね(苦笑)。でも日本トップの柔術家と練習することができるので、とてもありがたいです」

――練習環境を変えて2連勝、次の試合は決まっているのでしょうか。

「まだ発表にはなっていないんですけど、1月23日のグラジエーターに出ることが決まっています(注:取材は12月中旬に行われた)」

――1月23日ですか!  闘裸男が12月5日に行われたので、かなり試合間隔が短いですね。

「実は闘裸男のオファーと同じぐらいのタイミングで、グラジエーターの櫻井(雄一郎)さんからは、お話を頂いていたんですよ。櫻井さんには『すみません。地元の大会なので、まず闘裸男に出ます。でも1月のグラジエーターにも出られるよう、ケガなく勝ちます』とお伝えしていました。おかげさまで、ケガなく勝てたので良かったです」

――グラジエーター1月大会での対戦相手は、もう決まっているのですか。

「土肥(“聖帝”潤)選手です。キシシ選手と同じMIBURO所属で、もっとゴリゴリのグラップラーですね(笑)。でも、ここで勝てばタイトル再挑戦も近いと思うので。グラジエーターのベルトを獲りたい。

それが2022年の目標ですね。前に獲り損ねていて、やっぱりそのベルトが欲しいです」

※取材後、1月23日に行われるグラジエーターのセミファイナルで、神田×土肥の一戦が行われることが正式発表された。その発表後、改めて神田に土肥戦について訊いた。

――土肥戦が正式に発表されました。しかもセミファイナルで行われます。

「ビックリしました。オファーを頂いた時は、セミだとは決まっていなくて(苦笑)。でもグラジエーターの中でバンタム級が盛り上がっていくなら嬉しいですね」

――改めて土肥選手の印象を教えてください。

「関西屈指のグラップラーですから、やり甲斐のある相手です。僕も最近、ジェイク・ムラタ選手や竹本のようなグラップラーに勝てていないので、そういうタイプを乗り越えるのが今の課題です」

――すみません、試合のお話とは関係ないのですが……他の選手については「さん」「君」「選手」といった敬称が付きますが、竹本選手の場合は「竹本」と呼び捨てなのですね。もともと仲が良いのですか。

「アハハハ! 普段から交流があるわけではなく、会場で会ったら話をするぐらいです。何ていうか……腐れ縁みたいなものですかね(笑)」

――腐れ縁とは?

「竹本とは同い年で、これまで2回戦って1勝1敗じゃないですか。お互いの良い時も悪い時も知っていて。まだアイツが試合をすると聞いたら、僕も嬉しかったり。次のグラジエーターも出ますよね」

――竹本選手は福島啓太選手と対戦します。

「計量オーバーでグラジエーターのベルトは失ったけど、釜谷(真)さんとの試合もパフォーマンスは良かったんですよね。今のグラジエーターのバンタム級を見ても、やっぱり竹本は強いんじゃないですか」

――次回大会ではバンタム級戦が6試合も組まれています。ここは現在空位となっているバンタム級のベルト争いが注目ですね。

「バンタム級が盛り上がるのは嬉しいです。その中でもセミファイナルということは、自分に注目していただいているのかな(笑)。今回出る選手がバンタム級のベルトを争っていくでしょうし、自分もタイトルマッチはそう遠くないと思います。次も勝って、タイトルマッチに繋げたいですね」

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