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【Gladiator023】伝統派空手からMMAへ、プロ初陣。南友之輔「振り抜いて良いのは──楽しいです(笑)」

【写真】2000年9月10日生まれ、23歳になったばかり(※取材時は22歳だった) (C)MMAPLANET

29日(土)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023の第1試合で、南友之輔が小松祐貴とプロ初陣を戦う。
Text by Manabu Takashima

中学~高校~大学とそれぞれのナショナルチームメンバーだった南は、パリ五輪に空手が正式種目でなくなったのを受け、MMAに転向を決めた。そして大阪を離れ、BRAVEジムでMMAファイター人生を歩み始めた。

実質MMA歴半年、類まれな打撃のセンスを生かし──UFCを目指すルーキー、グラジエイターをデビュー戦の舞台に選んだのか理由とは。1人のプロMMAファイター誕生直前に話を訊いた。


──南選手は伝統派空手出身で、大学を卒業してMMAに転向したと伺っています。

「ハイ、幼稚園の頃に空手を始めて大学の時までやっていました。3月に卒業して、こっちに来た形ですね」

──空手を始めたきっかけというのは?

「幼稚園の友達のお兄ちゃんがやっていて。その友達が始めたので、空手のことは何もわかっていなかったですけど『僕もやってみよう』という感じで始めました」

──流派は?

「剛柔流でした」

──剛柔流は組みがあり、下段蹴りもある流派です。

「あぁ、昔の流れで稽古では下段蹴りをやったり、金的を狙うこともありました。あと道着を掴んで投げることは中学生ぐらいまで、試合でも認められていました。道着を掴んで崩して、打撃ということもあったので大きい人が有利やとは思っていました。

ただ僕は剛柔流の空手を習っていたのですが、試合はずっと全空連、WKFのルールのトーナメントに出ていて。最後まで剛柔流の試合には出たことなかったです」

──部活動があるのが伝統派空手ですが、大学までは空手で進学をしたという形でしょうか。

「ハイ。中学から浪速中学に通っていました。浪速中学、浪速高校は空手では一番の中学と高校で。そこから大学は近畿大学に進学しました」

──南選手の空手での戦績というのは?

「日本代表には中学2年生の時になって、辞めるまでは中学、高校、大学と世代毎の日本代表ではいました」

──凄いではないですか!!

「でも、個人戦はほとんど日本一になっていなくて(苦笑)。中学の時、僕らは団体戦で全中四連覇をして、そのまま確か九連覇までしています。個人戦は中学の時にカデットの世界大会で3位になり、高校になってからは全国選抜で60キロ以下級で優勝しました。ジュニアの世界も3位、大学は3年と4年の時にスネをケガして個人戦はほとんど出ることができなかったです。コロナもあったんで。でも団体戦で日本一を目指して、4年の時に2位で終わったという形ですね」

──立派過ぎるほどの戦績ですし。そのまま空手を続けて行こうという気持ちはなかったのですか。

「東京五輪が終わり、パリ五輪から空手が種目から外れてしまったので、正直に言って目指すところがなくなりました。これ以上、空手を続けても……と思って。空手自体はめっっちゃ好きです。ただ、競技としてプレーする空手を楽しめなくなっていました」

──というのは?

「効くか、効いていないか。それが当てっているか、当たってないということになるのがMMAで。空手は審判次第、誤審も多いし。ポイントを取られても、『効いてないもんは、効いてないやろう』という風になってきたので、これはプレイヤーとして空手はできないと思うようになりました。同時にまだ仕事に就きたいという気持ちもなかったし、なら空手を生かせること。そして、より目立てることができんかなって思ってMMAをやろうと決めました」

──MMAには元々興味があったのですか。

「MMAだけでなくボクシング、キックもそうやし格闘技全般が好きで。それも空手に生かせるかなって思いながら見ていて、個人的には真似しながら練習もしていました。空手は空手だけっていう人が多いのですが、僕は何か生かしたいと思って格闘技を見ていました」

──生かせることはありましたか。

「助かったというわけではないですけど、大学3年の時にスネを折って。一番大きなインカレの団体戦のメンバーだったので、治ってはいないのに出ないといけない状況でした。でもステップも踏めなくて、ベタ足を踏んでいる状態で。あの時にカネロ・アルバレスの試合を視て、プレッシャーをかける戦いを取り入れました。あの時点ではそれが一番、生きましたね」

──では逆にMMAを戦ううえで、空手が生かせているのはどのような点ですか。

「やっぱりステップですね。僕のステップというか……空手って触られるとダメなルールなので。とにかく触られないための動きが、テイクダウンを狙われた際の動きに生きています。空手は駆け引きが多いので、その駆け引きが一番生きていますね」

J-MMA界の梁山泊と化しつつあるBRAVEジム

──なるほど。

では、なぜ大阪でなく関東にやってきてBRAVEジムでMMAファイター人生を送るようになったのですか。

「一番は大阪にいたら多分、実家に住んで。ちょっとアルバイトしながらMMAを習うっていう感じで、覚悟が決まらないというか。趣味っていうと言い過ぎですけど、ちょっと中途半端な形になっちゃうかなっていうのがあって。関東に出てきたら覚悟を持って、ゼロからできると思いました。どうせやるなら、レスラーの数が多くて、宮田(和幸)先生にもレスリングを教わることができるBRAVEジムがやると自分で決めて、空手繋がりで野村(駿介)先輩に連絡させてもらいました」

──レスリングが大切というのは、自分のMMAをある程度組み立ててBRAVEを選んだ形ですか。

「そうですね。レスリングができないと、何もできないと思っていました。UFC、RIZIN、DEEPとか何でも見ていて、コナー・マクレガーが最高に格好良かったです。でも、マクレガーもヌルマゴに負けました。それだけレスリングが大事なんやって思って」

──本当によくMMAを見ていたのですね。

「格闘技ですよね。K-1はバダ・ハリや魔裟斗選手の頃から視ていました」

──では、MMAファイターとしてゴールはどこを目指していますか。

「どうせやるなら、世界。空手でも世界を目指してやっていたので……でも世界一になれなかったです。だからMMAをやるなら、まずはUFCを目指します。目指すところから入って──ですね」

──その気持ちを持ってMMAを始めて、すんなり馴染めたのか。それとも戸惑いはありましたか。

「実は堀口恭司選手に対して、空手やったら絶対に自分の方が上やと思っていました。だから空手を生かしたMMAでもって。でも、今となっては空手を生かして、MMAに必要なことを融合させている凄さが分かりました。追いつくには何年も掛かりますね」

──とはいえ4月9日、アマMMA初戦でKO勝ちをしていますね。

「あの試合は練習を始めて1カ月ぐらいだったのですが、取りあえず出てみました」

──それで、あのKO勝ちですか。

「正直、あのタイミングで入って来てくれたら誰でも倒せる自信はあるんで。空手とはそこを振り抜くか、振り抜かないか。引くか、引かないかという違いだけなので。そこをアジャストできたなって」

──ノンコンタクトの技術、素晴らしくMMAに生かせると思います。ただし、試合に出てあの決めの声を挙げていると、それは競技内の技術になってしまうように感じていて。声勝負やんって思ってしまうのです。

「アハハハハハ。距離をとって、叫んでぇ。あそこから連打になるとかだったら、もっとMMAに生かすことができる技が空手の試合でも見ることができるようになるかとは思います。逆をいえば、空手の人もそれをMMAから学ぶことができると思うんですよね。MMAを戦ってみてシンプルに当てたら反則というなかで、振り抜いて良いのは──快感までいっていないけど楽しいです(笑)」

──そして、いよいよプロデビュー戦をグラジエイターで戦います。なぜ、グラジエイターでのデビュー戦なのでしょうか。

「大阪出身だったので、宮田先生が話をしてくれたようで。大阪で戦うことができるなら、応援してくれる人も多いですし、見に来てくださる人も多いと思うので『やります』って答えました。

それと今、グラジエイターには海外から選手が出場しているじゃないですか。Road to UFCに出たニャムジャルガル選手とかもグラジエイターが呼んでいて。海外に行きたいと思っている僕としては、チャンスが転がっている団体だと思っています」

──メインは同じバンタム級で、モンゴル人のテムーレン・アルギルマーがチャンピオンで防衛戦を行います。

「そうですね。実際、どこで戦うのか迷った時もありましたけど、外国人選手と戦えるチャンスがあるならグラジでタイトルマッチまで行って、海外へ行く。そういう風になりたいです」

──頼もしいです。そのためにも、どのようなMMAファイターになりたいと考えていますか。

「打撃主体で行くと思いますけど、組みもサブミッションもできる。それこそ堀口選手のようなファイターになりたいです。ただ組みの方はまだまだで。すぐに極められたりするんで。徹底して、組みはやらないといけないです。寝なかったら良い──というわけではなくて、絶対に寝かされる展開を創られてしまうので。そこはしっかりとやりたいです」

──そのための第一歩、小松祐貴選手との試合。どのような戦いをしたいと考えていますか。

「まだ組みを主体にはできないので。徹底的に打撃で。打撃で漬けるというか、ショーン・オマリーのようなきれいなカウンターを出したいと思います」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Gladiator023】世羅智茂と王座決定T決勝、森戸新士─01─「優勝し、もう一度ジョセフ・チェンと」

【写真】常に冷静、常に丁寧。そりゃあ、強いでしょう(C)SHOJIRO KAMEIKE

29日(土)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023にて、PROGRESSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座を賭け、森戸新士と世羅智茂が対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年1月に森戸を下してベルトを巻いたジョセフ・チェンがADCC世界選手権を目指すため、ADCCトライアル終了までケージの中で戦うことを一旦休止したことで、暫定王座決定トーナメントが6月大会よりスタートした。

結果、森戸がトーナメント1回戦で網藤雄太を、世羅は加賀谷庸一朗をそれぞれ下して決勝に進出。その森戸は7月にIBJJFアジア選手権でアダルト黒帯ライト級を制し、来年のムンジアル出場権をゲットした。続く8月にはJBJJF全日本ノーギ選手権のアダルト黒帯ミドル級&オープンクラスでも優勝し、11月にはADCCアジア&オセアニア予選出場も予定している森戸に、現在の好調ぶりの理由を訊いた。


――6月のトーナメント準決勝戦から今回の世羅戦まで、ハイペースで試合をこなしていますね。それもギとノーギ、異なるルールの試合で極めまくっているとネット上でも評判になっています。

「ありがとうございます。試合のペースに関しては、コロナ禍で試合ができない時期を除けば、毎年これぐらいは試合に出場しています」

――これだけのペースで試合をこなし、かつ勝利しているということはご自身にとっても好調といえるのでしょうか。

「うーん、勝ってはいても自分に足りないものが多いので、どんどん試合に出て上達していこうと考えています。もちろん良い結果を出すことができて嬉しいです。でもアジアを制したら次は来年のムンジアルに向けて準備していかないといけないので……まだまだ、これからですね」

――ムンジアルは来年が初出場となるのですか。

「そうなんです。色帯時代にもムンジアルには出たことがなくて。国際大会でいえばパンアメリカンは紫帯時代に2回出ていて、あとはアジア選手権に出られる時は出るというぐらいでした」

――今年に入り、森戸選手の中で変わってきたことや変えてきたものはありますか。

「取り組み自体は、それほど変わっていないですね。今までどおりやってきたことが、さらに強くなっている感覚は得ています。それが今の結果に繋がっているのかな、とは思います」

――練習仲間である摩嶋一整選手に森戸選手のことをお聞きしたところ、摩嶋選手は「引き込んで足を取りに行くというイメージだったが、今はスタンドレスリングとケージレスリングが強くなっている」と仰っていました。

「それはそうですね。プログレスの試合に出ることによって鍛えられた部分もあります。それはADCCを見据えて練習しているものでもありますし。ノーギでいえば実際にADCCで勝っている岩本健汰選手のスタイルも参考にしたりとか。今のトップ選手のスタイルを参考していたら、自然とスタンドレスリングとトップからの攻めを練習するようになります。そういうスタイルの変化はありますけど、トップクラスを目指すためには当たり前のことをやっているだけなので。それを試合で試していきたいし、どんどん上を目指していきたいです」

――どこまでも謙虚な森戸選手です。今までは極めの強さがなかった……というわけではなく、下からどんどん極めていた。現在はテイクダウンとトップからの攻めとサブミッションというスタイルが加わっているインパクトが強いのでしょう。

「僕自身も強くなっていると思いますし、あとは相手もどんどん強くなっていますから、そこで極めて勝っているという印象が強くなっているのかもしれませんね」

――サブミッションの精度が高まっている面もあるのでしょうか。

「極める技術が高まっていることはもちろんですが、もうひとつはポジションに対する理解が深まってきています。サブミッションもポジショニングによるコントロールが強ければ強いほど、しっかりホールドして極めることができるようになりますから。ノーギでも足関節の選択肢が増えたり、パスガードを狙いながらサブミッションを散らすことができる技術も研究しています。そのパターンがハマれば極めることができる。結果、一本勝ちが増えているのかなと思います」

――スタイルが変わったというよりも、幅が広がったということですね。

「スタンドレスリングを鍛えれば、まず自分が上を取るか下を取るかの選択ができますよね。相手によって戦術を変えることもできます。あとは今のノーギだと、下になったらレッスルアップで上を取りに行くことも必要です。スイープする時も強い相手だと、返し切れずに相手が片足ケンケンで立ってくる。

やはりレスリング力を鍛えることで、スイープ力も強くなる――つまり全局面で強くなるということですよね。さらに、スタンドレスリングを嫌がる相手からバックを奪えたりと、サブミッションに繋がる展開が増えます」

――なるほど。今年のアジアで優勝してムンジアル出場が確定しているわけですが、もうムンジアルまでポイントを稼ぐために国際大会に出ることはないのでしょうか。

「いえ、獲得したポイントによってトーナメントで入る枠も違ってくるのと、やはり国際大会の経験を積みたいです。道場の運営も考慮しながら、出られる大会には出たいですね。それはギでもノーギでも、同じことが言えます。ノーギだと11月25日にシンガポールでADCCアジア&オセアニア予選があって。すでにジョセフ・チェンはヨーロピアンで勝っているじゃないですか(※9月16日にポーランドで行われたADCCヨーロピアン予選で、77キロ級を制し世界大会出場を決めている)。

だから前回のようにアジア&オセアニア予選には出てこないと思いますが、それでも岩本選手ほか強豪が揃いますよね。できればワールドノーギにも出たいです。ただ、日程が12月7~9日と、ADCCアジア&オセアニア予選と2週間しか離れていないし、ワールドノーギには出るのは難しいと思います」

――ジョセフ・チェンとは今年1月にプログレスで対戦し、敗れています。ADCCでリベンジを狙いたいですか。

「ジョセフ・チェンがまたプログレスに出るなら、プログレスでも再戦したいですよ。今はジョセフ・チェンの評価がさらに爆上がりしていますし、そんな相手と勝負できるチャンスも多くはないので。ADCCとの兼ね合いもあるので予定は分かりませんが――今回のトーナメントで優勝し、もう一度ジョセフ・チェンと試合がしたいです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【GLADIATOR023】ユン・ダウォンと再起戦、河名マスト「レスリングに何を足していくのか」

【写真】敗北を糧に、3カ月だが目指す場所が目指す場所なので──しっかりとした進化を見せて欲しい(C)TAKUMI NAKAMURA

30日(土)大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023にて、河名マストがユン・ダウォンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

6月のグラジエイター初参戦=フェザー級王座決定T準決勝でパン・ジェヒョクに判定負けを喫した河名。ジェヒョクをテイクダウンできない試合展開だったが、打撃でジェヒョクと向き合ったことは大きな経験になった。このジェヒョク戦をきっかけに河名は自分のレスリング力をMMAでどう活かすかを深く考え、取り組んできたという。グラジエイターでの王座獲りへ再出発する河名に話を訊いた。


──試合が目前に迫ってきました。今のコンディションや仕上がりはいかがでしょうか(※取材は25日に行われた)。

「あとは体重調整と疲労を抜いてって感じですね」

──前回GLADIATOR022でのパン・ジェヒョク戦はスプリット判定での敗戦でした。あの試合を振り返っていただけますか。

「自分自身がやりたかったこと、レスリングでテイクダウンして押さえ込んでコントロールすること、それができなかったですね。ジェヒョク選手にそこをしっかり対策されていました。そうした反省点もありつつ、自分のやりたいことができなくて打撃をやらなくちゃいけないという意味で、最後ビビらず打撃の攻防ができたことは自分の中の収穫だと思っています」

──ジェヒョク選手は片足立ちの状態でテイクダウンされない技術、バランスが非常に目立ちました。例えばレスリングでもああいったタイプの選手はいるのですか。

「テイクダウンされない粘り強さにも種類があって、背中が凄く柔らかくて、フォールできそうでできない選手もいれば、ジェヒョク選手のように倒れないためのバランス感覚がいい選手もいます。彼は体は凄く柔らかいわけじゃないと思うんですけど、見た目とは違う重さを感じました。実際に触ってみて」

──そのテイクダウン耐性は意外でしたか。

「自分の中でももうちょっと簡単にテイクダウンできると思ったんですけど、いざ試合でテイクダウンを仕掛けた時の攻防で、そこは相手にアドバンテージがあったのかなと思います」

──そうした展開の中で打撃の攻防があり、そうなる準備もしていたのでしょうか。

「そうですね。一応対応できる…ぐらいには準備していました。それで言うと打撃の距離が遠かったから、テイクダウンを切られたという反省点もあったんですよね」

──打撃の攻防をやったからこそ、そこが分かったということですか。

「もう半歩、もう一歩詰めて、怖がらずに近い距離で打撃の攻防ができていればレスリングにもつながるし、レスリングが打撃にもつながると感じました」

──打撃の距離設定で打撃・レスリングどちらにも活かせる部分があるわけですね。

「はい。だからジェヒョク戦以降はその距離感、もう一歩近い距離で打撃のやり取りをする。自分が打撃で押されて距離を外した時にどう詰めるのか。そういうところを考えながら練習しています」

──その練習の中で新たに気づけたことはありますか。

「結局、プレッシャーをかけ続けなければ僕のレスリング力は相手にとって怖いものじゃないんだなと思いました。離れた距離で、相手がテイクダウンを見切れる距離にいるんだったら、僕のレスリング力は武器にならない。自分も怖いですが、そこで一歩踏み込んで、相手に対して何かあるというプレッシャーをかけ続けることが大事だと思うようになりました」

──ザ・ワンTVの密着映像を見させてもらって、MMAを始める際にレスリングは捨てなきゃいけないと思っていたと発言されていましたよね。ここまでの話と合わせて、河名選手は自分のレスリング力をどう活かすかを悩んでいたのかなと思いました。

「レスリングはマットの真ん中でどちらがバランスを崩して倒せるかという競技で、MMAの場合は倒されそうになったらケージまで移動すればいいし、倒されても攻防は続くじゃないですか。テイクダウン一つとっても、ケージを背負っている相手にテイクダウンに入る時は、MMAとレスリングで重心の置き方が違う。そういうところでレスリングでやってきたことがMMAに繋がっていないんじゃないかという怖さがありました。でもそれはMMAの練習を続けていくうちにケージレスリングのテクニックのコツを掴んできて、重心の置き方やプレッシャーのかけ方など、ここはレスリングと一緒だな、違うなと噛み砕くことができるようになってきました」

――改めてですが、河名選手の話を聞いていて、レスリングは倒し合いが前提の競技なので、テイクダウンするための間合いや距離という攻防は少ないわけですね。

「レスリングは相手の手首を触ることができる距離からスタートするものなので、そこは大きな違いですよね。用意ドン!のスタート位置が全く違うので、1Rが始まってどう距離を潰すのか、間合いを取るのか。本当にレスリングとは違うなと思いますね」

──経験を積むという部分でも河名選手はデビュー当初から積極的に試合をこなしていますが、それはジムの意向だったのですか。 

「もともと打撃がない世界で生きてきて、試合でしかない発想や感覚もたくさんあるので、八隅さんと話し合って、たくさん試合をしようという方向になりました」

──今大会では韓国のユン・ダウォン選手と対戦します。ダウォン選手にはどんな印象を持っていますか。

「相手は戦績を見ると5勝すべてが一本勝ちで、そこまでレスリングには重点を置かず、テイクダウンされても、下になってバックを取り返したり。下からの寝技に自信があるからこそレスリングで勝負しなくてもいいと思って戦っている選手かなと思います」

──前回戦ったジェヒョク選手とは真逆のスタイルだと思いますが、どのような試合展開をイメージされていますか。

「前回は倒す倒さないの攻防が一番の肝だったんですけど、今回は倒し際ですね。倒す時にどういうポジションを取るのかが勝負になると思います。組みで相手をコントロールする中でパウンドをコツコツ当てたり、それを嫌がって相手が動いてきた時に、どうフィニッシュするかをイメージしながらトレーニングしています。いいポジションを取らせなければ一方的な勝負もできると思うし、逆にそこを一瞬でも譲ってしまったら、ピンチが訪れる。お互い相手をコントロールする前の際の部分が今回の勝負所だと思います」

──ダウォン選手はレコード的にイーブンの選手なので、河名選手としてはしっかり勝って次につながる勝利が必要な相手だと思います。

「同じ日にフェザー級のタイトルマッチがあると思うんで、ここでしっかり勝ってベルトに挑戦できればと思います。そこからUFCや海外を目指して頑張っていきたいです」

──河名選手は中村倫也選手のセコンドでUFCにも帯同していますが、やはりあの舞台で戦いたいという想いがありますか。

「前回も倫也のセコンドでシンガポールに行って、会場や試合前までの空気感を体感して、やっぱりここでやりたいなと思いました」

──中村選手や太田忍選手など、河名選手と同世代のレスリング出身選手がMMAで活躍していることをどう感じていますか。

「嬉しいですね。レスリング選手がこれだけ通用していて、自分のことを信じて続けていれば間違いないなと思いました。米国ではレスリングがMMAの必修科目になっていますが、日本のMMAでは今やっとそこまで来たというか。レスリングの重要性と有用性がやっと認知されてきたと思います。

やっぱり組み技、特にレスリングは本当に長い時間をかけないとできないと思うんですよ。先日のRIZINの金原(正徳)さんの試合じゃないですけど、僕は1日や2日でできるようにならないことをずっと積み上げてきた過去があるし、それは間違いなくMMAをやる上でアドバンテージになると思うんですよ。そこに何を足していくのか。それがこれから自分がやっていくべきことだと思います」

──それでは最後に今回の試合を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをいただけますか。

「今回は確実にフィニッシュして勝ちます!」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube イ・イサク エフェヴィガ雄志 キック ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル テムーレン・アルギルマー ハンセン玲雄 パン・ジェヒョク ボクシング ユン・ダウォン 世羅智茂 八木敬志 前田吉朗 南友之輔 吉田開威 和田教良 川北晏生 森戸新士 河名マスト 神田T800周一 竹本啓哉 藤井章太 阿部光太 高木亮

【Gladiator023】三度バルカ……蒙古襲来。竹本啓哉の挑戦を受けるテムーレン「全てにおいてカンダの下」

【写真】3月、6月に続き、早くも3度目の来日となるテムーレン。モンゴルのイケイケ・キャラだ(C)MMAPLANET

30日(土)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023。そのメインイベントで、テムーレン・アルギルマーが自らの持つGladiatorバンタム級王座の初防戦を戦う。

3月の初来日ではスラムから神田T800周一をパウンドアウト。6月にその神田の持つ同王座に挑戦し、激しいスクランブル戦を制してテムーレンはベルトを巻いた。さらにGP後半戦の消滅を受けて、竹本啓哉の挑戦を受ける(本来は12月大会で対戦予定だった)こととなったテムーレンをインタビューすると──いつも通り、いやいつも以上に強気のテムーレンがいた。


──30日に初防衛戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材は3日に行われた)。

「初防衛戦を迎えて、とてもエキサイトしているよ。防衛戦というのは、自分が本当のチャンピオンなのかを証明する機会なので。そういった意味でも、とても楽しみだよ」

──3月にグラジエイターで初めて戦い、6月にベルトを奪取。かなりタフな試合になりましたが、ベルトを巻いた試合についてはどのような感想を持っていますか。

「カンダが相当に自分のことを研究していて、3月の試合よりも遥かに厳しい戦いになった。ただし、自分も3月にカンダと肌を合わせて彼のことを理解できていた部分もあり、成長もしていた。最終的には戦略的な部分で、勝つことができたと思っている」

──あの試合で学べたことはありましたか。

「あの試合以降は、特に組み技を強化しようと練習してきたので、耳のカリフラワーが大きくなっているよ(笑)」

──テイクダウンは圧倒的に強さを見せていましたが、組みでもどのような面を強化してきたのですか。

「立ちレスだけでも、寝技だけでもなくバランスよく練習している」

──神田選手はテムーレンが最初から飛ばすので、スタミナ勝負という考えがあったようです。

「スタミナには自信があるよ。ただ試合展開によって、思った以上に早く疲れることもある。そういうところを見て、カンダは作戦を立ててきたんだろう。ただカンダが見落としているのは、モンゴルで試合をするのと日本で試合するのは全く違うということ。

ウランバートルは標高が1300メートルあって、酸素が少ないんだ。だから凄く疲れやすい。日本は全くそんなことがなくて、減量のために走っても全く疲れない。実際に試合になっても、すぐにモンゴルとは全然違うっていうことは体で感じていたよ。つまりは5分3R、ガンガン行けるということだよ。

何よりスタミナ配分を考えるよりも、僕自身はラウンド毎に自分が持っているモノを全て出したいと思っている。そういうスタイルだから、カンダは僕がスタミナはないと勘違いしたんじゃないかな」

──ところで所属するマザーライMMAの皆がトレーニングしていた112ファイトアカデミーが売却されたと聞いています。ケージもある素晴らしいジムだったのですが、今の練習環境は問題ないですか。

「112が閉鎖されたので当然、練習場所は代わったよ。僕らは元々シレンベーリというボクシングのクラブで練習していて、キックとMMAの指導も始まったことでジムが手狭になったから、別の場所で練習することにしたんだ。それがマザーライで、シレンベーリのMMAチームは別の場所で、支部のように活動していたんだよ。MMAに特化した練習場所だったけど、その場所が使えなくなり112を借りるようになった。でも112も閉められたから、またシレンベーリでトレーニングしているよ。

シレンベーリにもケージはあるので、金網を使った練習はできている。それとシレンベーリとは別に、レスリングマットが敷かれた場所でグラップリングのトレーニングもやっている。今はその2カ所で練習していて、練習仲間は変わりない。選手レベルの皆とトレーニングができているよ」

──では挑戦者、竹本選手の印象を教えてください。

「カンダより、下だ。立ち技、レスリング、寝技、全てにおいてカンダより下だ」

──竹本選手は、その神田選手とは1勝1敗ですが。

「それは知っているよ。タケモトとカンダの試合映像は、判定までいった試合を見た。確かにタケモトは得意な形になった時は強さを発揮するけど、僕との試合ではそうはならない。この試合に関しては、100パーセント勝つ自信がある。タケモトにはしっかりと練習して、試合当日を迎えて欲しい。僕はハードな練習をしているから、さらに強くなっているしコンディションも上々だ。どれだけ強くなっているのか、9月30日にしっかりと見せたいと思っている」

──テムーレンの活躍も含め、グラジエイターでは韓国、モンゴル、フィリピン勢と国際化が進み、そういう国際戦で勝ちたいと新たにグラジ参戦を決める日本人選手がチラホラと出てきそうだという話を聞きます。

「自分としては『戦いたい』と思える強い選手が来てくれるなら、絶対に戦うよ」

──では最後に今回の試合を楽しみにしているファンに一言お願いします。

「自分のことを応援してくれている日本の人々に感謝している。次の試合も期待を裏切らないよう戦い、僕のファンがもっともっと増えるような試合をしたいと思っている」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Gladiator023】グラジ初出場、八木敬志と対戦──エフェヴィガ雄志「肌を合わせて違いが分かった」

【写真】キルクリフFCとCombate Globalの経験が如何にエフェを進化させたか(C)TAKUMI NAKAMURA

30日(土)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023にエフェヴィガ雄志が出場し、八木敬志と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

アジアのフィーダーショーを目指し、韓国、モンゴル、フィリピン人ファイターの招聘を続けることで、Gladiatorのケージの中が変わりつつある。顕著なのはプレリミ出場選手の顔触れ、そして実力のアップだ。そのなかで米国でCombate Globalで勝利したエフェの出場はトピックス。対戦相手の八木は格闘DREAMERS出身。マッチョファイターを相手に海外武者修行の成果を見せることはできるのか。キルクリフFCとCombate Globalの経験をエフェに尋ねた。


──Gladiator023で八木敬志選手と対戦するエフェヴィガ雄志選手です。まずキルクリフFCでのトレーニング、5月Combate Globalでのジェラルベルト・カスティーリョ戦も含めた米国での日々を振り返っていただきたいと思います。

「米国に行ったのが2月の終わり頃で、それから約3カ月練習させていただいたんですけど、最初の1カ月は初めて米国で生活することもあって、色々と苦しい時間でしたね。ジムは外国人選手ばかりだし、自分が全くジムに慣れていない中で、強度が高い練習やスパーリングもガチガチにやっていたんで、その圧力に押されてしまいました」

──単身一人で米国に渡ったのですか。

「行くのは一人だったんですけど、ジムの先輩だった佐藤天さんがあっちのファイターズハウスにいて。天さんは3年ぐらい米国に住んでいて、米国の生活にも慣れているんですよ。その天さんがいてくれたっていうのは大きかったですね。勝手知ったる人がいてくれて、日本語でも色々と説明してくれました。僕も英語は一応分かりますけど、ペラペラっていうことはないんで。あともう一人、木下憂朔がいて、途中から井上直樹君も来て、最初は天さんと僕の2人だったんですけど、最大では4人いました」

──練習面で最初に驚いたことは練習強度やスパーリングの激しさですか。

「キルクリフは練習が激しいというのは聞いていたんですけど、思っていた以上に激しかったです。あとは技術で言うとテイクダウンですね。米国はレスラー上がりの選手が凄く多くて、壁レスの技術は日本でもかなりやりこんでいたので、そこまですごいとは思わなかったですけど、平場で壁がないところでのテイクダウン技術にはかなり差を感じました」

──最初の1カ月で練習や生活に慣れ、そのあとはどのようなことを練習で学んだり、意識できるようになったのですか。

「コーチのヘンリー(・フースト)たちにもミットを持ってもらうようになり、打撃ではステップを使うようにと指導されました。キルクリフに来た当初は動きが固くて『もっとステップを使ってもっと自由に動け』と言われて。そこからステップワークはかなり良くなりました」

──ABEMA格闘チャンネルの公式YouTubeチャンネル「Fighter’s Diary」でもヘンリーコーチから「足を使え」と指導されている場面がありましたが、そこは口酸っぱく言われていたことなのですか。

「『足を動かせ』と『ガードを上げろ』はずっと言われていました。MMAはグローブが小さいので、僕はキックボクシングほどガードは意識してなかったんですよ。でもキルクリフでは、それがジムのスタイルでもあるんですけど、ちゃんとハイガードにしてステップを多く使うように指導されました」

──打撃における基本的なことですが、それをやることで変化はありましたか。

「はい。ガードとステップを見直して、打撃の被弾がだいぶ減りましたね」

――打撃以外の部分ではいかがでしょうか。

「レスリングコーチのグレッグ(・ジョーンズ)にいつも言われていたのが『テイクダウンは爆発力だ。爆発力がないと話にならないから、テイクダウンに入るときは爆発力と瞬発力を意識しろ』なんです。テイクダウンに入ってからの技術もいいけど、まずは『思い切り行け!』と言われていました」

──テイクダウンは爆発力、は面白い考えですね。

「もし口で言われただけだったら、僕も漠然としたまま終わったと思うんですけど、実際にそう指示されてテイクダウンを決める選手がたくさんいるんで、そういう選手の動きを見て、自分なりに練習しました。この角度で入ればいいんだとか、この状況になったら力を使って強くいけばいいとか。ただ指導されるだけじゃなく、肌でその教えを実感できたことは大きいです」

──練習そのものは実戦的なものが多かったのですか。

「基本的に午前中は強度高めの練習で、月水金はレスリングベースのドリル。金曜日は柔術の日もあるんですけど、レスリングをやることも多かったです。最初はドリルなんだけど、だんだんスパーに近くなっていってみたいな練習で、ハードなスパー系の練習は火・木の2日でした」

──1週間をトータルで見てスケジュールが組んであるのですね。

「そうですね。午前中に激しい練習をするので、午後は打ち込み中心で技術的&テクニカルな部分を磨くほうが多かったです」

──それだけ日々練習が充実していると、1日1日気づきも多かったのではないですか。

「気づきは本当に多かったですね。これまで知らなかったこと、テクニックもたくさんありましたし、それこそカマル・ウスマンやジルベウト・バーンズなど凄い選手がたくさんいる中で、見て学べたことも大きかったです」

──これも「Fighter’s Diary」を見させてもらった感想ですが、エフェヴィガ選手がキルクリフのトレーナーから信用や信頼を得ていて、指導にもすごく熱がこもっていると思いました。エフェヴィガ選手自身がキルクリフの練習に溶け込んでいる感触はありましたか。

「結構感じましたね。木下君は英語は喋れないですけど、自分から他の選手やコーチともコミュニケーションを取りに行くし、自分は英語がそこそこ喋れるんで、スパーやドリルが終わった後『あれはどうやってた?』など、ドンドン質問してコミュニケーションを取るようにしていました。その繰り返しで、選手やトレーナーと関係を築くことができました。来た当初はグレッグから『なんでお前は自分から行かないんだ!』と怒られましたし、天さんにも『あいつ、もっと行かないと日本に帰すぞ』と言っていたそうなんです(苦笑)」

──人づてに聞くと余計にダメージが大きいですね(苦笑)。

「でもそれを乗り越えると、グレッグから『今のは良かったぞ!』と言ってもらえるようになりました(笑)」

──そう考えると3カ月という長期滞在がよかったようですね。

「はい。締めが試合だったので、実際の練習期間は2カ月半くらいだったんですけど、1カ月だったら練習に慣れたところで終わっちゃっていたと思います」

──そのCombate Globalでのカスティーリョ戦ですが、1Rにパンチを効かされて、徐々にテイクダウンも織り交ぜて盛り返すという、キルクリフでの練習が試されるような試合展開でした。

「開始直後に右フックをもらった時は本当に焦りました。ダメージも多少ありましたし、精神的な動揺も大きかった。これはヤバい、と」

──しかもパンチのもらい方もよくなかったですよね。足を使ってガードを上げろと指示されていたにも関わらず、それを実践する前にもらったような形で。

「試合前に天さんと一緒に相手の映像を見ていて『これを気をつければ大丈夫』って話した“これ”を一番最初にもらいました(苦笑)」

──言い方を変えれば、警戒している技をもらってしまうのも試合だから起こりうることです。そこからの立て直し方というのは?

「あそこで1回やられて、相手をケージに押しこんだところで冷静になって、あとはもう行くしかないと思いました。セコンドの長南さんと木下君にも発破かけてもらって。ちょっと距離は詰まりすぎでしたけど、とにかく前に出るしかないと思って、それでキルクリフでやってきたレスリングのテイクダウンが役立ったんで、そこは本当に良かったですね」

──長期合宿を経て、最後に試合で締めるというのは、本当に内容の濃い時間になったようですね。

「練習するだけじゃない学びもあったし、試合中に自分にフィードバックがあったので、めちゃくちゃ充実していました」

──今、日本ではどのようなことを意識して練習されているのですか。

「キルクリフで学んだことはたくさんあるんですけど、若干激しいスパーに慣れていたからか、ちょっと雑なところが増えてたりしたんで、そこを長南さんに調整・指摘してもらっています。あと自分はまだテイクダウンのレベルが低いので、中村倫也さんに専修大学のレスリング部を紹介してもらって、そこに行かせてもらったり、純粋なレスリングの練習を始めました」

──そして今回、GLADIATORで試合が決まりました。日本に戻ってきて、このぐらいの時期に試合をしたいという希望があったのですか。

「帰国してすぐ試合を探してもらっていたんですけど、なかなか相手が見つからなくて、ようやくここで決まったという感じです」

──対戦相手の八木選手の印象は?

「パワーがある選手なんで、そこに気をつけながら戦いたいと思います。特徴がハッキリしている選手ですね」

──対策や攻略法はイメージできていますか。

「自分の基本的な強みはリーチとパンチ、蹴りを活かした戦いなんで、そこをしっかり意識して戦おうと思います」

──この試合を含めて、これからどう自分のキャリアを作っていきたいと思っていますか。

「GLADIATORのあと、どこで試合するかはまだ分からないですけど、どこで戦うにしろ、一つ一つ自分が確実に勝ち星を積み上げて、いずれは北米のプロモーションでやりたいと思っています。キルクリフには世界のトップ選手たちがいて、まだ自分がそのレベルに達していないことも分かったし、そこに追いつけるようにしっかりレベルアップをしていきたいです」

──肌でその差を感じることができたのも大きかったですか。

「そうですね。実際にUFCとかBellatorなどトップぷろもーしょんで戦っている選手と肌を合わせて、そのレベルが分かったことは大きかったです。彼らとの差を身近に感じて、自分と彼らの差にリアリティが出たところは大きいです」

──では最後に次戦に向けてファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「米国武者修行では試合までさせてもらって、その練習と試合で学んだこと、日本に帰ってきて新たに学んだことを含めて、さらにレベルアップした、強くなった姿を見せられると思うので、楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
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<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
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<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
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【Gladiator023】藤井章太が2年振りの試合でKTTの新鋭と。吉田開威と南友之輔、注目─空手からの挑戦

【写真】韓国の4勝0敗が、弱いわけがない(C)MMAPLANET&KTT

5日(火)、GLADIATORより30日(土)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR023 の追加カード&全大会対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

MMAのタイトル戦が2試合、フォークスタイルグラップリングのタイトル戦が1試合、さらに河名マスト&チハヤフル・ズッキーニョスの再起戦、エフェヴィガ雄志の初参戦や前田吉朗✖NavEの組み技マッチと上位カードが固まっていた同大会。今回の発表で全21試合が組まれることが明らかとされ、そのなかにミドル級チャンピオン藤井章太がKTTの新鋭イ・イサクと対戦するカードが含まれている。


2年振りの参戦となる藤井の相手を務めるイ・イサクのMMA戦績は4勝0敗で、柔道で韓国全国大会3位に2度輝く実績を残しているという触れ込みの新鋭だ。

藤井は過去7年間で2試合、2018年7月にTORAOで1分12秒、2年前の9月にグラジで一慶と戦い2R0分29秒でKOするなど、ケージで戦った時間は2021年7月デビューのイ・イサクよりも短い。そのイ・イサクもデビューから3試合は全て1Rフィニッシュを収めており、23歳という年齢もあって一気呵成に試合開始直後から攻めてくることが予想される。

その初手の対応が藤井には非常に大切になる一戦だ。この他、上記にあるようにTRIBE TOKYO MMAからエフェヴィガ雄志の出場が決まっていたが、さらに川北晏生、阿部光太とTTM勢が参戦する。川北は3回戦で藤原克也と。2度目のグラジ出場となる阿部は、前大会で実現しなかったスティーブ・ギレスピではなく森井翼と戦うこととなった。

プレリミ~メイン~ポスリミという流れを今年から導入しているグラジは、アジアのフィーダーショー化を目指すことを宣言──韓国、モンゴル、フィリピンから選手を招聘し国際戦を強化してきた。そんな国際戦目指してからメインカード以外の出場選手のレベルが顕著に上がっている。

これはJ-MMA全般に当てはまることだが、他競技で結果を残した選手の転向の波はグラジにも訪れつつある。それが今大会でいえば吉田開威と南友之輔の出場といえよう。

ともに剛柔流を学びながら、吉田は硬式空手やフルコン、南のポイント制のKTFルールで目覚ましい活躍をしてきた。いや、してきたという書き方は語弊がある。なぜなら吉田は今も空手で活躍し続けているからだ。

2019年にカザフスタンで開催されたIKKFアジア硬式空手で優勝経験がある吉田は、今年も第15回全日本総合武道選手権大会で2冠獲得。

さらに総合武道杯無差別級で優勝&ハードコンタクト空手部門軽中量級の部も頂点に立ち、さらには第37回全日本硬式空手道選手権大会の中量級で2連覇を達成している。

今回がプロ2戦目となる吉田に対し、デビュー戦を迎える南はカデットで世界王者となり、ドバイで行われたプレミアリーグで2位入賞とジュニア時代に活躍し。

名門・近畿大学進学後はスネの負傷で個人戦では結果を残せなかったが、大学選手権団体戦で2位を獲得している。空手家としてMMAを戦うのか。MMAファイターとして空手を駆使するのか。吉田✖空、南✖小松祐貴戦で確認したい。

以下、プレスリリースに寄せられた藤井とイ・イサクの今回の試合に向けての意気込みだ。

藤井章太
「GLADIATOR023大会で国際戦を組んで頂きありがとうございます! GLADIATORは旧体制の時より出場させて頂いてチャンピオンになり、強い思い入れのある団体です。対戦相手のイ・イサク選手は連勝中で無敗、若くて勢いのある選手だと思います。そしてKorean Top Teamという事で厳しい練習にも耐えてきているはずです。GLADIATORの王者としてベストな戦いが出来るように頑張ります」

イ・イサク
「チャンスを下さったGladiatorの皆さん、誠にありがとうございます。世界一の強者になるために、MMAファイターになりました。対戦相手の藤井選手は、チャンピオンで実績があるベテランの選手です。なので厳しい試合になるかもしれないですが、出来る限りの努力し、試合当日は金網で最高の試合を見せる覚悟です。よろしくお願いいたします」

バンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉。フェザー級王座決定T決勝=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ。PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂戦。

そしてフェザー級の2河名マスト×ユン・ダウォン&チハヤフル・ズッキーニヨス×ハンセン玲雄。エフェフィガ雄志×八木敬志、NavE×前田吉朗のグラップリング戦に加え、ミドル級王者の国際戦と空手からのチャレンジャー──大阪発、9月のMMA月間の締めは見所の多いイベントとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Shooto2022#04】対照的な2試合を経て。青柳洸志戦へ、野尻定由「やはり自分の長所は思い切りの良さ」

【写真】持ち味を消すことはない。あの敗北を頭の片隅において戦うことができれば──(C)MMAPLANET

3日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでShooto2022#04が開催され、野尻定由が青柳洸志と対戦する。

福岡の期待の新鋭はインフィニティリーグでキャリアの優る選手たちを相手にドロー2つで得点こそ伸ばせなかったが、負け無しで乗り切った。しかし、その後は1階級上の山本空良にRoad to ONEで敗れ、修斗公式戦では中村倫也に秒殺負け、奇天烈のドローと厳しい時を経験している。

特にここ2戦は良さがマイナスになり、その良さが息をひそめた試合となり、自分探しの状況に陥っていた。結果、自分の良さを再確認できた野尻が復活を賭した一戦の前にその心境を話してくれた。


──明日が計量、日曜日に青柳洸志選手との試合が迫ってきました。今の心境は?

「調子はバッチリです」

──試合を控えている状態ですが、まず1月と5月の試合を振り返っていただけますか。1月の中村倫也戦は試合開始直後に跳びヒザを仕掛け、左のカウンターを受けてパウンドアウトとなりました。

「めちゃくちゃ調子が良くて、負ける気がしなくて。それでぶっ飛び過ぎたところがあって。自分の悪いところですね……。アレをやろうと試合当日に決めて。本当に軽率な考えだったと思います」

──あの奇襲は動き出しが撮影をしていても見えたのですが、狙いはヒザを当てること、それとも反応させて組んでいくことだったのでしょうか。

「しっかり当てようとは思っていました。ただ、当たらなくても相手が下がったところで自分のペースに持ち込もうと。本当にバカでした……」

──そこにカウンターというのは、予測することも難しいですし反応することも本当に難しいかと。

「あれは……。もう……あの瞬間がフラッシュバックして、夜も眠れなくなりました……」

──奇襲が外れましたが、成功する場合もあるわけですし。そして5月の地元福岡での闘裸男における奇天烈戦は、中村戦の敗北から立ち直るべく試合でしたが結果はドローでした。

「手痛いドローでした。焦らず戦おうと……ぶっ飛ぶことなく戦おうと思っていたら慎重になり過ぎました」

──そこも、慎重だから勝てる時もあるわけですしMMAは難しいです。この2つの試合を経験して、野尻選手の気持ちとしてはどのような試合をしようという風になりましたか。

「思い切り戦うことも大切で、慎重に戦うことも大切です。でも、自分としては思い切り戦おうと思います。やはり自分の長所は思い切りの良さなので。それが無謀な攻撃にならないように思い切りの良さ7割、考えて戦うのを3割という感じで仕上げてきました。自分は極端な性格なので、落ち着いて戦おうとすると落ち着きすぎてしまう場面があるので。なら思い切り戦いたいです。そのなかで如何に考えることができるか。その2つの感情があって、分けた練習をしてきました」

──その練習は赤崎道場で?

「ハイ。出稽古はしていないです。フィジカル・トレーニングだけ、以前にお世話になっていたところにまた通うようにしています」

──では青柳選手の印象を教えてください。

「相手に何もさせないで抑え込んでくるグラップラーです。ただパワーはアッチの方が上でも、自分の方がスタミナと回転力はあります。そこで勝負して、動き続けます。先に相手の形にはめられると厳しくなるので、相手のペースに持っていかせずに、自分のペースで試合を創ろうと思います」

──同じ福岡、同世代の野瀬翔平選手がRoad to UFCバンタム級初戦を突破しました。

「置いていかれたな……という気持ちがあって、悔しいです。だからこそ、俺もやってやるという気持ちになっています」

──キャリアの再構築、日曜日の試合に向けて改めて意気込みの方を宜しくお願いします。

「ここで負けるようだったら、大舞台への道はなくなると思っています。絶対に……死んでも勝とうと思います」

■視聴方法(予定)
7月3日(日)
第1部:午後1時~ Twit Casting LIVE

<バンタム級/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
加藤ケンジ(日本)

<ライト級/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
長田拓也(日本)

<バンタム級/5分2R>
前川大輔(日本)
當房桂(日本)

<フライ級/5分2R>
井口翔太(日本)
綿谷誠(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
後藤陽駆(日本)

<バンタム級/5分2R>
キシシ(日本)
小川隼人(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
青柳洸志(日本)

<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
飯田建夫(日本)

<バンタム級/5分2R>
奇天烈(日本)
和田教良(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント準決勝フェザー級/5分2R>
藤谷敦史(日本)
木村総一郎(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦バンタム級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<フェザー級/5分2R>
宇藤彰貴(日本)
麻植裕太(日本)

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DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Shooto Shooto2022#04 Torao UFC ウリジブレン キック キャプテン☆アフリカ ダイキ・ライトイヤー パンクラス 中村倫也 修斗 加藤ケンジ 和田教良 奇天烈 小野島恒太 山本健斗デリカット 平川智也 森戸新士 石井逸人 野尻定由 野瀬翔平 長田拓也 飯田建夫

【Shooto2022#04】夏の大阪大会、追加カード。闘裸男で痛み分けの野尻と奇天烈が、青柳&和田と対戦

【写真】5月の闘裸男でドローだった野尻と奇天烈が、それぞれ青柳&和田と対戦する (C)TORAO

16日(木)、Sustainより7月3日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2022#04の追加カードが発表された。

RIZINからの帰還組対決=ダイキ・ライトイヤー✖加藤ケンジ、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカとGladiatorのプログレス提供試合で森戸新士の極めを体感した長田拓也との一戦、さらにPOUNDSTORMで河名のマストのコントロールに封じ込まれた山本健斗デリカットが、フェザー級世界1位ながら2回戦で飯田建夫と仕切り直しの戦いに挑む。

そんな上位カードと新人王トーナメント、そして夏の大阪大会恒例になりつつあるCKC2022=キックのワンデートーナメントなどが既に発表されていた大阪大会に7試合が加わった。


うち唯一の3回戦が野尻定由✖青柳洸志のバンタム級戦だ。昨年のインフィニティリーグで準優勝。リーグ戦に出場した小野島恒太と石井逸人が環太平洋に絡み、それぞれがベルトを手にしたのとは対照的に、野尻は1月にUFCに向かってまっしぐら──の中村倫也に秒殺される。

5月には地元福岡の闘裸男で再起を目指し奇天烈と対戦もドローに終わった。福岡出身で同世代として注目を集めた野瀬翔平が、Road to UFCでは元UFCファイターのウリジブレンを倒して準決勝進出を決めたのとは対照的に、野尻は足踏み状態にある。

そんな野尻と対戦する青柳は2020年の連敗から、2021年は連勝で持ち直した。通算戦績7勝4敗1分もやはり昨年12月の大阪大会で平川智也を下した白星は大きく、勢いがついているはず。野尻としても、中村倫也戦で外れたボタンを掛け直すには、持ち味の組みとコントロールに通じる総合力をフル回転させたいところだ。

また野尻と福岡でドロー、2020年1月に青柳に勝利している奇天烈はパンクラス~DEEP、GLADIATORなど経て4月の四国FORCE大会で修斗初参戦&初勝利を挙げた和田教良と戦うことも決まっている。

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HEAT49 J-CAGE News イゴール・タナベ ブログ 和田教良 堺龍平 清水洸志

【HEAT49】イゴール・タナベのMMAデビュー戦はアマ修斗EX優勝の清水洸志と。和田教良は堺龍平と対戦

【写真】地元名古屋、古巣といって過言でないHEATで和田がどのようなファイトを見せるか (C)MMAPLANET

1日(水)、HEATより10月17日(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT49でMMAデビュー戦を戦うイゴール・タナベの対戦相手が発表された。

思いもしないタイミングでMMAを戦うことになったイゴールの対戦相手は、福岡のMMA RANGERS GYM所属の清水洸志に決まった。


清水は4月25日にスタンドアウト田町芝浦スタジオのケージで開催されたアマ修斗EXトーナメントで5名参加のミドル級決勝でアラン・チャンバーズを下して優勝している。

もちろん、グラップリングではイゴールには敵わない。そのイゴールが打撃のある試合で、これまでの通りの組技の強さを見せることができるか。また下になることもあるのかが、焦点となろう。

また現在はガイオジムという自らの城を持つ和田教良が、古巣である志村道場が手掛けるHEATに里帰りというべき出場で堺龍平とのフライ級マッチで戦うことも決まった。堺は清水と同じレンジャーズジムからOUTSIDERやBreaking Downで戦ってきた選手で、7月のアマ修斗九州・沖縄選手権のバンタム級3位に入賞している。

その大会で、彼らが所属するレンジャーズジムは日本修斗協会より、不道徳行為の改善が見られないという理由で厳重注意処分を受けている。そのレンジャーズジムから2選手がHEATに参戦。同大会ではMaster Japanから野瀬翔平や菅原和政も出場しており、名古屋のケージで仁義なき出世争いが勃発か。

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DEEP99 J-CAGE Report ブログ 和田教良 東修平

【DEEP99】スクランブル出場の和田教良がテイクダウンで先制するも東修平がRNCで一本勝ち

<63.5キロ契約/5分2R>
東修平(日本)
1R1分52秒 by RNC
和田教良(日本)

東が左ローで先制。和田がダブルレッグで組み付き、両脇を差して東をケージに押し込む。東がケージから離れようとしたところで、和田が外掛けでテイクダウンを奪った。立ち上がろうとする東を抑え込み、さらにケージ際でバックを狙う和田。両者立ち上がり、和田が東をケージに押し込むも、投げを狙ったか和田が背中を見せた瞬間に東がバックに回り、すぐさま左腕を首に回してRNCでタップを奪った。

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