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【Gladiator017】メインは大番✖ギブレインのヘビー級タイトル戦。神田✖福島でバンタム級王座決定戦

【写真】混戦バンタム級。組みで制した竹本が福島に敗れた一戦を目の当たりにして、神田の選択は?(C)MMAPLANET

30日(水)、GLADIATORより5月1日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator017の対戦カードが発表された。

メインではGLADIATORヘビー級チャンピオンの大番高明が2019年7月以来、2年10カ月振りのグラジ出場でカルリ・ギブレインを迎え撃ち防衛戦を行う。

コメインではバンタム級王座決定戦として神田T800周一✖福島啓太がマッチアップされた。


この他、バンタム級王座を計量失敗で剥奪され、再起戦では福島啓太に判定前を喫した竹本啓哉とエダ塾長こうすけ、土肥潤✖清水俊一という渋すぎるバンタム級マッチが並んでいる。

またライト級で王座を目指すことを明言しているMMAとブラジリアン柔術の二足の草鞋を履いたキャリアを積む井上啓太は、対戦相手探しが難航しているという話が伝わっていていたが──レンジャーハントと一戦が決まった。

かつて大宮ハントの名で修斗、グラジエイターで活躍してきたレンジャージム代表が、なんと6年5カ月振りに実戦の舞台に立つ。ひょうひょうとした井上が、喧嘩に強いタイプのハントを相手にMMAを見せることがデキるか。

そのライト級では井上に敗れて以来のグラジ参戦となる元DREAMERSの八木敬志が、後藤陽駆と戦うことも決まった。

WARDOGでチョモランマ1/2を下しウェルター級王座に就いている八木が、ライト級に階級を下げてもウェルター級同様のパワーファイトを発揮できれば、この階級の台風の目になる可能性は十分にある。それだけに八木がどのような体形で、どのような試合を見せることがデキるのか、注目だ。

さらに1月大会でグラジ初陣を一本勝ちで飾った中西テツオが、久保健太と戦うフライ級も気になるところで。フライ級王者NavEがRIZIN出場も完敗を喫し、宮地友一が修斗で惜敗するなど、フライ級のトップが他イベントで苦戦しているフライ戦線を揺り起こす中京対決in 大阪──となるか。

今大会も1月と同様にPROGRESSよりグラップリング戦の3試合の提供が予定されており、そのカードの発表も待ちたい。

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Gladiator015 MIKE MMA NavE 一慶 井上啓太 修斗 八木敬志 原口央 宮城友一 手塚基伸 竹本啓哉 藤井章太 釜谷真

【Gladiator015】釜谷真が竹本啓哉の持つバンタム級王座挑戦。藤井章太は7年振りの出場

【写真】これは楽しみなタイトル戦だ (C)MMAPLANET

30日(月)、GLADIAOTRから9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR015を追加カードが発表された。

既にフェザー級選手権試合=王者MIKE✖チャレンジャー原口央、フライ級選手権試合=王者NavE✖宮城友一が組まれることが決まっている同大会で、さらに2つのタイトルマッチ──バンタム級とミドル級のベルトを賭けた対戦が決まった。


バンタム級は今大会のメインとなり、チャンピオン竹本啓哉に釜谷真が挑戦し、ミドル級は藤井章太に一慶がチャレンジする。

竹本は8月のGladiator49で手塚基伸に敗れたばかりだが、2度目の王座防衛戦が再起戦となった。釜谷にとっては2019年10月の昇侍戦以来、1年11カ月振りの実戦復帰だ。この間、10年以上拠点としていた東京から故郷の京都に戻り、SWAG GYM KYOTOという自らのジムを開いた釜谷にとって、ジムでの活動を勢いづけるためにもベルトを巻きたいところだ。

またフィジカルと並び、打撃が課題とされる竹本ではあるが、実のところグラップラー対決よりも、ストライカーとの対戦に燃えるという思考の持ち主だ。打撃系ファイターに対し、『柔術で勝つ』という異種格闘技的MMAを要望してきた竹本。グラップラーやスクランブラーとの対戦が続いたため、ここは燃える防衛戦となろう。

とはいっても、釜谷は十分に組み技も積み上げてきたものがある。大きな夢を持つ、小さな男は「そんなもん、ギロチン極めたるわ」という意気込みで、地元・関西でのベルト奪取に勢いづいているに違いない。38歳、キャリア55戦目の釜谷は経験値、対戦相手の質のどちらも竹本を上回る。とはいっても、ケージのなかは1✖1で2021年9月26日の強さが勝敗を決める場だ──釜谷がこれからの先の皮算用は忘れ、目の前に相手に集中しないと、足元をすくわれる、いや背中を取られ続ける可能性も十分にある。

ミドル級チャンピオンの藤井は、その王座奪取は2015年2月で旧体制時代のこと。新生Gladiatorには初出場となる藤井は、山口での初めての修斗公式戦=闘裸男22を最後に、3年間ケージに上がっていなかった。

対して一慶は2年2カ月振りのグラジ出場で、ベルトに挑むこととなった。一慶もその後パンクラスで1試合を挟み、実戦から遠ざかっており、コロナパンデミック以降は初めての試合となる。両者とも、この間のつもりに積もった想いをケージの上でぶつける試合となるに違いない。

またグラジから8月のグラチャンに出場し、高橋譲斗に敗れた上田祐起の仕切り直しは、これもグラジ&パンクラスで3連敗中、1年7カ月ぶりのグラジ参戦となる神田T-800周一との対戦に決まった。両者揃って背水の陣、これ以上相手の勝ち名乗りは聞いていられないマッチアップとなった。

IBJJF競技柔術で実績を残しながら、MMAでも戦い6月大会でDREAMERS出演、八木敬志をヒールで一蹴した井上啓太が連続参戦、石田拓穂と対戦する一番も楽しみだ。

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Gladiator014 MMA ブログ 井上啓太 八木敬志

【Gladiator014】豪快スラムも八木敬志、井上啓太の内ヒールに一本負け

【写真】サドル&内ヒールで井上が八木から一本勝ちした(C)MMAPLANET

27日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR014が開催された。レビュー第1弾は格闘DREAMERS出演、八木敬志が競技柔術とMMAの二刀流で活躍する井上啓太の一戦の模様をお伝えしたい。

<ウェルター級/5分2R>
井上啓太(日本)
Def.1R1分46秒 by ヒールフック
八木敬志(日本)

右ハイ、左ローと蹴りからスタートを切った八木が、スピニングバックキックを井上の腹に当て、続いて右ボディストレートを入れる。

組んでボディロックからベリートゥベリーの要領で持ち上げ、途中でクラッチを解いて投げ捨てる。下になった井上は高い位置でクローズドガードを取ると、足をすくっていく。

八木は前方に走り抜けるようにとられた左足を抜きにかかる。

井上は足を放さず、八木が正面をサドルを創る。ここで八木が立ち上がり、井上は殴られないよう外掛けしていた右足を伸ばし、梃子の要領で尻もちをつかせる。

すぐに上体を起こした八木は、反転して足を抜こうとする。しかし、抜けないとみるや八木はまたも正対し、足のロックを解こうと試みる。

そして立ち上がると、井上は手首を掴み、足を効かせる。

覆いかぶさり右のパンチを放つ八木に対し、井上は深く入ってサドルをセットする。

八木を浮かして、背中をつかせた井上は同時に自らも仰向けでサドルを完成させ、伸びた左足を内ヒールでひねり一本勝ちを決めた。

今回は当日計量のウェルター級だが、井上が今後ライト級で寝技MMAを展開していけるか、楽しみだ。


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Gladiator014 MMA N.O.V ゆうと 井上啓太 八木敬志 木村旬志

【Gladiator014】予想だにしない事態勃発。DJマルコが敵前逃亡。ケージのドアが開き、選手が転落──NCに

【写真】DJマルコの不出場、天草には気の毒な限りだ (C)MMAPLANET

27日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR014が開催された。

人材育成という開催目的を持つ同大会だが、予想もしなかったハプニングに見舞われた。まず当日計量が実施された今大会、計量開始時間になっても天草ストロンガーの対戦相手であるDJマルコが姿を見せず、主催者からの連絡に「今、起きました。これから向います」と返答した後に音信不通に。

所属ジムの内川代表の意向により、間に合えば試合をするという方向になり、動揺することを防ぐためにストロンガーには伏せられていたが、結果としてDJマルコは会場に姿を現すことなく、公式試合結果には敵前逃亡と記され試合は不成立に終わった。

また第1試合の宋鬼子×谷口軍曹戦では宋が谷口をケージに押し込むと、扉が開いて両者揃って転落し、肩を打撲した谷口が試合続行不能となりノーコンテストとなった。

施錠はされていたが、ボルトごと外れて扉が開いてしまったという今回の事態。大会運営陣の1人によると、3つあった施錠のうち、機能していた1本が破損したとのこと。まさかという事態だが、あってはならない事故だし。イベント運営陣は選手の安全を考慮し、今回の件を真摯に受けてとめてほしい。

なお、試合結果は以下の通りだ。

※詳細は後程アップします。

■GLADIATOR014対戦カード

<フェザー級/5分2R>
土井”聖帝”潤(日本)
Def.2R1分54秒by RNC
中村公彦(日本)

<フェザー級/5分2R>
上田祐樹(日本)
Def.3-0
ゆうと(日本)

<バンタム級/5分2R>
井口翔太(日本)
Def.3-0
丸山幹太(日本)

<フライ級/5分2R>
木村旬志(日本)
Def.1R0分05秒by KO
N.O.V(日本)

<ライト級/5分2R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
Def.1R4分24秒by 三角締め
稲葉祥真(日本)

<バンタム級/5分2R>
坪内一将(日本)
Def.3-0
道端正司(日本)

<ウェルター級/5分2R>
井上啓太(日本)
Def.1R1分46秒 by ヒールフック
八木敬志(日本)

<フェザー級/5分2R>
延命そら(日本)
Def.3-0
木村総一郎(日本)

<ライト級/5分2R>
宋鬼子(日本)
NC.1R0分50秒
谷口軍曹(日本)


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Gladiator014 MMA N.O.V ONE UFC ゆうと 井上啓太 八木敬志 天草ストロンガー四郎 木村旬志

【Gladiator014】格闘DREAMERS卒業生=八木敬志、井上啓太戦へ。「昔、井上選手に寝技を習っていました」

【写真】大会2日前の夜もジムで練習をしていた八木。練習後にインタビューした (C)MMAPLANET

明日27日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR014が開催される。今大会にはLDHとの契約を掛かったオーディション番組=「格闘DREAMERS」に出演していた八木敬志が出場し、井上啓太と対戦対戦する。

柔術黒帯、MMAでも活躍する井上戦を前にDREAMERS後の八木はどのような想いでいるのかと──尋ねた。


──八木選手は格闘DREAMERS出演で、すっかりとこちらが知ったような気持ちになってしまっているのですが、初めましてということで宜しくお願いします。

「アハハハ。こちらこそ、宜しくお願いします」

──その格闘DREAMERSで、LDHとの契約はならずとも仮契約という話もありましたが、固辞しました。改めて、その理由を教えていただけますか。

「そうですね……。仮契約という評価は頂けたのですが、実力はまだ全然です。理想は皆に納得してもらって契約という結果が欲しかったので、仮契約という評価に甘えたくないというのはありました」

──京都に基盤があるということも影響しましたか。

「いずれは行きたいという気持ちもありますが、このタイミングで東京で生活する基盤を築くには引っ越しから仕事から、色々と準備が必要ですし、そうなると練習にも影響が出るというのも考えました。今は関西で力をつけようという想いがありました。

格闘技を始めて7年ぐらいですけど、半年間の格闘DREAMERSは本当に大きなことで、貴重な体験をさせてもらったと……終わってから色々と気付くことが多いです。

LDHという大きな組織が、世界で戦う目標を持つ選手たちをサポートしてくれる。ガチでUFCやONEで戦う選手を育成している。そういう環境があり、少しの間でも皆と時間を共有できた。本当に大きな経験です」

──八木選手はUFCで世界一になると口を揃えるオーディション参加者のなかで、カラーが違うのかなと見ていて感じました。実際、髙谷さんとも話した時に『八木は頑張っていたけど、UFCとかじゃないような気がしました』と言っていましたし。

「そうですかぁ……髙谷さん、お見通しですね。DREAMERSの皆にとって世界はUFCだったのですが、僕は個人的にはONEが目標だったんです。僕は母親がフィリピン人で、小学校の時から日本で育っているのですが、大学卒業後に13年振りに母に会うためにフィピンに行ったんです。

それから毎年会おうと思っていたら、2年後にコロナになってしまって実際は2回しか会えていないのですが、マニラに滞在している時に友達とかと話していると、本当にONEが浸透していました。

だからONEが夢だったし、また渡航が可能になったらバギオのチーム・ラカイに行きたいと思っています」

──なるほどぉ、人それぞれですからね。DREAMERSに参加した選手たちは、修斗などでプロデビューが決まっている選手も複数名見られます。外敵も含めるとパンクラス、DEEPとDREAMERSに関係した選手のデビューラッシュという感じですが、八木選手はGLADIATORを選びました。そして対戦相手はGROUND COREの井上啓太選手です。

「実は井上選手は、僕が以前にGROUND COREに通わせてもらっている時に寝技を教えてくれていた選手なんです。

まさか戦うことになるとは……複雑といえば複雑です」

──とはいえDREAMERSでやってきたことが何だったのか、その答が出る試合でもあります。

「DREAMERSのシーズン1は終わりましたが、最終選考の時の(中村)倫也君の『この試合で負けたら、今のポジションは返上する』という覚悟とか……傍で見てきました。

僕自身、負けて格闘技を辞めるということはなかったと思いますけど、(高木)オーディン(祥多)に勝てて格闘技だけでなく、人生の分岐点になったと思います。

これからも僕はDREAMERSの八木だって絶対に言われると思うんです。そこで情けない姿は見せられないです。DREAMERSのほとんどが関東で練習しているので、僕も関西でやっているんだっていうことを見せていきたいです」

──将来的にはDREAMERSという言葉なく、八木敬志という名前で独り立ちしないとけないです。

「そうですね、ONEに行くためにGLADIATORで勝ち続けて修斗やRoad to ONEで成長した姿を見てもらえるようになりたいです」

──ではその一歩となる日曜日の試合に向けて、改めて意気込みほどをお願いします。

「寝技では井上選手の方が強いかもしれないですけど、打撃で攻め続けて、スタミナを削ります。この半年間、寝技の防御力も上がりました。ただ井上選手は身長も高いですし、ぶっちゃけKOよりも印象を良くして判定で勝てればと思っています」

■GLADIATOR014対戦カード

<フェザー級/5分2R>
土井”聖帝”潤(日本)
中村公彦(日本)

<ライト級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
DJマルコ(日本)

<フェザー級/5分2R>
上田祐樹(日本)
ゆうと(日本)

<バンタム級/5分2R>
井口翔太(日本)
丸山幹太(日本)

<フライ級/5分2R>
N.O.V(日本)
木村旬志(日本)

<ライト級/5分2R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
稲葉祥真(日本)

<バンタム級/5分2R>
坪内一将(日本)
道端正司(日本)

<ウェルター級/5分2R>
井上啓太(日本)
八木敬志(日本)

<フェザー級/5分2R>
延命そら(日本)
木村総一郎(日本)

<ライト級/5分2R>
宋鬼子(日本)
谷口軍曹(日本)

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Interview J-CAGE LDH FBA S01 ONE ブログ 中村倫也 八木敬志 宇佐美正パトリック 岡見勇信 漆間將生 髙谷裕之

【LDH FBA S01】格闘DREAMERSを終えて、岡見勇信─02─「良い意味で僕は追い詰められています」

【写真】大役を担った髙谷裕之と共に良い笑顔を見せる岡見。次は現役として、ONEミドル級での存在感を示して欲しい (C)MMAPLANET

15日(土)に最終話が中継されたABEMAで格闘オーディション番組「格闘DREAMERS」。LDH martial artsとの契約を賭けた最終オーディション参加者を厳しくリードして、温かく導いて岡見勇信インタビュー後編。

4月26日(月)、都内某所で開かれた最終選考大会を終えた直後に安堵の表情を浮かべ、充実さと疲労感を同時に漂わせていた岡見にオーディションを終え、これからの現役生活に与える心理的影響を尋ねた。

<岡見勇信インタビューPart.01はコチラから>


──シーズン2の発表もありましたが、契約内容を公開してこれだけの環境で練習できるとアピールしないと、この厳しい練習や試合をみて参加者が集まりますかね(笑)。

「アハハハハ。ねぇ、これめっちゃキツイですよ。僕らも最初だから、どこまでゴーサインを出して良いのか、ストップの見極めとか難しかったところがあります。初めての経験だったので。

でも、選手と常に接していることで行ける、ダメだというのは分かってきました。ただし、求めているモノは高いので……生半可の気持ちの人間には、それは厳しくなるでしょうね……シーズン1を視てしまうとね。

今日の試合だって運任せじゃないですけど、どう着地できるのかなって……。僕らとしても彼らの練習、コンディション、格闘技に向き合う気持ちを創るために最善を尽くしたつもりですが、試合はやってみないと分からないものなので。本当にどうなっちゃうんだろうなって不安でした。

漆間も厳しい試合でしたけど、30-27が2人もいるのかって……。

1人は29-28で漆間だったじゃないですか、でも30-27がつくんだって驚きました。そういう気持ちになることが、冷静じゃなかったんだなって。

吉村選手はアマ・パンクラスとDEEPのフューチャーキングTで7試合連続KO勝ちしている選手だけあった、本当に強かった。もう少しテイクダウンを取って背中をつけさせる時間が欲しかったですね」

──これから期待できる選手、情が移った選手も契約するか否ということを考えると不合格にせざるを得なかった。

「……。そうですね……」

──そして2人のLDH martial artsファイターが誕生としました。中村倫也選手に関しては既に所属していたのですが、抜群の資質があり志も高い。宇佐美正パトリック選手、あのボクシングを見てもポテンシャルの高さは間違いないです。

「倫也はもうある程度の力があります。

もちろん、UFCで戦うという彼の目標を考えると、色々とやらないことはありますが。

パトは左手をケガしているから使うなといっていても、『僕は左の選手なので、打ちます』って言い切って。

でも、次からはケガをしていると使わせません」

──次世代を育て、日本のMMAのマイルストーンになるやもしれないオーディションが終わりました。ここからは指導者でなく、業界のリーダーでもなく、がけっぷちの現役選手としての活動再開です。

「アハハハハ。いやいや、もちろん最後までやり切ります。彼らの姿を見てもそうですけど、僕自身を着地させないといけないですからね。それはもう忘れていないです。彼らを指導しながらも、自分が強くなるといことを考えてコンディションも創ってきています」

(取材の横で関係者と立ち話をしていた)髙谷裕之 岡見はそんなこと言っているけど、番組の打ち合わせとか全部に僕に任せて、自分の練習ばっかりやってきたので、そこは問題ないですよ(笑)。俺に任せすぎだろうって。

「いやいやいや、髙谷さん!! そこはホラ、役割というものがあるじゃないですか(苦笑)」

──『格闘DREAMERSでアレだけ言ってんだから、お前、もっと出ろよ』という意見が試合を見て出てくるからもしれないですね(笑)。

「いやいやいや、本当にソレ辞めてください(苦笑)。それはもう、偉そうに言うのが僕の役割ですから……。でも、そういうこと言われるんだろうなぁ……それが現役兼指導者の辛いところですよ(笑)。

とはいっても、背中を見せないといけないというのはあります。僕自身、コレを経験したことで強くなっていないと」

──ということで次戦の予定というのは?

「(小声になって)まだ決まらないんですよ」

──なぜ小声に(笑)。

「アハハハ。本当ですね。まぁ、この間にちょっとしたケガも直せたというのは良かったのですが、体調も良いので試合をしたいですね」

──現役として強い岡見勇信を期待するという点は、なんら変わりないのでお願いします。

「もちろんです。さっきも言いましたけど、コレを経験して自分も情けない、弱い姿を見せることはできないです。彼らとこうやって接してきたわけだし。

彼らに指導し、偉そうなことを言ってきたのだから、あの頑張りを見ていると自分だってやらないといけないという気持ちになります。試合で情けない姿は見せられない。引けないです。

八木君とかに偉そうに、酷いこと言ってきましたからね(苦笑)。

でも彼はこっちが言ったことをしっかりとやりきった。それだけ覚悟があって戦っていたということですよね。

格闘DREAMERSを経験して、良い意味で僕は追い詰められています」

■格闘DREAMERS最終オーディション試合結果

<バンタム級/5分3R>
中村倫也(日本)
Def.1R0分42秒 by TKO
新井拓己(日本)

<72 キロ契約/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
Def.2R2分06秒by TKO
日高健太郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋涼(日本)
Def.2R3分46秒by 腕十字
斎藤奨司(日本)

<フェザー級/5分3R>
吉村海渡(日本)
Def.2-1
漆間將生(日本)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
Def.1R0分18秒by TKO
高木オーディン祥多(日本)

<フェザー級/5分3R>
柳田龍彌(日本)
Def.1R0分29秒by TKO
岡田達磨(日本)

<バンタム級/5分3R>
山内渉(日本)
Def.3-0
安永吏成(日本)

<63キロ契約/5分3R>
鈴木崇矢(日本)
Def.2R5分00秒by TKO
平本丈(日本)

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J-CAGE Report WARDOG26 ダニエル・シウバ ブログ 八木敬志 未分類

【Wardog26】果てしなく続いたスクランブル戦。パンチ絡めたシウバが八木に競り勝ち暫定チャンプに

【写真】予想を上回るタフファイトを辛くも制し、暫定ウェルター級王者となったダニエル・シウバ(C)WARDOG

25日(日)、大阪市港区の弁天町世界館でWARDOG CAGE FIGHT26 が開催された。ここでは疲労困憊、ノンストップのスクランブル戦となったWardog暫定ウェルター級王座決定戦=ダニエル・シウバ✖八木敬志のタフファイトを振り返りたい。


<Wardog暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
ダニエル・ゴメス・ダ・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
八木敬志(日本)

左ハイをいきなり2発見せた八木が組んで、シウバをケージに押し込む。押し込み返したシウバが小外掛けでテイクダウンも、八木はすぐに立ち上がり逆に腰に乗せて投げる。シウバも即スタンドに戻り、2度目の首を固められての払い腰に対し、投げた直後にその勢いを利用して回転し上を取る。八木はここも直後に手をついて立ち上がり、ボディロックを耐えているとシウバは自ら引き込んでしまう。

立った状態で殴ろうとする八木に対し、シウバは足を効かせて入らせない。そして足が払われそうになると、後方回転から足関節を狙う。コレをすかしてバックに回った八木は両足をフックし、バックマウントを完成させる。襷を取った八木に対し、シウバは手首を掴んで防御に徹する。残り1分を切り、シウバが亀になると八木が足のフックを解く。シウバは引き込んでバタフライガードも、足を越えた八木がマウントを奪いパンチで攻め込み、初回を取った。

2R、八木はローから左ミドル、シウバは左を当てて組みつくとシングルでテイクダウンを決める。ケージを使って立ち上がった八木は、離れたシウバのシングルを切ってバックに回る。初回同様、両足をフックした八木が絞めを狙うも、シウバは胸を合わせスクランブルからケージに押し込み、シングルで上を取り返す。八木のギロチンをパスで防いだシウバだが、スクランブルの状態で小外掛けを潰されバックを取られる。

正座状態で両足をフックされたシウバは、亀になると八木がフックを解除する。ここでシウバは引き込み、すぐさまサイドを取られてしまう。足を戻したシウバ、左足を抜いた八木がパウンドで攻めトップをキープする。八木の肩固めのタイミングの仕掛けに、シウバがブリッジでリバーサルを決める。直ちに両者がスタンドも戻り時間となり──スクランブルが続き、判断の難しいラウンドとなった。

3R、シウバは後ろ回し蹴り、八木が右オーバーハンドを繰り出す。両者揃って、スタミナの消耗が激しくなるなか、左を出し合う。八木の右ローに組んでテイクダウンを決めたシウバがサイドで抑えこむ。背中を預けて立ち上がった八木は、胸を合わせるも小外掛けですぐに下にされる。パスを決めたシウバがボディにパンチを入れ、八木は正対して立ち上がる。

シウバはアッパーを見せてシングルレッグ。背中をつかされた八木も、ケージを使って立ち上がる。またも小外を決めたシウバはスクランブルでヒザを入れ、首を抱えに来た八木をボディロックテイクダウンで倒し、バックから勢いのあるパンチを打っていく。八木は首を取りに来たシウバを前方に振り落としリバーサル、左右のパンチを必死に振り落とトップをラウンド終了も、シウバが明確にラウンドを取った。

4R、右に続き左を当てたシウバ。ダブルレッグでドライブした八木が、ケージに詰めてテイクダウンを奪う。八木はマウントに移行し、シウバはハーフからフルガードに戻すと、足関節へ。トーオールドを防ぎ、バックに回った八木が両足をフック。八木はバックコントロールに戻り、自ら後方に倒れて、ケージ際に詰まってしまうが両足をフックしにかかる。亀になったシウバは八木を前方に落とし、パンチを入れてスタンドへ。シウバはすぐに組みつき、八木の首投げにバックを取りに行く。

ケージに押し込まれた状態で、結果的に八木に上を取られたシウバはハーフガードもパンチを落とされる。左腕を差したシウバ、八木はギロチンからがぶりに移行する。シウバのフリップで両者が仰向けになった状態から、試合はスタンドに戻りパンチの交換後にシウバがテイクダウンを決め、バック&RNCへ。腰を押して、上を向いた八木がエスケープに成功しラウンド終了──パウンド分、微差でシウバのラウンドとなったか。

5R、両者ローを蹴り、八木のジャブに対しシウバが思い切り右アッパーを打ち込む。シウバのシングルを切りつつエルボーを入れる八木だが、バックを譲り前方に崩される。フック前に絞めを狙ったシウバに対し、八木は胸を合わせて立ち上がり、ダブルアンダーフックに取る。引き込むように下になったシウバだが、ハーフ&ブリッジでスイープに成功する。バックを譲った八木が、胸を合わせて立ち上がる。即、小外を決めたシウバ。八木もすぐに立ち上がる、

最後の5分で動きが良くなった両者だったが、ケージに押し込まれたシウバのヒザが八木の急所に当たり試合が中断される。2分ほどインターバルを置いて再開され、フックから組んだ八木はワキを潜られてバックを許しそうになりなるが、首を固めて耐える。シウバはシングルからバックに回るが、やがて正面を向いて距離を取ると、ワンツーからスリー&フォーとパンチをまとめる。ここで八木は組みを選択し、シウバをケージに押し込む。

頭を押し、エルボーを入れたシウバはギロチンからがぶり、小外掛けで上を取る。しかし、抑えこむことはできず、八木がスクランブルに持ち込み離れてダブルレッグへ。シウバがスプロールし、死力を尽くした一戦はタイムアップに。

結果、攻めを凌ぐ数の多さで八木の頑張りが印象に残る内容となったが、ジャッジ3者とも48-47で能動的に攻めたシウバを支持する。八木はコール後に覆わず座り込み──暫定ウェルター級王者も崩れて涙を浮かべると、敗者の手を挙げて健闘を称え合った。

能動態のシウバと、攻められてから逆襲の八木。本当に差がなかったことで、このわずかな違いがベルトを持ち主を決めることとなったか。いぜれにせよ、死力を尽くしたスクランブル戦は見ごたえタップリたった。

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J-CAGE News WARDOG26 ダニエル・ゴメス ブログ レアンドロ・クサノ 八木敬志

【WARDOG26】ダニエル・シウバ✖八木敬志が暫定ウェルター級王座を賭けて対戦。レアンドロ・クサノも

【写真】このベルトをきっかけに飛躍を果たすことがあるのか。暫定王座決定戦に出場するゴメスと八木(C) WARDOG

25日(日)、大阪市港区の弁天町世界館で開催されるWardog26の全容が明らかとなっており、興味深い暫定王座決定戦が組まれている。

同大会でダニエル・ゴメス・ダ・シウバ✖八木敬志の間でWardog暫定ウェルター級王座決定戦が行われる。今回暫定王座決定戦が組まれるのは、柿原勇気代表によると「正規王者チョモランマ1/2選手が世の中の情勢を含め、県独自の発令した注意警報により福井県外で試合をすることが困難なため、当人やジムの代表と協議をかさねた結果、暫定王者を冠することに決定」したとのこと。

新型コロナウィルス感染状況が終息といわずとも、一定の見通しが立てば今回の試合で勝利した暫定王者と統一戦を戦うことになる見込みだ。


ダニエル・ゴメスはMMA戦績9勝6敗1分で、ブラジルはサンパウロ出身のファイターだ。Costa Combatという大会で2階級を制し、9つの勝利のうち7試合が一本勝ちのゴメスは、チーム・ダニエル・ピッチブルという自らのチームを持ち、当時はアンデウソン・シウバ デミアン・マイア、ヴィクトー・ベウフォートらと練習したこともあったという。

日系ブラジリアンの夫人とともに来日し、当初が静岡のカルロス・トヨタ門下=ハードノックスに所属していたが、仕事の都合で滋賀県に引っ越すとブラジリアン・コミュニティは当地にも存在していたが、MMAの練習場がなかなか確保できなかったという。

そこでゴメスは元Wardogバンタム級チャンピオンの神野翼の下を尋ね、ブラザーフッド滋賀チームを甲賀市に起ち上げ、現在は日本人とブラジル人を合わせたチームを引っ張っている。

昨年3月の「GRACHAN 44 x BRAVE FIGHT 22」でエドモンド金子に判定負けを喫しているが、ゴメスは「92キロから72キロまで落として、体調不良だった。あれが自分の実力だとは思わないでほしい」と言っている。

「八木選手についてはリスペクトはしているけど、キャリアが違うので私が勝つ」と言い切ったゴメス。対する八木は、ラグビープレイヤーとして中学時代に京都府代表になり、後に地下格闘技とボディメイクの大会に並行して出場、THE OUTSIDERで活躍してきた。

今回の暫定王座決定戦に関して「対戦相手のダニエル選手に対しては、何の感情もないです。試合に勝つだけです」と言っているという。

また今大会にはウェルター級2回戦で草野レアンドロが出場し、輝也と対戦する試合も注目だ。小川柔術時代から活躍し、自らの城=草野道場を立ち上げてからも2016年にJBJJF主催第1回全日本マスター柔術オープンで二階級制覇を成し遂げ、アジアでミディアムヘビー級3位。2017年にはジャパニーズ・ナショナル無差別級3位、ムンジアルに出場。昨年の全日本マスターオープンのマスター1無差別級を制しているクサノは、Wardogではグラップリング戦に出場し腕十字で完勝している。

WardogでのMMA出場は初めてとなる38歳、関西の小径ケージ大会から本格的にMMAにチャレンジしていくのか。楽しみなクサノの参戦だ。

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