カテゴリー
JJ Globo News SUG19 アマンダ・ローウェン イリマレイ・マクファーレン ジェシカ・アイ ブログ メイソン・ファウラー リッキー・シモン リッチー・ブギーマン・マルチネス ロクサン・モダフェリ 石井慧

【SUG21】ロクサンが女子王座に挑戦。UFC✖Bellator対決、石井慧は3大会連続出場&タッグマッチも!!

【写真】UFCの合間にSUG、素晴らしいファイター人生を送るロクサンだ(C)Zuffa/UFC
Zuffa/UFC

28日(日・現地時間)に開催予定のチェール・ソネン率いるSubmission Underground=ケージ使用のノーポイント&サブオンリー大会、21度目のイベントのカードが出揃った。

SUGでは男子アブソリュート級と女子王座を認定しているが、ポートランド州オレゴンで開催されるSUG21ではアブソリュート級チャンピオンのメイソン・ファウラーと、女子王者アマンダ・ローウェンの両者が防衛戦に挑む。


(C)SUG

昨年7月にクレイグ・ジョーンズをOTで破り王座を獲得したファウラーは、ダイレクトリマッチもOTで勝利し初防衛に成功。

すると12月には連戦で石井慧、ライアン・ベイダーを破っている。今回が早くも4度目の王座防衛戦となるが、チャレンジャーは10thPlanetサンディエゴの雄リッチー・ブギーマン・マルチネスだ。

(C)SUG

ブギーマンは昨年、SUGで5試合をこなし4勝1敗。

オースチン・ヴァンダーフォードのOTで敗れた以外は、ジェイク・シールズ、C.Bダラウェイに一本勝ち、ベン・アグリとケヴィン・ケイシーにはOTで勝利している。

ファウラーはOTキングのような本戦では勝負に行かないスタイルを徹底していたが、石井とベイダーというMMAファイターを相手にすると一転、攻め=積極的なサブミッション狙いの戦いをし、スコアリングと一本のどちらでも勝てる実力&試合巧者ぶりを見せている。

そのファウラーがブギーマンのエディ・ブラボー流柔術に対して、どのような姿勢で臨むのか興味深い。またファウラーはこの試合から僅か5日後にテキサスで開かれるThird Coast Grapplingでインヴァーテッドもスクランブルも強いウィリアム・タケットとのマッチアップも決まっている。

(C)SUG

一方、SUG19でUFCファイターのフェリシア・スペンサーに腕十字を極めてチャンピオンになったローウェンの初防衛戦の相手は、ハッピーウォリアーことロクサン・モダフェリに決まった。

UFCで確固たる地位を築いているロクサンだが、日本でも慧舟會流の寝技と柔術を身につけ、根幹には組みがあるMMAファイターだ。

MMAではアマしか経験していないローウェンだが、柔術家としての評価は当然ロクサンより高い。そんなローウェンは引き込み上等の選手だけに、パンチ有りで下にならないMMAのグラップリング能力を高めてきたロクサンが、逆に引き込むという展開も見てみたいものだ。

そのロクサンは、昨年10月にもHunter Proでグラップリング戦を戦っており、積極的に試合をこなしてきた。1月にヴィヴィアニ・アロージョに敗れ、5月にはタイラ・サントス戦が決まっているなかでのロクサンのタイトル挑戦は、チェール・ソネンのプロモート力を発揮したカードといえる。

そんなソネンの影響力の高さという点においては、グラップリングながらUFC✖Bellatorというマッチアップが実現し、UFC Fight Passで配信されることほど如実に表していることはないだろう。

それがジェシカ・アイ✖イリマレイ・マクファーレンのマッチアップだ。UFCでは連敗中とはいえフライ級のタイトルコンテンダーだったアイと、12月に王座陥落した元ベラトール女子フライ級王者マクファーレンの一戦は、夢の顔合わせといっても過言でない。

アイはSUGでは4年前にミーシャ・テイト、昨年6月にはローウェンに敗れており、MMA柔術の強さは定評があるが、今回の試合は劣性が予想される。というのも最近こそ打撃とトップを取るMMAを展開してきたマクファーレンだが、その実ブギーマンの愛弟子で10thPlanetムーブを理解し抜いているグラップラーだ。

(C)BELLATOR

さらにいえば掌底有りのコンバット柔術で果敢にハーフガードからの攻めや足関節を仕掛け、最後はOTで勝利し初代女子フライ級王者に輝いている。

腕十字から見事な三角絞めのスイッチなど、打撃のないなかでマクファーレンがどのような柔術を見せることができるのか、非常に興味深い。

(C)SUG

また今回も石井慧の出場が決まっており、石井はSUGに3大会連続で戦うこととなった。

これまでファウラーとクレイグ・ジョーンズに敗れているが、SUGのアンダーカードで戦績を積んできたアンディ・ヴェレラを相手に初白星を挙げることができるか注目だ。

(C)Zuffa/UFC

さらにSUG7と11で実現したことがあったタッグマッチ・グラップリングが復活。

UFCファイターのリッキーと兄ジョン・シモンが組み、ウィリー・オードフリー&マイク・カーリアーと戦うことも決まっている。

The post 【SUG21】ロクサンが女子王座に挑戦。UFC✖Bellator対決、石井慧は3大会連続出場&タッグマッチも!! first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
News Preview UFC UFC ESPN20 ブログ マノン・フィオホ ムニール・ラジズ ロクサン・モダフェリ ヴィクトリア・レオナード ヴィヴィアニ・ゴメス

【UFC ESPN20】計量終了 マグレブから世界へ、ムニール・ラジズ。オープニングにUAEW王者フィオホ出場

【写真】チュニジア人ファイター=ムニール・ラジズのような選手の存在が、MMAの広がりを実感させてくれる(C)Zuffa/UFC

19日(火・現地時間)、明日20日(水・同)にUAEはアブダビのUFC Fight Islandで開催されるUFC ESPN20「Chiesa vs Magny」の計量が行われた。

ナルトのコスプレでフェイスオフを行ったロクサン・モダフェリ、対戦相手のヴィヴィアニ・アロージョと共に126ポンドでパス。

全14試合、28人ものファイターが出場する今大会だが、1人の体重オーバーも見られなかった。


左がフィオホ。長身でフィジカルも強い空手家

ロクサンとヴィヴィが日本に関係あるファイターなら、UAEやアラブに関係しているファイターもFight Island大会らしく出場している。

オープニングファイトでInvicta FCからコンテンダーシリーズを経てステップアップを果たしてきたヴィクトリア・レオナードと対するマノン・フィオホは去年の11月にUAE Warriors女子フライ級王者に輝き、オクタゴン入りを果たしたフランス人ストライカーだ。

MMA戦績は5勝1敗ながら、アマではIMMAFで世界王者になり、南アフリカのEFCワールドが行ったリアリティTVショーのThe Fighter TVで優勝するなど、プロレコードに残らないパウンド有りの試合を10戦近く経験している。

プロデビュー後は、3戦目でEFCの女子フライ級のベルトを巻いたフィオホは170センチの長身ファイターで、ベースは伝統派空手。7歳から始めたこのセミコンタクトのポイント制空手ではフランス王者に3度輝き、12勝0敗という戦績のムエタイでもフランスでチャンピオンになるなど、MMA以外の競技実績をしっかり積んで来ている。

柔術でも紫帯のフィオホだが、まだ打撃と組みの融合は進んでいるとはいいがたい。それでも──こと打撃に関しては、レオナードの上を行くこと間違ない。ダメージを当ててからは寝技勝負も可能だが、打と組みの間をレオナードが衝くとどうなるのか──コンテンダーズ上がりと、中東のフィーダーショー出身ファイターの興味深いオープニングファイトだ。

フィオホがUAE Warriors出身なら、セミでオクタゴン2戦目を戦うムニール・ラジズはチュニジア生まれのファイターで、ドバイのシャウン&タム・カーン・ジムの所属。

Desert Force、Phoenix FC、BRAVE CF、そしてUAE Warriorsで戦績を積み重ねた生粋のアラビックMMA育ちといえるストライカーだ。キャリア唯一の敗北はバーレーンの重鎮エルダル・エルダロフとBRAVE CFスーパーライト級王座を賭けて戦った際に判定負けした試合のみ。

7月のUFC初陣では体重超過アブドゥル・ラザクを相手に打撃でリードするばかりか、テイクダウンも奪い解消している。対戦相手のヴァルリー・アウベスもパワフルな打撃と、カウンターのギロチンを得意としており、過去にはコルビー・コヴィントンもギロチンで下している。アウベスの圧力を前蹴りやローを効かして突き放して、削ることが可能ならラジズは世界最高峰のウェルター級でトップ10から上を目指すことができるマグレブ(北アフリカ)MMAのパイオニア・ファイターとなることが現実味を増してくる。

■視聴方法(予定)
1月17日(水・日本時間)
午後11時~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN20計量結果

<ウェルター級/5分5R>
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス: 171ポンド(77.56キロ)
ムニール・ラジズ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イケ・ビジャヌエバ: 206ポンド(93.44キロ)
ヴィニシウス・モレイラ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ: 126ポンド(57.15キロ)
ヴィヴィアニ・アロージョ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム: 126ポンド(57.15キロ)
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
レオン・マーフィー: 146ポンド(66.22キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ: 186ポンド(84.37キロ)
トム・ブリーズ: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 136ポンド(61.69キロ)
ゲェータノ・ピヘロ: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
スムダーチー: 126ポンド(57.15キロ)
ザロック・アダシェフ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルシャ・ランジョンブラ: 186ポンド(84.37キロ)
マルクス・ペレス: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェローム・リヴェラ: 126ポンド(57.15キロ)
ラフンシスコ・フィゲイレド: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 154.5ポンド(70.08キロ)
メイソン・ジョンズ: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 135ポンド(61.24キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード: 125.5ポンド(56.92キロ)
マノン・フィオホ: 126ポンド(57.15キロ)

The post 【UFC ESPN20】計量終了 マグレブから世界へ、ムニール・ラジズ。オープニングにUAEW王者フィオホ出場 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Preview UFC UFC ESPN20 ブログ ロクサン・モダフェリ ヴィヴィアニ・ゴメス

【UFC ESPN20】連戦のUFCで、J-MMA由来の女子戦=ロクサン・モダフェリ✖ヴィヴィアニ・アロージョ!!

【写真】ロクサンが真っ向勝負を我慢できるかも、勝負のカギとなりそうだ(C)Zuffa/UFC

20日(水・現地時間)、UAEはアブダビのUFC Fight IslandでUFC ESPN20「Chiesa vs Magny」が開催される。

前回大会から僅か4日、続くビッグファイトまで3日という間隔で行われるUFC──今大会のメインカード女子フライ級マッチでJ-MMA所縁のファイター同士の対戦が組まれた。


2003年のデビューから2013年のTUF18まで日本を拠点に活動し、今やハッピーウォリアーの名が全米に浸透したロクダン・モダフェリは2017年の2度のUFC参戦以来、常に負け、勝ちを繰り返してきたが、ここで初めての連勝を狙う。負けと勝ちを繰り返す──現状で4勝4敗、世界最高峰の戦いで連敗がないのだから大奮闘といえるが、ロクサンとしては昨年6月のローレン・マーフィー戦を落としてなければ、タイトル戦に相当近くなっていたという想いはあるだろう。

それでも10月にアンドレア・リーを下したロクサンの対戦相手は、ストロー級QOPから、UFCにステップアップしたヴィヴィアニ・アロージョだ。日本では僅か2戦に留まっているが、三浦彩佳、藤野恵実に完勝しており、ヴィヴィの愛称とともに強く日本のファンの記憶に残っている。

日本で戦っていた時よりも2階級上のバンタム級で契約するチャンスを掴み、伸るか反るかの勝負で勝利を手にしたヴィヴィは、フライ級に落として通算3勝1敗というレコードをオクタゴンで残している。

両者揃って柔術の黒帯、いわゆるムエタイやボクシングという打撃とフィジカルではヴィヴィがロクサンを上回っているか。ただし、ロクサンのMMAというフィールドにおける工夫された打撃は、ヴィヴィのパワフルなパンチの掻い潜り、ビッグショットを打ち込むことも可能だ。

そうなった時に、思いのほかアウトボックスに転じることができるヴィヴィが、どのような反応を見せるのか。体を限界に追い込む、頭脳戦──シーソーゲームになると、全く試合の行方は読めなくなる。

そんな勝負だからこそ、勝者はタイトル挑戦に向けて大きな一歩をなるマッチアップといえるだろう。

■視聴方法(予定)
1月17日(水・日本時間)
午後11時~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN20対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
マイケル・キエーサ(米国)
ニール・マグニー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
ムニール・ラジズ(チュニジア)

<ライトヘビー級/5分3R>
イケ・ビジャヌエバ(米国)
ヴィニシウス・モレイラ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ(米国)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム(米国)
マット・シュネル(米国)

<フェザー級/5分3R>
レオン・マーフィー(英国)
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ(ロシア)
トム・ブリーズ(英国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(豪州)
ゲェータノ・ピヘロ(ベルギー)

<フライ級/5分3R>
スムダーチー(中国)
ザロック・アダシェフ(ウズベキスタン)

<ミドル級/5分3R>
ダルシャ・ランジョンブラ(コンゴ民主共和国)
マルクス・ペレス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ジェローム・リヴェラ(米国)
ラフンシスコ・フィゲイレド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
メイソン・ジョンズ(英国)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード(米国)
マノン・フィルホ(フランス)

The post 【UFC ESPN20】連戦のUFCで、J-MMA由来の女子戦=ロクサン・モダフェリ✖ヴィヴィアニ・アロージョ!! first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Report UFC UFN ESPN+35 UFN177 アンドレア・リー ブログ ロクサン・モダフェリ

【UFN177】ロクサン、タフファイトをテイクダウン&コントロールで競り勝ちリーを返り討ち

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アンドレア・リー(米国)

左ジャブら右を入れるロクサン、リーも右を返す。リーは右ロー、ロクサンは蹴り足をキャッチしてテイクダウンも、すぐに起き上ったリーがクリンチへ。ダーティーボクシングから離れたロクサンが左ローを入れる。前に出てワンツーのロクサンは、右を当てて組みに行くも、リーが首投げでテイクダウンを決める。下になったロクサンは右腕を差し、ダースを避けつつハーフへ。エルボーを落としたリーに対し、ロクサンは足を引いて立ち上がることに成功した。

ケージにリーを詰めて、ボディッロックテイクダウンを決めたロクサンは、サイドからハーフに入ってワキ腹にパンチを打ち、肩固めを狙う。リーも反応し、頭を抱えるように防ぐ。ロクサンは右のパンチ、エルボーを落とし、サイドバックでコントロールしパンチを連打する。リーはシングル&ボディロックでバックへ。ロクサンは立ち上がってケージに移動してウィザーで、テイクダウンを防いだ。

2R、左フックを当てたリー、ロクサンも左を返すが、直後に左フックを被弾する。リーは左右のロー、ロクサンはワンツーで下がらされ左ミドルを受けそうになる。スイッチから左の蹴りを狙うリーに対し、ロクサンは殴られながら殴る展開に。ワンツーから前に出るロクサンだが、リーが左リードから右ローを蹴る。

さらに左ミドルを蹴ったリーが、ワンツーで前に出る。ロクサンも蹴りにパンチを合わせに行くが、首相撲で崩される場面も。すぐにスタンドに戻ったロクサンは続く首相撲からの崩しで尻もちをつき、即スクランブルへ。スピニングバックエルボーを入れたリーは、パンチの追撃を見せる。続くスピニングバックフィストをロクサンはかわすが、左右のローで蹴られる。残り30秒、左ミドルをキャッチしてテイクダウンしたロクサン。ダメージを与えたい場面だが、リーが足を効かせラウンドを取り返した。

最終回、左右のローを引き続き蹴るリーが、左アッパーを突き上げる。リーは右カーフ、左アッパー、右ボディ、ロクサンは左ジャブの次が欲しい。入れないロクサンは左右に回りながらステップイン&ジャブ。前に出るリー、スピニングバックフィストに組みついたロクサンが残り2分でボディロックテイクダウンを決める。

ハーフで抑えて左のパンチを入れるロクサン、左を差したリーが立ち上がる。ロクサンはもう1度、ボディロック&小外掛けを決めてトップに。ハーフで抑えると、リーがニーシールドガードから、スイープの仕掛け──最後はシングルでリバーサルに成功してタイムアップを迎えた。

打撃は3ラウンドともリー、ロクサンのトップコントロール=初回と最終回がどのように判断されるか。結果、ロクサンは29-28を3票集め判定勝ち、リーを返り討ちとした。テイクダウンとコントロールで競り勝ったロクサンだが、それは打撃が成長した結果だ。「スーパーハッピー。ハードトレーニングのおかげで勝てたわ。前回のリーとの試合からずっと成長したし、打撃も成長したの。コーチのおかげ」とロクサンは笑顔を見せた。


カテゴリー
Preview UFC UFN ESPN+35 UFN177 アンドレア・リー ブログ ロクサン・モダフェリ

【UFN177】アンドレア・リーと再戦、ルフィで計量パスのロクサン・モダフェリ「勝って日本へ行きます!!」

【写真】ONE PIECEのルフィでスケールに登場したロクサン (C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN177:UFN on ESPN+35「Waterson vs Hill」にロクサン・モダフェリが出場する。

6月のローレン・マーフィー戦で敗れているロクサンは、6年前にインヴィクタFCでスプリット判定勝ちを収めているアンドレア・リーと戦う。


ハッピーウォリアーがリーのトラッシュトークに反応したことでも注目を浴びる一戦、ロクサンとしてはタイトル戦線に踏みとどまるためにも負けられない戦いとなる。実はマーフィー戦前にロクサンは負傷し、レスリングのトレーニングを行うことができていなかった。この件に関しては、バーチャルメディアデーで「順調に回復したし、今回は最高のキャンプで準備も万全」と断言している。

目覚ましい打撃の成長を見せるロクサンは、それゆえにグラップリングとのバランスを崩しているのではないかという指摘に対しては、「私は打撃を成長させないといけなかった。そして、今では打撃でも寝技でも戦えるようになったわ。前の試合では成長を証明しようという意識が働いていたけど、今回はとにかく勝つことだけを考えて戦うから。打撃もグラップリングも使って、コントロールしドミネイトするわ」と話している。

リーも打撃も組みもできるウェルラウンダーで、そしてロクサンよりフィジカル的な強度は高い。その一方で、体ということでなく柔軟な戦いができるのはロクサンだ。

引き出し、選択肢が多いロクサンがリーの圧力を跳ね返すのではなく、すかして包み込むような戦いができるか。

そんなロクサンはMMAPLANETからの要望を受け、日本のファンに以下のように日本語でメッセージをくれた。

ロクサン・モダフェリ
「日本のファンの皆さん、いつも応援ありがとうございます。勝って帰ります。そして、明日の試合に勝ったら日本へ行きたいです」

■UFN177計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
ミッシェレ・ウォーターソン: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
カーマ・ワーシー: 155.5ポンド(70.53キロ)
オットマン・アザイタル: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー: 125.5ポンド(56.92キロ)
ロクサン・モダフェリ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン: 205.5ポンド(93.21キロ)
マイク・ロドリゲス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ライト級/5分3R>
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・アヴィラ: 135ポンド(61.24キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
ルーズベルト・ロバーツ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ケビン・クルーム: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 261ポンド(118.38キロ)
ロッキー・マルチネス: 258.5ポンド(117.25キロ)

<165ポンド契約/5分3R>
ブロック・ウェーヴァー: 164ポンド(74.38キロ)
ジェイリン・ターナー: 163.5ポンド(74.16キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ: 170ポンド(77.11キロ)
アンソニー・アイヴィー: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子フライ級/5分3R>
サビーナ・マゾ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジャスティーン・キッシュ: 125.5ポンド(56.92キロ)

カテゴリー
News UFC UFN ESPN+35 UFN177 アンジェラ・ヒル アンドレア・リー ブログ ミッシェレ・ウォーターソン ロクサン・モダフェリ ロッキー・マルチネス

【UFN177】計量終了 DEEPメガトン王者マルチネス、身長差10センチ&10勝10決着ののロマノフとUFC初陣

【写真】公称で身長差は10センチ。マルチネス、勝てば人気が出そうな絵面だ (C)Zuffa/UFC

11日(金・現地時間)、12日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN177:UFN on ESPN+35「Waterson vs Hill」の計量が行われた。

COVID19下で初めて行われたUFC249でカーラ・エスパルザに敗れたミッシェレ・ウォーターソンが、その翌週に攻勢に見えたクラウディア・ガデーリャ戦でスプリット判定負けを喫したアンジェラ・ヒルと戦う女子ストロー級がメインの今大会。

出場24選手に計量オーバーがなく、大会当日を迎えることとなった。


7月12日から12月12日まで24週で25大会を開くUFC、次週のAPEX大会を終えると9月27日にからは再び場所をファイトアイランドに移すことになっている。この連戦では谷間のような大会があるのも事実だが、それだけに試合結果によっては頭一つ抜け出すことが可能だ。

そんな性格を持つ今大会にDEEPメガトン王者のロッキー・マルチネスがオクタゴンデビューを果たす。地元グアムのロコ・プロモーションPXCでヘビー級王者に君臨し、アジア太平洋のヘビー級の頂点からRIZINも経験したマルチネスは、同じくUFC初戦となるモルドバのアレクサンドル・ロマノフと戦う。

アンコ型の体格とは対照的に、素早いハンドスピードと真っ向勝負が持ち味のマルチネスは、10勝0敗のフィニッシャー=ロマノフ戦の結果と内容によってはロイ・ネルソン的な人気を得ることもありうる。チームメイトのトレヴィン・ジョーンズが逆転KOでUFC初勝利を飾ったのに続けるか──注目だ。

■UFN177計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
ミッシェレ・ウォーターソン: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
カーマ・ワーシー: 155.5ポンド(70.53キロ)
オットマン・アザイタル: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー: 125.5ポンド(56.92キロ)
ロクサン・モダフェリ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン: 205.5ポンド(93.21キロ)
マイク・ロドリゲス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ライト級/5分3R>
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・アヴィラ: 135ポンド(61.24キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
ルーズベルト・ロバーツ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ケビン・クルーム: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 261ポンド(118.38キロ)
ロッキー・マルチネス: 258.5ポンド(117.25キロ)

<165ポンド契約/5分3R>
ブロック・ウェーヴァー: 164ポンド(74.38キロ)
ジェイリン・ターナー: 163.5ポンド(74.16キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ: 170ポンド(77.11キロ)
アンソニー・アイヴィー: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子フライ級/5分3R>
サビーナ・マゾ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジャスティーン・キッシュ: 125.5ポンド(56.92キロ)

カテゴリー
Interview Special UFC ブログ ロクサン・モダフェリ ローレン・マーフィー 岡田遼

【Special】岡田遼が語りたい、UFCプレリミ戦─06─ローレン・マーフィー✖ロクサン・モダフェリ

【写真】ロクサンのファイトが岡田の胸を突き刺した理由は? (C)Zuffa/UFC

修斗暫定世界バンタム級チャンピオン岡田遼が語りたいUFCプレリミマッチ。

第6回からは20日(土・現地時間)のUFC ESPN11で行われた女子フライ級戦=ローレン・マーフィー✖ロクサン・モダフェリ戦について話してもらった。


──本来は岡田遼のGreat UFCプレリミファイト、1カ月で3試合ということなのですが、どうしても語りたい試合がもう1つあると。

「ハイ。ねじ込ませてください(笑)」

──その1試合というのは?

「ローレン・マーフィー✖ロクサン・モダフェリのロクサンなんです。ロクサンがロックダウンの間も凄く練習しているって聞いていて。で、1月のメイシー・バーバーとの試合が良い勝ち方だったじゃないですか」

──ハイ。

「あの試合のイメージがあったので、『アレっ?』って感じがして。そう思わなかったですか」

──ローレン・マーフィーがこんなにデキるのか、と思って視ていました。

「マーフィー、強かったですねぇ。ロクサンは打撃が凄く伸びていて、ちゃんと練習してきたんだと思うんです。だから打撃ばかり使ってしまったような……。本当ならもっと組み技とか、臨機応変に使える選手のはずなのに。

怪我か何かで、余りレスリングに行けなかったのかと思ってしまうぐらい、寝技が強いのに打撃ばっかりになってしまったなぁっと。

打撃ができなかった時の組みへの執着心と、打撃ができるようになってから組みへの拘りって、やっぱり選手も変わってしまう。いや、本当に練習してきている選手だなっていうは、試合を見ていると伝わってくるんです。そして、余りにも練習してきたことを出して、正々堂々と戦い過ぎていて」

──ロクサンは試合の度に打撃の成長が見える。そんな選手です。

「そうなんですよ。まさにメイシー・バーバー戦なんて、本当に打撃が良くなっていた。思うのですが……ロクサンって僕と同じで、青木さんがいう『素養でいえばBクラス』の人だと思うんです」

──……。

「だからこそ、すごく真面目で、必死に練習してきたことで愚直なまでに勝負をしようとしていた。本当に良い人で頑張ってきた人が、そのままの人の良さで戦っていました。でもMMAってもっと狡くないと。勝つためにも狡猾になる必要もあります。

勝負になると愚直は美徳じゃない。それでも、人が良くて一生懸命にやってきたロクサンに、それを求めるのは僕の気持ちが苦しくなってしまって……。ロクサンって絶対に良い人なんだって、切なくなる試合でした。努力して、積み上げてきて」

──勝負だから勝ち負けは絶対です。でも戦っているのは人間で。ファイターだけど、人間。そこにロクサンらしい素晴らしさがあった。でも、試合は勝たないといけない。

「最終回になり、逆転を掛けて戦いたいロクサンに対して、マーフィーが上手く時間を使った。それでも、ロクサンは打撃でいくしかなかった。そして、打撃を効かせたようになった時にマーフィーがテイクダウンしてしまう。

それこそMMAなんです。でも、いくしかないって打撃で前に出るロクサンもMMAです。ただし、勝つために全力を尽くすってことでいえば、狡く戦うことも全てに含まれている。もちろん、反則はダメですよ。でも、ロクサンはああ戦わないと良さが出ないのかもしれないし。

僕とロクサンは同じで、素養ならBの選手です。でも、ロクサンは僕と違って良い人で、真っすぐで。僕もまぁ、努力ということでは負けていると思わないですが、性格は良くないし、腹黒です。だからこそ、ロクサンの真っすぐさが切なく、心に突き刺さる試合になりました」

カテゴリー
UFC ESPN11 UFC Result ジム・ミラー ジョシュ・エメット ブログ ロクサン・モダフェリ ローレン・マーフィー

【UFC ESPN11】試合結果 半端ない打撃戦でエメットがバーゴスに殴り勝つ。ロクサンはマーフィーに敗れる

【写真】ガチガチの殴り合いを制したエメット(C)Zuffa/UFC

20日(土・現地時間)、UFC ESPN11がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された。

第2試合に出場したロクサン・モダフェリは2Rにパンチを被弾し足が泳ぐシーンが見られ、3Rの勝負を掛けた打撃戦の最中にテイクダウンを許すなど取り切れず──ローレン・マーフィーに敗れた。

ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得したジョシュ・エメット✖ショーン・バーゴスは殴っても殴っても、効いた風でないバーゴスのローにエメットは苦しむ序盤だとなった。それでも勝負を投げずにやるべきことをやり抜くと、3Rに左でダウンを奪い勝ち切った。

UFC35戦目、ドナルド・セラーニと並び最多出場となったジム・ミラーは、腕十字で一本勝ちしパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも獲得している。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ジョシュ・エメット✖シェーン・バーゴス
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジム・ミラージャスティン・ジェインズ

UFC ESPN11「Blaydes vs Volkov」
<ヘビー級/5分5R>
○カーティス・ブレイズ(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
○ジョシュ・エメット(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×シェーン・バーゴス(米国)
<女子バンタム級/5分3R>
○ラケル・ペニントン(米国)3R
判定
×マリオン・ルノー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ベラル・モハメッド(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ライモン・グッド(米国)
<160ポンド契約/5分3R>
○ジム・ミラー(米国)1R2分25秒
腕十字
詳細はコチラ
×ルーズベルト・ロバーツ(米国)
<ライト級/5分3R>
○ボビー・グリーン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×クレイ・グィダ(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○ティーシャ・トーレス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ブレアナ・ヴァンビューレン(米国)
<ミドル級/5分3R>
○マフクアンドレ・バリユー(カナダ)2R4分50秒
TKO
×オスカル・ピホタ(ポーランド)
<女子フライ級/5分3R>
○ジリアン・ロバートソン(カナダ)3R4分32秒
RNC
×コートニー・ケイシー(米国)
<158ポンド/5分3R>
○ジャスティン・ジェインズ(米国)1R0分41秒
KO
詳細はコチラ
×フランク・カマチョ(グアム)
<女子フライ級/5分3R>
○ローレン・マーフィー(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ロクサン・モダフェリ(米国)
<ライト級/5分3R>
○オースチン・ハバート(米国)2R5分00秒
TKO
×マックス・ロスコフ(米国)
カテゴリー
Report UFC UFC ESPN11 ブログ ロクサン・モダフェリ ローレン・マーフィー

【UFC ESPN11】ロクサン、要所でマーフィーのパンチを被弾し、テイクダウンを取られ競り負ける

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ロクサン・モダフェリ(米国)

マーフィーのローに左ジャブを合わせようとしたロクサン。するどいローを入れたマーフィーは右を回りながらロクサンの間合いを外していく。ワンツーからパンチを纏めたロクサンが右フックを当ててクリンチへ。左を差したロクサンはボディロックに取ると小外狙いからヒザを見せる。マーフィーは左を差し返しながら回って離れると右ストレート、ロクサンの右に左を被せようとする。

テイクダウンのフェイクを入れたマーフィーに対し、ロクサンは左ジャブをヒット。マーフィーはロクサンの前進に右フックを当て、左ハイを狙う。右を返したロクサンだが、右を被弾し左ジャブももらう。ほぼ互角の打撃戦、終盤にマーフィーが2発を当てたのをジャッジがどのように判断するか。

2R、インターバル中に「1発だけじゃなく、それ以上の手を出そう」という指示を受けたロクサンはまず左の蹴りを見せて、パンチをまとめて前に出る。後ろ回し蹴りを見せたロクサンはジャブの相打ちから、右を伸ばしたところに右を被弾して足が泳ぐ。圧力を高めるマーフィー、ロクサンも右を返す。左を入れたマーフィー、距離が近づくとロクサンがクリンチからヒザを見せる。

すぐに離れたマーフィーのローにパンチを当てたロクサンがクリンチ、首相撲で対抗したマーフィーにダブルレッグを仕掛ける。右を差しているマーフィーが逆にボディロックからテイクダウンを奪い、スクランブルでバックに回る。両足をフックしようとしたマーフィーを前方に落としたロクサンは、上を取るも胸を蹴られて立ち上がることを許してしまう。そのままケージにマーフィーを押し込んだロクサンのボディロックテイクダウンをマーフィーはウィザーで耐え、同体からスタンドで戻ったところでラウンド終了。マーフィーが取った。

3R、「ケージに押し込んでから時間を使い過ぎずに、シングルやダブルを仕掛けよう。1Rはタイ、2Rはとられたから行くんだ」とジョン・ウッドに言われたロクサンが右ロー、ローに右を当てる。左ジャブ、右ローを蹴り右を当てたロクサンに、マーフィーは右アッパー。エルボーを返したロクサンは、右を被弾しても左右のフックを纏めて組みシングルレッグへ。右腕を差し返したマーフィーを首相撲に捕え、ヒザを突き上げるロクサン。さらに右腕を差すが、テイクダウンは奪えない。

残り2分、打撃の間合いとなりロクサンが右をヒット。マーフィーが右フックを打ち返す。頭を一旦下げて、右を振るうロクサン。ここから頭を振って右を当て、マーフィーが左ジャブを返し、回りながらパンチを放つ。左を伸ばしたロクサンは、パンチを受けながら前に出るも気持ちが打撃に集中し、最後の20秒でテイクダウンを奪われる。下のままで試合を終えたロクサンは、0-3で敗れ唇を噛んだ。


カテゴリー
News UFC UFC ESPN11 アレキサンダー・ヴォルコフ カーティス・ブレイズ クレイ・グィダ ブログ ロクサン・モダフェリ ローレン・マーフィー

【UFC ESPN11】計量終了 ロクサンはしっかりとパス。クレイ・グィダがマスクをずらして動き回る

【写真】筋量がアップし、水抜きが大変だと言っていたロクサンはしっかりとパス(C)Zuffa/UFC

19日(金・現地時間)、 20日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN11「Blaydes vs Volkov」の計量が行われた。

メインはカーティス・ブレイズ✖アレキサンダー・ヴォルコフのヘビー級マッチが組まれた今大会。計量をパスすることの大切さをMMAPLANETのインタビューで訴えていたロクサン・モダフェリは、対戦相手のローレン・マーフィーはともに125.5ポンドと無事フライ級の規定内に落としステアダウンを行った。ロクサンはマスクを二重にしてフェイスオフに臨み、笑顔でマーフィーと会話を交わしていた。


今大会の計量失敗は対戦相手がマット・フレヴォラからジャスティン・ジェインズに代わったフランク・カマチョだった。カマチョは158ポンドで、1ポンドオーバー規定からも2ポンド重く20パーセントのファイトマネー没収となりキャッチウェイト戦に挑むこととなる。

フェイスオフで安倍首相ばりにマスクがズレんばかりと動き続けていたのが、クレイ・グィダだ。

ボビー・グリーンと向き合いジャンプし、何やら挑発し握手を拒否られる。と、最後にはマスクを外して言葉を発し、正面に向かったガッツポーズを見せたグィダだった。

■UFC ESPN11計量結果

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ: 261ポンド(118.38キロ)
アレキサンダー・ヴォルコフ: 247ポンド(112.03キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット: 146ポンド(66.22キロ)
シェーン・バーゴス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ラケル・ペニントン: 136ポンド(61.69キロ)
マリオン・ルノー: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ライモン・グッド: 170.5ポンド(77.34キロ)
ベラル・モハメッド: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ルーズベルト・ロバーツ: 160ポンド(72.57キロ)
ジム・ミラー: 159.5 ポンド(72.34キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ: 154.5ポンド(70.08キロ)
ボビー・グリーン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ティーシャ・トーレス: 116ポンド(52.62キロ)
ブレアナ・ヴァンビューレン: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー: 185.5ポンド(84.14キロ)
オスカル・ピホタ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジリアン・ロバートソン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 158ポンド(71.66キロ)
ジャスティン・ジェインズ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ローレン・マーフィー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
オースチン・ハバート: 156ポンド(70.76キロ)
マックス・ロスコフ: 155ポンド(70.31キロ)