カテゴリー
ABEMA GLORY MMA ONE ONE Winter Warriors シアー・バハドゥルサダ スタンプ・フェアテックス ブログ リトゥ・フォーガット

【ONE Winter Warriors】スタンプ戦を控えた師弟。リトゥ「ベストになる」&シアー「リトゥであれば良い」

【写真】シアーがいることで、リトゥのリラックス度合いがいつもと違っていた(C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで組まれた女子アトム級ワールドGP決勝で、リトゥ・フォーガットがスタンプ・フェアテックスと戦う。

インドを代表するレスリング一家から、MMAに挑むリトゥは毎試合ごと、MMAファイターとして成長の跡を見せている。その彼女に欠かせないのが、EVOLVE MMAのヘッドコーチ=シアー・バハドゥルサダだ。

アフガニスタンから政治亡命でオランダへ一家で移住し、難民キャンプのなかで母国に戻って死の決意を持って戦うこと以外、将来の展望などなかった彼はオランダでMMAに出会い、違う人生を歩むことができた。

アマ修斗からプロ修斗、GLORY MMAを戦いUFCに辿り着いたシアーは2019年からシンガポールを拠点にEVOVLE MMAで指導するようになった。その期間は、ほぼリトゥのMMAファイター人生に当てはまる。リトゥとシアー、シンガポールで生まれた師弟関係を──スタンプとの決勝戦を前に、両者に振り返ってもらった。


──リトゥ、アトム級ワールドGP決勝進出が決まりました。準決勝のジェネリン・オルシム戦は直前で平田樹選手が欠場となってしまいましたが、その時はどのような気持ちになりましたか。

リトゥ・フォーガット イツキ・ヒラタと試合がしたかったし、とにかく彼女がリカバリーして体調が良くなることを願ったわ。そして、また彼女と戦う機会が巡ってくれば良いなって。本当にイツキと戦いたかったから。

──突然、対戦相手が代わることに焦りはなかったですか。

リトゥ 少し動揺したことは確かね。でも準備は万全だったし、誰とでもサークルケージのなかで戦える状態にあったから大きな問題ではなかったわ。

──シアーはその時、どのようなアドバイスを?

シアー・バハドゥルサダ ヒラタとオルシムはタイプが違うファイターだ。でも、リトゥに伝えたことは、自分の戦いをすることに集中しようということだった。僕自身、対戦相手が何をやってくるのではなく、リトゥにフォーカスすることが大切だと思った。そして、リトゥはケージの中で自分がやりたいことをやりきる力があることを確信していた。

対戦相手がヒラタからオルシムに代わったことで、少しだけ戦い方にアジャストを加えた。でも、大して変えていない。試合直前だったし、大きく戦い方を変えることはリトゥを混乱させてしまう。最低限、必要なことだけアジャストし、大部分はヒラタ戦を想定して準備した戦いを通した。そしてリトゥは見事にやり切った。彼女を誇りに思うよ。

──ところでリトゥはデビュー戦から試合を重ねるごとに、レスリングの力をケージの中で発揮できるようになっていますね。

シアー リトゥのレスリング能力の高さは疑いようがない。ただし、MMAレスリングはまた違う側面がある。マットとケージの違いで、レスリングも変化が必要だ。マットとケージに押しつけて殴る戦いと、マットに相手を倒す戦いは別物だからね。少しの違いのようで、大きく違う。でも、レスリングはレスリングなんだ。リトゥは瞬く間にMMAレスリングを理解し、吸収していったよ。彼女はレスリングが根付いたインドで、高名なレスリング一家で育った。彼女にはレスリングという血が流れている。だからMMAレスリングの指導をすることは、凄く簡単だった。そしてリトゥは毎試合、しっかりと成長の跡を見せている。

忘れてならないのは、リトゥのMMAキャリアはまだ2年少しということ。その大半がコロナウィルスの影響で、皆で練習ができていない。シンガポールは厳格なロックダウンを続けていたからね。それなのにリトゥは急激な成長を見せている。前回の試合、リトゥがその能力を全て使って戦う必要があったなら、きっと皆は驚いたはずだよ。『リトゥは変わった』ってね。それはスタンプ戦で発揮できるかな。僕のコーチとしての役割はそこにあるわけだからね。

リトゥ MMAファイターとしての私は、シアーの存在なくてはあり得ないわ。シアーの指示を守って、私のレスリングをMMAに生かしてきたから。私がケージの中で見せることができる技術、戦いは全てシアーに授けてもらったものよ。

シアー それができるのが、彼女の才能なんだよ。ホント、僕が何か手本を見せても、リトゥはすぐに僕より上手く動けるようになる(笑)。

リトゥ ノー、そんなことないわ。シアーはそうやって私をその気にさせるのが上手いの(笑)。彼がいつも導いてくれるから、私は高いモチベーションを保って練習することが可能になるのよ。

──オルシム戦は満足のいくパフォーマンスでしたか。

リトゥ ジェネリンのような寝技が強い選手に対し、自分の戦いができたことは嬉しかったわ。あの試合はファイナルに進出するための戦いだったし、そういう部分でやるべきことはできたと思っている。

──そして決勝進出をしっかりと決めました。

リトゥ GPで私が優勝することは、インドにおけるMMAの地位向上に結び付く。そのために戦ってきたの。これまでもインドの皆がMMAに興味を持ってほしいから、厳しいトレーニングを自らに課して戦ってきたわけだし。インドの皆が、MMAを見て刺激を受けてほしいの。そしてMMAをインドのメインストリームに引き上げたい。

──スタンプは間違いなく、キャリア最強の相手になります。

リトゥ 私にとって全ての試合がチャレンジだった。スタンプとの試合もそう。そして挑戦する準備はできているわ。

──ほぼ3カ月で3試合、タイプの違う相手の試合を戦う。これ以上ないタフな経験をしてきたと思います。

シアー GPを戦うことは、リトゥにとって素晴らしい経験になった。リトゥは本当にMMAでは新人だったんだ。特徴のある8人のファイターが集まり、1人の優勝者を決める戦いでリトゥのレスリング力は勝ち上がるのに十分な能力だと自信があったけどね。

そして彼女は試合毎に確かな成長を見せている。トーナメント戦だけど、一つ一つの試合を別物と捉え、1試合に集中して準備をしてきた。そして短期集中、その先にタイトル挑戦が確実視されている状況は、タフではあるけど集中力を維持するうえではこれ以上ないフォーマットだよ。本来なら1試合、1試合勝っていって挑戦権を手にするのにはどれぐらいの期間を要するだろうか。

そこを踏まえて考えると、このGP参戦はリトゥをこれ以上ないぐらい成長させた。タイプの違うファイターと、短期間で集中力とモチベーションを維持した状態で戦うことができているから。

リトゥ その通りだと思う。GPに出場できたことで1試合ごと、集中してたくさんの経験を積むことができたわ。技術的にも、絶対的に成長できたし。身に着けた技術を試合で試し、その成果も感じているから。

──その経験をスタンプもしてきたと思います。GPでスタンプはムエタイファイターから、よりウェルランディットなMMAファイターに進化を遂げたと思います。

リトゥ そこは私も異論はないわ。試合で魅せるパフォーマンスも素晴らしいし。でも、12月3日には私がベストだと世界に証明してみせるから。

シアー リトゥはリトゥであれば良い。そこが一番大切になるよ。

──リトゥの一番の武器は、気持ちの強さだといつも思っています。

シアー 彼女は虎だよ。タイグレス(雌の虎)として、ケージに上がるんだ。

──まるでシアーじゃないですか。シアーも技術や体力ではなく、気持ちが一番の武器のファイターでした。

シアー 確かに僕はアスリートとして、肉体的な才能に恵まれていたわけじゃない。ただしファイトIQはあったつもりだ。そして、言ってくれたようにハートで戦ってきた。でもリトゥを始め、僕が指導している選手はフィジカルも十分だ。

ファイトIQも伝授している。僕が現役時代に欲した練習完勝を、彼らには与えているつもりだ。そして、リトゥを始めEVOLVEのファイターは僕がなりたかったファイターに成長している。フィジカルがあり、技術力があり、ファイトIQを持った根性ファイターだ(笑)。

──リトゥ、シアーはそんな風に皆を指導していますが、まだ38歳です。一緒にサークルに入って戦ってほしくないですか。

リトゥ アハハハハ。

シアー リトゥ、正直に思っていることを話せば良いよ(笑)。

リトゥ 私が言えることは……シアーの試合が見たいとは思うけど、ずっと私のコーナーに居てほしいし、彼の指導が私には必要だから。しっかりと私のそばについていてほしいわ(苦笑)。

シアー つまり、試合はするなってことだよ(笑)。

──アハハハハ。

シアー 実は僕自身、もう現役で戦うことに何も未練はなかった。ただ2週間前に息子が生まれ、もう1度、もう1試合だけ現役に戻り父親の姿を見せたいという気持ちが芽生えている。でも1試合だけだし、それがいつになるのかは分からない。とにかく今は12月3日にリトゥをGPウィナーになり、ヒロキ(秋元皓貴)が勝ち名乗りを受けること。そこに集中している。それ以外のことは考えられない。リトゥとヒロキがチャンピオンになってから、自分のことは考えるよ。

──リトゥ、そしてシアー、今日はありがとうございました。では最後にリトゥ、いつものように日本のファンに一言お願いします。

リトゥ 日本のMMAファンの皆の応援に感謝しているわ。皆のためにも良い試合を見せたい。サンキュー、サンキュー、サンキュー、サンキュー・ソーマッチ!!

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

The post 【ONE Winter Warriors】スタンプ戦を控えた師弟。リトゥ「ベストになる」&シアー「リトゥであれば良い」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA ONE ONE Winter Warriors アレックス・シウバ エドゥアルド・フォラヤン オク・レユン カイラット・アクメトフ キック クォン・ウォンイル クリスチャン・リー ケビン・ベリンゴン ザイード・フセイン・アサラナリエフ ジャレッド・ブルックス ジャンロ・サンジャオ スタンプ・フェアテックス スティーブン・ローマン ダニー・キンガド チャンネル ティモフィ・ナシューヒン フー・ヨン ボクシング マーカス・ブシェシャ・アルメイダ ユーサップ・サーデュラエフ リトゥ・フォーガット リト・アディワン 若松佑弥 青木真也

【ONE Winter Warriors】26カ月振りの実戦、ダギ・アサラナリエフ「どう試合を終わらせることができるか」

【写真】とにかく明るい表情をしていたダギ。自信しかない──そんな面持ちだった(C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで、ダギことザイード・フセイン・アサラナリエフがティモフィ・ナシューヒンと一昨年10月の日本大会以来の試合出場を果たす。

トルコ国籍を持つダゲスタン人の強豪は、なぜ2年2カ月も実戦から離れていたのか。そしてコロナ禍以前、現時点で最後の試合となってくるクリスチャン・リー戦で彼の身に何が起こっていたのかが、明らかとなった。

オク・レユン時代を迎えたONEライト級戦線にあって、獰猛な強さでいえば頭一つ抜けている強豪が満を持して世界の頂点に向かった再び歩み始めた。


──ダギ、2019年10月にクリスチャン・リーとライト級ワールドGP決勝で敗れてから2年2カ月振りの再起戦となります。この間、コロナ禍ということもありますが、これだけ試合をしなかったのは何か理由があったのでしょうか。

「まずクリスチャン・リーと戦っている時に、体に変調を覚えた。眩暈がしていつも通りに戦えなかったんだ。だから、あんな戦いしかできなかった。試合が終わって、帰国してもこの症状は続いた。それがずっと戦っていなかった理由だよ」

──コロナパンデミック以前の問題だったのですね。

「もちろん、COVID19の影響もあるけど、まず戦えなくなったのは体調不良のせいだ。実は頭がクラクラするという状況は試合前にも始まっていたんだ。それでも戦うことを選んだ。でも試合後に病院に運ばれた時は、この判断をした自分自身の判断が正しかったから自問自答していたよ」

──眩暈が続いて、頭に問題があるというのは……それは引退も考えたのではないですか。

「いや打撲や血流、脳梗塞系の問題ではなかったからね」

──そうだったのですが、てっきり脳の方かと……。

「いやウィルスが問題だったのか、酷い副鼻腔炎が原因だった。鼻水や膿が出るという症状ではなく、頭が重くフラフラと眩暈がする感じで」

──対戦だったとは思いますが、副鼻腔炎と聞いてホッとしました。

「もう全く問題ないということをケージのなかで、動きで証明するよ(笑)」

──トルコではコロナ禍でもトレーニングを積むことはできたのでしょうか。

「この2年間、ずっとモスクワにいたんだ。トルコにはビジネスの時だけ訪れて、ほとんどモスクワにいた。練習はユーサップ・サーデュラエフ達としてきた。今回のトレーニング・キャンプもそうだよ」

──モスクワは再び感染状況が悪化していると聞きますが、キャンプは問題なかったですか。

「2020年はロシアもロックダウンが続き、隔離措置だらけだった。ジムも閉鎖され、トレーニングパートナーと練習する機会は本当になかった。そんな状態が1年近く続き、ようやくロックダウンが解かれた。今はまた感染者は増えているけど、トレーニングパートナーとの練習は問題なく行えるようになっているし、状況は良くなっているよ」

──では今回の再起戦で3年前に117秒でKO勝ちしたナシューヒンと対戦することをどのように捉えていますか。

「トップ5と戦えるなら、相手は選ばない。確かにティモフィ・ナシューヒンとは2度目の対戦だけど、ずっと試合から遠ざかっていたし何も想うところはないよ」

──9月にクリスチャン・リーが、オク・レユンに敗れチャンピオンが交代しました。判定結果が問題にもなりましたが、ダギはどのように見ていますか。

「オク・レユンに対して、誰もが尊敬心を持たなければいけない。彼は良いファイターだ。ただしクリスチャンが、僕と戦った時ほどの強さがなかった。クリスチャンはしっかりと準備ができていなかったんだろう。ただし、あの夜に関してオク・レユンはクリスチャンより強かった」

──次の試合でナシューヒンに勝てば、タイトル挑戦権を獲得できると考えていますか。

「もちろん、そうなることを望んでいる。ただ、全ては僕のパフォーマンス次第だろう。どうやって試合を終わらせることができるか。まぁ、どうなるのか楽しみにしてほしい」

──ライト級には青木真也選手がいます。2021年もジェイムス・ナカシマ、エドゥアルド・フォラヤンという選手を初回でサブミットしています。

「日本を代表するファイターと言えば、彼のことだ。非の打ち所がない良いファイターだよ。ONEが組んでくれるなら、グラップリングのスーパーファイトだろうが彼とケージをシェアできたら嬉しいよ。ファンもそうだけど、ファン以上にこの顔合わせを僕自身が楽しみにしている」

──グラップリング? MMAではなくて?

「グラップリングだ(笑)。彼は日本のレジェンドだからね。グラップリングマッチで、自分の能力を試してみたい」

──まるでMMAにおいて、競合相手ではないような言い方ではないですか。

「フフフフ。シンヤ・アオキはMMAではベストファイターだとは思っていない。僕はタイトルに近づくファイトを戦いたいんだ。だからトップ5以外は戦いたくない(※青木はONEライト級でランク2位)。下の選手とは戦いたくないんだよ」

──……。

「いくら過去に良い試合をしてきても、今の彼はそうじゃない。僕はランキングトップのファイターとしか戦いたくない。だから彼が再び、そのレベルに戻ってきたらいつでも戦うよ」

──……。では12月3日、どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「ティモフィ・ナシューヒンは強い選手だ。強い蹴りも持っている。ただ、僕の方が上だ。僕のセンスの方が優っていることを試合で見せたい。日本のファンをガッカリさせることはない。アリガトゴザイマス」

■ONE「NEXTGEN03」視聴方法(予定)
11月26日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「NEXTGEN03」対戦カード

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
ポンシリP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ピーター・バウシュト(オランダ)
ラスラン・エミルベク(キルギス

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
フィリッピ・ロボ(ブラジル)
ロドレックP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

The post 【ONE Winter Warriors】26カ月振りの実戦、ダギ・アサラナリエフ「どう試合を終わらせることができるか」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA Brave CF MMA ONE ONE Winter Warriors ONE Winter Warriors02 アレックス・シウバ カイラット・アクメトフ キック クォン・ウォンイル ケビン・ベリンゴン ザイード・フセイン・アサラナリエフ ジャレッド・ブルックス ジャンロ・サンジャオ ジョシュア・パシオ ジョン・リネケル スタンプ・フェアテックス スティーブン・ローマン ダニー・キンガド チャンネル ティモフィ・ナシューヒン ビビアーノ・フェルナンデス フー・ヨン ボクシング マーカス・ブシェシャ・アルメイダ ユーサップ・サーデュラエフ リトゥ・フォーガット リト・アディワン 佐藤将光 和田竜光 若松佑弥

【ONE Winter Warriors02】チームラカイ・ナイト。キンガド、ベリンゴン、ローマン、ジャンロが揃い踏み!!

【写真】タイトル挑戦へ最後の一里塚=アクメトフ戦を迎えるキンガド(C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催され、17日(金・同)にディレイ中継されるONE「Winter Warriors 02」の対戦カードが発表された。

同大会では6試合全てがMMAで、うちチームラカイ勢が4試合に出場する。そのラカイの新世代をONE世界ストロー級王者ジョシュア・パシオと共にリードするダニー・キンガドが、メインでカイラット・アクメトフと対戦、さらに元BRAVE CFバンタム級王者スティーブン・ローマンの仕切り直しのサークルケージ初陣も決まった。


2019年に行われたフライ級ワールドGP準優勝のキンガドは、仙三、和田竜光、若松佑弥という日本の代表するフライ級ファイターに三立てを食らわしたこともある実力者だ。微妙な判定をモノにするONEに特化する試合をするかと思いきや、自らテイクダウンやグラウンド戦も展開するウェルラウンダーのキンガドだが、テイクダウン&グラップラーとの試合は、北米裁定であれば判定負けという試合展開も珍しくない。

それが和田戦であり、リース・マクラーレン戦であった。元同級世界王者のアクメトフはそのマクラーレンとの渋い試合で勝ち切り、現王者のアドリアーノ・モライシュとも1勝1敗と互角の星を残している。

今やMMAのニューパワーハウスとして注目を集めるカザフスタン、そのMMAを10年に渡りリードしてきたアクメトフも、フライ級の頂点に返り咲くための大舞台、徹底して組んで倒しにいきそうだ。

(C)ONE

スタイル的にも市場的にもキンガドはONEが求めるタイトルコンテンダーに、アクメトフといタイトル挑戦権獲得に向け、最終問題が用意されたガチ・マッチメイクだ。

また王者ビビアーノ・フェルナンデス、次期挑戦者ジョン・リネケル、佐藤将光を破ったファブリシオ・アンドラジと、ブラジル勢の支配下にあるONEバンタム級戦線で復活を賭す元バンタム級世界王者ケビン・ベリンゴンが、韓国のクォン・ウォンイルとの対戦も組まれた。

王座陥落後、ジョン・リネケルとの一戦で過去に見せたことがなかった脆さを露呈したベリンゴンにとって、ONEバンタム級戦線のBTSを相手に3年1カ月振りの勝利はトップ戦線に踏みとどまるための必須課題。そんな一戦となろう。

(C)BRAVE CF

そして今大会では、ついにローマンがONE初出場を果たす。

本来は4月にリネケル戦が決まっていたローマンは、コロナ陽性で試合出場ならず、8カ月遅れでユーサップ・サーデュラエフに相手を代えてONE初戦を迎える。2012年のMMAデビュー、既に29歳のローマンはラカイ主催興行、URCCからPXCへ進み、その後はBRAVE CFに参戦し14勝2敗というレコードの持ち主だ。

戦ってきた舞台がONEでないため、日本国内の知名度は圧倒的に低いローマンだが、チームラカイで1・2を争う力の持ち主、そしてパシオ、キンガドを上回るウェルタウンだーだ。

ラカイ新世代のパシオとキンガドは上に記したようにテイクダウンを自ら仕掛けて戦うことができるが、倒されても下からの打撃、そして立ち上がればチャラ、もしくは優位に立てるONEの裁定基準に則して実戦を繰り返してきた。

対してローマンはテイクダウンを許すと、ポイントを失うルールセットのなかでキャリアを積み、倒されないという点でのシビアさは、他の2人とは違う感覚を持っている。故に自らのテイクダウンをボーナスポイントではなく、勝利の方程式において欠かせない手段として、戦いに組み込んできた。

そのうえでローマンはラカイ特有のラッシュ&レンジのコントロールという打撃を身に着けている。結果として、ドミネイト力は現ONEファイターのグルダ―ジャン・マンガットを破って手にしたBRAVE CFバンタム級王座を4度に渡り防衛してきた中で十分に示してきた。

とはいえ対戦相手のサーデュラエフはフェザー級でも戦えるフィジカルの持ち主で、テイクダウンと特にコントロールにかけてはONE随一のファイターといっても過言でない。

ローマンとしてはテイクダウンで結実する打撃ではなく、テイクダウンを切って倒す打撃という戦い方が必要になってくる──実力査定試合だ。

16歳の時のジャンロ・サンジャオ

さらに今大会ではチームラカイのマーク・サンジャオ総帥の実の息子ジャンロがキャリア4戦目でONEデビュー戦を戦う。

2002年7月生まれ、19歳のジャンロはアンジェラ、クリスチャン&ヴィクトリアの3人のリーと同様に、ONEが純粋培養する将来のエース候補といえるだろう。下がって蹴ることができ、その動きからテイクダウンに繋げるなど既に非凡な動きを見せているジャンロが、どのようにONEの舞台で強くなっていくのか、その一歩が示される。

かつてONEのベルトを4本所有していたチームラカイの栄光=ベリンゴン、北米ルールで育ったラカイの裏アカウント=ローマン、ラカイの将来=ジャンロ、そしてタイトル挑戦を現実の目標として掲げるラカイの今=キンガド──4者4様の静かなる山の戦闘種族の戦いを見逃すことはできない、ONE Winter Warriors02=チームラカイ・ナイトだ。

■ONE「NEXTGEN03」視聴方法(予定)
11月26日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「NEXTGEN03」対戦カード

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
ポンシリP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ピーター・バウシュト(オランダ)
ラスラン・エミルベク(キルギス

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
フィリッピ・ロボ(ブラジル)
ロドレックP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

The post 【ONE Winter Warriors02】チームラカイ・ナイト。キンガド、ベリンゴン、ローマン、ジャンロが揃い踏み!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA ONE ONE Winter Warriors   アリョーナ・ラソヒーナ アレックス・シウバ キック ジャレッド・ブルックス ジュリー・メザバルバ スタンプ・フェアテックス チャンネル ボクシング リトゥ・フォーガット リト・アディワン

【ONE Winter Warriors】GP決勝へ、スタンプ・フェアテックス「リトゥはレスラー。もっと打撃で攻める」

【写真】笑顔いっぱいのスタンプだけど、このドラえもん……パチモンっぽいぞ(笑) (C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで女子アトム級ワールドGP決勝=スタンプ・フェアテックス✖リトゥ・フォーガットが組まれている。

9月3日に1回戦、10月29日の準決勝を勝ち抜いたスタンプは、MMAファイターとして総合力が身についている一方で準決ではジュリー・メザバルバを相手に技術だけでなく、3Rを流すなどムエタイを貫いた。

その真意とファイナルのリトゥ・フォーガット戦について尋ねた。


──まず前回の女子アトム級準決勝ジュリー・メザバルバ戦に関して、質問をさせてください。

「もちろんよ」

──ムエタイを見せたいという強い意志が見えたように感じました。

「そうね。前の試合はムエタイにフォーカスできたというのはあるわ。ジュリーはパンチで前に出てくるタイプの選手で、彼女の方から前に出てきたから、距離がムエタイになっていたの。彼女の打撃のレベルは私を上回っていないし、私がムエタイを見せようとしたというよりも、彼女の戦い方にムエタイが合っていたということかしら」

(C)ONE

──左右のミドルを多用していました。左はガードの上から、右ミドルはメザバルバにキャッチされパンチで殴られそうになっても繰り返していましたね。

「正直、MMAではミドルキックはあまり使わない方が良いと私は思っているの。でも、こないだの試合ではジュリーが私の左ミドルをブロックし、右ミドルをキャッチしてきても腕、ボディにダメージを与えているという感触があったわ。だから、試合を通して左右のミドルを使い続けたというのはあるわ」

──なるほどぉ。そして3Rには距離を取って、回るファイトをしました。技術だけでなく、メンタル的にもムエタイに則して戦っているように見えました。

「確かに足を使って最後のラウンドは戦ったわ。最終回はもう試合をリードしていたから、1カ月と少し後にファイナルがあるのでケガをしないように戦ったの。打撃では明かに私の方が上だと分かっていたし、彼女はテイクダウンを狙うしかなくなるってことも十分に理解していたし。

だから2Rは彼女が組んで来ても予測できていたし、逆にあの機会を利用することも可能だった。戦っている時もパワー、ストレングスも私も方が上だと分かったし。それは2Rまでで明らかになっていたはずよ」

──だから3Rを流したのであれば、それこそムエタイの哲学に則していますよ。

「もう勝っている。だからミスを絶対に犯さないことを心掛けていたわ。アリョーナ・ラソヒーナとの1度目の試合のように、残り10秒で逆転負けなんて絶対に繰り返すことはできないから。だからムエタイ流というよりも、アリョーナ戦で学んだことをジュリー相手に実践した形ね」

──2Rまでで勝負の行方を明白にしたから、フィニッシュを目指せという意見もプロモーション・サイドからはあります。

「そうね、プロモーターのその考えも理解できるわ。ただし、あの一戦に関して私のゴールはGP決勝に勝ち上がることだから。ジュリーに一切、幸運を与えたくなかったの。次の戦いに進むためにも、アンラッキーで負けるようなことは絶対に避けないといけなかったから。試合間隔の短いムエタイの場合もそうだし、ムエタイ流といえばムエタイ流ね」

──そして決勝ではリトゥ・フォーガットと戦います。メザバルバと違い、徹底してテイクダウンを狙ってくるでしょうね。

「だからこそ、もっと打撃で攻めるわ。テイクダウンを決められても、寝技では防御に徹する。いずれにしても、リトゥは私にとってキャリア最強の相手になることは間違いないわ」

──スタンプは随分と下からの攻撃も上手くなっていると思います。リトゥのコントロールに対抗できるのではないでしょうか。

「そこに関しては否定も肯定もしないでおくわね。彼女はレスラー、対戦相手を捕まえて倒す。でもサブミッションも柔術もない。だからムエタイとレスリングでやってきたことは違うけど、私と似ているところがあると思う。サブミッションに関して、彼女はもっと練習が必要で、私と同じよね。ムエタイは私が上。レスリングは彼女が上。グラップリングや柔術は五分五分じゃないかしら」

──そしてリトゥは気持ちが凄まじく強く、殴られても戦意を失うことはないですよね。

「間違いなく彼女の一番の武器は、テイクダウンと寝技のコントロール。でも、今言ったようにリトゥはスタンドでも戦いを止めることがない。ずっと戦い続けているわ」

──今回のGPにはブラジル、米国、日本、ロシア、韓国というMMAの歴史が長い国の選手が出場していましたが、ファイナルはタイ✖インド。MMAの歴史が最も短い国の選手同士が戦うことになりました。

「確かにタイとインドでMMAはとても新しいスポーツね。そして私が戦ってきた相手の国のMMAの歴史は長い。でも過去4年間、ONEで戦う機会を得てから私はずっと懸命にMMAの練習に集中してきたわ。私への期待はムエタイ時代のことがあったからだけど、ONEが与えてくれたチャンスをずっとモノにしてきたのは、とにかくMMAで強くなるために練習してきたからよ」

──その通りですね。ではGP決勝に向けて、いつも通りですが──日本のファンにメッセージをお願いします。

「コンニチワァ!!! コンニチワはどういう意味?」

──こんにちはの意味はハローです。

「OK。コンニチワァ!! ワタシハ・スタンプ・デス。(※ここからは英語に)応援ありがとう。(※さらにタイ語に)私の試合を視て、応援してね」

──ありがとうございました。ところで、スタンプの部屋はたくさん「ドラえもん」という文字が見えますね(笑)。

「アハハハハ。私はドラえもんを愛しているの! タイでも以前は週に1度、朝にテレビでドラえもんを放送していたけど、今はやっていなくて。ビデオに残しているモノを何度も繰り返して見ているけど、新しいストーリーは視られない状態で……」

──そうなのですね。ONEを中継しているABEMAはテレビ朝日と関係が深いです。ドラえもんのタイでのTV中継の復活をお願いしてみてはいかがですか。

「私だけじゃなくて、タイではたくさんの子供たちや若い世代がまたドラえもんを視たいと想っているわ。お願いだから、またドラえもんがタイで視られるよう考えてください。プリーズ!!」

■視聴方法(予定)
11月26日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
ポンシリP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ピーター・バウシュト(オランダ)
ラスラン・エミルベク(キルギス

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
フィリッピ・ロボ(ブラジル)
ロドレックP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

The post 【ONE Winter Warriors】GP決勝へ、スタンプ・フェアテックス「リトゥはレスラー。もっと打撃で攻める」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA ONE ONE Winter Warriors ザイード・フセイン・アサラナリエフ スタンプ・フェアテックス ティモフィ・ナシューヒン フー・ヨン ブログ マーカス・ブシェシャ・アルメイダ リトゥ・フォーガット 若松佑弥

【ONE Winter Warriors】ONE Xの週に通常大会。アトム級ワールドGP決勝、若松佑弥は中国人選手と対戦

【写真】タイトル戦に辿り着くまでにノンランカーとの対戦は、次戦が挑戦という風に結びつくのか (C)ONE

11日(木・現地時間)、ONE Championshipが12月3日(水・同)にONE Winter Warriorsを開催し女子アトム級ワールドGP決勝=スタンプ・フェアテックス✖リトゥ・フォーガットが行われ、日本から若松佑弥が出場することが発表されている。

12月5日(日・現地時間)に予定されていた10周年記念大会ONE Xが延期されたが、同じ週に通常大会──コロナ禍の収録シリーズ=ダークシリーズを行うことが明らかとなった。


今回のリリースでは録画中継がなされることは明言されていないが、同大会の試合数が6試合ということを考えるとダークシリーズ形式なのはまず間違いないだろう。

メインはキックボクシング世界ライト級選手権試合=王者レギン・アーセル✖挑戦者イスラム・ムルタザフ戦が組まれ、意外にも女子アトム級GPファイナルはコ・メインという試合順となっている。

全6試合、MMAは4試合でGP決勝以外はライト級でティモフィ・ナシューヒン✖ダギことザイード・フセイン・アサラナリエフ、ヘビー級でブシェシャことマーカス・アルメイダのMMA2戦目カン・ジウォンとの一戦、さらにフライ級で若松✖フー・ヨンという粒揃いのカードが決まった。

若松は4月にリース・マクラーレンに勝利し世界フライ級王座挑戦を現実のモノとするかと思われたが、今回用意された相手はONE本戦2戦目の中国人ファイターだった。

フー・ヨンはONE Heroesで4連勝し本戦と契約を果たし、今年の2月(※放送は3月)にヨッカイカー・フェアテックスに判定勝ちを収め、通算戦績を7勝2敗としている。

国内では試合が組まれない契約下にある選手の不満の声が大きくなっているONEだが、若松はこのタイミングでタイトル挑戦こそ実現しなかったもののライブ中継枠に入っていることで期待の高さが如実に表れているか。

ライト級のナシューヒンとダギは、2018年9月に対戦しダギが2分弱でTKO勝ちを収めており、3年3カ月振りの再戦となった。

ランクでいえばナシューヒンが5位、2年2カ月振りの実戦となるダギは3位。ナシューヒンは4月に前王者クリスチャン・リーに敗れており、ダギも現時点の最終戦はクリスチャンに敗北を喫している。

裁定結果が論争となったオク・レユン✖クリスチャンのダイレクトリマッチがあるのか。あるいはナシューヒン✖ダギの勝者に挑戦する機会が巡って来るのか──若干濁り気味のライト級戦線だ。

なお同大会ではキック・バンタム級で秋元皓貴がチュー・ジェンリャンと戦うことも発表されている。

■ONE NEXTGEN02視聴方法(予定)
11月12日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ ONE NEXTGEN02対戦カード

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
タン・カイ(中国)
ユン・チャンミン(韓国)

<キックボクシング・フェザー級ワールドGP補欠戦/3分3R>
ジャン・チュンユ(中国)
ドビダス・リムクス(リトアニア)

<キックボクシング・フェザー級ワールドGP補欠戦/3分3R>
スモーキン・ジョー・ナタウット(タイ)
ユーリック・ダフティアン(ロシア)

<86キロ契約/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
手塚裕之(日本)

The post 【ONE Winter Warriors】ONE Xの週に通常大会。アトム級ワールドGP決勝、若松佑弥は中国人選手と対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA ONE ONE NEXTGEN ジュリー・メザバルバ スタンプ・フェアテックス リトゥ・フォーガット

【ONE NEXTGEN】技術だけでなく、哲学としてムエタイをやり抜いたスタンプがGP決勝でリトゥと対戦

【写真】前足の前蹴りで突き放し、跳ねるような左の蹴りを多用。3Rは流すという見事さだった(C)ONE

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準決勝/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
Def.3-0
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

まずローを蹴り合った両者、スタンプはローからミドルを入れる。さらに右ハイを狙うも、メザバルバが反応し、ローを掴んでパンチを合わせようとする。重いローを続けるスタンプは、メザバルバに蹴り足を取らせない。右ミドルをキャッチし、右を2発入れたメザバルバはスピードのある左リードフックを見せる。

スタンプは左右のローで前足を蹴り、右に回る。ローを続けるが、そこに振られるメザバルバのフックが怖い。左インサイドローで姿勢を乱したメザバルバはスピニングバックフィストを狙う。かわしたスタンプは、右ミドルをまたキャッチされここからケージに押し込まれる。ヒザを蹴り合った両者、首相撲にもメザバルバがボディロックでテイクダウンする。すぐに立ちあがったスタンプはヒザをボディに入れ、離れ際に右を伸ばす。残り30秒、左ジャブを当てたスタンがメザバルバの後ろ回し蹴りをかわし時間となった。

2R、スタンプが左ミドルハイ、そして左ローを蹴る。右ミドルも続けるスタンプは、左ハイへ。ブロックしたメザバルバが、直後に右ローを蹴られる。飛び込んでワンツーのメザバルバ、スタンプも下がらずパンチを返す。ミドルをキャッチされ、殴られながらパンチを出すスタンプはボディロックでテイクダウンされ、すぐに立ち上がる。

相四つでヒザをボディに連打したスタンプは、ダブルレッグでテイクダウンを取られるも小手を決めてスイープし、すのままマウントを奪う。強烈なエルボーを落とすスタンプは、ブリッジを潰してマウントをキープする。さらに左右のエルボーを続けるスタンプが、右のパンチでメザバルバに下を向かせる。スタンプは四の字フックで殴り、背中を伸ばそうとする。亀から正座になったメザバルバは、手首を掴んでRNCを防ぐ。スタンプは自ら背中をマットにつけて仰向けになると、左のパンチを連打してタイムアップに。

最終回、左前蹴りから跳びあがるような姿勢でローを入れる。ローで前に出るメザバルバだが、振りが大きすぎ足が前に出なくなっているか。アップライトで、左前蹴りで突き放し、右ハイを入れるスタンプ。メザバルバの左右のフックから前進も、前蹴りで下がらせる。2Rはグラウンドでリードし、3Rは見事にムエタイを見せるスタンプは下がりながらのミドルも決める。

こうなるとメザバルバの動きは力強さではなく、荒さが目立つようになる。スタンプは左ロー、左ミドルと前足の蹴りでメザバルバに距離を詰めさせない。回って左ミドルを蹴ったスタンプは、最後も右ミドルを掴まれながらパンチを打ち合い余裕のタイムアップに。

技術だけでなく、ファイトフィロソフィーとして3Rにムエタイをやり抜いたスタンプは、3-0の判定勝ちでリトゥ・フォーガットに続き決勝進出を決め、「私のムエタイMMAは軽視されるもんじゃないと証明できたわ」と話し、リトゥへの一言を求められると「私もしっかりと準備するから、あなたも万全に仕上げてきて」と伝え──フェイスオフで向かい合った。


The post 【ONE NEXTGEN】技術だけでなく、哲学としてムエタイをやり抜いたスタンプがGP決勝でリトゥと対戦 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA ONE ジェネリン・オルシム ブログ リトゥ・フォーガット

【ONE NEXGEN】テイクダウン&トップコントロールでリトゥ・フォーガットがオルシムに完勝

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準決勝/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
Def.3-0
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

ジャブよりも右を多用するオルシムが、最初のリトゥのテイクダウン狙いを切る。ローを蹴られたリトゥはダブルレッグでドライブし、シングルレッグに切り替えてテイクダウンを決める。オルシムはケージを蹴ってクローズドガードからハイガードへ。立ち上がったリトゥは、オルシムが続いてスタンドに戻った直後にダブルレッグ&シングルのコンビネーションで再びテイクダウンに成功する。

横から三角を狙ったオルシムに担ぎパスを狙ったリトゥだが、パスできずスタンドに戻る。オルシムも続いたが、再びシングルで倒される。十字狙いに腕を抜いたところで蹴り上げを受けたリトゥは、すぐに飛び込んでガードの中へ。ここでオルシムが三角絞めを狙いが、胸を張ってポスチウンド状態で蹴り上げを顔面に入れレフェリーが即試合を止める。リカバリーの時間がリトゥに与えられ、再開直後に初回が終わった。

2R、左右のミドルハイを蹴ったオルシムを、ダブルレッグで肩に抱え上げたスラムしたリトゥがハーフで固め、右のパンチを落とす。フルガードに戻したオルシムだが、ケージに詰められた状態で腰を切って腕十字を仕掛ける。ここも苦も無く腕を抜いたリトゥは、ガードの中でコツコツとパンチを落とす。腰を上げて、右のパンチを落とすリトゥは三角絞めを強いポスチャーから、体重をかけて防ぐと、足を払ってパスを狙う。

足をきかせたオルシムはクローズドガードを取るも、スクランブルには持ち込めない。腰を上げたリトゥは、足を払いつつパンチを落とし、最後は立ち上がってラウンド終了を迎えた。

最終回、シングルレッグからダブルに移行し、これまでとは逆の連携でテイクダウンを決めたリトゥが、ニーシールドを越えてパスする。頭を抱えて足を戻そうとするオルシムだが、サイドで抑えられる。上四方からヒザを頭部に入れたリトゥは、オルシムが腹ばいになることを許さず、ヒザを頭に入れる。それでもスクランブルに持ち込んだオルシムは、リトゥにシングルに頭を抱えていく。

構わずテイクダウンしたリトゥは、サイドに回り抑え込む。オルシムのブリッジを潰し、サイドバックでヒザを腰に入れる、オルシムは立ち上がり、ケージに押し込まれる。シングルから後方に直れながら、トップを狙ったリトゥだが潰されマウントを取られる。股の間を抜けようとしたリトゥに対し、オルシムは後ろ三角へ。残り10秒で頭を抜いたリトゥが左のパウンドを連打しタイムアップに。

テイクダウン&コントロールでオルシムを圧倒したリトゥは、3-0の判定勝ちでGPファイナル進出を決め「大切な試合だった。インド人初の女子世界王者になるために100パーセントの力で戦う」と話した。


The post 【ONE NEXGEN】テイクダウン&トップコントロールでリトゥ・フォーガットがオルシムに完勝 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ABEMA MMA ONE ONE NEXTGEN アリョーナ・ラソヒーナ アンダーソン・シウバ オク・レユン キック クリスチャン・リー ジェネリン・オルシム ジュリー・メザバルバ スタンプ・フェアテックス チャンネル デニス・ザンボアンガ ハム・ソヒ ボクシング ミャオ・リータオ リトゥ・フォーガット 平田樹

【ONE NEXTGEN】平田樹欠場の知らせ前に──スタンプ・フェアテックスが話していたこと

【写真】インタビューの翌日に練習風景の写メをスタンプ自身が送って来てくれた (C)STAMP FAIRTEX

明日29日(金・現地時間)に開催されるONE NEXTGENでジュリー・メザバルバと対戦するスタンプ・フェアテックス。女子アトム級ワールドGP準決勝で本来ハム・ソヒと対戦する予定が、欠場でメザバルバと戦うことになったスタンプだが、この変更をそれほど気にする素振りはなかった。

このインタビュー後、平田樹の欠場が決まったが、スタンプが決勝では平田と戦うことになると予想していた。底抜けに明るいスタンプは、何があっても動じない強さが感じられた。


──ジュリー・メザバルバと来週の金曜日に対戦します(※取材は10月22日に行われた)。

「100パーセント、試合に向けて準備はできているわ。あとは体重だけね」

──もともとはハム・ソヒと対戦予定でしたが、3週間ほど前に彼女の欠場が決まり対戦相手が代わったという経緯があります。

「最初、彼女が欠場すると知った時、そのままトーナメントの決勝に行けたらなって思ったわ(笑)。でもジュリーと戦うことになって、ハム・ソヒも彼女もストライカーだから、そんなに違いはないから心配はしていなかったわ」

──体はハム・ソヒより大きく、力も強そうですが。

「確かにそうかもね。ジュリーはもともとストロー級の選手だし、メイ・ヤマグチとの試合では本当にサイズが違っていたわね。あれだけ体格差があれば、メイ・ヤマグチのテイクダウンを切るのも簡単だったと思う。私よりも彼女の方が大きいと思うけど、そんなにパワーは違わないだろうし、いつも男の選手と練習しているからこの練習環境が次の試合に役立つはずよ」

──スタンプは常にMMAらしい試合を心掛けているように見えますが、メザバルバが打撃で来るようだといつも以上にムエタイの技術が使える試合になると思いますか。

「彼女が打撃戦を仕掛けてきても全く苦にならないわ。私はムエタイで戦うだけだから。この試合が決まった時に彼女は私をKOするって言っていたの。彼女の方がキックボクシングが上手くて、私のスピードは彼女の半分しかないんだって(笑)。私は自分がどういう選手か理解しているし、打撃で来るなら大歓迎よ」

──アリョーナ・ラソヒーナとの2試合を終えて、どれだけMMAファイターとして成長できたと思っていますか。

「打撃に自信があるのは絶対よね。でも柔術は自分のレベルがまだ分からないの。ただアリョーナとの1回目の試合と再戦を比較すると、アップグレードできていることは分かった。でも、それがどの程度なのか分からないわ」

──この試合で勝つと、決勝戦です。リトゥ・フォーガットと平田樹選手、どちらが上がってくると思っていますか。

「難しい質問ね……ただイツキ・ヒラタかな。彼女の方がウェルラウンディット・ファイターだから。リトゥはまだ打撃が十分じゃないしね」

──それは優勝するために平田選手の方が組みしやすしということではなく?

「ノー、そういうことじゃないわ。イツキ・ヒラタもリトゥも私にとっては簡単な相手じゃないし。ただ、次にどっちと戦うのかって考えると、イツキかなって思うだけで。リトゥよりMMAファイターとしてバランスが取れているから。彼女と戦うことは私にとっても新しい挑戦で、それが楽しみなの」

──MMAだけでなく、ダンスバトルも楽しみにしています(笑)。

「アハハハハ。彼女がTikTokでよく踊っているのを見るわ。ダンス・コンペティションでも、皆に喜んでもらって私は負けないわ(笑)」

──ところでハム・ソヒ✖デニス・ザンボアンガ、クリスチャン・リー✖オク・レユンという風に裁定にブレが見られると、ゲームプランを立てるのに影響はでないでしょうか。

「とにかく、一つ一つの攻撃、動きで対戦相手を上回り、私の方が上だとクリアに理解できるよう戦うことを心掛けるわ。もちろんKOできれば判定は関係ないけど、3Rが終わった時点で私が文句なしに勝っている──そういう戦いをしようと思っているわ。全てをクリアにするためにね。そういう風に戦える自信もあるわ」

──スタンプ、では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「オハヨー。全ての私のファンにベストを尽くすことを約束するわ」

■視聴方法(予定)
10月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE NEXTGEN対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準決勝/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準決勝/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<キック・ヘビー級/3分3R>
イラジ・アジスプール(イラン)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)
ダスティン・ジョインソン(カナダ)

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
ミャオ・リータオ(中国)
ジェレミー・ミアド(フィリピン)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イスアエフ(ロシア)
ボグダン・ストイカ(ルーマニア)

The post 【ONE NEXTGEN】平田樹欠場の知らせ前に──スタンプ・フェアテックスが話していたこと first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ABEMA MMA ONE ONE NEXTGEN ジェネリン・オルシム ブログ リトゥ・フォーガット

【ONE NEXTGEN】平田樹に代わり、リトゥと準決。ジュネリン・オルシム「3日あるから十分に対応できる」

【写真】平田を気遣いながらも、チャンス到来に充実した様子のジェネリンだった (C)MMAPLANET

29日(金・現地時間)に開催されるONE NEXTGENで平田樹に代わり急遽、女子アトム級準決勝で、ジェネリン・オルシムがリトゥ・フォーガットと戦うことが決まった。

急ぎ取材を申し込むと、ジェネリン自身がフェイスオフやメディアデーの参加と慌ただしく試合までを過ごすことになったことが伝わってきた。

2年目のSEA Gamesでは女子ムエタイ54キロ級で準優勝、WSOF GCからONE Warrior Series、そしてコロナ禍で本戦ステップアップを果たしたオルシムは組み技での強さを発揮し、これまで2連勝中だ。本来は9月3日にグレース・クリーブランドとの補欠戦でGP参加予定も、クリーブランドの欠場で試合が流れ、今大会でも同様にリザーブマッチでジヒン・ラズワンと対戦予定だったが急遽ベスト4からGP出場権を得た。

GP出場権獲得を現実のモノとしたジェネリン・オルシムにとって、4日前の対戦相手の変更も些細なことでしかなかった。


──ここ数日間、クレイジーな時を過ごしたと思われます。今の気持ちは?

「私は全然問題ないわよ。この知らせを聞いたのは、昨日。そして今は試合に向けて調整しているところよ」

──昨日、リトゥとの試合のオファーがあったということですね。その時は、どのように感じましたか。

「凄くエキサイトしたわ。だってグランプリに参加できるんだから、嬉しかの一言よね」

──ジヒン・ラズワンとの試合の準備をしてきて、ここにきて対戦相手が代わることで焦りはなかったですか。

「そんなに焦ることはないわ。もちろん、いくつかのゲームプランの変更は必要だけど。とにかくGPに出場できるということに比べると、大したことじゃないから。シンガポールに入るまで、ずっとハードな練習をしてきたし、自分のやらないといけないことは全てやってきた。あとは自分の力を試合で見せるだけだから」

──つまり、このオファーにノーという選択はなかったわけですね。

「全くないわ。ありえない(笑)。だって補欠戦から本戦準決勝で戦えるのよ。このオファーがあった時、マーク・サンジャオ・コーチを含めラカイの3人が同じ部屋にいて、全員で大喜びしたわ(笑)。補欠戦って何かが起こった時に、急遽トーナメントで戦う代役を決める試合じゃない? その試合のために準備してきて、その何かが少し早く起きたのよ。試合まで3日あるから、十分に対応できるわ」

──なんと、そんな風にポジティブに考えられるのですね。シンガポール入りして、ひょっとして欠場者が出て、準決勝出場があるかもということも一切耳に入っていなかったのでしょうか。

「本当に何も聞かされていなかったわ。イツキが体調を崩したことも知らなかったし、私はこのチャンスを得られたことは正直、凄く嬉しいけど彼女には気の毒なことだし、少しでも早くイツキには回復してほしいと思っている。オファーがあるまで私はずっとジヒンと戦うつもりだったの。そして昨日の午前11時に、イツキが欠場することを知ったのよ」

──ジヒンは柔術家です。リトゥはレスラーです。どのようなアジャストが必要だと考えていますか。

「レスリングね、アジャストが必要なのは。ジヒンはグラップラーだけど、レスリングはしない。とにかくリトゥと戦うには、距離が大切になってくるわ。彼女のレスリングは本当に怖い武器だし、ただし寝技のコントロールという部分ではジヒンとも似ているとも言えるわ。

ただリトゥは打撃をジヒンより使うわね。彼女が私を相手に打撃戦を仕掛けてくるならレスリングでこられるよりずっと戦いやすくなる。だって打撃なら私の方が上だからね」

──とはいえリトゥは、GPで最強のボクサーと思われたモン・ボーをテイクダウンからパウンドという流れで勝利しました。

変則的なオモプラッタもレパートリーの一つ(C)ONE

「モン・ボーはテイクダウンされた後の動きがなかった。

私は彼女と違い、テイクダウンされてもそこからの展開を創ることができる。打撃だけでなく、グラウンドでもアドバンテージは私にあると思っているし。リトゥがテイクダウンしてくるなら、私はエスケープだけでなくてサブミットするチャンスになるはずよ。キャンバスに背中をつけられても、それは私にとって良い形だから」

──ここ数試合でジェネリンはグラップリングの成長が著しいです。今やラカイでもトップのウェルラウンディットファイターと言えるのではないでしょうか。

「チームにはたくさん、偉大なウェルラウンディットファイターが揃っているわ(笑)。それが私にとってのアドバンテージなの。私はチームラカイの経験豊かな選手たちから、その経験や知識を共有させてもらっているから。まだ私のファイターとしての旅は始まったばかりで、皆から勉強させてもらうことばかりよ。

リトゥの戦績は6勝1敗で、私は5勝2敗。まだまだこれからの選手だから、ラカイの皆から習うことばかり。そして彼らの教えに心から感謝しているわ」

──チームラカイはアジア最強のMMAジムの1つですが、女子選手はそれほど在籍していません。

「そこも私のアドバンテージよ。力強い男子選手と練習すると、力では通用しないから、全力でぶつかりながら技術で彼らに対抗している。だから私は成長できるの」

──ジェネリンが準決勝を戦うことで、既に驚きがありましたが、準決勝ではまた世界をビックリさせる自信はありますか。

「そうね……私にとって試合は試合。そして、この与えられたチャンスをモノにする。絶対に勝つのは私よ」

──では決勝戦ではスタンプか、ジュリー・メザバルバか──どちらと試合がしたいですか。

「スタンプね。彼女は強くて、有名だから。そしてスタンプは準決勝を必ず勝ち上がるでしょうね」

──ジェネリン、突然の個別インタビューのリクエストに応えた頂きありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。イツキの体調が少しでも早く良くなることを願っているわ。イツキ、すぐにケージに戻って来てね」

■視聴方法(予定)
10月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE NEXTGEN対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準決勝/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準決勝/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<キック・ヘビー級/3分3R>
イラジ・アジスプール(イラン)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)
ダスティン・ジョインソン(カナダ)

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
ミャオ・リータオ(中国)
ジェレミー・ミアド(フィリピン)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イスアエフ(ロシア)
ボグダン・ストイカ(ルーマニア)

The post 【ONE NEXTGEN】平田樹に代わり、リトゥと準決。ジュネリン・オルシム「3日あるから十分に対応できる」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA ONE ONE Championship ONE NEXTGEN アンダーソン・シウバ キック ジェネリン・オルシム ジュリー・メザバルバ スタンプ・フェアテックス ハム・ソヒ ボクシング リトゥ・フォーガット 平田樹

【ONE NEXTGEN】平田樹が体調不良で女子アトム級ワールドGPを欠場。代役はジェネリン・オルシム

【写真】 今はとにかく回復に努めてほしい(C)MMAPLANET

25日(月・現地時間)、ONE Championshipが29日(金・同)に開催されるONE NEXTGENで行われる予定だった女子アトム級準決勝を平田樹が欠場、ジヒン・ラズワンと補欠戦を戦う予定だったチームラカイ所属のジェネリン・オルシムがリトゥ・フォーガットと女子アトム級ワールドGP準決勝を戦うこととなった。

平田の欠場という、なんともショッキングな発表があった。今回のリリースでは体調不良で欠場が決まったという説明がなされているが、彼女が変調を訴えたのは金曜日に夜だったという話が伝わっている。

発熱があったためPCR検査を受け、結果は陰性だった。それでも当初の予定では日曜日のフライトで現地入りの予定も、熱が下がらなかったために渡航を取りやめ、本日のフライトに変更し様子を見守ることになっていた。

PCR検査はその後も続けられ陰性のままではあったが、熱が下がらないために現状では飛行機に搭乗することができない。また日本を出る際に平熱であっても、シンガポール到着時に熱が上がっていれは入国もできない。このような状況を踏まえ、今日のフライトに搭乗できないことで回復を待つのもタイムリミットを迎え、平田は準決勝戦を欠場するが決まった。

今日の昼の時点でコロナ陽性でなく、インフルエンザでもないことは確認が取れているようだが、発熱の原因を明らかしまずは体を休めるしかない。

なお今大会のメインが、イラジ・アジズプールと世界ヘビー級王座を賭けて対戦予定だったONEキックボクシング世界ライトヘビー級王者ローマン・クリークリャも体調不良で欠場が決まった。そして代役アンダーソン・シウバがアジズプールとノンタイトル戦で戦うことも合わせて明らかになっている。

結果、一つのGP準決勝スタンプ・フェアテックスとハム・ソヒの代役=ジュリー・メザバルバ戦がメインで組まれている。


The post 【ONE NEXTGEN】平田樹が体調不良で女子アトム級ワールドGPを欠場。代役はジェネリン・オルシム first appeared on MMAPLANET.