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【ONE111 A New Breed】MMAは3試合──ザンボアンガ兄妹、揃い踏み。シールドはヨッカイカーと

【写真】レスリングもできるのが強みのザンボアンガ(C)MMAPLANET

24日(月・現地時間)、ONEチャンピオンシップより28日(金・同)にタイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE111「A New Breed」の対戦カードが発表された。

メインとセミはNo Surrender=3大会と同じようにムエタイの試合が組まれ、スタンプ・フェアテックスがONE女子ムエタイ・アトム王座の防衛戦をプーケット・ファイトクラブ所属のブラジル人選手アリシア・エレン・ホドリゲスを相手に行う。ホドリゲスのムエタイ戦績は30勝5敗とのことだ。

セミはNo Surrenderシリーズで組まれてきたムエタイのバンタム級トーナメントの決勝戦で、ドロレック・PKセンチャイムエタイジムがクラップタム・ソーチョーピャッウータイと相対する。そしてMMAマッチは3試合組まれた。


一番の注目は2月のシンガポール大会で山口芽生を破り、女子アトム級王座挑戦権を手にしていたデニス・ザンボアンガだろう。ONE女子、特に東南アジア系の選手では珍しいウェルラウンダーのザンボアンガに対し、ワシャピニャ・ガオコーは肩書としてタイの柔道王者で、ムエタイも46勝12敗の戦績を持っているが──MMAの実力は未知数だ。

さらにタイトル挑戦権を持つザンボアンガを支える、兄のドレックス・ザンボアンガがディッチャディン・ソンシリスッパティンを相手にONEデビューを迎える。URCCバンタム級王者で、修斗ではフェザー級で斎藤裕、バンタム級で石橋佳大に敗れているが、ONEの階級制の下フライで戦うということは、ナチュラルでユニファイドのバンタム級の体格の持ち主だったのか。

いずれにせよ、ザンボアンガ妹がウェルラウンダーなのも、ドレックスがフィリピンの武芸百般と言ってよりキャリアの積み方をしてきたからだ。極真空手、ブラジリアン柔術、グラップリング、ムエタイ、草キックボクシング、そしてMMAと多くのイルールで戦ってきた。素質的には非常に面白いザンボアンガ兄と戦うのは、ディッチャディン・ソンシリスッパティンだ。どういう組織で結果を残したのか不明だが、タイのアマMMA王者で、キャリアは8勝5敗、立ち技中心のMMAが多いバンコク・シリーズのなかで、MMAらしい試合になることを期待したい。

またオープニングファイトのMMAは、昨年のONE Warrior東京大会で内藤頌貴と対戦したタイガームエタイの所属選手アレックス・シールズが、コロナ禍でONEとの契約を果たした。

対するヨッカイカーは14日中継のNo Surrender IIでジョン・シンクを左ストレートでKOしたばかり。

テイクダウンされても、体のバネでスクランブルに持ち込んでいたヨッカイカーに対し、シールドはそれこそMMAらしい総合力で対抗したいところだ。

■ONE111「A New Breed」対戦カード

<ONE女子ムエタイ・アトム級選手権試合/3分5R>
[王者]スタンプ・フェアテックス(タイ)
[挑戦者]アリシア・エレン・ホドリゲス(ブラジル)

<ムエタイ・バンタム級準決勝/3分3R>
ドロレック・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
クラップタム・ソーチョーピャッウータイ(タイ)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
ワシャピニャ・ガオコー(タイ)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
ワンダーガール・フェアテックス(タイ)
KC・カルロス(米国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ドレックス・ザンボアンガ(フィリピン)
ディッチャディン・ソンシリスッパティン(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ファン・ディン(中国)
ソク・ティー(カンボジア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
アレックス・シールド(米国)

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ONE Result ONE110 No Surrender II ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 藤沢彰博

【ONE110「No Surrender II」】試合結果 バンコクフォーマットPart.02で藤沢彰博が1年8カ月振りの勝ち名乗り!!

【写真】今回もMMAは2試合、藤沢とヨッカイカーがともにKO勝ちしている(C)ONE

14日(金)、タイはバンコクのインパクトアリーナで収録されていたONE110「No Surrender II」が世界発信・中継された。

7月31日のライブ大会=No Surrender Iと同じくリング、スーパーシリーズ4試合、MMAが2試合のバンコク・フォーマットで今大会も行われた。

そのMMAでは鋭い打撃が持ち味のポンシリ・ミートサティートに左フックを決め、藤沢彰博がKO勝ち──1年8カ月振りの勝ち名乗りを受けた。

もう1試合組まれたMMA戦ではヨッカイカー・フェアテックスが、タイガームエタイ所属の英国人選手ジョン・シンクをこれもKO。バンコク・フォーマット第2弾=A New Breedでも彼らのMMAが見られるか、楽しみだ。

ONE110「No Surrender II」
<ムエタイ・バンタム級T準決勝/3分3R>
○セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)3R
判定
×ロドレックP.K.センチャイムエタイジム(タイ)
<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
○メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)3R
判定
×レオ・ピント(フランス)
<59.5キロ契約/5分3R>
○藤沢彰博(日本)1R4分55秒
KO
詳細はコチラ
×ポンシリ・ミートサティート(タイ)
<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
○ソーグラオ・ペッティンディーアカデミー(タイ)3R
判定
×ポンシリP.K.センチャイムエタイジム(タイ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
○ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)2R1分11秒
KO
詳細はコチラ
×ジョン・シンク(英国)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
○ファディ・カレッド(チュニジア)3R
判定
×ファン・ディン(中国)
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ONE ONE110 No Surrender II Report ブログ ヨッカイカー・フェアテックス

【ONE110 No Surrender II】ヨッカイカー・フェアテックス、シンクに抑え込ませず左でKO勝ち

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
Def.2R by KO
ジョン・シンク(英国)

サウスポー同士、ヨッカイカーが右フックを振るう。シンクが左ロー、ヨッカイカーはワンツーを入れる。足を使ってコーナーから逃れたシンクが組んでヒザ蹴り、投げを打ったヨッカイカーにボディロック・テイクダウンを決める。左ワキを差しシングルで立ち上がったヨッカイカーだが、シンクはダブルレッグからスラムで叩きつける。

サイドからニーインベリーに取ったシンク、ヨッカイカーはそのまま手をついて立ち上がる。ヨッカイカーは左を殴るフェイクから左を見せ、首相撲で転がす。すぐに立ち上がったシンクをケージに詰めたヨッカイカーに対し、シンクがエルボーを当てて離れる。強烈な左ローを入れたヨッカイカーがワンツー、シンクが右を2発入れる。打たれても怯むことなく左フックから展開を決めると、ヨッカイカーは蹴り足を払ってシンクを再び転がした。

2R、ヨッカイカーが左ローから左フック、シンクが右フックを返すが右ローを蹴り込む。クリンチからシングルレッグでテイクダウンに出たシンクは、ヨッカイカーのギロチンを防ぐもスクランブルに持ち込まれ試合がスタンドに戻る。直後にシンクの右にヨッカイカーが左のカウンターを入れ、下がったところで右フック&右アッパー、最後は左ストレートでKO勝ちを決めた。 


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【ONE110 No Surrender II】最終計量結果 ヨッカイカー・フェアテックス──尿比重1.0005!!!!

【写真】素晴らしいミドルの防御、メインに出場のセーマーペッチ・フェアテックスら12選手が体重、尿比重のいずれもクリアしている
(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)に中継される無観客大会=ONE110「No Surrender II」の計量及びハイドレーション結果が発表された。

ONEでは水抜き禁止、北米MMAより実質1階級の体重が上限となり、ハイドレーション・テストが試合の2日前と前日に行われている。体重はリミット+500グラム、ハイドレーションは1.0250以下という規定が設けられており、1日でもパスできないと試合当日の朝に再計量が必要になっている。


今夜の中継で戦う12人のファイターの計量とハイドレーションテストの結果は以下の通りだ。尿比重に関してはロドレックP.K.センチャイムエタイジムとレオ・ピントが上限に近く、逆にヨッカイカー・フェアテックスの1.0005は水分過剰摂取ともとれる低い数字だ。尿比重は水分摂取、食事制限、運動負荷ばかりか発汗状況でも数値が変わってくるので、この数値を見る限り非常に上手くコントロールできる陣営が出てきたといえるだろう。

■ONE No Surrender II計量結果

※赤字の選手の名前をクリックすると、インタビューページに移動します。

<ムエタイ・バンタム級T準決勝/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス:65.3キロ/1.0040
ロドレックP.K.センチャイムエタイジム:65.65キロ/1.0244

<キックボクシング・バンタム級/3分5R>
レオ・ピント:65.65キロ/1.0241
メヂ・ザッツプッツ:65.75キロ/1.0218

<59.5キロ契約/5分3R>
ポンシリ・ミートサティート:58.3キロ/1.0112
藤沢彰博:59.25キロ/1.0095

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ソーグラオ・ペッティンディーアカデミー:69.8キロ/1.0018
ポンシリP.K.センチャイムエタイジム:70.3キロ/1.0183

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス:61.0キロ/1.0005
ジョン・シンク:60.3キロ/1.0061

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ファン・ディン:60.9キロ/1.0083
ファディ・カレッド:60.852キロ/1.0074