カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFN UFN229 ボビー・グリーン

【UFN229】グリーンがオクタゴン無敗のドーソンに秒殺アップセット! ノーガードからの左で沈める

<ライト級/5分5 R>
ボビー・グリーン(米国)
Def.1R0分33秒 by KO
グラント・ドーソン(米国)

グリーンがノーガードで距離を詰める。ドーソンは早い右ストレート、さらに右ハイを見せた。続いて左を伸ばそうとしたドーソンの顔面に、サウスポーにスイッチしていたグリーンの左ストレートが直撃! ダウンしたドーソンに右パウンドから左の鉄槌を連打すると、レフェリーが試合をストップした。

グリーンがオクタゴン無敗のグリーンを相手に、秒殺アップセットを起こした。


The post 【UFN229】グリーンがオクタゴン無敗のドーソンに秒殺アップセット! ノーガードからの左で沈める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN229   アオリーチーラン アブドゥル・ラザク アレキサンダー・ヘルナンデス イオン・クテレバ カロリーナ・コバケビッチ ショーン・シェルビー ジョアキン・バックリー ジョセフ・パイファー ネイサン・メネス ビル・アレジオ ボビー・グリーン マテウス・メンドンサ モンタナ・デラロサ ヴァネッサ・デモパウロス 中村倫也 村田夏南子 風間敏臣

【UFN229】計量終了 村田夏南子、2年4カ月振りの計量パスの笑みを浮かべてKポーズ!!

【写真】これぞ満面の笑み。明日もこの笑顔がぜひとも見たい(C)Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」の計量が、6日(金・同)に行われている。
Text by Manabu Takashima

メインはライト級のグラント・ドーソン✖ボビー・グリーンの今大会、11試合・全22人の出場選手が問題なく計量を終えた。


2年4カ月振りの再起戦となる村田夏南子は 115.5ポンドでクリア、やや食い気味に計量台の上でガッツポーズをとるとKポーズで笑顔を見せていた。対戦相手のヴァネッサ・デモパウロスも 116ポンドでパス。

フェイスオフで村田はショーン・シェルビー、続いてデモパウロスと握手を交わすと、しっかりと両手を広げてファイティングポーズをとってフェイスオフを終えた。

村田と同様にアジアから出場は、バンタム級でジョニー・ムニョスJと戦う中国のアオリーチーランだ。中村倫也と風間敏臣が在籍するオクタゴンのバンタム級戦線でムニョスJrとアオリーチーランは2勝3敗と負け越しており、明日の試合で3勝3敗の五分に戻すのと、黒星が2つ先行するのとではキャリアアップに違いが出てくる。特にムニョスは中村と風間の対戦相手になることも十分にある。

そういう意味でもムニョスJrとアオリーチーランのマッチアップ、第2試合には注目したい。

■視聴方法(予定)
10月8日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229計量結果

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー: 185ポンド(83.91キロ)
アブドゥル・ラザク: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジョアキン・バックリー: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ライアン・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
アレキサンダー・ヘルナンデス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス: 204ポンド(92.53キロ)
イオン・クテレバ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 116ポンド(52.62キロ)
ディアナ・ベルビシャ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・メンドンサ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴァネッサ・デモパウロス: 116ポンド(52.62キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJ: 136ポンド(61.69キロ)
アオリーチーラン: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ)

The post 【UFN229】計量終了 村田夏南子、2年4カ月振りの計量パスの笑みを浮かべてKポーズ!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN229 アオリーチーラン アブドゥル・ラザク アレキサンダー・ヘルナンデス イオン・クテレバ カロリーナ・コバケビッチ ジェシカ・アンドレジ ジョアキン・バックリー ジョセフ・パイファー ジョニー・ムニョスJr ネイサン・メネス ビル・アレジオ ボビー・グリーン マテウス・メンドンサ モンタナ・デラロサ ヴァネッサ・デモパウロス 山田海南江 村田夏南子 魅津希

【UFN229】デモパウロス戦へ、村田夏南子─02─「相手の気持ちを折りに行く試合をしたい」

【写真】とにかく雰囲気の良さが伝わるMe,We (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」で、ヴァネッサ・デモパウロスと対戦する村田夏南子のインタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

2年4カ月振りの試合、トラウマになりかねないタイでの負傷を乗り越えて、再びオクタゴンの頂点を目指す村田は負傷前より強くなったと力強く──いや、いつものようにボソボソと語った。

<村田夏南子インタビューPart.01はコチラから>


──筋量自体が減ってしまっていた形ですか。

「筋量は測っていないので分からなかったですが、動くのが辛かったです(笑)。年が明けるとやって良い練習がどんどんと増えて行って。最初はそれでも軽いモノからだったのですが、マウスピースを創ってもらってヘッドギアをつけていたらグラップリングも打撃もマスがOKになり、そこまでガチじゃないですけど普通に練習ができるようになったのは1月の終わりぐらいですね。2月になってから、どんどん強度を上げてやってきました」

──練習を再開するうえで、理不尽なケガの仕方がトラウマになることはなかったですか。

「怖いです。やっぱり試合だったらしょうがないですけど、練習で知らない人に打ち抜かれたので。ただ自分がスパーリングをしているよりも、他の人のスパーリングを見ている方が怖くて。やっぱりヒザを合わされているところとかあるので。怖いッスね。練習はヘッドギアを必ずして、毎週のように歯医者さんに通っていました」

──そうだったのですね。

「揺れの確認や、神経が生きているのかそうじゃないのか、ずっと分かっていなかったので。先生も神経を少しでも残したいと思ってくれていたので、神経の反応を毎週のようにチェックしてくれて。時間は掛かりました」

──練習の強度を上げるイコール試合がしたいということだったのですか。

「練習がちゃんとやれるようになったら、その気持ちは強くなりました。でも長い間、試合をしていなくてスパーリングでも感覚が掴めないところあったので、感覚を戻そうとやってきました」

──そして、今日の練習のように弾けるような動きが見られるようになったと。

「でも、上手くいかないことの方が多いです」

──それは負傷前と比較して、ですか。

「いえ、新しいことを取り入れているからです」

──底上げをしているということですね。

「ラスベガスに行ってジェシカ・アンドレジとかと練習したり……、最終的にNYに行ってと一緒に練習していたんですけど、打撃が上手で。魅津希ちゃんにその打撃の部分を教えてもらって、自分はレスリングを教えて……みたいな感じで。打撃が伸びて、寝技はMe,We、IGLOOの山田海南江選手と練習をして底上げをしてきました」

──では復帰戦の相手、デモパウロスに関してどのような印象を持っていますか。

「これまで自分より背の高い人との試合が多かったのですが、同じぐらいの身長で珍しいです。タフで勝っても負けても頑張っている印象があります。だからこそ、相手に負けない強い気持ちを持たないといけない。相手の気持ちを折りに行く試合をしないといけないです」

──この間の苦労を経験したことで、より強い想いをもってオクタゴンに足を踏み入れることができるのでしょうか。

「それは思わないです。う~ん、練習をしていたら勝ちたいという気持ちが強くなります。試合は絶対に勝てるモノではなくて、練習をするのは勝率を上げるためです。練習をして確率を上げて……でも、相手もやっていて。自分も打撃の部分、寝技の部分、全ての面で底上げしてきたので。相手のパンチが見えてきたから、テイクダウンのカウンターも合わせることができます。それができるようになってきました。組んだら前以上にできます。それに気持ち的にも強くなったかと(笑)」

──トップ10、トップ5にステップアップするために、今回はどのような試合をしたいと思っていますか。

「ここで勝つのと負けるのでは、次の相手が代わってきます。上に行くために勝たないといけない相手──気持ちを折りに行く試合をしたいです」


■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229対戦カード

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン(米国)
ボビー・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー(米国)
ライアン・グレン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr(米国)
アオリーチーラン(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子(日本)
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
マテウス・メンドンサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
JJ・オルドリッチ(米国)

The post 【UFN229】デモパウロス戦へ、村田夏南子─02─「相手の気持ちを折りに行く試合をしたい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator300 MMA o RIZIN UFC アブドゥル・ラザク ダナ・ホワイト ボクシング ボビー・グリーン 村田夏南子

UFC on ESPN+87:オッズ/予想と展望

グラント・ドーソン 1.22
ボビー・グリーン 4.10
ジョー・パイファー 1.24
アブドゥル・ラザク・アルハサン 4.20
アレックス・モロノ 2.42
ホアキン・バックリー 1.59
ドリュー・ドーバー 1.22
リッキー・グレン 4.50
アレクサンダー・ヘルナンデス 2.20
ビル・アルジオ 1.70
フィリペ・リンス 2.30
イオン・クテラバ 1.65
カロリーナ・コバルケビッチ 1.62
ディアナ・ベルビタ 2.36
ネイト・マネス 3.10
マテウスメンドン1.39
バネッサ・デモポロス 3.50
村田夏南子 1.32
アオリ・チロン 1.91
ジョニー・ムニョス 1.91
モンタナ・デ・ラ・ロサ 1.74
J.J.アルドリッチ 2.14

今回出場するランカーは、メインに登場するグラント・ドーソン1人のみ。プレリム出場予定だったバンタム級ランカーのクリス・グティエレスは、相手の欠場で対戦相手が変更となり、来週にスライドになってしまった。

ドーソンはUFC9戦無敗(8勝1分け)。これだけ勝っているのに下位ランカーなのは、元々フェザー級で4連勝してから、減量苦でライトに上げているためで、しかもライト級でも体重オーバーしているため、前回初めてランカーのダミル・イスマグロフと対戦し、テイクダウンからバックキープすると逃さずに完封しての判定勝ち。が、試合内容が地味だったせいか、今回もメインで組まれたにも関わらず、ノーランカートの対戦に。

グリーンは元々はレスラーだったが、UFCで戦ううちにすっかりボクシング主体の選手に。ガードを下げて相手のパンチを目でかわし、軌道の読みにくいパンチを打ち込んで倒していく。ドーソンは初メインだが、グリーンはノーランカーながら、過去にもイスラム・マカチェフ戦でメインに抜擢されている。

ドーソンが力の差を見せると考え、ドーソンが得意のチョークで一本勝ちすると予想。

セミ以下はたしかにノーランカー勢ぞろいだが、意外ともうすぐランクインレベルの選手が多く、ノーランカーにしては悪くない選手が揃っている。直近5勝1敗のモロノ vs. ベストウェイトのウェルターに落として2戦目となるKOアーティスト・バックリー、ハードパンチャーの元ランカードーバー vs. UFCでドーソンと唯一引き分けたグレンなど。

そんな中、もうすぐランクインの選手を飛び越してセミで抜擢されたのが、昨年UFCデビューし、まだ3戦目のジョー・パイファー。コンテンダーシリーズで勝ってUFCと契約した際には、ダナ・ホワイトから「みんなジョー・パイファーのようになれ」と絶賛されたアグレッシブファイターで、親の虐待を受けて家を追い出され、ホームレスだった過去もあるというどん底の人生から逆転でUFCとの契約を果たした。UFCでは2試合連続で1RKO勝ち。そんなパイファーの相手は、12勝すべてがKO勝利・うち11勝が1Rでのものという、秒の倒し屋・ラザク(ただし、2R以降になった場合は1勝4敗)。どちらが勝つにしても短期決戦になりそうな組み合わせ。

プレリム第3試合では、村田夏南子が約3年ぶりの復帰戦。相手はUFC3勝2敗のデモポロス。UFCデビュー戦はフライ級で判定負けし、2戦目からストロー級に落とし3連勝。RIZINでデビューした村田に対し、デモポロスはRIZIN浜崎朱加のタイトルに挑戦したジン・ユ・フレイに判定勝ちしている(ただし、判定は微妙)。バックボーンは柔術で、UFCで唯一のフィニッシュ勝利もガードからの腕十字での一本勝ち。MMAに出場する傍ら、グラップリングマッチにも出場している。村田と言えばタックラーだが、下から仕掛けてくるデモポロス相手にグラウンドで勝負できるかどうか。オッズはブランクのある村田がフェイバリット。

第1試合開始は8日朝5時から。村田の試合は6時前後に開始予定。同日のBellator300は7時半から開始で、メインカードの3大タイトルマッチは11時から開始だが、UFCは順調に行けばその前には終わる予定。

速報します。

カテゴリー
F1 MMA o ONE UFC   アレッシャンドリ・パントージャ ケビン・ホランド コルビー・コヴィントン ジェフ・ニール ジャレッド・ゴードン スティーブン・トンプソン トニー・ファーガソン ブランドン・ロイヴァル ボビー・グリーン レオン・エドワーズ

12.16『UFC 296: Edwards vs. Covington』でトニー・ファーガソン vs. パディ・ピンブレット、シャフカット・ラフモノフ vs. スティーブン・トンプソン

フェアトレードミルクチョコレート | Tony's Chocolonely | 牛乳 | 総重量 180 グラム


12.16『UFC 296』でレオン・エドワーズ vs. コルビー・コヴィントン、アレッシャンドリ・パントージャ vs. ブランドン・ロイヴァルの2大タイトルマッチ(2023年09月21日)

 こちらの続報。




 UFCが12月16日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 296: Edwards vs. Covington』でトニー・ファーガソン vs. パディ・ピンブレットのライト級マッチとシャフカット・ラフモノフ vs. スティーブン・トンプソンのウェルター級マッチを行うことをデイナ・ホワイトが発表。

 ファーガソンは7月の『UFC 291: Poirier vs. Gaethje 2』でボビー・グリーンに3R肩固めで敗れて以来の試合で6連敗中。かつてのライト級王座挑戦者も4年以上勝利していません。ピンブレットは昨年12月の『UFC 282: Blachowicz vs. Ankalaev』でジャレッド・ゴードンに判定勝ちして以来1年ぶりの試合で6連勝中(UFC戦績4勝0敗)。ゴードン戦が売出し中の選手による“疑惑の判定勝利”であったことからすっかりヒールターンしてしまいました。ノーランカー同士の対戦ですが、右肩下がりの元トップコンテンダー vs. 売出し中のルーキーという注目のカードです。

 ラフモノフは3月の『UFC 285: Jones vs. Gane』でジェフ・ニールに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合でMMAデビュー以来17連勝中(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCウェルター級ランキング6位。トンプソンは昨年12月の『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でケビン・ホランドに4R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング7位。続きを読む・・・
カテゴリー
CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC291   アレックス・ポアタン・ペレイラ ウロス・メディッチ ガブリエル・ボンフィム ケビン・ホランド ジェイク・マシューズ ジャスティン・ゲイジー スティーブン・トンプソン ソルト ダスティン・ポイエー ダリウス・フラワーズ デリック・ルイス トニー・ファーガソン トレヴィン・ジレス ホルヘ・マスヴィダル ボビー・グリーン マイケル・キエーサ マルコ・ホジェリオ・デ・リマ ミシェウ・ペレイラ ミランダ・マーヴェリック ロマン・コピロフ

【UFC291】計量終了 ペレイラ計量失敗、ワンダーボーイは契約戦飲まず。LH級のポアタンがデカいッ!!

【写真】よくミドル級で戦っていたな──というフレームのポアタン (C)MMAPLANET

29日(土・現地時間)、ユタ州ソルトレイクシティのビビント・アリーナで開催されるUFC 291「Poirier vs Gaethje 2」の計量が行われた。

メインでBMF(Baddest Motherfucker)のベルトを賭けダスティン・ポイエーとジャスティン・ゲイジーが戦う──世界戦のないPPV大会。

そのメインカードのウェルター級戦でスティーブ・トンプソンと対戦予定だったミシェウ・ペレイラが174ポンドと計量失敗し、トンプソンがキャッチウェイト戦を飲まずに試合はキャンセルされた。


トンプソンはSNSで「11年のUFC在籍で、何も対戦相手の減量失敗は初めてではない。以前は戦ったけど、今回そうすることはスマートではないと判断した。この年齢、これまでMMAでやり遂げてきたことを考え、自分は門番ではなくてウェルター級王者になるためにオクタゴンに上がっている。これはビデオゲームじゃないんだ」と、体重オーバーをした相手との試合を落として、タイトルから遠ざかるリスクを避けたことを明言している。

またキャリア初のライトヘビー級の一戦に挑む、前ミドル級王者ポアタンはオフィシャル計量ではさすがにミドル級の時よりも減量幅は確実に少なく、ギリギリの状態ではなかった。それでもセレモニアル計量では十分にリカバリーされたポアタンは、元ライトヘビー級王者ヤン・ブラボヴィッチを上回る体躯を誇っていたことが印象深い。

そしてウェルター級のホルヘ・マスヴィダルの引退にともない持ち主がいなくなったBMFのベルトを争うライト級の両者。5年3カ月振りの再戦でリベンジを狙うゲイジーは「この試合の意味は何もかも全て。やり返すチャンス、ここでやり合うことが待ち切れない。レッツゴー」と話し、ポイエーも意味は全てと言うと「ウォーの準備はできている。血と根性を見せることを約束する。レッツゴー」とシャウトした。

なおフライ級でCJ・ヴェルガラと対戦するヴィニシウス・サルバドールが1ポンドオーバーリミットから2.5ポンド重かったが、この一戦はキャッチウェイトマッチとして実施される。

■視聴方法(予定)
7月30日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前7時00分~U-NEXT

■UFC291計量結果
<ライト級:BMF王座決定戦/5分5R>
ダスティン・ポイエー: 155ポンド(70.31キロ)
ジャスティン・ゲイジー: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 206ポンド(93.44キロ)
アレックス・ポアタン・ペレイラ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・トンプソン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミシェウ・ペレイラ: 174ポンド(78.92キロ)

<ライト級/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国): 155ポンド(70.31キロ)
ボビー・グリーン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ: 170ポンド(77.11キロ)
ケビン・ホランド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ウェルター級/5分3R>
トレヴィン・ジレス: 170ポンド(77.11キロ)
ガブリエル・ボンフィム: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 263.5ポンド(119.52キロ)
マルコ・ホジェリオ・デ・リマ: 262ポンド(118.84キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロマン・コピロフ: 185ポンド(83.91キロ)
クラウジオ・ヒベイロ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
ダリウス・フラワーズ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヴィニシウス・サルバドール: 128.5ポンド(58.28キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー: 169.5ポンド(76.88キロ)
ウロス・メディッチ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ミランダ・マーヴェリック: 125.5ポンド(56.92キロ)
プリシラ・カショエイラ: 125ポンド(56.7キロ)

The post 【UFC291】計量終了 ペレイラ計量失敗、ワンダーボーイは契約戦飲まず。LH級のポアタンがデカいッ!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Column MMA o ONE UFC UFC291 YouTube   ケビン・ホランド ジャスティン・ゲイジー スティーブン・トンプソン ダスティン・ポイエー デリック・ルイス トニー・ファーガソン ボビー・グリーン ミシェウ・ペレイラ ヤン・ブラホヴィッチ ヴィニシウス・サルヴァドール

『UFC 291: Poirier vs. Gaethje 2』前日計量動画/スティーブン・トンプソン vs. ミシェウ・ペレイラが中止に

2日間でこれだけ!ファスティング専用ドリンク【リムイット48Plus】 ファスティングガイドブック付き ファスティングドリンク コンブチャ フルーツ酵素 酵素ドリンク 乳酸菌 国産 日本製 置き換えダイエット


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Dustin Poirier (155) vs. Justin Gaethje (156)
・Jan Blachowicz (205) vs. Alex Pereira (205.5)
・Michel Pereira (174)* vs. Stephen Thompson (170.5)
・Tony Ferguson (155) vs. Bobby Green (155.5)
・Michael Chiesa (170) vs. Kevin Holland (169.5)

PRELIMINARY CARD (ABC/ESPN/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Gabriel Bonfim (170) vs. Trevin Giles (170)
・Derrick Lewis (263.5) vs. Marcos Rogerio de Lima (262)
・Roman Kopylov (185) vs. Claudio Ribeiro (185.5)
・Darrius Flowers (170.5) vs. Jake Matthews (170)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Vinicius Salvador (128.5)** vs. CJ Vergara (125.5)
・Uros Medic (170.5) vs. Matthew Semelsberger (169.5)
・Priscila Cachoeira (125) vs. Miranda Maverick (125.5)

 『UFC 291: Poirier vs. Gaethje 2』前日計量結果。ミシェウ・ペレイラが174ポンドと3ポンドオーバー。ヴィニシウス・サルヴァドールが128.5ポンドと2.5ポンドオーバー。どちらも試合はキャッチウェイトで行われると思われましたが、



 スティーブン・トンプソン vs. ミシェウ・ペレイラは中止になっています。トンプソンは「対戦相手が体重を作らなかったのは今回が初めてではないし、以前も同じようなことがあったが、この試合を受けるのはスマートではないと僕とチームは考えた。僕は門番役になるつもりはないし、あくまでもUFCウェルター級王座を目指して戦い、勝つためにここにいる」「フィニッシュしなければ、スプリット・デシジョンであっても、判定負けするリスクがある。計量ミスしたファイターが直面する影響はあまりにも少なく、大きなアドバンテージを持って戦うことが許されている。最近そういうことが増えているように思える。試合をしないという決定により、今後他の選手の計量ミスが減ることを願っている」とコメントしています。

 C.J.ヴェルガラ vs. ヴィニシウス・サルヴァドールはサルヴァドールが出場給の20%を譲渡し試合は行われます。

 これによりデリック・ルイス vs. マルコス・ホジェリオ・デ・リマがプレリミナリーカードからメインカードに昇格し、C.J.ヴェルガラ vs. ヴィニシウス・サルヴァドールがアーリープレリミナリーカードからプレリミナリーカードに昇格。試合開始時刻は日本時間午前7時30分から8時に変更されています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ダスティン・ポイエー vs. ジャスティン・ゲイジーはポイエー支持9人、ゲイジー支持2人。

・ヤン・ブラホヴィッチ vs. アレックス・ペレイラはブラホヴィッチ支持7人、ペレイラ支持4人。

・デリック・ルイス vs. マルコス・ホジェリオ・デ・リマはルイス支持10人、デ・リマ支持1人。

・トニー・ファーガソン vs. ボビー・グリーンは11人全員グリーン支持。

・マイケル・キエサ vs. ケビン・ホランドはキエサ支持4人、ホランド支持7人。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN UFN222 アラテンヘイリ ウィリアム・ゴミス カリーネ・シウバ カーティス・ブレイズ クリストス・ギアゴス ジェレマイア・ウェルス ジャレッド・ゴードン ジュニオール・タファ ハニ・ヤヒーラ バットゲレル・ダナー ブラッド・タヴァレス ブルーノ・シウバ ブレディ・ヒースタンド ブローガン・ウォーカー プリシーラ・カショエイラ ボクシング ボビー・グリーン モハメド・ウスマン モンテル・ジャクソン 倉本一真 海外

【UFN222】ヒースタンド戦へ、チンギス・ハンの末裔バットゲレル・ダナー「レスリング勝負になっても」

【写真】ちょっとゲッツなダナー(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、あと4時間でスタートするネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN222:UFN on ESPN+80「Pavlovich vs Blaydes」。その第 1試合でバットゲレル・ダナー✖ブレディ・ヒースタンドのバンタム級戦が組まれている。

キャリア6勝2敗の新鋭を迎え撃つダナーは、3試合連続初回KO勝ちから一転、現在2連敗中だ。アリゾナのファイトレディーで倉本一真とスパーリングを数多くしてきたというダナーに、モンゴル人の強さの秘密と今大会の試合の意気込みを訊いた。


──ダナー、ブレディ・ヒースタンドと土曜日に戦います。今の気持ちを教えてください。

「ファイトウィークに入って、最高の気分です。エネルギーが熱を帯びてきていて、もう戦う準備は出来ています」

──アリゾナのファイトレディーでは、日本の倉本一真選手と随分と練習してきたと聞きました。

「カズマとは、本当にたくさんスパーリングをしました。RIZINで戦うために、カズマももう日本に戻っているはずです。素晴しいファイターで、本当に強いレスラーなので、カズマとはとても良い練習ができました。カズマもアリゾナで次の試合に向けて、素晴らしいキャンプができたはずです」

──ところでダナーがジャクソン・ウィンクMMAからファイトレディに移ったのは、なぜなのですか。

「ジャクソン・ウィンクも素晴らしいジムでしたが、ファイトレディーの方がヘンリー・セフードを始め、自分と同じような体格の選手が多く練習しています。それと仲が良いアラテンヘイリがアリゾナで練習していたことも、ジムを移った要因の一つです。ジャクソン・ウィンクでは打撃をしっかりと学ぶことができたので、レスリングがベースのファイトレディーで、しっかりとレスリングを見直してきました。結果、今週末は打撃だけでなくレスリングを融合したスタイルを見てもらえると思います」

──実は1月にウランバートルを訪れたのですが、ケージレスリングに関してセントラルヒーティングがあるために、壁レスができないジムが多かったです。

「モンゴル人の男の殆どが、幼少期からモンゴル相撲をやってきたので自然とファイティングスピリットが養成されます。ただし、MMAに関しては今指摘されたように環境がまだまだ整っていません。だからケージレスリングや壁レスという部分で、モンゴルのMMAは他の国の後塵を拝することになっています。

ただしモンゴルではMMAの人気は上がっていて、ケージのあるジムも出てきました。そして、優秀なコーチも増えています。だから壁レスやクリンチワークという点でも、モンゴル人ファイターはこれから強くなることは間違いないです。

自分も試合が決まれば、米国のジムでキャンプを行いますが、普段はウランバートルに戻って練習しています。モンゴル人MMAファイターの第一世代として、自分は海外で練習をして壁レスやクリンチの習得に努めてきました。そしてウランバートルではボクシングやテコンドーのジムで、MMAjは何かを説明してきました」

──MMAの普及にダナーは務めてきたのですね。ところでマイナス30度の極寒の地で、肉と麺類やお米を食べまくり、タンパク質と炭水化物を取り続ける。この2つの要素がモンゴル人を精神的、肉体的に強くするのだと勝手に結論づけました。

「アハハハハ。気候に関してはモンゴルには四季があり、夏は相当に暑くて冬はとんでもなく寒いです。本当に極端な気候で、あのタフな環境で生まれ育つと人間を強くしてくれると思います。食事に関しては、モンゴル人は自生した植物をよく食べています。それに肉に関しても、緑を食べて育った羊、牛を食べているので。野菜を食べているのと同じです(笑)」

──まさか(笑)。

「ただ気候と食事がモンゴル人を強くしているというのは、100パーセント賛成します。それとモンゴルの歴史ですね。チンギス・ハンの時代から、我々はウォリアー・スピリッツが受け継がれてきました」

──そんなウォリアーズ・スピリットを持つダナーですが、3試合連続1RKO勝ちのあと、現在連敗中で今週末の試合はとても重要かと思います。

「全ての試合が重要です。どの試合も真剣に向き合ってきました。ただし、今回の試合は特に大切です。ですから、1Rでフィニッシュすることを約束します。対戦相手は将来性豊かな若いファイターで、完全にグラップラーです。優秀なレスラーですが、我々モンゴル人にはモンゴル相撲で養われた、組み合いで強さを発揮する血が流れています。

そして、自分が初回でKO勝ちするので、彼がレスリングの技術を使う機会は訪れないです。ただ、レスリング勝負になっても自分のレスリングの強さを見せつけます。モンゴル相撲が、モンゴル人の根底にあるファイティングスピリットを養ってくれるので、あらゆる組技、柔道、柔術、レスリングでモンゴル人は常に強さを発揮します。

だから自分も土曜日の夜にはファンに再び、KO勝ちをお見せします」

■視聴方法(予定)
4月23日(日・日本時間)
午前5時30~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
セルゲイ・パブロヴィッチ: 260.5ポンド(118.16キロ)
カーティス・ブレイズ: 262.5ポンド(119.06キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
イアズミン・ルシンド: 126ポンド(57.15キロ)
ブローガン・ウォーカー: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス: 171ポンド(77.56キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
リッキー・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)
クリストス・ギアゴス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 136ポンド(61.69キロ)
モンテル・ジャクソン: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
カロス・ホサ: 144.5ポンド(65.54キロ)
ノルマ・デュモンチ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン: 239.5ポンド(108.63キロ)
ジュニオール・タファ: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル: 146ポンド(66.22キロ)
ウィリアム・ゴミス: 147ポンド(66.67キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 130ポンド(58.96キロ)
カリーネ・シウバ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
ブレディ・ヒースタンド: 136ポンド(61.69キロ)

The post 【UFN222】ヒースタンド戦へ、チンギス・ハンの末裔バットゲレル・ダナー「レスリング勝負になっても」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o アレックス・カサレス ダナ・ホワイト ボビー・グリーン

UFC on ESPN+74:ポストファイトボーナス/総評

・ファイト・オブ・ザ・ナイト:ドリュー・ドーバー vs. ボビー・グリーン

・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:アレックス・カサレス、ミハル・オレクシェイチュク

2022年最後の1戦となったメインは凡戦に。5Rになってようやく打ち合ったが時すでに遅し。両者とも、前回敗れてからの再起戦だったので慎重になってしまったか。キャノニアも勝ったとは言え、微妙なラウンドがある中で攻めに行けてなかった。勝ったがダナ・ホワイトにはタイトルマッチにはスルーされそうな内容。

セミのツァルキャンは無敗のイスマグロフに勝利。前戦でクタテラーゼからテイクダウンを奪われるまでテイクダウンディフェンス率100%だったイスマグロフから7度もテイクダウンを奪って完勝。こちらも前回ガムロに負けてからの再起戦だったが、いつも通りの攻めを見せた。ガムロ戦も僅差だったし、現王者のマカチェフとの対戦も健闘していたので、来年は上位ランカーとの対戦が見てみたい。

カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC   アミール・アルバジ アルマン・ツァルキャン アレックス・カサレス アレックス・ペレス サイドユカップ・カクラモノフ サイド・ヌルマゴメドフ ジェイク・マシューズ ジャレッド・キャノニア ジュリアン・エロサ セルゲイ・モロゾフ ダナ・ホワイト ダミール・イスマグロフ ダヴィッド・ドヴォルザーク ドリュー・ドバー ブライアン・バトル ブランドン・ロイヴァル ボビー・グリーン マァフゥシャトゥ マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ ラファ・ガルシア

【UFN216】計量終了 2022年UFC最終戦は、2023年を睨みアルバジ✖コスタ&ドヴォルザーク✖ケイプに注目

【写真】ダナ・ホワイトが激怒した今年のコンテンダーシリーズ第1週の勝者コスタは、ローカルショーの1勝を積む上げUFCと契約が成った (C)Zuffa/UFC

2022年のUFC最終大会=UFN216:UFN on ESPN+74「Cannonier vs Strickland」が17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催され、16日(金・同)に計量が行われた。

今年のUFC最後の試合、つまり今大会のメインはジャレッド・キャノニアー✖ショーン・スティックランドのミドル級の一番だ。とはいえ日本のファン目線でいえば、メインカードのアミール・アルバジ✖サレッサンドロ・コスタ、プレリミのダヴィッド・ドヴォルザーク✖マネル・ケイプ──フライ級の2試合が気になるところだろう。


イラクからスウェーデンに政治亡命し英国で暮らすアルバジ、ブラジルのコスタ、チェコのドヴォルザーク、そしてポルトガルのケイプと非米国人ファイターばかりなのも、フライ級らしいといえる。

UFCで3勝0敗のアルバジはアレックス・ペレス、ブランドン・ロイヴァルという米国人トップランカーとの対戦が流れ、オクタゴン初陣のコスタとの対戦になった。絶対に星を落とすわけにはいかないばかりか、次こそトップ5とのファイトを絶対的にするためのインパクトを残す必要がある状況だ。

とはいえアルバジは究極の勝利至上主義ファイターで、決して熱くなることなく、自身のやるべきこと淡々とこなし、対戦相手の傷口を冷静につく──強すぎる心臓の持ち主だ。ファンの期待とは別のところで、勝つために通じる手段をコスタにぶつけ続けるだろう。

ケイプとドヴォルザークはプレリミ、しかも第2試合で組まれることが信じられない一戦だ。ケイプはUFCに慣れるまでやや時間を要したが、2試合連続で印象的な初回KO勝利を挙げて巻き返した2021年から、今年は自らテストで陽性になったこともあり、2試合連続試合が流れ、今回が最初で最後の2022年の実戦となる。

対するドボルザークは3月にマテウス・ニコラウに敗れて以来、8カ月振りの再起戦となる。この両者の戦いは、一瞬の隙、少しの間が命取りになろう。

格闘技の経験がなくチェスからMMAファイターを志したドボルザークの強味は相手のミスをつく状況判断と洞察力。対してケイプは慎重さと爆発力という対照的なエレメントが融合しているファイターだ。

2023年フィナーレ大会に出場するフライ級4選手のいずれかが、2023年に平良と戦う可能性は決して低くない。そういう意味でもマスト・ウォッチの2試合だ。

■視聴方法(予定)
12月18日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN216計量結果

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニア―: 185.5ポンド(84.14キロ)
ショーン・スティックランド: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ダミール・イスマグロフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ: 125.5ポンド(56.92キロ)
サレッサンドロ・コスタ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 145ポンド(65.77キロ)
ジュリアン・エロサ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185ポンド(83.91キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シャイアン・ヴリスマス: 115.5ポンド(52.38キロ)
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155ポンド(70.31キロ)
ラファ・ガルシア: 158.5ポンド(71.89キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル: 170ポンド(77.11キロ)
リナット・ファクレトディノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
セルゲイ・モロゾフ: 136ポンド(61.69キロ)
ジャーニー・ニューソン: 135.5ポンド(61.46キロ)

The post 【UFN216】計量終了 2022年UFC最終戦は、2023年を睨みアルバジ✖コスタ&ドヴォルザーク✖ケイプに注目 first appeared on MMAPLANET.