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デイナ・ホワイト「タイソン・フューリー vs. フランシス・ガヌーのボクシングマッチなんて本当にバッド・アイデアだ」

フランシス・ガヌーとタイソン・フューリーが互いに対戦をアピール/ガヌー「ボクシングマッチを認めてくれないとUFCとは契約更新しない」(2022年01月21日)

タイソン・フューリー「来月のディリアン・ホワイト戦でプロボクシングを引退するがフランシス・ガヌーとの“スペシャルファイト”はやりたい」(2022年03月04日)

 こちらの続報。


 デイナ・ホワイトがタイソン・フューリー vs. フランシス・ガヌーのボクシングマッチの可能性について尋ねられ以下のコメント。

「フランシスにとってバッド・アイデアだ…本当にバッド・アイデアだ」

 17人中12人をノックアウトしたガヌーのノックアウトパワーをもってしても厳しいかと尋ねられると以下のコメント。

「デオンテイ・ワイルダーだってそうだった。彼だってワンパンチ・ノックアウトパワーを持っていたのにやられてしまった」
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タイソン・フューリー「来月のディリアン・ホワイト戦でプロボクシングを引退するがフランシス・ガヌーとの“スペシャルファイト”はやりたい」

フランシス・ガヌーとタイソン・フューリーが互いに対戦をアピール/ガヌー「ボクシングマッチを認めてくれないとUFCとは契約更新しない」(2022年01月21日)

 こちらの続報。

ヘビー級王者タイソン・フューリーが現役引退へ 4月ホワイトとの防衛戦がラストマッチ(東スポWeb)
 ヘビー級戦線に大きな影響が出そうだ。ボクシングのWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(33=英国)が4月23日にディリアン・ホワイト(33=英国)との防衛戦後に現役を引退すると表明した。

 英「BBC」など各メディアによると、1日に記者会見したフューリーは決戦に向けて「これが私のキャリアで最後の戦いになる。この試合後に引退する」と宣言。その上で「私は銀行に1億5000万ポンド(約230億円)を預けている。世界中の物件とスーパーカーを見るために巨大なヨットを購入するつもりだ。ベビーオイルを塗って日焼けする。それが世界チャンピオンの仕事になる」と語ったという。

 フューリーはホワイトとの防衛戦後、ロンドン五輪金メダルのアンソニー・ジョシュア(32=英国)や3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(35=ウクライナ)らとの対戦が期待されていた。

 WBC世界ヘビー級チャンピオンのタイソン・フューリーが引退を表明しています。


 一方でこんなコメントもしています。

「これがジプシー・キング(自身のニックネーム)のファイナル・カウントダウンだ。ハリウッドが待っている。これが引退試合だ。ウェンブリー・スタジアムには10万人が押し寄せるて、そこで世界タイトルマッチをやる。イギリスでは4年ぶりの試合だ。2度世界王座を獲得し8度防衛、チャンピオンのまま無敗で引退させてもらうよ。ロッキー・マルシアーノに続いて2人目だ」

「フランシス・ガヌーとの対戦はリアル・ボクシングファイトとしてカウントしていない。ボクシングではなく“スペシャルファイト”になるだろう。4オンスのグローブを着けてケージで戦う。会場はラスベガスのレイダース・スタジアムだ」

「競技としてのチャンピオンシップボクシングからは引退するが、クロスオーバーファイトをする準備はできている。彼はUFCヘビー級チャンピオンではなくなり、俺もWBC世界ヘビー級チャンピオンでなくなるが、誰も俺から奪うことは出来ないから正統なチャンピオンであることに変わりはない!」

「フランシス・ガヌーは大きくて危険な男だ。10オンスのグローブじゃないとフェアじゃないと言われるかもしれないが、そっちの方がフェアじゃない。ダニエル・コーミエもフランシス・ガヌーはデオンテイ・ワイルダーを雑にしたようなタイプだと言ってるし、俺とワイルダーの試合がどうなったかはみんな知ってる。だから10オンスのグローブではフェアじゃない。4オンスだと彼が俺をノックアウトするチャンスも少しは出てくるだろう、俺がノックアウトする可能性も上がるけどな。だからエキサイティングな試合になるよ。そして、この試合はナチュラルな体重でやることになるだろう。300ポンド以上になるかな…だから一発のパンチでキャンバスに沈めるよ」
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MMA o UFC   フランシス・ガヌー ボクシング

デイナ・ホワイト「フランシス・ガヌーと話をしたが今後についてはまだ分からない」

フランシス・ガヌーのマネージャー「彼は3月に膝の手術をする」「復帰まで9~10ヶ月掛かる」(2022年02月19日)

 こちらの続報。


 デイナ・ホワイトがフランシス・ガヌーについて尋ねられ「フランシスがカメルーンに帰国する前に会食をした。戻ってきたらまた合う予定だ」とコメント。ガヌーの復帰が長引きそうなので再び暫定王座決定戦を行う可能性については「まだ分からない。どうなるかはいずれ分かるだろう」とコメントしています。

 ガヌーはチャンピオン条項があるのでUFCとは契約している状態ですが、本人はより高額かつ柔軟でタイソン・フューリーとのボクシングマッチも出来る契約を要求しています。続きを読む・・・
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o UFC YouTube フランシス・ガヌー

フランシス・ガヌー UFC全試合 実況解説 ko集

フランシス・ガヌー UFC全試合 実況解説しました。
UFC参戦初期はKOの山を量産していましたが、テイクダウンもかなり許していました。ミオシッチ、ルイスに負けてから、グラップリング、スクランブルに磨きをかけコンプリートファイターに進化。
ガヌーのUFCデビュー戦からの凄さ、成長を追っていきます。

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MMA o Report UFC   キック フランシス・ガヌー プロレス ボクシング

ケイン・ヴェラスケスがカリフォルニア州モーガンヒルの狙撃事件に関与か/現在警察が勾留中


 ケイン・ヴェラスケスが2月28日にカリフォルニア州モーガンヒルで起きた狙撃事件に関与した疑いがあるとNBCが報じています。銃撃は午後3時14分ごろに起きて被害者は少なくとも一発は撃たれているとのこと。命に別条はないそうです。

Cain Velasquez(Sherdog)

 ケイン・ヴェラスケスは現在39歳でMMA戦績14勝3敗(UFC戦績12勝3敗)。元UFCヘビー級チャンピオン。2019年2月の『UFC on ESPN 1: Ngannou vs. Velasquez』でフランシス・ガヌーに1R KO負けした後にMMA引退を発表し、その後WWEやメキシコでプロレスをしていました。しかし最近はAKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)のヘッドコーチであるハビエル・メンデスがMMA復帰の可能性を示唆していました。


 その後、MMAJunkieによるとケイン・ヴェラスケスはカリフォルニア州サンタクララ郡刑務所で勾留されているとのこと。続きを読む・・・
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ABEMA F1 MMA MMAPLANET ONE Special UFC カルヴィン・ケイター キック ギガ・チカゼ シリル・ガンヌ フランシス・ガヌー 大沢ケンジ

【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:1月:ケイター✖ギガ・チカゼ「覚悟のあるヤツしかできない」

【写真】痛くて、しんどい試合=覚悟のいる戦い (C) Zuffa/MMA

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2022 年1月の一番は15日に行われたUFC ESPN32からカルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼ戦について語らおう。


──大沢さんが選ぶ1月の一番、どの試合になるでしょうか。

「カルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼですね。最近の僕がよく言う近い距離の試合で、ケイターが打撃でガンガン行ったというよりも組みのプレッシャーを掛けた試合でした。組みの圧力がある一方で、組みだけじゃない。打撃でもある程度の威力と精度があって、カウンターも上手い。そうやって近い距離で戦っていました。

結果、その前にいくことでチカゼに打たせた。チカゼが入って来るならということで打っていって、ブロックしながら……ブロックしてももらっているわけで。もらいながら、覚悟を決めて、倒れないという気持ちで自分の距離まで入る。そうなるとローやヒジを単発で入れて、チカゼの意識が上に来ると組む。まぁ、本当に一つのスタイルが確立されたように感じましたね」

──チカゼは組みにも対応できる、素晴らしいキックボクサーだと思っていたのが、この試合では組みに対して後手後手のようにも見えました。序盤は調子よく攻めていましたが、ハイキックの空振りから下になり、そのままコントロールされて初回を終えると、2Rからは別人のようになってしまったかと。

「それは打たされていたからです。ケイターに入らせないように振っていて、消耗していたはずです。僕もそうだったんですけど、長い距離で戦う選手ってこの距離に来たら打つって恐らくは決めています。そうやってボタンを押す、ボタンを押さされる試合になるんです。

ここで打たないと入られる。ここで打たないと、試合にならないって攻撃を出すんで、めっちゃ疲れるんです。しかもチカゼはそれが当たっていたら、より打撃で行ってしまって。マラソンでいえば、本来の自分より速いペースで走ってしまった。そういうことだと思います」

──なるほど。打って、当ててはいてもペースは狂わされていたということですね。

「やっぱり遅くても、速くても自分のペースじゃないと終盤はきつくなるじゃないですか。しかも普段より速いペースで走ったのに、相手はずっと後ろにいて。だからバテてしまったと思います。恐らくですけど」

──スタミナがある、動けていても自分のペースと相手のペースでは違うということですね。

「ヘビー級の統一戦でもフランシス・ガヌーの打撃のプレッシャーで、シリル・ガンヌがバテていたのも同じですよね。そこまでは距離をとって、ちょこちょこガンヌかと思っていたけど結局は削られていました。ガヌーの破壊力のプレッシャーで疲弊しましたよね」

──それでもチカゼも、何か一つの攻撃で勝負がつくような攻撃を続け、結果全てのラウンドで落としたように見えました。

「あの手の試合は両選手疲れるので、ケイターも疲弊していました。ただ逃げて、追いつかれてというチカゼの方が辛いです。これは完全に僕の見立てなのですが……」

──大沢さんの見立てを伺う企画ですので(笑)。

「ハイ(笑)。だから、これって正直にいえばウチがやろうとしていることなんです。HEARTSの選手にはドロドロ、こういうケイターのような試合にしろよと。飯野(健夫)とか、中田(大貴)とか、猿田(洋祐)も前回の世界挑戦でやらせようと思っていたんです。猿田の場合はどんどん組んで、プレッシャーをかけさせようと。

ただ、誰にでもできる戦い方じゃないんです。本当に覚悟のある奴しかできない」

──ケイターの覚悟は、あのヒジ打ちの連打に見られたように感じます。

「それぐらい中に入っている。誰もができることじゃないです。だからMMAの理想形ではなくて、不器用なヤツでも勝てる試合展開です。長く競技を続けられないけど、最高到達点を高くする。そういうファイトです。一瞬でも、自分が一番高くいけるところを少しでも高くしたい。

僕も現役の時、そういう考え方だったのに結果的に長くやる戦い方をしていたんですけど……(苦笑)」

──2009年11月18日、WEC44──大沢ケンジ×アントニオ・バヌエロス戦を思い出します。とはいえ、相手あってのことですし。Zuffaはここでチカゼがケイター越えを果たし、マックス・ホロウェイの位置まで持っていきたかったはずです。それを考えると、ケイターを殴り続けたホロウェイの強さが抜きんでているのかと。

「ホロウェイはボクシングで、ずっと相手に張り付いて疲弊させる。長そうな距離にいて、実は中間距離にステイしている。だから踏み込まないで、自分の拳が届く距離でパンチを出せます。それがケイターのやりたい距離より、少し外なのでケイターとしては難しい試合になりました。

遠い距離からワンステップでなく、中間距離で手を伸ばして体を入れると届く。何よりもホロウェイはあの距離が全く怖くないし、ステップを踏んでいないので連打で攻めることができる。チカゼにデキたことが、ホロウェイには全くできなかったということになります。

チカゼは蹴りとストレート、距離が長いのでプレッシャーを受けると潰されます。だから長い距離の選手は組み勝てる力が絶対的に必要になってくる。お前が来たら、テイクダウン決めるぞという圧力がないと、距離をコントロールして打撃だけで勝つのは、これからは厳しくなってくる。そう、僕は思います」

──押忍、とても興味深い話でした。今月もありがとうございます。

「あと、これって1試合じゃないといけないですか?」

──どういうことでしょうか。他に……もう1試合語りたい戦いがありましたか(笑)。

「そうなんです。上久保選手の試合なんですけど……」

<この項、続く>

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MMA UFC UFC270   フランシス・ガヌー

シリル・ガーン「フランシス・ガヌーがグラップリングをしてきたのには驚かなかった」「再戦したいのでUFCを離脱したく欲しくない」


 『UFC 270: Ngannou vs. Gane』で行われたヘビー級王座統一戦でフランシス・ガヌーに判定負けしたシリル・ガーンが以下のコメント。

「彼がグラップリングをしてきたのには驚かなかった。それで複数のラウンドでポイントを稼ぐことが彼にとって最大のチャンスの一つであることは分かっていた。彼はそれを実行したし、とても上手くやった。実に良い仕事だった。それが彼が持っていた最大のチャンスであることは分かっていた」

「彼は打撃、ムエタイ、レスリングで俺を本気で驚かせたわけじゃない。レスリングは本当にグレートではなかったし、力任せだった。全ての攻撃はそれほど驚くほどのものではなかったが、彼は上手くやったと思う」

「これが現実だ。俺は大いに傷ついたが、これが真実だ。明日には良くなっていることを願うよ。自分をバージョンアップさせるためにも、もっと頑張るつもりだ。もし、彼がUFCを離脱するつもりなら、俺はそれを望んでいない。再戦を望んでいる。もう一度やりたい。この試合をしたい」
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Column MMA ONE UFC   デミアン・マイア フランシス・ガヌー

デイナ・ホワイトが『UFC 270』でフランシス・ガヌーの腰にベルトを巻かず試合後会見も欠席した件について釈明/ガヌーはSNSで皮肉る

『UFC 270』デイナ・ホワイトがフランシス・ガヌーの腰にベルトを巻かず試合後会見も欠席した件についてガヌーがコメント(2022年01月27日)

 こちらの続報。


 『UFC 270: Ngannou vs. Gane』でシリル・ガーンに判定勝ちしヘビー級王座を統一したフランシス・ガヌーの腰にベルトを巻かず試合後会見も欠席したデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「私はメインイベントの時には居なかった。バックステージで色々あったのでセミファイナルの直後にアリーナを出ていた」

「私がフランシスに対して敬意を欠いていることを示していると思った人に言いたいが、私は一週間ずっとフランシスのことを見ていたし、そういう意見はバカげている。握手もしてるし、挨拶もしてるし、ずっと見ていたよ」

「フランシスの時だけじゃなくて、マイケル・ビスピン vs. ルーク・ロックホールドの時もやることがあったのでアリーナに居なかったことがあったよ。私はジャケットも着ないで全力疾走で戻って来たから何とかビスピンにベルトを巻くことが出来た。だがフランシスにはそれが出来なかった」

「私が試合中にアリーナを出て行ったのは一度だけで、その時は記者会見に出席してるし、出て行った理由も言った。アブダビで開催された『UFC 112』でアンデウソン・シウバ vs. デミアン・マイアが行われた時だった。だから、それが答えだ。誰の質問かは知らないが、聞きたかったのだろう。そういうことだ」

「メインイベントは衝撃的だったと思う。フランシスのレスリングを予想していた人はいないと思う。私はとても驚いた。天才的だった。事実は知らないが、シリル・ガーンがこの試合の準備のためにレスリングをしてこなかったと思う。そして、フランシスが持っていたゲームプランを実行し、それは素晴らしかった」

「可能であれば、もうひとつのビッグファイトとして、ジョン・ジョーンズ vs. フランシス・ガヌーを組みたい」



 一方でフランシス・ガヌーはインスタグラムにこんな画像をアップし「ミック・メイナードからベルトを受け取れたことは間違いなく光栄なことだ。彼以上の人はいないし、大好きだ」とコメントしています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET UFC UFC270 キック シリル・ガンヌ フランシス・ガヌー ボクシング

【UFC270】暫定王者ガンヌの足に苦しむも、3RからTDに切り替えた正規王者ガヌーが僅差の判定勝ち

<UFC世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
シリル・ガンヌ(フランス)

プレッシャーをかけるのは正規王者のガヌー。暫定王者のガンヌはケージを背にして足を使いながら、組み付いてガヌーをケージに押し込む。しかし離れたガンヌ。再びガヌーがプレッシャーをかける。サウスポーのガンヌが左ミドルを放つも、それをカットしたガヌーが組み付き、ダブルのオーバーフックでガンヌをケージに押し込んだ。ガンヌが体勢を入れ替えると離れたガヌー。ガンヌの左ジャブを食らったが、反対に左右のフックからボディブローを効かせる。距離が詰まるとガヌーが攻勢に。ガンヌはスイッチを繰り返しながら距離を取り、右バックスピンキックを見せた。

サウスポーからのテンカオを見せたガンヌ。距離を取る相手に近づくガヌーに対し、ショートレンジになると組み付いたガンヌだったが、反対にガヌーが左腕を差し上げて相手をケージに押し込んでいく。ケージを背にしたガンヌはヒザを突き上げながら体勢を入れ替えた。右腕を差し上げてガヌーをケージに押し込むガンヌ。相手が押し返してくると離れ、前蹴りで距離を取り、スイッチを繰り返して的を絞らせなかった。

2R、ここも前に出ていくガヌー。ガンヌはサウスポースタンスで足を使う。ガヌーは左の関節蹴りでガンヌの足を止めにかかるが、ガンヌもサイドキックやローで距離を保つ。スタミナを失ったか口を開け、動きが落ちたガヌー。ガンヌはアウトボクシングから、相手が距離を詰めてきたらパンチで応戦する。ガヌーも距離が詰まるとショートのパンチを合わせる。右のオーバーハンドを振るいながら組み付いたガヌーに対し、ワキを差して突き放したガンヌ。右バックスピンキックをかわされ、一瞬組み付かれたが、すぐに離れた。

距離を取り続けるガンヌ。左右ローから右のバックスピンキックで、正規王者を中に入れさせない。ガヌーも相手をケージまで追い込むが、手数が少なく、ガンヌもケージ際から脱出する。ラウンド終了までガンヌが足を使い、蹴りで距離を保ち続けた。

3R、ガンヌはオーソドックスからサウスポーにスイッチ。ガヌーは右アッパーが当たるも追撃することができない。しかしガンヌのカカト蹴りをかわしたガヌーが、そのまま相手の体を抱えてテイクダウンに成功した。背中を着かせて、しっかりサイドから抑え込むガヌー。マウントに移行したところで、ガンヌが背中を見せた。ガヌーはバックマウントからパンチを浴びせる。ガンヌはハーフガードからシングルで組み付き、そのまま立ち上がってガヌーをケージに押し込んだ。

しかしガヌーは払い腰でテイクダウンを狙った。ガンヌもマットに手を着いたが、すぐに立ち上がって再びガヌーをケージに押し込む。ガヌーは左のオーバーフックでディフェンス。ガンヌは離れ際にバックスピンの右ヒジを見せた。ガンヌは少し疲れたか、ガヌーが前に出るもガヌーも疲労を見せている。ガンヌの左ハイをかわしたガヌーがダブルレッグでグラウンドに持ち込み。ガンヌは下から相手の左腕を抱えてアームロックを狙った。これをかわされるも、ハーフガードでケージに背中を着け、ラウンド終了まで凌いだ。

4R、足を使うガンヌと追いかけるガヌー。ガンヌは細かい右ローを放ち、距離を保ち続ける。ガヌーの右パンチに合わせて、ボディへ右バックスピンキックを突き刺したガンヌ。ガヌーは左ミドルからボディロックで組み付き、相手をケージに押し込んだ。前ラウンドからテイクダウン狙いに切り替えたガヌーがグラウンドに持ち込む。ガンヌは相手の腕を取るが極めることはできない。さらにシングルバックのガンヌの足を刈ろうと試みるも、ガヌーはすぐに反応。一度相手に立ち上がられてしまうが、すぐにグラウンドに戻してマウントを奪った。

ハーフガードに戻して上半身を起こしたガンヌだったが、立ちきることはできずに背中を着かされてしまう。ケージ際まで下がり、背中を着けて上半身を起こしたガンヌのボディへめがけて、ガヌーがヒザを突き刺す。さらにパンチを打ち込むガヌー。ケージ際でトップをキープして、このラウンドを終えた。

最終回、ここでガンヌが前に出る。ローで迎え撃つガヌーに、左縦ヒジを見せたガンヌ。正規王者ガヌーに対し、右を上下に打ち分けるガンヌが、さらに左ストレートを当てた。ガヌーの左フックをかわしたガンヌが、シングルレッグでテイクダウンに成功。ガヌーも上半身を起こすも、ガンヌに右脇を差され、背中を着かされてしまう。ここでガンヌがガヌーの左足を取ってフットロックへ。これはかわされるも、さらに外ヒールを狙っていく。しかしガヌーは凌いでトップへ。ガンヌはハーフガードで守る。体を起こそうとするガンヌの頭を抱えて、グラウンドから逃さないガヌー。そのまま抑えきって試合が終了した。

これまでパンチで相手を仕留めてきた正規王者だが、今回は3Rからテイクダウン狙いに切り替え、僅差の判定をものにした。これでガヌーは世界ヘビー級王座を統一、自身のベルトの初防衛に成功した。


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MMA MMAPLANET UFC UFC270   アンドレ・フィアーリョ イリャ・トプリア サイモン・オリヴェイラ シリル・ガンヌ デイヴィソン・フィゲイレド トレヴィン・ジレス ハオーニ・バルセロス ビクター・ヘンリー フランシス・ガヌー ブランドン・モレノ ヘナロ・ヴァルデス ホドウフォ・ヴィエイラ マイケル・モラレス ミシェウ・ペレイラ ヴァネッサ・デモパウロス

【UFC270】計量終了 穏やかガヌー×にこやかガンヌ。ピースフルなモレノと1人で興奮フィゲイレド

【写真】非常に穏やかな表情だったガヌーとガンヌ (C) Zuffa/UFC

21日(金・現地時間)、22日(土・同)にカリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催されるUFC 270「N’Gannou vs Gane」の計量が行われた。

UFC世界ヘビー級王座統一戦=正規王者フランシス・ガヌー×シリル・ガンヌ、UFC世界フライ級選手権試合は=王者ブランドン・モレノと挑戦者デイヴィソン・フィゲイレドという2つの世界戦が組まれた今大会。

計量日となりホドウフォ・ヴィエイラのメディカルイシューでウェリントン・トゥルマン戦、イリャ・トプリアの減量に伴う体調悪化でシャルル・ジョーダン戦が中止となった。


メインで戦う2人のヘビー級チャンピオン――正規王者ガヌーは体重計の上でワカンダ・フォーエバーのポージングを見せ、ガンヌに歩み寄り笑顔を浮かべる。ガンヌも笑って、グータッチと終始穏やかなフェイスオフとなった。

「クレイジーだよ。たった3年、MMAを戦ってフランシスコと戦う。待ちきれない」と言う暫定王者に対し、ガヌーは「タイトルを防衛して、自分がチャンピオンであることを皆の心に刻むことが大切で、爆発的なKOで成し遂げる」と非常に落ち着いた様子で話した。

またコ・メインでフライ級王座に挑戦するフィゲイレドは計量台の上で「アイム・ベスト」と叫ぶと、フェイスオフで中指を立て、何度も距離を詰めダナ・ホワイトに制止される。「OK。アイム・カムバック。アーイム・カムバック。4カ月、この試合のために凄くし来た。ベルトを大切に持っていてほしい。俺のベルトを」と元世界王者は話し、またもモレノに詰め寄る仕草を見せて、大きなブーイングを受けた。

一方、チャンピオンには大きなメヒコ・チャントが送られ、「皆が僕の応援をしてくれていて、凄く幸せだ。平穏を見つけ、習得する。それがスポーツで、人生を生きるということだから。ビバ・メヒコ」と話した。

■視聴方法(予定)
1月23日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■UFC270 計量結果

<UFC世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] フランシス・ガヌー: 257ポンド(116.57キロ)
[暫定王者] シリル・ガンヌ: 247ポンド(112.03キロ)

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] ブランドン・モレノ: 124ポンド(56.25キロ)
[挑戦者] デイヴィソン・フィゲイレド: 124ポンド(56.25キロ)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン: 135.5ポンド(61.46キロ)
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135ポンド(61.24キロ)
ビクター・ヘンリー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・モラレス: 170ポンド(77.11キロ)
トレヴィン・ジレス: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ピート・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
サイモン・オリヴェイラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マット・フレヴォラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
ヘナロ・ヴァルデス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴァネッサ・デモパウロス: 115.5ポンド(52.38キロ)
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス: 125ポンド(56.7キロ)
ケイ・ハンセン: 125ポンド(56.7キロ)

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