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BELLATOR DEEP MMA RIZIN UFC UFN199   アマンダ・レモス アンドレ・イーウェル スティーブン・トンプソン ダスティン・ストーツフス ダレン・エルキンス デリック・ルイス ハオーニ・バルセロス ビクター・ヘンリー ベラル・モハメッド ボクシング マテウス・ガムロ 中島太一 海外

【UFN199】オクタゴン初陣、バルセロス戦前のビクター・ヘンリー「日本の皆の心を僕はUFCに持ち込む」

【写真】ビクターからは溢れんばかりの日本への想いが伝わってきた (C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN199:UFN on ESPN+57「Lewis vs Daukaus」にビクター・ヘンリーが出場し、ハオーニ・バルセロスと対戦する。

キャリア25戦のうち、日本で12度戦ってきたビクター。2014年のGRANDSLAM旗揚げ戦の所英男戦から、パンクラス、DEEP、そしてRIZINを舞台に上田将勝、中島太一、石渡伸太郎、アラン・ヤマニハ、大塚隆史、元谷友貴、金原正徳とJ-MMA界のトップ・バンタム級ファイターと激闘を繰り広げてきたビクターのUFC出場には、外国人選手が戦えないコロナ禍の日本の状況があった。

そこに届いたUFCのオファー、ビクター・ヘンリーは日本総合格闘技界を代表してオクタゴンに足を踏み入れる。


──ビクター、お久しぶりです。

「Long time no see you、、、Too long time……。本当に久しぶり、久しぶり過ぎるよ。ありがとう、僕のことを取り上げてくれて」

──いえいえ、当然のことです。それにしても突然のUFC出場には、正直驚きました。

「日本で起こっていること……日本の実情が全てだよ。日本で戦うことが困難な状態がずっと続いてきた。今も続いている。日本では米国人ファイターが戦えない状況が当たり前になってしまった。それでも僕は戦い続けないといけない。そんな時にUFCがチャンスをくれた。だから今、ここにいるんだ」

──日本でもDEEPの佐伯代表は『隔離措置がなくなればビクターを呼びたい』と、いつも言っていました。RIZINのバンタム級GPのルースターに当然のようにビクターはリストされていたでしょう。ただし、パンデミックがそれを許さなかったです。

「サエキサンが日本で戦う機会を与えてくれたことは、本当に感謝している。でもパンデミックが起こり、隔離措置が取られる限り日本では戦えない──本当に辛かった。家に戻れない、そんな気持ちだったよ」

──11月に労働ビザを持っている外国人は短期の隔離で来日することが可能になった途端に、オミクロン株が発生し新規の入国が認めらなくなるなど、かつてない厳格な水際対策を日本政府を採ることになりました。ただ、それ以前にVJTにチリ人選手が来日したり、RIZINも大晦日には海外の選手を招聘する予定だったでしょうし、またビクターが日本に来られるという期待もあったのですが……。

「大晦日に関して、僕のところには何か連絡があったわけではなかった。僕は日本で成功し、それを日本のファンが見続けてくれたファイターだ。でもソファに座って、ただ待つだけというわけにはいかない。何か行動を起こす必要があるんだ。皆、1年間そういう状態で待ち続けたからね。でも、もう動かないと。それでも、いつだって僕にとって日本がホームだというのは変わりないよ」

──Parus FC、LXFで試合をしたことが、ビクターが日本で戦いたいという意思表示をしているのだと感じていました。

「その通りだよ。だからUFCと契約したからといって、僕はルーツを忘れることにはならない。日本での経験、日本で養った技術、そして日本の皆の心を僕はUFCに持ち込む」

──ビクターがどれだけ日本を愛していようが、世界最大のプロモーションで戦うチャンスを得たことはファイターとして絶対的に良いことです。UFCからオファーがあった時、どのような気持ちになりましたか。

「ちょうど、腹がいっぱいになるまでヤキニクを食べていたんだ(笑)。『2週間で体重を落とせるか』ってことだった。答えは『Let’s do it』、それしかないよ。しっかりと体重を落として戦う。それが闘魂ってものだろう。

『8週間必要だ』とか『準備期間がない』ってオファーを断るのは、好きじゃない。僕は世界中で、いつでも戦ってきた。それが日本で学んだ気構えだよ。戦う機会を得れば、そこに行って戦う。それだけのことじゃないか。UFCからオファーがあった。なら、戦う。日本のMMAファン、日本のMMA界とともにね」

──日本のファンもUFCで戦うビクターを応援し続けるはずです。UFC初陣に専念しないといけないビクターですが、一つこの試合と関係ない質問をさせてください。

「構わないよ」

──RIZINバンタム級GPはフォローしてきましたか。

「もちろん。バンタム級の戦いは常に注意を払っている。いつ僕と戦うことになるか分からないからね。バンタム級GPも、誰が勝ち残るのか注意して見てきた。ホリグチのBellatorの試合も視たよ。タイミングが合致すれば、誰とだって戦うことになる。

ホリグチが契約期間を終えて、またUFCと契約するかなんて分からない。でも、バンタム級のコレといった選手の試合は常にチェックしている。カイ、彼のことも見てきた。力をつけている。オギクボの試合もね。彼らとはUFCで戦うこともあるかもしれないだろうね」

──ではGPで、誰が優勝すると思っていますか。

「ナオキ・イノウエだ。彼はどの局面でも戦える。ソウゴウカクトウカとして、たくさんの勝ち方ができて、より完成度が高い。カイはパワフルだ。KOできる力がある。ただ、レスリングと柔術はどうなんだろう? オギクボも強い。でもカイと戦った時に見えた課題を克服できているのか。

イノウエは武器が多く、リーチも長い。素晴らしい柔術ゲーム、キャッチレスリングの技術を備えている。イノウエが本命だよ」

──なるほど。ありがとうございます。とはいえ土曜日に戦うハオーニ・バルセロスは井上選手に負けないウェルラウンディット・ファイターです。

「ハオーニはパワフルだよ。フェザー級から落としてきた選手だからね。試合の時は相当大きくなっているだろう。ボクシングでプレッシャーを掛けて、ベースのレスリングも強い。ただ、グラウンドに持ち込んできたら僕にとっては都合が良いよ。ただし、僕はイージーファイトなんてしたくないんだ。

ハオーニが全能力を使って、僕と戦うことを望んでいる。僕と相対したハオーニは、きっと驚くだろう。彼だけじゃない、次の試合で世界を驚かせる」

──北米MMAファイターとは違ったファイト・フィロソフィーを持つビクターだからこそ、UFCでの戦いが楽しみです。

「任せてくれ。いつだってしてきたように、見ている人が驚く戦いをする。多くのファイターが、ただ勝つためにたかっている。そんなのは本当の意味で、ファイトじゃない。日本の戦い方を見せるよ」

──ビクター、ありがとうございました。ずっとビクターを見てきた日本のファンに一言お願いします。

「皆のことが恋しい。ホント、皆を愛している。日本に戻る日が楽しみでならないし、ゴーゴーカレーが食べたくてしょうがないよ!!」

■視聴方法(予定)
12月19日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN199対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ベラル・モハメッド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス(ブラジル)
アンジェラ・ヒル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
リッキー・シモン(米国)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェヘイラ(ブラジル)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
カブ・スワンソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェラウド・マーシャート(米国)
ダスティン・ストーツフス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(米国)
ハリー・ハンサカー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
シジャラ・ユーバンクス(米国)
メリッサ・ガト(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
アンドレ・イーウェル(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ラケル・ペニントン(米国)
メイシー・シェエソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
ジョシュ・パリジャン(米国)

<ライト級/5分3R>
マット・セイレス(米国)
ジョーダン・ラヴィット(米国)

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LFA LFA112 MMA UFC カイナン・クルシェビスキ キック ハオーニ・バルセロス

【LFA112】カイナン・クルシェビスキ、バルセロスの練習仲間ルイスのテンカオに左フック合わせKO

<ライト級/5分3R>
カイナン・クルシェビスキ(ブラジル)
Def.1R1分02秒 by KO
ジュニオル・ルイス(ブラジル)

元UFCファイターのアドリアーノ・マルチンスと、10ポンド差の試合を受けて勝利しているクルシェビスキは10勝1敗のファイター。対するルイスは、7勝3敗ながら現在は5連勝中のペドロ・ヒーゾの教え子だ。

ハオーニ・バルセロスのスパーリングパートナーのルイスは、キックで15勝3敗の戦績も残している。そのルイスのローに強烈な勢いの右ストレートを打っていったクルシェビスキが、距離を詰めてパンチからエルボーを狙う。離れて右ハイを蹴ったクルシェビスキは、ルイスのテンカオに抜群のタイミングで左フックを打ち込み、ダウンを奪う。必要もなかった右のパウンドを落としたクルシェビスキは、TKO勝ちと同時にケージで駆け上がり大絶叫した。


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MMA UFC UFN190 ハオーニ・バルセロス

【UFN190】微妙な判定も、ワリエフがバルセロスに競り勝ち「一番強い相手を用意しろっ!!」

<バンタム級/5分3R>
ティムール・ワリエフ(ロシア)
Def.2-0:29-28.29-28.28-28
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)

足を使う両者、ワリエフがまず左ハイを見せる。ワンツーのフェイク、左ジャブをしっかりとみるバルセロスは、右ハイもバックステップでかわす。左ミドルを蹴られ、左ミドルハイを蹴り返したバルセロスは右を振るって前に出る。続いてワリエフのステップインに左ジャブを合わせると、右を受けた直後に左ジャブを入れる。ワリエフは右ローを続け、バルセロスは右ロングアッパーから組みついて、ケージに押し込む。自ら離れたバルセロスはミドルの蹴り合いから、ワリエフの左を受ける。

ワンツーの左フックを入れたバルセロスはジャブをかわし、左ミドルを蹴っていく。続いてワンツーから圧力を高めるも、ワリエフもスーパーマンパンチを繰り出す。接近戦の同じタイミングでの打ち合いにひかない両者、残り30秒でワリエフがシングルレッグからドライブ、ケージに押しこむもテイクダウンは奪えず、優劣をつけるのが困難な初回が終わった。

2R、バルセロスが左ロー、ワリエフが右ローを蹴り返す。中央を取るのはバルセロスで、ダブルレッグを切り、プレッシャーをかけて右ストレートを伸ばす。ジャブから頭を動かし、ローを蹴ったワリエフの右オーバーハンドに、バルセロスが右アッパーを狙う。ワリエフはシングルからダブルも切られ、右オーバーハンドを空振りする。

呼吸が荒いのはワリエフだが、まだ動きに影響はない。バルセロスは左ジャブ、ワンツーフックもワリエフも左右のフックを同時に返す。鋭い前足の蹴り、右カーフを繰り出したワリエフに対し、バルセロスが左フックを当てる。ミドルをキャッチされ、前転して足を抜いたバルセロスがすぐに向き合うと、左ショートのカウンターでダウンを奪う。ハーフでパウンド、エルボーを打ちつけたバルセロスは、ワリエフの立ち上がり際に右アッパーを入れて2度目のダウンを奪う。エルボーを連打したバルセロスが、残り時間をトップで固めビッグラウンドとした。

最終回、左ローを入れたバルセロスは乱打戦にも対応し、ワリエフのテイクダウン狙いを切ると右アッパーを突き上げる。ワリエフのローをチェックしたバルセロスは組みに、またもアッパーを合わされる。ここでショートのコンビを入れたバルセロスの右カーフで、ワリエフが姿勢を乱す。

ワリエフも左ジャブ、ステップインから右ストレートをヒットさせる。さらに左ハイから右ローというコンビを見せたワリエフが右エルボーを狙う。バルセロスはダブルレッグをケージを背にして耐えると、離れて左ジャブを伸ばす。続いて左ロー、ダブルレッグを切ったバルセロスは飛びヒザも距離を取ってかわすが、続くスピニングバックフィストを受けそうになる。

ワンツーから左を当てたバルセロスは、右をもらっても右カーフを蹴りこみ、右フックをヒットする。ワリエフの左エルボーは当たりが浅く、惜しい一発に。残り30秒を切り、近い距離でのコンビ、ダブルレッグ狙いと不発に終わったワリエフ──精度ではバルセロスだが、積極性では上回ったという見方もありうる最終回となった。

結果、ワリエフがラウンドマストの妙で2‐0の判定勝ちをおさめ、「誇りに思う。UFCで3試合で3階級で戦い、勝った選手がいるか。俺だけだ。俺のことを知らない連中は、この名前を覚えろよ。ショーン・シェルビー、一番タフな相手を用意しろ。全員、殺してやる」とワリエフはラフに語った。


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BELLATOR MMA ONE UFC UFN190 キック シャクハト・ラクモノフ チムール・ワリエフ ハオーニ・バルセロス ボクシング

【UFN190】MMA遊牧民。キャリア14連勝に向け、シャクハト・ラクモノフ「強豪と戦い地位を上げる」

【写真】中央アジアやモンゴル系の選手らしく、非常に朴訥とした感じで無駄な言葉は吐かない。その一方で、しっかりとインタビューに応じてくれたラクモノフだった(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで 行われるUFN190:UFN on ESPN+48「Gane vs Volkov」で、シャクハト・ラクモノフがミシェウ・プラゼレスとオクタゴン2戦目を戦う。

カザフスタン、キルギス、ウスベキスタンと中央アジアのMMAファイターが世界で浸食を始め、特にカザフはスラブ系でないアジア系のファイターの活躍が目立つ。ラクモノフは母国のバトル・オブ・ノマッドやロシアのM-1でキャリアを積み、昨年10月のアブダビ大会でUFCデビューを果たした。

そして、アレックス・オリヴェイラという猛者を相手に、ギロチンで初回一本勝ちを果たしている。MMA遊牧民=ラクモノフに初インタビューを試みた。


──ミシェウ・プラゼレスと26日に戦います。今の調子はいかがですか。

「全てにおいて問題ない。あとは試合を待つだけだよ」

(C)Zuffa/UFC

──昨年10月にアレックス・オリヴェイラからギロチンで一本勝ち、見事なUFCデビューを飾りました。

「凄く経験のある相手だったけど、しっかりと準備ができていた。どの試合も特別ということはなく、ファイトはファイトだと思っている。ただし、あの試合に限ってはUFCデビュー戦で、数多くのカザフの人々が視ているから、そういうプレッシャーがあったのは確かだよ。対戦相手が怖いと思ったことは全くなかったけどね」

──シャクハトは長身でリーチが長い選手ですが、打撃だけでなくギロチンでもの腕の長さを生かしていました。バックグラウンドとなる格闘技は何ですか。

「子供の頃から多くのマーシャルアーツを学んできた。ボクシング、キックボクシング、柔道も少しやった。ウェルラウンデット・ファイターだから、誰とだろうが、どの局面でも戦える」

──それらのスポーツで何かタイトルを獲得したことはありましたか。

「コンバットサンボでカザフスタン王者になっている。パンクレーションやアマチュアMMAのWMMAAでも表彰台に立っているよ。それにグラップリングでも、ローカル・トーナメントで優勝している」

──つまりプロMMAでデビューする前に、もうMMAに近い打撃、テイクダウン、寝技のある競技で結果を残していたのですね。

「コンバットサンボとパンクレーションを経験したことで、スムーズにプロMMAに転向することができた。ただし、レスリングに関しては特に力を入れて強化してきたよ」

──MMAを始めた理由は何だったのですか。

「好きだったからだよ。MMAルールで戦うことは、とてもエキサイティングだからね」

──なるほど(笑)。では今回の試合はどのように準備してきたのですか。

「まずカザフスタンのアルマトゥイで所属するDARプロチームで練習をし、フロリダのサンフォードMMAで最後の調整したんだ。DARプロチームにもジョージー・キチジンや何人かレスリングがベースの強いトレーニング・パートナーがいるけど、サンフォードMMAはUFCやBellatorの強豪が数多く練習しているジムだから、興味があった。彼らとトレーニングをすることで、自分の動きをしっかりとチェックできたよ」

──キチジンはONEで世界ウェルター級王座に挑んだり、ACAでもタイトル戦線にある選手ですね。

「そうだよ。強いよ。今回は彼らとの練習でフィジカルを上げ、フロリダにいってスパーリングに力をいれた。サンフォードMMAでは、これまでやってきた練習とは違うメニューが多くて、凄く良い経験になったよ」

──その練習の成果をぶつけるべき相手ミシェウ・プラゼレスの印象を教えてください。

「FCで10勝もしている経験豊かな選手だよ。年はいっている(※39歳)けど、その影響は試合では見られない。1年間試合をしていないので、しっかりと調整してくるだろうね。

UFCでは彼のような強い相手と戦って、自分の地位を上げていくもの。経験の少ない相手とUFCで戦いたいと思っていない」

──背が低いですが、凄く爆発力がある選手です。寝技も凄くアグレッシブです。

「柔術とファイトは違う。柔術のように簡単に寝技の展開にはならない。彼が想い描くような試合にはならないよ。ただ試合の立ち上がり関しては、打撃にも注意が必要になってくると思う。自分の距離で戦うよ。余り試合前から、こういうことを言うのは好きじゃないけど、しっかりと戦う準備は出来ているから問題ないよ」

──分かりました。あとはケージの中で魅せてほしいと思います。

「技、僕の能力を皆に見てもらいたい」

──シャクハト、今日はありがとうございました。ところでノマッドというニックネームですが、本当に遊牧民なのですか。

「アハハハ、全く試合に関係ないことだけど、僕は強くなるためにカザフ中、色々な場所を移り住んできた。それにこれからUFCで世界中で戦っていくから、リアルライフでノマッドだと思っているよ」

■視聴方法(予定)
6月27日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN190 対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
シリル・ガンヌ(フランス)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
タナー・ボーザー(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
チムール・ワリエフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ダニエル・ピネダ(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
ティム・ミーンズ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ジェイ・ハーバート(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
ジェレマイア・ウェルス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マルチン・プラチニオ(ポーランド)
イケ・ビジャヌエバ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・アヴィラ(米国)
ユニア・ストレアレンコ(リトアニア)

<フェザー級/5分3R>
チャールス・ロサ(米国)
ジャスティン・ジェインズ(米国)

<ライト級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス(米国)
ダミア・ハゾヴィッチ(デンマーク)

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MMA UFC YouTube ハオーニ・バルセロス

『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』前日計量動画

UFC Fight Night 190 weigh-in results: Ciryl Gane (245), Alexander Volkov (265) official(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Ciryl Gane (245) vs. Alexander Volkov (265)
・Tanner Boser (240) vs. Ovince Saint Preux (230)
・Raoni Barcelos (135) vs. Timur Valiev (136)
・Andre Fili (145.5) vs. Daniel Pineda (145)
・Nicolas Dalby (170) vs. Tim Means (170.5)
・Jai Herbert (155.5) vs. Renato Moicano (156)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 1 p.m. ET)

・Danilo Marques (205.5) vs. Kennedy Nzechukwu (205.5)
・Michel Prazeres (170) vs. Shavkat Rakhmonov (170.5)
・Warlley Alves (171) vs. Jeremiah Wells (171)
・Marcin Prachnio (206) vs. Ike Villanueva (205)
・Julia Avila (135.5) vs. Julija Stoliarenko (135.5)
・Justin Jaynes (145.5) vs. Charles Rosa (146)
・Damir Hadzovic (155.5) vs. Yancy Medeiros (155.5)

 『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』前日計量結果。全員パスしています。






 前日計量&フェイスオフ動画。


UFC Fight Night 190 predictions: Do we like Ciryl Gane or Alexander Volkov in a heavyweight clash?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・シリル・ガン vs. アレキサンダー・ヴォルコフはガン支持8人、ヴォルコフ支持5人。

・オヴァンス・サンプレー vs. タナー・ボザーはサンプレー支持5人、ボザー支持8人。

・ハオーニ・バルセロス vs. ティムール・ヴァリエフは13人全員バルセロス支持。

・アンドレ・フィリ vs. ダニエル・ピネダはフィリ支持12人、ピネダ支持1人。

・ティム・ミーンズ vs. ニコラス・ダルビーはミーンズ支持9人、ダルビー支持4人。

・ヘナート・モイカノ vs. ジェイ・ハーバートは13人全員モイカノ支持。続きを読む・・・
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MMA UFC ハオーニ・バルセロス

『UFC Fight Night 190』でハオーニ・バルセロスとティムール・ヴァリエフが対戦

Raoni Barcelos vs. Timur Valiev toegevoegd aan UFC evenement op 26 juni(MMA DNA)

 UFCが6月26日にラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』でハオーニ・バルセロス vs. ティムール・ヴァリエフのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 バルセロスは『UFC on ESPN 17: Santos vs. Teixeira』でカリッド・タハに判定勝ちして以来の試合で現在9連勝中(UFC 5連勝中)。『UFC on ESPN 19: Hermansson vs. Vettori』でメラブ・デヴァリシュヴィリと対戦予定だったもののドクターストップにより欠場、『UFC Fight Night 186: Rozenstruik vs. Gane』でマルセロ・ホジョと対戦予定でしたが新型コロナウィルスの陽性反応により欠場していました。

 ヴァリエフは『UFC Fight Night 184: Overeem vs. Volkov』でマーティン・デイに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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【UFN190】「マスター・レイタォンと練習でき光栄」ハオーニ・バルセロス。二兎追う者は最高MMA戦士に

【写真】打とテイクダウン、コントロールに極め。全てを持つバルセロス(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで UFN190:UFN on ESPN+48「Gane vs Volkov」が行われる。メインとコメインともにヘビー級のシリル・ガンヌ✖アレキサンダー・ヴォルコフ、オヴァンス・サンプレー✖タナー・ボーザーが組まれた同大会で、ハオーニ・バルセロスがチムール・ワリエフと戦う。

柔術とレスリングでブラジルのトップとして活躍し、MMA転向後は打撃を十分に使いこなすスタイルで16勝1敗という戦績を残している。二兎を追ったバルセロスは、最高のウェルラウダ―としてUFCバンタム級戦線の台風の目となる可能性は十分にある。

そんなバルセロスに初インタビューを敢行、彼の格闘技歴を聞くことで、ブラジルのMMA史を垣間見ることができた──。


──チムール・ワリエフ戦が近づいてきました。かなりの強豪が相手ですが、今の調子はいかがですか。

「ワリエフは本当に強い相手だ。でもUFCには厳しい試合しかない。そんなUFCの6戦目で、2人目のタフなロシアンと戦うということだよ」

──ハオーニのお父さんは黒帯柔術家でありながら、ブラジルのナショナルチームのレスラーとして活躍したラエルチ・バルセロスです。ハオーニ自身は柔術とレスリング、どちらの競技とともに育ったのですか。

「僕のベースは柔術だよ。父は黒帯柔術家であり、五輪レスラーだったけどね。ずっと柔術をやってきてムンジアルでも青帯で2度、紫帯で優勝している。コパドムンドも紫帯で世界チャンピオンになった。

ムンジアルの紫帯で優勝したあとから、レスリングで五輪を目指すようになり、それからは柔術のトーナメントに出ることはできなくなったんだ。レスリングではユース時代に5度、ブラジル選手権で優勝していたんだけど、あくまでも僕の夢は黒帯でムンジアルの頂点に立つことだった。

レスリングでは南米選手権で2度金メダリストになったけど、北京五輪予選を勝ち抜くことはできなかった。その2年後、MMA転向を決めた。今となっては、五輪予選で負けたことでMMAという新しいモノに挑戦できることができたから、良かったと思っている。ちょうど、MMAがブラジルで飛躍的に普及していた頃だしね」

──そしてペドロ・ヒーゾの下でMMAを始めたのですか。

「2011年当時はグローバー・テイシェイラのところでMMAの練習をしていた。そしてペドロと練習するようになったけど2014年から2年間ノヴァウニオンに加わり、2016年から再びペドロとトレーニングするようになったんだ。

ペドロのところは重い選手ばかだったから、軽量級の選手が多いノヴァウニオンに移り、当時はよくジョゼ・アルドと練習していたよ。ペドロはもともとノヴァウニオンを間借りして指導をしていたんだけど、彼が自分のジムをオープンしたから、また戻ったんだ」

──ペドロ・ヒーゾやマルコ・フアスはルタリーブリの重鎮で、先ごろコロナウィルスに感染し亡くなったホベルト・レイタォンとも親交が深かったです。そしてレイタォンJrはブラジルのレスリング界の住民でもあります。ハオーニはペドロやお父さんの関係でレイタォン師範と稽古することはなかったですか。

「もちろん、父はレスリング時代からマスター・レイタォンとは交流があったし、ペドロがノヴァウニオンを間借りしていた時期にマスター・レイタォンの指導を受けたこともあったよ。直接教わったこともあるけど、ペドロを通して数多くのバーリトゥードの技術を身につけることができた。とにかく、マスター・レイタォンと練習できたことを光栄に思っているよ」

──ところで柔術とレスリングの実績をそこまで残しながら、ハオーニは優れたストライカーです。MMAに転向する以前に打撃系格闘技を習っていたことがあったのですか。

「全くなかったよ」

──本当ですか!!

「2010年にMMAへ転向し、1年間は試合に出ることなく徹底して打撃のトレーニングに時間を費やしたんだ。だから、自然と成長していったんだろう。その後ペドロ・ヒーゾに打撃を徹底して指導してもらったことで、サブミッションよりもKO勝ちの方が多い選手になった」

──自然と成長したのであれば、もともと打撃の才能があったということですね。

「少しは天から授かった才能はあったかもしれない。でも、グローバーと練習していた時に、もの凄い時間マイク・タイソンの映像をチェックさせられた。その影響もあるのだろうね。いずれせよ、ファンはグラウンドよりもKOを見たがっている。だから、これからも打撃で攻めるつもりだよ」

──では、改めて土曜日に戦うワリエフの印象を教えてください。

「とても偉大なタフファイターだよ。レスリングと打撃を融合させている。ああいう選手と僕が戦えば、凄く派手な試合になるはずだ。

でも僕の方が、手数が多い。しっかりとパンチを打ち込み、キックを被弾しないように戦いたい」

──ハオーニもワリエフも、本当に世界のトップだと思います。しかし、恐るべき選手層を誇るUFCバンタム級戦線では、ランキングを見る限りハオーニの強さは、まだ浸透していないかと思います。今回をワリエフ戦ではトップ10からトップ5を目指すうえで、どのような試合内容が必要になると考えていますか。

「とにかくKOか一本勝ちできるよう、最高の自分を出すつもりだよ。そうだね、今回の試合で僕がUFCバンタム級戦線でトップ10、いやトップ5と戦える力があることを証明するよ」

■視聴方法(予定)
6月27日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN190 対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
シリル・ガンヌ(フランス)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
タナー・ボーザー(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
チムール・ワリエフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ダニエル・ピネダ(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
ティム・ミーンズ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ジェイ・ハーバート(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
ジェレマイア・ウェルス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マルチン・プラチニオ(ポーランド)
イケ・ビジャヌエバ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・アヴィラ(米国)
ユニア・ストレアレンコ(リトアニア)

<フェザー級/5分3R>
チャールス・ロサ(米国)
ジャスティン・ジェインズ(米国)

<ライト級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス(米国)
ダミア・ハゾヴィッチ(デンマーク)

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【UFN182】フィニッシュこそタフなタハの前に達成できずとも、バルセロスはパーフェクトMMAで勝利

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カリッド・タハ(ドイツ)

クラウチング気味のタハに、右前蹴りを繰り出すバルセロス。左に左を合わせたバルセロスが、ローでタハのバランスを崩させる。バルセロスは前蹴りで顔を狙い、右カーフで前足を狙う。ケージに詰まったタハにパンチを纏め、ヒザ蹴りを連続で突き上げたバルセロスだが、フックを被弾して組みへ転じる。ボディロックテイクダウンから、パスしてマウント、さらにバックに回りRNCを仕掛ける。タハが上を向き、マウントに戻ったバルセロスはタハがそのまま回転を続けると、一度はバックコントロールを取り、再び両足をフックする。

タハも胸を合わせてトップを取るが、バルセロスは腕十字からフラワースイープ気味に上を狙う。腕を抜き、スクランブルに持ち込んだタハがバルセロスをケージに押し込む。体を入れ替え離れたバルセロスは、右カーフから跳びヒザ、さらに左をヒットさせる。タハも打ち返したが、初回はバルセロスが完全にリードした。

2R、バルセロスが左ローを蹴り、右前蹴りから左フックを当てる。カーフを避けたタハが右フック、そこにジャブを合わせたバルセロスが跳びヒザへ。下がらないタハはスイッチしつつ乱打戦に持ち込む機会を待っているか。バルセロスは腹に前蹴りを入れ、続く左ミドルが急所に入って試合が中断する。

再開後、バルセロスは当てないパンチも活用して右カーフを蹴る。体が流れるタハに右ストレートを打ち込んだバルセロスは、カウンターの左からワンツーをヒットさせる。タハもボディを返すが、ワンツーはステップバックでかわされる。組みから左ハイのバルセロスがヒザを当て、右を打ち抜く。さらに右カーフで削ると、ついに左ヒザでタハの動きが止まる。ボディ&顔面とラッシュをかけたバルセロス、ヒザとパンチを痛打しながらタハはそれでもフックを返していった。

最終回、一気呵成に攻める際の一発に怖さは残るが、試合としては一方的な展開としたバルセロスは左フックをまず当てる。カーフで崩し、パンチ、ヒザ、右ストレート、仕上げはテイクダウンからバックと完璧な流れのバルセロス。タハはそれでも戦意を失くさず、アゴの上からの絞めに上を向いて防ぎ、すぐに右腕を差してスクランブルを狙う。

バルセロスは頭を押しつけて潰してトップを取り切り、パウンドを落とす。足をすくってスクランブル、立ち上がりながら組みついたタハがバルセロスをケージに押し込む。離れたタハは右ロー、ワンツーで前に出る。こうなると逆に勢いづくのがMMAの怖いところだ。右フックを当て前に出るタハが左も入れる。

疲れたバルセロスは左を当てるが、口が開いている。バルセロスもパンチを続け、ヒザ蹴りから右をヒット。ここでも上下を蹴り分ける冷静さを見せたバルセロスは、タハの左フックをしっかりとかわす。ついにカーフで手をついたタハは、起き上ってダブルレッグへ。切ったバルセロスがワンツー、タフもパンチの交換に応じ最後の最後まで拳を交換した勝負で、技術だけでなく気持ちも見せたバルセロスがフルマークの判定勝ちを決めた。

「ウォーだった。父がコーナーにいない試合だったけど、ペドロ・ヒーゾがサポートしてくれた。勝てて凄く嬉しい。どれだけ打撃で有利でも、いつでもレスリングゲームの準備はしているよ。次? こっちから色々というのは好きじゃないけど、ダナもショーン・シェルビーも僕がトップ5と戦う力があることは分かっているはずだ」とバルセロスは話した。


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【UFN182】計量終了 両者陽性で2度流れたマヘタ✖テイシェイラ。バルセロス、シャオナンも注目

【写真】マヘタは現王者のブラボヴィッチにKO勝ちしているだけに、ここで勝ってタイトル挑戦に近づきたい (C)Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN182:UFN on ESPN+40「Santos vs Teixeira」の計量が行われた。

今大会のメインはチアゴ・マヘタ✖グローバー・テイシェイラのライトヘビー級ブラジリアン対決が組まれており、両者揃って問題なく計量を終えている。


ヤン・ブラボヴィッチ政権が発足したばかりのUFCライトヘビー級戦線で、マヘタは昨年7月にジョン・ジョーンズの持つ世界王座に挑戦しスプリットで判定負けを喫して以来、1年4カ月振りの再起戦となる。マヘタとテイシェイラとのマッチアップは9月と10月に2度組まれていたが、9月はテイシェイラが新型コロナウィルスのテストで陽性となり、10月は逆にマヘタが陽性で延期されてきた。

3度目の正直、アンチボディを持つ者同士のメインとなる。この他メインカードではRFAフェザー級王者からUFCに昇格し4連勝中のハオーニ・バルセロス✖カリッド・タハ、女子ストロー級では同朋世界戦を狙える位置に来ているオクタゴン5連勝のイェン・シャオナンが、ランク4位のクラウジア・ガデーリャと相対する今大会。

さらにミドル級ではイアン・ハイニッチ✖ブレンダン・アレンというLFAミドル級王者対決など、何気に気になるカードが並んでいるUFN182の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
11月8日(日・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■UFN182計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ: 205.5ポンド(93.21キロ)
グローバー・テイシェイラ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 244.5ポンド(110.9キロ)
タナー・ボーザー: 232.5ポンド(105.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
カリッド・タハ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
イアン・ハイニッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ブレンダン・アレン: 185ポンド(83.91キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
トレヴィン・ジレス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ベヴォン・ルイス: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ: 145ポンド(65.77キロ)
ジェイミー・シモンズ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルコ・ホジェリオ・デリマ: 258ポンド(117.02キロ)
アレクサンドル・ロマノフ: 266ポンド: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ルイス・エドゥアルド・ガラゴヒ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン: 170ポンド(77.11キロ)
ラミズ・ブラヒメジ: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
グスタヴォ・ロペス: 135.75ポンド(61.57キロ)
アンソニー・バーチャク: 136ポンド(61.69キロ)

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