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o UFC キック ジム・ミラー トム・アスピナル ブラゴイ・イワノフ

UFC on ESNP+71:第5試合・アンドレイ・アルロフスキー vs. マルコス・ホジェリオ・デ・リマ

ヘビー級。

大ベテランの元王者アルロフ。一度UFCを離れたことがあったにも関わらず、ジム・ミラーの40戦に次ぐUFC史上2位の39戦目。勝てばミラーの24勝と並んでUFC最多となる。このところは中堅以下のポジションでの試合が続いているが、地味に(すべて判定で)4連勝中。しかし今回はオッズでアンダードッグ。

リマはUFC8勝6敗でこちらも十分ベテランの域。しかし勝ったり負けたりで中堅に甘んじている。前回はランキング末席のブラゴイ・イワノフに挑んだが、序盤打撃で攻め込んだものの、後半失速して判定負け。バックボーンはキック。

打ち合いからリマの左右のフックもらいアルロフダウン!パウンドに行くリマ。下から抱えて防ぐアルロフ。リマポジションを変えてほぼマウントに。背中を向けたアルロフ。ほぼバックマウント。パウンド。チョーク。パームトゥパームに切り替える。一回は外したリマだが、再度絞めるとアルロフタップ。

一方的な展開で元王者に勝利したリマ。アルロフ、トム・アスピナル戦に続いてのバックチョークでの一本負け。劣勢になると諦めが早い。

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Column MMA o ONE Report UFC   カーティス・ブレイズ コナー・マクレガー トム・アスピナル

デイナ・ホワイト「パディ・ピンブレットにはコナー・マクレガーの雰囲気を感じる」「次はPPV大会に出場させたい」


 『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でジョーダン・レヴィットに2Rリアネイキドチョークで勝利したパディ・ピンブレットが「ジョン・アニク、ジョー・ローガン、ダニエル・コーミエが、次の僕の試合はPPV大会になるだろうと言ってることは知っている」「もう僕がTheO2アリーナで戦うことはないと思う。僕には小さすぎる」「アンフィールド(リバプールのサッカースタジアム)でやりたい」とコメント。なお、今大会の観衆・ゲート収入は主催者発表で1万7813人・432万679ドルでした。


 デイナ・ホワイトがパディ・ピンブレットについて以下のコメント。

「タイトルマッチについて話すのは少し気が早すぎるが、彼はコナー・マクレガーの雰囲気を持っている。入場する時、アリーナにいる時、ファンの彼への見方、メディアの報道の仕方、みんなが彼を検索する時などいろいろある」

「これは私のインスタグラムのみの数字で、メインイベントのカーティス・ブレイズ vs. トム・アスピナルのフェイスオフの動画再生数が20万3000回だったのに対し、パディ・ピンブレットは170万回だった。クレイジーじゃないか? モリー・マッカンがカツラを被ってウィスキーを飲んだ動画なんて200万回再生だぞ。この二人が組んだらとんでもなく強力だ」

「次に我々がするべきことは、彼をボストンかニューヨークのどちらかのPPV大会に出場させることだと思う。その次はラスベガスだ」

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MMA o UFC   カーティス・ブレイズ キック タイ・ツイバサ トム・アスピナル

カーティス・ブレイズ「トム・アスピナルと再戦する気はない」「シリル・ガーン vs. タイ・ツイバサの勝者と対戦したい」


 『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でトム・アスピナルの右膝負傷により1R TKO勝ちしたカーティス・ブレイズが以下のコメント。

「何が起きたのか分からない。彼がキックをしてきたので俺はカウンターを狙った。そしたら彼は倒れていた。それが俺の知ってることの全てだ」

「フラストレーションが溜まってるよ。誰だってこんな勝ち方は望んじゃいない。試合には勝ったしランキングはキープできたし、金も手に入る。だが何の見せ場もなかった。試合はあったのか? という感じだ」

「再戦を受けてまたランキングが下がるリスクを犯す必要はない。俺は試合に勝ったら(9.3パリ大会で行われる)シリル・ガーン vs. タイ・ツイバサの勝者と対戦することを想定していた。だからトム・アスピナルの回復を待って再戦するよりも、彼らと対戦するチャンスを逃したくはない」
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MMA MMAPLANET o UFC UFN208 カーティス・ブレイズ トム・アスピナル

【UFN208】開始僅か15秒、右ローを蹴ったアスピナルが右ヒザ負傷でブレイズがTKO勝ち

<ヘビー/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
Def.1R0分15秒by TKO
トム・アスピナル(英国)

開始直後に跳びヒザで距離を詰めたアスピナルに対し、ブレイズが右ローを蹴る。ワンツーの応酬からアスピナルが右ロー、続くブレイズの右に再び右ローを蹴る。と、着地直後にアスピナルが右ヒザを抱えて後方に倒れ込む。苦悶の表情を浮かべるアスピナル──最高の盛り上がり方を見せていたUFCロンドン大会で、メインで主役になるべきアスピナルが無念のTKO負け──。

繰り返し映像が流されても、ヒザを捻ったわけでもないが、とにかくアスピナルは歩くことも困難で車イスで退場となった。これもMMA、静まり返った英国のファンもブレイズに拍手を送った。


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Brave CF Cage Warriors IMMAF LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN208   カーティス・ブレイズ キック クリス・カーティス コディ・ダーデン ジェイ・ハーバート ジャック・ヘルマンソン ジョーダン・ラヴィット チャールズ・ジョンソン トム・アスピナル パディ・ピンプレット マクワン・アミルカーニ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン ルドヴィット・クライン

【UFN208】計量終了 注目は英国MMA界の隣のお兄ちゃんパディ・ピンブレットとモカエフ✖ラヴィット

【写真】人を食ったような態度をフェイスオフで取ったザ・バディだが、ラヴィットもこの仕草で応えた(C)Zuffa/UFC

23日(土・現地時間)に英国はロンドンのThe O2アリーナで開催されるUFN208:UFN on ESPN+66「Blaydes vs Aspinall」の計量が22日(金・同)に行われている。

今年3月に続くロンドンのUFCはトム・アスピナルがカーティス・ブレイズを迎え撃つメインのヘビー級マッチを筆頭に、英国及び欧州勢と北米、そして欧州内の顔合わせで構成された純粋ヨーロッパ・ショー──欧州MMAの現在の力が伺えるラインナップとなっている。

全14試合、欧州以外のファイターは米国が8名、カナダとブラジル人選手が1人ずつ、この10選手以外は英国が9名で最多、以下デンマークとスウェーデンが2人、ドイツ、フィンランド、スイス、スロバキア、ウクライナが各1人で構成されている。


地元英国の注目は、英国MMA界の隣のお兄ちゃん=ザ・バディことパディ・ピンプレットだ。27歳とは思えない童顔、この日の計量もそうだが試合の時も笑顔を振りまくピンブレットはリバプール──しかもマーシーサイド生まれで、MMA戦績は18勝3敗を誇る。

自身でファイターとしての武器を気持ち、アゴと精神力の強さというピンブレットだが、柔術は黒帯でCage Warriorsではフェザー級王座を獲得している。ハイキックでKOする一方で、跳びつき三角という得意技持つピンブレットは基本に忠実ながら、アグレッシブな飛び道具を持つ印象に残る選手だ。

そして、劣勢になっても諦めないファイトでローカルショー自体からファンを虜にして来た。

対するジョーダン・ラヴィットも同じ27歳でキャリア10勝1敗、2020年のコンテンダーシリーズでUFCと契約を果たしオクタゴンでは3勝1敗と勝ち越しているグラップラーだ。UFC初戦でスラムでKO勝ちするなど、ラヴィットもまた派手なインパクトを残したが、世界最高峰ではランク外で生き残り兼育成的なマッチメイクで戦ってきた。

つまり、そのラヴィットと上から3番目の位置で戦うピンブレットもUFCが少し長い目で見ているファイターといえるだろう。フェイスオフ後に自ら差し出した握手に、ラヴィットが答えようとすると急いで手を引き頭を掻く仕草を見せ、ファンを大喜びさせたピンブレット。

その彼とネクストジェネレーションMMAの同門モリー・マッキャンも会場を沸かす試合をハンナ・ゴールディとやってのけるに違いない。

プレリミではムハマド・モカエフがやはり気になる存在だ。

2度のIMMAF世界王者からBRAVE CFと中東メインストリームでプロMMAデビューを果たすと、2年7カ月後の今年3月には5勝0敗のレコードを引っ提げてUFCへ。コディ・ダーデンを58秒、ギロチンで一蹴した。

とはいえダーデンは世界最高峰の最も底辺にある選手といっても間違っていない。特にフライ級はまだ層も薄く、そういう意味ではLFAフライ級王者からステップアップを果たしてきたチャールズ・ジョンソンとの試合は、モカエフにとっても北米基準で現状の力が浮き彫りになるマッチアップといえる。

レスリングとフロント系及びバックチョークを得意とするモカエフは打撃面では左の蹴り、跳びヒザを多用するがパンチの交換はほぼ見せていない。蹴りから組んでテイクダウンという流れに対し、ジョンソンは前蹴りで突き放し、接近戦でもヒザ蹴り、組みにはギロチンという対抗手段を持つ。

モカエフはフェイスオフで拳を胸板にぶつけるほど勢いに乗っていた。対してジョンソンは指をさして何やら叫んでエキサイト。31歳LFAでタイトル戦を3度経験した末に世界最高峰に辿り着いた雑草ジョンソンが、中東のエリート街道まっしぐら、21歳でUFCに飛び込んだモカエフに、どう意地を見せるか見ものだ。

■視聴方法(予定)
7月24日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN208計量結果

<ヘビー/5分5R>
カーティス・ブレイズ: 260ポンド(117.93キロ)
トム・アスピナル: 251ポンド(113.85キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジャック・ヘルマンソン: 186ポンド(84.37キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
パディ・ピンプレット: 156ポンド(70.76キロ)
ジョーダン・ラヴィット: 155ポンド(70.31キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 204ポンド(92.53キロ)
アレキサンダー・グスタフソン: 205ポンド(92.99キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ハンナ・ゴールディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ: 206ポンド(93.44キロ)
ヴォルカン・オズデミア: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
メイソン・ジョーンズ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー: 156ポンド(70.76キロ)
ダミア・ハゾヴィッチ: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド: 145.5ポンド(66.0キロ)
チャールズ・ロサ: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョナサン・ピレース: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
チャールズ・ジョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)
カイル・ネルソン: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マンディ・ブーム: 125ポンド(56.7キロ)
ヴィクトリア・レオナード: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー: 170ポンド(77.11キロ)
クラウジオ・シウバ: 170.5ポンド(77.34キロ)

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LFA o UFC カーティス・ブレイズ クリス・カーティス タイ・ツイバサ チャールズ・ジョンソン デリック・ルイス トム・アスピナル マクワン・アミルカーニ 堀内佑馬 平良達郎

UFC on ESPN+66:オッズ/予想と展望

カーティス・ブレイズ 2.10
トム・アスピナル 1.77
ジャック・ハーマンソン 1.87
クリス・カーティス 1.95
パディ・ピンブレット 1.41
ジョーダン・レビット 3.05
ニキータ・クリロフ 1.50
アレクサンダー・グスタフソン 2.70
モリー・マッキャン 1.26
ハンナ・ゴールディ 4.20
ポール・クレイグ 2.35
ヴォルカン・オーズデミア 1.65
メイソン・ジョーンズ 1.29
ルドビド・クライン 3.85
マーク・ディアキーシー 1.30
ダミア・ハゾヴィッチ 3.75
ナザニエル・ウッド 1.18
チャールズ・ロサ 5.30
マクワン・アミルカーニ 2.70
ジャナサン・ピアース 1.50
ムハマド・モカエフ 1.22
チャールズ・ジョンソン 4.70
ジャイ・ハーバード 1.36
カイル・ネルソン 3.30
マンディ・ブーム 1.77
ビクトリア・レオナルド 2.10
クラウディオ・シウバ 3.10
ニコラス・ダルビー 1.40

3月以来今年2度目のロンドン大会。先週のUFC on ABC3ニューヨーク大会、来週のUFC277と合わせて、3週連続の客入れイベント(その次はまたApexでの開催)。

メインはヘビー級4位ブレイズ vs. 6位でホームのアスピナルの対戦。UFCデビュー以来5連勝・全フィニッシュのアスピナルは、前回のロンドン大会でアレクサンダー・ヴォルコフを1RKOしてトップランカーの仲間入り。試合後にタイ・ツイバサとの対戦をアピールしたが、ツイバサは1位のシリル・ガーンと9月のパリ大会で対戦が決定しており、1位と3位の対戦だけに、次期タイトル挑戦権争いでは一歩劣る。

しかし、王者ガヌーはUFCとの契約内容に不満を持ち、契約がまとまらない場合は年内に契約が切れFAとなると見られている。そうなれば、この試合の勝者と9月の試合の勝者で王座決定戦が組まれてもおかしくない。

対するは、王者ガヌー以外だとデリック・ルイスにしか敗れていないブレイズ。テイクダウン&パウンドが武器で、アスピナルの過去の相手ではセルゲイ・スピヴァクがこのタイプだったが、スピヴァク戦はグラウンドに持ち込まれる前にKO勝ちした。

アスピナルの唯一の負け(反則負け以外)はプロ2年目・デビュー2戦目で、テイクダウンを許す展開から、最後は抜け出してパウンドラッシュでKO寸前まで追い込んだところでヒールを極められての逆転負け。時期的に参考にはならないし、UFCに来てからのテイクダウンディフェンス率は100%だが、ブレイズほどのレスラー相手にどれだけできるかも不明。オッズも割りと拮抗している。

アスピナルKO勝ち。

ランカーを差し置いて今回もセミ前に組まれているのは期待の新星パティ・ピンブレット。ここまで2戦はいずれもUFC1勝2敗の相手で、1Rフィニッシュしたものの実力はまだ不透明。今回は3勝1敗のレビットとの対戦。勝ち越してはいるが、前座戦線での成績で、こちらもセミ前に出てくるレベルではない。ピンブレットありきのカードだと思うが、このレベル相手にも圧勝できるか。

プレリムではフライ級でプロアマ通算30連勝中のモカエフが登場。いずれ平良達郎との無敗対決が実現する可能性があるかも気になる存在。相手はLFAで堀内佑馬との暫定王座決定戦で対戦しスプリット判定勝ちしたチャールズ・ジョンソンで、これがUFCデビュー戦。

ロンドン開催のため、第1試合開始は24日午前1時(23日25時)。速報します。

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7.23『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』の対戦カードを紹介

るるぶイギリス ロンドン


 7月23日にイングランド・ロンドンのThe O2アリーナで開催する『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』ではカーティス・ブレイズ vs. トム・アスピナル、ジャック・ハーマンソン vs. クリス・カーティス、パディ・ピンブレット vs. ジョーダン・レヴィット、ニキタ・クリロフ vs. アレクサンダー・グスタフソン、モリー・マッカン vs. ハンナ・ゴルディ、ポール・クレイグ vs. ヴォルカン・オズデミア等が予定されていますが、ここでは当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。続きを読む・・・
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UFC on ESPN+64:メインイベント・アレクサンドル・ヴォルコフ vs. ジャルジーニョ・ホーゼンストライク

ヘビー級。ヴォルコフ7位、ホーゼンストライク8位。

極真バックボーンの2mストライカー・ヴォルコフ。ヴェウドゥムやアリスターなど、一世代前のヘビー級トップファイターを下して上位ランキング入りしているが、最近はシリル・ガーンやトム・アスピナルなど、下の世代からの突き上げを受けている。33歳。

ホーゼンストライクはUFCデビューはヴォルコフより遅いが、1歳年上の34歳。UFC6勝3敗で勝った試合はすべてKO。キャリアでも判定勝ちはRIZINでの1戦のみ。しかし、ここ最近はスタンドで見合いが多く、KO勝ちした試合も見ている時間が長くもどかしい展開が続いた末のKO。スイッチが入れば強いが、それまでに時間がかかる。前戦ではテイクダウンされると何もできないRIZIN時代に見せた弱点が克服されていないことを露呈してしまった。

ジャブを打ち込むヴォルコフ。ジャブ、蹴りで牽制するヴォルコフ。ホーゼンストライクは間合いに入れなかったが、間合いを詰めて左右のパンチを振り回す。右を打ち込んで止めたヴォルコフ。ケージを背負ったホーゼンストライクに右がヒット。ぐらついたホーゼンストライクにパンチのラッシュ!連打が入って崩れたホーゼンストライク。レフェリーハーブ・ディーンがストップ!

ホーゼンストライクはストップ早くない?のポーズを取るが、ほとんどのパンチをガードできず、背中を向けて崩れたところだったので止められるのは仕方ない。

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6.4『UFC Fight Night』のメインイベントはアレクサンダー・ヴォルコフ vs. ジャルジーニョ・ホーゼンストライク


 UFCが6月4日に開催するFight Nightシリーズの大会のメインイベントがアレクサンダー・ヴォルコフ vs. ジャルジーニョ・ホーゼンストライクのヘビー級マッチになることをESPNのブレット・オカモト記者が確認したとのこと。

 ヴォルコフは3月の『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』でトム・アスピナルに1Rストレートアームバーで敗れて以来の試合。ヘビー級ランキング現在7位。

 ホーゼンストライクは昨年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でカーティス・ブレイズに判定負けして以来の試合。先日の『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』でマルチン・ティブラと対戦予定でしたが、ティブラの体調不良により直前で中止されていました。続きを読む・・・
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MIKE MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN204 イリャ・トプリア グンナー・ネルソン ジェイ・ハーバート ジャック・ショア ダン・フッカー トム・アスピナル パディ・ピンプレット マイク・グランディ マクワン・アミルカーニ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン 佐藤天 修斗

【UFN204】アルミカーニ戦へ、折れない心=マイク・グランディ「他で味わえない戦いがUFCにはある」

【写真】言葉も戦い方も実直なマイク・グランディ。UFCで戦う姿を見るのは嬉しい限りだ(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFN204:UFN on ESPN+62「Volkov vs Aspinall」でマイク・グランディがマクワン・アミルカーニと対戦する。

UFCで4戦目を迎えるグランディは、2017年1月に修斗に来日し当時のプロ修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕をレスリングとスクランブルでリードし判定勝ちを収めている。

ノンタイトル戦で王者を破ったことで、ベルトへの挑戦が期待されたが、来日が途絶えACBやブラジルでの戦いを経てUFCとの契約を果たした。強烈無比なテイクダウンの能力の高さとハートのタフさが来日時から伝わっていたグランディにインタビューを試みた。


──母国でマクワン・アミルカーニ戦が迫ってきました(※取材は3月16日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「心身ともに充実しているよ。このキャンプではあらゆる犠牲を払って、集中してやってきたからね。トレーニングも充実していた。もう戦う準備はできているよ」

──英国……イングランドでは、もうほぼほぼコロナ感染の規制が取り払われたようですね。

「そうなんだ。もう、規制されることなく練習もできているし、外出もできる。以前のようだよ。もともと僕とアルミカーニは2020年3月のロンドン大会で戦う予定だったけど、パンデミックで中止になった。あれから2年、ようやく以前の状態に戻ったように感じる。だからこそ、ここ数日間で何か急激に変わることがないよう願っているよ(笑)」

──UFCファイターになったマイクにようやくインタビューがすることができ、以前から気になっていたことを直接聞く機会を得ることができました。

「何が聞きたかったんだい?」

──マイクは2017年1月に修斗に来日し、当時の修斗世界フェザー級王者である斎藤裕選手に勝利しました。当然のように再来日を果たし、王座に挑戦する機会が与えられると思っていたのですが、実現しなかったです。あの後、なぜ日本に来ることがなかったのでしょうか。

「日本で試合ができたことは、僕のキャリアのなかで本当に大きな意味があった。今、RIZINで活躍してベルトを巻いていたユタカ・サイトーに勝てたんだからね。あの後、英国で開催されたACBで勝利し、ブラジルのアスペラFCでタイトル戦を戦う機会を得た。結果、チャンピオンになり一度はパンクラスで戦うディールを結んだんだけど、ケガをして日本に行くことは叶わなくなった。そして、UFCとサインできたんだ。

ユタカ・サイトーに勝ってから日本に戻る機会がなかったのは、修斗から声が掛からなかったからだよ。僕はタイトルに挑戦したかったけど、オファーがなかった。でも日本で戦いたかったしパンクラスで試合をすることになったけど、さっきも言ったようにケガで行けなくなってしまったんだ」

──我々は日本で戦ったマイクが、UFCと契約できて嬉しかったです。

「UFCとサインできたことは、夢が現実になったような思いだったよ。夢に到達できた」

──これまで1勝2敗、実際に戦ってみてUFCのレベルをどのように受け止めていますか。

「UFCのレベルが、世界で一番高いのは承知の通りだと思う。世界のベストファイターが集まっているからね。イージーファイトなんて存在しない。他のプロモーションでは味わえない戦いがUFCには存在する。だから、ここで戦いたいと思ってきたんだ。UFCに与えられたベストファイター達と戦ってきたいからMMAを続けてきた。自分が少しでも世界のベストファイターの一員になるための、テストが続く。それがUFCだよ」

──そのなかでアルミカーニ戦、母国のファンの前でどのような試合をしたいと思っていますか。

「母国のファンの皆が楽しめる、エキサイティングな試合がしたい。ここ2戦は思ったような試合ができていない。デビュー戦でTKO勝ちした時のようなパフォーマンスを見せることができればと思う。それには相手をフィニッシュすることだよね。

アルミカーニはUFCで長い間戦ってきた経験豊かなファイターだ。ただし、そんなことは頭に入れず、常にプレッシャーを与えて戦いたい。彼はこれまで優れたファイター達と試合をしてきただろうけど、僕のように圧力にある相手はいなかったはずだ。圧力を掛け続けることで、アルミカーニは疲弊する。彼を疲れさせるよ」

──アルミカーニはバックコントロールをしているにも関わらず、わざわざ正対してギロチンやアナコンダを取りに行くような思いもしない動きをすることがあります。

「正面からのチョークが上手い選手だ。僕と似たチョークを使う。でも、僕は彼よりレスリングで上回っているだけでなく、スクランブルでも上だ。あの形になるのはアルミカーニの方だよ」

──マイクのプレッシャーの強さ、レスリングの強さは修斗で試合を見た日本のファンはいち早く分かっていました。と同時に、ケージ際で斎藤選手のボディへのヒザを受けながら、痛みやダメージを感じさせずにペースを譲らなかったことがとても印象に残っています。

「ユタカがボディにヒザを打つことは、しっかりと頭に入れて戦っていた。あのヒザで相手を疲弊させていたことをね。そして実際にヒザをボディに受けたけど、そこまで数を纏められたわけじゃなかったから、あれぐらいだと耐えることができた。

そりゃあ痛みはあったよ。でも、それを顔に出すわけにはいかない。どんな相手と戦っても諦めることはないし、心が折れるようじゃMMAを戦っていくことはできないからね。眠らされること、気を失うことはあるかもしれないけど、僕は絶対にギブアップはしない」

──まさにマイク・グランディの戦い方を表している言葉です。では最後に日本のファンに一言メッセージを頂けないでしょうか。

「修斗でユタカと戦った時、日本のファンが僕たちをリスペクトしてくれていることが伝わってきた。本当にありがたいと思った。あんな風にファイトとファイターを尊敬してくれるファンの前でまた戦いたいと思っている。サポート、ありがとう」

■視聴方法(予定)
3月20日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN204計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 253ポンド(114.75キロ)
トム・アスピナル: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン: 146ポンド(66.22キロ)
ダン・フッカー: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
パディ・ピンプレット: 155ポンド(70.31キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 171ポンド(77.56キロ)
佐藤天: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン: 125ポンド(56.7キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)
イリャ・トプリア: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
マイク・グランディ: 145ポンド(65.77キロ)
マクワン・アミルカーニ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・アブドゥラヒモフ: 258ポンド(117.02キロ)
セルゲイ・パブロヴィッチ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 205ポンド(92.99キロ)
ポール・クレイグ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)
チムール・ヴァリエフ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
コリー・マッケナ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

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