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【UFN218】ついにUFCデビュー戦、木下憂朔「世界デビュー戦なんで。名前をバチっと上げる試合を」

【写真】まさに泰然自若。UFCデビューを前にしても緊張はまるで感じられなかった木下は、UFCジッターの心配もないか(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」が開催され、日本の木下憂朔がオクタゴンデビューを果たす。

昨年8月のコンテンダーシリーズでジョゼ・エンヒッキを衝撃的なKOで破り、ダナ・ホワイトに大絶賛された木下が、アダム・ヒューギットを相手にいよいよ最高峰の舞台に立つ。11月から2カ月半、木下はフロリダのキルクリフCFに合流し心身ともに世界に挑む状態を創ってきた。浪速のワンダーボーイに試合前の心境を尋ねた。


──いよいよUFCデビュー戦が迫ってきました。今の心境を教えてくださいと尋ねても、「普通ッスね」という返答が予想される木下選手です。

「いやぁ……『う~ん』って感じですね。『早く試合がしたいな』って」

──それはワクワク感ですか。

「色々なことを含めて、全部ッスかね。早くゆっくりしたい。早く試合をしたい。今の期間って、一番楽しくないんで。減量があって、ろくに練習もできないからファイターとして面白くない時間なんですよ。だから、早く試合がしたいですね」

──その気持ちは、これまで通りですか。それとも強く感じることなのでしょうか。

「そこは同じなんですけど、楽しみはいつもより大きいです。ようやくスタートを切ることができるので」

──昨年11月からフロリダ、キルクリフFCで練習をしてきました。

「ハイ、2カ月半ほどですね。一旦ビザを取りに日本に帰国して、そのままラスベガスに直接入りました」

──では最終調整は日本で行ったと?

「ほぼほぼ、そんな感じですね。10日間ほど日本にいたので。でもセコンドには佐藤(天)さんとヘンリー(フーフト)についてもらいます。今日も佐藤さんと一緒にPIに行っていました」

──ではキルクリフFCでの生活を振り返ってもらえますか。

「超充実していましたね。やっぱり施設が違いますし、コーチが教えてくれる。何より人が多いので、そこが一番大きいですね。皆、上を目指して真剣に取り組んでいるので温度差がでないです。そんなつもりはないですけど、一瞬たりとも気が抜けない──と思えるような環境ですね。やっぱり聞いているだけなのと、実際に行ってみるのとでは違いました」

──特に中量級は充実しています。どのよう選手と汗をかいてきましたか。

「ベラトールのローガン・ストーリーとかジェイソン・ジャクソン、同じ日にベラトールで試合をするムハメド・ベルハモフともよく練習をしました。色々な選手と練習しているんですけど、相手がサウスポーなので佐藤さんとムハメドとよく練習していましたね」

──技術力の差が話題になるようになりましたが、その点はいかがでしたか。

「細かいですね、米国の方が。ちゃんとディティールとノウハウがあっての組み技なので。打撃はそんなに変わらないですけど、レスリングは全然レベルが高いですね」

──佐藤選手が「契約更新できれば、凄く強い選手になる」と期待していました。

「有難いですね。そう言って貰えて。まだ僕はそんなに強い選手ではないのですが、更新まで2年ぐらいあると考えると……このままいけば、僕も良い選手になれるんとちゃうかなって思っています。打撃は張れますけど、組み技はメチャクチャやられています。だからこそ、今の自分がどれぐらいなのかもキルクリフFCで分かりました。

同時にそのキルクリフFCで何をすれば選手としてレベルが上がるのかも分かりましたし、あとは僕が頑張るだけです」

──水曜日朝のレスリングクラスは、意識の高いキルクリフFCにあっても若干、参加人数が減ります(笑)。

「なんか、そこから日を重ねると人数が減っていくんですよ(笑)。週末に試合があることも関係しているでしょうけど。それも分かりやすいですね。まぁ、練習は全体的にハードです。そんなに時間は長くはないですけど、濃い練習をしているのでしんどいですね」

──では対戦相手のアダム・ヒューギットですが──サウスポーという言葉もありましたが、オーソでも構えてスイッチをしてくることもあるかと。

「そうですか、そこはあんまり気になっていなかったです。直近の試合を見たんですけど、基本サウスポーだったので。印象は蹴って来る手足の長いヤツみたいやなって。まぁ、全然行けるかなぁって思っています。ここは行かんとアカンところですね。UFCに出ているので強い選手やと思いますけど、ここで負けていると先はないかなって」

──荒くてアグレッシブ。そして前後移動が中心。木下選手としては、得意な相手ではないかと。

「その通りです(笑)。カウンターを当てる。そこはメチャクチャ思い描いています」

──勝利に向けて、ビジョンは描けていると思いますが、どのような戦いをしようと考えていますか。

「やっぱ前回の試合以上のインパクトを残す試合。ここはちょっと魅せないと、世界デビュー戦なんで。名前をバチっと上げる試合をしようと思います」

──メインカードですし。

「そうですね、ラッキーですね。ただ『やるぞっ!!』と思っていても、行き過ぎないようにしようという頭はあるので。メンタルをコントロールできるようには、頑張っています。自制しないとミスをしてしまいますからね。こうやって分かっていても、毎試合ミスはありますし」

──そこまで考えているうえで、バシッと決める。それが木下選手ですね。では、改めてUFCデビュー戦を楽しみにしている日本のファンに一言お願いします。

「いつも通りの僕で……あんまり考えてないので、そのままの僕を見てもらいたいです。あと……ボーナスはバチバチ狙っています。空回りさえしなければ、いつも通り倒せます」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)

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【UFN218】ヘスウ・アギラーと対戦、平良達郎─02─「もっと大きな幻想を皆に抱かせたいです」

【写真】中村倫也か風間敏臣かは別にして、幻想以前の期待値が上がる一枚だ (C)TAKANORI ONIKI

4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」でヘスウ・サントス・アギラーと対戦する平良達郎インタビュー後編。

日本では戦うことができない、粗い圧力。パンチとギロチン、ともに一発があるアギラー戦を前に平良はたくましいほどに落ち着き、笑顔を取材中も見せ続けた。世界に出る前に懸念された経験不足を危惧する声は、UFCで試合を重ねる度に払拭され、逆にその可能性の大きさへの期待値が増す一方になった。そんな平良の口から、2024年に王座挑戦という言葉が聞かれた。

<平良達郎インタビューPart.01はコチラから>


──沖縄の選手が力をつけている要因の一つに、平良選手の活躍もあるかと思います。

「あぁ、そうだと嬉しいです(笑)。昔からずっと練習してきた皆が僕のことをどんな風に見ているのかは分からないです。ただUFCで戦うようになった今も、ずっと練習相手をしてくれていて凄く有難いです」

──では対戦相手、ヘスウ・アギラーの印象を教えてください。

「ギロチンで勝っている試合が多いので、そこは当たり前に気を付けないといけないですね。技術というより粗い感じなので、本当にギロチンと一発、そこは気を付ける。そして自分のテーマとしては、試合でしか経験できないことがあるので、打撃だとか色々と見せることができていない攻防ができれば良いなと思っています」

──突進力、振りまわすフック。左フックを3連発で出して、3発目はボディだとか。彼のレンジになると、あの右フックも非常に怖いという印象を持ちました。一発を被弾して、安直に組みで誤魔化そうとするとギロチンが待っています。

「そこは最初に指摘されました(笑)。打撃でもし嫌な感じになった時、あるいは下になるようなことがあった時も、下へのテイクダウンをしない方が良いと。ダブルやシングルよりもボディロック……まぁ、そこは気を付けます(笑)」

──ギロチンも全て左腕で抱えていますよね。

「いえ、右で抱えているのもありましたよ。ただタップを取っているのは左で、右の時は逃げられていましたけど(笑)」

──それにしても、コンテンダーシリーズでそのスタイルで勝ち切っている。分かっているところで勝っている。そこはやはり怖くて。

「プレッシャーに関しては、ボクシングのスパーリングで想定してやってきているので、そこは見えると思っています。動きとしてはパンチ、パンチ、左ハイというのもあって。そういうところは貰わないように意識して練習をしてきました。

しっかりと見て、僕の方がリーチがあるので……いつもそう思っていて、デキていないんですけど(苦笑)。しっかりとジャブを差さないといけないですね。ジャブは結構、練習してきたので今回は『出るかな』って自分に期待して試合に挑みます」

──いわゆるエル・マタドール✖エル・トロ、闘牛士✖闘牛の戦いかと。

「下がると詰められるのですが、誘い込むというか……相手が入って来るところに合わせる練習はやってきました。実際にスパーリングでも、その感触は掴めています。あとは本番の緊張感のなかで、本番でしか経験できない空気もあるので。そのなかで練習通り動くことができればなと思っています」

──1月21日にUFC世界フライ級王座統一戦が行われ、デイヴィソン・フィゲイレドをブランドン・モレノが下しました。4度目の対戦になると、2人ともしんどいことを嫌がるようなファイトにも見えました。

「アハハハハ。そこまでスクランブルとかなかったですよね。モレノのテイクダウンにも、フィゲイレドはまぁ簡単に下になっていましたし」

──あの試合を見て、フライ級は日本人でもいける。そういう風に気分が高揚しました。

「ハイ。僕もやっぱり……間違いなく行けると思いました。ただタイトルマッチで戦うまで、その権利を得るまでの戦いが大変になってきます。だからこそ、今年が勝負の年だと思っていて。自分が若いとか時間があるとか、全く思っていないです。

今、全力で出来ている時にどんどん上を狙っていくべきだと思っているので。2024年の一発目でタイトル挑戦ができるように──今年はランカーをパンパンと倒して、来年はタイトルマッチを戦いたいです」

──押忍。そのためのも今回のアギラー戦、日本いや世界のファンにどのような試合を見せたいと思っていますか。

「成長した姿を見せたいというのが、まずあります。でも戦績からいっても、僕が取らないといけない相手です。勝って『平良はやっぱり強いな』と思わせないといけない。僕自身、『やべぇな』って思わせたくて(笑)。

同時に修斗の時から1Rでフィニッシュすることが多くて、自分自身でも自分の力がどの程度なのか把握できていないんです。

それでも米国やタイで練習をして、試合を通して自信もつきました。色々と自分のなかであったことも消化できましたし。何て言うのか……『平良って、どこまで強いんだろう』、『もっと強いヤツと戦うところが見てみたい』って見ている人が思う試合がしたい。もっと大きな幻想を皆に抱かせたいです」

──いや、受け答えも立派になりました。

「そうですか(笑)。普段から年上の人と接する機会が多いので、自分が大人になったという自覚は全くないです(笑)」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)

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BELLATOR Bellator290 o RIZIN UFC キム・ジヨン ジェカ・サラギ チェ・ドゥホ チョン・ダウン デリック・ルイス パク・ジョンヨン パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ 中村倫也 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

UFC on ESPN+76:オッズ/予想と展望

デリック・ルイス 2.95
セルゲイ・スピバック 1.43
チョン・ダウン 1.41
デビン・クラーク 3.05
マルチン・ティブラ 1.74
ブラゴイ・イワノフ 2.15
チェ・ドゥホ 1.53
カイル・ネルソン 2.60
木下憂朔 1.31
アダム・フューギット 3.70
ジェカ・サラギ 2.00
アンシュル・ジュブリ 1.83
リー・ジョンヨン 1.41
イー・ジャー 3.05
風間敏臣 4.40
中村倫也 1.24
チェ・ソングク 2.60
パク・ヒョンソン 1.53
キム・ジヨン 1.36
マンディ・ブーム 3.30
パク・ジョンヨン 1.47
デニス・トゥルーリ2.85
平良達郎 1.09
ヘスス・アギラー 8.50

韓国大会からスライドした今大会。メインにルイス vs. スピバックが追加され、ローマ・ルックブンミー vs. エリス・リードが来週のオーストラリア大会にスライドされた程度で、カードはほぼそのまま。

メインのルイス vs. スピバックは11月に組まれていたが、試合当日のイベント開始後にルイスの体調不良により中止となっていたカード。当初はコロナとは無関係とアナウンスされていたが、ルイスによるとコロナ感染が原因だったとのこと。

オッズは前回同様スピバックがフェイバリット。体調不良が怪我等ではなくコロナなら、深刻な後遺症がなければ影響はないかと思われるがどうか。

ルイスKO勝ち。

UFC2連勝からの3戦目となる平良は、デビュー戦の木下がメインカードなのに対して第1試合という扱い。フライ級ゆえの扱いか。相手もコンテンダーシリーズ上がりのデビュー戦選手で、勝っても評価が爆上がりすることは無さそうだが、若いし別に慌てる必要はない。オッズは今大会一番の圧倒的大差がついている。

木下はUFC0勝1敗のフューギット相手にフェイバリット。RIZIN LANDMARKでの反則負けのみで、底を見せないままUFCまでたどり着いた。グラウンドが強い相手との対戦経験は少ないが、練習では寝技も強いという評価をされているとのこと。相手のフューギットは柔術ムエタイベースで、UFCでは寝技も打撃も突出したものではないものの、UFC参戦までこぎつける相手が弱いはずもない。期待に応えることができるか。

Road To UFC勝戦で、UFCとの契約をかけて対戦する風間と中村は、無敗の中村が平良に続く今大会2番目のフェイバリット。風間が勝つなら寝技に持ち込んでのフィニッシュを狙うしかないところだが、引き込むようでは厳しい。レスラーの中村相手にグラウンドで上を取れるかどうか。

第1試合開始はUFCでは異例の日本時間12時開始。メインはアメリ東海岸だと早朝3時~4時くらいになる。これはRoad To UFCが行われるということで、アジア向けの開始時間にしたのだろうか。そのせいで、プレリム(特に第1試合の平良の試合)が同時刻に行われるBellator290のメインカードと完全にバッティングしているのが残念。

速報します。

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【UFN218】風間敏臣─02─中村倫也戦へ「自分は魅せるために練習はしていないけど、魅せることができる」

【写真】とにかく眼光が鋭い。勝手ながら意志の強さだと理解しています(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」で、中村倫也とRoad to UFCバンタム級決勝を戦う風間敏臣インタビュー後編。

収入アップ。日々の努力に対して、割にあった稼ぎを得るために必要なUFCとの契約を賭けて中村と戦う風間は、インタビュー中もその個性的過ぎる生き方を貫く意思力、眼力の強さを放ち続けていた。

そんな風間の表情が師・北出拓也と柔術について話した時だけ、和らいだ。北出と柔術が風間の自信の源だ。

<風間敏臣インタビューPart.01はコチラから>


──そんな中村倫也選手との試合。勝つパターンはいくつか存在していても、勝ち方は極めるのみ。その一点だと思われるのですが。

「ハイ。その通りです。極めてやりますよ」

──コントロールするという考えは?

「コントロールしますよ。しっかりとコントロールしたうえで確実に極めます。自分、デビュー戦の時から試合が決まると、頭の中に目標ができるんです。ずっと『圧倒して仕留める』と思ってきました。それって誰が相手でも変わらないなって。中村倫也を相手にしても、他の言葉が自分のなかに出てこなかったです。目標として掲げる言葉に。

結局、自分は中村倫也が相手でも圧倒して仕留めるしかない。そうしないと白黒ハッキリしないじゃないですか。どっちが勝ったか負けたって、見る者によって変わってくるので。そういうのが柔道、柔術の時から嫌で。だから自分はフィニッシュを狙います。どっちが勝ったのっていう僅差の勝負が嫌いなんです。絞め落としたり、腕を極めてタップさせちゃえば明らかな勝ちになる。だから、一本を狙います」

──風間選手は絶対に触れないといけない。ただ柔術系の選手にとって厳しいのは、レスラーがジャブで突き放し、触らせないで戦う時かと。レスラーがレスリング力をテイクダウンよりも、組ませない方で駆使してくると試合が難しくなります。そういう試合になるかもしれない。その時、触るためには何が一番必要だと思っていますか。

「う~ん、何ですかね。でも、その触らせないっていう試合を中村倫也にはぜひやってもらいたいです。それをやってきても、自分が仕留める。もちろん、そういう戦い方は想定していますし、どう極めるのかも頭の中に入っています。そうでない戦い方をしてきたとしても、仕留める。まぁ自分のなかで何パターンか練っています。まだ1、2週間詰める時間があるので、まだ確実っていうアレはないですけど。あと1週間ぐらいでしっかりと詰めて、仕留められるところまでは持ってきています」

──触らせないで勝つ。実はRIZIN✖Bellatorの対抗戦で、AJ・マッキーとパトリシオ・フレイレがホベルト・サトシ選手、クレベル・コイケ選手にやってくると思っていました。サトシ選手もクレベル選手も極める可能性を2人とも持っている。ただし、突き放されて組みの展開に持ち込めないこともあると。ファンも楽しめず、判定負けする。その可能性が一番高いと予想していました。ただAJは相当に組み技にも付き合うファイトをしましたが、打の圧力で戦ったフレイレを相手にクレベルがクローズドを取ったのは凄いことだと思いました。

「誰かに言われたんですよ。僕と中村倫也の試合も、相手が付き合わないで突き放す試合展開になるって。でも、自分と中村倫也が戦って判定ってあると思いますか」

──分からないです。中村選手が何をして、そうは言っていても風間選手が何をするのかは確信を持てないので。

「いや、判定はないですよ(笑)。自分が思い描いているなかに、判定はない」

──ただ、それは中村選手もそういう気持ちで戦うと判定決着がなくなる確率は高くなると思います。逆に判定勝ちだけを狙ってくればそれもある。打撃有り、ブレンダン・シャウブのような戦わない戦い方になると。

「あの人、頭が凄く切れるじゃないですか。やっぱり、判定ないだろうって感じなんですよ。判定を狙ってくるような入り方はしない。仕留める頭で、入って来ると思います。そうなると自分と中村倫也、どっちが成功するのか。そういう戦いになるはずです」

──本当の意味で攻めてくると、危ないシーンも増えるかもしれないですが、極めるチャンスも増えるかと。

「そうですね(笑)。正直、そっちの方が美味しいです」

──Road to UFCはこれまで1回戦が日本時間の平日の夕方、準決勝は日曜日の夜から。対して、今回の試合はややアジア寄せの時間でのスタートではありますが、米国の時間帯でもありFight Passの視聴者数も桁が違ってくると思います。UFCで活躍するために、インパクトを残したいという気持ちは?

「(間髪入れず)ないです。魅せる試合って違うくないスか? 申し訳ないけど、お客さんのためにやっていないし。お客さんあってのMMAではあるんですけど、魅せるために練習をしていない。ただし、自分は魅せることができる人間ではあると思っています。自分が望んでいるように動けば、皆喜んでくれると思います。

ただし全ての自分のため──自分の生活のために戦います。もっと豊かになりたい。MMAをやっている理由がお金を稼ぐためなので。そのためにはここでは止まっていられないし。ここで止まっていたら、3カ月ぐらい賭けて準備しているのに、このままのファイトマネーじゃ夢がない。だから、この壁を越えて割に合うファイトマネーを得ようと思っています。

MMAの選手、格闘家ってファイトマネーが高いことがステータスです。どれだけ強かろうが、いつまでも下の方で低いファイトマネーで戦っていても……止めましょう、この話(笑)。上手く伝える自信がなくて……これだと色々と誤解が生まれそうで(笑)」

──えぇ!! いや続けてくださいよ(笑)。

「自分はファイトマネーが高いヤツが上だと思っています。正直に言えば……強さどうこうではなくて。練習のなかで強い云々でもない。ファイトマネーが高いヤツが立場的に上だと思っています。その自分の立ち位置をどんどんと上げないといけない。そう思っています」

──押忍。ありがとうございます。ところでファイトマネーとは別世界の話ですが、柔術で茶帯になったとか。逆に紫帯だったことを忘れがちでした(笑)。

「2019年のアジアで階級別(※ライト級)と無差別のどっちも取って、表彰台で茶帯を巻いてもらう予定だったんです(※2018年にライト級で優勝、無差別級で準優勝だった)。でも階級別の決勝で韓国人選手(※チョ・デヨン)と戦って、序盤で靭帯をやってしまって。その試合は何とか最後に逆転勝ちみたいな形で、残り数秒で勝てたんスけど。

階級別の表彰を終えてから階級別に出る予定だったのに足がパンパンに腫れてしまって。『出たい』という気持ちはあったけど、周囲から我慢しろと言われて出場を諦めたことがあったんです。あの時『それなら今、茶帯を巻くことはできない。要らない』って(笑)」

──先生が帯を巻くと言っているのに?

「北出(拓也パラエストラ川崎代表)先生がずっと用意してくれていたんですけど、『今はそのタイミングじゃないです』と断って(笑)」

──それもアカンやつじゃないですか(笑)。先生が帯をくれるというのに(爆)。

「アハハハハ。そうッスね。で、『なら、いつにするの』って北出先生も言っていて(笑)。そこから良いタイミングになるのを待っていたら3年以上も過ぎてしまっていました」

──アハハハ。それがこのタイミングだったのは?

「MMAを戦っている間、自分は柔術に戻ることはないので。バックボーンが柔術でMMAを戦っていくうえで茶帯の方が『俺は柔術家だ』って言いやすくなります。だから貰ったっていうのはあるスね」

──北出さんはRoad to UFC決勝を戦うことについて、何か言及されているのですか。

「北出先生は本当に僕のことを応援してくれています。MMAで戦うようになっても、自分の寝技をずっと組み立ててくれているのは北出先生です。道着はほとんどやっていないですけど、川崎でグラップリングの指導をマンツーで受けています。デビューしてから次で13戦目、ずっと北田先生に組み立ててもらってきました」

──MMAと違というと語弊があるかもしれないですが、先生がいるのが柔術の良さですね。

「そうですね。北田先生に教えてもらっている柔術が自信でもあるし、支えにもなっています」

──風間選手は柔術の話になると、顔が優しくなりますね。

「アハハハハ」

──ところでさきほど風間選手も言われたように、プロの世界であるMMAは自分のために戦っていたとしても、試合を見てくれる人がいることで成り立っています。

「もちろんです」

──そんな試合を見てくれる人に、Road to UFC決勝戦で何を見せることができると思っていますか。

「う~ん、そうッスね。自分と中村倫也、どっちが最後に立って腕を挙げられるのか。そこを最後まで見ていて欲しいです。最初から最後まで、見ていてほしい。今回は本当に人生が懸かっている試合なので、そこは本当に見ていてほしいなって言うところはあります」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)

The post 【UFN218】風間敏臣─02─中村倫也戦へ「自分は魅せるために練習はしていないけど、魅せることができる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218 アダム・ヒューギット アブドゥル・ラザク イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン ジェカ・サラギ セルゲイ・スピヴァク チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デリック・ルイス パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ 中村倫也 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

【UFN218】風間敏臣戦前の中村倫也─02─「彼の戦いに付き合わないで終わらせられるとは思っていない」

【写真】ごく自然に会話の内容が常に未来を見据えている。それが今の彼の心情なのだろう(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」。同大会で実施されるRoad to UFCバンタム級決勝戦を風間敏臣と戦う中村倫也インタビュー後編。

ポスターにサイン。1回戦と準決勝ではなかったファイトウィーク行事だ

レスリングで確かな実績を残し、そのフィールドの技術はMMAルーキーイヤーから突出していた。にも拘わらず中村はデビュー戦の左ハイKOで分かるようにMMAファイターとしてレスリングは一つの要素として戦ってきた。

風間戦を前にしてのグラップリング練習でも、対策練習に留まらず本来は風間の庭というべきグラウンドにステイし、さらには背中をつけた攻防まで繰り返す。絶対に勝たなければいけない戦いを前にして、将来を見据えた練習と何よりもMMAを楽しむ姿勢が伺えた。

<中村倫也インタビューPart.01はコチラから>


──試合に生かす視野とはまた別なのですが、MMAは使える手段が非常に多い戦いです。試合映像や教則動画を見て目から得る情報の大切さを倫也選手はどのように考えていますか。なかにはあまり試合映像を見ない選手もいますが。

「試合映像を見ないというのは勿体ないです。今、(堀口)恭司さんが盛んに『日本は技術が遅れている』って言っているじゃないですか。その技術が詰まった集大成が試合であることは北米でも間違いないです。やっぱり、試合を数多くを見ていけば……ただ1度じゃダメです。何度も何度も見ることで、ここで心のやり取りがあったなとか、足がここについていて、そういう角度だからコレが当たったのか──だとか、そういうモノが見えてきます。

また自分の幅が広がるわけで。それからイメージを創って、自分の体で試す。そうやっていけば自分の中で辻褄が合ってきて、試合中も迷わないようになる。だから試合は見た方が良いと思います。目で見ること……人間が情報を得るうえで目はとても重要です。試合で得られる情報も目からがほとんどです。

ボトムからレッスルアップのスピードは規格外

でも、その先にある第六感、エネルギーの流れ、その流れの癖とかっていうものをいち早く見つけないといけない。

目でみることは大切ですが、それから先のモノを研ぎ澄ませていかないと、ダゲスタンやアフリカ系のモンスターのような選手に勝つことは難しいですよね」

──では風間選手と戦うことでグラップリングや柔術という分野まで、目で見ることはあったのでしょうか。

天才ティーンエイジャー=大嶋聡承のオモプラッタを側転で切り返す

「もともと準決勝で戦う予定だったので、その時からパーソナルで指導を受けていて。シチュエーションで犯してはいけないミスなどは抑えて反復してきました」

──そのうえで風間選手との試合前にグラップリングのスパーリングで、自らラバーガードやオモプラッタという下の動きを多用していました。それも見てきた成果とも言えますか。

「そうですね、見てきた量というのは絶対にあります。結局、幅を広げていかないといけないので。それに僕は昔から何でもやってきました。失敗しても構わないから、トライをしてきましたね。そうすると自分が向いていない領域も分かって来るので、それ以降はそこには入り込まない。でも、そのまえに足を踏み入れないと分からないですからね(笑)」

──この試合、付き合わないのが一番。それでもはめられることはある。そのためのピュアグラップリング練習なのでしょうか。

「風間選手と戦って、彼の戦いに付き合わないで終わらせることができるような相手だとは思っていないです。それは毎試合、タフなシチュエーションになると思っているので。結果論として、これまではそういう状況にならなかった。それも、こういう風に準備しているから。そのおかげだと思います。

風間君は絶対に心が折れないファイターです。だから意識を飛ばすしかない。自分がどれぐらいのパフォーマンスを出せるのかが、凄く楽しみな試合で。それも前回の試合が終わってからイメージをつける力、イメージ力を鍛えてきたことで、色々な動きが再現可能になっています。憧れてきた天才的な動きも、自分の癖が抜けてきたことでできるようになってきています。だからちょっと楽しみで。

ただし色気は出さない。そういう部分のバランスは、しっかりと保つ。深い集中力のなかで、多彩な技を出すことができるんじゃないかと自分に期待しています。だから、試合を視るファンの人たちも期待してほしいですね」

──いずれ現状では色気と表現している攻撃を、実務として繰り出す必要がある領域で戦うことが期待されています。

「勝手に出るぐらい。色気でなく、自然と動く。そして『楽しいねぇ』、『芸術だね』、『格闘技だよな』と思われるようになりたいです」

──当日は平良達郎選手、木下憂朔選手も出場します。

「勝手にチーム戦のように感じていて、楽しいっスね。僕の試合は日本人対決だけど、UFCで3試合に日本人が出る。まぁ、なんで俺は日本人対決なんだよって。そこはしょうがないんだけど、どっちがサバイブするのか。そこも楽しんで見てもらう要素の一つになりますし。

木下君や平良君、西川(大和)君がどういう風に感じているのか分からないですけど、僕はMMAを使って……ツールとして自分の人生を幸せにする。その目標というのは、ある意味叶いつつある。心が凄く豊かになっているので、そこはもう目標を達成した。残りはUFCでガンガン勝って、日本の良さ、素晴らしさをMMAを通して──日本の文化を広めていきたいという想いはあります。

僕抽象的になってしまいますけど、皆が自信を持って好きなことに取り組んで周囲が愛を持って応援し合える。そんな社会創りに貢献できれば。そのために人生を賭けてやっていきます」

──では最後にその一歩となる決勝戦への意気込みをお願いします。

「準決勝が終ってから、自分自身でもビックリするくらい成長を感じています。どれだけのパフォーマンスを見せることができるか。自分でも想像がつかない域に到達しつつあるので、凄く楽しみです。だからファンの人も楽しみにしてほしいですし、このワクワクが皆に伝わって欲しいです」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)

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MMA o UFC   セルゲイ・スピヴァク デリック・ルイス

なんと、『UFC Fight Night 215』のメインイベントで予定されていたデリック・ルイス vs. セルゲイ・スピヴァクがルイスのドクターストップにより直前で中止


 現在開催中の『UFC Fight Night 215: Lewis vs. Spivak』のメインイベントで予定されていたデリック・ルイス vs. セルゲイ・スピヴァクですが、ルイスが体調を崩し、病院へ行くことを余儀なくされ、スピヴァク戦の出場許可が下りなかったことから中止されることを発表。新型コロナウイルスでは無いそうですが詳細は不明。

 これによりメインイベントはケネディ・エンゼチュクウ vs. イオン・クテラバに変更されますが、3ラウンドで行われます。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFN215 アンドレ・フィアーリョ イオン・クテレバ ザルガス・ズマグロフ ジェニファー・マイア ジャック・デラ・マダレナ セルゲイ・スピヴァク チャールズ・ジョンソン テレザ・ブレダー デリック・ルイス ブレディ・ヒースタンド マイルズ・ジョンズ マリア・オリヴェイラ マリナ・モロズ ムスリム・サリコフ リッキー・トゥルシオス リー・ジンリャン ワルド・コルテスアコスタ ヴィンス・モラレス

【UFN215】フィアーリョと対戦、散打王ムスリム・サリコフ─02─「散打ファイターではダメなんだ」

【写真】非常にゆったりした感のあるサリコフ。殺気を全く纏わない強者 (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)はネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN215:UFN on ESPN+73「Lewis vs Spivak」が開催され、アンドレ・フィアーリョと対戦するムスリム・サリコフ・インタビュー後編。

リー・ジンリャン戦の敗北からの再起戦となるサリコフだが、そのジンリャン戦での準備不足の厳禁はロシア人ファイターあるあるというべきビザ取得に起因していた。ロシア・ダゲスタンの歴史に名を残す散打ファイターは、38歳になってなお純粋に強さを求めるウォリアーだった。

<ムスリム・サリコフ・インタビューPart.01はコチラから>


──ではムスリムはなぜMMAに転向したのでしょうか。ヴォルク・アターエフやザビット・マゴメドシャリポフと比べても、圧倒的に散打の世界で成功を収めており、その実績だけで散打界で大御所としてやっていけたのではないですか。

「ただ僕がウォリアーだからだよ。ベストファイターと戦いたい。僕はいつだって引退できる。でも毎日のようにスクールに行って、コーチと会って、皆と練習する日々を送りたい。まだハングリーなままなんだよ。だからMMAに転向したんだ。グセインはちょっと年を取ったけど、今もスクールに来てアドバイスをくれるよ。動きよりも、言葉で僕をサポートしてくれている。

もう僕も十分に経験を積んできたから、トレーニングに関しては自分のやり方が確立しているしね。そして試合前になるとATTに行って、ファイトキャンプを行っている。ATTはベストのMMAジムだよ」

──過去5年間負け無しだったのですが7月にリー・ジンリャンに敗れ、今回の試合は仕切り直しの一戦にになります。

「とても大切な試合になる。この試合で勝てば、UFCでの未来が広がる。ただし負けても……何も失うモノはない。UFCがチャンスをくれれば、また戦う。僕はウォリアーのままだから。ただし、今回の試合は前回とは違ってベストシェイプだ。リー・ジンリャン戦は、満足いく調整ができなかった。

ビザが取れず、試合の10日前になってようやく手にすることができたんだ。大切な調整の時期にビザを取るために色んなところに足を運びまくった。最終的にアルメニアまで行ってようやくビザを取得できたんだ」

──アルメニア……。それは大変でした。つまりATTでファイトキャンプを張ることもできなかったわけですね。

「今、ロシア人がビザを取るのはちょっと大変だからね。それでも最後のパンチを被弾するまで、僕の方が試合は優勢だった。あの状態で戦っても、最初の2Rを取ることができた。でも一発で逆転負けした。それがMMA。一発で勝負が決まる。アレがラッキーパンチとは言わない。彼が僕をKOしたんだ。そして今回はずっと体調が良い。もっと良い戦いができる」

──フィアーリョの印象を教えてください。

「フィアーリョは良い選手だ。若くて、常にフィニッシュを目指している。好きなタイプなファイターだよ。彼も僕もフィニッシュを狙うから、激しい試合になる。大歓迎だ」

──フィアーリョはリー・ジンリャンと同じキルクリフCFで練習している選手です。ムスリムのデータを共有しているのではないでしょうか。

「全く問題ない。あの体調の悪さで2Rまで僕が勝っていた相手から情報を得ていても、今回の僕の調子はまるで違うからね。フィアーリョがリー・ジンリャンのチームメイトということは全く気にならないよ。

ベストチームであるATTで、10週間も最高のチームメイトとしっかりと練習できた。何も恐れるものはない」

──ムスリムはパンチと蹴りが連動しており、抜群の距離とタイミングの取り方ができます。今回のフィアーリョ戦、キーポイントはどこになると考えていますか。

「全てだよ。これはMMAだからね。コンプリートファイターにならなければいけない。散打ファイターではダメなんだ。レスリングも柔術も理解して、戦う必要がある。コンプリートファイターになるためにレスリングと柔術に力を入れてきた。しかも、素晴らしいコーチに恵まれているから、メキメキと力をつけている。MMAで勝つには、コンプリートファイターでなければいけない」

──ムスリム、今日は試合前にもかかわらず、貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。

「日本のファンに散打とコーチの歴史、我々のスクールの話をすることができて良かった。グセインはソビエト共産党政府の目を逃れて空手の稽古をしていた。彼がソ連政府に目をつけられながら、諦めずに稽古を続けたからこそ、今のスクール、今の僕がある。それを皆に分かってもらいたい。僕も日本を尊敬している。グセインが侍、日本人、空手についていつも話をしてくれた。そんな日本のファンに僕の試合を楽しんでもらいたい」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前3時00分~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン(米国)
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ダニー・ロバーツ(英国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マリナ・モロズ(ウクライナ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
ヴィンス・モラレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
ケヴィン・ナタヴィダッド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)
ヴァネッサ・デモポウロス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ファルニ・ガルシア(メキシコ)
ブレディ・ヒースタンド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
テレザ・ブレダー(チェコ)

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ABEMA BELLATOR F1 o ONE ONE163 UFC ジェニファー・マイア ジャック・デラ・マダレナ タイ・ツイバサ チャールズ・ジョンソン デリック・ルイス ファーニー・ガルシア マリナ・モロズ ヴィンス・モラレス

UFC on ESPN+73:オッズ/予想と展望

デリック・ルイス 2.65
セルゲイ・スピバック 1.51
ケネディ・エンジーチュクー 1.57
イオン・クテラバ 2.50
チェイス・シャーマン 2.80
ワルド・コルテス・アコスタ 1.48
アンドレ・フィアリョ 1.95
ムスリム・サリコフ 1.87
ジャック・デラ・マダレナ 1.18
ダニー・ロバーツ 5.30
チャールズ・ジョンソン 1.61
ジャルガス・ジュマグロフ 2.40
ジェニファー・マイア 2.60
マリナ・モロズ 1.53
ヴィンス・モラレス 2.40
マイルズ・ジョーンズ 1.61
リッキー・トゥルシオ1.65
ケビン・ナティブダド 2.35
バネッサ・デモポロス 1.91
マリア・オリベイラ 1.91
ブレイディ・ヒースタンド 1.59
ファーニー・ガルシア 2.45
ナタリア・シウバ 1.61
テレザ・ブレダ 2.40

今年のUFCも残り4回。今月ラスト(来週は開催なし)のメインはヘビー級。

3連勝でコーミエのタイトルに挑戦、その後4連勝でシリル・ガーンとの暫定王座決定戦に出場したルイスだが、いずれも敗れて王座獲得ならず。直近2戦はいずれもKO負け。タイ・ツイバサには打撃でリードしていたが、2Rに肘をもらってKO負け。前戦のセルゲイ・パブロビッチ戦では、序盤にパンチを効かされて秒殺KO負けしてしまった。パワーで勝負する殴り屋だが、やはりちゃんとしたストライカー相手には分が悪い。

相手のスピバックは今回が初メイン。8月の前戦にランカーのアウグスト・サカイに勝利して再ランキング入り。ヘビー級では最年少の27歳。UFC6勝3敗で、テイクダウンからのパウンドが武器。こちらはルイスと逆に、2試合連続でのKO勝ち中。

ランキングは下位だが、オッズはスピバックがフェイバリット。しかしルイスはああ見えて結構テイクダウンされた後のリカバリーが上手く、テイクダウン&パウンダーのスピバックがどれだけ押さえ込めるかが鍵になる。

期待も込めてルイスKO勝ち。

今大会一番のフェイバリットはUFC3戦目となるジャック・デラ・マダレナ。UFCデビュー戦は代役でキャリアも浅い相手に秒殺KO勝ちしたものの、差がありすぎて実力が良くわからない。前戦はUFC5勝2敗・ロシア・ダゲスタン共和国出身のラマザン・エメエフと対戦し、ケージにつめてのボディでダウンを奪い、パウンドでKOした。相手のダニー・ロバーツはUFC7勝5敗のベテラン。ランキングには入れないが、UFCで勝ち越している中堅の実力者だけに、このレベルを1RKOできるなら本物かもしれない。

第1試合開始はいつもより3時間早い、20日の午前3時。前日は朝8時からBellator、10時からONE Prime Video4があり、夜7時からはABEMAでPPV中継されるONE163。メインカードが6試合で9時半開始なので、全部終わる頃には日付が変わってそう。

速報します。

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MMA News o UFC   タイ・ツイバサ デリック・ルイス

12.3『UFC on ESPN 42』でセルゲイ・パブロビッチとタイ・ツイバサが対戦


 UFCが12月3日にフロリダ州オーランドで開催する『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でセルゲイ・パブロビッチ vs. タイ・ツイバサのヘビー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 パブロビッチは7月の『UFC 277: Pena vs. Nunes 2』でデリック・ルイスに1R TKO勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFCヘビー級ランキング5位。

 ツイバサは9月の『UFC Fight Night 209: Gane vs. Tuivasa』でシリル・ガーンに3R KO負けして以来の試合。その前までは5連勝していました。現在UFCヘビー級ランキング4位。続きを読む・・・
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o UFC   セルゲイ・スピヴァク デリック・ルイス

11.19『UFC Fight Night』のメインイベントはデリック・ルイス vs. セルゲイ・スピヴァク


 UFCが11月19日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催するFight Nightシリーズのメインイベントがデリック・ルイス vs. セルゲイ・スピヴァクのヘビー級マッチになることを発表。

 ルイスは7月の『UFC 277: Pena vs. Nunes 2』でセルゲイ・パブロビッチに1R TKO負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCヘビー級ランキング7位。

 スピヴァクは8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』でアウグスト・サカイに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCヘビー級ランキング12位。続きを読む・・・