カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET ONE ONE X アドリアーノ・モライシュ アンジェラ・リー キック ジェイムス・ナカシマ スタンプ・フェアテックス チャトリ・シットヨートン チャンネル デメトリウス・ジョンソン トロイ・ウォーセン モン・ボー 三浦彩佳 上久保周哉 仙三 若松佑弥

【ONE X】チャトリが明言。3月26日=ONE Xは2部制イベント。パート2は『アジア向け』PPV大会に

【写真】アンジェラは出産休暇前最後の試合も2部制、第1部のメインだった。果たしてスタンプとの世界戦は、どの位置で組まれるのか(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、ONEのチャトリ・シットヨートンが自らのSNCで昨日、3月26日(土・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムでの開催を公表したONE Xに関して、イベント形式等を追加発表した。

ONE世界女子アトム級選手権試合=王者アンジェラ・リー×挑戦者スタンプ・フェアテックス、ONE世界フライ級選手権試合=王者アドリアーノ・モライシュ×チャレンジャー若松佑弥という2つの世界戦と、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイトの3試合がアナウンスされているONE10周年記念大会は、2部制になる。


チャトリの投稿によると、ONE Xは2019年10月19日に東京・両国国技館で開かれたONE100「Century」以来、ライブ中継として2度目の二本立てイベントとなる。

Part.01は世界150カ国以上へのライブ中継大会、Part02はアジア向けPPVライブイベントとチャトリは書き込んでいる。パート2をアジア向けと限定している点からも、パート1はアジア時間での土曜日の午前スタート、北米における金曜日の夜に実施されることが濃厚だ。

ここまで発表された世界戦とDJ出場は世界に向けたカードになることが予想されるが、アジア向けマッチアップには昨年10月にマイク合戦がRoad to ONEで視られた”あのカード”が組み込まれることは十分にあるだろう。

いずれにせよ、18試合=36人の出場枠は決して多くない。当然立ち技も組まれるであろう──MMAの残りのカードがどうなるのか引き続き正式発表を待ちたい。

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※56.7キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

The post 【ONE X】チャトリが明言。3月26日=ONE Xは2部制イベント。パート2は『アジア向け』PPV大会に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET ONE ONE Championship ONE Heavy Hitter ONE Heavy Hitters ONE Winter Warriors ONE X アドリアーノ・モライシュ アンジェラ・リー カイラット・アクメトフ キック ゲイリー・トノン ジェイムス・ナカシマ ジョン・リネケル スタンプ・フェアテックス タン・リー チャンネル デメトリウス・ジョンソン トロイ・ウォーセン ビビアーノ・フェルナンデス フー・ヨン モン・ボー 三浦彩佳 上久保周哉 仙三 若松佑弥

【ONE X】仕切り直しのONE X=3月26日、ついに若松佑弥がONE世界フライ級王者モライシュに挑戦!!

【写真】カイラット・アクメトフに挑戦権を奪われることなく、いよいよその時を迎えることとなった若松 (C)MMAPLANET

13日(木・現地時間)、ONE Championshipが公式Twitterで3月26日(土・同)にONE Xの開催、そして3つの対戦カードのグラフィックをアップしている。

ONE Xは元々、昨年12月5日に予定されていた10周年記念のPPV大会だったが、シンガポールの新型コロナ感染の状況悪化により、2022年に延期が決定されていた。


オリジナル日程のONE XではONE世界バンタム級選手権試合=ビビアーノ・フェルナンデス×ジョン・リネケル、ONE世界フェザー級選手権試合=タン・リー×ゲイリー・トノン、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイト、女子アトム級ワールドGP決勝に加えて2階級の世界戦が組まれる予定だった。

今回発表されたグラフィックには、DJ×ロッタンのミックスルールファイトは残っているが、ビビアーノ×リネケル、タン・リー×トノンは見当たらない。

そして新たに加わった2つのカードはONE世界女子アトム級王者アンジェラ・リーが、同ワールドGP優勝のスタンプ・フェアテックスの挑戦を受ける一戦と、ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ×若松佑弥の2試合だ。

もともと若松は12月5日のONE Xで挑戦も予定されていたが、イベントが流れる以外にもモライシュ陣営の了承を待っている状態だったという話も伝わってくる。その若松は12月3日のONE Winter Warriorsで中国のフー・ヨンをTD&コントロールで下し、新しい一面を見せていた。

ついに世界挑戦が決まった若松、そしてアンジェラとスタンプの女王争いと、DJ×ロッタンのお祭りファイト──PPVという文字が見当たらない今回の発表だが、他の対戦カードの発表が待たれるONE Xだ。

■ ONE Heavy Hitters 視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

■ ONE Heavy Hitters 対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※56.7キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

The post 【ONE X】仕切り直しのONE X=3月26日、ついに若松佑弥がONE世界フライ級王者モライシュに挑戦!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator272 MMA RIZIN UFC   ジェレミー・ケネディ スコット・コーカー セルジオ・ペティス デメトリウス・ジョンソン ベラトール マネル・ケイプ 堀口恭司

【Bellator272】「Fight is Fight」&「ベルトを持っているのは彼」堀口恭司がリモート会見で話したこと

【写真】いつも通り、まさに泰然自若──な、堀口恭司だった (C)MMAPLANET

3日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator272「Pettis vs Horiguchi」のリモート会見が1日(水・同)に行われた。

ここでは堀口恭司の会見の模様を抜粋してお届けしたい。

「I don’t get a nervous. I don’t get a pressure. Fight is Fight. It is a simple and normal. Ha ha ha ha ha 」と英語を駆使して会見に臨んだ堀口は、その言葉から想像がつくように非常にリラックスしていた。


──時差がない、長距離の移動がない米国での試合。体調や精神的に日本で戦う時と比較してどうでしょうか。

「う~ん、そうですね。自分はどこで試合をやるのも変わらないんで、コンディションも時差も関係なく良い感じです」

──マネル・ケイプはこの試合の予想で、堀口選手が100パーセント勝つと言っていました。この予想を受けて、どう感じますか。

「まぁ、しっかり勝てるように創ってきているので、それを実戦で試さないといけない。しっかり証明しないといけないので、実戦を見ていてください。ハイ」

──UFC以外でバンタム級のベストファイターの1人ですが、Bellatorで成功して、UFCに戻ることを考えていますか。

「まずはしっかりと次のベルトを巻くことを考えています」

──マイク・ブラウンがATTで最高の選手だと言っています。この言葉はどのような意味がありますか。

「彼らは僕を信頼してくれている。それは僕がいつもジムにいるからだとだと思います。アハハハハ」

──レスリングやスクランブルの練習をしていると思いますが、ペティスはグラウンドで柔術を使います。彼の柔術に対して、レスリングの成長を証明できると考えていますか。

「自信はあります」

──RIZINとBellatorではルールが違いますが、その辺りを頭に入れて調整してきましたか。

「もちろん、対戦相手が違うのでちょっとだけ変えたりしていますね」

──デメトリウス・ジョンソン、イアン・マッコール、マネル・ケイプというビッグネームと戦ってきましたが、これまでに戦ってきた対戦相手と比べると、セルジオ・ペティスはどれぐらいの相手だと思っていますか。

「彼はとても良い選手です。ベルトを持っているのは、彼です。そのベルトを取り戻します。イエス」

──セルジオ・ペティスとフアン・アルチュレタの試合で、アルチュレタは何を間違っていたのでしょうか。

「間違っていた? う~ん、分からないです(笑)」

──ベラトールの日本大会で戦いたいですか。数少ない、やり残していることだと思いますが。

「それは、そうしたいです。ただし、それはスコット・コーカーが決めることで、僕が決められることではないので。でも、僕は戦いたいと思っています

■視聴方法(予定)
12月4日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

■ Bellator274対戦カード

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者] 堀口恭司(日本)

<フェザー級/5分3R>
エマニュエル・サンチェス(米国)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル(カナダ)
ジャレッド・スコッギンス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョニー・エブレン(米国)
コリン・ハックボディ(米国)

<ライト級/5分3R>
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)
ボビー・キング(米国)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
ジョン・デ・ジーサス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヴィニシウス・ジュゼズウ(ブラジル)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・モンタルヴォ(米国)
ジェイコブ・ボーン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
キリズ・モタ(ブラジル)

<160ポンド契約/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
ダン・モレット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
オリバー・エンカンプ(スウェーデン)

The post 【Bellator272】「Fight is Fight」&「ベルトを持っているのは彼」堀口恭司がリモート会見で話したこと first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA ONE ONE Championship ONE NEXTGEN ONE X ゲイリー・トノン ジョン・リネケル タン・リー チャトリ・シットヨートン デメトリウス・ジョンソン ビビアーノ・フェルナンデス

【ONE X】コロナ感染者数が上げどまりのシンガポール。チャトリが10周年記念大会の延期を発表

【写真】いつまでコロナに影響を受ける日々がONEでは続くのだろうか (C)MMAPLANET

27日(水・現地時間)、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンが12月5日(日・現地時間)に予定されていた10周年記念大会=『ONE X』をシンガポールの新型コロナ感染の状況悪化により、2022年早々に延期するとSNSで発表した。

ONE世界バンタム級選手権試合=ビビアーノ・フェルナンデス✖ジョン・リネケル、ONE世界フェザー級選手権試合=タン・リー✖ゲイリー・トノン、デメトリウス・ジョンソン✖ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイトが発表され、さらに2つの世界戦や女子アトム級ワールドGP決勝らが組まれる予定だった10周年記念大会がリスジュールを強いられることとなった。

9月中旬よりコロナ陽性者数が増加し始め、国民の80パーセント以上がワクチン接種を済ませ、2022年からはワクチン接種者以外はオフィスなどの出社も禁じるという国策を政府が採ったシンガポールだが、10月になっても1日の感染者数は上げ止まり状態が続く。現状も人口570万人弱と、東京都の半分に満たない総人口のシンガポールで、1日の感染者は平均3500人に及ぶ。

チャトリはSNSで新しい日程などについては、後日発表するとしている。なお今週の金曜日に行われる予定のONE NEXTGENに関して、現状は変更なく実施される方向だ。


The post 【ONE X】コロナ感染者数が上げどまりのシンガポール。チャトリが10周年記念大会の延期を発表 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA ONE ONE X デメトリウス・ジョンソン ブログ ロッタン・シットムアンノン

【Fight&Life】12月5日、DJとのMIX RULE戦に挑むロッタンが那須川天心に熱烈♡コール「ボクシングでも」

【写真】ムエタイには絶対に自信があり、MMAにはまるで自信がなかったロッタン。非常に現実的な展望をFight&Lif掲載のインタビューで話している(C)MMAPLANET

明日22日(金)発売のFight&Life#87には12月5日に開催されるONE Championship10周年記念大会「ONE X」でデメトリウス・ジョンソンとミックスルールで対戦するロッタン・ジットムアンノンのインタビューが掲載されている。

ムエタイ3分→MMA3分→ムエタイ3分→MMA3分という特別ルールで戦うための準備に取り掛かったロッタンだが、コロナ陽性でいきなり出遅れてしまった。

パタヤ入り直前のロッタンにDJとのミックスルール戦について尋ねるなかで、那須川天心との再戦へ熱く語り始めた。ここでは天心へのロッタンの想いを抜粋してお届けしたい。


インタビュー後パタヤに赴いたロッタンは、ヨッカイカーらとフェアテックスジムでDJ戦に備えている

ロッタン・ジットムアンノン
「僕がMMAにトライしたいように、テンシンも新しいチャレンジがしたくなったんだろう。

その気持ちは凄く良く分かる。ただし、あと2試合キック有りの試合を戦うのなら、1試合は僕と戦うべきだ。もう2試合の相手が決まっていて、そのままボクシングに転向するなら、ボクシングルールで戦っても構わない。僕もボクシングにトライするよ。

テンシンとの試合は、僕を傷つけた試合だ。絶対にリマッチをしたい。あの時、僕は初めてタイ以外で戦った。何から何まで初体験だった。普通ムエタイは蒸し暑い会場で試合が行われるから、日本の涼しい体育館では試合の途中まで体が温まらなかった。そして、あの試合は延長があって6Rも戦った。延長なんて、僕らにはないシステムだからね。それにしても、今もあの試合で僕が負けた理由が分からない。

確かにテンシンはコンビネーションを見せていた。けど『だから?』って感じだよ。とにかくテンシンともう1度戦いた

テンシン、もしも君が僕に再戦のチャンスを与えてくれるなら、ONEチャンピオンシップで戦いたい。ムエタイでも、キックボクシングでも、ボクシングでも構わない。君が望むルールで戦うよ。とにかくもう1 度戦いたい。そうしないと気持ちに踏ん切りをつけることができない。また戦って、今後も僕が負けるようなことがあれば、自分の敗北を認めるよ」

※デメトリウス・ジョンソンとのミックスルールを戦うえで首相撲の有効性やMMAグローブでの打撃、ケージとリングの違いなどロッタンが語っているインタビューが掲載されたFight&Life#87は10月22日(金)の発売です。

The post 【Fight&Life】12月5日、DJとのMIX RULE戦に挑むロッタンが那須川天心に熱烈♡コール「ボクシングでも」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ABEMA DEEP MMA ONE Road to ONE05 その他 キム・デフォン デメトリウス・ジョンソン 修斗 和田竜光 猿田洋祐 秋山成勲 竹中大地 青木真也

【Road to ONE05】フライ級のガチの潰し合い、和田竜光✖竹中大地戦決定。青木真也は組み技戦へ

【写真】ONE本戦までの繋ぎでなく、痺れるカードがきた!! (C)MMAPLANET

22日(水)、ONE JAPANより10月5日(火)に東京都渋谷区のTSUTAYA O –Eastで開催されるRoad to ONE05「Sexyama Edition」で和田竜光✖竹中大地のフライ級戦と青木真也がグラップリングマッチに出場することが発表された。

昨年9月大会の猿田洋祐✖内藤のび太に続き、日本人選手のガチマッチが実現する。


DEEPフライ級王者から2018年7月にONEに参戦している和田はリース・マクラーレンとダニー・キンガドとの接戦を落としたものの、ユージーン・トケーロ、グスタヴォ・バラルトに勝利し、5戦目にデメトリウス・ジョンソンとフライ級ワールドGP準決勝で対戦。初回にオタツロックでバックを制する善戦ぶりで、改めて実力を知らしめている。

2020年1月には極度の腰痛のなかイヴァニウド・デルフィーノを判定で破るも、コロナ禍のONE参戦ではヨッカイカー・フェアテックスに──コンペティション・コミッティに再審査を行ってほしい──MMAとしては理解不能の判定負けを喫し、ここまで試合がなかった。

対して竹中大地は修斗環太平洋バンダム級王者から、2018年2月にミャンマー大会でキム・デフォンを相手にONE初陣を飾る(※スタンドのRNCをセットし、キムの前転で頭部を痛打し反則勝ち)。

その後は度重なる対戦相手の体調不良で試合が飛び、2019年2月にようやく2戦目に辿り着いたが、ポジションで圧倒するなかマーク・アベラルドのエルボーで唇をカットしTKO負けとなった。

ONEバンタム級トップ戦線入りへ、レアンドロ・イッサに勝利もユーサップ・サーデュラエフに判定負けを喫した竹中は、フライ級転向を決める。転向初戦は和田に敗れているデルフィーノから、しっかりとRNCを極めて一本勝ちも、シンガポールに招聘されることなく8カ月が過ぎていた。

アンラッキーで済ますことはできないかもしれないが、ONEとの水が合わないのかと思われる黒星を重ねてしまった和田だが、今も日本人フライ級のトップであることは違いない。猿田が内藤を下し、タイトル挑戦権を獲得したように、この一戦が今後の両者のONEでの立ち位置を決めることになる──非常にシビアな潰し合いだ。

また対戦相手の発表はないが、青木真也のグラップリングでの参戦も決まった。今大会は「Sexyama Edition」という副題がついており、秋山成勲がリードカード(プレリミ)の選手を対象にSexyamaボーナスとして、大会ベストバウトの勝者に賞金30万円が贈られる。果たして、秋山色のあるファイターの出場はあるのか。青木の対戦相手とともに、その他の対戦カードの正式発表が待たれる。

The post 【Road to ONE05】フライ級のガチの潰し合い、和田竜光✖竹中大地戦決定。青木真也は組み技戦へ first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA ONE ONE X チャトリ・シットヨートン デメトリウス・ジョンソン ロッタン・シットムアンノン

【ONE X】DREAM FIGHT=ロッタン✖DJは3分4R制。ムエタイ→MMA→ムエタイ→MMA

【写真】そこには触れられていないが、この試合は裁定はなく時間切れはドローが良い。そうすることで、逃げることが有効になる (C)ONE

16日(木・現地時間)、17日(金・同)に曜日が変わろうという深夜に、チャトリ・シットヨートンが12月5日(日・現地時間)に開催されるONE Xで組まれたロッタン・シットムアンノンとデメトリウス・ジョンソンのムエタイ✖ MMAのミックスルール──ONEではDREAM FIGHTと形容している──の試合形式をSNSで発表した。

MMAグローブ着用は既報の通りで、時間は3分✖4R制。初回がムエタイ、2RはMMA、そして3Rが再びムエタイで、最終回=4RがMMAとなる。鍵は初回、DJがムエタイを戦うのか、それともムエタイの時間をやり過ごすのか。夢の顔合わせ、その現実はMMAから始まるのではなくムエタイから始まるということ、だ。


The post 【ONE X】DREAM FIGHT=ロッタン✖DJは3分4R制。ムエタイ→MMA→ムエタイ→MMA first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ABEMA MMA ONE ONE Championship ONE X オク・レユン キック キム・ジェウン クリスチャン・リー ゲイリー・トノン ジョン・リネケル タン・リー デメトリウス・ジョンソン ビビアーノ・フェルナンデス ブログ ロッタン・シットムアンノン

【ONE X】12月5日に10周年記念大会、2つの世界戦に加え──ロッタン✖DJの混合マッチが決定!!

【写真】最高の食材が揃ったゲテモノ料理となるのか、新たなメインディッシュとなるのか(C)ONE

16日(木)、ONE Championshipが12月5日(日・現地時間)に10周年記念大会=『ONE X』を開催すること2つの世界戦、そしてムエタイとMMAの混合ルールでロッタン・シットムアンノンとデメトリウス・ジョンソンが対戦することが発表された。

グラップリングではなくプロ修斗公式戦、つまり岩本がMMAデビューを迎えることとなった。2011年9月3日の第1回大会から10年が過ぎ、世界のMMA界においてアジアを代表する存在となったONEが、10周年記念大会である意味、ONEらしいマッチアップを発表した。


ONEムエタイ世界フライ級王者でキックでも同級ランク1位のロッタンは2018年のONE初出場以来、MMAグローブでの立ち技戦で圧倒的な強さを見せ、10連勝中だ。

一方のDJはフライ級ワールドGPを制したものの今年の4月にアドリアーノ・モライシュの持つONE世界フライ級王座に挑戦し、人生初のKO負けを喫した。

立ち技では世界最高のロースターを誇るONEを代表する若き鉄人ロッタンと、MMAに至宝といえる全ての局面を融合させたDJの戦い。10周年記念大会のお祭り的な意味もあり、ONEの発表自体にone-of-a-kind battle(唯一無二のバトル)という表記も見られるが、最高の役者の顔合わせで格闘技的にも興味深い局面はいくつも考えられる。とはいっても、勝負の鍵を握るのはルール設定──以前にムエタイとMMAのどちらを先に持って来るのかという点に尽きる。

MMAグローブ着用で行われるようだが、ラウンド数や1Rが何分になるなどは明らかになっていない。重ねてルール設定がまず鍵となる一戦だけに正式発表を待ちたい。

またONE世界バンタム級選手権試合=王者ビビアーノ・フェルナンデス✖ジョン・リネケル、そしてONE世界フェザー級選手権試合=王者タン・リー✖ゲイリー・トノンという2試合もアナウンスされた。

前者は柔術✖ボクシングのブラジリアン同朋対決、後者はテコンドー系トータルファイターと至宝のグラップラーのマッチアップ、異種格闘技の香りがするMMA世界戦も要注目だ。

なおONE Xはさらに複数の世界が予定され、ONE10年の歴史を彩ったファイター、これからの10年を創っていく選手が勢揃いするという話も伝わってくる。そうなれば、「試合のオファーがあった」とSNSで発したあの人の参戦も十分に有り得る。出場メンバー、対戦カードの続報が気になる10周年記念興行だ。

■ONE「Revolution」視聴方法(予定)
9月24日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ONE「Revolution」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] オク・レユン(韓国)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]猿田洋祐(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キム・ジェウン(韓国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
アナトリー・マリキン(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
内藤大樹(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
トーマス・ナルモ(ノルウェー)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェームス・ヤン(米国)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

The post 【ONE X】12月5日に10周年記念大会、2つの世界戦に加え──ロッタン✖DJの混合マッチが決定!! first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Interview Special アドリアーノ・モライシュ デメトリウス・ジョンソン ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:4月─その壱─ミキーニョ✖DJ「ルールの違いで言うと……」

【写真】ミキーニョとDJの一戦から、脱線した話が非常に面白いです (C)ONE

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年4月の一番、第一弾は4月8日に行われたONE TNT01 からONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソン戦について語らおう。


──青木真也が選ぶ2021年4月の一番、最初の試合をお願いします。

「アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソンですね。DJは僕の見立てだと年齢が35歳になるし、消耗が激しいんじゃないかとは思っていました」

──それはやはり軽い階級だからというのはありますか。彼は実際、この試合までKO負けもなかったわけですが。

「そうですね。ONEにやってきたのが32歳とかのタイミングで、いつ負けるのかっていうのはあったかと思います。金属疲労みたいな話で、ダメージはなくても運動量や反応という部分で長い間戦い続けてきて、疲れているという印象は受けました。特にあのスタイルですしね」

──UFCではヘンリー・セフードに王座を明け渡してからのONEとの契約ですが、実際にはその前には話がもうできていた。そしてセフードにはリベンジを許しました。

「フライという階級でのスプリットというのは、もうジャッジ次第という部分はあるかと思いますけど。競り合いは多い選手だったとしても、僕的には和田(竜光)選手にバックを取られたのを見ても、もういつ負けるのかという風に捉えるようになっていましたね」

──一昨年の8月に堀口恭司選手にインタビューを行った時に、『弱くなっている』と断言していました。

「そうなると思います。こういうと失礼な言い方になってしまいますけど、若松佑弥、和田竜光、ダニー・キンガドというのは、彼のキャリアにおいて評価の対象になる相手ではなかったはずです」

──つまりはあのままUFCに残っていると、DJはどうなっていたのかと。

「ハイ、もたなかったと思います。だからこそ、ONEに来て良いキャリアを過ごせたように感じます」

──試合前の予想というのは、どうしても過去の実績重視という部分もありますし、DJ有利という声が圧倒的でした。

「ハイ、勿論です。僕も何だかんだと言ってもDJが有利だと思っていました。それはアドリアーノが、そこまでだという風に評価していなかった部分があるので。やはりDJと比較するとジェヘ・ユースタキオやカイラット・アクメトフとイーブンで戦ってきたわけじゃないですか。

だから、2年の間に強くはなっていたかとは思います。あんな風に大きな何かが試合で起こるという風にも見ていなかったですけど、だからといってDJの負けはビックリすることでもなかったです」

──なんとなく分かります。勝利者予想を一つだけしろと言われるとDJの判定勝ちになるのですが、その裏では負けることも、ままあるという予想になるような。

「そうです。DJが勝つだろう──でも、アドリアーノが持っていくことも十分にありうる勝負で。ONEに来てからは、誰に負けるのかという部分であったので。

アドリアーノにしても試合の間隔がこれだけ開いていて強くなっているとすれば、取り組み方が凄かったことになりますね。そことATTの充実振り、勢いというのは関係しているような気がします。そうですね、彼の成長はATTという部分が大きいような気がします」

──ONEとしてグラウンドのヒザという北米のプロモーションでは反則になる技でミキーニョが勝ったことは、他とプロモーションとの差別化を図ることができたのではないでしょうか。

「う~ん、まず試合はヒザではなくても、その前のアッパーで決まっていたと思います。致命傷は最後のヒザではなく、アッパー。サッカーボールキックと同じで、あのヒザもその前にダメージがあるから、当たったようなモノで。

それとグラウンドのヒザ蹴りで、他とONEは違うって言う風に米国のファンが見て『凄い』と思うようなら、格闘技はRIZINルールとか、ミャンマー・ラウェイの方が激しいし、そういうモノの人気が高くなるかと思います。

米国のファンがONEとUFCを見て、別物と思えるほど目が肥えているとは思えないんですよね。そもそも、そこをターゲットにしていないだろうし」

──う~む、ONEの番組の創りもそこを強調してはいなかったですね。グラウンドのヒザ蹴り、直角エルボーが許されているんだという説明VやGGがあったわけでもないですし。

「ルールの違いで言うと、話がズレてしまうのですが……」

──大歓迎です(笑)。

「今日も練習していて松嶋(こよみ)選手と、僕の試合でのエルボーの話になったんです。で、RIZINはリング使用でヒジは互いがOKなら使えるというルールですよね。それはもう別物だよなって」

──合意制なのですね。クロン・グレイシーの試合はヒジがなかったですよね。

「ホベルト・サトシがヒジに認めないとかも。昔、PRIDEで体重差があるとグラウンドのヒザは選択できたのと同じです。で、ヒジでいえばグラウンドでエルボーがないって、もう僕らは考えられないなっていう話になったんです。

レスリングやグラップリング軸になると、拳で殴るのはバックコントロールからだけで、マウントとかハーフでトップだとその距離を創ることはできないから」

──ハイ、そのスペースがあると立たれてしまいます。

「だからエルボーを打ち、下もヒジに反応することなる。そうなればRIZINのルールって、別物だよなっていう話をしていたんです」

──PFLもヒジなしで、ハーフで潜るとなかなか有利なんですよね。

「もうヒジがないと別競技です。でも、お客はそうは見ない。MMAだ、同じだっていう見方かと思います。だってUFCとRIZIN、ONEを別物としては見ていないですよね」

──あぁ、なるほど……そうですよね。立ち技なら、もうムエタイとK-1で統一ランキングなどできないわけで。でも、MMAはヒジの有無、グラウンドでのヒザの有無、サッカーボールキックの有無で別物という風にはならないと。

「だと思いませんか? そこまでお客さんの目が肥えていると凄いですよね」

──米国だとリングなら別物という風に捉えられるかもしれないですね。

「それでもグラウンドでパウンドがあれば、MMAっぽくは捉えられるかもしれないし。ただ、まぁリングでMMAはやりたいくねぇって思っちゃいます(笑)。今はONEもずっとケージでできているんで──ヒジ無しになったり、ケージでないというのは考えたくなくなりますね」

──ONEのムエタイをMMAグローブのケージでやることが定着したのだから、それを逆に立ち技系での特色としてMMAファイターのためにもケージを続けてほしいですね。そして、最後にモライシュについて尋ねたいのですが、これから若松佑弥選手がその座を目指すことになるのと思うのですが、そこに関してどのように青木選手は見ていますか。

「ハッキリ言ってしまえば、あまり興味はないです」

──……。

「なぜ、それを言っちゃえるかというと明確な理由があります」

──ハイ。

「若松佑弥がアドリアーノ・モライシュに挑戦することで世界に繋がっているのか……という風に疑ってしまっているからです」

──若松選手は繋がっていると思っているはずです。

「彼がそう思っているのであれば、本当にしっかりと現状を見て自分のキャリアを考えるべきだし、周囲もそう言ってあげるべきだと思います。この戦いが世界に繋がっているのか──DJが負けたことで、難しくなっちゃいましたね」

The post 【Special】月刊、青木真也のこの一番:4月─その壱─ミキーニョ✖DJ「ルールの違いで言うと……」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Interview ONE ONE TNT01 ONE118 アドリアーノ・モライシュ デメトリウス・ジョンソン ブログ

【ONE TNT01】DJを初KO、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ「全てが見えていた」

【写真】取材が連続したことは予想に難くない。それでも、御覧のポーズを披露してくれたONE世界フライ級王者ミキーニョ (C)MMAPLANET

8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されたONE118:ONE TNT01で、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュがデメトリウス・ジョンソンをKOで下し、王座防衛に成功した。

(C)ONE

UFCフライ級王座を11度防衛したMMA史上最強のフライ級ファイターを挑戦者に迎え、2年3カ月振りの実戦復帰となったチャンピオンの勝利を予想した者は決して多くなかった。

下馬評を覆す勝利、しかもDJを初めてフィニッシュしたミキーニョを試合翌日にインタビューした。


──昨日は素晴らしい勝ち方でDJを破り、タイトル防衛戦に成功しました。1日が過ぎて改めて今の気持ちを教えてください。

「最高だよ。MMAを戦ってきて、昨日の結果に関しては自分自身に誇りを感じることができると思っている」

──1月にはインタビューをさせてもらった時は、2月に戦う予定でした。あれから試合が45日間延びたことに関してどのような想いでしたか。

「2019年1月の試合のあと、僕は移民局の指導で米国を出ることができなくなっていた。その問題がクリアになった時、COVID19が起こった。僕とDJの試合は延期せざるを得なくなった。皆に我慢の時が必要になったんだ。

そして、また1カ月半の延期だ。でも、この間にTNTでのプライムタイム中継という素晴らしい機会が巡ってきた。だから再度の延期は何も問題なかったよ。僕にとってはポジティブな延期だった」

──2月に戦っていると、ワシントン州とフロリダの状況の違いが顕著でDJはなかなか調整が難しく、実はあの時の方がミキーニョの勝つ確率は高かったと思っていました。

「全く気にしていなかったよ。いつ戦うかは関係ない。常に昨日のように戦えるように準備してきた。2月でも4月でも、僕はどちらでも言われたミッションをこなすだけだったよ(笑)」

──そして、見事にミッションコンプリートを成し遂げました。

「その通りだよ。人生として、任務を完璧に遂行できた。しっかりと戦い、結果を残した。今は次のミッションが届くのを待っている」

──今回の試合はさきほどミキーニョが言っていたように米国のプライムタイムにTNTで中継されました。これまでの試合とは違うような反応があったでしょうか。

「反響は物凄く大きかったよ。ONEチャンピオンシップがいかなる団体なのかを米国のたくさんのファンに視聴してもらえた。米国のプライムタイムということは、ブラジルでもプライムタイムなんだ。米国のファンもそうだけど、ブラジルのファンに僕の試合をたくさん視てもらえて良かった。

これまでは金曜日の朝にしか母国のファンに、僕の試合を視聴してもらうことはできなかった。生まれ育ったブラジリアでは本当に多くの人達が試合を見てくれたみたいで、試合後には母の携帯は鳴りっぱなしだったそうなんだ(笑)。近所の人も大喜びしてくれたみたいで。

僕にとって今回の試合は米国だけでなく、ブラジルでもたくさんのファンにライブ中継を視てもらえたことは大きな意味があったよ」

──ロッタンの試合が次に控えていましたが、あくまでも最終試合ということでメインイベントはミキーニョ✖DJでした。ONEの米国進出を考えた際、本当に大切な大会でヘッドライナーを任されてプレッシャーはなかったですか。

「試合順は僕には関係ないよ。メインイベンターでいたいとようエゴも持っていない。メインでもコ・メインでも第1試合でも、ケージに足を踏み入れて戦うだけさ」

──とはいえエディ・アルバレスとユーリ・ラピクスが、あのような反則決着となり、ショーの盛り上がりを考えると焦りなどなかったですか。

「あれは参ったね。頭が混乱したよ。だってユーリ・ラピクスがクリスチャン・リーに挑戦した時、クリスチャンがめちゃくちゃラピクスの後頭部を殴っていた。でも、誰もあの試合は止めなかったよ」

──止めたのは試合終了のタイミングでした。

「だろう? エディ・アルバレスはクリスチャンほど厳しいパンチを落としていなかった。あれはレフェリーのミスだよ。

とにかく前の試合がああいう風に終わったから、僕はもう全力で戦うしかないと思った。エディの試合がああなっていなくても、それは変わらないけど……。ライブ中継でファンに喜んでもらえる試合をしたかったから。

まぁエディ・アルバレスの試合はああいう結果に終わってしまったけど、僕とデメトリウス・ジョンソンの試合は悪い流れを引きずることはなかった。神に感謝しているよ。エンターテイメントとしても、最高の戦いになったはずだからね」

──試合後のインタビューで、DJはパンチを振るって距離を潰してくる。その時にアッパーを入れることが作戦で、しっかりと実行できたと話していましたが、長身のファイターが背の低いファイターにアッパーをタイミングよく、しかもDJのようなスピードのある選手に打ち込むことは相当にトレーニングを積んできたのではないでしょうか。

「DJが殴ってきたときにアッパーかヒザを入れる……この戦略を実行するためにATTで本当にハードな練習を重ねた。

そして実際にDJが距離を詰めてきたとき、DJの動き、僕のアッパーが描く軌跡、全てが見えていた。完璧にアッパーカットを当てることができるタイミングだったんだ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月15日(木・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT02中継対戦カード

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(タイ)
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
中原由貴(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
ワン・シュオ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ミッチェル・チャマール(米国)
上久保周哉(日本)

The post 【ONE TNT01】DJを初KO、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ「全てが見えていた」 first appeared on MMAPLANET.