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MMA UFN198 エイドリアン・ヤネス キック デイヴィー・グラント

【UFN198】手数、勢いで圧したグラントに、落ち着きミスをしなかったヤネスが競り勝つ

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.27-30
デイヴィー・グラント(英国)

いきなりスイッチして後ろ回し蹴りを見せたグラント。かわしたヤネスにサイドキックを入れる。グラントは前蹴り、ヤネスがローから左ジャブを伸ばす。前蹴りやローを多用するグラントの左ジャブに右クロスを入れたヤネスだが、ローで姿勢を乱す。左をかわして右を入れたヤネスがボディを殴り、ローを蹴る。さらに左ジャブを入れたヤネスは、後ろ回し蹴りをかわし、右フックにも右を打ち返す。跳び蹴りでミドルを見せたグラントが左フック、ヤネスはうるさいグラントの打撃戦を嫌がらず、落ち着いて戦う。

手数で優るグラントに左を当てたヤネスは、グラントのパンチをヘッドムーブでかわして右を打ちこむ。焦ったように蹴りを繰り出したグラントは、右ハイへ。呼吸を整えたグラントは構えを変えて右ストレート、スピニングバックフィストと空振りに。ラウンドが終わり、ヤネスのラウンドとなったか。

2R開始直後からパンチを交換し、ローでヤネスの姿勢が乱れる。さらに腹を蹴ったグラントだが、ヤネスも右フックを打ち込む。スウェイでパンチをかわすヤネスに対し、最後に蹴りを狙ったグラント。ここは紙一重でかわされたが、良い狙いだ。ヤナスも落ち着きを失わず、スピニングバックフィストをかわし、続くヒザ蹴りでグラントが自らバランスを崩す。立ち上がってからの打撃の交換で、アイポークがあり試合を続けようとしたヤネスをレフェリーが制してブレイクを命じる。

再開直後にダブルレッグに出たグラント。策士振りを発揮するが、ヤネスがケージを背負って耐える。離れた両者、手数は変わらずグラントが多いが、精度は両者とも変わらないか。スピニングバックフィストをかわして、右を入れたヤネスはジャブを受けても、カウンターを打ち返す。右のロングフックを届かせたグラントは、スイッチして跳びヒザから左右のフックを振るっていく。さらに右をカウンターで当てたグラントが、右ハイへ。最後に左の蹴りのフェイクから、左ストレートを決めたグラントがラウンドを取り返した。

最終回、オーソでジャブ、前蹴りを繰り出すグラントがハイを繰り出す。ヤネスもジャブからストレートを伸ばす。カーフを蹴り合い、左右のフックの空振りからハイを繰り出したグラントの手数がやはり多い。さらに腹、顔面、拳、足と攻撃を散らすことで時間の経過とともにグラントの攻撃がヤネスを捕らえる場面が増えてくる。

フックをかわして右を入れたヤネスが、ショートのコンビを見せる。ジャブを2つ入れたヤネスは、右を打たれるがジャブからロー、そして前蹴りと綺麗な動きを続ける。対してグラントが大外の右フック、ブロックしたヤネスに右ハイを狙う。ヤネスが右フックを当て、グラントがヒザで顔面を狙う。

一度間合いを外したヤネスは、右フックをダックでかわしてジャブ。グラントは右の空振りを続けるが、ダッキングを待っている風でもある。最後の15秒、声を挙げて前に出たグラントは終了と同時に両手を挙げ、ヤネスはその場に座り込み咽び泣いた。結果、裁定は割れヤネスが勝利を手にし、グラントは不満を露わとした。

「30-27で彼につけたジャッジがいて、驚いた。これで4連勝、トップ15と戦いたい」とヤネスは話した。


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【UFN198】ゴディネス戦へ、ローマ・ルックンブンミー「私がUFC、スタンプがONEで成功するのが夢」

【写真】ローマと右がジョージ・ヒックマン、タイガームエタイMMAチームのヘッドコーチ (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスはUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」でローマ・ルックンブンミーがルピタ・ゴディネスと対戦する。

ムエタイベース、本来はアトム級だったローマはUFCで戦うために肉体改造に努め、今では減量が必要になるほどに。コロナ禍でも戦い続けるローマに、母国でのMMA人気の上昇、そしてもう1人のムエタイ出身のMMAファイター=スタンプ・フェアテックスについて尋ねた。


──ローマ、ルピタ・ゴディネスと土曜日に試合をします。今の気持ちを教えてください。

「凄くワクワクしていて、今すぐにでも試合がしたいぐらいよ」

──前回の試合前はコーチのジョージ・ヒックマンとガレージで練習するという状況でしたが、今はワクチンパスポートがあればプーケットは隔離無しに観光客を受け入れています。トレーニングの状況も前回とは違いましたか。

「プーケットはもう、ほとんど普通ね。もうコロナの影響もなくて、今回のキャンプは以前のようにコーチと練習仲間と行うことができたわ。米国入国もワクチンパスポートを取得したから、凄くイージーだった」

──では心身ともに前回の試合の時より充実しているということですね。

「フィジカルもメンタルも強くなっている。スポーツ・サイコロジストについてもらって、気持ちの方も万全よ。フィジカルトレーニングも含め、通常通りのトレーニングをこなすことができたから、今はダイエットが上手くいくようにって感じね」

──ストロー級で戦うのに、減量が必要になったのですね!!

「大きくなったの。でもただ食べて大きくなったわけじゃない。しっかりと練習して、ヘルシーな状態に体が大きくなったから、減量が必要になって。そして減量も上手くいっているわ」

──もうストロー級で戦っても、フィジカルでディズアドバンテージがあるとは思わない?

「ストロー級でフィジカルが劣っているとは思ってないわ。フィジカルトレーニングに力を入れて、体を大きくして、パワーもついたし体も強くなったから」

──ではゴディネスの印象を教えてください。

「いつも言っているけど、私は対戦相手のことは考えていなくてベストの状態で戦えるよう準備してきたの」

──ゴディネスはワンツーの強いパンチャーですが、レスリングや柔術もUFCでは見せています。

「私も柔術とレスリングの練習はしっかりとしているし、柔術とレスリングで攻撃してくるなら、そこで対抗できるから楽しみにしているわ」

──ところでパンデミック後、ムエタイの活動も下火です。この間、UFCはショーを続けローマも戦い続けてきました。コロナ禍でタイの人はMMAにさらに興味を持つようになったと思いますか。

「コロナが関係しているか分からないけど、MMA人気は確実にタイで高くなっている。特に若い世代、私のファンも『ローマのようにMMAで戦いたい』というようになっているし」

──ローマがインスパイアしたということですね。

「私のようにMMAを戦いたいとタイの女性が思ってくれることは、凄く嬉しいわ。誰もが夢を持つことが重要だし、夢を掴むために前に進むべきだから」

──ところで日本ではタイの女子MMAファイターといえばローマ、アム・ザ・ロケット、そしてスタンプ・フェアテックスの3人を指すと言っても過言でないです。アムはコロナの影響で試合をしていないですが、スタンプはローマと同様にシンガポールのONEを舞台に戦い続けています。プロモーションは違いますが、スタンプの活躍をどのように捉えていますか。

「私たちは子供の頃にムエタイで試合をしたこともあるの。スタンプは友人の1人で互いにサポートをし合い、モチベーションを与え合って来た仲なの。だから、彼女の活躍は凄く嬉しいわ。スタンプという同じ国の女子選手の頑張りは、私にとってポジティブな影響しかない。同じタイ人として、戦っている場所は違うけど互いの存在が力になっている。

スタンプが勝てば私はとても嬉しいしい、もっと頑張ろうと思えるの。UFCで私が成功を収め、スタンプがONEで成功する。それが私の夢よ」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

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LFA MMA UFC UFN198 エイドリアン・ヤネス カン・ギョンホ スティーブン・トンプソン タリア・サントス テレンス・マッキニー デイヴィー・グラント ナタン・レヴィ ハニ・ヤヒーラ マイケル・キエーサ ミーシャ・テイト ラファ・ガルシア

【UFN198】要注目。ダビデの星を背負った極真魂&上地流空手、ナタン・レヴィがUFCデビュー戦へ

【写真】ナタン・レヴィ、どのようなMMAをオクタゴンで披露するか(C)Zuffa/UFC

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」でナタン・レヴィがUFCデビュー戦をラファ・ガルシアを相手に迎える。

2018年のMMAデビューからLFAで5連勝し、昨年のコンテンダーシリーズに出場機会を得ると本来はフェザー級ながら、対戦相手シャヒーン・サンタナが大幅に体重オーバー。160ポンドという1階級以上重い契約体重戦に臨むことに。

そしてサンタナを僅か53秒肩固めで下し、ダナ・ホワイトの「ハリウッドのエージェンシーが夢中になっているはずだ」という言葉とともに契約がなった。


1991年9月、パリ生まれのイスラエル人ファイターのレヴィは、5歳で両親の離婚に伴い母親の母国であるイスラエルに移り住む。そして15歳の時にカンフーと空手を始め、彼のマーシャルアーツ・ジャーニーが始まった。

18歳の時に沖縄に滞在し、上地流空手の黒帯になると帰国して空手の指導を生業としていた。その後、MMAをTV で見てこの道を進むことを決意するや、米国行きを決める。当初はサンディエゴに滞在も、MMAをやるならラスベガスという声を聞き、当てもなくMMAのメッカに。

現在はシンジケートMMA所属で、6勝0敗で3つの一本勝ちを残している。レヴィはこの間、東京を訪れ極真空手を稽古を続けた。詳細は明らかとなっていないが、毎年のように来日し、極真流のフルコンタクト空手を行うと同時に、空手の原理を忘れないために上地流空手で学んだ型の稽古を続けていたという。

とはいえ前述したように、レヴィは3度の一本勝ちがあり、そのファイトスタイルからは伝統派も、極真も空手色は感じられない。実際にレヴィ自身が米国のメディアでリョート・マチダでも、スティーブン・トンプソンのようでもないと指摘される──「MMAで空手を使おうとするのは、エゴだ。でも、空手の原理、そして極真で学んだフィジカルを使った空手はMMAに生きる」と発言している。

それでいて足払いをMMAに生かすなど、幻想が果てしなく広がるレヴィ、その初陣に要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月21日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

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【UFN198】仕切り直しのカン・ギョンホ戦。ハニ・ヤヒーラ「フレッシュで居続けられることに秘密はない」

【写真】ハニは2020年代のソネッカか (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスはUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」にハニ・ヤヒーラが出場し、カン・ギョンホと対戦する。

本来は7月31日に組まれていた両者の一戦は、計量後にハニが新型コロナウィルスに感染していることが判明し、キャンセルされた。4カ月遅れで、カン・ギョンホと相対するハニはさらなる自信をもってケージに足を踏み入れる。

36歳、衰えることを知らない働き蟻ファイトを続けられるハニに、その理由を尋ねた。


──ハニ、土曜日にカン・ギョンホと戦います。本来は7月に対戦予定でしたが、ハニが直前でコロナ陽性となり流れたカードです。

「検査で陽性になり、ガッカリさせられたよ。微熱はあったけど、1日だけ体調が悪くて2日後には問題なくなっていた」

──そうだったのですね。ただ隔離も必要ですし、後遺症もなかったですか。

「隔離は10日間、まぁしょうがないよ。誰もが経験していることだし後遺症は全くなかったよ」

──用心したうえで陽性になることは、もう防ぎようがないですからね。ただ、対戦相手のカン・ギョンホには申し訳ないないという気持ちになりませんでしたか。

「ノー、ノー。なぜ? どうして、申し訳ないと思わないといけないんだ。誰にだって起こることだよ。たまたま僕が陽性になっただけで、彼がなっていたかもしれない。そういう世界になっているのに、彼に謝るなんてないよ。計量もフェイスオフもして、戦えなかった。でも、また戦うことになった相手だしそんな気持ちはないよ。

そうかぁ、日本の人たちはそこで対戦相手に悪いっていう気持ちになるんだ。あぁ、文化や精神構造の違いだね。日本の皆は礼儀正しいし、サムライ・メンタリティを持っているからなぁ。僕としてはさっきも言ったように、誰もが陽性になる可能性があり、あの時はたまたま僕だったとしか思わないんだ」

──なるほど(笑)。では改めてカン・ギョンホの印象を教えてください。

「良い選手だ。動きも良い。ただし、何も特別なところはない。打撃も普通で、テイクダウンは時折り光るものがあるけど、トップコントロールは上手くない。トップでバランスを保てない。彼のゲームは穴だらけだよ。良い選手だけど、僕の方が上だ。

僕の攻撃の方が、デンジャラスだ。彼は相手の攻撃を見過ぎている。彼よりも僕にはフィニッシュ能力がある」

──テイクダウンはあって、コントロールは良くない。だからスクランブルが多いのですね。対してハニはスクランブルを許さないように戦います。

「そうだね。僕はフィニッシュ野郎だ。いつだってフィニッシュを狙っている。と同時に、フィニッシュに至らなくても判定勝ちできるのが僕の戦い方だよ。つまり、勝利を得るために色々な方向で戦うことができるということ。それでも、僕はフィニッシュ野郎なんだ(笑)」

──それだけ幅のあるファイトができるということですね。一か八かのフィニッシュ狙いよりも、フィニッシュが判定勝ちの先にある。それこそ安定して戦えることといえます。

「僕は柔術の大会に出ながら成長したといっても良い。その時から常にフィニッシュを狙っていた。ノーギのグラップリング・マッチで戦うようになり、MMAに転じたけど、そこに変わりはない。それが僕の一部だ。

ただし、さっきも言ったように一本勝ちできなくても、判定勝ちできる術を身に着けている。ルールに則して戦い、判定勝ちもできる。ポイントを取ってコントロールすることと、サブミッションを極めることが一致しているんだよ」

──ハニがMMAを始めたころはテイクダウンを奪うと、相手もガードポジションを取って寝技の攻防が続きました。ただし、今のMMAはスクランブル時代になり背中をつけて戦う局面は明らかに減少しています。スクランブル力も上がった。ハニもコントロールすることが大変になったのではないでしょうか。

「そこに準じた戦い方がいくらでも存在している。そして、その戦い方にあった技術を研究し続けている。以前と同じ戦い方じゃない。僕の戦いにも新しい要素が加わっているからね。だからスクランブルが増えても、僕はコントロールし続けることができるんだ。今も成長──進化し続けている」

──ハニはずっとフレッシュですよね。ダメージの蓄積が感じられないです。

「アハハハハ。ヘルシーなライフスタイル、そこが基本だよ。しっかりと野菜を摂って、フルーツを食べる。何よりもボディだけなく、精神状態を健康にしておくことだよ。そして頭を使ったトレーニングをすることかな。もう以前のようなワイルドな練習はしなくなった。強度の高いスパーリングを時折りして、あとは無茶な練習は控えるようになったんだ。自分をコントロールすること。フレッシュで居続けられることにシークレットはない。けど、たくさんの要素が混ざり合っている」

──ブラジルの料理は凄く美味しいですが、塩辛いですよね。

「バランスだよ。何よりファイトキャンプになってから食事のことを考えるんじゃなくて、常に良い食事を摂ることだよね。そして水をたくさん飲むことかな。それが基本だよ。それと針灸を毎週している。普段から心掛けているのはストレッチ、ヨガも毎日欠かさずやっているよ」

──もうファイターとしてだけでなく、ライフを考えた生活習慣ですね。

「そうやって心掛けていることで、競技者として少しずつ良い要素が積み重なっているはずだ」

──参考にさせていただきます。では4カ月遅れで、ハニのファイトを楽しみにしている日本のファンに一言お願いします。

「僕が日本のファンに伝えたい一言は、アリガトゴザイマスさ。日本のファンは、世界中のどこの人達よりも僕の試合をより理解してくれる。また、皆に会いたいね」

■視聴方法(予定)
11月14日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

The post 【UFN198】仕切り直しのカン・ギョンホ戦。ハニ・ヤヒーラ「フレッシュで居続けられることに秘密はない」 first appeared on MMAPLANET.
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MMA UFC   デイヴィー・グラント

9.4『UFC Fight Night』ジョナサン・マルティネスの対戦相手がナサニエル・ウッドからマルセロ・ロホに変更


 UFCが9月4日にラスベガスのUFC APEXで開催するFight Nightシリーズでジョナサン・マルティネスと対戦予定だったナサニエル・ウッドが拳を負傷したことから代わりにマルセロ・ロホがマルティネスと対戦することをMMAJunkieが確認したとのこと。

 マルティネスは『UFC Fight Night 187: Edwards vs. Muhammad』でデイヴィー・グラントに2R KO負けして以来の試合。

 ロホは『UFC Fight Night 187: Edwards vs. Muhammad』で行われたUFCデビュー戦でチャールズ・ジャーディンに3R KO負けして以来の試合。続きを読む・・・
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MMA UFC ジョン・チャンソン デイヴィー・グラント 村田夏南子

『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』メディカルサスペンション/ジョン・チャンソン、村田夏南子ら7名が最大180日間の出場停止

UFC on ESPN 25 medical suspensions: Chan Sung Jung among seven facing six months(MMAJunkie)

 『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』メディカルサスペンション。

・ジョン・チャンソンが左肩のMRI検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・デイヴィー・グラントが鼻骨骨折により医師の診察をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・ディエゴ・リマが右膝のMRI検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・村田夏南子が左肘の脱臼により医師の診察をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・マシュー・セメルスバーガーが鼻のレントゲン検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・ジョシュ・パリジャンが鼻骨骨折により医師の診察をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・ケイシー・オニールが左手のレントゲン検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

 その他の選手は60日間以内です。続きを読む・・・
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MMA UFC チェ・スンウ デイヴィー・グラント マルロン・ヴェラ

『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・マルロン・ヴェラ vs. デイヴィー・グラント

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・マット・ブラウン、チェ・スンウ

 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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MMA Report UFC UFC ESPN25 デイヴィー・グラント ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC ESPN25】ヴェラが1Rはグラントの打撃に苦戦も、2Rからヒジで流血に追い込み逆転の大差判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.3-0:29-26.29-27.29-28.
デイヴィー・グラント(英国)

オーソドックスのグラントが右ローからスイッチ、さらにオーソドックスに戻して左ジャブと左右のローを繰り出す。ヴェラも前に出るが手数は少ない。グラントは右バックスピンキックでけん制、ヴェラもオーソドックスからサウスポーにスイッチするが、グラントの蹴りのペースが速い。さらにグラントは左ボディ、そして右クロスを当てる。

グラントが前に出ると、ヴェラは首相撲からヒザ蹴りに持ち込むが、グラントはすぐに離れる。ステップを使ってフェイントから右ミドルを繰り出すグラント。ヴェラは前蹴りで距離を測りながら前に出る。しかしグラントは右ローで足をすくい、立ち上がったところに右ボディから左フックへつなげる。グラントの蹴り足をキャッチしたヴェラはグラウンドへ。

グラントの首を抱えるヴェラだが、グラントはすぐに立ち上がる。サウスポーから左ストレート、左ボディを伸ばすグラント。プレッシャーを強めるグラントは、ヴェラにケージを背負わせる。ヴェラは左ジャブ、右ロー。グラントは足を使い、回るがヴェラがグラントにケージを背負わせる。ラウンド終了間際、グラントが左右のフックを振るい、かわしたヴェラが右ハイで追いかけた。

2R、サウスポーからスタートしたヴェラがプレッシャーをかける。オーソドックスに戻してからの右ロー、グラントは左右のパンチと右バックスピンキックを返す。グラントのフックをブロックしたヴェラは、組み付いてグラントをケージに押し込み、首相撲からのヒザ、そして右ヒジ。離れたグラントは、ボディからフックを放つが、ヴェラもブロックで防ぐ。

グラントが距離を詰めたところで、ヴェラが左ヒジの連打。グラントのパンチがクリーンヒットすることが少なくなる。グラントは額から大流血。ヴェラが左ヒジ、さらにケージへ押し込むがグラントが切り返してグラウンドに持ち込んだ。下から足を利かせるヴェラ。三角絞めの体勢からオモプラッタに移行するも、グラントがトップをキープする。

その隙にパスガードしたグラントは、再度で抑え込み、ヴェラの左腕を取る。ヴェラもすぐに腕を抜き、ブリッジで脱出を試みるも失敗。ヴェラが体を起こしたところでグラントがギロチンを仕掛け、失敗したところで足を取りに行く。これをかわしたヴェラがトップを奪い、左ヒジの連打してラウンドを終えた。

最終R、ケージ中央で互いにジャブを繰り出す。ヴェラが前蹴り、グラントは左ジャブからスイッチして右フック。さらにオーソドックスからの左フックでヴェラに尻もちを着かせる。さらに立ち上がったヴェラにダブルレッグダイブを仕掛けたグラントだったが、ヴェラはこれをカット。バックマウントからRNCを狙い、さらにマウントから肩固めの体勢に入る。

これは極まらず立ち上がった両者はケージ中央で打ち合う中、ヴェラが左ヒジから左ヒザ。グラントは動きが止まり、さらにヴェラがボディロックからテイクダウンする。グラントの顔面は血に染まっている。インサイドガードからヒジを上下に散らすヴェラ。グラントは下から三角絞めを狙うが、立ち上がったヴェラが再びガードの中に入ってヒジを連打する。グラントのスイープは決まらない。

残り1分でグラントはヴェラの左腕を取ってキムラを仕掛けるが、これは極まらず。ヴェラがバックマウントを奪い、RNCへ。グラントはこれを凌ぐも、マウントを奪われて試合終了のブザーを聞いた。

試合後にどちらも倒れこむほど、死力を尽くした一戦だったが。結果はジャッジ1人が3ポイント差をつける判定で、ヴェラが勝利した。


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