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MMA UFC   ジョゼ・アルド マルロン・モラエス

10.30『UFC 267』アルジャメイン・スターリング欠場を受けてピョートル・ヤンとコリー・サンドヘイゲンがバンタム級暫定王座決定戦

無念! アルジャメイン・スターリングが10.30『UFC 267』ピョートル・ヤンとのバンタム級王座防衛戦を欠場/ヤンは他の選手と暫定王座決定戦か(2021年09月26日)

 こちらの続報。


 UFCが10月30日にアブダビで開催する『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でピョートル・ヤンを相手にバンタム級王座防衛戦を行う予定だったアルジャメイン・スターリングが欠場することを受けてヤンはコリー・サンドヘイゲンと暫定王座決定戦を行うことをESPNのブレット・オカモト記者がデイナ・ホワイトから確認したとのこと。

 サンドヘイゲンは『UFC on ESPN 27: Sandhagen vs. Dillashaw』でT.J.ディラショーにスプリットデシジョンで敗れて以来の試合。

 前回敗れた選手がタイトルマッチをした例はいくつかありますが、最近もジョゼ・アルドがバンタム級転向初戦だった『UFC 245: Usman vs. Covington』でマルロン・モラエスにスプリットデシジョンで敗れたものの『UFC 251: Usman vs. Masvidal』でピョートル・ヤンと王座決定戦をしたことがあります。続きを読む・・・
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MMA UFC YouTube   ジョゼ・アルド

ジョゼ・アルド「ユーチューバーとのボクシングマッチなんて屈辱的なことはしたくない」「俺はお金よりもレガシーの方が大事だ」

Jose Aldo uninterested in ‘humiliating’ MMA vs. YouTubers matches: ‘I can’t wrap my head around that’(MMAFighting)

 ベン・アスクレン、タイロン・ウッドリーがユーチューバーのジェイク・ポールと対戦し大金を稼いでいる件についてジョゼ・アルドが以下のコメント。

「どの試合もリスペクトはしている。キャリアが終わりに近づいている選手なら尚更だ。結局のところ、キャリアを上手くマネージメントできなかったからそういう道に進まざるを得なかったわけで、運良くそういうドアが開いて彼らは良いお金を稼ぐことができた」

「だけど俺はノーだね。意味がないし考えられない。俺は常にレガシーのために戦ってきた。歴史を作り、自分の物語を10年後、20年後、30年後も語ってもらうために戦ってきた。今は『ジョゼ・アルドは最強のフェザー級チャンピオンだったし、バンタム級に転向してもチャンピオンになった』と言われるために戦っている。それはお金で買えるものじゃない。俺にとってレガシーはお金よりも遥かに価値があることだ」

「俺はこのスポーツを始めてからお金を稼いできたし、引退間近になっても屈辱的なことをしないで済むようにプランを立ててきた。自分が格闘技で学んだことや、やってきたこと全てを裏切りお金のために自分を売るなんてできない…俺はレガシーが欲しいんだ。戦うことを辞める時はUFCを辞める時だ。ホール・オブ・フェームになりたい。サーカスではなく世界最大の団体で自分のストーリーを語りたい。そういうマネーファイトをUFCがやるのならクールだしやってもいいけど、他の場所でやる気はない」
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Report UFC UFC265 ジョゼ・アルド ブログ ペドロ・ムニョス

【UFC265】距離とコンビネーションで完璧なゲームメイク、ジョゼ・アルドがムニョスをフルマークで下す

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ペドロ・ムニョス(ブラジル)

開始早々、ムニョスが右のバックスピンキック。正面で向かい合うと、ムニョスが右ローから左ジャブを突く。ムニョスの攻撃をアルドは、左のガードを高く上げながらバックステップでかわす。次第にプレッシャーを強めるアルドが左右のボディ、対するムニョスは右のカーフキックから距離を詰める。ムニョスが中に入ろうとすると、アルドは左フックで防ぐ。

アルドがムニョスに対して左ジャブ、さらに右ヒザをカウンターで当てる。そして左ボディがヒット。ムニョスは右クロスをカウンターで当てられてしまう。ワンツーで前に出るアルド。ムニョスはローを放つが、アルドの左ジャブが当たる。アルドがカウンターのパンチを当てるなか、ムニョスも左ジャブを繰り出すが、アルドの顔面には届かない。

残り1分を切ったところで、ムニョスの右がアルドの顔面を捉える。アルドは足を使って距離を取りながらパンチを返すが、ムニョスのパンチも当たる。残り30秒、ムニョスが連打で前に出ると、アルドもパンチを返すが、ケージを背負わされてしまった。

2R、ムニョスが前に出て、パンチを左右のカーフキックを放つ。アルドの左ジャブをもらったムニョスの左目が腫れている。アルドはここで右ロー、さらに対角線コンビネーションで左ボディを当てていく。アルドのパンチをもらいながら前に出るムニョス。ムニョスの右バックスピンキックを、バックステップでかわすアルド。距離を詰めるムニョスに左ジャブを突くアルドに対し、ムニョスは右ハイを繰り出すがブロックされる。

距離を詰めてアルドにケージを背負わせるムニョスに対し、アルドは左ボディへのコンビネーションを繰り出していく。そしてアルドの右ローがヒット。左ジャブの突き合いで勝るのはアルドだが、ムニョスの右もアルドの顔面をかすめる。アルドの左ジャブへ、ムニョスは左ローを返す。アルドは左ボディを狙うが届かない。

左のローと右のカーフで、ムニョスはアルドをケージ際へ追い詰めていく。アルドは距離を保ってカウンターを狙う作戦で、少し距離ができると右アッパーを放った。

最終R、距離を詰めたムニョスを、パンチの連打で迎え撃つアルド。ムニョスは脇を差してアルドをケージに押し込むが、すぐに離れる。中間距離で打撃を出し合う両者、距離が詰まるとアルドが押し返す。アルドは上下に左を散らし、次第にムニョスの顔面を捉えるようになる。ここでアルドのローをもらったムニョスは、少し体勢を崩す。

ムニョスの左ジャブを、足を使ってかわしたアルドは、右ローで相手にヒザをつかせる。立ち上がったムニョスは、右のバックスピンキックを放つが、これは空を切る。アルドはインサイドからの右、さらにパンチの連打から右ローを当てる。左目から出血しているムニョスは、明らかに手数が減る。そのムニョスに対して、アルドはコンビネーションを当てていった。

ジャッジ3者ともフルマークをつける裁定で、アルドがバンタム級転向後2連勝となった。


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MMA UFC UFC265 ケイシー・ケニー ジョゼ・アルド ソン・ヤードン ブログ ペドロ・ムニョス マネル・ケイプ ラファエル・フィジエフ ヴィセンチ・ルケ

【UFC265】計量終了 アルド✖ムニョス&ソン✖ケニー=バンタム級生き残り合戦。ケイプ……

【写真】アルド、健在ぶりを引き続き見せることができるか──とはいっても、まだ34歳で老け込む年ではない(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催されるUFC265「Lewis vs Gane」の計量が6日(金・同)に行われている。

メインの暫定ヘビー級王座決定戦はデリック・ルイスとシリル・ガンヌの間で行われ、計量での体重差は約8キロだった。


今大会はコ・メインのジョゼ・アルド✖ペドロ・ムニョスを始め、ソン・ヤードン✖ケイシー・ケニー、マイルズ・ジョンズ✖アンデウソン・ドスサントス、ジョニー・ムニョスJr✖ジェイミー・シモンズとバンタム級が4試合組まれている。

なかでも注目はメインカードで組まれているアルド✖ムニョス、ソン✖ケニーだ。バンタム級転向後マルロン・モラエスと世界戦のピョートル・ヤンに敗れたものの、アルドはマルロン・ヴェラに勝利し健在ぶりを見せている。

対するムニョスもジミー・リベラとの実力者対戦を制して、バンタム級トップ戦線で生き残っている。34歳になったアルド、攻勢時の圧力と威力は健在だが、試合中の波が以前よりもはっきりしてきた。体の動きというよりも、心の勢いを15分、25分という時間中に維持することが難しくなっているかもしれない。

その心身共に動きが落ちた時が、ムニョスの勝機であることは間違いない。とはいえ下降し続けることはなく、再び動けるのがアルドの特徴だ。ムニョスとして勝機を逃さない爆発力、もしくは極め力が必要とされる。

ソンとケニーはそれぞれカイラー・フィリップス、ドミニク・クルーズ戦での敗北からの再起戦となる。

打撃単体ではソン、テイクダウンこみではケニーの打撃もイーブンまで持ち込める。ソンとしてはテイクダウンを切ることで、勝利に近づける戦いだけに、ケニーのレスリングだけでなく柔道技で倒されないことが必須となる。

このほか、ウェルター級のヴィセンチ・ルケ、ライト級のラファエル・フィジエフと並び、気になるのがマネル・ケイプのオクタゴン3戦目だ。しかし、ケイプはフライ級のリミットは4ポンドもオーバーしており、UFC初勝利は手堅いと思われていた一戦に、暗雲立ち込めることとなった。

■視聴方法(予定)
8月8日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC265計量結果

<UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分5R>
デリック・ルイス: 264.5ポンド(119.97キロ)
シリル・ガンヌ: 247ポンド(112.03キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
ペドロ・ムニョス: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ティーシャ・トーレス: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 135.5ポンド(61.46キロ)
ケイシー・ケニー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダラコ・ロドリゲス: 136ポンド(61.69キロ)
ヴィンス・モラレス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン: 205.5ポンド(93.21キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 204.5ポンド(92.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 115ポンド(52.16キロ)
ジェシカ・ペネ: 116ポンド(52.62キロ)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ: 129ポンド(58.51キロ)
オード・オズボーン: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ: 136ポンド(61.69キロ)
アンデウソン・ドスサントス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード: 125ポンド(56.7キロ)
メリッサ・ガート: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイミー・シモンズ: 136ポンド(61.69キロ)

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Report UFC UFN183 ジョゼ・アルド ブログ マルロン・ヴェラ

【UFN183】1P差が1P差に感じられない完璧なゲームメイク、ジョゼ・アルドがヴェラに3-0の判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

サウスポーのヴェラがローと前蹴り。オーソドックスのアルドはガードを高く上げながら左ジャブを突く。ケージを背負いながら左右のローを繰り出すヴェラに対し、アルドは右フックをふるう。ヴェラがアルドの打ち終わりに組み付き、そのままケージへ押し込んだ。両脇を差して、相手の太ももへヒザを突き刺すヴェラ。アルドは左を差し返し、体勢を入れ替えてケージ際から離れた。

ケージ中央で打撃戦を再開する両者。アルドの左ジャブがヒット、さらに左ボディを打ち込むとヴェラの手数が減る。ヴェラの左ミドル、左ストレートをかわしたアルドが、ローキック、さらに左ボディからの右ローと対角線コンビネーションで攻め込む。ヴェラが組み付くも、すぐに離れたアルド。再び中間距離で右ボディストレートから、さらにボディ&ローのコンビネーションで相手を追い込んだ。

2R、ヴェラの左ストレート、前蹴りをバックステップでかわすアルドが、ボディ打ちで相手を下がらせる。ヴェラの動きに合わせて右ローを繰り出すアルド。さらに左ジャブ、左フックで相手を中に入らせない。アルドが左フックをもらったヴェラはバランスを崩す。組み付きたいヴェラに対して、アルドは自分の距離を保つ。右アッパー、左ボディを繰り出すアルド。ヴェラが前に出るが、そのたびにボディ打ちをもらい下がるようになる。

ここで組み付いたヴェラ、アルドはケージを背負いながらグラウンドに持ち込ませない。体勢を入れ替えたアルドは、首相撲からヒザ蹴り。そして距離を取るが、ここでヴェラが手数を増やし、さらに距離を詰めて組みつく。アルドは首相撲に切り替えてヒザ蹴り。離れるとヴェラがパンチを振るってラウンドを終えた。

最終R、いきなり前に出たヴェラに対し、組み付いたのはアルド。バックに回り、引き倒そうとする。バックにいるアルドに対して右ヒジを放つヴェラだったが、アルドは立っているヴェラからバックマウントを奪った。相手の体を伸ばし、グラウンドに持ち込んだアルド。4の字フックで相手の動きを止め、ケージサイドのアンドレ・ペデネイラスの指示を確認する。

体を起こしたヴェラ、立ち上がるもアルドはバックマウントを奪ったまま。アルドを背負いながら歩くヴェラだが、アルドは離れない。アルドがヴェラの右腕を抱えたところで、ヴェラは再びグラウンドへ。アルドははヴェラの首に腕を回すも、ヴェラもディフェンス。最後までアルドがバックマウントをキープしたまま、試合が終了した。

裁定は、ジャッジ3者とも29-28でアルドの勝利を支持。
結果こそ1ポイント差だが、2Rを奪われたことで3Rをしっかり取りにいったアルドの強さが目立った試合内容だった。


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News UFC UFN ESPN+41 UFN183 アンソニー・ペティス ケイオス・ウィリアムス ジェフ・ニール ジミー・フリック ジョゼ・アルド スティーブン・トンプソン ブログ マルロン・ヴェラ ミシェウ・ペレイラ

【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス

【写真】アルドはチートの足を止めることができるのk (C)Zuffa/UFC

18日(金・現地時間)、19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN183:UFN on ESPN+41「Thompson vs Neal」の計量が行われた。

2020年最後のUFCは新型コロナウィルスが理由で変更されたカードが5試合と、今年を象徴するような大会となった。


メインでウェルター級のスティーブン・トンプソン✖ジェフ・ニールという渋いカードが用意された今大会、再注目はコ・メインのバンタム級の一番ジョゼ・アルド✖マルロン・ヴェラだ。

現状3連敗の元フェザー級チャンピオンのアルドだが、その相手はアレキサンダー・ヴォルカノフスキー、マルロン・モラエス、そしてUFC世界バンタム級王座決定戦で戦ったピョートル・ヤンだ。そのヤン戦では敗れてなお、アルドは中盤のローキックをボディを効かせるド迫力の攻撃を見せている。

一方のチートことヴェラは負傷絡みとはいえ、あのショーン・オマリーに初黒星をつけて勢いに乗る。スイッチヒッター、途切れることなく攻撃を繰り出す──ノンストップ現代MMAファイターだ。蹴り技を駆使するので腰は立ち気味でありながら、打撃とクリンチの融合は既に一体化という表現が相応しい。一つひとつの重厚感はアルドだが、ヴェラのハイペースに楔を打ち込むことができなければ、3Rで捕まえることは簡単ではないだろう。

さらに塩梅を掴んだ四次元MMAのミシェウ・ペレイラは、戦慄の2試合連続30秒以内KO勝ちケイオス・ウィリアムスとマッチアップされた。ペレイラが変則的な動き、ウィリアムスが右ストレートを当てることができるのか。

足を止めるわけではないが、ヒザ蹴りも含め近距離戦も弱くないペレイラとウィリアムス、一瞬の交錯で決着がつく緊張感あふれる攻防が見られそうだ。

さらにアンソニー・ペティス、マルロン・モラエス、グレッグ・ハーディーというヘッドライナー級のファイターがズラリと並んだ今大会。先週の大会で計量後に流れたジミー・フリック✖コディー・ダーデンのフライ級マッチも見逃せない。

■視聴方法(予定)
12月20日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■UFN183計量結果

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン: 170ポンド(77.11キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169.5ポンド(76.88キロ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ロブ・フォント: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 255ポンド(115.66キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
デロン・ウィン: 194.5ポンド(88.22キロ)
アントニオ・アローヨ: 194ポンド(87.99キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
タイラ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
カールトン・マイナス: 159.5 ポンド(72.34キロ)
クリストス・ギアゴス: 159 ポンド(72.12キロ)

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Interview Special UFC ジョゼ・アルド ピョートル・ヤン ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:7月─その壱─ピョートル・ヤン×ジョゼ・アルド「ACA」

【写真】ピョートル・ヤンの戴冠=ACA=ロシアの軽量級の強さ (C) Zuffa / UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。そんな青木が選んだ2020年7月の一番、第一弾は12日に行われたUFC251からピョートル・ヤン✖ジョゼ・アルドの一戦を語らおう。


──海外の注目すべき試合は、まま戻ってきたMMA界。2020年7月度の青木真也が選ぶ、この一番。最初の試合をお願いします。

「ピョートル・ヤン✖ジョゼ・アルドですね。ヤンはUFCでも無敗でチャンピオンになった。これはACAのレベルの高さを証明しましたね。フライ級からフェザー級にかけては、なんだかんだといって強い。

フライ級のアルカル・アルカロフも苦戦はしても負けていないし。ヤンがチャンピオンになって、マゴメドシャリポフがフェザー級であの位置にいるというのは」

──思えばUFCのチャンピオンやトップというファイターは、ここまで輩出しているのはACAぐらいかもしれないですね。

「ロシアのこのあたりは強いですよね」

──今は独立した国も多いですが、サンボでも旧ソ連国家ではロシア語も話せない超強豪の軽量級世界王者などがいました。

「ソビエト連邦という共同体から、独立した国にチャンピオンも散らばり、そこいらの国から出てくる柔道やサンボの世界王者クラスの選手はソ連時代には世界大会に出られないという恐ろしい状況だったわけですし」

──その恐ろしさの末裔が、MMAでも活躍していると。

「それぐらいレベルが高いです。ただし、コンディション的にはACAの時の方が強い」

──そこは科学的要素も含まれているでしょうが、結局は強さの上にそこがあり、互いが使用していた。そこが抜けても彼らは強いということなのでしょうか。

「UFCでは抜いているというか、上手く調整している。誰もが(笑)。でも、強いですよ。アルドのローにも下がらない。構えは変えたけど、押し切っちゃう。あれは普通ならローから上を貰っちゃいます。やっぱり、ヤンもタフです」

──ただしヤンはまだジミー・リベラとジョゼ・アルドしか、トップ10とは戦っていない。この辺りがまた楽しみです。

「マルロン・モラエス、コディ・ガーブラント、それとお縄を頂戴しているTJ・ディラショーが出てきたら……。ディラショーがいない間にモラエスとセフードが潰し合い、その間隙をぬってヤンが世界チャンピオンになった感はありますしね。

そこも含めて、コロナ禍での運というのはあります。アブダビはブラジル人とロシア人だらけだったし。そこはあると思います。と同時にアブダビのような状況にロシアがあるということは、これからもどんどん出てくるでしょうね」

──柔道やボクシングだとロシア勢は重量級もトップを走っていますが、MMAは決してそうではないのも興味深いです。

「ACA自体がウェルター級になるとガクンと落ちます。それでもヤンがガーブラントとかやると……、分からないけどガーブラントとかが勝ってしまいそうですね。だからチャンピオンだけど、もう一周できる。これはもうUFCならでは、です。それだけ層が厚い、UFCに集まっているということですよね」

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Bu et Sports de combat Interview UFC ジョゼ・アルド ピョートル・ヤン ブログ 岩﨑達也

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ピョートル・ヤン✖ジョゼ・アルド

【写真】ヤンはまだ底を見せていない。アルド戦では彼の全容は見えないということは、誰と戦ったも楽しみが増える(C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見た──ピョートル・ヤン✖ジョゼ・アルドとは?!

ジョゼ・アルドですら憎くもない人間と戦い続けることはできない


──ジョゼ・アルドを5Rにパウンドアウトで破ったピョートル・ヤンがバンタム級王者になりました。この試合、初回はヤンが攻勢でした。

「結果から言わせてもらいますと、やはりやる気の問題なんだと思います。アルドは長年ずっとトップを戦ってきて、最高の結果も残してきた。でも、今も収入を得るためなのか、まだやれると証明しようと戦っているのか。それは頭の判断ですが、体が戦いたがっているようには見えなかったです。それでも良いところがあるのはさすがなのですが……、ジョゼ・アルドですら憎くもない人間と戦い続けることはできない。それが人間という生き物なのかと思った次第です。

UFCのPPV大会では数字が取れる名前のある人がずっと上の方で戦っていますが、もうお腹いっぱいになったような選手が少なくないです。これから成り上がってやろうという選手とは、明らかに気持ちは違うのですが……ファンは、ビッグネームが見たいということなのですね。

そういうなかで1Rにアルドがパンチを打とうとしているのですが、彼のパンチが良いのは右ローをしっかりと蹴ることができている時なんです。パンチを打とうとしている時は、エネルギーが小さくなってしまう。ジャブからワンツーなんて、ボクシングをやっていると。アルドがパンチで行こうとする時は、ピョートル・ヤンの間です。ただし、右のカーフキックが入るとアルドの間になります」

──1Rはずっとパンチを被弾し、最終局面でテイクダウンを狙いました。

「不可解ですよね。あの先に何があるのか。蹴れば自分の間になるのに、あそこでテイクダウンにいった。いった先にどのようなビジョンがあるのか。恐らくは、コレというものがないからスクランブルに持ち込まれると自分から下になってしまったのでしょう。

ピョートル・ヤンに関しては、これはヒョードルやヌルマゴメドフにも当てはまるのですが、スタンドの打撃よりパウンドが圧倒的に良いです。スタンドでもショートの右アッパーなどは凄く良かったですが、パウンドの時の質量が一番高いです。もともと重力や引力との関係もあるので、人は上を取った時の方が質量は高いのですが、そうなった時にピョートル・ヤンの質量は最高値です。あのボディで、試合を終わらせることができてしまいそうなぐらい。

でもアルドが2Rに盛り返すというのは、さすがに歴戦の強者ですね。あの局面は、ヤンが腹を攻めなかった。ばかりか、ペースを落としました。そこでアルドの右の蹴りが入った。そうなると間が良くなり、左のボディブローも効き始める。あの局面ではアルドの方がヤンよりも、質量が高かったです」

──前足を蹴られたヤンがサウスポーにスイッチすると、一気に勢いがなくなったように見えました。

「サウスポーになった時は、本気で食いに行こうというのが見えなくなってしまいましたね。蹴りは良かったですけど。だから、あの時はアルドが勝てる、勝機を見いだせたはずなんです。それなのに3Rと4Rは、アルドは何もしなかった──下がるだけで。ビジョンが見えなかったです。反対に2Rを失ったヤンは、何かをしようと前に出てくる。その時にアルドが、ヤンに対して何をやろうとしているのか、それがなくて漠然と戦っているようにしか見えなかったですね。

そうなるとサウスポーでも、ヤンの質量が上がり、間もヤンになっていく。アルドのリアクションはバックステップで外すだけでしたし。だからヤンの回転が上がっていきました」

──最終回、仕留めに行った時のヤンは顔面を殴り、ボディを殴り、ヒザも蹴った。多彩な攻撃を見せていました。

「それはヤンが良いというよりも、アルドがもう終わっていたので。ああなると余裕が持てると思います。あの状況で、打ち返すことができる、あるいはテイクダウンができる人間に対して、あれだけのテクニックを見せることができるのか。この試合のアルドでは、ヤンの力というのは測りかねる部分があるかと私は思います。

いや凄く高い能力の持ち主ですよ、ヤンは。そして冷静です。最後のパウンドは殺すというよりも、レフェリーに止めろよというメッセージを送って殴っているように感じました。この試合もそうだし、もう5Rを戦い切れない選手が多くなっているから、5R制ってどうなんだろうなって感じます。5Rを戦い切る稽古と、気持ちがどれだけ創ることができるのかというのは、このところのUFCでは思うところですね。5Rあることで2Rぐらいは休む選手ができているので」

──日本人としては長丁場に活路を見出したいと思ってしまうのですが……。

「以前、黒崎健時先生が著書で42.195キロを100メートル・ダッシュのつもりでやりきれば必ず勝てるのだ。ただ、それをやる勇気のある人間がいないと言われています」

──物理的に無理だと思ってしまうかと、それは。

「でも、私はそれをやろうとする選手がこれまでも勝ってきたと思います。ジョルジュ・サンピエールにしても、ドミニク・クルーズにしてそうでした。今はあの時の彼らのように仕上げられないのでしょうね。

今後、ピョートル・ヤンがそこまでできるのか。それこそ指導者と選手が、人格の殺し合いをするような稽古でないと5分✖5Rというのは戦いきれないのではないかと思います。それは対人だけでなく、心肺機能を上げる練習にしても。そして、そんな稽古は10何年もできないでしょう」

──GSPやドミニクのようにピョートル・ヤンがなれるかどうかは、練習次第だと?

「ハイ。この試合からだけだとヤンは分からない。このままでコディ・ガーブラントやマルロン・モラエスとやって勝てるのか。ガーブランドはスタンドで、ドミニク・クルーズを効かせることができた選手です。それゆえにTJ・ディラショーにやられてしまったのですが……」

──そのTJ・ディラショーも来年の1月に戻ってくることができます。

「まぁ、UFCのバンタム級は凄いことになっていますね。だからこそアルドと戦った状態のヤンだと、ガーブラントには勝てないような気がします」

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【UFC251】ローを効かされ、サウスポーを強いられて尚、アルドをTKO。ヤンが新バンタム級世界王者に

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>>
ピョートル・ヤン(ロシア)
Def.5R3分24秒by TKO
ジョゼ・アルド(ブラジル)

ヤンが左ジャブを伸ばし、アルドもジャブを返す。ボディを互いに打ち合うと、ヤンが左ハイを狙う。ジャブを伸ばすヤンが右オーバーハンドから、返しの左は空振りに。ここでアルドが右ローを蹴るも、直後にワンツーの右ストレートを打ち抜かれる。攻め急ぐことのないヤンはローでバランスを崩されたが、立ち上がってすぐにワンツーを打っていく。左の蹴りのフェイクに続く右ローを空振りしたアルドは、直後の右ハイはしっかりとブロックする。

アルドはジャブから右ロー、ヤンはボディを返す。残り90秒、右を当てたヤンはローで体がよれるも、すぐに右ストレートをヒットさせる。左ミドルを入れたヤン、アルドはテイクダウン狙いから下になり、ヤンが腰を上げた状態から重いパウンドを落とす。ボディを効かせたヤンは顔面にパンチを纏めるとアルドは、蹴り上げでスペースを作りながら、ガードを取ったままラウンド終了を迎えた。

2R、腹を空けたままの構えのアルドが強烈な右ローを蹴り、左ジャブ、再びローを蹴る。構えを変えたヤンは、右ミドルをブロックして左ストレートを伸ばす。右を当てたアルド、ヤンは左ハイ。オーソに戻したヤンは、左ボディを受けて大振りのパンチは空振りに。アルドはここでもローで左足を蹴り、ヤンは2つ蹴られたところでスイッチする。

右手前でもワンツーを伸ばすヤンだが、ボディを打たれる。アルドは右ミドルを入れ、右ストレートを2つ伸ばす。対サウスポーの方が戦いやすいか、アルドは右ボディを打ち込み、プレッシャーを強める。さらに右ハイを蹴っていくアルドは、オーソに戻したヤンに右ロー。ヤンは直ちにサウスポーに戻し、左ストレート、左ハイも最後に右ミドルを蹴ったアルドがラウンドを取り返した。

3R、サウスポーのままのヤンが右ミドルからヒザ蹴りと腹を狙われる。アルドは左リードフックを放ち、圧で上回るようになる。ヤンも左ミドルを蹴り返し、ワンツーで前に出る。右ジャブをヤンが入れると、アルドはボディを狙い、右ボディストレート、左ボディフックを2発入れる。左フック、ボディから右を当てたアルドは腹を殴る。ケージに詰まっていたヤンは、ここで前に出てオーソに。右から左アッパーもローを蹴られる。スイッチした直後にヒザを顔面に届かされそうになったヤンは、強まるアルドのプレッシャーのなかで左フックを振るう。

右ストレート、左ボディフックを入れたアルド、ヤンが左ボディストレートを返す。さらにワンツーで前に出たヤンは、右を被弾してスピニングバックフィストを見せる。ボディから左を当てたヤンに対し、アルドがヒザを返すも右エルボーを被弾する。アルドは動きが落ちてきたか、ヤンがラウンド後半になって盛り返した。

4R、ボディを貰った直後に左を顔面に返したヤンは、クリンチから離れると左ミドルを蹴り込む。アルドはボディ、そして右ストレート、さらに左ボディフックで腹を抉る。ヤンは前に出てクリンチからエルボー、ヒザ蹴りのアルドもヒジを打っていく。左2発からワンツー、ボディを入れたヤンは、アッパーを2つ見せる。アルドはボディを返すも、足払いでバランスを崩すなど中盤を迎えると動きが落ちる。

ボディ、左フックを打ったヤンは、右を当て口を開けたアルドに右ジャブから左ハイを狙う。回るアルドは、走るように間合を外す。追いかけたヤンが左ロー、鼻血を流すアルドは必死に距離を取る。ヤンはボディから右フック、左アッパー。頭を抱えたように動きが止まったアルドの足を取り、軸足を払ってテイクダウンしたヤンが、ガードのなかに収まる。細かいパンチ、ボディから右を打ち込み、エルボー、腰を上げてボディを殴ると、ヤンは勢いのある左のパンチを2つ打ち込み、ラウンドを明確に取った。

最終回、インターバルでどれだけアルドは回復できたか。いきなり左ストレートを打ち抜いたヤンは、ケージ際まで下がったアルドからボディから左アッパーでダウンを奪うとパウンドを纏める。ハーフで抑え、エルボーを入れるヤンが、ハーフのアルドの右腕を殺して抑えパンチとエルボーを落とす。

右腕を制されたままのアルドは、エルボーを受け背中を見せる。キャンバスがすぐに真っ赤に染まるほど流血に見舞われたアルドは、後方からの鉄槌に動けない。レフェリーは試合を止めず、ヤンは左右のパンチ、ヒザを続ける。バックを譲ったままのアルドは右のパンチ、鉄槌、エルボーを受け続け、ついにはレフェリーが試合をストップした。

新UFC世界バンタム級王者に輝いたヤンは、ケージサイドインタビューで「少しハードファイトになることは予想していたけど、ローがきつかった。初回と2Rはプレッシャーを与えて疲れさせ、3Rから攻めるのが作戦だった」と話した。


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【UFC251】計量終了 終始笑顔のアマンダ・ヒーバス。マスヴィダルもミステリアス・スマイル!?

【写真】マスクをせずに計量に臨んだマスヴィダル、この笑顔が意味するところは (C)Zuffa/UFC

10日(金・現地時間)、11日(土・同)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催されるUFC251「Usman vs Masvidal」の計量及びフェイスオフが行われた。

3階級の世界戦に出場する選手は全員が問題なくパス。ジョゼ・アルドとバンタム級王座決定戦を戦うピョートル・ヤンはスケールに乗る前に服と一緒にマスクを外し、つけるように指示を受ける。

一方でマック・ホロウェイの挑戦を受ける世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーと、メインで世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに挑戦するホルヘ・マスヴィダルはマスク無しで体重を測った。

そのマスヴィダルは下着を脱いで計量に臨み、指を組み腕を合わせるや満面の笑みを浮かべる。フェイスオフではマスクをつけたマスヴィダルだが、離れるとすぐに外し──ウスマンに何やら呟くようなシーンも見られた。


メインカード出場選手では会見などで、いつも明るさ満点のアマンダ・ヒーバスが大きなマスク着用でも体重計の上で思い切り笑顔を見せていることが分かった。そのヒーバス、ペイジ・ヴァンザントと相対すると鋭い目つきになるものの直後に背筋をピンと伸ばして、周囲にお辞儀するなど、どこまでも好人物ぶりを披露している。

なお女子バンタム級でカロル・ホサと対戦予定だったするヴァネッサ・メーロが 141ポンドと6ポンドのオーバー──30パーセントのファイトマネーのカットで、キャッチウェイト戦へ。またフライ級でジャルガス・ジャマグロフと戦うパウリアン・パイヴァは拝むような仕草をスケールの上で見せたが、3ポンド・オーバーで掌を合わせ周囲に詫び20パーセントの減給となり契約体重戦に臨むこととなった。

■UFC251計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 145ポンド(65.77キロ)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ: 145ポンド(65.77キロ)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
ジョゼ・アルド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ: 115ポンド(52.16キロ)
ローズ・ナマジュナス: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント: 126ポンド(57.15キロ)
アマンダ・ヒーバス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オデズミア: 205.5ポンド(93.21キロ)
イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
ダニー・ヘンリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス: 156ポンド(70.76キロ)
ロマン・ボガトフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 252ポンド(114.3キロ))
マクシム・グリシン: 223ポンド(101.15キロ)

<フライ級/5分3R>
パウリアン・パイヴァ: 129ポンド(58.51キロ)
ジャルガス・ジャマグロフ: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ: 141ポンド(63.95キロ) 136ポンド(61.69キロ)
カロル・ホサ: 141ポンド136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 136ポンド(61.69キロ)