カテゴリー
F1 MMA o ONE UFC UFC Fight Night   アレクサ・グラッソ クリス・カーティス ケルヴィン・ガステラム ジェフ・ニール

9.16『UFC Fight Night: Grasso vs. Shevchenko 2』のセミファイナルはシャフカット・ラフモノフ vs. ケルヴィン・ガステラム/Fight NightシリーズなのにT-モバイル・アリーナ開催の異例の大会に

るるぶラスベガス'24


9.16 UFCラスベガス大会のメインイベントはアレクサ・グラッソ vs. ヴァレンティーナ・シェフチェンコのダイレクトリマッチ(2023年06月23日)

 こちらの続報。


 UFCが9月16日に開催する『UFC Fight Night: Grasso vs. Shevchenko 2』のセミファイナルでシャフカット・ラフモノフ vs. ケルヴィン・ガステラムのウェルター級マッチを行うことを発表。

 ラフモノフは3月の『UFC 285: Jones vs. Gane』でジェフ・ニールに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合でプロデビュー以来17連勝中(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCウェルター級ランキング6位。

 ガステラムは4月の『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』でクリス・カーティスに判定勝ちして以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング12位。


 また、会場はネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナになることが正式決定。Fight Nightシリーズとしては異例の大会となります。続きを読む・・・
カテゴリー
o キック ジェフ・ニール リー・ジンリャン ロビー・ローラー 佐藤天

UFC287:第9試合・ケビン・ホランド vs. サンチアゴ・ポンジニッビオ

ウェルター級。

ケビン・ホランドはコロナ禍が始まった2020年に約8ヶ月で5連勝し一気にブレイク。が、その後メインに抜擢された2戦は、いずれも簡単にテイクダウンされ下からリカバリーできないまま判定負けという展開を10R続けて一気に評価を下げた。昨年ウェルター級に落とすと2連続フィニッシュで再び評価を上げる。が、昨年9月に急遽カードシャッフルで組まれたチマエフ戦は1Rダースチョークで完敗。ショックから試合後引退を表明した。しかし即引退撤回し、3ヶ月後にはメインでスティーブン・トンプソンと対戦。積極的に攻めてファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞したものの、2R以降は距離を取られ打撃が当たらなくなり、右腕を負傷して4RTKO負けで連敗となる。浮き沈みが激しいが、再び浮上のきっかけをつかめるか。30歳。

アルゼンチンのポンジニッビオは7連勝でランキング入りしたものの、約2年のブランク明けでリー・ジンリャンにKO負け。佐藤天からチョークで勝利したミゲル・バエザには判定勝ちしたが、その後ジェフ・ニールとミッシェウ・ペレイラに連続スプリット判定負け。前回は元王者ロビー・ローラーと対戦予定だったが、直前でローラーが欠場となり、4連勝中のアレックス・モロノと対戦し、2Rまで劣勢の展開から3Rに逆転KO勝ち。ATT所属で、カーフキックも武器としている。36歳。

カーフキックを入れたポンジニッビオ。長いリーチからジャブを打ち込むホランド。サイドキック。ポンジニッビオインロー。踏み込んでいったポンジニッビオだがホランドのパンチを貰う。ポンジニッビオのローにパンチを合わせたホランド。距離を取るホランドを追いかけるが、ホランドバックステップ。ホランドのカーフキック、インロー。アッパー。間合いを詰めたパンチを打ち込むポンジニッビオ。またカーフ。ポンジニッビオ踏み込んでワンツー。カーフ。ホランドの蹴りをキャッチしたポンジニッビオだが、ホランドがパンチを打ち込む。下になったポンジニッビオ。パウンドを入れる。ホーン。

1Rホランド。終盤、足をキャッチしたポンジニッビオの顔面にホランドの裏拳が入って倒れていた。

2R。詰めていくポンジニッビオだが、ホランドのパンチを貰う。積み込んでパンチを入れるポンジニッビオ。ホランド前蹴り・関節蹴り。遠い間合いから蹴りを入れていくホランド。またカーフを入れるポンジニッビオだが、ホランドのパンチを貰う。ポンジニッビオまた蹴りをキャッチしたが、ホランドパンチを入れて引き剥がす。パンチを入れたホランド。右がヒットし効いた。ポンジニッビオクリンチするとケージに押し込むが、ホランド膝を入れて離れる。ホーン。

2Rホランド

3R。間合いに入れないポンジニッビオだがカーフキックでホランドちょっとぐらついた。しかしパンチ・蹴りのヒットはホランド。ポンジニッビオ詰めてワンツー。しかしなかなかパンチが当たる間合いにできない。距離ができるとホランドが打撃を入れていく。ポンジニッビオの蹴りをキャッチしたホランド。踏み込んで放った左が顎にヒットし、ポンジニッビオ頭からダウン!亀になったポンジニッビオを見てレフェリーストップ!

ホランド、長いリーチからの打撃で試合を優勢に進めて快勝。

カテゴリー
o ONE UFC UFC285   アレクサ・グラッソ ジェフ・ニール ジョン・ジョーンズ

『UFC 285: Jones vs. Gane』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC 285: Jones vs. Gane』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・シャフカット・ラフモノフ vs. ジェフ・ニール

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ジョン・ジョーンズ、アレクサ・グラッソ、ボー・ニッカル


 5選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC285 キック コルビー・コビントン シャクハト・ラクモノフ ジェフ・ニール

【UFC285】乱打戦で、ヒザを効かせ最後は立ちRNCでケリ。ラクモノフがニールからタップ奪い17連勝

<175ポンド契約/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
Def.3R4分17秒by RNC
ジェフ・ニール(米国)

サウスポーのニールは体重オーバーで、キャッチウェイト戦に。ゆっくり右ハイを蹴ったラクモノフはクリンチの攻防となりヒザを繰り出す。ケージに押し込んだニールは自ら離れ、左をヒットさせる。ラクモノフは前蹴りも左リードフックに左ストレートを被弾する。右フックを連打したラクモノフは、右で殴られても右を返してクリンチ&ヒザへ。間合いを取り直した両者、ラクモノフがここも右を当てる。ニールは左ハイ、続いて左を入れる。右を2発返したラクモノフは右ミドル、右ボディを打っていく。

ニールは右リードフックからパンチを纏めるも、ラクモノフの右ハイで後退して腹にヒザを2発突き刺される。動きが止まったニールは、ケージにラクモノフを押し込み返す。ここでブレイクが掛かり、随分と負けに外れていたマウスピースを嵌める。再開と同時に右、ヒザを連続で当て左もヒットさせたラクモノフだが、ニールも最後に左を打ち返した。

2R、いきなり右を当てたラクモノフ。ニールも左から左ミドルを蹴り返す。パンチから前蹴りを入れたラクモノフは首相撲でヒザと思わせ、右を打っていく。左のパンチにヒザをボディに受けたニールは動きが止まり、再びハイキックを受けそうになる。

ラクモノフはクリンチからシングル、そのまま首を巻き込んでいくがニールは倒れない。離れたニールがワンツー、ラクモノフは右アッパーを空振りする。それでもジャブを連続で入れ、前蹴りへ。ニールはショートのワンツーに続き、左フックを打ち込む。ラクモノフが右アッパー、右エルボー、ニールもショートフックで対抗する。ラクモノフはヒザをボディに入れると離れて、ワンツー。前蹴り、ジャブ、ヒザ蹴りを効果的に使うラクモノフに対し、ニールは左右のフックで抵抗する。クリンチの攻防を経て、右ヒザを突き刺すラクモノフがワンツーからスリーを伸ばす。首相撲狙いのラクモノフにフックを入れたニールだが、右を被弾しヒザ蹴りの追撃を受けた。

最終回、ガードの上から右ハイを2発放ったラクモノフ。さらに後ろ回し蹴りを見舞う。ニールはここで右を当て、ラクモノフの足が泳ぐ。懸命に組みにいくラクモノフが、クリンチで息を整て離れると、左ジャブ&右ストレートをヒットさせる。ここで組んだラクモノフがケージにニールを押し込み、シングルレッグへ。倒せず、胸を合わせたラクモノフは右ヒザを突き上げ、ダブルレッグへ。

譲らないニールは、ヒザを腹と顔に受けてようやく離れることに成功する。残り2分30秒、右ストレートを被弾して下がったニールにラクモノフはボディにヒザ、さらにエルボーを顔面に連打する。ここでラクモノフは組んでバックへ、盤石の展開に持ち込み後方からヒザを太腿に入れる。ケージに詰まって動けないニールは、スタンドでブルドックチョークのようなパームトゥパームでタップを奪い──キャリア17勝0敗、全試合フィニッシュ勝利というレコードを伸ばした。

「カザフスタン国旗をまた掲げることができて嬉しい。タイトル挑戦まで、1、2試合したい。5キロ体重オーバーだったけど、試合がしたかった。コルビー・コビントン、タイトル戦の前にお前だ」とラクモノフは話した。


The post 【UFC285】乱打戦で、ヒザを効かせ最後は立ちRNCでケリ。ラクモノフがニールからタップ奪い17連勝 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Report UFC UFC ESPN24 ジェフ・ニール ニール・マグニー ブログ

【UFC ESPN24】ニール・マグニーが遠&ゼロ距離でジェフ・ニールに間を与えず3-0の判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェフ・ニール(米国)

右前蹴りを見せ、右を伸ばしたマグニーに対し、ニールは右ジャブを当て左ストレートもヒットさせる。マグニーが組むと、ケージに押し込んだニールは大内を防いで離れ、近い距離でショートのコンビネーションで攻勢に。一旦離れたニールは、すぐにパンチを纏めて組みの展開に。ケージに押し込むニールに対し、マグニーがヒザをボディに入れるも押し返すには至らない。

ニールの首相撲に間合を取り直したニールが左ストレート、マグニーはワンツーから右ミドルを蹴っていく。真っ直ぐ前に出て首相撲を取ったマグニーだが、ケージに押し込まれ右エルボーを被弾する。その刹那、組んでワキを潜ったマグニーがバックに回る。ワンフックか&殴るマグニーは、胸を合わされてもヒジを当てて離れる。右ミドルから前蹴りと腹を攻められたニールはクリンチに持ち込むが、倒すことはできず初回が終わった。

2R、マグニーが左ジャブ、ニールが左ボディストレートを返す。蹴りを多用するマグニーに対しニールが左ストレートを当て、右に繋げる。マグニーは腹を蹴り、右ストレート、ジャブから右ストレートとパンチを増やし、カウンターで左を当てる。ニールは組んでボディロックテイクダウン、立ち上がり際に後方から左フックを打ち込む。

マグニーはテイクダウンを仕掛け、切られると背中を見せながら立ち上がりクリンチへ。離れて右ハイを蹴ったマグニーだが、ワンツーを打たれダブルレッグからシングルでケージに押し込む。胸を合わせたニールが離れ、マグニーはワンツーからロー。疲れた感のあるマグニーはケージに押し込む選択をする。残り20秒で離れ、パンチを放ってすぐに組んだニールは最後に左を当てた。手数でマグニーのラウンドだった。

最終回、マグニーがジャブで距離を創り、前蹴り&右ハイを繰り出す。ステップインからワンツー、そしてスリーまで見せたニールは、ヒザ蹴りを腹に受けてパンチの届く距離を維持できない。マグニーはダブルレッグを仕掛け、切られたところでワンツーを放つ。ニールはワンツーから左を当てるも、ここでクリンチを選択してしまう。首相撲、大内刈りを仕掛けたマグニーは離れながらパンチを当てる。

さらにダブルレッグからボディロック、テイクダウンをマグニーが決める。勝負所で攻めに徹するマグニーが、上手く試合を纏めスクランブルでもヒザを突き上げる。残り1分、首相撲からヒザ蹴り、小外刈りを防がれると離れてジャブを繰り出すマグニー。ニールは左ストレートをヒットさせるが、マグニーは怯むことなくパンチ、ヒザを返して時間を迎えた。

離れてジャブ&蹴り、近づくとクリンチ&首相撲とニールに左ストレート&左ハイの距離を創らせなかったマグニーが3-0で判定勝ちを収めた。


The post 【UFC ESPN24】ニール・マグニーが遠&ゼロ距離でジェフ・ニールに間を与えず3-0の判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
News Preview UFC UFC ESPN24 カールストン・ハリス ジェフ・ニール ドナルド・セラーニ ニール・マグニー ブログ

【UFC ESPN24】計量終了 メインはニールの左&左ハイ。プレリミはルタ戦士ハリスのギロチンに注目

【写真】ニール・マグニーと戦うジェフ・ニールに要注目だ (C)MMAPLANET

7日(金・現地時間)、8日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN24「Rodriguez vs Waterson」の計量が行われた。

コリー・サンドハーゲン✖TJ・ディラショー、ホーリー・ホルム✖ジュリアナ・ペニャを負傷で失い、ジミー・フリックスの急遽引退、代役JP・バイスは負傷欠場でフランシスコ・フィゲイレドの試合がなくなるなど、カード変更が目立った今大会。

ベン・ロズウェルと対戦予定だったフィリッピ・リンスが体調不良で計量に参加できず、ロズウェルも試合が流れることに。またフライ級でザルク・アダシェフと対戦予定だったらイアン・ベノイトが、4ポンドオーバーでアダシェフが対戦を飲まず、イベント前日に2試合が消滅することとなった。


メインはマリナ・ホドリゲス✖ミッシェレ・ウォーターソンという女子フライ級になった今大会から、メインカードとプレリミの気になるファイターをピックアップしたい。

メインカードからはニール・マグニーと戦うジェフ・ニールだ。LFA~コンテンダーシリーズを経てUFCと契約という北米ステップアップの王道を歩んできたニールは、オクタゴンでも5連勝を達成──も、昨年12月にスティーブン・トンプソンに判定負けを喫している 。

再び上昇気流に乗りたいニールの最大の武器は、強烈なパワーを誇る左ストレートと、そのパンチの距離で放たれる左ハイキックだ。ボクシングの間合いで、見えないところから対戦相手を捉えるハイは、パンチとの相乗効果でニールのKO率を高めてきた。

それでいて乱打戦のかなかでのテイクダウン能力も高く、長身&ボディロックテイクダウンの強いマグニーに対して、ニールが自身の間で戦うことができるか見ものだ。マグニーをフィニッシュできれば、トップ5との対戦が楽しみになる。

プレリミからはオープニングバウトで、クリスチャン・アギレラと相対するカールストン・ハリスが気になる。今回がUFCデビュー戦となるガイアナ人ファイターのハリスは、リオデジャネイロでマーシオ・クロマドを師事するルタリーブリ戦士だ。

修斗ブラジル、ビテッチ・コンバッチ、WOCSという人材育成大会を経て、BRAVE CFではジャラ・フセイン・アルシラウィに敗れたもののウェルター級王座挑戦歴もある。その後、ブラジルでの2試合を挟み、今年の1月にはUAE Warriorsでカビブ・ヌルマゴメドフ率いるEagle FCウェルター王者セイジド・イザガクマエフをアナコンダ・チョークで破っている。

ハリスの師クロマドといえばギロチン。その師匠譲りのノーアーム&アームインから、ルタリーブリ・スペシャル=アナコンダ、そしてダースと多彩なフロント系の絞めが、世界最高峰で得意技として通用するのか──非常に興味深い。

■視聴方法(予定)
5月9日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN24計量結果

<女子フライ級/5分5R>
マリナ・ホドリゲス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミッシェレ・ウォーターソン: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン: 237ポンド(107.5キロ)
マルコ・ホジェリオ・デリマ: 264.5ポンド(119.97キロ)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェヘイラ: 160.5ポンド(72.8キロ)
グレゴール・ギレスピー: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス: 115.5ポンド(52.38キロ)
アンジェラ・ヒル: 116ポンド(52.62キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 186ポンド(84.37キロ)
カイル・ダウカウス: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
マイク・トリザノ(米国)
ルドヴィット・クライン(スロバキア)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
パク・ジュンヨン: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
クリスチャン・アギレラ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カールストン・ハリス: 170.5ポンド(77.34キロ)

The post 【UFC ESPN24】計量終了 メインはニールの左&左ハイ。プレリミはルタ戦士ハリスのギロチンに注目 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Report UFC UFN183 ジェフ・ニール スティーブン・トンプソン ブログ

【UFN183】アウトボクシングで相手の心を折った!? 距離を制したトンプソンがニールにフルマークの判定勝利

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ジェフ・ニール(米国)

トンプソンの右ミドルハイをかわすニール。スイッチする相手に右ロー、さらに中に入ってこようとしたところで右ストレートを打ち下ろすトンプソン。トンプソンの右ハイをブロックしたニールが前に出てくると、トンプソンは左右のボディストレートを突き刺す。トンプソンの蹴りをブロックしながら、ニールは距離を詰め、相手にケージを背負わせて顔面にパンチを合わせる。

距離を保とうとするトンプソンは、ケージを背負っても足を使って左ジャブを返す。手数の面では、トンプソンが上回っている。右サイドキックで距離を保ちながら、ストレートをヒットさせるトンプソン。ニールの左スイングをヘッドスリップでかわす。ラウンド終了間際、バッティングがありトンプソンが右目上をカット。試合は一時中断され、残り15秒で再開。トンプソンがローを当ててラウンドを終えた。

2R、開始早々、距離を詰めるニール。トンプソンは足を使いながら、左ジャブとサイドキックで距離を保つ。足を使うトンプソンに対し、組み付いたニールがケージに押し込む。差し込まれた腕を軸に体勢を入れ替えたトンプソンが離れると、足を使ってパンチをクリーンヒットさせる。右バックスピンキックを繰り出すトンプソン。ニールは手数が少ない。

右ミドル、右ハイを放ち、試合をコントロールするトンプソン。ニールは顔面をガードするが、そのまま手が出ない。トンプソンが中に入ってこようとすると、トンプソンは左ジャブ、右ストレートを合わせる。ニールはロー2連発、トンプソンはすかさず右ミドルから足を使う。さらに右ストレートを使って近づけさせないトンプソン。ラウンド終了間際、相手をケージ際に追い込んだニールが、左クロスをヒットさせた。

3R、互いにサウスポーからスタート。トンプソンは掛け蹴りを使って距離を保ち、相手が近づいてくると右ストレートを合わせる。トンプソンの右ストレート、右ミドルハイをブロックするニール、組み付いてトンプソンをケージに押し込む。しばらくケージを背にしたトンプソンだが、離れると再び足を使い、右ストレートを主体に試合を組み立てる。

手数を増やし、前に出るニールだが、ガードの間からトンプソンのパンチをもらってしまう。ニールの右ジャブをかわすトンプソン。ニールの左ミドルから、再び組み付きケージ際の攻防となるが、ここでニールがマウスピースを吐き落としてしまう。再開後、トンプソンが残り30秒で手数を増やす。ディフェンスを強いられるニールに、トンプソンが右ミドルハイを繰り出して、ラウンドが終了した。

4R、サウスポースタンスから右ジャブを放つトンプソン。頭を下げて距離を詰めるニールだが、足を使うトンプソンを捉えきれない。オーソドックスに戻したトンプソンは右ストレート、ニールはまたも手数が少なくなってしまう。組み付き、相手をケージに押し込んだニールだったが、ここもトンプソンはすぐに脱出。ガードを挙げているニールに単発のパンチを打ち込み、右ヒジも繰り出していく。

試合は完全にトンプソンがコントロール。ニールは左ミドルを放った際に足を滑らせてしまう。左バックスピンキックを放ったあと、足を滑らせて尻もちをついたトンプソンに対し、トップを奪うこともないニールは、気持ちが折れてしまったか。残り1分のところで、パンチあるいはミドルを放ちながら前に出るニール。最後は相手をケージに押し込んでラウンド終了を待った。

最終R、逆転を狙ってかパンチを連打するニール。しかし、トンプソンがパンチを打ち返すと、またもガードを上げて固まってしまう。距離を取るトンプソンが右ストレート、右アッパーをヒット。下がるニールに対して右ボディもヒットさせる。ニールは右ヒジを振るうが、これをかわしたトンプソンが足を使って距離をキープ。ニールの左ストレートをもらいながら、左右のパンチを打ち返す。

コンビネーションの数が増えたトンプソン。やはりニールの手数は減ってしまう。距離が近づき、首相撲から相手をケージに押し込むニールだったが、有利な体勢に持ち込むことはできない。離れたあと、ケージ中央で打ち合う両者。残り1分を切ると、トンプソンは再び足を使って右ストレートを当てる。ニールはパンチを当てても下がってしまうので、印象は悪い。残り10秒、頭を下げながらパンチを振るうニールだったが、トンプソンがかわしきった。

裁定は、ジャッジ3者がトンプソンにフルマークをつけた。


The post 【UFN183】アウトボクシングで相手の心を折った!? 距離を制したトンプソンがニールにフルマークの判定勝利 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
News UFC UFN ESPN+41 UFN183 アンソニー・ペティス ケイオス・ウィリアムス ジェフ・ニール ジミー・フリック ジョゼ・アルド スティーブン・トンプソン ブログ マルロン・ヴェラ ミシェウ・ペレイラ

【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス

【写真】アルドはチートの足を止めることができるのk (C)Zuffa/UFC

18日(金・現地時間)、19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN183:UFN on ESPN+41「Thompson vs Neal」の計量が行われた。

2020年最後のUFCは新型コロナウィルスが理由で変更されたカードが5試合と、今年を象徴するような大会となった。


メインでウェルター級のスティーブン・トンプソン✖ジェフ・ニールという渋いカードが用意された今大会、再注目はコ・メインのバンタム級の一番ジョゼ・アルド✖マルロン・ヴェラだ。

現状3連敗の元フェザー級チャンピオンのアルドだが、その相手はアレキサンダー・ヴォルカノフスキー、マルロン・モラエス、そしてUFC世界バンタム級王座決定戦で戦ったピョートル・ヤンだ。そのヤン戦では敗れてなお、アルドは中盤のローキックをボディを効かせるド迫力の攻撃を見せている。

一方のチートことヴェラは負傷絡みとはいえ、あのショーン・オマリーに初黒星をつけて勢いに乗る。スイッチヒッター、途切れることなく攻撃を繰り出す──ノンストップ現代MMAファイターだ。蹴り技を駆使するので腰は立ち気味でありながら、打撃とクリンチの融合は既に一体化という表現が相応しい。一つひとつの重厚感はアルドだが、ヴェラのハイペースに楔を打ち込むことができなければ、3Rで捕まえることは簡単ではないだろう。

さらに塩梅を掴んだ四次元MMAのミシェウ・ペレイラは、戦慄の2試合連続30秒以内KO勝ちケイオス・ウィリアムスとマッチアップされた。ペレイラが変則的な動き、ウィリアムスが右ストレートを当てることができるのか。

足を止めるわけではないが、ヒザ蹴りも含め近距離戦も弱くないペレイラとウィリアムス、一瞬の交錯で決着がつく緊張感あふれる攻防が見られそうだ。

さらにアンソニー・ペティス、マルロン・モラエス、グレッグ・ハーディーというヘッドライナー級のファイターがズラリと並んだ今大会。先週の大会で計量後に流れたジミー・フリック✖コディー・ダーデンのフライ級マッチも見逃せない。

■視聴方法(予定)
12月20日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■UFN183計量結果

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン: 170ポンド(77.11キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169.5ポンド(76.88キロ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ロブ・フォント: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 255ポンド(115.66キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
デロン・ウィン: 194.5ポンド(88.22キロ)
アントニオ・アローヨ: 194ポンド(87.99キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
タイラ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
カールトン・マイナス: 159.5 ポンド(72.34キロ)
クリストス・ギアゴス: 159 ポンド(72.12キロ)

The post 【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス first appeared on MMAPLANET.