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MMA MMAPLANET o UFN207 ザルガス・ズマグロフ

【UFN207】30-27のコールに勝利を諦めたモリーナが、ズマグロフからスプリット判定勝ち

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.28-29
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

間合いを図る両者、ズマグロフの左に右フックを合わせたモリーナが左ハイを蹴っていく。ローに右を合わせたズマグロフは、右ミドルにもオーバーハンドをカウンターで打っていく。パンチのフェイクから組んだズマグロフがバックに回る。モリーナは後方にヒジを振るい、テイクダウンを許さず胸を合わせることに成功する。右腕を差してケージに押し込み、ワキを潜りズマグロフが再びバックへ。クラッチを剥がして離れたモリーナはワンツーに右を打っていく。

左右に動くズマグロフに対し、左ハイを狙ったモリーナが右前蹴り、右フックを入れる。ワンツーから組んだズマグロフは切り、逆に押し返したモリーナが離れ時間に。

2R、モリーナが右カーフ、そして前蹴りを繰り出す。ズマグロフはカーフで姿勢を乱したが、続く蹴りをキャッチしてここもバックに。持ち上げて前方にモリーナを崩したズマグロフが、ワンフックへ。立ち上がったモリーナは胸を合わせるが、ズマグロフがシングルで左足を持ち上げて崩しにかかる。

片足状態で耐え、細かいパンチを顔面に入れるモリーナは、逆側へのシングルも頭を刈って防ぐと、いなしからバックへ。強引な絞めを防ぎ、ズマグロフがスタンドに戻るとバンテージがほどけ試合が中断される。再開後、モリーナが左ミドル。ズマグロフが左ボディを返す。ローで体がよれるズマグロフは、上体を動かしてサークリングから左を振るって前に出る。残り1分でズマグロフがダブルレッグ。切ったモリーナに左フックを当てたズマグロフが、ヒザ蹴りをキャッチしてケージに押し込むと、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。ギロチンを抜けられたモリーナは、背中を預けて立ち上がり時間を迎えた。

最終回、ワンツーの交換からズマグロフが左ジャブを伸ばす。モリーナは右オーバーハンドも、ズマグロフが右を当ててワンツー。ローに右オーバーハンドを合わせていったモリーナは、スピニングバックフィストをかわす。左ハイをブロックしたズマグロフは、手数が多いが精度は低い。

モリーナは右ミドルハイを蹴り、ズマグロフが前に出てボディを打つ。さらに左を入れたズマグロフが左ボディを打ち込む。殴って離れるズマグロフを追いかけ右を当てたモリーナは左フックに右フックを返す。飛び込んでアッパーストレート、直後にオーバハンドを繰り出すズマグロフに対し、モリーナもダブルレッグを切りながら右を当てる。一進一退、言い換えると決定的な場面を両者が創れないまま試合は残り1分に。

飛び込んでの右前蹴りからスピニングバックフィストのモリーナだが、辺りは浅い。ズマグロフがシングルでケージにモリーナを押し込み、ここもバックに。尻もちをつかされると同時にモリーナが、起き上ってパンチを打ったところで試合が終わる。ジャッジの裁定はスプリットに割れ、モリーナは勝利を諦めてコール前にレフェリーから離れたが、本人も驚く判定勝ちを手にした。


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MMA UFC UFC ESPN31 ザルガス・ズマグロフ マネル・ケイプ

【UFC ESPN31】連打でズマグロフを破ったマネル・ケイプ「イージーワーク。イージーマネー」

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(アンゴラ)
Def.1R4分02秒by TKO
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

跳び蹴りをいきなり見せたケイプは、積極的にパンチの交換をし右オーバーハンドや右を被弾する。それでも右アッパーを返し、ズマグロフのワンツーをかわすと逆にワンツーを決める。ズマグロフが右ストレートをヒットさせ、体がのけぞったケイプはさらにリードアッパーに続く右を受ける。それでもローに右を合わせたケイプは、ケージの前を回りながら右を伸ばす。

ヒザをボディに突き刺したケイプ。ズマグロフも左ジャブを打つが、右を被弾する。近い距離で右カーフを蹴り、跳びヒザを狙ったケイプは下がれても右を打っていく。ハイペースで打撃戦が続き、ズマグロフがローを蹴り込む。ヒザを見せて右をヒットさせたケイプは、さらにローで姿勢を乱させると、左フックから右ストレートを当ててダウンを奪う。立ち上がったズマグロフを追いかけて、ケージに詰めたケイプは左右のパンチを速射砲のように打ち込む。

ズマグロフが前方にしゃがみ込むように崩れるの見て、レフェリーが試合を止めた。クリスマスに丁度良いという発言をしていたケイプだが、短時間ながらハードなファイトで強さを見せつけ──初回KOというギフトをファンに贈り、「いつも良いプランがある。思ったように戦えるプランがあるんだ。ここにはチャンピンになるために来た。来年、チャンピオンになる。僕はフライ級のベストファイターだ。誰もが何だって言えるけど、僕はベストだ。イージーワーク、イージーマネー。近い距離なら左クロス、右クロス、スーパーパワーを当てることができる。ニコラウ戦は負けていない。皆分かっていはずだ。なんで負けたか理解できない。いずれにせよ、誰かと戦うための要求はしない。僕と戦いたい人間が、僕を指名すれば良い。僕はUFCのスーパースターだ。以前から世界チャンピオンだった。また世界チャンピオンになる。僕は指名はしない。僕と戦いたいなら、名乗り挙げろ」と、パンチ同様に速射砲のように言葉を続けた。


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BELLATOR MMA UFC UFC ESPN31   ウィリアム・ナイト キック クレイ・グイダ ザルガス・ズマグロフ ジェレマイア・ウェルス ジョゼ・アルド セルジオ・ペティス ペドロ・ムニョス ボクシング マネル・ケイプ マルロン・ヴェラ マーク・マドセン ラファエル・フィジエフ ロブ・フォント ヴィンス・モラレス 堀口恭司

【UFC ESPN31】計量終了 もはや怖いモノ見たさのフォント✖アルド。目に焼き付けたいグイダ✖レオ

【写真】この計量台での表情……ジョゼ・アルドは大丈夫なのか(C)Zuffa/UFC

3日(金・現地時間)、4日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN31「Font vs Aldo」の計量が行われた。

メインで対戦するロブ・フォントとジョゼ・アルドは前者が134ポンド、後者が136ポンドでパスしている。とはいってもフォントがラッシュガードを着て余裕で計量を終えたのに対し、アルドは頬がこけ、目が窪んでおり厳しい減量だったことを伺える。

ここからリカバリーするのがアルド流とはいえ、元UFC世界フェザー級王者も既に35歳。このダイエット&リカバリーがアドバンテージなのか疑問に思われる──ほどのギリギリに見える体躯だった。


それでなくとも今回のフォント戦は、アルドにとって分が悪い一戦として見られている。

マルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョスという群雄割拠のバンタム級戦線における曲者クラスを連破しているアルドだが、フォントは今回の計量当日に堀口恭司をKOしBellator世界バンタム級王座の防衛に成功したセルジオ・ペティスを敵地ミルウォーキーで破って以来、リッキー・シモン、マルロン・モラレス、コディ・ガーブラントと4連勝中で、試合内容も完勝といって良い。

フォントの強さはズバリ、ボクシングに尽きる。しかもMMAグローブに合った──振り抜くより、止める系のパンチで対戦相手に確実にダメージを蓄積させ、精神的にも削ってきた。

オーソ同士でジャブを叩くことなく、右ストレートをパーリングしてジャブを次々と打ち込む。この真っ直ぐと、外から入る右フックの打ち出しが同じで、対戦相手がストレートを予測していると横からグローブごと持っていかれそうな拳が飛んでくることになる。

削った相手の心を折るのが、右アッパーだ。プレッシャーを掛けておいて、追い込まれた相手の踏み込みを待ち受けるように放たれる右アッパーがクリーンに決まれば、KO云々以上に試合をフォントが支配している証だ。

そんなフォントに対し、アルドの勝機はやはりローキックか。ジャブや右ストレートにしても、左足はしっかりと前方に置くフォントだけに、ここを蹴られると持ち味である体重移動に影響が出ることは間違いないだろう。

とはいえ、アルドのローの距離はフォントのジャブの距離でもあり、両者にとって命綱の攻撃も下がって打てる分フォントに分がありそうだ。

前述したペティスが、過去最強の相手のいの一番名前を挙げたフォントですら、ランク4位──恐るべきUFCバンタム級の頂きを目指し、アルドを相手にどのような戦いを見せるのか。堀口のKO負けを引きづったままでは、怖いモノ見たさと表現してもおかしくない一戦だ。

コメインのライト級のラファエル・フィジエフとブラッド・リデルも見逃せないマッチアップだ。

共に戦績は10勝1敗、トップ15入りという第一の壁を崩した彼らが、第二の壁トップ10越えを果たすための試金石となる潰し合いといえる。

同じライト級でも、もはや望郷の念を持って試合を眺めたくなるのがクレイ・グイダとレオ・サントスという大人の顔合わせだ。フェイスオフを終えて、何とも言えない笑みを浮かべた2人。

グイダは前回マーク・マドセンに、レオはグラント・ドーソンに敗れている。デビューから18年、39歳のグイダとMMAキャリアが20年を越え、41歳となったレオ──人生の半分でMMAを戦ってきた両者が拳を合わせる。目にその雄姿を焼き付けたい、そんな対戦だ。

飛躍のためのステッピングボード=ザルガス・ズマグロフ戦に向け、余裕の笑みを浮かべたマネル・ケイプは額をぶつける勢いでフェイスオフを行った。

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC EPSN31計量結果

<フェザー級/5分5R>
ロブ・フォント: 134ポンド(60.78キロ)
ジョセ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ブラッド・リデル: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ: 155ポンド(70.31キロ)
レオナルド・サントス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 185.5ポンド(84.14キロ)
クリス・カーティス: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ダリアン・ウィークス: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
マキ・ピトロ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
ジェレマイア・ウェルス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マロリー・マーチン: 115ポンド(52.16キロ)
シャイアン・ヴリスマス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205.5ポンド(93.21キロ)
ウィリアム・ナイト: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 155ポンド(70.31キロ)
クリス・グラッツマーカー: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミッキー・ガル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ヴィンス・モラレス: 135.5ポンド(61.46キロ)

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MMA News UFC   その他 アザマット・ムルザカノフ ウィリアム・ナイト グレゴリー・ホドリゲス ザルガス・ズマグロフ シャイアン・ベイス ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ジェレマイア・ウェルス マネル・ケイプ ヴィンス・モラレス

マキ・ピトロ vs. ダスコ・トドロヴィッチ、ジェイク・マシューズ vs. ジェレマイア・ウェルス等『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』前座の対戦カードを紹介

12.4『UFC Fight Night』でマネル・ケイプとザルガス・ズマグロフが対戦/UFC戦績1勝2敗同士が激突(2021年09月28日)

 こちらの続報。

 12月4日にラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』の前座でマネル・ケイプ vs. ザルガス・ズマグロフのフライ級マッチが行われますが、ここではその他の前座のカードを紹介します。


Maki Pitolo vs. Dusko Todorovic opnieuw ingepland, ditmaal voor 4 december in Las Vegas(MMA DNA)

 マキ・ピトロ vs. ダスコ・トドロヴィッチのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ピトロは2月の『UFC 258: Usman vs. Burns』でジュリアン・マルケスに3Rアナコンダチョークで敗れて以来の試合で現在3連敗中。トドロビッチは『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』でグレゴリー・ホドリゲスに判定負けして以来の試合で現在2連敗中。

 両者は『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』で対戦予定でしたがピトロが欠場したことでトドロビッチがホドリゲスと対戦した経緯があるので今回は仕切り直しマッチとなります。


Jake Matthews treft Jeremiah Wells tijdens UFC evenement op 4 december(MMA DNA)

 ジェイク・マシューズ vs. ジェレマイア・ウェルスのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 マシューズは3月の『UFC 259: Blachowicz vs. Adesanya』でショーン・ブレイディに3R肩固めで敗れて以来の試合。ウェルスは6月の『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』で行われたUFCデビュー戦でワルリー・アウベスに2R KO勝ちして以来の試合。


Cheyanne Buys steps in to face Mallory Martin at UFC on ESPN 31(MMAJunkie)

 シャイアン・ベイス vs. マロリー・マーティンの女子ストロー級マッチが行われるとのこと。

 ベイスは7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でグロリア・デ・パウラに1R TKO勝ちして以来の試合。マーティンは2月の『UFC 258: Usman vs. Burns』でポリアナ・ヴィアナに1Rアームバーで敗れて以来の試合。


Third time's the charm? William Knight vs. Alonzo Menifield added to UFC on ESPN 31(MMAJunkie)

 アロンゾ・メニフィールド vs. ウィリアム・ナイトのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 メニフィールドは8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でエド・ハーマンに判定勝ちして以来の試合で現在2連勝中。ナイトは8月の『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』でファビオ・ケラントに1R KO勝ちして以来の試合。

 両者は2月の『UFC Fight Night 186: Rozenstruik vs. Gane』と3月の『UFC 260: Miocic vs. Ngannou 2』で対戦予定でしたが2月はメニフィールドに新型コロナウイルスの陽性反応、3月はナイトに新型コロナウイルスの陽性反応が出たことから中止されており、今回が三度目の正直の対戦となります。


BREAKING: Claudio Puelles treft Chris Gruetzemacher tijdens UFC evenement op 4 december(MMA DNA)

 クラウディオ・プエレス vs. クリス・グリッツマーカーのライト級マッチが行われるとのこと。

 プエレスは6月の『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』でジョーダン・レヴィットに判定勝ちして以来の試合で現在3連勝中。グリッツマーカーは『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でハファ・ガルシアに判定勝ちして以来の試合。


Jared Vanderaa treft debuterende Azamat Murzakanov op 4 december(MMA DNA)

Azamat Murzakanov(Sherdog)

 ジャレッド・ヴァンデラー vs. アザマット・ムルザカノフのヘビー級マッチが行われるとのこと。

 ヴァンデラーは10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でアレクサンダー・ロマノフに2R TKO負けして以来の試合。ムルザカノフは現在35歳のロシア人で戦績10勝0敗。8月の『Dana White's Contender Series 37』でマテウス・シェッフェルに1R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Mickey Gall vs. Alex Morono added to UFC on ESPN 31 in December(MMAJunkie)

 アレックス・モロノ vs. ミッキー・ガルのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 モロノは9月の『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でダビッド・ザワダに判定勝ちして以来の試合で現在2連勝中。ガルは7月の『UFC on ESPN 27: Sandhagen vs. Dillashaw』でジョーダン・ウィリアムズに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。


Vince Morales vs. Louis Smolka Set For December 4 UFC Event(CagesidePress)

 ルイス・スモルカ vs. ヴィンス・モラレスのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 スモルカは2020年12月の『UFC on ESPN 19: Hermansson vs. Vettori』でホセ・キニョネスに2R TKO勝ちして以来1年ぶりの試合。『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』でショーン・オマリーと対戦予定でしたが負傷欠場していました。モラレスは8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でドラコ・ロドリゲスに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA RIZIN UFC UFC ESPN31   ウィリアム・ナイト オーデ・オズボーン ザルガス・ズマグロフ セルジオ・ペティス ブログ マネル・ケイプ 堀口恭司

【UFC ESPN31】オクタゴン4戦目、マネル・ケイプ「ロシアで戦っている時と別人」&「キョージが勝つ」

【写真】静かな口調で、言いたいことを忖度なく話してくれたケイプ。自信と好調ぶりが伺えた(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN31「Font vs Aldo」でマネル・ケイプがオクタゴン4戦目を戦う。

過去1勝2敗も前回の試合では、見事な跳びヒザ蹴りでKO勝ちを手にした。今回はカザフスタン人ファイター、ザルガス・ズマグロフに関して『ロシアで戦う時とは別人。ロシアで使っていたドラッグをUFCでは一切使えない』と言い切った。

そして自らの試合の前夜にBellator世界バンタム級王座に挑む、堀口恭司に関して言及してもらった。


──ザルガス・ズマグロフ戦が4日後に迫ってきました。今の心境を教えてください。

「最高だよ。しっかりとファイトキャンプで調子を上げることができた。この試合に向けて色々なことを試し、毎日が最高のシェイプで、最高のパフォーマンスを続けることができたんだ」

──今回のキャンプはどこで?

「ラスベガスだよ。エクストリーム・クートゥアーでキャンプをして、UFC PIでもトレーニングをしてきた」

──フライ級で戦うマネルに見合ったサイズのファイターが、エクストリーム・クートゥアーにも所属しているのですね。

「う~ん、だいたいフライ級からフェザー級、そしてライト級の選手たちかな」

──ライト級だと3階級も上になりますね。

「でも、ずっとライト級ぐらいの選手とは練習してきたからね。練習相手は僕より重いことは、何も特別なことじゃないよ。全く問題ない。全くないよ。アメージングな準備ができた」

──8月のオーデ・オズボーン戦で、ようやくマネルのクリスチアーノ・ロナウド風ポーズをオクタゴンの中で見ることができました。

「ハハハハ」

──日本のファンもホッとしたと思いますが、マネル自身が最も安堵したのではないでしょうか。

「そうだね。安心したよ。良い試合、短時間でのフィニッシュ勝利が必要だった。ミスをせず、前に出続けることが命題だったんだ。あの勝利は色々な意味でも大きい。前から考えていた高見に僕を再び連れて行ってくれることになる……そんな勝利だったよ。なんといっても、結果が全てだからね」

──跳びヒザでのKO勝ちにより、その前の接戦での敗戦は誰も忘れるようなインパクトを残したはずです。

「100パーセント、その通りだね」

──そして今回は、UFCで1勝2敗と戦績的には同等のズマグロフと戦います。

「ズマグロフと自分が同じ評価だとは思っていない。それに僕は1勝2敗じゃない、パントージャ戦はともかく、マテウス・ニコラウ戦は負けていない。試合を見た人なら、誰もが分かっているだろう。僕の戦績は2勝1敗だと思っている。

ズマグロフに関してはロシアで戦っていた時の方が、印象深い試合をしていた。ボクシングが強くて、テイクダウンもできていた。今では、ロシアで戦っている時とは別人だ。ロシアで戦うのとUFCで戦うのは違う。パフォーマンスは下降する一方だ。33歳か34歳(※実際は33歳)になって、年を取った。エネルギーも感じられない。

まぁ、ロシアで使っていたドラッグをUFCでは一切使えないということだよ。UFCは自分の力で戦わないといけない。パフォーマンス向上のアイテムは使えないからね。そりゃあ、動きは悪くなるよ。UFCではクリーンな状態で戦わないといけないんだ。

確かに前の試合では勝っているけど、何も特別な試合じゃなかった。対戦相手も大して強くなかったしね。今回の試合はUFCでの過去の試合と比較すると、もっともイージーなファイトになることは間違いないよ」

──パンチ力がありますが、テクニカルではない。レスラーのようで、テイクダウンも奪われる。UFCではマネルの言った通り、コレといったストロングポイントのない印象の薄いファイトをしてきました。

「クリスマスを過ごすには、最高の相手さ(笑)」

──では日本のファンは、マネルからのギフトを期待しないといけないですね(笑)。その日本のファンだけでなく、世界のMMAファンに何を見せようと思っていますか。

「世界中のファンに、素晴らしいギフトを贈るよ。2Rで勝つ。100パーセント、そうなるから期待してほしい。KOか一本はどちらでも構わない。とにかく2Rでフィニッシュする」

──つまり初回はズマグロフの動きを観察するというわけですね。

「そうだよ。彼の動きをチェックして、2Rに終らせる」

──もちろんマネルはこのズマグロフ戦に集中しないといけないですが、1日前に堀口恭司選手がBellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスに挑戦します。この試合に関して、コメントをもらうことは可能でしょうか。

「キョージが勝つよ。キョージは打撃もグラップリングも、セルジオ・ペティスを上回っている。良い試合になるだろう。でも勝つのはキョージだ。100パーセント、キョージが勝つ。断言するよ」

──なるほど。かつてのライバルはUFCでなくBellatorを選択しました。返上したベルトを取り戻し、しっかりと仕事をするのが先決だと堀口選手は言っていました。Bellatorでやるべきことをやり終えると、UFCにやって来るかもしれないです。

「来れば良いよ。僕はRIZINで戦っていた時は違う。あの頃は何もサポートがなく、アフリカで1人のパートナーと練習するだけだった。その状態で、僕はカイ・アサクラに敗れる前までのキョージのキャリアで、最も厳しい試合をした。キョージも、ソレは分かっているはずだ。今の僕は全てが揃っている。UFCに来るという判断をキョージがするなら、それは間違いだ。でも来たいなら、来れば良い」

──凄い自信ですね。では、最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕のオールドファンたち、アリガトウゴザイマス。今も日本のファンからのツイートにエネルギーを貰っている。僕の身の内にある日本のファンに、次の試合も100パーセント勝つことを約束するよ。この試合の勝利は、2022年に飛躍するための踏み台になる。いつも、応援ありがとう」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC EPSN31対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ロブ・フォント(米国)
ジョセ・アルド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ(キルギス)
ブラッド・リデル(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ(米国)
レオナルド・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート(豪州)
ジャマール・ヒル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
クリス・カーティス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ(米国)
ダリアン・ウィークス(米国)

<ミドル級/5分3R>
マキ・ピトロ(米国)
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
ジェレマイア・ウェルス(米国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<女子ストロー級/5分3R>
マロリー・マーチン(米国)
シャイアン・ヴリスマス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
ウィリアム・ナイト(米国)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス(ペルー)
クリス・グラッツマーカー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アザマット・ムルザハノフ(ロシア)
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ミッキー・ガル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ(ペルー)
ヴィンス・モラレス(米国)

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Report UFC UFC257 アミール・アルバジ ザルガス・ズマグロフ ブログ

【UFC257】アミール・アルバジがスタンドで盛り返し、テイクダウン&バックマウントでズマグロフ破る

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(スウェーデン)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

アルバジが右ロー、ズマグロフが左ボディを返す。腹から右フックで顔面を打ったズマグロフ、アルバジはミドルを蹴るがボディを嫌がっているか。アルバジの右をウェービングでかわしたズマグロフが左ボディを突き刺すが、アルバジは圧力を高めヒザ、右カーフを蹴る。残り2分でダブルレッグに出たアルバジはダブルレッグでテイクダウンを決める。

ズマグロフはすぐにケージを使って立ち上がり、離れる。ローを蹴り合い、構えを変えたズマグロフにアルバジが右ストレートをヒット。直後に右フックを当てたズマグロフが逆にダブルレッグでテイクダウンに成功する。ここから30秒、トップにステイしたズマグロフがエルボーを落とし初回を戦い終えた。

2R、ローを続けるアルバジが右ストレートを入れ、ヒザ蹴りを見せて前に出る。ズマグロフも右ローを返し、左ジャブをヒット。アルバジは左ジャブ、ズマグロフはスイッチを織り交ぜて左右のオーバーハンドを繰り出す。ジャブでラウンドをリードするアルバジだが、ズマグロフもジャブから左ボディフックを蹴る。アルバジはローも含め、精度で上回るなか中盤は両者、様子見の展開に。アルバジもスイッチし、テイクダウン狙い切ってオーソに戻す。ズマグロフは最後のダブルレッグに右アッパーを被弾、バックを許して立ち上がり際にヒザを受けそうになった。

最終回、ローからアッパーのフェイクを見せたアルバジが右ストレートに続き左ジャブ、右ボディを入れる。ダブルレッグをスプロールされた直後にヒザを狙い、スピニングバックフィストをかわしたアルバジがシングルレッグでテイクダウンを決める。打撃でリードして組み勝ったアルバジは、パス狙いからバックへ。ワンフックから両足をフックしてRNCを仕掛ける。

ズマグロフも手首を掴んで懸命に防御するが、胸を合わせることができない。このまま時間が過ぎ、残り60秒になったところでズマグロフが胸を合わせつつスタンドへ戻る。寝技でアルバジは疲れたか、ズマグロフが俄然勢いを増してパンチで前に出る。リードしていると踏んだアルバジは足を使ってタイムアップを迎えた。


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