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MIKE MMA o UFC   クリス・カーティス ケルヴィン・ガステラム ジャレッド・キャノニア ホアキン・バックリー

4.8『UFC 287』でケルヴィン・ガステラムとクリス・カーティスが対戦


 UFCが4月8日に開催する『UFC 287』(会場未定)でケルヴィン・ガステラム vs. クリス・カーティスのミドル級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 ガステラムは2021年8月の『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』でジャレッド・キャノニアに判定負けして以来実に1年8ヶ月ぶりの試合で最近6試合の戦績は1勝5敗。現在UFCミドル級ランキング13位。昨年4月の『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』でドリカス・デュ・プレシスと対戦予定でしたが負傷により中止、今月の『UFC Fight Night 217』で改めて組まれましたが再び負傷により中止されていました。

 カーティスは昨年12月の『UFC 282: Blachowicz vs. Ankalaev』でホアキン・バックリーに1R KO勝ちして以来の試合。現在UFCミドル級ランキング14位。続きを読む・・・
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MMA News o UFC ケルヴィン・ガステラム ショーン・ストリックランド ジャレッド・キャノニア

UFC on ESPN+75:ケルヴィン・ガステラム欠場により、ショーン・ストリックランドがナッソーディン・イマヴォフとライトヘビー級契約で対戦。

mmajunkie.usatoday.com

今週末にラスベガスのUFC APEXで開催される今年最初のUFCイベントのメインでナッソーディン・イマヴォフと対戦予定だったケルヴィン・ガステラムが負傷欠場。急遽、昨年最後のイベントのメインでジャレッド・キャノニアに判定負けしたショーン・ストリックランドが代役として出場する。直前のため、1階級上のライトヘビー級契約5Rマッチとして行われる。

ストリックランドは6連勝していたが、昨年7月のアレックス・ペレイラ戦で1RKO負け。ジャレッド・キャノニア戦では両者消極的なままの煮え切らない展開での判定負け。早くもリベンジのチャンスを得たことになるが、準備期間がない中で、今度はアグレッシブに攻めることが出来るか。2大会連続でメインに登場するのはユニファイド以降のUFCでは初?

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MMA o UFC キック ケルヴィン・ガステラム ブラッド・タヴァレス

UFC282:第9試合・ダレン・ティル vs. ドリカス・デュ・プレシ

ミドル級。ティル10位、デュ・プレシ14位。

ミドル級に上げてからは負傷欠場などでブランクが開き、年1ペースになっているティル。8月に予定されていた試合を負傷のため欠場し、今回も1年3ヶ月ぶりの試合となる。ミドル級初戦はケルヴィン・ガステラムにスプリット判定勝ちし、2戦目でランキング1位のロバート・ウィテカーに挑んだが、僅差の内容ながら判定負け。前戦はデレク・ブランソン相手にテイクダウンを奪われてパウンドで削られる展開から、3Rに打撃を効かせてチャンスを作ったものの、テイクダウン→マウント→亀→チョークで一本負け。

デュ・プレシはUFCデビューから3連勝でランキング入り。学生時代に柔道やレスリング、キックでキャリアを積んでMMA転向。南アフリカのEFCでウェルター&ミドル級王者となると、ポーランドのKSWでもウェルター級王座を獲得。UFCで2連続KO勝ちした後、ランカーのブラッド・タヴァレスと対戦。1Rにパンチを効かされたが、2R以降スタミナが切れても攻め続けて判定勝ち。それまでは勝っても負けてもフィニッシュ決着だったが、初の判定となった。

詰めていくティル。しかしデュ・プレシがタックル。テイクダウン。ティル背中を向けてケージ際に行き、バックを取られるのを防ぐが、デュ・プレシバックからパンチ連打。側頭部を打ち付けていく。ティルはサムズアップで効いてないアピールするが、抜け出すことが出来ない。また連打を入れる。立ったティルだがなおも殴るデュ・プレシ。ティルようやく正対。デュ・プレシタックルに。テイクダウン。すぐマウント。背中を向けたティルから四の字バック。パウンド連打。チョーク!しかし顎の上でこらえたティル。なおもチョークを狙うデュ・プレシ。仰向けになりしのごうとするティル。チョークを防ぐティル。上を取り返した。ギロチンで引き込んだティルだが、すぐに外して立つ。スタンド。ティル蹴り足をつかんで倒すと肘・鉄槌で逆襲。が、デュ・プレシがタックルで上を取り返した。ホーン。

1Rデュ・プレシ。終盤ティルが盛り返したが、10-8ついてもおかしくない。左目がふさがっているティル。しかしデュ・プレシもかなりスタミナを使った。

2R。パンチで出るとケージまで下がったデュ・プレシ。パンチを入れるがブロックして凌ぐ。ティルのパンチのフェイントに反応するデュ・プレシ。デュ・プレシ失速している。飛び出すところにティルのカウンターの肘がヒット。飛び込んでテンカオ。が、デュ・プレシ飛び込んでタックル。倒した。スクランブルで立とうとするティル。立った。引き剥がす。またデュ・プレシが出るところにカウンターの肘。ティルのワンツーがヒット。またタックル。テイクダウン。残り1分。立とうとしたティルだが寝かされた。ハーフで固める。ギロチンに抱えるデュ・プレシだが放した。ニーシールドのティルにデュ・プレシはアンクルホールド。回転して凌ぐティル。ホーン。

2Rティル。

3R。距離をキープして打撃を入れるティル。パンチのフェイントに反応して下がるデュ・プレシ。デュ・プレシがジャブを出すとティルの顔面にヒット。パンチを出し始めたデュ・プレシ。タックル。テイクダウンしまうんと!パウンド連打。背中を向けたティルにチョーク!タップアウト!

2Rでガスアウトしたかに見えたデュ・プレシだったが、ティルも限界だったか。

デュ・プレシはこれで4連勝。

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Column MMA o ONE UFC   アンドレ・ムニス ケルヴィン・ガステラム ユライア・ホール

『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でアンドレ・ムニスに敗れたユライア・ホールがMMA引退を発表「世界最高のスポーツから離れるのはとても悲しい」


 7月2日の『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でアンドレ・ムニスに判定負けしたユライア・ホールがインスタグラムでMMA引退を発表し以下のコメント。

「世界最高のスポーツから離れるのはとても悲しい。家族のようになった信じられないほどのUFCスタッフ、その過程で出会ったメンターたちから離れるのは寂しい。UFC は自分のコンフォート ゾーンから完全に抜け出す絶好の機会を与えてくれた。何年にも渡り、俺は世界最高峰の選手たちと対戦してきた。自分は世界チャンピオンのランクには達しなかったが、総合格闘技から最大の功績を得ることが出来た。素晴らしいファンたちに感謝したいと思う。みんながこのスポーツを現在の形にしてくれた。自分のことを気遣い、より良い自分になるよう励ましてくれる人たちが周りにいることが重要だ。チーム、コーチ、友人、家族に感謝している。みんなのおかげで日々元気づけられている。最後に、現代のグラディエーターたちと戦う機会を与えてくれたデイナ・ホワイトには特に感謝したい。良い時も悪い時も、いつもサポートしてくれてありがとう…。次世代のみんなは地球上でトップ1%の最高のアスリートだ。ここからみんながこのスポーツをどのように発展させていくか楽しみにしている。俺は見ている! ゴーフォース」

Uriah Hall(Sherdog)

 ユライア・ホールは1984年7月31日生まれで現在38歳。ジャマイカ出身でアメリカ在住。MMA戦績17勝11敗(UFC戦績10勝9敗)。元Ring of Combatミドル級チャンピオン。UFCミドル級での8度のKO勝ちはアンデウソン・シウバ、チアゴ・サントスと並び同階級史上1位タイ。

 2013年の『The Ultimate Fighter 17』ミドル級トーナメントに参加。圧倒的な強さで4連勝し優勝候補筆頭だったものの決勝戦ではケルヴィン・ガステラムに判定負けし準優勝。UFC本戦でも才能の片鱗を感じさせるもののタイトルマッチには辿り着けませんでした。続きを読む・・・
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MMA o UFC   その他 イグナシオ・バハモンデス カリッド・タハ ケルヴィン・ガステラム ジェニファー・マイア セルゲイ・モロゾフ タイ・ツイバサ チアゴ・モイゼス ボビー・グリーン マリオ・バウティスタ マーヴィン・ヴェットーリ

9.3 UFCパリ大会でテイラー・ラピルスとカリッド・タハが対戦/その他対戦カードが判明

UFCが9月3日にパリ大会を開催/メインイベントはシリル・ガーン vs. タイ・ツイバサ(2022年04月30日)

9.3『UFC Fight Night』パリ大会でロバート・ウィテカー vs. マーヴィン・ヴェットーリの仕切り直しマッチ(2022年05月31日)

9.3 UFCパリ大会でジェシカ・アンドラジとマノン・フィオロが対戦/その他対戦カードが判明(2022年06月16日)

 こちらの続報。


Taylor Lapilus(Sherdog)

 UFCが9月3日にフランス・パリで開催する『UFC Fight Night 209: Gane vs. Tuivasa』でテイラー・ラピルス vs. カリッド・タハのバンタム級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ラピルスは現在30歳のフランス人でMMA戦績18勝3敗(UFC戦績3勝1敗)。2016年9月の『UFC Fight Night 93: Arlovski vs. Barnett』でレアンドロ・イッサに判定勝ちした後に何故かリリースされており、以降はヨーロッパやカナダの団体で7勝1敗の戦績を残しています。

 タハは昨年7月の『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』でセルゲイ・モロゾフに判定負けして以来1年2ヶ月ぶりの試合で2連敗中。2月の『UFC Fight Night 201: Walker vs. Hill』でマリオ・バウティスタと対戦予定でしたが欠場していました。


 ケイトリン・チューケイジアン vs. マノン・フィオロの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 元々両者は同大会で対戦予定でしたが、チューケイジアンの欠場により代わりにジェシカ・アンドラジがフィオロと対戦。しかし、アンドラジの欠場により再びチューケイジアン vs. フィオロに戻されています。

 チューケイジアンは5月の『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』でアマンダ・ヒバスに判定勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFC女子フライ級ランキング1位。フィオロは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でジェニファー・マイアに判定勝ちして以来の試合で9連勝中(UFC戦績4勝0敗)。現在UFC女子フライ級ランキング7位。


 ナッソーディン・イマヴォフ vs. ホアキン・バックリーのミドル級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 イマヴォフは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でエドメン・シャバジアンに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCミドル級ランキング13位。4月の『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』でケルヴィン・ガステラムと対戦予定でしたがビザ問題で欠場していました。バックリーは6月の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でアルバート・デュラエフに2R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。


UFC Paris | Alles wat je moet weten over UFC Fight Night Paris: Gane vs. Tuivasa(Eurosport)

 ジョン・マクデッシ vs. ナスラット・ハクパラストのライト級マッチが行われることをEurosportが確認したとのこと。

 マクデッシは4月の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』でイグナシオ・バハモンデスに判定勝ちして以来の試合。ハクパラストは2月の『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』でボビー・グリーンに判定負けして以来の試合で2連敗中。


 ベノワ・セント・デニス vs. クリストス・ジアゴスのライト級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 デニスは6月の『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』で二クラス・ストルツに2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。ジアゴスは6月の『UFC on ESPN 38: Tsarukyan vs. Gamrot』でチアゴ・モイゼスに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC276 ケルヴィン・ガステラム ドリキュス・デュプレシー ブラッド・タヴァレス

【UFC276】TDに失敗しパンチを被弾しても、とにかく前進、前進、また前進。デュプレシーがタヴァレス下す

<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ブラッド・タヴァレス(米国)

まず左ハイを狙ったデュプレシーが、右ローを蹴る。さらにワンツーで前に出たデュプレシーだが、続くステップインに右を合わされる。ここでシングルに出たデュプレシーは、ボディロックでタヴァレスを押し込むも、逆にテイクダウンを許して下にされる。ハーフのデュプレシーにエルボーをうちつけたタヴァレスは、ケージに際に移動されても手首をコントロールして立たせない。

デュプレシーはシングルレッグから、ダブルレッグでケージにタヴァレスを押し込む。ボディロックから大内のような動きをすかされ、腹ばいにされたデュプレシーがすぐに立ち上がってクリンチへ。自ら離れたデュプレシーはテイクダウン、打撃ともに前のめりで姿勢が悪い。その体が流れ気味のパンチにカウンターを入れたタヴァレス。動きが止まったデュプレシーが組んでクリンチへ。体を入れ替えられてから離れたデュプレシーは、スピニングバックフィストも前蹴りを入れられ初回を落とした。

2R、蹴り合いからパンチの交換、ヒザを入れたデュプレシーが荒いままだが右がタヴァレスを捕らえる。左目の周囲をカットしたタヴァレスに、サウスポーから左ハイを蹴っていく。タヴァレスは右ミドルを返し、ステップインにアイポークがあったとアピールしたデュプレシーはスピニングバックエルボー、前に出て左を打ち込む。

タヴァレスはこの勢いに押されるように真っ直ぐ下がりつつ、右フックを返す。右からテイクダウン狙いもしっかりと組めなかったデュプレシーは、ワンツーで飛び込む。肩で息をするデュプレシーに対し、流血が見られるもののデュプレシーが効果的な動きをし、前進を左ジャブで止める。前蹴りも有効に使うタヴァレスは、ローの蹴り合いから右を被弾、さらに左を受けてバランスを崩すと、デュプレシーがラッシュを掛け時間に。

最終回、「基本的な反応で良いんだ。前に出てきたところで右を中心に当てろ」という指示を受けたタヴァレスだが、右からワンツーとデュプレシーの勢いに押され気味になる。蹴りを出し、ジャブや右を振るってもデュプレシーが前に出てくる。そこにハイからミドルを決めたタヴァレスだが、ワンツーの右を被弾する。左を見せてからの右が遠い距離からでも当たるようになったデュプレシーは、肩で息をしながらワンツー&左ミドルというコンビネーションを見せる。

思い切り力の入った攻撃を続けながら、なんとかスタミナを持たせているデュプレシーが右を振るって前に出る。タヴァレスも前蹴り、左ジャブを繰り出すが、右を2発連続で受ける。キレーな打撃のタヴァレスが、デュプレシーの勢いに右を打たれる。右ストレートから後ろ回し蹴りと、疲れているようで動き続けるデュプレシーが右をヒットさせ、ヒザ蹴りに続きまたも右を打ち込む。どれだけ疲れ、攻撃を当てられようとも前に出続けて右を当て、ヒザに続けたデュプレシー。タイムアップまで動き続けた結果、ジャッジ3者から29-28の支持を得てオクタゴン3連勝を決めた。

「体が滑って、組みから打撃戦に切り替えた」というデュプレシーは4月に対戦が流れたケルヴィン・ガステラム戦をアピールした。


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【UFC276】南ア発KSW経由、UFCの頂点へ。ドリキュス・デュプレシー「3試合以内に王座に挑戦する力が」

【写真】非常にソフトかつ、丁寧にインタビューの受け答えをしてくれたデュプレシー(C)MMAPLANET

2日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 276「Adesanya vs Cannonier」が開催され、南アフリカ人ファイターのドリキュス・デュプレシーがブラッド・タヴァレスとプレリミで対戦する。

UFCに在籍する南アフリカ人ファイターは2人、そのうちの1人のデュプレシーは母国EFC Worldwideでウェルター級&ミドル級、ポーランドのKSWでウェルター級王座を獲得してきた。UFCでは2勝0敗、今回の試合をプレリミ卒業戦と宣言するデュプレシーに話を訊いた。


──土曜日にブラッド・タヴァレスと戦います。今の調子を教えてください。

「凄く良い感じだよ。UFCで戦うようになって、毎試合良くなっている。UFCデビュー戦では凄く緊張してしまって、2試合目はポイエー✖マクレガーなんていうビッグショーだったから、またナーバスになっていた。今回はUFCにも慣れてきたなかで、ランク12位の相手と戦えるのは絶好の機会だよ。

精神的には4月の試合がキャンセルになって、ファイトに飢えている。肉体的には凄くシェイプされていて、僕がこれから頂点に昇りつめる力を持っていることを証明したい」

──今回はPPVイベントといっても、UFCインターナショナル・ファイトウィーク中に開催され特別な感じもします。

「僕に選択権はないけど、Fight Nightのメインカードだったら、PPVのプレリミで戦いたい。ポイエー✖マクレガーというビッグショーでTKO勝ちできたから、このチャンスが巡ってきたと思っている。だから、今回もしっかりとフィニッシュしたい。そしてプレリミで戦う最後の試合にしたいね」

──私はドリキュスの試合はKSW時代に初めてチェックするようになったのですが、それが2018年だったのに対し、MMAデビューは2013年ともうキャリアは9年になるのですね。そもそもドリキュスがMMAを始めるようになったきっかけは何だったのでしょうか。

「TVでMMAを視て、やってみたいと思った。15歳の時だった。それ以来、MMAしか見えない生活を送ってきたよ。プロとしてMMAで生きていくために懸命に努力を続けたんだ」

──MMAを始める以前に格闘技の経験は?

「5歳で柔道を始めた。5年間やって、一緒に練習していた兄弟と揃って南アフリカのチャンピオンになっているよ。それから2年ほどレスリングの練習をして、14歳の時かK-1キックボクシングに転じたんだ。18歳の時にWAKO K-1ルールのジュニア世界チャンピオンになり、そこからMMAを始めた」

──ではMMAを始める前に、必要となる組みも打撃も経験していたのですね。

「そうだね。グラップリングも16歳か17歳でやり始めていたし、レスリングも含めてトライしたいことにトライし、MMAに行き着いたんだ」

──当時、南アフリカでのMMAの認知度はどのようなモノだったのですか。

「僕が始めた頃は、まだまだ歴史も浅くて本当に新しいスポーツだったよ。きっと僕は南アフリカで初めてフルタイムでMMAファイターになった1人のはずだ。それからの南アフリカにおけるMMAの普及は凄く速かった。今やUFCはアフリカ中、どこにいてもケーブルTVで視ることができる。4、5年後は南アフリカから国際的な舞台で戦う選手はもっと増えるだろう」

──南アフリカのUFCファイターではJP・ベイスのように米国を拠点に置くようになった選手もいます。

「僕も可能な限りサンフォードMMAでトレーニングをしているよ。ただし、試合が決まると調整は南アフリカのチームで行うようにしている。6週間ほどのキャンプを1人のコーチの下、一つのチームで調整する。皆、しっかりと経験を積んできているし南アフリカでも十分な練習環境が整っているよ」

──KSWではロベルト・ソルディッチを初戦で破り、ウェルター級王者に。しかし、ダイレクトリマッチで敗れ陥落。そこから1度、ミドル級で戦った後にKSWを離れました。

「19歳の時にEFC Worldwideでプロデビューし、ウェルター級のチャンピオンになった。そしてKSWからオファーをあり、ポーランドと英国で戦った。海外で新たな挑戦がしたかったからだよ。ただしウェルター級は減量が厳しくて、もうやるべきことは全てやったと感じたから、KSWの最後の1試合はミドル級で戦ったんだ。

MMAを始めて以来、最高の決断だったと思っている。全く体の動きや調子がウェルター級の時とは違っていたからね。そしてEFCでミドル級のベルトを手にした時、UFCから声が懸かった。確かにソルディッチにKOで敗れたけど、ウェルター級はもう僕の階級ではなかった。と同時にソルディッチはウェルター級で世界のベストの1人だと今も思っている」

──UFCでの動きは、確かにKSW時代より良くなっていると感じました。

「そうだろう? 100パーセント、その通りだよ。動きもフィーリングも変った。何よりUFCと契約し、世界のトップと戦っていくことなるという気持ちが、凄く良い方向に動いたと思う。普段の生活から練習と、よりモチベーションが高くなったんだ。世界のベスト、UFCの世界チャンピオンを目指すことで、トレーニングの質も良い意味で変わったよ」

──4月はタイトルコンテンダーのケルヴィン・ガステラム戦が流れました。キャリア最大の試合がなくなり、今回の試合を迎えたことに関してどのように感じていますか。

「あの時は3人も対戦相手が代わり、最終的に試合自体が流れた。ガステラム以前にアンソニー・ヘルナンデス、クリス・カーティス戦がなくなった。僕は誰とでも戦うけど、あの時はUFCにトップ10と戦いたいと伝えた。誰も恐れることはない。だからガステラムとの対戦が決まった時は嬉しかったけど、結局試合はなくなり世界の誰とでも戦えることを証明する機会を失ってしまったんだ。

ブラッド・タヴァレスは僕のデビュー前からUFCで戦っている素晴らしいファイターだ。打撃ができ、テイクダウンを防げ、テイクダウンをしてパウンドや極めもある。UFCで21試合も戦っているのだから、強くて当たり前だよ。ただし、今はそれほどでもない。彼の武器である打撃にしても、MMAの進化に以前のような威力はなくなった。僕の方が今のMMAで戦う術を持っている。その違いを試合で見せようと思う。

この試合に勝って、3試合以内に王座に挑戦する力があることを見せつけるつもりだよ」

──ドリキュス、今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本のMMAは凄いよ。僕はONE Championshipの大ファンだから、ほとんどの大会をチェックしている。それにK-1ではヤン・ノルキヤが南アフリカを代表して戦っていた。ミルコ・クロコップのK-1 GPでの活躍を見て、キックを始めたんだ。僕のことをアジアのファンがサポートをしてくれたら、本当に素晴らしいことだよ。いつの日か、日本で戦いたいと思っているので、応援してほしい」

■視聴方法(予定)
7月3日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC276対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]ジャレッド・キャノニア―(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ショーン・スティックランド(米国)
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ロビー・ローラー(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ラマザン・エミエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ブラッド・リデル(ニュージーランド)
ジェイリン・ターナー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
ジム・ミラー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
ゲイブ・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス(米国)
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス(米国)
ユライア・ホール(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アイ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク(豪州)
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

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MMA o UFC YouTube   ケルヴィン・ガステラム

ジェイク・ポールがマイケル・ビスピン戦をアピール、ビスピンも引退撤回を示唆も実現は困難か


 ジェイク・ポールが今度はマイケル・ビスピンとの対戦をアピール。ポールは昨年ベン・アスクレンと対戦する前にビスピンにオファーをしていたものの断られていたとのこと。

マイケル・ビスピンが引退を発表「左目が悪くてこれ以上闘えない」(2018年05月29日)

 ビスピンは2017年11月の『UFC Fight Night 122: Bisping vs. Gastelum』でケルヴィン・ガステラムに1R KO負けした試合を最後に引退していますが、半年後に左目がほとんど見えなくなったことから引退を決意したことを告白しています。このことから、アメリカで試合の許可が降りることは難しいと思われます。




 ビスピンはYouTubeで「アスレチックコミッションが許可してくれるとは思えないのでドバイならどうだ? インディアン居留地はどうだ? ヨーロッパ、アフリカ、中国、アスレチックコミッションのない国はたくさんある」「自分のサイズの選手を挑発しろ。トミー・フューリーとやれ。それでも片目で膝の悪い43歳の男とやりたいのなら契約書を送ってこい」とコメント。おそらくビスピンも本気でやる気はないでしょう。続きを読む・・・
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MMA News UFC   イスラエル・アデサニャ ケルヴィン・ガステラム ジャレッド・キャノニア ダレン・ティル

2022.1.22『UFC 270』でデレク・ブランソンとジャレッド・キャノニアが対戦


 UFCが2022年1月22日に『UFC 270』を開催することと、同大会でデレク・ブランソン vs. ジャレッド・キャノニアのミドル級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ブランソンは『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でダレン・ティルに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で現在5連勝中。キャノニアは『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』でケルヴィン・ガステラムに判定勝ちして以来の試合。

 デイナ・ホワイトはイスラエル・アデサニャ vs. ロバート・ウィテカーの再戦を示唆してますが、ニュージーランドの新型コロナウイルスによるロックダウン政策によりいつ行われるか未定の状態。しかし、ブランソン vs. キャノニアの勝者がその次のタイトル挑戦者決定戦と見られています。続きを読む・・・
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『UFC on ESPN 29』ジャレッド・キャノニア vs. ケルヴィン・ガステラムを見たファイター・関係者の反応



Twitter reacts to Jared Cannonier's main event win over Kelvin Gastelum at UFC on ESPN 29(MMAJunkie)

 『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』ジャレッド・キャノニア vs. ケルヴィン・ガステラムを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・