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【ONE】フロリダ発、エディ・アルバレス─01─「情熱を生き方に置き換えることができるようになった」

【写真】8月25日発売のNumberでは14年振りに格闘技特集を組まれる。その話をすると、エディは前回の特集でフィラデルフィアのケンジントン地区にあった自宅での取材時に撮影された1枚と似たポーズをとってくれた……(C)MMAPLANET

7月最終週から、8月の第2週にかけて米国で取材を行った。ABEMA海外武者修行の地=NYとミルウォーキー。LFAに挑んだ田中路教、河名マストを追ってオクラホマ州ショーニーへ。そしてATTとキルクリフFCという世界有数のメガジムが、僅か車で10分強の位置に並び立つフロリダを訪れた。

そしてキルクリフの朝のプロ練習(基本キルクリフにはプロ練習しか存在しないのだが)に、エディ・アルバレスの顔が確認できた。1984年11月生まれ、38歳になったレジェンドが貪欲に世界の頂点を目指す若い選手と汗をかいている。

隆盛を極める米国のMMA界、情熱だけで人生を考えることなくこの世界に飛び込んだアルバレスの視線で見る現代米国MMAと自身のキャリアとは──。


──初めてエディを米国で取材をしたのは14年前、DREAMで戦いフィラデルフィアのケンジントンに住んでいる時でした。あれから随分と米国におけるMMAの発展具合は変化しました。今回、米国に滞在してみてコロナ以降の2年間で、さらにMMA産業は成長したように感じました。

「イエス。コロナ禍でMMAはさらに発展したよ。全世界がシャットダウンし、他の全てのスポーツが動きを止めた時に、MMAだけが歩み続けた。人々は家の中に缶詰にされ、何も楽しみがなかった。コンサート、ライブ・エンターテイメント、スポーツをTVで視ることもできない。MMA以外のね。

それまでMMAってファンでなければ、少し目に留まってもチャンネルを進められるスポーツだった。それがこの間に以前はMMAに興味のなかった層までが、MMAへの理解を進め視るようになった。テレビをつけてMMAがあれば、そのまま視聴し続けるファンになったんだ。それってハードコア・ファンと同じってことだよね。

勝利を手にするために、自分の限界を引き上げようとするファイター達の姿を視て、自分達が普段から生きるうえで欠かせない戦いを重ね合わせたんだ。コロナ禍において、他のスポーツ中継がない時にMMAだけがすぐに活動を再開して、人々の視る機会を増やした。結果、MMAファンはパイが広がったんだ」

──あれだけMMAファイターが夢として語っていたESPNでの中継が、UFCとPFLなど当然のようになっています。UFCはサブスクのESPN+の中心コンテンツです。

「ABCまでMMAの試合を中継しているからね。これって若い選手には当たり前のことだけど、本当に感慨深いよ。僕はMMAというスポーツの進化を目の当たりにすることができたんだ。MMAを戦い始めたのは2003年、まだTUFの中継もまだ始まっていなかった。

大金を稼げるモノでもなかった。スペクタルだけど、スポーツとしては認められてはいなかったよ。僕も最初の頃はパッションだけで戦っていた。ファイト、コンバットが好きだから。でも自分のキャリアをどう積み上げていくのかとか、何も考えていなかった。それが僅か2、3年でTUFが始まったことが大きく影響して、MMAはビジネスとして成長した。僕にとっても、ただのホビーがビジネスになったんだ。

パッションをキャリアに置き換えることができるようになった。その時点で、時代に恵まれていたと思うよ。ケン・シャムロック、ジェンス・パルバーら90年代にMMAを始めたオールドスクールの選手たちは、引退する時に財産を残すことができなかった。ホントに僕はラッキーだよ。MMAに豊かな暮らしを与えてもらうことができた。MMAというスポーツで、自分の力でそれを成し遂げ、家族に分け与えることが可能な時代を生きることができた」

──選手でもメディアでも、ファンでも野球やフットボールのファンだとこれだけ劇的な変化を体験できなかったです。

「そうなんだよ。40代で初めて出会って、50歳、60歳になるという変化には対して興奮できないからね。でも僕らはMMAを赤ん坊の時から見てきた。人生の始まりから見て、成長して、一人前の男になるところを見てきたんだ。

しかも今、MMAは最高のエンターテイメントになっていてNFLやNBA、MLBのプレイヤーやハリウッドの人間がいつも観戦にやってくる。本当に素晴らしいことだよ。自分が現役である短い間にMMAが進化と成長を見ることができたなんて最高だよ」

──それでいて、キルクリフFCでは若い選手たちと混ざってハードな練習をこなしています。やり切ったということではなく、まだ戦うモチベーションを持ち続けるのが凄いです。

「これはキャリア云々ではなくて、ライフスタイルだから。ガキの頃から、こうしてきた。コンバットスポーツ、苦しみ、前進、成長は全て僕の人生の一部だ。僕から奪い取ることはできない。これがなくなると、僕が僕でなくなってしまう。『ノーモア』とは言えないよ。本当に人生の大部分を占めてきたことだから。練習をしないなんて、腕や足を失うようなものなんだ。

自分がなれる最高の自分になりたい。そのために練習をしないわけにはいかないしね。いずれ、僕の体も『無理だ』と言う時がやってくる。そうなっても、自分がどれだけ世界のトップ戦線で戦うことができたのか──を誇りに思うよ」

──だからこそ、エディの体が心配になるのも事実です。日本で戦ってきた時からBellator、UFC、そしてONEとずっとアグレッシブな試合、バチバチの殴り合いを繰り返してきました。体調の方がいかがですか。

「見ただろう? ここで世界のベストと練習を続けることができている。一歩下がったところで戦うなんて言えない。でも、休むべき時は休んでいる。そして家族と過ごしている。朝から晩までジムにいるってことはない。365日、ジムにいることもない。3、4カ月ハードに練習をして、ジムから離れて家族と2、3カ月過ごす。休息を取り、気持ちと頭を落ち着かせて練習に戻る。

ファイターだけの人生は送っていないよ。強度が高く、激しく動く。その機能を維持して、休むんだ。こうやってきたから、これだけ長い間このスポーツを続けることができたと思っている。ずっと6速や7速で走っているとエンジンがブローしてしまう。激しく情熱を燃やしたあとは、気楽な構えでいるんだ。そうやって生きてきた」

──奥様はエディが現役を続けることを納得していますか。あのケンジントンでの生活と、今の生活は奥様も家族も全く違うでしょうし。

「ホントに運よく、素晴らしい環境で子供を育てることもできた。安全で良い学校に通わせることができている。妻はもう僕に危ないことをしてほしくないと思っているよ。でも、彼女は僕のことを知っている。エディ・アルバレスが何者か分かっているんだ。僕の情熱、愛情……つねに、そのことについては会話をしてきたよ。

まだ何試合かは戦うつもりだ。確定してないけど、ハイレベルな相手と戦える技量もエネルギーもある。と同時に、ここからの数試合だけでなく、これまでのキャリアを鑑みて時が来たと思ったらグローブを置くよ。何も後悔はないからね」

<この項、続く>

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午前10時00分~ONE Supper App

■ONE161対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

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ONE ONE TNT04 ONE119 Report  グラチアン・サジンスキ エディ・アルバレス オク・レユン ブログ

【ONE TNT04】エディ・アルバレス、初回にダウンしカムバックも打撃で勝負できず。オクに下る

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
オク・レユン(韓国)
Def.3-0
エディ・アルバレス(米国)

かなり慎重差のある両者。アルバレスが右ロー、オク・レユンの左ロングフックをかわす。オク・レユンが右ローを当て、アルバレスはジャブから一度戻ってテイクダウン狙いへ。エルボーを入れたオク・レユンは、アンクルピックで尻もちをつかされすぐに立ち上がる。ケージを背にし、シングルにエルボーを再び落としたオク・レユンが倒れない。ボディにもヒザを受けたアルバレスの頭が上がる。

右を差し、右足で小外を狙ったアルバレスが、ヒザ蹴りに切り替えてボディロックテイクダウンに成功──も、ここもオク・レユンが一瞬にして立ち上がる。残り2分、アルバレスが離れローに右を合わせる。アルバレスのジャブに右を返し、再び右を当てる。効いたアルバレスの動きが止まり、ローを蹴るがオク・レユンが右を入れてダウンを奪う。クローズドガードのアルバレスにパンチ、鉄槌を連打するがレフェリーが試合を止めない。スタンドに戻り、ミドルとフックを当てたオク・レユンだがアルバレスも右フックを返し時間となった。

2R開始直後にシングルに出たアルバレス、エルボーを続けるオク・レユンはボディにヒザを受けてもテイクダウンは譲らない。組みの圧力が落ちないアルバレスもさすがだが、離れるとオク・レユンがジャブを伸ばす。ヒザ蹴りから右を当てたオク・レユンは、ボディロックテイクダウンを許しても、即スタンドへ戻る。

初回のラッシュに打ち疲れ感のあったオク・レユンも、我慢の時間だ。と、いなして離れたオク・レユンはダブルレッグでケージに押し込まれるが、ここも耐える。アルバレスはヒザをボディに入れ、ショートのフックからダブルレッグもテイクダウン出来ずに離れる。

オク・レユンも打撃戦には持ち込めず、アルバレスの押し込みが続く。残り40秒、離れたアルバレスがワンツーを伸ばし、パンチからダブルレッグという動きを続ける。さらに右ハイから組んでいったアルバレスが攻勢も、ダメージでは以前オク・レユンがリードのまま試合は最終回へ。

3R、ケージに押し込まれ相当疲れたように見えるオク・レユン、アルバレスは初回のダメージからカムバックできている。勝負の5分は、アルバレスの左フックでスタートを切る。フックからシングルのアルバレス、切ったオク・レユンが右を被弾する。大きな振りのパンチからアルバレスのテイクダウン狙いに、オク・レユンがヒザを合わせていく。

離れたアルバレスは、フックにダブルレッグを合わせて倒すことに成功。オク・レユンはすぐにスクランブルから離れ、右を打ち込む。アルバレスの動きが止まるが、オク・レユンも追撃はない。アルバレスは組んでクリンチ、離れると左を被弾する。打撃で圧力をかけることができず、組みへの繋ぎでしかなくなるとノックアウトは難しいか。

残り1分40秒、遠い間合からローを蹴りある両者。アルバレスはここもダブルレッグでケージへ。倒れないオク・レユン、最後の60秒で離れると左を打たれ、蹴りにも右が飛んでくる。オク・レユンは相当に厳しい局面だが、アルバレスも打撃で逆転はできない。ハイからスピニングバックフィスト、組んだアルバレスから離れると、左オーバーハンドにオク・レユンはヒザを突き上げる。最後の打撃戦、振りは鋭いが倒す圧力はなかったアルバレス、時間となりONE裁定ならオク・レユンという内容だったが……果たして。

ジャッジの裁定は3-0でオク・レユンに凱歌が挙がった。


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Interview ONE ONE TNT04 ONE119  グラチアン・サジンスキ エディ・アルバレス オク・レユン ブログ

【ONE TNT04】エディ・アルバレスと対戦、オク・レユン「今なら7割から8割、倒せるチャンスがある」

【写真】これほどまで状況判断ができており、言葉にもできる。オク・レユン、大きなことをやりそうだ(C)ONE

29日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE119:ONE TNT04。同大会でオク・レユンがエディ・アルバレスと対戦する。

今月8日にマラット・ガフロフを破り(※中継は22日)、ONE初陣のタフファイトが終わった直後に決まったアルバレス戦。いきなり舞い込んだビッグファイトに向け、オクにガフロフ戦を振り返ってもらい、アルバレス戦への意気込みを訊いた。


──まずガフロフ戦の勝利、おめでとうございます。

「ありがとうございます」

──タフファイトでした。初回、バックを取られて我慢の展開が続きました。

「深く入ってきたこともありましたが、気持ち的は『大丈夫だ。これは逃れることができる』という感覚でした。あれは自分でなく、マラット・ガフロフが疲れる展開だったので。だから初回は我慢、時間まで耐えて2Rになれば自分が攻める番だと考えていました」

──そこまで余裕を持っていたのですね。驚きです。ところでONEでは対戦相手が寝技状態にあるときにヒザ蹴りを使えます。このルールもしっかりと対応していましたね。

「組み合って動かない。そういう時間がMMAでは多く存在していますが、グラウンドでのヒザ蹴りがあることで試合は動きますし、視ているファンも楽しめると思います。ファンも何かが起こるかもっていう風に試合を見ることができますよね。

ただし、グラウンドでのヒザ蹴りは本当に危険です。それでもテイクダウンを狙ってくるところに近距離でヒザを打てるというのは、絶対に試合をエキサイティングなモノにすると思います」

──ガフロフも3Rに反撃をしてきました。試合が終わった時、判定勝ちできる自信はありましたか。

「UFCのようなユニファイドルールであれば、あの試合は互角だったと思います。テイクダウンへの比重が高いですからね。ただし、ONEの裁定基準はダメージが最重要視され、そこが明確に評価されます。

この裁定基準に則していると、自分が勝っていると信じていました。自分は全くダメージはなかったです。例えテイクダウンをされ、バックマウントを奪われても。

それに下になっても三角絞めの態勢を創ることができていました。自分が勝っているという自信が揺らぐことはなかったです」

──試合前、77キロで戦うことに関して心配をしていました。戦ってみて自らの動きを水抜き有りの70キロでの試合と比較していかがでしたか。

「以前のように厳しい減量の必要がなくなりました。こんなに素晴らしいことはないです。コンディションは最高でした。でも、おかしなモノでこれから試合があるという気持ちが削がれていたんです。これまで試合前には、厳しい減量があり、それを乗り越えてから試合があった。その厳しい減量がないことで、試合をするという気持ちが以前のようにわいてこなかったです。本当に奇妙な話です。

ただし、そこについては慣れていくと思います。試合中に感じたことは、自分が77キロとして弱いのか、マラットが強すぎるのか──それは分からないのですが、マラットは本当に力強いと感じました。

テイクダウンを防げなかったり、サブミッションを仕掛けられたのはマラットには凄まじいパワーがあったからです。77キロで戦うと常にそうなのか。それともマラットが特別に強いのか──そこはまだ分かっていないです」

──試合が終われば77キロの体を創っていかないといけないという風に話していましたが、直ぐにエディ・アルバレスとの試合が決まり、その時間を設けることはできなかったです。

「マラットとの試合を終えた時、自分がまず思っていたのは帰国して──休んで、食べて、77キロの体を創ろうということでした。でも、帰国した直後にエディ・アルバレスと試合をしないかというオファーが届きました。

自分の体が準備できていないことは確かです。ちょっとしたケガもあります。コンディションとしては、万全でないのは明白です。でもエディ・アルバレスと戦うチャンスが、自分の人生に何度も訪れるとは思えないです。だから、何も考えず試合に集中しています。ただケージに入り、ベストと尽くす覚悟ができました。

そうしたら不思議なことに人生最大の試合なのに、心が落ち着いているんです。何も恐れていないです。これがゾーンなのかもしれないですが、自信しかないですし凄く集中できています」

──素晴らしく頼もしいです。エディ・アルバレスは長年のハードファイトの蓄積で拳の強さと同様に、脆いアゴの持ち主になっています。

「確かにその通りです。エディ・アルバレスは打たれ弱いです。同時に尋常ならざる気持ちの強さがあります。エディ・アルバレスはどの試合でも倒されていますが、そのたびに立ち上がっています。そこがエディ・アルバレスの最も怖いところです。

そんなエディ・アルバレスのことを心の底から尊敬しています。でも、その彼を僕はぶちのめさなければならないです。そのためにしっかりと距離を取り、アゴにパンチを入れてKOしたいです」

──世界を驚かせる準備はできていますか。

「エディ・アルバレスの絶頂期はBellatorやUFCでチャンピオンだった時です。あの時のエディ・アルバレスに勝つなんて本当に困難なことです。ただし、今は違います。彼のピークは過ぎました。試合をするたびに弱くなっています。

今のエディ・アルバレスなら7割から8割、彼を倒すチャンスがあると思っています。自信はあります」

──この試合に向けて、勝てばタイトル挑戦が近づくという気持ちはありますか。

「エディ・アルバレスに勝てばタイトルに挑戦できると思います。クリスチャン・リーは1位のダギ・アサラナリエフ、2位のユーリ・ラピクス、3位のティモフィ・ナシューヒン、4位の青木真也選手に勝っています。現状5位のマラット・ガフロフに自分は勝ち、ここでエディ・アルバレスに勝てば、クリスチャン・リーへの挑戦者という話題になれば、自分も言及されることになると思っています。

ただし、エディ・アルバレスに勝っても自分はONEで2勝したに過ぎないです。だから、自分からタイトルショットを口にすることはありません。それにエディ・アルバレスにまだ勝っていないで。今はエディ・アルバレスに勝つことに集中しています」

──今回、オク・レユン選手がエディ・アルバレスと戦うということで、強い意志を持ってMMAを続けていれば大きなチャンスが巡ってくると日本の若いMMAファイターにも示してくれました。

「……。そこだけなんです、自分が今プレッシャーを感じているのは(苦笑)。チームMADでも『これはお前1人の試合じゃない。若く将来に夢を見ている連中がお前の背中を見ている』と言われて……凄く重圧になっていて……。今、日本の若い選手たちもそういう風に自分の試合を見ているんだと分かり、プレッシャーが強くなりました……。

でも同時にそう言ってもらえて、より気合が入りました。絶対に何があっても、試合中に諦めることはないです。ありがとうございます」

■視聴方法(予定)
4月29日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE TNT04 対戦カード

<ONE世界ライトヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者] ライニア・デリダー(オランダ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
オク・レユン(韓国)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
ウマウ・ログログ・ケニ(セネガル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
青木真也(日本)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<60.6キロ契約/5分3R>
コルビー・ノースカット(米国)
コートニー・マーチン(豪州)

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ONE ONE TNT01 ONE118 Report エディ・アルバレス ブログ ユーリ・ラピクス

【ONE TNT01】何と──全米プライムタイム進出の肝、エディ・アルバレスが後頭部への攻撃で反則負け

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ユーリ・ラピクス(モルドバ)
DQ 1R by illegal atack
エディ・アルバレス(米国)

ラピクスの左ロー、右オーバーハンドをかわしたアルバレス。互いに右ローを蹴り、アルバレスがダブルレッグでテイクダウンを決める。両足を跨いで、ケージを背負うラピクスに右のパンチを入れると、レフェリーが後頭部だとブレイクを命じる。

耳の後ろにパンチを当たっていたが、レフェリーはブレイクが遅く嫌がって上を向いたラピクスが顔面に鉄槌を受け余分な攻撃を受ける。仰向けのまま横たわるラピクス、これは米国プライムタイム中継のスタートとして、最悪の展開に。

すぐにリッチ・フランクリンが、実況のマイケル・シャベロに状況を説明するシーンが流される。アルバレスにレッドカードが与えられ、反則負けに。何とも言えない空気に支配され、最注目の一戦は終わった。

試合後のインタビューでアルバレスは「手でかばっていた周囲を殴ったし、耳の回りはリーガルだと思っていた。レフェリーの注意の声を聞いて、上を向いたところを殴ったんだ。このゲームは危険だ。ユーリに問題ないことを願っている。でも、僕は生き残ろうとしたんだ。ファンに謝りたい。僕らはケージに居たんだ。そこは分かって欲しい」と話した。


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News ONE ONE TNT01 ONE118 アドリアーノ・モライシュ ウマウ・ケニ・ログログ エディ・アルバレス デメトリウス・ジョンソン ブログ ユーリ・ラピクス

【ONE TNT01】計量&ハイドレーション結果 モラエスの現地入り大きく遅れる&ログログはキックボクサーと

【写真】相当な身長差は、どちらのアドバンテージになるのか (C)ONE

いよいよ明日8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE118:ONE TNT01の計量及びハイドレーション・テストの最終結果がONEより発表された。

昨日に第1試合のウマウ・ログログ・ケニの相手が、キックのヘビー級戦に出場予定だったパトリック・シミッドに変更になったことは明らかとされていたが、そのヘビー級キックの代わりに組み込まれる試合が何になるかはアナウンスされていなかった。

そして計量及びハイドレーション・チェックの結果発表により、TNT03でマッチアップされていたエンリコ・ケール✖チンギス・アラゾフが第2試合で行われることが分かった。


TNTによる米国のプライム・タイム用の目玉カード=ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス✖ユーリ・ラピクスの2試合を含め、全6試合出場選手は計量&ハイドレーションをクリアしている。

そんななか度重なる飛行機の運航トラブルによりシンガポール入りが大幅に遅れたミキーニョ。MMAPLANETでは予定されていた個別インビューもNGが出た。疲労回復に努めていたのか、ナーバスになっているのか。いずれにせよ、過去にミキーニョが試合前日であろうが取材に応じないということはなかっただけに気になるところだ。

■視聴方法(予定)
4月8日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT01計量及びハイドレーション結果

<ムエタイ契約体重戦/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン:61.5キロ/ 1.0248
ダニエル・ウィリアムス:60.65キロ/ 1.0099

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ:60.95キロ/ 1.0152
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン:60.95キロ/ 1.0183

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エディ・アルバレス:77.0キロ/ 1.0176
ユーリ・ラピクス:76.85キロ/ 1.0112

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
テイラー・マグワイア:83.25キロ/ 1.0160
ライモンド・マゴメダリエフ:83.2キロ/ 1.0244

<キック・フェザー級/3分3R>
エンリコ・ケール:69.65キロ/ 1.0168
チンギス・アラゾフ:69.85キロ/ 1. 0214

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
ウマウ・ログログ・ケニ:118.85キロ/ 1.0044
パトリック・シミッド:111.95キロ/ 1. 0132

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Interview ONE ONE TNT01 ONE118 エディ・アルバレス ブログ ユーリ・ラピクス

【ONE TNT01】タイトル挑戦権獲得へ、ラピクスと戦うエディ・アルバレス─02─「最後はリアルなモノ」

【写真】ONEでのファイトも3戦目、この辺りでタイトル挑戦を確実にしたい(C)MMAPLANET

8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE118:ONE TNT01で、ユーリ・ラピクスと対戦するエディ・アルバレス・インタビュー後編。

Bellator、UFCに続きONEの世界ライト級王座を獲得することが戦う理由というエディに、ラピクスの印象、TNTでのライブ中継の重要性、そしてアルバレス✖青木IIIについて尋ねた。

<エディ・アルバレス・インタビューPart.01はコチラから>


──では対戦相手となるユーリ・ラピクスの印象を教えてください。

「タフで、オールラウンダーだよ。まだ若いけど、ベテラン選手のように落ち着き払い、リラックスして戦っている。僕にとってはチャレンジしがいのある相手になるね。

ベースは柔道だけど、世界のベスト・ストライカーと言っても過言じゃないジョルジオ・ペトロシアンと練習している。そうだね……彼はグッドファイターだ。でも、僕はグレートファイターだから。試合当日、サークルケイジに彼が何を持ちこもうが、僕が倒すには不十分だ」

──ラピクスは、前の試合で世界王者クリスチャン・リーに挑戦して敗れています。タイトルコンテンダーに勝利するということは、エディが一歩タイトルショットに近づくことになります。

「その通りだね。僕自身、前回の試合で元世界チャンピオンのフォラヤンに勝っている。元世界王者に続き、タイトルコンテンダーを倒せば、何ら疑う必要もないけどONEチャンピオンシップも、僕にタイトル挑戦権は与えることになるだろう」

──ところでエディがONEと契約した時から、アルバレス×青木IIIが実現するのかという見方はされてきました。

「ファンがアオキとの3度目の試合を望んでくれることは嬉しいよ。ただし、今はアオキの腰にベルトは巻かれていない。あくまでも僕のメインゴールはONE世界ライト級王座だ。僕は自分のやるべきことをやり遂げる。その時、アオキが勝利を重ねていれば──ね」

──つまりONE世界ライト級王者になったエディ・アルバレスに青木選手が挑戦するようになれば、3度目の対戦が実現するということですね。それと今回の試合は米国の水曜日のプライムタイムにTNTで中継されます。ただ日本人の私にはUFCがESPNで中継され、BellatorはSHOWTIME、そしてONEはTNTだと言われてもピンとこないのが正直なところです。

「米国で最大のネットワークの一つで、ONEの試合がプライムタイムに中継されるということは本当に凄いことなんだよ。特に水曜日の夜にはAEWのレスリングショーがあって、終了後にONEの中継が始まる。

プロレスとMMAの両方をチャンネルを変えることなく、一晩で楽しむことができるんだ。多くのファンが望んでいたことだよ。しかも、水曜日の夜は他のMMAもメジャースポーツ中継もないから、TNTという全米で最も大きなプラットフォームの一つで、MMAとプロレスのファン層を独占できる」

──しかし、プロレスとMMAだとフィクションであるプロレスは常にエキサイティングなショーを提供できますが、リアルであるMMAはそういうわけにはいかないです。MMAが割を食うことはないでしょうか。

「人間ってバランスが必要なんだよ。だからリアルでなくても、エンターテイメントを求める。だけど、リアルを求める遺伝子を誰もが持っているんだ。だからAEWとONEは交わるわけでもないし、良いバンラスになると思うよ。

まずエンターテイメントを楽しんで、演出にお腹いっぱいになったら、リアルが欲しくなる。そういう状況でファンはONEの中継を視聴するというわけだよ。

プロレスリングは豪快だし、楽しいよ。レスリングLOVEな人も多い。でも、最後はリアルなモノが胸に刻まれるんじゃないかな。僕はMMAファイターとして誇りを持って、リアルファイトを楽しんでほしいと断言するよ」

──エディの試合を楽しみたいMMAファンですが、米国の水曜の夜は日本では木曜の午前中です。皆、学校や職場に行かなければならない……そんな日本のファンに一言お願いします。

「仕事なんて気にするな。学校なんて、なんでもない。日本の木曜日の朝、ただアンダーグラウンド・キング……皆はこう呼んでいてくれたはずだ──アメリカン・ナックルスター、エディ・アルバレスがライブショーで戦う。ただ、それだけが皆が生きていく上で重要なことなんだ(笑)」

■視聴方法(予定)
4月8日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

<ムエタイ契約体重戦/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジェイコブ・スミス(英国)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
テイラー・マグワイア(米国)
ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オパチッチ(スロベニア)
パトリック・シミッド(スイス)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
ウマウ・ログログ・ケニ(セネガル)
メフディ・バルギ(イラン)

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Interview ONE ONE TNT01 ONE118 エディ・アルバレス ブログ ユーリ・ラピクス

【ONE TNT01】ユーリ・ラピクスと対戦、エディ・アルバレス「スマートに戦える? 分からない(笑)」

【写真】自宅のリビングでZoom取材を受けてくれたエディ・アルバレス。まるでエディ・アルバレス博物館のような自宅を離れる直前にだった(C)MMAPLANET

8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE118:ONE TNT01で、エディ・アルバレスが2019年8月のエドゥアルド・フォラヤン戦以来、1年8カ月振りの実戦の舞台に戻ってくる。

コロナ禍の世界、37歳になったエディはこの間にエネルギーを最注入できたという。シンガポール行きに向けて、パッキングも終え自宅を出る直前に行ったZoomインタビューで、エディ・アルバレスはは何を語ったのか。


──新型コロナ感染の終息が見えないなか、今回の試合に向けて準備は問題なかったですか。

「何も影響は受けていないよ。今回のキャンプに関しても、最高のトレーニングパートナーと準備をすることができたし、本当に全く問題ない。

ザビット・マゴメドシャリポフ、フランキー・エドガー、新鋭もベテランも交じって、ニック・カトーネ・トレーニングセンターに集まってトレーニングをしてきた。そしてヒカルド・アルメイダ、マーク・ヘンリーの指導を受けてきたんだ。そうそうランス・パーマーもこないだ再合流したしね。

ただ、この間も試合はなかったけどファイトをストップしたことはなかったよ。ずっとジムでファイトしてきた。1年半、20カ月と試合をしてこなかったと言われるけど、そんなことはない。対戦相手よりも手強いチームメイトと、毎日のようにファイトしてきたんだ」

──今回の試合前だけでなく、パンデミック以降も変わりなく練習はできていたということですか。

「変わりがないことなかったよ。世界中の誰もが経験したように、コロナ感染によって生活をアジャストしないといけなったのは僕も同じだ。

トレーニングに関しては、少人数でサークルのような形で再開した。でもジムの設備やトレーニングしている人間の数が、一番大切なわけじゃないんだ。最も重要なのは練習の質だから。

ジムが閉められた。だから練習しないで良いのか。そんなことはない。僕らはファイターだから、練習を取り上げられるわけにはいかない。そして意識が高い3、4人が集まると、素晴らしい雰囲気のなかで練習ができる。それと同時に、パンデミックが起こり、試合間隔があいたことでエネルギーを再注入できた。心身ともにフレッシュになったよ」

──ONEは去年の10月から国際格のショーを再開しました。ただし、実際にエディが試合に出るまでは半年かかりましたね。少しでも早く戦いたいという気持ちはなかったですか。

「もちろん。だから、荷造りを終えてこれからシンガポールへ向かうんだよ(笑)。2006年にDREAMで戦うようになった日々を思い出すよ。あの時と同じ気持ちで、ONEで戦う。ONEというアジアのマーシャルアーツを米国に知らしめる。その助けになりたいんだ」

──ところでONEの計量システムだと、エディは他の170ポンドの選手と比較すると最小の部類でないでしょうか。

「その通りだよ(笑)。でも、僕は170ポンドでキャリアをスタートさせた。いつも、自分より大きな対戦相手と戦ってきた。体が大きいことはアドバンテージになる。でも、疲れやすかったり、スピードが無かったりもする。だいたいの相手が僕より遅かった。サイズが小さいことがアドバンテージになることだって、時にはあるんだ」

──確かに私が初めてエディの試合をライブで見たのは、2006年の12月、バンクーバーで行われたBodogでのMFCウェルター級タイトルマッチでした。アーロン・ライリーと戦った時のエディの爆発力とパンチの回転の速さ、あの試合を忘れることはないです。その一方で22歳だったエディ・アルバレスも37歳になりました。

「あの頃は168ポンド、減量なしでウェルター級で戦っていた。今はもっと大きくなっている。スピードでいえば、あの頃の方が速いだろう。ただし、パワーは今の方が上だ。なによりテクニックという部分では、比較にならない。これほど多くの武器を持って戦ったことは過去にないよ」

──そしてスマートに戦えるようになったと?

「それは分からない。アハハハハ。ファイトって、何が起こるのか分からないしね。つねに色々な局面には備えているつもりだけど、結局は戦っている間にも、臨機応変さが欠かせない。そして、そういう状況で戦えるようになっていないと。それがスマートさか、ファイヤーワークスかは分からないけどね」

──エドゥアルド・フォラヤン戦では打撃で追い込まれても、心が折れることなくスイープからRNCで逆転勝利を手にしました。エディは殴り合いでなくても、ハートで戦っているファイターです。

「僕はただの喧嘩屋じゃない。MMAで戦うために必要なスキルを身につけている。自分の持っているスキルの一つ一つ、ほんの小さな一滴が、勝負全体において重要になってくる。全体に及ぼす影響はとてつもなく大きいんだ。

その一滴の一つが、柔術だ。小さな要素かもしれないけど、最大限に生かす。それに僕はヒカルド・アルメイダの黒帯なんだよ。トップゲーム、ボトムゲーム、ボクシング、キックボクシング、レスリング、全てを駆使して戦う」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月8日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

<ムエタイ契約体重戦/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジェイコブ・スミス(英国)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
テイラー・マグワイア(米国)
ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オパチッチ(スロベニア)
パトリック・シミッド(スイス)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
ウマウ・ログログ・ケニ(セネガル)
メフディ・バルギ(イラン)

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ONE ONE TNT01 Report アドリアーノ・モライシュ エディ・アルバレス オンラ・ンサン チャトリ・シットヨートン デメトリウス・ジョンソン ブログ ユーリ・ラピクス ヴィタリー・ビグダッシュ

【ONE TNT】ONEの米国プライムタイム中継は大会名がONE on TNTに。クリスチャン✖ナシューヒンも

【写真】クリスチャン・リーの防衛戦はONE on TNT第2週に。ABEMAの中継も含め、これらの大会は日本ではどのように視聴できるのだろうか (C)MMAPLANET

28日(木・現地時間)、ONE Championshipがバーチャル会見を行い、チャトリ・シットヨートンCEO兼会長、同大会に出場するONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ、デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス、ユーリ・ラピクスが出席した。

まず4月7日(水・同)開催の大会名はONE on TNTに決定。TNTとは同大会を中継するターナー・ネットワーク・テレビジョンのことで、ONEは東部時間の午後10時から2時間でメインカード3試合が中継し、その1時間前にはプレリミマッチがブリーチャー・リポートAppによって配信されるとのこと。

また会見の冒頭でチャトリCEOの口から、「4月の水曜日に毎週のようにONEがTNTのプライムタイムで視聴でき、米国のファンはこれまでになかったマーシャルアーツの価値に触れることになるだろう」という言葉があったように14日(水・同)にはONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リー✖ティモフィ・ナシューヒン、21日(水・同)にはウェルター級コンテンダーバウトとしてオンラ・ンサン✖ヴィタリー・ビグダッシュの3度目の対戦が組まれている。


4週目のカードは発表されていないが、チャトリCEOからは「米国で馴染みのある選手たがの試合を組んでいく」という言葉も聞かれ、ヴィトー・ベウフォート参戦にも匂わされた。ちなみにTNTの水曜日はAEW=All Elite Wrestlingというプロレスの中継もあり、昨年5月にはヴィトーが無観客大会に招待され観戦するというシーンも見られた。

この件からもONEとTNTは今回の米国プライムタイム中継を以前から計画していたが、パンデミックの影響があって時期がずれ込んだことも想像に難くない。

なお記者のこれらの大会はライブで開催されるのかと質問があり、チャトリCEOの返答は「全てライブにしたい。ただし、パンデミックの影響があり色々と計画に変更も必要となった。4月7日は絶対的にライブだ」というもの。第2週から4週に掛けては現状のONE中継と同様に事前収録ファイトを流すダークシリーズの可能性もありそうだ。

また開催地についても言明はなく、エディ・アルバレスが地元フィラデルフィア開催をアピールする場面もあったが、「アジアは国境封鎖が続く中、シンガポールもその状態にありながら政府と協力してやってきた」とチャトリCEOが発言したことで、実際に試合をする場所はシンガポールという線も濃厚だ。仮にシンガポールでライブ大会を行うのであれば、配信ファイトが米国東部時間の午後9時スタートだと、同地では8日(木・同)の午前10スタートとなる。

また通常のONEのイベントに関しては「パンデミックの影響もあり、各国を回るということができないので、シンガポール大会が多くなる」という言葉も聞かれた。ONE TNT第4週のヘッドライナーやTNTシリーズの追加カード、通常大会、そして「絶対に2021年に行う」と断言した女子アトム級GPに関しても数週間中にアナウンスがあるとのことだった。

同会見でDJが「ONEはハイドレーション・チェックを採り入れており、北米で戦ってきた時とは違う」と発言しており、ONEと北米MMAの違い=「新しさ」を端的に表すスマートさが感じられた。

■視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable02対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
竹中大地(日本)
イヴァニウド・デルフィーノ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
クォン・ウォンイル(韓国)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>※
ミハイロ・ケイコビッチ(セルビア)
ヘイブラット・イスアエフ(ロシア)

<62.5 キロ/5分3R>
ソヴァナリー・エム(カンボジア)
チェ・チョンユン(韓国)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

※2020年12月18日に収録

■ONE Unbreakable03視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable 03対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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News ONE ONE Championship アドリアーノ・モライシュ エディ・アルバレス デメトリウス・ジョンソン ブログ ユーリ・ラピクス

【ONE】4月7日に米国プライムタイムに合わせた大会開催。DJ✖モライシュ、エディ・アルバレス✖ラピクス

【写真】エディ・アルバレスが2019年8月のフィリピン大会以来、実戦復帰でユーリ・ラピクスと対戦 (C)

22日(金・現地時間)、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO&会長がONE Unbreakableの中継内で4月7日(水・現地時間)に米国のTNTとジョイントしイベントを開催。ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス✖ユーリ・ラピクスのライト級マッチ、そしてロッタン・ジットムアンノンがノンタイトルでジェイコブ・スミスと戦うことを明らかにしている。

ONE世界フライ級タイトル戦では、チャトリCEOが昨年12月4日にSNSで2月24日(水・同)に場所も同じシンガポールで行うことを発表していたが、今回のアナウンスで両者の1戦は先送りになったことになる。


興味深いのは、同イベントは米国へアピールするためにTNTの電波に乗り現地の夜、つまりシンガポール時間であれば午前中にイベントが開かれるということ。

この3 試合の他に米国仕様のガードが用意される方向にあるようだが、「MMAとムエタイで、KOパワー✖KOパワーのぶつかり合いを米国のファンにお見せする」とチャトリCEOをまくし立てた。。また──もともと発表されていた2月大会の動向は正式発表はなされていないが、いわゆる米国仕様でない従来の大会も引き続きシンガポールで2月以降も行われていく模様だ。

■ONE Unbreakable II視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable II対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable III対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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BELLATOR Interview Special The Fight Must Go On エディ・アルバレス ブログ マイケル・チャンドラー 水垣偉弥

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 水垣偉弥のおススメ、Bellatorを知るための5番勝負─04─

Chandler vs Alvarez【写真】勝負を決めたのは、この前の──今やチャンドラーの代名詞となった右のオーバーハンドか (C)BELLATOR

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第25弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

元日本MMA界のエースでDAZNでベラトール中継の解説も行っていた水垣偉弥が選ぶ、BELALTOR編。水垣が「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」から、4試合目を。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


水垣が選んだ「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」、4試合目は2011年11月19日に行われた世界ライト級選手権試合=王者エディ・アルバレス✖マイケル・チャンドラーの一戦だ。

水垣偉弥のMust Watch 04、チャンドラー✖アルバレス戦の選択理由は以下の通りだ。

水垣偉弥
「チャンドラー✖アルバレス、本当は2度目の対戦の方をおススメしたかったのですが、この動画がオフィシャルYouTubeにフルファイトで残っていなかったです。2度目の対戦はアルバレスがベラトールとの契約を更新せずに、最後の試合でタイトルを取ってUFCへ行こうという想いと、絶対にそんなことはさせないというベラトールの思惑がぶつかってヒリヒリしていたのですが、その分オフィシャルとしてはアーカイブさせ辛いのかもしれないです。

それにマルコ・ロウロ✖ドゥドゥ・ダンタスや、マイケル・マクドナルド✖ダンタスなんかも、アーカイブされていないので残念です。

とはいいつつ、チャンドラー✖アルバレスは1試合目も凄い内容でした。この試合でチャンドラーの名前が世界に知れ渡ることになったといっても過言でないです。チャンドラーはトーナメントで優勝していましたが、試合前の下馬評はアルバレスが上でした。そのアルバレスを相手に一本勝ちというインパクトの大きな試合でしたね。この試合があって、僕の中ではベラトールといえばマイケル・チャンドラーという印象になりました」

BellatorオフィシャルYouTubeチャンネルで視られる──動画はコチラから