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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o アレクサンデル・シャブリー ウスマン・ヌルマゴメドフ キック ブレント・プリマス

【Bellator300】これぞドミネイト。ウスマンがプリマスに何もさせず世界ライト級王座防衛&GP決勝進出

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
ブレント・プリマス(米国)

ケージ中央で向かい合う両者。ウスマンが右前蹴りから右カーフキックを連打する。プリマスはパンチを放ちながらウスマンにケージを背負わせる。ウスマンはケージ中央に戻してカーフキックを連打しながら、右前蹴りで距離を保つ。プリマスはワンツーから、ウスマンの蹴り足をキャッチする。しかし倒されないウスマンは、プリマスにケージを背負わせた。

ウスマンが右スピニングバックキックから右カーフキックへ。プリマスの右スピニングバックフィストをかわしたウスマンが、ケージに押し込んでから離れ際にエルボーを見舞う。ケージ中央では、ウスマンのブラジリアンハイキックがプリマスの顔面をかすめた。さらにクリーンテイクダウンに成功したウスマンは、ハーフガードのプリマスの顔面にヒジを落とす。下から抱え込むプリマスに対し、ウスマンはトップキープを貫いた。

2R、ともにフェイントからパンチを見せる。距離が近くなるとウスマンがボディロックで組むも倒せず。ウスマンは右前蹴り、右サイドキックでプリマスを近づけさせない。サウスポーにスイッチしたプリマスが、左インローから右ショートに繋げた。プリマスにケージを背負わせると、右掛け蹴りを浴びせる。プリマスのほうが距離を詰めるも、ウスマンがスウェーでパンチをかわしている。ウスマンはプリマスの蹴り終わりに蹴りを合わせる。プリマスがシングルレッグで組み、ケージに押し込むも倒せず。ウスマンは蹴りを左右上下に散らし続けた。

3R、ウスマンはスイッチしながらローを打ち込む。プリマスもローを返すが届かない。右ハイを放ってからバックステップで距離を保つウスマンは、右ミドルに対して左ストレートを返した。さらに右サイドキックを関節、ボディに突き刺す。ワンツーから右ミドル、右カーフとウスマンの一方的な展開に。組んできたプリマスを振り払うウスマンは、打撃で攻め続けるも、場内からは大ブーイングが飛んだ。

4R、プリマスが距離を詰めてきた。するとウスマンはローなど蹴りよりも左ジャブ、ワンツーを増やす。ケージ際でプリマスのシングルレッグをスプロールしたウスマンは、組みを交えてパンチを打ち込む。ここでレフェリーが割って入り、組みの体勢に戻す。ケージ掴みがあったのか、アナウンスはない。再開後、すぐにウスマンが小外刈りでテイクダウンを奪った。背中を着けさせられたプリマスが下から抱え込む。ウスマンのパンチとヒジでプリマスの顔面から流血が見られる。プリマスが足を上げると、ウスマンが潰していった。

最終回、逆転を狙うプリマスが前に出るも、ウスマンの距離は変わらない。左右のロー、ジャブとイーブンペースを貫く。オーソドックスに戻したウスマンは右ストレートを打ち下したあと、ボディロックでプリマスをケージに押し込んだ。プリマスの顔面からの出血量が多くなっている。プリマスとの距離が詰まるとテイクダウンを選択するウスマンが、ここでも背中を着かせた。ラウンド終了までウスマンがコツコツとパンチを落としてトップをキープした。

裁定は、文句なくウスマンのフルマーク判定勝ち。ウスマンは世界ライト級王座の2度目の防衛に成功し、ライト級ワールドGP決勝に進出した。決勝では、11月7日のアレクサンデル・シャブリー×パトリッキー・ピットブル戦の勝者と対戦するウスマンは「こんな風になるとは思っていた。全て僕の想い通りになった。良い試合ができたよ。決勝は正直──シャブリは強いから、自分への挑戦になる。でもパトリッキーもタフだから、。2人も強いから、どっちが勝つか待っている」と語った。


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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o PFL UFC イララ・ジョアニ イリマレイ・マクファーレン イルマレイ・マクファーレン ウスマン・ヌルマゴメドフ キック キャット・ジンガーノ クリス・サイボーグ グラント・ニール サラ・マクマン ジェナ・ビショップ ジャスティン・モンタルヴォ スコット・コーカー セルヒオ・コッシオ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ ブレント・プリマス ヘンリー・コラレス ベラトール ボクシング ムハメド・ベルハモフ リア・マコート リズ・カモーシェ ロメロ・コットン

【Bellator300】世界戦3試合だけでなく、プレリミや新顔も注目。失われていないベラトールらしさ……

【写真】301大会のプレスカンファレンスにスコット・コーカーの姿は見られるのか(C) Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナでBellator300が開催される。
Text by Manabu Takashima

Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準決勝、同世界女子フェザー級選手権試合、さらに同世界女子フライ級選手権試と世界戦の3本立て、加えて300回のアニバーサリー大会ながら、まるで記念大会の盛り上がり感を創る空気がない。悲しいかな、それが今のBellatorだ。


承知のようにPFLに買収されたBellatorは、今後という部分において穏やに終焉を迎える状況にあり、北米MMA関係者からも間でも今大会をもってスコット・コーカー、ダニー・ブレナー、CJ・タトルという首脳は退陣し、事情通のなかで承知の事実だった実際にBellatorというプロモーションのオペレーション実行部隊であるマイク・コーガンと彼のチームは引き続き、自身の職務を全うするために301大会に向けて業務に勤しむ──という話も聞かれている。

契約下にある220名を越えるファイター達の今後は、PFLが契約を買い取るか、フリーランスになるという二択のみ(あるいは引退を含めると、3択となる)。とはいえグループ会社内のUFCによるWECの吸収&合体、同じくZuffaがStrikeforceを買収した時のように全選手の契約の移譲は現時点では考えられないというのが大筋の見方だ。

またPFLが今後、Bellatorをどこまで継続させるのかが不透明ななか、スコット・コーカーの特徴でもあるファイターへの厚遇が契約移譲のネックになることが考えられる。

15万ドル級の世界王者が多いBellatorだが、クリス・サイボーグは別格。そして上位陣は7万5000ドルや5万ドルというクラスがザラにいると思われるだけに、UFCの初戦で2万ドル超えは別にしても、シーズンウィナーの100万ドルという賞金はあっても1試合で10万ドル超えファイターは一部のPFLと比べて、Bellatorの選手の実入りは良い(※各選手のファイトマネーは、米国MMAサイトの記事を参照、ウィンボーナスを含まない)。

また今回のトリプルクラウンに出場する6選手のうち世界ライト級王者のウスマン・ヌルマゴメドフにはPFLだけでなくUFCにも顔が利くカビブ・ヌルマゴメドフという存在が控えているが、今後に関していえばサイボーグはどこまでPFLが評価するのか。15万ドルクラスのリズ・カモーシェも同様だろう。

挑戦者でいえばUFCから転じてきたキャット・ジンガーノは10万ドル越え、元世界ライト王者ブレント・プリマスは7万5000ドル、意外にも元世界王者ながらイルマレイ・マクファーレンの前回のファイトマネーは4万ドルという数字も残っている。

加えてプレリミ出場選手にしてもムハメド・ベルハモフで3万ドル超、グラント・ニールは驚きの75K、プリマスと同額だ。

これだけの面々が未来を掴むために終活中のプロモーションのなかで戦う。3つの世界タイトル戦は当然として、プレリミでもリア・マコート✖サラ・マクマンの女子フェザー級戦、フェザー級のヘンリー・コラレス✖カイ・カマカ3世、ヘビー級ではダヴィオン・フランクリン✖スリム・トラベルシ、ライトヘビー級のドブレジャン・ヤギュシュムラドフ✖マチェイ・ロザンスキーと見所の多いラインナップが揃っている。

さらには米国ノーギ柔術界で活躍してきたジェナ・ビショップがMMAデビュー以来の連勝を6に伸ばそうと挑む、イララ・ジョアニ戦。33歳、キャリア35戦目(25勝8敗1分)のメジャーデビューを迎えるセルヒオ・コッシオ──風貌は渋い職人ボクサー的だが、柔術+キックボクシングの典型的なメキシカンMMAファイターなど、長きに渡りMMAファンにとって欠かせなない存在だったBellatorらしさは、今大会も健在だ。

■視聴方法(予定)
10月8日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator300対戦カード

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
[王者] ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
[挑戦者]ブレント・プリマス(米国)

<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] クリス・サイボーグ(ブラジル)
[挑戦者]キャット・ジンガーノ(米国)

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] リズ・カモーシェ(米国)
[挑戦者]イリマレイ・マクファーレン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ロハニー・サントス(ブラジル)
ジャッキー・キャタライン(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ドミトリー・フリツェンコ(ウクライナ)
ジャスティン・モンタルヴォ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス(米国)
ミゲール・ペイムバート(米国)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ3世(米国)
アルバート・ガルシア(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
サラ・マクマン(米国)

<ライト級/5分3R>
セルヒオ・コッシオ(メキシコ)
ジェシー・ロバーツ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
カイ・カマカ3世(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン(米国)
スリム・トラベルシ(チュニジア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
マチェイ・ロザンスキー(ポーランド)

<175ポンド契約/5分3R>
ムハメド・ベルハモフ(ロシア)
ハーマン・トラド(グアム)

<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン(米国)
グラント・ニール(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イララ・ジョアニ(ブラジル)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
スペンサー・スミス(米国)

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BELLATOR Bellator300 MMA o ONE RIZIN RIZIN40   アクメド・マゴメドフ アドリ・エドワーズ イリマレイ・マクファーレン ウスマン・ヌルマゴメドフ クリス・サイボーグ サラ・マクマン ヘンリー・コラレス ベラトール ライアン・ベイダー リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル

10.7『Bellator 300: Bader vs. Vassell 2』でサラ・マクマン vs. リー・マーコート、ヘンリー・コラレス vs. カイ・カマカ3世 等が追加発表

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現体制での最終興行か? 10.7『Bellator 300』で4大タイトルマッチが決定(2023年08月11日)

 こちらの続報。10月7日にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催する『Bellator 300』でライアン・ベイダー vs. リントン・ヴァッセルのヘビー級タイトルマッチ、クリス・サイボーグ vs. キャット・ジンガノの女子フェザー級タイトルマッチ、ウスマン・ヌルマゴメドフ vs. ブレント・プリムスのライト級タイトルマッチ、リズ・カモーシェ vs. イリマレイ・マクファーレンの女子フライ級マッチが行われますが、



 同大会でサラ・マクマン vs. リー・マーコートの女子フェザー級マッチ、ヘンリー・コラレス vs. カイ・カマカ3世のフェザー級マッチ、ダヴィオン・フランクリン vs. スリム・トラベルシのヘビー級マッチ等が発表されています。

 マクマンは4月の『Bellator 294: Carmouche vs. Bennett 2』でアーリン・ブレンカウに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在Bellator女子フェザー級ランキング2位。マーコートは3月の『Bellator 293: Golm vs. James』でキャット・ジンガノに判定負けして以来の試合。現在Bellator女子フェザー級ランキング5位。

 コラレスは2月の『Bellator 290: Bader vs. Fedor 2』でアクメド・マゴメドフに判定勝ちして以来の試合で3連勝中。現在Bellatorフェザー級ランキング10位。カマカは4月の『Bellator 295: Stots vs. Mix』でアドリ・エドワーズに判定勝ちして以来の2連勝中。

Slim Trabelsi(Sherdog)

 フランクリンは4月の『Bellator 295: Stots vs. Mix』でカシム・アラスに判定勝ちして以来の試合。現在Bellatorヘビー級ランキング10位。トラベルシは現在30歳のチュニジア人でMMA戦績5勝0敗。今回がBellatorデビュー戦。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o PFL UFC   イリマレイ・マクファーレン ウスマン・ヌルマゴメドフ キャット・ジンガーノ クリス・サイボーグ ブレント・プリマス ベラトール マイケル・チャンドラー ライアン・ベイダー リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル

【Bellator300】10/7 ベラトールが活動14年で、初の4階級のタイトル戦をサンディエゴで実施!!

【写真】このタイミングでのチャンピオンの結集がサンディエゴで実現する(C)BELLATOR

9日(水・現地時間)、Bellatorより10月7日(土・同)にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナでBellator300を開催、4階級の世界タイトル戦が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

「来月」、「いや今週中に」PFLがビッグアナウンスを行うという噂が、まことしやかに流れているMMAワールドにあって今週末11日(金・同)にサウスダコタのスーフォールズでBellator298を控えているBellatorが、9月23日のダブリン大会=Bellatorから2週間後に記念すべき300回大会を開くことを公式発表した。


一部で中東が舞台になるのではないか――そんな話も聞かれたBellator300回は、サンディエゴ・スポーツアリーナ、バレービューカジノ・センターの名前で親しまれた名物会場で実施されることとなった。

そしてプロモーション史上初の4階級の世界タイトルが組まれることとなった同大会。その世界戦はヘビー級選手権試合=王者ライアン・ベイダー×挑戦者リントン・ヴァッセル、女子フェザー級選手権試合=王者クリス・サイボーグ×挑戦者キャット・ジンガーノ、ライト級ワールドGP準決勝兼ライト級選手権試合=王者ウスマン・ヌルマゴメドフ×挑戦者ブレント・プリマス、女子フライ級選手権試合=王者リズ・カモーシェ×挑戦者イリマレイ・マクファーレンという男女4試合だ。

ベイダーにとっては4度目の防衛戦で、挑戦者のヴァッセルとはライトヘビー級王座防衛戦で戦っており、2RでTKO勝ちを収めている。

そのベイダーの3度の防衛記録を上回る4度のタイトルディフェンス、今回が5度目の防衛戦となるのがサイボーグだ。またチャレンジャーのジンガーノにとってタイトル挑戦は、2015年2月に時のUFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーに挑戦して以来8年振りとなる。

現在進行形のワールドGPの準決勝を兼ねたライト級選手権試合は、王者ウスマン・ヌルマゴメドフにとって2度目の防衛戦となる。挑戦者プリマスにとって、このベルトは2018年12月にマイケル・チャンドラーに手渡したベルトであり、以来3人目の持ち主となったウスマンへのチャレンジとなる。

女子フライ級はチャンピオンのカモーシェ、元王者で挑戦者のマクファーレン、両者揃って開催地であるサンディエゴ在住ファイターでホーム×ホームのタイトルマッチとなる。加えて海軍、海軍航空、さらにトップガンでも有名なミラマー海兵隊基地と米軍にとって太平洋防衛の拠点といえる都市サンディエゴ、チャンピオンは海兵隊出身で絶大な人気を誇ることは見落とすことができないファクターだ。

ともあれPFLへの売却の噂が飛び交うなかでの史上初の4階級のタイトルマッチ。今回頂点が争われる4つの世界王座、他の5つの階級とベルトと共に同プロモーションの行方に、大きな影響を受けることになる。

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BELLATOR MMA o PFL UFC イルマレイ・マクファーレン ウスマン・ヌルマゴメドフ キャット・ジンガーノ クリス・サイボーグ スコット・コーカー ライアン・ベイダー リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル

Bellator300:10月7日の300回記念大会でベイダー vs. ヴァッセル、サイボーグ vs. ジンガーノ、ヌルマゴメドフ vs. プリムス、カムーシェ vs. マクファーレンの4大タイトル戦。

mmajunkie.usatoday.com

・ヘビー級タイトルマッチ:ライアン・ベイダー vs. リントン・ヴァッセル

・女子フェザー級タイトルマッチ:クリス・サイボーグ vs. キャット・ジンガーノ

・ライト級タイトルマッチ&GP準決勝:ウスマン・ヌルマゴメドフ vs. ブレント・プリムス

・女子フライ級タイトルマッチ:リズ・カモーシェ vs. イルマレイ・マクファーレン

10月7日のサンディエゴ大会で、Bellatorが過去最大のタイトルマッチ4試合を実施。スコット・コーカーは「Bellator史上最大のイベント」とコメントしているが、PFLへの売却が内定しているという噂で、これが現体制の最後のイベントになるとも噂されている。

現地時間土曜日開催のため、同日はUFCとバッティングしている(APEX大会)。

 

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BELLATOR Bellator292 MMA MMAPLANET o   ウスマン・ヌルマゴメドフ キック ベンソン・ヘンダーソン

【Bellator292】ブラジリアンキックからRNC。ウスマン・ヌルマゴメドフに敗れたベンヘンが引退発表(涙)

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.1R2分37秒by RNC
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

まず左ローを蹴ったベンヘン、ヌルマゴメドフも右ミドルを返す。直後の軌道が変わるブラジリアンキックがベンヘンのアゴを捕える。腰から崩れたベンヘンにパウンドを連打すると、バックを制したヌルマゴメドフは両足をフックして後方から殴っていく。まだ4分も残っている状態でRNCをアゴの上から仕掛けるチャンピオン。ここはベンヘンがアゴを引いて防御、再びパンチに切り替える。

ベンヘンの後方へのパンチに、背中を取り直したヌルマゴメドフは再びRNCへ。腰をあげたベンヘンに対し、ヌルマゴメドフがネルソンからパンチ、さらにチョークをセットしていく。腹ばいで立ち上がろうとした姿勢から、上を向かされたベンヘンは観念してタップ。ベンヘンの粘りを許さなかったヌルマゴメドフが、最初のチャンスを逃さず一本勝ちした。

王者は「皆の存在が本当に重要で。期待以上のモノを見せたかった。ベンソンのことは全く軽く見ていなかった。次? 誰も選ばない。誰でも構わない」と傷一つない顔で涼し気に話した。

そしてグローブを外したベンヘンは、「サンノゼ、アイ・ラブ・ユー。全世界の皆、ありがとう。過去4試合、負ける度に自問自答してきたけど、その時が来た。長い間、走り続けることがデキて良かった」と、キャンバスに置き「皆、ありがとう。感謝している」と引退を告げた。


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BELLATOR o UFC ウスマン・ヌルマゴメドフ ピーター・クイリー ベンソン・ヘンダーソン

Bellator:292:メインイベント・ウスマン・ヌルマゴメドフ vs. ベンソン・ヘンダーソン

ライト級タイトルマッチ&トーナメント一回戦5分5R。ベンヘン3位。

ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)王者・16勝0敗・154.8ポンド(70.21kg)・24歳。

ベンソン・ヘンダーソン(米国)・元UFC世界ライト級王者・30勝11敗・154.6ポンド(70.12kg)・39歳。前回ピーター・クイリーに勝ってベンヘンがアピールしていたタイトル挑戦が実現することに。しかしクイリーはもともとノーランカー。パトリッキーにカットでTKO勝ちしたことでダイレクトリマッチでの王座決定戦が組まれたもので、先月はBellator0勝4敗の選手にも敗れているレベル。ベンヘンはその前にはイスラム・マゴメドフに勝っているが、この試合も判定が微妙だった。かつての後半になるほど動きを上げていく動物的な強さはなくなりつつある。本人も引退が近いことを認めている。このトーナメントが最後の花道となるか。

勝者は5月12日に行われるマンスール・ベルナウイ vs. ブレント・プリムスの勝者と準決勝でタイトル防衛戦として対戦する。

右ハイがヒットしベンヘンダウン!ウスマンバランスを崩してスリップダウンしていたが、すぐにバックに周りパウンド連打!なんとか動いて逃れようとするベンヘンだが両足フックしたウスマン。ちょっと落ち着いた展開に。首狙いは防いでいるベンヘン。またチョークを狙ったが、顎の上で放した。ケージ際まで移動するベンヘン。ウスマンバックから鉄槌。チョーク。顎の上から絞める。タップアウト!

リプレイで見ると、ダウンを奪った蹴りはミドルからハイに軌道を変えていた。ベンヘンも徐々にダメージから回復しつつあったが、ウスマンはしっかりポジションを取って攻め続けて逃げさせなかった。

敗れたベンヘンはグローブを置いて引退表明。

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ACA AJ・マッキー BELLATOR o RIZIN アレクサンデル・シャブリー ウスマン・ヌルマゴメドフ キック トフィック・ムサエフ

Bellator:292:セミファイナル・トフィック・ムサエフ vs. アレクサンデル・シャブリー

ライト級トーナメント一回戦5分5R。ムサエフ2位、シャブリー4位。

トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)・RIZINワールドWORLD GP 2019優勝者・20勝4敗・155ポンド(70.30kg)・33歳。昨年7月のBellatorデビュー戦で、いきなりタイトルに挑戦予定だったシドニーアウトローに秒殺KO勝ちしたムサエフ。しかしタイトル挑戦権はBellatorで実績のあるウスマン・ヌルマゴメドフが優先された。ムサエフはこれが2戦目。

アレクサンデル・シャブリー(ロシア)・22勝3敗・154.4ポンド(70.03kg)・29歳。ACA時代はストライカーだったが、Bellator参戦後はテイクダウンからの押さえ込みの試合が続いた。しかし前戦は元王者ブレント・プリムスに2RKO勝ち。本人の語るところによれば、Bellator参戦当初はアウェイでの試合に慣れていなかったが、前回から実力を出せるようになったとのこと。

この試合の勝者は日程未定のAJ・マッキー vs. パトリッキー・フレイレの勝者と対戦する。

シャブリーのカーフキックにパンチを合わせたムサエフ。見合いで両者距離を測り合い、会場はブーイング。ムサエフが出たところでシャブリーがパンチを合わせて交錯。両者警戒して手が出ない。ブーイング。ワンツーを出したムサエフだがガードの上。徐々にプレスしてきたシャブリー。ムサエフの右に右を返してヒット。出てきたムサエフだが、シャブリーの右インローでバランスを崩し膝を着くがすぐ立った。詰めていくムサエフ。ケージに追い込んだ。シャブリーサークリングで逃れる。ワンツーを出したがシャブリーがアッパーを返す。ゴング。

1Rは打撃のヒットでシャブリーかと思うが、僅差。

2R。また両者距離を取って見合い。ムサエフがパンチを出すが、間合いが遠くガードの上。飛び込んで打ち込むと今度はシャブリーがパンチを合わせる。両者フェイントを掛け合っている。シャブリー飛び込んで右がヒット。初めて自分から出た。ムサエフ詰めるがシャブリーまたワンツー。ムサエフタックルへ。が、受け止めたシャブリー。入れ替えてケージに押し込み膝。引き剥がし離れたムサエフ。ケージに詰めてパンチで飛び込んだムサエフだが、かわして離れるシャブリー。シャブリー飛び込んでワンツー。ムサエフの右は空振り。プレスしてきたムサエフだが、パンチを出したところに膝を合わせて離れるシャブリー。バックブローから組み付いたところでゴング。

2Rシャブリー。徐々にパンチがヒットするようになってきている。

3R。シャブリーの前蹴りがローブローに。タイムストップ。けっこう苦しんでいるムサエフ。レフェリー続行できないなら止めるぞと通告する。通訳が伝えるが、ムサエフ続行できず試合終了。

大喜びのシャブリーだが、裁定は?

シャブリーのKO勝ちの裁定に。シャブリーの前蹴りがみぞおちにヒットしたが、その後足がずれてファールカップを上から蹴っている。レフェリーはローブローではなく前蹴りのダメージという判断の模様。たしかにローブローは上からのヒットなのでそこまでダメージは無かったかもしれない。ムサエフも抗議することなく結果を受け入れている。

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BELLATOR Bellator292 MMA MMAPLANET o UFC   ウスマン・ヌルマゴメドフ エンリケ・バルゾラ ゴイチ・ヤマウチ ジュリアス・アンリカス ジョシュ・ヒル トフィク・ムサエフ パトリッキー・フレイレ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・ペイジ リントン・ヴァッセル ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator292】計量終了 ベンヘンの勝機は──、ウスマン・ヌルマゴメドフ相手に競り合いに持ち込めるか

【写真】ベンヘンがどれだけリカバリーできるのかも、重要になってくる(C)BELLATOR

10日(金・現地時間)、カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator292「Nurmagomaedov vs Henderson」の計量が9日(木・同)に行われている。

いよいよ戦いの幕が切って落とされるライト級ワールドGP、王者ウスマン・ヌルマゴメドフは元UFC世界ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンの挑戦を受ける。


キャリア16戦16勝0敗、8つのKO勝ちと5つの一本勝ちというウスマンは昨年11月にパトリッキー・フレイレを下し、サークルケイジ155ポンドの頂点に立った。

文句のつけようがない戦績を残しているなかで、ベンヘンと立ち会うことで不安要素を挙げるとすれば、競り合いという部分か。マネージメント、試合を上手く回すことに長けている24歳のチャンピオンだが、ベンヘンと比較すると心身共の削り合いの経験値は絶対的に少ない。とはいえ、さすがに初回から5Rまで動き続けるという試合をすることはベンヘンも厳しくなってはきている。髪の毛を振り乱すことですら、ジャッジの判定を優位すると指摘されていた全盛期とは違う。

それでも相手の攻撃を受け流す、あるいは受けても決定打を食らわない上手さは健在だ。以前よりも緩急をつけたファイトを心掛けることで、競り合いを続けることができている。

勝負所の躍動感という部分で陰りも見られるため、競り合い=競り勝つという構図は絶対ではなくなったベンヘンだが、この深みにウスマンがハマった時にどのような試合展開になるのか。黒星を知らないファイター特有の純粋無垢な突破力を見せるのか。それともベンヘンの術中にハマるのか。もとより、そのような展開にならない一方的なチャンピオンの試合になることもあり得るが果たして……。

■Bellator292計量結果

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
[王者] ウスマン・ヌルマゴメドフ: 154.8ポンド(70.21キロ)
[挑戦者]ベンソン・ヘンダーソン: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
トフィク・ムサエフ: 155ポンド(70.31キロ)
アレクサンデル・シャブリ: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー: 237.4ポンド(107.68キロ)
リントン・ヴァッセル: 239.4ポンド(108.59キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・ペイジ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ゴイチ・ヤマウチ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ: 145.2ポンド(65.86キロ)
エリック・ペレス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・ヒル: 136.6ポンド(61.96キロ)
キャス・ベル: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ミドル級/5分3R>
ハリド・ムルタザリエフ: 186ポンド(84.37キロ)
トニー・ジョンソン: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジュリアス・アンリカス: 205.8ポンド(93.34キロ)
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.8ポンド(93.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
レアード・アンダーソン: 146ポンド(66.22キロ)
ロジェリオ・ルナ: 144.8ポンド(65.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
テオ・ヘイグ: 184.2ポンド(83.55キロ)
アダム・ウォムズリー: 185ポンド(83.91キロ)

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【Bellator292】マイケル・ペイジと対戦、ゴイチ・ヤマウチ「99%じゃない。100%ドミネイトする」

【写真】気負っている風では全くなく、ゴイチは心底からMVPとの対戦に自信を持っているようだった (C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator292。

ライト級ワールドGP準々決勝を兼ねたライト級世界戦=王者ウスマン・ヌルマゴメドフ✖ベンソン・ヘンダーソン、さらにGP準々決勝のトフィック・ムサエフ✖アレクサンデル・シャブリーが組まれた同大会で、ゴイチ・ヤマウチがマイケル・ペイジと対戦する。

昨年8月にネイマン・グレイシーをKOし、ウェルター級転向後2試合連続のフィッシュ勝利でタイトル戦線に名乗りを挙げたゴイチは、暫定王座決定戦の惨敗から再起をかけるMVPとの戦いに絶対の自信を持ち、虎視眈々とヤーソラフ・アモソフへの挑戦権獲得を狙っている。


──金曜日の夜にMVPと戦いますが、今の調子はいかがですか。

「メンタルもフィジカルも、人生で一番最高の状態だよ。皆には、凄いパフォーマンスを期待してもらって構わないよ。もう、あとは戦うだけさ。完璧な準備ができた。何か特別なことをやるわけじゃない。いつも同じように練習をするなかで、ちょっとした新しいことを試し、新しい戦略を採り入れるようにしているんだ。同じ線上にいて、つねに成長している感じかな」

──Combat Timesは決して大所帯ではないです。米国の大きなジムで調整をする選手も少なくないなか、ゴイチが地元で練習し続ける利点はどこにあるのでしょうか。

「良いファイターになるのと、素晴らしいファイターになるのでは話が違うんだ。大きなジムでは良いファイターにはなれるけど、だからといって最高のファイターになれるということじゃない。ジムの規模、設備、スパーリングパートナーがそうしてくれるわけじゃないんだ。最高の選手になるには自分自身で学び、自分自身で自信を持てるようになること。自分で、自分を成長させるようにならないといけない。そう僕は信じている。

僕が自分のチームを創り、僕が自分のチームを成長させている。そうやって自分を強くする。それがあってこそ、強い基盤を自分のなかで養うことができるんだよ。僕は最後まで僕のチーム、このジムメイトと練習していく。大きなジムで練習するから、自分が強くなれるとは思っていない」

──では、2月25日に行われたヤーソラフ・アモソフ×ローガン・ストーリー戦の感想を話してくれないでしょうか。

「実は視ていないんだよ。でも完勝したチャンピオンと戦える日を待ち望んでいるよ」

──えっ、試合を見ていないのですか……。実はゴイチがMVPと戦ううえで、ストーリーはMVPを徹底的にテイクダウン・ゲームで削ることができたのに、アモソフを相手には自分を貫くことができなかった。これこそゴイチ×MVP戦を占ううえで重要なポイントになるのではと思った次第です。

「ローガンは折れたんだよ。心が折れた。テイクダウンを狙って2度、3度と失敗した。結果、自分のレスリングをMMAのなかで100パーセント生かせることができなくなってしまったんだ。

MVPと戦った時は、簡単に倒せるから自分のレスリングをずっと続けることができた。MVPのグラップリングは大したことないから。どれだけ打撃が優れていても、グラップリングになれば僕だって完全にドミネイトできる。99パーセントじゃない、100パーセント支配できる。僕が組みで圧力を掛ければ、彼は反撃の余地は全くない。そして、サブミットする」

──タイトル挑戦権を手にするは、ただ勝利だけでなく一本が必要だと考えていますか。

「最高のパフォーマンスを見せること。練習の成果を見せるよ。やってきたことを出せれば、MVPに絶対に勝てる。だからこそ、最高のゴイチ・ヤマウチを皆に見てもらう。僕が何者かを証明するよ。そういうファイトになる」

──ゴイチ、ありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本の皆には、僕の日本への想い、感謝の気持ちが伝わる試合がしたい。そして、必ず今年中に日本に戻って試合をするから。アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
3月11日(土)
午前8時30分~ U-NEXT

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