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UFC:ライトヘビー級王者ジャマール・ヒルがアキレス腱断裂。ベルトを返上し、王座は空位に。

mmajunkie.usatoday.com

UFCライトヘビー級王者のジャマール・ヒルがアキレス腱断裂により手術が必要となり、長期欠場となるため、タイトルを返上することを発表。王座は空位となる。

ライトヘビー級は昨年12月にイリー・プロハースカグローバーテイシェイラと王座防衛戦を行う予定だったが、プロハースカが負傷欠場し、タイトルを返上。ブラホビッチとアンカラエフの間で王座決定戦が行われたものの、ドローで新王者は誕生せず。即日で翌月の王座決定戦・グローバーテイシェイラ vs. ジャマール・ヒルが発表され、判定勝ちしたヒルが王座を獲得していた。

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MMA o UFC YouTube   イリー・プロハースカ ジャマール・ヒル

無念! ジャマール・ヒルがアキレス腱断裂でUFCライトヘビー級王座を返上




 UFCライトヘビー級チャンピオンのジャマール・ヒルがYouTubeで以下のコメント。

「俺がイリー・プロハースカを相手にベルトの防衛戦をすることを、もう何ヶ月も待っていることはみんなも知っている。残念ながら少し待って欲しい。アキレス腱を断裂してしまった。こういうことは付きものだ。手術とリハビリと時間が必要で、しばらく休まないといけない。それに、俺にはチャンスを与えられた。イリー・プロハースカはチャンピオンだった。彼は負傷したが、この階級を前進させるためにベルトを返上し、他の選手が王座を保持することを許した。俺も同じことをする」

「今、一番大事なことは、自分の回復に集中すること、100パーセントの状態に戻すことに集中することだ。時間をかけて自分の健康に集中し、100%の状態にして、誰もが知るようなファイターになる必要がある。そのためには、準備とリハビリに集中する必要がある」

「回復への道のりで、できるようになったらすぐにタイトルマッチをすると約束されている。それに付随する他のこともだ。これは物語の一部に過ぎない」


Jamahal Hill(Sherdog)

 ジャマール・ヒルは現在32歳。1月の『UFC 283: Teixeira vs. Hill』でグローヴァー・テイシェイラとライトヘビー級王座決定戦を行い判定勝ちし新チャンピオンになっていました。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator297 MMA MMAPLANET o RIZIN UFC   イスラエル・アデサニャ イリー・プロハースカ キック コーリー・アンダーソン セルジオ・ペティス フィル・デイヴィス ベラトール ホルヘ・マスヴィダル メルヴィン・マヌーフ ヨエル・ロメロ ライアン・ベイダー リョート・マチダ ワジム・ネムコフ

【Bellator297】充実=ワジム・ネムコフ✖不可解な言動多発=ヨエル・ロメロ。世界LH級選手権試合展望

【写真】ロメロは試合内容は不安。試合後、どのようなぶっ飛んだことを話すのか──は楽しみ (C)BELLATOR

16日(金・現地時間)、シカゴのウィントラスト・アリーナにてベラトール 297「Nemkov vs Romero」が行われる。
Text by Isamu Horiuchi

バンタム級正規王者のセルジオ・ペティスに、現フェザー級王者にして元ライト級王者でもあるパトリシオ・ピットブルが挑戦し3 階級制覇に挑む試合をコメインとするこの大会のメインイベントは、長期政権を築く王者ワジム・ネムコフに46歳のヨエル・ロメロが挑戦するライトヘビー級タイトルマッチだ。

チーム・ヒョードルのメンバーとして日本のファンにも知られているネムコフは、2013年に祖国ロシアでMMAデビュー。2015年からRIZINに参戦し、同年大晦日のイリー・プロハースカとの大激闘(※1R10分終了時にネムコフが試合続行不可能となりTKO負け)等の記憶に残る戦いを見せた。

その後2017年にベラトールに移籍し、2020年8月にライアン・ベイダーを右ハイからのパウンドでTKOに下しライトヘビー級王座に輝くと、2021年~2022年には王者として参戦したライトヘビー級GPも制覇。防衛回数を3に伸ばすとともに、ベラトールでの戦績を9戦無敗(1NC)としている。


前述のベイターのほかに、フィル・デイヴィスやコーリー・アンダーソンといった元UFCのライトヘビー級上位ランカーをことごとく倒してサークルケージの頂点に君臨するネムコフ。UFCの同階級に突出した王者が存在していないこともあり、現在ライトヘビー級世界最強の座にもっとも近い場所にいるとされる選手の1人だ。

ちなみにプロMMAと並行してコンバット・サンボの大会でも活躍し、2014年に成田で行われた世界大会の100キロ以下級優勝を皮切りに、2019年の韓国・清州での世界大会まで合計4度世界王者に輝いている。

対するロメロも、フリースタイルレスリング85キロ以下級キューバ代表として1999年世界大会優勝、2000年のシドニー五輪で銀メダルを獲得したスーパーアスリートだ。2009年にMMAデビューし、Strikeforce参戦を経て2013年に36歳でUFCデビューを果たした。ミドル級で大活躍を見せたものの、2度にわたる計量失敗もありタイトルとは縁がなく、2020年7月に王者イスラエル・アデサニャに挑戦して敗れた後にUFCをリリースされてベラトールに移籍。

以降ライトヘビー級で戦い、初戦こそフィル・デイヴィスに敗れたものの、その後2連勝を飾り今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

両者の現在の立場と年齢差を考えたらミスマッチとも取れるこのカードが、軽量級スーパーファイトを差し置いてメインとして組まれた大きな理由は、UFCで派手な活躍を見せてきたロメロの知名度にある。

その年齢からは通常あり得ないようなしなやかで若々しい身体を保ち続け、テイクダウンに加えて凄まじい爆発力の打撃をもってリョート・マチダ、クリス・ワイドマン、ルーク・ロックホールドといった歴代王者たちから圧巻のKO勝利を奪ってきた。

さらに当時ATTで一緒に練習していたホルヘ・マスヴィダルが、既に30代後半だったロメロは器具を使わず、もっぱら腕立て、懸垂、ジャンピングスクワットといった自重トレーニングを繰り返してその身体を保っていたと証言。常識では計れないロメロの肉体の神話をさらに強めることになった。

そんな驚異のロメロだが、極度に慎重な戦いぶりを見せることもしばしばだ。上述のアデサニャ戦では5R通してほぼ動かずに待ちに徹し、やはり警戒しながら戦った王者のローを被弾し判定負け。試合後のインタビューでは一転して──試合中には決して見せなかった──凄まじいテンションを発揮し「こんな試合は誰も望んでいない! ファンは一生懸命働いて俺たちの試合にお金を払ってくれているんだぞ!」と、自身の戦い方を棚に上げて激昂。

そんな理解困難な言動もまた、ロメロの謎めいた魅力を増している。階級をライトヘビーに上げたベラトールでの試合でも、以前ほどの軽やかさは見られないものの、予測困難な戦いと言動は相変わらずだ。

移籍後初戦のデイヴィス戦は、またも積極性を欠く戦いの末に2、3Rにローを効かされてテイクダウンを許し完敗。が、試合終了後に大声で「3Rで終わりなのかよ! (=5Rだと思っていたのに) Fxxk!」と叫ぶ意外すぎるリアクションを見せ、さらに2&3Rは誰が見てもデイヴィス優勢だったにもかかわらず、ジャッジの一人がロメロ勝利とする謎スコアまで発生したのだった。

期待を裏切る試合ぶりに限界説が囁かれたロメロだが、45歳で迎えた次のアレックス・ポリジィ戦では、天賦の反射神経を用いたカウンターと爆発的な飛び込み打撃で何度もダウンを奪う驚愕のワンマンショーで大勝した。

続く3戦目のメルヴィン・マヌーフ戦ではまた慎重な戦いを見せたが、3Rにケージに追い詰めてテイクダウンで上を奪取すると、凄まじい威力のパウンドとヒジで仕留めた。圧倒的な瞬発力、そして──通常加齢とともに真っ先に衰えるはずの──反応速度をいまだに保持しているロメロ。これほど”freak of nature”(自然の気まぐれから生まれた異常種)という形容が相応しい人間もいない。

しかし王者ネムコフは、そんなロメロに「彼は人気やUFCでの実績が評価されてタイトル挑戦権を掴んだと思う。実力的にはデイヴィス、アンダーソン、ベイダーに次いでランキング4位ではないか」と厳しい評価を下す。さらに「年齢的に彼にはレスリングの攻防は重荷となるのではないか。だからロメロは自分と打撃で戦おうとすると思う。自分もそこで勝負してフィニッシュしたい」と自信を覗かせている。

並いる強豪たちを相手に、常に打撃で主導権を握り長期政権を築いてきた王者。長く鋭いジャブを起点に積極的に仕掛けつつ出入りに長けており、ロメロのカウンターが届く危険な距離に留まることはないだろう。遠い距離からの右のカーフキックも得意としており、かつてアデサニャやデイヴィスにローで削られたロメロにとっては、厳しい戦いになることが予想される。

ネムコフはデイヴィスやアンダーソンとの初戦ではテイクダウンを許し、防戦一方に追い込まれた過去がある。もしロメロが王者の予想を裏切ってテイクダウンに成功すれば、勝ち筋は大きく開けてくるだろう。

が、ネムコフは両者との再戦ではいずれも見事な修正を行ない、テイクダウン封じに成功して快勝した。2戦目で敗れたアンダーソンは「ネムコフは前回よりジャブの踏み込みを少し浅くし、そのぶん肩を伸ばしてこちらがテイクダウンしにくいようにしてきた」と王者のアジャストメントを称えている。

レスラー上がりの元UFCトップランカーをことごとく打ち破ってきた機動力に優れた王者──現在30歳で身体的にも絶頂期を迎えつつある──を、加齢と共に階級を上げたロメロが倒して押さえ込むのは容易ではあるまい。

が、かくも不利な状況であっても、人智を超えた能力の爆発を期待させるのがロメロだ。かつて日本で名前を挙げ──当時死闘を繰り広げたイリー・プロハースカとともに──今やライトヘビー級世界最強の一角を占める王者ネムコフと、世界で最も驚くべき身体の持ち主ロメロの激突。何か途轍もないことが起こるのか、それとも起こらないのかも含めて楽しみにしたい。

■視聴方法(予定)
6月17日(土)
午前6時30分~ U-NEXT

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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN218 イリー・プロハースカ 中村倫也 風間敏臣

【UFN218】「日本の良さを知らしめたい」。中村倫也が33秒で風間敏臣をKO。Road to UFCバンタム級優勝!

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
Def.1R0分33秒by KO
風間敏臣(日本)

スっと距離をつめた風間に対し、左を2発入れた中村が左ハイを蹴っていく。さらに蹴りを続け、左フックにケージ前を左に回って間合いを取り直した中村が、追いかけてきた風間から右フックでダウンを奪う。すぐに立ち上がった風間との足を止めての殴り合いを優位に進めた中村は、左リードフックに左を合わせる。一発で大の字に倒れた風間に、非情の追い打ちの左を落とした中村が圧勝でUFC入りを決めた。

「最初に家族、コーナー、コーチにありがとうと言いたいです。トーナメントを通じてLDHマーシャルアーツ、イリディアムスポーツエージャンシー、関わってくれた皆に感謝しています。自分に入り込んでいたので、フィニッシュは覚えていないです。(映像を見て)クレイジー。このケージで戦うことを15年間夢見てきました。凄く大切なことです。日本がどれだけ素晴らしいか。僕のチームがどれだけ素晴らしいのか。どれだけ僕が優れているのか、イリー・プロハースカや日本の他の選手とともに知らしめたいです」と中村は話した。


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MMA o PRIDE UFC イリー・プロハースカ カイ・カラフランス ガブリエル・ボンフィム グレゴリー・ホドリゲス ジョニー・ウォーカー ダニエル・マルコス ニール・マグニー ボクシング マウリシオ・ショーグン

UFC283:オッズ/予想と展望

グローバーテイシェイラ 2.15
ジャマール・ヒル 1.74
デイブソン・フィゲイレード 2.05
ブランドン・モレノ 1.80
ギルバート・バーンズ 1.22
ニール・マグニー 4.70
ローレン・マーフィー 4.70
ジェシカ・アンドラージ 1.22
ポール・クレイグ 2.60
ジョニー・ウォーカー 1.53
マウリシオ・ショーグン・フア 2.75
イーホル・ポティエリア 1.49
グレゴリー・ホドリゲス 1.33
ブルンノ・フェヘイラ 3.50
ティアゴ・モイゼス 1.26
メルキザエル・コスタ 4.10
シャミル・アブドゥラヒモフ 7.50
ジャイルトン・アウメイダ 1.11
ガブリエル・ボンフィム 1.56
ムニール・ラズィーズ 2.55
ルアン・ラセルダ 4.10
コーディ・ステーマン 1.26
イスマエル・ボンフィム 2.05
テランス・マッキニー 1.80
ワーレイ・アウヴェス 1.80
ニコラス・ダルビー 2.05
ジョジアニ・ヌネス 1.20
ザラ・フェイリン 5.00
サイモン・オリヴェイラ 1.67
ダニエル・マルコス 2.30

2年10ヶ月ぶりのUFCブラジル大会。前回は2020年3月、コロナ前最後に行われたイベントで、直前に急遽無観客開催に切り替えて行われた。有観客でのイベントは2019年の11月以来。全試合にブラジル人ファイターが出場する。

メインは2ヶ月連続となるライトヘビー級王座決定戦。もともと12月にイリー・プロハースカとダイレクトリマッチで対戦予定だったグローバーテイシェイラが、プロハースカの負傷欠場によりアンカラエフとの王座決定戦を打診されたが、準備期間がないことで拒否。アンカラエフとブラホヴィッチが対戦することになったものの、試合は凡戦の上にドロー決着。その大会後、即座に発表されたのが、今回のテイシェイラ vs. ヒルの王座決定戦だった。

元王者でランキング2位(1位はプロハースカ)のテイシェイラに出場者決定戦の資格があるのは当然として、ランキング7位のヒルが出てくるのは唐突に思える。UFC戦績は6勝1敗1NCで、現在3試合連続でのKO勝ち。大学まではバスケットボールプレイヤーで、大卒後にMMAを始めた。そのため、プロデビューは26歳と遅く、キャリアはまだ5年。打撃は強い一方、グラウンドにはまだ穴があり、唯一の敗戦もUFC随一の下攻めグラップラー・ポール・クレイグの三角に捕まってのもの。

ボクシング・柔術がバックボーンのテイシェイラは43歳。6月のプロハースカ戦は何度も攻守が入れ替わるシーソーゲームの後、最終ラウンドにマウントを奪ったが、残り70秒で返され、それでも残り1分耐えれば王座防衛できていたところでチョークに捕まっての一本負けで、王座から陥落した。

オッズは若干ヒルがフェイバリット。テイシェイラのホームのブラジルでの試合ということを考慮しても、勢いで上回りそう。しかしヒルはまたグラウンドの穴が埋まっているかどうかわからないという不安要素がある。

ヒルKO勝ちと予想。

セミではUFCで最多の4回目の対戦となるフィゲイレード vs. モレノ。しかも全てがタイトルマッチで、ここまで1勝1敗1分けの五分。2020年から年1で4年連続の対戦で、フライ級タイトル戦は4年間でこの2人でしか回していない。モレノは間にカイ・カラフランスとの暫定王座決定戦を挟んでいるが、フィゲイレードは4試合連続でのモレノ戦となる。さすがにもういいよという気持ちも強いが、今回は正王者フィゲイレードと暫定王者モレノの王座統一戦なので、他の選手に替えることもできない。

手の内を知り尽くした両者だが、前回はメディアのジャッジが真っ二つに割れる接戦の末、フィゲイレードが判定勝ち。今回もまた際どい試合になるだろうが、年齢的に上積みがありそうなのはモレノ。初めてフィゲイレードの地元ブラジルでの開催というのが、どこまでフィゲイレードを後押しするか。

モレノの判定勝ちと予想。

プレリムメインでは元ライトヘビー級王者・PRIDE GP王者のレジェンド・マウリシオ・ショーグンが現役最後の試合を行う。41歳で、MMAデビューからは21年と、人生の半分以上で戦い続けてきた。相手は昨年7月にUFCデビュー戦でKO負けしたポティエリアだが、今のショーグンでは、0勝1敗の相手にアンダードッグとなってしまうのも致し方ないか。メインに登場するテイシェイラよりは年下なのだが。

プレリムの注目選手はUFC3連続1Rフィニッシュ勝ちのジャイルトン・アウメイダ。本来はライトヘビー級ながら、UFC2戦目はヘビー級、前回は99.8kg契約での試合でいずれもヘビー級ファイター相手にKO勝ち。今回の相手は昨年対戦が流れたランカーのシャミール・アブドゥラヒモフ。通常体重100kg程度だが、ヘビー級でどこまで戦えるか。

第1試合開始は22日朝8時からだが、プレリム6試合が2時間枠に押し込まれているので、時間が早まる可能性もある。速報します。

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o RIZIN UFC UFC275 イリー・プロハースカ グローバー・テイシェイラ ニュース ボクシング

あけましておめでとうございます 読者の皆様へご挨拶

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明けましておめでとうございます。打投極速報の管理人です。

読者の皆様のコメントやTwitterでのリアクションが励みになります。いつも本当にありがとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年も名勝負が沢山生まれました。

個人的に特に印象に残った試合は『那須川天心vs武尊』と『イリー・プロハースカvsグローバー・テイシェイラ』の2試合です。


カウンターで左フックをぶち込んで、武尊からダウンを奪った天心はやっぱり天才で恐ろしく強かったなぁと。ボクシングの試合も楽しみです。

ダウンを奪われても根性で立ち上がって、最後まで決して諦めなかった武尊も輝いてました。


RIZIN出身のイリーが、粘りに粘って一本勝ちしてUFC王者になったのは本当に嬉しかったですね。早く肩の怪我を直して、返上したライトヘビーのベルトを再度巻く姿が見たいです。

沢山記事をまとめさせて頂きましたが、昨年は格闘技界隈も暗いニュースが割と多かったなぁって印象です。特にRIZINの地上波撤退は本当にショックでした…今年は明るい話題が多いといいですね。

今年も強者たちがどんな名勝負を繰り広げてくれるのか、もうすでに楽しみで仕方がありません。

2022年も大変お世話になりました。 

2023年が格闘技を愛してやまない皆様にとって素敵な年でありますように。

毎日を『闘う』皆様の武運長久をお祈りしております。



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MMA o ONE UFC   イリー・プロハースカ ヤン・ブラホヴィッチ

デイナ・ホワイト「イリー・プロハースカの復帰には時間が掛かる」「ブラホヴィッチ vs. アンカラエフの勝者にテイシェイラが挑戦する」

Dana White Designs To Destress and Relax, Calm Your Mind and Manage Stress


12.10『UFC 282』イリー・プロハースカが肩の負傷によりライトヘビー級王座を返上、メインイベントはヤン・ブラホヴィッチ vs. マゴメド・アンカラエフの新王座決定戦に変更(2022年11月24日)

グローヴァー・テイシェイラがプロハースカ負傷によりライトヘビー級タイトルマッチ消滅、ブラホヴィッチ vs. アンカラエフの新王座決定戦になった経緯についてUFCに恨み節(2022年11月27日)

 こちらの続報。


 デイナ・ホワイトが肩の負傷によりライトヘビー級王座を返上したイリー・プロハースカと今後のライトヘビー級戦線について以下のコメント。

「イリー・プロハースカは『5か月以内に復帰できると思う』と言ったが、一緒にいたドクターが現実を見た方が良いと言った。私は彼に5~6ヶ月に復帰して再び肩を負傷するかもしれないというプレッシャーを与えたくはないと言った。時間を掛けよう。正しいことをしよう。適切な手術を受けるべきだ。そして彼はタイトル戦線を停滞させるつもりはないので返上することを決めた」

「ドクターは、UFCの歴史の中でも最悪の肩の怪我だと言った。かなり厄介だ。彼は男の中の男だから戦いたがっていたが無理だ」

「何が起きたかというと、肩が飛び出したので、ジムにいた連中がそれを戻そうとした。そしたらかえって酷いことになって肩が破壊された。私はみんなに言いたい、全てのファイターに言いたい。自分に何かが起きたら、車に飛び乗って病院に行ってくれ。金は全額支払う。ジムの連中は肩を治せると思ってる。病院に行ってくれ。自分たちで治そうとするのはクレイジーだ」

「彼はまだチャンピオンとして見られるだろう。ベルトを負けて失ったわけじゃない。返上した。ヤン・ブラホヴィッチとマゴメド・アンカラエフで王座決定戦を行うが、彼が肩の手術をして復帰するまでにタイトルマッチは2度行われそうだ」

「この次に挑戦するのは100%グローヴァー・テイシェイラだ。グローヴァーには(マゴメド・アンカラエフ戦を)オファーしたが彼は受けなかった。イリーが戻ってくるまで時間が掛かるだろうから次はグローヴァーだ」
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MMA o UFC イリー・プロハースカ クリス・カーティス ジャレッド・ゴードン ダニエル・ラセルダ ダレン・ティル ヤン・ブラホヴィッチ

UFC282:オッズ/予想と展望

ヤン・ブラホヴィッチ 3.35
マゴメド・アンカラエフ 1.36
パディ・ピンブレット 1.41
ジャレッド・ゴードン 3.05
サンチアゴ・ポンジニッビオ 1.56
アレックス・モロノ 2.55
ダレン・ティル 2.55
ドリカス・デュ・プレシ 1.56
ブライス・ミッチェル 2.15
イリア・トプリア 1.74
ラウル・ロザスJr. 1.43
ジェイ・ペリン 2.95
ジャルジーニョ・ホーゼンストライク 1.59
クリス・ドーカス 2.45
エドメン・シャバージアン 1.34
ダルチャ・ランギアムブーラ 3.45
クリス・カーティス 2.40
ホアキン・バックリー 1.61
ビリー・クアランティー1.61
アレクサンダー・ヘルナンデス 2.40
T.J.ブラウン 1.91
エリク・シウバ 1.91
ヴィニシウス・サルヴァドール 1.41
ダニエル・ラセルダ 3.05
キャメロン・サーイマン 1.27
ティーブン・コスロウ 4.00

今年最後のPPVイベント。

当初は6月に行われ、ファイト・オブ・ザ・イヤー候補とも言われたイリー・プロハースカ vs. グローバーテイシェイラのダイレクトリマッチが予定されていたが、プロハースカが肩を負傷し、長期の欠場が必要となったためタイトルを返上。UFCはマゴメド・アンカラエフとテイシェイラの間で王座決定戦を組む意向だったが、テイシェイラは来月のブラジル大会での試合を要望。しかしそうすると今回のメインのタイトルマッチがなくなってしまうので、UFCはブラホヴィッチとランキング4位で9連勝中のアンカラエフで王座決定戦を組んだ。

両者の対戦は、もともとノンタイトル戦としてメインカードで組まれていたので、急な試合決定や対戦相手変更で準備ができていない状態ということがない試合(3Rから5Rに変更にはなったが)。

元王者ながらアンダードッグのブラホヴィッチ。タイトルを獲得した試合から、5試合で4度のアンダードッグ(唯一フェイバリットだったのは、王座を奪われたテイシェイラ戦)。タイトルから陥落した後は、UFC6勝1敗のアレキサンダル・ラキッチと対戦。互角の展開だったが、ラキッチが膝を負傷してのアクシデント的な勝利だった。柔術黒帯で、アマチュアムエタイの世界王者でもあるオールラウンダーだが、同じ黒帯のテイシェイラには、テイクダウンを奪われた後、マウントを取られてパウンド→背中を向けてのチョークでのMMAベーシックワンで敗れている。

アンカラエフはUFCデビュー戦でポール・クレイグと対戦し、終始圧倒していたが残り1秒で三角絞めに捕まって一本負け。現在のところ、これが唯一の敗戦となっている。コンバットサンボがバックボーンで、一本勝ちはないが、テイクダウンしてからのパウンドも大きな武器となっており、前戦ではアンソニー・スミスをパウンドアウトしている。

スタンド・グラウンドともにアンカラエフ有利に見える。打撃で打ち負けた時に、グラウンドに持ち込みたくても、ブラホヴィッチのテイクダウン能力ではテイクダウンも難しそう。

アンカラエフKO勝ち。

メイン消滅でセミに昇格したのはライト級ノーランカーのパディ・ピンブレット。同郷のランカー・ダレン・ティルを差し置いてのセミネクストマクレガーを自称する、未来のスター候補ではあるが、ここまで3戦は全試合1Rフィニッシュ(全試合パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している)とはいえ、相手も同じ前座クラスで、それでさえ攻め込まれる場面があった。今回の相手は7勝4敗(ライト級2勝1敗)のジャレッド・ゴードン。ようやく前座戦線を抜け出し中堅クラスとの対戦となる(試合順セミだが)。

同じく抜擢されているのは、第7試合でUFCデビューするバンタム級のラウル・ロザスJr.。9月のコンテンダーシリーズで勝利し、最年少の17歳でUFCと契約。10月に誕生日を迎え、18歳でのデビュー戦でいきなりナンバーシリーズのプレリム・セミでの出場となる。ペリンは2019年にコンテンダーシリーズに出場したが判定負けで契約ならず。ローカルでキャリアを積みながらチャンスを待ち、今年2月に負傷欠場選手の代役としてUFCと契約したが、ここまで0勝2敗。試合順とは裏腹に、UFCはロザスJr.をじっくり育てる方針の模様。

第1試合開始は11日朝8時から。速報します。

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o RIZIN UFC イリー・プロハースカ ウスマン・ヌルマゴメドフ グローバー・テイシェイラ

【UFC】イリー・プロハースカ 怪我のため王座返上!

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12月10日にネバダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC282グローバー・テイシェイラとライトヘビー級王座の防衛戦に臨む予定だったイリー・プロハースカが練習中に肩を負傷し、試合を欠場する事が発表されました。これによりプロハースカはライトヘビー級王座を返上。当初、プロハースカと対戦予定だったテイシェイラにマゴメド・アンカラエフとの対戦をオファーしたものの交渉が決裂。最終的にはヤン・ブラホビッチとアンカラエフによる王座決定戦が行われる事なりました。

プロハースカのタイトルマッチ消滅は悲しい限りですが、それ以上に心配なのは怪我の状態。現地報道によると、復帰までに半年から1年がかかる重症だそうです。想像以上の重症。今はただ早期に復帰できる事を願うばかり。RIZIN経由のUFC王者にかかる日本人ファンの期待は大きい。。。

そして新たに組まれた王座決定戦に臨むアンカラエフの存在感。ハビブ・ヌルマゴメドフに代表されるダゲスタン共和国勢の勢いは留まるところを知りません。ハビブの従兄弟ウスマン・ヌルマゴメドフがべラトールのライト級王座を奪取したばかり。余勢をかってアンカラエフも王座戴冠なるか。

スタンドの打撃でもグランドで抑え込んで勝ち残れる試合運びは特筆モノ。ダゲスタン旋風が再びUFCでも吹き荒れるのか興味津々。プロハ―スカの試合が流れたのは残念ですが、せっかくなのでポジティブに捉えてみました。
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Column MMA o ONE UFC   イリー・プロハースカ ジャレッド・ゴードン ヤン・ブラホヴィッチ

イリー・プロハースカが12.10『UFC 282』欠場、ライトヘビー級王座返上について声明を発表「少なくとも6ヶ月は試合ができないことを知り返上を決めました」

12.10『UFC 282』イリー・プロハースカが肩の負傷によりライトヘビー級王座を返上、メインイベントはヤン・ブラホヴィッチ vs. マゴメド・アンカラエフの新王座決定戦に変更(2022年11月24日)

 こちらの続報。



 12月10日の『UFC 282』でグローヴァー・テイシェイラを相手にライトヘビー級王座防衛戦を予定していたものの、肩の負傷により欠場、タイトルも返上したイリー・プロハースカがインスタグラムで以下の声明を発表。

「UFC 282でベルトの防衛戦をしないことを発表するのは非常に残念です。UFCライトヘビー級王座防衛戦の準備のために、ラスベガスでトレーニングをしていた時に負傷してしまいました。肩を負傷し、手術が必要なため、少なくとも6ヶ月は試合ができないことを知り、UFCのマネージメントと相談した結果、この時間的な制約からライトヘビー級王座を返上することにしました。医師から戦う許可が出たら、すぐにUFCのベルトを獲りに行きます。誰がベルトを持っていようと、必ず獲りに行きます。最高のパフォーマンスをして、自分をベストに高めることは、私にとって常に最も重要なことです。誰がそこにいようと最高のショーをします。6ヶ月後に戻ってきて、誰が持っていようとタイトルを取り戻します。チケットを購入し、私をサポートするためにラスベガスに来る計画を立てていたファン、友人、家族に申し訳なく思っています。また、グローヴァーにも謝りたいです。ヴィクトリー!」


 なお、セミファイナルに予定されていたヤン・ブラホヴィッチ vs. マゴメド・アンカラエフがメインイベントに昇格したことを受けて、パディ・ピンブレット vs. ジャレッド・ゴードンがセミファイナルに変更されます。続きを読む・・・