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【RIZIN TRIGGER01】柏木信吾に訊く─02─「RIZINでケージのチャンピオンが誕生することだってありえます」

【写真】後編のスナップショットは真面目バージョン。必ずRIZINの文字が背景に入る場所をセレクトする柏木氏(C)MMAPLANET

本日28日(日)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01。同大会を前にしてJ-MMAの実状、世界の中の日本のMMAという論点で柏木信吾氏に行ったインタビュー後編。

RIZINルールのケージ大会に期待すること。そしてRIZINとBellatorの今後に対して柏木氏が熱弁をふるった。

<柏木信吾インタビューPart.01はコチラから>


──TRIGGERはケージでRIZINルール。ケージで北米ユニファイドとも、リングでRIZINルールとも違う戦いが見られそうです。

「ケージでグラウンドの4点ヒザ、サッカーボールキックがあれば膠着はかなり減少するかと思います。選手にとっては気が抜けなくて、精神的に厳しい戦いになるでしょうね」

──レフェリーも気が抜けないです。

「う~ん、でもそこはアジャストしていただかないと」

──サッカーボールキックが入ると終了の合図的なこともありますが、ケージを背負って座った状態の選手にヒザ蹴りとか、本当に怖いです。ただし、見た目のインパクトでストップしてしまうことも起こる可能性があります。

「ヒザですよね。テイクダウンから起き上り際、スクランブルでのヒザ蹴りはユニファイドではない攻撃で。ユニファイドだと一息つけるところが、致命傷になる」

──いやぁ、止まることができないですね。厳しいっ!!

「そうなんです。動くしかない。なら立ち上がってクリンチに、すぐに持ち込まないと」

──それはそれで疲れますね……。ところでユニファイド思考の選手が、ケージで外国人選手との試合も組まれていくのであれば、「リングだから」とRIZINを避けていた選手が出場するケースも増えそうですね。

「そうかもしれないですね……」

──と同時に、ケージしか出たくないんだと言うかもしれないです。

「そういう選手はお断りです(笑)。というのは冗談で、TRIGGERだけ、そして踏み台にしたいという選手が出るのも良いと思います。TRIGGERで無双して、それでも『リングは出ない』というのなら格好良いですし、運営側としては意地でも出場させたくなってビッグファイトが生まれるかもしれない。

それこそTRIGGERが盛り上がると、RIZINでケージのチャンピオンが誕生することだってありえます。RIZINリング王者、RIZINケージ王者が生まれるってなると、それはそれで面白くないですか。そこまでTRIGGER……RIZINで金網が盛り上がるなら、それこそさっき高島さんが言った別競技……RIZINのスピンオフ・ストーリーが確立する。それってメチャクチャ面白いですよ」

──もう制圧ですね。

「ハイ」

──J-MMA界を……。

「いや、何言っているんですか!! そんなことないですよ」

──アハハハハハ。

「いやいやいやいや、引っかけじゃないですか!!(笑)。そんなことは考えていないですよ。でもリングとケージの統一チャンピオンシップとか、面白くないですか!!」

──そりゃ面白いですよ。結果、制圧してしまうし(笑)。

「だから、制圧じゃないですって(笑)」

──自分はフリーで25年やってきたから、力がないモノは続けられない。それが当然だと思っているのは嘘じゃないです。

「でも、RIZINはそれを全然望んでいないですから。やはり協力体制がないと、業界全体が盛り上がらないですからね。どこかが転んだときに、『ざまぁ見ろ』なんて思っている業界は伸びないです」

──ホント、その通りです。自分たち雑誌も格闘技通信が休刊になった時、ゴン格の人間で喜んだ者など誰一人もいなかったです。先を走っていたライバル誌がなくなるって、ジャンルにとって大きなピンチだったので。だからTRIGGERで勝っても、もともと活躍していたプロモーションで試合も続ける。そういう風になるのが、理想ですね。

「そうなんですよ。負けて戻って再生だけでなく、勝った選手が凱旋。そこも上手く調整しながらやっていくつもりです。そこはしっかりと向き合って、足並みを揃えてやっていければ業界全体が良くなる。甘いですかね?」

──甘かろうが、辛かろうが……です(笑)。理想を追いかけないと。そういう部分ではどのプロモーションも選手の手売りがマネタイズになっており、勝ち負けに関係なく試合が組まれるという状況があります。そこはUFC、Bellator、PFL、ONE、BRAVE CF、UAEWなどとの違いですが、柏木さんはどのように考えられていますか。

「日本ではMMAが興行という形に収まっており、コンテンツとして広く認められチケット云々でなく、スポンサーフィーやインベスターからの投資を得ることができる状況にはないです。この状況では、PFLのように地味でも強ければ良いという風に世界中から選手を呼ぶことはできない。それができれば本当に理想的で。でも、日本はその状況ではない」

──そこを業界全体でどう打開していけるのか、期待しています。そして、ここからは柏木さんの渉外という面で、お話を聞かせていただきたいのですが。

「ハイ」

──RIZINバンタム級チャンピオンの堀口恭司選手がBellatorと契約した。ベラトールとエクスクルーシブですが、RIZINに関してはベラトールの合意があると試合ができる。これは画期的な、この業界になかった契約形態だと思います。そうなると他の日本人選手も同じようにベラトールと契約し、日本でも試合をすることができるようになるのでしょうか。

「日本人選手に関わらず、RIZINとエクスクルーシブ契約の外国人選手も堀口選手のような契約形態にできないかという問い合わせは来ています」

──そうなりますよね。

「日本が大好きで、RIZINも大好きだ。RIZINで2度戦い、ベラトールで2試合する。そういうことは可能か?と」

──それが実現すれば、本当に素晴らしいことです。

「堀口恭司選手を皮切りに新しい契約の仕組みができるかもしれないです。まあ、これはスコット・コーカーと榊原社長の話し合い、人と人、人間関係で決まったことなので本当に凄いことだと自分は思います」

──ただし、そういう希望を堀口選手以外の日本人選手が持っていてもベラトールで勝てるでしょうか。私は正直、甘くないという想いはあります。

「それは私もあります。簡単ではないです。正直、世界という言葉は言いやすいかもしれないですが、やはり知ることが先だと思います。行きたいというのも良いです。行けるなら、行くべきです。でも、現実を見る必要性はあります。かつ国内で誰もが納得する戦績を残した選手が行くのが一番ではないかと。UFCに行くのではなく、UFCで勝つことを考えてほしい。

そうなると現状では日本からシレっとUFCに行っても、伝わらない。イケイケの気持ちになっている選手には分かってもらえないかもしれないですが、自分のブランド力を上げて日本のファンを引き連れてUFCへ行って欲しいです。

日本のファン、1万人、2万人、10万人の目ん玉を連れて行ってくれよ、と。国中から応援されて行けば良いじゃん。周囲の100人とかでなくて。せっかくRIZINってモノがあるんだから、『RIZINは違う』とかって言うのも良いけど、使えるモノは使えば良いのに。逆に使ってよって僕は思います」

──もう19年以上過去の話ですが、桜井マッハ速人選手がUFCでマット・ヒューズの持つ世界ウェルター級王座に挑戦した時、WOWOWやサムライTVのスタッフが現地に赴き、専門メディアだけでなくスポーツ新聞、そして一般誌の記者もラスベガスを訪れていました。何より、マッハは世界に挑戦する力があった。

「まさにそういうことですね。今はそういう風になっていないです。世間が何か、格闘技が盛り上がっているね──というところまで、まだ浸透していない。世界一を目指すのは良いです。僕もそういう姿を見てみたい。その実績が、皆に貢献できるようになるにはRIZINを使えば良いと思います。変に意固地になるんじゃなくて……」

──そこまで意固地にならないと、その意志力がないとできない。それも有りだし、自分に納得したい選手もいるのも致し方ないかと(笑)。

「もちろん、バカだなって思わせるぐらいの直向きさのある選手、僕も好きです。あの意志の強さは大好きです」

──必殺、大好きだからRIZINで戦う姿が見たいってことですね(笑)。

「まぁ、あの道は修羅の道ですからね。そのおかげでLFAの中継があるって、ありがたいですよ。だから、僕も世界に行くためにRIZINを使ってほしいという想いは、ここで満足してほしくないという気持ちに通じています。それはTRIGGERも、そう。利用して上を目指して欲しいです。」

──なるほど。いやぁ、柏木さんはやっぱり究極ですよ。では堀口選手とは逆にベラトールの選手がRIZINにやって来ることは、またあるのでしょうか。

「あります。ホント、この世界で前例のない良好な関係なんです。それはスコット・コーカーの日本に対する思い入れもありますし、理解が凄くあるからこそ現実になっている。スコットももちろん自分たちの利益を考慮しなければならない立場ですが、その先を見ている。そういう野心があるから、この関係を築くことができている。選手とプロモーター、プロモーターとプロモーターがWIN WINにある。やはり人間関係はWIN WINでないと築けないです」

──仰る通りですね。

「だからRIZINからベラトールに選手を送り出すだけでなく、ベラトールの選手にもRIZINに来てもらいたいという話は当然しています」

──マゴメド・マゴメドフ、ジェイジェイ・ウィルソン……見たいですねぇ。

「僕はボリッチ、ボリッチって言っていますよ(笑)」

──クソ見てみたいですね。アダム・ボリッチ、ぜひTRIGGERで。

「いや、だからTRIGGERはそうじゃないですって(笑)。アジアの活きの良い選手とか招聘したいです。ベラトールだったら、単発契約で出ている選手なら有り──かもしれないです。でも、そうしたらアジアの選手の方が面白い。そうしたらMMAPLANETでもインタビューお願いします」

──勿論です。

「でもジェイジェイ・ウィルソンとか、ダニー・サバテーロとかMMAPLANETがインタビューしたら体重オーバーとか、コロナで陽性になって欠場って。ああいうジンクスを創るのは勘弁してほしいなぁ(笑)」

──いや、勘弁してくださいはこっちですよ。またネガティブ・キャンペーンだ(笑)。

「アハハハハ」

──リングだと自分は書くことができないですけど、J-MMA界のためにもRIZINにベラトールのトップ選手が来日してほしいです。

「そうするとベラトールの通常大会も日本のファンが楽しめますしね。でも、ホントTRIGGERきっかけで、今日はMMAPLANETにインタビューしてもらって嬉しかったです」

──今後も月刊・柏木信吾のこの一番など、お願いできれば自分も嬉しいです。

「ホントですか。ぜひ、お願いします(笑)」

■視聴方法(予定)
11月28日(日)
午後2分~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER01計量結果

<フェザー級/5分3R>
昇侍:65.80キロ
萩原京平:65.95キロ

<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功:68.00キロ
中田大貴:67.40キロ

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一:76.75キロ
川中孝浩:76.10キロ

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:76.90キロ
木下憂朔:76.95キロ

<バンタム級/5分3R>
獅庵:60.95キロ
魚井フルスイング:60.50キロ

<フライ級/5分3R>
竿本樹生:57.00キロ
松場貴志:56.60キロ

<フェザー級/5分3R>
鈴木千裕:66.00キロ
山本空良:65.60キロ

<73キロ契約/5分3R>
奥田啓介:72.45キロ
グラント・ボグダノフ:72.95キロ

<バンタム級/5分3R>
釜谷真:60.90キロ
ダイキ・ライトイヤー:60.90キロ

<キック53キロ/3分3R>
政所仁:52.75キロ
平松侑:53.00キロ

<キック61キロ/3分3R>
市村大斗:60.90キロ
テーパリット・ジョウジム:60.95キロ

<キック46キロ/3分3R>
百花:45.70キロ
未來:45.85キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:60.80キロ
藤原克也:59.80キロ

<キック55キロ/3分3R>
森井翼:54.90キロ
FUJIMON♡:54.60キロ

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【RIZIN TRIGGER01】計量終了 萩原京平「本気でぶっ倒しにいく」✖昇侍「そっくりそのまま返します」

【写真】RIZIN TRRIGERという場でも空気が読めないままイベントウィークを過ごした松場。竿本が如何に征伐するか。あるいは松場が、ここの未知の実力を見せつけるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日28日(日)に神戸市中央区のワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01の計量が、同じく神戸市中央区のANAクラウンプラザKobeで行われた。
Text by Shojiro Kameike

MMA、キックボクシング併せて全14試合、28名の出場選手が全員計量をパスした。イベントの後半戦に出場する選手が、明日の試合に向けてコメントは以下の通りだ。


萩原京平
「明日はメインにふさわしい、お客さんが盛り上がる試合をしようと思っているので。本気でぶっ倒しにいく試合をします。昇侍選手、覚悟しておいてください」

昇侍
「すごく気合いが入ったコメントを頂きました。その言葉、そっくりそのまま返します。速攻、ぶっ倒してやります」

中田大貴
「明日は自分の存在全てを懸けて堀江選手にぶつけていこうと思っているので、よろしくお願いします。押忍」

堀江圭功
「全力で毎日やってきました。悔いはないです。明日はそれを全てぶつけます」

川中孝浩
「明日は自分が持っているものを全てぶつけて、勝利したいと思います」

ストラッサー起一
「まだ僕のことを知らない方もいてると思うんですけど、UFCとBellatorで培ってきた強さを明日は全力でぶつけたいと思います。圧倒的な強さを見せつけるので、皆さん楽しみにしていてください」

木下憂朔
「見ている人は全員、(自分のことを)ただの勢いがある若いヤツと思っているけど、皆さんとは全然違うんで。明日はそこを見せるんで、楽しみにしてください」

住村竜市朗
「明日は勝敗関係なく、プロとしての試合をします」

魚井フルスイング
「今回の試合に向けて準備に力を貸してくれた全ての方々に感謝したいと思います。明日はファンの方々、会場かネットで全試合を楽しんでください」

獅庵
「明日は魚井くんと一緒に会場を一番盛り上げるので、楽しみにしてください。バチバチの殴り合いをしましょう」

松場貴志
「(竿本は)本当に良い選手だと思います。でもちょっとガサツだなって、今見て思いました。ヘソのゴマ、溜まりすぎています(会場苦笑)。ゴマが黒いです。もうゴマ塩です。お赤飯に乗っけるゴマ塩です。あぁ、そうだ! 竿本選手はお赤飯だったんだ。松場貴志、RIZIN初出場。お祝いのお赤飯、いただきます!」

竿本樹生
「1年ぶりに試合が決まって、明日は楽しみにしています。僕がいない間に、いろいろフライ級の選手が増えてきて盛り上がっています。その中でも僕が先頭に立って引っ張っていけるように、明日は覚醒しようと思っています」

■視聴方法(予定)
11月28日(日)
午後2分~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER01計量結果

<フェザー級/5分3R>
昇侍:65.80キロ
萩原京平:65.95キロ

<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功:68.00キロ
中田大貴:67.40キロ

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一:76.75キロ
川中孝浩:76.10キロ

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:76.90キロ
木下憂朔:76.95キロ

<バンタム級/5分3R>
獅庵:60.95キロ
魚井フルスイング:60.50キロ

<フライ級/5分3R>
竿本樹生:57.00キロ
松場貴志:56.60キロ

<フェザー級/5分3R>
鈴木千裕:66.00キロ
山本空良:65.60キロ

<73キロ契約/5分3R>
奥田啓介:72.45キロ
グラント・ボグダノフ:72.95キロ

<バンタム級/5分3R>
釜谷真:60.90キロ
ダイキ・ライトイヤー:60.90キロ

<キック53キロ/3分3R>
政所仁:52.75キロ
平松侑:53.00キロ

<キック61キロ/3分3R>
市村大斗:60.90キロ
テーパリット・ジョウジム:60.95キロ

<キック46キロ/3分3R>
百花:45.70キロ
未來:45.85キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:60.80キロ
藤原克也:59.80キロ

<キック55キロ/3分3R>
森井翼:54.90キロ
FUJIMON♡:54.60キロ

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BELLATOR DEEP MMA ONE RIZIN Shooto キック ストラッサー起一 ダイキ・ライトイヤー ボクシング 住村竜市朗 修斗 山本空良 川中孝浩 昇侍 木下憂朔 松場貴志 獅庵 萩原京平 魚井フルスイング

RIZIN TRIGGER 1st:鈴木千裕 vs. 山本空良、竿本樹生 vs.松場貴志など12カード追加。

RIZIN MMAルール -61.0kg契約 5分3R
加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM/3POUND)
藤原克也(SMOKER GYM)

加藤は昨年のRIZIN浜松大会で金太郎にチョークで一本負け。8月のRIZIN.22ではアーセン井上を1RKOした。その後修斗で1勝1敗。

藤原は地下格闘技などに出場経験あり。メインに登場する萩原京平と同じSMOKER GYM所属。

RIZIN MMAルール -73.0kg契約 5分3R
奥田啓介(フリー/DRAGON GATE
グラント・ボグダノフ(アメリカ/KUSSANO TEAM)

LANDMARKで鈴木博昭に秒殺KOされた奥田がKO負けから2ヶ月連続での参戦。ボグダノフは全日本ノーギ選手権エキスパートミドル級優勝などの実績があるグラップラーで、今年6月のDEEPでMMAデビュー戦勝利。

RIZIN MMAルール -61.0kg契約 5分3R
釜谷 真(SWAG GYM KYOTO)
ダイキ・ライトイヤー(修斗ジム神戸)

京都出身の釜谷は9月のGladiatorでバンタム級王座に挑戦したが1Rチョークで一本負けし、試合後に引退表明。しかし早くも復帰。

地元のライトイヤーは修斗大阪大会の常連選手。

RIZIN MMAルール -77.0kg契約 5分3R
住村竜市朗(TEAM ONE)
木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)

淡路島生まれ・DEEPウェルター級王者の住村は先月6月に金的テクニカル判定で勝利した米田とのダイレクトリマッチでスプリット判定勝ち。

木下は1年前にデビューしたばかりの21歳で、MMA4戦目でベテランの高木健太からパンチでダウンを奪い、ギロチンで一本勝ち。怖いもの知らずではあるが、住村とは実績の差が相当ある。

RIZIN MMAルール -77.0kg契約 5分3R
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)
川中孝浩(BRAVE)

大阪出身のストラッサーはRIZINと契約が切れ、「世界に挑戦したいという気持ちが芽生えた」とのことでBellatorと契約したが2連敗。Bellatorで試合が組まれなくなると、RIZINに対して「ちゃんとした格闘家の試合を組むべき(だから出せ)」とアピールしたが実らず、スダリオ剛にtwitterで対戦アピールしたがブロックされ、約2年のブランク。今年5月には40歳になった。

川中はDEEPやGRACHANなどで試合をしているBRAVE GYMの選手。DEEPでもGRACHANでもタイトル挑戦までには至らず。

RIZIN MMAルール -66.0kg契約 5分3R
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
山本空良(パワーオブドリームジム)

9月のRIZINで約3年ぶりのMMAルールに挑んだKNOCK OUT王者鈴木だがメインに登場する昇侍に秒殺KO負け。

山本喧一の次男空良はNEXUSフェザー級王者。先月のRoad to ONEでは修斗世界ランカーの野尻に判定勝ちしている。

RIZIN MMAルール -57.0kg契約 5分3R
竿本樹生(BRAVE)
松場貴志(パラエストラ加古川

ZSTフライ級王者竿本はRIZIN中村優作・北方大地に連勝中。「思うようなパフォーマンスを出せなかった選手の再起」というコンセプトには合わないが…。ZSTが活動していないこともあり、MMAは昨年の北方戦から1年のブランク。

地元兵庫の松場はGRACHANフライ級王者だが、2月のDEEPでは安谷屋に敗れている。

RIZIN MMAルール -61.0kg契約 5分3R
獅庵(パラエストラ大阪)
魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)

獅庵は3月のRIZINで祖根を秒殺KOしRIZINバンタム級GPに参戦したが、GPでは大塚相手に完封され力を出せず。

地元神戸出身の魚井は2年前のRIZIN神戸大会で勝利したが、その後4連敗中。昨年のRIZIN.23では元谷に一本負け。

RIZINキックボクシングルール -46.0kg契約 3分3R
百花(魁塾)
未来(Blaza)


RIZINキックボクシングルール -53.0kg契約 3分3R
政所 仁(魁塾)
平松 侑(岡山ジム)


RIZINキックボクシングルール -55.0kg契約 3分3R
森井 翼(テツジム)
FUJIMON(=名前の後ろにハートマーク/亀岡キックボクシングジム)


RIZINキックボクシングルール -61.0kg契約 3分3R
市村大斗(多田ジム)
テーパリット・ジョウジム(JOE GYM)

地元キック4試合。

<出場決定選手>
堀江圭功(ALLIANCE)

最初から格落ちのイベントであるとアナウンスされていた割には、メインの差があるだけで、RIZIN地方大会と遜色ないラインナップ。しかしチケット代が通常のナンバーシリーズと同じということを考えるとどうか。PPVについては現在発表されていないが、LANDMARKよりは安くして欲しいところ。

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DEEP MMA RIZIN RIZIN TRIGGER01 キック ストラッサー起一 ダイキライトイヤー 住村竜市朗 修斗 山本空良 川中孝浩 昇侍 木下憂朔 松場貴志 榊原信行 獅庵 竹本啓哉 萩原京平 釜谷真 魚井フルスイング

【RIZIN TRIGGER01】追加MMマッチ8試合発表。引退撤回の釜谷真「高校卒業から20年目の甲子園出場」

【写真】9月のGladiatorで体重オーバーでタイトルを剥奪された竹本啓哉と同プロモーションの変則バンタム級選手権試合を戦い、敗北を喫した釜谷は引退宣言──からの一発逆転のRIZIN出場となった。とにかくやり切って欲しい (C)MMAPLANET

3 日(水・祝)、 28日(日)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZINの新ブランド=ケージ使用大会RIZIN TRIGGER01の追加カードが発表された。

昇侍✖萩原京平に続くマッチアップは、ストラッサー起一✖木下憂朔、住村竜市朗✖木下憂朔、ダイキライトイヤー✖釜谷真、竿本樹生✖松場貴志などMMAで8試合、主に関西勢の出場となる。


「年内を走り切りたい」と冒頭で挨拶した榊原信行代表は来年から本戦、ランドマーク、トリガーの3つのシリーズの違いを明確にしたいという意向を話し、トリガーは改めて地方でコンパクト化したイベントを積極的に開く、年間5大会の開催を予定していることを明らかとした。

榊原代表によるとRIZINはリングに拘るとする一方で、トリガーシリーズは基本はケージを使用することで選手のレベルアップになるという説明があり、トリガー01はワールド記念ホールのキャパの半分4500枚ほどのチケットが販売されるとのこと。

引き続き12試合対戦カードの発表という運びとなり、キック4試合に続き、MMAは8試合──加藤ケンジ✖藤原克也=61キロ、奥田啓介✖グラント・ボグダノフ=73キロ、釜谷真✖ダイキライトイヤー=61キロ、住村竜市朗✖木下憂朔=77キロ、ストラッサー起一✖川中孝浩=77キロ、鈴木千裕✖山本空良=66キロ、竿本樹生✖松場貴志=57キロ、獅庵✖魚井フルスイング=61キロ、そして堀江圭功の出場が榊原の口から伝えられた。

さらに出場選手の中から以下の3選手のコメントが笹原圭一広報により読み上げられた。

釜谷真
「僕は高校野球をしていたのですが、学校が甲子園に出た時にアルプススタンドで応援をしていて、その悔しさを晴らすべく格闘技を始めた部分はあります。RIZINは僕の甲子園です。高校を卒業して20年が過ぎ、21世紀枠ですが僕の甲子園出場が叶いました。ここで勝ってはじめて自分を認めることができると思います。死に物狂いで勝ちます」

竿本樹生
「お待たせしました。BRAVEのエース竿本樹生です。前回の試合から1年が経ちました。年内に試合が決まらないかと心配してきましたが、無事に決まりファンの皆様に試合を見ていただけること嬉しく思います。どんなスポーツでもピンチの場面はエースに託されます。今、BRAVEはRIZIN4連敗で風向きが良くないですが、エースはこういうピンチの時こそ力を発揮して、流れを変えるので皆さま楽しみにしてください。対戦相手について特に思うことはありません」

魚井フルスイング
「この度は大舞台での試合の機会を頂き、ありがとうございます。たくさんのお客さんの前で試合をさせていただくことがとても嬉しいです。11月28日に向け、必死に準備して備えます。お客様方に来て良かった、見て良かったと思われる試合をします。11月28日、RIZINトリガーへは各線三ノ宮駅でポートライナーに乗り換え5駅目で降りてください。すぐ近くに神戸ワールド記念ホールがあります。イベント前後に時間のある方はモトコー(元町高架下)やサンチカ(三宮地下街)を覗いたりしてください。車でお越しの方はKiss(FM)をかけて神戸感を高めてください」

パンクラス、DEEP、修斗、Grachanと関係する関西系ファイターが勢揃いするトリガー01、この大会で結果を残した選手が本戦、ランドマーク、そして他プロモーションとどのように結びついていくのか──2022年の予定されている5つの地方都市大会の行方を占う上でも興味深い。

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MMA RIZIN YouTube ストラッサー起一 ダイキ・ライトイヤー 住村竜市朗 山本空良 川中孝浩 木下憂朔 松場貴志 獅庵 釜谷真 魚井フルスイング

【RIZIN】速報中!RIZIN TRIGGER 1st追加対戦カード発表!


11月28日に神戸ワールド記念ホールで開催しれるRIZIN TRIGGER 1stの追加対戦カードが発表されました。MMAのカードは以下の通り。

獅庵×魚井フルスイング
竿本樹生×松場貴志
鈴木千裕×山本空良
ストラッサー起一×川中孝浩
住村竜市朗×木下憂朔
釜谷真×ダイキ・ライトイヤー
奥田啓介×グラント・ボグダノフ
加藤ケンジ×藤原克也

詳細は追って!釜谷真復帰かー!
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MMA ONE Road to ONE05 ブログ 山本空良 野尻定由

【Road to ONE05】アタックし続けたネクサス王者・山本空良が修斗ランカー野尻定由をユナニマスで下す

【写真】(C)MMAPLANET

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
山本空良(日本)
Def.3-0
野尻定由(日本)

ともにアップライトで構えながら、野尻が距離を詰めていく。山本は右ロー、野尻は右ボディストレートを突く。野尻の左ミドルハイをパーリングした山本は、足を使いながら左ジャブと前蹴りで距離を取る。そして野尻が前に出てきたところで、ダブルレッグで組み付いた山本が野尻をケージに押し込む。左腕を差し上げている山本が、ケージ際で細かい蹴りを出していくも、野尻が大内刈りでテイクダウンを奪う。

グラウンドになると下から仕掛けていく山本。野尻は一度立ち上がるが、再びグラウンドに入ると、山本が三角で固めながら右ヒジを連打しながら、さらにリバーサルに成功する。反転した野尻のバックに回った山本は、右足を差し入れてコントロール。野尻は切り返してシングルを狙う。ガブりながら立ち上がった山本だが、野尻はリフトアップからグラウンドに持ち込んだ。山本はここでも下から足を利かせてコントロールするも、野尻がバックを奪いRNCを狙ったところで1Rが終了した。

2R、プレッシャーをかける野尻が右ロー、山本は右バックスピンキックを返す。さらに前蹴りで距離を取る山本。少し離れると右ハイ、さらに右カーフをヒットさせる。距離が近くなったところで野尻が組み付くも、山本が突き放して左右のストレートをクリーンヒット。ここで野尻が組み付くが、山本がギロチンで迎え撃った。これは極まらず、野尻がトップをキープしながら山本をケージに押し込んでいく。

立ち上がろうとした山本のバックに回りながら、投げて山本に背中を着かせた野尻。しかし山本は立ち上がり、今度はバックに回らせずパンチを当てながら、立ち上がった野尻をケージに押し込む。右腕を差し上げた山本を、払い腰で投げた野尻が、左右に体を振りながらパスを狙う。下から足を利かせる山本に対し、バックを狙った野尻だったが、切り返した山本にトップを奪われてしまう。

残り1分、山本が左足を差し込んでバックを狙う。腰を上げて振り落とそうとした野尻、最後はトップでこのラウンドを終えた。

最終回、野尻がプレッシャーをかけながら左右のフックを繰り出しながら、右の胴回し回転蹴りを繰り出す。山本はこれをブロックして上になるが、すぐに野尻かリバーサルする。山本は切り返してシングルを狙うが、野尻もギロチンを仕掛けていく。頭を抜いた山本は下になる。野尻は山本の左腕を取って腕十字へ。これを凌いだ山本は、ガブりながら立ち上がる。

スタンドに戻り、野尻が右ストレートを当てながらダブルレッグへ。山本は尻もちを着きながらギロチンを狙うが極まらない。ケージを背にして上半身を起こした山本は、ノーアームギロチンで絞り上げるも失敗。ここでトップを奪った山本が、サイドから野尻の左腕を取ってアームロックを狙うも、凌いだ野尻が切り返して上になる。

目まぐるしくグラウンドのポジションが入れ替わるなか、山本が上になると野尻は潜って山本の足を狙うも、山本は立ち上がる。残り10秒、左右フックを振りながら組み付いた野尻が山本をケージに押し込んだ。

裁定は、山本がユナニマスでノンストップファイトを制した。


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【Road to ONE05】須藤拓真と対戦、18歳プロシューター南風原吉良斗「打・投・極、MMAで勝ちたい」

【写真】プロ修斗では沖縄大会で2度戦い、どちらもパウンドアウトで勝利している南風原。Zoom取材でまさかの「平良」と呼び捨てにするトンパチ振りを発揮(笑)(C)MMAPLANET

明日5日(火)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-Eastで開催されるRoad to ONE 05「Sexyama Edition」で、Theパラエストラ沖縄から南風原吉良斗が出場し、須藤拓真と対戦する。

14歳の時から松根良太の下で修斗を学ぶ、18歳の超新世代はジュニア時代から修斗で戦ってきた自負を持ってRoad to ONEのケージに足を踏み入れる。


──Road to ONE05で須藤選手と戦う、南風原選手です。キャリア3戦目で初の東京での試合になりますね。

「最初、ドッキリかと思いました。松根さんが浅倉カンナ杯からオファーだとか冗談を言っていて(笑)。そうしたらRoad to ONEだと聞いて『えっ?』となりました。で、すぐに噛ませ犬で呼ばれるのかと思ったのですが、相手の戦績を見てルーキー同士の対戦だと分かりました。

東京とか県外で戦いたい気持ちは凄くあったので、怖いというより、ワクワクする気持ちが優っています。平良が出た大阪の大会で試合がしたかったのですが叶わなかったので、これはチャンスだと思って、すぐに出場を決めました。ABEMAで中継される大会だし楽しみです」

──ONEルールで戦うことに関しては、どのように感じていますか。

「相手が寝技の選手なので、グラウンドのヒザとかはないと思っています。それより足関節に重点をおいてやってきました。試合の映像を見ても足関節が本当に好きなんだろうなって。それをさせないように上を取って殴りたいです。

ノーギの映像も見ましたけど、僕自身は足関節のエスケープには自信があります。松根さんもヒザ十字、トーホールドが得意だし、サドルとかのディフェンスも『俺は今成選手から練習でも取られない』って凄い自慢げに話していました(笑)」

──アハハハハ。

「じゃぁ、大丈夫かなぁって気持ちです(笑)。対処した上で殴ります。僕は上から殴るのが好きなので、それで行きたいです」

──いやぁ、松根さんに対して『自慢げに』とか言ってしまうところが、彼が教えてくれた「やんちゃ」な一面が見えた気がします。

「いや……松根さんには叱られてばかりで怖いです(笑)」

──その松根さんの下で南風原選手が修斗を始めたのは、いつ頃からなのでしょうか。

「14歳の時です。父親がボクサーだったのもあって、何か格闘技をやりたくて……キックをしようと思ったんです。だから本当はキックボクシング目的にジムに入ったのですが、修斗のジムだったんです。でも松根さんが『結構、楽しいからちょっとやってみな』と言ってくれて。で、ちょっとやってみたら、その魅力の虜になりました。

こんな技を覚えたいとか凄く探求心が芽生えてきて、毎日に練習するようになり、今ではそれが当たり前になっています。あと試合ですかね。始めて7カ月後ぐらいに試合で勝って、そこから本当にはまりました中3の時にジュニア修斗に出て、15歳からアマチュア修斗に出ています」

──自然とプロになることを決めていた感じですか。

「そうですね。あと仲宗根武蔵さんが試合のために追い込み練習としかしているのを見て、凄く格好良くて。僕もプロになろうと決めました」

──Theパラエストラ沖縄は、プロも増えていて盛り上がっているのではないですか。

「今、13人プロ選手がいます。僕らは松根さんが地元でプロ大会を開いてくれていて、試合ができているので本当に恵まれていると思っています」

──ジム内部にも、互いにライバル意識もあるのでは?

「そうですね。年齢は一番下ですけど、フライ級とかストロー級の選手も多いですし、年齢になくガンガンやっています」

──それこそ、松根さんが南風原選手は平良選手に食らいついて頑張っていると教えてくれました。

「あぁ、そんな風に言ってくれているんですね……。そうですね……平良は年齢も近いし、越えたいというのはありますね」

──しっかりとライバル視をしているのですね。

「まだボコボコにされてはいるんですけど、必死に食らいつくという気持ちはあります。平良はなんか……」

──あの、スミマセン。最初、電波が悪いのか、風の音で聞こえないのかと思ったのですが、先ほどから平良選手のことを平良と呼び捨てにしていませんか?!

「アハハハハ。いや、インタビューなので平良の方が良いのかと思って」

──いやいやいや。そこは普通でお願いします。

「本当は達郎先輩とか、達郎って呼んでいます」

──達郎……呼び捨てじゃないですか(苦笑)。

「アハハハハ。じゃあ達郎先輩でいきます。達郎先輩の凄いところは全部できるんですよね。僕は得意技とそうでない技の精度に差があります。でも、あの先輩は全部同じレベルでできるんです。

達郎先輩が凄いのはもちろん分かっています。置いて行かれています。だから、まずは追いつきたいです。僕はこの試合のあとに修斗の新人王トーナメントにエントリーしているのですが、Road to ONEで圧倒的に勝って他の選手とは違うというのを見せつけたいです」

──須藤選手は修斗でなくNEXUSで戦っていることは意識しますか。

「NEXUSというか、この人は寝技をMMAで試したいだけで本気でやっているとは思えないです。試合を見ていても寝技しかしていないので、打撃も寝技もあるMMAで勝ちたいです。打・投・極を見せたいと思っています。

それと僕の試合は前の方なので、KO勝ちして大会に火を点けたいです。沖縄の代表、その気落ちを込めて戦います」

■視聴方法(予定)
10月5日(火)
午後5時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
竹中大地(日本)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
小野島恒太(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
山本空良(日本)
野尻定由(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
須藤拓真(日本)
南風原吉良斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
河名マスト(日本)
新関猛起(日本)

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【Road to ONE05】南風原吉良斗と対戦、全日本ノーギ優勝の須藤琢磨─01─「対策練習は全くしない」

【写真】所属するExtreme EBINAのロゴの前で。まったくMMAの香りがしない柔術クラスのワキでインタビューした(C)MMAPLANET

5日(火)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-Eastで開催されるRoad to ONE 05「Sexyama Edition」で、9月4日に行われたBJJF全日本ノーギのエキスパート、フェザー級で優勝したばかりの須藤拓真が南風原吉良斗と戦う。

MMAデビュー以来Nexusで3試合戦い、全てを足関節で勝っている柔術家・須藤がMMAを戦う理由。そして今回の南風原戦に向けての意気込みを尋ねると──21歳とは思えない、堂々かつ飄々とした格闘家像が浮き彫りとなった


──Road to ONE05で南風原吉良斗選手と対戦する須藤選手ですが、試合まで1週間。まだ正式発表がない状況です(※取材は9月29日に行われた)。どれぐらいの人が、須藤選手が試合をすることを知っているのでしょうか。

「ホント、公には言えない感じが続いています。身内、道場内だけですね」

──オファーがあったのはいつでしたか。

「9月の最初、全日本ノーギ柔術のあとでした。正直、えっという感じでした。柔術、グラップリングを本業でやっていてMMAの試合に出ていたので、Road to ONEから声が掛かるとは思ってもみなかったです。

あくまでも柔術、グラップリングでキャリアを積んでいくなかでMMAも戦っていかないといけないなというつもりでやってきたぐらいなので。だからRoad to ONEのような注目される大会からオファーがあったのは、正直嬉しかったです。『戦う』と即答させてもらいました」

──対戦相手の南風原選手に関しては、名前を認識していましたか。

「最初は出場できるかどうかの確認で、それからすぐに対戦相手の名前を聞かされ、調べました(笑)。相手はそれほど気にしていなかったので、ずっとキャリアのある選手と戦うことになっても『取れたら美味しいな』ぐらいの気でいました。

それに対戦相手どうこうでなく、いつも通りの練習をするだけですし。対戦相手の動画は見ますが、対策練習は全くしないので」

──とりあえず動画をチェックしての印象は?

「ザ・オールラウンダー、総合っていう感じの戦い方ですね。自分とは真逆のタイプです」

──そんな須藤選手がブラジリアン柔術を始めたのは、いつからだったのですか。

「4年前ですかね。高校の途中からですね。もともと格闘技を見るのは好きで、ずっとやっていた野球を辞めた時に何か体を動かそうとか思って、帰宅途中にあるExtreme EBINAに入会しました。

動画で格闘技を見ているなかで、今成さんの試合が得に好きで。他の選手が殴って、蹴ってとやっているなかで今成さんがクルクル回っているのを見て、『コレ、やりたい』って思ったんです。それでブラジリアン柔術をやろうと思ったのが最初のきっかけですね」

──今成選手の技は、道着を着た柔術では禁止だと知った時はどう思いましたか(笑)。

「ヒールがあると思って入会しました。そうしたら『それ、ダメだから』って(笑)。ただ入口は今成さんでしたけど、柔術の練習を始めると凄く面白かったです。もう普通に柔術で黒帯になりたいと思いました」

──2020年2月にNEXUSでMMAデビュー戦を戦っていますが、柔術家の須藤選手が打撃有りのMMAを戦おうと思った理由は?

「実は柔術を始めて半年後ぐらいから、ここの道場が開くのが午後8時からで、学校が終わってから4時感ぐらいあるので近くのキックのジムでキックボクシングも練習するようになっていて。打撃も組み技もやっているし、MMAもやってみようかなという気持ちはありました。

そうしていると、ここで指導している松本(大輔)さんがZSTで活躍していて、松本さん経由でネクサスの話を頂き、それをきっかけに始めた感じです。アマチュアを1試合して、プロルールで戦うようになりました」

──キックボクシングの試合経験もあるのですか。

「アマチュアで何試合か……10戦ちょっとして、2回ぐらい負けています。でもMMAでは打撃は全然使っていないですね(笑)。今も週に1、2度通っているので、打撃に苦手意識はないんですけど」

──柔術では何といっても先の全日本ノーギのエキスパート・フェザー級優勝で一躍注目されるようになりましたが、あれだけ足関節を駆使できたことに、本当に驚かされました。

「ここは普通の柔術道場だし、足関節をやる環境がそれほど整っているわけではないです。それでも足関節が好きで始めた柔術なので、動画とかで勉強してきた感じです」

──他の道場やジムで足関節を習うことは?

「特にないです。ここでは週に1度、グラップリングのクラスがあるので松本さんや論田(愛空隆)選手と練習させてもらっています」

──MMAの練習は、週にどれくらいしているのしょうか。

「普段の練習が終わってから、少し相手をしてもらうぐらいでほぼMMAの練習はしていないです」

<この項、続く>、

■視聴方法(予定)
10月5日(火)
午後5時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
竹中大地(日本)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
小野島恒太(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
山本空良(日本)
野尻定由(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
須藤拓真(日本)
南風原吉良斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
河名マスト(日本)
新関猛起(日本)

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【Road to ONE05】野尻定由と対戦、山本空良─02─「格闘技をやりたいと思ってもらえる試合がしたい」

【写真】しっかりと話せる。そんな印象の山本空良です (C)NOB YASUMURA

5日(火)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-Eastで開催されるRoad to ONE「Sexyama Edition」も出場し野尻定由と対戦するする──NEXUSフェザー級チャンピオン山本空良インタビュー後編。
Text by Shojiro Kamaike

山本は幼少期から練習を共にしている西川大和と同じく、現代MMAの中で下になることも厭わないスタイルで戦ってきた。今後は世界を目指して戦っていくうえで、その戦い方に変化が見える。そんな山本がRoad to ONE参戦、野尻戦、そして今後について語った。

<山本空良インタビューPart.01はコチラから>


――子供の頃から一緒に練習している西川大和選手は、修斗の世界ライト級チャンピオンシップで、下からのパンチとヒジでダメージを与えて勝利しました。それはスクランブルの展開が多く、トップを取ることが有利となる現代MMAでは異質なスタイルです。山本選手も下になることが多いのですが、試合を見ていてどう感じていますか。

「正直言うと、そのスタイルはやめたほうが良いと思っています。いろんなファイトスタイルがあるのが、MMAじゃないですか。このスタイルで世界を獲ることができるかどうか――僕は、それは難しいと思っているので」

――ものすごく正直な意見ですね。

「先日の世界チャンピオンシップを見ていても、『もっとリーチがある相手、もっとパンチがある相手ならどうなんだろう?』と思いました。MMAでは、上に行けば行くほど、相手のパンチも強くなっていくじゃないですか。もちろん大和も、そこは考えながら戦っていると思うんですけど」

――山本選手も、以前は下になることが多かったと思います。しかし最近の試合では、上からサブミッションを狙ったり、スタンドの打撃を重視する試合になってきていますよね。

「はい。最近は、スタンドの攻防を集中的に練習しています。それは『スタンドで勝ちたい』とか『上を取ったほうが勝率が良い』ということではなく、どうすれば相手を早く倒せるかを考えているからなんです」

――それだけ自身の中でMMAファイターとしての幅が広がっているということですか。

「今まで、相手はグラップラーが多かったんです。だから打撃――パウンドが得意ではない選手が相手だから、下から極めて勝つというフィニッシュを選ぶこともありました。でも今は、僕もMMAファイターとしての幅が広がってきていると思います。自分としては寝技も打撃もできたうえで、相手の弱いところを衝く選手になりたいですね」

――プロデビュー以来、PFCとZSTを中心に戦ってきた山本選手ですが、2019年からネクサスに参戦し、今年はフェザー級のベルトを獲得しました。

「何て言うんだろうな……ネクサスのベルトを獲れたことは、すごく嬉しかったです。でも、それで調子に乗ったり、甘えが出るようなことではいけないと思うんです。ネクサスのベルトを獲って、初めてスタートラインに立てたというか」

――スタートライン、ですか。

「まだ自分は完成されていません。もっともっと強くなります。このベルトを獲って、そして防衛していくことで、自分は強いファイターなんだと胸を張って言えるんじゃないかと思います」

――強くなって目指す先はRIZINなのでしょうか。ネクサスのベルトを巻いた時に、「RIZINに出たい」という発言がありました。

「もちろんRIZINに出させていただければ嬉しいんですけど、僕はずっと海外を目指してきました。世界最強のファイターになりたいんです。男だったら、世界で一番強いと言われたい。だから今、最強の舞台がUFCであれば、そこで戦いたいです」

――今回の大会はRoad to ONE、つまりONE Championshipを目指す興行です。ONEに対しては、どのような印象を持っていますか。

「ONEはアジアで一番強い人が集まる大会だと思っています。軽量級では、UFCに負けないぐらい凄い選手が揃っています。特に立ち技が強い選手が多くて……。試合を見ていると、もうヤバいですよね(苦笑)」

――そんなONEに出ているファイターと比較して、今の自分はどのような位置にいると思いますか。

「グラップリングだけなら、通用するんじゃないかと思っています。でも強いストライカーが多いですからね。UFCと同じぐらい強いストライカーに対して、どう戦うか。昨年からコロナ禍の影響もあって、試合数も減りましたが、今はとにかく強い選手に挑戦していきたい。試合で勝つか負けるかというより、どんどん強い選手と対戦して成長していきたいです」

――なるほど。今回、Road to ONEからオファーが来た時の感想を教えてください。

「ビックリしました(笑)。まさかオファーが来るとは思わなかったので。たくさんの方が注目してくれる大会ですし、Road to ONEを通じて自分のことを知ってほしいです。初めて僕の試合を見る方にも、ネクサスのチャンピオンがどんなものなのか見せたいですね」

――対戦相手は、修斗世界バンタム級9位の野尻定由選手です。どのような印象を持っていますか。

「実は、野尻選手の試合は見ていないんです。僕は相手のことは知らずに試合をするタイプで……父からは『テイクダウンを狙ってくる選手だよ』と聞いているので、だいたいのイメージは出来ています」

――では、野尻戦でどんな試合を見せたいですか。

「試合全体を通して、自分が全部支配したいと思っています。全てコントロールして、圧倒的に勝つ。狙うのは、1Rでの勝利ですね。見ている人が『自分も格闘技をやりたい!』と思ってくれるような試合をしたいです」

――『次の試合も見たい』ではなく、『自分もやりたい』と思ってくれる試合、ですか。

「僕のなかでは、一本かKOで勝つのは当たり前で、なおかつ1Rで狙いに行きたいです。格闘技ってやっていると楽しいんですけど、見ている人にとっては、漬け込んだりする試合は面白くないじゃないですか」

――……。

「でも、そんな展開の中にも技術があるんですよね。実際に格闘技をやってみると、そういうことも分かってくると思うんです」

――確かに野球やサッカーなどは、子供の頃から遊びの中で野球や慣れ親しんでいるから、バンド攻撃やオフサイドも当然のように受け入れることができるのかと。

「そうなんですよ。たとえば、打撃が得意だった選手が、どれだけグラップリングを練習して、MMAではパウンドで勝つのか。そこには選手の技術と努力があります。選手には何かしらの上手さがあって、努力をしている。だからプロの舞台に立つことができています」

――まず格闘技への理解を深める入口づくりが重要となりますね。

「格闘技もやってみると本当に奥が深いし、それが分かると見るほうも楽しくなるはずです。だから僕はRoad to ONEを通じて、『自分も格闘技やってみたい!』と思ってくれる試合を見せたいです」

■視聴方法(予定)
10月5日(火)
午後5時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ Road to ONE05対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
竹中大地(日本)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
小野島恒太(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
山本空良(日本)
野尻定由(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
須藤拓真(日本)
南風原吉良斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
河名マスト(日本)
新関猛起(日本)

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【Road to ONE05】2度目の正直、MMA初勝利目指す河名マスト「形になりつつあります」

【写真】ゼロ距離打撃=ダーティボクシングが巧みになれば、大きな武器となるはず(C)MMAPLANET

5日(火)、東京都渋谷区のTSUTAYA O-Eastで開催されるRoad to ONE05「Sexyama Edhition」の第1試合に、河名マストが出場。新関猛起と対戦する。
Text by Shojiro Kamaike

河名はグレコローマンで全日本学生選手権、ジュニア五輪、そしてU23世界大会を制するなど、レスリングでは輝かしい実績を残してきた。今年に入り、MMAに転向したものの7月にFighting NEXUSでプロデビューするも、ジェイク・ウィルキンスにTKO負けを喫している。

そんな敗戦の中でもグレコの技術を生かしたテイクダウンやグラウンドコントロールなど、らしさは残した。あとは、その強さをMMAに生かすことができるかどうか。

そんな河名に、次戦への意気込みを訊いた。


――MMA2戦目を3日後に控えている河名マスト選手です。今はもう練習を終えたところでしょうか。

「明日も打ち込みとか、試合に向けた最終確認を行います。前回の試合が終わってから1回休んで、そこから追い込んだスパーリング、苦しいスパーリングを経験してきました。おかげで仕上がってきていると思います」

――追い込んだスパーリング、苦しいスパーリングとは?

「所属しているロータス世田谷には、いろんな選手が練習に来られています。スパーリングの時は、八隅(孝平ロータス世田谷代表)から『次はこの選手、次は……』と指定されて、誰が相手になるか想定できません。そこで、誰が相手になっても対応できるかどうか。そういったスパーリングをしてきました」

――なるほど。今回出場するRoad to ONEというイベントには、どのような印象を持っていますか。

「前回(2月22日、Road to ONE04)はヤングガンズということで、国内の若手選手が主体でしたよね。でも以前の形で開催されるのであれば、僕は海外の選手と試合をしたいので、出場できるのは嬉しいです」

――河名選手はレスリングのグレコローマンでU23世界大会を制してMMAに転向しましたが、7月25日のプロMMAデビュー戦では、ジェイク・ウィルキンス選手のハイキックで顔面をカットし、TKO負けとなりました。あの試合から得たものはありますか。

「もちろん負けたことは悔しいです。勝ちたかった、その気持ちが最初にあります。でも逆に負けたから――打撃をもらいまくって、カットして負けた。このままではいけない、ということが本当によく分かりました」

――自分自身の中で出せたこと、出せなかったものなどはありますか。

「自分の中でやりたかったことはできた、それは収穫だったと思っています。テイクダウンしてから相手を抑える、レスリング力でコントロールするという部分はクリアできました。でも反面、打撃の防御に関しては至らなさを痛感しました」

――打撃の防御で至らなかった点とは?

「どうしても正面に立ちすぎてしまったり、相手の打撃が見えないところに自分が動いてしまったり――足の使い方がよくなかったと思います」

――試合後には、MMAPLANETのインタビュー記事で、一緒に練習している青木真也選手から河名選手への叱咤激励といえる言葉がありました。

「はい、その記事は読みました。青木さんの仰るとおり、グレコしかできない状態のまま戦ったんだと思います。自分でも思っていたことを、改めて客観的な視点で青木さんから指摘されて……本当に、そのとおりなので(苦笑)。

自分は、まだまだMMAの選手になれていません。これから改善していかないといけない点は、たくさんあります」

――どのような点を改善していかなければいけないと思いますか。

「グレコのように上半身だけで組むのではなく、足にもアプローチできれば、もっと上半身で組むことも生きてくると思います。あとは打撃ですね。まずは足を止めないこと。そして打撃の踏み込みからのテイクダウンだったり、自分の得意な部分に繋げられるようにしていかないといけません」

――つまり、自分のグレコの力を生かしたMMAができるかどうか、ですね。

「そうです。僕は結局、グレコしかできていません。でも、そこが相手より勝っているところです。自分のほうが優れているところを押し出して、勝たないといけないと思います。そのためには、どうやって自分の得意なポジションに持ち込むか、その流れを整理整頓して考えています」

――次の試合に向けて、その整理はできているのでしょうか。

「形になりつつあります。次の試合では、その形を見せたいと思います。今は少しずつ、別物だったレスリングとグレコが、重なりつつあるという実感を持っています」

――たとえば、どのように重なってきているのでしょうか。

「前回の試合では、グラウンドでパウンドやヒジを当てることができました。一応当てた、という感じですけど……。次の試合はもっと手数を増やして、プレッシャーをかけていきたいと思っています。スタンドでは、グレコの技術を生かして近距離の打撃を出したりしたいです」

――いわゆるダーティーボクシングですか。

「はい。たとえばムエタイの首相撲を取り入れて、スタンドで組みながらパンチ、ヒジ、ヒザでプレッシャーをかけながら、相手がそれを嫌がったら次にどうアプローチするか……などですね」

――MMAに対して、自分の力を生かした展開が見えてきているようですね。

「次の相手、新関選手はアマチュアでMMAのキャリアを積んできた選手です。前回のジェルキンス選手もそうでしたが、試合をこなしているぶんMMAでの様々な対処は自分よりも優れていると思います。その相手に、自分がMMAでどんな試合をするのか。再スタートという気持ちで挑みます」

■視聴方法(予定)
10月5日(火)
午後5時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ Road to ONE05対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
竹中大地(日本)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
小野島恒太(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
山本空良(日本)
野尻定由(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
須藤拓真(日本)
南風原吉良斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
河名マスト(日本)
新関猛起(日本)

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