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【UFC268】計量終了 2つの世界戦にゲイジー✖チャンドラーのメガショー。敢えて注目はペレイラ&ギャリー

【写真】公開計量でも色々と口やかましかったコビントンと王者ウスマン(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークのマジソン・クスエア・ガーデンで開催されるUFC268「Usman vs Covington2」の計量が5日(金・同)に行われた。

最高のカードが並んだMSG大会のメインはUFC世界ウェルター級選手権試合。カマル・ウスマンにコルビー・コビントンが挑む一戦だ。両者は1年11カ月前に戦っており、その時は最終回にウスマンがコビントンをKOしている。


コメインはUFC世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・ナマジュナス✖ 挑戦者ジャン・ウェイリ戦。ウェイリが笑顔で右手を差し出すと、王者はその手を握り返したものの表情に感情は見られなかった。

「MSGが私の力を見せる機会を与えられて、とても嬉しい」と元王者は話し、ナマジュナスは「天の父にただ感謝している。父無くして、何もできていなかった。ウェイリ、UFC、NYCの人々に感謝している。皆はもっともタフで私をインうパイアしてくれた。私がベストと尽くした時、神は私がベストなのは神の意志だから」と話した。

フランキー・エドガーと対戦するマルロン・ヴェラにNYのファンはブーイングを送り、エドガーにはこの日一番といっても過言でない大きな声援が送られた。

激闘必至のライト級マッチ=ジャスティン・ゲイジー✖マイケル・チャンドラー、WSOFとBellatorの世界ライト級王者対決は、両者揃ってタイトル戦で敗れてからの再起戦となる。大一番を前にして、フェイスオフでは両者揃って余裕の笑みを浮かべ大物ぶりを見せつけていた。

Fight Night大会なら全てがメインといえるタイトルマッチ以外のワンマッチが並んだメインカード。対してプレリミにも注目のニューカマーが出場する。

プレリミメインでアンドレアス・メケイリディスと対戦するのはアレックス・ポアタン・ペレイラは、元GLORY世界二冠王で、キック時代にイスラエル・アデサニャから2勝を挙げている。Gloryと契約中にLFAでも戦っていたペレイラは、9月に世界ライトヘビー級王座を失ったことで、UFCとサインし今大会でのデビューが決まった。

MMAでは3勝1敗だが、MSGという大舞台が似合った大物ルーキーは非常に落ち着いた表情で、メケイリディスの目から視線を外すことはなかった。

もう1人の注目選手はジョーダン・ウィリアムスと戦うイアン・ギャリーだ。ギャリーはCage Warriorsウェルター級王者からUFCにステップアップを果たした。

ボクシング歴10年のギャリーはワンツーの右、左リードフックに絶対的な破壊力を持ち、左ハイキックでKOもできる。組みでもスクランブルでフロント系チョークを得意としており、柔道流の投げや抑えも強い。その一方で、技を散らしすぎて器用貧乏的な状態に陥ることもあるが、それも有り余る才能を持っている証といえる。

そのギャリー、フェイスオフではしっかりとウィリアムスと握手を交わし、何か目立ったアクション=スタンドプレーに走ることなくステージを下りた。

またマルシック・バクダサリアンと戦う、LFAフェザー級王者でシンゾー・マチダの愛弟子ブルーノ・ソウザも今回がオクタゴン初陣となる。そのソウザ、計量では148.4ポンドと1ポンド・オーバー規定よりもさらに2.4ポンド重く、キャッチウェイト戦を戦うことになっている。

■視聴方法(予定)
11月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC268計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] カマル・ウスマン: 169ポンド(76.66キロ)
[挑戦者]コルビー・コビントン: 169.4ポンド(76.83キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] ローズ・ナマジュナス: 115ポンド(52.16キロ)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー: 135.6ポンド(61.5キロ)
マルロン・ヴェラ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・バーゴス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ビリー・クゥアンティロ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 155.6ポンド(70.57キロ)
マイケル・チャンドラー: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレアス・メケイリディス: 185ポンド(83.91キロ)
アレックス・ペレイラ: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
アル・イアキンタ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ボビー・グリーン: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185.4ポンド(84.09キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ナソーディン・イマボフ: 184.6ポンド(83.73キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・ウィリアムス: 170.6ポンド(77.38キロ)
イアン・ギャリー: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ: 260.6ポンド(118.2キロ)
クリス・バーネット: 263.8ポンド(119.65キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 203.6ポンド(92.35キロ)
ジョン・アラン: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
マルシック・バクダサリアン: 145.4ポンド(65.95キロ)
ブルーノ・ソウザ: 148.4ポンド(67.31キロ)

<ヘビー級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 127.4ポンド(57.78キロ)
オード・オズボーン: 125.2 ポンド(56.78キロ)

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Interview MMA Special UFC シャーウス・オリヴェイラ ボクシング マイケル・チャンドラー 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:5月─その弐─オリヴェイラ✖チャンドラー「遠回りをして最後に」

【写真】UFC在籍11年目、ライト級で世界の頂点に立ったシャーウス・オリヴェイラ (C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

2021年5月の一番、第ニ弾は15日に行われたUFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ✖マイケル・チャンドラー戦について語らおう。


──青木真也が選ぶ2021年5月の一番、2試合目をお願いします。

「オリヴェイラ✖チャンドラーです。この試合、オリヴェイラがパンチでチャンドラーに勝ったことは当然のように注目されますが、そのオリヴェイラの強味は下……ガードで守れることにあったと思います。初回のピンチをガードで凌げたことが大きかった」

──初回に右を効かされ、最初は亀になって足に組もうとしたところでパウンドを受けて、ガードを取ったところですね。

「ハイ。オリヴェイラがガードを取ると、上に居てもサブミッションを警戒してチャンドラーも勢いを持続することができなかったです。あそこをガードで凌げたことが、勝負の分かれ目でした。

ただし、ガードを取ることが誰しもに有効ではなくて。それはオリヴェイラの技量があるからで。チャンドラーと5分✖5Rと戦う。25分の試合ですけど、チャンドラーは割と短距離走の選手です。その試合で最初のピンチをガードで凌げたのはさすがです」

(C)Zuffa/UFC

──その序盤、思った以上に身長差があってチャンドラーはボディ打ちしか見せていなかった。これは近寄れないのかという風にも見えました。

「相打ちになりそうな感じで。だから、結果的にああいうフィニッシュはあると思っていました」

──オリヴェイラが効かされてガードを取ったのとは対照的には、チャンドラーは効かされたあと組みにいかなかったです。

「MMAに於いて打撃の人、一点突破型になっていますね」

──青木選手はチャンドラーのUFC初戦後、まだオリヴェイラ戦が決まる前にチャンドラーはオリヴェイラに分が悪いと言っていましたしね。

「オリヴェイラ推しでしたよね。それはウィル・ブルックスなんです」

──ウィル・ブルックス?

「ハイ。もともと2人ともウィル・ブルックスと戦ってます。で、チャンドラーはブルックスにやられていて、オリヴェイラは完勝しています。そこを見て、両者の間に力の差はあるんじゃないかと僕は見ていましたけど、やはりUFCなんだということを再認識させられますね。それもウィル・ブルックスが勝てなかったわけで……そこは、ちょっと感じましたね」

──UFCが抜けていると。

「でも、皆が分かっていると思いますよ。だってねぇ、レベルが違うじゃないですか。そんな場所で11年、オリヴェイラは興味深いキャリアを積んでいます。結果的に全部を埋めてきた」

(C)DAVE MANDERL

──実はオリヴェイラのUFC初戦が、たまたま五味選手、岡見選手が出場した大会で(※UFC on Verus02。五味がタイソン・グリフィンにKO勝ち岡見がマーク・ムニョスに判定勝ち)、全く知らない選手だったのですが、見事に腰を切った腕十字をダレン・エルキンスに極めて、その当時からUFCで下から極める選手がいるんだって驚いたことが思い出されます。

「でも最初は言えば、下だけの選手だった。なんか派手なサブミッションはあるけど、穴もある。そうだったのが次に打撃ができるようになった。でもスクランブルで逆に取られもした……、そうするとレスリングに関しても穴を埋めた。それもウィル・ブルックス戦なのですが、テイクダウンをしましたからね。

これは異常な進化……です」

──異常ですか。

「もともと寝技の人間が、遠回りをして最後にカチっと合わせることができた。ここまでの進化は、ほぼほぼ例がないですよね」

──現代MMAでいえばボクシング&レスリングでいくと、ここまでのガードワークを身につける時間はないかもしれないですね。

「背中をつける練習をしている人間は、米国でも少ないかもしれないですけど……だからといってオリヴェイラが柔術やグラップリング競技で結果を残せるのかといえば、また違う話で。でも、本当にスペシャルな存在です」

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Report UFC UFC262 シャーウス・オリヴェイラ ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC262】オクタゴン11年目の初戴冠、オリヴェイラがチャンドラーをKOして新世界ライト級王者に

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.2R0分19秒 by TKO
マイケル・チャンドラー(米国)

開始早々、飛び出した両者。オリヴェイラが右ローをもらったチャンドラーがマットに手を着く。すぐに立ち上がったチャンドラーは左右フックで攻め立てるが、オリヴェイラがダブルレッグ。これをギロチンで迎え撃ったチャンドラーだが、オリヴェイラは頭を抜いてトップへ。そしてチャンドラーのバックに回る。バックマウントを奪ったオリヴェイラを、マットにたたきつけるチャンドラーだが、オリヴェイラは離れない。

右目上から大量の出血が見られるオリヴェイラ。4の字フックでバックをキープし、パンチを上下に打ち合分ける。チャンドラーが体勢を入れ替えようとしたところに、相手の左腕を取り十字を狙ったオリヴェイラだが、これを抜いたチャンドラーがトップへ。オリヴェイラは立ち上がるも、チャンドラーのプレッシャーにケージ際まで下がってしまう。

ケージ際でパンチを連打しするチャンドラー、効かされたオリヴェイラはその場に倒れこんでしまう。すぐさまパウンドを落としていくチャンドラーは、オリヴェイラのダブルをカットし、トップへ。オリヴェイラは下のポジションを強いられたまま、1Rが終了した。

2R、前に出たのはオリヴェイラ。パンチを繰り出すチャンドラーから左フックでダウンを奪う。立ち上がるチャンドラーを追い立てるオリヴェイラが右ヒジからの右クロスで再び倒したあと、亀になるチャンドラーへ左の拳を落とし続け、レフェリーが試合をストップした。

試合終了後、喜びを爆発させるオリヴェイラ。解説席のジョー・ローガン、そしてケージサイドにいるダナ・ホワイトの下へ走り、さらにケージサイトを回る。
ケージに戻り、勝ち名乗りを受けたオリヴェイラ。UFC初参戦から11年、9連勝の末、初めてUFCのベルトをその腰に巻いた。


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Interview Special ダン・フッカー ブログ マイケル・チャンドラー 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:1月─その弐─マイケル・チャンドラー✖ダン・フッカー「重心」

【写真】チャンドラーが初回KO勝ちとなったフッカー──。もう少し、組みも踏まえた攻防も見てみたかった(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

2021年1月の一番、第ニ弾は24日に行われたUFC258からマイケル・チャンドラー✖ダン・フッカー戦について語らおう。


──青木真也が選ぶ2020年12月の一番、2試合目をお願いします。

「チャンドラー✖フッカーですね。チャンドラーは色々な見立てがあると思いますが、僕自身は試合前にはダン・フッカー有利だと思っていたんです。ゴメンナサイ(笑)。

チャンドラーはあれだけ破壊力のある打撃の持ち主ですが、相性的には最悪じゃないかって。フッカーが真っ直ぐに真ん中から当てたら、終わるだろうと」

──確かにチャンドラーの踏み込みも、UFCのトップどころに通じるのかという見方もあったかと思います。

「チャンドラーとフッカーだと、あれだけリーチ差がありますしね。戦略が勝敗を分けるような階級において、これはフッカーだろうと」

──それが蓋を開けて見れば、と。

「ホントに失礼しました(笑)。構え方でいえば、チャンドラーはスタンスが広いオールドスタイルです。

レスリングのように腰を低くして、両足で踏ん張った状態で前後の移動ができる。いわばステップのない堀口恭司選手のような感じですよね」

──それは言い換えると、如何に堀口選手の前後移動がテイクダウンに適しているのかという。

「そうなんですよね。その分、体へ負担は相当あると思います。どうしてもストップ&ゴーなので。そこでいうと、チャンドラーはあのワイドスタンスで歩けるという強さがありますよね」

──堀口選手は、左右の足を使って鋭い踏み込みを見せる。それは全体運動でもあると思います。手を振ったりして。ただし、チャンドラーはもう足腰のみというような。

「強靭な肉体というと雑になってしまいますけど、レスリングが強いということに尽きると思います。MMAPLANETで空手の岩﨑さんが仰っていた『組みは打撃』ということで。組みが強いから打撃が生きる。その理屈を体現しているように思います。

何と言っても個体の強さがあります。パンチがどうこうというよりも、あの低い重心で動けるのかっていう部分で」

──しかも、左フックですから、縦移動に横回転が混ざる。もう自然の摂理に逆らった強さかと。

「そこは前傾姿勢で入っているから、誤魔化していると思います。前に倒して重さをつけている」

──それにしても、ダン・フッカーは過去にUFCで組みの強い選手とも戦ってきましし、このような負けは予想外でした。

「ジム・ミラーやドゥリーニョに勝っているわけですからね。僕はダン・フッカーの評価が凄く高かったので、もうこなるとチャンドラーとゲイジーが見たくなっちゃいます。ダでもスティン・ポイエーがマクレガーに勝っちゃったので、そこがゲイジーとやるのか。どの辺はUFCのセンスはどうなっているのか、ちょっと分からないですね」

──キーポイントはチャンドラーの組みが強いうえの、パンチ力ということですね。

「あのチャンドラーの突進を止めるには、蹴る。それが僕の理屈──あくまでも理屈上ですよ。あの低い前進は蹴りで止める……でも、それができるヤツがいるのかと。そうなるとシャーウス・オリヴェイラとか、興味深いですね。蹴りが映えるし、ヒザもある」

──下になっても構わない。下も上もどちらでも極めの強さがあります。

「テイクダウンされても構わないから、思い切り蹴ることができるだろうし。そうなるとチャンドラーがブロックしようもののなら腕を潰すこともできるじゃないかって。

今、カーフキックって流行っているけど……、カーフキックの理屈はミドルで腕を蹴るのと同じ。オリヴェイラがあの勢いでミドルを蹴って、チャンドラーが腕で受けると折れるんじゃないかって思います。

人間は基本的に、足より腕の方が弱いし、カットもできない。ならスウェイがバックステップでないと」

──でもあのワイドスタンスだと、スウェイではなくてブロックしてくるでしょうしね。

「そうなんですよ。だから、オリヴェイラとチャンドラーでオリヴェイラのミドルが見られないなかって。そこを見てみたいですね」

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Report UFC UFC257 ダン・フッカー ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC257】マイケル・チャンドラー、左フックからパウンド!! 150秒でダン・フッカーを倒し、UFC初勝利

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.1R2分30秒by TKO
ダン・フッカー(ニュージーランド)

ついに迎えたマイケル・チャンドラーのUFCデビュー戦。右に回るフッカーが軽く右ローを蹴る。それを掴みに行ったチャンドラーは、拘ることなく離れる。前蹴りからスイッチしたフッカー、戻してカーフを蹴っていく。左ローにチャンドラーが右ボディストレート、もう一度ボディを殴る。続いて右フックで前に出るが、フッカーが下がってかわす。圧力を高めるチャンドラーは右ボディから、右ストレートを入れる。

自らも前蹴りを蹴ったチャンドラー、フッカーは右に回るところで右ボディから左フックを受けてダウン。腰から崩れたフッカーにチャンドラーがパンチを纏め、レフェリーが試合をストップした。直後にチャンドラーはケージに駆け上がり、バック宙を決める。

「長かった。色々あった。でも、ここに来た。すぐにタイトルショットだ。プロ生活で、最高の瞬間だ。コナー・マクレガー、サプライズ・サプライズ。新しいキングがライト級に来たんだ。ダスティン・ポイエー、お前の時間だ。誰かUFCで俺を倒してみろ、できるものならな!!」とチャンドラーはシャウトした。


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News UFC UFC257 コナー・マクレガー ダスティン・ポイエー ダン・フッカー ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC257】計量終了 マクレガー、ポイエー、チャンドラー、フッカー、問題なし。エフロエフ✖レンツも

【写真】いよいよ、世界中が注目するライト級2試合が行われる (C)Zuffa/UFC

22日(金・現地時間)、24日(日・同)にUAEはアブダビ・ヤス島UFC Fight Islandのエティハト・アリーナで開催されるUFC257「Poirier vs McGregor」の計量が行われた。

メインとセミ、世界が注視するライト級の2試合に出場する4選手、コナー・マクレガー、ダスティン・ポイエー、マイケル・チャンドラー、ダン・フッカーは問題なくパスしている。


16日のUFC ABC01、20日のUFC ESPN20が現地及び欧州時間の同日夜に開始したのに対し、今回は米国時間の23日の夜に合わせ現地では24日の早朝4時スタートとなる。

プレリミメインでマット・フレヴォラと対戦するアルマン・ツァルキャンのみが2ポンドオーバー、他の出場21選手は問題なく計量を通過した。

メインに2試合に注目が集まり過ぎるといっても過言でない2021年初のPPV大会。しかしんがらキャッチウェイト戦でデビュー以来13連勝中、UFCでも3連勝の元M-1バンタム級王者モフサル・エフロエフと、オクタゴン活動歴12年目、24戦目(※14勝8敗1NC)のニック・レンツの対戦など通好みのファイトも組まれている。

■視聴方法(予定)
1月24日(日・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■UFC257計量結果

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー: 156ポンド(70.76キロ)
コナー・マクレガー: 155ポンド(70.31キロ))

<ライト級/5分3R>
ダン・フッカー: 156ポンド(70.76キロ)
マイケル・チャンドラー: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アイ: 126ポンド(57.15キロ)
ジョアン・カルダーウッド: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス: 186ポンド(84.37キロ)
マフムド・ムラドフ: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
アマンダ・ヒーバス: 116ポンド(52.62キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 157ポンド( 71.21キロ)
マット・フレヴォラ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185.5ポンド(84.14キロ)
アントニオ・カーロス・ジュニオール: 185ポンド(83.91キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン: 135ポンド(61.24キロ)
ジュリアナ・ペニャ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カリル・ラウントリー: 206ポンド(93.44キロ)
マルチン・プラチニオ: 205ポンド(92.99キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ニック・レンツ: 150ポンド(68.03 キロ)
モフサル・エフロエフ: 150ポンド(68.03 キロ)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ: 126ポンド(57.15キロ)
ザルガス・ズマグロフ: 126ポンド(57.15キロ)

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News UFC UFC254 カビブ・ヌルマゴメドフ ジャスティン・ゲイジー ダナ・ホワイト ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC】マイケル・チャンドラーと正式契約!! ヌルマゴ✖ゲイジーのバックアップファイターに

【写真】ファンもガッツポーズのチャンドラーUFC参戦、だ (C)MMAPLANET

17日(木・現地時間)、ダナ・ホワイトがESPNスポーセンターでマイケル・チャンドラーと正式契約したことを発表した。

ダナはその前日に「最高にイカしたヤツがチームに加わったことを誇りに思う」とツイッターで呟いていた。


チャンドラーもESPNの取材に対し「大人しく、これまで言ってきたこと──僕がライト級でベストファイターだということを証明できる機会が来るのをまっている」と話している。またチャンドラーは10月24日(土)にUAEのファイトアイランドで開催されるUFC254のメイン──UFC世界ライト級王座統一戦=カビブ・ヌルマゴメドフ✖ジャスティン・ゲイジーのバックアップメンバーになったとのことだ。

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Bellator243 Interview Special ブログ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・チャンドラー 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:8月─その弐─チャンドラー×ベンヘン「幻想を抱けるファイター」

【写真】これがベラトールで魅せる最後の雄姿となったチャンドラー (C) BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。そんな青木が選んだ2020年8月の一番、第2 弾は7日に開催されたBellator243からマイケル・チャンドラー✖ベンソン・ヘンダーソンの一戦を語らおう。


──8 月の青木真也が選ぶ、この一番。2試合目は?

「マイケル・チャンドラー✖ベンソン・ヘンダーソンですね。なんかベンヘンが良くなかったというのか、疲れているような気がします」

──そうですか!! あの左ボディフックとかエゲツナイ攻撃だったように見えましたが。

「当然、凄いですよ。でもベンソン・ヘンダーソンだろうっていうのはあります。もうベラトールに移って4年以上経っているんですよね。まだ皆がUFC時代のベンヘンを求めているから、それはギャップがあるかと思います。対してチャンドラーはずっとエネルギッシュです」

──そもそも試合前は、この試合に関してどのような期待感があったのでしょうか。

「それが……リマッチなので、あまり新鮮味がなかったです。それこそベンヘンはUFCの頃の姿を求められているといっても、その点においてはもう新鮮味がない。小慣れてきてベラトールのキャストに入ると、面白味がなくなってきて」

──あくまでもUFCからの刺客でないと、ベラトールは何かを創っていくことはできない?

「異種格闘技感はないですね。スコット・コーカーのベラトールはUFCから抜いてきた選手と生え抜きで創って来ていて、そのうえUFCから来た選手を楽しめる寿命は決して長くないなって思います。そもそも僕はUFCからベラトールに来て、ぶつけるっていうマッチメイクは興奮できないですし」

──ほお、そうなのですね。

「ビヨン・レブニー体制の時の方が正直、面白かったです。選手もトーナメントのプラットフォームも。なんかスゲェ強いロシア人が出てきたり、パット・カランのようなUFCが拾わなかった実力者が、結果を出して上がっていく。そういう戦いがあの頃は見られていました。

今はその発掘感がなくなりました。だって、面白いのは『こんなところに、こんなヤツがいたっ!!』っていう発掘感が面白いわけで。今はそれが起こりづらくなりましたよね」

──UFCは今も続けていますが、あまりも層が厚いのでベラトールのトーナメントのように1/8、1/4、1/2という注目の集め方はできないですよね。凄まじい潰し合いをしていて。

「ハイ。そしてTitan FCやLFA、ACAまでもが発掘の場になっています。それもまた、レブニーの頃に見たベラトールの面白味ではないですしね。

だって米国のイベントだから、懸命に米国人をトーナメントの決勝に残す努力をしている裏でロシア人とかブラジルの強い選手をぶち込むから、その選手たちを初戦とか準決勝で潰し合わせていて(笑)」

──商売の仕方としてメチャクチャですが、だからこその面白さがありました。

「マルコ・ロウロがトーナメントで優勝しちゃったから、ドゥドゥ・ダンタスとノバウニオン同士で世界タイトルをやったり。それが計算じゃないから、面白かったです(笑)。さっきも言ったパット・カランとか、マルチン・ヘルドのような選手が出てきた。マイケル・チャンドラーだって、そんなもんだし。そういうベラトールが、僕は一番面白かったです。ベンヘンでなく、ロジャー・フエルタで引っ張ったような」

──では、そのチャンドラーの今後に関しては、青木選手はどこで試合が見たいですか。

「そりゃあUFCです。UFCで戦うチャンドラーが見たいと思っちゃいます。ダスティン・ゲイジーとなんて、メチャクチャ楽しみですし。ヌルメゴメドフも見たいですけど、チャンドラー✖ゲイジーはもう単純に腕自慢同士の一戦で。

チャンドラーはパンチが目立っていますけど、それはレスリングが強いから。レスリングで培った高い運動能力があるから、パンチも強い。まぁ、フレッシュなままなのは何があるのか分からないですけど(笑)。

結局、UFCで戦ったらどうなるんだろうって思われる選手が少なくなってきましたね。もうベラトールの一部ぐらいか……。LFAやTitan FCの選手はランク外から上がっていく素材であって、いきなりチャンピオンとの対戦が楽しめる選手じゃない。もう、そういう選手がいなくなりましたよ。RIZINから行く日本のファンが応援したい選手だって、トップ10スタートでもないわけで。

そういう意味でジャスティン・ゲイジーやマルロン・サンドロが行って、今はチャンドラー。幻想を抱くことができるファイターって少ないんですよね。今年はPFLが活動休止しまって。未知の強豪の発掘が、今年は止まってしまっている形です。UFCはリアルな場だから、幻想を抱けるファイターが育つ、そういう大会がUFC以外に必要になってきますね」

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BELLATOR Bellator243 Report ブログ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・チャンドラー

【Bellator243】チャンドラーが左でベンヘンを初回KO。「ベラトールのケージに上がるのは最後だ」

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.1R2分09秒by KO
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

まずベンヘンが左ミドル、チャンドラーも右ミドルを返す。蹴り足をキャッチするが、テイクダウンはできなかったチャンドラーの右ミドル後に、今度はベンヘンが左ミドルを蹴り返す。ベンヘンは踏み込んで右ボディフック、ジャブから右を振るっていくチャンドラーに対し、ベンヘンはボディから左を打っていく。さらにワンツーを入れたベンヘンの方が序盤は動きが良いか。チャンドラーは蹴り足をキャッチして右を振るう。

右を振ってそのままサウスポーに転じたチャンドラーは、パンチを2発ほど打つとオーソに戻す。そして右ミドル後に再びサウスポーになり、右を当てて離れる。ここでオーソになったチャンドラーはワンツーで前に出て、右ミドルを蹴る。ここでもサウスポーにスイッチしたチャンドラーが、右から左を打ち抜くとベンヘンが前方に崩れる。ヒザをついたベンヘンに対し、チャンドラーが右アッパーを振るう。ベンヘンは頭から沈み試合は決した。

ソーシャルディスタンス、勝利者インタビューで「サウスポーで初めてKO勝ち? 世界でベストのコーチとベストの練習仲間がいれば何でもできる。ベンソンはチャンピオンだ。ケージではモンスターと戦わないといけない。ワキ腹が痛いよ。人々はヘンダーソンのことをフィニッシュがないっていうけど、本当に重い蹴りだった。ここに居られて嬉しいけど、本当に家に早く戻りたい。神はいつも正しい時にドアを開けて、正しいタイミングでドアを閉める。今回でベラトールのケージに上がるのは最後だ。この団体の人達のことは、心の底から愛している。過去10年、最高の時を共有できた」とチャンドラーは話した。


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【Bellator243】計量終了 チャンドラー✖ベンヘンII待ったなし。アガザームの相手は股間にスネーク!!

【写真】セレモニアル計量、すでにかなり戻っているチャンドラーに対し、ベンヘンはここから本格的にリカバリーか (C)BELLATOR

6日(木・現地時間)、7日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator243「Chandler vs Henderson 2」の計量が行われた。

3年9カ月振りの再戦となるチャンドラーとベンヘンは問題なく計量をクリアしている。


メインカード4試合、プレリミ6試合の計10試合。無観客大会とあって、通常時のベラトールのようにプレリミにローカル勢が大挙出場するということはない。

ヘビー級でマット・ミトリオンが出場するメインカードでは、ジョージ・カラキャニャンのライト級2戦目──ベラトールで2戦目となるマイルズ・ジュリー戦は通好みのマッチアップだ。

スイッチヒッターでKOパンチを持つウェルラウンダーのジュリーと、空手ベースながら卓越したグラップリング技術の持ち主カラキャニャンの対戦は、両者が中堅ではないことを示すファイトとなる。

一方プレリミでは本戦に出場してもおかしくない実力者&注目株の名前が確認できる。フェザー級ワールドGPの台風の目と目されていたが、ダリオン・コールドウェル戦でワンテイクダウン&RNCで敗れたアダム・ボリッチが再起戦に挑む。

対戦のマイク・ハメルは今大会で唯一の体重オーバーに。150ポンド契約を4ポンド以上も上回る154.6ポンドもあったハメル、ボリッチは事実上ライト級マッチに臨むこととなる。

ベラトールの活動休止期間もF2Wでグラップリングマッチに出場していたAJ・アガザームは勝ち星も負け星も揃って彼の倍、6勝2敗のクリス・レンチオーニと戦う。とにかく組んで、倒して、寝技勝負が必要なアガサームはフェイスオフでレスリングの低いスタンスで立つ。と、目前には蛇の膨らみが股間あるレンチオーニのアンダーウェアがあった。

■Bellator243 試合結果

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー: 155.9ポンド(70.71キロ)
ベンソン・ヘンダーソン: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン: 262.6ポンド(119.11キロ)
ティモシー・ジョンソン: 263.2ポンド(119.38キロ)

<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー: 155.6ポンド(70.57キロ)
ジョージ・カラキャニャン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
サバウ・ホマシ: 175ポンド(79.37キロ)
カーティス・ミランダー: 174ポンド(78.92キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アダム・ボリッチ: 150.2ポンド(68.12キロ)
マイク・ハメル: 154.6ポンド(70.12キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・レンチオーニ: 145.8ポンド(66.13キロ)
AJ・アガザーム: 145.3ポンド(65.9キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ルレーダ: 125.3ポンド(56.83キロ)
テラ・グラフ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 204.7ポンド(92.85キロ)
ハムザ・サリーム: 205.1ポンド(93.03キロ)

<ライト級/5分3R>
ネイノア・ダン: 155.1ポンド(70.35キロ)
チャーリー・キャンベル: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 185.7ポンド(84.23キロ)
マーク・ガードナー: 184.8ポンド(83.82キロ)