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【NEXUS29】横山武司を迎え撃つフェザー級王者、山本空良─02─「柔術家の寝技をMMAで圧倒する」

【写真】写真は約11カ月前のRIZIN TRIGGER01での計量のもの。今回の試合は、あれから数えて7戦目となる山本空良(C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(月)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるNEXUS29で、横山武司を挑戦者に迎えてフェザー級王座の防衛戦を行う山本空良のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

すでにRIZINでレギュラー選手のポジションを獲得している山本が語る、NEXUSへの愛。そして横山武司を迎え撃つ、MMAファイターとしての心情とは。

<山本空良インタビューPart.01はコチラから>


――2021年にNEXUSフェザー級王座を獲得し、Road to ONEを経てRIZINに参戦します。しかしその初戦で、鈴木千裕選手に判定負けを喫しました。初めての大舞台での黒星でしたが、あの敗戦についてはどのように考えていますか。

「あの試合は、自分のキャリアにおいて一番のミスというか……。自分は試合前に打撃を練習していて、キックボクサーに打撃で勝つと自分にとっても大きな自信になると考えていました。それで負けてしまったのは、ダメなことだったと思います。でもあの試合から、打撃に対する恐怖心もなくなったんですよね。

鈴木選手は打撃が強いし、メチャクチャ速くて。これは海外の選手と同じぐらいのスピードがあるんじゃないか、と思いました。それを感じることができて、負けたにせよ自分の成長を感じることができた試合です。だから、やって良かったなと思います」

――キックボクサーに打撃で勝つ、あるいは柔術家に寝技で勝つ。それはそれで格闘技のロマンだとは思います。しかし……。

「そういうのはありますよね(苦笑)。でも、これはMMAなので。今はUFCファイターのように技術のレパートリーを増やしてきました。もともと自分の技術は精度が低いところもあったので、その精度を高めています。
やっぱりMMAは戦いの自由度が高いと思うんですよ。だから自分も、もっと自由に、いろんな戦いの幅を広げていて。だから今は、MMAが楽しいって思えるような練習ができています」

――そうしてRIZINに出場するなか、今年5月にはNEXUSフェザー級王座の防衛戦を行い、寿希也選手をRNCで下しています。そして次の横山戦が2度目の防衛戦となるわけですが、今の山本選手にとってNEXUSに出場は、どのような意味を持つのでしょうか。

「感謝の気持ちが大きいです。自分はもともとZSTに出ていて、そのZSTが活動しなくなりました。それで、どこに出るか――と考えていて。その時にNEXUSで1試合したあと、すぐに王者決定トーナメントは出せてもらいました。自分を救ってくれて、育ててくれた。だからNEXUSのベルトを持ち続けるのは自分の感謝の気持ちだし、NEXUSも盛り上がるために自分をいくらでも使ってほしいです。

自分なんかが出場して、NEXUSが盛り上がるかどうかは分からないです。でもRIZINで活躍して、NEXUSにも出る。そうやって一緒に成長してきたいと思っています」

――RIZINの試合数が増えても、NEXUSのベルトを返上することは頭の中になかったわけですね。

「はい、返上はないです。今年はNEXUSに出るのが2回目で、これが年1回になることはあるかもしれません」

――最初の話に戻ってしまうかもしれませんが、このRIZINの試合ペースで、さらにNEXUSにも年2回出場していることが驚きです。

「アハハハ。実は7月のケラモフ戦のあと、9月にRIZINでもう1試合してから、今回のタイトルマッチに臨みたいと思っていたんです。ただ、9月はもうマッチメイクの枠がなくて。10月の福岡大会はどうですか、というお話を頂いたんですけど、それだとNEXUSのタイトルマッチが近いので、お断りさせていただきました」

――1年に何試合するつもりだったのですか……。

「もうちょっと休みたいなぁ、と思う時もあります。でも試合に向かうことが好きなので。今回もNEXUSにとっては2022年の締めの大会で、そのメインでタイトルマッチをやらせてもらえることは、すごく嬉しいです。僕はNEXUSの顔になりたいので。

もうNEXUSの顔になっている、って言われることもあります。それなら、もっともっと大きな存在になりたい。僕が活躍することで、NEXUSのファイターがもっとRIZINに呼ばれるようになったら嬉しいですね。目標はNEXUSを修斗、DEEP、パンクラスと並ぶプロモーションにすることです」

――おぉっ!! ただ、その試合サイクルだと、どうしてもリングとケージの違いという部分は出てこないですか。

「そうですよね(笑)。やっぱりケージのほうが好きです。リングで戦うのは良いですし、リングにも良いところはあります。でもパウンドを打たれている相手が、パウンドを避けているうちにリングから落ちてしまったりとか。そういう安全面でも、ケージのほうが良いんじゃないかとは思っていますね」

――それと山本選手がRIZIN TRIGGERで新居すぐる選手をKOした試合を見ても、足さばきがケージ用のものになっているように思います。ケージ際をつたうように下がりながら、相手が追いかけて来たところに右ストレートを合わせて倒すという……。

「ありがとうございます。自分は偉そうなことを言える立場ではないのですが、リングで戦っているRIZINの選手が、ベラトールのケージで戦う時はどうなるのかな、って思います。リングに慣れていると、どれだけキャリアがあっても、ケージの感覚を取り戻すのは難しいのではないかと。

その点ではクレベル×パトリッキーが、大晦日の次にベラトールのケージでどうなるか――ですよね。クレベルもKSWではケージで試合をしていて、今はずっとリングじゃないですか。大晦日もケージで見たかったんですよね……。ベラトールの選手に関して、ケージ際の戦い方が好きなので」

――では次の試合で、ベラトール流のケージ技術を楽しみにしています。NEXUSの話に戻りますが、現在のフェザー級の動きについて気になるところはありますか。特に今大会では、前回の防衛戦で下している寿希也選手が、LFAでも試合をした河名マスト選手と対戦します。

「いろんな選手の名前を聞くのですが、まだ戦績が浅い選手ばかりで。まだ自分を倒すような選手はいないと思っています。ただ、河名選手はグレコの実績があるので、試合したいですね。

自分はアグォン戦やケラモフ戦を見ても、やっぱりレスリング力が足りないと思います。だから河名選手のようにレスリングが強い選手と、どんどん組んでいきたいですね。だから今回、横山選手に勝つことができれば、次は河名選手と対戦したいです」

――今回の対戦戦相手である、横山選手もまだMMAキャリアは3戦です。これまで横山選手のことを相手として意識したことはありますか。

「正直、意識したことはなかったです。もちろん寝技が強い選手という印象はありますし、あれだけ寝技の展開が速い選手も珍しいとは思います。ただ、まだMMAは3試合しかしていない。だから柔術家の寝技を、MMAとしてMMAの動きで圧倒します」

――先ほどの言葉通り、MMAとして勝つと。

「はい。相手は寝技の展開が速いといっても、MMA全体のスピードは自分のほうが速いと思っています。どんどんスクランブルを仕掛けて、寝技に持ち込ませないようにしたり、自分のポジションを取っていったり、とか。スピード、スタミナ、そしてMMA力は自分のほうが上です」

――では最後に、次の試合に向けての意気込みをお願いします。

「今年は試合が多くて、山本空良に成長が見られないと言う人も多いと思います。でも、ケラモフ戦以降、メチャクチャ練習してきました。圧倒的な差を見せつけて、NEXUSのチャンピオンが最強であることを証明します。よろしくお願いいたします!」

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キックボクサー皇治、記者からの質問にまさかのアンサー【RIZIN切り抜き】【ライジン切り抜き】 メイウェザー

https://youtu.be/paxq28pUVic
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【Bellator&RIZIN40】キム・スーチョルと対戦、熱血風ファイター=フアン・アルチュレタの真実「賢明さ」

【写真】スペイン系とメキシコ系という紹介が多いが、自身はネイティブアメリカンの血にも重きを置いており、チチカカ(ネイティブアメリカンの刺繍)が施された衣装を会見でも身にまとっていた (C)MMAPLANET

26日(水)、東京都港区の六本木ヒルズアリーナで大晦日12月31日(土)に開催されるRIZIN40の会見が行われ、RIZIN×Bellatorの対抗戦に出場するチーム・ベラトールの一員としてBellator元世界バンタム級王者フアン・アルチュレタが来日。キム・スーチョルと戦うことが発表された。

アルチュレタといえば、全力ファイト。そして最後まで攻撃を続けるアグレッシブなスタイルという印象が強い。会見前にアルチュレタに話を聞くと、熱い言葉でその信条を以下のような言葉で語った。

「勝敗は時の運、どっちに転ぶかは分からない。だから、僕は自分のパフォーマンスを一番に考えている。全力を尽くす、そこが一番重要なんだ。ただし、セルジオ・ペティスと戦った時は足と右の拳を試合の序盤に負傷してしまった。ラフェオン・スタッツとのGP戦は御覧の通り、確実に勝利に向かって戦えていた。けど左ハイでKO負けした。

人生で100万回キックと向き合ってきて、あのタイミングでヒザが顔面に当たるなんてなかった。なぜ、あのキックが顔面を捕らえたのか──何か理由があるはずだ。今なら分かる。あの一発で、僕はGPで上位進出できなくなった。そして、日本で戦う機会を得た。100万回に1度しか起こりえない状況でのKO負けは、僕を日本に向かわせるためだったんだよ。

あの試合で、あのまま勝っていたら日本で戦う機会を得ることはできなかったからね。スタッツに敗れ、エンリケ・バルゾラ戦を戦うことになった。そして、あの試合のパフォーマンスを認められ、夢だった日本で戦うことが実現したんだ」

アルチュレタの言葉を字面で見ると、まさに熱血漢そのもの。それは一見、彼のファイトスタイルに通じるモノがあるかもしれない。ただし、その言葉は非常に冷静な口調で話されており、決して彼が感情に引っ張られる性格の持ち主でないことが理解できた。この点こそ、フアン・アルチュレタというファイターの真実であり、その点について尋ねてみた。


──とにかく死力を尽くして、全力で戦う。今の言葉を額面通りに受け取ると、フアンは常に伸るか反るか、乾坤一擲のファイトを心掛けているように皆が思いがちです。

「フフフフ。その通りだね」

──それでいてフアンの試合をしっかりと見ると、実に距離のコントロールとタイミングを測るのが絶妙です。ステップを踏み、ダブルレッグのフェイクから右を伸ばし、または右ストレートのフェイクからダブルレッグに入る。相手をおびき出してのカウンターショットも実は一発目でなく、続く2発目や3発目をヒットさせるように打っているように見受けられます。決して、当たって砕けろという戦いでなく計算されつくした動きかと。

「ファイトに欠かせないのは、アジャストする能力はなんだ。戦っている現状に対し、適切に変化させ、今ある状況に適した動きをしなければならない。それは賢明さという表現ができるかもしれないね。MMAに必要な知恵、戦いのなかで必要な分別という領域で如何に相手の知恵や分別を打ち破ることができるのか。

それがあって初めて、自分をコントロールできるんだよ。時には自分の戦いに綻びが見られることがある。そういう状況も相手に見せることになるのがMMAだ。そんな時、綻びやガタつきを追い払わなければいけない。それって、もうほとんどマジックだよ。そこを乗り越えてウォリアーは勝利を手にする。

その踏ん張りは……両親の支え、コーチの支えがあって可能になる。戦いとは決して、強さと強さのぶつかり合いではないんだよ。真っ直ぐ戦い過ぎても、自分の攻撃よりも被弾することが多くなる場合は往々にしてあるよね」

──その通りだと思います。

「Art of Warだよ。だからこそ今、君が指摘したようにダブルレッグのフェイクや、パンチと見せて組みつくこと。1発目でなく、2発目、3発目で顔面を打ち抜くんだよ。ファイトのスピード、リズムを変えること。それがあってこそ、攻撃は成り立つんだ。ぶっちゃけ、視線だってそうだよ。視線の先を攻撃しない。拳は違うところを狙う。それこそが、自由な攻撃になるんじゃないだろうか。攻撃するという観念から放たれた攻撃だよ」

──参りました(笑)。きっとファンだけでなく、過去の対戦相手もフアンのことを見誤っていたと思います。

「その通りだ。ファンも対戦相手も僕を誤解してきたんだ。それが僕の戦いだ。それが僕の愛するマーシャルアーツなんだよ。僕は口では戦わない。その必要はない。お喋りには自信がない。ファンに僕の話を聞いてもらうことがMMAじゃない。ケージの中の動きをファンに見てもらうことが、僕のMMAだ。本当にマーシャルアーツが好きなファン、マーシャルアーチストなら僕の戦いを理解してくれるだろう。皆に戦いの科学を楽しんでもらいたくて戦っている。それがマーシャルアーツだから」

※日本への憧れ、RIZINという場でキム・スーチョルと戦うこと、そして今後の日米でのキャリアップなどをフアン・アルチュレタが存分に話してくれたインタビューは、11月22日(火)発売のGONG格闘技#323に掲載されます。

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BELLATOR Bellator287 MMA MMAPLANET o アダム・ピコロッティ ベラトール マンスール・ベルナウイ

【Bellator287】初陣ベルナウイ。圧倒的なバックコントロール力を見せ、ピコロッティをRNCで破る

<ライト級/5分5R>
マンスール・ベルナウイ(フランス)
Def.2R2分51秒by RNC
アダム・ピコロッティ(米国)

試合直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたピコロッティだが、ベルナウイは得意のハーフからのスイープを決める。ピコロッティはすかさずオモプラッタに出るが、ベルナウイは腕を抜いて三角に反応して担ぎパスへ。右腕を深く入れた状態で十字とオモプラッタを警戒しつつ、左のパンチを連打したベルナウイがバックを制しに掛かる。

前方に落とそうとするピコロッティに対し、ベルナウイは右のパンチを打ちつけエルボーを交えて攻撃を続けると両足をフックする。ボディトライアングルのベルナウイはパンチの連打でピコロッティを攻め込みRNCへ。背中が反っていたピコロッティだが、真後ろを取られていないため何とか耐える。残り30秒、ロールしたピコロッティを捕らえて離れないベルナウイがパンチを続けると、マウントに移行。暴れるピコロッティを逃さず、初回を攻め続けた。

2R、サウスポースタンスのベルナウイは、ピコロッティのフックに組んで引き込むと、ハーフから腰を押して上体を起こしバックに回る。殴りながら襷にとり、右足を差し入れてボディロックを完成させる。前方に落とされないよう細かいパンチを続けるベルナウイは、亀から立ち上がるピコロッティをRNグリップから絞めていく。リストを取って耐えたピコロッティだが、背中を伸ばされるとパームトゥパームに移行され万事休す、落ちない限りタップしか残された道はなかった。

ベラトール初陣で、完全なコントロールから一本を極めたベルナウイ──3年5カ月のブランクも強さを増したベルナウイは「全てのライト級の選手、注意が必要だ。チャンピオンになるためにベラトールに来た」と話した。


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BELLATOR Bellator287 MMA MMAPLANET o UFC チャーリー・ウォード ファビアン・エドワーズ ベラトール

【Bellator287】見事な左ストレートからのTDのエドワーズが、ウォードを制して判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
チャーリー・ウォード(アイルランド)

ヘビー級のような体の厚みを持つウォードに対し、エドワーズが前蹴り、ローから崩しに掛かる。サウスポーから左の牽制を見せるエドワーズは慎重な立ち上がりの中で左ミドルを決める。エドワーズは左インローを決め、右アウトローも繰り出す。ウォードは前に出てパンチを振るうようになるが、左ハイを決められ動きが止まる。エドワーズはもう1度左ハイを狙い、スリップ。背中をマットにつけ、クローズドガードの中にウォードを収める。

しっかりと抑えて時折り左のパンチを見せるウォードは、残り40秒で左足を抜く。直後にスクランブルで立ち上がったエドワーズが右フックを打たれ、ワンツーを返して時間となった。

2R、左ストレートから左ハイを見せ、迅速ダブルレッグをエドワーズが決める。スクランブルでバックに回ったエドワーズは、立ち上がったウォードを前方に崩して足をフックするが前方に落とされる。直ぐに立ち上がったエドワーズはバックを許すも、胸を合わせる。と、ここでチャーリーはヒザを急所に入れながらFワードを発する。一旦試合が中断となり、再開されるとローを蹴られたウォードはパンチで圧を掛ける。

組みを選択したエドワースが、一旦ハイを見せてダブルレッグを決める。力で跳ねのけるウォードを制すと、エドワーズはハーフから左のエルボーを連打する。背中を見せて振り払おうとするウォードだが、上を取り直したエドワーズはマウントを取りパンチを連打。肩固めに移行するとニーインベリーで絞めあげる。背中を見せて一旦はエスケープしたエドワーズは、ここでスタンドで離れることを選択する。しかし、エドワーズはパンチからテイクダウン狙いも、スリップして尻もちをついてしまう。ウォードは思い切り飛び込むようにパウンドを放つ──が、空振りに終わった。

最終回、左ストレートから左ハイ、さらに左ストレート→ダブルレッグでエドワーズがテイクダウンを奪う。バックを制したエドワーズが、ウォードの背中を伸ばす。ウォードはヒザをつくが、ロールしたエドワーズが仰向けになり4の字フックに。襷からRNCを狙うエドワースのバックグラブが続く。ウォードも手首を掴んで防ぐが、ポジションを返せず言葉の押収に。互いにFワードを含め、言葉を交換するのをレフェリーが注意を与えないまま時間となった。

時間となり上を取ったウォードは何やら言葉を続け、ハグのなかでも頭をぶつけるなど理解に苦しむ言動を見せた。ともあれ極めきれなかったが、エドワーズがUFCとベラトールを兄弟で制するという夢に一歩近づく判定勝ちを手にした。


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BELLATOR Bellator287 MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC UAEW UFC   アダム・ピコロッティ キ・ウォンビン クォン・アソル サルバツホン・ハミドフ シモン・ビヨン ジャスティン・ゴンザレス ソウル・ロジャース ダニエル・スカティッツィ ティム・ワイルド デヴィ・ギャロン ニキータ・ミハイロフ パンクラス ファビアン・エドワーズ ベラトール マンスール・ベルナウイ ユ・スヨン

【Bellator287】計量終了 ベルナウイはRoad FC時代の強さを維持しているのか。タジキのハミドフにも注目

【写真】 強さを争う場ならカスピ海沿岸と中央アジアを掘らないと嘘(C)BELLATOR

29日(土・現地時間)、イタリアはミラノのかつてはパラリードの名で親しまれていたアリアンツ・クラウド・アリーナで開催されるBellator287「Piccolotti vs Barunaoui」の計量が、28日(金・同)に行われている。

今大会のメインはアダム・ピコロッティ×マンスール・ベルナウイのライト級マッチ。来年開催が予定されているライト級ワールドGPに向け、ベルナウイの査定試合という見方が出きる一戦だ。


Road FCライト級王座挑戦権が懸けられたライト級Tを経て、王者クォン・アソルに勝利した暁には100万ドル(※トーナメント優勝時点で20万ドルを獲得)を手にするという1年10カ月のロングランタイトル奪取劇から、3年5カ月──ついにベルナウイが実戦復帰を果たす。

Road FC王座奪取後、ベルナウイは大舞台で戦うことを念頭におき、RIZINからの出場交渉には首を縦に振ることなく長いバカンス期間に入ってしまった。コロナ禍で練習拠点をプーケットからパリに移し、ついに雌伏の時を終える。

ベルナウイはRoad FCではクォン・アソルを始め、カビブ・ヌルマゴメドフの盟友シャミール・ザハロフ、日本の下石康太、在韓モンゴリアン=ムングトスズ・ナンディンエルデン、キム・チャンヒョン、RTU出場でGladiatorライト級王者のキ・ウォンビンという7人から全て一本勝ちを手にしている。

しかも、下石とザハロフは3Rでそれ以外の選手は5分以内に仕留めているというフィニッシャーだ。とはいえザハロフと下石相手には盤石のコントロールということはなく、スクランブル戦を経て──特に下になったときの悦妙のスイープ奪取力でポジションを挽回して勝利に結びつけていた印象がより強い。

あの一瞬の機転と、集中力を切らさないファイトがこれだけのブランクを経て如何に維持できているのか。さらにいえば英&北米系ファイターとの対戦経験が少ないこと、ピコロッティとは上背の差がほとんどなくフィジカル的な優位さは求められない影響があるのか──も気になるベルナウイのワールドステージ初陣だ。

同じライト級でソウル・ロジャース、フェザー級ではジャスティン・ゴンザレスら注目選手が戦うメインカードに対し、プレリミで見逃せないのがオープニングファイトでジョゼ・マリア・トメと対戦するサルバツホン・ハミドフだ。

キャリア18年、元UFCファイターのブラジリアン・ファイター=トメは戦績40勝9敗3NCの40歳。対するハミドフは17歳でプロデビューを果たし、過去6年間で13の勝利を積み重ねてきた無敗のタジキスタン人選手だ。

ハミドフはUAEWではZEUSバンタム級王者でパンクラスにも来日経験のあるユ・スヨンをケージレスリングの消耗戦で下している。基本、シングルからケージにつめてテイクダウン&トップもしくはバックコントロールで試合を支配するスタイルだが、相手を削るなかでパウンドアウトや前後の絞めを持つ。

ベラトール・バンタム級戦線でケージレスリング&スクランブルの雄といえばタイガー・マゴメドフ。そのマゴメドフやニキータ・ミハイロフと北の勢力争いに割って入ることができるのか──楽しみな中央アジア(所属はロシアントップチーム)の俊英の初登場だ。

■視聴方法(予定)
10月30日(日)
午前1時00分~ U-NEXT

■Bellator287計量結果

<ライト級/5分5R>
アダム・ピコロッティ: 155.2ポンド(70.39キロ)
マンスール・ベルナウイ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ: 185.4ポンド(84.09キロ)
チャーリー・ウォード: 185.2ポンド(84.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース: 155.3ポンド(70.44キロ)
ティム・ワイルド: 155.8ポンド(70.66キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ゴンザレス: 145.2ポンド(65.86キロ)
アンドリュー・フィッシャー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
デヴィ・ギャロン: 155.8ポンド(70.66キロ)
ダニエル・スカティッツィ: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ミドル級/5分3R>
コステリョ・ファン・スティーニス: 185.4ポンド(84.09キロ)
カミル・オニシュチョク: 185.4ポンド(84.09キロ)

<ライト級/5分3R>
チボー・グッチー: 155.9ポンド(70.71キロ)
アルフィ・デイヴィス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
キアラ・ペンコ: 115.1ポンド(52.2キロ)
マヌエラ・マルコネット: 115.8ポンド(52.52キロ)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ヴァルテル・コグリアンドロ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シモン・ビヨン: 205.8ポンド(93.34キロ)
ドラゴス・ズッコ: 203.4ポンド(92.26キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコロ・ソッリ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ブハマ・キャマハ: 170.9ポンド(77.51キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・トレイナー: 204.8ポンド(92.89キロ)
ルーカス・アルシーナ: 204.4ポンド(92.7キロ)

<181ポンド契約/5分3R>
スティーブン・ヒル: 179.9ポンド(81.6キロ)
アンドレア・フージ: 181ポンド(82.1キロ)

<バンタム級/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 135.8ポンド(61.59キロ)
ジョゼ・マリア・トメ: 135.6ポンド(61.5キロ)

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『Bellator 287: Piccolotti vs. Barnaoui』前日計量動画


MAIN CARD (4 p.m. ET, Showtime)

・Adam Piccolotti (155.2) vs. Mansour Barnaoui (154.6)
・Fabian Edwards (185.4) vs. Charlie Ward (185.2)
・Saul Rogers (155.3) vs. Tim Wilde (155.8)
・Andrew Fisher (146) vs. Justin Gonzales (145.2)

PRELIMINARY CARD (12:30 p.m. ET, MMA Junkie)

・Davy Gallon (155.8) vs. Daniele Scatizzi (154.8)
・Kamil Oniszczuk (185.4) vs. Costello van Steenis (185.4)
・Alfie Davis (156) vs. Thibault Gouti (155.9)
・Manuela Marconetto (115.8) vs. Chiara Penco (115.1)
・Walter Cogliandro (146) vs. Yves Landu (145.6)
・Simon Biyong (205.8) vs. Dragos Zubco (203.4)
・Bourama Camara (170.9) vs. Nicolo Solli (170.8)
・Lucas Alsina (204.4) vs. Luke Trainer (204.8)
・Andrea Fusi (181) vs. Steven Hill (179.9)
・Sarvadzhon Khamidov (135.8) vs. Jose Maria Tome (135.6)
・Percy Herrera (136) vs. Luca Iovine (135.6)
・Cherif Ba Pape (135.1) vs. Ayoub Nacer (133.8)
・Alex Bertinazzi (145.6) vs. Edoardo Caiazza (145.8)

 『Bellator 287: Piccolotti vs. Barnaoui』前日計量結果。全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・アダム・ピコロッティ vs. マンスール・ベルナウイは11人全員ベルナウイ支持。

・ファビアン・エドワーズ vs. チャーリー・ワードは11人全員エドワーズ支持。

・サウル・ロジャース vs. ティム・ワイルドは11人全員ロジャース支持。

・ジャスティン・ゴンザレス vs. アンドリュー・フィッシャーは11人全員ゴンザレス支持。続きを読む・・・
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『Bellator 287: Piccolotti vs. Barnaoui』オッズ/視聴方法

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 5Dimesの『Bellator 287: Piccolotti vs. Barnaoui』メインカードのオッズを紹介。

▼ライト級/5分5R
アダム・ピコロッティ+115(2.15倍)
マンスール・ベルナウイ-135(1.74倍)


▼ミドル級/5分3R
ファビアン・エドワーズ-485(1.21倍)
チャーリー・ワード+385(4.85倍)


▼ライト級/5分3R
サウル・ロジャース-380(1.26倍)
ティム・ワイルド+315(4.15倍)


▼フェザー級/5分3R
ジャスティン・ゴンザレス-260(1.38倍)
アンドリュー・フィッシャー+220(3.20倍)



 開始時刻、視聴方法は上記を参照。なお、『UFC Fight Night 213: Kattar vs. Allen』が日本時間午前5時開始なので完全に被っていることから、当サイトでは速報せずに結果のみの紹介となります。続きを読む・・・
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【Bellator286&RIZIN40】パトリシオ・フレイレ「ボリッチの全てが見えていた。クレベルは柔術で仕留める」

【写真】威風堂々といった感のあるパトリシオの登壇だった (C)MMAPLANET

26日(水)、東京都港区の六本木ヒルズアリーナで大晦日12月31日(土)に開催されるRIZIN40の会見が行われ、RIZIN×Bellatorの対抗戦に出場するチーム・ベラトールの一員としてBellator世界フェザー級王者パトリシオ・フレイレが来日した。

同会見の1時間前、滞在先のホテルでフレイレに1日のアダム・ボリッチを相手とした王座防衛戦、そして日本での戦いについてインタビューを行った。


──これから六本木に移り、RIZIN40の会見が控えていますが、まずは今月1日にアダム・ボリッチを下した防衛戦について振り返ってもらえますか。

「あの試合は完全にドミネイトできたね。とても落ち着いて戦えたし、自分のやるべきことを完璧にこなした試合だと思っている。ベルトを家に持ち帰ることができ、そして今、日本にいる。とても幸せに感じているよ」

──それだけ完璧な試合ができた要因はどこになると考えていますか。

「まずは忍耐強く戦えたことだと思う。そして、正しいタイミングで攻めることができた。そんな風に戦えたのは、経験の違いだ。今、僕はこのスポーツで最も完璧なファイターになったと思っている」

──ボリッチの攻めが本当にしっかりと見えていました。

「マトリックスのようにね(笑)」

──完全に解読できていたと。

「アダムの全てが見えていたよ。彼は何度も跳びヒザを狙って来た。本当に危険な動きだよ。でも、思った通りの動きだった。僕も以前から使っている技の1つだし、全く問題なかったよ」

──そして冒頭でパトリシオが言われたように、今、日本にいます。

「僕は子供の頃、ミノタウロ(アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ)、ミノトゥロ(アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ)、ヴァンダレイ・シウバ、マウリシオ・ショーグン、ムリーロ・ニンジャ、アンデウソン・シウバ、パウロ・フィリョの試合を見て育った。あの頃、いつの日か彼らと同じことがしたいと思っていた。その夢が遂に叶うよ。凄くハッピーで、心の底から日本でのファイトを楽しみにしている。日本の文化、人々、全てが最高だからね」

──3年前、お兄さんのパトリッキーがRIZINで戦いました。パトリシオもすぐにでも日本で戦いたかったかと思います。今回ただ単に試合が実現するのではなく大晦日の大会でRIZINルール、リングの上でRIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ選手との試合になります。

「クレベルは才能豊かな選手だよ。素晴らしい柔術の使い手であり、ウォリアーだ。僕と同じブラジル出身の選手で、彼のことを凄く尊敬している。でも2人のキングは要らない。このスポーツに君臨するキングは1人だけだ。そして、キングは今、君の前に座っているんだ」

──今やどれだけ優れた柔術家でも、クレベルほど柔術の技術を駆使してMMAを戦う選手は世界中を見渡してもほとんどいないかと思います。もちろん打撃でやり合うこともできるクレベルが、下になることをいとわないで戦うことをどのように思いますか。

「とても難しいことだ。クレベルのようにまさに柔術だけでMMAを戦うことは。あんな風に引き込む選手はそうはいない。でも、何も問題はない。誰だって、僕がどれだけ柔術を使いこなせるか知っているはずだよ。柔術でクレベルを仕留めることは僕にだってできる。楽しみにしてほしい」

──柔術でクレベルに勝てると?

「そういう試合になることを楽しみにしているよ。と同時にサッカーボールキック、3点ヒザを使えることが嬉しくてたまらないんだ。僕がブラジルでバーリトゥードを戦い始めた時、グラウンド状態にある相手の顔面を蹴っ飛ばし、ヒザをぶち込むというルールだった。何でもありだよ」

──さすがに頭突きまでは使っていなかったですよね(笑)。

「それはない。ルールで認められていなかったから(笑)。あくまでも僕が使うのはルールで許された攻撃だけだ」

──日本のMMAファンも本当に楽しみしていると思います。

「本当に日本で戦うことができて、嬉しい。僕の夢が叶う日、バイオレンスを楽しんで欲しい!! レッツゴー!!!」

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