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『RIZIN CONFESSIONS』第153回動画

Fight&Life (ファイトアンドライフ) 2024年 8月号 [雑誌]




 『RIZIN CONFESSIONS』第153回動画。今回は『RIZIN.47』から堀口恭司 vs. セルジオ・ペティス、スパイク・カーライル vs. キム・ギョンピョ、ジョニー・ケース vs. “ブラックパンサー”ベイノア、徳留一樹 vs. 宇佐美正パトリックの舞台裏です。続きを読む・・・
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【RIZIN.47】武田光司、シェイドゥラエフに無念の一本負けで悔しさ「とんでもない選手だな」 『RIZIN.47』試合後インタビュー

9日に開催された『Yogibo presents RIZIN.47』(国立代々木競技場第一体育館)の試合後インタビューに選手たちが応じた。

●『Yogibo presents RIZIN.47』(国立代々木競技場第一体育館)
・第9試合 バンタム級
堀口恭司 vs. セルジオ・ペティス
・第8試合 フェザー級
クレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ
・第7試合 ヘビー級
上田幹雄 vs. シェミスラブ・コバルチェク
・第6試合 フェザー級
武田光司vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
・第5試合 ライト級
スパイク・カーライル vs. キム・ギョンピョ
・第4試合 フェザー級
カルシャガ・ダウトベック vs. 関鉄矢
・第3試合 ライト級
ジョニー・ケース vs. “ブラックパンサー”ベイノア
・第2試合 オープンフィンガーグローブキックボクシングルール(※肘有り)
梅野源治 vs. 魚井フルスイング
・第1試合 ライト級
徳留一樹 vs. 宇佐美正パトリック

#武田光司 #RIZIN #RIZIN47

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【RIZIN47】打撃で劣勢のカーライルがキム・ギョンピョをRNCで絞め落とし、2年ぶりの勝利をゲット

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
Def.3R1分11秒 by RNC
キム・ギョンピョ(韓国)

サウスポーのカーライルが右の関節蹴り、右サイドキックを伸ばす。距離が詰まるとキム・ギョンピョが左フックを振るい、下がったカーライルに右ストレートを伸ばす。至近距離の打ち合いでカーライルが右クロスを狙った。カーライルの左蹴り足をキャッチしたキム・ギョンピョがロープに押し込み、ボディロックで組む。コーナーに押し込められたカーライルが左ヒジを繰り出すも、これはキム・ギョンピョがかわした。右のオーバーフック、左腕を差し上げたカーライルが体勢を入れ替えるも、キム・ギョンピョがすぐに押し返してブレイクが掛かった。

再開後、キム・ギョンピョがオーソドックスに構えたカーライルに右カーフキックを当てる。カーライルも左を上下に散らし、右ハイを見せる。カーライルの右目上から出血が見られる。打撃が交錯したところでレフェリーが試合を中断。キム・ギョンピョの右ヒザがカーライルの下腹部を捉えたとして、キム・ギョンピョに口頭注意が与えられれ、試合再開へ。

キム・ギョンピョが右ローを放った瞬間に足を滑らせた。すぐに距離を詰めたカーライル。キム・ギョンピョはボディロックで捕らえてコーナーに押し込む。カーライルが差し返すも、キム・ギョンピョがダブルレッグに切り替えた。テイクダウンできず、離れたキム・ギョンピョにカーライルが蹴りを見舞う。ケージ中央で打ち合いからキム・ギョンピョがカーライルをコーナーに押し込み、離れ際に左を振るった。カーライルは右サイドキックで距離を取り、初回を終える。

2R、カーライルはオーソドックスに構える。キム・ギョンピョの左ジャブに嫌がる表情を見せたカーライル。キム・ギョンピョの左に右ミドルを合わせるも、サウスポーにスイッチして下がる。組んだカーライルがコーナーに押し込んでいく。左オーバーフックで捌いたキム・ギョンピョは、離れ際でパンチを浴びせ、下がるカーライルに左右フックで襲い掛かる。右前蹴りをボディに突き刺したキム・ギョンピョはカーライルの左ストレートをブロック。右ストレートを上下に散らして、カーライルにロープを背負わせる。

キム・ギョンピョのパンチに対し、明らかに嫌がる表情を見せるカーライルは左ジャブを受けて下がる。ダブルレッグを切られたカーライルには疲労も見え始めた。しかしカーライルも左フックを当ててボディロックで組んだ。カーライルがロープ際でバックに回ると、キム・ギョンピョがコーナーへ。カーライルはバックからヒザで削る。正対したキム・ギョンピョは右ヒザ蹴りをボディに突き上げ、カーライルが離れた。

最終回、キム・ギョンピョが左ジャブを突く。カーライルは右カーフキックを蹴るも、キム・ギョンピョのワンツーを受けて下がってしまう。ロープまで詰められたカーライルが首相撲から左ヒザを突き上げ、さらにダブルレッグで背中を着かせてバックに回る。立ち上がったキム・ギョンピョの背中に乗り、RNCで絞め落とした。

試合後、カーライルは「これまで3連敗中で、2年ぶりの勝利だった。サトシ選手とグスタボ選手が戦うと思うが、勝者と対戦したい」とアピールした。


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【RIZIN47】セレモニアル計量、堀口×セルジオ・クレベル×アルチュレッタに大歓声。どよめいたのは…。

【写真】デカいは分かりやすい。そんなシェミスラブ・コバルチェクの計量だった(C)MMAPLANET

都内にて、明日9日(日)東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47のセレモニアル計量が行われた。
Text by Takumi Nakamura

冒頭の榊原信行CEOの挨拶にもあったように、今大会はアメリカ、ポーランド、キルギス、韓国、カザフスタンから選手が来日する国際色豊かな大会となった。


計量ではメインの堀口恭司×セルジオ・ペティスへの声援はもちろん、クレベル・コイケ×フアン・アルチュレッタが揃って計量をクリアすると、両者の計量オーバーを心配した(?)ファンからは大歓声が起きた。

なおセルジオのセコンド、デューク・ルーファスはミルウォーキーつながりでNBAミルウォーキー・バックスのユニフォームを着用。34番=ヤニス・アデトクンボのモデルと思いきや、背中の文字は「ROUFUS」でオリジナルのものだった。

またヘビー級(120キロ以下)の上田幹雄とシェミスラブ・コバルチェクがスタージに現ると両者の“デカさ”が目立ち、コバルチェクがTシャツを脱いで上半身裸になるとどよめきも起きる。

RIZINの柏木信吾・海外事業担当も「コロナ禍もあってRIZINも70kg以下の試合が多かったのですが、久々のヘビー級の試合ということで、やっぱりヘビー級は“ザ・格闘技”という感じがしていいですね」と久々の光景に笑みを浮かべていた。

順調に進んだ計量だったが“ブラックパンサー”ベイノアと対戦するジョニー・ケースが公式計量でリミットを1kgオーバーし、セレモニアル計量にも姿を見せず。ケースはレッドカード(減点1)からの試合スタート、ケースが勝利した場合はノーコンテストという条件での試合実施となる。

■視聴方法(予定)
6月9日(日)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN47計量結果カード

<バンタム級/5分3R>
堀口恭司:60.75キロ
セルジオ・ペティス:60.80キロ

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ:66.00キロ
フアン・アルチュレッタ:66.00キロ

<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄:111.30キロ
シェミスラブ・コバルチェク:114.65キロ

<フェザー級/5分3R>
武田光司:66.00キロ
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ:65.95キロ

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル:70.95キロ
キム・ギョンピョ:70.75キロ

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック:65.95キロ
関鉄也:65.90キロ

<ライト級/5分3R>
ジョニー・ケース:72.00キロ
“ブラックパンサー”ベイノア:70.95キロ

<キック・62キロ契約/3分3R>
梅野源治:61.95キロ
魚井フルスイング:61.65キロ

<ライト級/3分3R>
徳留一樹:70.95キロ
宇佐美正パトリック:70.90キロ

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RIZIN.47:オッズ/予想と展望

MMAの試合のみ。

徳留一樹 2.30
宇佐美正パトリック 1.57

3年前のサトシ戦以来の復帰となる徳留だが、サトシ戦の前からすでに八王子市役所の職員になることが決まっていて、実質セミリタイア状態。

宇佐美は2022年のデビュー2年目にRIZINデビュー。相手は今回同様ベテランの佐々木信治だったが、2Rまで佐々木に組み付かれる展開で苦戦し、3R目に打撃を入れての逆転勝ち。MMAでの前戦となる昨年4月のギョンピョ戦では、テイクダウン→パウンド→背中を向けたところでチョークに捕まり完敗。

徳留は34歳から3年のブランクは厳しい。佐々木戦の頃の宇佐美が相手でも難しいのでは。宇佐美KO勝ち。

ジョニー・ケース 1.15
ブラックパンサー”ベイノア 5.00

4月に大凡戦をやらかしたベイノア。極真出身でキックで王座を獲得し、AKAで1年間組技も強化してきたのでもっとできるはず。相手が井上で、負けられないという意識が働きすぎたのか。今回はそんな意識を持つ心配がない、RIZINタイトル挑戦者のケースとの対戦に。

昨年4月のアブドゥルカリコフ戦を負傷欠場したケースは1年半ぶりのMMAの試合となるが、昨年11月にはボクシングの試合にも出場しており、ブランクほどには体調の問題はなさそう。

ベイノアが検討した上でケース一本勝ち。

カルシャガ・ダウトベック 1.22
関鉄矢 4.00

6年ぶりRIZIN参戦となるダウトベックは1月のTOP BRIGHTSで松嶋こよみを1RKO。その試合を含めて5試合連続1RKO勝利。

ZST王者関はRIZINでは対日本人のみで3勝2敗。DEEPも含め、中堅クラスの日本人相手に勝ったり負けたり。

お互いストライカーだが、倒す力はダウトベックが上か。ダウトベックKO勝ち。

スパイク・カーライル 1.67
キム・ギョンピョ 2.10

現在3連敗中のカーライルだが、前戦の堀江戦はスタンドで背中に乗った状態からヒジを後頭部に入れてしまい減点されての負けで、内容では勝っていた。サトシ戦では負けたものの、サトシの極めを逃れてフィニッシュを許さず。

パトリックは宇佐美を1Rフィニッシュした後、昨年のアゼルバイジャン大会で地元選手を秒殺KO。2月に佐賀で矢地戦が組まれていたが負傷欠場。

2人ともタイトルマッチまでは行けなそうだが、この階級の日本人選手にとっては大きな壁。ギョンピョが打撃を効かせての判定勝ちと予想。

武田光司 2.50
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ 1.50

武田のフェザー級2戦目は初参戦で無敗のシェイドゥラエフに。ライトから落としてきた武田に対し、シェイドゥラエフはバンタム→63kgと上げてきて、昨年はROAD FCの63kg級トーナメント準決勝で体重オーバーし失格。

お互い組みが武器で、どちらが上回るかという試合。23歳と若いシェイドゥラエフは、組みで上を行かれて苦戦した時に弱気にならないか。一方の武田は、前回の萩原戦は組みで削りきって勝利したものの、それが精一杯でその先の攻めまで行けなかった。それが階級転向初戦だったためなのか、フェザー級での限界なのか。お互い不安要素がある。

より苦しい展開を経験している武田が競り勝って判定勝ちと予想。

上田幹雄 1.50
シェミスラブ・コバルチェク 2.50

お互いキャリア3勝同士だが、コバルチェクはアマチュアMMAでキャリアが豊富。ただし、3連続1RKO勝利とはいえ、相手の実力は微妙。

コバルチェクがどれくらいMMAでの組みができるかによる。

上田KO勝ち。

クレベル・コイケ 1.95
フアン・アーチュレッタ 1.83

フェザーでもパトリシオ・ピットブル相手に5R判定まで行っているアーチュレッタ。フィジカルの不利はおそらくない。クレベル相手にもテイクダウンで攻められるだけの組みの実力はある。金原戦のように、テイクダウンからパスの圧で削られる展開になった時の対応をクレベルが身につけているかどうか。

アーチュレッタ判定勝ち。

堀口恭司 1.36
セルジオ・ペティス 3.00

前回よりも差がついたオッズで堀口がフェイバリット。たしかに最後のフィニッシュまでは堀口が圧倒していたし、リングでの試合経験も堀口が圧倒的に上。ペティスはアメリカ大陸から時差がある海外に出ての試合も初。堀口に不安があるとすれば、一度フライに落としてからまたバンタムに体を作り直しての試合となることと、この試合へのモチベーションがあまり高くなさそうなところだが。

堀口判定勝ち。

イベント開始は9日14時予定。速報します。

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【RIZIN】徳留一樹RIZIN復帰!宇佐美正パトリックと激突!

大いに盛り上がったRIZIN.46の直後ですが、もう既に次の話題。6月9日に代々木第一体育館で開催されるRIZIN.47の追加対戦カードが発表されました。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
徳留一樹(パラエストラ八王子)
宇佐美正パトリック(Battle-Box)
鈴木千裕を無双状態に仕上げて今をときめく名伯楽となった塩田“GoZo”歩率いるパラエストラ八王子のトップ選手・徳留が3年ぶりに実戦復帰。前回ホベルト・サトシ・ソウザに三角絞めで敗れたのは2021年の話だったんですね。あれから3年の充電期間を経て現在の状態はどうなのか。全盛期の実力はライト級屈指だっただけに仕上がり具合が気になります。対する宇佐美はボクシング高校6冠の実績を持つストライカー。イケイケでヤンチャな成績はいかにもプロ向き。立ち技はめっぽう強いが、寝技になると弱さを露見しており、徳留のテイクダウンを凌ぐ事が出来るか。際の攻防が今から楽しみです。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
スパイク・カーライル(米国/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)
キム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)
RIZINの常連となったカーライル。武田光司をフロントチョークで下した試合が印象的ですが、現在はホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功に連敗中。生き残るためにはこれ以上の連敗は避けたい。しかし対戦相手は地味に強いキョンピョ。前戦ではイケイケだった宇佐美をテイクダウンするとバックチョークで一本勝ちしています。そればかりかROAD TO UFCではスプリットの判定負けを喫したものの準決勝に進出。さらに遡ると2017年には現在UFCライト級のトップランカーになったアルマン・ツアルキャンに惜敗するなど、ポテンシャルの高さは折り紙。ここでカーライルに勝てばタイトル戦線に浮上してくるのは間違いないでしょう。
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【RIZINヘビー級(120.0kg)】
上田幹雄(BRAVE)
シェミスラブ・コバルチェク(ポーランド/Koloseum Kuznia Formy Pulawy)
スダリオ剛にKO勝ちした事でヘビー級のトップファイターとしての期待が沸騰中の上田。極真空手出身にして全世界空手道選手権大会で優勝した実績も相まって最強幻想が生まれつつあります。そんな上田に用意された相手はポーランドのMMAイベントKSWの刺客コバルチェック。193cmという恵まれた体格にブラジリアン柔術、レスリング、ボクシング、キックボクシング、テコンドー、ムエタイを習ってきたオールラウンダーのようです。プロMMAでは3勝0敗と底が見えていないだけに、もしかするとRIZINで化ける可能性も十分。上田を慌てさせる事が出来るか。
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【RIZIN LANDMARK08】ルイス・グスタボ戦へ、堀江圭功「深いところまで自分を信じてやるしかない」

【写真】凄く良いことを言ってくれているインタビューです (C)TAKUMI NAKAMURA

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAのメインイベントにて、堀江圭功がルイス・グスタボと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年9月RIZIN.44でのスパイク・カーライル戦からライト級に階級を上げた堀江。カーライルにクリーンテイクダウンを許さずに打撃で競り勝ち、判定勝利を収めた。2024年の初陣はルイス・グスタボとの対戦が決まり、打撃主体のグスタボと戦うことで「カーライル戦とは違う自分が見せられる」という。さらにライト級で海外勢に勝つためには「深いところまで自分を信じてやるしかない」と語った。


――今日は月曜日の練習後のインタビューですが、一週間どのようなスケジュールで練習しているのですか。

「自分は試合前も試合後もあまりメニューが変わらなくて、月・金がMMA、火がグラップリング、水が立ちからのシチュエーションスパー&MMAグラップリング、木もMMAスパーリングをまじえてのMMAグラップリングで、土はフィジカルですね」

――基本的にALLIANCEでの練習がメインですか。

「そうですね。出稽古に行く場合は火曜にロータス、木曜にTRIBE TOKYO MMA。ボクシングのトレーナーがたまにジムに来てくれるので、その時にミットを持ってもらったり、水曜にボクシングのパーソナルトレーニングを入れることがあります」

――ここまでの仕上がり・調整はいかがでしょうか。

「怪我も体調不良もなくていい感じですね。先週の火・水はちょっと動き的にあれ?というところがあったのですが、木・金くらいから上がってきて『よっしゃー!』って感じです」

――前回MMAPLANETで取材させてもらい、堀江選手は自分の感性・感覚を大事にしている選手だと思いました。

「そうですね。今まさに試合に向けて色んな動きがハマってきている段階です」

――前回のスパイク・カーライル戦が終わってからはどんなことを意識して練習しているのですか。

「佐々木憂流迦戦(2021年9月)のあとから体力を向上させたくて、あまり試合後に休む期間を設けずに練習するようにしたんですよ。だからカーライル戦以降もずっと練習を続けていました。いわゆる試合前の追い込み時期は締めにサーキットトレーニングを入れたり、逆に週末は5分3R・試合と同じ時間に濃縮したスパーリングをやったり、そういう形で仕上げています」

――ただ追い込むだけではなく、試合のために仕上げる練習を続けているのですね。

「セコンドにつく選手と作戦を立てて練習もするし、練習前に髙阪(剛)さんにその日の体調やコンディションを伝えて、じゃあ今日はこういう感じでいこうと話しながらやっています」

――さて今大会ではルイス・グスタボと対戦が決まりました。

「カーライルの時もそうだったんですけど、試合が決まって相手のことを知れば知るほど『こいつ強いなぁ…』と思いました。決まる前からグスタボが強敵だということは分かっていましたが、やっぱり強敵ですよ」

――組みメインのカーライルとは真逆のタイプの選手と対戦することになったと思います。ファイトスタイルにはどんな印象を持っていますか。

「基本的にストライカーで、荒くてセオリーがない。そういう印象ですね」

――まさにヴァンダレイ・シウバ的というか、荒くて激しいブラジル人ストライカーという印象です。

「(ヴァンダレイと)似ているところはありますねよね。歩きながら前に出てパンチを出すところとか。彼から受け続いている部分もあると思います」

――打撃のフォームは決して綺麗ではないですが、MMAでは強さを発揮するスタイルです。

「それですね。ああいう打撃に慣れてないからこそ、いざ向き合ったら危険な相手だと思います。相手の打撃が強いことは明確なので、そこに対して自分がどう戦うかを作っているところです」

――カーライル戦は堀江選手の組みへの対応力が出た試合でした。グスタボ戦はそれとは違う試合=打撃戦が予想されます。

「相性的にカーライルよりもやりやすさはあると思うんですよ。だからこそ自分の強さが目立つ場面もあると思うので、カーライル戦とは違う自分が見せられると思います」

――堀江選手はもともと空手出身で、自分の打撃を伸ばすためにどんな練習をしているのですか。

「自分自身、打撃そのものはそんなに変わっていないと思うんですけど、向き合った人からは『前よりも距離を遠く感じる』と言われたりするんですよ。ガガガッ!と変わることはないですが、細かいところで成長していると思います。あとは練習でやっているけど、まだ試合で出せてないものだったり、今回はグスタボが相手だからこそ、そういう部分が見せられるんじゃないかなと思いますね」

――カーライル相手に組み負けなかったことで戦い方の幅も広がりそうですか。

「しっかり組みに対応できたことは自信になったし、カーライルはライト級でもパワーがある方だと思うんですよ。しっかり四つで組んだりしたわけではないですが、力負けしたとは思ってないので、そこも自信になりました。あと組みに関しては、自分がカーライルにやられて嫌だったことを真似して『これいいかも!』と思える技術もあったので、あの試合ですごく伸びた部分はありましたね」

――僕はMMAにおいてストライカーが組みを覚えると打撃が伸びると思っています。

「テイクダウンディフェンスを磨くことで自信を持って打撃でいけるし、組みに自信がついたからこそ出せる打撃が増えると思っています。もちろんグスタボが組みに来ることも想定していますが、より自分の打撃を出せる展開にはなると思います」

――堀江選手にとって九州で初の試合、しかもメインイベントです。そこについてはいかがでしょうか。

「うれしいですね。地元でしか会えない友達や仲いい人たちが見に来てくれるので。ただ周りのためじゃなくて、自分のために戦うことが今回のポイントだと思います。自分が自分のために戦って最善を尽くしてグスタボに勝つことで、周りのみんなが喜んでくれると思うので、自分はグスタボに勝つことだけを考えて戦います」

――2024年、ここからはどこを目標に戦っていこうと思っていますか。

「これからは深いところまで自分を信じてやるしかない。そこがむちゃくちゃ大事になると思います。試合でも試合じゃない時でも」

――深いところまで自分を信じる、ですか。

「例えばまだ試合で出すことが怖い技術があるとします。その技術が目の前の相手に対して『決まるんだろうか?』と思った時、やっぱりリスクは背負いたくないじゃないですか。でもそこで自分を信じていかないといけない。だから簡単に言うとリスクを背負うってことですかね。これからの試合はそういう部分が大事になってくると思っています。ただ自分はそれをリスクと呼びたくないんですよ。周りから見たらリスクかもしれないけど、それをやることが勝利につながるわけだから」

――なるほど。

「逆に言えば、ここからはそういう技術を出していかないと勝てない相手になってくると思うんです。次のグスタボも含めて。そこを自分なりに表現すると“深いところまで自分を信じる”ですね」

――ライト級に上げたことで新たなチャレンジというか、違うステージでの戦いに挑んでいるようですね。

「ライト級は世界的に層が厚くて、相手もデカくなるんですけど、自分もベストコンディションで戦えるんですよ。それがフェザー級との違いですね」

――生き物として一番強い堀江圭功としての挑戦ですね。

「それが今の自分には一番大切なところだと思います。試合で自分を出すという意味で、フェザー級は減量で弱っている自分を出していたのが、ライト級は一番自分を出せる。その分、相手のレベルも上がるんですけど、自分は一番強い自分を出してどこまでいけるかを勝負したいです」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【RIZIN LANDMARK07】ムサエフ戦 inバクー、 武田光司「返事をする前の晩は泣いちゃってましたから」

【写真】恐怖心があり、克服する。怖さを感じるから生身の人間。武田光司、漢です(C)TAKUMI NAKAMURA

4日(土・現地時間)、アゼルバイジャンはバクーのナショナルジムナスティックアリーナにて開催される「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」にて、武田光司がトフィック・ムサエフと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2020年からRIZINを主戦場に戦い、直近5試合は海外勢との試合が続いている武田。今回は2連敗している中で、敵地アゼルバイジャンでムサエフに挑むという試合だが「勝ち以外はいらない」と勝利への執念を語った。


――ムサエフ戦に向けてタイのプーケットで合宿を張っていたそうですね。

「今回は『気持ちを作る』をテーマにして、10月の頭に10日間だけ行ってきました。練習場所はタイガームエタイとプーケットグラップリングアカデミーの2カ所を拠点にしていて、そこに来る選手たちはみんな強いんですよ。違う階級の選手も含めるとUFC、Bellator、ONE Championshipに出ている選手がいて、自分の動きがそういった相手にどれだけ通用するのか。ガチンコで殴り合うわけではないですが、試合をするつもりで彼らと肌を合わせてきました。今回はそういう緊張感を持った練習をすることが目的だったので10日間という短い期間にしました」

――試合前に同階級の外国人選手と練習しておくことは重要ですか。

「僕はすごくそれは大事だと思います。海外にいかないと強くなれない、日本にいても強くなれる。考え方は人それぞれだと思いますが、僕が外国人選手と試合をするにあたって、ライト級になると相手のフィジカルが異次元の世界なんですよ。だから試合前に同じ階級の外国人選手と肌を合わせて、彼らのフィジカルの強さを体感しておくことは僕にとっては必要なことですね」

――ライト級で戦う上で外国人選手とのフィジカル差をどうするかは大きなテーマだと思います。

「軽量級でも差はあると思うんですけど、フェザー級以上になると一気に外国人の身体の強さが変わってくる。ジョニー・ケース選手とやった時はそもそもの身体の作りが違うなと思いました。そういう部分でも、ライト級で生き残るうえでは色んな工夫もしないといけないと思います」

――タイで合宿は定期的に行っているのですか。

「今年は2回目ですね。前回はスパイク・カーライルからタイで一緒に練習しようよと言われて、一カ月間行っていました。今回は一人だったし、試合前ということもあって、短い期間にしました。プーケットと言うと日本のみなさんは観光地とかリゾート地みたいなイメージがあるじゃないですか。でもそれはパトンビーチと呼ばれる地域の方で、僕が滞在していた場所から1時間くらいかかるんです。逆に僕らがいた地域はジムと飯屋とタイ式マッサージ屋とサウナしかないんです」

――どちらかというと合宿地のような場所なのですね。

「はい。泊まっていたホテルから徒歩10分の場所にタイガームエタイがあって、そこからタクシーで10分くらいのところにプーケットグラップリングアカデミーがあって、滞在中はホテルと練習場所の往復でしたね」

――どのようなスケジュールで練習されていたのですか。

「朝8時くらいにタイガームエタイのすぐ近くにあるアポロファイトキャンプという場所でフィジカルトレーニングをやって、タクシーでプーケットグラップリングアカデミーに移動して、9時半からグラップリングとレスリングの練習、一度ホテルで休憩して16:30からはタイガームエタイでMMAの練習をして、一日が終わるスケジュールです。

1日3部練習だから最後の練習が終わってホテルに戻ってくると疲れ果てているわけですよ。外に出歩く体力も残っていないし、格闘技漬けの毎日で練習にも集中できて、自分とも向き合うことができました」

――さて今回のムサエフ戦、最初にオファーを受けた時の心境は?

「夏前くらいにRIZINのオフィスでミーティングをして、11月にアゼルバイジャンで大会をやるかもしれないという話を聞いて、僕は海外で試合をやりたかったので、是非やりたいと伝えました。最初は僕もムサエフ選手もそれぞれ別の相手で調整していたと思うのですが、最終的にムサエフ戦のオファーをもらって。正直僕は連敗中だったし、そんなオファーが来ると思っていなかったんですね。だから一晩考えました。正直に言うとめっちゃ怖いし、俺なんかがムサエフ選手とやってもいいの?と思いました。でもRIZINは僕にこういうチャンスを与えてくれて、最終的にやるしかないだろと決断しました」

――試合を受けるまで葛藤がありましたか。

「喜怒哀楽、色んな感情がこみあげてきて、返事をする前の晩は泣いちゃってましたから(苦笑)。ムサエフ選手はめちゃくちゃ分厚くて高い壁ですけど、こういう壁を乗り越えないと、格闘技をやっている意味も面白みもないし、僕は去年から強いヤツに挑戦するという姿勢を貫き通しているので、ここでムサエフ選手から逃げたら終わっちまうぞと思って決断しました」

――今回の試合は武田選手にとってターニングポイントになる試合だと思います。

「海外の選手とやるのは一戦一戦が分岐点ですよね。ダミアン・ブラウン戦はRIZINデビュー戦&初めて欧米選手と戦って、試合前にヘルニアで腰がぶっ壊れていて、ろくな試合が出来ずにファンにボロクソに言われて。それからカーライルに一本負けして、ケースとザック・ゼインに勝って、ガジ・ラバダノフとルイス・グスタボに連敗したけど、次はムサエフ選手と試合が決まって。本当にたくさんチャンスをいただいていますよね。なぜかは分からないけど」

――それは試合結果だけじゃなく、武田選手が『また外国人選手と戦うところを見たい』と思わせるものを試合で見せているからではないですか。

「実は僕、それがすごく嫌いなんですよ。そう思っている周りに対してではなくて、そう思わせてしまっている自分自身に対して。やっぱり勝負だから勝ちたいんですよね。『あの選手と判定までいったからすごいね』や『負けたけど試合が面白かったよ』じゃなくて、勝たないと意味がない。勝つための過程が必要なことも分かっていますけど、最後は勝たないとダメなんです。だからムサエフ戦は何が何でも勝ちにいくし、勝ち以外はいらないです」

――格闘技には色々な価値観があると思いますが、あくまで武田選手は勝負にこだわる姿を見せていきたい、と。

「格闘技はエンターテイメントの側面もあるし、個人をどう売るかという意味ではタレントに近いものもあると思います。でも僕はどんなジャンルでも勝負はあると思っていて、例えばオーディションを勝ち抜いて役をもらうのも勝負じゃないですか。そのなかでも格闘技は特に勝ち負けが重要で、強いことが正義だと思うんです。僕はそれを強調したいし、勝つことと強さにはこだわり続けたいです」

――それこそ格闘技は1対1で、どちらが強いかを決めるもので、はっきりと勝者と敗者が分かれる、ある意味で残酷なものだと思います。

「だからこそ人は格闘技に魅了されるんだろうし、あれだけの熱を生むんだと思います。僕はトラッシュトークが苦手なんですよ。でも興行にはそういう要素も必要だし、十人十色だからそういう選手がいてもいいと思うようになりました。そういうのもひっくるめて格闘技は面白いなって思いますし、僕はそっち側の人間ではないので強さや結果で見ている人を魅了したいです」

――話が脱線しましたが、ムサエフ選手をどう攻略しようと思っていますか。

「直近で言えばムサエフ選手とアキラ選手の試合を見て、これは僕の見方なので本人の考えとは違うかもしれませんが、ムサエフ選手はハンドスピードが尋常じゃなく速くて、その相手に対してアキラ選手がインファイトを仕掛けるのは玉砕覚悟だと思いました。僕はムサエフ選手と要所要所で勝負したいと思っていますが、僕がムサエフ選手に勝てる所は少ない。じゃあ、どこで勝負するかと言ったらやっぱりレスリングなんですよ。

ムサエフ選手も『武田は打ち合わないだろう』と予想していると思います。でも僕にはそれ(レスリング)しかないから。もちろんそこを生かすための色んな作戦は考えていますが、勝負する場所はレスリングです。あとは気持ちですね。そこはみんな同じだと思うんですけど、そのなかでも僕は気持ちで譲りたくないし、絶対に気持ちでは上回ります」

――今回は武田選手の勝負論や勝利へのこだわりを聞くことが出来ましたし、ムサエフ戦の前にそれを読者に届けることができてよかったです。

「勝ちたいですよ、本当に。榊原(信行)さんの本のタイトルにもなっている『負ける勇気を持って勝ちに行け!』ってすごく良い言葉だなと思っていて。ムサエフ✖武田のテーマにぴったりなんです。自分が負けるパターンが想像できるなかで、勝ちにいかないといけないという意味で。あとこの言葉がいいのは、最後は勝ちにいけ=結果にこだわれってことだから、僕は必ず勝ちに行きます。

あとは僕も後輩たちが増えてきて、プロ練に参加しているメンバーは全部で20人くらいいるんですよ。一緒に練習はするけど、昔と違って若い子たちの面倒を見きれなくなっていて。だから試合でかっこいい姿を見せて、自慢できる兄貴でいたいです」

■視聴方法(予定)
11月4日(日)
午後10時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMARK07対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
[挑戦者]鈴木千裕(日本)

<ライト級/5分3R>
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
武田光司(日本)

<ライト級/5分3R>
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン)
アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)

<60キロ契約/5分3R>
メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン)
フェリット・ギョクテペ (トルコ)

<ライト級/5分3R>
ドゥラル・ラギモフ(アゼルバイジャン)
キム・ギョンピョ(韓国)

<女子ストロー級/5分3R>
アナスタシア・ヴェッキスカ(ウクライナ)
ファリダ・アブドゥエバ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ホアレス・ディア(南アフリカ)
イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
イリヤール・アスカノフ(カザフスタン)
ヴラディスラヴ・ルドニエフ(ウクライナ)

<ヘビー級/5分3R>
クエンティン・ドミンゴス(ポルトガル)
ショータ・ペトレミドゥゼ(ジョージア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ハサン・メジエフ(ラトヴィア)
コンスタンティノ・メルクロフ(カザフスタン)

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【RIZIN44】堀江圭功、ライト級転向初戦=カーライル戦を振り返る。「大切なことは、普段通りに動けるか」

【写真】組みがある故の打撃、その感覚も人それぞれということが分かる堀江の言葉だった(C)RIZIN FF

9月24日(日)さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN44にてスパイク・カーライルから判定勝利を収めた堀江圭功。
Text by Takumi Nakamura

ライト級に階級を上げての初陣で難敵カーライルに挑んだ一戦は、3Rにバックキープを許したものの、それ以外ではクリーンテイクダウンを許さず、スタンドの打撃でポイントを取って勝利を引き寄せた。破天荒なキャラクターがクローズアップされる堀江だが、今回のインタビューでは本人も「格闘技に関しては頭がいいと言われます(笑)」という頭脳派の一面を見せつつ、試合を振り返った。


――RIZIN44ではライト級転向初戦で スパイク・カーライル選手に判定勝利しました。まず試合の印象を教えていただけますか。

「試合直後よりも日が経つに連れて、カーライル選手は強かったなと思いますね」

――具体的にどこにカーライル選手の強さを感じたのですか。

「テイクダウンに来られた時の押し込む力もそうなんですけど、自分の足を腕で引っ張る力がむちゃくちゃ強かったです。しかもラウンドが進むにつれて力が強くなるんですよ。外からはカーライル選手がバテているように見えたかもしれませんが、実際はそうじゃなかったです」

――それは意外でした。カーライル選手は後半になればなるほど消耗しているように見えたので。

「逆でしたね。カーライル選手がヒザに手をついてあからさまに疲れているような素振りを見せたじゃないですか。あれはこっちを油断させるためにわざとやってるんじゃないの?と思うくらい、実際に組んだ時の力は最後まで強いままでした」

――そこは想定外でしたか。

「組まれる、力が強いというのは想定内で、自分が試合前に気を付けていたのはカーライル選手のセオリーにないガチャガチャにパンチを振り回してくるところ、組んだ時にスクランブルに持ち込んでくるところに気をつけていました。あと意外と過去の映像を見てみるとカーライル選手は自分から組みに行くことが少なかったんです。ただ✖自分ということを考えて、自分が打撃で行けばカーライル選手は組んでくるだろうと思ったので、組んでくることを想定して練習をしていました」

――カーライル選手はスクランブルの強さも含めて、きれいに動くというよりもゴチャゴチャに動くことで強さを発揮するタイプだと思います。

「まさにそこを一番警戒してたんですよ。例えば相手がパンチを振り回してきたら、こっちはそれに乗らずにカウンターを当てるとか。あの試合では出していないものも含めて色んな技は用意していました。テイクダウンディフェンスに関してはもともと自信があるところなので、そこは丁寧に一つ一つ対処していこうと思いました」

――テイクダウンディフェンスが試合のキーポイントだったと思うのですが、堀江選手は背中を見せつつ。体をコーナーに預けてクリーンテイクダウンを許しませんでした。あれはこの試合に向けて練習していたものなのですか。

「そこは今回の試合に向けてではなく、ずっと自分が練習を続けているところなので、自信はありました。ただカーライル選手は力も強いし、テクニックもあるのでかなり手強かったですね」

――カーライル選手もしつこく組み付いて押し込む→足を束ねて倒す→バックを狙うを何度何度も繰り返してきました。あそこはどちらが先に諦めるかの根競べだったと思います。

「自分も試合が進むにつれて体力的にはかなりしんどくなっていましたけど『ここで根負けしてテイクダウンされたら負ける。でもここでテイクダウンされずに打撃になったら勝つ』と思いながら必死にやってましたね。カーライル選手も最後まで諦めなかったので、本当に気持ちと削り合いでしたね」

――あれだけテイクダウンを切り続けられた要因はなんだと思いますか。

「なんだろうな…細かいテクニックはたくさんあるんですけど、自分の中では絶対テイクダウンされないっていう自信ですかね」

――その自信は最近身についたものですか。

「ちょっとずつ練習を重ねて身についてきたものですね。これは自分の意見なんですけど、日本のジムは海外に比べると狭いから壁レスになることが多いと思うんですよ。だから壁レスを意識しなくても、自然に壁レスの練習をしていることが多いと思うんですね。もしかしたらそういうことも影響しているのかなと思います」

――練習ではどういったことを意識しているのですか。

「専門の技術とかアドバイスをもらうのは当然なんですけど、あとは日々の練習で考えることですね。『今日はあそこでやられたから、明日はこれをやってみよう』とか、それの繰り返しですね」

――堀江選手の中で「ここを押さえておけばテイクダウンされない」というポイントがあるように思うのですがいかがでしょうか。

「そうなんですよ。自分なりのポイントがあって、それは練習と自分の感覚で覚えたポイントです。だから他の人が真似すると若干リスキーなところもあって、自分が指導やアドバイスするときは『あくまでこれは絶対的なディフェンスじゃないですよ』と言うんです。独学とまでは言わないですけど、練習を重ねて自分の中で培った技術だと思いますね」

――スタンドではカーライル選手に組ませない距離で打撃を出していたと思います。距離設定はどう考えていたのですか。

「強くジャブを打てる距離、蹴りを出せる距離があるので、そこをキープしようとは思っていました。でもカーライル選手のプレッシャーが予想以上だったので、自分の思っているほど打撃は出せなかったです。欲を言えばカーライル選手をガチャガチャ動かさせずに、自分の攻撃のターンを増やしたかったです」

――そこはギリギリのラインですよね。おそらくもう一歩踏み込んでいればカーライル選手に組まれていたと思うし、そうならないように戦っているように思いました。

「カーライル選手の打撃は若干組みに来るようなフェイントを入れた打撃なんですよ。例えばカーライル選手のパンチにカウンターを合わせた時、こちらの読み通りにパンチだったらいいんですけど、それがテイクダウン狙いの場合があるんですね。それが頭にあったので、カウンターを狙えると思ってもバックステップして距離を取るようにしていました」

――それは実際に対面してみないと分からないことですね。

「カーライル選手は打撃そのもののフォームはキレイじゃないのにKO勝ちも多いのはそこですね。見ている人からすると『なんでそんなパンチもらうの?』と思うかもしれませんが、実際に向かい合ってみるとタックルかパンチか分かりにくいんですよね。自分も何発かもらっちゃいましたし、本当はもっと手数を出したかったんですけど、距離を詰めると何が来るか分からないという警戒心がありました。しかも最初に話したように後半になってもプレッシャーや圧力が変わらなくて、こちらが疲れてきてもカーライル選手はそういう動きが出来るので……本当に強かったです」

――ローブローと判断されましたが、堀江選手の三日月蹴りが入る場面もありました。三日月蹴りは狙っていたのですか。

「あれも練習していました。ファールカップをかすった感じもあったので、ローブローと判断されても仕方ないんですけど、あれは確実にボディが効いていたと思います。ただカーライル選手がタフなことは分かっていたので、あれで倒せなくても慌てることはなかったです」

――3R通じて一番危なかったのは3Rにスタンドでバックを許したところですか。

「はい。カーライル選手はバックをコントロールが上手かったし、前に煽って崩されそうになった時は本当に危なかったです。もうあそこは根性でしたね」

――今回はライト級で初めての試合でした。試合に向けた仕上がりやコンディションはいかがでしたか。

「減量幅が5キロ減った分、普段通りの練習や動きが出来ました。ただあまりにも普段通り過ぎて、試合直前になってもこれから試合するんだって実感が沸かなかったんですよね。そこが不安だったんですけど、試合前になったらバチっと気持ちのスイッチが入ったのでよかったです」

――減量がない方が動きが良いと感じましたか。

「自分としては普段通りの動きだったんですけど、周りからはライト級の方が動きが良いと言われました。逆にフェザー級時代は普段と同じ動きをしているつもりでも、試合中に力が入らなくなったり、身体に乳酸がたまりやすくなる感覚があったんです。映像を客観的に見ても、今の方が明らかにパフォーマンスがいいので、これからはライト級で戦っていきます」

――とはいえライト級初戦の相手がカーライル選手というのはかなり厳しい相手だったと思いますが、試合を受けるときに迷いはなかったですか。

「最初にオファーを受けた時は『やります!』って感じで、あんまりカーライル選手のことを知らなかったんですよ。実績があるんだろうな、くらいで。いざ試合が決まって色々とカーライル選手のことを調べていくうちに『この選手、強いじゃん!』みたいな。で、試合が終わったあとは『予想以上に強かった!』と思ったので……カーライル選手は本当に強かったです(笑)」

――そこで競り勝てたことは自信になりますよね。

「そうですね。カーライル選手に競り勝てたことは大きな自信になりました」

――これからライト級で戦っていくうえで、どんな目標をもっていますか。

「RIZINのライト級は日本人選手が少ないので、日本人選手同士でやるよりも、日本人みんなで海外の強い選手たちに勝っていきたいです」

――特に外国人選手との戦いが厳しい階級だと思いますが、外国人選手に勝つためには何が必要だと思いますか。

「相手のこともあるんですけど、一番大事なことは試合当日にベストコンディションを創って、普段通りに動けるかどうかだと思います」

――技術的にはどういった部分を伸ばしていきたいですか。

「レスリング力もそうですし、立たせないようにコントロールして殴る。パッと思いつくのはそこですね。カビブ・ヌルマゴメドフみたいにグラウンドでボコボコにして、そのままフィニッシュするか、スタンドになってもKOする。そういう試合をしたいです」

――スタンドの印象が強い堀江選手ですが、グラウンドゲームも好きなのですか。

「好きなのは立ち技なんですけど、MMAはそこをやっておかないと勝っていけないと思うんですよ。試合でやるかどうかは別にして、練習ではテイクダウンやグラウンドコントロールを学んで、自分のスキルとして手元に持っておく。それがMMAファイターとしての強さにつながると思います」

――「できない」と「やらない」のは違う、と。

「はい。それに自分がテイクダウンやグラウンドコントロールを覚えれば、相手に何をされたら嫌かも分かるので、自分のディフェンス能力も上がると思います」

――今日初めて堀江選手を取材させてもらって、ここまで細かく考えて練習・試合しているというのが意外でした。もっと本能系のファイターだと思っていたので…。

「格闘技に関しては頭がいいと言われます(笑)」

――間違いなく頭がいいと思います(笑)! RIZINの大会スケジュール的に次戦は大晦日を目指す形になると思いますが、そこについてはいかがでしょうか。

「実際に試合がどうなるかは分からないですが、先ほど話した通り、自分は強い外国人選手と戦いたいので、そういうオファーがあってもいいように準備しておきます!」

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RIZIN.44:感想

ただの感想です。

▼第1試合 フライ級(57.0kg)5分3R
征矢 貴(パラエストラ松戸)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン/Muradov legion team)

テミロフの相変わらず荒いが重い打撃に征矢が付き合ってしまい、打ち合いでテミロフがパンチを効かせて1RKO勝ち。

テミロフ、まだ本当にどのレベルにあるのかはわからない部分もあるが、軽量級で倒せる打撃を持っている面白い選手なのは確かなので、相性が悪い相手と当てずに転がしたほうが良さそう。

▼第2試合 ヘビー級(120kg)5分3R
シビサイ頌真パラエストラ東京/巌流島)
ヤノス・チューカス(ハンガリー

チューカスのパンチが効いてしまってピンチに陥ったシビサイだが、引き込んでの外ヒールで一本勝ち。

あの形の外ヒールがあの体勢で極まるのは初めて見た。十分逃げられただろうと思うが、うっかり勝たれても困るのでこれで良かった。

▼第3試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
中島太一(ロータス世田谷)
岡田 遼(パラエストラ千葉)

中島史上最強の中島だった。パンチが鋭い。ノーガードの舐めプはやめて欲しいと思ったが、結局最後まで被弾せず。組まれても1Rにテイクダウンを許した以外は隙がなかった。フィニッシュまで狙えたと思うが、終盤は安全運転。第3試合でマイクを持つなら、せめてフィニッシュを狙うそぶりは見せてほしい。

中島が強かった一方、岡田の力がやはり全盛期より落ちているのもあったのかなと。

▼第4試合 フライ級(57.0kg)5分3R
福田龍彌(MIBURO)
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)

打撃で予想以上の成長を見せたアーセンだが、一方で前回無双を誇ったテイクダウンは福田に阻まれる。前回アーセンが勝った伊藤がヒロヤにもテイクダウンされてコントロールされる場面が多かったのを考えると、アーセンのレスリングを過大評価していただけにも思えたので、打撃の成長と差し引きプラマイゼロ。むしろ負けてもテイクダウンを取りまくる内容の方が今後の期待感は高かった気がした。

▼第5試合 フェザー級(66kg)5分3R
摩嶋一整(毛利道場)
横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム)

テイクダウンから削った摩嶋が、終盤は横山の足を超えて再三ハーフにしての完勝。という攻防がまったく観客に伝わらず、やはりもったいない組み合わせだった。摩嶋が真っ向から横山のガードに入っていっての完勝だったが、それだと盛り上がる展開にならず。かといって、組み技が苦手なストライカーとやっても噛み合わない試合になるし、引き込むしか武器がない選手の試合は極めない限りは盛り上がる試合にならない。

本来は体重オーバーした摩嶋が勝ってもノーコンテストなのだが、横山の男気でキャッチウェイトの公式戦に。なんでも男気で処理するのはどうかと思う。2~300g程度の差では大きな影響はないだろうし、500g程度までならファイトマネーの何%を相手に渡して減点もなしでキャッチウェイトにするルールにしてはどうか。

▼第6試合 フェザー級(66kg)5分3R
中原由貴(マッハ道場)
白川陸斗(トライフォース赤坂)

RIZINでは2回連続で相手が直前で欠場して変わったり、鈴木千裕戦ではリードしていながら一発もらって逆転されたりと、持ってない印象のある中原。2Rに白川の打撃を効かされたときには、やはり持ってないのかと思ったが、組みでしのいで判定勝ち。しかし割りと互角の展開だったし、レベルの違いを見せたとまでは言えない。

1R終了後、白川にロープつかみの警告が出され、2R終了後にはイエローカード(20%減点)が出されたが、そんなに掴んだ場面があるとは思わなかった。見直してみたら確かにちょくちょく掴もうとしている場面はあったが、今までこんなに厳しくなかったはず。リングMMAと一蓮托生するなら毎回これくらいの基準でなければ難しいか。すべての試合でこの基準でやってくれるなら言うことはない(他の試合で微妙な掴みが見逃されている気もしたが)。あと、ロープを掴むのはだいたい特定の選手なので、過去にイエローをもらっている選手は累積で次回から一発イエローカードでいいと思う。

RIZIN LANDMARK6変更カード発表

休憩前に井上直樹の欠場と佐藤将光が代役として太田忍と対戦することが発表。将光はONEから脱北か。ONEでレギュラーのMMAファイターの試合が組まれるのは月イチのFight Nightだけになって、契約選手が飼い殺しになっているので、辞めるなら早い方がいい。しかしバンタム級ではなく63kg契約ということは、将光は万一のバックアップのために待機していたわけではなく、準備期間不十分な中での戦いということになるので残念。

おそらくメインだったであろうカードが流れて、以前の沖縄大会のようにPPV無料にするのかと思ったが、穴埋めで朝倉海 vs. 皇治MMAデビュー戦を組みたい模様。選手のファンなら怪我を押して準備期間もないのに出ることを望まないだろう。こういうのを男気と言って持ち上げる風潮はなくなって欲しい。結果、公式戦ではなくMMAエキシになるなら、まだマシだと思う。

▼第9試合 ライト級(71.0kg)5分3R
スパイク・カーライル(米国)
堀江圭功(ALLIANCE)

タフなカーライルがしつこく押し込んでいって、3Rにはスタンドで背中に乗ったが、そこからのヒジが後頭部でブレイク&イエローカード。ダメージにもアグレッシブにも差はなく、ジェネラルシップではカーライルが上ではなかったか。そうなるとカーライル20-イエローの減点20%で0-0、マストで堀江?実際にどうジャッジが入れたのかが知りたいが、JMOCが判定結果を非公開にしてしまったので不明。

▼第10試合 フェザー級(66kg)5分3R
牛久絢太郎(K-Clann/ATT)
萩原京平(SMOKER GYM)

牛久が萩原にスタンドでプレッシャーを掛けられて下がる展開だったが、シングルレッグからのテイクダウンが簡単に取れることがバレてからは一方的に。セコンドの堀口のアドバイスどおりに動いていたらもっと楽に勝てたのではと思ったが。

▼第11試合 フェザー級(66kg)5分3R
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)

序盤の打撃戦で明らかに金原が上。さらにテイクダウンすると脇差しパスで完パスこそできなかったものの圧倒。クレベルを全局面で上回った。ここまで完全に上を行くとは。予想以上の強さだった。しかしケラモフとだったらこうはいかなっただろうし、ケラモフが朝倉未来より先に金原と組まれて、金原が今回と同じように勝っていたとしても、ここまでのインパクトはなかったはず。結果的に最高の巡り合わせだった。