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【UFN223】これが最高峰。ソン・ヤードン、シモンのTD&スクランブルの流れを拳で止め、削った上でTKO

<バンタム級/5分5R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.5R1分10秒by TKO
リッキー・シモン(米国)

フレームが一回り大きく見えるソンが、中央を取る。その周りを回るシモンと、互いに慎重な立ち上がりに。シモンが右カーフを蹴るが、ここからも様子見になる。シモンのシングルは遠く、切ったソンが右カーフ、そしてヒザを繰り出す。シモンは左ミドルから右を伸ばして、スイッチした刹那──ソンの右ミドルが腹を抉る。ソンは右カーフを続け、シモンが右オーバーハンドもブロックする。続くソンの右に組みついたシモン。ソンはヒザを入れて押し込み返すが、シモンが離れて右を繰り出す。

右ヒザを狙ったソン、右を当てダブルレッグを切って右ローを蹴り、ヒザを見せて右ストレートとリズム乗った攻撃を繰り出す。最後に右ハイから後ろ回し蹴りの連係を放ったソンが初回をリードした。

2R、右を打つぞ、打つぞと見せるソンが、シモンを挑発する。シモンは左ジャブを入れ、ソンは左エルボーを見せ、そのまま距離をつめてフックとエルボーの連打を繰り出す。ヒザをついたシモンが、組みついてテイクダウンもすぐにスクランブルからスタンドに。ソンはワンツーで前に出て、右オーバーハンドを振るって左を入れる。右オーバーハンドに続く、左ボディフックを入れたソンは再び左ボディショット、一旦距離を取って右前蹴りから右ボディストレート、上体を大きく振るシモンに左フックを決める。

力強い攻撃を見せるソンに対し、回る動きから下がる動きに変わったシモンはジャブや左フックを繰り出す。構わず距離を詰めて左ボディを決めるソンだが、ついにシモンがダブルレッグ&小外でテイクダウンを決める。鉄槌を落とすシモンだったが、下から手を振るうソンの腕を殴っている形か。残り時間が殆どないなかでスクランブルからソンが立ち上がり、ラウンド終了を迎えた。

3R、右カーフをチェックしたシモンだが、ダブルレッグ。跳ね上がるようにスクランブルで立ち上がったソンはワンツーを伸ばす。と、ソンの左ボディフックが急所に入り試合が中断する。再開後、左ジャブから左右のローを入れたソンは、左ジャブからのテイクダウン狙いを切り、シモンのショートのコンビもしっかりと見て距離を取る。左ハイからスピニングバックキックの連係を繰り出したソンは、シモンのジャブを額で受けて左ボディフックへ。

さらにカーフを2発蹴ったソンが一転、顔面狙いで左を決める。シモンも右ボディストレートを繰り出すが、拳の重さがソンとは違う。ソンは左フック、ジャブ、前蹴りから右ストレートというコンビで前に出る。これだけ前に出ても、圧で圧倒しシモンにテイクダウンの仕掛けすら許さないソンが左ハイからスピニングバックハンド、これをしっかりと見たシモンは、頭から突っ込んでくるソンの動きに対し「何度やるんだ」とレフェリーに抗議した。

4R、ワンツーのシモン。ソンは右カーフを蹴り、ローをチェックする。頭を振って前に出るシモンは、跳びヒザと攻撃手段を変える。これをかわしてパンチの圧を高めるソンは、シモンの懸命&執拗なテイクダウン狙いしっかりと切り、左を振って前に出る。左&右、さらに左ボディショットを放ったソンがカーフ2連発から、ジャブを伸ばして左フックへ。質量、回転で上回り続けるソンが右カーフ、そして右フックを振るう。ボクシング的に頭を振ってパンチをかわしつつ、テイクダウンは徹底して入らせないソンが右を当て、続く左を空振りする。

一瞬間ができたが、シモンは攻めることができない。ソンの打撃に反応させられ、テイクダウンが決まらないシモンは構え変え、左でステップインも逆に左を被弾して後方に尻もちをつく。突進したソンだが、直後に5分となり時間に救われた。

最終回、回って左ジャブのシモンが右ストレートへ。左で迎え打とうとしたソンは、右オーバーハンドをヒットさせる。動きが止まったシモン、ソンは右カーフ決めワンツーで出てきたシモンに左を入れてダウンを奪う。パウンド、鉄槌にスクランブルに持ちこもうとしたシモンだったが、バックからパンチを打たれて前方に崩れ──レフェリーが試合を止めた。

「凄く、最高にハッピー。シモンは本当にタフなファイターだけど、今日は僕の夜だった。次はトップ5と戦いたい。僕はグッドレスラーなんだ。フックはベストタイミングだった」と笑顔で話したソン・ヤードンはショーン・オマリーをコールアウトした。打撃が有り、組みがあり、勝者も敗者も一つの動きに固執することなく、次の展開に移行する。その中で勝者のソンはテイクダウンをされても、自分の流れを譲らず流れを譲らず、逆にシモンの動きをパンチで遮断してのTKO勝ち。ソン・ヤードンとリッキー・シモンの戦いは、朝倉未来✖牛久絢太郎、斎藤裕✖平本蓮で最高に盛り上がる国内MMAシーンの将来が、ここに行き着いてほしいと思わずにはいられない戦いたいだった。


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【UFC287】ロブ・フォント戦へ、エイドリアン・ヤネス「トップ5を倒す力があることをKOして証明する」

【写真】オールドファンにはお馴染み、米国MMA界ライト級のパイオニアの1人イーブス・エドワースと(C)MMAPLANET

8日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで開催されるUFC 287「Pereira vs Adesanya 2」でエイドリアン・ヤネスがロブ・フォントと対戦する。

2020年のコンテンダーシリーズでUFCと契約したヤネスは、現在までオクタゴンで5連勝中で4試合がフィニッシュ勝利だ。トップランカーとの対戦をアピールし続けてきたが、10カ月振りのファイトでフォント戦という機会を手にした。

この間、底上げとなる練習をしてきたというヤネスは誰よりも、その成長を確認するための今回の試合を楽しみにしていた。


――エイドリアン、ロブ・フォント戦を控えていますが、昨年6月以来の試合となります。ここ10カ月、試合がなかったのは何か理由があるのでしょうか。

「実際、試合はブックはされてはいたんだ。ロブ・フォントとは去年の11月にNYで戦うはずだったけど、彼の家庭の事情で流れた。ただ悪いことでなく、彼の人生にとって良い方の事情で。それ以外、僕の方には何も理由はないけど試合はなかった。ただ、ずっとジムで練習していたから、こうやって試合の機会が巡ってきて嬉しい限りだよ。しかも、ロブ・フォントのような相手と戦うことができるのだから」

──ではケガや手術があったわけではなかったのですね。

「ずっとジムで、いつでも試合に出られる状態にあったよ。で、誰かが僕を指名したらスクリーンショットで保存してマネージャーに『こう言っているんだから、試合が組めるんじゃない』ってメッセージを送っていたんだ(笑)。でも、結果的にそういう相手との試合は実現しなかった。まぁUFCはUFCで何か、考えがあったんだろうね」

──ノーランカーはトップ15と戦いたい。11位までのランカーはトップ10、トップ5と戦いたい。ただUFCはトップ5同士のマッチアップの望みます。そんななか12位のエイドリアンが、6位のフォントと戦えることは素晴らしい機会を得たことになりませんか。

「世界6位のファイターと戦えるのは、最高だよ。トップスポットのショーン・オマリーやピョートル・ヤンと戦うということじゃないけど、そこに近い試合を組んでもらえた。ようやくこういうチャンスを手にできから、思い切り僕の力を見せつけたい。ホント、ファイトが待ち切れないよ」

──フォントは6位ですが、連敗中です。

「チート・ヴェラ、ジョゼ・アルドを相手に2連敗したことは気にしていない。悪い戦いをしていたわけじゃないし。しっかりと打撃も入れていた。それにもう負けることができから、この試合ではさらに手強くなっていると思っている。彼は絶対に諦めない漢だし、そういう相手を求めてきた。絶対にエキサイティングな試合になるよ」

──フォントはストライカーですが、パンチと蹴りとはそれほど一体化しているとは思えません。対してエイドリアンは蹴りとパンチが連係しています。

「そこは、自分がどうなっているのか凄く楽しみなんだ。マイケル・コーリーにムエタイを習い始めて、1年。前回の試合は2カ月ぐらいしか指導を受けていない状態だったけど、トニー・ケリーに勝ってからずっとキック、蹴りとパンチのコンビ、エルボー、ヒザとあらゆる面のトレーニングを積んできた。キャンプ以外でも、自分が強くなるための練習をマイケルとやってきた。

その成果がどれだけのものなのか。自分でも楽しみでしょうがないんだ。この間、ファイターとしてだけではなくてミックストマーシャルアーチストとして成長できた。拳、足、ヒザ、ヒザ、全てのコンビネーションを駆使して戦うよ」

──10カ月試合がない分、対策練習でなく自分の成長に繋がる練習が十分にできたわけですね。

「その通りだね。キャンプでは対戦相手に勝つための練習をしている。その間は自分の底上げになる練習はできない。そして試合が終わると、練習から離れる。僕はこの間、マイケルとムエタイ、ヘッドコーチのイーブス・エドワースとMMA、ストレングス・コンディショニングも含めずっと練習し、学んできた。この10カ月で、自分のゲームを見直して新たに創り上げてきたんだ。

ムエタイには首相撲がある。ダブルレッグとタイ・クリンチの融合も進んだ。試合展開次第だけど、その機会があるならなら僕の首相撲がどれだけ強化されているのかを皆に見てもらいたい。そこからテイクダウンにも当然繋げることができるし、本当に色々な攻撃手段をミックスして戦えるようになった。

この10カ月、僕がどれだけ成長したのか。それを試すことができるフォントとの試合が楽しみでしょうがないんだ。そして皆に僕の試合を楽しんでほしい」

──今はフォント戦に集中しないといけないですが、ここから先はトップ5との対戦が待ち受けています。ただし、UFC首脳は結果だけでなく試合内容も厳しくチェックします。

「そうだね。今週の土曜日、僕がトップ5に続くファイターではなくて、彼らを破る力があることをロブ・フォントをKOすることで証明してみせる。判定を狙ってレスリングを続けるような試合はしない。ロブ・フォントはこの階級を長い間リードしてきたファイターだ。ここで彼に勝つことで、トップ5の誰とどんな局面でもやり合える。それをしっかりと試合で見せるよ」

■視聴方法(予定)
4月9日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前6時半~U-NEXT

■対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] アレックス・ポアタン・ペレイラ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] イスラエル・アデサニャ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170.9ポンド(77.51キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント: 135ポンド(61.24キロ)
エイドリアン・ヤネス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ケヴィン・ホランド: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビオ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 135ポンド(61.24キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 137ポンド(62.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム: 185ポンド(83.91キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン: 116ポンド(52.62キロ)
ルアナ・ピネイロ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジョセフ・パイファー: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス: 241ポンド(109.3キロ)
チェイス・シャーマン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ: 116ポンド(52.62キロ)
ルピタ・ゴディネス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<160ポンド/5分3R>
トレイ・オグデン: 159.5 ポンド(72.34キロ)
イグナシオ・アハモンデス: 159.5 ポンド(72.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
スティーブ・ガルシア: 145.5ポンド(66.0キロ)
シャイラン・ヌルダンベク: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 116ポンド(52.62キロ)
ジャケリン・アモリン: 115.5ポンド(52.38キロ)

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UFC on ESPN43:オッズ/予想と展望

マルロン・ヴェラ 2.45
コーリー・サンドヘイゲン 1.59
ホリー・ホルム 1.41
ヤナ・サントス 3.05
ネイト・ランドワー 1.44
オースティン・リンゴ 2.90
アンドレア・リー 3.30
メイシー・バーバー 1.36
チディ・エンジョクアニ 1.65
アルベルト・デュラエフ 2.35
アレックス・ペレス 2.50
マネル・ケイプ 1.57
ダニエル・ピネダ 3.35
タッカー・ラッツ 1.36
ティーブン・ピーターソン 1.61
ルーカス・アレクサンダー 2.40
トレヴィン・ジャイルズ 1.91
プレストン・パーソンズ 1.91
C.J.ベルガラ 1.42
ダニエル・ダ・シウバ 3.00
マヌエル・トーレス 1.67
トレイ・オグデン 2.30
ビクトル・アルタミラノ 2.00
ヴィニシウス・サルヴァドール 1.83
ヘイリー・カワン 1.80
タミレス・ビダル 2.05

メインは先月のAPEX大会で組まれていたが、客入れ有りの今大会にスライドしたバンタム級トップランカー対決。

ランキング3位のヴェラは現在4連勝中。以前5連勝していたこともあったが、なかなかランカーとの対戦が組まれず停滞していたものの、レジェンドのフランク・エドガー、ドミニク・クルーズをKOして一気に名を挙げた。UFC14勝6敗で、7KO・4一本勝ちとフィニッシュ率が高い。次々期タイトル挑戦者の候補・ショーン・オマリーにも(アクシデント的な結末だったが)勝利している。

元キック王者サンドヘイゲンは、一時期バンタム級裏最強とも言われていたが、ディラショーには組まれてスタンドバックを許す展開で判定負け。これは接戦だったが、続くヤン戦では打撃のプレッシャーで圧される展開となり判定負け。ディラショーがスターリングに、ヤンがデバリシビリにそれぞれ完敗したことで、間接的に評価も落ちてしまった。

バンタム級タイトルは王者スターリングが5月に復帰するセフード相手に防衛戦。微妙な判定でヤンに勝ったオマリーはその次の挑戦者と言われており、他の選手には年内にチャンスが回ってこない可能性がある。また、1位のデバリシビリは、王者が同門のスターリングであるうちは挑戦しないと公言している。この試合の勝者がデバリシビリと対戦して順番を待つという展開になる可能性が高い。

オッズは下位ランカーのサンドヘイゲンがフェイバリット。サンドヘイゲン判定勝ちと予想。

プレリムではマネル・ケイプが登場。相手は6位でタイトル挑戦経験のあるアレックス・ペレス。ここで勝てば、ようやくタイトル挑戦者争いに入っていける。2連敗の後4連勝中のケイプに対し、ペレスは3連勝の後2連敗だが、連敗は前王者デイブソン・フィゲイレードに挑戦した試合と、現ランキング2位でケイプも破っているアレッシャンドリ・パントージャ戦で、いずれも1R絞め技での一本負け。

オッズはケイプがフェイバリット。ケイプ判定勝ちと予想。

第1試合開始は26日朝5時から。速報します。

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ABEMA JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN221   アルジャメイン・ステーリング アレキサンダー・ヴォルコフ アントン・トゥルキャリ カールストン・ハリス カール・ウィリアムス グイド・カネッティ コリー・サンドハーゲン サイド・ヌルマゴメドフ サイード・ヌルマゴメドフ ショーン・オマリー ジャレッド・グッデン ジョナサン・マルチネス タイソン・ナム デイヴィー・グラント トニー・グレーブリー ニキータ・クリロフ ハファエル・アスンソン ビクター・ヘンリー ピョートル・ヤン ブルーノ・シウバ マラブ・デヴァリシビリ マリオ・バウティスタ ヴィトー・ペトリーノ 中村倫也 風間敏臣

【UFN221】計量終了 今、Must Watch=メインのヤン×デヴァリシビリを始め、バンタム級5試合

【写真】マラブの突進力とヤンの技術の激突(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルで開催されるUFN221:UFN on ESPN+79「Yan vs Dvalishvili」の計量が10日(金・同)に行われている。

フェザー級でオースチン・リンゴと対戦予定だったヒカルド・ラモスが、1ポンドオーバー規約より8ポンドも重い154ポンドとライト級と変わらない状況で、この試合はキャンセルされた。

そんな今大会、メインのピョートル・ヤン×マラブ・デヴァリシビリを始めバンタム級の試合が5試合組まれており、さながらバンタム級祭りの様相を呈している。UFCでも最も激しい戦いが繰り広げられている同階級、5月6日には世界王者アルジャメイン・ステーリングが、復帰するトリプルCことヘンリー・セジュードの挑戦を受けることで、果てしないほど質&量が上がっている。


世界王者ステーリングとショーン・オマリー戦で2連敗を喫したとはいえ、2試合ともスプリット判定負けと今も世界が視野に入っているヤンに対し、デヴァリシビリは現在8連勝中でタイトル挑戦権を手にするための戦いに挑む。

蹴りを交えた遠近両用の打撃と、絶妙な足払いを持ち合わせたテイクダウン能力を誇る元世界王者ヤン。フィジカル的にはUFCでは平均値だが、スピード……反応力とタイミングはトップ中のトップといえる。対して、デヴァリシビリは打撃にしても最大の武器といえるテイクダウンにしても、それほどテクニカルではない。

ただし、このテイクダウンを軸にした荒い打撃とねちっこいコントロールは常に高い圧力を誇り、無限のスタミナで削り続けてくる。技術力では完全にヤンだが、圧に負けなくても対応するだけで削られることも十分にあり得る。優勢でも劣勢でも、終盤はデヴァリシビリの追い上げを覚悟しないといけないヤンは、序盤の3Rを如何に取るのかが大切になってくる。

メインカードで組まれたバンタム級戦は他に2試合。

サイド・ヌルマゴメドフ✖ジョナサン・マルチネスに加え、上記のフェザー級戦の不成立でマリオ・バウティスタ戦が昇格した。オクタゴン6勝1敗、回転系の蹴りとパンチを多用し、効かせたあとの集中打とパウンドが迫力満点のサイドに対し、マルチネスはUFCで8勝3敗、バンタム級とフェザー級の両階級で戦い、現在は4連勝中だ。

サウスポーのマルチネスの特徴は、とにかく動きが柔軟なことだ。柔軟な肩回りは独特のリズムのパンチを繰り出し、接近戦でも繰り出すことができる左ハイとパンチのコンビネーションを多用する。打撃戦ならサイドに遅れを取らないといっても過言でないマルチネス。その主武器である左の蹴りをキャッチされた場合、もしくはサイードのここ一番のテイクダウンの強さを如何に対処できるか。ウマルの陰に隠れた感のある──もう1人のヌルメゴメドフ=サイドとの戦い、マルチネスが勝利を手にするには組みの攻防が鍵となる。

そしてメイン昇格なった一戦。

トレヴィン・ジョンスにまさかのパウンドアウトを去れた以外ではコリー・サンドハーゲンに対して黒星のみ、11勝2敗のバウティスタは跳びヒザや後ろ三角から腕を伸ばしたサブミッションなど特徴点な勝利を挙げているファイターだ。これらの動きは基本となる打撃、テイクダウン、柔術という3つの要素がアベレージで高いバウティスタが、UFCという舞台でそれ以上の動きを見せた勝ち方だった。サウスポーのパンチャー、2連勝で調子を戻しているカネッティーとはグラップリングでは差があるように感じられるが……果たして。

プレリミで組まれたハファエル・アスンソン×デイヴィー・グラント、そのアスンソン戦の敗北から再起を図るヴィクター・ヘンリーとトニー・グレーブリーのマッチアップという2試合。

これだけの猛者が登場しながら、メインの両者以外でランカーは14位のサイード・ヌルマゴメドフのみ。世界の頂の高さを見せつけるUFCバンタム級戦線。中村倫也、風間敏臣がその戦いの輪に加わるからこそ、目を皿にしてチェックする必要がある──マスト・ウォッチの戦いの数々だ。

■視聴方法(予定)
3月12日(日・日本時間)
午前5時00~UFC FIGHT PASS

■UFN221計量結果

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
マラブ・デヴァリシビリ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 258ポンド(117.02キロ)
アレクサンドル・ロマノフ: 264 ポンド(119.74キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 213ポンド(96.61キロ)
ライアン・スパーン: 213ポンド(96.61キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 136ポンド(61.69キロ)
グイド・カネッティ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ: 204ポンド(92.53キロ)
アントン・トゥルキャリ: 205ポンド(92.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ウーカシュ・プジェスキ: 245ポンド(111.13キロ)
カール・ウィリアムス: 240.5ポンド(109.08キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジョシュ・フレムド: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー: 136ポンド(61.69キロ)
ビクター・ヘンリー: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ))
アリアニ・リプスキ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム: 125.5ポンド(56.92キロ)
ブルーノ・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カールストン・ハリス: 169.5ポンド(76.88キロ)
ジャレッド・グッデン: 177ポンド(80.28キロ)

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UFC on ESPN+77:ポストファイトボーナス/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:ナジム・サディコフ vs. エヴァン・エルダー

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:エリン・ブランチフィールド、マイラ・ブエノ・シウバ

ファイト・オブ・ザ・ナイトはミラー vs. ヘルナンデスになるかと思ったので意外。

メインはブランチフィールドがアップセット勝利。打撃で被弾もあったが、積極的に出て行って主導権を握らせなかったのが、最後のテイクダウンからのフィニッシュにつながった。ブランチフィールドにとっても直前の対戦相手変更になったわけだが、急遽対策を立てたとは思えないほどに作戦がハマっていた。

最近のUFCは、タイトル挑戦圏外(主に10位以下)の有望な選手をいきなりトップランカーと当てるマッチメイクを稀に行う。ピョートル・ヤン vs. ショーン・オマリー、コーリー・サンドヘイゲン vs. ソン・ヤドン、ショーン・ストリックランド vs. アレックス・ペレイラなど。ペレイラのように勝てばいきなりトップ戦線に入れられるし、ヤドンのように負けても健闘して見せれば評価は下がらない。オマリーの場合は負けていたとしてもヤン相手に十分渡り合えていたが、おかしな判定で逆に評価されなくなってしまったが…。

今回のブランチフィールドをいきなり1位のタイラ・サントスと当てたのも、同じ考えからだろう。直前で欠場したにもかかわらず、同じトップランカーのアンドラージが受けてくれたのは、ブランチフィールドとUFCにとっては助かったはず。アンドラージにとってはブランチフィールドをそこまで危険視していなかったから受けたのかもしれないが、そうだとしたら裏目に出てしまった。

ブランチフィールドは次にタイトルに挑戦したい、UFCがもう1試合しろと言うなら経験を積むと言っているが、女子フライ級はアンドラージよりもランキングが上のマロン・フィオロがUFCデビューから5連勝しているので、そちらが優先されるべき。ブランチフィールドは今回流れたタイラ・サントスと対戦するのが良いのでは。そもそもシェフチェンコが来月アレクサ・グラッソ相手に防衛できるかもわからないが。

今日は期待されたUFCデビュー選手が多かったが、第1試合のカーペンター以外はインパクトを残せず。特に23戦全勝のアスカボフには期待していたが、ポカで負けたのではなく、1勝2敗の相手に普通に力負けしてしまった。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞したサディコフも、0勝1敗の相手に2Rまで追い込まれた状態での勝利なので、今後も茨の道が続きそう。

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MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Road to UFC Special UFC URCC YouTube ショーン・オマリー マーク・ストリーグル

【Special】フィリンピンMMAを知る。まーく・ストリーグル─01─「ONEとUFC、有名になれるのは?」

【写真】ここまでしっかりとレスリングの練習が行われているMMAジムはフィリピンにはそうはないか。ちなみにストリーグルやラウンドワンMMAのメンバーはコンバットサンボの国家代表でもある (C)MMAPLANET

フィリピンMMA界の今──をプロモーター&マネージャー、ファイター、そして指導者の目を通して伝えたい。その第2弾は世田谷育ちの元ONE&UFCファイターのマーク・ストリーグルの登場と相成った。

東京、世田谷の有名インターナショナル・スクールから南カリフォルニアサンディエゴの大学に進学。日本でテコンドー、レスリングを学び和術慧舟會GODSで柔術のMMAの手ほどきを受けたストリーグル。アジア各国で戦い、LEGEND FC、PXCを経てONEへ。その後はUFCとの契約を目指し、実現させるも0勝2敗でリリースされた。

そのストリーグルはラウンドワンMMAを母国フィリピンで率い、選手育成と現役生活とプレイング・マネージャー的な活動をしている。日本を知り、北米を知り、アジアを知るストリーグルにフィリピンMMAの今を尋ねた。


──フィリピンに初めて取材に来た10年前に、ここマニラにあったアーヴィン・タグレが主宰するサブミッション・アカデミーでマークに初めてインタビューをさせてもらいました。正直、あの頃はもっとフィリピンのMMAは世界に進出できると期待していたのですが、決して簡単ではなかったです。その一方で、選手たちの技術、理解力はしっかりと上がっています。

10年前、2012年11月のマーク・ストリーグル

「イエス、あの頃と比べるとフィリピンのMMAシーンはすっかり変わったよ。

当時はフィリピンのMMA大会はURCCとPXCだった。そのPXCはなくなった。でもONEチャンピオンシップをはじめ、多くのプロモーションが活動している。当時とは全然違うよ」

──当時と比較してMMA人気の高さはどのようなものでしょうか。

「凄く人気があるよ。10年前よりずっと人気は上がっている。ONEのような大きな大会があり、フィリピンのローカルショーで最大のURCCは今も活動している。それだけでなく、フィーダーショー的な高いも凄く増えている」

──コロナの影響でMMA大会は少なくなったという意見も聞きましたが……。

「確かにCovidの影響で政府がとても厳しい感染対策を行っていた時期は、MMA大会は開けなかった。でも今ではオープンになり、多くの大会が行われるようになったよ。ONEの開催数も増えるだろうし、URCC Globalは明日もオカダ・カジノ(ニノイ・アキノ国際空港の西隣に位置するシーサイドト開発地域ある、全室にジャグジーを備えた高級ホテル・カジノリゾート)でイベントを開く(※取材は12月5日に行われた)。ヘッドラインは3✖3の試合なんだ」

──……なんとも悪趣味な。

(C)URCC

「アハハハハ。クレイジーだよ。チーム・フィリピン✖チーム・コリアっていうのが組まれていて」

──ノー。私は勘弁です。そういうのは……。

「アッハハハハハ。ただし、その試合以外のカードは良いんだ、そんなにクレイジーでなくて、ワイルドでもない試合で。これからの選手のファイトが多く組まれている。それにウィル・チョープが暫定ウェルター級王座決定戦に出場するよ(※結果はアーヴィン・チェンを破りベルトを巻いた)。

URCCを筆頭にUGB(Underground battle)やWFP(Warriors Fighting Promotion)、他にもグラスルーツのショーはたくさん行われている。そこで活躍してONEチャンピオンシップやURCCにステップアップするための大会がね」

──ファイトマネーで生活がしていけるのは、ONEの選手ぐらいでしょうか。

「5万ドルのボーナスを手にした選手は大丈夫だろうけど、それ以外の選手は仕事をしているだろう。年に2、3試合と戦える選手も大丈夫かな。でも年に1試合ぐらいの選手は仕事を持たないと生きていけないよ」

──現状、若い選手にとってUFCとONEどちらがメインゴールとなっているとマークは考えていますか。

「正直、彼らはそのどちらかに行きたいと思っていて、どちらかが絶対ということはないはずだ。UFCかONEを選ぶことはないよ。片方のプロモーションから声が掛かれば、若い選手たちはハッピーに違いない。フィリピンの若い選手にとってUFCとONEの2つがゴールだからね」

──とはいえONEはコロナを経てなお、フィリピンで大会を開いています。一方UFCは2015年に1度イベントを開き、2016年にショーがキャンセルされて以来マニラに戻ってきていません。

「それこそが、フィリピンにとって悲しい事実だよ。UFCは6月にシンガポールで大会を開いたけど、フィリピンだけでなくアジアで活発な活動をしていないから」

──UFCはRoad to UFCをアジアで開きました。

「凄く良いことだ」

──ただし、そこにフィリピンの有力な顔触れはいなかったです。アジアのパワーハウスから参加選手は1人でした。

「その通りだ。それもUFCがアジアではそれほどイベントを開いていないことが影響していると思う。ONEチャンピオンシップのようにね。ONEはいつもアジアでイベントを行っている。だからフィリピンのファイターもONEに興味を持っている。それでも、UFCでも戦いたいんだよ」

──UFCで戦う困難さを理解しているからこそ、ONEで戦いたいという気持ちも膨れ上げるのでしょうね。

「イエス、イエス、イエス」

──マークも知っての通り。

「ホント、身に染みて分かっているよ(笑)。アジア以外で戦う、米国のチームに合流して時差ボケを解消して戦わないといけない。正直、アジアの選手がUFCで戦うことは簡単じゃない」

──UFCが世界最高と分かっていても、日本では知名度がない。だから国内トップのRIZINで戦うという選択も当然のようにあります。RIZINで戦う方がUFCで戦うより有名になれるので。同じようにフィリピンではONEの選手の方が、UFCファイターより有名になれることはないですか。

「そこはね、もう選手個人がどれだけソーシャルメディアを活用するかだよ。今のディジタル世代にとっては、個人の個別のマーケティングにかかって来る。日本でもアサクラ・ブラザースはYouTubeのコンテンツであそこまで有名になっているじゃないか。彼らが有名になったのはYouTubeで活動しているから。

実際に僕が自分のブランドを確立できているのも、ソーシャルメディアで積極的に活用しているからでもあるんだ。YouTube、Facebook、TikTok、Instagramでしっかりと活動している。UFCもそうだろう。ショーン・オマリーのようにね。もう10年前じゃないんだ。ファイターはエンターテイメントとして、自分自身で自分を売りださないといけない。これまであったコンテンツから飛び出して、人々に自分を知ってもらう。練習だけをやっていれば良い時代ではないんだよ。日々を自分で伝えていく。そこがハマれば、自分のブランドはより大きくなる」

──そこばかりが注目されて、実力不足に陥ると業界はおかしくならないですか。

「そりゃあダメだよ(笑)。ちゃんと練習して、ソーシャルメディアも活用するんだ。バランスを取らないとね。どちらかに偏っているのは良くない。練習に専念して、ソーシャルメディアを一切にやらない。それでも良いだろう、試合に勝てばね。でも、試合に負けると誰もその選手のことは知らないままだ。ソーシャルメディアを駆使して、自分でファンを開拓しないと誰もその選手に興味を抱かない。ファンがいない選手になるよ。

トレーニングをベリー・ベリーハードに行い、自分をソーシャルメディアで売り込む。そのバランスを取ること。若い選手がソーシャルメディアで自分を売り込むことばかり考えて、ファイターとして技術が備わっていない状況に陥ると、どううやって戦えば良いのか。その一方で、YouTubeボクサーに見ても分かるように、スキルに関係なく人々は彼らの試合をチェックしているからね」

<この項、続く>

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アルジャメイン・スターリング「次期防衛戦の相手はヘンリー・セフード、3月をターゲットにしている」

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ヘンリー・セフードのマネージャー「彼は復帰戦でアルジャメイン・スターリングのバンタム級王座に挑戦する」(2022年11月29日)

 こちらの続報。ヘンリー・セフードのマネージャー、アリ・アブドルアジズが復帰戦の相手がアルジャメイン・スターリングになることは決まっているとコメントしましたが、




 この件についてアルジャメイン・スターリングが以下のコメント。

「次の対戦相手がヘンリー・セフードになることを発表する。3月をターゲットにしている。アリよ、まだ紙にインクは付いてないが、決まったと言っていいだろう。完全に決まったわけではないが、次はこの試合だ」

「この試合は実現する。『2022 PFL Championship』の会場でヘンリーとフェイスオフになったのを見ただろう。戦うことは問題ない。俺は人生で一度も逃げたことはない。UFCはいつも一番タフな対戦相手を与えてくれて、そこで結果を残している。マルロン・モラエス戦では不覚を取ったが、それ以降はずっと勝っている。俺はほとんど勝っている」

「このマッチアップは気に入ってるし、ファンも楽しめる試合になると思う。だが、スキル的にはショーン・オマリーの方がフィニッシュの脅威があると思うけどね。ヘンリーは試合に勝つ力は持ってるが、フィニッシュで勝てるとは思わない。俺がヘンリーにフィニッシュされるとは思えない。マルロン・モラエス戦のように顔面からヒザに突っ込まない限りは、ヘンリーが俺を倒せるような一撃はないだろう」
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『UFC 280』ショーン・オマリーがピョートル・ヤン戦の“疑惑の判定勝利”批判について反論

決定版! クイズでわかりやすい 野球審判スキルアップ問題集


『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』ショーン・オマリー vs. ピョートル・ヤンのジャッジの採点/主要サイトの採点(2022年10月23日)

 こちらの続報。


 『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』でピョートル・ヤンにスプリットデシジョンで勝利したショーン・オマリーがツイッターで「試合を見直したが、完全に俺の勝ちだな」とコメント。


 その後、さらに自身のYouTubeで以下のコメント。

「目覚めたら世界ランキング1位になっていた。いい気分だ。クレイジーだよ。もしあの試合で負けていたら、もっと俺はリスペクトされていただろう。『彼は負けたが、あのマザーフ◯ッカーは良い選手だ』という感じだ。だが今は『アイツが勝ったのかよ!? バカにしてんのか!』という感じになっている。『5ラウンドじゃなくてラッキーだったな』と言うヤツもいるが、俺のベストラウンドは第3ラウンドだったのにな」

「第1ラウンドは接戦だったと思う。俺の方がダメージを与えた。彼は何度かテイクダウンをしたが、テイクダウンだけで何もしていない。それに俺だってラウンド終盤にテイクダウンしたよ。しかも膝蹴りを当ててからのテイクダウンだった。テイクダウンのことを言うなら、なんで俺の方は言わないんだ? 第1ラウンドは俺が取ったことがよく分かる。間違いなく接戦だったけどな」

「第2ラウンドも僅差だった。俺も殴ったが、彼も殴り返した。だが、このラウンドは彼に軍配が上がった。そして、第3ラウンドは間違いなく俺のベストラウンドだった。第3ラウンドの方がダメージが大きかったよ」

「俺の負けだと言ってるヤツらは、俺に負けて欲しかっただけだろう。泥棒だと? どうやったら泥棒になるんだ? 第3ラウンドは俺の勝ち、第2ラウンドは彼の勝ち、第1ラウンドは接戦で俺の方がダメージを与えた。泥棒というより、接戦だったんだ。もし、コリー・サンドヘイゲンや他の選手がピョートル・ヤンに勝ってたら、『ああ、そうかもしれないね』なんて言われただろうな。結局俺は背も高く若くして世界バンタム級1位になったから嫌われてるんだ、クソッタレ!」

「2023年にチャンピオンになると宣言していたが、もうすぐだ。新しい契約次第だ。3ラウンドマッチでも大金を稼げるようになれば良いことだが、タイトルマッチは避けられない。次はそうなると思う。5ヶ月後か、6ヶ月後かは分からない。俺は戦うことが好きだし、タイトルのチャンスを逃すことはしたくない。次の試合でチャンピオンになるかもしれないし、リスキーな試合で負けて、あと2勝しないといけなくなるかもしれない。UFCと話し合って、彼らの考えを確認することで見えてくるものがあるだろう」
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UFC280:ポストファイトボーナス/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:ショーン・オマリー vs. ピョートル・ヤン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ベラル・ムハマド、イスラム・マカチェフ

 

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『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・ショーン・オマリー vs. ピョートル・ヤン

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ベラル・ムハマド、イスラム・マカチェフ

 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・