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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50 ジョナサン・ピアース デヴィッド・オナマ

【UFC ESPN50】ピアースのTDを切り返し続けるオナマ、左右ストレートを当ててノンストップ戦を制す

<148.5ポンド契約/5分3R>
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ジョナサン・ピアース(米国)

オナマが左ジャブを突いて距離を測る。ピアースは右ストレートを伸ばした。右ロー、左ボディから右ストレートを繰り出すピアース。オナマはサウスポーへのスイッチも見せる。オナマの左ジャブがピアースの顔面を捕らえるも、ピアースの右がヒットした。互いにスイッチとストレート系のパンチで攻めるなか、ピアースは左右の前蹴りを突き刺していく。オナマも右クロスをヒット。ピアースは右ミドルを当てるが右ストレートは空振り。シングルレッグで飛び込んだピアースが、ドライブからグラウンドに持ち込もうと試みたが、ここはオナマが足を抜いて立ち上がった。

ピアースの右ミドルに右ストレートを合わせるオナマ。左ジャブの差し合いでもオナマが勝る。するとピアースがダブルレッグで飛び込み、テイクダウンするとバックへ。四の字フックで固めてパンチを連打していくも、オナマが切り返してトップを奪う。背中を見せて立ち上がったピアースは、離れたオナマにパンチを浴びせてからダブルレッグで組み、バックに回って引き込んだが、ここでもオナマが切り返してトップを奪った。

2R、スイッチしながらピアースが距離を詰めた。下がるオナマにダブルレッグで組みついたピアースだが、首を取られてしまう。しかしギロチンをかわしたピアースがバックに回った。四の字フックからパンチで削り、右腕をオナマの首に回すピアース。パームトゥパームで絞め上げるも極まらず。オナマが切り返してトップを奪うが、スクランブルからピアースがハイクロッチからグラウンドに引き戻し、またもバックへ。

起き上がるオナマに対し、バックコントロールを続けるピアースが四の字フックからRNCへ。切り返してバックを奪うオナマを前に振り落としたピアースが、バックを奪い返す。と、オナマも前に振り落とした。ピアースがトップ、さらにバックを奪い、今度はオナマの切り返しを許さずヒジを落としていく。ならばと仰向けになったオナマが蹴り上げから立ち上がった。スタンドに戻るとピアースの右カーフに、オナマが左ジャブを合わせた。

最終回、距離を詰めるオナマに対し、ピアースが右縦蹴りを突き上げた。プレスをかけるピアースだが、オナマの左ジャブを食らう。互いにスイッチとジャブを続けるなか、ピアースがシングルレッグで入るもオナマがかわす。オナマの左ジャブ、左フックをもらいながらも組みつくピアース。オナマは離れて右クロスを当てた。徐々にオナマのパンチのヒット数が上がり、ピアースはケージに詰められてしまう。中央に押し戻したピアースがシングルレッグからバックに回るも、ここでもオナマが切り返した。スクランブルから立ち上がった両者。打ち合いもピアースに力がなくなってきている。

ピアースのシングルレッグをスプロールしたオナマだが、ピアースがなおもシングルレッグで押してくるとテイクダウンを許す。しかし、ここで切り返すのがオナマだ。今度はオナマがトップをキープ。ピアースはオナマの左腕をキムラで抱えたが、オナマが立ち上がった。スタンドに戻り、オナマにも疲労が見える。サークリングするオナマに対し、ピアースが打ち合いに持ち込んだ。ラストは両者が左右のパンチを振り合い、クリーンヒットはないものの会場を盛り上げた。

ズバ抜けた身体能力でピアースのテイクダウンを切り返し、左右ストレートを当てたオナマが判定勝ちを収めた。


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GLORY MMA o UFC キック

UFC on ESPN55:第10試合・オーステン・レーン vs. ジョナタ・ディニス

ヘビー級。

元アメフト選手でNFLにも所属していたことのあるレーン。アメフト引退後、27歳でMMAを始め、コンテンダーシリーズでは同じNFL出身でもトップ選手のグレッグ・ハーディと対戦し秒殺KO負け。しかしその後もMMAを続け、2度目のコンテンダーシリーズで1RKO勝ちしてUFC契約を決めた。昨年6月のUFCデビュー戦は地元フロリダでジュニア・タファと対戦したが、わずか29秒でアイポークを入れてしまいノーコンテスト。9月に今度はタファの地元で再戦が組まれたが、パンチでダウンを奪われパウンドで1RKO負け。2試合トータル1分51秒でまだ未勝利だが、またメインカードで組まれている。12勝のうち11KO・1一本勝ち。36歳。

ブラジルのディニスはキックボクサーで、2012年の大晦日に日本で行われたGLORYのヘビー級トーナメントにも出場している(一回戦敗退)。GLORYとの契約終了後もロシアやブラジルでキックの試合を続け、キック戦績はl22勝7敗。2022年、30歳でMMAでデビュー。5試合連続1RKO勝ちすると、昨年9月にコンテンダーシリーズ出場。そこでも1RKO勝ちしてUFCとの契約を決めた。しかし一度もグラウンドの展開にならなかったので、寝技の実力は未知数。32歳。

じわじわ出るディニスだが、ジャブ・前蹴りを入れるレーン。レーンタックル。テイクダウン。下になったディニス。ハーフ。肘を入れるレーンだが、ディニスガードに戻した。レーン上からパウンド。レーン足を超えてまたハーフに。パウンド。ディニス、龍動きなし。寝技はザルか。ガードに戻そうとする。立つ動きはなし。キープしながらパウンドで削るレーン。残り15秒でマウント。パウンド。仕留めに来ているが、ブリッジで凌いだディニス。ホーン。

1Rレーン。

2R。詰めるディニス。レーンまたタックル。切った。パンチで出るディニスにまたタックル。切ったがケージに押し込まれる。引き剥がしたディニス。組んできたレーンを引き剥がしてパンチを入れる。レーンまたタックル。切られて引き込んだ。ディニス寝技には付き合わない。寝ているレーンの足を蹴るディニス。立ってスタンドに。また組みに行くレーンだが引き剥がされた。レーン消耗してきている。ワンツーを打ち込むディニス。右が入り効いた!さらにワンツーを入れるとゆっくり崩れ落ちるレーン。KO!

逆転KO勝ちのディニスだが、グラウンドが強いわけでもないレーン相手に上を取られるとガードを取るので精一杯。今後に向けてまだまだレベルアップが必要。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 ウロス・メディッチ ティム・ミーンズ

【UFC ESPN55】ティーム・ミーンズの踏み込みに左アッパーを合わせたウロス・メディッチがTKO勝利

<ウェルター級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
Def.1R2分09秒by TKO
ティム・ミーンズ(米国)

ジャブで距離をつめて組んだミーンズが、メディッチをケージに押し込む。ウィザーのメディッチはせいたいすると、体を入れ替えて左エルボーを打つ。離れてジャブを当てたメディッチに対し、ワンツー&ヒザ蹴りで組んだミーンズがここもケージに押し込む。メディッチの小手投げから再度クリンチの攻防も、ミーンズが離れる。そのミーンズのステップインにメディッチが左アッパーを合わせる。腰から崩れ落ち左のパウンドを打たれたミーンズを見て、レフェリーが試合を止めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50 ハニ・ヤヒーラ ヴィクター・ヘンリー

【UFC ESPN50】左ジャブを軸にして組ませないヘンリー。最終回に右ハイからの連打でハニをストップ

<バンタム級/5分3R>
ヴィクター・ヘンリー(米国)
Def.3R2分36秒 by TKO
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)

サウスポーのハニが距離を詰めて左ローを放つ。サークリングするヘンリーにローを繰り出すハニ。右ジャブを突き、左右のローを打ち込む。右の関節蹴り、ローと積極的に打撃を繰り出すハニが組みついたが、これはヘンリーが突き放した。ヘンリーは距離を詰めて来るハニに右ストレートを合わせる。オーソドックスにスイッチしたハニがダブルレッグで飛び込み、バックに回ってケージに張り付くヘンリーをリフトした。しかし立ち上がったヘンリーが切り返してハニをケージに押し込む。

離れると、ヘンリーが右ボディストレートを突き刺す。さらに右ローを打ち込んだが、ハニが蹴り足を取ってシングルレッグからドライブする。ヘンリーはマットに手を着くも立ち上がり、右腕を差し入れてケージに押し込んだ。離れるハニにパンチを打ち込んでいくヘンリー。ガードを固めて下がるハニは、右ストレートからローを放つも、ヘンリーがケージに押し込んでいった。引き込みのように背中を着いたハニだが、ヘンリーはスタンドを選択。ラウンド終了間際の打ち合いで、両者のパンチがヒットした。

2R、ヘンリーがサークリングしながら右を打ち込む。ハニは関節蹴りから飛び込んだがテイクダウンできず。細かいパンチを打ちながら距離を詰めるハニに対し、ヘンリーは左ジャブを突いて中に入れさせず、距離が詰まると右を合わせていく。ダブルレッグをスプロールされたハニは打撃戦を強いられる。プレスをかけてハニにケージを背負わせたヘンリー。ケージ中央に押し戻したハニはダブルレッグは返されてしまう。打撃戦ではヘンリーの右がハニの顔面を捕らえる。しかしハニの右もヒットする。

サウスポースタンスから左ハイを見せたヘンリーが、オーソドックスに戻してハニにケージを背負わせる。ハニも右を伸ばすが、ヘンリーの右ボディストレートを受けてしまう。さらにヘンリーが右ストレートを食らい、ハニのマウスピースが飛ぶ。徐々にヘンリーが距離を詰め、ハニが組んできても足払いで返した。右ボディから右ストレートでダウンを奪ったヘンリーが、パウンドの連打を浴びせる。トップを奪い、ヒジを連打してラウンドを終えた。

最終回、ヘンリーが左ジャブでハニを中に入れさせない。ハニが連打から距離を詰めてくると下がり、さらにダブルレッグはスプロールした。ハニは下から足に絡んでいくも、ヘンリーがパウンドを落とす。立ち上がったヘンリーに合わせてスタンドに戻ったハニだが、ヘンリーの右を受けてダウン。亀になったハニにヘンリーがパウンドを連打する。仰向けになりニーシールドで守るハニに連打を浴びせるヘンリー。ヘンリーが立ち上がるとレフェリーがブレイクをかけた。スタンドではヘンリーが右ストレートから右ハイへ。動きが止まったハニにラッシュをかけると、レフェリーが試合をストップした。


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AB K-1 MMA o UFC キック

UFC on ESPN55:第8試合・ティム・ミーンズ vs. ウロシュ・メディチ

ウェルター級。

ミーンズはMMAキャリア20年で50戦している大ベテラン。UFCはデビューから12年目で、ここまで15勝12敗1NCとやや勝ち越し。昨年まで3連敗していたが、前戦は3連敗中のアンドレ・フィアリョ戦で、3RKO勝ちして連敗を止めている。キャリア20KOのストライカー。ウェルターではマイク・ブラウン43歳、スティーブン・トンプソン41歳に次ぐ年長の40歳。

メディチは元キックボクサーで、長身ストライカー。母国セルビアではK-1王者になっている。柔道のバックボーンもある。ローカル5戦全勝でコンテンダーシリーズに出場、そこでも勝利してUFCと契約。UFCではすでに6戦して4勝2敗。もうキャリアの半分以上がUFCでの試合になっている。ここまでは勝っても負けてもすべてフィニッシュ決着。31歳。

 

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 オースティン・ハバート ミハウ・フィグラック

【UFC ESPN55】15分間の鍔迫り合いはオースティン・ハバートが29-28×3でミハウ・フィグラックを下す

<ライト級/5分3R>
オースティン・ハバート(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ミハウ・フィグラック(ポーランド)

すぐに近い距離での打撃戦となり、フィグラックが右カーフを蹴る。ハバートは前蹴りを繰り出すが、フィグラックはローを続け、ワンツーを入れる。右オーバーハンドで前に出るなど圧を高めるフィグラックは、ハバートのシングルからスイッチしたダブルレッグを切る。ハバートはボディストレートを伸ばすが距離がやや遠いか。それでもフィグラックの右にハバートはダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

すぐに立ち上がったフィグラックはジャブから右を入れる。そして右カーフを入れると、右の蹴りから右ストレートをヒットさせる。ハバートも右を返し、組みのフェイクを織りまぜ右ストレートを当てる。フィグラックは右オーバーハンドを振るい、互いにペースを掴もうとする初回が終わった。

2R、すぐに前蹴りを蹴ったハバート。フィグラックはジャブを当て、パンチから蹴りのコンビをかわす。ジャブを受けながら前に出るフィグラックが左インロー、ハバートは右フックから左ハイを狙う。シングルをスプロールしたフィグラックは、ジャブは当たるが右が届かない。逆に変則の構えでジャブだけでなく右も近い距離で当てるハバートだが、左エルボーを打たれる。左ストレートから左ミドルをスイッチして決めたハバートは、シングルレッグをがぶられる。離れたフィグラックは初回ほど手が出ない。それでもジャブの相打ちを含めジャブを当てるフィグラックがリードフックを届かせたが、一進一退で判断が難しいラウンドとなった。

最終回も即、近い距離で拳を交換する両者。ハバートが右を当て、フィグラックもここで右を当てる。シングルのフェイクを見せるハバートは右ミドルを蹴られ、左の蹴りを返す。とフィグラックは近い距離で組みつき、バックに回る。ケージに押し込み、離れ際にフィグラックは右を放った。ハバートはジャブを当て、右を受けても右を打ち返す。インパクトに差は長いが、手数でハバートが上回るなかフィグラックはシングルから2度目のバックコントロールへ。

ここも右を打って離れたフィグラックがダブルジャブ、ハバートが右ボディストレートをう打つ。フィグラックはワンツーで前に出て、勢いでう回り始める。と、ハバートもシングルでテイクダウンしスクランブルでバックへ。後方に倒れ込みながら、起き上ってトップ狙いのハバートに対し、フィグラックも譲らず立ち上がる。

クリンチの攻防から距離ができると、右で前に出たフィグラックがハバートのシングルをがぶったところでタイムアップに。一進一退、互いに自分の流れとすることも、相手のペースにされることもないまま15分を戦った結果、ハバートが3-0の判定勝ちを手にした。


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DEEP MMA o UFC エイマン・ザハビ トニー・グレーブリー ハオーニ・バルセロス モンテル・ジャクソン

UFC on ESPN55:第7試合・ハニ・ヤヒーラ vs. ビクター・ヘンリー

バンタム級。日本で7試合しているヤヒーラ vs. 12試合しているヘンリー。

ヤヒーラはキャリア41戦で28勝中KO勝ちゼロ、一本勝ちが21回ある生粋の柔術家。一本勝ちの多さに反して、UFCからの評価は低く、ランキングに入っていたこともあるのに21戦中18回がプレリム送り。近年は負傷欠場もあり、21年1試合、22年0試合、23年1試合と試合ペースが落ちている。前戦は同じランカー目前ポジションのモンテル・ジャクソンとの対戦で、1Rにパンチでダウンを喫しパウンドでKO負け。13年前、WECでのジョセフ・ベナビデス戦以来となるフィニッシュ負けを喫した。オッズは前回に続いて大幅なアンダードッグとなっている。39歳。

元DEEPバンタム級王者ヘンリー。代役でのUFCデビュー戦でいきなり中堅のハオーニ・バルセロスに勝ったが、次戦ではベテランのハファエル・アスンサオに判定負け。勝ち越し・負け越しの分かれ目となる3戦目は、UFC4勝3敗のトニー・グレーブリー相手に3Rフルに動き続ける試合となり、接戦を制してスプリット判定勝ち。前戦はアブダビで行われたバシャラート兄との対戦。無敗のバシャラート兄弟相手にオッズでは大差でアンダードッグの厳しい試合だったが、2Rにローブローをもらい、タマがサツマイモくらい腫れて続行不能となりノーコンテストに。こういった場合、多くは決着戦が組まれるが、両者とも別の相手との対戦に(なお、バシャラートは先月エイマン・ザハビと対戦しMMA初黒星を喫している)。UFCキャリア13年のヤヒーラに対し、ヘンリーはまだ2年だが、年齢は来週37歳となり、あまり差がない。

タックルのフェイントで詰めるヤヒーラ。ローを出したがヘンリーも右を返す。飛び込んで組もうとしたヤヒーラ。右を入れ離れる。タックルに入ったヤヒーラ。懐に入りスタンドバック。リフトして倒したが、ヘンリー寝かされずに立って正対。離れる。右を入れるヤヒーラ。ヘンリーのローをキャッチしてシングルレッグに入るヤヒーラ。シングルレッグで倒したヤヒーラだが、すぐに立って逆にバックを狙うヘンリー。ヤヒーラ正対。打撃戦から組みに行くヤヒーラだが、差し勝ったヘンリーがケージに押し込む。テイクダウン狙いから引き込んだヤヒーラ。付き合わず離れるヘンリー。スタンドに。パンチ連打を入れるヘンリー。ケージを背負ったヤヒーラだが、ヘンリーが打撃を打ち込むとヤヒーラも打ち返す。ホーン。

1Rややヤヒーラだが、テイクダウンしてもポジションを取れず、後半は打撃で押されてきた。ヤヒーラはやはりグラウンドで攻められないと厳しい。

2R。タックルに入るヤヒーラだが切られた。またタックル。完全に見切られて切られる。ヤヒーラも打撃を出していくが、最終的にはタックル。そして切られる。ヘンリーの打撃をもらうヤヒーラ。打ち返していくが、ヘンリー打撃で引かない。ケージを背負うヤヒーラ。右を入れたヘンリー。ヤヒーラ打撃戦では防戦一方に組み付いていったが引き剥がされる。倒れたヤヒーラだがヘンリー立たせる。ケージを背負わせてボディにパンチを入れるヘンリー。右が入りヤヒーラ効いた。膝をついたヤヒーラ。パウンド連打。なんとかしのぐヤヒーラ。ホーン。

2Rヘンリー。ダメージもあり厳しいヤヒーラ。

3R。ヤヒーラタックル。切られたが引き込んでグラウンドに持ち込もうとする。しかしヘンリーパウンドを入れる。離れて立った。スタンドに。右をもらいヤヒーラダウン!ヘンリーバックからパウンドラッシュ。なんとかハーフでしのごうとするヤヒーラ。もぐろうとするがヘンリー肘・鉄槌。離れて立った。ヤヒーラもうグロッキー。腹を効かされた。パンチ・ハイをもらい動きがなくなったヤヒーラを見てレフェリーストップ!

ヘンリーはUFCで初めてのフィニッシュ勝利。3勝1敗とし、次はまたランキング直前くらいの相手との対戦か。

ヤヒーラはWECでの水垣戦以来、そしてUFCで初となる連敗。2試合連続のフィニッシュ負けで厳しくなった。

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AB F1 MMA News o ONE UFC

UFC on ESPN55:第6試合・オースティン・ハバード vs. ミハウ・フィグラク

ライト級。

昨年のTUFライト級ファイナリストハバード。ベテラン vs. プロスペクトがテーマのTUFだったが、決勝に進出した全員がベテランチーム。ハバードも2019~21年にUFCに参戦して3勝4敗の成績を残していた。バックボーンはレスリング。カート・ホロボーとのTUF決勝戦では打撃で圧され、最後はマウントをケージを蹴って返そうとしたところで裏十字→三角と切り替えられタップアウト負け。32歳。

ポーランド生まれ・イギリス在住のフィグラクはローカル8戦全勝でUFCと契約し、昨年9月のパリ大会でデビュー。UFC2勝2敗のファレス・ジアム相手に前評判ではフェイバリットだったが、打撃で押されてタックルも切られる展開でジリ貧。ガードからの腕十字で惜しい場面もあったものの、防がれて判定負けしている。27歳。

オッズではフィグラクがフェイバリット。

パンチからシングルレッグを狙ったハバード。切られた。もう一度シングルレッグ。テイクダウン。しかしフィグラクすぐにリカバリーして立った。フィグラクのワンツーがヒット。インロー。スタンドではフィグラクが押す。ハバードも打撃で応戦するが下がり気味。ホーン。

1R打撃で若干フィグラクが押し気味。ハバードもテイクダウンを1度取ったが、そこから攻めがなかった。

2R。打撃をヒットさせるハバード。フィグラクがジャブで出るが、ハバード下がらず打ち合う。またシングルレッグを見せたが、フィグラク反応して切った。右を当てたハバード。フィグラクワンツー。ジャブが入りぐらついたハバード。詰めていく。ハバードのシングルレッグのフェイントに反応するフィグラク。またシングルレッグ。しかしがぶって切ったフィグラク。立つ。間合いが近くなりフィグラクのパンチがヒット。ハバード下がらない。ジャブを当てる。拮抗した展開で残り30秒。左を当てたフィグラク。ホーン。

2Rは互角の打撃戦だったが、このラウンドも若干フィグラクか。

3R。パンチで攻めるフィグラク。組んでスタンドバックを取ったが、無理にテイクダウンを狙わず離れた。打撃で出るフィグラクにハバードも打ち合っていく。詰めたところで逆にフィグラクがタックル。スタンドバックに回った。ケージ際でこらえて正対するハバード。フィグラク離れた。ハバードタックル。テイクダウン。押さえ込ませず背中を向けて立ったフィグラク。スタンドバックから後方に引き込んだハバードだが、フィグラクすぐに立って正対。離れた。残り30秒。打撃で出るフィグラク。ハバードタックル。切られた。ハバードがぶられたまま腕を脇に挟んで動かず。タイムアップ。

判定29-28でハバード勝利。

前半2Rがハバード、3Rがフィグラクだった。

mmadecisions.com

メディアのジャッジはフィグラク支持が多数。まあ1・2Rは割れても許容範囲だったが。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50 キック マルニック・マン

【UFC ESPN50】ケトレンが絶妙な距離感でコントロール。マルニックをパンチでグラつかせ判定勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ケトレン・ソウサ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
マルニック・マン(米国)

サウスポーのマルニックに対し、ケトレンが前後のステップからローを見せる。マルニックもインローを繰り出すと、ケトレンが右前蹴りを突き刺してケージを背負わせる。マルニックは左の蹴りを上下に散らしてケージ中央に押し返す。ケレトンが右のガードを固め、パンチでマルニックを下がらせると、右サイドキックを繰り出した。ここでマルニックが組みつくも、ケージ際でケレトンが差し返す。右腕を指し返したケレトンが離れた。ケージを背負ったマルニックに右三日月蹴りを突き刺し、右ストレートを叩き込んでいく。

スイッチしながら距離を詰めるケトレンに対し、マルニックもプレスをかけていく。前蹴りでマルニックを止めたケレトンが跳びヒザから組みつき、そのままグラウンドに持ち込んだ。フックガードのマルニックにパンチとヒジを落とすケレトン。マルニックが三角をセットアップすると、ケレトンは立ち上がり、レフェリーもブレイクをかける。スタンドに戻ると、ケレトンがケージを背負わせて右スピニングバックキックを見せる。さらに右を当てたが、組んだマルニックが首投げでクリーンテイクダウンを奪った瞬間にラウンド終了のホーンが鳴った。

2R、ケレトンが距離を詰めて前蹴りを見せる。マルニックは左ローで動きを止めに掛かるが、左カカト落としを受け止めたケトレンにケージへ詰められてしまう。ケージ際でスタミナを使わないケトレンは、離れては打撃でマルニックをケージ際から逃さない。組んでも右腕を差し入れ、離れ際に右ストレートを打ち込む。右ロー、右ミドルを見せたケトレンが、さらに左アッパーから右ストレートへ。前後のステップで距離をつくり、右のカウンターからスイッチして左右ストレートを叩き込んでいく。マルニックもケージを背負いながら左ミドル、左ローを返すもマルニックが距離をつくって優位に立つ。動きの落ちたマルニックの顔面を、ケトレンの右が捕らえる。マルニックが強引に組みつき首投げを狙ったが、ケトレンに潰されてしまった。クローズドガードのマルニックに対し、ケトレンがトップを奪ったまま2Rを終えた。

最終回、ケトレンが右ミドルを見せながらサウスポーにスイッチする。レンジとスタンス、ポジションを入れ替えるケトレンに対し、マルニックはローとミドルで距離を詰めていく。シングルレッグで組んだマルニックがドライブしたが、ここもケトレンが離れた。そしてマルニックにケージを背負わせ、上下にパンチを散らす。左フックで動きを止めると、左ボディから顔面にパンチを叩き込む。腰を落とすマルニック。さらに連打を浴びせるとマルニックも顔を背けるように。

ここでケトレンが組むと、マルニックはケトレンの左腕を取ってキムラで引き込み、トップを奪って左腕を伸ばしにかかった、ケトレンは腕を抜いたもののボトムへ。マルニックはケトレンをケージに押し込むも、しがみつかれて展開させることができない。両腕を差し上げたケトレンはクローズドガードでガッチリと守る。マルニックが体を起こすと、ケトレンが蹴り上げから立ち上がる。スタンドに戻るとケトレンが距離を詰めたが、マルニックがボディロックからテイクダウンを奪う。しかしケトレンがリバーサルして試合終了となった。

ジャッジは3者ともフルマークでケトレンへ。昨年UFCデビューを果たしたケトレンにとって、オクタゴン初勝利となった。


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o UFC オーステン・レーン ホドリゴ・ナシメント

UFC on ESPN55:第5試合・ドンテイル・メイエス vs. カイオ・マシャド

ヘビー級。

メイエスはUFC3勝4敗1NCと負け越しているが、昨年6月に元王者のアンドレイ・アルロフスキーを2RKOで下し、11月の前戦でランカー(15位)のホドリゴ・ナシメントと対戦。2Rまで打撃で押されて、中盤以降はスタミナが切れ、お見合いの展開が増えて大ブーイングの内容で判定負け。バックボーンは柔道。身長はセミ前に登場するオーステン・レーンと同じ198cmで、現UFC3位タイ。32歳。

ブラジルのマシャドは昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約。11月のデビュー戦はUFC1勝0敗のミック・パーキン相手にやや押し気味の内容だったが判定負け。とはいえスピードがなく、いかにもヘビー級の下の方といった選手。バックボーンは11歳から始めた柔術。29歳。

ワンツーを入れたメイエス。マシャドのパンチがヒットし、ちょっとぐらついたメイエス。詰めてワンツーを入れるマシャド。右を入れたメイエス。左ミドルを返すマシャド。左で飛び込んだ。両者とも慎重な展開で残り1分。詰めてパンチ連打を出したマシャドだが、メイエスのパンチを貰いダウン!ガードで凌ぐマシャド。上を取ったメイエスだが追撃の強いパウンドは入れられず。足で離して立ったマシャド。ホーン。

1Rメイエス

2R。1Rダウンしたマシャドだが打撃で出ていく。ケージまで詰めるが、メイエスがケージを背負うと追撃せず下がる。両者手数が少なく、見合いの展開が多い。アッパー、ミドルを入れたメイエス。両者追撃がなく、後退で打撃を入れ合う展開。左オーバーハンドを当てたメイエスだが浅い。残り30秒。マシャドパンチからケージに詰めて連打を入れた。ホーン。

2Rは五分だが最後に連打を入れた分マシャドの印象の方が良いか?しかし明確でないため、マシャドはフィニッシュを狙う必要がある。

3R。マシャド連打を出したが、その先の追撃がない。またパンチでケージまで下がらせるマシャド。しかし下がると今度はメイエスが打撃を入れる。メイエスをケージまで下がらせても、そこで打撃を入れて下がってしまうマシャド。手数は多いが倒す気配はない。判定で勝っている計算なのか。残り10秒でようやく連打で攻めたマシャド。タイムアップ。

3Rはマシャド。2R次第。

三者29-28でメイエス勝利。

しょうがないという様子で肩をすくめるマシャド。1R確実に落として2Rが微妙な時点でフィニッシュが必要なのに、倒しに行く様子がなくファイトIQが低い戦いぶり。終わってから勝利アピールするより、試合中にやることがあるはず。