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【DEEP107&DEEP JEWELS37】5月8日後楽園ホールで神田コウヤ×青井人、伊藤×関原、長野×ロータス

【写真】この試合は見逃せない! (C)MMAPLANET

17日(木)、DEEPより5月8日(土)に東京都文京区後楽園ホールで開催されるDEEP107 IMPACT とDEEP JEWELS37の追加カードが発表された。

既出の通り、JEWLES37ではDEEP JEWELS フライ級GPの準決勝~決勝戦が中井りん、杉山しずか、栗山葵、Te-aの間で行われ、またDEEP107では106大会のメインからスライドしたDEEPフライ級王座統一戦=正規王者・神龍誠×暫定王者・藤田大和の一戦が決まっている。


今日の発表では昼の部のJEWELS37で女子ストロー級マッチ=長野美香×ケイト・ロータスの2回戦。夜の部のDEEP 107でフェザー級=神田コウヤ×青井人、フライ級で伊東裕樹×関原翔の3回戦が明らかとなった。

神田✖青井は超見ものだ。青井は修斗でのデビュー時から世界を狙える器と目されながら、高橋遼伍の持つ修斗環太平洋フェザー級王座に挑戦した試合で腓骨を骨折、長期離脱後は攻めを凌がれて逆転負けという悪循環に陥っていた。

その青井、RIZIN参戦を経て今年の2月にDEEPに初参戦を果たすと木下尚祐戦ではその爆発力をコントロールし、メリハリのついたファイトを──殺気を帯びたまま展開するという成長ぶりを見せていた。

対する神田コウヤや平田直樹との接戦を制し、昨年12月に牛久絢太郎の持つDEEPフライ級王座に挑戦も惜敗、MMAとしてイニチアチブを取られることもなく微差で敗れた。

ベースはレスリングだが、長身&長いリーチを生かしてアウトの打撃、インのレスリングを駆使する神田とスピード&爆発力の青人の対戦は、ともにここをクリアすることで更なる成長が望める生き残りを賭けた査定試合となる。

他方フライ級の一戦は2月大会で福田龍彌にKO負けを喫した伊藤が、同大会で元ストロー級王者の越智晴雄に勝利した関原とのマッチアップとなった。DEEP106後に「フライ級はRIZINがトーナメントをやることになるかもしれないけど、DEEPでもGPができるだけ層を厚い」と佐伯繁代表が話していたようにロースターが揃っている。

王者対決に挑む両者、伊藤と関原、RIZIN参戦の福田以外に杉山廣平、駒杵嵩大、本田良介と粒揃いのフライ級戦線は1大会ごとに勢力分布が変わるやもしれない注目の階級だ。そして2020年、2021年と5月の後楽園大会は中止&延期となってきたため、今年こそはという力の入ったカードが揃いそうだ。

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DEEP DEEP105 MMA 本田良介 駒杵嵩大

【DEEP105】2R制なら2Rで仕留める。本田良介が駒杵嵩大のTDに苦戦もカウンターのヒザでKO勝ち

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
Def.2R by KO
駒杵嵩大(日本)

サウスポーの本田に対し、駒杵が前に出る。本田の左ミドルハイをキャッチした駒杵が、グラウンドに持ち込むも、本田が切り返して立ち上がる。スタンドに戻ると、本田の左ストレートが幾度となくヒットし、駒杵もバランスを崩してしまう。しかし距離が詰まると駒杵が組み付き、両ワキを差し上げながらテイクダウンを奪った。しかし本田も立ち上がって、駒杵をケージに押し込む。駒杵が足を払って本田の手をマットに着かせるも、本田はすぎに立ち上がった。

ケージ中央で駒杵の右ショートが当たり、さらに首相撲に持ち込む駒杵。本田は左足へシングルレッグを仕掛けて、駒杵をケージに押し込み尻もちを着かせた。駒杵が本田の左腕を取って、アームロックで切り返そうとするが、本田はそれを防いで押し続ける。片足を取られて知もちを着くも立ち上がった駒杵。ケージに押し込まれながら首投げで倒した駒杵が、本田の右腕をV1で捕らえながら、パンチの連打を浴びせていった。

最終回、本田が左ハイを繰り出す。蹴りをもらいながらキャッチした駒杵がグラウンドに持ち込み、腕十字へ。これは極まらず、本田に立ち上がられてしまうが、すぐにグラウンドへ戻した駒杵がマウントを奪った。ブリッジで返そうとする本田を抑え込み、マウントをキープする駒杵。相手の動きに合わせてバックマウントを奪う。本田がブリッジで切り返してきたところで、駒杵は右腕をオーバーフックで抱えていたが、立ち上がられる。

本田の左ミドルをブロックした駒杵は、反対に左フックをヒット。しかし駒杵がテイクダウンに入ろうとしたところで、本田の左ヒザが駒杵の顔面を捉え、KO勝ちを収めた。


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CORO DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP105 MMA RYUKI YUKI   小金翔 山本歩夢 悠太 本田良介 水野竜也 牛久絢太郎 石司晃一 神田コウヤ 笹晋久 誠悟 酒井リョウ 関鉄矢 駒杵嵩大

【DEEP105 & DEEP TOKYO IMPACT2021】計量終了 牛久絢太郎「覚悟が違う」×神田コウヤ「ぜひ生で」

【写真】仕上がり十分、牛久×神田(C)MMAPLANET

12日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2021およびDEEP 105 IMPACTの計量が11日(度)に同所ロビーで行われた。

DEEPでは恒例となっている出場選手全員の計量後の一言コメントは、今回はDEEP105のメインでフェザー級王座を賭けて戦う牛久絢太郎と神田コウヤの2人のみ実施された。


チャレンジャーの神田が「まず運営の人たちをはじめ、この試合を組むためにご尽力いただいた皆様には感謝しています。明日は精一杯戦いますので、ぜひ生で応援のほうよろしくお願いします」とコメント。

対してチャンピオンは「明日は覚悟の違いを見せて、思い切り楽しみます」と話した。

なおライト級で悠太と対戦する小金翔が、体重が落ちていないと会場入り後に仮計量をせずに走って汗を落としに。

結果、最初の計量では50グラムオーバーとなったが、再計量でリミット丁度の70.8キロでパスしている。

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後4時45分~SPWN PPV
午後4時45分~ニコニコ生放送

■ DEEP105計量結果

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎:65.65キロ
[挑戦者]神田コウヤ:65.8キロ

<メガトン級/5分3R>
水野竜也:105.45キロ
誠悟:116.5キロ

<ライト級/5分3R>
悠太:70.6キロ
小金翔:70.85キロ→70.8キロ

<バンタム級/5分3R>
石司晃一:61.5キロ
笹晋久:61.5キロ

<フェザー級/5分2R>
関鉄矢:66.25キロ
山本歩夢:66.2キロ

<バンタム級/5分2R>
CORO:61.55キロ
RYUKI:61.3キロ

<メガトン級/5分2R>
酒井リョウ:105.6キロ
KENNY中村:114.7キロ

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:113.85キロ
大成:99.15キロ

<フライ級/5分2R>
本田良介:57.1キロ
駒杵嵩大:57.2キロ

<58キロ契約/5分2R>
日比野”エビ中”純也:57.8キロ
ヒロヤ:57.95キロ

<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.3キロ
鬼山班猫:66.15キロ

DEEP TOKYO IMPACT2021

■DEEP TOKYO IMPACT2021視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前11時45分~SPWN PPV
午前11時45分~ニコニコ生放送

■ DEEP TOKYO IMPACT2021計量結果

<バンタム級/5分3R>
高野優樹:61.95キロ
橋本優大:61.7キロ

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助:70.35キロ
Street♡★Bob”洸助:70.35キロ

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ:56.55キロ
力也:57.2キロ

<55.5キロ契約/5分2R>
中村真人:55.4キロ
木戸脇広樹:55.4キロ

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:66.25キロ
ハリー・スタローン:66.05キロ

<フェザー級/5分2R>
大村友也:66.05キロ
高橋辰也:66.0キロ

<フェザー級/5分2R>
小川顕広:66.0キロ
牧野滉風:65.5キロ

<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹:77.55キロ
レバナ・エゼキエル:77.6キロ

<ウェルター級/5分2R>
コマネチゆうた:76.7キロ
チョウ・テギ:77.15キロ

<バンタム級/5分2R>
岩見凌:61.3キロ
コマネチ竜太:59.95キロ

<アマSPルール・フェザー級/3分2R>
田中ユラ:64.55キロ
岡野雅司:63.25キロ

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CORO DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP105 DJ.taiki MMA RIZIN RYUKI YUKI ボクシング 小金翔 山本歩夢 平田直樹 悠太 本田良介 水野竜也 牛久絢太郎 石司晃一 神田コウヤ 笹晋久 誠悟 酒井リョウ 関鉄矢 駒杵嵩大

【DEEP105】「勝っても第二章がスタートするというだけ」。牛久絢太郎に挑戦、神田コウヤ─02─

【写真】落ち着いたなかに芯の強さが感じられる神田だ(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP 105 IMPACTで、牛久絢太郎の持つDEEPフェザー級王座に挑戦する神田コウヤ・インタビュー後編。

今やRIZINフェザー級との二冠王となった牛久への挑戦は、神田のキャリアに何をもたらすのか。また牛久✖斎藤裕が行われることで、揺れた心境、さらには今後についた神田が物腰柔らに答えてくれた。

<神田コウヤ・インタビューPart.01はコチラから>


──無責任な自信ですか。良いですねえ。

「それがあったので、ここまで……タイトル挑戦まで続けることができたと思います」

──スタイル的な話になりますが、神田選手のレスリングはグレコですよね。グレコらしさが試合でも見られます。

「ハイ、グレコです。今もグレコっぽさはあるかと思います」

──ただし、グレコはひっついて戦うレスリングです。そこはすぐさまMMAに生かすことは難しかったのではないでしょうか。

「そうですね、打撃とか他の部分しっかりとできるようになればグレコが生きてくると思います。ですから、むしろバックボーンを捨ててMMAを戦うぐらいでやったほうが、後々グレコは生きると思います」

──神田選手はそのグレコとムエタイの首相撲を上手く融合しているように見えます。

「ハイ、グレコローマンと首相撲は互換性があります。そこは自分も前々から考えてきたことなので、同じ意見を聞くとちょっと嬉しくなります」

──結果、首相撲やダーティボクシングが強いというイメージです。

「昔の日本のMMAってヒジがなくて、ムエタイの有効性ってそれほどなかったと思います。今はヒジもあるので、ムエタイは有効です。なのでグレコと互換性を持って戦えれば良いなと思います」

──そのように自身のスタイルを構築しながら今年はDJ.taiki戦と平田直樹戦、タイプの違うファイターを相手にしっかりと勝利を収めました。

「2人もキャリアも戦い方も違います。DJさんだと元チャンピオンのストライカー、平田選手は無敗の新星グラップラーでした。今回、タイトルを挑戦するにあたり2人と試合ができたことは凄く良い経験になっています」

──平田選手などは、神田選手よりもキャリアが少なくて下からの突き上げになりました。

「今回の試合やDJさんとの試合もそうですが、上の選手と戦う方が気持ち的にも楽かなぁというのは考えてしまっています」

──そのタイトル戦ですが、挑戦が決まってから牛久選手が斎藤裕選手に勝利してRIZINでもチャンピオンになっています。

「10月24日が牛久選手と斎藤選手の試合で、僕の挑戦が12月12日ということだったので、その試合をこなしたうえで僕との試合を成立させることができるのかという不安はありました」

──ということは……スバリ、どちらが勝つと思っていましたか。

「斎藤選手が勝つと思っていました」

──それってモチベーションの欠如に通じてこなかったですか。

「そこは大丈夫でした。牛久選手は中村選手にもKOで負けしいますし、自分は現役のチャンピオンと戦ってタイトルが欲しいだけなので」

──では牛久選手がRIZINの王者になったことで、より気持ちが上がるということは?

「それもあったのですが、逆にRIZINのチャンピオンになったことでDEEPの防衛戦が組まれるのかという部分で疑心暗鬼になりました。牛久選手が大晦日に出場するんじゃないかと思って。だからタイトル戦が現実になった時に、めちゃくちゃホッとしました」

──そのタイトル戦、牛久選手と戦ううえで自信のほどを教えてください。

「自信……ですか。自分の方が試合間隔も空いていますし、勝って手にデキることが多いので、気持ちが入っていると思います」

──勝利に必要なモノは何だと思っていますか。

「牛久選手はとてもしぶとい選手なので、そこで負けないこと。互いにやりたいことは違うと思うので、やりたいことができる時間が長い方が勝てる戦いになります。なので、なるべく自分が得意な展開を増やす、攻める時間を増やすよう徹底したいです」

──神田選手は本当に話振りがソフトですね。練習からガツガツ、周囲を圧するような選手もいますが、真逆に感じます。

「そういうのって度胸の使いどころという話になると思うんです。自分はソレは本番で使えば良いですし、そんな無駄なところで度胸を消耗する暇はないというか……。そんな感じです」

──いやぁ、ガツッと来る言葉でした。ではDEEPのタイトル獲得もその一環であるかと思いますが、MMAファイター人生の目標を教えてください。

「最終目標はRIZINでチャンピオンになりたいです。近場でいえば、次の試合で必ず勝つこと。負けないことです」

──では牛久選手はRIZINのチャンピオンですし、次に勝つことがRIZINで王座挑戦に直結するという考えでしょうか。

「この試合に勝つことで、RIZINのチャンピオンになれるとは全く思っていないです。この試合で勝つことで、RIZINで戦うチャンスを頂けるという風に考えています。勝っても第二章がスタートするというだけなので、そこはわきまえて戦いたいと思います」

──では神田コウヤのここを見てほしいということがあれば、一言お願いします。

「自分は国内のフェザー級では体系的にも特殊だと思っています。そこで戦い方にも違いが生まれてくると思うので、そういうところを注目してもらって──なるべくLIVEで見てもらえると嬉しいです」

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後4時45分~SPWN PPV
午後4時45分~ニコニコ生放送

■ 対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]神田コウヤ(日本)

<メガトン級/5分3R>
水野竜也(日本)
誠悟(日本)

<ライト級/5分3R>
悠太(日本)
小金翔(日本)

<バンタム級/5分3R>
石司晃一(日本)
笹晋久(日本)

<フェザー級/5分2R>
関鉄矢(日本)
山本歩夢(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
RYUKI(日本)

<メガトン級/5分2R>
酒井リョウ(日本)
KENNY中村(日本)

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
大成(日本)

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
駒杵嵩大(日本)

<58キロ契約/5分2R>
日比野”エビ中”純也(日本)
ヒロヤ(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
鬼山班猫(日本)

■DEEP TOKYO IMPACT2021視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前11時45分~SPWN PPV
午前11時45分~ニコニコ生放送

■DEEP TOKYO IMPACT2021対戦カード

<バンタム級/5分3R>
高野優樹(日本)
橋本優大(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
Street♡★Bob”洸助(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
力也(日本)

<55.5キロ契約/5分2R>
中村真人(日本)
木戸脇広樹(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
ハリー・スタローン(ブラジル)

<フェザー級/5分2R>
大村友也(日本)
高橋辰也(日本)

<フェザー級/5分2R>
小川顕広(日本)
牧野滉風(日本)

<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹(日本)
レバナ・エゼキエル(コンゴ民主共和国)

<ウェルター級/5分2R>
コマネチゆうた(日本)
チョウ・テギ(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
コマネチ竜太(日本)

<アマSPルール・フェザー級/3分2R>
田中ユラ(日本)
岡野雅司(日本)

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DEEP DEEP105 MMA RYO 修斗 本田良介 猿丸ジュンジ 駒杵嵩大 黒澤亮平

【DEEP105】DEEPで2戦目=駒杵戦へ。福岡からの挑戦──本田良介「どこであってもMMAを戦っていく」

【写真】戦う場所は変われど、やることは同じ(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP105で、初代Fighting Nexusフライ級王者の駒杵嵩大と対戦する本田良介インタビュー。
Text by Shojiro Kameike

現役修斗世界ランカーの本田良介は、今年に入りDEEPに参戦。前回は3月の新宿FACE大会で加藤瑠偉に判定勝ちし、後楽園ホール大会出場の切符を手にした。2019年に東京から地元・福岡に戻り活動している本田にとって、コロナ禍と練習環境の変化は、どんな影響を与えたのだろうか。

新たな戦いの場に対し、意外なほど慎重な本田良介が、現在の状況と駒杵戦への意気込みを語る。


――本田選手は2020年まで修斗を主戦場としていましたが、今年からDEEPに参戦しています。そこには、どのような経緯があったのでしょうか。

「コロナ禍というのは大きいと思います。修斗の地方大会も少なくなっていたじゃないですか。僕も福岡にいて、東京の大会に地方選手も呼びにくいでしょうし。でも試合がしたいので、ご縁があってDEEPに出させてもらうことになりました」

――本田選手が東京から地元・福岡に戻ったのが2019年、その1年後にはコロナ禍となりましたが、福岡での練習環境はどのような状況にあったのですか。

「今はフリーランスとして活動していて、いろんなジムで練習させていただいていたんです。でもコロナ禍になって、まずジムも開けられないので練習できない、ということが多かったですね。ランニングも普段は陸上競技場を利用していたんですけど、その場所も使えなくなってしまって、どこか外で走れるような場所を使うしかなかったです」

――ご自身のジムを持っていないので、練習環境は厳しかったでしょうね。

「そうなんです。そのなかでレンジャーズジムさんでは、選手のみ少人数の練習に参加させていただいていました。福岡の緊急事態宣言が明けたタイミングで、そのまま通常の練習ができるようになっています」

――その状況下では、練習量も大きく減少したのではないですか。

「一時期は、スパーの量が以前の半分に減りました。でも今は福岡もコロナの感染者数が減っていて、以前のような練習ができていると思います」

――東京ではCAVEに所属し、石渡伸太郎さんの指導を受けていました。それがフリーランスとなり、大きく変わったところはありますか。

「CAVEにいた時は練習に追われて、自分で考えることが少なかったんです。それは、ただただ環境に恵まれていただけで。福岡に戻ってからは、キャリアが短かったためか、自分の練習スケジュールをまとめることは難しくて……。でも自分でやると決めた以上、やるしかなかったです。

今は自分で考えて練習できるようになったと思います。僕自身、できないことが多いので、できることを増やして自分自身で試合のプランを持てるようになりました。特に、僕自身がこう攻めるから、こういう状況になったらどうするか、と考えるようになっています」

――現在はレンジャーズジムが主な練習場所なのですか。

「MMAはレンジャーズジムさんと、マスタージャパン福岡さんでもお世話になっていて、フィジカルなどは別のところでやっています。フリーでやっていたら、苦手というか自分自身では組みづらいメニューってあるじゃないですか。でもマスタージャパンさんへ行くと、そういう練習メニューが中心に組まれていて。見れば分かるものなんだなって(苦笑)」

(「それはハッキリと分かります(笑)」――マスタージャパン福岡 弘中邦佳代表・談)

――なるほど。試合の話に戻りますが、DEEPに参戦するようになり、修斗とDEEPの違いなどは何か感じたりしますか。

「違いは……特にないですね。違いを感じる人もいるかもしれませんが、僕は一戦一戦、出場できるところでトップを目指して頑張りたいです。どこであってもMMAを戦っていくわけで、勝ち続けていけば、いずれトップが見えてくるはずですから」

――今回の駒杵戦は、DEEPフライ級で2戦目となります。現在、DEEPの中でも激戦区の階級となっていますが、トップを目指すうえで印象はいかがですか。

「まだまだ自分には足りないところもありますけど、勝負できると思っています。まだ階級を上げて2戦目、そういうことも全力で戦わないと分からないので、全力で戦います」

――かなり慎重な姿勢ですね。修斗では2018年11月に猿丸ジュンジ戦で敗れたあとは2019年から3連勝。特に元王者の黒澤亮平選手にも勝っているので(2019年3月に判定勝ち、DEEPフライ級戦線でもタイトルに絡んでいっても、おかしくはないと思います。

「そういうタイトルマッチとかは、勝っていったら回ってくるものなので……。まだDEEPでは1回しか勝っていないのに、タイトルマッチどうこうは失礼だと思うんですよね(苦笑)。勝って、周りから『タイトルマッチが見たい』と思われるようになりたいです」

――どこまでも慎重ですね。では、次の対戦相手である駒杵選手の印象を教えてください。

「ネクサスのチャンピオンで、経験値がある選手だと思います」

――そんな両者の対戦だけに、3R制で見たいという声もありますが……。

「3Rで見たい、という声があるのは嬉しいです(笑)。でもラウンド数は意識していません。2Rでも3Rでも、出せない選手は何も出せないので。そこは意識せず、決められたルールの中で戦います。3Rで組まれるかどうかは、知名度も関係してくると思いますし(苦笑)」

――コロナ禍のなかで、興行の時間も以前より制限され、試合数や総ラウンド数も大きく変わってきましたからね。

「そのなかで、3Rの試合に選ばれた人は、それだけの価値があるんだと思います。それが全てです。僕も、次は3Rで試合を組みたいって思ってもらえる試合をしたいですね」

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後4時45分~SPWN PPV配信 & ニコニコ生放送 PPV配信

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【DEEP105】水野がメガトン。山本歩夢✖関。悠太✖小金。石司✖笹。えっ、駒杵嵩大✖本田良介が2回戦!!! 

【写真】2回戦というラウンド数が、どのような影響を与えるか(C)MMAPLANET

29日(金)、DEEPより12月12日に東京都港区のニューピアホールで行われるDEEP105の対戦カードの発表があった。既報の通り前日の11日(土)には同所でDEEP JEWLES35が行われ、6月に続いてニューピアでの連日興行となる。

今回発表されたカードは10試合で3回戦は4試合で、前ミドル級チャンピオンの水野竜也がメガトン級に参戦し誠吾と対戦する。


フェザー級3回戦では今月23日に予定されていた平田直樹戦が、平田の負傷欠場で中止となった山本歩夢がZSTフェザー級王者でDEEPでは2戦目となる関鉄矢と戦う。

キャリア3戦の全てが初回フィニッシュ勝利の山本にとって、一気にキャリアップを狙うことができる関戦だ。

この他元ウェルター級王者の悠太がライト級で、ZSTライト級王者の小金翔と戦うことも決まった。

前述した関と小金は9月の後楽園ホール大会でそれぞれ大原樹里、DJ.taikiに判定負けを喫しており、新天地=DEEPで員数合わせファイターにならないためにも連敗は許されない試合となる。

もう1つの3回戦は石司晃一が笹晋久と戦うバンタム級マッチだ。バンタム級&フェザー級のタイトルコンテンダーで、誰も認める実力者ながら接戦を落とすことが増えてきた石司にとって、修斗から戦場をDEEPに移し3連勝の笹との一戦はトップを再度目指すために踏ん張りどことなる。

対してパラエストラ松戸所属となり、さらに手堅い強さがフィニッシュに結びついている笹は、ここを勝ち切ると層が薄くなったバンタム級で一気にタイトルコンテンダーまで駆け上がる可能性すらある査定マッチの意味合いもある。

2回戦で注目は共にDEEPで2試合目となる実力差対決、駒杵嵩大✖本田良介か。この試合は3回戦でもおかしくない顔合わせであることは間違いない。前NEXUSフライ級王者ながらDEEP初陣となった杉山廣平にダウンを喫し判定負けを喫した駒杵は、前回の敗北以前の期待値を取り戻すには、あの敗北を払拭する勝ち方が求められる。とはいえ本田は全くもってイージーな相手とはらない。ばかりか、駒杵のキャリアを振り返ると竿元樹生に伍する実力の持ち主といっても良いぐらいだ。

スクランブルの強さとコントロール力、力の入れ方の塩梅が分かった本田の組み技は、一進一退の攻防になった時に発揮され、流れのなかでもフィニッシュする力を持つ。俄然層が厚くなってきたDEEPフライ級戦線において、One of themにならないためのタフファイトが両者を待つ。

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Other MMA Result Shooto2020#04 キャプテン☆アフリカ ブログ 前田吉朗 川名雄生 服部賢大 本田良介 福田龍彌

【Shooto2020#04】試合結果 ファンの前で川名と福田がチャンピオンに。本田&服部がフィニッシュ勝利

【写真】川名が新世界ライト級王者に。福田が暫定世界フライ級王者となり、本田と服部が3回戦でともにフィニッシュ勝利を挙げている(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN

12日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでプロ修斗公式戦=Shooto2020#04が行われた。

3月以来、4カ月振りに客入れをして開催されたプロ修斗公式戦。メインの修斗世界ライト級王座決定戦では川名雄生が、キャプテン☆アフリカを初回で倒し新チャンピオンに。

セミでは福田龍彌が前田吉朗に勝利し、修斗暫定世界フライ級王座に就いている。

※試合レポートは後日アップします。

Shooto2020#04
<修斗世界ライト級王座決定戦/5分5R>
○川名雄生(日本)1R3分48秒
KO
×キャプテン☆アフリカ(日本)
<修斗暫定世界フライ級王座決定戦/5分5R>
○福田龍彌(日本)3R4分57秒
TKO
×前田吉朗(日本)
<フライ級/5分3R>
○本田良介(日本)1R4分51秒
RNC
×小巻洋平(日本)
<フェザー級/5分3R>
○服部賢大(日本)1R2分48秒
KO
×南出剛(日本)
<ライト級/5分2R>
○山本健斗デリカット(日本)1R2分48秒
TKO
×ムテカツ(日本)
<バンタム級/5分2R>
△宇田悠斗(日本)2R
Draw
△西村大地(日本)
<ライト級/5分2R>
○鍵山onion雄介(日本)2R
判定
×青柳洸志(日本)
<ウェルター級/5分2R>
○林RICE陽太(日本)3R
判定
×石田拓穂(日本)


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J-CAGE News Shooto2020#04 キャプテン☆アフリカ ブログ 前田吉朗 南出剛 小巻洋平 川名雄生 本田良介 福田龍彌

【Shooto2020#04】対戦カード 2階級のタイトル戦など、シューターが4カ月振りにファンの前で戦う 

【写真】1年半振りの実戦が世界王座決定戦となる川名雄生と、昨年9月に元世界ストロー級王者の黒澤亮を破った本田良介の2人が、関西以外からの出場だ(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN & MMAPLANET

2020年7月12日(日)
Shooto2020#04
大阪市淀川区
メルパルクホールOSAKA

             
■対戦カード

<修斗世界ライト級王座決定戦/5分5R>
川名雄生(日本)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<修斗暫定世界フライ級王座決定戦/5分5R>
前田吉朗(日本)
福田龍彌(日本)

<フライ級/5分3R>
小巻洋平(日本)
本田良介(日本)

<フェザー級/5分3R>
南出剛(日本)
服部賢大(日本)

<バンタム級/5分3R>
清水清隆(日本)
小堀貴広(日本)

<ライト級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
ムテカツ(日本)

<バンタム級/5分2R>
西村大地(日本)
宇田悠斗(日本)

<ライト級/5分2R>
青柳洸志(日本)
鍵山onion雄介(日本)

<ウェルター級/5分2R>
林RICE陽太(日本)
石田拓穂(日本)