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【Pancrase326】「頂点の試合として」年齢差、経験の差、過去最大。KARENの挑戦を受ける藤野恵実―02―

【写真】MMAファイターとしてグラップリングの試合、しかもアマチュアの試合まで出ている藤野にはMMA王者のプライドがある (C)MMAPLANET

21日(月・祝)、東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPANCRASE326で、ランキング1位のKARENを相手にストロー級クイーン・オブ・パンクラスの防衛戦を行う、藤野恵実インタビュー後編。

対戦相手のKARENは現在18歳、2019年にパンクラスでプロデビューして以降、4戦無敗だ。藤野にとっては年齢でもキャリアでも大きな開きのある選手との試合となる。しかし、その年齢もキャリアも関係ない、と藤野は言う。決して相手を舐めているわけではない。そこに、格闘技と共に生きる藤野恵実のMMAがある。

<藤野恵美インタビューPart.01はコチラから>


――藤野選手にとってMMAの試合は、昨年9月の浜崎朱加戦(RIZINで判定負け)以来となります。今回の試合オファーは、いつ頃届いていたのでしょうか。

「今年に入った時点で来ていたとは思います。その前から試合のお話はあって、実際に試合はなくても、試合のことは意識していました。ただ、試合がないからって練習しないっていうわけではないし、普段から取り組む意識も変わらないです」

――練習仲間でもある黒部三奈選手も、以前のインタビューで同じことを言っていました。

「アハハハ、そういうところは似てくるんでしょうね。2人の共通点として、他に楽しいことがないんですよ(笑)。ただ楽しいから格闘技をやっているだけで、キツいと感じてはいないからじゃないですか。他に楽しいことがあれば、他のことをやっていると思います」

――端貴代選手も昨年パンクラスの女子フライ級王者となりました。この年齢とキャリアで、まだ強くあり続ける。本当に凄いことだと思います。

「今も貴代ちゃんと練習しているんですけど、彼女もずっと練習しています。貴代ちゃんの練習、知っていますよね?」

――ここ数年の練習は分かりませんが、以前に拝見したことがあります。常に追い込んで、追い込まれて……とにかくハードな練習でした。

「今も変わらないですよ。試合がない期間の練習でも、試合と同じような檄を飛ばされて。だから、ずっと強いんだと思います」

――なるほど。端選手は昨年10月、20歳の年齢差があるNØRI選手を下しての戴冠でした。今回、藤野選手と対戦するKAREN選手はまだ10代です。

「相手の年齢やキャリアについては、もうあまり意識していないですね。あくまで一人の対戦相手として考えるだけ。誰であろうと挑戦権を得たら、その選手が対戦相手になるので」

――では対戦相手としてのKAREN選手の印象を教えてください。

「もともとサークリングを多用する選手が多いチームですけど、その中でも彼女はまだ打ち合おうという気が見えますよね」

――確かに、以前はサークリング&サイドキックというパターンが多かったチームですが、KAREN選手には距離が近くなれば強烈なヒジ打ちがあります。

「彼女もヒジ打ちを出すまでは、だいぶ動き回りますけどね(苦笑)」

――ただ、そこでヒジ打ちが出るのはファイターとしての成長かと思います。サークリング&サイドキックというパターンだけでは、それが判定で優位になるためのパターンなのか分かりませんでしたが……。

「ポイントを取るためにやっているなら、それはそれで良いと思うんです。でも私たちがやっているのは格闘技なんですよ。格闘技で勝つためのパターンでなければ、その戦い方はどうなのかと……。でも彼女は打ち合うし、そこで結果を出してきていますからね」

――そんなKAREN選手を相手に、どのように戦いますか。

「相手がやってくるのは、蹴って離して、距離が近くなればヒジ――ということですよね。でも彼女が一本を取ることはできないと思います。もちろん格闘技の試合に100パーセントはないけど、グラップリングのほうがキャリアや経験の差が出てしまうので。

今、彼女はそこまでグラップリングをやっていないんじゃないですか? だから理にはかなっているんですけどね。グラップリングをやっていないから、蹴りで突き放してからヒジというパターンは」

――KAREN選手もNØRI選手も、グラウンド状態になった瞬間、優位なポジションでいれば攻め込んできます。しかし下になった時の足の利かせ方からは、できるだけ寝技を避けたい……というイメージは感じられます。

「私がやっているのは、あくまでMMAですから。しかもこれはタイトルマッチなので。頂点の試合としてやらせてもらうからには最低限、全てのことができないといけないと思っています。グラップリングが得意ではないからグラップリングは避けたい、というのは違いますよね。そんな試合だと、他のチャンピオンたちに申し訳ないです」

――これまで藤野選手が戦ってきたチャンピオンに対して申し訳ない、ということですか。

「それもありますけど、同日のパンクラスでタイトルマッチをやる選手たちに対してです。たとえば、メインの小川徹選手と猿飛流選手、どちらも何かをやりませんっていう選手ではないですよね。あの2人も、MMAの中で持てる全てを出すはずです。そういう中で私とKAREN選手との試合はどうなるんだろうな、っていう気持ちはあります」

――そこで藤野選手がMMAというものを見せつける試合にしたいですか?

「そう思います。試合はやってみないと分からないところがあるし、彼女も決して弱い相手じゃないです。ここまでヒジという武器で、結果を残してきているから。それはそれで凄いことですよ。でもMMAってそれだけじゃないよ、と思うところはありますね」

――楽しみにしています。最後に、MMAPLANETの読者の皆さんへ、試合への意気込みをお願します。

「試合は相手あってのものだから、どうなるかは分からないです。でも毎試合、前回よりも強くなっている姿を見せたいと思っています。そのために練習をしているので。それを見てほしいです。私がクイーン・オブ・パンクラシストだっていうところを見せたいですね」

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DEEP DEEP JEWELS36 HIME MMA MMAPLANET o RIZIN Te-a UFC にっせー はなこ キック ミッコ・ニルバーナ 中井りん 加賀谷花野 古瀬美月 大島沙緒里 本野美樹 杉山しずか 桐生祐子 端貴代 藤田翔子 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS36】フライ級GP2022参戦、杉山しずか―02―「中井さんとは決勝で対戦したほうが……」

【写真】杉山のKポーズ。こういうのなんか良いなぁと (C)MMAPLANET

13日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP JEWELS36』にて、フライ級GP1回戦でミッコ・ニルバーナと対戦する杉山しずかのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

杉山にとってベルトに絡む戦いは、2014年5月の端貴代戦以来となる。この試合はDEEP JEWELS初代ミドル級(61.2キロ以下)王座決定戦として行われ、杉山は3Rにパウンドアウトで敗れた。あれから8年、杉山はRIZINでの試合も含めて9勝2敗。国内女子フライ級トップクラスの戦績で、今回のGPに挑む。

2月8日に行われたGP1回戦の抽選会では、杉山がミッコ・ニルバーナを選ぶ形で試合が決定した。そんななか、今回のインタビュー後に、はなこが体調不良、さらに加賀谷花野が新型コロナウイルス感染で欠場――。なんとGP1回戦4試合のうち、2試合が中止となってしまう非常事態となった。

結果、今大会で行われるGP1回戦は杉山×ミッコ、そして中井りん×藤田翔子のみに。風雲急を告げるDEEP JEWELSフライ級GP。ここでは杉山が、言葉少なに――だからこそ決意が感じられるGPへの意気込みを語ってくれた。

<杉山しずかインタビューPart.01はコチラから>


――杉山選手はこれまで、DEEP JEWELSでは端貴代選手とのバンタム級王座決定戦を経験しています。今回はフライ級GPとなりますが、杉山選手にとってフライ級はベストの階級なのですか。

「今はフライ級がベストなのかもしれないですね。ギリギリまで絞ってフライ級なので。ただ――階級について厳密に考える人は多いですけど、私はもともと階級については、そこまで考えてはいなかったんですよ」

――それは、かつて日本女子MMAもフライ級以上の選手層が薄かったことも影響しているのでしょうか。今回フライ級で8人も選手が揃い、トーナメントを開催できるまでに選手層も厚くなったのではないかと……。

「どうなんですかね……今回も選手がフライ級に合わせてやってきているので、そこまでフライ級の選手が増えているとは思っていないです。でもフライ級でトーナメントが行われるのは嬉しいですね」

――練習環境については、いかがですか。以前は女子選手だけで練習するのも難しかったように思います。

「今も男子選手と練習することが多いですけど、それでもジムでは女子の練習仲間が増えましたよね。特にレスリングや空手の全日本クラスの選手がいるので」

――その練習仲間の一人、藤田翔子選手も今回のフライ級GPに出場しています。同じジム所属の選手は初戦での対戦を避けるということになったそうですが、お互いに勝ち進めば準決勝や決勝で対戦する可能性も出てきます。

「GPについて聞いた時から、そういうお話だったので大丈夫です。(藤田とは)今も普通に練習していますよ」

――同じGPに出場することが決まってから、練習が別に行われるといった形にはならないでしょうか。

「それは今のところ、ないです。もしお互いに勝ち進んで、準決勝や決勝で対戦が決まったら気持ちを切り替えることになるでしょうし。その気持ちを、どこで切り替えるか――それは1回戦が終わってからですね」

――そのフライ級GP1回戦の組み合わせを決める抽選会が、2月8日に行われました。杉山選手が1回戦の相手にミッコ・ニルバーナ選手を選択するという形になりましたが、そこでミッコ選手を選んだ理由を教えていただけますか。

注)GP1回戦の抽選は、①藤田②Te-a③ミッコ④杉山が先に枠を選ぶ形で行われた。藤田=A枠、Te-a=B枠、ミッコ=D枠と選択していくなか、杉山は空いているC枠ではなくD枠、つまりミッコとの対戦を選んでいる。抽選会の内容はこちら

「以前からミッコ選手と対戦してみたかったんですよ。総合的な力を持っている選手じゃないですか。今回の出場選手の中でも一番、総合力があると思っています。あとは、1回戦で中井さんに選ばれたくなかったので」

――そうだったのですか。今回は杉山選手と中井りん選手の対戦を期待する声もあると思います。そこで抽選会では、杉山選手が空いているC枠に入り、中井選手が杉山選手との対戦を選ぶ……という可能性もあったかもしれません。

「中井さんとは決勝で対戦したほうが盛り上がると思うんですよね。だから抽選会での選択としては、まず1回戦を勝ち上がること。そして中井さんとは決勝で対戦すること。そのどちらの気持ちもありました。その中で戦うのであれば、ミッコ選手かなって」

――なるほど。思えばずっとフライ級以上で戦ってきた両者が、これまで対戦経験がなかったのは不思議です。

「RIZINで一度、試合が組まれていたんですけど、なくなったんですよね。2018年7月のRIZINで中井さんと対戦することになっていて。でも中井さんが急病でドクターストップになって……」

――ミッコ戦を控えているなかで、やはり中井選手について聞かれることも多いかと思います。

「中井さんについては、RIZINで試合が組まれる前……UFCに出場する時は応援していました(笑)。それぐらいですね」

――分かりました。まずはGP1回戦、ミッコ選手との試合はどのようなものになると思いますか。

「お互い総合的なファイターで、使える武器も多いんじゃないですかね。そんななかで、私が圧倒しなきゃいけない試合です。そして今は、圧倒できると思っています」

■視聴方法(予定)
3月12日(土)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP JEWELS36対戦カード

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
中井りん(日本)
藤田翔子(日本)

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
杉山しずか(日本)
ミッコ・ニルバーナ(日本)

<49キロ契約/5分2R>
大島沙緒里(日本)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
本野美樹(日本)
にっせー(日本)

<49キロ契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
須田萌里(日本)

<49キロ契約/5分2R>
桐生祐子(日本)
サダエ・マヌーフ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月(日本)
古林礼名(日本)

<アマ・キック54キロ契約/1分30秒2R>
ラジーナ(日本)
中村サキ(日本)

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ABEMA MMA ONE VTJ VTJ2021 ボクシング 佐藤将光 修斗 河村泰博 端貴代

【VTJ2021】佐藤将光の出場決定。対戦相手はNEXUSバンタム級チャンプ河村泰博に

【写真】調整試合でも、凱旋試合でもない──戦いに臨む佐藤(C)MMAPLANET

27日(水)、Sustainより11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるVTJ2021に佐藤将光✖河村泰博のバンタム級戦が組まれることが発表された。

元プロ修斗世界バンタム級チャンピオンで、ONEと契約下にある佐藤と、端貴代のパンクラス暫定王座奪取に勢いづく慧舟會AKZAからNEXUSバンタム級チャンピオン河村の対戦が決まった。


佐藤はONEで3試合連続フィニッシュ勝利を収め、世界戦への期待が高まる中、今年の1月(中継は2月)にファブリシオ・アンドラジとのマッチアップが決まり判定負け、世界挑戦から遠のいてしまっていた。

それでもカニハサミからヒール、首相撲やダーティボクシングという隙間を埋めるMMAで、敗れたとはいえ好勝負を繰り広げていた佐藤に、ONEからのオファーは届かない。そんなか佐藤は2年4カ月振りにONE以外での試合、そして5年2カ月振りのVTJ参戦を決めた。

対する河村は、パンクラス~ZSTを経て参戦したネクサスで今年7月にベルトを巻いている。ONEという世界を知る佐藤が、ネクサスの王者に胸を貸すという様相の一戦ではあるが、組み技主体、下にもなる河村のスタイルは佐藤がまさかの敗北を喫した──ギロチン斉藤曜を思い起こさせないこともない。

とはいえ、モチベーションの欠如が感じられたノンタイトル戦とは違い、今の佐藤はパフォーマンスに見合った評価をサークルケイジで受けていると言い難いが、常に寸分の隙もない戦い研ぎ澄まされたファイトを見せてきた。

佐藤のキラーインティンクトに対し、河村はどのような仕掛けを見せることができるか。ファイトスタイルに似通った点はない両者だが、創意工夫と思い切りの良さという共通点は存在するだけに──決して挑戦マッチではない、緊張感漂うファイトとなりそうだ。

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J-CAGE NØRI Pancrase324 Report ブログ 端貴代

【Pancrase324】NØRIの蹴りに苦しむも、テイクダウンで逆転した端貴代が暫定女子フライ級王座を獲得

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
端貴代(日本)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47.
NØRI(日本)

ジワリジワリと前に出る端。サウスポーのNØRIは右手を伸ばし、距離を取る。時おり前に出るNØRIだが、手数は少ない。サークリングしながら、右のサイドキックを繰り出したNØRIだが、端はブロック。ここで端も距離を詰めるが、深追いはしない。NØRIのサイドキックをかわした端は、ローをもらいながらもパンチを繰り出して前に出る。NØRIにケージを背負わせて右ローを当てる端。NØRIは右サイドキックで牽制するが当たらない。

右サイドキックをボディに突き刺したNØRI。端は続く蹴りをキャッチしたが、NØRIもすぐに離れる。NØRIは距離が近くなったところで左ミドル、左右の蹴りを散らしながら右サイドキックを端の顔面に当てた。足を使って動くNØRIを追い詰めきれない端、NØRIは左ミドルから左ストレートをヒット。端が前に出てくると、蹴りを当てて離れる展開を貫いた。

1Rはジャッジ3者とも10-9でNØRIのラウンドに。

2R、プレッシャーを強めた端は、NØRIの右サイドキックをキャッチし、ボディロックに切り替えてテイクダウンを奪った。NØRIはハーフガードから端の両腕を抱える。端は腕を抜いて左腕を差し込み、ケージ際で右費氏を落とす。さらにパンチを上下に打ち分けながら、右ヒジを狙う端。下から端の頭を抱えるNØRIは、ブリッジで返そうとするが、端はトップをキープする。

ケージ際で右ヒジを落としながらパスした端は、サイドから袈裟固めへ。横三角で相手を固め、パンチを落とす。NØRIは端が下になると頭を抜いて、ガブってから体重をかけていく。しかし端がスイープして立ち上がり、背中を着けているNØRIの足を捌いてローを打っていった。

このラウンドはジャッジ3者とも10-9で端を支持。

3R、ガードを固めて前に出る端。サークリングするNØRIのボディに右ミドルを突き刺す。NØRIは上下に蹴りを散らしながら、オーソドックスにスイッチして回る。サウスポーに戻したNØRIの蹴り足を掴んだ端は、そのままケージに押し込みつつ、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。パスしてサイドに移行した端に対し、NØRIはハーフガードに戻す。再びパスした端は、サイドから固めつつ、右ヒジを落としていく。

NØRIの足がケージ側に向くと、抑え込みながらコントロールしてケージキックを防ぐ。そしてNØRIの頭がケージについたところで、端はパウンドを連打。NØRIはラバーガードで残りの時間を凌いだ。

3Rもジャッジは全員10-9で端のラウンドとしている。

4R、これまでと同じようにガードを固めて距離を詰めていく端。NØRIはサークリングしながらローと関節蹴りを放つ。NØRIの左ローを捌いた端は、左手を伸ばして前進を続ける。徐々に距離が詰まってきた両者、NØRIにケージを背負わせて右を当てた端は、さらにNØRIの左右フックに右のショートを合わせる。対するNØRIも足を使って動き続け、左ローで端を中に入らせない。

NØRIが左ハイを当て、さらにパンチで打ち合う場面も。変わらず端は、サークリングするNØRIを追い続ける。右サイドキックが端の顔面を捉えたNØRI、しかしケージを背負いながら放った左ローの蹴り足をすくわれ、グラウンドに持ち込まれてしまう。すぐさまサイドから抑え込み、パンチを落としていく端。ハーフガードに戻したNØRIに対し、端は残り10秒で当たらずも左を連打していった。

ジャッジ1人がNØRIの10-9とするも、最後のテイクダウンが効いたか、ジャッジ2名が10-9の端のラウンドとした。

最終回は開始早々、NØRIの右サイドキックが連続でヒット。さらに右の関節蹴りで端の前進を止めようとする。ポイントはリードしている端だが前進を止めない。NØRIの左ストレートをかいくぐり、組み付いた端がボディロックからテイクダウンに成功する。NØRIはバタフライガードからスイープを狙うも、端はトップをキープした。ハーフガードを取るNØRIに対し、右のパンチを連打する端。抑え込まれているNØRIの息が荒くなる。

パスした端はマウントへ移行する。NØRIはブリッジで返そうとしたが、端はマウントを崩さない。残り1分のところでNØRIは端の体を両足で挟み込み、体勢を入れ替えようとするが失敗。端がトップに戻ると、NØRIはセンタク挟みで相手の頭を捉えたが、端は頭を抜いてラウンド終了まで鉄槌を落とし続けた。

端が3-0で判定勝ち、暫定女子フライ級王者となった。


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【Pancrase324】タイトル挑戦権獲得に向け、野田遼介戦直前の山北渓人「僕には攻め疲れはない」

【写真】闘志が身の内の溜まる両者 (C)PANCRASE

17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324で、山北渓人が野田遼介と戦う。

2021年は勝利を重ねるだけでなく、インパクトのある勝ち方で存在感を高めた山北が、ストロー級王座挑戦に向けランキングで3位──自身より上位の野田と戦う。その前日、計量を終えリカバリー中の山北の心境とは。


山北渓人
「計量の方はバッチリでした。野田選手は練習をしたこともあるし、リラックスして過ごせています。オラオラした人と戦う時はけっこう緊張してしまうのですが、野田選手は純粋に格闘技をしている人なので、緊張しなくて済みます。もちろん、試合が始まると関係なくなるのですが、試合前まではヤンキーとかは怖くて……。地元には結構多いのですが、今も街でそういう人を見ると避けたくなります。オラオラした人が怖いのが、自分の弱点かもしれないです。
 野田選手はグチャグチャした試合になれば有利になると思っているかもしれないですが、実際は僕も強いところはそこなので。そこで頑張れるのが自分の強みだと思っていますし、噛み合って面白い試合になると思います。
 以前は極めようとして、それがならなくて抑えるという戦い方になっていたのですが、今年は極める力が少しずつついてきて技のバリエーションも増えました。結果、抑えることしかできなかったポジションで一本が取れるようになってきました。明日の試合でもフィニッシュを狙って行きたいです。
 前回の一本勝ちは、練習した通りの動きでした。やっぱり練習したことしか試合で出ないです。普段の練習が如何に大切かが分かったので、練習では特に動いて一本を取るようにしてきました。藤田大和選手と練習をする時も狙って、逃げられてもそこからが練習になるので。時には強引なぐらいに、極めに行こうと練習していました。
テイクダウンすると抑えたくなりますが、普段から極めに行くという姿勢を練習で出していれば、力もついていくと思います。それに大和さんのこないだの試合とか見ていると、楽をしたいところで、厳しい方を選ぶことができる力を与えてくれたような気がします。
 ここで勝つだけでなく、タイトル挑戦を手にするため一本、KOを狙います。グラウンドでのTKO勝ちはRoad to ONEであったのですが、KOがないのでそこも狙って行きます。とにかく今回の試合は判定にはしたくないし、攻め続けます。
野田選手は受けが強いですが、僕は攻め疲れをすることはないので、守りに来てもお構いなしに攻め続けます。
 レスラーはテイクダウンするけど、極められないというイメージを持たれているかもしれないですが、柔術やグラップリングの練習もしてきて極めがあるレスラーに成長したところを見てほしいです。
 自分は左ハイで勝てるようなカリスマ性はないですけど、僕なりのやり方でフィニッシュして見劣りしないよう……先輩に追いつかれないように戦います。特別な人間でなくても勝てるのがMMAの良いところなので。MMAは悪い言い方をすると、逃げ方はたくさんあります。だから自分の苦手なところを捨て、得意なところで勝負する。どういう風にそれを試合のなかで判断するのかが勝負になると思います」

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324計量結果

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹:56.5キロ
[挑戦者]上田将竜:56.7キロ

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI:55.7キロ
端貴代:56.3キロ

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
菊入正行:76.5キロ
村山暁洋:76.85キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:54.2キロ
山北渓人:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
内村洋次郎:66.15キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.95キロ
ジェイク・ムラタ:61.45キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.05キロ
狩野優:65.25キロ

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明:70.2キロ
平信一:70.5キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.55キロ
新谷琴美:52.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.35キロ
リトル:52.3キロ

<フライ級/5分3R>
井島裕彰:56.85キロ
谷村泰嘉:56.35キロ

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【Pancrase324】計量終了 タイトルマッチ3試合を始め、出場全選手が一回目の計量でパス

【写真】トリプルクラウンが揃って暫定王座というのは、過去に例があるのだろうか (C)PANCRASE

明日、17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324の計量が行われた。

フライ級暫定KOPC=チャンピオン小川徹✖上田将竜、暫定女子フライ級王座決定戦=NØRI✖端貴代、暫定ウェルター級王座決定戦=菊入正行✖村山暁洋ら3階級のタイトル戦に出場する6選手を始め、メインカード出場の22選手の全員が1度目の計量でパスした。

メインカードの出場選手の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324計量結果

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹:56.5キロ
[挑戦者]上田将竜:56.7キロ

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI:55.7キロ
端貴代:56.3キロ

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
菊入正行:76.5キロ
村山暁洋:76.85キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:54.2キロ
山北渓人:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
内村洋次郎:66.15キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.95キロ
ジェイク・ムラタ:61.45キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.05キロ
狩野優:65.25キロ

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明:70.2キロ
平信一:70.5キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.55キロ
新谷琴美:52.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.35キロ
リトル:52.3キロ

<フライ級/5分3R>
井島裕彰:56.85キロ
谷村泰嘉:56.35キロ

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DEEP MMA UFC キック ボクシング 端貴代

UFC on ESPN+49:第4試合・モリー・マッキャン vs. キム・ジヨン

女子フライ級。

マッキャンはUFCデビュー戦で一本負けした後3連勝。しかしそこから2連敗中。イギリス・リバプールネクストジェネレーションMMA所属で、本来予定されていたイギリス大会では地元だった。今年2月の前戦ではラーラ・プロコピオに2R腕十字を極めかけた場面はあったものの、ずっとグラウンドで下になる展開で判定負け。試合後にグローブをマットに置いて退場したが、亡くなった父を追悼するために置いただけで、特に引退ではなかった模様。イギリスのアマチュアボクシング王者。

ジヨンはUFC3勝3敗。MMAのデビュー戦でいきなり杉山しずかとドロー。2戦目は端貴代とドロー。無敗のまま端貴代との再戦に勝利してJEWELSバンタム級王者に。なお、王座は返上しておらず、DEEP参戦から6年経つが、現在も王者である。UFCではデビュー戦で判定負けしMMA初黒星を喫するとフライ級に落としたものの、5戦で2度の計量失敗がある。キック韓国王者、ボクシング東洋太平洋王者。前戦まではランキングに入っていたが、アレクサ・グラッソ相手に打撃の手数が少ない展開で判定負けしランク外へ。

マッキャン間合いを詰めてパンチで攻める。四つに組んだジヨンだが倒せず離れた。マッキャンすぐに出る。組み付いたが首を抱えるとジヨンが脇をくぐりバックを狙う。引き剥がしたマッキャン。すぐに間合いを詰めるが、ジヨンのパンチをもらいダウン!すぐタックルで凌ぐマッキャン。投げを狙ったがジヨンこらえた。また四つから脇をくぐりバックへ。テイクダウンを狙うがマッキャンはケージでこらえる。ジヨンは投げを狙いつつ膝を入れていく。残り1分。背中に乗ろうとするジヨンだが乗れない。離れた瞬間にすぐ間合いを詰めてパンチで攻めるマッキャン。が、残り20秒で仕掛けたタックルは切られた。ホーン。

1Rのリプレイが流れるが、マッキャンのダウンはパンチではなくバッティング。ただレフェリーはノーチェックだったし、ジャッジも気づいていないのであればジヨンのラウンドになっているかもしれない。

2R。間合いを詰めてくるマッキャンにパンチを入れるジヨン。ノーガードで挑発しつつ出るマッキャンだがジヨンのパンチがヒットしている。右を入れたジヨン。マッキャンは前にはデルがパンチのヒットが少ない。休まず出るマッキャン。左がヒット。ケージを背負ったところでパンチを貰うジヨン。圧され続けて消耗しているか。残り30秒でケージに詰めたマッキャンがラッシュ。タックルへ。こらえたジヨンを後方に投げてテイクダウン。ホーン。

終盤の攻めでマッキャンのラウンド。

3R。出るのはやはりマッキャン。ジヨン距離を取りつつジャブ、ワンツーを入れる。マッキャンプレスしてケージに詰めてパンチを打ち込む。ジヨンも打ち返す。マッキャンがバックスピンキックをボディに入れる。残り30秒。マッキャン挑発しつつパンチで出る。ジヨンも打たれながら打ち返す。タイムアップ。

三者29-28でマッキャン勝利。

1Rはやはりジヨンか。マッキャンのバッティングでのダウンを無効にしたとしても、その後明らかにバッティングの影響で動きが落ちて攻められてラウンドを取られているのだから、これで2Rか3Rを落としてジヨンの勝ちになっていたら提訴してもおかしくない。

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【Pancrase324】続々、カード発表。暫定王者=小川✖上田トリロジー。井村はジェイクと真価問われる一戦

【写真】井村✖ジェイク。ジェイクのジェイク・シールズ地獄に対し、井村の柔術ベースの寝技という組技の構図は楽しみだ (C)MMAPLANET

26日(木)、パンクラスが10月17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催するPancrse324の追加カードとして井村塁✖ジェイク・ムラタのバンタム級の一戦を発表した。

暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代、ウェルター級暫定王座決定戦=菊入正行と村山暁洋に続き、フライ級でも暫定王者に認定された小川徹が、上田将竜の挑戦を受けることも決まるなど、連日のように新たなカードが明らかとなっている同大会。


5月の暫定王座決定トーナメント準決勝で小川は秋葉太樹に勝利し、上田は猿飛流に判定負けしていた。ところが王座決定戦に挑む予定だった猿飛流が負傷したため、パンクラスでは小川のトーナメント決勝を不戦勝とし、暫定王者に認定した。

その小川が暫定王座防衛戦として、過去0勝2敗(※1戦目は2017年8月にスプリット判定負け。2度目は2018年12月にハイキックでKO負け)の上田を相手に3度目の正直を目指す。

また上田としてもタイトル挑戦は先の決定トーナメント、2019年7月に暫定王座決定戦で翔兵に敗れており、これが3度目の正直となる。

さらに内村洋二郎が昨年11月のRIZIN参戦以来11カ月振りも実戦で透暉鷹と対戦するカードも決まっている。内村のパンクラス参戦は昨年2月──パンデミック前、1年8カ月振りの参戦となる。対する透暉鷹は、5月のRYO戦で十中八九勝利を手にしておきながら、残り1秒でギロチンにより、大逆転負けを喫して以来の再起戦となる。

今やJ-MMAにおいて、決して多くない王座防衛戦を行うISAOという座標軸があるパンクラス・フェザー級戦線だけに、上を目指すうえでベテラン相手に、遅れを取ることは許されない透暉鷹だ。

そして今日発表された井村とジェイクの一戦は、マニアックファン垂涎の一戦だろう。井村はデビュー以来、5試合連続フィニッシュ勝利中の期待の新鋭。対してジェイクはパンクラスでは昨年10月に、神田周一に通好みの渋い試合で勝利したものの、2カ月後にはNEXUSで森山壱政に敗れている。ジェイクとしては、寝技勝負ができる相手だけに意地を見せたい戦い。井村としてもジェイクのようなねちっこい、しぶとさのある相手と戦うことで、そのフィニッシュ力という部分で真価が問われる一戦となる。

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MMA NØRI PANCRASE Pancrse324 端貴代

【Pancrase324】重厚感=端貴代と回転系からの上下散らし&TD=NØRIが、暫定女子フライ級王座決定戦

【写真】意外というと失礼だが、命中度の高いNØRI の打撃(C)MMAPLANET

16日(月)、パンクラスが10月17日(日)に今年いっぱいで閉鎖が決定した東京都江東区のUSENスタジオコーストで、Pancrse324を開催とカード発表の第一弾を行っている。

今回明らかとなったカードが、暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代だ。

同階級の正規王者シッジ・ホッシャは2019年4月に端を破ってベルトを巻いているが、コロナ禍において来日の目途がつかないため今回の暫定王座が設けられることとなった。


キャリア17年で26戦を積み重ねてきた大ベテランに対し、NØRIは長年在籍したチームDATEから、この7月にDARANI、法、華蓮とチーム・プラヴァージュラを立ち上げ、今回のタイトル戦に挑む。

プラバージュラのサンスクリット語で輝きを意味するPRAVAとダイヤモンドという意味のVAJRAを組み合わせた造語=PRAVAJRAで、これまで同様にマハラージャカルーリカ&ヨガをベースとした格闘術で戦っていくことが伺える。

一見スローモーに感じられる回転系や内回しの蹴りが、対戦相手を惑わす効果があるのか、NØRIはその前後に放たれるハイやローという上下に散らした蹴りの精度が高くなっている。そんな彼女はそこから要所でテイクダウンを決めるという戦いでライカに勝利して、今回のタイトル戦を手繰り寄せた。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

端も直近のMMAファイトは、昨年7月のライカ戦の判定勝ちで、クインテットの組技戦を経て1年2カ月振りのMMA出場となる。

年齢差、キャリア差は明白で、過去の実績が判断材料となりがちだが、成熟度とノビシロという要素を切り取ると、現実はともにライカに判定勝ちと同一線上にあるという見方もできる。NØRIがライカ戦で見せたようなここ一番でのテイクダウンが、攻守ともに重厚感のある端にも通用するようだとベルトの行方は分からない暫定王座決定戦になりそうだ。

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ISAO Other MMA Result Pancrase316 アキラ ブログ ライカ 端貴代

【Pancrase316】試合結果 ISAOがアキラを完封。大会当日に抗体検査陽性→抗原検査陰性でファイト可

【写真】アキラを完封したISAO(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

24日(金)、Pancrase316が東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催された。

メインはフェザー級KOPのISAOが同級に階級を落としてきたアキラを相手に打撃でリードし、テイクダウンを切って自らテイクダウンを決めるというパーフェクトゲームで判定勝ちを収めた。

セミのベテラン女子対決はテイクダウンから寝技で攻めた端貴代が、ライカのスタンドでの威力を封じこめ、貫禄の判定勝ちをしている。

なお同大会では大会当日に出場全選手に抗体検査が行われているが、2名がに陽性反応が出た。パンクラスでは抗体検査で当日に陽性が出れば出場停止という通達が選手になされていてが、オフィシャル・リングドクターが「抗原検査」を行い、陰性であったため出場が認められた。

抗体検査が過去に感染した痕跡を探す検査であるのに対し、抗原検査はウイルスそのものを有無を検査するものでPCR検査と比較して感度は劣り、偽陰性が多くなるとされているが、短時間で結果が出る点(※PCRは感度は高いが、結果ができるのに現状で中2日とされる)と特別な検査機器や試薬を必要としないこと(で安価である)で、パンクラスでは採用された背景がある。

精度の高いPCR検査では大会までの間隔が空く、抗原検査では偽陰性が出る確率が上がる。現状、パーフェクトはなくとも各プロモーションでベストとされた選択をし、試合という場が創られている。

Pancrase316
<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
○廣野雄大(日本)3R
判定
×山下剛(日本)
<ネオブラッドTミドル級1回戦>
○荒井勇二(日本)3R
判定
×村元佑成(日本)
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
○中田大貴(日本)3R
判定
×春川広明(日本)
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
○狩野優(日本)1R1分47秒
TKO
×鹿志村仁之介(日本)
<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
○井上雄斗(日本)2R4分17秒
TKO
×DARANI DATE(日本)
<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
○宮島夢都希(日本)3R1分22秒
TKO
×大谷啓元(日本)
<ネオブラッドTフライ級2回戦>
○山中憲次(日本)3R
判定
×井上暉也(日本)
<ネオブラッドTフライ級1回戦>
○坪内一将(日本)1R3分58秒
RNC
×田代悠生(日本)
<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
○梅川毒一郎(日本)1R2分50秒
TKO
×西村大輝(日本)
<フェザー級/5分3R>
○ISAO(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×アキラ(日本)
<女子フライ級/5分3R■>
○端貴代(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×ライカ(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○菊入正行(日本)2R2分35秒
TKO
詳細はコチラ
×中村勇太(日本)
<フライ級/5分3R>
○杉山廣平(日本)2R4分06秒
RNC
詳細はコチラ
×有川直毅(日本)
<バンタム級/5分3R>
○花レメ紋次郎TK(日本)3R
判定
×平岡将英(日本)
<バンタム級/5分3R>
○土肥潤(日本)3R
判定
×関原翔(日本)
<フェザー級/5分3R>
○透暉鷹(日本)1R3分12秒
RNC
×小森真誉(日本)
<ライト級/5分3RR>
○葛西和希(日本)2R2分14秒
TKO
×平良信一(日本)
<フライ級/5分3R>
○安永有希(日本)3R
判定
×聡-S DATE(日本)
<フェザー級/5分3R>
○櫻井裕康(日本)3R
判定
×風間敏臣(日本)
<バンタム級/5分3R>
○聖王DATE(日本)2R3分55秒
ギロチンチョーク
×力也(日本)