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【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:11月:ソン・ヤードン✖フリオ・アルセ「日本人だってデキる」

【写真】ソン・ヤードンはフリオ・アルセ戦でのKO勝ちで、オクタゴン戦績を7勝1敗1分とした (C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る──装いも新たになった当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。そんな新たにMMAPLNAETが迎えた3人の論客──二人目は、J-MMA界の水先案内人、和術慧舟會HEART代表・大沢ケンジ氏だ。

選手の育成、MMA中継の解説ばかりか、MCも務める大沢氏が選んだ2021年11月の一番。11月13日に行われたUFN197 よりソン・ヤードン✖フリオ・アルセ戦について語らおう。


──大沢さんが選ぶ11月の一番、どの試合になるでしょうか。

「UFCのソン・ヤードン✖フリオ・アルセの試合ですね」

──その理由は?

「日本人は体が弱い、日本人は打ち合いができない。凄くこういう意見が多いです。そこ、僕は本当に思っていなくて。やれることはやれる。この試合を見た人で、ソン・ヤードンは特別でしたか?

特別じゃなくても、ソン・ヤードンはできているじゃないですか。じゃあ、打ち合えない日本人選手と何が違うのか。それは怖がっていないということに尽きると思います。勝負できている。日本の多くの選手が、足を使う選手が多いです。ソン・ヤードンも使っています。距離を外します。でも、必要以上に下がらないし、下がっていても打ち終わりで殴っていく。大げさに避けていない。アルセが出ると、打ち返しています。

足の使い方も良いのですが、アレができるのはメンタル的な部分が強いからだと思います。技術よりメンタルです。

メンタルが強いと距離を取っても戦えるし、打ち合いもできます。怖がって距離を取るわけじゃない。精神的に削られないから距離を取っているわけではなくて。でも、日本の多くの選手が戦術の一つではなくて、精神的に楽な方を選んだ結果、距離を取っています」

──スティーブン・トンプソンが下がり、回るのとは違うということですね。

「トンプソンは呼びこんで、殴るために足を使っていますからね。そこで付きまとうのが、ダメージの話なんです。ボクシングの世界戦だと30分以上、ほぼ殴り合っています。パンチもそれだけ被弾しています。

ボクサーがパンチを受けて、立っていてもスゲェってあんまり言われないと思うんです。MMAグローブよりも大きなグローブの方がダメージ蓄積するっていうのに、ボクサーの試合を見て『休んだ方が良い』とか、あんまり言わないじゃないですか。

練習でも週に3、4日スパーリングをしています。でもMMAでそれをやると『危ない』と言われる。過敏なんですよ。MMAグローブが倒れるのは硬くて、痛いからビックリして倒れているんです。

僕は想定している痛さとか、威力に対しては、人間は結構我慢できると思っています。ウチの中田がRYO選手や田村(一聖)君と戦った時にフラッシュダウンをしていますけど、それって一発目なんです。

これはFCでも見られますけど、倒れるのって一発目。最初は怖いから、貰ってビックリする。でも覚悟ができ始めて、二発目、三発目を貰っても我慢できる。だからUFCとかって、そういうダウンって少なくなっています。ボクサーのように殴り合う試合が増えてきて。それって打撃が上手くなってきたのと、貰うことに覚悟できるようになっているからだと思います。

ソン・ヤードンもそうだし、ジョン・チャンソンが特別だと思っていないです。彼らは別に打たれ強いわけじゃない。特別なのは覚悟なんです。

アジア人として、体が特別強いわけではなくて、覚悟が特別なんです。変にコンプレックスを持っているけど、日本人のボクサーは勝負できています。これだけ世界チャンピオンもいて。

だから日本人は殴り合いが弱いわけじゃない。キックボクシングでも、海外の選手をやっつけている。立ち技が弱いだけじゃないのに、グローブが変わった途端に打撃ができなくなるわけがないじゃないですか。

堀口君も『皆、できないと思っているだけ』って言っていますけど、本当にそうです。中田は日本人でも殴り合えると信じてやっていて、それでやってきています」

──自分は一つの考え方があって。ボクシングもキックも殴り合いに強い選手しか勝てない。でも、MMAは組みで勝てるから殴り合いで勝てる自信がなくても、他の局面で勝てば良いじゃないですか。打撃に対してビビりでも勝てる。それがMMAだと思っています。

「今はもう、UFCの傾向を見ていても打撃で勝負できる気持ちを持っていないとダメだなって……僕は感じています。グラウンドでも良いです──勝つには。ただし、立ち技でパンチを怖がっているとダメです」

──打撃を嫌がってテイクダウンに行くと、それこそ今のUFCでは倒せない場合が多いです。

「その通りで。ロシアのヤツらなんて、あんまり打撃が上手くないから、結果は組みになるっていうことが多いけど、打撃に対してそこまでの恐怖心を抱いていない。そんなに上手くないけど、踏み込んで打ち合っている」

──彼らの試合を見ていると、パンチもレスリングですよね。

「あぁ、なるほど。そうですね。組みが強いから、下手でもパンチが強い。それができるのも1発や2発なら我慢できるという精神構造があるからですよね。でも、日本の多くの選手は1発も貰いたくないと思っています。

つまりは怖がっているということで。距離の外し方も大げさで、一発もらうとテイクダウンへ行く。ストライカーと言っている人間も組みに行く」

──それは日本人だけでなく、世界中の選手がそうではないですか。いわばクリンチ替わりです。貰っているなら、殴られないようにする手段としてテイクダウンもある。あのマイケル・チャンドラーですら、そうです。

「アハハハハ。もうレベルが違うじゃないですか、それって。チャントラーはガンガンやりあったなかで、スタミナが切れて……効かされたから組んでいます。

打ち合って劣勢だから組みに行く。最初からじゃないってことなんです。最初に2発ぐらい貰って、それをするなよって。弱気なところが見えるので。

ソン・ヤードンには、それがない。さっきも言ったけど、ジョン・チャンソンも細い選手です。なら日本人選手だってできる。勝負をしに行けば、そんなに差はないと思っています。確かに技術力は必要でも、日本人選手ができないことをやっているわけじゃない」

──とにかくソン・ヤードンができるなら、日本人選手もできるということを大沢さんは強調したいと。

「だってアルセ戦で見せたのは体の強さでもなく、組み技の強さでもない。倒したのは打撃で、それもスタンダードなキックボクシング。K-1の日本人選手ができる技術は、MMAの選手だってできます。でも、その技術があっても試合でできないのは気持ちのせいなんです。ソン・ヤードン✖アルセは日本人選手に足りないことが、『分かったじゃん!』という試合でした」

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UFC on ESPN+55:オッズ/予想と展望

マックス・ホロウェイ 1.14
ヤイール・ロドリゲス 6.00
ベン・ロズウェル 1.64
マルコス・ホジェリオ・デ・リマ 2.37
フェリシア・スペンサー 1.33
レア・レットソン 3.50
ソン・ヤドン 1.73
フリオ・アルセ 2.17
ミゲル・バエザ 1.71
ケイオス・ウィリアムズ 2.20
アゴ・モイゼス 1.40
ヨエル・アルバレス 3.10
シンシア・カルヴィーヨ 1.73
アンドレア・リー 2.17
ショーン・ウッドソン 1.31
コリン・アングリン 3.65
コートニー・ケイシー 1.42
リアナ・ジョジュア 3.00
マーク・ディアキーシー 1.54
ハファエル・アウベス 2.60
ケネディ・エンジーチュクー 1.97
チョン・ダウン 1.85

今大会より、海外の選手はアメリカ入国の際にワクチン接種証が義務付けられている。

もともとは7月に予定されていたカードだが、ホロウェイの怪我により約4ヶ月の延期に。フェザー級史上最多試合数&最多勝の記録を持つランキング1位ホロウェイ。ヴォルカノフスキーにタイトルを奪われたが、7ヶ月後のダイレクトリマッチでは、どちらが勝ったかわからない僅差のスプリット判定負け。前戦はキャリア8戦のルーキー(だが年上)カルヴィン・ケイターの挑戦を受け、KO寸前まで追い込む内容での大差判定勝ち。ただし、2連戦で敗れてしまっただけに、今は下位からの挑戦者を倒し続けるしかない。

回転蹴りなどが得意のトリッキーファイター・ロドリゲスは、前戦がコロナ禍前で、約2年のブランク。ジョン・チャンソンにはほぼ一方的に攻められた状態からのノールックエルボーで残り1秒での大逆転KO勝ち。その後、初の地元メキシコでのメインでは、わずか15秒でジェレミー・スティーブンスがロドリゲスのアイポークで戦闘不能となりノーコンテスト。1ヶ月後の再戦では完勝した。

UFCではフランク・エドガーに4年前に負けただけのロドリゲスだが、勝ったとはいえチャンソン戦では終始劣勢であり、そのチャンソンを圧倒したブライアン・オルテガに完勝しているホロウェイとは格が違うか。でもチャンソン戦のような何か一発を見せる期待はあるので、今大会一番の大差のオッズとなったのは意外でもある。

ホロウェイ判定勝ち。

メインカードに登場する中国のヤドンバンタム級の15位で、まだ23歳。UFCデビューからは4連勝したが、5戦目は微妙なドロー、続くマルロン・ヴェラ戦も微妙な判定勝ちで、今年3月のカイラー・フィリップス戦ではついにテイクダウンで削られる展開でUFC初黒星。8月の再起戦ではケイシー・ケニー相手にテイクダウンは奪われたがすぐリカバリーし、スプリット判定勝ちして再びランキング入りした。今回はアマチュアボクシングがバックボーンのフリオ・アルセと対戦。アルセはフェザー級で3勝2敗の成績を残した後、前回からバンタム級に転向。初戦は2RでKO勝ちした。

今回は苦手なタイプでないだけに、久々に得意の打撃の威力が見せられるか。ただし、オッズは僅差となっている。

第1試合開始は14日午前3時。アメリカ・ラスベガスのUFC APEXでの開催だが、なぜかまた日本時間深夜(現地時間午後)の開催となっている。先週でサマータイムが終わって、日本では開始が1時間遅くなるのが救いか。

速報します。

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【UFN196】カサレス戦で4連勝なるか。シン韓国MMAの担い手チェ・スンウ「正しい防御、正しい攻撃」

【写真】水抜きも成功、145.5ポンドで計量を終えたチェ・スンウ (C)Zuffa/UFC

23日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN196:UFN on ESPN+54「Costa vs Vettori」が開催される現在オクタゴン3連勝中、UFC戦績3勝2敗のチェ・スンウがアレックス・カサレスと戦う。

長身、自身のサイズを有効に使った打撃は、精度が高く、相手の攻撃を被弾せずに自身攻撃を当てるという韓国バチバチスタイルとは一線を画している。

それでそれでいて倒すファイトを展開するチェ・スンウの水抜き前に初インタビューを行った。


──土曜日にオクタゴン4連勝を掛けてアレックス・カサレスと戦います。今の気持ちを教えてください。

「これから計量までバスルームに籠るので気は重いです。ただ仕上がりは問題ないですし、水抜きを除けば精神的も全く問題ありません。

アレックス・カサレスは動きの速い選手です。パンチもそうだし、移動もですね。彼のその良さを出させないで戦えるよう準備をしてきました」

──今、試合前のベガスに来てUFC PIで挑戦する選手もいますが、チェ・スンウ選手の場合は?

「自分はソウルで準備して来ました。ソウルにはたくさんのジムがありますし、ボクシング、レスリング、MMAと今回の試合に必要な技術を身につけてきました」

──TOP FCフェザー級王者からUFCにステップアップし最初の2試合で敗れ、そこから3連勝中です。技術なのか、気構えなのか連敗後に何か変化があったのでしょうか。

「全ての瞬間が、モチベーションに関係してきます。連敗後、もし次も負けていればUFCは自分を追い出していたでしょう。絶対に信頼を取り戻す必要がありました。とにかくポジティブにモノゴトを捉えるようにし、素早い行動をとるよう心掛けました」

──その後、3連勝を果たしました。チェ・ドゥホなどは、真っ向勝負で日本人をKOしてきた戦いが、UFCではファンが絶賛する試合にこそなりますが、結果に結びついていません。対してチェ・スンウ選手は韓国MMAの真正面、近距離で殴り合いという試合でなく、レンジを取って無暗に被弾しないファイトをします。

「何か特別ファイト哲学があって戦っているわけではありません。ただ、クリアなディフェンスとクリアなオフェンスを考えて戦っています。肉弾戦を恐れているわけではないです。ただし、正しい防御と正しい攻撃ということを常に考えています」

──だから精度の高い攻撃が可能なのですね。

「この考えがあると、効果的な攻撃ができると思っています」

──チェ・スンウ選手のようなレンジに立つ場合、MMAファイターのなかには手打ちのパンチを繰り返すことも少なくないです。この場合でもチェ・スンウ選手はしっかりと踏み込んで、パンチを打ち抜いていますね。

「う~ん、それは対戦相手によると思います。まず対戦相手によってアゴの位置、ボディの位置関係が違ってきます。そして狙いも変わってきます。だから、踏み込んでパンチを打ち抜くことを意図するするのも、対戦相手によって変わってきます。

何よりもノーリスク、ノーリターンという考えでいます。テイクダウンされるリスクを冒さないと、KOパンチを打ち込むことはできないです」

──アレックス・カサレス戦でも、そのようなファイトを心掛けるということですね。

「彼は基本的に何でもできます。なので、常にプレッシャーを与えて彼の動きをさせないよう戦います。それが作戦ですね」

──韓国のフェザー級といえばジョン・チャンソン、そしてチェ・ドゥホという2人が日本では常にビッグネームです。チェ・スンウという新しいファイターの存在を日本のファンにアピールしてもらえないでしょうか。

「とにかくベストを尽くします(苦笑)。そして、見てくれるファンが楽しめる動きを多く試合で使いたいと思っています。日本のファンの人達も、自分のアクションの多い試合を楽しみにしてください」

■視聴方法(予定)
10月24日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN196計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 204ポンド(92.53キロ)
パウロ・コスタ: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
リック・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ホセリン・エドワルツ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 146ポンド(66.22キロ)
チェ・スンウ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
フランシスコ・トリナルド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 204.5ポンド(92.76キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
メイソン・ジョーンズ: 156ポンド(70.76キロ)
デヴィッド・オナマ: 153.5ポンド(69.62キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロウレアノ・スタルポリ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジェイミー・ピケット: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
カーマ・ワーシー: 155ポンド(70.31キロ)
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 125ポンド(56.7キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・リヴィアナ・ソウザ: 115ポンド(52.16キロ)
ランダ・マルコス: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135ポンド(61.24キロ)
ズヴァイアド・ラジシュビリ: 135ポンド(61.24キロ)

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UFC キック ジョン・チャンソン ボクシング

UFC266:メインイベント・アレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. ブライアン・オルテガ

フェザー級タイトルマッチ5分5R。オルテガ2位。

3月に予定されていたカードだが、ヴォルカノフスキーが新型コロナ陽性で中止に。半年後にTUFコーチ対決として仕切り直しで組まれた。

王者ヴォルカノフスキーは2度目の防衛戦。タイトルを獲得したホロウェイ戦は打撃の手数で終始上回っての判定勝ち。7ヶ月後のダイレクトリマッチでは1Rにフラッシュ気味のダウンを喫したが、後半上回って僅差のスプリット判定勝ち。UFC8戦全勝。UFCデビュー当時はレスリングの強さを活かしてグラウンド&パウンダーだったが、最近はスタンドのみで試合を終えることも多い。

グレイシー柔術&ボクシングのオルテガ。極めが強いが、自らグラウンドに持ち込むことは少なく、パンチで打ち勝ち相手が打撃を避けて組みに来た所を仕留める。2018年、無敗でホロウェイの王座に挑戦したが、打撃戦で一方的にやられて、驚異の打たれ強さを見せたものの4R終了TKO負け。約2年ぶりの復帰となった昨年10月のジョン・チャンソン戦では、終始打撃で上回って5R三者フルマークでの判定勝ち。

ローで牽制するヴォルカノフスキー。オルテガフェイントを入れつつ蹴り。まだ間合いが遠い。じわじわ出るヴォルカノフスキー。オルテガが出るところにジャブがヒット。詰めたヴォルカノフスキーの右がヒット。またプレスするヴォルカノフスキー。右フック。圧を強めるヴォルカノフスキー。じわじわ下がるオルテガ。ステップインしてのジャブがヒットしおる手がの首がのけぞる。ヴォルカノフスキー飛び込んでワンツー。前蹴り。オルテガまだ手が出ない。ミドルをキャッチしたが放す。間合いを詰めたヴォルカノフスキーがワンツー。オルテガの左がヒットしたが、また間合いを詰めるヴォルカノフスキー。ホーン。

1Rヴォルカノフスキー。ボクシングではヴォルカノフスキーが上か。

2R。このラウンドもプレスしていくヴォルカノフスキー。ケージまで詰めてワンツーを入れた。そこからタックルに入ったが、こだわらず離れる。オルテガ出てきた。カーフキック。がy国ヴォルカノフスキーが下がる展開。ヴォルカノフスキーもローを返す。残り1分。ヴォルカノフスキーが連打を放つ。距離を取るオルテガオルテガワンツーから右ハイ。ホーン。

2Rもややヴォルカノフスキー。ホーン後にヴォルカノフスキーが何事か言ってオルテガ突っかかるがレフェリーが分けた。

3R。ヴォルカノフスキーのカーフキックでぐらついたオルテガ。蹴られた足を下げてサウスポーにスイッチ。今度は右足にカーフキック。飛び込むオルテガにカウンターの右がヒット。パンチ・カーフで詰めていくヴォルカノフスキー。組もうとするオルテガだが引き剥がされる。間合いを詰めたヴォルカノフスキーがボディを入れるがオルテガも打ち返す。圧をかけ続けるヴォルカノフスキー。サークリングするヴォルカノフスキーにカーフキック。ワンツー。オルテガも打ち返しているが、ホロウェイ戦と同じく打たれる展開に。が、ヴォルカノフスキーのカーフキックにパンチを合わせてスリップダウンを奪った。オルテガギロチン!マウントで絞める。ヴォルカノフスキーもがいて外した。しかしマウント。ヴォルカノフスキー今度はダースチョーク。が、滑ってハズレヴォルカノフスキーが上に。ヴォルカノフスキーパウンド!顔面に入っている。オルテガ三角!がっちり入った!が、ヴォルカノフスキー凌いでいる。外れた!残り30秒。バックを狙ったオルテガだが股下を抜けられ落ちた。ヴォルカノフスキーパウンドラッシュ!腕でブロックしているがブロックの上から打たれ続けるオルテガ。残り時間わずかでハーブ・ディーン流した。ホーン。

3Rヴォルカノフスキー。オルテガはパウンドでかなり顔が腫れている。ドクター、レフェリーがチェック。続行。

4R。大オルテガコール。ヴォルカノフスキーカーフキックからワンツー。右を出したオルテガ。ヴォルカノフスキーのジャブがヒット。ヴォルカノフスキーが出たところに組み付いた。四つから大内テイクダウン!すぐギロチンに抱えるとアナコンダチョークに。足を絡めようとしたがスッポ抜けて外れる。オルテガが上になりハーフから肘・パウンド。ガードに戻したオルテガインサイドからパウンドを打ち込むヴォルカノフスキー。下からの仕掛けも外されている。立ち上がった上体からパウンド。腕でブロックしているが合間を縫ってもらっている。パウンドを打ち続けるヴォルカノフスキーだったが、離れて立たせた。残り30秒。ヴォルカノフスキーのジャブがヒット。ホーン。

4Rヴォルカノフスキー。

オルテガに再度のドクターチェックが入るがまた続行。

5R。もう判定勝ちは間違いないヴォルカノフスキーだが、守りに入らず攻めていく。ケージまで下がったヴォルカノフスキーにジャブがヒット。オルテガタックル。組もうとしたが引き剥がされた。ケージまで詰めたヴォルカノフスキーが肘を入れ離れる。ヴォルカノフスキーの蹴りをキャッチして出たオルテガ。背中を向けたヴォルカノフスキーに組もうとしたが組めず。またヴォルカノフスキーがパンチを入れていく。オルテガワンツー。ヴォルカノフスキーのワンツーももらっているが出ていくオルテガ。打たれながらだがオルテガのパンチがヒットし始めている。しかし残り1分半。出ていくヴォルカノフスキーが四つに組んでダブルアンダーフック。引き剥がしたオルテガ。蹴りをキャッチし、また背中を向けて外したヴォルカノフスキー。追いかけたがヴォルカノフスキー正対。残りわずかでグロオーブタッチした両者。オルテガがパンチで出る。ヒット!ヴォルカノフスキー距離を取りしのいだ。タイムアップ!

49-46、50-45、50-44の3-0でヴォルカノフスキーが2度目の王座防衛。

終わってみたらヴォルカノフスキー完勝。

オルテガは2度目のタイトル挑戦もボコボコにされたが最後まで諦めず、3Rにはギロチン・三角であわやの場面を演出した。名勝負製造機。

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MMA RIZIN YouTube キック ジョン・チャンソン ブログ ボクシング

【RIZIN】石渡伸太郎 引退表明


RIZINが手掛けるYouTubeのコンテンツ「RIZIN CONFESSIONS 」。新たに公開されたRIZIN CONFESSIONS #73では井上直樹×石渡伸太郎のバンタム級GP1回戦をフィーチャー。その中で衝撃的な場面が。。。井上のサッカーボールキックでTKO負けを喫した石渡。敗戦後、バックステージを歩きながら「これで引退します」と現役を退く事を明らかにしました。

先日のブログにてRIZINバンタム級GPのリザーバーの1人として石渡をプッシュしたばかり。それだけに驚きは驚きを隠せずにいます。怪我から約1年6ヶ月ぶりの復帰戦。さらに朝倉海に次ぐ優勝候補と目されている井上が相手となれば、見限るのは早いし、まだまだやれると思っているファンは多いでしょう。

その一方で冷静に見るとこれまでのダメージの蓄積が心配というのも率直な感想。今でこそクレバーな試合運び、アウトボクシングのイメージがありますが、修斗時代、戦極時代はパンチをブンブン振り回すわ、バスターで強引に投げ捨てるわ、ハイリスクハイリターンなスタイルが印象的でした。

特にジョン・チャンソンとのマンガのような派手なパンチの打ち合いは語り草。あれだけ派手に殴り合ったらそりゃ歳を取ってからガタがきますよ。。。この刹那的な生き方こそ石渡の魅力だったと改めて感慨にふけっています。

今まで何度も書いてきましたが、アスリートにとって引退は個人の判断。全盛期のまま余力を残して引退する選手もいれば、ボロボロになるまで現役にこだわる選手もいる。それもまたアスリートの美学です。自身のTwitterで「後日きちんと説明させて頂きます」とツイートした石渡。果たしてどんな言葉を語るのか。動向に注目が集まります。
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MMA UFC ジョン・チャンソン ダン・イゲ

ジョン・チャンソン「次はマックス・ホロウェイとやりたい」

Chan Sung Jung wants Max Holloway next: 'He doesn't have punching power'(MMAJunkie)

 『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でダン・イゲに判定勝ちしたジョン・チャンソンが以下のコメント。

「次はマックス・ホロウェイとやりたい。彼にはパンチ力が無いけど僕にはある。僕なら彼に勝てる」

「この試合で僕はチャンピオンになれるという自信がついた。一番良いのは次にタイトルに挑戦することだが、出来ないのならマックスとやりたい。だけどヤイール・ロドリゲスのことはリスペクトしているし、彼らの対戦に割って入るようなことはしたくない」

 マックス・ホロウェイ vs. ヤイール・ロドリゲスは7.17『UFC on ESPN 26』のメインイベントで予定されていましたが、ホロウェイの負傷により延期となっています。続きを読む・・・
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MMA UFC ジョン・チャンソン デイヴィー・グラント 村田夏南子

『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』メディカルサスペンション/ジョン・チャンソン、村田夏南子ら7名が最大180日間の出場停止

UFC on ESPN 25 medical suspensions: Chan Sung Jung among seven facing six months(MMAJunkie)

 『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』メディカルサスペンション。

・ジョン・チャンソンが左肩のMRI検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・デイヴィー・グラントが鼻骨骨折により医師の診察をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・ディエゴ・リマが右膝のMRI検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・村田夏南子が左肘の脱臼により医師の診察をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・マシュー・セメルスバーガーが鼻のレントゲン検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・ジョシュ・パリジャンが鼻骨骨折により医師の診察をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

・ケイシー・オニールが左手のレントゲン検査をクリアするまで最大12月17日まで出場停止。

 その他の選手は60日間以内です。続きを読む・・・
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Report UFC UFC ESPN25 ジョン・チャンソン ダン・イゲ ブログ

【UFC ESPN25】コリアンゾンビが完全コントロール、イゲからバックを奪い続けて3-0の判定勝ち

<フェザー級/5分5R>
ジョン・チャンソン(韓国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47.
ダン・イゲ(米国)

ジョン・チャンソンがガードを下げた状態から左ジャブ、右ロー。イゲはガードを上げてプレッシャーをかけるが、ジョン・チャンソンがワンツーを返す。イゲの右ローをバックステップでかわしたジョン・チャンソン、さらにイゲが前に出るも、ジョン・チャンソンは足を使って回り込む。プレッシャーをかけて、イゲにケージを背負わせるジョン・チャンソン。

イゲの右ストレートをかわし、組み付いたジョン・チャンソンだが、すぐに離れる。イゲの左アッパーがヒット。しかしジョン・チャンソンが左右のフックからダブルレッグでテイクダウンする。相手のリストを取り、足を上げたイゲに対し、ジョン・チャンソンは立ち上がってから再びガードの中に入り、ハーフガードのイゲをしっかりと抑え込む。

ジョン・チャンソンがパスした瞬間にイゲがリバーサルし、ジョン・チャンソンも立ち上がる。スタンドではイゲの右もジョン・チャンソンの顔面を捉える。ジョン・チャンソンは右のガードを上げて左ジャブ。残り30秒でイゲが前に出るが、ジョン・チャンソンは右のカーフキックを繰り出す。最後にイゲが右ストレートを見せた。

2R開始早々、ジョン・チャンソンの右フックがヒットし、イゲがマットに手を着く。すぐに立ち上がったイゲ。ジョン・チャンソンは右ローを当てる。ともに左ジャブを打ち合うなか、イゲがジョン・チャンソンの右ローをキャッチするも倒すことはできず。離れたところでジョン・チャンソンが右のカーフを繰り出す。イゲの左インロー、中に入るがジョン・チャンソンが右ショートで迎え撃つ。

左ジャブで相手を中に入れさせないジョン・チャンソン。再び右フックを当てる。イゲはダブルレッグダイブへ。ジョン・チャンソンをケージに押し込むが、ジョン・チャンソンはイゲの左手を下げてクラッチを切った。離れたイゲに対し、右カーフで攻めるジョン・チャンソン。イゲも前に出ていくものの、ジョン・チャンソンの左ジャブと右ロングフックに阻まれてしまう。

残り1分、強引に組み付いたイゲ。ここでイゲの頭がジョン・チャンソンの左目付近に当たってしまう。シングルでジョン・チャンソンをケージに押し込むが、切り返したジョン・チャンソンがイゲの左足へシングル。さらにグラウンドへ持ち込み、イゲのバックを奪う。四の字ロックでバックからパンチを当てるジョン・チャンソンだが、左目尻から出血が見られたところで、第2Rが終了した。

3R、ジョン・チャンソンが右のカーフキック、そしてシングルでテイクダウンを奪う。ジョン・チャンソンはトップからヒジを落とす。イゲは下からヒジ打ち。腰を上げたジョン・チャンソンはパンチを落としながらパスを狙う。ここでジョン・チャンソンの右足を抱えたイゲだが、ジョン・チャンソンはカットしてバックマウントに移行し、RNCへ。

イゲがRNCを凌ぐと、ジョン・チャンソンは再び体勢を整えてRNCを狙うも、これも極まらず。ジョン・チャンソンはバックからコツコツとパンチを当て続け、残り10秒でまたもRNCを仕掛けるが、イゲが凌ぎ切った。

4R、いきなり前に出たイゲ。ジョン・チャンソンはバックステップから、左ジャブで押し戻す。ケージ中央で探り合う両者。イゲの左ボディストレートは、懐の深いジョン・チャンソンには届かない。イゲは踏み込んで左右のボディフック。ジョン・チャンソンは足を使ってイゲのパンチを交わし続ける。イゲが組み付いてくると、ケージを背にしながら首相撲へ。

イゲが離れると、ジョン・チャンソンは左ジャブ。イゲは右カーフを当てる。残る半分で、イゲの右ストレートがジョン・チャンソンの顔面にヒット。ジョン・チャンソンも大きな右フックを返す。イゲは右ロー。ジョン・チャンソンの右カーフに、イゲは右ショートを合わせる。さらに距離を詰めながら左ハイ、右ミドルを繰り出したイゲだが、蹴り足をキャッチしたジョン・チャンソンがグラウンドへ持ち込む。

下になったイゲは足を上げていくが、起き上がるジョン・チャンソン。イゲの足を抑えながら、パンチを落としていく。イゲも潜るが、そのままジョン・チャンソンが抑え込んでラウンドを終えた。

最終R、イゲの左ミドルからスタート。回るイゲにジョン・チャンソンが右フックを当てる。ケージ中央で左ジャブを突き合うなか、イゲがフックを振るって前に出る。足を使ってかわすジョン・チャンソン。ガードを高く上げて懐に入るイゲは、左フックを当てる。ジョン・チャンソンはすぐさまテイクダウンを仕掛け、バックを狙うが、イゲはカットして立ち上がる。

反対にイゲがダブルレッグへ。ジョン・チャンソンはこれをかわし、立ち上がるも再びイゲが組み付いていく。ケージ際で左腕を差し込み、上下左右に揺さぶるイゲ。ジョン・チャンソンは離れて、さらに組み付いてくるイゲを首相撲に捉える。そしてイゲのテイクダウンを防ぎ、バックマウントを奪い、四の字ロックで固定する。

残り1分半、バックからRNCのチャンスをうかがうジョン・チャンソン。しかしイゲも極めさせず、試合終了のブザーを聞いた。

ジャッジ2人が3ポイント差をつける3-0の判定でジョン・チャンソンが勝利した。


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【UFN180】NEWオルテガ、サウスポーで空間を支配し、シングル交えてジョン・チャンソンから完封勝利

<フェザー級/5分5R>
ブライアン・オルテガ(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ジョン・チャンソン(韓国)

右ストレート&左フックを見せたジョン・チャンソン、オルテガはローを返す。ジョン・チャンソンもローを蹴り、左ボディを伸ばす。オルテガは前蹴りから左ローも、静かな立ち上がりに。サウスポーから右ジャブを届かせたオルテガが、もう一度右ジャブを伸ばす。ジョン・チャンソンの左ジャブは届かず、右カーフを蹴る。オルテガはここも右ジャブを当て、右サイドキック&右ロー。左を見せたジョン・チャンソンが右を当てる。

オルテガも右を入れ、左オーバーハンド。ジョン・チャンソンはサウスポーへのアジャストに時間をかけているかのように慎重に攻める。右リードフック、左ストレート、左ボディストレートのオルテガが、ダブルジャブから左を当てる。さらに前に出てきたジョン・チャンソンに右を当て、動きを一瞬止めさせる。続いて右前蹴りに左ストレートを被弾したジョン・チャンソンはバランスを崩すが、右を打ち返す。左ロングフックも入れたジョン・チャンソンだが、蹴りをキャッチしバックに回ったオルテガが後方から右フック──初回を取った。

2R、オーソに戻したオルテガが、すぐにサウスポーにスイッチして左ローを蹴る。フックで前に出て右アッパーを当てたジョン・チャンソンは、パンチを纏めて離れる。オルテガは打撃の間合いでテイクダウンへ。コレを切られると右エルボーを放つ。さらに足を触るフェイクから左オーバーハンドを当てたオルテガは、前蹴りを急所に入れてしまう。間をおいて臨戦態勢に戻った両者、ジョン・チャンソンが右アッパーをヒットさせる。

オーソで右ハイを狙い、そのままスイッチしたオルテガはすぐにオーソに戻し、ジョン・チャンソンのステップイン&左にスピニングエルボーを合わせる。後方に倒れ、立ち上がったジョン・チャンソンだが明らかに足に来ておりパンチを打ち返すも、組まれてボディロックでテイクダウンを取られラウンド終了を迎えた。

3Rも入りはオーソだったオルテガが、即サウスポーにスイッチする。距離を詰めることができないジョン・チャンソンに対し、オルテガが右リードを打ち込む。さらに左ミドルから右ローを蹴り、テイクダウンのフェイクからサイドキックとオルテガのペースが続く。ジョン・チャンソンはダメージの回復を図っているか、ワンツーで踏み込むシーンはあるが積極的に仕掛けることはしない。そんなコリアン・ゾンビに右ジャブ、左ボディストレートをオルテガがヒットさせる。

またも右手で前足を触り、左を入れたオルテガが右ジャブも続いて決める。さらに左右のロー、ダブルの右ジャブからシングルレッグを仕掛け、ジョン・チャンソンが離れるや左ストレートをヒット。最後のスピニングエルボーはかわしたジョン・チャンソンだが、この回も明らかにオルテガが支配した。

4R、ジョン・チャンソンが右ミドルから右ストレート、さらに右ハイと前に出る。ケージの前を回って間合を外したオルテガに右ミドルを蹴ったジョン・チャンソンが、流れを変えにかかり圧力をかけていく。オルテガは左フックから右ジャブ、ワンツーを見せる。続いて左ミドルを決めたオルテガはシングルレッグへ。押し込んで足をリリースした直後に右を当てたオルテガは、ボディロックテイクダウンへ。スクランブルから立ち上がったジョン・チャンソンに対し、オルテガは右エルボーを入れる。

左目尻をカットしたジョン・チャンソンにドクターチェックが入る。再開後、左ミドルか右前蹴りを入れたオルテガは、攻め急ぐことなくローを走らせる。右ミドルにワンツーを合わされ、ボディを殴られたジョン・チャンソンは厳しい状態が続く──が、ここから巻き返すことができるのがコリアン・ゾンビのはず。しかし、最後にシングルからドライブ、リリースしたところでスピニングエルボーと、オルテガがラウンド終了まで攻勢だった。

最終回、タッチグローブから間合を詰めるジョン・チャンソン。右、左を伸ばすがオルテガはこれが見えている。そのオルテガは右足で左足を触り、続く一手を狙う。これだけで空間を支配していることが分かるオルテガは、攻め急ぐことなくカウンターの大きな一発を受けないファイトで、確実にジャブを当てる。

ジョン・チャンソンは右ミドルを入れるが、直後に右を被弾する。それでも右ストレートをヒットさせたジョン・チャンソン、オルテガは足を使ってリズムを変える。そして右ジャブを2発入れたオルテガは、右関節蹴り、サークリングからシングルレッグ、放してパンチを狙う。

ジョン・チャンソンは殴られても前に出て左を打ちこみ、続いて右を振るうがオルテガはシングルを仕掛け、打撃戦を続けさせない。さらにオルテガが右ジャブを入れるも、ここは距離が近くジョン・チャンソンが右フックをヒットさせる。こうなると間合を取り直し、右ジャブを当てたオルテガが、最後まで乱打戦に持ち込ませることなく25分を戦い終えた。

「チームの皆に感謝している。やりたいことができた。手術後、新しい僕になったんだ。MMAに必要な全てを身につけてきた」と言い、アレックス・ヴォルカノフスキーへの挑戦に関して自信の言葉を続けた。


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News UFC UFN ESPN+38 UFN180 グラム・クタエラデス ジョン・チャンソン ブライアン・オルテガ ブログ マテウス・ガムロ

【UFN180】計量終了 オルテガ✖コリアンゾンビの前に、見逃せないマテウス・ガムロのUFCデビュー戦

【写真】マスク姿ではほとんど分からないが、左がガムロで右がクタテラデス(C) Zuffa/UFC

16日(金・現地時間)、18日(日・現地時間)にUAEはアブダビのヤス島=UFC Fight Island で開催されるUFN180:UFN on ESPN+38「Ortega vs Korean Zombie」の計量が行われた。

メインでブライアン・オルテガ✖ジョン・チャンソンのフェザー級戦が組まれた今大会、プレリミメインでマテウス・ガムロがUFC初陣を迎える。Bellator世界ライト級王者マイケル・チャンドラーのUFC参戦は大きな話題になったが、コア・ファンにとってはガムロのオクタゴン挑戦も非常に注目されている。


デビュー以来のMMA戦績は17勝0敗、これはカビブ・ヌルマゴメドフの28連勝、ヤースラフ・アモソフの24連勝、イスラエル・アデサニャとクセイン・アスカボフの20連勝に続き、バレンティ・ベニシェフと並び世界5位タイの無敗の連勝記録だ。

2012年のプロMMAデビューから4戦目から東欧ナンバーワンMMAプロモーション=KSWを主戦場にし、2016年には後のRoad FCライト級$100万トーナメントを制したマンスール・ベルナウイを破りライト級王座を獲得すると、今年の8月までに5度目の防衛に成功していた。この間に2018年12月にはクレベル・コイケを下し、フェザー級チャンピオンになっており、2冠王に君臨しているミスターKSWだ。

ガムロはADCCに出場経験があり、当時のKSWウェルター級ボリス・マンコフスキーとのグラップリングマッチでドローになるなど、下地がしっかりとしている組技師だ。KSWがスクランブルゲームよりも、テイクダウン後は上と下で寝技を展開するというスタイルが主流だったこともあり、ガムロも背中をつけての寝技や足関節で活躍を続けた。

とはいえグラップラーといってもガムロは、荒々しく喧嘩上等の一面も持ち続けてきた。スタンドでの粗い打撃の応酬にも応じ、その打撃がATTでトレーニングをするようになり急激に進化。テイクダウンを切り、寝技に重点の置くことがないスタイルに変わり、ノーマン・パークとの因縁もほぼ打撃戦で決着をつけている。

上記にあるように8月のKSW45でマリアン・ジュコフスキを下しライト級王座防衛に成功するとKSWとの契約を終え、ガムロはUFCを次なる戦場に選んだ。下になることを厭わないフットロッカーからキックボクシング&スクランブルの北米MMAによってきたガムロだが、王道スタイルの猛者が集うUFCだからこそ、以前のような組技師の一面──しかも、強化されたグラップラーとしての技量が、世界の最高峰で生き残るには欠かせないはずだ。

今回はマゴメド・ムスタファエフと対戦予定だったが、同じくUFCデビュー戦となるグラム・クタテラデスに変更された。Brave CFからステップアップとなるクタテラデスは、ジョージア生まれでスウェーデン在住のファイターだ。

古流柔術、極真空手、ムエタイをベースにレスリングやサンボなど──本人がいうのは600戦以上の実戦経験を持つ。MMAは11勝2敗で6つのKO勝ちを数えており、前蹴り、近距離での上段回し蹴りは確実にフルコンタクトの流れをくんでいる。上段回り蹴りから後ろ回し蹴りというコンビネーションも注意が必要だが、パンチでも接近戦の距離でハイキックを使いこなすので、その前後のパンチにはよりガムロもより警戒が必要になるだろう。

ポーランドの現代MMAに目覚めたグラップラーと、バイキングの異名を持つロシアン武芸百般のマッチアップ、非常に楽しみだ。

またオープニングマッチには8月に予定されていたUFC初戦をコロナウィルス陽性で欠場を余儀なくされた世田谷育ちのフィリピン人ファイター=マーク・ストリーグルが、サイド・ヌルマゴメドフという超難敵と対峙する。

アジア・太平洋のMMAを追ってきたファンには見逃せない試合といえるだろう。

■視聴方法(予定)
10月18日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS

■UFN179対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョン・チャンソン: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ: 126ポンド(57.15キロ)
ケイトリン・チューケイギアン: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス: 206ポンド(93.44キロ)
ジミー・クルート: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
クラウジオ・シウバ: 171ポンド(77.56キロ)
ジェイムス・クラウス: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
トーマス・アルメイダ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョナサン・マルチネス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)
グラム・クタテラデス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ポリアナ・ボテーリョ: 125ポンド(56.7キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185ポンド(83.91キロ)
ジョン・フィリップス: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイミー・マラーキー: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カジムラッド・アンデグロフ: 206ポンド(93.44キロ)
マクシム・グリシン: 205.5ポンド(93.21キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
マーク・ストリーグル: 136ポンド(61.69キロ)

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