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【UFC】PFLがパッチー・ミックスをリリース!UFCと契約か?

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旧ベラトール契約選手のリリースが続く中、PFLが公式Xを更新。ベラトールバンタム級王者のパッチー・ミックスと契約を延長しない事で合意した事を発表しました。

ミックスはベラトールのバンタム級王者にして同階級のワールドグランプリ覇者。2020年にファン・アーチュレッタに判定負けを喫したものの、2021年から現在まで無敗の7連勝中。その対戦相手は堀口恭司、マゴメドフ・マゴメドフ、ライアン・ストッツ、セルジオ・ペティスら非UFCの強豪ばかり。一時はUFCも含めて最強説も囁かれた実力者です。

それもあって、世界のMMAの注目はPFL後のミックスの進路。非公式ながら、早くもUFCと契約したという情報が飛び交っています。さらに6月8日に開催されるUFC316 でマリオ・バティスタと対戦するという具体的な情報まで出てきました。

そりゃベラトールのトップファイターをUFCが放っておくはずもないか。もしUFCに参戦する事になれば、バックに周って堀口を制圧したグラウンドテクニック、マゴメドフやペティスから一本取った極めの強さ、スタッツを一撃でKOした膝蹴り。。。全てが魅力的。熾烈を極めるUFCバンタム級でどこまでやれるか楽しみで仕方ない。正式発表が楽しみです。
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【RIZIN】榊原信行CEO 髙田延彦がオファーを断った事を明かす

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昨日、東京ドームで開催されたRIZIN男祭り。名場面は数多くあれど、印象深いのは入場式で披露した榊原信行CEOのふんどし姿。笹原圭一広報、DEEPの佐伯繁代表を従えて、「男たよ、己のPRIDEを見せつけろ!」と絶叫して選手を呼び込む姿はまさに男祭り。少しコミカルでノスタルジックな気持ちになったオールドファンは多いのではないでしょうか。

でも、ふんどし一丁での呼び込み、そして男祭りという大会名。こうなると、真っ先に思い浮かぶのは髙田延彦。PRIDE男祭りでふんどし太鼓を披露して以来、もはや髙田の代名詞になったと言っていいでしょう。榊原CEOのふんどし姿を見ながら、今回も髙田が適任だったなとおぼろげながらに思っていたら、大会終了後の総括で榊原CEOがこの件について触れているじゃありませんか。

「別に悪口を言う気はないですが、僕は高田さんにやって欲しかった。お尻を出せって話ではなく、10周年だし、個人的に言えば高田×ヒクソン戦は1997年10月11日にここで高田延彦のために、高田さんはどう思っているか分からないけれど、サラリーマンでありながら心血注いでその試合を実現させて、この東京ドームに彼は立ったわけで。本当に戻ってきて欲しかった」

「それを当該イベントには一切関わりませんって、そんなに僕らは揉めてました? って話を本当にしたいですね。僕は本当に想いを込めてLINEでメールも送りましたし、それに1回も返事をしてくれていないのでね。これは僕からのアンサーです。去る者は追わず、そういう想いで、それだったら代わりは俺がやるよって。ふんどしも何もっていう個人的な想いで(やりました)」

やっぱり髙田にオファー出してましたか。それに対して髙田はノーレス。そればかりか、「当該イベントには一切関わりません」とコメントを出していたとは。。。急いで髙田のインスタを確認すると、オファーを断った旨の投稿がされていました。さらに「今後もイベントに参加する事はない」と事実上の絶縁宣言。溝の深さな浮き彫りになるやりとりでした。

でも榊原CEOのコメントにもありましたが、そんなに対立してたんですかね。解説のコメントなどを聞いていると、現在進行形のRIZINにフィットしなくなっていた感じは確かにありました。地上波放送もなくなって、お茶の間に向けた通訳的な役割も役目を終えた感も満載。それを双方理解しての勇退なんだと思ってました。

それが目に見えない裏側では敵対する状況、少なくとも髙田にはRIZINに関わりたくない事情や出来事があったのかもしれません。こればかりは当人同士しか知り得ない事。あれやこれや詮索したくなりますが、めでたいお祭り事なわけで野暮な事は止めておきますか。

和解は難しそうではありますが、かつてPRIDEやRIZINで名声もドタバタも繰り広げてきた名コンビ(迷コンビ?)。何かの拍子に交わるタイミングが来てくれたらうれしいなと。男祭りという名前に絆されてちょっとセンチメンタルな気分に浸りました。
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【K-1】宮田充プロデューサー「K-1ファイターがMMAにも出ていく流れを作りたい」と発言!


昨日行われた5月31日のK-1 BEYONDの追加対戦カード発表記者会見。会見の中で第2代Krushクルーザー級王者マハムード・サッタリ(イラン/TEAM 大和魂)が「立ち技とMMAは違う競技なので両方興味があって同時進行でやっていきたい」と発言。

さらに「UFCに出るために頑張るのも一つの想い。出来ることをベストを尽くしてやっていくことが自分の中のゴールです」とUFCを目指す事も明らかにしました。

その発言を受けて宮田充K-1プロデューサーは「僕は近い将来、K-1ファイターがMMAにも出ていく流れを作りたい。それがサッタリ選手だと面白いなと思う。K-1の中にMMA部を作ってもいいくらい。トライするためにK-1を離れるのではなく、K-1の中でMMAを強くする部を見据えてもいいかなと思っています」とK-1内のMMA部門の設立に意欲を示しました。

皇治、芦澤竜誠、安保瑠輝也、篠塚辰樹などなど。人気選手のK-1からRIZIN(MMA)への転向が後を絶たない現状を考えると、その対策としてK-1内にMMA部門を作る事は当然の流れ。流出し尽くした感がある今ではむしろ遅すぎると思うのは私だけでしょうか。

でも、K-1を主戦場としながらRIZINに派遣されてMMAを戦う。惨敗するリスクはありますが、爪痕を残せば、K-1の知名度アップと集客にも繋がる。これまでRISEが那須川天心やY-MANをRIZINに参戦させてきたのと同じ手法。これは全然アリだと思います。

もう1つ思い浮かぶのは自らMMAイベントを開催するやり方。かつて旧K-1はPRIDEへの選手の流出を防ぐために、K-1のMMA部門としてK-1 ROMANEXを設立。後のHERO'Sへと繋がりました。当時はPRIDEとの選手争奪戦が激化。それはそれで熱気が生まれて良かった気もしますが、格闘技業界が二分されてギスギスしてましたね。。。

選手の派遣、主催大会の設立。果たして現K-1がどのレベルでのMMA部門の設立を想定しているのか。これからの動向に注目が集まります。
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【SB】海人 ONEチャトリCEOから直接謝罪を受けた事を報告!

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3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催されたONE172:TAKERU VS RODTANGでマラット・グリゴリアンの規定体重オーバーにより試合が中止になった海人。大会終了後にONEのチャトリ・シットヨートンCEOが海人に対して「逃げた」という主旨の発言に対して、海人とシュートボクシングが反発。騒動に発展していました。その後、ONEが公式ホームページで謝罪を表明した事で事態は鎮静化しました。

それから数日が経過し、12日に後楽園ホールで開催されたSHOOT BOXING 2025 act.2に海人と緒形健一シュートボクシング協会代表がリングイン。緒形氏は「ONE Championshipのチャトリ代表と先日お会いして、誠心誠意、全面的な謝罪をいただきました。また、この格闘技界を健全な形で発展させていこうと合意しました」とわだかまりがなくなった事を明らかにしました。

一時はファンや選手も巻き込んでぐちゃぐちゃの泥沼状態になっていましたが、雨降って地固まる。これで海人が正当に評価されて、またONEで戦うチャンスを得られるのであればいう事なし。ノーサイドでしょう。

そんな中、唯一ガチな発言が光ったのは日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長。「この間、ある団体に選手が出ることになっていました。その時に相手が計量の決まっていた時間に来ない。来ても体重オーバーだった。そういうのではやりたくないと選手が拒絶した。そうしたら相手の団体のトップが“300くらいならやれよ”みたいなことを言った。僕は“300くらいならやれよと言うなら、300くらい落としてこい”と言ってやった。僕は間違っていますか?」

まさにその通り。選手として減量の厳しさ、辛さを体感してきたシーザー会長ならではの重みのある一言。なんだか私まで少し報われた気がします。
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【DEEP】中村大介× 五明宏人のあとがき


一昨日開催されたDEEP 124 IMPACT。後楽園ホールの北側席までパンパンに詰まった会場の空気に押されるかのように大接戦に衝撃的なKO決着の連続。SNSでは神興行という声も飛びかっていますが、中でも爆発的な盛り上がりを見せたのはメインで行われた中村大介× 五明宏人のフェザー級GP1回戦でしょう。後楽園ホールでの格闘技は100大会くらい見てきましたが、会場が揺れるような大歓声と地鳴りのような爆発は久しぶりに体感してちょっとウルっときましたもん。

試合は1R開始直後に五明のハイキックがヒット。ガードの上からに見えましたが効いた中村が後退。五明が距離を詰めて左右の連打で仕留めにかかると中村は組み付いて得意の腕絡み。さらに正対すると意を決して打ち合いを挑むと逆にフックで五明からダウンを奪って再び腕絡み。これを五明が必死に堪える怒涛の展開。1R序盤で完全にお客さんの心を掴みました。

その後もスタンドの打撃を着実にヒットさせる五明に対して中村は腕絡みをしつこく仕掛け、3Rにはマウントからバックに周ってチョークであわやの場面を作って試合終了。判定的にはポイントを取った五明の完勝でしたが、中村の大健闘に会場は割れんばかりの大声援。試合後にSNSでは現役格闘家や主催者から賞賛のコメント投稿が寄せられていたのも頷けます。

この試合で際立ったのが中村の独特のファイトスタイル。ノーガードでにじり寄って相手のパンチはスウェイでかわす。たまにパンチを被弾してグラつく姿はぶっちゃけ危なっかしい事この上ない。さらにUWFの伝統芸能と言うべき腕絡みからのアームロック。自ら背中を見せてバックを取られながらも腕を極めに行く姿にヘンゾ・グレイシーの腕を破壊した桜庭和志の姿が重ったのは私だけではないでしょう。

現代MMAの中にひっそりと生き残るUWFスタイル。その姿、その戦法はラストサムライと言うべきか、戦国自衛隊と言うべきか。今や数少なくなったUWFの末裔。その伝統芸能的でクラシックなファイトスタイルは完璧に異彩を放っていました。負けはしましたがプロ格闘家としての商品価値が高騰したのは間違いありません。

そんな中村の姿と必死で迎撃する五明の激闘に絆されるかのように巻き起こった後楽園ホールの大歓声。隣の東京ドームで行われている大谷翔平の凱旋試合でもなく、RIZINでもなく、中村大介× 五明宏人の試合であれだけ盛り上がるなんてどうかしてますよ笑。そんなDEEPと後楽園ホールに集まったお客さんに乾杯!いいお酒を飲む事が出来ました。
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BELLATOR PRIDE・格闘技 ブログ

【RIZIN】ダニー・サバテロ RIZINと複数試合契約!

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THE MATCH 2の記者会見が中止になってざわつく始めたRIZIN界隈。モヤっとした話ばかりかと言えば決してそうではない。Bellatorで活躍してきたダニー・サバテロ(アメリカントップチーム)がRIZINと複数試合契約した事が明らかになりました。

サバテロも自身のXを更新。RIZINの公式アカウントにメンションを付けて、「日本、準備ができていることを願っています」とポスト。参戦が秒読みに入った事を匂わせました。

PFLに買収された末に消滅したBellatorからの選手の流出。UFCやGFLがその受け皿になっていましたが、ついにRIZINにもお鉢が回ってきましたか。

最近は勝ち星に恵まれていませんが、Bellatorでバンタム級ワールドグランプリにも出場した紛れもないトップ選手。RIZINであればタイトル戦線に絡んでくるのは間違いないでしょう。井上直樹、キム・スーチョル、佐藤将光、太田忍などとの対戦は今から楽しみです。

レスリングをベースにした若干判定多めの試合運びは気になりますが、RIZINに河岸が変わった事で弾ける事に期待。デビュー戦はRIZIN韓国大会か、THE MATCHか。今後のリリースに注目が集まります。
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【UFC】ツァルキャン欠場!代役のモイカノがマカチェフと対戦!

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明日、カリフォルニア州イングルウッドで開催されるUFC 311。メインでイスラム・マカチェフの持つライト級タイトルに挑戦する予定だったアルマン・ツァルキヤンが欠場する事が明らかになりました。怪我の影響で背中に激痛が走るとし、代わりにUFC4連勝中のヘナート・モイカノがマカチェフと対戦する事も発表されました。

いやいやいや。試合前日になっての悲しい発表。一体いつ、どういうシチュエーションで怪我したのか気になりますが、覆水盆に返らず。。。この現実を受け入れるしかないか。

代役のモイカノはアメリカントップチームに所属するブラジル人ファイター。打撃でも寝技でもフィニッシュ出来るオールラウンダー。若干の幻想はありますが、短い準備期間で脂の乗り切ったマカチェフにどこまで迫る事ができるか。
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DEEP DREAM PRIDE・格闘技 ブログ

【DEEP】フェザー級GP2025開催決定!

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3月15日に後楽園ホールで開催されるDEEP 124 IMPACTでDEEPフェザー級GP2025の トーナメント1回戦を行う事を公式Xで発表しました。合わせてGPに出場する8選手も明らかになっています。

・中村大介(夕月堂本舗)
・芦田崇宏(BRAVEGYM)
・高橋遼伍(KRAZY BEE)
・海飛(和術慧舟會HEARTS)
・相本宗輝(ROOM)
・五明宏人(JAPAN TOP TEAM)
・奥山貴大(NEX SPORTS)
・水野新太(フリー)

DREAMを知る大ベテランの中村にRIZIN参戦経験のある芦田、高橋。そこに売り出し中の若手・相本、水野、海飛。さらに大晦日の判定で物議を醸した五明。そしてMMAデビュー戦で白川ダーク陸斗から一本取った奥山。ベテランから若手までバラエティ豊かなメンバーが揃いました。

絶妙の人選と言ってよし。このトーナメントで抜け出してRIZINに辿りにつくのは誰か。ベテランの復活劇とニューフェイスのアップセット。どっちも起こり得るし、どっちも見たい。何かが起きそうな気配のするGP。注目です。
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【ONE】青木真也 日本大会でフォラヤンと4度目の対戦!

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3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催されるONE 172: 武尊 VS ロッタンの追加対戦カードとして、青木真也(Evolve MMA)×エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)の元ライト級王者対決が決定しました。

正直、4試合目ともなると、なかなか盛り上がり切れないというのが率直な感想。でも、今のONEライト級で実力が噛み合ってテーマがある相手はフォラヤン以外にいなかったという事なのでしょう。

両者の対戦は今回が4回目。初戦は青木のテイクダウン地獄から何度も生還したフォラヤンがリバースしてパウンドアウト。2戦目は青木が1R早々にテイクダウンして肩固めで失神に追い込んでリベンジ。3戦目も青木がテイクダウンから腕十字を極めて一本勝ち。青木が2勝1敗と勝ち越しています。

短期決戦のグラウンド勝負なら青木。テイクダウンを凌いでスタンドに徹して試合が長引くならフォラヤンという展開は間違いなさそう。どっちに転んでもKO・一本での決着は必至。イベントの句読点になる派手な内容に期待せざるを得ません。

そして、5月でONEとの契約が切れる事を自身のYouTubeチャンネルで明らかにしていた青木の胸中はいかに。宣言通りONEのラストマッチとして、引退に向けて新たな舞台を探すのか。

動画の中でPRIDEを運営していたDSEの専務だった加藤浩之氏とABEMA格闘技チャンネルのエグゼクティブ・プロデューサー北野雄司氏の名前を出していたのが印象的。引退興行はONEでもRIZINでもなく、ABEMA主催のイベントの可能性も?試合後の展開からも目が離せません。
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【UFC】朝倉未来 POWER SLAPでダナ・ホワイトと提携


現役復帰が決まった朝倉未来が自身のYouTubeチャンネルを更新。UFCのダナ・ホワイトが手掛けるビンタのみで争うPOWER SLAPの日本で広めるためにダナと提携した事を明らかにしました。

POWER SLAP(パワースラップ)。不勉強な私はノーマークでしたが、アメリカでも人気になってるんですよね?ルールはラウンド制。順番に顔面への平手打ちを行うのみ。勝敗はKOと判定で決着をつけるというものだそうです。

チラチラと動画を見た事はありますが、正直言って楽しみ方がわからない。。。深掘りしていけば戦略性の高さや必要なテクニックが浮き彫りになるのかもしれませんが、今の時点だと昭和の不良マンガの世界観。不良のガマンくらべ?ブレイキングダウンよりタチが悪いと思っているのは私だけでしょうか。

この「ビンタ大会」の日本での普及。ダナも朝倉もやりたいのであれば進めればいいんでしょうが、とにかく心配なのは選手(選手と呼んでいいのか微妙ですが。。。)の安全面。重大な怪我や事故が発生したら目も当てられません。

世界的に見ても、1対2のハンディキャップマッチなど、格闘技がスポーツというより見世物小屋化している事に一抹の不安を感じています。事件や事故が起こると鬼の首を取ったかのように一斉に集中砲火を浴びせるこのご時世。格闘技界に負の影響がない事を願います。