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【NEWS】J-MMA黒帯集団誕生! パラ千葉ネット&THEパラ沖縄連合、新チーム名はTHE BLACKBELT JAPANに!!

【写真】日本有数のMMAチームが誕生した(C)MMAPLANET

13日(水)、東京都墨田区のRYO OKADA TOKYO INSTITUTEで旧パラエストラ千葉ネットワーク及び旧Theパラエストラ沖縄が合同会見を開き、パラエストラネットワークから独立しTHE BLACKBELT JAPANとして新たに活動をしてくことが明らかとなった。

既に独立に関しては1月に鶴屋浩THE BLACKBELT JAPAN 代表、そして松根良太THE BLACKBELT JAPAN 副代表がSNSで明らかとしていたが、その日本有数のプロMMA集団のネーミングは鶴屋代表の武道を尊び気持ちが表れている。

国際武道大卒業論文のテーマが「武道とは」だったという鶴屋代表。THE BLACKBELT JAPANというチーム名には──礼が欠ける一面が目立ってきたMMAにあって、「戦いを止める道」こそ武道の本質であり、その道をMMAにおいても追い求めるという想いが込められていた。

今回の会見には総勢70名に及ぶプロ選手が在籍することとなったTHE BLACKBELT JAPANを代表し、扇久保博正、岡田遼、神田コウヤ、太田忍、浅倉カンナ、鶴屋怜、御代川聡志、重田ホノカ、KAREN、そして米国でのトレーニングから帰国したばかりの平良達郎が出席した。


以下、各選手の新チーム発足に向けての抱負となる。

扇久保博正
「うちのジムは日本でトップのジムだと個人的に思っていますので、その名に恥じぬようしっかりと結果を残していきたいと思います」

平良達郎
「ジム名が変わって、チームの一員としてUFCという舞台で良い戦いをして結果を残していけるよう頑張ります。押忍」

鶴屋怜
「自分はUFCが決まって、このTHE BLACKBELT JAPANを日本一、世界一のジムにするために、UFCのベルトをこのジムに持って来るんで期待してください」

太田忍
「パラエストラ千葉ネットワークの所属という形で、昨日はRIZINの記者会見に出ましたが、これからはTHE BLACKBELT JAPAN所属の太田忍として、4月29日に試合が決まっているので帯を締め直して新たな気持ちで頑張っていきたいと思います」

神田コウヤ
「BLACKBELTということで今、柔術は茶帯なのでしっかりと黒帯を取れるようにするのと、もう1本チャンピオンベルトを獲れるように頑張りたいと思います」

重田ホノカ
「新しい風を吹かせて、結果を出して頑張っていきたいと思います」

浅倉カンナ
「新しい気持ちでジムの皆とまた強くなっていければと思っています」

KAREN
「4月から新しい名称で、チーム全体でさらに上を目指していくと思うので、自分も勝ち続けて年内にはベルトを獲って世界に行きます。応援宜しくお願いします」

岡田遼
「引き続き鶴屋代表と松根さんのチャレンジを、まぁちょこっとだけ選手として、あとは裏方としてサポートしていきたいと思います」

なお御代川聡志は会見時間に間に合わずコメントはなかった。ここからは質疑応答からMMAPLANETの問いに対しての返答を抜粋してお送りしたい(※要約)

──岡田選手、もう少し現役でという話がありましたが、その後の黒幕としての活動はどのように考えていますか。

岡田 BLACKBELTだけに黒幕ということなんですけど、いつというのはまだ決まっていなくて──ですね。師匠2人に相談しつつ、サポートしている選手の状態も鑑みて、最後に1回必ず試合をしたいと考えています」

──代表と副代表に質問です。チーム名にTHEが入っていますが、これはTHEパラエストラ沖縄と同じです。とはいえ、書き手としてカタナカ表記になると使いづらい。今後、カナカナ表記でも「ザ」は欠かせないという考えでしょうか。

松根 この名前を打ち出された時に鶴屋さんの方から「BLACKBELT JAPAN」としてやりたいと。私はずっと鶴屋さんの後をついて歩いてきたので、『鶴屋さんが決めたのなら、それが一番良いと思う』と伝えました。ただ、僕の希望としてTHEを入れさせていただきました。パラエストラ沖縄にもTHEをつけたのは鶴屋浩(つるやひろし)エンターテイメント、鶴屋浩を尊敬するところからでした。今後、歩んでいくうえで鶴屋浩代表が引っ張って行ってくれて、それが先々長く続くために──『鶴屋浩が創ったジムとして、THEをつけてください』とお願いし、了承してもらった形です。ぜひ、ザをつけてくださればと思います(笑)」

─チーム名発表から、一番手としてパンクラスのタイトル戦に挑むことになることについて重田選手、改めて意気込みのほどをお願いできますか。

「第一号のベルトを獲ることが凄く大切だと思うので、良い風を吹かせることができるように31日にベルトを獲ってあたらしいジムに勢いをつかせたいです」

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45 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK9 RIZIN46 ROAD FC YouTube イ・ジョンヒョン キック キム・スーチョル ビクター・コレスニック ボクシング ヤン・ジヨン ライカ 中原由貴 中島太一 倉本一真 剛毅會 太田忍 山本空良 榊原信行 牛久絢太郎 神龍誠 金原正徳 鈴木千裕 高木凌

【RIZIN46】2024年初のナンバーシリーズ。日韓対抗3試合をはじめ国際戦プラス牛久が太田とバンタム級戦

【写真】会見はファン参加型で行われ、YouTubeでも生中継された(C)MMAPLANET

12日(火)、東京都中央区のコナミクリエイティブセンター銀座で、4月29日(月・祝)に有明アリーナで開催されるRIZIN46の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

会見では冒頭で榊原信行CEOが、一部報道のあったRoad FCとの対抗戦を否定したうえ、日韓対抗戦3試合を含む7カードを発表した。フェザー級=イルホム・ノジモフ×山本空良、フェザー級=中原由貴×ビクター・コレスニック、バンタム級=倉本一真×ヤン・ジヨン、フライ級=神龍誠×イ・ジョンヒョン、中島太一×キム・スーチョル、バンタム級=牛久絢太郎×太田忍、さらに3月23日のRIZIN LANDMARK9で実施予定であった高木凌×西谷大成がRIZIN46にスライドされる。


今回の会見には、すでにRIZINフェザー級王座を賭けて金原正徳の挑戦を受ける鈴木千裕も出席している。ここでは会見に出席したファイターの挨拶、ならびに読み上げられたファイターのコメントを掲載したい。

鈴木千裕
「ずっと昔から言っているのですが、自分たちみたいな若い世代がベテランを引退させないといけない。僕がそのキッカケを金原選手につくらないといけないと思っています。僕が時代を変えます。Xで『腕十字を極める』なんだの言われていますが、ナメんな。その前に粉砕してやるって。金原さん、覚悟しておいてください」

太田忍
「牛久選手は元フェザー級チャンピオンということで。今はATTで練習していて、すごく気合いが入っていて強い選手だと思います。僕の戦績は5勝4KOなので、ストライカーらしく、この試合もKOします」

牛久絢太郎
「4月29日、バンタム級に挑戦します。新しい階級で、皆さんの前で戦えることをすごく楽しみにしています。当日はパァッとインパクトを残せるように、残りの期間はしっかりと仕上げたいと思います」

中島太一
「やっと自分の実力を証明できる対戦相手と戦うことができて嬉しいです。勝つ自信しかありません。日韓戦ということで、日本人として必ず勝ちます」

キム・スーチョル
「今回の日韓対抗戦では、韓国人3選手と日本人3選手が戦うことになりました。今回共に戦うのは私とヤン・ジヨン、イ・ジョンヒョンの3人です。この2人は宝石のような選手だと思っています。それは日本代表の3選手も同じです。日韓ですごくいい競争ができれば良いと思います。
私は目の前にいる敵に必ず勝利したいです。今回は中島太一選手がその標的です。私の全てを中島選手にぶつけます。あなたも全てを懸けて挑んできてください。極上の果し合いを皆様にお届けすることを約束します。情熱的な試合をお届けするので、ぜひ会場に観に来てください

神龍誠
「フライ級最強を目指す神龍誠です。前回堀口選手に負けてしまって、まだ僕が最強じゃないことが分かったので、これからまた最強を目指してイチから頑張っていきます。これから神龍誠の第二章が始まるので、この韓国人の相手をボコボコにします。煽っているみたいなので、やる気が上がってきました。ブッ飛ばそうと思います」

イ・ジョンヒョン
「RIZINに出場できるチャンスは何回かありましたが、今回ようやく出場できることになって、とても興奮しています。これまでに2回、日本人と試合したことがありますが全て勝ちました。日本人選手との相性は良いと思いますし、必ず母国に勝利を持ち帰られるように一生懸命準備しています。
神龍選手は以前からすごく強いと思っていましたし、お互い高いレベルで試合ができると思っていました。すごく強いし、リスペクトもしています。確かに実力はあると思います。でも神龍選手は性格が悪いという噂を耳にしました。どんな人生を歩んできたか知らないですけど、日本のファイターたちからあまり好かれていないみたいですね。そして僕が聞いたところによると、マザコンだしファザコンでもあるそうですね。練習する時もわざわざ両親を呼んでいるとかいないとか。私よりも年上のくせに、年相応の行動ができていないみたいですね。だから僕がこの試合で年相応の行動ができるように、教育してあげたいと思います。
打撃は明らかの僕のほうが上回っている。神龍選手はグラップラーなので、僕がサッカーボールキックやヒジなどで顔面をボコボコにしてあげますよ。僕がこの試合に勝つので、先に謝っておきます。スミマセン」

倉本一真
「ちょうど1年ぶりの試合になります。この間、僕が何をやってきたのか。ここでしっかり見せます。勝つのは当然なので、楽しみにしておいてください」

ヤン・ジヨン
「私はこれまでの日韓戦に関しては全勝しているので、今回もとても自信ありますし、Road FCの代表として出場できることを誇りに思っています。今すぐにでも試合がしたいぐらいです。この日韓戦に私が出るということで、ファンはすごく楽しみにしていると思います。本当に熱い試合を届けます。私は必ず1Rでフィニッシュします」

中原由貴
「最近、剛毅會でやってきた空手と、今までやってきたボクシングとレスリングが良い感じに混ざってきています。それをキッチリ見せて、結果は当然ですけど内容でも有明アリーナを沸かせるので注目してください」

ビクター・コレスニック
「日本に戻ることができて、とても嬉しいです。今回も日本の皆に良い試合を届けるつもりです。対戦相手は総合力が高く優秀です。加えてサウスポーで、打撃も寝技も強い。そのうえで私は打撃戦を挑みたいと思っています。この試合で二人は最高の殴り合いをします。瞬きをしてはいけません。私のスキルを全てぶつけて勝ちに行きます」

山本空良
「1年ぶりの試合です。次の試合については特に思うことはなく、真正面から――相手が得意な打撃だろうが寝技だろうが、ぶん殴り合って絶対に勝ちます」

イルホム・ノジモフ
「日本で試合をするということは、まるで異国で生まれたサムライが母国に帰国する感覚だ。対戦相手の映像を視たが、特に何も思わない。自分が相手を倒し、その後それぞれの道を歩んでいくことになる。日本のファンが待ち望んだ異国のサムライに期待してもらいたい」

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【RIZIN】速報中!RIZIN.46追加対戦カード発表記者会見!


RIZIN佐賀大会も大成功で幕を閉じ、神戸大会のチケットもソールドアウトと並みに乗るRIZIN。勢いに乗って4月29日に有明アリーナで開催されるRIZIN.46の追加対戦カードの発表記者会見が行われます。

まず、西谷大成×髙木凌は神戸大会から有明大会にスライドされる事が発表されました。ブレイキングダウンで2度ダウンを奪われKO負けを喫した西谷のダメージを考慮した配慮。選手ファーストの姿勢を保ちつつ、良いカードが流れなくて本当によかった。

【RIZIN MMAルール 61.0kg】
牛久絢太郎
太田忍

【RIZIN MMAルール 61.0kg】
中島太一
キム・スーチョル

【RIZIN MMAルール 57.0kg】
神龍誠
イ・ジョンヒョン

【RIZIN MMAルール 61.0kg】
倉本一真
ヤン・ジヨン

【RIZIN MMAルール 66.0kg】
中原由貴
ビクター・コレスニック

【RIZIN MMAルール 66.0kg】
山本空良
イルホム・ノジモフ

いきなり始まる日韓戦。久しぶりにジヨンとスーチョルを日本で見れる幸せ。そして出場する日本勢は変化球なしなのがすごい。特に太田は佐藤将光に続き日本のチャンピオン経験者を相手にどこまでやれるか。試金石となる一戦。詳細は追って!
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45 GLORY MMA MMAPLANET o PFL   キック セドリック・ドゥンベ ビソングール・シャンソウディノフ 太田忍 平本蓮

【PFL Euro2024#01】ガラスの破片が指に?! キック✖レスリングは沸点直前に世にも奇妙な幕切れに

【写真】例えばの話で──階級は違うが、平本蓮が太田忍と戦ってこれができるのか──というMMAをドゥンベは見せていた。そしてシャンソウディノフが求めるファイトマネー増額も然り。銭の取れるMMAだった(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
ビソングール・シャンソウディノフ(フランス)
Def.3R1分21秒by TKO
セドリック・ドゥンベ(フランス)

キック王国、GLORY世界王者だった知名度は抜群のドゥンベがアコー・アリーナの満員のファンの大声援が迎えられる。同じフランス国籍を持つシャンソウディノフに大ブーイングが浴びせられるなど、館内は異様な雰囲気だ。

前足重心で低い姿勢のドゥンベが、まず左ボディを伸ばす。右ローをキャッチしてテイクダウンに成功したシャンソウディノフに、ドゥンベがバタフライガードから即立ち上がる。ドゥンベのジャブに、シャンソウディノフが右オーバーハンドを合わせようとする。ドゥンベは右カーフ、シャンソウディノフが左ローを掴んで、2度目のテイクダウンを決める。

ドゥンベはここもバタフライガードを取るが、シャンソウディノフが左足を抜く。スクランブルのドゥンベはバックにつかれて前転から立ち上がるが、背中を譲った状態が続く。シャンソウディノフはケージにドゥンベを詰め、クレイドルからダブルレッグに移行して3度目のテイクダウンを決める。蹴り上げからスタンドに戻ったドゥンベをボディロックでスラムしたシャンソウディノフ。ドゥンベはここも立ち上がり、間合いを取り直す。残り30秒、左ジャブを伸ばすドゥンベに対し、右を当てたシャンソウディノフが初回を取った。

2R、初回より近い位置でジャブを伸ばすシャンソウディノフ。左リードフック、ジャブを繰り出すドゥンベが圧を高める。シャンソウディノフもボディにボディを打ち返し、その圧に飲み込まれないように戦う。パンチを怖がらないシャンソウディノフと、テイクダウンを警戒こそしても逃げのファイトにならないドゥンベ──しっかりとMMAが成立している。と、テイクダウン狙いに左を合わせたドゥンベは姿勢を乱したにシャンソウディノフジャブから、ここでもローを繰り出す。

さすがにローは減ったが、ドゥンベはジャブで前に出る。強烈な勢いのフックに、シャンソウディノフがダブルレッグへ。左を差し、ケージを利して倒されないドゥンベに対し、シャンソウディノフが自ら離れる。ドゥンベは圧を掛け続け、右をヒット。シャンソウディノフの質量、明白に落ちる。左右に回るシャンソウディノフは、テイクダウン狙いも右を被弾しラウンドを失った。

最終回、引き続き低い獅姿勢で左から右を伸ばしたドゥンベは、シャンソウディノフのテイクダウンを切ってついにコンビを決める。強烈な圧を受けたシャンソウディノフがステップバック、ドゥンベはここに追撃の右を伸ばす。と、1分を経過したところでドゥンベが左足を指さし、レフェリーに何やら話しかける。試合続行を命じられたドゥンベは、ここで前に出なくなる。と、引き続き左足に関して何かを伝えようとするドゥンベに対し、レフェリーが試合続行不能と判断して、試合をストップ。

騒然とする場内でレフェリーは試合を続けろと言ったが、そうしなかったとドゥンベに説明。そのドゥンベは左足の親指に不具合が生じ、タイムアップを要求していた模様だ。

何か反則行為があったわけでない、体の負傷にタイムが与えられるという慣例はMMAにはない。が、突然の閉幕に観客は大ブーイングを注いだ。

「試合を止めたいなんて思わなかった。見ての通りね。今も痛いんだけど……僕は嘘つきじゃない。小さなガラスの破片が、足に刺さっている。どこで踏んだのか……ケージの中なのか……とにかく、ただ破片を取り出したかっただけなんだ。でもレフェリーが試合を続けろというから従った。対戦相手も、僕の足に何かあることを確認して『取り出せよ』と言って攻めてこなかったんだ。僕らは動きを止めて、レフェリーを見たら試合を止められた。何て言ったから良いか分からない……」という英語の説明にブーイングのファンに対し、ドゥンベは苦笑いを浮かべフランス語で再度状況を話した。

その説明をシャンソウディノフも笑みを浮かべながら聞くという、世にも奇妙な幕切れとなってしまい──当然のようにドゥンベは再戦を要求。シャンソウディノも「セドリックはキックのレジェンドで尊敬している。こんな勝ち方は望んでいなかった。もちろん、再戦をしたいから、もっと高いファイトマネーを用意してくれ」とコメントした。


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AB MMA o RIZIN   その他 キム・ギョンピョ 中原由貴 太田忍 白川陸斗 矢地祐介

2.24『RIZIN LANDMARK 8』矢地祐介の対戦相手がキム・ギョンピョから白川陸斗に変更

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 RIZIN3連勝を狙う韓国のキム・ギョンピョは、練習中に左膝の前十字靭帯と後十字靱帯の一部を断裂したため全治8週間との診断が下り今大会は欠場となりました。

キム・ギョンピョに代わり白川陸斗が契約体重は70.0kgで矢地祐介と対戦することが決定いたしました。

矢地祐介 コメント

 こんにちは。矢地祐介です。発表の通り対戦相手が変更となりました。まず初めに、急な対戦オファーを受けて頂いた白川選手、ありがとうございます。昨年の6月以降対戦相手が決まらず、なかなか試合が実現しない中でさらに今回のようなアクシデントでまた試合が流れてしまうのか、ととても気を落としていたので、対戦を受けてくださりとても感謝しています。対戦予定だったキム・ギョンピョ選手は前戦以降ずっと戦いたいなと思っていた選手でやっと実現した試合だったので今回試合が実現しなかったことはとても悔しい気持ちでいっぱいです。また近い将来に対戦が実現することを願っています。対戦相手は変わってしまいましたが、自分がやることは変わらず、目の前の相手を倒し、勝利することなので、あと少しの期間しっかり集中して必ず勝利します。初の佐賀大会に相応しい試合をします。 応援よろしくお願い致します。

白川陸斗 コメント

 皆さんご無沙汰しております。白川陸斗です。昨日この試合のオファーを受けて正直びっくりしましたが、迷わずやると返事させてもらいました。一階級上で相手はヤッチ君。厳しい戦いになるのは覚悟の上ですが、この試合俺が勝ちます。フェザー級のベルト巻くにはライト級の中堅選手ぐらいKOしとかないとね!佐賀大会盛り上げる為に初っ端から全開で行きます。ヤッチ君、お祭り男ならバチバチに殴り合いましょうや。

 白川陸斗は9月の『RIZIN.44』で中原由貴に判定負けして以来の試合。


 その他『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』情報。続きを読む・・・
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【ONE165】グスタボ・バラルト戦へ、箕輪ひろば「一つのパートが強いのはトータルファイターではない」

【写真】(C)TAKUMI NAKAMURA

28日(日)に東京都江東区の有明アリーナで開催されるONE 165「Superlek vs Takeru」で箕輪ひろばがグスタボ・バラルトと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

4月のボカン・マスンヤネ戦では繰り返しローブローを受け、まともに試合ができないまま、判定負けを喫した箕輪。あの試合を自分の経験不足として消化し、自身のMMAの精度を高めるべく練習を続けてきた。箕輪はバラルト戦をクリアし、ストロー級王座挑戦につなげると誓った。


――約4年ぶりの日本での試合が近づいてきました。仕上がりはいかがですか(※取材は22日に行われた)。

「冗談抜きで過去最高かもしれないですね。海外の試合と違って、ずっと日本で調整できるので、やはりそこはやりやすいです」

――何か減量やコンディショニングの面で新たに取り入れたことはありますか。

「いつも通りのことをホームで出来ている、という感じですね。『こういう調整したいな』と思っていたことをやれています」

――前回4月のボカン・マスンヤネ戦は判定負けという結果でした。試合中にマスンヤネのローブローが続いて、正常に進まなかった試合だったと思いますが、あの試合を振り返ってもらえますか。

「結果だけで言えば落としちゃいけない試合だったという自覚はあります。次に誰がストロー級にベルトに挑戦するかを考えた時に、ボカンに勝っていた方が有利だったわけですし、あの負けで(ランキングが)下の選手とやらないといけなくなったわけで。

ただ試合内容で言えば、あれで俺の負けなの?という感想です。まずローブローを3回蹴られていますし、ローブローをもらう前はテイクダウンされてないんですよ。2Rにテイクダウンされてヒジをもらった場面も、ローブローをもらったあとにテイクダウンされている。僕はそこを明確にして欲しくて、結果的にローブローと判断されてブレイクになるんだったら、試合として成立しているのはローブローが入る前までで、テイクダウンされてヒジをもらった場面は判定の範囲外じゃないですか」

――確かに。そこはノーカウントのはずですよね。

「僕はそうなるものだと思っているし、今でもそう思っています。ダメージで言ってもボカンは僕の打撃で顔がボコボコになっていて、ギロチンとアームロックもキャッチが入ってもおかしくないくらい極まっていた。キャッチの有無はレフェリーの判断なのでとやかく言わないですけど、それにしても『う~ん………』という感じです。もし再戦が組まれるなら勝てる、じゃなくてもっと圧倒して勝てます」

――ずばりフィニッシュする自信はありますか。

「はい。ローブローがなかったらギロチンもアームロックも極めていました」

――納得できない試合だと思いますが、そこはどう消化していますか。

「2Rにギロチンが入った時も、ローブローのダメージで下半身に力が入ってなかったんです。あれもテイクダウンされたわけじゃなくて、引き込んでギロチンにいくしかなかったというか。ああいう状況でも一本を取れる選手は取れるわけで、あそこで取れない俺が悪いなって思っていました、“試合直後”は。

でも落ち着いて考えたら、相手の反則でそういう状況に追い込まれているわけだから、なんで反則された方の俺がそう考えなきゃいけないのって(苦笑)。だからあの試合は“実力”じゃなくて“経験”不足ですね。今までああいうローブローをもらったことがなかったし、そういうことが自分の試合では起こらないと思って生きてきた僕が悪かったです」

――ではそのマスンヤネ戦を踏まえて、どのようなことを意識して練習してきましたか。

「僕の理念は総合的に強くなることで、どこか一つのパートが強いのはトータルファイターではないと思っているので、トータルファイターにどれだけ近づけるか。それが出来るのは最初からMMAという競技に触れてきた僕らにしか出来ないことだと思っているので、レスラーに負けたからレスリングを強化する・グラップラーに負けたから寝技を強化するではなく、今まで通り全体的に強くなることを考えながら、要所要所のパーツを磨いてきました」

――MMAは細かい技術を磨く必要がある反面、MMAはMMAという大雑把な見方、いい意味で雑に全体を捉えることも必要だと思っています。

「例えばレスリングが強い選手にレスリングで勝つんじゃなくて、MMAで勝つ。去年RIZINで佐藤将光選手が太田忍選手に勝ったじゃないですか。僕はあれがMMAの一つの勝ち方だと思うんですよ。MMAファイターはああいう対処をしなければいけないと思っています」

――マスンヤネ戦では見せられなかったと思いますが、自分がやりたいことは形になってきていますか。

「そこは間違いないですね。継続してTRI.Hスタジオ、トライフォース赤坂(JTT)、ボクシングジム、大学のレスリング部にも行かせてもらっていて、各々のトップ選手たちと練習しています」

――パ―ツの技術を伸ばしてMMAとして融合させる。時間をかければかけるほど融合するものだと思っているので、今回の箕輪選手の試合が楽しみです。

「僕には僕の中で自分のMMAの強みだと思っている部分があって、それは周りから見ていても分からないというか、実際に戦った相手にしか分からないものだと思うんですよ。で、その強みに自信を持てるようになってきたんです」

――MMAの攻略は単純に攻める・守るだけではなく、相手を崩せるかどうかだと思っています。その相手の崩し方として、如何に技術や戦術を持ち込むかで勝敗が変わるもので、箕輪選手はそこが明確になってきたということですか。

「僕もMMAを始めて14年、半分以上がプロキャリア。しかも何か格闘技のバックボーンがあったわけではないですからね。しかも僕の師は阿部直之という人間で、阿部さんから教わるということも変わらない。だからブレないんですよ。よく色んな場所に行って練習するのがいいという記事や意見を目にしますけど、昔の僕は『かっこつけんなよ。もっと自分のジムでやることがあるだろ』って思っていたんです。

でもその考えも少し変わってきて、トライフォース赤坂がJTTに変わって、色んなコーチが教えに来るようになって、海外だったらここまで進んでいるんだと思う一方、ぶれない軸を一本持っている方が絶対にいいとも感じるんです。

先輩の山上(幹臣)さんがROAD FCでユ・ジェナムとやった時に韓国まで帯同したんですよ。当時うちのジムは出稽古を一切やってなかったんですけど、山上さんが『出稽古をやりたい』ということで色んなジムを周っていたんです。ただそれで結果を出せなくて、帰りのバスのなかで僕に『出稽古は行けばいいってもんじゃない。自分のスタイルが分からなくなる』とボソっと言ったんです。当時の僕はアマチュアのペーペーだったんですけど、そういうものなんだと思って聞いていて、実際に僕は出稽古は行ってなかったんです。

僕はアマチュアはそれでもいいと思っていて、同じ練習相手とひたすら同じことを練習すると、自分の形が出来て自信もつくから、それが試合に出せる。ただプロになるとそうはいかなくて、色んなことを経験して、試合中に何が起きても対応できるようにしないといけない。そうなった時に僕も出稽古に行こうと思ったんですけど、山上さんの言葉が頭に残っていたから、阿部さんに『どうしたらいいですかね?』と聞いたんです。

そしたら阿部さんが『出稽古にいくこと自体は悪くない。それを自分のジムに持って帰ってきて落とし込めないことがダメなんだ。落とし込む作業は俺とお前でやるから、お前は頭でっかちになっていい。色んなことを吸収して持って帰って来い』と言ってくれて。そこからは素直に色んなことを取り入れられるようになりました。だから自分の主観とそれ以外の目で見てくれる人がいるという練習環境はすごく大きいですね」

――実は武尊選手も同じことを言っていました。「海外で新しい技術を教わって、それを日本に持って帰ってきて取捨選択していく」と。どちらか片方だけではだめで、そこを両輪で回すことが必要ということですね。

「そうなんですよ。僕も昔は『練習終わって集合写真とってSNSに載せて強くなるわけねえだろ』と思っていたし(笑)、実際に出稽古に行くとそういうテンションの選手もいるから、あんまり出稽古の雰囲気そのものが好きじゃなかったんですよ。だから僕にとってTRI.HやJTTは出稽古先というよりも、長く練習させてもらっている一つの練習場所で、一週間の練習スケジュールのなかに組みこまれている。そしてそれをまとめるためのSTFでの練習があるという形です」

――さて今大会で対戦するグスタボ・バラルトの印象を教えてください。

「受けが強いグレコローマンレスラーですよね。テイクダウンをしてくるわけではなく、倒されないことを前提に打撃をバンバン振ってくる。山本”KID”徳郁スタイルだけど、そこまで当て勘があるわけじゃないみたいな」

――打撃が得意というよりも好きな印象です。

「あと彼は腕の短さが逆に厄介だと思うんですよ。ここまで入ったら当たらないだろうって距離で当たっちゃうんで。そこはきちっと対処しないといけないですね」

──そこまで相手のことをイメージできていたら、攻略のパターンはいくつもあるようですね。

「今回は攻略しやすいです。過去の試合を見ていても、明確なスタイルチェンジをしている形跡はないので」

――2024年は、どのよう1年にしたいと思っていますか。

「まずこの試合に勝ってランキングの上位に残る。そしてタイトルマッチをやりたいですね。次は挑戦権をかけて日本人対決でもいいんですけど、僕は日本人=同志というイメージがあるので(日本人対決を)やるんだったらタイトルマッチでやりたいです。ONEは近頃の“SNSで煽れば試合が決定”という舞台ではないので、用意された相手に勝って行って、早ければ年内、遅くても来年の春には挑戦したいです」

――急ぐことなく然るべきタイミングで挑戦したい、と。

「これは僕の考えなんですけど、やることをやっていればちゃんと順番は回ってくる。そう思っています」

――それでは最後に日本のファンにメッセージをいただけますか。

「僕は大会の第1試合で、メインじゃないなら第1試合をやりたいタイプなので、まずはONEに感謝したいです。第1試合は第1試合の仕事をして大会を活気づけるので、応援よろしくお願いします」


■視聴方法(予定)
1月28日(日・日本時間)
午後5時00分~ABEMA格闘チャンネル
午後6時30分~ABEMA PPV

■ONE165対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者]武尊(日本)

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/12分1R>
[王者]ケイド・ルオトロ(米国)
[挑戦者] トミー・ランガカー(ノルウェー)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
セイジ・ノースカット(米国)

<スペシャルルール187.25ポンド (※84.94キロ)契約/3分3R>
秋山成勲(日本)
ニキー・ホルツケン(オランダ)

<キック156.5ポンド(※70.99キロ)契約/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
マーチン・ウェン(豪州)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
三浦彩佳(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
若松佑弥(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラデ・オパシッチ(セルビア)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
山北渓人(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
グスタボ・バラルト(キューバ)
箕輪ひろば(日本)

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【Special】J-MMA2023─2024、佐藤将光「ミュージックステーションにはアイドルも出れば、B’zも出る」

【写真】耳を傾ける者が、イメージで映像化できるようなクリアな言葉を佐藤将光はいつも発している(C)TAKUMI NAKAMURA

2023年が終わり、新たな1年が始まるなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。
Text by Takumi Nakamura

J-MMA2023-2024、第十五弾はONEでの戦いにピリオドを打ち、新天地としてRIZINの舞台を選んだ佐藤将光に話を訊いた。

2023年は1月のONE Fight Night 6でキム・ジェウォンに勝利して、幸先のいいスタートを切った佐藤だったが、その後ONEから試合オファーが届くことはなく、自らリリースを希望してONEを離れる道を選んだ。様々な可能性があるなか、佐藤はRIZINに参戦して太田忍に勝利。2024年も継続してRIZINで戦うことを決め、3月のRIZIN神戸大会で井上直樹との一戦が発表されている。「RIZINは自分とは別世界の出来事」と思っていた佐藤がなぜRIZINでの戦いを選んだのか。

■2023年佐藤将光戦績

1月14日 ONE FN06
○3-0 キム・ジェウォン(韓国)

10月1日 RIZIN LANDMARK06
○2-1 太田忍(日本)


――佐藤選手にとって2023年はONEを離れ、RIZINに参戦するという大きな変化がある一年だったと思います。

「まさに戦う舞台が変わった一年でしたね。ONEを離れてから急きょRIZINに参戦して。2試合しかやっていないんですけど、どちらも勝つことが出来て。特に大事なRIZINのデビュー戦でしっかり勝って、期待外れにならなかったのはよかったなと思います」

――2023年の年始にはこんな1年になることは予想していなかったと思いますし、ONEを離れる選択は大きな決断だったと思います。

「僕はずっとONEで戦うつもりでしたからね。実際に1月の試合にも勝っていたので、次も試合があると思っていたら、なかなかオファーがなくて。ONE全体の流れとしてキックとムエタイが増えて、MMAの試合が少なくなる中で、そこで試合の枠をもらう評価はされていなかったんだなと思います。最終的にはしばらく試合はないということだったので、こちらからリリースをお願いして契約に区切りをつける形になりました」

――ONEを離れてRIZINで戦うことを選んだわけですが、契約がフリーになった時点で他のイベントも候補には上がっていたのですか。

「ONEからフリーになった時は、次もまた海外のイベントに出るにしても、国内で一試合やってからにしようと思っていたんです。それで色んな国内団体も考えていたなかで、大会直前でしたけどRIZINからオファーがきて、そういう出方も面白いなと思ってRIZIN参戦を決めました」

――そのRIZINデビュー戦では太田忍選手に判定勝利。試合後のインタビューではRIZINへの継続参戦とPFLを含む海外イベントへの参戦を示唆していました。最終的にRIZINへの継続参戦を選んだのはなぜですか。

「PFLはBellatorの買収もあって、バンタム級が今後どうなるかは分からない、と。Road to UFCは仮に開催されても自分が出られる保証がない。そういう状況で定期的に試合が組まれる可能性があって、ちゃんと団体側とコミュニケーションをとれるのがRIZINでした。しかも井上直樹選手という最高の相手を用意してくれたので、またRIZINで試合をしようと思いました。

あとは試合後にも話したことですが、実際に10月に試合をしてみてRIZINというイベントの魅力や良さを感じたんです。僕は実力派と言われるカードといわゆる数字を持っている選手のカードが一緒に行われることに抵抗がない。例えばミュージックステーションにはアイドルも出れば、B’zも出るわけじゃないですか。そうやってより多くの人に番組を見てもらうために出演アーティスト決めるわけだから、僕はそういうマッチメイクに否定的な意見はないです」

――僕も一記者としてRIZINを取材するようになり、ちゃんとMMAの試合を見る・楽しんでいるファンも多いことに驚きました。

「RIZINをちゃんと見ている“RIZINファン”がいますよね。その層でUFCまで追っている人もいるだろうけど、RIZINというイベントを好きなお客さんがいる。試合の前後でSNSのフォロワー数が激増して、反響の大きさも今までと違いました」

――実力派の選手と数字を持っている選手、どちらも受け入れられていますよね。

「どちらか一方ではイベントが成り立たないわけで、プロモーター目線で考えたらそういうイベント構成にするのは間違いじゃないと思いますね」

――まさに先ほどのRIZIN=Mステ理論ですね。

「ロックシンガーとアイドルのファンが共存することは難しいけど、アイドルファンがロックシンガーの曲を聞く機会にはなるわけじゃないですか。それきっかけでロックシンガーに興味を持ってくれる人も一部はいるだろうから、それでもいいと思います」

――そして2024年最初の試合が3月23日のRIZIN46神戸大会、対戦相手は井上直樹選手に決まりました。先ほど井上選手=最高の相手という言葉もありました。なぜそう思ったのでしょうか。

「彼はDEEPでデビューして、それからUFC→RIZINというキャリアだったので、僕とは全く接点がなかったんですよね。というよりも僕はONEでキャリアを終えるつもりだったから、井上選手に限らずRIZINに出る選手とは絡むことがないと思っていたんです。だから2021年にRIZINでバンタム級JAPANグランプリが行われていた時も自分とは別世界の出来事というか。その選手たちと交わる時が来るのかと思うと不思議ですよね。井上選手自体は小さい頃から空手をやっていて、10代でプロデビューして、UFCと契約して…というまさに格闘エリートですよね」

――対戦相手としての印象はいかがでしょうか。

「穴がないですね。もともとストライカーのイメージがありましたけど、試合映像を見るとRNCでフィニッシュしていることが多くて、バックを取ってからが上手いですよね。実は5年以上前に同じ柔術の大会に出ていたことがあって、彼が青帯で僕が紫帯だったのかな。『あっ、井上選手だ』と思って見ていたら、やっぱり明らかに動きが違いましたね」

――フィニッシュ力に打撃を上乗せしているタイプですね。

「ジャブもうっとおしいし、リーチも長い。ずっと映像を見て穴を探しているんですけど………穴がないんだよなぁ(苦笑)。これを攻略するのは難しいぞと思っています。それでも攻略法を見つけなきゃいけないんですけど、簡単な攻略方法はないです」

――それこそ井上選手は2021年のバンタム級GPではベスト4になっていますが、その通りの位置にいる選手だと思いますか。

「僕はRIZINのバンタム級で朝倉海、フアン・アルチュレタ、井上直樹、キム・スーチョル。この4人が抜けていると思っているから、本当に強敵ですよね。ただ今回は試合が決まって3カ月あるから、攻略とか対策を考える時間はあるんですよ。だから今まで以上にじっくり考えます」

――準備期間があるのは井上選手も一緒なので、今回は戦略・作戦も含めた総力戦になりそうですね。

「はい。ただ井上選手は比較的相手に付き合いますよね。アルチュレタ相手に組みでいったり、金太郎選手と打撃でやり合ったり。僕は相手の弱いところを探して、そこを突いていく戦い方なんですけど、井上選手は相手の強いところで勝負して勝とうとしますよね。それで勝てちゃうからすごいんですけど」

――発想そのものがエリート的なのかもしれないですね。

「僕からすると不思議なので、試合が終わったらどういうメンタリティでやっているのか聞いてみたいです(笑)」

――大晦日は朝倉海選手がアルチュレタに勝ってRIZINバンタム級の新王者になりました。今後は朝倉選手のベルトを狙うことになると思いますが、あの試合を見た感想はいかがですか。

「強かったですよね。朝倉海はこの階級で攻撃力が頭二つ抜けていると思います。ただ朝倉海とアルチュレタに関しては、これからどういう路線で試合をしていくかにもよると思うので、今は井上選手に勝つことに集中したいです。井上選手に勝たないことには始まらないので。僕は今回も…というか今回勝って初めて実力を認められると思うし、井上選手に勝てば一気に(上に)出られるし、負けたらそこまでの選手だと見られると思うので」

――RIZINでも一戦一戦意味のある試合を戦っていきたいですか。

「そうですね。そういうヒリヒリしたものを求めて試合をしているし、年を取るにつれて勝ち負けにこだわることよりも、自分がやってきたことや実力を試合で出し切りたいって気持ちが強くなっていますね。昔は勝てばなんでもよかったというか。もちろん実力を出し切って勝てれば嬉しいですが、ラッキーパンチで秒殺しても、それはそれで良かったんですよ。でも今は自分がやってきたことをすべてリングに置いていきたい。その方が勝ち負けよりも大事になってきていますね。それをたくさんの人たちに見てもらえるのはうれしいことです。次の試合でも自分を出し切ったうえで勝ちにいきます」


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【Special】J-MMA2023─2024、鶴屋怜─02─「達郎君だけでなくライバルに『負けろ』という気持ちはある」

【写真】準決勝、マーク・クリマコ戦の鶴屋怜。完全にZONEに入っている (C)MMAPLANET

J-MMA 2023-2024、第五弾・鶴屋怜、後編。
Text by Manabu Takashima

2月4日、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるRoad to UFC2023Finalでフライ級決勝に挑む鶴屋怜だが、チーニョーシーユエとの決勝の勝利はデフォルトで既にUFCでどのように戦っていくのか青写真を描いていた。

<鶴屋怜インタビューPart.01はコチラから>


──Road to UFCは自分の動きができれば、負けることはない。一貫して、その想いを持続できているようですね。

「そうですね。マーク・クリマコは自分と似ている部分もあるので、ちょっと警戒していました。それ以外はストライカーが多くて、普通にやれば一本勝ちできるかと思っています」

──UFCとの契約はデフォルトという怜選手ですが、もう契約後のことも青写真を描いているのでしょうか。

「自分、1戦目からランカーとやりたいぐらいの勢いではいます。例えば中国のスムダーチーとか、UFCがやらせてくれるのかは分からないですけど。あの選手もストライカーで寝技もそんなにできない。UFCで最初に戦うには良い相手かなって思っています。どうなるのか分からないですけど、15位とかそこぐらいのランカーと一発目から戦いたいです」

──子供の頃から「日本人初のUFC世界王者」を目標に格闘技に取り組んできました。そのなかで、UFCフライ級戦線では平良達郎選手が、5戦5勝で世界が注目する存在となっています。その辺り、どのように感じていますか。

「今、UFCフライ級ではムハマド・モカエフも5連勝していても、タイトルマッチに届いていないです。達郎君もここから2年は掛かると思います。僕は年齢も2歳下でデビューも2年半遅い分、現時点で達郎君が先を行っているのは当然です。でも、この2年の間に自分が一気に近づく、追い越すぐらい勝って行けばと思います。でも、焦っているということはないです」

──いじわるな質問ですが、自分が先にUFC世界王者になることを考えると、平良選手の試合を見ていて「負けろ」と思うこともありますか。

「それは達郎君だけでなく、チャンピオンになる力に持っていそうな選手……ライバルになる選手が試合をする時は『コイツ、負けろ』という気持ちはあります。同じ階級で同門以外の選手は、負けた方が良いというのは──。それは達郎君に限ったことじゃないです」

──なるほど、これだけ近しいパラエストラ千葉ネットワークとザ・パラエストラ沖縄であっても同門ではないと。

「ハイ。毎日、一緒に練習している選手が僕にとって同門──チームメイトです。達郎君は他のジムの選手ということでもなくて、なんていうのか……家族ではなくて、親戚のような感じですね」

──ではタイトル戦でなくても、対戦相手の一人として戦うことができる?

「UFCならしょうがないです。日本の団体とかで達郎君と戦えと言われると違うかなって思うけど、UFCなら一発目で平良戦が組まれても……。別にランカーが相手になるわけだし、それはそれで自分的にはオイシイんで、やって勝ちたいです」

──平良選手が勝ち星を重ねる間にも、UFCフライ級はブラジルや中央アジアから続々とポテンシャルの高い選手が集まってきています。

「そうっすね。自分、まだ21歳でMMA的には全然完成していなくて。自分がUFCで2年ぐらい経験を積めば、今の自分とは全然違うようになっていると思います。今、こういうことを言っても信じてもらえないだろうけど、2年間UFCと絡めば中央アジアとかのヤツにも負ける気はしないです」

──日本でもフライ級は層が厚く、その日本のトップとの対戦がないことで怜選手の能力に関して、懐疑的な目が向けられることもあります。そのような意見に対して、また日本のフライ級戦線に関してどのように思っていますか。

「う~ん、これから何が起こるのかは分からないですけど……交わることは、今のところはない。そう思っています。別に神龍にライバル心はないし、そっちに行ったんだなって思っていますし」

──日本のフライ級の話題になると、対象はいきなり神龍誠選手ですか(笑)。

「神龍はUFCに行きたいって言っていて、CFFCとかで試合までしたけどUFCと契約できなかったわけじゃないですか。UFCで戦いたいなら、なぜ面倒くさがらずRoad to UFCに出なかったのか。そこに出ないで、僕からすると近道を選んで契約はできなかったからRIZINで戦っている。もう同じ道を歩いているとは思っていないです。

もちろん堀口選手は日本のトップで、世界のトップです。僕自身、堀口選手を越えないといけないことは分かっています。ただ、今の僕には堀口選手を越えるために日本で戦うという道にはいないです。だから、日本で戦うことを選ぶ選手と交わることは──今はないと思っています。

『鶴屋怜、日本で誰と戦ったんだ?』という声があっても、僕はUFCに行って、UFCでチャンピオンを目指します。UFCでチャンピオンになれば、誰も文句は言えなくなる。誰も、何も言えなくなる。僕が目指すのは、そこなんです。だから『日本で強い選手と戦っていない』と言われれば、そうです。そこを見ていないので」

──押忍。あと一点、怜選手はチームメイトのセコンドに就くことが多いですね。週末には連日で、また1日で会場を変えても怜選手が会場にいてセコンドをしているということがありました。

「なんか、頼まれるんですよ(笑)。太田忍さんとかも、毎試合のように『怜、就いてもらえる?』って感じで。KAREN、松井斗輝君、秋元強真もそうですね。チームメイトのセコンドに就くと、勝って欲しいから本当に緊張します。自分の試合であんな風になることがないのに、セコンドだとメチャクチャします。

将来的に自分の試合でも、そんな感じで緊張することもあるだろうし。皆、そこは乗り越えるしかない。そんなときに、セコンドをしていて凄く緊張し、乗り越えた経験は生きてくるのかもしれないです。とにかく、あの感覚は何とも言えない嫌な感じなので。

ただ、それはあくまでも付随してくるもので、チームメイトに勝って欲しいからセコンドをやっています。一緒に練習している仲間だし。それに圧勝とかすると、俺もこの勢いで行くぞって思えますし。ただ負けた時は……これが勝負なんだと、気分が落ちないように自分に言い聞かせています」

──そういえば1月28日に修斗新人王トーナメントのストロー級決勝で、麻生Leg Lock祐弘選手と戦う根井博登選手のセコンドにも就いていますね。

「あぁ、根井は中学の頃からレスリングを習いにきていて。自分がコーチをしていたんです(笑)。それで高校でレスリングをやるとかでなく、MMAをやるようになって」

──2006年6月生まれ。まだ17歳の根井選手ですから、そういうこともあるのでしょうね。既に次世代が育ってきている怜選手ですが、2月4日のRoad to UFC決勝に向けて、一言お願いします。

「一発目、しっかりとインパクトを残す勝ち方をして、自分はUFCでも通用するんだと思われるような試合をします。正直、4階級とも中国人選手が決勝戦で出てきます。フェザー級は2人とも中国人で、凄い勢いになっています。だから俺が中国人選手を止めないと。」

──バンタム級決勝で戦う韓国のイ・チャンホも、韓国と日本がしのぎを削り合って成長し中国に負けないようにしないといけないということを言っていました。

「ハイ。そのインタビューは自分も読みました。ここで中国を止めないと、これからどうなってしまうのかという危機感もあるし。バンタム級は韓国の選手も頑張ってもらう。ライト級で原口(伸)選手にも勝ってもらって──フライ級は絶対に俺が勝ちます」


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AB ABEMA F1 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN45 太田忍 芦澤竜誠

【RIZIN45】太田が開始早々にテイクダウンし、芦澤をジャパニーズ・ネクタイで絞め落とす

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
Def.1R2分21秒 by KO
芦澤竜誠(日本)

芦澤がガードを下げて距離を取る。ダブルレッグで飛び込んだ太田が背中を着かせると、芦澤は下から右ヒジを突き刺す。右腕を枕にして体重をかける太田は、左の拳で削っていく。クローズドガードの芦澤に対し、太田は肩固めを狙う構えを見せた。左側にパスした太田はダースチョークから両足を芦澤の右足に絡める。さらにトップに回った太田が芦澤の首に圧力をかけるジャパニーズ・ネクタイで絞め上げた。そして太田が腕を離すと、芦澤が落ちているがレフェリーは試合を止めない。太田が右のパウンドを3発入れるとレフェリーが割って入った。



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