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【DEEP108】教えて、佐伯さん─02─「なぜ本田✖杉山が2回戦?」「ユータ&ロック✖漢・中村大介の背景」

【写真】両者の対戦が決まった経緯を聞くと、さらに注目度が高まる中村大介✖ユータ&ロックだ(C)MMAPLANET

10日(日)、東京都文京区のTDCホールでDEEP108を主宰する佐伯繁代表インタビューPart.02。

潰し合い上等の勝負論だらけのマッチメイクが目立つ今大会において、力もあって上に行く可能性の高い選手の潰し合いがなぜ生じるのか。また、ある程度の実績残している実力者の顔合わせが、どうして2回戦なのかを尋ね──、ユータ&ロック✖中村大介という注目カードが決まった背景を話してもらった。

<佐伯繁インタビューPart.01はコチラから>


──そういう厳しいカード、典型的なのか雅駿介選手と海飛選手の顔合わせです。良い試合です。

「そうですねぇ(笑)。正直を言えば、海飛選手に関してはPOUNDSTORMでの試合が結構厳しいと思っていたんです。相手の鈴木崇矢選手が高校生で評判の良い選手で、当て感があった。でも終わってみれば完勝、KO勝ちできました。海飛選手もFKTで優勝したけど、プロになってからは2敗して順風満帆ではなかったです」

──ポテンシャルはあっても。

「ハイ。だから、簡単じゃないって自分でも分かっていると思います。雅選手もデビュー戦に勝ったけど、その後に負けが続いた。大阪でやっと勝てて。本当に厳しい戦いを続けていますよね」

──トントントンと行けそうな選手たちが、潰し合っている。

「ニューピアの大会だと、育てるマッチメイクもまだできます。でも後楽園ホールに出る選手は、どうしてもきついマッチメイクになりますよ。今回のTDCもそうですし、後楽園ホールの大会に選ばれて出場するというのはそういうことになります」

──厳しさついで言うと、本田選手と杉山選手のフライ級が2回戦でこの位置で行われる。この試合が3回戦でないのは勿体なさすぎます。

「アハハハハ。それねぇ、今、こうやってカードが揃うと3回戦にしたかったですよ。でもね、ぶっちゃけていうとマッチメイクが先に確定してしまって……。それから上の方で組もうと思っていた試合が2、3枚あったんですよ。だから2回戦にした。結果、その用意していた札が切れなくなったけど、もう何ともならない。新宿FACEだったらメインです。でもTDCホールで戦いたい気持ちもあるだろうし」

──その通りですね。それでも勿体ない(笑)。

「だって5分3R制の試合が15試合も並ぶと、見ている方も集中力を保てないですよ。お目当ての選手の試合が終わると、お客さんも帰ってしまいます。現実的に考えても、3回戦で組みたい試合も後楽園では時間も限られているし、何ともならない部分があるんです。でも今、思えば……3回戦でっていう風に考えちゃいますね(笑)。

と同時にですね、そこを指摘してくれるのは有難いですよ。選手にとっても、そういう評価があるんだってことですし。そういう通が好む試合をGPをきっかけにして、広く知ってもらいたい。そういう想いではいます。

だいたい僕はね、フライ級GPは去年からやりたいと思ってきたんですよ。でも、RIZINがやるみたいなことを言った時期があったので様子を見る必要が出てきた。RIZINでフライ級のトーナメントをやるのか。それともフェザー級なのか、あるいは女子なのか。正式決定まで時間が掛かる状態になっていたので……どうしてもTDCホールでフライ級GPの開幕戦を組むことができなかった。

それに本田選手と杉山選手に関しては、GPまでの流れをつくるうえでもっと前に組んでいて良かったかもしれないけど、両者の体調の問題もあって今回のTDCホールにタイミングが合ったんですよ。現状では両者の上に福田龍彌選手、伊藤裕樹選手たちがいます──序列的には。そういうなかで上がってくためには、試合をしていかないと。DEEPのフライ級は層が厚いですからね」

──待っていては上にはいけないということですね。フライ級GPに関しては、そろそろ正式発表があると踏んで……ここからは上の3試合についてお伺いしたいです。

「ユータ&ロック選手ですね、まずは(笑)。強さは誰もが認めていると思います。同時に地味でエンターテイメント性が少ない。一本勝ちもなかなかない。加えて『強いけど、あまり試合をしないね』という評判もある。そういう面も含めて、魅力的なんですよ。ただし、誰が対戦を受けてくれるかなというのはありました」

──幻の日本最強は皆に嫌がれると。

「ハイ。スタイル的にも抑え込まれて終わってしまう可能性がありますし」

──そこで中村大介選手だったのですね。

「ハイ、TDCでユータ&ロック選手が戦うとなった時に、すぐに中村選手の名前と顔が頭に浮かびました。正直言って、ユータ&ロック選手に対して何か仕掛けられる選手が、他に思い浮かばなかったです。それにユータ&ロック選手にとってオイシイ試合にもなります。だって、この試合に勝つと誰もが注目せざるを得ない状態になりますからね」

──中村選手に勝てば、これはもうタイトルンコンテンダーとして一目置かれます。

「そこはですね……ウチのチャンピオンがRIZINのチャンピオンなんで(苦笑)。まぁ、どういう風になっていくのか。そこでいえば、ユータ&ロック選手もRIZINフェザー級のなかに入り込む可能性も大きくなるでしょうしね。勝ち進めば、RIZINだってエイターテイメント性とか言えなくなってきますし」

──佐伯イズムじゃないですか。どれだけ注文をつけようが、結果を残した選手にはチャンスを与える。

「アハハハ。ただねぇ、今回に関しては中村選手もあまりユータ&ロック選手のことを知らなくて。で、オファーをした時に調べたようで。ちょっとヤバいと思ったんじゃないですかね、いつも二つ返事の中村選手が了承するまで少し時間がありました」

──いやぁ、興味深い!!

「それでも中村大介は受けるんです。ここから『前に進むためには』と」

──漢です。

「本当に戦い辛い相手だと思います。ただ試合に出ていないことでユータ&ロック幻想が大きくなりました。しかし、僕自身は前回の試合から期間があいているからどうなんだろうと疑ってはいたんです。そうしたら金原徳正選手から『摩嶋(一整)戦前に対策練習で、ユータ&ロック選手と練習していた』と聞いて……。準備もできてるじゃん。

こりゃあ、本当だと(笑)。できる選手じゃんってなったわけですよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■ 対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 石塚雄馬(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
上迫博仁(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
ユータ&ロック(日本)

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗(日本)
内山拓真(日本)

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
杉山廣平(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
ARAMI(日本)

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
アンディコング(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
海飛(日本)

<フライ級/5分2R>
原虎徹(日本)
風我(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
濱口奏琉(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分2R>
劉獅(日本)
鷹辰(日本)

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【DEEP108】シューター✖パンクラシスト?! 本田良介戦へ、杉山廣平─01─「試験観察の条件が……」

【写真】爽やかな笑顔、スタイルは組み技中心──でも、試合中に見せる気の強さ。そのバックボーンが今回のインタビューで明らかになった(C)SHOJIRO KAMEIKE

10日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP108で、これがDEEP2戦目となる杉山廣平が本田良介と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

パンクラスを主戦場としてきた杉山は、RIZI参戦を経て昨年9月にDEEP初戦で駒杵嵩大に判定勝ちを収めた。前戦から約9カ月、今回の本田戦は噂されるDEEPフライ級GPへの出場権を賭けた戦いとなってくるに違いない。

その杉山は駒杵戦後、愛知県岡崎市から千葉へ活動拠点を移しパラエストラ千葉ネットワークで練習を続けている。本田戦を控えた杉山に、これまでのキャリアと、千葉に移った理由を訊いた。


――本田良介戦を控えている杉山廣平選手です。もともと愛知県岡崎市を拠点に活動していた杉田選手ですが、現在は千葉で練習しているのですか。

「はい。去年の11月から千葉に移って、パラエストラ千葉ネットワーク(以下、パラエストラCNW)で練習させてもらっています」

――どのような経緯で岡崎を離れ、千葉に移り住んだのでしょうか。

「去年の夏ぐらいに名古屋の知人と千葉へ遊びに来て、ついでにパラエストラ柏で練習させてもらったんです。そこからの繋がりですね。

もともと愛知県でも田舎のほうで、練習仲間も多くないなかで練習していました。そんななかでもタイへ3回ぐらい行かせてもらっていましたけど、前から東京に行ってみたいなとも思っていたんですよ。それで去年の夏に柏で練習させてもらい、すごく刺激をもらって、すぐに決めました。(千葉へ)来るなら、このタイミングだなって」

――昨年の夏ということは、9月の駒杵嵩大戦の前ですか。

「そうです。8月と9月、駒杵戦に向けたファイトキャンプとして来させてもらって、この試合が終わったら引っ越して来ようと思いました。それで11月に千葉へ」

――では前回の試合で、千葉で練習した成果は何か出ていましたか。

「成果は大きかったですね。取り組み方もそうですし、ここで練習したことで強くなることもできたし、気持ちの面でも変わった部分がありました」

――杉山選手といえば、組みの面では柔術ベースの印象を持っていました。しかし駒杵戦ではケージレスリングの展開のなか、バックコントロールで駒杵選手を組み伏せています。杉山選手のなかで、どのような変化があったのかと思っていました。

「そうなんです。レスリング力の強化は、大きく違いますね。パラエストラCNWにはレスリングが強い選手が多くて、それだけ強い人たちと組んでいたら、自分もレスリングが強くなれるんだなって思います。

ただ千葉に来てから負傷があって休んでいたので、なかなか試合ができなかったんですよ。だからこれだけ期間が空いてしまって。千葉に来てからガンガン試合したかったんですけど……」

――その間にDEEPフライ級が大きな盛り上がりを見せています。特に前回の駒杵戦が行われたDEEP103のメインはDEEPフライ級暫定王座決定戦で、藤田大和選手と伊藤裕樹選手の激闘を目の当たりにしていると思います。そのような現在のDEEPフライ級について印象を持っていますか。

「良いですよねぇ。盛り上がってきていて、トーナメントもあると言われていますし。自分はトップ戦線に食い込むのが遅れているので、早く上がっていきたいです」

――なるほど。では、これまでのキャリアについてお聞きしたいのですが、まずMMAを始めたキッカケから教えてください。

「18歳の時に、小さいジムから始めました。これは記事にできるかどうか分からないんですけど……10代の頃は結構悪さをしていて」

――両肩のタトゥーを見ると、何となく想像はできます……。

「アハハハ、そうですよね。ぶっちゃけていうと成人でいうと執行猶予のような試験観察下にありました。試験観察が認められる条件が、健全な趣味に取り組むというようなものだったんですね。それで格闘技のジムに行ったのがキッカケです」

――健全な趣味ということは、どのようなスポーツでも良かったかもしれません。その中で格闘技を選んだ理由は何だったのですか。

「やっぱり悪い……ヤンチャな時代だったので、アウトサイダーとか地下格闘技を見ていたんですよ。ちょうどアウトサイダーが人気の頃で、自分も出たいと思っていました」

――結果、アウトサイダーには出場したのでしょうか。

「いえ、出ていないです。アウトサイダーに出たいと思って格闘技を始めたんですけど(笑)。最初のジムにいた頃はアマチュアで2試合ぐらいして、そのあとスプラッシュに移ってプロデビューしています」

――そういったキャリアからすると、打撃中心のファイトになる選手が多いかと思います。しかし杉山選手の場合は、柔術的な動きが特徴的でした。

「今でも、組み技ができることにビックリされることがありますね(笑)」

――アハハハ、失礼ながら見た目のイメージとは違うかもしれません。

「プロデビューして最初の2試合はKOで勝ったんです。でもスプラッシュの木部(亮)代表は柔術の黒帯を持っている方なので、自分も自然とそういうスタイルになっていったのかな、と思います。

何ていうのか……当時から、打撃より組み技のほうが強いんじゃないかと思っていました。もともとキン肉マンの影響でプロレスも好きでしたし、何でもありなら掴んで倒して、上になってボコボコにするほうが良いんじゃないの、って」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■ 対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 石塚雄馬(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
上迫博仁(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
ユータ&ロック(日本)

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗(日本)
内山拓真(日本)

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
杉山廣平(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
ARAMI(日本)

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
アンディコング(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
海飛(日本)

<フライ級/5分2R>
原虎徹(日本)
風我(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
濱口奏琉(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分2R>
劉獅(日本)
鷹辰(日本)

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Column MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02   アキラ キック クレベル・コイケ 中川皓貴 佐々木憂流迦 倉本一真 内山拓真 加藤ケンジ 原虎徹 吉野光 小島勝志 山本空良 渡慶次幸平 遠藤大翼 鈴木琢仁

【RIZIN TRIGGER02】試合結果 クレベル劇勝、倉本圧勝。中川皓貴と上野光は快勝!!

【写真】会見で挑発しあったアキラと鈴木は、前者が凱歌が挙がっている(C)MMAPLANET

23日(水・祝)、静岡県袋井市のエコパアリーナでRIZIN TRIGGER02が行われ、メインでは初回をピンチを乗り越えたクレベル・コイケが佐々木憂流迦をRNCで仕留めた。

セミでは倉持一真が加藤ケンジに圧勝、GP後のバンタム級戦線参入に虎視眈々の新顔では、吉野光と内山拓真が勝利を収め、グラチャン×グラジエイターと煽られた小島勝志と中川皓貴のフェザー級戦はグラジ=中川がグライディングファイトで快勝している。

RIZIN TRIGGER02
<フェザー級/5分3R>
○クレベル・コイケ(ブラジル)2R3分21秒
RNC
詳細はコチラ
×佐々木憂流迦(日本)
<バンタム級/5分3R>
○倉本一真(日本)1R4分15秒
TKO
詳細はコチラ
×加藤ケンジ(日本)
<ライト級/5分3R>
○アキラ(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×鈴木琢仁(日本)
<フェザー級/5分3R>
○山本空良(日本)1R0分35秒
KO
詳細はコチラ
×新居すぐる(日本)
<73キロ契約/5分3R>
○渡慶次幸平(日本)2R2分31秒
TKO
×ハリー・スタローン(ブラジル)
<キック100キロ契約/3分3R>
○マウンテンRYUGO(日本)1R2分38秒
KO
×笹田勝俊(日本)
<62キロ契約/5分3R■>
○吉野光(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×遠藤大翼(日本)
<フェザー級/5分3R>
○中川皓貴(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×小島勝志(日本)
<バンタム級/5分3R>
○内山拓真(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×原虎徹(日本)
<キック65キロ/3分3R>
○竹内皇貴(日本)3R
判定
×北川裕紀(日本)
<キック58キロ/3分3R>
○松井大樹(日本)3R
判定
×MASANARI(日本)
<キック59キロ/3分3R>
○大樹(日本)3R
判定
×仲川広汰(日本)
<キック66キロ>
○桃翔(日本)2R0分13秒
TKO
×伊藤勇大(日本)


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MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02 内山拓真 原虎徹

【RIZIN TRIGGER02】地元・内山拓真が2Rのバック奪取で原虎徹からスプリット判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
内山拓真(日本)
Def.2-1
原虎徹(日本)

原がサウスポーの構えから左ローを蹴る。対して、内山が右の蹴りを返していく。左の蹴りに右を合わせた内山が右ロー、右ミドルと蹴りを多用する。右ハイの蹴りをスウェイでかわし、左ローを蹴っていく。間合いの計り合いで、蹴りが交錯するなかローブローがあり、原がブレイクを求める。再起後、左ストレートからジャブを見せた原が左ハイを放つ。

内山のハイをかわして、ローという動きを何度か見せた原は圧を掛けて左ストレートを当てる。近いよりから左ハイをガードの上から蹴られた内山は、動きが一瞬固まりながら右ミドルを入れる。ハイを蹴って、ローを蹴られるパターンが続くため、蹴りでの入りを考えないといけない内山が、ハイと精度でリードを許したか。

2R、左ストレートに続き左ハイを見せた原は、内山のダブルレッグを切って逆にケージに押し込む。原はボディロックテイクダウンを決め、内山がガードを取るとスタンドに戻る。右を見せてダブルの内山、原が切ってボディロックもケージを背負って耐える。バック狙いをウィザーで耐える原が、ボディロックテイクダウンで倒され立ち上がった直後の崩しから、背中を譲り両足をフックされる。

四の字フック、右足を左ヒザ裏に差し込んだ内山が寝技に持ち込む。左のパウンドを打った内山が胸を合わされても下からエルボーを打ちつけ、形勢逆転し試合は最終回へ。

3R、ダブルレッグからケージに押し込みにかかった内山に対し、原がマルセロチンから引き込む。ワキ腹を殴られ、窮屈な態勢になると原はギロチンを解く。腰をずらし、一気に立とうとした原をボディロックに取った内山が、足をかけスクランブルでバックに回る。

原が胸を合わせると、今度は内山が引き込んで下に。クローズドのなかで右を打ち下ろす原が、細かいパンチを続ける。足をすくいにきた内山にエルボーを落とした原のトップが続く。残り1分、内山がハイガードを取れず、足を開く場面も。すぐにクローズドに戻した内山は、このままで2Rのリードを保っているという考えか。最後にエルボーを3発入れた原だが、ジャッジは2-1で内山を支持した。


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【RIZIN TRIGGER02】計量終了 上位4カードのマイク。小島×中川のグラチャン×グラジ対決に注目

【写真】ここからどういう展開が見られるようになるのか(C)RIZIN

22日(火)明日23日(水・祝)に静岡県袋井市のエコパアリーナで開催されるRIZIN TRIGGER02の計量が行われた。

上位4カードに出場する選手はフェイスオフ後に意気込みを以下のように話している。

山本空良
「前回は全然良い試合ができなかったんで、今回はアグレッシブに攻めて1R一本、KOを狙っていくので宜しくお願いします」
新居すぐる
「同じ同郷の道産子対決なので楽しみです。道産子同士頑張りましょう。僕の必殺ハイキックをお見舞いさせてもらいます。押忍」

鈴木琢仁
「アキラ選手、明日試合が終わったらボコボコになって病院に運ばれると思いますけど、お見舞いでバナナいっぱい持っていくんで。安心してボコボコにされてください」
アキラ
「失神させます」

倉本一真
「明日は皆さんの度肝を抜いたKOをします」
加藤ケンジ
「前回のTRIGGERに続きオファーを頂きありがとうございます。明日の試合も前回と同様に自分の得意なところを出してKO勝ち、まぁ寝技的にも練習してきたのでソレを見てもらえればと思います」

佐々木憂流迦
「明日は2月23日、RIZIN開幕一発目ということでホントこの大会に出る全選手が凄い途轍もない気持ちを持って挑むと思うんで、凄い大会になると思います。会場に来られない方もPPVを買って応援してくれると嬉しいです。そしてメインイベント、僕がしっかり勝ってぶち上げようと思うので、ぜひ明日はお楽しみにしていてください」
クレベル・コイケ
「明日、皆できれば応援して。お願いします。私ここの静岡で試合に出るので、私の静岡もりあげたいです。皆、できればPPV勝ってお願いします。私の憂流迦で、明日絶対に良い試合です。ポペガー(※極める)」

マイクがなかったMMAで注目したいのが小島勝志と中川皓貴の一戦と内山拓真×原虎徹、この2試合だ。


小島と中川、前者はグラチャンを主戦場にキャリアを積み上げているファイターで現在3連勝中だ。対して後者はグラジエイターで期待されてきたが、パンクラスの遠藤来生戦とグラジでの冨田翔市戦と競り負けてきた。連敗でTRIGGERという舞台に挑む中川も、4連勝としたい小島も団体は背負っていないだろう。

ただし、ファンの目はグラチャンかグラジかという視点で見て然り。試合に勝敗はつきもの、TRIGGERというケージの中が各プロモーションの接点となり、ホームにお土産を持って帰るのかどちらになるのか。何より、今後彼らのようなファイターがホームとTRIGGERの行き来でなく、横の繋がりに発展してほしいという願望も踏まえ、試合後の両者の歩みまでもが興味深い一戦だ。

内山と原のファイトは、DEEP浜松大会で育った内山が首都圏のDEEPで戦う原との対戦機会を、これからのDEEPバンタム級戦線で存在感を増すために、いかに有効活用するか。

ボクシングの上手さに定評がある原だが、実際には幼少期より極真空手、柔術、修斗、レスリングと数多くの格闘技経験がある若き武芸百般だ。そのキッズの頃から知り合いの那須川天心、平本蓮らが主演としてスポットを浴びる場に駆け上がるために、ここで躓くことはあってはならない。奇しくもプロ3戦目で初黒星をつけられた吉野光も、同じ大会に出場する。

原として内山の夢を打ち砕き、DEEPに戻って来る必要がある試合といえよう。

■視聴方法(予定)
2月23日(水・祝)
午後2時~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~RIZIN VR
午後2時~LINE LIVE-VIEWING
午後2時~Fnstream/StreamPass
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER02計量結果
※赤字の選手名をクリックするとインタビューに飛びます

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ:65.75キロ
佐々木憂流迦:65.85キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:60.8キロ
倉本一真:60.95キロ

<ライト級/5分3R>
アキラ:70.7キロ
鈴木琢仁:70.75キロ

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる:65.8キロ
山本空良:65.9キロ

<73キロ契約/5分3R>
渡慶次幸平:72.85キロ
ハリー・スタローン:72.6キロ

<キック100キロ契約/3分3R>
笹田勝俊:92.65キロ
マウンテンRYUGO:95.7キロ

<バンタム級/5分3R>
遠藤大翼:61.5キロ
吉野光:61.8キロ

<フェザー級/5分3R>
小島勝志:65.65キロ
中川皓貴:65.95キロ

<バンタム級/5分3R>
内山拓真:61.0キロ
原虎徹:60.6キロ

<キック65キロ/3分3R>
北川裕紀:64.8キロ
竹内皇貴:60.6キロ

<キック58キロ/3分3R>
MASANARI:57.85キロ
松井大樹:58.0キロ

<キック59キロ/3分3R>
大樹:58.9キロ
仲川広汰:58.8キロ

<キック66キロ/3分3R>
伊藤勇大:59.65キロ
桃翔:60.0キロ

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