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【PFL2023#04】工藤諒司、2戦目の相手はクリス・ウェード。プレーオフ進出の可能性は、まだまだある

【写真】いやぁ、良いマッチアップ。勝てる可能性はプレーオフ進出より、さらに高い(C)PFL

26日(水・現地時間)、6月8日(木・同)にジョージア州アトランタのオーバータイムエリート・アリーナで開催されるPFL2023#04の対戦カードが発表された。

フェザー級とライトヘビー級の2階級のレギュラーシーズン2戦目にして最終戦。工藤諒司はクリス・ウェードと対戦することが決まった。両者の対決に触れる前に、現状のランキングを確認しておきたい。

【フェザー級ランキング】
1位 5p ブレンダン・ラウネーン
2位 3p バッバ・ジェンキンス
3位 3p モヴィッド・ハイブラエフ
4位 3p アレハンドロ・フローレス
──────────────────────────────────
5位 3p ガブリエル・ブラガ
6位 0p ヘスス・ピネド
7位 0p ダニエル・トーレス
8位 0p 工藤諒司
9位 0p クリス・ウェード
10位 0p マルロン・モラエス


2021年シーズン準優勝&2022年ベスト4のウェードは、PFL活動初年度のライト級参戦時に川名雄生を初回にギロチンチョークで破っている確かな実力者だが、今年は初戦でバッバ・ジェンキンスに判定負けを喫している。その結果、0Pで初戦でブレンダン・ラウネーンに2RでKO負けしたマルロン・モラエスが最下位のランクで現状はブービー賞、下から2番目にランクされている。

工藤もまた、モヴィッド・ハイブラエフに敗れ0Pで8位だ。つまりは8位と9位の下位対決と見られがちだが、ここが僅か2戦のレギュラーシーズン、PFL首脳の──ウェードなのか工藤かのか、果てはそのいずれかにプレーオフ進出の期待が込められているマッチアップといえる。

今回PFLが明らかにしたマッチアップで0P同士の対戦はこの1戦のみ。首位のラウネーンは6位のピネドと。3位のハイブラエフの相手は7位のダニエル・トーレス、さらに4位のアレハンドロ・フローレスが最下位のモラエスと戦う。

さらにいえば5位のガブリエル・ブラガは、シーズン2戦目は用意されておらず、初戦直前にメディカル書類の不備で試合出場ならなかったチョ・ソンビンが大まくりを目指し、2位のバッバ・ジェンキンスと相対する。

勝手な予測だが、PFLサイドは1位から3位はこのままプレーオフ進出に順当な勝利を望んでいる。ラウネーンは最大11P獲得でき、他の2選手は勝てば6Pが約束されている。仮にこの3名がボーナスポイントを献上して敗北するなら、大穴の誕生でプレーオフをさらに興味深くなる。

他方、フローレスにはモラエスを当て、一発逆転ビッグネームのプレーオフ進出への可能性を残した。それは工藤とウェードにも当てはまる。仮に上位の大崩れがなく、順当に勝ち星を重ね、フローレスがモラエスを下すと工藤のプレーオフ進出はなくなる。

その一方でフローレスが敗れた場合、ウェードと工藤の勝者がボーナスを得られると、最後の4枠目を獲得できるというわけだ。また試合順を見れば、工藤✖ウェードはモラエス✖フローレスの一つ後。勝手ながら、非常に打たれ弱くなっているモラエスのひと踏ん張り、そして可能な限り最小得点獲得という流れがあれば、工藤にとって(もちろんウェードにとっても)最高の状況が整う。

そんな捕らぬ狸の皮算用に関係なく、工藤に必要なのは昨年度と同じクイックシックス。ウェードもそこを狙ってくることで、あのねちねちとしたフォークスタイルのコントロールではなく、大きな振りのパンチやバランスの悪い蹴りを多用してくる可能性は高くなる。となれば、工藤の左右どちらも倒せる拳の炸裂の確立も高くなる。

他力本願であるが可能性を秘めたウェード越え──に期待したいセカンド・ラウンドだ。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 ガブリエル・ブラガ キック チョ・ソンビン ヘスス・ピネド ボクシング

【PFL2023#01】チョ・ソンビンの代役ブラガが、カーフを効かせてピネドをスプリットで破る

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ヘスス・ピネド(ペルー)

チョ・ソンビンに代わって1日前に出場が決まったブラガが、サウスポーのピネドに右から左のローを繰り出し、右を伸ばす。ブラガはインローを続け、ピネドがワンツーを放ち、左ハイを見せる。右ローから右ハイのブラガは、顔を覆う構えでカーフを続ける。左を当てたピネドがガードの上からワンツーを打っていく。

ブラガは右カーフ、左ロー。ピネドが右ボディフックを打ち込み、左ミドルハイへ。ブラガも右ミドルを蹴り返し、左フックをかわす。ケージ際から中を取ったピネドがショートフックのコンビも、前足を効かされ始めたか。アウトローで姿勢乱し、インサイドから右を蹴られる。近い距離のパンチの交換に転じ、ピネドがワンツーの左を決めた。

2R、左カーフを2発蹴ったブラガに対し、ピネドがパンチを纏めてヒザを突き上げる。アッパー、ボディ、ヒザとワンツーと猛攻を仕掛けるピネドだが、打ち疲れたか。ブラガは左ローを決め、ダブルレッグで尻もちをつかされても直ぐに立ち上がる。完全に左足を効かされているピネドは必死に近い距離でボクシング戦を挑むが、ブラガはカーフを続ける。ついに構えを変えたピネドは、自分の戦いができるのか。

スイッチを小刻みに繰り返すピネドは、ケージに詰まって左足もカーフで蹴られる。渾身のワンツー、その右を空振りしたブラガも、なぜかスイッチを見せる。そして右フックを受けて姿勢を乱して、ラウンドが終わった。

最終回、サウスポーに戻したピネドに対し、ブラガもサウスポーからオーソに戻す。序盤はパンチで攻勢という2Rの再現を目論むピネドが、ボディからガードの上を連打する。ブラガは前に出て右を当て、左フックでピネドを下がらせる。右ボディ、左フックを入れたブラガは、右フックからワンツーを打たれ、ジリジリと前に出るピネドのボクシングにここも右手前にスイッチして抵抗する。ピネドがオーソになり、サウスポーのブラガがミドルを入れる。ピネドも構えを変えて、リーチを生かしたパンチから左ミドル、右オーバーハンドは空振りしたが、右フックをヒットさせる。

2Rのピネドの仕掛け以外、組みのないキックボクシングが続く、ブラガが下がりながら左を当てるが、ボクシングではピネドが上だ。ピネドが右フック、左ストレートを入れ、ブラガもジャブを打つ。と、残り20秒でピネドがダブルレッグを決め、スクランブルでは後方から殴ってヒザを狙う。向き合ったブラガも右を返して時間に。

初回はブラガのカーフ、2Rは序盤のピネドのボクシング、最終回は互角のなかで最後のテイクダウンが如何に評価されるか。結果、スプリットに割れた勝負をブラガが制した。


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【PFL2023#01】フローレスと対戦、大穴ダニエル・トーレス「全く見るべきモノがない相手だよ」

【写真】トラッシュ口調でなく、静かにフローレスをこき下ろした(C)PFL

1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開幕するPFLフェザー級の2023年シーズンには、マルロン・モラエスを筆頭に4人のニューカマーが参戦する。

その中の1人、ダニエル・トーレスは今もKSWで戦い続ける欧州MMA界最後の大物といっても過言でないサラディーヌ・パルナスと1勝1敗、前KSWフェザー級王者だ。ブラジル生まれ、生粋のブラジル人ながらオーストリア国旗の下、アレハンドロ・フローレスと戦うトーレスにインタビューを試みた。


──ダニエルはブラジル生まれですが、PFLや以前活躍したKSEでは国籍がオーストリアになっていますね。これはどういうことなのでしょうか。

「僕はブラジル人だよ。仕事のためにオーストリアに移り住んだんだ」

──仕事ですか……。

「ファイトだよ。MMAを戦うことは、僕の仕事だから。今はMMAファイトアカデミーに所属しているけど、あの時は別のジムから誘われて、プロファイターとして戦うためにオーストリアに移り住んだんだ。そしてオーストリア人女性と結婚して、オーストラリアに住むようになった。プロモーションは僕の旗をブラジルでなくオーストリアにしたがるんだ。それで構わないよ。何も問題ない」

──前のジムの時でしょうか──流浪のMMAコーチ、アンドレ・ベンケイからダニエルに関して「若くて将来性バッチリの選手がいる」と聞いたことがあります。

「アンドレ・ベンケイ!! もう5年も前に少しの期間だけど、一緒に練習していた時期があるよ」

──長らくKSWを始め、欧州を舞台に戦ってきたダニエルが北米=PFLに戦場を移すことになった決め手は何だったのでしょうか。

「PFLからオファーがあり、条件に納得いったからだよ。PFLは大きな会社で、良い大会を開いてきた。そして年々成長している、プロフェッショナルなプロモーションだ。シーズン・フォーマットを米国だけでなく欧州でも実施しようとしているし、大したものだと思う」

──ところでここ2試合はライト級で戦ってきましたが、フェザー級に戻したのは?

「ライト級で戦ったのは、ライト級の契約書が送られてきたからだよ(笑)」

──アハハハ。

「本当にそれだけが理由なんだ(笑)。ライト級……5キロほど重い体重で戦っても問題なかった。もちろん、フェザー級でも同じように調子が良いよ」

──適正体重としては、フェザー級なのでしょうか。

「僕の適正体重は、しっかりとトレーニングをして創った体重だよ(笑)。そして、今回の試合は間違いなく僕の適正体重だ。6カ月に渡り、PFLデビューに向けてトレーニングをしてきたからね。この試合がライト級だったとしても、ちゃんと練習をして70キロの体を創っていたに違いない。ライト級だろうがフェザー級だろうが、調整に問題がなければベストシェイプであり、適正体重さ」

──なるほどぉ。ではアレハンドロ・フローレスの印象を教えてください。

「アレハンドロ・フローレス──彼の試合をチェックしたけど、何も気になるところがなくて……。全く見るべきモノがない。間違いなく、勝てる相手だ」

──そんな強気のダニエルですが、ベースは柔術かムエタイなのですか。

「空手だよ。極真を6年間やり、同時にカポエイラもやっていた。でも、空手やカポエイラでは稼ぐことはできない。生活できないから、MMAに転向したんだ。お金が欲しかったからね。グラップリングを教えてくれる人間を探して、MMAを始めたんだよ」

──極真やカポエイラの経験は、MMAに生きていますか。

「う~ん、そんなことはないかな。僕のMMAファイターとしてのアドバンテージは、トレーニングによって得ることができている。練習が、僕を強くした一番の要因だよ」

──では、自身のストロングポイントをアピールしてください。

「頭。僕は頭が良くて、ファイトIQが高い。そこが一番の長所だ」

──頭の良さを武器に、土曜日はどのような試合を見せたいと思っていますか。

「僕が11年間積み上げてきたことを見せたい。そして、この半年間の成長を実感したいと思っている。本当に今回の機会に賭けて、準備してきたから。今、自分ができることを全て出し切りたい」

──シーズン突破に向けて、2戦目に戦いたい意中の相手はいますか。

「次の試合のことは、全く考えていない。この試合に全てを賭けている。次のことを考えるのは、土曜日の試合に勝ってからだよ。でも、相手のことは気にしないな。対戦相手は関係ない。しっかりと自分の戦いができるように準備するだけだよ」

──ダニエル、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「本当に真剣に、ファイトに向き合ってきた。全てを賭けてきたから、この試合に負けると人生を失う。つまり、絶対に僕はこの試合に勝つということ。真剣にファイトに賭けている姿勢を日本の皆に見てほしい」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン: 146ポンド(66.22キロ)
マルロン・モラエス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.4ポンド(93.16キロ)
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ウィル・フルーリー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
モハマド・ファフレディン: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.8ポンド(91.98キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ダニエル・トーレス: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
デラン・モンチ: 205.4ポンド(93.16キロ)
タイ・フローレス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス: 205ポンド(92.99キロ)
インパ・カサンガネイ: 205.4ポンド(93.16キロ)

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Gladiator MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01   アルジャメイン・ステーリング アレハンドロ・フローレス インパ・カサンガネイ ガブリエル・ブラガ クリシュトフ・ヨッコ クリス・ウェード ジョゼ・アルド ダニエル・トーレス チアゴ・マヘタ・サントス チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モハマド・ファフレディン モヴィッド・ハイブラエフ ロブ・ウィルキンソン 工藤諒司

【PFL2023#01】計量終了 チョ・ソンビン、メディカルにパスせず欠場。モラエス「今もベストの1人」

【写真】映像では、もっと身長差があったように見えたラウネーンとモラエスだった(C)PFL

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#01の計量が、3月31日(金・同)に終了している。

1月にGladiatorで衝撃的な強さを見せたチョ・ソンビンは、2年振りのPFL参戦に向け本計量を146ポンドでパスしたが、何とメディカルをパスせず欠場に。

セレモニアル計量開始15分前にガブリエル・ブラガの代替出場が決まった。

3月のPFLチャレンジャーシリーズで勝利しているブラガは、144.5ポンドで計量をパス。

セレモニアル計量で体重計の上で「レッツゴー」と叫び声を挙げ、終始笑顔だった。


メインで対戦する昨年のフェザー級王者ブレンダン・ラウネーンと、マルロン・モラエスは明らかな身長差があり、フェイスオフでは上と下から視線をぶつけあった。

2014年3月にハードロックホテル&カジノ内ザ・ジョイントと呼ばれた同会場でWSOF世界バンタム級王座を獲得しているモラエスは「素晴らしい雰囲気だよ。会場は最高だ。PFLは最高の大会を開き、僕はここでベルトを巻く。戦い続ける理由? コレが好きだから戦い続けているんだ。そして、この試合で勝って、僕は今も世界のベストの1人だと証明してみせる」と話した。

一方ラウネーンは「チャンピオンになって、シーズンオフは少し休んだ。家族や友人と楽しい時を過ごしてね。けど、1月からタイに渡ってトレーニングをし、この日のためにほとんどを過ごしてきた。モラエスはジョゼ・アルド、アルジャメイン・ステーリングに勝っている。明日はベストバージョンのマルロン・モラエスと戦いたい」と意気込みを語っている。

なお日本から出場の工藤諒は+500というオッズがつき、対するは2021年度の世界王者モヴィッド・ハイブラエフは実に-675と掛け率では圧倒的な差がついている。

そんな両者はフェイスオフを終え、穏やかな表情で握手を交わした。

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン: 146ポンド(66.22キロ)
マルロン・モラエス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.4ポンド(93.16キロ)
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ウィル・フルーリー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
モハマド・ファフレディン: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.8ポンド(91.98キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ダニエル・トーレス: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
デラン・モンチ: 205.4ポンド(93.16キロ)
タイ・フローレス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス: 205ポンド(92.99キロ)
インパ・カサンガネイ: 205.4ポンド(93.16キロ)

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Interview PFL PFL2023#01 チョ・ソンビン ブログ ヘスス・ピネド

【PFL2023#01】1/22 GLADIATOR020の衝撃から2カ月、チョ・ソンビン「工藤選手と戦うなら決勝で」

【写真】指が長い!! 相当な減量があるはずだが、血色は非常に良かったチョ・ソンビン(C)MMAPLANET

4月1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開幕するPFL2023年シーズン。フェザー級とライトヘビー級、計10試合が組まれた同大会にはアジアから工藤諒司だけでなく、チョ・ソンビンが出場する。

1月のグラジエイターで中川皓貴と対戦。衝撃的なTKO勝ちでフェザー級王座を獲得したチョ・ソンビンはタイトルを返上し、北米メジャーシーン=PFL出場へ。過去に果たせなかった自分の力を世界の舞台で見せること、自身の力を試したいという彼はペルー人元UFCファイターのヘスス・ピネドを対戦する。

そんなチョ・ソンビンに再び北米に戻った今の気持ち、これからのシーズンに向けての意気込みを尋ねた。


──北米MMAシーン、PFLに戻ってきました。今の気持ちを教えてください。

「凄く楽しみで、少しでも早く戦いたい気持ちになっています」

──1月のグラジエイターでのインパクトが今なお強く残っていますが、あの試合、負傷をおして出場でした。そして負ければPFL出場がなくなるかもしれないというギャンブルにも勝利しました。

「もし、今後も同じような状況になったとしても、自分は同じように戦います。戦いから逃げることはないです」

──中川選手に勝った後、YouTubeのコメント欄には『RIZINで戦ってほしい』、『日本人選手、勝てるか』という書き込みがありました。

「それは凄く嬉しいです。自分もRIZINでは戦ってみたいです」

──とはいえここからPFLの戦いがスタートします。チョ・ソンビン選手が北米で戦う意義を教えてください。

「とにかく世界のトップレベルで勝利を挙げたいです。自分の力を試し、自分の力を知ることになるので」

──これまでPFLとUFCでは、力を出し切ることができなかったように感じました。自分の力を出せるよう、何か手立ては見つかりましたか。

「とにかく練習をすることです。厳しい練習を課してきました。だから、今回は必ず自分の実力を示すことができると信じています」

──PFLは他にないシーズンフォーマットを敷いています。このフォーマットをどのように思っていますか。

「シーズン戦を戦い、最後にトーナメントがあります。このトーナメントで優勝を決めるというやり方は、代表のレイ・セフォーがK-1を戦ってきたことで用いているんだと思います。毎年、世界王者が生まれ100万ドルを獲得できる選手が生まれることは素晴らしいです。

確かに2カ月に満たないインターバルで試合が続き、ファイターにとって凄くハードです。ただ、それは自分だけでなく全ての出場選手が同じ条件で試合をします。如何にシーズンを通して良いコンディションを維持できるのか。そこが勝ち残るために大切になってきますが、自分は絶対にやり抜きます」

──今年のフェザー級のメンツは、PFL史上最高と思います。他の出場選手のことをどのように思っていますか。

「その1人になれて光栄です。もちろん、戦ってみたい選手ばかりが揃っています」

──そのなかでヘスス・ピネドは勝利の3Pだけでなく、ボーナスPも手に出来る。そんな相手だと考えることできます。

「サウスポーで背が高い。リーチもあるストライカーです。長身でリーチがあるのは自分と同じです」

──ただ粗い感じはします。

「ハイ、サウスポーでリーチが長い。それだけです。彼には申し訳ないですが、間違いなく自分が勝ちます。今回の試合、KOか一本──フィニッシュして勝ちたいです。ボーナスPを取って、プレーオフ進出に向けてアドバンテージを手にしようと思います。コリアン・ファルコンの名にふさわしい試合、必ず相手を仕留めます」

──フェザー級には日本から工藤諒司選手も出場しています。アジアから他の参加ファイターにいることについて、どのように思っていますか。

「これはPFLの判断になりますが、正直、工藤選手と戦うのであればレギュラーシーズンでなくプレーオフ、決勝を韓日対決にしたいですね(笑)」

──では工藤選手とともに、チョ・ソンビン選手のサポートをするだろう日本のファンに一言お願いします。

「工藤選手と共に自分のことも応援してもらって、感謝しています。日本の皆さんに試合を楽しんでほしいです」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン(英国)
マルロン・モラエス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
ウィル・フルーリー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
工藤諒司(日本)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
モハマド・ファフレディン(レバノン)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
サム・ケイ(豪州)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
ダニエル・トーレス(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
ヘスス・ピネド(ペルー)

<ライトヘビー級/5分3R>
エラン・モンチ(ブラジル)
タイ・フローレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)

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【PFL2023#01】過去最高のメンバー集結。ハイブラエフ戦へ、工藤諒司「自信を持って気持ちも創れている」

【写真】非常に落ち着いた様子の工藤。ラスベガスでは佐藤天のサポートを受けている(C)MMAPLANET

4月1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン第1戦。同大会で、工藤諒司が2021年シーズン優勝者モヴィッド・ハイブラエフと対戦する。

以下のように2023年シーズン開幕戦、史上最高といっても過言でないメンバーが集まったフェザー級戦線。「強い選手とやれることは凄く有難い」、現地とのリモート取材で工藤はそう言い切った。

【PFL2022フェザー級出場選手】

アレハンドロ・フローレス
1991年8月6日生まれ
メキシコ
MMA戦績21勝4敗
PFL2022フェザー級出場
PFL戦績2勝1敗
COMBATE戦績17勝2敗
DWCS戦績0勝1敗

工藤諒司
1993年4月3日生まれ
日本
MMA戦線11勝4敗1分
PFL2022フェザー級ベスト4
修斗世界フェザー級タイトルコンテンダー
修斗戦績5勝1敗1分
ONE Warrior Series戦績2勝0敗

クリス・ウェード
1987年9月30日生まれ
米国
MMA戦績22勝8敗
PFL2018ライト級ベスト4
PFL2019ライト級ベスト4
PFL2021フェザー級準優勝
PFL2022フェザー級ベスト4
UFC戦績5勝2敗

ダニエル・トーレス
1994年2月6日生まれ
オーストリア
(ブラジル生まれ、オーストリア人女性と結婚)
MMA戦績14勝5敗
KSWフェザー級王者
KSW戦績5勝2敗

チョ・ソンビン
1992年7月17日生まれ
韓国
MMA戦績10勝2敗
Gladiatorフェザー級王者
TOP FC暫定フェザー級王者
WORDOGフェザー級王者
A-Toys CFフェザー級王者
UFCs戦績0勝1敗

バッバ・ジェンキンス
1988年2月5日生まれ
米国
PFL2021フェザー級ベスト4
PFL2022フェザー級準優勝
BRAVE CFフェザー級王者
NCAA D1レスリング優勝&準優勝

ブレンダン・ラウレーン
1989年12月5日生まれ
英国
MMA戦績26勝4敗
PFL2022フェザー級チャンピオン
PFL2021フェザー級ベスト4
DWCS戦績1勝0敗(契約ならず)

ヘスス・ピネド
1996年6月22日生まれ
ペルー
MMA戦績20勝5敗1分
INKA FCフェザー級王者
INKA FC戦績6勝2敗
UFC戦績1勝1敗

マルロン・モラエス
1988年4月26日生まれ
ブラジル
MMA戦績23勝11敗
WSOF世界バンタム級王者
UFC世界バンタム級タイトルコンテンダー
UFC戦績5勝6敗

モヴィッド・ハイブラエフ
1990年10月16日生まれ
ロシア
MMA戦績19勝0敗1分1NC
PFL2021フェザー級チャンピオン
PFL2019フェザー級ベスト8
(準々決勝でダニエル・ピネダにKO負けも、勝者がドラッグテストで陽性となりNCに)


──工藤選手、モヴィッド・ハイブラエフ戦を今週末に控えていますが、まず前年度シーズンを振り返っていただけますか。

「初戦で結果的に優勝したブレンダン選手と戦って、圧倒的な差があるというわけではないかと思いました」

──ばかりかダウンも奪っています。

「そうですね。だから自分がPFLで戦っていくことに関して、自信を持っても良いかと去年は思えましたね。色々な選手がいて、どの選手も強い。その強いという枠のなかで、色々なタイプの選手がいて」

──これまでのキャリアと明確に違うのは8月に準決勝を終えて、4月まで試合がなかった。短期集中で試合が組まれて、オフがある。これはPFLならではかと。

「試合間隔が2カ月なくて、3試合というのは正直きつかったです。次の試合が来るのが早く感じられて、もう少しゆっくりとトレーニングを積んで、コンディションを整えてから減量に向かいたいという気持ちはありました。

反対にオフの期間は、バッバ・ジェンキンスに負けたことを受けてスキルアップするための練習環境を整えて、トレーニングができて良かったです」

──次があることが決まっているので、気持ち的にも落ち着けて取り組めたかもしれないですね。

「そうですね。課題が明確に分かっていたので、そこはしっかりと取り組んできました。出稽古もしてグラップリングの強化をして」

──出稽古先というのは?

「TRY Hスタジオです。上久保(周哉)さんが練習している場所なので、技術を教えてもらったり、ひたすらスパーリングをするということをやってきました。ジェンキンス戦は結構簡単にバックを許し、首を取らせてしまって。隙……甘い所が見えてきたので、そこを埋めたかったです」

──あの敗北を技術的な穴として捉えたわけなのですね。自分は打撃でなく、いきなり組みで圧をかけてきたことで、慌ててしまったと考えていました。

「確かに予想できなかった部分もありました。1Rからもの凄い勢いできたので。テイクダウンされ、慌てて立ちに行ったところで隙も出て。慌てたのもそうですし、ああいう場面における技術力をアップしないといけないと思いました」

──そこで上久保選手の力が必要になったと。

「ハイ。今回の対戦相手にも似ている部分があります。階級が違うので、さらに圧力が上がると想定しています」

──ハイブラエフの打撃に関しては、どのように思っていますか。

「相手の打撃に付き合いながら、テイクダウンを生かすための打撃。テイクダウンのチャンスを広げるために上手く使っていると思います」

─戦績的には19勝0敗1分とずば抜けているハイブラエフですが、2021年の準決勝戦でラウレーンとは僅差のスプリット判定勝ちでした。そのラウレーンとやり合えたことは、ハイブラエフと戦う上で自信になっていますか。

「彼ら2人の試合を見ると、そういう風に思います。けど、実際に組んでみないと分からない部分もありますし。ケガからの復帰戦、1年のブランクがあることでどれだけ進化しているのかも分からない部分もあります。でも自分の中では自信を持って、気持ちもしっかりと創れています」

──今回は過去最高のメンバーが揃っているともいえます。戦う当人は大変なのですが、出場選手についてはどのように感じていますか。

「なかなか凄いメンバーに挟まれていますね(笑)」

──ハイブラエフは2021年の優勝者で、優勝候補筆頭です。その相手から3Pを奪うことができれば、本当に大きいかと。

「去年も優勝候補のブレンダン選手が初戦の相手だったので、ハイブラエフ選手が優勝候補というのは全く気にしていないです。ただ強いことは認識していますし、何ならこれまでに戦った選手の中で一番強いんじゃないかという印象もあります。何よりも強い選手とやれることは凄く有難いです」

──今回の試合後、ポイント計算は抜きにしてレギュラーシーズンで戦ってみたい選手はいますか。

「負けた相手ですね。負けたままではいたくないので、ブレンダン選手とジェンキンス選手ともう1度戦いたいです。ただ1度戦っているので、レギュラーシーズンで当たる可能性は低いんじゃないかと」

──ポイント計算をした場合、3点取れるぞという相手もいるかと。

「いやぁ……そういうことは全く考えないです。強い相手と戦いたいので。だから、このメンバーのなかで戦うことは、MMAファイターとして充実しています。今回の相手はグラップリング中心の相手で、自分のやってきたことがそこだったので……試すということではないですが、ジェンキンス戦のようには行かないぞという自信はあります」

──これまでテキサス、ジョージア、ロンドンで戦ってきましたが、今回はMMAのメッカ、ラスベガスです。

「ラスベガスは米国のなかでも有名な都市なので、格闘技とは関係なく『ラスベガスに来たんだ。ギラギラしているな』っていう感じはしています(笑)」

──めっちゃ普通の人の感想じゃないですか(笑)。それだけリラックスできているという風に捉えさせてもらいます。

「リラックスはできています。だから普通にラスベガスを眺めることができるので」

──おお、心強い言葉です。では改めて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「余り固くなり過ぎず、いつも通り、とことん楽しめる試合ができればと思います。好きなことをやっているので、好きなことをやるからには楽しみたいです」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン(英国)
マルロン・モラエス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
ウィル・フルーリー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
工藤諒司(日本)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
モハマド・ファフレディン(レバノン)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
サム・ケイ(豪州)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
ダニエル・トーレス(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
ヘスス・ピネド(ペルー)

<ライトヘビー級/5分3R>
エラン・モンチ(ブラジル)
タイ・フローレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)

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