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『RIZIN.43』木村“フィリップ”ミノルのドーピング検査の結果は陽性。ロクク・ダリ戦は無効試合、罰金、6ヶ月間の出場停止処分に/『INOKI BOM-BA-YE』矢地祐介戦も無効試合に変更か

ドーピングガーディアン うっかりドーピング防止カードゲーム DOPINGGUARDIAN


9.24『RIZIN.44』で安保瑠輝也 vs. 宇佐美正パトリック、10.1『RIZIN LANDMARK 6』で井上直樹 vs. 太田忍 等3カードが追加発表(2023年09月02日)

 こちらの続報。



 9.24『RIZIN.44』& 10.1『RIZIN LANDMARK 6』の追加対戦カード発表記者会見の前に木村“フィリップ”ミノルに関する記者会見が開かれました。


 RIZINの榊原信行CEOは9月2日の東京での記者会見で、RIZIN.43 6月24日 札幌大会に出場した木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box/元K-1スーパー・ウェルター級(70kg)王者、元Krushウェルター級(67.5kg)王者)のドーピング検査の結果が、陽性だったと発表した。

◆榊原信行CEO
 木村選手のドーピング検査の結果は陽性でした。木村選手は『大丈夫です』ということでしたが、僕らとしては嘘つかれたというのが正直なところです。
 ダリ戦は無効試合とし、契約書に基づき罰金を科し、半年間RIZIN出場停止処分とします。復帰するということがあれば、試合前に陰性を証明してもらい、クリーンとはっきりしない限り上がることができないようにします。
 7月の超RIZIN.2で行われたケラモフ×朝倉未来、伊澤×クレア・ロペスのタイトルマッチの検査も行い、4人とも陰性でした。
 木村選手からは筋肉増強剤に該当する成分が複数確認されました。
(半年の出場停止処分終了後の起用について)木村選手は安保戦のことを話していますけど、まずは(禁止薬物を)抜けって。今は抜いた先のことなんて考える気もならないです。

◆木村“フィリップ”ミノル
 今回、ドーピングをした状態で試合をし、ダリ選手、関係者の皆さん、ファンのみんなに申し訳ない気持ちです。K-1を離脱してから試合ができなくて、モチベーションが保てませんでした。クレンブテロールという成分で、パフォーマンスを上げるために摂取していました。RIZINでは検査があると知り摂取していませんでしたが、尿検査で残っており、僕自身反省しています。いつになるかわかりませんが、RIZINで試合をする時までにはクリーンな体を作り、正々堂々と戦いたいです。
(半年の出場停止期間、他団体からオファーがあればどうする?)オファーしてくださるところがあれば考えますが、RIZINの舞台で復活出来たら一番うれしいです。
(K-1時代は使用していた?)K-1離脱後初めて摂取しました。今回以前は摂取していないです。
(12月の巌流島、3月のKNOCK OUTの参戦時は?)この二つの試合の時は、減量時に使用しました。
(巌流島で敗れた矢地も複雑な心境だと思うが?)矢地選手と正々堂々男として勝負できず申し訳なく思います。
(引き続き安保と戦いたい?)機会があればやりたいです。僕にとってもモチベーションの上がる相手です。


 また、榊原CEOは、旗揚げ以来タイトルマッチとグランプリに出場する選手にはドーピング検査(それ以外の試合についてはランダムに実施)を行ってきたことを明かし、これまでの検査結果について、「これまでも陽性の選手はいました。選手との守秘義務のなかでこれまでは公表してこなかった。罰金や改善が見られなかった選手には出場を取りやめましたが、ほかの団体に出てしまう。五輪競技は抜き打ち検査、そこまで徹底しないと無くならないのかもしれない」と語り、今後のタイトルマッチやグランプリの検査結果は公表していく意向を示した。

 なお、7月30日の『超RIZIN.2』タイトルマッチで行っていたドーピング検査結果も公表。ヴガール・ケラモフ、朝倉未来、伊澤星花、クレア・ロペスの4選手ともに陰性だったことも発表されている(会見後の囲み取材でファン・アーチュレッタと扇久保博正も陰性だったと追加)。

クレンブテロール(Wikipedia)
 クレンブテロールは、筋肉増強剤としての効果が見込まれているため、各スポーツ競技においてドーピングに用いられないよう検査対象薬物にされていることが多い。ただし、本人の意思に反して、食事からクレンブテロールを摂取してしまい、表面化する例も存在する。世界アンチ・ドーピング機関では、2011年、中国とメキシコを訪問する場合は細心の注意を払うよう警告している。

 クレンブテロールについてはこちらを参照。『RIZIN.43』のロクク・ダリ戦だけでなく、『INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国』の矢地祐介戦、『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』のクンタップ・チャロンチャイ戦の前にもクレンブテロールを使用していたことを告白しています。

 陽性選手を公表したのは今回が初めてでしたが、これまでも陽性の選手がいたことは最近も認めています。公表しないということは試合結果が覆らないので、敗れた選手のことを考えると良くないと思いますが…。榊原信行CEO曰くRIZINの場合UFCのように独占契約ではないことから重い処分をしづらい、他団体の選手を借りている場合は陽性でも公表しづらかったとのこと。


 谷川貞治氏がコメント。巌流島も精度はひくいものの一応検査はしてたんですね。

https://twitter.com/kb_knockout

https://twitter.com/miyata_mitsuru

 KNOCK OUTとプロデューサーの宮田充は今のところノーコメントですが、今回のRIZINの記者会見の投稿をリポスト(リツイート)しているので何かしらの発表をしそうです。続きを読む・・・
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【RIZIN】速報中!超RIZIN.2~RIZINパート~

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超RIZIN.2のべラトールパートが終了して約1時間。後半戦のRIZINパートが目前に迫ってきました。堀口恭司×神龍誠のノーコンテスト、ホベルト・サトシ・ソウザの完敗など悲喜こもごもが交錯する内容でしたが、果たしてRIZINパートはどう転ぶのか、朝倉未来×ウガール・ケラモフのフェザー級王者決定戦に、フアン・アーチュレッタ×扇久保博正のバンタム級王者決定戦。そして伊澤星花×クレア・ロペスの女子スーパーアトム級タイトルマッチと見どころ満載。引き続き電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 MMA 58kg契約】
○伊藤裕樹(ネックスイチムエ)
(判定2-1)
×ヒロヤ(トライフォース赤坂)
1R、軽快なステップで距離を取る両者。ヒロヤは胴タックルで組み付く。するとヒロヤは自ら引き込む。しかし伊藤はすぐに立ち上がる。そこからヒロヤは間髪入れずに組んでいく。伊藤はタックルを切るものの、ヒロヤはスタンドでバックに周ってスクランブルの展開。終盤に身体が離れるとパンチに前蹴りをヒットさせ、さらにギロチンチョークであわやの場面を作るがヒロヤは首を抜いて脱出。ラウンドを終えた。
2R、やはりヒロヤは組み付いていく試合展開。コーナーに押し込むが伊藤の腰は重い。だがヒロヤはスタンドでスルッと体勢を入れ替えてバックに周る。このまま時間を掛けてテイクダウン。だが伊藤は下からアームロック。しかしヒロヤは腕を抜くが、伊藤はその瞬間にスイープして上を取り返して脱出。スタンドに戻ると伊藤は左ミドルにアッパー、フック、ボディとパンチをヒットさせて攻勢。最後は逆に伊藤がテイクダウンを奪ってラウンド終了。
3R、開始直後から伊藤がスタンドでラッシュ。コーナーに追い込んで左右の連打。危ない場面だったがヒロヤはタックル。切られるがヒロヤは自らグラウンドで下になって回避。伊藤はバックに周るとチョークを狙う。しかしヒロヤは正対して逆にバックに周るとジャーマンで投げ捨てる。ここからスクランブルの展開。ヒロヤは上をキープするが伊藤も正対してスタンドに脱出。伊藤の蹴りを掴んだヒロヤに対して伊藤はギロチンチョーク。だがヒロヤは耐えて試合終了。判定はスプリットで伊藤に軍配。


【第2試合 MMA ミドル級】
×阿部大治(フリー)
(1R ヒールホールド)
○イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
1R、開始直後に阿部のパンチがヒット。タナベはスリップ気味にダウン。しかし阿部は深追いせずスタンドを要求。スタンドで再開するとパンチを出して前に出るとタナベはタックル。しかし阿部は冷静に足を抜いてスタンドに戻る。スタンドになると阿部のパンチが上手。タナベは不用意にパンチを被弾する場面。嫌な予感はしたが、タナベはタックルで足を取ると自ら下になる。安部を転ばすと、その瞬間にヒールを極めると即座にタップ。タナベがあっと言う間に足関節を決めた!


【第3試合 MMA バンタム級】
×瀧澤謙太(Fired Up Gym)
(1R TKO)
○太田忍(パラエストラ柏)
1R、サークリングする瀧澤に対して太田は距離を詰める。序盤にタックルで組みに行くが瀧澤は冷静にかわす。身体が離れると瀧澤は意表を突いた後ろ回し蹴り!顔面に入ったが太田は足を掴む。しかし瀧澤は足を抜いてスタンドでプラッシャーを掛ける。ダメージはないのか太田は距離を詰めて組み付くとスタンドでバックに周ってジャーマン。瀧澤はすぐに立ち上がるが太田はスタンドでバックに周って寝かせいく。耐えていた瀧澤だが太田がスタンドのバックから左右のパンチを連打。リング外に身体を出した瀧澤を見てレフェリーが試合を止めた。


【第4試合 MMA ライト級】
○トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイトクラブ)
(2R TKO)
×アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)
1R、開始直後からムサエフはイケイケ。パンチを振り回し、ミドル、前蹴りを多用。アキラは持ち前の打たれ強さで凌いでいたが中盤になるとグラつく始める。何度が動きが止まってムサエフの集中砲火を浴びたがアキラは打たれ強い。最後は打ち返し始めてラウンドを終えた。
2R、逆に前に出始めたアキラ。一方のムサエフは手が出なくなってきたかと思った矢先、前に出るアキラの突進をかわすと、コーナーに追い詰めて左右の連打。最後は左フックがクリーンヒット。アキラが鈍くダウンするのを見てレフェリーが試合を止めた!ムサエフが久しぶりのRIZINで快勝です。


【第5試合 MMA 70kg契約】
×パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)
(1R KO)
○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
1R、開始と同時に前に出る鈴木。パンチの交差から試合は少し落ち着く。パトリシオは様子を見て、鈴木も少しプレッシャーを弱めたか。それも鈴木の右フックがヒットすると再び圧力を強める。積極的にパンチを出してパトリシオをコーナーに追い詰めると両者足を止めての打ち合い。すると鈴木の左右の連打がヒット。ダウンしたパトリシオを見てレフェリーが試合を止めた!鈴木が大アップセット!!


9月24日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN.44で萩原京平×牛久絢太郎が決定!さらに11月4日のRIZIN LANDMARKはアゼルバイジャンで開催!アゼルバイジャン×RIZIN世界選抜。ワールドワイドになってきた。
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BELLATOR DEEP o RENA RIZIN アキラ クレア・ロペス スミコ・イナバ トフィック・ムサエフ ヒロヤ ポール・デイリー マゴメド・マゴメドフ ラフェオン・スタッツ 伊澤星花 伊藤裕樹 堀口恭司 太田忍 扇久保博正 朝倉未来 渡辺華奈 鈴木千裕 阿部大治

超RIZIN.2:オッズ/予想と展望

アンドレイ・コレシュコフ 1.45
ロレンズ・ラーキン 2.00

ランキング5位コレシュコフ、9位ラーキン。

元王者で、タイトルを奪われたリマとラーキンにしか負けてないコレシュコフ。試合間隔が開いたためか、過去4戦のうち2度、地元のローカルイベントで試合をしている。前回のラーキン戦はスプリット判定負け。

ラーキンはBellatorデビュー戦でいきなりタイトルに挑戦するもリマに判定負け。次戦もポール・デイリーにKO負け。しかしそこからは無敗。が、Bellator日本大会でのK太郎戦での体重オーバーがあり、その後ミドルに上げていた。昨年からまたウェルターに戻している。

ストライカー対決。打撃ではラーキンが上と見てラーキンKO勝ち。

マゴメド・マゴメドフ 2.35
ダニー・サバテロ 1.20

ミックス優勝で終わったバンタム級GPの3位決定戦。マゴメドフはミックスに2Rギロチンで負け、サバテロはアーチュレッタを破り暫定王座となったラフェオン・スタッツに僅差となったがスプリット判定負け。

グラップラー対決。サバテロが持ち味のしつこいタックルで押し切って判定勝ち。

渡辺華奈 1.30
ヴィタ・アルテイガ 3.75

アルテイガはキャリア2戦目からBellatorで6勝5敗。前戦では無敗のスミコ・イナバに判定負け。タックルに対してのカウンターのギロチンで2勝している。

柔術・打撃がそこまで強くないアルテイガなら、ギロチン以外は怖くはない。渡辺一本勝ち。

堀口恭司 1.65
神龍4.15

世界デビュー戦となる神龍が大幅アンダードッグ。堀口は昨年大晦日の扇久保戦で、6年ぶりに125ポンドまで落としたが、動きには問題なく完勝。組みでも扇久保を上回った。神龍は得意のタックルでテイクダウンが取れるか。1Rをテイクダウン奪えて取れるようなら、ユニファイドルールだけに、2R以降堀口にも焦りが出てくるかもしれない。逆に1Rから劣勢なら、差が開いていく一方だろう。

堀口判定勝ち。

パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ 2.85
ホベルト・サトシ・ソウザ 1.83

昨年大晦日のマッキー戦、5月のカーライル戦と、フィジカルが強いグラップラー相手だとフィニッシュできなかったサトシ。しかし今回は急に決まった試合で、パトリッキーには対策する時間がない。緊急出場でコンディションが十分でないことを差し引いても、急な試合決定はサトシに分がある。唯一の不安要素としては5Rマッチであるということ。長期戦になると厳しい。パトリッキーは準備期間がないこともあり、弟のクレベル戦そのままの戦略で、寝技には付き合わないか。

サトシはREAL(Arzalet)以来5年ぶりのケージになるが、普段からケージを想定した練習をしているのだろうか。グラウンドでケージ際に詰められた状態だと下から動くのが難しくなるので、対処をしていないようだと下で削られる展開から抜け出せなくなる。

サトシが勝つなら2Rまでの極め、3R以降になるようならパトリッキー判定勝ち。

伊藤裕樹 1.22
ヒロヤ 4.50

DEEPでは2勝以下の相手にしか勝っていないヒロヤ。DEEPでも前座から抜け出せていないレベルで、前回初めて中堅の安谷屋と対戦したが判定負け。対する伊藤はフライ級GPベスト4なので厳しい。

伊藤判定勝ち。

阿部大治 3.10
イゴール・タナベ 1.37

タナベ、RIZINデビュー戦からいきなり階級下の相手。今後が不安になる。阿部もDEEPではタイトルを失ったが、RIZINウェルター級では無敗のトップ選手なのに、こんな使われ方をするとは。ここまでするなら、今後は世界からミドル級トップ選手を呼んできてタナベと当ててスターにしていくくらいして欲しい。

阿部は体格差はあるが、キャリアの差もあるので、序盤のテイクダウンさえ凌いで打撃勝負に持ち込めれば勝機はある。

タナベ1R一本勝ち。

瀧澤謙太 2.40
太田忍 1.59

一昨年の元谷戦でのアップセット貯金が底をついた瀧澤。そろそろIRZINレギュラーの座が危うい。レスリングから転向した太田は順調に成長している。瀧澤がRIZIN参戦後まったく成長していなければ、テイクダウンからパウンドで削られての判定負けが濃厚。ここが格闘技人生の分かれ目となる。

太田判定勝ち。

トフィック・ムサエフ 1.15
アキラ 5.75

今大会一番の大差のオッズ。アキラのファイトスタイル的に一発逆転とかもないし、致し方ないか。

ムサエフKO勝ち。

パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ 1.18
鈴木千裕 4.50

ハイリスクローリターンのパトリシオと、ローリスクハイリターンの鈴木。これだけハイリスクな試合を受けるということは、パトリシオは鈴木を相当舐めてる。鈴木の場合は、仮に準備期間が十分あったとしても勝つ確率は変わらないだろう。序盤、目が慣れないうちにダメ元でKOを狙っていけば、宝くじが当たらないとも限らない。

パトリシオKO勝ち。

伊澤星花 1.18
クレア・ロペス 5.00

4月の初参戦でRENAに勝ったロペスがいきなり挑戦者に。他にふさわしい相手がいないから仕方ないかも知れないが、もうちょっと溜めて期待感が持てるようになってから組めたら良かったのだが。

伊澤一本勝ち。

フアン・アーチュレッタ 1.24
扇久保博正 4.25

ギリギリ試合を成立させた扇久保だが、残念ながら勝敗の興味という点では元のカードと比較にならない。せっかくフライ級ができて、適正階級で戦えるようになったのに、無駄な試合でダメージを負ってしまうのは気の毒。

レスリング力とフィジカルの差でアーチュレッタが圧倒しKO勝ち。

朝倉未来 1.71
ヴガール・ケラモフ 2.10

RIZINパートはほとんど結果が見えているカードばかりになってしまった中、この1試合のみでイベントの興味と質を担保している。朝倉がリングでケラモフのテイクダウンを切れるかどうか。ケラモフの堀江戦のように、ケラモフがテイクダウンして立ち際にスタンドバックを取る展開が序盤にあるようだと、プレッシャーで蹴りが出せなくなり、ケラモフが精神的に優位に立てる。

ケラモフ判定勝ち。

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AJ・マッキー BELLATOR DEEP MMA o RENA RIZIN UFC クレア・ロペス トフィック・ムサエフ マゴメド・マゴメドフ ルイス・グスタボ 伊澤星花 堀口恭司 太田忍 朝倉海 渡辺華奈 鈴木槙吾 阿部大治

超RIZIN2:追加カード発表。伊澤 vs. クレア・ロペス、瀧澤 vs. 太田、阿部大治 vs. イゴール・タナベ他、Bellatorパートの追加カードも発表。

Bellatorパート

女子フライ級:渡辺華奈 vs. ヴィタ・アルテイガ
ウェルター級:アンドレイ・コレシュコフ vs. ロレンズ・ラーキン
バンタム級:ダニー・サバテロ vs. マゴメド・マゴメドフ

すでにBellator側が発表済みのカードもあるが、これで全5試合が決定とのこと。ライト級GP一回戦のAJ・マッキー vs. パトリッキー・フレイレとフライ級王座決定戦・堀口恭司 vs. 神龍誠がメインとセミになる模様。開始は12時からで、試合展開にもよるが、同日のUFC291(メインはポイエー vs. ゲイジーBMWタイトル戦)が11時開始なので、セミか場合によるとメインまでUFCとバッティングする可能性がある。

RIZINパート

女子スーパーアトム級タイトルマッチ:伊澤星花 vs. クレア・ロペス
バンタム級:瀧澤謙太 vs. 太田忍
ミドル級:阿部大治 vs. イゴール・タナベ

4月のLANDMARKでRENAを膝十字で破ったロペスがタイトル挑戦。2戦目だが、他に挑戦者にふさわしい選手もいないし妥当か。

瀧澤は一昨年のバンタム級GP2回戦で元谷にアップセット勝利した後、朝倉海に完敗。さらにブランク1年で迎えた昨年大晦日の試合では井上直樹に一本負け。太田は元谷には敗れたものの、4月のLANDMARKで倉本を1RKO。瀧澤はここで負けて3連敗となると苦しくなるし、正念場。

そして5月にRIZIN参戦を発表したイゴール・タナベだが、ミドル級での試合。参戦発表時から階級はどうするのかとは言われていて、榊原CEOはウェルターも視野に入れていると話していたが、さすがにそこまでは落とせなかったか。で、相手はライトでも試合している階級下の阿部大治…。阿部はDEEPで鈴木槙吾に敗れてタイトルを失っており、ベストじゃない階級での足元を見られたオファーでも出たいということなのだと思うが、タナベが負けたら階級下に負けて情けないということになるし、勝っても階級下相手なのだからすごくないということになり、誰も得をしないマッチメイク。せめて80kgくらいのキャッチウェイトなら良かったと思うが。タナベがまだMMAキャリアが浅いからということかもしれないが、体重ハンデの試合はノレない。

これに加えて、トフィック・ムサエフ vs. ルイス・グスタボが予定されていたが、グスタボが負傷していて怪我の回復次第とのこと。

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【RIZIN】速報中!超RIZIN2 追加対戦カード発表記者会見!


さてさて今日は7月30日にさいたまスーパーアリーナで開催される超RIZIN2の追加対戦カード発表記者会見が行われます。よもやのベラトールとの2部構成。既に大満足ですが、さらなる飛び道具が出てくるのか興味津々。本日も休憩時間を利用して電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


・U-NEXTのPPV視聴料はRIZINとベラトールセットで7700円
・前売りは6600円
・超早割は5940円
・伊澤星花×クレア・ロペス
・瀧澤謙太×太田忍
・阿部大治×イゴール・タナベ

RIZINパートで追加発表されたのは以上の3試合。満を持してRIZINに参戦するタナベな相手は阿部という超リアリティ路線。王者経験者を相手にタナベは突き抜ける事が出来るのか。そして覚醒前夜の太田に対して崖っぷちの瀧澤。太田のテイクダウンか、タッキーの打撃か。詳細は追って!
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Combate Global: Mexico vs. Japan:第3試合・アナ・パラシオス vs. 澤田千優

女子アトム級。

パラシオスはCombate Globalの女子アトム級ランキング1位。2位は先日のRIZINでRENAにニーバーで一本勝ちしたクレア・ロペス。バックボーンは空手・柔術茶帯)。昨年7月の前戦では、韓国のDouble G王者パク・ホビョンから1Rガードからの腕十字で勝利。24歳。

澤田はABEMAの海外武者修行プロジェクトにより、チーム・オーヤマでトレーニング。レスリングがバックボーン。昨年修斗インフィニティリーグで優勝し女子アトム級世界王者に。2月にONE Friday Fightsに出場し、キャリア1戦の相手に2Rアメリカーナで完勝。25歳。

低く構える澤田。パラシオス入ってくるところにアッパーを合わせた。タックル。切ってパンチを入れたパラシオス。澤田タックル。テイクダウン。ハーフからガードに戻したパラシオス。胸を張ってパウンドを一発落とした澤田。パラシオス下から鉄槌。またパウンド。離れてパラシオスが立とうとした瞬間に飛び込んでパンチを入れる澤田。パラシオスの首をケージに押し込みパウンド。下から蹴るパラシオス。ガードに飛び込んだがパラシオス三角。抜けたが腕十字へ。クラッチして防いでいる澤田。外して体をまたいだ澤田。マウントを狙うがハーフに。ガードに戻したパラシオス。澤田パウンド。肘。胸を張って強いパウンドを入れた。ゴング。

腕十字がどこまで評価されているかによってジャッジの判断が割れそうな1R。オープンスコアは三者澤田。

2R。入ってくる澤田にアッパーを合わせようとするパラシオス。飛び込んで右を入れた澤田。インローを蹴るパラシオス。ローをキャッチしてテイクダウンした澤田。パラシオス蹴って立とうとするが、立ち際に詰めて立たせない。が、寝たパラシオスの足を蹴る澤田の隙を見て立った。スタンドの打撃戦。パンチを入れる澤田。不用意に出したパラシオスの蹴りをキャッチした澤田がテイクダウン。上からパウンド。パラシオス足で阻むと立った。残り1分。パラシオス右ハイ。澤田タックル。テイクダウン。ハーフ。パラシオス下からホールド。ゴング。

2Rもやや澤田。オープンスコアも三者澤田。

3R。澤田ローシングル。ギロチンで引き込むパラシオスだが、サイドに出てヴォンフルーチョークの体勢。マウントを狙った所で亀になったパラシオス。そのまま足にしがみついたパラシオスだが、澤田が潰してハーフ。パスしてサイド。亀になったパラシオスからバックマウントを取った。パウンド・肘。体を伸ばして殴る。反転してハーフになるパラシオスだが残り40秒。サイドに出た。ガードに戻すパラシオスだが上からパウンド。タイムアップ。

三者フルマークで澤田勝利。

今まで対戦した中で最も柔術ができる相手に、上から臆さず攻めて完勝。

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【Combate Global】澤田千優と対戦、メキシコ代表アナ・パラシオス「私には柔術がある」

【写真】男子日本人選手の対戦相手はインタビュー中もザッツ・ラティーノ、非常に明るかったが――パラシオスはクールの一言だった (C)COMBATE

13日(土・現地時間)にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオでCombate Global「Mexico vs Japan」が開催される。同大会のメインで澤田千優と対戦するのが、メキシコ代表のアナ・パラシオスだ。

既にアジアからの刺客=韓国Double GFC女子アトム級王者パク・ホビョンを腕十字で下しているパナシオスが、日本から修斗女子アトム級チャンピオン澤田と戦う。そのパラシオスはビザ発給が遅れ、計量前夜にマイアミ入りを果たした。そんな事態に陥っても全く動揺が見られなかったパラシオスをインタビューした。


──2時間前ほどに計量を終えましたが、今の気持ちを教えてください。

「凄く試合が楽しみで。明日が来るのが待ちきれないわ」

――ビザ取得に時間がかかり、マイアミ入りが計量前夜の遅くという状況でした。減量に問題はなかったですか。

「何も問題はなかったわ。メキシコで減量をしてきたし、頭は戦う状態になっていたから」

――ファイトウィークはフィジカルだけでなくメンタルも創る必要がありますが、ビザの問題があって影響は?

「ビザ申請は通っていたし、ただ問題は日程だけだった。この日になることを承知で準備してきたので、精神面も完全にファイト仕様に仕上がっているわ。どんな状況になっても、最後はケージに上がる。ビザの発給が遅れることだって多々あるから、想定内。とにかくファイトに向けて、心身ともに創ってきたから」

――パク・ホビョン戦の映像を見て驚かされました。あの左右どちらに仕掛けるのか分からない腕十字は本当に見事でした。アナのベースは柔術なのですか。

「柔術は15歳になってから始めて、今は茶帯。メキシカン・オープンで優勝経験があるわ。ただ最初の格闘技経験は5歳の時で、アメリカン・フットボールと松濤館空手を習うようになったの」

――アメリカン・フットボールですか……。

「そう。空手は黒帯で、WAKOのナショナル王者になったけど新しいことにチャレンジしたくて、柔術を習うようになった。通っていた柔術道場が、ボーンブレイカーズMMAに合流し、私もMMAを戦うようになったの。さっきは腕十字を褒めてくれたけど、特に腕十字が得意はわけではなくて、私自身はRNCが得意だと思っているわ」

――では明日戦う、澤田選手の印象を教えてください。

「タフな相手になることは間違いない。だから、最高の準備をしてきた。きっと良い動きを見せることができるはず。チヒロがテイクダウンを狙ってくることは分かっている。でも、しっかりとそこからの戦いを磨いてきた。全く恐れることはないわ。私には柔術があるから」

――アナは今後、どのようなキャリアアップを狙っているのでしょうか。北米のビックプロモーションは女子アトム級王座を認定していませんが。

「今はアトム級でベストになりたい。そこが目標で。それを成し遂げることができれば、ストロー級に階級を上げることになると思う。でも今はアトム級で戦うことに集中しているわ」

――誘導尋問に失敗しました(苦笑)。日本のRIZINには49キロ級というカテゴリーがあります。そのRIZINではキャッチウェイトですが、先月の大会にコンバテからクレア・ロペスが出場しRENA選手を破りました。RIZINで戦うことは視野に入っていますか。

「まずクレア・ロペスはコンバテを代表して戦い、コンバテのファイターの強さを示した。彼女の勝利によって、コンバテの女子選手は世界中のどこでも戦える。その扉を開けてくれたわ。もちろん、私も日本で戦いたい。その前にチヒロ・サワダに勝って、日本のファンにアナ・パラシオスの名前を憶えてほしいと思っている。私はメキシコを代表して、日本でも他の国でも戦っていくつもりだから」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)、
午後1時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ Combate Global対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
アナ・パラシコス(メキシコ)
澤田千優(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィクトル・ヴァレンズエラ(チリ)
安西信昌(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ケイティ・ペレス(米国)
エステファニー・イロルソ(メキシコ)

<160ポンド契約/5分3R>
ジェラルベルト・カスティーリョ(キューバ)
エフェヴィガ雄志(日本)

<フェザー級/5分3R>
ラミロ・ヒメネス(メキシコ)
ニコラス・バルナ(ウルグアイ)

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MMA MMAPLANET o RENA RIZIN RIZIN LANDMARK05 クレア・ロペス ボクシング

【RIZIN LANDMARK05】RENAの腕十字&三角を凌いだロペスが、打撃を効かされるも足でヒザ十字を極める

<51キロ契約/5分3R>
クレア・ロペス(フランス)
Def.3R4分21秒by ヒザ十字
RENA(日本)

左を伸ばし前に出るロペスが、右を当ててシングルレッグへ。ダブルに切り替え、そのまま持ち上げてスラムしたロペスは、頭を抱えるRENAに対しボディロックから左に回って足を抜きにかかる。RENAのZハーフには起き上がってパンチを入れたロペス、ガードの中からエルボーを打ちつける。

引き続きロペスが、強いポスチャーからヒジを落とす。一旦立ち上がってパンチを入れ、鉄槌&ヒジ打ちのペレスはRENAの腕十字に顔を蹴っていく。腕十字を続けるRENAだが、鉄槌を落とされサッカーボールを蹴られる。十字を諦めたRENAに対し、鉄槌を続けたロペスが初回をリードした。

2R、ボディを入れ、右ローを蹴ったRENA。ロペスはワンツーで前に出ると、左ボディから右アッパーを振り上げて前に出ていく。ワンツーのロペス、さらにジャブを伸ばし右ストレートを届かせる。RENAも右を返すが、ワンツーから組んだロペスがダブルレッグを決める。

下からパンチのRENAは、担ぎパスに三角をセットしていく。頭を突っ込み、腰を上げさせて無力化させたロペスは、後方回転から立ち上がったRENAに続きスタンドに戻る。ロペスは右を当て、左の前蹴りへ。RENAもワンツー、右カーフを蹴る。そこに右を合わせるロペスは、ダーティーボクシングで右アッパーを振る。RENAは左ボディストレート。ケージを背負ったロペスにボディ、左ヒジを入れる。さらにボディにヒザを入れ、効かされたロペスに左を当てた。

最終回、左ボディを伸ばすRENAに対し、ロペスが右を当てる。さらに右ローを蹴ったロペスは、カーフの蹴り合いから前蹴りをボディにもらう。前蹴りに右を当てたロペスは、腹に攻撃を受けて組めなくなったか。ここでRENAの左がヒットし、下がったロペスが右を打っていく。

攻め時のRENAだが、テイクダウンを警戒してか叩き込んだ攻撃ができない。ワンツーのRENA、離れたロペスを追い込みたい。それでもロペスが左ボディを返す。残り90秒、ワンツーのロペスが、距離を詰めてのミドルにもテイクダウンへ。

ギロチンで背中をつけたRENA。頭を抜いたロペスが、ハーフのRENAの右足を効かして伸ばし――ヒザ十字の形=オーバーアンダーニーバーでタップを奪った。


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【UFN223】3度目の正直へ。ヘイリー・カーワンが語っていた「アクロバチックタンブリンとMMA」

【写真】下のコンテンダーシリーズの時とは、まるで表情が違ったカーワン。インタビューの3日後に病院に運ばれてしまった…… (C)MMAPLANET

29日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN223:UFN on ESPN+81「Song vs Simon」が開催され、オープニングマッチの女子バンタム級戦でヘイリー・カーワンが、3度目の正直となるオクタゴン初陣をジェイミーリン・ホースと戦う。

昨年のコンテンダーシリーズでUFCと契約を果たしたカーワンは2月25日にアイリン・ペレス戦でデビューを迎える予定だったが、計量前夜に卵巣嚢胞破裂による出血が見られてドクターストップに。


1カ月後の3月25日にタミレス・ヴィダルと仕切り直しのオクタゴン・デビュー戦では、対戦相手がドクターストップとなりまたも試合が流れた。

今大会、ジェイミーリン・ホース戦が組まれたカーワンが注目されるのは、彼女は器械体操、チアリーディング、そしてアクロバチックタンブリンという競技で成功を収めた後に、MMAに転向したというキャリアの持ち主だからだ。

明日のRIZIN LANDMARK05でRENAと戦うクレア・ロペスもMMAPLANETのインタビューで器械体操の経験が、如何にMMAに生きるのかを話しているが、そのロペスにはムエタイ&柔術という格闘技経験があった。

対してカーワンにはMMAを始めるまでコンバットスポーツの経験はなかった。彼女は6歳で器械体操を始めると、高校時代にはチアリーディング選手権、そして大学時代にはアクロバチックタンブリングのチーム戦で2度のオールアメリカンに輝き、個人部門でもナショナル選手権で優勝を果たしている。

大学卒業後、他の大学の指導者となった彼女はその職を辞して地元で就職をしてからMMAジムを訪れる。ここで現在の夫であり、ヘッドコーチのジェイク・ブレナンから「本気でやれるなら、世界チャンピオンを目指せる」と言われ、そのまま会社を辞めてプロMMAファイターを目指すこととなった。

アマ3連勝後にLFAでのプロデビュー戦で黒星を経験するが、その後はLFAがUFC Fight Passでストリーミングが始まったショーで戦うなど常に注目された状態で戦績を重ね、結果として格闘技的にはズブの素人だった彼女は5年で最高峰に辿り着くことになった。

体操系の競技、しかも日本ではほとんど知られていないチアリーディングとマット運動が混ざったようなチーム競技で養われたフィジカルと運動神経が、如何にMMAで役立つのか。

ここでは最初のデビュー戦直前、2月にMMAPLANETが行ったカーワンのインタビューからアクロバチックタンブリンとMMAの相関関係を語った部分を切り取り、ここでお伝えしたい。

ヘイリー・カーワン

「アクロバチックタンブリンは女子だけ行う体操競技で、器械体操にアクロバットの要素を加えたモノ。女子同士が、互いの体を抱え上げて、放り投げ、またキャッチしたり、ホント器械体操に近い競技よ。

チアリーディングのように男の人がいなくて、私は飛び跳ねて、人の支え=ベースもやり、頭の上で他の子を抱える役割と全てをこなしたわ。

体操競技はMMAだけでなく、どのスポーツに転向しても役立つモノよ。自分の体を知り、頭の体のコーディネーションがスムーズだから、他に何を学ぶにしてもスンナリと体にも頭にも入って来て動くことができるから。

体の軸が抜群に強くて、バランスが良い。体は強度があり、柔軟性がある。パーフェクト・ファイターになれる基盤をアクロバチックタンブリンで身に付けることができたともいえるわ。

コンバットスポーツで身に付ける必要があるテクニックって、軸が大切でバランスを取れないといけないでしょ? そしてフレキシブルだし、言うことない。

何よりアジリティはスバ抜けているわ。だって、スピンしながジャンプしたと思ったら、今度はキャッチする側に回るのだから。それに体操の動きは、とてもレスリングに役立ったわ。体の使い方が似ているの。

打撃に関しては素早さと柔軟性が役立ったと思うけど、バランスという部分ではレスリングに一番役立ったわ。あっ、レスリングだけでなく柔術も含め、全てのグラップリングに役立っているはずよ。

もちろん競技的はアクロバチックタンブリンは自分との戦い、パフォーマンスを評価されるもの。でもMMAは相手が私を殴ってきて、投げて、極めにくる。自分を磨く時に、対戦相手がいることを考える必要があるのがMMA。相手によって練習内容も変って来るし。自分たちの持つべき技術を伸ばせば良いっていうことがないのが、コンバットスポーツだから。

だから体操競技がいくらMMAに役立つとしっても、違いの方が大きい。だからMMAを学ぶことが楽しくてしょうがない。しかも対戦相手ごとに、自分のすべきことに変化が加わって、色々な動き、技術を身に付けることができるわけだし」

カーワンとロペスの共通点は、一つの競技を十分にやりつくし、新しいことにチャレンジしたくなったということ。

「ファイトと練習、全ての要素が継続して繋がっている。そんなMMAのアスペクトが大好き」と言っていたカーワンが、UFCという舞台でどのようなファイトを繰り広げるか。

コーディネーションに長けているという利点を持つというカーワンだが、その実、動きのなかで思考が止まったように体が固まることが過去にあった。相手が自分を壊しにくることで、思考と体が止まるのは格闘競技の最大の特徴だ。

そこをスムーズにするのは、精神力の強化のみ。運動と戦いの溝を埋める精神力がカーワンに伴っているようであれば、オクタゴンのなかでも抜群の結果をもたらすだけの運動神経を彼女は持っている。非常に興味深い、ヘイリー・カーワンのUFC初陣だ。

■視聴方法(予定)
4月30日(日・日本時間)
午前5時30~UFC FIGHT PASS

<バンタム級/5分5R>
ソン・ヤードン(中国)
リッキー・シモン(米国)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
コディ・ブランデージ(米国)
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
フェルナンド・パディーリャ(メキシコ)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
マルコ・ホジェリオ・デ・リマ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・クィンラン(米国)
トレイ・ウォーターズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルティン・ブダイ(スロバキア)
ジェイク・コリアー(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ステファニー・エッガー(スイス)
イリーナ・アレクシーワ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ケレハー(米国)
ジャーニー・ニューソン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ヘイリー・カーワン(米国)
ジェイミーリン・ホース(カナダ)

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【RIZIN LANDMARK05】計量終了 バスローブで登壇の平本蓮は、そのままバスローブ姿で会場を去る

【写真】とにかく、明日 (C)MMAPLANET

明日29日(土・祝)、東京都渋谷区の代々木第一体育館で開催されるRIZIN LANDMARK05のセレモニアル計量がメディア及びファンクラブ当選者限定/会場非公開で行われている。

9試合、18出場選手は全て計量をクリアしており、メインとコメインに出場する4選手がステージ上でマイクで意気込みを話した。

なお公開計量のスタートが遅れた原因となった平本蓮はグリーンのバスローブでセレモニアル計量に姿を現し、出場選手全員の撮影終了後はそのままの姿でエレベーター乗り、計量会場を後にしている。

4選手のコメントは以下の通りだ。


牛久絢太郎
「お互いコンディション、バッチリなので明日、最高の試合期待してください」

朝倉未来
「明日は俺の試合楽しんでください。PPVを購入していない方は購入して。必ずKOします」

斎藤裕
「試合──1年振り凄く良い練習というか準備ができて、自分でも凄く良いと思っているので。明日は期待してもらって良いかなと。会場に来れない方はPPVお願いします」

平本蓮
「明日から僕の時代です」

■視聴方法(予定)
4月29日(土)
午後2時30分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,スカパー!

■RIZINLANDMARK05計量結果
※赤字の選手はクリックすると、事前インタビューに跳びます

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:65.8キロ
朝倉未来:65.85キロ

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕:65.85キロ
平本蓮:65.75キロ

<バンタム級/5分3R>
倉本一真:60.8キロ
太田忍:60.9キロ

<ライト級/5分3R>
武田光司:キ70.85ロ
ルイス・グスタボ:71.0キロ

<女子アトム級/5分3R>
浅倉カンナ:48.8キロ
V.V Mei:48.8キロ

<51キロ契約/5分3R>
RENA:50.9キロ
クレア・ロペス:50.75キロ

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛:117.2キロ
ロッキー・マルチネス:115.2キロ

<フェザー級/5分3R>
金原正徳:65.85キロ
山本空良:65.75キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.8キロ
アリ・アブドゥルカリコフ:70.9キロ

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