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【Shooto2021#06】激闘王の真実。後藤丈治戦へ、石橋佳大─01─「激闘王が格好良いとは思っていない」

【写真】激闘王じゃなくても、石橋佳大は格好良い!!(C)MMAPLANET

20日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06で、元環太平洋バンタム級王者の石橋佳大が後藤丈治と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

石橋といえば毎試合、激しい打ち合いと目まぐるしく変わるグラウンドのポジショニング、果ては大流血まで――いつしか彼は激闘王と呼ばれるようになった。しかし、そんな激闘の末、自身が星を落とすことも少なくはない。本人は、数々の激闘についてどう考えているのだろうか?

そう訊くと、石橋からは意外な答えが返ってきた。初めて語られる、激闘王の真実とは!?


――試合を1週間後に控えた石橋佳大選手です(※取材は9月13日に行われた)。現在の練習やコンディションはいかがですか。

「練習は土曜日(9月11日)に上がって、今は小さいケガを治しながら、試合に向けてコンディションを整えているところですね」

――試合のお話の前に、石橋選手のTwitterを拝見すると、アニメやゲームのお話がツイートされています。声優さんのツイートをシェアしたり……失礼ながら、少し意外でした。

「アハハハ! もともと舞台鑑賞が好きで、そこから『スタァライト』(正式名称は『少女☆歌劇 レビュー・スタァライト』)という作品のファンになったんです。いわゆるメディアミックスの作品で、ミュージカルがあってテレビアニメ化もされ、今は劇場版も公開されています。実は試合後、この作品のセリフを使ったりしているんですよ」

――えっ!? ちなみにどのセリフでしょうか。

「前回の試合(2020年11月、論田愛空隆に判定勝ち)で勝ったあと、『ポジションゼロ!』と言ったんですけど、あれも『スタァライト』のセリフです。ポジションゼロというのは、『勝った人だけが舞台の主役になれる』という意味なんですね」

――なるほど。その作品のセリフであることに気づいている方はいましたか。

「まぁまぁ、いました。でも知らない人からは『ポジションゼロって石橋の技の名前か?』って、物議を醸していましたね(笑)。この『スタァライト』というのは、舞台に懸ける女の子たちのお話なんですけど、格闘技の選手――もちろん自分にも当てはまるところがあって、共感するところも多くて今一番オススメの作品です。ただ、こういう話をすると、よく『イメージと違うね』とは言われます(笑)」

――はい、確かに……。

「無骨な人間のように見られるんですけど、全然そんなことないので。お茶目なところもありますから」

――石橋選手といえば、激闘王というイメージがあるので、多くの人はそう感じるでしょうね。その激闘王というイメージについては、どのように感じていますか。

「そう呼ばれ始めて、最初は好きではなかったです。激闘王というニックネームが格好良いとは思っていませんでした。今は激闘王と呼ばれることにも慣れたし、そのニックネームが定着しているのは嬉しいことは嬉しいです。でも正直、激闘はしたくはないですよね」

――激闘したくはない!? それも意外です。

「激闘になっているというのは、試合で自分がやられている場面があるということですからね。激闘になればなるほど、それは僕にとって負けに近づいていることじゃないですか」

――そうですよね。

「論田戦後にも言ったんですけど、僕の中では全ての試合が激闘なんです。でも周囲のイメージは――僕の試合の感想を見ると、『激闘じゃないけど勝った』、『激闘じゃないけど負けた』、『負けたけど激闘だった』とか、全て激闘の2文字が付いて回るんですよ」

――……。

「実際は、相手をドミネートするような展開のほうが良いです。ジムでも15分間抑え込むような練習もしていますし。でも僕がそういう練習していると、周りから『石橋さんって寝技もやるんですね。打撃ばかりかと思っていました』とか言われるんですよ(苦笑)」

――もともと石橋選手は、柔術からスタートしているのですよね。

「はい。上京する前、17歳の頃から柔術をやっています。最近は週1ぐらいしか柔術の練習はできていないですけどね。それでもグラップリングの大会には出ていて、自分のグラップリングや柔術を、いかにMMAで生かすかが大事だと思っています」

――柔術の試合は、MMAとはまた展開が異なるのでしょうか。

「そうですね。柔術だと相手が先を取るので、僕が上から攻める展開が多いです。ただ、柔術でもMMAでも、ポジションについては上か下かは、こだわってはいませんね」

――そうした格闘技観を持ちながら、MMAの試合は毎回激闘になる。その点について、ご自身ではどう考えていますか。

「結局は、僕の精神的な弱さが出てしまっていると思います。勝ち急いだり、相手が打ってきたら自分もすぐに打ち返したり。会場が静かだと、自分が負けているのかなと思って攻めすぎてしまったりとか。試合の中で、勝つための我慢ができていないんです」

――ということは、毎試合「激闘にならないように……」という考えが、頭の中にあるわけですか。

「はい。毎試合そう思っています。セコンドからも毎回、『激闘せずに勝つことを考えろ』と言われています。僕にとって試合のテーマは、激闘にせず勝つことなんですよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月20日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』試合結果/9.20『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生と西川大和が対戦

修斗 7.25 後楽園ホール:中村倫也、プロデビュー戦は2R左ハイでKO勝ち「俺のオリンピックが始まる」。SASUKE、世界フェザー級王者となるも強気アピール封印。SARAMI、黒部三奈との3度目の対戦へ(バウトレビュー)
第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦 5分5R
○SASUKE(マスタージャパン東京/世界1位、環太平洋王者)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、環太平洋2位)
判定2-0 (片岡48-47/田澤47-47/福田48-47)
※SASUKEが王者に

第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級(50kg)次期挑戦者決定戦 5分3R
○SARAMI(パンクラスイズム横浜/世界2位)
×中村未来(マルスジム/世界4位)
2R 2’48” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第6試合 バンタム級 5分2R
×論田愛空隆[ろんだ あくり](心技館)
○中村倫也[りんや](EX FIGHT)
2R 0’20” KO (左ハイキック)

第5試合 ライト級 5分2R
×エドモンド金子(BRAVE)
○岡澤弘太(佐山道場)
判定0-3 (田澤18-20/長瀬18-20/豊永18-20)

第4試合 フェザー級 5分2R
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場/世界2位、環太平洋4位、元環太平洋王者)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
判定0-1 (片岡18-20/長瀬19-19/田澤19-19)

第3試合 バンタム級 5分2R
×齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
○野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
判定0-3 (田澤18-20/片岡18-20/長瀬17-20)

第2試合 フライ級 5分2R
○山内 渉(FIGHT FARM)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)※植木新 改め。総合格闘技宇留野道場から所属先名称変更
2R 4’35” 三角絞め

第1試合 トライアウト フェザー級 3分2R
○村山大介(マスタージャパン東京)
×スソン(KRAZY BEE)
判定3-0 (長瀬20-18/豊永20-17/福田20-17)

 遅ればせながら7月25日に後楽園ホールで開催された『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』の試合結果。メインイベントは斎藤裕が返上した修斗世界フェザー級王座の決定戦が行われ、SASUKEが工藤諒司に判定勝ちし新チャンピオンに。セミファイナルの女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦はSARAMIが中村未来に2R KO勝ちし黒部三奈への挑戦権を獲得。


 レスリング全日本選手権16~17年2連覇、17年U-23世界選手権優勝の中村倫也のプロデビュー戦は論田愛空隆に2R 0分20秒、左ハイキックでKO勝ちです。現在無料で視聴できます。


 9月20日に後楽園ホールで開催する『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生 vs. 西川大和の世界ライト級チャンピオンシップ、安藤達也 vs. 石井逸人の環太平洋バンタム級チャンピオンシップが発表されています。続きを読む・・・
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J-CAGE Report Shooto2021#05 ブログ 中村倫也 論田愛空隆

【Shooto2021#05】格闘DREAMERSからプロデビュー、中村倫也が左ハイで論田愛空隆をマットに沈める

<バンタム級/5分2R>
中村倫也(日本)
2R0分20秒 by KO
論田愛空隆(日本)

サウスポースタンスの中村が左ロー、論田は左ジャブをボディに放つ。論田の右ミドルをキャッチした中村が、そのままテイクダウンを仕掛けるが、論田はケージ際でカット。すると中村はサイドバックを奪い、パンチを当てる。立ち上がった論田の左脇を差し上げて、ケージに押し込んだ中村が、足をすくって論田に尻もちを着かせた。

サイドバック、さらにマウントを狙う中村の右足を取りに行く論田だが、中村はスプロールしてシングルへ。論田に背中を着かせてサイドを奪う。論田はケージを蹴って回るが、中村はトップからバックに回ってコントロールする。立ち上がった論田を再びケージに押し込み、中村がダブルレッグでグラウンドに引きづりこむ。

バックマウントからパンチを落とし、RNCを狙った中村。これを凌いだ論田に対して中村はマウントに移行し、パウンドを嫌がった論田からバックマウントを奪う。そして残り15秒で腕十字を狙っていった。

2R、前に出る中村が左ローと右ジャブを当てる。論田は頭を下げてパンチを狙うが、中村はこれをかわす。組んできた論田をいなした中村が繰り出した左ハイが、論田の顔面を直撃。論田はダウンし、すぐさまレフェリーが試合を止めた。

プロデビュー戦でKO勝利を収めた中村は、目を細めながら「お父さん、ありがとう!」とメッセージを送った。

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【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5

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世間は東京オリンピック2020が開幕の末に迎えた4連休の最終日。気分はやや憂鬱な昼下がりですが、後楽園ホールではプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5が開催されます。メインは修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦。SASUKE(マスタージャパン東京)×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)が行われます。立ってよし寝てよしのオールラウンダーに成長したSASUKEに長南亮の秘蔵っ子・工藤が挑む構図。王座を戴冠するのは果たしてどちらか。今回も後楽園ホールから電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 トライアウト フェザー級】
◯村山大介(マスタージャパン東京)
(判定3-0)
×スソン(KRAZY BEE)
1R、スソンのローに合わせて村山が片足タックルでテイクダウン。すかさずサイドに回ると腕十字。耐えるスソンに対してパウンドで削ると、そのままバックに回ってポジショニングで優位に立ってラウンドを終えた。
2R、またもスソンのミドルを掴んだ村山。時間をかけてテイクアウトに成功。そのまま下になりながら三角絞めで絞め上げるがスソンは耐えて試合終了。判定は村山に軍配。


【第2試合 フライ級】
◯山内渉(FIGHT FARM)
(2R 三角絞め)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)
1R、試合はめまぐるしくグラウンドで上下が入れ替わるスクランブルの展開。山内が足を掛けてテイクダウンすれば植木は下からタックルでしがみついて立ち上がる。流れの中から植木は下になりながらギロチンを狙えば、首を抜いた山内が肩固めで追い込んだがラウンド終了。
2R、1R以上に激しく上下が入れ替わるグラウンドの展開。主導権を握ったのは山内。返されはするものの、マウント→バックと責め立てる。中盤に入るとリバースした植木に対して下から三角絞め。植木はバスターで返そうとするがよりタイトに極まる。すりてレフェリーが試合を止めた!山内が鮮やかな一本勝ち!


【第3試合 バンタム級】
×齋藤翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
(判定0-3)
◯野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
イケイケでパンチを振るう齋藤に対してしつこく組みついて行く野瀬。グラウンドに誘うと1Rではツイスターであわや一本の場面を作り、2Rには肩固めやバックチョークを矢継ぎ早に仕掛けて齋藤を圧倒。極め切れなかったものの判定で勝利を掴んだ。


【第4試合 フェザー級】
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場)
(判定0-1)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
1R、開始直後に組みついた結城。そのまま体勢を崩すとグラウンドに持ち込んでバックに回る。ここからはポジションを完全に制圧。パックからねちねちとチョークを狙って主導権を握る。終了間際には腕十字をセットしたがタイムアップ。
2R、やはり組みつきにいく結城。しかし仲山はこれを切って着実にローで削る。嫌がる結城はローに合わせてタックル。テイクダウンに成功するが、仲山もすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると決定打こそないが、パンチに飛び膝と手数を出してラウンド終了。判定はドロー裁定。


【第5試合 ライト級】
×エドモンド金子(BRAVE)
(判定0-3)
◯岡澤弘太(佐山道場)
1R、開始直後は金子ペース。左ジャブが面白いようにヒット。嫌がった岡澤のタックルを潰して側頭部にパウンド。猪木アリ状態になるも深追いしない。スタンドを命じられると岡澤は一気に間合いを潰してテイクダウン。簡単にマウントを奪うと腕十字であと一歩まで追い詰めるが金子は身体を反転させて回避してラウンド終了。
2R、スタンドは金子が優勢。ハイを決めると岡澤は動きが止まり、自らグラウンドへ。猪木アリ状態。すると岡澤が下から一瞬の隙を突いて組みつくと逆にテイクダウン。またしてもマウントを奪取。このままグラウンドを制圧したまま試合終了。判定は岡澤に軍配。


ここで9月20日の後楽園ホール大会の対戦カードとして、環太平洋バンタム級タイトルマッチ 安藤達也×石井逸人、世界ライト級タイトルマッチ 川名雄生×西川大和が決定。どちらも屈指の好カード。


【第6試合 バンタム級】
×論田愛空隆(心技館)
(2R KO)
◯中村倫也(EX FIGHT)
1R、ゴールデンルーキー中村。打ち気に見せかけて論田のパンチに合わせてタックル。組みつくとバックに回ってグラウンドに持ち込む。論田は何度も脱出を図るが中村は素早く先回りしてポジションを制圧。バックからチョークであわやの場面を作ってラウンドを終えた。中村のポテンシャルはさすが。
2R、開始直後の打撃の交差。中村の左ハイキックがクリーンヒット!ダウンした論田を見てレフェリーが試合を止めた!中村が衝撃のプロデビュー!


【第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦 】
◯SARAMI(パンクラスイズム横浜)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
1R、SARAMIは打ち合いに応じるかと思いきや組みついてテイクダウンを狙う。崩して一度は倒したが中村はすぐに立ち上がってケージ際で長い差し合い。しかしSARAMIは倒し切れずに身体が離れてラウンドを終えた。
2R、スタンドでも怯まずにパンチを打っていくSARAMI。流れから押し倒すようにテイクダウン。サイドから腕十字を狙うが決まらないと見るやマウント→バックに移行。中村の身体を伸ばして側頭部にパウンドを乱射。レフェリーが試合を止めた!


【第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦】
◯SASUKE(マスタージャパン東京)
(判定2-0)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)
1R、序盤は様子を見合う両者。工藤はサークリングして距離を取る。SASUKEはプレッシャーをかけてローを放つが決して深追いしない。このままラウンド終了かと思いきや、距離が詰まると最初に工藤のパンチがヒット。しかし返しのSASUKEのフックで工藤はフラッシュダウン。ここでラウンド終了。
2R、3Rはやはり前に出るのはSASUKE。手数は少ないものの、要所でロー、膝への前蹴りをヒット。距離が近づくとSASUKEが足を掛けたり、突き放して倒すが工藤はすぐに立ち上がって追撃を許さない。
4R、ローを起点に工藤がやや前に出始める。決定的な場面はないものの右のパンチを要所で狙ってヒットさせ、やや巻き返し始めたか。
5R、あとがないように見える工藤だがペースを崩さずにローで手数を稼いで右のチャンスを窺う。SASUKEは無理をすることなく安全運転。結局致命的な攻撃をもらわずに試合終了。判定はSASUKEに軍配。王座奪取に成功。
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【Shooto2021#05】計量終了 世界戦からトライアウトまで出場全選手、問題なくクリアー

【写真】第2試合から第5試合に出場選手たち──エドモンド金子、岡澤弘太、仲山貴志、結城大樹、齋藤翼、野瀬翔平、山内渉、植木“令和”新も問題なくクリアーした(C)MMAPLANET

明日25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の計量が、港区KCOLオフィスで行われた。

メインの修斗世界フェザー級王座決定戦=SASUKE ✖工藤諒司、セミの女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦=SARAMI✖中村未来を始め、トライアウトを含め全8試合に出場する全16人の選手が滞りなく計量を終えている。


全選手の計量結果は、以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#05

※赤字の選手をクリックすると、インタビューに飛びます

             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE:65.6キロ
工藤諒司:65.8キロ

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI:49.4キロ
中村未来:49.4キロ

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆:61.2キロ
中村倫也:61.1キロ

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子:70.1キロ
岡澤弘太:70.1キロ

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志:65.6キロ
結城大樹:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼:61.1キロ
野瀬翔平:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
山内渉:56.4キロ
植木“令和”新:56.5キロ

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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE─02─「当たり前に勝たないと」

【写真】マイクまでが、SASUKEの試合。1月の内藤太尊戦後は3分間、マイクを握っていた(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて工藤諒司と戦うSASUKEインタビュー後編。

キャリア8勝1敗1分、常に過去の対戦相手の質を問われる。それはSASUKEにとって、如何ともしがたい。彼にはどうしようもできない、できることは与えられた試合で勝つことだけだった。

だからこそ、今後を考えて──そんな疑問の声を払拭し、期待が募る存在にならなければならない。そのためにSASUKEは工藤との試合を「当たり前に勝たないといけない」と断言した。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──セコンドに就いてもらう選手に、しっかりと練習を見てもらうと。

「そうですね。5Rのスパーリングの時は猿飛流さんに来てもらいました。セコンドワークの確認も兼ねて。九州にいる弘中(邦佳)さんも、その辺りの意志の疎通はできています」

──工藤選手はキャリア最強の相手といっても過言でないと思われます。だからこそ、躓くことは許されないかと。

「躓いていられない……そのままですね。今後のことを考えると、当たり前に勝たないといけない相手です。外国人選手と戦っていくとなると、もっと強い相手ばかりになってくると思うので。

しんどい勝負でも、勝ちを拾わないといけないです」

──これはもうSASUKE選手からすると「そんなこと言われても、しょうがない」ということになるのですが、過去の対戦相手とこれから戦っていかないといけない相手ということを考えると、あのパフォーマンスをどこまで見せ続けることができるのか。その手の疑問を払拭できるのか。

「特に業界関係者、同業者の勝敗予想なんかの話を聞くと、そういう風に見られているなと思います。知り合いから、『こんな予想が出ていたけど、ひっくり返してね』とかって連絡が来て……」

──そういう連絡ありますよね。『こんな風に記事への批判書かれていましたよ』とか送って来てくれる人がいて(苦笑)。自分は気が弱いからエゴサーチなんてしたくもないのに。

「アハハハハ。僕はあんまり気にしていないです。予想なんて覆してナンボなんで。業界関係者がそういう風にみたところで、何も気にしていない。いつも通りのメンタルでやれば、いつも通り結果がでると思っています。

正直、試合なんてどっちが勝つか分からないですから。強いヤツが、一発で負けることもある。何が起こるか分からないのが試合なんで。その人にとっての番狂わせじゃないですけど、そういうことが毎回あるようなモノだから。

過去の相手云々と言われても、勝っているのは僕だし。そういうことを言われても、僕としてはケガで長く穴を空けてきたので、とにかく勝ちを拾うことが絶対条件で戦っています」

──拾うという表現なのですね。

「やっぱり負けたら、次に繋がらない。どんな状況になっても、KO寸前とか苦しい展開になっても何とか勝ちをもぎ取る。最近の試合はそういう展開になっていないですけど、どの試合に臨む時も最悪のシチュエーション、一番起こって欲しくない状況に陥り、そこから盛り返すイメージを持ってやってきました。

拾うという言い方は正しいか分からないですけど、要は諦めないよってことです。とにかく勝たないと何も残らないですからね。これまでキャリア10戦だけですけど、勝ちたいと
思って戦ったのは1回だけなんです」

──それは……。

「2度目の山本健斗デリカット戦だけです。1度やられているから、しっかりと勝とうという気持ちでした。でも他の試合はもう勝てれば、相手が足首を捻ってドクターストップでも構わないぐらいでいます(笑)。とにかく必要なのは、勝つことなので」

──先ほども、これから外国人選手と戦うという言葉が聞かれましたが、毎回尋ねて申し訳ないですけど、修斗世界チャンピオンになってから、次の目標というのは変わりないですか。

「そうですね、やっぱり海外……北米です。僕は北米です。UFCとポンと契約できるほど簡単ではないので、それができれば一番ですけど。そうでないならUFCに繋がるところですね。PFLを経由するのか、堀内(佑馬)選手が出たLFAとか。そういう選択肢も必要かと思っています」

──では、そこを含めて試合後のマイクを思案中ということですか(笑)。

「アハハハ。ワードチョイスは色々としないといけないですからね」

──逆に余裕じゃないですか(笑)。

「いや、これも仕事の一部ですから。どういうワードを使うと、皆が感情移入してくれるのか。背中を押してくれるのかっていうのはちょっと考えていますね。マイクに関しては、岡田(遼)選手がライバルです(笑)」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード
             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
工藤諒司(日本)

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
中村未来(日本)

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆(日本)
中村倫也(日本)

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子(日本)
岡澤弘太(日本)

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志(日本)
結城大樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼(日本)
野瀬翔平(日本)

<フライ級/5分2R>
山内渉(日本)
植木“令和”新(日本)

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【Shooto2021#05】伝説の始まり、中村倫也─02─「やっと夢を与えることができる。その番が回ってきた」

【写真】語られるエピソードが、26歳とは到底思えない。どれだけ中村がMMAに囲まれて生きてきたか。彼こそMMAの申し子だ (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5で論田愛空隆とMMAデビュー戦を戦う中村倫也インタビュー後編。

ワールドクラスのフリースタイルレスラーは、出自も育ちもMMA=ピュアブレッド大宮──全ては、あの場所から始まった中村のMMAファイター人生が、ようやく第1章を迎える。

レスラーがMMAに挑戦するのではない、MMA人間がレスリングでも活躍してきた、それが中村倫也だ。伝説が始まる、その前日譚──中村のルーツをここで知って欲しい。

<中村倫也インタビューPart.01はコチラから>


──今回のデビュー戦、2回戦なのですね。てっきり3回戦だと思っていました。その方がスペシャル感もあって、盛り上がるのに……。

「クラスAですか? 僕も3R制だと思っていました。それぐらいあっても良いなぁって(笑)。でも3Rに行かないですし、2Rでも判定にならない。10分以内に終らせることができれば同じだなって」

──「それぐらいあっても良い」というのも自己顕示でなく、倫也選手の表情を見る限り、MMAデビューを背景まで含めて楽しみたい風に見えます。

「やっと……です。やっと、ですから。実は先週、ピュアブレッドに行ってきたんです」

──元プロシューター、ピュアブレッド大宮所属でピュアブレッドの名を継いだ池田久雄さんの下へ?

「ハイ。プロデビューを迎えたので、挨拶に言ってきました」

──そのために上尾まで足を運ばれたのですか!!

「ハイ。池田先生にデビューの報告を、と思いまして。そうしたらピュアブレッドのキッズレスリングの子たちがいて。いえば僕の後輩になるんですよね、あの子たちは。その子供たちが僕にベタベタとくっついてくるんです──。『俺が子供の頃、石川真さんや朝日(昇)さん、野中(公人)さん達にしていたとの同じだ』って思いました。

あの頃の僕にとっての選手たちが、彼らにとって『俺になっている』と感じることができて、やっと夢を与えることができる。ようやくその番が僕に回ってきたと思ったんです。何か──凄く嬉しくて」

──いやぁ、思わず鳥肌が立ってしまいました。エリート・レスラーのMMA挑戦と見られがちですが、倫也選手の口から出てくるのが剛術・石川くん、朝日昇に野中くん……根っからのMMA畑の人間じゃないかって。

「僕の憧れでしたから。上野九平さん……ルタ☆ユージさんも」

──ルタ選手はお父さんの運転手をされていましたよね。確かにカナダでピュアブレッドを創るという話もあったかと思います。

「カナダといえば先月ですかね、カーロスから『頑張って。パンデミックが終息したら、日本にいくから練習しよう』っていうDMが来たんです」

──カーロス……カーロス・ニュートンですか?

「ハイ。カーロスも暫らく大宮にいたことがあって、今はカナダの柔術ジムで指導しているみたいです」

──うわぁ、懐かしい名前です(笑)。きっとジョエル・ギャルソンのジムですよね。いやぁ、倫也選手と話していると、26歳とは思えない懐かしい選手の名前が飛び出してきますね。

「僕にとってピュアブレッド大宮が庭でした。毎日、あそこにいて。如何にエンセンと修斗君に会わないのかが、僕のなかのテーマでした(笑)」

──アハハハハ。エンセンはともかく、修斗君は怖すぎます。

「子供心に、エンセンも怖すぎました(笑)」

──最大の理解者の息子さんに、そういう風に接することができるエンセンがまた面白すぎます。

「あと桑原(卓也)さんも怖かったです(笑)」

──マッスル!! 空気が読めなさそうです(笑)。そういう幼少期があり、ピュアブレッドの池田さんにデビュー前の挨拶をするということなのですね。

「凄くエネルギーを貰うことができました。原点に返った気がします。あの子たちを見ていると、もう格好良いところを見せるしかないです」

──気合が入り過ぎることはないですか。

「その辺りはレスリング時代に経験していたことが生きると思います。レスリングの時もワクワクが大き過ぎたので」

──実は今週コリー・サンドハーゲンとエイドリアン・ヤネスというUFCバンタム級ファイターのインタビューをすることになっているのですが、倫也選手のようなバックグラウンドを持つ選手が、あの場で戦えるようになることを切実に願ってしまいます。

「サンドハーゲン、マジですかっ!! そうッスね……現地でUFCを見てみたいです。まだ画面越しでしか見ていないので、直接生で見てUFCファイターのエネルギー感とか、もっと出てくると思うので。そこがまだピンとは来ていなくて、ボヤっとしているところなんです」

──その世界最高峰を最先端で目指す。周囲の期待値もひたすら高く、求められるモノも他のデビュー戦を迎えるファイターとは違ってきます。

「デビュー戦に関しては、正直もっと僕の方がチャレンジする立場の試合が組まれると思っていました。でも、今回の試合はチャレンジするというよりも、受けて立つぐらいの気持ちでいることに気付きました。結果、思っていたより気楽ではないです(苦笑)」

島影直弥(LDH martial arts取締役) 倫也の人生はそういうモノなんだよ。回りの選手とは違う。覚悟を決めないと。

──では覚悟を持って、デビュー戦はどのような試合をしたいと思っていますか。

「伝説が始まる──そんな予感がするような試合をしたいと思います」

──おぉ、伝説の始まりですか。

「皆にここから何か始まるぞ──そう思ってもらえる試合をしないといけないです。ひたすら攻めます。ずっと主導権を握って、相手に能動的な動きをさせない。僕の動きに、反応した攻撃しか出させないようにして、選択肢を狭めていきます。そして、しょうがなしに動いたところで仕留めます」

──頭のなかに戦い方は出来上がっているようですね。一つだけ、その勢いに水を差すようなことを言っても良いですか。

「アハハハ、どんなことですか?」

──これだけ期待されて、舞台も整っている。そこで脳裏をよぎるのが、アーロン・ピコなんです。

「あぁあぁあぁ……。それ、分かります!! マジで分かります。アーロン・ピコに関してはデビュー戦だけでなく、他の試合でもMMAの怖さを目の当りにしました。

もちろん、僕だってアーロン・ピコのようにならないとは限らないです。あり得ることです。ただし、良いのを一発貰った時のことも想定しています。経験していないことなので、何とも言えないですけど……」

──嫌なことをいって申し訳ないです(笑)。

「アハハハ。ピコ……そうッスよね。ただピコってレスリングの時も、大量失点をするんです。でも、それより多くの点を取って勝つ」

──えぇ? 倫也選手はアーロン・ピコのレスリング時代もご存じなのですね!! 深すぎます。

「もう7年も前ですけど、ブルガリアの大会にピコはコーチと2人で来ていて。『相手がいないから、練習してくれ』って言われたんです」

──凄まじい逸話じゃないですかっ!!

「ピコは僕の2歳下で、彼と同い年の藤波(勇飛=2017年世界選手権フリースタイル70キロ銅メダリスト)は、世界ジュニアでアーロン・ピコと決勝で戦っていますし。

そうですね、ブルガリアで練習したときは、スクランブルが凄くて強かったです。試合もあの時に初めて見たのですが、凄く得点能力が高いけど、失点もメチャクチャします。大味といえば大味なレスリングで。

だからMMAもそのままなんですよ。凄く良い攻撃をするけど、被弾もする。僕の場合はあそこまで行き切るような試合はしません。ああなると事故が多くなってしまうので。もらうことが増えると、攻めに影響が出てしまうでしょうし。そこは自分の感覚を信じて、失点ゼロで戦います」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2021#05】論田愛空隆戦で、プロMMA初陣。中村倫也─01─「丁寧に創ることを心掛けてきた」

【写真】五輪スポーツに生きてきたアスリートの第二の人生ではなく、MMAファイター人生のためにレスリングが存在したことが強く感じられる中村だ (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5で中村倫也が論田愛空隆と──改めてMMAデビュー戦を行う。

ピュアブレッド大宮を庭に、MMAファイターになるという天命を受けて成長した中村は、その過程においてレスリングでU23世界王者など輝かしい実績を残してきた。

MMA転向後LDH martial arts所属となり、完璧を求められた『格闘DREAMERS』をミッション・コンプリートし、UFCへの最短距離を往くためにキャリアの一歩を踏み出す。論田戦を6日後に控えた中村をインタビューすると、すでに場慣れした一流アスリート然とした受け答え以上に、いかにMMAに造詣が深く、MMA LOVERであることがヒシヒシと伝わってきた。


──ひとつ前の取材で一緒していた松嶋こよみ選手に、倫也選手にインタビューすると伝えると「宜しく終え伝え下さい。メチャクチャ強いです。たまにではなく、極められます」と言っていました。

「いえいえ。こよみさんこそ……こよみさんのことはレスリング時代から知っていて、団体戦では敵チームだったこともありましたし。レスリング時代から身体能力が凄かったです。

そのレスリング時代に(大宮司)岳さんにムーブメントを教わっていて。岳さんの減量セミナーを受けさせていただきときに、MMAにも生きそうだと思って指導を受けるようになったんです。そのつながりで、今、こよみさんと打撃とムーブメントを一緒にさせてもらっています。

こよみさんって、他の選手の動きを観察する力も凄いんですよ。僕のパンチも踏み込みと、方向がズレているとか指摘してもらっています」

──そんな関係だったのですね。まぁ大宮司トレーナーのことは個人的には触れたくないのですが(笑)、自分のなかで体のトレーナーの方であれだけMMAをチェックし、選手の名前もスラスラ出てくる人はあまり知らないです。ムーブメントのためのムーブメントでなく、MMAを凄く研究したうえでのムーブメントで、素晴らしいですね。

「MMAのことが好きですよね。でも、『触れたくない』というところはしっかりと書いてください(笑)」

──アハハハハ。それにしても、プロデビュー戦まで1週間を切ったというのに、凄くリラックスされていますね。

「わくわくが緊張を上回っている感じです。もちろん、不安がないといえば嘘になりますけど、僕だけのデビュー戦でなくLDH martial artsのデビュー戦だと思っているので。ちょっと大暴れしたいなって気持ちです」

──4月の『格闘DREAMERS』のオーディション最終選考も、アママッチとはいえルールはほぼ同じで、相手もプロシューターでした。あの時は成し遂げないといけないハードルがある状況でのファイトでしたが、そこと比較すると何かメンタル面で違いはありますか。

「あの時と同じかなと思います。ただ、確実に打撃をもらわないという自信はなく、そこに対する不安はあります。でも、試合が始まるとその部分は捨てて戦うだけです。なので練習では丁寧に丁寧に創っていて、試合では大胆に行こうと思っています」

──では最初にデビュー戦の相手、論田愛空隆選手の名前を聞いた時、どのような気持ちになりましたか。

「えぇと……『誰だっけ? ん?』みたいな感じでした。映像をチェックしてからは、やりたいことが明確なので、試合としては組み立てやすいと思いました。ただ実際に組んでみて、力がどの程度あるのか──ですね。そこは触ってみないと分からないので、実際に試合になるとプランが変わることもあるかと思います」

──気を付けるべき点は?

「奥手なので、そこですね。奥手を当てたい戦い方です。4月の試合で僕自身、様子を見てボクシングでいけるならやろうと思い、そこがハマりました。今回も同じです。スピード感、反応を見て……そこに差があると感じたら、パンチでも戦います」

──なるほど。倫也選手の打撃をボクシングとして切り取ると、課題はたくさんあるかと思います。ただ根本的なアスリートとしての土台の部分で、違いを感じればボクシング勝負ができたということなのですね。

「そうですね。色々な仕掛けは見えたのですが、長さがなかったです。なら踏み込めば当たると思いました」

──レスリングで培った瞬発力と爆発力があれば、打撃戦も可能になると。

「相手次第ですけどね。レスリングでやってきた動き、散らし方なんかもMMAで打撃をやるうえで生きています。ただし、やはりMMAなので──最初はスタミナとフィジカルで誤魔化していた部分がありました。レスリングって、正面のスクエアを崩さないことが基本中の基本じゃないですか?」

──相手の方に胸を開いているのは、明かに打撃有りの競技とは違ってきます。

「そうなんです。だからパンチを打つときに、面で打つことが多くて。前足を踏み込んで廻旋する動きが全然できなかったです。身体操作は色々とできるつもりでいたんですけど、これは違うと痛感しました。

そこは(太田)忍さん(※リオ五輪グレコ59級銀メダリスト。RIZINでMMAデビュー)とかも感じているかと思います」

──グレコのみだとMMAは、フリーを知っているレスラーと比較するとアジャストが難しい面もあるかと。そういえば倫也選手と同日にNEXUSで河名マスト選手がMMAデビュー戦を迎えます。河名選手もグレコでした。

「奇遇ですよね(笑)。大学の同期が、団体は違うけど同じ日にデビューって。マストとは今も連絡を取り合っています。マストは物静かな人間なんですけど、練習中にこういうことを指摘されたとか色々と考えてMMAに向き合っているようです」

──ところでLDH martial arts所属の倫也選手ですが、同門の宇佐美パトリック正選手、そしてEXFIGHTで練習している元DREAMERSとは現状での実力差は大きいです。試合に向けて、どのような練習をしてきたのでしょうか。

「EXFIGHTで指導している石田(光洋)さんや門脇(英基)さんは凄くグラップリングが強くて、2人に仕掛けられたことを考えて対処するようにしています。同じ仕掛けを喰わないように考えて、丁寧に創ることを心掛けてきました。石田選手は同じレスリング出身でMMAをやってきた方なので、参考になることも多いですし。

門脇さんはグラップリングでの知識が半端なくて、もう仙人のようです(笑)。そうやって創っていったモノを出稽古先の練習で試して、またフィードバックを得て持ちかえるということを続けてきました」

──出稽古はどちらで?

「メインはパンクラスイズム横浜で打撃のムーブメント、打撃とMMAのスパーリングをやってきました。あとはロータス世田谷も週一でグラップリングですね」

──手応えの方はいかがですか。

「やはり打ち込みを丁寧にやっていることで、精度が上がってきているという感覚はあります。レスリングのスクランブルだけでやってきていたことが、打ち込みをやってきたことで、相手の仕掛けとかも察知できるようになりつつあります」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2021#05】3回戦級の2回戦で千葉(仲山&齋藤)✖福岡(結城&野瀬)。DREAMERS vs SHUTTLEも

【写真】結城は組み力で、元環太平洋王者の仲山に挑む (C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

12日(月)、Sustainより25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の追加カード3試合が発表されている。

修斗世界フェザー級王座決定戦SASUKE✖工藤涼司、女子スーパーアトム級SARAMI✖中村未来に以外、2回戦ながら注目の中村倫也のデビュー戦=✖論田愛空隆戦、同じ2回戦の岡澤弘太✖エドモンド金子が決まっていた同大会。

今回、加わった3試合は揃って2回戦となっているが、3回戦でもおかしくない試合も含まれており、背景に4度目の緊急事態宣言下の影響が感じられる。


そんな2回戦の追加カード──まず前環太平洋フェザー級王者の仲山貴志が、昨年9月に同王座をメインで世界戦を戦う。仲山は今大会のメインで世界王座に挑むSASUKEに敗れて以来の再起戦で、結城大樹と戦うこととなった。結城はそのSASUKEの師匠筋でもある弘中邦佳の指導を東京~福岡で受けてきた愛弟子で、本来は6月13日の闘裸男・博多大会で岩本龍弥戦が決まっていた。

博多大会が緊急事態宣言の発出を受け延期となり、今回の仲山戦が決まった。裕樹はTNS系大会で3連勝、それ以前にはGladiatorで今やRIZINファイターとなったGrachanバンタム級チャンピオンの伊藤空也にも一本勝ちをしており、引き分けを挟んで4連勝中、好調を維持して前環太平洋王者との一戦で下克上を目指す。

また結城と同じくマスタージャパン福岡から、野瀬翔平も出場し齋藤翼と戦うことが決まった。野瀬も闘裸男の延期により、奇天烈戦がなくなり今大会への出場となった。将来を有望視された高校柔道時代に首の骨を骨折するという瀕死の重傷を負いながら、奇跡の回復を見せた野瀬は、柔道でなくMMAを選択して弘中門下に加わった。

デビュー後は2引き分けからの4連勝も、昨年9月に今回のメイン登場の工藤にキャリア初黒星を喫し、2月のRoad to ONEでは吉野光の恐怖のパワーに屈しており、連敗中だ。3月にはRISE WEST ZEROでキックボクシングを経験した野瀬と対する齋藤は、仲山と同様に津田沼道場所属だったが髙谷裕之のFight Farm創設と同時に籍を移した選手だ。

とはいっても津田沼とFight Farmは兄弟仁義──ならぬ、兄弟ジムとして強い絆で結ばれており、いってみればこの2試合は千葉✖福岡の対抗戦、いや格上・千葉勢が福岡勢の挑戦を受ける形となる。

最近の齋藤の試合を見れば本来の打撃の強さに加え、ケージ際の攻防に磨きをかけてきたことは明らかだ。組みの強さは吉野に屈したとはいえ、クラスAに十分に匹敵する強さを持つ野瀬との対戦で、齋藤はその成果を発揮し結果を残したい。

同様に野瀬としては極度の緊張性かつ朴訥なほど真っすぐなファイトでは、齋藤の打撃を凌ぐことはできない。次なる段階に進むために、朴訥さを返上し狡猾さが求められるファイトだ。

また千葉軍団からは格闘DREAMERSに出演、ウェルラウンダーぶりを見せた山内渉がプロデビュー戦を迎える。DREAMERSでは仮契約を取りつけた山内だが、Fight Farmで強くなることを選んだ山内の対戦相手は、植木❝令和❞新だ。

既にキャリア17戦目となる北岡シャトルこと植木は、GRACHANでキャリアを重ね、パンクラスとGladiatorにも出場経験がある。

彼にとって修斗は初陣、ある意味──髙谷裕之&津田勝憲の教え子っぽくない空気感を持つ山内を相手に、キャリアの差を見せつけることができるか。別角度で注目の植木のプロ修斗出場だ。

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J-CAGE News Shooto2021#05 ブログ 中村倫也 論田愛空隆

【Shooto2021#05】7月25日、中村倫也が修斗で論田愛空隆を相手にプロMMAデビューへ

【写真】肉体も精神も、アスリートとしては完成している中村のプロ初戦が決まった(C)MMAPLANET

5日(月)、SustainとABEMAが同時に25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05に中村倫也が出場、論田愛空隆と対戦することが発表した。

LDH martial arts所属、格闘DREAMERSベテラン──実父が1990年代中盤から佐山サトル及び修斗をサポートした龍車グループのオーナーだった故中村晃三氏という中村は、当時の日本MMA界の虎の穴=スーパータイガーセンタージム~ピュアブレッド大宮を庭に育った。

MMAファイターを自然と目指すなかで、遊びで始めたレスリングで実績を残すと花咲徳栄高校を経て、専修大学へ進学。この間、JOCカデットで優勝、世界カデットでは3位、JOC杯や全日本学生選手権&全日本大学選手権のフリー57キロ級優勝など華々しい活躍を見せていた。


さらにU-23世界選手権の61キロ級優勝及び世界選手権で5位に入賞するなどワールドクラスの活躍をしてきた中村は、東京五輪に出場ならなかったことでMMA転向を決める。

今ではTOKYO2020という舞台に進めなかったことに対し、「五輪で出ていたら、あるかないか分からない状況を過ごしMMA転向も遅れていた今となっては、五輪に出られなくて良かったと思っている」と身も心もMMAファイターになっている。

中村はLDH所属という立場で、格闘DREAMERS=オーディション番組に参加し、実戦はおろか練習でも弱みを全く見せることが許されない状況を戦い抜くと、4月26日の最終選考ではプロシューターの新井拓己をわずか42秒でTKO、既にアマチュアの域を超えていることを証明した。

今回、プロとして初めてケージに足を踏み入れることになるが、中村を指導する髙谷裕之は「UFCに最短距離で進ませる」ことを明言し、同じく岡見勇信も「人としても成熟しており、強い相手とどんどん当てていって良い」と育成方針について語っている。

そんな中村のデビュー戦の相手となったのが、ONE Warrior Seriesのトライアウトに合格し、すでに海外での国際戦も経験しているハードパンチャーの論田だ。

一発のある論田を相手に、MMAファイターとして中村がどのような戦い方を見せるのか。打撃に応じるのも良し、論田の強打に対しテイクダウンで勝負をかけるのも良し。

将来性だとか、可能性という言葉が必要ないファイトが、中村には求められている。とはいえMMAはMMA。中村がアーロン・ピコにならないとは限らない。論田は「ぶん殴る」圧力をかけることが、勝利へ不可欠だ。論田の意地が、この勝負を面白くさせることは間違いない。

なお同大会では既報のように──斎藤裕の返上した修斗世界フェザー級王座を賭けて環太平洋王者のSASUKEと工藤涼司が対戦。SASUEKEにとってはホームリングに残された最後のピースとベルトだけでなく、フェザー級での存在意義とこれからを賭けて戦う王座決定戦となる。

また女子スーパーアトム級でSARAMI✖中村未来という──爽やかさの欠片も必要ない──世代闘争、さらに2回戦では佐山道場の岡澤弘太✖エドモンド金子など組まれている。

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