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MMA UFC UFC265 ブログ マイケル・キエーサ ヴィセンチ・ルケ

【UFC265】バックマウントを奪われながら逆転、ヴィセンチ・ルケがダースチョークでキエーサに一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(米国)
Def.1R3分25秒 by ダースチョーク
マイケル・キエーサ(米国)

サウスポーのキエーサが距離を取ってサークリング、オーソドックスのルケはスイッチしながら相手を追いかける。ルケはサウスポーにスイッチして、キエーサにケージを背負わせて左どーを当てる。ルケが中に入ろうとすると、左ストレートを合わせるキエーサ。ルケの右がヒットすると、キエーサがグラつく。しかしキエーサがダブルレッグでテイクダウンを奪い、すぐにバックマウントへ。

キエーサがパンチを落としながらRNCを狙う。凌ぐルケだが、キエーサは再度セットアップ。ルケの首に腕を回すも、バックマウントをキープできず下になる。下になったキエーサがルケの左腕を取りに行ったところで、体を起こしたルケが、亀のキエーサの首を抱えてダースチョークへ。しばし耐えたキエーサだったが、逃れることはできずタップした。


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MMA UFC UFC265 ケイシー・ケニー ジョゼ・アルド ソン・ヤードン ブログ ペドロ・ムニョス マネル・ケイプ ラファエル・フィジエフ ヴィセンチ・ルケ

【UFC265】計量終了 アルド✖ムニョス&ソン✖ケニー=バンタム級生き残り合戦。ケイプ……

【写真】アルド、健在ぶりを引き続き見せることができるか──とはいっても、まだ34歳で老け込む年ではない(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催されるUFC265「Lewis vs Gane」の計量が6日(金・同)に行われている。

メインの暫定ヘビー級王座決定戦はデリック・ルイスとシリル・ガンヌの間で行われ、計量での体重差は約8キロだった。


今大会はコ・メインのジョゼ・アルド✖ペドロ・ムニョスを始め、ソン・ヤードン✖ケイシー・ケニー、マイルズ・ジョンズ✖アンデウソン・ドスサントス、ジョニー・ムニョスJr✖ジェイミー・シモンズとバンタム級が4試合組まれている。

なかでも注目はメインカードで組まれているアルド✖ムニョス、ソン✖ケニーだ。バンタム級転向後マルロン・モラエスと世界戦のピョートル・ヤンに敗れたものの、アルドはマルロン・ヴェラに勝利し健在ぶりを見せている。

対するムニョスもジミー・リベラとの実力者対戦を制して、バンタム級トップ戦線で生き残っている。34歳になったアルド、攻勢時の圧力と威力は健在だが、試合中の波が以前よりもはっきりしてきた。体の動きというよりも、心の勢いを15分、25分という時間中に維持することが難しくなっているかもしれない。

その心身共に動きが落ちた時が、ムニョスの勝機であることは間違いない。とはいえ下降し続けることはなく、再び動けるのがアルドの特徴だ。ムニョスとして勝機を逃さない爆発力、もしくは極め力が必要とされる。

ソンとケニーはそれぞれカイラー・フィリップス、ドミニク・クルーズ戦での敗北からの再起戦となる。

打撃単体ではソン、テイクダウンこみではケニーの打撃もイーブンまで持ち込める。ソンとしてはテイクダウンを切ることで、勝利に近づける戦いだけに、ケニーのレスリングだけでなく柔道技で倒されないことが必須となる。

このほか、ウェルター級のヴィセンチ・ルケ、ライト級のラファエル・フィジエフと並び、気になるのがマネル・ケイプのオクタゴン3戦目だ。しかし、ケイプはフライ級のリミットは4ポンドもオーバーしており、UFC初勝利は手堅いと思われていた一戦に、暗雲立ち込めることとなった。

■視聴方法(予定)
8月8日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC265計量結果

<UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分5R>
デリック・ルイス: 264.5ポンド(119.97キロ)
シリル・ガンヌ: 247ポンド(112.03キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
ペドロ・ムニョス: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ティーシャ・トーレス: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 135.5ポンド(61.46キロ)
ケイシー・ケニー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダラコ・ロドリゲス: 136ポンド(61.69キロ)
ヴィンス・モラレス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン: 205.5ポンド(93.21キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 204.5ポンド(92.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 115ポンド(52.16キロ)
ジェシカ・ペネ: 116ポンド(52.62キロ)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ: 129ポンド(58.51キロ)
オード・オズボーン: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ: 136ポンド(61.69キロ)
アンデウソン・ドスサントス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード: 125ポンド(56.7キロ)
メリッサ・ガート: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイミー・シモンズ: 136ポンド(61.69キロ)

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Report UFC UFC260 タイロン・ウッドリー ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC250】ウッドリーにジャブ&レッスル許さず、ヴィセンチ・ルケが殴り勝ってダースで絞めあげる

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
Def.1R3分56秒by ダースチョーク
タイロン・ウッドリー(米国)

直ぐに組んでダブルアンダーフックでルケをケージに押し込んだウッドリー。シングルに移行したところで、ルケが体を入れ替える。ルケは肩パンチ、押し返したウッドリーがボディにヒザを見せる。回って離れたルケだが、ウッドリーが右を入れて組みつく。オクタゴン中央でのクリンチから、ルケがウッドリーをケージに運び、ボディにパンチを連続して入れる。

離れたルケだがウッドリーの右が当てヒジを狙ったルケにヒット。パンチを続けるウッドリーだが、アッパーにルケが右オーバーハンドを合わせて足が泳ぐ。ふらついてケージ際に下がったウッドリーにパンチを続け、組んで来ても突き放すルケ。さらにルケはヒザ蹴り、パンチを続け左フックでヒザをついたウッドリーにダースチョークを仕掛ける。横回転で下になったルケが、タップを奪った。

「彼のパンチは痛かった。でも、どの瞬間もKOを狙っていた。パンチの威力はあったけど、彼が前に出てきたときにカウンターを合わせることができると思った。そしてダースで思い切り絞めあげると、逃げられないと分かっていた。ニック・ディアズは僕の対戦要求に何も返答がなかった。また大きな勝ち星を得ることができたし、僕はいつ誰と戦っても殴ってKOできる。ネイト・ディアスと完全に噛み合うだろう。レッツゴー」とルケは話した。


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News UFC UFC260 ショーン・オマリー スタイプ・ミオシッチ タイロン・ウッドリー トーマス・アルメイダ フランシス・ガヌー ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC260】計量終了 注目!! ショーン・オマリーの再起戦、ヴィセンチ・ルケはK-1 MMAを貫けるか

【写真】コリー・サンドハーゲン級のインパクトを残すことができるか、ショーン・オマリー(C)Zuffa/UFC

26日(金・現地時間)、27日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC260「Miocic vs N’gannou」の計量が行われた。

今大会はブライアン・オルテガの挑戦を受ける予定だったUFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーが新型コロナウィルスに感染し、世界戦は延期に。

この試合を含めコロナ関係で3試合がなくなり、対戦カードの変更も2試合見られるなどコロナの影響を大きく受けたPPV大会は、メインで世界ヘビー級選手権試合=王者スタイプ・ミオシッチ✖フランシスコ・ガヌーの一戦が組まれている。


計量ではライトヘビー級でアロンゾ・メニフィールドと対戦するファビオ・チェラントと。ウェルター級でアブバカル・ヌルマゴメドフと戦うジャレッド・ゴードンの2名が1ポンドオーバー規定より、0.5ポンドオーバーとなった。

全10試合とPPV大会としてはコンパクトになった今大会、コ・メインでタイロン・ウッドリーとヴィセンチ・ルケという楽しみなカードが組まれている。

元ウェルター級世界王者のウッドリーだが、王座を失ったカマル・ウスマン戦以来3連敗中、昨年9月のコルビー・コビントン戦ではレスリングという自身の庭で後手に回ってしまった。

対してルケはコロナ移行に2連勝中で、そのK-1MMAというべき、拳の届く距離での打撃戦で圧倒的な強さを見せてきた。あのレンジ、そしてコンビネーションをジャブ&テイクダウンのウッドリーに見せることができるか。ルケが通常のスタンスで同じように打撃を使いこなせるようだと、ウスマン戦が見えてくるだろう。

頂点がピョートル・ヤンからアルジャメイン・ステーリングに代わったバンタム級で、昨年5月に足の負傷でマルロン・ヴェラにまさかのプロ初黒星を喫したショーン・オマリーが、再びウィニングトラックに戻って来られるのか。

対するトーマス・アルメイダは、かつては21連勝という驚異的なレコードを持っていたが、フェザー級での試合を含め、22戦目からは1勝4敗──現在は3連敗中でがけっぷちの状態にある。オマリーもアルメイダに引導を渡せないようだと、ロブ・フォントらとのコンテンダー争いで後手に回ってしまう勝負の1戦だ。

■UFC260「Miocic vs N’gannou」視聴方法(予定)
3月7日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOライブ

■UFC260計量結果

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]スタイプ・ミオシッチ: 234ポンド(106.14キロ)
[挑戦者]フランシス・ガヌー: 263ポンド(119.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
タイロン・ウッドリー: 171ポンド(77.56キロ)
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
トーマス・アルメイダ: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)
カーマ・ワーシー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205ポンド(92.99キロ)
ファビオ・チェラント: 206.5ポンド(93.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 171.5ポンド(77.79キロ)
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ヤング: 145.5ポンド(66.0キロ)
オマール・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
アブ・アザイター: 185.5ポンド(84.14キロ)
マフクアンドレ・バリユー: 185ポンド(83.91キロ)

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UFC Result UFN ESPN+31 UFN173 ジェニファー・マイア デレック・ブルンゾン ブログ ボビー・グリーン ヴィセンチ・ルケ

【UFN173】試合結果 ブルンゾン快勝、カルダーウッドは気の毒な一敗。ルケの接近戦、揺ぎ無し

【写真】現王者イスラエル・アデサニャに敗れて以降、3連勝としたブルンゾンは、タイトル挑戦へ向けウィンニングトラックに戻ってきた(C)Zuffa/UFC

1日(土・現地時間)、米国に戻ってきたUFCはネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN173:UFN on ESPN+31「Brunson vs Shahbazyan」を開催した。

メインのミドル級ではデレック・ブルンゾンが勢いのある打撃とテイクダウンのコンビネーションでエドマン・シャバジアンを寄せつけず3RでTKO勝ち。

セミでは世界女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコへの挑戦が決まっていながらチャンピオンの負傷でタイトル戦が流れたジョアン・カルダーウッドが、ジェニファー・マイアの腕十字で一本負け──気の毒な敗北となった。

ヴィセンチ・ルケはCOVID19問題で対戦が流れていたジェイソン・ブラウンと対戦し、リーチの差をものともせずキックボクシングで優位に立ち、最後は冷静な判断で顔面にヒザを入れTKO勝ちに結びつけた。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ボビー・グリーン✖ランド・バンナータ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジェニファー・マイアヴィセンチ・ルケ

UFN173:UFN on ESPN+31「Brunson vs Shahbazyan」
<ミドル級/5分5R>
○デレック・ブルンゾン(米国)3R0分26秒
TKO
詳細はコチラ
×エドマン・シャバジアン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○ジェニファー・マイア(ブラジル)1R4分29秒
腕十字
詳細はコチラ
×ジョアン・カルダーウッド(英国)
<ウェルター級/5分3R>
○ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)2R4分56秒
KO
詳細はコチラ
×ランディ・ブラウン(米国)
<ライト級/5分3R>
○ボビー・グリーン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ランド・バンナータ(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ジョナサン・マルチネス(米国)3R0分57秒
TKO
×フランキー・サエンツ(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ネイサン・マネス(米国)3R
判定
×ジョニー・ムニョスJr(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジャマール・エマース(米国)3R
判定
×ヴィンセント・キャチェロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
△クリス・グティエレス(米国)3R
Draw
△コディー・ダーデン(米国)

■対戦カード

<ミドル級/5分5R>
デレック・ブルンゾン(米国)
エドマン・シャバジアン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・カルダーウッド(英国)
ジェニファー・マイア(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ランディ・ブラウン(米国)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン(米国)
ランド・バンナータ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン(米国)
ジェラルド・マーシャート(米国)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド(米国)
トレヴィン・ジレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・サエンツ(米国)
ジョナサン・マルチネス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ネイサン・マネス(米国)
ジョニー・ムニョスJr(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジャマール・エマース(米国)
ヴィンセント・キャチェロ(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
コディー・ダーデン(米国)

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Report UFC UFN ESPN+31 UFN173 ブログ ランディ・ブラウン ヴィセンチ・ルケ

【UFN173】リーチの差も何のその。ヴィセンチ・ルケ、蹴って、殴り、冷静にブラウンをパウンドアウト

【写真】あの場面でヒザを顔面に入れることができるとは、余裕を持って戦っていた(C)Zuffa/UFC

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
Def.2R4分56秒by KO
ランディ・ブラウン(米国)

ブラウンが左ジャブを伸ばし、ルケが右ローを蹴る。ローを蹴られたタイミングでスピニングバックフィストを狙ったブラウンだが、ルケはしっかりと見ている。リーチの長いブラウンに対し、いつもよりやや遠めの距離のルケが右ローを続ける。ブラウンもローを返すが、ルケは左でも前足を蹴り、右オーバーハンドを当てる。ローを引き続き被弾するブラウンが前に出たところで、ルケは右アッパーでダウンを奪う。

パウンドの追撃からトップを取ったルケに対し、ブラウンは頭を抱えていく。コレを抜いたルケはスタンドに戻り、立ち技勝負を選択する。ブラウンの左フックをブロックして左を返すルケは、左ハイもガードしてロー。ブラウンも勢いよく飛び込んでいくが、ルケがカウンターで待ち受ける。左ミドルを入れたルケの次の手=右で姿勢を乱したブラウンがクリンチへ。残り10秒で離れ、ブラウンは見せ技のような飛びヒザを繰り出した。

2R開始直後のパンチの交換に続くルケのローがブラウンの急所を直撃する。再開後、左フックを当てたルケは右カーフへ。反転したブラウンも負けじと左ジャブを伸ばすが、勢いはルケにある。ついにカーフで倒れたブラウンがガードを取る。ブレイク後、ブラウンはカーフに続き左フックを被弾し、構えを変える。一瞬のクリンチから、左を当てたルケがローに続き左フックを打ち込む。

ブラウンも首相撲からヒザ蹴りと、懸命の反撃へ。ルケの左ミドルをキャッチし、スピニングエルボーを放ったブラウンはパンチの回転数が上がる。さらにヒザを繰り出し、残り1分でボディロックをテイクダウンを決めたブラウン。ルケはスクランブルからスタンドに戻り、右カーフ&左エルボーを入れる。スタンドで頭を抱えたルケは、これをリリースし頭が下がったブラウンの顔面にヒザを蹴り込む。

ブラウンが手をキャンバスにつける前で、ルールで許されたヒザ蹴りを受けたブラウンはヒザをつき、パンチの連打で敗れた。「ダースを狙おうかと思ったけど、頭を下げて手がマットについてないことを確認してヒザを入れたんだ。まだ28歳、もっと成長できる。スティーブン・トンプソンに負けてから、凄くボクシングを練習してきたんだ。頭を振るようにして。良い試合をしたいけど、あまりダメージを受けないよう考えるようになった。エキサイティングな試合はしたいけどね。ニック・ディアズはスーパーファイトしかないけど、ランキングを考えているようなら彼と戦いたい。絶対に良い試合になるから」と勝者は話した。


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Bu et Sports de combat Interview ニコ・プライス ブログ ヴィセンチ・ルケ 岩﨑達也

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス─02─

【写真】戦いだから気持ちの部分は大きい。そして、攻勢か劣性か自身の状態を把握することも大切になってくる(C)MMAPLANET

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術、ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

前回に引き続き武術的観点に立って見た──ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス戦、MMA界髄一の接近戦ボクサーと変則的なファイターの勝負で何が見られたのか?!

<武術的な観点で見るMMA。ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライスPart.01はコチラから>


──ルケに関していうと4月18日に向けて米国に入り、大会がキャンセルされてブラジリアに戻ると、そこから対人練習はできていなかったようです。スタミナのロスも激しかったです。

「現状、コロナ問題で調整が難しいということもありますが、MMAはただでさえスタミナ創りが簡単ではないですしね。2Rは間はプライスになっていました」

──ルケは下がるようになったかと思います。

「ハイ。ただし、その下がるという動きは正解なんです。格闘技は前と左右は使えているけど、後ろはまだまだ使えていないことが多いです。MMAにしても相手と自分、自分と後ろを考えると、後ろの方がずっと空間が大きい。でも、互いに間の前の相手に勝とうとして、狭い空間の奪い合いになります。でも自分の後ろからケージまでの距離の方が、もっと広く使えるんです。

と同時に、ルケはその場でカウンターを当てる選手だから、前に出たり、下がると当てることができなかった。逆に前に出る選手はその場で打てないことも多いです。誰もがそういう欠点があって戦っています。なので一番嫌らしいのは下がって打撃を当てることができる選手だと私は思っています。前に出て戦う選手より、下がって当てる選手の方が実は度胸が必要なことですしね。打ちに行く場合に関して言うと、ビビッて前に出ることは決して少なくないですからね」

──いずれにせよ、ルケは2Rにパンチのクリーンヒットがなくなりました。

「ただプライスも攻めが甘い。正攻法ができないから、あそこで打ち勝てなかったんです」

──それでも3Rですら、プライスの方が攻勢でした。最後の場面が訪れる少し前までは。

「これはハッキリと言い切って良いか分かりませんが、プレイスは勝負を投げました。結果的にダウンからパウンドで殴られ、目が腫れてドクターストップがかかりましたが、その前の左フック……あのダウンしたパンチは効いていません。アレはもう自分で寝ました」

──!!

「でも、誰しもありますよ。苦しいと、もう当ててくれ……終わりたいって思っちゃいます。これね、あなた方の仕事の人や指導者の人なんかも『格好悪い』とか『格闘家としてあるまじき行為だ』って批判しますが、よくあることですよ。だって、そうやって試合を投げた選手をどれだけ見てきましたか?

そういうことは多々あるんです。ただし、プライスに関して勿体ないと言えるのが2R、3Rと優位に立っていたのに寝てしまったことです。もう少し頑張ると勝てるんだという自分が置かれた状況を判断できていなかったことが問題だったんです。

破壊力はルケでも、ヘンテコリンな前蹴り、打ち回し蹴りだけでなく組んでのヒジとかヒザでプライスは盛り返していた。それがヘンテコリンな自由の発想の持ち主だからか、そういう優位な攻撃に固執しない。とてもアッサリしている。下手をすると、勝てると思っていなかったかもしれないです。

3Rも是が非でも取って勝つんだという戦いではなかったです。勝手に不利だと思っていて、精神的な負担も大きくなっていたかもしれないですね。プライスに何が何でもという気持ちがあれば、勝てた試合だったと思います。ルケにしても、最後の左フックは初回の素晴らしいパンチを比較すると、それほどでもなかったですしね」

──最後はルケの得意な距離でもなかったように見えました。

「全然違いますね。まぁ、でもテイクダウンを取ってもプライスはアッサリしていましたよ。すぐにスクランブルを許して」

──それはルケがスクランブルでフロント系のチョークが強く、またダースで前回やられているのは影響したかもしれないですね。

「あぁ、だから倒してから続けたくなかったのですね。フォークスタイル・レスリングをやると疲れそうですもんね。だから蹴り上げとかで勝ってきたように、ねちっこい戦いはできないファイターかもしれないですね。対して、ルケの精神力は素晴らしいです。彼は最後まで諦めていない。ただし、前の試合で下がられて負けたことで必要以上に考え過ぎてしまっていたのかもしれないです。それが苦戦した要因かと思われます。

トンプソン戦で負けたにしても、彼の良いところは何も錆びついていない。ここもまた難しいですよ。ビジネスでも試合でも、選択と集中というのがあって。反省して、色んなことを保全しようとして焦点がぼけることもありますしね。武術的にいえばルケは、トンプソン戦で先が取れなくなった。そうなると、距離を取って後ろ回し蹴りやジャブを伸ばすトンプソンの間になるわけです。

そこで考えるべきは追っかけて距離を詰めて云々という思考ではなく、距離を取って回るトンプソンは何が嫌なんだろうって考えることです。相手の嫌なことを考え、実行すると先は距離に関係なく取れるようになるんです。今回に関しては、プライスは間違いなく近距離でのパンチが嫌なんですよ。そこに徹しきっていれば、楽に勝てたかもしれないです」

──敗因を見つめ、改善することは必要ですが、その見極め方もまた難しいということになりますね。

「そうなんですね。ルケはヘンテコな蹴りを貰ったことで、トンプソン戦を思い起こしたというか、警戒し過ぎるようになってしまった。断然有利なのはルケだったのに。なんであんな風になってしまったのか。そこをチームとしてフォローしないといけないですね。MMAだからあの距離で戦うのは一方向に偏っているし、そこで生じる欠点は出てきます。それにしても、ルケの接近戦での強さは頭抜けていますから。そこを活かして戦うべきなんだろうと思います」

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Bu et Sports de combat Interview ニコ・プライス ブログ ヴィセンチ・ルケ 岩﨑達也

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス─01─

【写真】MMAでこの距離で戦い続けるのはヴィセンチ・ルケとホゼ・トーレスぐらいか(C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見た──ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライスとは?!


──今回はヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライスの1戦をお願いします。この試合は再戦で、前回はルケがダースチョークで勝利しています。

「ルケは相当なストライカーですね。とにかくパンチが良いです。ヒジでパンチを打てる選手です」

──ヒジでパンチを打つとは、どういうことでしょうか。

「我々が追及している突きもそうなのですが、肩甲骨を使うということが言われていますよね。エメリヤーエンコ・ヒョードルのようなロシアンフックと呼ばれることもMMAではありました」

──柔軟に肩が回るパンチですね。

「ハイ。ただ肩を回そうとしても、回りません。そのためには肩甲骨を使う必要があります。ただし肩甲骨を使うには、ヒジが使えないと肩甲骨は動かないのです。サンチンの突きも、ヒジで肩甲骨を動かしているんです。ヒジを使う。その状態が何であるかは別の機会に説明させていただくとして、ルケはとにかくヒジを使うことで、肩甲骨が動くパンチが打てていました。

結果、ワンテンポ早いのでプライスには見えなかったでしょうね。何よりも、打ち合いになったときに絶対に顔がブレないです。ショートの打ち合い、MMAグローブであの距離で打ち合うって相当怖いところですが、全く顔がブレないでプライスのパンチに自分のパンチを合わせている。あれは普通はできないです。MMAファイターであの距離に居続ける選手は初めて見ました」

──頭がブレない……頭を振らないとパンチを被弾することはないですか。

「頭を振るのは、何のために振るのか。動かしてずらして殴るためなのか、避けるために動かすのか。それともただ動かしているのか。この3つの理由が頭を振る選手に当てはめることができます。なんとなく動かしても、なんのビジョンもないので質量は下がります。打つためにズラしている。マイク・タイソンもそうでした。その場合の質量は逆に上がります」

──ルケは動かしていないということですが……。

「基本的には動かさない方が質量は高いです。本来は動けば動くほど、移動エネルギーが生じるので質量は下がります。つまりは移動しないとエネルギーを起こせない人間よりも、移動しないでエネルギーを起こせる人間の方が上なんです。移動するというタイムラグがなくて、エネルギーが出せるということですから」

──ただし、あの距離など殴れる割合も高くなるかと思うのですが。

「それはそうです。でもクリーンヒットされる数は少ないです。あの距離はルケの間なので、安全なんです。仮に被弾しても、ルケの質量の方が上なので大したダメージにはならない。逆にルケの攻撃が当たった相手の方がダメージが多くなります。だから理論上は安全なのですが、MMAであの距離に居ることができる選手は少ないです。それはビビッてしまってあそこから下がるが、組みに行く選手が殆どだからです。

結果、下がったり、組みにいくことで動いた方の質量が落ちてしまうんです。だからルケのようにはなかなか戦えないんです。顔が動かず、目もしっかりと開いている。あんな選手はそうはいないですよ」

──ルケが近い距離で戦い続けることができるのは、そのような理由があったのですね。

「ルケは素晴らしいボクサーですよ。でも、それ故に下からの蹴りが全く見えていない。ダウンした前蹴りは目を開いているのに被弾しましたから。それはボクシングにバランスが偏り過ぎているからです。何よりもプライスの蹴りは、ヘンテコ蹴りなんです」

──ヘンテコ蹴りですか!!

「プライスの蹴りは、ヘンテコ蹴りです。あのヘンテコ蹴りは、距離を取るのが実は難しくて。

フルコンタクト空手の世界大会でも、ああいうヘンテコ蹴りを使う選手がたまに出てくるんです。しっかりとしたボクシングができるが故に、下がってから蹴ってくる変な蹴りが見えていない。ルケは構えも距離も素晴らしいボクシングのモノで、ディフェンスもボクシング。だから相手は下がることで有利になることもあり、それがプライスにとってはあの一瞬でした。

プライスってこれまでも変な勝ち方をしているようですし、きっと人間としてもヘンテコリンですよ」

──蹴り上げ、そしてガードポジションからの鉄槌で勝ったことがあります。

「それはヘンテコリンですね。今回の負け方も、実はヘンテコリンでしたし。アハハハハ。ヘンテコリンっていう言い方をしましたが、プライスはきっと発想が自由なのでしょうね。ルケのようなしっかりとやっている選手からすると、プライスのようなヘンテコな選手は嫌な相手になることが多々あります。プライスはローとかミドル、ハイなんて下手くそで見られたモノではないんです。でもヘンテコリンな上段前蹴り、内回し蹴りをヘンテコリンな間合とタイミングで蹴ってくる。これはルケには相性が悪いです」

──面白いものですね。

「本当にそうです。腹がすわっていて、間も良いルケがあの前蹴りを受けてしまう」

──ダメージがあるルケに対し、プライスはテイクダウンに行きました。

「それは正解です。あのあと打撃で行ったら、ヘンテコな蹴りしかないからルケのパンチでやられていたでしょう。プライスのヘンテコ蹴りは下がることによって、カウンターで当たる蹴りなんです。対してルケはその場でカウンターを当てることができる。一番大切なのは、その場です。次が後ろを使うこと。相性的に前蹴りは貰いました。でも、あの後にプライスが前に出るとルケの間に戻ります」

──実際ルケはこの前の試合で回るスティーブン・トンプソンを追いかけて、蹴りやジャブを打たれ続けて負けてしまっていました。

「下がる相手には相性は悪いですね」

──ただ2Rに入ってもテイクダウンを織り交ぜ、プライスがボディアッパーや左ジャブを当てており、ルケは打ち勝てていなかったです。

「もちろんダメージは残っていただろうし、もらったことで考えるようになったと思います。それで自分の攻撃ができないようになったことは考えられますね」

<この項、続く>

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【UFC249】試合結果 コンディションは不完全も、選手たちは今、戦う意志を選手が見せつけた

9日(土・現地時間)、UFC249「Ferguson vs Gaethje」がフロリダ州ジャクソンビルのヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催された。

ジャカレ・ソウザのコロナウィルス陽性という衝撃な事件があっても、大会は決行されメインでジャスティン・ゲイジーがトニー・ファーガソンを破りUFC暫定世界ライト級に王者に。

コ・メインではドミニク・クルーズをTKOで下し、UFC世界バンタム級王座の防衛に成功したヘンリー・セフードがケージ内で引退を宣言した。

世界各地がロックダウン、外出自粛という状況で準備をしてきたファイター達の動きは、やはり平時よりも見劣りした。しかし、それ以上に今、戦う強い意志が感じられる選手が多く──世界の最高峰を戦うファイターたちの生き様が見られるイベントだった。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ジャスティン・ゲイジー✖トニー・ファーガソン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジャスティン・ゲイジーフランシス・ガヌー

試合結果は以下の通りだ。

UFC249「Ferguson vs Gaethje」
<UFC暫定世界ライト級王座決定戦/5分5R>
○ジャスティン・ゲイジー(米国)5R3分39秒
TKO
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×トニー・ファーガソン(米国)
<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
○ヘンリー・セフード(米国)2R4分58秒
TKO
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×ドミニク・クルーズ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○フランシス・ガヌー(カメルーン)1R0分20秒
KO
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×ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)
<150.5ポンド契約/5分3R>
○カルヴィン・ケイター(米国)3R
判定
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×ジャレミー・スティーブンス(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○グレッグ・ハーディー(米国)3R
判定
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×ヨーガン・デ・カストロ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○アンソニー・ペティス(米国)3R
判定
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×ドナルド・セラーニ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○アレクセイ・オレイニク(ロシア)3R
判定
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×ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
○カーラ・エスパルザ(米国)3R
判定
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×ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)3R3分37秒
TKO
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×ニコ・プライス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ブライス・ミッチェル(米国)3R
判定
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×チャールズ・ロサ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ライアン・スパーン(米国)3R
判定
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×サム・アルヴィー(米国)


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【UFC249】That is ビセンチ・ルケ。K-1 MMA=攻勢&ノンストップのプライスを左フックで破る

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
Def.3R3分37秒by TKO
ニコ・プライス(米国)

プライスの左ジャブに右を合わせていくルケ。続いて右に左から右を放ち、右ローをルケが蹴る。プライスも左ジャブを当てると、距離を詰めて首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。ルケはローもワンツーを合わされ、右を受けて左を返す。右を入れ、左を打ち抜くルケが、得意の距離よりやや遠めで戦いローを多用する。その遠目の距離から右を届かせるルケは、右から左につなげる。プライスもパンチを返し、左ハイを狙う──キックボクシングファイトに。

プライスが左ボディフック、ルケは右フック、プライスがカウンターを当てる。拳の届く距離での戦いで、プライスが右前蹴りをヒットさせルケが下がる。打撃で攻勢のプライスがテイクダウンから、スクランブルでダースを狙う。かつて自分が敗れた技を仕掛け、スタンドに戻ったプライスだが、左フックを被弾。ジャブの差し合いからルケが左フック、プライスが再び前蹴りを繰り出す。直後に右を被弾したプライスの動きが止まったところで初回が終わった。

2R、ローを蹴り合い、右を伸ばすプライス。ルケが左に続き右をヒットさせる。続く攻防でルケの攻撃が急所に入り試合が中断される。再開後、右から左を打ち抜いたルケがローを蹴り下ろす。プライスもジャブを伸ばし、内回し蹴りも見せる。構わずパンチの数を増やすルケが左を入れ、プライスは距離を詰めてエルボー、ヒザ、アッパーと攻め立てる。

ここでルケのパンチを受けたプライスの動きが止まる。自らの蹴りでバランスを崩したプライスは立ち上がるが、相当息が切れている。ここにパンチ3発をまとめたルケに対し、プライスが組んでケージに押し込む。小外を耐えて離れたルケが左を打ち込む。プライスも左ジャブを当て、前へ。さらに右フックを振るっていく。ルケは重い右ローを蹴り、左ジャブ。プライスは左ボディ、そしてルケが左から右を当てるが、やや動きが落ちたか。それでも最後にルケがパンチを当て、試合は最終回に。

3R、プライスが左右のローから左ジャブ、手数が優るプライスにルケが左フックを打ち込む。プライスは止まらずローから右ハイ。さらにジャブを伸ばす。ルケも左を当てるが、ボディから顔面にパンチを受ける。ルケは一旦スイッチもオーソに戻る。組みついたプライス、ギロチンから離れたルケは接近戦で左を当て、右から左につなげる。プライスは左アッパーを打ち込み、ガチガチの打ち合い──消耗戦は残り2分に。

両者疲れが目立つなか、ルケの左フックでプライスがダウンする。得意のガードから打撃を放つプライスだが、これを嫌ったルケが立ち上がる。ここでプライスにドクターチェックが入る。と、右目が完全にふさがったプライスを見てドクターが試合続行不能を宣言した。

劣性のなかで、右に頭を振ってからの左フックで勝利を手にしたルケは「彼が簡単な相手でないことは分かっていた。少しヘッドムーブを増やして、新しいスタイルで戦った。でも、僕はエンターテイナーなんだ。左フックの練習をたくさんしてきた。キャンプでヘッドムーブの練習をしたけど、メンタルは変わらないまま戦った」と話した。