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【HEAT53】今井舜也との再起戦へ。倉本拓也「負けているのにタイトル挑戦というのはモヤモヤしていた」

【写真】インタビュー開始時は緊張していたが、丁寧かつハッキリとした意志が感じられる倉本(C)SHOJIRO KAMEIKE

27日(土)、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT53で、倉本拓也が今井舜也と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

志村道場の生え抜きファイターである倉本は、HEATのニューエイジ枠からキャリアを積み重ねた。そしてプロ4連勝後に昨年、HEATと韓国Angel’sFCとの対抗戦に抜擢される。しかし4月は敵地・韓国でソ・ドンヒョンに判定負け。続く8月にはHEATフェザー級のベルトを賭けて、Angel’s FC同級王者のユ・ジュサンと対戦したものの、KO負けを喫している。この2連敗で感じたという「壁」を乗り越えるためには――。再起戦を控える倉本が語ってくれた。


――4日後に試合を控える倉本選手です(※取材は4月23日に行われた)。

「よろしくお願いします。すみません、こういうインタビューに慣れていないので、面白いことは言えないかもしれないですが……」

――いえいえ。現在のコンディションはいかがでしょうか。

「コンディションは、いつもどおりですね。追い込みの練習は終えて、あとは体重調整で少し体を動かすぐらいです」

――倉本選手といえば「志村道場の生え抜きファイター」という印象があります。MMAを始めたのも志村道場だったのですか。

「はい。今30歳ですけど、22歳か23歳ぐらいの時、志村道場に入会しました。当時は太っていて、ダイエットでキックボクシングのクラスに通い始めたんです」

――MMAファイターを目指していたのではなく、ダイエット目的でジムに入会したのですね。

「そうなんです(笑)。昔からMMAは好きで、特に山本KID徳郁さんのファンでした。いつかMMAをやってみたいとは思っていましたが、プロのファイターになりたいと考えていたわけではなかったです。出身地が岐阜で、当時は周りにMMAをやれるような環境がなかったですし。

転職で岐阜から名古屋に出てきた時、引っ越し先の近くに志村道場があったので入会しようと思って。でも当時は、僕が行ける時間はキックボクシングのクラスしかなかったので、しばらくはずっとキックボクシングをやっていました」

――志村道場に入会する前のスポーツ歴を教えてください。

「小学校の時は剣道をやっていました。先に兄がやっていたので自分も剣道を始めたのですが、小学5年生ぐらいの時には辞めていて。そのあと中学では友達と一緒に柔道部に入り、柔道は高校卒業まで続けていました。特に強い学校でもなく、これといった実績もないんですけど」

――ちなみに志村道場に入会した時、「太っていた」というのは何キロぐらいまで……。

「あの頃は95キロぐらいありましたね(苦笑)。100キロまで太るのは嫌だなと思って、志村道場に入会したんです」

――柔道時代は何キロ級で試合に出ていたのでしょうか。

「90キロ級です。それも太ったから90キロ級に出ていたという感じでした」

――現在、MMAではフェザー級で戦っています。すでに減量に入っている今の姿を見ると、90キロある姿を全く想像ができません。

「アハハハ、そうですね。僕が一番太っている時を知っている友達も、久々に会うと『メチャクチャやせたね!』と驚くぐらいなので(笑)」

――それが今やフェザー級ということは、まずダイエットに成功したということですか。

「入会してから半年ぐらいで初めてキックのアマチュア大会に出た時は、80キロ台の中盤まで落ちていました。そのあとジムのクラススケジュールが変わって、MMAのクラスに出られるようになったんですよ。そこからMMAを始めて、HEATのニューエイジ枠で試合をした時は70キロで。さらに怪我をして休んでいる間に『フェザー級まで落とせそうだなぁ』と思ったという流れですね」

――MMAを始めてニューエイジ枠では敗戦もありましたが、プロで4連勝していた時期もありました。

「練習仲間のおかげです。春日井“寒天”たけしさん、透暉鷹選手、元谷友貴選手もATTに行く前は来られてしましたし。ニューエイジで対戦した三宅輝砂選手も、もともとジムが近くて今は練習仲間です」

――本当に多種多様なタイプと練習しているのですね。

「それだけ強い人たちと練習させてもらえるので、これだけ強い選手と練習しているんだから、という自信もあります。でも全然うまく行かないと『自分は大丈夫かな……』と心配にもなりますね(苦笑)。自分としては、とにかく一つひとつ試合で勝っていくことを目標に、ウチの練習についていきました」

――4連勝のあと、韓国Angel’s FCとの対抗戦に抜擢されましたが、2連敗を喫しています。この2敗については、どのように捉えていますか。

「そうですね……。まだキャリアも浅いし、それで海外で試合をするということで、いつもとは違う気持ちもありました。いつもより『とにかく頑張らないといけない』という意識が強くて。結果は2連敗で、自分の中でも『壁に当たったな』とは思っています」

――壁とは?

「まず自分は攻め切ることができませんでした。韓国で試合をした時は、相手の嫌がっている表情も見えていたんです。それまでの試合だったら、あそこで自分も攻め切っていたと思います。インローを蹴られて足が出づらくなってはいましたけど、そういう時こそ勝負を賭けられるかどうかなんですよね」

――対抗戦以降、取り組んできたことはありますか。

「練習環境は変わっていないんですけど、以前よりは自分で考えるようになりました。前は強い人たちとの練習を『こなす』ことほうが強かったと思います。練習中にも自分の動きを確認しながら、自分で『こう動いてみようかな』と考えるようには意識しています」

――それらを踏まえたうえで、今のご自身の強みは何だと思いますか。

「これまで一度、三角絞めでフィニッシュしたことはあります。でも打撃のほうが自分の武器だと思っているので、打撃を生かしていきたいです。
次の対戦相手も――対戦相手については試合を視ても『やりづらい』とは感じないですし、周りからも『相性は良いんじゃないか』とは言われます。自分としても、やりたいことができると考えています」

――2連敗のあと、今回が再スタートともいえる一戦となります。今後の目標を教えてください。

「前回がタイトルマッチで、その前の試合で負けているのにタイトル挑戦――という点は、自分の中でもモヤモヤがありました。次の試合からまた連勝して、しっかり勝っている状態でベルトに挑戦できるようになりたいです。よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
4月29日
午後3時00分~ HEAT オフィシャルYouTubeチャンネル

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5.3『巌流島バーチャルファイト』に木村”フィリップ”ミノル、渡慶次幸平、江畑秀範らが参戦

KAMINOGE 148 [ 有限会社ペールワンズ ]




 5月3日にYouTubeでライブ配信される『巌流島バーチャルファイト』の対戦カード。木村”フィリップ”ミノル vs. アマドゥ・ディアはボクシングルール、渡慶次幸平 vs. ミケーレ・ベルギネリは巌流島ルール、ぱんちゃん璃奈 vs. ルシア・アプデルガリムと江畑秀範 vs. クリスティアン・エスクリグはキックボクシングルールで行われます。時間は全て3分3ラウンドです。続きを読む・・・
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【RIZIN46】コレスニック戦へ、7カ月振りの実戦=中原由貴「空手とボクシングの両方の教えを実践できる」

【写真】8月末に移転することが決まっているマッハ道場巣鴨の前で (C)TAKUMI NAKAMURA

29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されるRIZIN46で、中原由貴がビクター・コレスニックと対戦する。
Text by Takmumi Nakamura

中原は昨年9月のRIZIN44で白川陸斗に判定勝利。約7カ間ぶりの試合となったが、試合間隔が空いたことで剛毅會空手とボクシングの融合をはじめ、自身のMMAにさらなる磨きをかけてきた。RIZINで2戦2勝の本格派コレスニックとの対戦を前に「キャラが立っている選手同士の試合じゃないけど、こういう試合を楽しみにしているという声もあるんで、それに恥じないように自分をしっかり出したい」と語る。


──昨年9月の白川陸斗戦以来、約7カ月ぶりの試合が決まりました。

「前回の試合が終わって大晦日に試合をしたかったので、そういうリクエストもしていたのですが(試合が)決まらなくて。それで最終的に4月の有明アリーナでコレスニック戦のオファーがあって、そこで話がまとまった感じですね」

──白川戦で勝利したこともあり、できるだけ早く試合はやりたかったですか。

「そうですね。でも結果論ですけど、今のパフォーマンスを考えるとしっかり期間が空いたことで組みの反省もできたし、打撃もいい感じになってきているんですよ。逆にもっと早く試合が決まっていたら、仕上がりが中途半端になっていたのかなと思います」

──試合が空いたことがプラスになっている、と。

「はい。むしろこのくらいの試合間隔の方がよかったかもしれないです。前回の試合も当初希望していた6月から9月に後ろ倒しになって、ちょうど剛毅會で空手を狙い始めた時期だったんですけど、6月だったら中途半端なパフォーマンスになっていたと思うんです。それが9月にずれたことで、ちゃんと練習の成果が出せました」

──試合間隔が3カ月となると、技術を伸ばすための練習に割く時間が短くなってしまいますよね。

「そうですね。新しい技術を覚える前に対策練習をして、減量して…となるので」

──そういった意味では前回の試合以降は、MMAの中でもどんなことを意識して練習されてきました?

「まず白川戦を振り返ると、あのシチュエーション(コーナーに押し込んで寝かせようとする)でもブレイクかかるんだなってことですね。ルールミーティングで事前に聞いていたので、ブレイクのタイミングには納得しているんですけど、じゃあレフェリーにブレイクさせないためにはどう動くべきだったか。そこは意識して練習しています」

──前回の試合は組みを主体にして、相手をテイクダウンもしくはコントロールするプランだったのですか。

「あの試合は打撃で勝負するつもりは全くなかったです。組みのトライが増えて、相手の打撃を被弾した部分もありましたが、組んで勝つことを決めて臨んだ試合だったんです」

──なるほど。

「それがKO負けした鈴木千裕戦の反省でもあるし、大塚(隆史)さんの所でずっと取り組んでいた”組み”をどれだけ磨くことができたかを答え合わせする試合にしたかったからです。こう言うと語弊を生むかもしれないですが、フィニッシュするとしたらスタンドのKOではなくて、削りきってパウンドアウトだったり、一本勝ちだと思って戦いました」

――しっかり自分のなかでテーマを持って臨んだ試合だったんですね。

「3Rに僕のパンチが当たり始めても、自分から組みに行ったのはそういうことです。もしあそこで打撃でいっていたら鈴木戦の二の舞いになったかもしれないし、組み勝つという課題を持って臨んだ試合だったからこそ、ああいう戦い方を選択しました。ただし今回はそういう試合にはならないと思うので、必然的にリスクを冒してトライする試合になると思います。打撃に関してはずっと岩﨑(達也)先生から指導してもらいつつ、コレスニックと試合が決まった段階で、ボクシングを見てもらっているトレーナーに連絡して、いつもより早めにボクシングを教えてもらっています」

──ボクシングの練習を早めに導入したのはビクター・コレスニック対策なのですか。

「空手の練習をやっていて、どうしても空手の攻撃では距離感にしても、僕の中で攻撃が出づらい部分があったんです。もともと僕はボクシングをずっと教えてもらっていて、前回の反省として、それ(ボクシング)も使うべきだと思いました。空手の教えが進んでいく中で、今この段階だったらいい具合に空手とボクシングが混ざるだろうと思い、ボクシングコーチに早めにスケジュールを決めてもらい、毎週ボクシングも練習しています。なので空手の教えがありつつ、そこにもともとやっていたボクシングをさらに強化みたいな感じです」

──一度空手をやると決めて、やり込んだからこそ、ボクシングの必要性が分かったということですか。

「それもあると思います。例えば新しいことに触るだけ触って自分に合わないなと感じることもあると思いますが、僕は岩﨑先生の武術的な考え方もめちゃくちゃ面白くて刺さったし、なんとか空手を自分のものにしたかったんです。ただどうしてもいざMMAで、しかも試合で使うとなると、そこまで行ききれない難しさもあって。大塚さんも『そこはしょうがないよ』と言ってくれるのですが、どうしても僕自身が納得がいかなくて。

そういう中で岩﨑先生から『これができたから、次はここまで行こう』って言ってもらって、そこまで来たら(ボクシングが)使えるじゃんと。ちょうど今がその時期だったんです」

──このタイミングでボクシングをやったことで、空手とボクシングがどう融合されていますか。

「パンチが入りやすくなったし、ボクシングコーチからも大塚さんからも『パンチが見えづらくなった』と言われます。MMAのスパーリングをやらせてもらっている選手たちからも動きが良くなっていると言ってもらえて、やっと空手とボクシングの両方の教えを実践できるようになって、上手く混ざってきましたね」

──改めて対戦相手のコレスニックには、どんな印象を持っていますか。

「体が強そうですし、全部できますよね。本当に上手な選手だと思います。ただ僕はRIZINに来た2試合しか見ないようにしていて、古い映像やKO集みたいな動画を見て、変な印象を付けるのも良くないじゃないですか。結局直近の動きが一番参考になるので。で、運がいいことにRIZINの2試合でオーソドックもサウスポーも両方やっていたので、そこも頭に入れています」

──判定決着にはなりましたが、高木凌選手と対戦した試合の方がコレスニックの引き出しが見えた気がしました。

「コレスニックが岸本篤史選手とやった時も、彼のほうから組んでいたんですけど、あれは岸本選手のパンチが当たって、ちょっと効いたと思うんですよ。そこでコレスニックがガッと組みに行って、勢いでガチャガチャと上を取ったように見えました。でも高木戦を見ると、コレスニックはバックを取られた時にちゃんと高木選手の片手をツーオンワンにとって立ち上がったり、バックコントロールで片手を外してフロントチョークに入ったり……細かいところもちゃんとやっていたんですよね。あのレベルの選手なので当たり前と言えば当たり前ですが」

──今の中原選手の言葉にもあるように全局面で勝負して、そのどこで山を作るかがポイントの試合になると思います。

「僕もそういう試合になると思うし、向こうも打撃も組みも両方やって来ると思います。でもそうやってお互いが全部を警戒しているときこそ、予想外の一撃で早期決着で終わることもあるじゃないですか。そういう可能性も頭に入れています」

──想定外のことが起こることも想定している。色んなパターンをシミュレーションしているようですね。

「だいぶ(シミュレーションを)やっていますね。あとは試合当日、自分が万全かも分からないし、体調も含めて、ですよね。でもそのくらい考えさせられる相手ですよ、コレスニックは」

──厳しい相手だと思いますが、時期的にはそういう相手と戦いたいという気持ちもありましたか。

「そうですね。パンクラス時代に当時の日本人選手とはあらかたやって、それからONEでは色んな外国人選手と戦ってきて。ONEでやっていたような未知強とばっかりやるのは微妙ですけど(笑)、強い外国人選手と戦うことは楽しみですね。今までも海外を選んで試合をしている人もいるじゃないですか。そういうタイプだと思うんで、自分は」

──僕はこの試合は実力者同士のランキング戦のようなイメージを持っています。

「派手な試合というかキャラが立っている選手同士の試合じゃないけど、こういう試合を楽しみにしているという声もあるんで、それに恥じないように自分をしっかり出したいです」

──コレスニックに勝てば連勝にもなりますし、中原選手の評価も上がると思います。今年はどんなことを目標に戦っていきたいですか。

「コレスニックに勝って、どれだけ評価が上がるかは分かりませんが、間違いなく上に行く確実なステップにはなると思います。だからコレスニックに勝って、次はRIZINのフェザー級で名前のある選手とやって、そこからタイトルマッチにつなげたいですね。同じ日のタイトルマッチ(鈴木千裕×金原正徳)でどちらが勝つか分かりませんが、フェザー級の列に並んでいる選手たちを引きずりおろしたいです」

──そういう相手に勝っていけば発言権も得られますし、中原選手が希望する相手との試合も組まれると思います。最初の話に戻ってしまいますが、だからこそ試合数が減ったものの、この1年で中原選手のMMAが熟成されて、今年はそれで勝負する1年になると思います。

「3年ぐらい前の自分だったら、MMAファイターとしてここまで来られていなかったと思います。そのくらい今は色んなことが繋がり始めて、空いていた隙間がきれいに埋まってきています。それは競技に集中できる環境を整えてくれた周りのおかげでもあるんですけど、今は格闘技をやっていて楽しくてしょうがないですね。一つ技を覚えると色んなことがどんどんつながっていくんで」

──今まで使っていなかった技術が急に使えるようにもなるでしょうし。

「そうなんです。『ああここで使えたんだ!』みたいな。それが本当に楽しくてしょうがなくて、このまま時間が止まってほしいとさえ思っています。自分が思っていた以上に強くなれるじゃん、俺って。30歳を超えたらパフォーマンスが落ちると思っていたんですけど、いい具合にトレーニングの数値もまだ良くなっているし、まだまだやれそうだなって手応えはありますね」

──この中原選手の話を聞いて試合が楽しみになったファンの人も多いと思います。最後にファンの皆さんに一言お願いします。

「下馬評や予想で色々言っている人もいますけど、それを超えるために頑張っているし、頑張ってきたことが無意味じゃないぞってことをきっちり見せて、面白い試合をやって勝ちたいと思います。僕自身もこの試合が楽しみなので、みなさんも楽しみにして見てもらって構わないです」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後4時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【ONE】「世界のトップに挑戦する」宣言から9カ月、野杁正明が契約発表!キック・フェザー級の戦いへ

【写真】本格的な70kg転向に合わせ、野杁がONEへの戦いに挑む (C)TAKUMI NAKAMURA

23日(火)、ONE ChampionshipのプレスリリースにてONEと野杁正明が独占複数試合契約を締結したことが発表された。
text by Takumi Nakamura

野杁は10代の頃から“怪物”と呼ばれ、K-1甲子園優勝をはじめ国内の様々なタイトルを獲得。新生K-1ではスーパー・ライト級(65kg)&ウェルター級(67.5kg)の2階級制覇を成し遂げ、日本立ち技格闘技のトップを走り続けてきた。今年4月にK-1との契約解除を発表し、その去就が注目されるなか、ONEとの契約が正式にアナウンスされた。


K-1ウェルター級のタイトルを保持していた野杁だが、2023年からは本格的に70kg転向を視野に入れていた。

同年3月には69kg契約でジャバル・アスケロフ、7月には69.5kg契約でアマンシオ・パラスキフをKOし、パラスキフ戦後は「今までは来るもの拒まず試合を受けてきましたが、世界の強豪と戦わせてください。そして(相手を)選ばせてください。これからは世界のトップとしか戦わないので、世界のトップに挑戦していく今後の野杁正明にご期待ください」と語っていた。

結果的にパラスキフ戦がK-1では最後の試合となり、現在の70kgの世界のトップ選手たちが集まるONEでの戦いに踏み出す形となった。

厳密に言うと70kgでの試合は未経験の野杁だが、ONEキックボクシング世界フェザー級王者チンギス・アラゾフと判定まで粘ったアスケロフを右ストレートでKOし、ONEに定期参戦していたタイフン・オズカンとスプリット判定だったパラスキフを右ミドルでKOしている。70kgでも十分に通用する実力とフィジカルは持っていると言えるだろう。

ONEフェザー級=70kgのランキングにはアラゾフ、スーパーボン、マラット・グレゴリアン、シッティチャイ・シッソンピーノン、タワンチャイ・PK・センチャイ、ジョルジオ・ペトロシアンという早々たるメンバーが名を連ねている。

チャトリCEOが年内のONE日本大会開催を明言する中、野杁のONEデビュー戦がいつになるのか。どんなマッチメイクが組まれるのか。そして野杁がONEの70kgでどこまで通用するのか。ONEでの野杁の戦いに注目していきたい。プレスリリースでの野杁のコメント配下の通り。

「(今の率直な気持ちは?)率直に嬉しいです。やっと!という気持ちが強いです。それとワクワクします。早く強豪しかいないリングで戦いたいです。(次のステージをONEに決めた理由)やはり立技最強の舞台はONEだと思っているので、そのリングに挑戦したかったからです。自分は世界最強を目指して格闘技をやっているので、今の野杁正明がONEにも通用するのかを試してみたかったのでこのキャリアを選びました。

(今後の目標は?)必ずONEのベルトを獲ること。自分だけじゃなく武尊くんと一緒に。そして日本人の強さを証明していきます。(誰と戦いたい?)誰との試合でも挑戦者だと思うので誰でもいいです。ランキングに入っている選手はもちろん、とにかく強い選手と戦っていきたいです。(ファンへのメッセージ)ONE Champinosipのファンの皆様、初めまして。日本の野杁正明です。試合を観に来て後悔はさせません。必ず満足いく試合をこれからしていくので是非注目していただけたら嬉しいです!応援よろしくお願いします!」

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【K-1】野杁正明がONE参戦「立技最高峰のONE Championsipと契約させていただきました」

828: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/04/23(火) 22:08:35.88 ID:VHPu4DE50
野杁のONE正式発表きたああああ


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ヘイニー VS ガルシアの試合について

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【巌流島】木村”フィリップ”ミノル セネガル相撲の刺客と対戦!

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5月上旬に配信予定の巌流島バーチャルファイト。連日のように対戦カードが発表されていますが、新たに木村”フィリップ”ミノルの参戦も発表されました。ぱんちゃん璃奈といい、木村といい、ひと騒動あった選手を積極的に起用する姿勢。これぞ谷川貞治の手腕といったところか。この嗅覚、さすがです。

ドーピングの使用から謹慎期間を経てRIZINで復帰した木村。相変わらずの肉体とパンチの威力を見せつけたものの、ブアカーオ・バンチャメークのパンチでダウンを喫してよもやの敗戦。その後どうするのか気になっていましたが、負けてるのにRIZINに継続参戦するのは締まりが悪い。みそぎ的に巌流島を経由するのは悪くない判断ではないでしょうか。

そして対戦相手もまたみそぎ的というか、巌流島的というか。セネガル相撲をバックボーンに持つアマドゥ・ディアを持ってきました。素手による顔面パンチが認められたセネガル相撲の猛者は普段の体重が95kg。木村とは20kg以上の差がある無差別級マッチに挑みます。

どんなにデカい相手でも木村のパンチがクリティカルヒットすればさすがにダウンするとは思うものの、この体格差がどう作用するのか半信半疑。最初は巌流島ルールでと思っていましたが、木村が寝かされたら完封されそうだし、ボクシングルールはちょうどいい気もします。

ミャンマーラウェイとカルチョ・ストリーコに続いてバックボーンの競技のクセが強めのマッチメイク。徐々に巌流島らしくなってきました。
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【第10回】八重樫東の生配信!できる限り皆様の質問に答えます!

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【FAW2024#02】準決勝=ギレルメ戦へ、中村京一郎「BMFのベルトを日本に持ってくるためにUFCに」

【写真】インタビューはUFC300の前。面白い志向のJ-MMAファイターが出てきた(C)MMAPLANET

本日、会場非公開で開催される格闘代理戦争-THE MAX-準々決勝大会。3月15日の1回戦でミスター・ホンデを96秒で破った中村京一郎は、ギレルメ・ナカガワと対戦する。
Text by Manabu Takashima

プロとしての実績は出場メンバーのなかで頭抜けている中村は、当初より本命視されていた。しかし、そこにギレルメとトミー矢野というMMA志向の強豪柔術家が加わったことで、一気に周囲の危機感は増した。と思いきや、ダブル・ディレクター制を敷く中村を支える中村倫也はポジティブ・シンキングに満ち溢れている。対照的に、岡見勇信は不安が頭が離れない。まるでアクセルとブレーキのような両監督とともに準決勝に向かう中村に話を訊いた。


──準々決勝の勝利から3週間弱(※取材は4月2日に行われた)。中村選手は格闘DREAMERSで既にリアリティTVショーを経験していますが、そこが優位に働くことはあるのでしょうか。準々決勝大会も通常のMMAイベントと空気が違っていたのは確かですし。

倫也 ああ、確かに違いますよね。

岡見 なるほど。

中村 「初めましてっ」ではないので。そこは他の選手とは違うかもしれないですね。ただ僕自身はカメラとかスタッフさんとか、DREAMERSの時から気にしていなかったです。逆にホンデ選手の方があったかもしれないですよね。日本語が分からない。収録。格闘技の試合と揃っていて。だってファイトショーツを試合当日に忘れているぐらいだし。新宿に買いに行っていたらしいです。なんかそれを聞くと、勝った嬉しさがどんどん軽減してしまいましたよ(苦笑)。

──とはいえ、プロのキャリアが上限いっぱいの中村選手だけでに、本命過ぎる。その怖さが監督という立場のお二人はなかったですか。

岡見 絶対に負けられないというのは……変な話、TVの企画だし、負けさせてはならない。ここで負けることはあってはならないという気持ちでした。すんなりと優勝をしてもらわなければいけない。でも番組には、魔の空気感があるので。そこは怖かったです。

──ここに1人、魔の空気感の欠片もなかった人がいます。

倫也 アハハハハ。僕ですか?

岡見 そこが倫也とパト(宇佐美正パトリック)は、何かが乗り移ったかのような強さがありました。特に倫也の最後の凄まじい勝ち方なんかは。「こんなハッピーエンドがありますか」って(笑)。

倫也 それとトーナメント戦って、ワンマッチより想定外のことが起こるとは思います。今回のように3カ月で3試合だとケガの影響とかも出てくるでしょうし。

──そういうなかで、やたらと打撃の前評判が高いミスター・ホンデにあの勝ち方ができたことをどのように自己評価していますか。

中村 たまたまです。あのフィニッシュは。作戦も3分✖2Rで普通と違う。相手の情報もない。だからペースを上げるのは2Rからだったんです。テイクダウンも織り交ぜようとか、そういう話もしていていましたし。

倫也 1日しかないなかで映像を探して、Breakingdownの試合と朝倉海選手のYouTubeでマススパーをしているのを見つけました。スパーと試合の動きが一致していて。奥手のストレートと返しのフック、それとインロー。キックボクシングのなかで嫌な攻撃は、すぐに分かりました。ただキックボクシングの距離だから、一歩外せば良い。それを京一郎は5戦ぐらいの経験でなぜかできてしまうから、僕は全く心配していなかったです。こっちは組みも考えて、試合を組み立てることができるので。

岡見 倫也がそこまでやっているから、スタッフに「岡見選手は何もやっていないですね」って言われちゃいましたよ。アハハハハハ。

──アハハハハ。確かに。

中村 キックの間合いで面倒くさいことにならないよう、四つで組むというゲームプランでしたが、そうはならなかった。組んでみて、ちょっとならないなって思いました。ただ向き合った時に、動きが固かったです。だから最初にフラッシュダウンを奪った時も、そこで仕留めにいかなかった。ホンデ選手は焦っていたけど、集中力が増しました。

倫也 相手がそうなった時って、結構同調してしまうんですよ。そこでラッシュをかけずに、次に勝機が訪れるのを待っていたのも良かったです。あそこで同調していくと、逆に貰うこともあるので。

中村 本当は中に入って、もっと面白い試合をした方が良いかもしれないですが、トーナメント戦なので。

──面白い試合など、必要ないですよね。岡見監督!!

岡見 そこはあえて、僕を名指しですか(笑)。勝ちゃあ良いです。でも京一郎は、僕にない感覚の持ち主なんで。打撃の間合い、見方っていうのは素晴らしいです。あまり被弾しないでKO勝ちができているので。しっかりとMMAを考えた打撃ができる。つまり僕が見ることができなかったところが、見えているのだろうなと。そこを凄く信用しています。

全く緊張をしない。そこも僕とは違うのですが、実はテンションがいつもより高かった。倍までとは言わないけど、8割増しぐらいで話しているし。これから試合だという空気感は全然なくて。

中村 ストライカーだからというのもあったと思います。前日に戦うことが決まったわけで、研究する時間もないからこそ絶対に負けないと思いました。

岡見 普通はそこまでリラックスすると危ないんですよ。普通は。

中村 ケージの中に入ると、スゥっと落ち着くんですよ。そしてグンと集中力が増します。人間の集中力って限られているので、ケージの中に入って上げた方が良いかと思っています。

岡見 僕のキャリアにはないものなので、試合前の京一郎は見ていて不思議な感覚でした。だから逆に怖くなってしまって。そういう選手って、負けて百八十度変わってしまうのも見てきたので……。なので「試合だからね」って言う感じで、要所を締めてはいました。

──今回のフォーマットは約2カ月間に3試合。1カ月に1度のペースで試合があります。初戦は69キロ契約、次からはフェザー級。中村選手の普段の体重は何キロなのでしょうか。

中村 多い時は80キロ以上あります。ただ、今回は75キロぐらいまでしか戻さなくて、今は73キロぐらいです。

──3、4カ月に一度の試合だと中村選手のフィジカルは絶対に武器になると思います。ただ、1カ月おきに10キロの減量がある場合はどうなのか。

倫也 確かに……ただ、僕は高校の時に2週間おきに60キロから50キロまで落としていていました。意外と大丈夫。人間は凄いです。

中村 体が覚えているっていうのもありますね。65キロを覚えていて、食事を抑えると「ハイ、ハイ、ハイ、これね」って体重が落ちていきます。

──いやぁ、岡見選手……この両者の言葉を聞いていると、やはり時代が変わったのかと考えてしまいます。

岡見 特にDREAMERSで出会った子たちは、僕らの時とは違うというのは実感しています。僕らの時代はノウハウがなくて、水を飲まないで落とすなんていう選手もいましたからね。計量が終わったら、コンビニで勝って来たパスタを食べるとか。

──力石徹シンドロームですよね。

中村 アハハハハハ。でも、そういう話も聞いたことがあります。減量は倫也さんに教えてもらったやり方がハマっています。4年目なんですけど、65キロに落としたのは6、7回なので体もフレッシュなんだと思います。

倫也 いや、僕も中学の時とか全く知識がなくて。もちろん、母親もなかった。だから、ずっとコンニャクとキュウリだけを泣きながら、「辛ぇ」って食べていました(笑)。

──エグい、カロリーが低くても栄養価も……。ともあれ進化したダイエットを駆使している中村選手ですが、準決勝はギレルメ・ナカガワ選手と戦うことになりました。決勝進出を考え、他の選手と戦いたかったということはないですか。

中村 僕は誰かと戦いたいとかはなかったです。

岡見 僕も誰でも良かったですね。

倫也 僕は「中谷選手で行こう!!」と。というのも、シャッフルされることを知らなくて。仮で組まれたトーナメント表だと中谷選手だったから、気持ちが中谷選手だったんです。

中村 シャッフルされるっていうのは、試合に勝ってから知りました(笑)。

岡見 まぁ、とにかく山は1回戦。1回戦が全てだと思っていたので。やっぱりリアリティTVショーは特殊な環境で。DREAMERSを経験しているとはいえ、凄く怖かったです。普通の大会なら、全然平気です。でも、この格闘代理戦争の空気が何かを狂わせるんじゃないかと……老婆心ですよね。

中村 それ、対策済みでした。DREAMERSの時、番組をチェックしながら収録が続いていて。あれは感情の起伏が激しかったです。だから、今回は代理戦争の動画を視ていないです。試合だけにフォーカスする。それ以外は目にも耳にも入れないようにしています。番組はトーナメントで優勝してから視ます。

これは狩野(優)選手に負けたことも踏まえて、勉強したことです。あの頃はただ喧嘩をしていていただけで、僕はアスリートじゃなかったです。

だってPOWNDSTORMで勝ったのは倫也さんだけで。控室が一緒の皆が負けた。じゃあ、なぜ? この人だけは勝てたんだって考えました。泣きながら帰ってくる人間とか、いるわけですよ。それだけ背負うモノがあって、実際に背負っているのに戦う時は、それは別モノとして捉えていた。だって、あの時の倫也さんは試合の2週間前に鼻も折っていたんですよ。

倫也 「何があっても関係ない。知らねぇよ」っていう気持ちで。言うと「誰が負けようが知らねぇよ」という気持ちでしたね(笑)。

中村 そこを見習いました。スポーツとしてやっている。減量も練習も、試合に対してのプロセスが──撮影があろうが、徹底していたんだなって。僕も今は割り切りがあるから、試合前に対戦相手の横でインタビューに答えることができて。分けていないと、試合に影響したかもしれないです。それと1試合目だったのが良かったです。試合と試合の間が長いとか、そこは僕には関係なかったので。

それに僕が1試合目にKOをしたことで、他の選手は影響を受けたはずで。逆にあの場で判定勝ちをした中谷選手も、割り切れているんだと思います。

倫也 アスリートって制限のなかで生きているので、ああいう場に立たされると自由にできない。不良上がりは自由にできる。それはそれで羨ましいけど、そういう人はアスリートのような規律はない。そこは戦い方にも表れます。でも、今の京一郎は不良や喧嘩屋とアスリート性の両方を持っています。

中村 髙谷(裕之)さんにも言われました。相手が決まって「作戦とかねぇだろう。明日は喧嘩をすれば良いんだ。相手もお前のこと研究できないんだし」って。

倫也 不良がアスリートになるパターンが一番怖いですよ。

──まさにビビアーノ・フェルナンデスのテイクダウンを切って、殴れる不良上がりですね。

中村 そうなんですよ。テイクダウン防御になると髙谷さんはアスリートになって、技術を言語化もできる。熱いところと、冷静なところを持っているんですよね。

──中村選手がギレルメに対して、そのような戦い方ができるのか。

倫也 初戦の勝ち方も良くて、パフォーマンスも良かったです。もちろん警戒もして、準備もしています。技術的なことをいうと、ワンアタックにピークを持って来ると思うので。そこを集中力を持って対処すれば2回、3回と続くと切れてくるんじゃないかと。無敗といっても、柔術では負けています。そこは京ちゃんの自由さが上回るはずです。

初戦の京ちゃんの打撃を見ると、ギレルメ選手だって同じようには戦えないはずです。真っ直ぐ下がらないし、サークリングもできるので。そういうことにギレルメ選手が、初めて遭遇する試合になりますからね。

岡見 倫也はファン目線というか、もう京一郎の試合を見ることを楽しめるんですけど……僕は心配ばかりで(苦笑)。ホントに勝ってもらわないと。このメンバーのなかでギレルメ選手は一番の相手だと思っていました。ボンサイMMA、クレベルとサトシを引き継いでいる。打撃も振るところは振って、テイクダウンからどんどん極めてくる。固めるのではなく、極める。それがボンサイで創り上げてきたMMAです。

倫也が言ったようにテイクダウンがハマらないと、ボンサイMMA……クレベルは打撃の乱打戦に勝負を賭けてきます。つまりは京一郎の土俵です。そこに持ってくることができれば、京一郎はしっかりと戦ってくれるに違ないです。

──こなれた様に話してくれましたけど、リアリティTVショー向け過ぎて。もう少し、具体的な技術論を話してもらえないですか(笑)。

倫也 アハハハハハハハハ。

岡見 いやいやいや(笑)。ちゃんと話しているじゃないですか。

──ギレルメが引き込む可能性は?

岡見 それもあり得ます。引き込むのか、覚悟を決めて殴り合いにくるのか。気持ちが入っている時と気持ちが落ちた時、ギレルメ選手はどちらを選ぶ選手なのか。何にしろ、京一郎はテイクダウン狙いを1度、2度、3度と切ることが重要です。そこから殴ってくると、僕は思っています。

中村 1回戦と違って対策ができる。それが恐怖になる。フィニッシュしている試合が多いから、この左のパンチを気を付けない──という気持ちが一瞬でも出ると、ギレルメ選手の弱さが出る。ただし恐怖を乗り越えてくるだろうし、そこからの距離、間合いの勝負になると思います。一瞬でも距離を間違えるとギレルメ君、終わるので。組まないといけないという焦りを、3分間で如何に引き出すか。

──逆にギレルメのやるべきことに、ファーストアタックでハメられる恐怖感はないですか。

中村 初戦を見てもパワーを使ってボディロックから倒しに来るので、そこは余りないです。だからこそ2回、3回と切れば落ちてくるのか。それでも前に出てくるのか。あとプレッシャーだけでなく、物理的に削って集中力を切らせる必要もあります。ボディで削るとか、そこに持っていきたいですね。

倫也 バックギアに入っている顔つきをしていて、読めないことをやってきそうで。そこは警戒は必要だと思います。

中村 フィニッシュに入った時、あの顔が少し和らぐんですよ。

岡見 その顔にさせない戦い方をするということで。

──ところで先日、このトーナメントで優勝すると超RIZIN03に出場できるという話がありました。

中村 それもオマケですよね。番組の途中で出てきた話で。「俺もRIZINを目指しています」というキャラになるのは嫌です。

倫也 アハハハハハ。

──ABEMAから「でも、許す」と言って欲しいです(笑)。

岡見 アハハハハ。ストラッサー(起一)じゃないですか(笑)。

中村 僕はやっぱりUFCに行きたいので……というか、行くので。BMFのベルトを日本に持ってくるためにUFCに行きます。次、ゲイジーとホロウェイがBMFでやるじゃないですか。ホロウェイが勝ってくれると、ベルトがフェザー級にくるので。ホロウェイに勝って欲しいです。

■視聴方法(予定)
4月19日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■FAW2024#02 対戦カード

<フェザー級/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ:65.6キロ
中村京一郎:65.65キロ

<フェザー級/3分3R>
中谷優我:65.75キロ
トミー矢野:65.6キロ

<63キロ契約/3分3R>
田畑魂:60.7キロ
ガブリエル・クサノ:62.4キロ

<66キロ契約/3分3R>
脇田仁:63.80キロ
袖裂雄貴:65.75キロ

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井上尚弥 VS ルイス・ネリの試合よりも、勝敗予想が分かれる分、武居由樹 VS J・モロニーの試合の方が楽しみという方もいらっしゃいますね

思ったより早い世界挑戦ですが、武居選手の一発がモロニー選手をとらえれば十分に勝機はありそうです

たいへん華のある選手です。王者を是非獲得してほしいですね

ご視聴ありがとうございました☺

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