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BELLATOR Bellator289 LFA MMA MMAPLANET o   イララ・ジョアニ カイル・クラッチマー サバウ・ホマシ ジャリール・ウィリス ジャレッド・スコッギンス ジュリアナ・ヴェラスケス ダニー・サバテーロ ダルトン・ロスタ デニス・キルホルツ パッチー・ミックス ベラトール マイケル・ロンバード マゴメド・マゴメドフ マーク・レミンガー ムハメド・ベルハモフ ラフェオン・スタッツ リズ・カモーシェ 菊入正行

【Bellator289】計量終了 世界戦&ドGP大会で、プレリミ・ウェルター級クラッチマー✖ウィリスに注目

【写真】菊入にはこの対戦の勝者辺りをターゲットにしてほしい(C)BELLATOR

9日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator289「Stots vs Sabatello」の計量が8日(木・同)に行われている。

今大会のメインはバンタム級ワールドGP準決勝を兼ねたBellator暫定世界バンタム級選手権試合=王者ラフェオン・スタッツ✖ダニー・サバテーロだ。

ワイルドカードから堅実な試合と、派手なトークで成り上がってきたサバテーロのレスリング力とバックコントロール力に王者が、如何に対応するのかが注目される。

そしてコメインには女子世界フライ級選手権試合=王者リズ・カモーシェ✖挑戦者ジュリアナ・ヴェラスケスという立場を変えた再戦と、2つの世界選手権試合が組まれている。

さらにバンタム級ワールドGP準決勝のもう1試合ではマゴメド・マゴメドフ✖パッチー・ミックスがマッチアップされ注目カードがズラリと並んだ同大会。

ここでは、プレリミのとある一番に注目したい。


それがカイル・クラッチマー✖ジャリール・ウィリスのウェルター級戦だ。菊入正行がベラトールとサインしたことで、より注目されるサークルケイジのウェルター級戦線で、ランク的に8位のクラッチマーとランク外のウィリスは現実的に考えて、菊入がトップ5と戦うために確実に乗り越えたい相手といえる。

とはいってもクラッチマーはオクラホマ州立大時代にD1オールアメリカンに輝いており、個人成績でも5位と7位に入賞したこともある日本にはいないフォークスタイルレスラーだ。レスリングと打撃、そしてサブミッションを融合させたスタイルでオクラホマ州タルサのXtream Fight Nightでキャリアを積み、コロナ前の2019年11月にベラトールと契約を果たした。

当時無敗だったケムラン・ラチノフに判定負けを喫したが、クラッチマーはサークルケイジのプレリミ戦線で4勝1敗の戦績を残し、通算9勝1敗のレコードを持つ。キャリア序盤は一本勝ちも見られたが、ベラトールではレスリング&コントロールで4勝のいずれもが判定勝ちとなっている。

対するウィリスはコロナ禍から活動再開したばかりのLFAでウェルター級チャンピオンになりベラトールにステップアップしたファイターで、2連勝後にムハメド・ベルハモフ、サバウ・ホマシという実力者に遅れを取り、現状は2勝2敗とイーブンの星取り状況だ。

レスラーのクラッチマーに対し、ウィリスはマネージメントタイプのウェルラウンダーで、手数の少ない打撃戦で競り勝つイメージが強い。結果、突破力のある選手と戦うと後手に回りディフェンスも甘くなり、ここ2試合は上記のファイターを相手に一本負けを喫している。

ズバリ勝敗予想ではクラッチマーが有利と見られる一番。菊入の対戦相手候補として両者を見るのであれば、クラッチマーのテイクダウン&コントロール、ウィリスのスコアリング打撃に焦点を当てたい。そして菊入がレスラー&ボクサーという北米基準のファイターと戦う際には、ウィリスの戦い方が参考になる──かと思われるウェルター級マッチだ。

■視聴方法(予定)
11月19日(土)
午前7時00分~ U-NEXT

■Bellator289計量結果

<Bellator暫定世界バンタム級選手権試合&バンタム級ワールドGP準決勝/5分5R>
[王者]ラフェオン・スタッツ: 134.4ポンド(60.96キロ)
[挑戦者] ダニー・サバテーロ: 135ポンド(61.24キロ)

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]リズ・カモーシェ: 124.8ポンド(56.6キロ)
[挑戦者] ジュリアナ・ヴェラスケス: 124.2ポンド(56.33キロ)

<バンタム級ワールドGP準決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドフ: 134.4ポンド(60.96キロ)
パッチー・ミックス: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 185.6ポンド(84.18キロ)
アンソニー・アダムス: 185.4ポンド(84.09キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ: 124.2ポンド(56.33キロ)
イララ・ジョアニ: 124.8ポンド(56.6キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 170.8ポンド(77.47キロ)
ジャリール・ウィリス: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロウ: 145.4ポンド(65.95キロ)
クリス・レンチローニ: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
ケヴィン・ボーム: 145.1ポンド(65.81キロ)
カイ・カマカ3世: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マーク・レミンガー: 170.8ポンド(77.47キロ)
マイケル・ロンバード: 169.8ポンド(77.01キロ)

<ミドル級/5分3R>
パトリック・ダウニー: 185.8ポンド(84.27キロ)
クリスチャン・エコールス: 185.4ポンド(84.09キロ)

<バンタム級/5分3R>
キャス・ベル: 136ポンド(61.69キロ)
ジャレッド・スコッギンス: 135.2ポンド(61.32キロ)

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BELLATOR MMA o YouTube   ジュリアナ・ヴェラスケス ダニー・サバテーロ ダルトン・ロスタ パッチー・ミックス マゴメド・マゴメドフ リズ・カモーシェ

『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』前日計量動画


MAIN CARD (Showtime (9 p.m. ET)

・Interim champ Raufeon Stots (134.4) vs. Danny Sabatello (135) – for interim bantamweight title; bantamweight grand prix semifinal
・Champ Liz Carmouche (124.8) vs. Juliana Velasquez (124.2) – for women’s flyweight title
・Magomed Magomedov (134.4) vs. Patchy Mix (135) – bantamweight grand prix semifinal
・Anthony Adams (185.4) vs. Dalton Rosta (185.6)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 5 p.m. ET)

・Ilara Joanne (124.8) vs. Denise Kielholtz (124.2)
・Cody Law (145.4) vs. Cris Lencioni (146)
・Kyle Crutchmer (170.8) vs. Jaleel Willis (170)
・Kevin Boehm (145.1) vs. Kai Kamaka (145.2)
・Mark Lemminger (170.8) vs. Michael Lombardo (169.8)
・Pat Downey (185.8) vs. Christian Echols (185.4)
・Cass Bell (136) vs. Jared Scoggins (135.2)

 『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』前日計量結果。全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ラウフェオン・ストッツ vs. ダニー・サバテーロは11人全員ストッツ支持。

・リズ・カモーシェ vs. ジュリアナ・ヴェラスケスはカモーシェ支持10人、ヴェラスケス支持1人。

・パッチー・ミックス vs. マゴメド・マゴメドフは11人全員ミックス支持。

・ダルトン・ロスタ vs. アンソニー・アダムスは11人全員ロスタ支持。続きを読む・・・
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BELLATOR o UFC ダニー・サバテーロ

UFC on ESPN41:第1試合・ユーセフ・ザラル vs. ダモン・ブラックシア

あmバンタム級

ロッコ出身のザラルはUFCデビューから3連勝したが、そこから3連敗で一気にリリースの危機に。ローカル時代は勝った試合はすべてフィニッシュしての勝利だったが、UFCでは勝っても負けても判定決着。1年2ヶ月のブランク明けで、今回からバンタム級に落とす。

本来ザラルと対戦する選手が今月に入りビザの問題で参戦できなくなり、急遽UFCとの契約が決まった地元カリフォルニア出身のブラックシア。Cage Fury FCのバンタム級王者で、12勝4敗の28歳。直近で敗れた2戦はUFC4連勝中のパット・サバティーニと、Bellatorバンタム級GPを勝ち上がっているダニー・サバテーロ。チョークでの一本勝ちが多いグラップラー

打撃戦からザラルがタックルへ。尻もちをつかせた。ガードを取るブラックシア。下から肘。三角を狙うが上体を起こして防いでいるザラル。潰してパスを狙う。下から足関の体勢に入るブラックシア。背中を向けたザラルからバックを奪う。残り30秒。tyホークを狙ったがホーン。

1R微妙。終盤バックを取ったブラックシアだがコントロールしていた時間は短かった。一方、ザラルも上から有効な攻めがなかった。

2R。ブラックシアタックル。テイクダウンするとバックに回る。ハーフバック。チョーク。が、正対して外れると逆にザラルがバックマウント。四の字バックからフェイスロック。外れた。正対して上になったブラックシア。すぐにパス。リバースクルスフィックス。そのままチョークを狙ったが、腕のロックが外れて立ったザラル。逆にテイクダウン狙い。ブラックシア入れ替えてシングルレッグ。スタンドでバックに回ると背中に乗って四の字バック。チョークを狙うが防いでいるザラル。残り20秒でチョーク。顎の上。立ったまま耐えるザラル。ホーン。

2Rはブラックシア。

3R。パンチで出るブラックシア。ザラルがジャブを当てる。ケージを背負ったブラックシアに肘。テンカオ。近い間合いで打ち合い。またケージを背負わせるとガードを固めるブラックシアにパンチ連打を打ち込む。ザラルパンチで攻勢。スタンドで劣勢のブラックシア。タックル。シングルレッグ。片足でこらえたザラル。またケージに詰めて連打。肘。ブラックシアまた組むが、引き剥がされ肘をもらう。左ミドル。さらにボディ。腹が効いたか。ブラックシアケージ際をサークリングして凌ぐ。残り1分。左ミドルをもらったブラックシアが嫌倒れ。ザラルパウンド。ガードで凌ぐブラックシア。パスして鉄槌連打。ハーフから肘。ニアマウント。ブラックシアギリギリ凌いでいる。ホーン。

3R10-8あるか?

29-28ブラックシア、28-28×2、1-0のマジョリティドロー。

1R・2Rはブラックシア。ザラルは最後KOしたかったところだが、なんとかドローに持ち込み連敗を止めた。

ブラックシアはグラウンドが結構良かったが、3Rに入り打撃で攻められると穴が見えた。

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BELLATOR Brave CF LFA MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Road to UFC UFC ジョズエ・フォルミーガ ダニー・サバテーロ ムイン・ガフロフ 上久保周哉 倉本一真

【ONE→???】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(11)上久保周哉─後編─「練習を台無しにしたくない」

【写真】国内でグラップリングで実戦を経験するのは?という問い対して、上久保は「MMAが戦いたい」と言い切った (C)ONE

半年以上、音無しの構えの上久保周哉インタビュー後編。

ONEとの契約更新をせず、マッチング期間を終えて次のステージで戦うために動き出す。そんな上久保にUFCで戦うために、彼がこれまで築き上げてきたファイティング・スタイルについて尋ねた。

2022年、春(※既に梅雨明けだが)~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第11弾─後編─、引き続き上久保周哉の話に耳を傾けたい。

<上久保周哉インタビューPart.01はコチラから>


──キム・ミンウ……UFCとの契約を勝ち取るには、一番リスキーな相手です。

「僕が出ていたらという仮定の話ですけど、うまくすり抜けて優勝してUFCと契約するよりも、キム・ミンウと試合をする価値のほうが自分には魅力的に映ります」

──その辺りの自負というか、矜持というのか。とても上久保選手っぽいですね。

「本当ですか(笑)」

──とにかくUFCに行ければ良い。そして最初の3試合がぐらいはあまり強くない相手と戦いたい。自分ならそう思ってしまいます(笑)。

「その過程を踏んで強くなれるなら、それでも良いと思います。ただ、UFCに行きたい理由がメチャクチャ強いヤツと戦いたいということだから、それまででも強い選手とは戦いたいです。正直、自分が限界を感じて弾き飛ばされるような選手がいるのがUFCだと思っています。

本当のトップどころとやっていないのもありますが、ONEで戦った相手とはそういう風にはならなかった。少なくともノーギワールズのチャンピオン、レスリングのオールアメリカンと戦っても弾き返される感じはしなかったです。『同じ人間』と思いました」

──自分とは違う生物と思ってしまうような相手と戦いたい?

「そういうことをUFCに求めています」

──ではマッチング期間が終え、UFCとサインする行程をどのように考えていますか。

「タイミングと運も関係してきますが、アジア・トーナメントで欠場が出て代役という機会が巡って来るかもしれない。ワンマッチ出場かもしれないし、コンテンダーシリーズもあり得ます。本戦のスクランブルもあるかもしれない。全ては巡り合わせかと」

──今はビザの発行に時間がかかるようですが、とにかくUFCの周囲で考えているということですね。

「そうですね。目標として、年内に1試合でも滑り込みたいという気持ちはあります。でも『この戦績じゃダメだ』と言われるなら、どこかで試合をすることを考えています」

──UFCが『欠場が出たら声を掛ける』というのは、どれだけの数のファイターに言っているのか……。

「それこそ、ビザがないから自分の身でそれが起こるならシンガポール大会で。だから普通のオファーを待つためにどうしていくかですね」

──正直、UFC首脳というか……MMAプロモーター好みのファイトスタイルではないではないですか、上久保選手の場合は。

「今、持っているモノだと物足りないと言われたら……その言い分は分かります。フィニッシュはしていても、決して皆に好かれる戦い方ではないです。その自覚はあります」

──とはいえ入ってしまえば結果は重視してくれます。その一方で、UFCファイターと戦った時に同じ生物とは思えない相手に、永久寝技地獄ならぬ永久組技地獄が通じるのか。

「練習では打撃も変わらずやってきました。試合では使わなくても勝てるから、使っていないですけど。プランをいくつか用意しているなかで、1つ目、2つ目で試合が成立してしまっているのが現状です。そのなかでもスタンドで相手のキツイ一発を被弾することもなくやってきましたし」

──コンテンダーシリーズ、LFAと見ていてもストライカーの方がアピールできています。UFCのスカウトも試合で、上久保選手のその部分を見ることができていないですし。

「う~ん、乱打戦に持ち込むとかって、どう転ぶか分からない。見ている人は盛り上がってくれるけど、負けるかもしれない。そういう風に戦って、練習を台無しにするようなことは試合ではしたくないです。それでUFCに行けないという風に天秤に掛けられると、難しくなってしまいますけど……」

──Bellatorのバンタム級ワールドGPでワイルドカードから準決勝進出を決めたダニー・サバテーロはコンテンダーシリーズで勝利し、Titan FCではバンタム級王座を奪取&防衛を果たしました。完全ドミネイトしても、UFCから声は掛からなかったです。UFCに行くには、状況によりますが練習が台無しになることをする必要があるかもしれない。

「そうですね……。多少はやるのかな。でも、今の自分は積み上げてきたことを否定するようなことはしたくないです」

──アッパレです。あとサバテーロは極めていないという事実もあります。そこが上久保周哉との違いかと。

「まぁ極める自信もついてきました。フィニッシュする力と言う部分は、ONEに行く前から課題だと指摘されてきたことで、そこが求められているのは分かっていました。抑え込むだけでなく、削ってフィニッシュに近づけていくことはずっと磨いてきました」

──そうやって考えると、Road to UFCはトーナメントなので結果が全てというのは良いですね。その戦いに年内に合流する巡り合わせがなかった場合のケースとして、他プロモーションのオプションは考えていますか。

「LFAですかね。BRAVE CFも興味を持ってくれていたので、具体的にはこの2つです」

──契約的な縛りがないのがLFAで。条件ではBRAVE CF。いえば条件が良くないのと縛りがあるという側面もあります。

「でもLFAにはムイン・ガフロフがいますよ。まぁ、コンテンダーシリーズで変な負け方して意外でしたけど」

──ジョズエ・フォルミーガもバンタム級で戦っています。2月の試合は体重オーバーでしたが……。そういう選手と戦っていけるのか、とにかくはマッチング期間空けからの行動開始に期待です。

「試合はないという絶対の状況と、頭の片隅に試合があるかもと思うのでは、やはり練習への身の入り方が違うなと実感する部分はあります。それで大きく変わるわけでもなく、やるべきことはやっているのですが……絶対に試合がないという感覚でいるより、薄々でも『試合があるかも』と思って練習している方が自分は好きです(笑)。とにかくケガをしないように、行動開始するまで練習し続けます」

──そんななか、すっかりと尋ね忘れていたのですが、UFCとの契約を探る期間に日本で戦うという選択肢は?

「余り考えていないというか……自分に日本で試合ができる場所があるんですかね(苦笑)。特にホームの団体がない状態で、ONEで戦うようになったので戻る場所がないんですよ」

──ONEで6戦無敗のバンタム級ファイター……RIZINから声が掛かることは?

「ないです。興味を持たれていない(笑)」

──アハハハハハ。

「バンタム級は人がいっぱいいますし、もう良いんじゃないですか」

──首を縦に振らない一派だと思われているはずです。でもケージで倉本一真✖上久保周哉とか実現すれば凄く見たいです。

「なるほど。ただ、僕は外国人と試合がしたくてMMAを続けているので。そっちの方向で進んでいく方が良いと思います」

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MMA MMAPLANET o キック ダニー・サバテーロ ラフェオン・スタッツ レアンドロ・イーゴ

【Bellartor282】ヒール誕生!! イーゴと観客にフラストレーションを与え続けたサバテーロが準決へ

<フェザー級ワールドGP準々決勝/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)

互いに右ローカーフを放ち、ジャブで距離を見る。サバテーロが前進基調で、イーゴはそこにカウンターを狙う。組むタイミングを計るサバテーロが、やや遠い距離からヒザを滑らすように見事なダブルレッグテイクダウンを決め、バックに回るとワンフックの状態に捕える。

ヒールキックからケージを蹴りつつ、ワンフックを続けるサバテーロは亀になったイーゴの肩口にヒザを入れる。後方へエルボーを見せるイーゴだが、再びワンフックに取ったサバテーロから逃れることはできない。サバテーロも右の拳をワキ下で挟まれ抜けない状態に。残り15秒でレフェリーがブレイクを与えたが、この時間で試合が動くことはなかった。

2R、右カーフを蹴ったサバテーロが右に大きく回る。スイッチするイーゴは右ロー、ジャブで距離を詰めたサバテーロが跳びヒザ、狙いは着地後のダブルレッグだ。ケージにイーゴを押し込み、アンクルピックで煽ってからバックへ。ここもロールしてワンフックへ。ガードを取ったイーゴは、上四方に回ったサバテーロの腕を引き寄せ、アームロックを支店にバックを取り、両足をフックする。

サバテーロが自分の得意ばポジションを取られるピンチになり、手首を掴んで絞めのセットさせない。イーゴは後方から肩口にエルボーを連打し、嫌がったところで絞めを狙うつもりか。上体を起こしきれないサバテーロは、後方からパンチを打たれ懸命に腹ばいにならないよう我慢の時間が続く。アゴの上からパームトゥパームは強引すぎ、パンチに戻したイーゴがラウンドを取り返した。が、コーナーに戻る際に足を引きずる仕草が気になった。

3R、前蹴り、ジャブから右を見せたサバテーロが、カーフを連続で蹴っていく。イーゴはボディを殴り、サバテーロはカーフを続ける。イーゴがローを返すと、サバテーロはダブルレッグでテイクダウン。ギロチンのイーゴは、サイドを取らせないようガードを取る。ここでギロチンは解除され、サバテーロがガードの中から細かいパンチを打ち下ろす。

観客のブーイングが響き渡る館内、バタフライフックからすぐにイーゴがクローズドに戻す。細かいパンチのサバテーロがエルボーを落とす。2Rのピンチがあり、より堅実な攻めに徹するサバテーロがエルボーを3発落としてラウンド終了を迎えた。

4R、イーゴのジャブに、近い距離でもぐりこんでダブルレッグを決めたサバテーロ。ギロチンも苦も無く防ぐと、イーゴはラバーガードを狙う。頭をいれて、防いだサバテーロが足を一本抜こうと動く。バタフライガードに右のパンチを入れたサバテーロが、スクランブルでバックを取る。ボディロックで足を刈って崩すサバテーロは、後方からヒザを入れるとついにボディロックで前方にスラム、背中に乗って左足をフックする。

足を外してスラム、そこから背中を取り直してワンフック――サバテーロが、徹底的にコントロールを続け、左のパンチを後方かれ連打する。胸を合わせることができないイーゴは、残り5秒で離れたサバテーロにスピニングバックフィストを当てて時間を迎えた。

最終回、カーフをいれ組みつたサバテーロがテイクダウン。ギロチンを取りきれないイーゴは、ここもクローズドに戻る。結果、サバテーロはスクランブルでバックを取る。正面を向いてギロチンのイーゴ、スラムで叩きつけたサバテーロは、頭を押し込み極めさせない。残り2分、クローズドが開くとサバテーロが担いでパスへ。背中を見せたイーゴが、立ち上がって離れると右を当てる。

直後にダブルレッグでテイクダウン、2R以外は完全に試合を支配したサバテーロがイーゴの腕十字を防ぎ、パウンドを落として試合を締めた。冷え切った観客の感情を逆なでるような勝利のアピールをしたサバテーロ。判定勝ち後もブーイングのファンを挑発――この図太さと素晴らしいテイクダウン&バック奪取で、ワイルドカードから暫定世界バンタム級王者ラフェオン・スタッツへの挑戦&ワールドGP準決勝進出を決めた。

ケージに上がったスタッツは「こいつ、ほんとに最悪」とマイクで話すと、サバテーロは中指を立て――しっかりとワールドGPヒールでヒールとして地位を獲得した。


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BELLATOR Bellator282 MMA MMAPLANET o UFC   アナトリー・トコフ アレクサンデル・シャブリー アレハンドラ・ララ イララ・ジョアニ エンリケ・バルゾラ ゲガール・ムサシ サバウ・ホマシ ジョニー・エブレン ダニー・サバテーロ ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード ブレント・プリマス マゴメド・マゴメドフ ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ 渡辺華奈

【Bellator282】計量終了 ワイルドカードから対抗馬?! バルゾラ&サバテーロが、マゴメドフ&イーゴ戦へ

【写真】バルゾラの挑発をメゴメドフは、文字通り理解できなかった(C)BELLATOR

24日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator282「Mousasi vs Eblen」の計量が、23日(木・同)に行われている。

キャリア11連勝でいつの間にやらタイトル挑戦権を獲得したジョニー・エブレンが、ゲガール・ムサシの持つBellator世界ミドル級に挑むタイトル戦がメインの今大会、全選手が計量をパスしている。


中重量級のメイン以上に日本のファンに注目を集めているといっても過言でないバンタム級ワールドGP準々決勝2試合は、ワイルドカードを勝ち上がり本トーナメントに晴れで挑むことになったダニー・サバテーロとエンリケ・バルゾラが、それぞれレアンドロ・イーゴとマゴメド・マゴメドフと対戦する。

UFCから転じダリオン・コールドウェル&ニキータ・ミハイロフを下したバルゾラが、マゴメドフの執拗なテイクダウン&コントロールに対しても、持ち前の粘りを見せることができるのか。この5分✖5R試合で、マゴメドフをより疲弊させて勝利を得るようなことがあれば、ワイルドカードから対抗馬に躍進となる。

そのバルゾラ、フェイスオフで何やら言葉を掛けるが、耳を傾けたマゴメドフは結果、分からないというジェスチャーで応える。

もう一つのGPトーナメントは、堅実なスタイルを派手な言動でカバーするサバテーロが、一気に距離を詰めて額をつけるような状態でまくし立ててイーゴを挑発する。イーゴも言葉を返し、不遜な笑みを浮かべた。

決して組みも弱くないイーゴが、組みだけで勝負といって過言でないサバテーロのバック地獄を掻い潜ることができるか。長引けば、サバテーロの準決勝進出も十分にある一戦だろう。
この他、ルーカス・スカイウォーカー・ブレナンがキャリア7連勝を賭けてジョニー・ソトと戦うフェザー級マッチや、ライト級元世界王者で10thPlanet柔術を駆使するブレント・プリマスが、圧力はさほど高くないが21勝3敗という抜群の戦績を誇るアレクサンデル・シャブリーを迎え撃つライト級戦。

さらに渡辺華奈に負けたラテン女子対決=アレハンドラ・ララ✖イララ・ジョアニ戦、サバウ・ホマシ✖マイコン・メンドーサの渋いウェルター級戦、キャット・ジンガーノの出場と非常に粒揃い、モヒガンサン・アリーナ大会らしくプレリミでも充実さラインアップが揃ったBellato282だ。

■視聴方法(予定)
6月25日(土)
午前6時30分~ U-NEXT

■Bellator282 計量結果

<Bellaotr世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ゲガール・ムサシ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] ジョニー・エブレン: 185ポンド(83.91キロ)

<バンタム級ワールドGP準々決勝/5分5R>
レアンドロ・イーゴ: 134.75ポンド(61.12キロ)
ダニー・サバテーロ: 134.75ポンド(61.12キロ)

<バンタム級ワールドGP準々決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドフ: 135ポンド(61.24キロ)
エンリケ・バルゾラ: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
ダン・モレット: 155.5ポンド(70.53キロ)
キリズ・モタ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブレナン・ワード: 171ポンド(77.56キロ)
カシウス・ケイン: 169.75ポンド(76.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン: 145.75ポンド(66.11キロ)
ジョニー・ソト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ブレント・プリマス: 156ポンド(70.76キロ)
アレクサンデル・シャブリー: 155.75ポンド(70.64キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
キャット・ジンガーノ: 145.25ポンド(65.88キロ)
パム・ソーレンソン: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
アナトリー・トコフ: 186ポンド(84.37キロ)
ムハマド・アブダラー: 184.25ポンド(83.57キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ: 170ポンド(77.11キロ)
マイコン・メンドーサ: 170.75ポンド(77.45キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ: 125.5ポンド(56.92キロ)
イララ・ジョアニ: 125ポンド(56.7キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー: 145.75ポンド(66.11キロ)
ジェイムス・ゴンザレス: 145.75ポンド(66.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
アーロン・ジェフリー: 184.25ポンド(83.57キロ)
ファビオ・アギラー: 184ポンド(83.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ブライス・ローガン: 156ポンド(70.76キロ)
マンデル・ナロ: 155.5ポンド(70.53キロ)

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BELLATOR Bellator278 MMA MMAPLANET o UFC エンリケ・バルゾラ クリスチャン・エドワーズ ジュリアナ・ヴェラスケス ダニー・サバテーロ ニキータ・ミハイロフ パッチー・ミックス フアン・アルチュレタ ベラトール マコア・クーパー ラフェオン・スタッツ リズ・カモーシェ 堀口恭司

【Bellator278】バンタム級GPワイルドカード出場、ダニー・サバテーロ「キョージとは決勝で戦うことに」

【写真】リモ取材時も計量でもサングラスは欠かせないようだ。今時、ある意味気持ちが良いぐらいのビッグマウス (C)BELLATOR

日本時間の今日、米国では22日(金・現地時間)にハワイ州ホノルルのニールSブレイズデール・センターでBellator278「Valasquez vs Carmouche」が開催され、Bellatorバンタム級ワールドGPの戦いの幕が切って落とされる。

23日の暫定王座決定戦を兼ねた準々決勝フアン・アルチュレタ×ラフェオン・スタッツ、堀口恭司×パッチー・ミックスに先立ち、22日は準々決勝出場権を賭けたワイルドカード2試合=エンリケ・バルゾラ×ニキータ・ミハイロフ、ジョーネル・ルゴが組まれている。

ワイルドカードは補欠戦と違い、勝てば確実にトーナメント戦を戦う機会を得ることができる。ここではTitan FC王者時代、コンテンダーシリーズで勝利もUFCとサインできなかったダニー・サバテーロの色々と含みが感じられる試合前の意気込みをお届けしたい。(※取材は4月7日に行われた)


ダニー・サバテーロ
「ワイルドカードでGPに出場っていのは、良い機会だよ。俺の力を示すことができる。他の連中は3試合で優勝だけど、俺の場合は4つ勝つ必要がある。それだけ皆に俺の試合を見てもらえるってことだよ。試合をすることが好きだから、デキるだけ試合がしたいしね。結局のところ、俺はファイトが好きなんだよ。

ワイルカードってアンダードッグで、ダークホースだろう? 俺は自分の力がそんなもんじゃないと知っている。だから、どういう状況だろうがGPに出られることが大きい。あとは力の差を見せつけるだけだ。俺と比べてクソみたいな選手も出場している。俺はどのエリアでも、高いレベルで戦えるからね。

こういう戦いはNBAやMBL、NFLのプレーオフのように、強い人間が世界一になるチャンスが与えられるという当然のことなんだ。Bellatorはその中の1人に俺を選んだ。どうすれば世界一になれるのか、不透明なMMAで誰もが公平に力を試される良い機会だ。

このトーナメントの優勝者はベラトールだけでなく、世界のバンタム級のトップだ。ブレット・ジョンズというUFCトップ10に出場機会がない、そういう高レベルのトーナメントさ。そして11月か12月に俺が優勝している。

MMAプロモーションはビジネスだ。その方向性はマネーが決める。でも、ケージのなかはマノアマノ、一対一の勝負。そこがMMAのピュアなところだ。ケージに入れば、モノをいうのは強さだけ。こんなピュアな戦いはないよ。このビジネスには時々、理解不能なクソみたいなことが付随しているけど、それがビジネス。でもケージのドアが閉じられると、そんなモノに左右されない。純粋な戦いが存在している。それがMMA。MMAこそ最高に純度の高いファイトだよ。

でもキョージと同じトーナメントに出ることは、ある意味不運だ。僕らは仲の良い友達だし、彼がコーナーに就いてくれたこともある。いつも一緒に練習している。でも、俺もキョージも夢がある。キョージとはファイナルで戦うことになるだろうけど、その時は誰だろうが俺の前に立つ人間に勝たないといけない。今もジムでいつも練習し、話している。何も変わらない。でも、戦う時は戦う。

とにかくまずはジョーネル・ルゴだ。あのビッ〇は8連勝だけど、全ての面において俺より下だ。あのクソ野郎を倒して、ベルトへの一歩を踏み出すよ」

■視聴方法(予定)
4 月23日(土)
午前9時30分~ U-NEXT

■Bellator278計量結果

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ジュリアナ・ヴェラスケス: 124.8ポンド(56.6キロ)
[挑戦者]リズ・カモーシェ: 125ポンド(56.7キロ)

<Bellatorバンタム級ワールドGPワイルドカード戦140ポンド契約/5分3R>
エンリケ・バルゾラ: 139.6ポンド(63.32キロ)
ニキータ・ミハイロフ: 139.4ポンド(63.23キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョーネル・ルゴ: 134.8ポンド(61.14キロ)
ダニー・ザバテーロ: 134.6ポンド(61.05キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ: 204.4ポンド(92.7キロ)
グラント・ニール: 204.2ポンド(92.62キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
マニー・ムロ: 160ポンド(72.57キロ
ネイト・アンドリュース: 159.2 ポンド(72.21キロ)

<フェザー級/5分3R>
ウェベル・アルメイダ: 145.2ポンド(65.86キロ)
ファブリシオ・フランコ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダンテ・シーロ: 170.6ポンド(77.38キロ)
スコッティ・ハオ: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マコア・クーパー: 169ポンド(76.66キロ)
ブレイク・ペリー: 169.8ポンド(77.01キロ)

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『Bellator 278: Velasquez vs. Carmouche』前日計量動画

Bellator 278 weigh-in results: Everyone hits their marks after buzzer-beating retry(MMAJunkie)
MAIN CARD (Showtime, 10 p.m. ET)

・Champ Juliana Velasquez (124.8) vs. Liz Carmouche (125) – for women’s flyweight title
・Enrique Barzola (139.6) vs. Nikita Mikhailov (139.4) – bantamweight grand prix wild card, 140-pound contract weight
・Jornel Lugo (135.8) vs. Danny Sabatello (134.6) – bantamweight grand prix wild card
・Christian Edwards (204.4) vs. Grant Neal (204.2)
・Nate Andrews (159.2) vs. Manny Muro (160) – 160-pound contract weight

PRELMINARY CARD (MMA Junkie, 9 p.m. ET)

・Weber Almeida (145.2) vs. Fabricio Franco (145.6)
・Scotty Hao (170) vs. Dante Schiro (170.6)
・Makoa Cooper (169) vs. Blake Perry (169.8)

 『Bellator 278: Velasquez vs. Carmouche』前日計量結果。全員パスしています。ニキタ・ミハイロフ vs. エンリケ・バルゾーラはバンタム級ワールドグランプリのワイルドカードですが、ショートノーティスということで今回は140ポンド契約で行われることになりました。




 前日計量動画。


Bellator 278 predictions: Who's picking Liz Carmouche to take title from Juliana Velasquez?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ジュリアナ・ヴェラスケス vs. リズ・カモーシェはヴェラスケス支持9人、カモーシェ支持2人。

・ニキタ・ミハイロフ vs. エンリケ・バルゾーラはミハイロフ支持7人、バルゾーラ支持4人。

・ジョーネル・ルゴ vs. ダニー・サバテーロはルゴ支持7人、サバテーロ支持4人。

・クリスチャン・エドワーズ vs. グラント・ニールはエドワーズ支持8人、ニール支持3人。

・ネイト・アンドリュース vs. マニー・ムロはアンドリュース支持1人、ムロ支持10人。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator278 Bellator279 o UFC エマニュエル・サンチェス クリス・サイボーグ ジュリアナ・ヴェラスケス ダニー・サバテーロ ラフェオン・スタッツ リズ・カモーシェ 堀口恭司 渡辺華奈

Bellator278&279:メインカードオッズ

Bellator278
ジュリアナ・ヴェラスケス 1.69
リズ・カモーシェ 2.25
ニキータ・ミハイロフ 2.35
エンリケ・バルゾラ 1.65
ジョーネル・ルゴ 3.70
ダニー・サバテーロ 1.29
クリスチャン・エドワーズ 2.35
グラント・ニール 1.63
ネイト・アンドルーズ 1.24
マニー・ムーロ 4.10
Bellator279
クリス・サイボーグ 1.10
アーリーン・ブレンコウ 7.50
ファン・アルチュレタ 2.85
ラフェオン・スタッツ 1.44
堀口恭司 1.39
パトリッキー・ミックス 3.05
イルマレイ・マクファーレン 1.29
ジャスティン・キッシュ 3.70

Bellator278のメインは女子フライ級タイトルマッチ。地元ハワイ出身のイルマレイ・マクファーレンからタイトルを奪ったヴェラスケスが、渡辺華奈を破った元UFCのリズ・カモーシェ相手に防衛戦を行う。カモーシェはUFCでタイトルマッチに挑んで敗れた直後にリリースされたが、Bellator移籍後3連勝中。

セミセミ前は欠場者が相次いだバンタム級GPのワイルドカードが組まれ、勝った選手がGPに出場する。さらにこのワイルドカードでもジョシュ・ヒルが欠場し、ニキータ・ミハイロフが代役として出場している。

Bellator279のメインは女子フェザー級タイトルマッチと、2日続けて女子のタイトル戦がメインに。サイボーグとブレンコウは2年前にも対戦し、サイボーグが圧倒して、最後はキャリア初となる一本勝ちをしている。ブレンコウが39歳ということもあり、オッズは大差に。

セミバンタム級GP一回戦にして、セルジオ・ペティスのGP欠場を受けて行われる前王者アルチュレタとBellator無敗のスタッツによる暫定王座決定戦。オッズはレスリングエリートのスタッツが優勢。

同じくバンタム級GP一回戦として行われる堀口 vs. ミックスは、堀口にとってBellatorで初のノンタイトル戦となるが、GPのため5分5Rで行われる。ペティスにKO負けしてから4ヶ月での再起戦。相手のミックスは堀口が返上したベルトの王座決定戦をファン・アルチュレタと行い、判定でキャリア初の黒星を喫したが、その後は2連続一本勝ち。オッズは堀口がフェイバリット。

Bellator279のプレリムでは、元UFCウェルター級ランカーで地元ハワイ出身のヤンシー・メディロスがBellatorデビュー戦でフェザー級タイトルに挑戦したこともあるエマニュエル・サンチェスと対戦する試合も組まれている(ただし、試合はサンチェスがライト級に上げて行われる)。

Bellator278は23日9時半開始予定。Bellator279は9時開始予定。速報します。

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【Bellator279】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(03)堀口恭司「ミックスは戦い辛い相手ではあります」

【写真】少し伸び掛けのレアな髪形──無頓着ではない泰然自若な堀口だ (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)、ハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで開催されるBLLATOR279で堀口恭司がパッチー・ミックスとフェザー級ワールドGP準々決勝を戦う。

昨年12月のまさかの逆転KO負けをセルジオ・ペティスに喫してから4カ月。そのペティスの負傷欠場で、ワールドGPは暫定バンタム級王座を争う場となった。ペティス欠場も対戦相手の決定が後手後手だったことも、全てをポジティブに捉える肯定脳──こそ、堀口の強味だ。

ハワイ2Daysで開幕するBellatorフェザー級ワールドGPは堀口恭司×パッチー・ミックス、もう1試合は世界バンタム級のベルトが賭けられた王者セルジオ・ペティス×挑戦者ラフェオン・スタッツが組まれていた。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第3弾は、BELLATORバンタム級ワールドGP制覇と、世界バンタム級王座返り咲きを狙う堀口恭司に話を訊いた。


──堀口選手、バンタム級ワールドGPの初戦パッチー・ミックス戦があと2週間強と迫ってきました。「!」、 少し髪の毛が伸びていませんか。

「ハイ。もう、全然気にしていなかったので。ちょっと伸びてしまって(笑)」

──でも米国で髪の毛を切ると、角刈りみたいにならないですか。

「ハイ、なんかカクってなりますよね(笑)」

──いやぁ、でもこういうとアレですがヘルメットを被っているみたいになっていますね(笑)。

「ホントですか、アハハハハ。本当に全然気にしていなかったので」

──ところでハワイでのGP初戦、相手はミックスというのはいつ頃に聞かされていたのでしょうか。

「オファーがあったのは……2カ月前ぐらいですかね。でも、対戦相手はなんか、米国のサイトで発表されて、そこでパッチー・ミックスになるんだって。で、その翌日にBellatorから正式に連絡が来た感じでした。なんか、どういう順番なのかも分からない感じで」

──でも気にしない……と。

「そうですね、全く気にならなかったです(笑)」

──やはり。ところでハワイのニールブレイズ・センターは2003年に山本KID徳郁選手が、ジェフ・カーランを相手に戦った場所です。

「へぇ、そうだったんですか」

──それを聞いても、特に響くモノはないですか。

「う~ん、どこで誰が戦ったから何かあるかってのはないです。それをいうなら、さいたまスーパーアリーナでもKIDさんは戦っていたし」

──確かに、そうですね。ではハワイという場所で戦うことにも何も感じるモノはない?

「ないですね。でもハワイは……」

──ハイ、ハワイは?

「初めて行った海外なんです。高校の時の修学旅行で」

──……。しかし、高校の修学旅行がハワイですか!!

「ヨーロッパとか5つぐらい候補があって。その中の一つを選んでいくんですけど」

──作新学院、どんなお坊ちゃん学校なのですか!!

「お坊ちゃん、アハハハハ。そんなことはなかったですよ。自分はただ、どんなところだろうって思ったのがハワイだったんです」

──何かハワイでの思い出はありますか。

「あのファイヤーダンスってあるじゃないですか、アレを見に行った時に、ろくすっぽ見ていなくて友達と喋って笑っていたら、踊っている人が『バカにしてんのか?』みたいなに怒ってきて、銛か槍みたいなのを向けられました(笑)。他のヤツも笑っていたのに、なんか自分にだけにやってきて。ショーの一環かなって思っていたら、ガチ切れしてきて」

──アハハハハ。ふてぶてしい笑顔だったのですよ。

「言葉も分からないし、もう何も反応もできないスよ。何をあんなに怒っていたのか、今も分からないです」

──微妙なハワイの思い出はともかく、パッチー・ミックスと戦うことが決まった時はどういう風に思いましたか。

「まぁ寝技の強い選手ですよね。柔術系っていう感じで」

──打撃が苦手な風もあるかと思いますが。

「ただ、こっちに打撃をさせないリーチの長さや背の高さがあるので……パッチー・ミックスは、戦い辛い相手ではあります」

──極めの強さにも警戒は必要です。

「手足の長い選手は、やはりバックコントロールが巧いです。そこは対策を練っていく必要がありますね」

──長身のグラップラー、アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュやダニー・サバテーロという力強い味方がいるのではないですか。

「アドリアーノは試合に勝ってからは、練習に来ていないです。それでも寝技の対策も含めて、ミックスの強い所と弱い所は研究して、そこを頭に入れた練習をしています」

──スタイルは全く違いますが、サブミッションは10秒あれば逆転できるという部分を考えると、今回の試合に向けてペティス戦の逆転負けから生かせることもあったかと。

「そうですね、どの選手が来ても気を抜いたら負けます。だから相手云々でなくしっかりと決められない、自分が決める試合をしたいです」

──トーナメント戦の特徴もあり、相性的にも最初に戦っておきたかった相手などいましたか。

「ないですね。相手を決めるのはベラトールで。自分に決める権利がないので、そういうことを考えても意味がないじゃないですか。意味がないことに時間を使うのは勿体ないです(笑)。だから全然、誰と戦いたいとかは考えなかったです」

<この項、続く>

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