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【Titan FC67】体重オーバーのブラックシェアーが超守備的ファイト。サバテーロはストレスたまる完勝

<バンタム級/5分5R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
ダモン・ブラックシェアー(米国)

ブラックシェアーが体重を落とせず、一度は発表された変則タイトル戦でなくノンタイトルとなった一戦。サバテーロは右カーフを蹴り、ブラックシェアーの前進をサークリングでかわす。サバテーロはワンツーを見せてダブルレッグを仕掛けると、この一回の試みでテイクダウンに成功する。

ブラックシェアーのバタフライガードを越えていくサバテーロだが、スイープを合わされ一度ステイを選択する。金網に押し込み、立ち際のバックを狙うサバテーロは煽っても動かないブラックシェアーが、シングルになるとスタンドに戻った。

直ぐにシングルレッグに出たサバテーロ、引き込んでガードを取るブラックシェアーが完全に守りを固めるファイトに。サバテーロは右エルボーを落とし、ガードを割ろうとするが、攻めない相手を崩すのは難しい。セミのナミコフ同様にコンテンダーシリーズで与えられた宿題に、正解をもって回答する必要があるサバテーロとなった。

2R、遠い距離からワンツーを振るったサバテーロは、ブラックシェアーのカーフで姿勢を乱す。サバテーロは直後に右を見せてダブルでテイクダウンを決め、同時にサイドを取る。足を絡ませたブラックシェアーがハーフに戻す。フルガードの中に収まったサバテーロはエルボーを落とし、足を一本抜いていく。ブラックシェアーはここも足を戻すことに専念し、バタフライガードを取る。

すぐに足を抜いてパスガードを決めたサバテーロはブリッジを肩固め&パスを狙う。このプレッシャーに背中を見せたブラックシェアーだが、再び火遺恨でバタフライガードに。サバテーロは、ここでも即足を一本抜くが、ブラックシェアーはとにかく足を戻していく。それでもブラックシェアーが足を振り上げるや、即にバックを伺ったサバテーロだったがタイムアップに。フラストレーションの溜まる試合展開になっている。

3R、ブラックシェアーが右ロー、左ジャブから前蹴りを見せる。サバテーロは左ハイを見せ、前進にダブルレッグを合わせてサイドへ。ブラックシェアーはここも足を絡ませていくが、肩固めの防御に気を取られパスを許す。ブラックシェアーはシッティングガード、背中をつけさせたサバテーロだが、同時にクローズドを取られてしまう。

サバテーロは枕で圧力を掛けてパス、ハーフに戻されてエルボーを落とす。と、ついに肩固めをセットアップしハーフで抑えるサバテーロがパスも決め絞め続ける。しかし、タイトさが足りず、サイドで抑え直したサバテーロが上四方に移動したが、ブラックシェアーが足を戻してラウンドが終わった。

4R、サバテーロのダブルレッグを初めて切ったブラックシェアーが右カーフ。続くシングルもスプロールすると左フックを伸ばして突っ込む。サバテーロはシングルからアンクルピックで尻もちをつかせる。徹底してスクランブルを避けるブラックシェアーに対し、エルボーを落とし力業で背中に回ろうとするサバテーロ。ブラックシェアーは徹底してガードに戻し、サバテーロは片足を束ねてついに立ち際でバックへ。

前転して逃れようとしたブラックシェアーだが、背中をキープしたサバテーロは一旦正対しシングルから再びバックを伺う。動く方向を制限してバックを取ろうとするサバテーロに対し、腰をずらして前を向いたまま立ったブラックシェアーがシングルレッグにエルボーを落として4Rが終了した。

最終回、判定で勝ち目がないブラックシェアーはひたすら防御を続けるのか。それとも一発逆転に賭けるのか。サバテーロは右ミドル、左右に回りダブルレッグへ。切ったブラックシェアーが前に出てアッパー、左ミドルに組みつかれケージに押し込まれる。サイドバックから前方にブラックシェアーを崩していくも、ここも引き込まれてしまう。

サバテーロは肩固めからパス、マウントに戻りワキ腹を殴り絞めを続ける。ついには肩固めをリリースしたサバテーロはパンチ、肩パンチを打ちつける。ブラックシェアーはここも足を戻し、バタフライガードへ。頭を押し付け、背中に回っていきたいサバテーロだが、ブラックシェアーは手首掴みクラッチを許さず、最後も自ら背中をマットにつけてタイムアップに。

フィーダーショーのタイトルマッチで、計量をミスした相手が徹底して守りのファイト。サバテーロは気の毒な勝利となり、なぜかタイトル防衛やニュー王者という単語を用いたインタビュアーが向けたマイクに「次? UFCのコールを待っているけど──どうなるか。これがMMA、気に入らないヤツ、俺を倒してみろよ。お前が想うようにな!!」とフラストレーションを発散するようにまくし立てた。


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other MMA Preview Titan FC67 オリヴィエ・ムラッド ダニー・サバテーロ ブログ ムハンマジョン・ナミモフ

【Titan FC67】計量終了 堀口恭司のレスリング強化パートナー=サバテーロがバンタム級変則王座防衛戦

【写真】鉄板の形に入る前に、どのような成長が見られるか──ダニー・サバテーロ (C)TITAN FC

12日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催されるTitan FC67 「Sabatello vs Blackshear」の計量が、11日(木・同)に行われた。

今大会のメインではTitan FCバンタム級王者ダニー・サバテーロが、ダモン・ブラックシェアーを相手に王座防衛戦を行うが、挑戦者が体重オーバーだったためサバテーロが勝利した場合のみタイトル戦と認められ、ブラックシェアーが勝ってもベルトは移動しない変則タイトル戦となった。


テイクダウンからバック奪取→RNCという流れに絶対の強さを見せるサバテーロは、名将マイク・ブラウンの下、堀口恭司のテイクダウン&スクランブルの成長を支えてきたグラップラーだ。今年の6月に同王座を獲得し、11月にコンテンダーシリーズに出場し判定勝ちもUFCとの契約を勝ち取れなかった。

対戦相手が守りを固めたことでフィニッシュできなかったことで、UFC行きを逃したサバテーロがこの間に如何に成長をしてきたか。挑戦者の体重オーバーで参考試合的になってしまうからこそ、テイクダウン前に積んできたモノを見せてほしい。

セミはTitan FCで4連勝中しキャリア5勝0敗だったが、9月のコンテンダーシリーズで敗れたムハマジョン・ナミモフが、再起戦ながらオリヴィエ・ムラッドとのフェザー級王座決定戦を戦う。

顔面パンチ有りのITFテコンドーでジュニアの世界王者になっているナミモフは、その変幻自在のテコンドー系の蹴り技にローキックをレパートリーに加え、立ち技のスペシャリスト的なファイトが特徴だ。

対してNYはクイーンズ生まれのハイチ人選手のムラッドはキャリア4勝、アマ時代を含めると11戦負け無し。サウスポーの構えからボクシング&レスリングの王道スタイルで戦う。アマ時代から強烈なパウンドを武器に、削って多用なフィニッシュホールドを持つ。

引き出が多いのはムラッドだが、ナミモフにとってはコンテンダーシリーズで終盤での勝負所をテイクダウンを取られ敗北した経験から、何を積み上げてきたのかが問われる王座決定戦となる。

■視聴方法(予定)
2月13日(土・日本時間)
午前9時~ UFC FIGHT PASS

■ Titan FC67計量結果

<バンタム級/5分3R>
フィリップ・ジョンソン: 183.4ポンド(83.18キロ)
ダニエル・ジャコブッチ: 184ポンド(83.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・オーティズ: 135ポンド(61.24キロ)
ロニー・ハウザー: 134.8ポンド(61.14キロ)

<Titan FCバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ダニー・サバテーロ: 134.4ポンド(60.96キロ)
[挑戦者]ダモン・ブラックシェアー: 138ポンド(62.59キロ)

<Titan FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ムハマジョン・ナミモフ: 144.2ポンド(65.4キロ)
オリヴィエ・ムラッド: 144.8ポンド(65.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ディラノ・テイラー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ルイス・ゴンザレス: 170.4ポンド(77.29キロ)

<バンタム級/5分3R>
アルベルト・モンテス: 135.6ポンド(61.5キロ)
リッチー・サンティアゴ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
イヴェリン・マルチンス: 135.8ポンド(61.59キロ)
メリッサ・クローデン: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
エイドリアン・ガルシア: 125.6ポンド(56.97キロ)
ルディ・イシドロ: 123.2ポンド(55.88キロ)

<フェザー級/5分3R>
アディ・アリッチ: 145.8ポンド(66.13キロ)
カーロス・エスピノーサ: 143.8ポンド(65.22キロ)

<キャッチウェイト/5分3R>
ロイベルセ・エチェヴェリア: 132.2ポンド(59.96キロ)
アーネスト・ウォールス: 131.6ポンド(59.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
サル・グェレーロ: 135.6ポンド(61.5キロ)
マット・クイグリー: 134ポンド(60.78キロ)

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DWTNCS S04 Ep09 Report UFC ダニー・サバテーロ ブログ

【DWTNCS S04 Ep09】サバテーロ、30-24がつく一方的な判定勝ちもムーアの戦い方にフラストレーション

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.3-0:30-24.30-25.30-26
テイラー・ムーア(米国)

サウスポーのムーアに対し、サバテーロが右ハイを見せた直後にダブルレッグでテイクダウンを決める。クローズドガードのムーアをケージ際まで運んだサバテーロは、腕十字を防いでパンチを落とす。ガードの中からエルボー、左のパンチを落としたサバテーロはガードが空くと足を抜きに掛かる。ムーアは懸命にクローズドを続けるが、持ち上げたサバテーロがスラムを2度、3度と仕掛ける。

残り2分、サバテーロは腰を切られると正対し、結果ムーアがクローズドに戻す。足を抜くことができず、ワキ腹にパンチを落とすサバテーロ。互いに相手を挑発する言葉を吐くが、展開は変わらなかった。

2R、ムーアが右ローを蹴り、逆にダブルレッグへ。切ったサバテーロがバックに回る。得意の形に入ったサバテーロは。ボディロックから前方に崩し、素早くケージとムーアの間にある左足をフックしている。向きを変え、外側に足をワンフックされた形のムーアは、RNC狙いに背中をつけてエスケープ。サバテーロはハーフからエルボーを落とすが、ここでムーアがクローズドガードを取る。

この試合展開ではインパクトを残せないため、イライラが募るサバテーロは相手コーナーの指示に反応して言葉を発してしまう。レフェリーが注意を与え試合が続くと、ムーアは初回と同じように腰を切って、十字にならないとクローズドに戻すという戦いを続ける。さらに頭を引き寄せるという状況に、レフェリーが「アクティブな試合を」という指示を与えた。タイムアップ後に罵り合う両者、これは良い印象を残せないだろう。

最終回、ミドルを蹴り合った両者。ダブルレッグを仕掛けたサバテーロがボディロックへ。バックからの崩しを嫌がったムーアはキムラクラッチを狙いつつ引き込むように背中をつける。コンテンダーシリーズとしては一番してはいけない試合を続けるムーア、サバテーロは残り半分を切って左足を抜くことに成功する。

ムーアはスクランブルゲームを望まないなかで、サバテーロはマウント奪取へ動く。結果、ムーアがクローズドガードに戻し蹴り上げからスタンドへ。即、組んだサバテーロがバックに回るが、ムーアはここでもマットに背中をつけハーフ、頭を引き寄せてクローズドを取る。最後の10秒で自らスタンドに戻ったサバテーロは、立ち上がってきたムーアにアッパーを入れ試合終了を迎えた。

結果、ジャッジの1人は30-24という大差をつけサバテーロが勝利も、「ヤツに勝つチャンスは与えず、F○○○な15分にしてやった。どこでも自信はあるけど、グラップリングとMMAレスリングには自信がある。試合中のトラッシュトーク? あいつがやってきたことで、僕じゃない」と笑顔は見せなかった。


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DWTNCS S04 Ep09 Preview UFC ステファニー・フロスト ダニー・サバテーロ ナタン・レヴィ ブログ

【DWTNCS S03 Ep09】UFC行きを賭け、ダビデの極真魂ラヴィ、Titan王者サバテーロ、元最怖シスター出場

【写真】ダビデの星の極真魂が、UFC行きを賭けてサンタナと対戦する (C)LFA

10日(火・現地時間)、Dana White’s Contender Series2020第9週がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される。Fight Island月間を終え、先週APEXに戻り再開したコンテンダーシリーズは4人の勝者全員がUFCとの契約を果たした。

今週は水曜日開催から火曜日に戻り、従来通り5試合が組まれLFAやTitan FCで活躍したファイター10名が一発勝負を戦う。


メインはマリユス・シャケビッチ✖マリオ・ソウザのカナダ✖ブラジル・フィニッシャー対決が組まれた今大会──セミではLFAで注目されていたイスラエル人ファイターのナタン・レヴィがスクランブル発進で、シャヒーン・サンタナと対戦する。

サンタナはもともとTitan FCで3連勝中だったサンフォードMMAのランドン・キニョネスとライト級で対戦予定だったが、彼が欠場となったためレヴィと160キャッチウェイトで相対することとなった。

LFAでプロキャリアをスタートさせたレヴィは、これまでキャリア5連勝で負け知らず。直近の試合は8月のLFA88でベン・ルゴを相手にKO負け直前まで追い込まれる展開から、マジョリティ判定勝ちを手にしている。その際、極真空手をルーツとするレヴィは、マチダ空手と空手対決をしたい」と興味深い発言をしていたが、ねちっこいグラップリングからフィニッシュするサンタナとダナ・ホワイトの前で戦うこととなった。

6勝0敗のサンタナと上にあるように5勝0敗のレヴィ、動き続けるという意味でチャンスもピンチも訪れる手の合う相手とのマッチアップだ。女子戦はBrave CFでキャリアを積んだブラジリアンのルアナ・ピネェイロが、ステファニー・フロストと戦う。

(C)BELLATOR

女子MMA隆盛直前世代を代表するゾイラ・フロストを姉に持ち、キャリアの序盤から注目されてきたステファニーは、既にBellator、Invicta FCでのファイトも経験している。

ここ2戦はCombate Americasで2連勝中と調子を上げており、20歳のデビューから10年──年齢ではなく波のあるキャリアを振り返ると、恐らくはラストチャンスで現在5連勝中(※通算7勝1敗)のピネェイロ戦を迎えるステファニー・フロストだ。

(C)TITAN FC

オープニングファイトではTitan FCバンタム級王者ダニー・サバテーロがテイラー・ムーアとUFC行きを賭けて拳を交わす。

ATT所属のサバテーロは遠い位置から蹴りを交えて打撃を繰り出し、一気にダブルレッグで組みつきテイクダウンを狙う選手だ。組みつくとフォークスタイルと柔術をミックスした戦いで相手を制し、バック奪取から絞めというMMAの鉄板勝利の方程式を持つ。6月にレイモンド・ラモスを破りタイタンのベルトを奪取した試合も、ワン・テイクダウ&ワン・テイクバックで絞めを極めている。

ただし、いってみればこの王道MMAは強度が高くなる相手に貫くのは生易しいことではない。誰もが、この勝ち方ができない故に工夫をし、幅を広げてケージで戦っているのが現実だ。UFCが眼前に迫った場で、10勝4敗というコンテンダーシリーズ出場選手としては、特に目を見張る結果を残していないテイラー・ムーアを相手に、サバテーロはこれまでのスタイルでより完成度を高めた戦い方を見せるのか、それともオプションが増えた戦い方を披露するのか──注目したい。

■視聴方法(予定)
11月11日(水・日本時間)
午前10時~UFC FIGHT PASS

■ DWTNCS S04 Ep09対戦カード

<ミドル級/5分3R>
マリユス・シャケビッチ(カナダ)
マリオ・ソウザ(ブラジル)

<160ポンド契約/5分3R>
シャヒーン・サンタナ(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ジョセフ・ローリー(米国)
ニコラズ・モッタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピネェイロ(ブラジル)
ステファニー・フロスト(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
テイラー・ムーア(米国)

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Other MMA Result Titan FC61 ダニー・サバテーロ ブログ ランドン

【Titan FC61】試合結果 ダニー・サバテーロ──バンタム級王座戴冠。イナストリラも今後に注目

【写真】ワンテイク→バックテイク→RNCというコールドウェル✖ボリッチ、ステーリング✖サンドハーゲンと同じ勝ち方をしたサバテーロ(C)TITAN FC

26日(金・現地時間)、Titan FCの活動再開第2弾=Titan FC61 「Sabatello vs Ramos」がフロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催された。

メインのTitan FCバンタム級王座決定戦ではダニー・サバテーロが最初のチャンスで、レイモンド・ラモスをRNCで切って落とし2度目の挑戦で同王座を獲得した。

セミ前では130ポンド契約マッチで、対戦相手のフィリップ・ケーラーが137ポンドと大幅体重オーバーをしたにも関わらず、クリスチャン・イナストリラが腕十字から三角絞めの見事なコンビネーションで一本勝ちを収めている。

Titan FC61 「Sabatello vs Ramos」
<Tian FCバンタム級王座決定戦/5分5R>
○ダニー・サバテーロ(米国)1R1分56秒
RNC
詳細はコチラ
×レイモンド・ラモス(米国)
<ライト級/5分3R>
○ランドン・キニョネス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェラバート・カスティーヨ(キューバ)
<フライ級/5分3R>
○ヴィクトー・ディアズ(ブラジル)3R
判定
×クリーブランド・マクレーン(米国)
<137.8ポンド契約/5分3R>
○クリスチャン・イナストリラ(米国)1R2分04秒
三角絞め
×フィリップ・ケーラー(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョーイ・イシュア(米国)1R4分49秒
RNC
×ライアン・シュワルツバーグ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○コリン・ラバーツ(米国)3R
判定
×アーヴィン・ジョーンズ(米国)


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other MMA Report Titan FC61 ダニー・サバテーロ ブログ レイモンド・ラモス

【Titan FC62】サバテーロ、勝利の方程式に1ミリもずれなく。ラモスをRNCで下し、バンタム級王者に

<Tian FCバンタム級王座決定戦/5分5R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.1R1分56秒by RNC
レイモンド・ラモス(米国)

やや遠めの距離で左右に回るサバテーロはダブルレッグ、ドライブでケージに押し込みテイクダウンに成功する。ラモスの立ち上がり際にバックを取ったサバテーロが前方に崩して、ワンフックから絞めを狙う。立ちあがって腕を捌いたラモスだが、バックを取られた状態が続く。サバテーロがケージを蹴ってグラウンドに持ち込むと、ワンフックでRNCへ。しっかりとセットしタップを奪った。

「これから?  誰でも良いよ。Titanに連絡してくれ。誰だろうが問題じゃない」とUFC行きをアピールしない──珍しいチャンピオン誕生劇となった。


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【Titan FC61】計量終了 サバテーロ✖ラモス、問題なし。ウルヴァリンはアダマンチムウの爪──キラリ

【写真】メインでバンタム級王座を賭けて戦うサバテーロとラモス(C)TITAN FC

25日(木・現地時間)、26日(金・現地時間)にフロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催されるTitan FC61 「Sabatello vs Ramos」の計量が行われた。

5月の活動再開から2大会目となる今回、計量会場は屋外だった。ステージに登壇するファイターは基本、マスクをつけず会場内のスタッフはマスク着用という状況で計量は進んだ。


セミでランドン・スチュワートと対戦するジェラバート・カスティーヨは、X-MENの人気キャラクター=ウルヴァリンのニックネームを持つ選手で、その名の通りウルヴァリンばりにアダマンチムウ合金の爪を手にして計量及び、フェイスオフを行った。

メインでタイタンFCバンタム級王座を賭けて戦うダニー・サバテーロとレイモンド・ラモスは共に規定以下の体重でパス。

ドクロのバンダナで顔を覆っていたラモスが、「お前、もうビビっているよな」とサングラス姿のサバテーロを挑発すると、寝かせると立たせない──ATTファイターは「何言ってんのか、聞こえないよ」と言い返していた。

全6試合のコンパクトな大会、フライ級から130ポンド・キャッチウェイトマッチとして発表されていたクリスチャン・イナストリラとフィリップ・ケーラーは、前者が128ポンドで、後者にいたっては137.8ポンドとバンタム級のリミットすら大幅オーバーだったが、ステアダウン後に両者は握手をして別れている。

■ Titan FC61計量結果

<Tian FCバンタム級王座決定戦/5分5R>
ダニー・サバテーロ: 134.6ポンド(61.05キロ)
レイモンド・ラモス: 133.2ポンド(60.41キロ)

<ライト級/5分3R>
ランドン・スチュワート: 154.8ポンド(70.21キロ)
ジェラバート・カスティーヨ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクトー・ディアズ: 126ポンド(57.15キロ)
クリーブランド・マクレーン: 125.8ポンド(57.06キロ)

<130ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・イナストリラ: 128ポンド(58.05キロ)
フィリップ・ケーラー: 137.8ポンド(62.5キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョーイ・イシュア: 146ポンド(66.22キロ)
ライアン・シュワルツバーグ: 144ポンド(65.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
コリン・ラバーツ: 170.6ポンド(77.38キロ)
アーヴィン・ジョーンズ: 170.4ポンド(77.29キロ)

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【Titan FC61】バンタム級王座決定戦に臨む、ダニー・サバテーロ=「寝かせると、立たせない」(岡田遼)

【写真】TitanFC再開第二弾のメインで、バンタム級のベルトに挑むサバテーロ(C)TITAN FC

26日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催されるTitan FC61 「Sabatello vs Ramos」。メインは大会名にある通りダニー・サバテーロがレイモンド・ラモスを相手にタイタンFCバンタム級王座決定戦を戦う。

キャリア7勝1敗、唯一の敗北は昨年12月にアーウィン・リヴェラとタイタンFC暫定バンタム級王座決定戦で敗れたサバテーロ。その後、正規王者となったリヴェラが5月にUFC出場を果たし(ジガ・チカゼに判定負け)、返上したベルトに挑むこととなった。日本では全く無名といって過言でないサバテーロだが、修斗暫定世界バンタム級王者の岡田遼が2月から3月にかけてATTで出稽古を行った際、スパーリングで最も多く手を合わせていた選手だった。


「最初のガチスパーの時の相手が、ダニーでした」という岡田──そして「コイツ、何でこんなに強いんだっていうぐらいやられました。レスラーですが、打撃もできてバックコントロールが上手い。やることが分かってくると、五分ではやれるようになりました」とサバテーロの印象を語る。

イリノイ州シカゴ出身、インディアナ州にあるパデュー大レスリング部出身のサバテーロは岡田のいうようにカレッジ・レスリング時代から、スタンドで──いわゆる足をクロスせずにワンフック的にバックを制し、そのままロールしてクレイドルからフォールを狙うという動きを得意としていた。

フォークスタイル・レスリングでスクランブルを究めたようなサバテーロだが、MMAに転向してからはトップに拘る戦いに代わっている。柔術を融合させダブルレッグでトップ奪取、パスという流れがサバテーロのグラップリングだ。その寝技に関しては、岡田が「寝かせると立たせない」と指摘したように、しっかりと抑えて仕留めに掛る。

テイクダウン前の特徴は蹴り技が多く、遠い位置から蹴りを見せておいて、そのままレベルチェンジ、ダブルレッグという仕掛けは対戦相手に『届かない』と油断させるのに十分な距離から放たれる。

前述したようにリヴェラに喫した唯一の敗北は、サウスポーから左ミドルを効かされ、最後はボディフックを打ち抜かれたというもの。打撃のための打撃よりも、テイクダウンのために打撃の持ち主だけに、ラモスが持ち味でもあるガチャガチャしたパンチ、ヒザ蹴りを組まれる前に効かすことができるかが勝負の鍵を握ってくる。逆にいえば、それができないとラモスは、サバテーロの得意のパターンに持ち込まれる公算は決して低くない。

■ Titan FC61対戦カード

<Tian FCバンタム級王座決定戦/5分5R>
ダニー・サバテーロ(米国)
レイモンド・ラモス(米国)

<ライト級/5分3R>
ランドン・スチュワート(米国)
ジェラバート・カスティーヨ(米国)

<フライ級/5分3R>
ヴィクトー・ディアズ(ブラジル)
クリーブランド・マクレーン(米国)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・イナストリラ(米国)
フィリップ・ケーラー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
コリン・ラバーツ(米国)
アーヴィン・ジョーンズ(米国)

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【Titan FC61】対戦カード 再開第2弾でバンタム級王座決定戦=サバテーロ✖ラモス

【写真】メインのバンタム級王座決定戦に出場するダニー・サバテーロは5月29日の再開第1弾にも出場し、肩固めでクリス・ジョンソンを破っている(C)TITAN FC

2020年6月26日(金・現地時間)
Titan FC61 「Sabatello vs Ramos」
フロリダ州マイアミ 
インターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイ

■視聴方法(予定)
6月27日(土・日本時間)、午前9時~ UFC FIGHT PASS

■ 対戦カード

<Titan FCバンタム級王座決定戦/5分5R>
ダニー・サバテーロ(米国)
レイモンド・ラモス(米国)

<ライト級/5分3R>
ランドン・スチュワート(米国)
ジェラバート・カスティーヨ(米国)

<フライ級/5分3R>
ヴィクトー・ディアズ(ブラジル)
クリーブランド・マクレーン(米国)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・イナストリラ(米国)
フィリップ・ケーラー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
コリン・ラバーツ(米国)
アーヴィン・ジョーンズ(米国)