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【WNO Championships】─09─大アップセット!! ヘビー級決勝でスプリッグスがカナンを外ヒールで破る

【写真】捻る方向に自らも回るオールドスクール外ヒールで一本勝ち。歴史的な勝利をスプリッグスが挙げた (C)MIKE CALIMBAS/FLOGRAPPLING

9月25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されたWho’s Number One Championships。ライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメント──は2021年グラップリング界の最大のイベントとなった。
Text by Isamu Horiuchi

レビュー第9回はヘビー級決勝戦の模様をお伝えしたい。


<ヘビー級決勝戦/30分1R>
ティム・スプリッグス(米国)
Def. 7分21秒by ヒールフック
カイナン・デュアルチ(ブラジル)

気合十分のスプリッグスに対し、優勝候補大本命のカイナンは、自信の裏付けかきわめてリラックスした表情でマットに上がる。

首を取りいなし合う攻防の後、引き込んだカイナンは、左足を中から入れてスプリッグスの右足に絡めてシングルレッグXを作り、後ろに倒す。

スプリッグスはすぐに体勢を立て直し、カイナンは右足に絡んで崩そうとしても正座するようにバランスを保ってゆく。

やがてカイナンは外掛けからの外ヒールを狙うが、スプリッグスは絡んでくる足を押し下げて背中を見せてエスケープを図る。

が、カイナンは許さないばとばかりにスプリッグスの右太腿を掴んで引き寄せて、右足を入れたヒザ固めの態勢に。

プレッシャーを和らげようとマットに横になったスプリッグスの動きに乗じて、カイナンはシットアップして上へ。ところが、次の瞬間スプリッグスは右足でカイナンの左足に足払い。

見事にカイナンに尻餅をつけさせ、自らも立ち上がる。

スタンドから、すぐに座ったカイナン。非常にリラックスした柔らかい動きでスプリッグスの左足に内掛けで絡む。

対するスプリッグスは体勢を低くして圧力をかけようとするが、カイナンは強力なニーシールドで侵攻を許さない。

やがてカイナンはスプリッグスの右足を内側から抱えてディープハーフに。

ここでスプリッグスがカイナンの体をステップオーバーし、右足を抱えてヒザ十字狙いのように倒れ込む。

足関節の対処には自信があるからか、必死に逃げようとはしないカイナン。対して左足を外掛けで絡めて深いサドルを作ったスプリッグスは、外ヒールのフックを創りにかかる。

ここでカイナンはかかとを内側に向けてディフェンス。そのまま足を抜こうとするが、スプリッグスは上腕でカイナンの右足先を引っ掛け、内ヒールのような角度で捕獲して抜かせない。

改めてストレートレッグロックの形を作り直したスプリッグスは、次の瞬間外ヒールのフックに移行。ここで慌てて回って逃れようとしたカイナンだが、強烈に極めに来たスプリッグスとともに一回転したところでタップアウト。

時間にして7分少々、昨年は1試合もせず、今年もこの大会以前は2戦2敗だったスプリッグスが、ゴードン・ライアンが活動停止中の現在、世界最強のグラップラーとみられるカイナンからまさかの一本勝ちを収めたのだった。

カイナンは初戦では足関節師ベームの、準決勝ではダナハー門下に加わったボドニの足狙いを完全にシャットアウト。どころか足関節の攻防でも優位に立って勝ち上がった。にもかかかわず、決勝でスプリッグスの繰り出すシンプルな外ヒールに屈してしまったのだから、勝負とは分からない。

歓喜の表情でマットを走り回ったスプリッグスは、勝利者インタビューのために実況席に向かうと、コナー・マクレガーばりに机に足を乗せてカメラに足の裏を見せながら

「現在の練習は週3回くらいだ。俺は3ヶ月前まで足関節なんか何も知らなかったんだ。でも友人に言われて練習してみたんだよ。そしたらどうだ。ヒールフックで2度極めて、ボーナス2つゲットだ。みんな俺はフィニッシュできないって言っていたよな。でも世界最強の相手をフィニッシュして見せたぜ! つまり、俺が世界最強ってことよ。俺の次の試合を見たいか? だったらマネーを積みな」と見事なアピールを決めた。

足関節に取り組んで3カ月とのことだが、実際にスプリッグスの前回の試合は5月、ヴィクトー・ウゴにヒールフックで敗れたもの。それまではトップキープに徹して判定勝ちを狙う印象が強かっただけに、ハイサムとカイナンは意表を突かれた形になったか。

ニッキー・ライアンやクレイグ・ジョーンズのような足関節技師がトップを取ってパスを決める技術を取り入れる一方で、スプリッグスのようなトップゲーム主体のグラップラーが足関節技を習得する。今後警戒を強めてくる相手に対し、狙われる立場となったスプリッグスはどのような戦いを見せるのか。

片やカイナン。2019年のADCC世界大会で階級下の伏兵ラクラン・ジャイルズのヒールに敗れた屈辱を経て、今年は足関節への完全対応を果たし、向かうところ敵なしかと思われた。が、ここに来て足関節初学者を名乗るスプリッグスのヒールに屈することに。リラックスしすぎ、油断しすぎという批判の声も上がるなか、いかなる復活劇を見せてくれるのか。

選手一人ひとりの進化を追うことで、グラップリングの世界はますます面白くなる。

【ヘビー級リザルト】
優勝:ティム・スプリッグス(米国)
準優勝:カイナン・デュアルチ(ブラジル)
3位:ハイサム・リダ(ガーナ)

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【WNO Championships】レポート─07─ハイサム、初戦で足関の餌食に。ヘビー級準々決勝~準決勝

【写真】カイナンの代名詞となりつつあるクローバーリーフ (C)MIKE CALIMBAS/FLOGRAPPLING

9月25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されたWho’s Number One Championships。ライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメント──は2021年グラップリング界の最大のイベントとなった。
Text by Isamu Horiuchi

レビュー第7回はヘビー級の準決勝までのトーナメント進捗状況をまとめてお伝えしたい。


1回戦、日本のファン及び関係者の期待を集めたハイサム・リダはティム・スプリッグスと対戦。前半、懐の深さを活かしたスタンドの攻防で渡り合ったものの、強固なレスリングベースを持つスプリッグスを倒すのは難しいと見たか、やがて引き込んで下からの戦いを選択した。

長い足を絡めての仕掛けを試みるハイサムだが、相手はディフェンシブ・トップゲームの強さでノーギ・ワールズを制したスプリッグスだ。なかなか崩せないまま時間が過ぎてゆく。

終盤、横回転して50/50を作ってみせたハイサムに対し、これを予期していたかのようにスプリッグスは、50/50を解除すると、なんと左足を抱えて倒れ込みながらの内ヒール。

決してトップを譲らないはずのスプリッグスが、残り1分のところで足関節を仕掛け、ハイサムからタップを奪い準決勝進出を決めた。ハイサムは世界的強豪のスプリッグス相手にテイクダウンもパスも許さず、堂々と渡り合ったが、最後は強化していた足関節の攻防で一本負け。トップキープの権化のように思われていたスプリッグスの見事な極めは、ハイサムが仲間入りを目指すワールドクラスの選手たちも日々進化し続けていることを痛感させるものだった。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

なおスプリッグスと準決勝で対峙したのは、テックス・ジョンソンだ。

ジョンソンは1回戦で、動かざること山のごとしオーランド・サンチェスに三角を仕掛けたところ、高々とリフトして叩きつけられ嬉しくない反則勝ちでセミファイナルをセミファイナル進出の権利をしていた。

そのジョンソンに対して、スプリッグスが得意の上攻めから1度ニースライスパスを決めるなど、ペースを握って3-0で判定勝利し、決勝に進出した。

もう一方のブロックでは、大本命のカイナン・デュアルチが1回戦にてオッズでは対抗と目されていたカイル・ベームといきなりの大勝負を迎える。

序盤、ベーム得意の下からの足関節の仕掛けを、逆に強烈なストレートフットロックで切り返したデュアルチは、その後もトップから試合を優位に進める。そして後半は前回マテウス・ディニズを極めたクローバーリーフからバックも奪ってみせるなど判定3-0で完勝した。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

もう一つの1回戦は、SUGで無敗を誇るオーバータイム・キングことメイソン・ファウラーが代打出場のジャンカルロ・ボドニと対戦。

途中アイポークを受けたにもかかわらず、右目を覆って試合を続行し、得意のトップゲームで試合を支配して判定勝利した。が、その後ファウラーは目の治療のために病院に直行し、この1戦で敗れたボドニが準決勝進出となった。

デュアルチとボドニによる準決勝は、ボドニの下からの仕掛けをデュアルチが盤石の安定感で対処していく展開に。中盤、首を制してハーフで胸を合わせてパスに成功する等終始ペースを握り、終盤にはまたしても必殺のクローバーリーフ狙いでボドニの動きを止めて判定3-0で完勝した。

かくてヘビー級決勝は、大本命、そして手堅い勝利を挙げたデュアルチと、ハイサムを下したスプリッグスの組み合わせとなった。

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【WNO Championships】高橋サブミッション&堀内勇がWNOを深掘り─03─。カイナン盤石? ハイサムは?

【写真】(C)絶対的な本命カイナン・デュアルチ

いよいよ25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。男子ではライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメントが同大会では行われる。

世界のベストグラップラー、新進気鋭の若い選手が一堂に会す大会。その中から3階級を日本のグラップリングをネクストステージに引き上げようという高橋サブミッション雄己、そしてMMAPLANETでグラップリングシーンを執筆中の堀内勇氏に水先案内人となってもらった。

最終回となる今回は、ヘビー級の行方は?

<高橋サブミッション雄己&堀内勇、WNO Championship対談Part.02はコチラから>


──ライト級、ミドル級に続き、ヘビー級の行方を占ってもらえますでしょうか。

(C)SUG

高橋 優勝候補的なことを言えば、無難にカイナン・デュアルチです。

で次点では僕はメイソン・ファウラーが強いと思っているんですよ。高島さんがOT芸人感が出ているという風にFight&Lifeで書かれていましたけど、正直SUGに出ている限りしょうがないし。5分でOTルールで、勝ち切ってチャンピオンに居続けるのだから強いのだろうと。カイル・チェンバースやリッチー・ブギーマン・マルチネスに、しっかりと何もさせずに一本勝ちしているのも評価の対象になると思います。それに下からも上手い。僕はファウラーに期待しています。

──3CG(Third Coast Grappling)でカイナンに、ゴールデンスコアで敗れたのですが、ヒマバーにRNCで一本勝ちと7分でポイントありでも、そこそこ以上に良かったです。ただ、メイソン・ファウラーに本当の意味で勝つというのはSUGで勝つことと思っています。

高橋 確かにその通りですね。クレイグとやった時に5分間逃げ回って。

──10分でなく、5分限定だから極めさせないでもつ。そういうことではないのか、と。

高橋 その見方は成り立つと思います。クレイグのようにボトムが強い人とは、勝負できない。と同時にOTがないルールだと、勝負に行ったかもしれないし、そこは分からないですよねSUGルールにおける戦略的判断とも捉えられるし、ちょっと未知数ですね。

──一つ言えることは、ファウラーが暴れることでヘビー級はより面白くなるかと。

高橋 テックス・ジョンソンとか足関節技師もいるので、その辺りに完パスとかしてくれたら、凄く嬉しいですね。

堀内 僕もカイナンが間違いなく本命だと思います。ラクラン・ジャイルスとサイボーグ・アブレウにヒールで負けた以外は、勝ち続けている。自身がクローバーリーフという不思議な足関節で一本勝ちしたり、足関でも勝てるようになっています。もともとレスリングは強いし、下もニーシールドが圧倒的に強くてパスをさせない。足の弱点がなければ、誰がこの人に勝てるんだろうと。

高橋 僕もそう思います。

(C)MIKE CALIMBAS/FLO Grappling

──そのなかでハイサム・リダが出場します。

高橋 ハイサムって、現代グラップリングでなくて。ギの文化の日本の柔術を継承している点でも、心を込めて応援しちゃいます。日本の柔術文化が、ナウなグラップリング文化の最高峰に通じるのか。そういう意味でハイサムを日本代表として応援したいです。柔術家じゃない俺が、こう言うのはアレなんですけど(笑)。

──自分はハイサムは米国に行ってから、フルパワーで制限なしで練習できるという環境をようやく手にできた。そこでグンと強くなったと思うんです。以前、一緒に練習していた岡見勇信選手はハイサムのフルパワーを知っているのか、凄く強かったと舌を巻いていたんですよね。

(C)SUG

堀内 ハハハハハ。岡見選手が。トーナメントのオッズで驚いたのが、カイナンに次ぐのがカイル・ベームなんです。

──えぇっ!!

堀内 僕もあまり知らない選手だったのですが、ヒールばかりで勝っている10thPlanetの選手で。細かな仕掛けからということではなく、50/50やサドルから取っています。パスカードを仕掛けて、上からもヒールにも入っています。ルーカス・バルボーザとも1勝1敗で、そういう部分で評価が高いのかと思います。

──ベームはずっと10thPlanetなのでしょうか。

堀内 そうみたいです。大学でラグビーをやっていて、MMAから柔術に来たようで。

──一つ思うのですが、IBJJF系の柔術をしっかりやる道場で茶帯や黒帯になっている選手が10thPlanetに移り、エディ・ブラボー系の技術を学ぶと、グラップリングで相当に強くなれるのではないかと。

高橋 そうですね……。10thPlanetだけでは、IBJJF的なポイントゲームに重きを置いていないから学べないですよね。

堀内 ならマイキーが10thPlanetに行けば、最強ですよね(笑)。今でも最強ですけど。

──アハハハ。そうなるとダークサイドとハイな世界の共有になって、人格が崩壊してしまうのではないかと。

堀内 ハイなラバーガードとか使うようになって(笑)。

──それにしても楽しみなトーナメントです。

高橋 客観的な意見を語らせてもらったのですが、僕も足関節技師として技術の潮流についていくために試行錯誤している最中です。全階級を通して、主に自分もサドル系が得意な方なので──そういう部分でトップグラップラーが今、何を考えて。どう進化しているのかを着目して、参考にさせてほしいと思っています。

堀内 僕はマイキーがジオに怒ったとか大好きなんです。物凄く強い奴が、物凄く幼稚な振る舞いをする。それも本気の戦いだから、ああいう風になるものだし。そういう部分も期待したいですね。

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
タイ・ルオトロ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
ジェイコブ・カウチ(米国)
オリバー・タザ(カナダ)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
デミアン・アンダーソン(米国)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ガブリエル・ソウザ(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ダニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
アマンダ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・レヴィ(米国)

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【WNO Championships】世界への扉、開くか。ハイサム・リダ─02─「日本の柔術を世界に証明したい」

【写真】動けるヘビー級ハイサムに、世界が驚く日がやって来る──のか(C)CLAYTONE JONES

25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。5階級の2021年グラップライング最強を決めるノーポイント&サブオンリー、ジャッジ裁定有りのトーナメントに出場するハイサム・リダ・インタビュー後編。

参加選手はカイナン・デュアルチ、メイソン・ファウラー、オーランド・サンチェス、カイル・ベーム、ティム・スプリッグス、ルイス・パンザ、テックス・ジョンソン。右を見ても左を見ても強豪だらけのトーナメント出場を関しては、ハイサムは「カイナン以外なら全員勝てる。」と断言した。

全てを変える──トーナメントへの意気込みとは。

<ハイサム・リダ・インタビューPart.01はコチラから>


──トーナメントで優勝を狙うには、カイナンが初戦の相手だとやはりリスクは高いです。

「決勝で当たるのが一番ですよね」

──ではトーナメント優勝を考えると、初戦で誰と戦いたいと思っていますか。

「最初はテックス・ジョンソン……なんというのか、正直なところカイナン以外では誰でもいけると思っています。なのでトーナメントで優勝することを考えても、カイナンとは決勝で戦うのが一番良いです。カイナンも1回戦で僕と戦うのは嫌だと思っているだろうし、カイナン以外だと最初に戦うのは誰でも良いです。」

──オーランド・サンチェス、ティム・スプリッグスなどよく言えば重厚、いわば動かない試合で勝つ選手です。そのなかでハイサムはヘビー級でもライト級のように動くことができる。それが世界に知れ渡って欲しいです。

「そこが自分の持ち味です。今、少しだけハイサム・リダがどんな選手なのか皆が気付き始めています。『あれだけ体重があって、身長も高いのに動ける』って。

(C)SATOSHI NARITA

オーランド・サンチェスのパワーはとんでもないはずです。ただ、言われたように動けない。ということは、試合が進めば僕の動きについて来られなくなります。これは絶対に。

それに米国に来てから、ずっとレスリングの練習をしてきました。ミシガンから五輪に出たジェイク・ハーバートから直接指導を受けています。ジェイクは2012年のロンドン五輪フリースタイルレスリング米国代表で、世界選手権で準優勝になったこともあります。

※ジェイク・ハーバートは2009年のレスリング世界選手権フリースタイル84キロ級で銀メダルを獲得。ノースウェスタン大学時代には2度のNCAA D1王者で、4度のオールアメリカンレスラー。2009年にはダン・ホッジ・トロフィー(年間ベスト・カレッジレスラー)を獲得している。

ジェイクとやってきたので、テイクダウンをバンバン取れるということではないですが、テイクダウンされない自信もついてきました。オーランドのような選手は、テイクダウンしてずっと上からプレッシャーを掛けてくるのですが、自分の動きにはついて来られなくなるという自信は持っています」

──テイクダウンポイントがない。引き込めることに関して、ADCCルールよりもテイクダウン&コントロール・グラップラーと戦いやすいということはないですか。

「下になっても構わないです。ただし、ジャッジ裁定になった際にテイクダウンやパスにはUFCのように評価される向きはあります。一本を取れないと、マットコントロールは重視されます。ただし、テイクダウンを取っても一本を逆に取られることもありますし。WNOルールは、自分に一番向いているルールです」

──カイル・ベームは10thPlanetスタイルで、足関節が巧みです。僅か1試合の印象でハイサムは足関節が課題と見続けられている面もあると思いますが、さきほど名前を挙げたテックス・ジョンソンもレッグアタッカーです。それはハイサムが足関節の防御に自信を持つようになった表れなのでしょうか。

(C)SATOSHI NARITA

「テックス・ジョンソンはガンガン足関節を狙ってきます。

でも、もう足関節の防御には、自信があります。自分の弱点だと思ったので、ここに来てから克服に努めてきました。デトロイトに来てからの練習でも、皆が上を取れないので凄く足関節を狙ってきました。

(C)SUG

最初は極められましたが、ずっと練習してきたので今は以前のように極められることはないです。

カイル・ベームとテックス・ジョンソンは、リバースデラヒーバから回って足関節を狙ってくると思うので、その対策練習はずっとやってきました。それに自分の課題は足関節だけでなく、他にもあります。なので足関節も含め、穴がなくなるよう練習してきました」

──それはスパーリングで身につけていくものですか。

「僕はまず打ち込みを徹底してやっています。1時間の打ち込みから、少し休憩してスパーリングという風にやっています。できることは全てやっています。自分の時間は強くなるために、全て使っています」

──それにしても凄くイキイキしていますね。

「本当に楽しみです。最初に言ったように、ADCCに出たこともない実績では一番下だと思っています。完全にアンダードッグですが、そんな評価をひっくり返したいです。それができる予感が凄くあります。凄く大きなチャンスを手にすることができました。アンダードッグだからこそ、一番目立てます」

──本当に楽しみしている日本のサポーターに一言、お願いします。

「ハイ。いつも同じことを言っていますが、試合が決まってからも本当に色々な人からメッセージを貰いました。皆が応援してくれています。6月の試合も、こんなに多くの人が日本で見ていてくれたんだと……嬉しいし、本当に皆に感謝しています。これからも日本の柔術を世界に証明したいです」

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
タイ・ルオトロ(米国)
アンドリュー・ウィルツ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
イーサン・クレリステン(カナダ)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ケネディ・マシエル(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
トゥディ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・リヴェイ(米国)

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【WNO Championships】ヘビー級T出場、ハイサム・リダ─01─「カイナンは僕を止めることはできない」

【写真】目指すはグラップリング世界一、ハイサム・リダ(C)CLAYTONE JONES

25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。男子ではライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメントが同大会では行われる。

世界のベストグラップラー、そして新進気鋭の若い選手が一堂に会す大会に、ハイサム・リダがヘビー級でエントリーされている。

カイナン・デュアルチ、メイソン・ファウラー、オーランド・サンチェス、カイル・ベーム、ティム・スプリッグス、ルイス・パンザ、テックス・ジョンソンという世界を代表する屈強なグラップラーと王座を争うメンバーに抜擢されたハイサムをZoomインタビューした。

全てを変える──トーナメントへの意気込みとは。


──WNOのヘビー級のリストが発表されたことは先週末(※取材は9月1日に行われた)に分かっていたのですが、仕事に追われていてチェックするのが週を明けてからになってしまいました。そうしたらリストにハイサムの名前を見つけて、メチャクチャ興奮しました。このメンバーに名前が連なるなんて、凄いビッグニュースです。

「正直、出たい気持ちはずっとありましたけど、自分でもこの8人の中に入れるようになるなんて思っていなかったです。米国に住むようになって、それほど時間は経っていないですし、レコード的にも……これから、どんどんタイトルを獲っていく自信はあるのですが、今はまだ他の出場選手と比較しても実績不足なのは明らかなので。だから、まだ入れないなっていうことは頭の中にありました。

なのでオーガナイザーからオファーが来た時は、自分でもビックリして嬉しかったです。自分の柔術を世界に証明するチャンスを手にしました。これまでやってきたことの全てをこのトーナメントに賭けていきたいです」

──オファーはいつ頃だったのですか。

「8月の後半になってからですね。発表までは少しありました」

──6月のWNOではキーン・コーネリアスと戦うという注目の試合が、キーナンの欠場で彼の弟子ミカ・ペルハヴェッツに対戦相手が代わり、本戦からプレリミに試合順も下げられてしまいました。あの時、ハイサムの名前を売る絶好のチャンスを逃してしまったと残念でならなかったです。それがプレリミでの勝利から、ここのメンバーに入った。大逆転ですね。

「キーナンとの試合は、僕もチャンスだと思っていました。レベル的にも自信もありましたし。それがミハとの試合になり、試合順もメインカードからプレリミに下げられた時は、頭に来ました。『マジかよ』って」

──ハイサムの責任ではないですからね。

「ハイ。メインカードに出たいとずっと思ってきたので。怒りというかフラストレーションは感じていました。あの試合は、自分は周囲が思っているよりも、ずっとできるといことを証明する試合にしたい……そういう試合を見せるという気持ちで戦いました。

そうしたら自分が期待していた以上に短時間で試合を終えることができて、WNOの人達に力を見せることができたと感じました。そして次の週にアメリカン・ナショナルがあって、そこでも優勝しました(黒帯スーパーヘビー級)。あの2大会はオーガナイザーにアピールできたと思います」

──結果、思い通りになったということですね。

「ただ、アメリカン・ナショナルのあとで連絡がきたときは、出場8人のなかで誰かケガをしたら代役で出てもらうという話だったんです。『100パーセントではないけど、準備はしていて欲しい』という感じで」

──なかなか微妙な状況ですね……それは。

「ハイ。そして、8月の後半になって『やっぱりハイサムに出てほしい』という風になりました。あの時は他にどんなメンバーが出るのか分かっていなかったですが、『YES。やるよ』と即答しました」

──その後、出場メンバーを見てどのように思いましたか。

「なんというのか……まぁ簡単な試合はないです。でも、自分は勝てるという自信はあります」

──おお、力強い言葉です。もうトーナメント枠は決まっているのでしょうか。

「トーナメント・ブラケットはファイトウィークになってから、抽選で決めるんだと思います。違うのかもしれないですけど(笑)。誰が相手になっても、大丈夫なように準備をして臨みます」

──優勝云々でなく、コンペティターとして誰と一番戦いたいですか。

「一番戦いたい試合は、一番困難になる試合です」

──つまりは……。

「ハイ、カイナン・デュアルチです。彼を倒すと、全てが変わると思います。カイナンには道着で2度戦って、2回とも負けています。でもノーギだったら、僕のスピードや勢いを止めることはできない。その自信はあります。道着ではなくて、ノーギの自分はカイナンにとって多分……いや、絶対に苦手なタイプです。それにフィジカルトレーニングを積んで体も大きくなっていますし、スピードもあって動けます。カイナンは僕を止めることはできない。カイナンと一番戦いたいです」

<この項、続く>

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
タイ・ルオトロ(米国)
アンドリュー・ウィルツ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
イーサン・クレリステン(カナダ)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ケネディ・マシエル(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
トゥディ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・リヴェイ(米国)

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カテゴリー
MMA ONE WNO Championships アナ・カロリーナ・ヴィエイラ アマンダ・リヴェイ アマンダ・ローウェン ウィリアム・タケット エリン・ハープ オーランド・サンチェス カイナン・デュアルチ カイル・ベーム ギャビ・ガルシア クレイグ・ジョーンズ グレース・ガンドラム ケイド・ルオトロ ケネディ・マシエル ジオ・マルチネス タイ・ルオトロ ダンテ・リオン ティム・スプリッグス テックス・ジョンソン ニュース ハイサム・リダ マイキー・ムスメシ マイサ・バストス メイソン・ファウラー ルイス・パンザ ロベルト・ヒメネス

【WNO Championships】ADCC&ノーギワールズ、SUG覇者らと共に。ヘビー級Tにハイサム・リダ出場!!!

【写真】この面子のなかに選ばれることが、すでにハイサムのバリューだ(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

9月25日(土)と26日(日)の2日間に渡り5階級の8人制チャンピオンシップ・トーナメントが開催されるWho’s Number One。ライト級&ミドル級、女子ストロー級及び女子ヘビー級に続き、ヘビー級参加選手が発表されている。

そして世界のベストグラップラーが3万ドルを賭けて覇権を争うチャンピオンシップ・トーナメントにハイサム・リダの出場が決まった。


カイナン・デュアルチ、メイソン・ファウラー、オーランド・サンチェス、カイル・ベーム、ティム・スプリッグス、ルイス・パンザ、テックス・ジョンソンの7名。

ADCC2019とムンジアルを制した(※テストで陽性となり剥奪)カイナンを筆頭に、2015年ADCC99キロ以上級優勝のサンチェス、ノーギワールズ優勝経験者はスプリッグス、パンザ、ジョンソンの3選手、さらにいえばファウラーはSUG無差別級王者で、ベームはそのファウラーへの挑戦者を決めるトーナメントで優勝しており、ルカス・バルボーサに勝利している。

いってみればハイサムからすれば全員が格上だ。ただし、ハイサムの実績が及ばないのは北米を拠点にしてからまだ日が浅いからにすぎない。F2W、WNOのプレリミ出場からの今回の抜擢となったことはすでにハイサムのポテンシャルが認められているという表れでもある。

特にサンチェス、スプリッグス、ジョンソンなどはテイクダウン&コントールという渋い試合になることも予想され、ハイサムは動けるスタイルで一躍グラップリング界重量級のニュースターと認められるか可能性も大きい。

とはいえ足関スペシャリトのベームら、ハイサムが課題される部分で抜群に強さを発揮する選手も出場する。ポイント制ということも考慮すると、当然のように本命はカイナンだが、トーナメント枠次第でファイナル進出もあり得る。柔術家としては日本育ちのハイサムが、世界のトップグラップラーを相手にどのようなパフォーマンスを見せることができるか──心底楽しみだ。

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】

カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
タイ・ルオトロ(米国)
アンドリュー・ウィルツ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
イーサン・クレリステン(カナダ)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ケネディ・マシエル(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
トゥディ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・リヴェイ(米国)

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BJJ BET02 MMA カイナン・デュアルチ ガブリエル・アウメイダ クレイグ・ジョーンズ レアンドロ・ロ ヴァグネウ・ホシャ

【BJJ BET02】新旧の強豪が揃うノーギ88キロトーナメントに、レアンドロ・ロが4年振りのノーギ参戦

【写真】4年前の時点では、クレイグ・ジョーンズに敗れることは不覚だったレアンドロ・ロ(C)SATOSHI NARITA

8月1日(日・現地時間)ブラジルのサンパウロにて大型プロ柔術・グラップリングイベント「BJJ BET 02」が行われ、Flograpplingにて中継される。

BJJBETは昨年9月に第1回大会が行われたプロイベントで、IBJJFルールに基づいたポイント制柔術と同じくポイント制でIBJJFより一足早くヒールを解禁していたノーギの両方が、10分✖1Rで組まれている。

その第1回大会ではサイボーグこと、ホベルト・アブレウがカイナン・デュアルチの50/50を内ヒールで切り返し一本勝ちしたことで注目された。そんなBJJ Bet第2回大会の目玉は、なんといっても8人参加の88キロ級のノーギトーナメントだ。当初参戦が予定されていたヴァグネウ・ホシャは残念ながら欠場となってしまったが、北米&ブラジルのノーギグラップリングシーンではお馴染みのトップスターが顔を揃えているが、なんといっても注目は4年ぶりのノーギの試合となるレジェンド、レアンドロ・ロ だろう。


怪物ロは道着着用の柔術では世界4階級制覇、現在31歳にしてすでに全てを成し遂げた存在だ。近年は試合出場数を大きく絞っているが、先月のBig Deal 03にて今年2度目の実戦の場に登場すると、道着着用ルールでヘンリケ・セコーニ相手に終始ペースを支配して勝利、健在ぶりを見せつけている。

そんなロは今回、2017年のADCC世界大会──88キロ級初戦で、クレイグ・ジョーンズに敗れ、ジョーンズの名前が一気に浸透することになった──以来実に4年ぶりのノーギグラップリング参戦となる。普段は相手の道着をコントロールしてのオープンガードワークやパスガードを主な攻撃手段とするが、重量級の相手を一瞬でなぎ倒す爆発的なテイクダウンも使いこなすだけに、ノーギ適性も高そうだ。

上からでも下からでも戦える万能グラップラーのロ。ノーギではまずスタンドレスリングで勝負をするのか、それとも引き込んでガードワークを見せるのか。どのような戦いをするか予想が付かず、またどんな光景も新鮮に映るだけに楽しみだ。

対戦相手のハファエル・パガニーニはアリアンシ所属の26歳。2019年のノーギ・ブラジレイロで無差別級優勝、同年のノーギワールズのミディアムヘビー級では、準決勝でガブリエル・アウメイダのガードを攻略できず、後転スイープをもらって敗れて3位となった。ロを攻略するのは容易ではないと思われるが、それだけにこの1回戦は、その名を世界に轟かせるチャンスだ。

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MIKE MMA ONE Road to ADCC カイナン・デュアルチ マテウス・ジニス

【Road to ADCC】カイナン・デュアルチ、2分03秒──クローバーリーフでマテウス・ジニスを一蹴

【写真】日本ではクロスヒール、米国ではレッグレイスやクローバーリーフと呼ばれているフィニッシュ (C)CLAYTON JONES/ROAD TO ADCC

17日(土・現地時間)にテキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンでRoad to ADCCが開催された。来年開催予定のノーギグラップリングの祭典=ADCC世界大会への前哨戦として位置付けられたワンマッチ大会は、注目の対戦が並んだ。
Text by Isamu Horiuchi

Road to ADCCプレビュー第3回はメインイベント、ADCCのチャンプチャンプ対決=カイナン・デュアルチ✖マテウス・ジニスの一戦の模様をお届けしたい。

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
Def.2分03秒 by クローバーリーフ
マテウス・ジニス(ブラジル)

試合開始後、デュアルチがジニスの首に手をかけて軽く引くと、大きくバランスを崩す。前日の軽量では8キロほどの差だが、それ以上に両者にはパワー差があるようだ。

前に出るデュアルチは、ジニスのシングルをあっさり防ぐと、またしても首を押し下げて崩し、そこから小外刈りにテイクダウン。本来下になりたくないはずのジニスだが、あっさり上を許してしまった。

(C)MIKE CALIMBAS

さらに左足をステップアウトしてリバースハーフを作ったデュアルチは、下になりつつインサイドサンカクをセットする。

ここからジニスの右足を巻き込んだクローバーリーフ──いわゆるクロスヒールホールドの形で左足をキャッチ。RNグリップから右の掌でかかとを掴んで捻り上げると、ジニスはタップした。

わずか2分03秒で圧勝したデュアルチは試合後に「もう少し自分の柔術を見せることができればとは思ったけど、極めるチャンスがきたからね。本当はパスも狙いたかったんだけどね。マテウスは、体重差にもかかわらず試合を受けてくれて感謝しているよ。僕はこれまでヒーフルックを2度極められていて、自分の弱点が分かっていたからそこを重点的に練習してきたんだ。今まではギとノーギを並行してやってきたけど、最近はノーギに集中しているんだ」と語った。

来年の世界大会無差別級の優勝候補最右翼と見られるデュアルチ。2019年の前回大会では中量級のラクラン・ジャイルスに、また昨年はサイボーグことホベルト・アブレウにヒールフックを取られたことから、しっかりと対策をしてきたようだ。立ち技も強く、トップからもボトムからも戦うことができて、さらに足関節等極めの力もあるこの23歳を誰が止めるかが、来年の本戦の見所になりそうだ。

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MMA Road to ADCC   ウィリアム・タケット カイナン・デュアルチ ケイド・ルオトロ ジオ・マルチネス ダンテ・リオン ニッキー・ライアン マイキー・ムスメシ マテウス・ジニス ルーカス・バルボーザ ロベルト・ヒメネス

【Road to ADCC】計量終了 メインのカイナン・デュアルチ✖マテウス・ジニスの体重差は8キロ弱

【写真】Tシャツ着用では、それほど体格差は感じられないカイナンとジニス。20分の長丁場、スタミナ配分と後半のポイント加算が如何に勝負に影響をあたえるのか(C)COREY STOCKTON/FLOGRAPPLING

16日(金・現地時間)、17日(土・同)にテキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンで開催されるRoad to ADCCの計量が行われた。

世界規模の新型コロナウィルス感染拡大を受け、開催が1年延期されたADCC世界選手権。この間の穴埋めとなるワンマッチ形式の大会は本戦20分のみで延長なし、10分が経過してからポイントが与え、引き込みのマイナスPのみ試合開始がカウントされるというルールセットとなっている。


メインの無差別級=カイナン・デュアルチ✖マテウス・ジニス、前者が7.8キロ重いが無差別級としては、極端な体重差とはなっていない。

88キロ級のケイド・ルオトロは80キロ、対するロベルト・ヒメネスは84キロでルオトロは77キロ級でも十分に戦えるだろう。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)、
午前9時00分~Flo Grappling

■Road to ADCC計量結果

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ:101.2キロ
マテウス・ジニス:93.4キロ

<175ポンド契約/20分1R>
ダンテ・リオン: 175ポンド(79.37キロ)
ニッキー・ライアン: 172ポンド(78.01キロ)

<66キロ級/5分3R>
マイキー・ムスメシ:65.7キロ
ジオ・マルチネス:66.0キロ

<88キロ級/5分3R>
ウィリアム・タケット:86.4キロ
ルーカス・バルボーザ:87.9キロ

<女子60キロ以上級/5分3R>
エリザベス・クレイ:72.0キロ
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ:71.7キロ

<88キロ級/5分3R>
ケイド・ルオトロ:80.0キロ
ロベルト・ヒメネス:84.0キロ

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【Road to ADCC】攻撃、受け、77キロ級の行方が決まる? ニッキー・ライアン✖ダンテ・リオン

【写真】ここはADCCならではのポイント制が、勝利の鍵を握ることになるか(C) MIKE CALIMABS/WNO&SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてFlograppling主催のRoad to ADCCが開催される。
Text by Isamu Horiuchi

文字通り、来年開催のADCC世界大会へ向けた今大会。ニッキー・ライアン✖ダンテ・リオンは77キロの軸となる若い力の激突だ。


先月20歳になったばかりのニッキーは、日本では今成正和や所英男から一本勝ちをしたことでも知られる。最近は増量とパワーアップに励むとともに、ジョン・ダナハー軍の代名詞でもある足関節技を封印し、自らの引き出しを増やす戦いに挑んでいる。

4月のWNO 08におけるPJバーチ戦ではシッティングからシングルレッグテイクダウンにつなげる展開を狙い続け、制圧することはできなかったものの、主導権を取り続けて勝利を手にした。続いて5月のWNO 09のガブリエル・アウメイダ戦ではトップから勝負し、ここも一本勝ちは逃したがボディロックパスやクリーンテイクダウンを決めてウィナーコールを受けている。

そんなニッキーに立ちはだかるのは、2019年のADCC世界大会77キロ級にて、競技柔術の絶対王者ルーカス・レプリを倒して世界を驚かせたカナダのダンテ・リオンだ。

注目したいのは、この一戦でのリオンの勝ち方だ。レプリの必殺のニースライスパスをシッティングガードやニーシールドで防いだリオンは、そこから一瞬でシットアップしてシングルレッグを仕掛け、そのままレプリのバックについて勝利を決定付ける4ポイントを獲得した。

つまりリオンは、ニッキーがバーチ戦で試みたシッティングガードからシングルへの移行──最近「レスリングアップ」という名称で改めて脚光を浴びているムーブ──を、世界最高のパスガード・マイスターのレプリに決めてみせたほどの使い手なのだ。自分がトップにいる時の防ぎ方や対処も当然熟知しているだろう。

また、ニッキーがアウメイダ戦で試みたスタンドレスリングの攻防もまた、リオンがもともと得意とするところだ。今年2月のF2W 174におけるマニュエル・ヒバマー戦においても、リオンは階級上の相手に何度も気迫十分のテイクダウンを仕掛け、スタンドレスリングで優勢に試合を進めた。物議を醸した判定で惜敗したものの、リオンの充実ぶりは十分に伝わった。ニッキーが現在強化を試みている分野において、リオンはもともと強い。

このことを踏まえて考えると、今回ニッキーがどのような攻防を挑むかは興味深い。選手が武器を増やすことの主な目的は、試合において相手の弱い分野で戦って勝率を上げることにある。だとするならば、今回あえてリオンが得意とする攻防を挑むのは賢い策とは言えないだろう。だが最近のニッキーが、目の前の相手に対する勝利は目指しつつも、さらにそれ以上の大きな目標を見据えて試合に臨んでいることも明らかだ。そしてこの大会の名称、”Road to ADCC”が示唆するテーマはまさにそれである。

同様の見方は、前回大会にて世界を驚かせつつも4位に終わり、次こそ優勝をと心に誓っているであろうリオンに当てはめることができる。前回の3位決定戦において、ニッキーの兄弟子ゲイリー・トノンと激闘の末外ヒールに屈したリオンは、そのトノン同様に危険な足関節の使い手であり、来年の本戦でも自分に立ちはだかる可能性の高いニッキー相手にどのような攻防を挑むのか。

本戦そのものではなく、それに向けた前哨戦であるということを念頭にこの試合の攻防を味わいたい。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)、
午前9時00分~Flo Grappling

■ Road to ADCC対戦カード

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
マテウス・ジニス(ブラジル)

<175ポンド契約/20分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
ニッキー・ライアン(米国)

<66キロ級/5分3R>
マイキー・ムスメシ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)

<88キロ級/5分3R>
ウィリアム・タケット(米国)
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)

<女子60キロ以上級/5分3R>
エリザベス・クレイ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)

<88キロ級/5分3R>
ケイド・ルオトロ(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)

<1R20分・88キロ以下契約>
ロベルト・ヒメネズ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)

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