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45 DWCS MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239 ジョシュ・クリバオ ダニー・シルバ

【UFN239】DWCS出身シルバ、打撃のプレッシャー&組みでクリバオにスプリット判定勝利

<フェザー級/5分3R>
ダニー・シルバ(米国)
Def.2-1:29-28.28-29.29-28.
ジョシュ・クリバオ(豪州)

サウスポーのシルバがすぐに前に出て、左ストレートから右アッパー。これを嫌ったクリバオが組みつくとシルバがギロチンへ。そのままマウントを取ってトップキープするが、クリバオはすぐに立ち上がる。シルバが打撃のプレッシャーをかけて左から右、左ボディ。クリバオも右の前蹴り、パンチとボディへの前蹴り。ジャブを当てて、ワンツーから左フック、右カーフ。シルバはスイッチしてジャブから前に出る。クリバオはジャブを細かくついて右ボディ、ワンツー、左ボディと手数を増やす。残り30秒でシルバがシングルレッグで組みついてバックにつき、クリバオを前方に崩す。

2R、オーソドックスに構えるシルバ。クリバオは右のカーフを蹴る。構えを戻して左ストレートから前に出るシルバだが、クリバオはケージ内をサークリングしながらジャブを突き刺し、細かいパンチのコンビネーションを当てる。クリバオはジャブでシルバの動きをコントロールし、シングルレッグも見せる。クリバオがパンチから組み付くと、シルバがバックへ。クリバオが正対するとシルバがダブルレッグに入り、クリバオを持ち上げるが、クリバオはバランスよく倒れずに離れる。クリバオは右ストレートから左ボディ、シルバはパンチに合わせて組んでバックへ。クリバオもグラウンドに持ち込ませない。

3R、シルバが構えをスイッチしながら左ミドル。クリバオが蹴り足をキャッチして組みの攻防になるとバックへ。クリバオはグラウンドに持ち込ませない。離れたシルバは左ストレート、右カーフ、左ストレートから右フック。クリバオは下がって右ストレートを返す。シルバが右を当ててダブルレッグでテイクダウン。クリバオが立つところにバックにつき、しつこくテイクダウンを狙いつつ離れ際のヒジ。距離が離れるとシルバがサウスポーから左ストレート、クリバオもヒザ蹴りを返すが、シルバが圧力をかけ続ける。シルバが左ボディから右、組みの展開になっても固執せずに打撃で前進。クリバオのダブルレッグを切ってバックをとりつつ、がぶってコントロールする。クリバオが離れたところで試合終了となった。判定は2-1でシルバ。スプリット判定ながらUFCデビュー戦を勝利で飾った。


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45 MMA MMAPLANET o PRIDE UFN UFN239 コリー・マッケナ ジャケリン・アモリン

【UFN239】蹴りをキャッチされたアモリンが引き込み、三角から十字でマッケナをタップさせる

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
Def.1R1分38秒 by 腕十字
コリー・マッケナ(英国)

PRIDEのテーマで入場してきたアモリンが左ジャブを突いて回る。マッケナの右ローをかわし、左ミドルへ。マッケナがアモリンの左ミドルをキャッチすると、アモリンが引き込んだ。下から三角絞めをセットアップしたアモリンは、スラムされるもマッケナの右腕を伸ばす。マッケナが声を挙げたか、アモリンはタップしたと思ったか。レフェリーが一度割って入る動きを見せたためにアモリンが三角を解いた。しかし続行のため、すぐに腕十字に切り替えたアモリンがうつ伏せになり、腕を伸ばす。さらにマッケナのヒジを曲げてタップを奪った。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN239 キック チャド・アンヘリガー ハラランポス・グリゴリユウ

【UFN239】開始早々に右カーフを効かせたアンヘリガーが、グリゴリユウのTDを凌いで判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
ハラランポス・グリゴリユウ(キプロス)

グリゴリユウが右カーフキックを当てる。アンヘリガーも右カーフを返した。グリゴリユウは左ボディから右オーバーハンドにつなげるも、アンヘリガーのパンチを受けてバランスを崩した。アンヘリガーの右カーフがヒットする。グリゴリユウが左ジャブから右スピニングバックフィストを見せると、アンヘリガーは右アッパーを合わせてからボディロックで組みつき、相手の回転を利用して手をマットに着かせた。バックコントロールに入ったアンヘリガーは、右足を差し入れた。しかしグリゴリユウが正対し、ダブルレッグで尻もちを着かせる。アンヘリガーは右腕をグリゴリユウの首に回すも、絞め上げることはできず。残り1分でアンヘリガーがガードに戻し、ラウンド終了まで耐えた。

2R、グリゴリユウがプレスをかけて右カーフを狙うも空振り。しかしアンヘリガーが右カーフを入れると、明らかにグリゴリユウが嫌がっている。ダブルレッグで飛び込んだグリゴリユウが尻もちを着かせた。押し込まれながらも立ち上がるアンヘリガーは、ヒジを側頭部に打ち込みつつ体勢を戻してく。しかしグリゴリユウが再び尻もちを着かせる。立ち上がるアンヘリガー、崩すグリゴリユウ――という展開が続く中、レフェリーがブレイクをかけた。再開後、アンヘリガーがパンチからカーフキックに繋げるとグリゴリユウがサウスポーにスイッチした。グリゴリユウがオーソドックスに戻した瞬間、アンヘリガーが右カーフを当てると、グリゴリユウは倒れるような形でテイクダウンに行くも届かず。グリゴリユウは残り30秒でダブルレッグからドライブしたものの、グラウンドに持ち込むことはできなかった。

最終回、アンヘリガーが左ジャブから右カーフのコンビネーションを見せる。さらに左ジャブから右ボディストレートへ。アンヘリガーの右ストレートがグリゴリユウの顔面を襲う。グリゴリユウをケージに詰めて連打を浴びせるアンヘリガー。離れると、明らかにグリゴリユウの動きが落ちた。至近距離でパンチを出し合った際、突っ込んだグリゴリユウに対してアンヘリガーの上げた頭が当たる。グリゴリユウがバッティングをアピールして、試合は一時中断。再開後、アンヘリガーがパンチのコンビネーションで攻め込む。

左ジャブ、ワンツー、左右ボディが連続で当たると、グリゴリユウは手が出ない。左ジャブのカウンターでグラつくグリゴリユウは、ステップを踏むアンヘリガーを追うもバランスを崩してしまう。ロングレンジからのパンチで試合をコントロールするアンヘリガーは、さらに右カーフを叩き込んでいく。グリゴリユウも距離を詰めるたびにカウンターのパンチを浴びる。カーフが効いたかサウスポーにスイッチするグリゴリユウだが、インサイドから右ストレートをカウンターで当てられてしまった。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239   アンジェ・ルーザ オヴァンス・サンプレー オーデ・オズボーン キック クリスチャン・ロドリゲス ジョシアニ・ヌネス タイ・ツイバサ ダニー・シルバ チアゴ・モイゼス チェルシー・チャンドラー チャド・アンヘリガー ナタン・レヴィ ハラランポス・グレゴリユウ ブライアン・バトル メイシー・シェエソン 井上直樹 佐々木憂流迦 平田樹 平田直樹 魅津希

【UFN239】唯一のUFCキプロス人戦士は井上&平田=ダブル直樹の練習仲間、ハラランポス・グレゴリユウ

【写真】(C)MMAPLANET

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN239:UFN on ESPN+97「Tuivasa vs Tybura」が開催される。そのオープニングバウトでオクタゴン・デビュー戦を戦うハラランポス・グレゴリユウは現在、唯一のキプロス人UFCファイターだ。
Text by Manabu Takashima

昨年8月にコンテンダーシリーズからUFCとサインしたグレゴリユウは、コスタ・フィリッポウに続く史上2人目のUFC契約下選手でもある。エーゲ海に浮かぶ島、そんなイメージしかないキプロスで如何にグレゴリユウはMMAファイターとなり、世界の最高峰に辿り着いたのか。チャド・アンヘリガー戦を控えたグレゴリユウに初インタビューを試みた。


──今日はインタビューをさせていただきありがとうございます。最初に名前の発音を教えていただけないでしょうか。

「ファーストネームはハラランポス。ラストネームはグレゴリユウだよ」

──チャラランポスではないのですね!!

「ギリシャ語ではハラランポスで、ヨーロッパではハラランポスと呼ばれるんだけど、米国にくるとチャラランポスになってしまうんだ(笑)」

──なるほどです。米国では英語流の発音に改められることがほどんどですね。ところでキプロスの格闘技、MMAに関して全く知識がありません。ハラランポスがMMAを始めたきっかけを教えてもらえますか。

「僕は6歳の時に松濤館空手を学び始めた。黒帯になり、キプロスやギリシャのチャンピオンになった。ヨーロピアン選手権では5位になり、もっとアクションのある戦いを欲したら、父に空手を辞めたいと伝えたんだ。でも父からは『お前が空手を続けるのに、どれだけお金を使ってきたと思うんだ』と言われ、他のコンバットスポーツをやることを許してもらえなかった。しょうがない。僕は戦いをストリートに求めたんだ」

──……。なんとも。

「毎週のようにポリスが家にやってくるもんだから、ついに父は『もう外で暴れるのは止めろ。何がしたいんだ』と言って来たよ(笑)」

──空手で何を学んだことやら……。

「ハハハハハ。父にはプロファイターになりたいと伝え、キックとムエタイを始めた。腹を殴ることしか認められない空手に満足できなくなっていたんだ」

──MMAを始めてから、長い距離にあるポイント空手は生きることはなかったですか。

「う~ん、空手は蹴りを多用するから距離が遠くなるけど、またMMAとは違うよ。まぁ、UFCでも空手がバックグラウンドの選手は距離を取って戦ってきたけどね」

──押忍。ではキックやムエタイでも空手時代のように欧州を舞台に戦ってきたのですか。

「ノー。キプロス国内だけだ。キプロスでキックの王者になり、もっともっとアクションを欲した。結果、MMAを戦うようになったんだ。ただキプロスは打撃のレベルは高くても、MMAのレベルは低かった。すぐにキプロスのMMAチャンピオンになり、より高度な練習が必要だと思って米国に移り住むことにした。僕の目標はUFCファイターになることだったから。

米国にやってきて、まずは友人が持っていたジムで練習を始めた。でも彼がジムを閉めて違うジムに移ったけど、そこでは僕が一番強かった。そんな環境では成長できないから、ロンゴ&ワイドマンを訪れた。アルジャメインとスパーリングをして、ここで練習しようって決めたんだ。2018年のことだよ」

──ロンゴ&ワイドマンだと、日本人選手との交流もあったということですね。

「ミズキ(魅津希)、ナオキ(井上直樹)、ササキ(佐々木憂流迦)、皆、僕の友達だよ。イツキ(平田樹)と一緒にもう1人のナオキ(平田直樹)もやってきた。背の高い方のナオキとは、本当によく練習した。日本の選手はとても優れているけど、彼は本当に良いファイターだよ。もう1人のナオキとは、試合でフロリダにも一緒にいった。彼もタフな素晴らしい可能性を持った選手だった。

また、2人のナオキと練習をしたいね。日本の選手が僕らのジムにきて練習することを歓迎するよ。もっともっと多くの日本人選手と一緒に練習したい」

──ところでハラランポスがUFCとサインをしたことに対して、母国での反響は?

「マイ・ゴッド!! 唯一のキプロス人UFCファイターを国中あげて応援してくれている。僕自身、キプロスを代表して戦うことに誇りを持っているし。その想いを胸に今週末も戦うよ」

──UFCには以前、コスタ・フィリッポウが在籍していました。当時とはキプロスも様子が違うのでしょうか。

「彼も僕と同じようにキプロスから、米国に渡ってUFCで活躍していた選手だ。ただ10年前は、UFCやMMAの認知度が今とは違っていた。当時、キプロスではMMAが浸透していなかった。それが今では、UFCのドキュメンタリー撮影のために3日間帰国したら、毎日のように僕はテレビやラジオに出演していた。

キプロスのMMA熱が高まり、米国に追いつけるようになるのが僕の夢であり、使命だ。まだ口にするのは早いかもしれないけど、UFCで活躍して僕がUFCキプロス大会を開く原動力になる。コスタ・フィリッポウは過去、僕は現在。そして、未来になるつもりで努力している」

(C)Zuffa/UFC

──そんなハラランポスですが、今週末にチャド・アンヘリガーと対戦します。

印象を教えてもらえますか。

「彼は今回が契約最後の試合だから、必死に戦ってくるだろうね。ただ、僕が心配するようなことは一切ない。どの局面でも、気になる攻撃や技術を持っていない。ただタフでスタミナがあるだけだ。立ち技でも、寝技でも勝てる。何も問題ない。どこでも戦える。気の毒だけど、彼のUFCキャリアは土曜日の夜に終わるよ。

打撃、パワー、自分のスキルを信じている。誰も僕のようなパワーのある打撃を使うことはできない。パンチ一発で、試合を終らせる。そして、僕の名前と同時にキプロスという国を世界中にアピールしたい」

■視聴方法(予定)
3月17日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFN239対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
タイ・ツイバサ(豪州)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
アンジェ・ルーザ(スイス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)

<フェザー級/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
アイザック・ドルギャリアン(米国)

<バンタム級/5分3R>
パニー・キンザッド(スウェーデン)
メイシー・シェエソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
ブライアン・ベルベレナ(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
チェルシー・チャンドラー(米国)

<フライ級/5分3R>
オーデ・オズボーン(米国)
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・クリバオ(豪州)
ダニー・シルバ(米国)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス(ブラジル)
ミッチ・ラミレス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ(英国)
ジャケリン・アモリン(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
ハラランポス・グリゴリユウ(キプロス)

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN238 シャミル・ガジエフ ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク

【UFN238】ホーゼンストライクの左ジャブで流血&心を折られた無敗ガジエフが最終回前にギブアップ

<ヘビー級/5分5R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)
Def.4R終了時 by TKO
シャミル・ガジエフ(バーレーン)

ガジエフがプレスをかける。ホーゼンストライクにケージを背負わせて、組みにいったホーゼンストライクだが、これはかわされてしまう。ケージに詰まるも右ストレートをガジエフのアゴに打ち込むホーゼンストライク。ガジエフのテイクダウンを防いだホーゼンストライクは、左ジャブを突いて組ませない。ガジエフの鼻から出血が視られる。ガジエフの右ストレートがジャイルジーニョ・ホーゼンストライクを襲う。しかしガジエフは左ジャブを突いてケージ際を脱し、ケージ中央で右を狙う。ガジエフがホーゼンストライクにケージを背負わせて右を当てる。ホーゼンストライクを押し込んだガジエフは、シングルレッグから足をすくってグラウンドに持ち込んだ。ハーフガードのホーゼンストライクを抑え込み続け、初回を終えた。

2R、下がりながらホーゼンストライクが左ジャブとローを当てる。ガジエフは右ボディストレートを伸ばした。疲労かガジエフは口を開いて、下がるホーゼンストライクを追う。ここでガジエフが左ジャブを出し始める。ホーゼンストライクにケージを背負わせ、右テンカオをボディに突き刺した。続いて右を当てるも、ホーゼンストライクがケージ際から脱出して右カーフを蹴る。ドライブからシングルレッグで組むガジエフだが、ここはテイクダウンすることはできない。ウィザーで耐えるホーゼンストライクに対し、ヒザで削るも展開できず。そのまま2Rはケージ際での差し合いで終わった。

3R、セコンドの指示どおりホーゼンストライクが距離を取り、左ジャブと右カーフを繰り出す。左ジャブを受け続けるガジエフが、明らかに嫌がる表情を見せている。その顔面にホーゼンストライクの左ジャブが当たる。ホーゼンストライクの左ジャブを正面から受け、手数が少ないままで追いかけるガジエフはガス欠か。ホーゼンストライクが右ローから顔面へのパンチに繋げる。ガジエフのワンツーはホーゼンストライクの顔面に届かない。ホーゼンストライクの左ローに右を合わせていくガジエフ。しかしラウンド終了までホーゼンストライクの左ジャブをもらい続けた。

4R、変わらずホーゼンストライクの左ジャブが当たる。ガジエフもラウンド開始早々は動いたが、左ジャブを受けて手が出なくなる。ホーゼンストライクの左ジャブでガジエフのアゴが跳ね上がる。ガジエフは組んだものの、ケージに押し込まれたホーゼンストライクが左オーバーフックで耐える。離れ際にガジエフが右ヒジを繰り出したものの、ホーゼンストライクが左に避けて離れる。左から右を当てたホーゼンストライクが、動きが止まったガジエフに連打を浴びせる。左、左、左。完全に手が止まったガジエフに対し、ホーゼンストライクは左ジャブでガジエフのマウスピースを弾き飛ばした。すぐにレフェリーがマウスピースをガジエフの口に戻すも、ガジエフは動きなし。ラウンド終業間際、ホーゼンストライクがテイクダウンを仕掛け、ガジエフをケージに押し込んだ。

最終回前のインターバルでガジエフがセコンドに何かを訴える。ここはギブアップか――まずレフェリーがドクターをケージに呼び込んだ。ドクターが口周りの出血を確認するかしないかの瞬間、レフェリーが試合を止めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN238 タイソン・ペドロ ヴィトー・ペトリーノ

【UFN238】最終回にペトリーノが組み伏せてユナニマス判定勝ち。ペドロはグローブをオクタゴンに置く

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-27.
タイソン・ペドロ(豪州)

ペトリーノが右ハイを見せる。左を伸ばすペドロに対し、ペトリーノが左フックを振った。右カーフを当てるペドロ。ペトリーノも左ジャブを突く。徐々にペトリーノのプレスが強まる。ペドロの右カーフを受けても止まらない。互いに右カーフを蹴り合うなか、ペトリーノの左ジャブでペドロが下がる。ペドロが左ミドルを繰り出すと、ペトリーノも右ハイを返す。手数が少ない両者。しかしペトリーノの左ジャブを受けたペドロが一瞬グラつく。さらにペトリーノが右ハイから右ストレートの打ち下ろしに繋げた。

2R、ペトリーノの左ジャブが増える。ペドロもプレスをかけるが、手が出ない。ペドロが右を振るうとインサイドからペトリーノの左ジャブが突き刺さった。組みつくペドロは右腕を差し上げてペトリーノをケージに押し込んだ。差し替えたペトリーノは体勢を入れ替え、ペドロを押し込みダブルレッグへ。ペドロは立ち上がり、右オーバーフックから離れた。ケージ中央でペドロのワンツーが伸びる。ペトリーノの左ジャブを受けて下がるペドロだが、左ミドルから左ジャブと手数が増える。ペトリーノの左フックをかわしたペドロがシングルレッグで入るも、これはペトリーノにスプロールされてしまう。スタンドに戻り、ジャブを突き合うなかペトリーノが右ハイを見せた。ペドロは右カーフを蹴る。左右の蹴りを散らしていくペトリーノがプレスをかけ、ペドロのシングルレッグをかわした。

最終回、ペトリーノがワンツーから右ミドルを当てた。下がりながら右カーフを蹴るペドロの顔面を、ペトリーノのパンチが襲う。さらに右カーフから左ジャブを突き刺したペトリーノは、組みつきドライブした。四つで組んだペトリーノがヒザで削る。ペドロが内股を仕掛けると、それを潰したペトリーノがバックに回り、リフトアップからグラウンドに持ち込む。バックコントロールを続けるペトリーノは、ペドロが立ち上がると再びリフトアップからグラウンドに引きずりこみ、右腕を首に回す。しかしRNCを極めることはできず、リストコントロールからパンチを浴びせた。残り10秒で肩固めを狙うも試合終了のホーンを聞いた。

ジャッジ2名がフルマークをつけるユナニマス判定で、ペトリーノが11連勝を飾った。試合後、敗れたペドロは引退を表明し、グローブを外してオクタゴンのマットに置いた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN238 アレックス・ペレス ムハマド・モカエフ

【UFN238】モカエフがペレスに苦戦を強いられるも判定勝利。試合後に体調不良を明かす

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アレックス・ペレス(米国)

モカエフが左右のロー、ペレスも細かくジャブを返す。モカエフが左ミドル、右アッパーから左、左ミドルを蹴る。ペレスも右のカーフを返すが、モカエフが右ストレートからパンチをまとめる。モカエフがサウスポーにスイッチ。距離が詰まると首相撲からヒザ蹴り、シングルレッグに入ると、ぺレスが切ってニンジャチョークを狙う。ここはモカエフが離れる。

モカエフがジャブを突くと、ペレスが右ストレートを返す。組んだモカエフがバックに回ろうとするが、ペレスもそれを許さない。モカエスが左フックからシングルレッグに入るも、これもペレスは切る。ぺレスは左フックから右ストレート、モカエフはジャブを突くが、ペレスがワンツーと右カーフで前進。

モカエフがシングルレッグに入ってケージに押し込むと、ダブルレッグに切り替えて足を束ねてテイクダウンする。立とうとするペレスのバックに回ると、パンチとヒジを連打する。

2R、前に出るモカエフ。ペレスが右を返すが、すぐにバックに回り込む。ペレスも正対して離れる。ペレスが右カーフ、モカエフに組みつかれてもテイクダウンを許さない。スタンドに戻るとモカエフが右、ペレスが蹴り上げるような顔面前蹴り。これで動きが止まるモカエフだったがシングルレッグに入って、スタンドでバックへ。ぺレスが正対してがぶる。

モカエフはがぶられた状態からペレスの身体を振ってケージに押し込むが、ペレスは離れる。モカエフがジャブから右フック、右アッパー。ぺレスもアッパーを返して打撃の圧力をかける。ケージを背負うモカエフがダブルレッグに入るもぺレスに潰された。

3R、ガードを上げてジャブを突くぺレス。モカエフも右ストレート、ペレスの前進に左のテンカオを狙う。モカエフが組みつくと、ペレスはがぶってコントロール。モカエフはぺレスの脇をくぐるように背中につき、スタンドでバックコントロールすると、後方にスープレックスで投げる。

ペレスもすぐに立ち上がって正対。モカエフはジャブ、ペレスの右ストレートに合わせてシングルレッグで組む。これを切ってがぶるペレス。モカエフは腰を上げて離れ、右ボディと右ストレート、ジャブと左ミドル。ぺレスの右ストレートに合わせて組むが、ペレスはがぶる。

モカエフは腰を上げて離れ、もう一度組みつく。ここもテイクダウンはできず、離れてワンツー、続くシングルレッグも切られる。立ったモカエフが右ストレートと左フック、ペレスがパンチで前に出ると自ら座り込む。そこにぺレスは右アッパーを連打。何とか組みついたモカエフは最後の力を振り絞ってペレスのバックへ回った。

テイクダウンを切られる時間も多かったモカエフだったが判定3-0で勝利。「正直にいうと今朝から、病気になり酷い体調だったけど、僕は世界のベストだ。6勝0敗、4つのフィニッシュ。僕はベルトに挑戦する準備ができている」とコメントした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN238 ウマル・ヌルマゴメドフ ベクザット・アルマカーン

【UFN238】アルマカーンの右でダウンを喫したウマル・ヌルマゴが、TDを決め続け殴って大差の判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:30-25.30-26.30-26
ベクザット・アルマカーン(カザフスタン)

サウスポーのウマルに対し、アルマカーンが右ハイを蹴る。ブロックされると、次はミドルを狙ったアルマカーンが右オーバーハンドでダウンを奪う。起き上がりつつシングルレッグでトップを取ったウマルは、ギロチンを防いでサイドで抑える。袈裟の要領で抑えてヒジを落としたウマルが、バックに回る。アルマカーンは後方から殴られ、必死に尻をずらそうとするがウマルはボディトライアングルに取り、右パンチと右鉄槌を両サイドから打ち込む。

残り1分30秒を切り手首を掴んで耐えるアルマカーンに対して、ウマルは胸を合わせてトップを選択。アルマカーンはクローズドガードに取るが、左エルボーを落とされる。パンチからエルボーで攻めたウマルが逆転で初回を取った。

2R、間合いの測り合いが続き、ウマルがオーソに構えて前蹴りを見せる。左を伸ばして前に出たアルマカーン。ウマルの左ハイは空を切ったが、直後に右を当ててからハイクロッチでクリーンテイクダウンを奪う。ハーフで上を取ったウマルがボディロックからパス。。アルマカーンはブリッジで上を取り、スクランブルから立ち上がろうとしたウマルの顔面に蹴りを狙う。

ウマルはハイクロッチでテイクダウンを決めると、マウントを奪取。左右のパンチを速射砲のように落とすが、アルマカーンも左腕を差して一瞬にして立ち上がる。ウマルはここもハイクロッチ、そしてバックに回ると寝技に持ち込んで再びマウントに。低い位置のマウントから連打を打ち込むウマルは、アルマカーンにスクランブルを許さず、バックを制して後方からパンチを入れる。アルマカーンも粘って正対しにいったが、一方的に攻められた5分となった。

最終回、序盤は互いに様子見のなかでアルマカーンが右を強振する。左フックにシングルレッグを合わせてテイクダウンを決めたウマルは左足を抜いて、左ヒジを落とす。頭を胸につけた状態で鋭いヒジ、拳を落とすウマルはアルマカーンにエビをさせず、背中に回ると両足をフック。背中を伸ばされてもアルマカーンは粘り、片ヒザ立ちで我慢し続ける。最終的にアルマカーンは引き込むように背中をつけ、マウントを取ったウマルがパンチの連打で試合を締めた。

大差の判定勝ちを手にしたウマルは「(ダウンを喫した)右は見えなかった。でも、目を覚ましてテイクダウンを決めたんだ。でも結果はこうだ。殺すまではいかないけど、相当に痛めつけた。テイクダウンを簡単にとることができたからね。コーリー・サンドヘーゲンと戦いたい」と話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN238 スティーブ・アーセグ ブランドン・モレノ マット・シュネル

【UFN238】右、右、右からの左フックでアーセグがシュネルを沈めて「トップ5と戦いたい」

<フライ級/5分3R>
スティーブ・アーセグ(豪州)
Def.2R0分26秒 by KO
マット・シュネル(米国)

シュネルが左ジャブを突いてプレスをかける。サークリングするアーセグがケージを背負った。シュネルのパンチに、アーセグは右の打ち下ろしから左フックを合わせる。組むとアーセグがシュネルをケージに押し込み、離れる。左ジャブ、左フックを見せるシュネルは右ストレートへ繋げるも、アーセグがバックステップでかわす。シュネルもアーセグの右ストレートをヘッドスリップでかわしている。それでもアーセグの右がシュネルの顔面をかすめるようになってきた。

右ローを打って距離をつくるアーセグがワンツーを繰り出す。距離を詰めるシュネルに対し、左フックを当てて離れた。シュネルの左目付近から大量の出血がみられる。アーセグの右がシュネルのアゴを捉えた。パンチの交錯からアーセグの右でシュネルがグラつく。シュネルも右を当て返し、残り30秒でアーセグはシングルレッグで入るも倒れず。シュネルのパンチにアーセグが右ハイを合わせた。

2R、シュネルが左ローと左ジャブで試合をつくる。しかし見切るアーセグが右ボディストレートから左フックへ。この一撃でシュネルが後方に倒れ、すぐさまレフェリーが試合をストップした。

オクタゴンでは初となるKO勝利を飾ったアーセグは「凄く意味のある試合だった。ヘッドムーブが成長したところを見せたかったけど、クソ殴られてしまった(笑)。相手の打撃も振りが鋭くてハードだった。ボディを打ってから決めたんだ。ブランドン・モレノは連敗になったし、トップ5と戦いたい」と語った


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【UFN238】オリヴェイラ、飛びヒザ蹴りでソパイをKO「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトは僕のモノ」

<バンタム級/5分3R>
ヴィニシウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.3R4分41秒by KO
ベルナルド・ソパイ(スウェーデン)

サウスポーのオリヴェイラに対し、ソパイは構えをスイッチしながら前に出る。オーソドックスのソパイは右ミドル、シングルレッグでテイクダウンを狙う。離れたオリヴェイラは左の前蹴り。オーソドックスにスイッチして右カーフ、右ストレート。ソパイは左フックで前に出る。

ソパイはオリヴェイラの左の前蹴りを流して右ストレート。続くオリヴェイラのスピニングバックキックを空振りさせると、組んでテイクダウンする。オリヴェイラは足関節を狙いつつ、ソパイの身体を蹴って立ち上がる。ソパイはすぐ距離を詰めて左フックから右ストレートと左ミドルを蹴る。

オリヴェイラは左ハイと右カーフ、ソパイは右ボディと左フックで前に出て、オリヴェイラは左ミドルと右カーフ、右ハイを蹴る。ソパイは右ストレート、シングルレッグからテイクダウンすると、そのままマウントポジションを取る。足を戻したオリヴェイラだが、ソパイがトップキープしてパンチを落とす。

2R、オーソドックスのオリヴェイラは右カーフ、ソパイがシングルレッグから組む。オリヴェイラも倒れずボディロックで組むが、逆にソパイがテイクダウンしてバックへ。半身になるオリヴェイラにパンチを連打する。

ソパイはハーフガードでトップキープし、バックに移行して身体を伸ばして殴る。オリヴェイラも再び足を入れてハーフガードに戻すが、ソパイはバックに移行して殴る。オリヴェイラはソパイを背負って立ち上がると、ソパイの腕を持って前方に落とし、離れたところから勢いよくパンチとヒジで飛び込む。

ソパイはケージに身体を預けて立つが、オリヴェイラがすぐにテイクダウンして、立った状態から足を振って殴る。オリヴェイラは肩固めも狙いつつ、パンチとヒジ。ソパイが背中を見せて立つと、その際を狙って左ハイ。ソパイも左ストレートを連打するが、オリヴェイラは右アッパーと左ハイキックを当てて、ソパイをぐらつかせる。

3R、オリヴェイラが左ミドルと右カーフ、ソパイはサウスポーに構えて左ストレートを返す。オーソドックスのオリヴェイラは右ストレートから前に出て、右フックと右ハイ、インロー、右カーフと手数を増やす。動きが止まるソパイに対し、オリヴェイラは左の三日月蹴りからパンチをまとめる。

サウスポーのソパイは左ストレートを返すが、オリヴェイラは右ストレートから左フック、右フックを強振すると右カーフを2連発。歩きながらパンチを繰り出すとダブルレッグも見せつつ、右カーフから左フック。これを効かせて右の飛びヒザ蹴り。この一撃でソパイが前のめりにバタリと倒れ、オリヴェイラが衝撃的なKO勝利を収めた。

試合後、オリヴェイラは「問題は俺にあったんだ。ミスをしてしまった。対戦相手に感謝している。ボーナスが欲しい。今週、子供が生まれたんだ。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトは僕のモノだろう」と語った。


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