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【DEEP115】Black Combat勢最強=ユ・スヨンとWタイトル戦、石司晃一「これからのキャリアを考えると」

【写真】石司にとっても真価が問われる一戦となる(C)TAKUMI NAKAMURA

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact「DEEP vs BLACK COMBAT」。DEEPと韓国BLACK COMBATの対抗戦にDEEPバンタム級王者の石司晃一が参戦。DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合でユ・スヨンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

元Black Combatフェザー級&ライト級王者のユ・スヨンはBLACK COMBAT勢の中で実力ナンバーワンの呼び声もあるファイターだ。


――今回はDEEP×Black Combatの対抗戦への出場が決まりました。最初にオファーを受けた時の心境を聞かせてもらえますか。

「もともと今年2月に韓国で対抗戦が行われて、結果的にDEEPが負け越してしまい、次に対抗戦がある時は自分も出てみたいという興味がありました」

――韓国人選手との対戦でいうと、2017年12月にソン・ナクジュンに一本勝ちしています。

「前回戦った韓国人選手はキャリアが浅い選手だったのですが、今回の相手は実績を残している選手なのですが、その部分ではあまり参考にはならないと思っています」

――対抗戦という図式についてはいかがでしょうか。

「韓国に乗り込んでの試合だったら心境も変わるかもしれませんが、DEEPの中での試合なので普段通りに戦えると思います」

――対戦相手のユ・スヨン選手にはどのような印象を持っていますか。

「バランスが良くて何でもできる選手かなと思います。特徴としては柔術ベースで寝技がしっかりできて、テイクダウンが鋭いところが強みかなと思います」

――韓国人MMAファイターといえば、打たれ強さとスタミナ、そして思い切りのよい打撃で試合を組み立てるイメージですが、スヨン選手はそういった韓国人ファイターとは違うスタイルだと思います。

「はい。打撃中心で殴り合う選手ではないですが、そこまでやりにくい感じはしないです。ただテイクダウン能力や高さや鋭さ、そこからのトップキープの力がどのくらいあるのかは実際にやってみないと分からないですね」

――組み技ベースですが、パンチもシャープで打撃でも戦える選手です。

「格闘技歴的には組み技の選手というイメージですが、パンチもシャープだし、パンクラスの試合に出た時はパンチでKOしているので、打撃も意外と侮れないと思います」

――穴の少ないスタイルですが、勝つイメージは出来ていますか。

「自分のファイトプランや戦うイメージは大きな部分で出ていきます。それが試合中にどうなるのか。しっかりハマるのか。それとも予想以上にやりにくいところがあるのか。そこを試合中に見極めながら戦っていきたいです」

――石司選手のX(Twitter)で「韓国の関係者の人によると、韓国の格闘技ファンの間では今回の対抗戦の中で一番確実にバンタム級は韓国側が勝つとみんな言ってます、と聞かされました」という投稿がありましたが、どういったシチュエーションだったのですか。

「Black Combat用の煽り映像の撮影があって、韓国から主催者・撮影クルーが来日していたんですね。そのときに『韓国のファンは絶対この試合は韓国人が勝つと言っている』と聞きました。きっと韓国のファンは自分のことを知らないと思うんで『スヨン選手が僕に勝つだろう』ではなくて『スヨン選手だったら絶対に勝ってくれる』という安心感があると思うんですよ。韓国の方たちと話して、そのくらい現地で評価されている選手なんだなと感じました」

――そうした評価を受けている相手と試合が組まれたことをどう捉えていますか。

「弱い選手に勝っても状況は変わらないし、実力・実績がある選手に勝たないと上にはいけないので。リスクはあると思うけど、そういう相手に挑戦しないと意味がないので、ありがたいです」

――石司選手は2021年6月以降、6戦6勝と無敗です。好調の要因はなんですか。

「僕としては調子が良くなったというよりも、一時期調子を落としていたという方が近いですね。デビューして4年くらいは連勝が続いたんですけど、2017年に初めてのタイトルマッチで負けて。そこから病気や怪我があって、身体の不調と重なって成績が悪くなっていったんです。それでこのまま続けていても意味がないと感じて、身体を治そうと思って1年半ほど休みました。だから今が好調というよりも、不調だった部分がなくなって、通常の自分に戻ったという感覚です」

――ブランクだと思っていた期間も必要だったわけですね。

「そうですね。一度休むことで怪我も回復して、内臓的な疲れもとれて、リフレッシュしてやり直すことができたので、必要な時間だったと思います」

――昨年は三村亘戦、山本聖悟戦とKO勝ちが続き、CORO戦に勝利してDEEPバンタム級暫定王座を獲得(※のちにビクター・ヘンリーの王座返上により、正規王者に昇格)。今年4月のRIZINは金太郎選手にも勝利して、確実にキャリアアップしていると思います。石司選手自身は手応えを感じていますか。

「僕も成長していきたいと思って取り組んでいるので、もちろん良くなった部分はあります。ただ昔の方が怖いものなしでイケイケだった部分もあると思うんです。だからすべて良くなっている……とは言えないかもしれませんが、自分のなかで試行錯誤してどうすれば良くなるかを考えながら練習しているので、ただ復活しただけではなく、進化した部分も間違いなくあると思います」

――RIZINでの金太郎戦は石司選手にとってどのような経験になりましたか。

「内容的にはいい試合ではなかったんですけど、初めての経験が多かったんですよ。例えばMMAで遠征したのが初で、計量前日にホテルに入って水抜きするのも初めてでした。あとは試合会場も今までより大きかったですし、相手の金太郎選手が地元大阪出身だったので、日本にも関わらず完全アウェーだったんです。日本人同士でああいう雰囲気になることは珍しいので、そういった面は大きな経験になりました」

――そして今回韓国で評価の高いスヨン選手に勝てば、今までよりワンステップの相手やチャンスが来ると思います。石司選手はスヨン戦を自分のキャリアにおいてどんな位置づけをしていますか。

「この試合は結果がものすごく大きなものになると思います。Black Combat勢のなかで一番強い相手と戦うことになって、そこで勝つことで韓国での試合につながるかもしれないですし、今まで以上に実績がある選手と戦うチャンスがくるかもしれない。逆にここで負けたら失うものが大きい、一からの出直しになると思うので、これからのキャリアを考えるとスヨン戦の勝敗は大きなものになると思います」

――石司選手には混戦のRIZINバンタム級戦線に入って欲しいというファンも多いと思います。石司選手にもそうした想いはありますか。

「自分もトップになることを目指していて、日本で一番レベルが高くて規模が大きい大会はRIZINだと思うので、RIZINでトップを取らなければ、その先には進めないと思います。だから今はRIZINのトップを目指していますし、そのためにも次を落とすと大きく後退するし、クリアすれば先が見えてくると思います。ここからRIZINのトップファイターたちを倒して、一番を目指して戦っていきたいです」

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
ヤン・へジュン(韓国)

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
イ・ソンハ(韓国)

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一(日本)
ユ・スヨン(韓国)

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
パク・シユン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
チェ・ジュンソ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
シン・スンミン(韓国)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
キム・ソンウン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
木下尚祐(日本)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分2R>
涌井忍(日本)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
亀田一鶴(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬(日本)
菅涼星(日本)

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【DEEP115】石司晃一とダブルタイトル戦――ユ・スヨン「石司選手の体でキャンバスの拭き掃除をする」

【写真】昨年の大みそかでフェザー級王座を獲得したときのユ・スヨン。下のリモート取材時の彼とは輪郭も違う(C)MMAPLANET

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact 「DEEP vs BLACK COMBAT」同大会において、マニア垂涎の対戦がDEEP & Black Combatバンタム級選手権試合=石司晃一×ユ・スヨンだ。
Text by Manabu Takashima

誰もが認める実力者、石司と対するユ・スヨンは韓国とカザフスタンでバンタム級からライト級までベルトを巻いている。何より2019年11月の初来日で、その実力の片鱗を見せている。対抗戦、随一の実力者と目されるユ・スヨンをインタビューした。


――まず伺いたいのですが、ユ・スヨン選手のタイトル歴です。Black Combatでは3つの階級でタイトル戦を戦っています。

「去年の6月にキム・ジョンギュン選手を破り、ライト級王座を獲得しました。そして返上して、大晦日にイ・ジンセ選手に勝ってフェザー級王者になりました。そのベルトも返上して、7月にキム・ドンギュ選手とバンタム級王座決定戦を戦ったのですが、その時は試合では肩固めで勝利したのですが、計量に失敗しノーコンテストになっています。

あの試合で取り逃したベルトの王座決定戦として今回は石司選手と戦うと同時に、彼の持つDEEPのベルトに挑戦します。カザフスタンのNAIZA FCバンタム級王者でもあるので、次の試合で4つ目と5つ目のベルトを巻きます」

――説明ありがとうございます。前回、バンタム級王座決定戦で計量失敗。今回は大丈夫ですか。

「全然問題ないです。体重に関しては、しっかり自信があるので今回は問題なくパスします。NAIZAの王座もバンタム級ですし、問題ありません」

――それにしても、もともとバンタム級のユ・スヨン選手がライト級王者だったことが異例中の異例だと思います。

「3階級の王者になることは目標でした。何よりもライト級で戦っても、自分の技術が通じるのかを確かめたくてチャレンジしました。そこでチャンピオンになることができたので、フェザー級王座決定戦は自信をもって戦うことができました」

――ユ選手ご自身では、何級が適正階級だと考えていますか。

「バンタム級が自分にとってベストの階級だと思っています」

――そのバンタム級では2019年11月に韓国柔術界の強豪という触れ込みでパンクラスに来日し、大橋悠一選手を13秒でKOしました。そして翌2020年2月には福島秀和戦が発表されました。

「あの時はずっとパンクラスで戦ってチャンピオンになるつもりでしたが、コロナになって2月の大会が延期になり、そのまま日本に入国するのがハードになってしまいました。あの時期は物凄くコンディションも良くて、自分の強さにも自信を持っていました。ただし、コロナになって試合が遠ざかった期間の練習にさらに力をつけることができたと思っています」

――そんなユ選手ですが、さきほどもパンクラス参戦時の時に柔術界の強豪という触れ込みがあったと触れさせてもらいましたが、もともとなぜMMAを始めたのでしょうか。

「中学の時にブラジリアン柔術を始め、そこから打撃も含めた格闘技に趣味以上に力を入れて取り組んできました。単純に強くなりたくてMMAを始めて、実際に強くなれていると感じていました。アマチュアで戦うようになり、全ての試合で腕十字を極めて勝つこともできたので。

でも自信過剰になり、プロ転向初戦で判定負けをしてしまったんです。あの時はMMAを舐めていました。同時に、あの負けで落ち込んでしまって一度MMAのキャリアを打ち切ったんです」

――悔しくて、より真剣に向き合ったのではなくて……。

「違いました。そこから徴兵で軍に行き、その期間も自分のこれからについて悩みました。その時にMMAに未練が残っていることに気づき、兵役を終えると本格的にMMAをやろうと決心しました」

――だから2014年11月のプロデビューから、2017年6月の2戦目まで2年7カ月ものブランクがあったのですね。

「ハイ。プロ2戦目は初戦と違い、必死で練習をして臨みました。結果、RNCで勝つことができてプロで戦うことに対し、真摯な姿勢を持ちつつ自信を持つこともできるようになり、今まで楽しくMMAファイター人生を歩むことができています」

――兵役に就く前と兵役後も同じジムで練習しているのですか。

「ハイ。今も所属するボン柔術で、ずっと練習しています」

――柔術道場に所属し続けているのですね。

「以前のように毎日というわけにはいかなくなりましたが、それでも週に3度、道着を着た練習も続けています」

――ちなみに帯の色は?

「黒帯の一段です。柔術のトーナメントは今も時々出場しています」

――そうなのですね。昨年の大みそかのフェザー級タイトル戦を取材させた頂いた際も、いわゆるK-MMAの主流ともいえる殴り合いでなく、打撃も駆使しつつしっかりとケージレスリングで勝利した印象でした。

「自分のベースは柔術です。柔術を生かしたMMAを戦いたいという気持ちもあります。MMAのトレンドについていくことも大切ですが、UFCを例にするまでもなく打撃戦は予期しない展開が多く訪れます。レスリングとグラップリングにはラッキーやアンラッキーはないです。試合も実力の通りの結果しかでないです。

そういう組み技に関しては、打撃を始める前から自信があった部分ですし、MMA界を見渡すとチャンピオンはグラップラーが多いです。グラップリングのベースがあって、打撃を使う選手が上に立てる。そこを考えると、自分のスタイルでやっていけると思います」

――押忍。そして今回の石司選手の試合ですが、通好み。MMA好きが注目する一番だと思います。

「ありがとうございます。ただ石司選手の試合映像を見ると、グラップリングがあまり得意でない選手にもギリギリの勝負で勝つことがあります。何より自分のような本物のグラップラーと戦ったことがないはずです。この試合、自分は石司選手の体でキャンバスの拭き掃除するつもりで、トップコントロールし続けます。同時に最近は打撃にも自信がついてきたので、立っても寝ても問題ないです」

――パンクラス継続参戦ならず中東に目がいった時期もありましたし、中央アジアでも戦っています。そのタイミングでBlack Combatが誕生しました。ユ選手のキャリアにとって、Black Combatが誕生したことはどのように役立っていますか。

「海外で戦っていると、どうしても国内での認知度が少なかったです。Black Combatで戦うようになり、自分のことを知ってくれる人が増えました。ファイトマネーにも満足していて、選手として得ることが多い大会です。

Black Combatで戦う以前は、他に仕事を持っていました。それが今ではファイトに専念できています。そこに凄く感謝しています。なので今回のDEEPとの対抗戦でも、自分がしっかりと戦ってBlack Combatをもっと大きくしていきたいです」

――では現状に満足し、海外進出などは考えていないということでしょうか。

「まず国内で一番にならないといけないです。その気持ちがあって、Black Combatで戦ってきました。韓国人選手に負けていては、韓国代表として海外で戦えないです。そうですね……海外のメジャーリーグで戦うためにも、今回の試合は想うところがあります。

アジアのMMAでは日本が一番です。そのなかでDEEPの代表と戦う。この試合に勝てば韓国、アジアを越えて大きな舞台に進むことができます。選手にとって大切でない試合はないですが、今回の試合は、練習中も常に勝利への欲求を感じていました。絶対に勝たないといけないという気持ちが、試合だけでなく練習中も常に持っています。そこが今回の試合と、他の試合の違いかと思います。

お互いの団体を背負ってタイトルを賭けて戦います。日本、韓国、カザフスタンの団体のベルトを巻けば、アジアのバンタム級では自分がナンバーワンです。石司選手は強い相手です。でも、より強いのが自分です。そこを石司選手に教えてあげます」

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
ヤン・へジュン(韓国)

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
イ・ソンハ(韓国)

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一(日本)
ユ・スヨン(韓国)

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
パク・シユン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
チェ・ジュンソ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
シン・スンミン(韓国)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
キム・ソンウン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
木下尚祐(日本)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分2R>
涌井忍(日本)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
亀田一鶴(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬(日本)
菅涼星(日本)

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【DEEP115】Black Combatとの対抗戦、フライ級DEEP代表=駒杵嵩大─01─「まず自分から組んでいく」

【写真】柔道だけで勝てなくなった時、柔道が生きる(C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact 「DEEP vs BLACK COMBAT」。DEEPとBLACK COMBATの対抗戦で、駒杵嵩大がフライ級代表としてキム・ソンウンと対戦することとなった。
Text by Shojiro Kameike

2019年にNEXUSフライ級王座を獲得した駒杵は、ZSTで1試合行ったあと2021年よりDEEPに参戦する。新天地で2連敗を喫してから、3連勝と盛り返し今回の対抗戦を迎えた。ただ、その間に開催されたDEEPフライ級GPにエントリーしたものの、減量失敗で1回戦は欠場となってしまう。厳しい体験の中で駒杵が見つけ、さらに克服してきた課題とは。


――現在DEEPで3連勝を収めて、今回の対抗戦にフライ級代表として臨みます。ただ、次の試合に関する話の前に訊いておきたいのが……DEEPフライ級トーナメントに関して。トーナメント1回戦は松場貴志選手との対戦が予定されていましたが、駒杵選手は減量失敗で病院に搬送され、欠場となりました。それ以降、盛り上がるトーナメント戦をどのように見ていましたか。

「あのトーナメントで優勝できれば、MMAファイターとして何かしら形にできたと思います。だからこそ欠場になってしまったのは悔しくて。何より、いろんな方にご迷惑をおかけしてしまいました」

――1回戦から決勝までトーナメントの勝敗は予想していたものでしたか。

「正直、本田良介選手が伊藤裕樹選手に勝って、決勝に進んだのは意外でした。本田選手とは僕も一度対戦していて、負けましたけど――跳びヒザ蹴りで逆転KO負けという内容でした。僕は伊藤裕樹選手に注目してGPを視ていたんですよ。伊藤選手と本田選手の試合は『伊藤選手が捌いて勝つのかな』と予想していて。伊藤選手はグラップリングも強いじゃないですか。その伊藤選手に本田選手がグラップリングで勝ちましたよね。

とにかくMMAは柔道と違って、相手との相性という部分も大きいんだなと感じています。分かりやすく言えば、パンチを食らったら負ける。食らわなければ勝てる――という想いが強くなりました」

――本田選手のファイトスタイルは、相手が打撃を出してくる前に潰していくというものでした。柔道ベースの駒杵選手にとっても参考になったわけですね。

「そうなんです。相手のパンチを食らわないように、食らわないようにしながら組むよりも、まず自分から組んで行ったほうが良い。自分の中でもそういう意識が高まっていたなかで、本田選手の試合を視て改めて意識するようになっています」

――DEEPフライ級GP欠場からの復帰戦であった、昨年5月のRYOGA戦は速攻で腕十字を極めました。あの試合は『相手が何かしてくる前に自分から潰していこう』という気持ちが強かったのでしょうか。

「あの試合は少し違いますね。もともと風我選手と対戦する予定で、いろいろ対策を立てていたんです。でも風我選手が怪我で欠場になり、急きょRYOGA選手と試合することが決まったので対策は関係なくなりました。試合ではRYOGA選手から距離を詰めてきて。僕としては組んだら倒せる自信はありましたし、結果的にすぐ極めることができました」

――対して今年3月に風我選手とフルラウンド戦った試合内容はいかがでしたか。

「フィニッシュしたかったけど、まず完封することができました。GPの時から風我選手の評価も上がってきていて、その相手に何もさせずに勝てたので良かったと思います」

――その風我戦から6カ月、試合間隔が空いたのは何か理由があったのでしょうか。

「特に何もないです。体で不調なところもありましたし、技術的にも伸ばしたいところがあって、試合間隔が空いたのも調整期間になって良かったですね。僕は特に打撃に関して課題がありました。距離感や、しっかりと相手の動きを見ることとか――もっともっと丁寧に戦わないといけない。以前からずっと、そう思っていました。でも試合が続くと対策練習をすることが多くなるし、かといって新しいことをいきなり試合で試すことも難しいじゃないですか。

僕としても試合では勝つことを重視しているので、どうしてもグラップリングに重点を置きがちになります。そこで今回は試合間隔を空けさせてもらって、打撃面も含めて伸ばしてきました。そんな時に今回のBLACK COMBATとの対抗戦が、タイミング良く入ってきたような感じですね。僕としては、いつもと同じように日本人選手との試合でも良かったですが、対抗戦という良い話を頂けたなぁと思います」

――打撃面も含めた課題に取り組み始めたのは最近のことですか。

「ずっと課題ではありました。一番やらないといけないと思ったのは、DEEPに参戦して2連敗した時ですね。それまでは柔道時代の貯金で勝っていたような気がします。連敗してから課題に取り組みつつ、試合の準備もしながら――という状態でした。今回は試合間隔を空けて、しっかりと課題に取り組むことができて良かったです」

――駒杵選手は柔道の国際大会で優勝し、全日本強化指定選手になっています。それだけのベースがあれば、MMAという他競技でも柔道時代の貯金で、ある一定のレベルまでは勝ち進むことができますよね。しかし、必ずどこかで壁がやってくる。そういう柔道やレスリング出身のMMA選手が多いのも事実です。

「はい、勝てちゃうんです(苦笑)。MMAを始めた頃にアマチュアの試合を見ていても、レスリングや柔道出身の選手が勝つことのほうが多かったんですよ。打撃の経験が少なくても、ヘッドギアをしているのでパンチを食らっても耐えることができる。プロでも序盤は、相手の打撃がそれほど強くないから勝てる。

そこからワンランク上がると、打撃の壁に阻まれてしまいます。それに気づかせてもらったのは、佐藤将光さんと練習し始めてからです。将光さんと練習していたら、自分のボロしか出てこなくて(笑)。もちろん打撃以外も……全部できないといけない。今の僕の理想は、デメトリウス・ジョンソンです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
ヤン・へジュン(韓国)

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
イ・ソンハ(韓国)

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一(日本)
ユ・スヨン(韓国)

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
パク・シユン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
チェ・ジュンソ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
シン・スンミン(韓国)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
キム・ソンウン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
木下尚祐(日本)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分2R>
涌井忍(日本)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
亀田一鶴(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬(日本)
菅涼星(日本)

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【DEEP115】Black Combatとの対抗戦02へ、大島沙緒里─01─「王者として指名された相手と戦います」

【写真】DEEP、BLACK COMBAT、RIZIN──昨年は4試合、今年も3試合目。J-MMAでこれだけコンスタントに試合数が多いチャンピオンは少ない(C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact 「DEEP vs BLACK COMBAT」。今年2月に続き実現するDEEPと韓国BLACK COMBATの対抗戦のなかで、DEEPミクロ級&DEEP JEWELSアトム級王者の大島沙緒里が、BLACK COMBATアトム級王者のパク・シユンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

対抗戦第一弾では、大島はホン・イェリンに一本勝ち。その後、6月にはRIZINでストロー級QOPであるソルトとの王者対決を制し、今回のパク・シユン戦に至っている。そんな大島に、まずMMAでは初となった海外遠征――ホン・イェリン戦とBLACK COMBATについて振り返ってもらった。


――DEEP×BLACK COMBATの対抗戦第2弾として、女子アトム級王者対決を控えています。大島選手は今年2月に開催された対抗戦第一弾にも出場していますが、これまでのDEEPやDEEPJEWELSの試合と対抗戦では何か意識の違いはありますか。

「特に意識は変わらないですね。もちろんDEEPとJEWELSのチャンピオンだという気持ちは持っています。ただ、今はアトム級でも良い選手が多くて、私がDEEPとJEWELSの女子アトム級を背負うという気持ちは薄くなってきています」

――なるほど。国内でも女子アトム級の選手層は濃くなりつつありますね。

「私としては、ただ目の前の試合で勝つこと。その気持ちはDEEPでもJEWELSでも、RIZINに出ても変わらないんですよ」

――確かに大島選手にとっては、DEEPやJEWELSではアトム級やミクロ級には対戦経験のある選手が多いです。さらにRIZINでもパンクラスのストロー級QOPであるソルト選手にも完勝しているだけに、国内ではマッチメイクに困るかもしれません。

「チャンピオンとして、指名された相手と戦います。防衛期限もありますし。と同時に私もファイターとして、これからも上を目指していきたい。じゃあ女子のアトム級で上となったら、何を目指すのか……。モチベーションを失ったとか、そういうことではないです。ただ、いろいろと考えるようにはなりましたね」

――その状況でBLACK COMBATとの対抗戦があり、海外で試合を行うことができたのは、気持ちを切り替えるキッカケにもなったのではないですか。

「そうなんです。MMAでは初めて海外で試合をすることができて、すごく勉強になりました。試合スタイルも日本人と韓国の選手では違いますから。その部分で学ばせてもらったことは大きいです」

――韓国の試合で学んだものとは何だったのでしょうか。

「対戦相手のホン・イェリン選手が引退を賭けて臨んだ試合だったと、試合後に聞いて納得したんですよ。試合はずっと私が攻め続けていても、相手の気持ちが折れなくて。『最後まで諦めたくない』と食らいついてくる感じで――とにかく気持ちの強い選手でした。

あと韓国人選手といえばパク・シウ選手もそうですけど、フィジカルが強いイメージもあります。私はまだ海外勢だと韓国人選手としか試合をしたことがないけど、他の国の選手はどうなんだろうって考えさせられました。あと当日は私もコンディションが悪くて……」

――えっ!? どのような状態だったのでしょうか。

「熱とかはなかったんですけど、とにかく体の動きが悪かったです。もともと私は特に減量も厳しくないので、試合直前まで体を動かしているタイプなんですよ。だから2月も試合の1週間前ぐらいに韓国に入ってから、ずっと体を動かしていて――でも海外で調整する難しさも感じました。試合中も立っているのが辛くて、とにかく打撃を出すことなく組みに行ったんですよ(苦笑)」

――試合前のインタビューで、あれだけ打撃の話をしていたのに(笑)。

「アハハハ。もうコンディションが悪すぎて、自分の中で余裕がなくなっていました。試合前からセコンドにも『スタミナがもたないだろうから、すぐ自分の得意な展開にもっていきます』と言っていて。だから試合が始まってすぐに極めに行ったんですけど、思った以上に相手がタフだし、気持ちも強くて粘られてしまいましたね」

――しかも2Rに相手がリバーサルに成功し、ヒジを連打してきたシーンは驚きました。大島選手のコンディションの問題もあったとは思いますが、ホン・イェリンも気持ちの強さを見せつけたと思います。

「そういう試合展開だったので、3Rに極めたあとマイクを持った時は、フラフラで立っていられないぐらいの状態でした。敵地だと判定になったら、どうなるか分からないじゃないですか。もともと自分としても極めるしか勝つ道はないと思っていて。でもグラウンドに持ち込んだら、すぐに立たされたりしていたので、私の中でも焦りはありましたね。『寝技の時間を全然くれない!』って(笑)」

――現在行われているROAD FCのグローバルトーナメントもそうですが、BLACK COMBATも同じようにブレイクが早い傾向にありましたね。打撃の話でいえば全く出していなかったわけではなく、離れ際にムエタイ式のヒザを打とうとした瞬間は『これのことか!』と思いました。

「えっ! それは全然覚えていないです。本当にフラフラで……。でもその状態で出るというところまで体に染みついているのは嬉しいです。やっぱり私が組みに行く以上、テイクダウンできずに立たれることは想定しないといけないし、離れ際の打撃も重要になってきますよね」

<この項、続く>

■ DEEP115対戦カード

<ライト級/5分3R>
大原樹理(日本)
イ・ソンハ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
石司晃一(日本)
ユ・スヨン(韓国)

<女子級アトム級/5分3R>
大島沙緒里(日本)
パク・シユン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
ヤン・へジュン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
チェ・ジュンソ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
シン・スンミン(韓国)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
キム・ソンウン(韓国)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
KENTA(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
木下尚祐(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
亀田一鶴(日本)

<ライト級/5分2R>
涌井忍(日本)
倉本大悟(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬(日本)
菅涼星(日本)

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【DEEP115】DEEP vs Black Combat対抗戦。ここは負けられない大原、大島、駒杵、鈴木、酒井の対戦相手達

【写真】ここでフィニッシュして、大晦日というのが大原の想いだろう(C)MMAPLANET

9月18日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 115 IMPACTで行われるDEEP vs Black Combat 7×7全面対抗戦の対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

前回はMMAPLANETの注目カードとして、石司晃一×ユ・スヨンと青井人×シン・スンミンの2カードを紹介したが、今回はその他の5カードをブラックコンバット勢=韓国人選手を中心に紹介していきたい。

<DEEP115見どころPart.01はコチラから>


今年2月に韓国・スウォン・コンベンションセンターで行われたBlack Combat05での対抗戦第一弾で勝利した現DEEPライト級王者の大原樹理と対戦するのは現ブラックコンバット・ライト級王者のイ・ソンハだ。ソンハは2021年5月にプロデビューし、昨年12月のブラックコンバット初参戦でキム・ジョンギュンを破って、同団体の第2代ライト級王座を獲得。今年4月のパク・ジョンセン戦でも一本勝ちし、現在2連勝と勢いに乗っている。

ジョンホン戦では、左フックでダウンを奪われたあとに三角絞めからアームバーを極めて一本勝ちして極めの強さを見せたソンハだが、ジュンギュンとの王座戦では互いにテイクダウンを奪い合う接戦を演じている。大原はソンハの勢いに飲まれずに冷静に戦いたいところだ。

大原と共に対抗戦第一弾で勝利したDEEP女子ミクロ級及びDEEP JEWELSアトム級チャンピオンの大島沙緒里と対戦するパク・シユンは現ブラックコンバット女子アトム級王者。

2019年12月のDEEP JEWELSで赤林檎に敗れてから2連勝を収めているが、大島としては実績・経験の差をしっかりと見せつけたい試合だ。

初代Fighting Nexusフライ級王者の駒杵嵩大と対戦するキム・ソンウンはフライ級では長身の175センチから繰り出すヒザ蹴りとグラップリング技術が持ち味。

今年4月のブラックコンバット初代フライ級王座決定戦ではイ・ジュンヨに敗れているが、7月にはフライ級トップファイターの“闘犬”チョン・ウォンヒに一本勝ちしている。ソンウン最大の武器はウォンヒからタップを奪ったギロチンチョークで、テイクダウン能力は決して高くないが、この一発には駒杵も警戒が必要だろう。

激しい打ち合いが予想されるのは現DEEPウェルター級王者の鈴木槙吾とチェ・ジュンソの一戦だ。ジュンソはここまで勝った試合のほとんどが2RまででのKO勝ちで、今年1月のブラックコンバットでは赤沢幸典をKOしたチェ・ウォンジュンから左フックでダウンを奪っているハードパンチャー。そのパンチ力を活かすあまり、大振りで簡単にボディロックやテイクダウンを許す面もあるが、ミドル級の一戦ということもあり――激闘派の鈴木が足を止めて打ち合うとリスキーな相手だ。

現DEEPメガトン級暫定王者の酒井リョウと対戦するのはブラックコンバット・ヘビー級王者のヤン・へジュン。レスリングのバックボーンを持ち、2018年7月のROAD FCでは現在UFCに参戦中のミシェウ・ペレイラとも拳を交えた。翌2019年6月にラ・インジェに勝利して第7代ROAD FCミドル級王者となるも、その後に約3年間のブランクがあり、復帰戦となった昨年10月のブラックコンバットでチェ・ウォンジュンに一本勝ちして同団体のベルトを巻いた。

へジュンのファイトスタイルはペレイラ戦でも見せたダーティボクシング&テイクダウンが軸となりつつ、インジェやウォンジンに極めた首投げ&Vクロスという必勝パターンがある。ただしミドル級から階級を上げてきただけに、同じヘビー級でも酒井と比較すると身体のサイズでは劣る。酒井としてはそのアドバンテージも含めて勝利に近づきたい。

DEEP公式YouTubeチャンネルにて公開された対抗戦の告知動画では、DEEP佐伯繁代表が(リアルに)鼻息荒く「潰してやるかな!」と宣言していた対抗戦・日本ROUND。その結果は果たして――。

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【DEEP】BLACK COMBATとの対抗戦 DEEP全選手決定!

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9月18日に後楽園ホールで開催されるDEEP 115 IMPACT。大会の目玉となるDEEP VS BLACK COMBAT7対7の対抗戦に出場するDEEPの7選手が発表されました。

・石司晃一
・大原樹理
・鈴木槙吾
・酒井リョウ
・大島沙緒里
・駒杵嵩大
・青井人

今月の後楽園ホール大会で既に発表されていた5選手に加え、駒杵と青井が新たにネームアップされました。揃いも揃って実力派ばかり。こんなに突っ込んでいいんだろうかと。間違いなく豪華ではあるものの、万が一BLACK COMBATに惨敗するようだと後がないのもまた事実。ただでさえ緊張感のある対抗戦がより一層シリアスなムードになってきた。対するBLACK COMBATの出場選手にも注目が集まります。
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MMA o UFC キック パンクラス 宇佐美正パトリック 鈴木槙吾

PANCRASE335:第6試合・近藤有己 vs. 佐藤豪則

73kg契約。

昨年は鈴木戦、GLEATでの井土戦と2連勝で、5年ぶりの連勝となった近藤。MMAルールでの連勝となると2014年以来8年ぶり。佐藤とは2010年にミドル級暫定王座防衛戦で対戦し、近藤が判定勝ちしている。47歳。

38歳で5年半ぶりの復帰戦となる元ウェルター級王者佐藤。パンクラスでの最終戦は10年前の鈴木槙吾戦で、その後UFCと契約し王座返上。現在はBattle-Box所属で、試合のブランクはあるものの、選手兼トレーナーとして宇佐美正パトリックらと汗を流している。

体の仕上がりを見る限りはブランクは感じさせない佐藤。

いつも通りの構えで詰めていきローを入れる近藤。ワンツー。佐藤もワンツーを返した。右ハイ。近藤カーフキック。佐藤詰めてワンツー。右フックをダッキングしてかわした近藤。佐藤もローを返す。左を入れた佐藤。佐藤がパンチで出る。ジャブ。ローの蹴り合い。一瞬組んだ佐藤だが、近藤の指が目に入りタイムストップ。再開。ホーン。

1R三者佐藤。近藤は手数が足りない。佐藤はかつてはグラップラーだったが、今日は組みに行かない。

2R。左を入れた佐藤。四つに組んだが、引き剥がした近藤。蹴り・パンチで手数を出す佐藤。ジャブ。ローを入れる佐藤。手数では佐藤。近藤も返しているが単発。残り1分。パンチから前蹴りを入れる佐藤。残り20秒でワンツーを入れた近藤。詰めていくがホーン。

2R三者佐藤。近藤終盤になってようやくパンチをまとめられるようになったが、フィニッシュが必要に。

3R。先に手を出していく近藤。佐藤はジャブで止める。左を当てた近藤。ジャブを入れる佐藤だが出ていく。佐藤は久々の試合でスタミナも厳しいか。詰めていく近藤。前蹴り。ワンツー。カーフ。組もうとした佐藤だが引き剥がした近藤。佐藤の打撃が単発になっている。残り1分。残り20秒で組み付いた佐藤。スタンドバックに。近藤向き直ったがタイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0で佐藤豪則が復活の勝利。

しかし久々の試合で終盤スタミナ切れ。

近藤はギアが上がるのがちょっと遅かった。

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AJ・マッキー BELLATOR DEEP MMA o RENA RIZIN UFC クレア・ロペス トフィック・ムサエフ マゴメド・マゴメドフ ルイス・グスタボ 伊澤星花 堀口恭司 太田忍 朝倉海 渡辺華奈 鈴木槙吾 阿部大治

超RIZIN2:追加カード発表。伊澤 vs. クレア・ロペス、瀧澤 vs. 太田、阿部大治 vs. イゴール・タナベ他、Bellatorパートの追加カードも発表。

Bellatorパート

女子フライ級:渡辺華奈 vs. ヴィタ・アルテイガ
ウェルター級:アンドレイ・コレシュコフ vs. ロレンズ・ラーキン
バンタム級:ダニー・サバテロ vs. マゴメド・マゴメドフ

すでにBellator側が発表済みのカードもあるが、これで全5試合が決定とのこと。ライト級GP一回戦のAJ・マッキー vs. パトリッキー・フレイレとフライ級王座決定戦・堀口恭司 vs. 神龍誠がメインとセミになる模様。開始は12時からで、試合展開にもよるが、同日のUFC291(メインはポイエー vs. ゲイジーBMWタイトル戦)が11時開始なので、セミか場合によるとメインまでUFCとバッティングする可能性がある。

RIZINパート

女子スーパーアトム級タイトルマッチ:伊澤星花 vs. クレア・ロペス
バンタム級:瀧澤謙太 vs. 太田忍
ミドル級:阿部大治 vs. イゴール・タナベ

4月のLANDMARKでRENAを膝十字で破ったロペスがタイトル挑戦。2戦目だが、他に挑戦者にふさわしい選手もいないし妥当か。

瀧澤は一昨年のバンタム級GP2回戦で元谷にアップセット勝利した後、朝倉海に完敗。さらにブランク1年で迎えた昨年大晦日の試合では井上直樹に一本負け。太田は元谷には敗れたものの、4月のLANDMARKで倉本を1RKO。瀧澤はここで負けて3連敗となると苦しくなるし、正念場。

そして5月にRIZIN参戦を発表したイゴール・タナベだが、ミドル級での試合。参戦発表時から階級はどうするのかとは言われていて、榊原CEOはウェルターも視野に入れていると話していたが、さすがにそこまでは落とせなかったか。で、相手はライトでも試合している階級下の阿部大治…。阿部はDEEPで鈴木槙吾に敗れてタイトルを失っており、ベストじゃない階級での足元を見られたオファーでも出たいということなのだと思うが、タナベが負けたら階級下に負けて情けないということになるし、勝っても階級下相手なのだからすごくないということになり、誰も得をしないマッチメイク。せめて80kgくらいのキャッチウェイトなら良かったと思うが。タナベがまだMMAキャリアが浅いからということかもしれないが、体重ハンデの試合はノレない。

これに加えて、トフィック・ムサエフ vs. ルイス・グスタボが予定されていたが、グスタボが負傷していて怪我の回復次第とのこと。

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BELLATOR DEEP MMA o RIZIN UFC ストラッサー起一 パンクラス ロレンツ・ラーキン 中村K太郎 修斗 宇佐美正パトリック 木下憂朔 萩原京平 鈴木千裕 鈴木槙吾 阿部大治

RIZIN.41:大阪大会でストラッサー vs. K太郎、萩原 vs. アグォン、宇佐美 vs. キム・ギョンピュ追加

MMAの追加カードのみ紹介。

ウェルター級(77.0kg)5分3R
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)
中村K太郎(K太郎道場)

ストラッサーは昨年3月の大阪大会で阿部大治に判定負けでRIZIN初黒星。その後膝の手術をし、1年ぶりの復帰戦となる。41歳。

K太郎はUFCをリリースされた2019年にRIZINに初参戦し、マルコス・ヨシオ・ソウザに1RKO勝ち。年末のBellator日本大会ではロレンツ・ラーキンと対戦したが判定負け。その後網膜剥離の手術などもあり、3年3ヶ月以上のブランク明けとなる。38歳。

現在のRIZINウェルター級トップはストラッサーに勝った阿部大治だが、先日のDEEPで鈴木槙吾に敗れ王座陥落。しかし鈴木も36歳。国内のウェルター級は、修斗ウェルター級トップ(環太平洋王者)の田村が41歳。パンクラス王者の菊入はBellatorと契約、同じくパンクラスを主戦場としていた木下憂朔はUFCと契約と、若く有望な選手は国内におらず、今後盛り上がるかどうかは微妙。

フェザー級(66.0kg)5分3R
萩原京平(SMOKER GYM)
カイル・アグォン(SPIKE22)

萩原はドミネーター・クレベル・鈴木千裕に3連続一本負け中。デビュー戦の平本に勝ったが、平本がドミネーターに勝ったことですでに立場が逆転している。今回の相手は地味強のアグォン。

アグォンはRIZIN1勝3敗だが、1勝の相手は萩原に勝っている芦田で格上。さすがに4連敗となると使いにくくなる。地元大会なんだし、とりあえず連敗をストップできそうな相手と当てても良いのではと思ったが。

▼ライト級(71.0kg)5分3R
宇佐美正パトリック(Battle-Box)
キム・ギョンピュ(Redhorse MMA

RIZINで2連続KO勝ちの宇佐美は元HEAT王者のギョンピュと。ギョンピュは昨年Road To UFCに参戦し、優勝の大本命と目されていたが、準決勝でインドのアンシュル・ジュブリに打撃で打ち負けての判定負け。ジュブリは本来一回戦で宇佐美と対戦予定だったが、宇佐美が体重超過により不戦敗となり、決勝も勝ってUFCとの契約を決めている。

宇佐美にとっては過去最強の相手となる。ギョンピュを通して、Road To UFCでもし体重を守れていたら、どこまで行っていたかも推測できるのも興味深い一戦。

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Column DEEP DEEP112 MMA MMAPLANET o   しなしさとこ 五明宏人 伊藤裕樹 住村竜市朗 修斗 力也 北岡悟 古林礼名 宇田悠斗 山本有人 嶋田伊吹 本田良介 渡部修斗 神田コウヤ 福田龍彌 鈴木慎吾 鈴木槙吾 阿部大治 高野優樹

【DEEP112】試合結果 フライ級GPは本田&福田が生き残り、鈴木と神田が新王者に。北岡が一本勝ち

【写真】激闘、熱闘続きだったDEEP112(C)MMAPLANET

11日(土)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP 112 Impactが開催された。今年最初のDEEPは本戦9試合のコンパクト興行ながら、3回戦が7試合でタイトル戦が2試合、トーナメント準決勝3試合と強度の高さが凝縮されたイベントとなった。

フライ級GP2試合は打撃戦とスクランブルで激闘となり本田良介と福田龍彌が生き残り、5月の決勝戦へ。2階級のタイトル戦は鈴木慎吾がウェルター級王者、神田コウヤが暫定フェザー級チャンピオンに輝いている。

北岡悟は3Rのねちっこいドミネイトの果てに、ノースサウスチョークで高野優樹を下し4年2カ月振りの白星を手にした。その北岡、手を挙げらえても笑顔はなく勝利者インタビューも拒否。大会終了後の囲み会見に出席することなく、会場を後にしている。

また住村竜市朗と、しなしさとこ──の元チャンピオン2人も再起の勝利を挙げている。

DEEP112 Impact
<フライ級GP準決勝/5分3R>
○本田良介(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×伊藤裕樹(日本)

<フライ級GP準決勝/5分3R>
○福田龍彌(日本)3R
判定
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×宇田悠斗(日本)
<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
○鈴木槙吾(日本)2R2分05秒
ギロチン
詳細はコチラ
×阿部大治(日本)
<DEEP暫定フェザー級王座決定戦/5分3R>
○神田コウヤ(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×五明宏人(日本)
<ライト級/5分3R>
○北岡悟(日本)
3R3分27秒 by
ノースサウス・チョーク
詳細はコチラ
×高野優樹(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○住村竜市朗(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×嶋田伊吹(日本)
<女子ミクロ級/5分2R>
○しなしさとこ(日本)2R
判定
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×古林礼名(日本)
<バンタム級/5分3R>
○力也(日本)1R0分27秒
TKO
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×渡部修斗(日本)
<バンタム級/5分2R>
○KENTA(日本)2R
判定
×山本有人(日本)
<フライ級/5分2R>
○秋元強真(日本)1R3分16秒
KO
×高柳京之介(日本)


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