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MMA o UFC カリッド・タハ ティム・エリオット ブルーノ・シウバ

UFC on ESPN+79:第2試合・タイソン・ナム vs. ブルーノ・シウバ

フライ級。ナム15位。

39歳でフライ級最年長のナム(2位はティム・エリオットの36歳)。軽量級だが倒せるパンチを持っており、UFCでの3勝はすべてKO勝ち(ただし、2戦はバンタム級での試合)。

シウバはUFC2勝2敗1NCの32歳(ノーコンテストはカリッド・タハに三角絞めで敗れたが、試合後タハに禁止薬物が検出されたため)。2021年5月以来、1年10ヶ月ぶりの試合となるが、その間にミドル級で同名のブルーノ・シウバがデビューしている(ただし、ミドル級のブルーノはもっと早くUFCと契約していたが、禁止薬物使用が発覚し2年の出場停止となっていた)。こちらのブルーノのあだ名はブルドック。Fight Ready MMAでは今度バンタム級で復帰するヘンリー・セフードのスパーリングパートナーも務めている。柔術ベースのグラップラー

オッズはノーランカーのシウバがフェイバリット。

カーフを蹴るシウバ。ナムがパンチのプレッシャーで詰めていく。またカーフ。前蹴り。しかしケージ際に下がらされる。パンチを入れて下がらせたシウバ。ナムが出るとタックルに。切られた。シウババックブロー。ナムじわじわ出て行くが、シウバのミドルをもらう。詰めているが、打撃のヒット数ではシウバ。シウバタックル。切った。フェイントで詰めて行くナム。右フックがヒット。しかし手数が少ない。ステップでかわしていくシウバ。下がるシウバを追いかけていく。残り1分。ケージ際まで下がったシウバにボディブローを一発入れた。シウバちょっとステップがなくなってきた。左ミドルを入れたところにナムが右を返す。残りわずかで詰めてパンチを入れるナム。ホーン。

1Rパンチのヒット数でシウバ。

2R。詰めるナム。しかしシウバの前蹴りが顎にヒットしダウン!すぐにガードに入って肘。下からしがみついてしのごうとするナム。立ち上がり際バックに回り首に手を巻き付けてチョーク!その後に足をフックして絞めるとナム落ちた!

シウバ下馬評通りの勝利。ナムが打撃で押していく展開だったが、一発の前蹴りで流れが変わった。2連敗・1NCから3連勝。

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o UFC ウマル・ヌルマゴメドフ ティム・エリオット

UFC on ESPN+72:第8試合・タギル・ウランベコフ vs. ネイト・マネス

フライ級。ウランベコフ15位。

ダゲスタン出身のウランベコフはレスリングがバックボーンでチーム・ヌルマゴメドフ所属。UFC2連勝で初のランカー挑戦となった前回は、元タイトル挑戦者で扇久保に勝利しているティム・エリオットに序盤テイクダウンを奪われる展開で、後半盛り返したが判定負け。2勝の相手もいずれもUFC未勝利で、フライ級の層の薄さ故にランキングに入っている。

マネスはバンタム級UFCデビューから3連勝し、4戦目にハビブのいとこウマル・ヌルマゴメドフと対戦したが、テイクダウンからドミネイトされて完敗。今回から初のフライ級に落とす。2戦続けてヌルマゴ軍団との対戦となる。UFCデビュー前はローカルでライト級・フェザー級バンタム級の3階級のタイトルを取っていて、これが4階級目。UFCでの3勝中2度パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得しているが、いずれも序盤パンチで攻められてからの逆転勝利。

ウランベコフがパンチで詰めてタックル。シングルレッグ。テイクダウン。ガードを取るマネス。インサイドからパウンドを落とすウランベコフ。足をサバいてパス。マネスがうつ伏せになるとスタンディングギロチン!かなり絞め上げている。首を横向きにしてさらに絞めるとネックロック気味に決まりマネスタップ!

ウランベコフ圧倒。

マネスは2試合続けてヌルマゴメドフ軍団に完敗。フライ級での動きはどうなのか、この試合だけでは不明。

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN01   アドリアーノ・モライシュ ゼバスチャン・カデスタム チャンネル ティム・エリオット デメトリウス・ジョンソン ドミニク・クルーズ マーカス・ブシェシャ・アルメイダ リン・フーチン 平田樹

【ONE FC01】ミキーニョへのリベンジ戦へ。DJ「待って、待って、待って来ることは分かっている」

【写真】過信でなく、自信に溢れているDJ(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night01「Moraes vs Johnson 2」。メインでONE世界フライ級王者アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュに挑戦するデメトリウス・ジョンソンは、紛れもなくONEの知名度を北米で挙げた功労者だ。

ただしフライ級ワールドGPを制したものの、昨年4月に王者ミキーニョに挑戦しテイクダウン狙いにアッパーを合わされONE特有のグラウンドでのヒザ蹴りからパウンドアウトを喫した。

その後はロッタンとのミックスファイトを経験しただけで1年4カ月振りのMMAが再度の世界王座挑戦となった。常にハイペース、プレッシャーを与えるスタイルを信条とするDJが、2度目の正直に向け心境を語った。


──シンガポール時間、土曜日の昼にミキーニョの持つONE世界フライ級世界戦が控えています。今の気持ちはいかがですか。

「最高だよ。体重も良い感じだし、メディア取材の多くは今日で終わり、あとは計量を済ませてファイトに向かうだけさ」

──土曜日の正午すぎに試合をする。初めてのことかと思います。

「そこは問題ないよ。ただ、前日に他のイベントがあってシンガポールの午前1時とかに終わってから──7時間とか8時間後に同じ会場を使用するわけだし、凄くタイトだよね。メインカードに出場する選手は、朝をゆっくりすごせることを願っているよ」

──金曜日の夜に試合をするのは、体が動く時間を調整する必要があるかと思いますが、今回はシアトルでは夕方ということで、その辺りの調整が少し楽だったということは?

「どんな時間に目を覚ましても2時間あれば、体の切れは戻る。2時間の猶予があれば時差はそれほど気にしていないよ」

──今回はAMAZON PRIMEで米国のプライムタイムに配信されます。そこで2度同じ相手に負けることは許されない重要な試合かと。

「とても重要な試合だよ。でも、リマッチだろうが試合いつも大切から。今回、アドリアーノと戦うことに関しても、ここで負ければ同じ相手に2度負けるとか……自分にプレッシャーは与えたくないんだ。戦って、いつものようにドミネイトする。それだけを考えているよ」

──前回の試合、何かミスがあったと考えていますか。

「そうだね。僕との試合だけでなく、彼がユーヤ・ワマカツと戦った時もこれまでと同じように僕とは対照的な戦い方をしている。僕はプレッシャーを与えて、前に出て戦うけどアドリアーノは常に待って、距離を取っている。そういうゲームを常に心がけているよね。

アグレッシブな僕のスタイルを理解してうえで、待ちの姿勢の彼がアッパーカットを決めた。そういうことだよ」

──そこを踏まえて、今回は彼のカウンターを警戒しつつどのようなファイトを心掛けようと思っていますか。

「前回と同じだよ。プレッシャーをかけ、自分の戦いをする。ただ前回のように攻め急がないで、僕の時間軸で戦うようにしたい」

──正直、ミキーニョのフレームとサイズはONEフライ級で頭抜けていると思います。

「アハハハハ。その通りだよ。僕がバンタム級からフライ級に落として戦ってきた相手、ジョセフ・ベナビデス、イアン・マッコール、ジョン・モラガ、フォーミガと比べてもアドリアーノは長身だ。パントージャでさえ、彼と比較すると小さい。これだけ長身だから、距離でアドバンテージを持っている。

ただ僕もドミニク・クルーズ、ティム・エリオット、ミゲール・トーレスとアドリアーノのようにリーチの長い相手と戦ってきたからね」

──その遠い距離で、待ちの試合をする。飛び込むとカウンターが待ち受けています。それでも圧を掛けて、負けに出るファイトを心掛けるのでしょうか。

「そうしないと退屈な試合になってしまうからね。ユーヤ・ワカマツとの試合は、両者がイエローカードが提示された。シンガポールまで行って、ファンが喜ばないイエローカードが出されるような試合をする気はさらさらないよ。アドリアーノが待って、待って、待って戦ってカウンターを狙うことも理解している。でも、僕は飛び込む。何より彼がカウンターを狙っていることは分かっているから、僕がそこにカウンターを仕掛けることだってできるから」

──圧を掛けて、スピードで追い込む。スクランブルMMAで効果的な戦い方だと思います。他方、ミキーニョは自ら引き込みますし、そこからスイープという攻撃手段を持っています。ある意味、思い切った手段ともいえる背中をマットにつける仕掛けをどう思いますか。

「素晴らしいよね。前回も足関節の仕掛けから、リバーサルでトップを取られた。トリッキーでクラッキーなファイターだ。今回もそこが危険なことは変わらないよ。だた僕は柔術ゲームでもアドリアーノとやり合える。僕の柔術はスピードと動きの多さが持ち味だ。アドリアーノの柔術は引き込んでハーフガードから創る。当然、僕はパスを狙う。そして狙いはサブミッション。彼の柔術は確かだけど、少しスローリーだからね。そして僕はスタミナが切れることを恐れず、動き続けることができる」

──25分間、動きまわれると。

「イエッサー!! それが僕の仕事だよ(笑)」

──では土曜日の昼でもあり、金曜日のプライムタイムでもある試合。期待しています。

「僕が世界最強であることを証明する。再びね」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

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MMA o UFC   アレックス・ペレス カムザット・チマエフ カロリーナ・コバケビッチ シェーン・バーゴス ジェシカ・ペネ ジャック・ショア ダニエル・ピネダ チョン・ダウン ティム・エリオット ティーシャ・トーレス デイヴィソン・フィゲイレド ニック・マキシモフ ハファエル・アスンソン ブライアン・オルテガ ブランドン・ロイヴァル マット・シュネル マネル・ケイプ リッキー・シモン リー・ジンリャン

7.16 UFCニューヨーク大会をABCが生中継、大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』/主要カードも発表

7.16『UFC Fight Night 210』のメインイベントはブライアン・オルテガ vs. ヤイール・ロドリゲス(2022年05月27日)

 こちらの続報。


 UFCが7月16日にニューヨーク州エルモントのUBSセンターで開催する大会のメインカードを全米4大ネットワークのABCが生中継することを発表。大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』になります。ABCの生中継があるのは昨年4月10日の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』以来1年3ヶ月ぶり。

・Featherweight bout: Brian Ortega vs. Yair Rodriguez

・Flyweight bout: Askar Askarov vs. Alex Perez

・Bantamweight bout: Ricky Simon vs. Jack Shore

・Women's Strawweight bout: Michelle Waterson vs. Amanda Lemos

・Featherweight bout: Bill Algeo vs. Billy Quarantillo

・Welterweight bout: Li Jingliang vs. Muslim Salikhov

・Flyweight bout: Matt Schnell vs. Sumudaerji

・Middleweight bout: Dwight Grant vs. Dustin Stoltzfus

・Featherweight bout: Herbert Burns vs. Khusein Askhabov

・Middleweight bout: Punahele Soriano vs. Daicha Lungiambula

・Light Heavyweight bout: Dustin Jacoby vs. Da-un Jung

 以上の対戦カードも正式発表されています。当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。

 アスカー・アスカロフ vs. アレックス・ペレスのフライ級マッチが決定。

 アスカロフは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でカイ・カラ・フランスに判定負けして以来の試合。現在UFCフライ級ランキング3位。ペレスは2020年11月の『UFC 255: Figueiredo vs. Perez』でデイヴィソン・フィゲイレドのフライ級王座に挑戦し1Rギロチンチョークで敗れて以来1年8ヶ月ぶりの試合。昨年5月の『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でマット・シュネルと対戦予定だったものの欠場、昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でアスカー・アスカロフと対戦予定だったもののアスカロフの負傷により中止、昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』で再度マット・シュネル戦が組まれたものの『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』、さらに『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』に延期、前日計量後にシュネルのドクターストップにより中止、『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』で改めて組まれたもののペレスは128ポンドと2ポンドオーバーしたことからシュネルが対戦を拒否し中止となかなか試合ができない状態が続いています。現在UFCフライ級ランキング6位。

 リッキー・シモン vs. ジャック・ショアのバンタム級マッチが決定。

 シモンは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でハファエル・アスンソンに2R KO勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFCバンタム級ランキング12位。ショアは3月の『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』でティムール・ヴァリエフに判定勝ちして以来の試合で戦績16勝0敗(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCバンタム級ランキング14位。

 ビル・アルジェオ vs. ビリー・クアランティーロのフェザー級マッチが決定。

 アルジェオは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』でジョアンデルソン・ブリトに判定勝ちして以来の試合。クアランティーロは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でシェーン・バーゴスに判定負けして以来の試合。

 リー・ジンリャン vs. ムスリム・サリコフのウェルター級マッチが決定。

 リーは昨年10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でカムザット・チマエフに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング13位。サリコフは昨年6月の『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』でフランシスコ・トリナルドに判定勝ちして以来の試合で5連勝中。

 マット・シュネル vs. ス・ムダウジのフライ級マッチが決定。

 シュネルは5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でブランドン・ロイヴァルに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合。現在UFCフライ級ランキング9位。ス・ムダウジは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』でザルルフ・アダシャフに判定勝ちして以来1年半ぶりの試合で3連勝中。昨年6月の『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』でティム・エリオットと対戦予定でしたが負傷欠場、4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でマネル・ケイプと対戦予定でしたがケイプに禁止薬物の陽性反応が出たことで中止されていました。現在UFCフライ級ランキング12位。

 ドワイト・グラント vs. ダスティン・ストルツフスのミドル級マッチが決定。

 グラントは4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でセルゲイ・ハンドスコに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。ストルツフスは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でジェラルド・マーシャートに3Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で3連敗中。

Khusein Askhabov(Tapology)

 ハーバート・バーンズ vs. フセイン・アスハボフのフェザー級マッチが決定。

 バーンズは2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』でダニエル・ピネダに2R TKO負けして以来1年11ヶ月ぶりの試合。昨年7月の『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』でビリー・クアランティーロと対戦予定でしたが欠場していました。フセイン・アスハボフは現在27歳のロシア人で戦績23勝0敗。昨年8月の『Dana White’s Contender Series』に出場予定でしたがビザ問題で欠場していました。今回がUFCデビュー戦。

 プナヘレ・ソリアーノ vs. ダルチャ・ランジャンブラのミドル級マッチが決定。

 ソリアーノは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でニック・マキシモフに判定負けして以来の試合で2連敗中。ランジャンブラは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でコディ・ブランデージに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。

 ダスティン・ジャコビー vs. チョン・ダウンのライトヘビー級マッチが決定。

 ジャコビーは3月の『UFC 272: Covington vs. Masvidal』でミハウ・オレキシェイジュクに判定勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで7連勝中。現在UFCライトヘビー級ランキング15位。チョンは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でケネディ・エンゼチュクウに1R KO勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで14連勝中(UFC戦績4勝0敗1引き分け)。

Jingliang Li faces Muslim Salikhov on July 16th(Asian MMA)

 正式発表されてませんが、ジェシカ・ペネ vs. ブリアナ・フォルティーノ(ブリアナ・ヴァン・ビューレン)の女子ストロー級マッチも確認されています。

 ペネは昨年8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でカロリーナ・コバケビッチに1Rアームバーで勝利して以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング14位。フォルティーノは昨年6月の『UFC on ESPN 11: Blaydes vs. Volkov』でティーシャ・トーレスに判定負けして以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング15位。続きを読む・・・
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MMA o UFC   カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス タイラ・サントス ダヴィッド・ドヴォルザーク ティム・エリオット マテウス・ニコラウ メイシー・バーバー

『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』の対戦カードを紹介

3.26『UFC Fight Night 205』の新メインイベントはカーティス・ブレイズ vs. クリス・ドーカス(2022年02月11日)

 こちらの続報。3月26日にオハイオ州コロンバスで開催する『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』で未紹介だったカードを紹介していきます。


Joanne Wood vs. Alexa Grasso, Matheus Nicolau vs. David Dvorak added to UFC Columbus(MMAFighting)

 ヨアン・ウッド vs. アレクサ・グラッソの女子フライ級マッチ、マテウス・ニコラウ vs. ダヴィッド・ドヴォルザークのフライ級マッチが行われるとのこと。

 ウッドは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でタイラ・サントスに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。現在女子フライ級ランキング7位。グラッソは昨年2月の『UFC 258: Usman vs. Burns』でメイシー・バーバーに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。女子フライ級ランキング9位。

 ニコラウは昨年10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でティム・エリオットに判定勝ちして以来の試合で4連勝中。現在フライ級ランキング7位。ドヴォルザークは昨年5月の『UFC Fight Night 188: Font vs. Garbrandt』でフアンカミロ・ロンデロスに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で16連勝中(UFC戦績3勝0敗)。フライ級ランキング10位。


Matt Brown gets hometown fight against Bryan Barberena at UFC Columbus in March(MMAFighting)

 マット・ブラウン vs. ブライアン・バルベリーナのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 ブラウンは昨年6月の『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でディエゴ・リマに2R KO勝ちして以来の試合。バルベリーナは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でダリアン・ウィークスに判定勝ちして以来の試合。


Diakiese treft Borshchev tijdens UFC Columbus(Eurosport)

 マーク・ディアケイシー vs. ヴィチェスラフ・ヴォルシェフのライト級マッチが行われるとのこと。

 ディアケイシーは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でハファエル・アウヴェスに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。ヴォルシェフは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』で行われたUFCデビュー戦でダコタ・ブッシュに1R KO勝ちして以来の試合で4連勝中。


UFC Columbus | Gutierrez valt in voor Jackson tegen Batgerel op 26 maart(Eurosport)

 クリス・グティエレス vs. ダナー・バットゲレルのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 グティエレスは昨年10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でフェリペ・コラレスに判定勝ちして以来の試合で引き分けを挟んで5連勝中。バットゲレルは昨年10月の『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でブランドン・デイビスに1R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC272 キック タジル・ウランベコフ ティム・エリオット ボクシング

【UFC272】強くてダーティーなティム・エリオットが、ウランベコフから逃げ切り勝利

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
タジル・ウランベコフ(ロシア)

いきなり後ろ回し蹴りを見せたエリオットが、ケンケン状態で前に出てミドルを蹴る。ウランベコフはジャブから右ストレートと正攻法で迎え撃ち、ジャブを連続で届かせる。エリオットはローを蹴り、ボディを伸ばすが、右を打たれてダブルレッグへ。背中をつけたウランベコフに鉄槌を落とし、立ち上がり際に顔面にヒザを2つ入れる。タイミング的にあギリギリセーフの攻撃を受けたウランベコフが右を2発返し、クリンチでもパンチを打っていく。

エリオットはローから右フック、そして2度目のダブルレッグを決めた刹那、ウランベコフが立ち上がりエルボーを受けてもジャブを返す。ウランベコフの右ストレートにダブルレッグ、アンクルピックで3度目のテイクダウンを決めたエリオット。ウランベコフがバタフライスイープを仕掛けスクランブルでスタンドに戻る。エリオットもスタンドに戻ってテイクダウンで加点という狙いか、抑え込みを続ける意志はない。

残り1分、ウランベコフが右を当て、変則的なエルボーを繰り出したエリオットが左フックに繋げる。ジャブ、ワンツー、ハイキックを見せたウランベコフだが、左オーバーハンドでダウンを喫する。組んで立ち上がったウランベコフだが、初回を落とした。

2R、左オーバーハンドをヒットさせたエリオットは、ウランベコフのダブルレッグを切る。パンチが大きくなり始めたウランベコフ、ジャブと右ストレートという基本に戻るが、このエリオットは圧を受けないで前に出てくる。そこに初めてダブルレッグでテイクダウンを決めたウランベコフも、またグラウンドをキープすることはない。スクランブルからの投げを潰して離れたエリオットに対し、右を当てたウランベコフがクリンチでダーティーボクシング勝負へ。グローブを掴んで殴るというまさにダーティーな面も見せたエリオットは、ボディロックテイクダウンを潰してマウント奪取。

すぐに足を戻してスクランブルで立ったウランベコフが、ボディロックからリフトしてテイクダウンも、背中をつけた瞬間に反動でエリオットが上を取りに行く。ここもスクランブルとなり、クリンチしてボディのウランベコフだがエリオットがエルボーを打ち込む。ウランベコフもエルボーを返し、ボディロックでケージに押し込みテイクダウンを奪いかかったところで時間になった。

最終回、ジャブから右ミドルを入れたウランベコフは、左をかわしてエルボーを入れる。続いてクリンチでパンチを入れ、離れてもアッパーから右フックを左に合わせる。パンチを被弾する数が増えたエリオット、動きも落ちている。左のオーバーハンドも切れがなくなったエリオットにジャブ、ストレートを当てるウランベコフはダブルレッグを選択する。

ケージに押し込んだウランベコフが、シングルレッグでリフトしてバックに回る。残り90秒、スタンドで背中に乗り──前方に落とされないで四の字フックに取ったウランベコフが、寝技に持ち込む。RNCをセットしたいウランベコフに対し、エリオットは手首を掴んで耐える。パンチに切り替えたウランベコフはパンチ、鉄槌を入れてタイムアップを迎えた。

初回にあった立ち上がり際のヒザ蹴りはともかく、2Rのグローブを掴んでのパンチは明らかに反則だったが、エリオットはジャッジ3者から29-28と支持され競り勝った。


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F1 MMA MMAPLANET o UFC UFC272   アレックス・オリヴェイラ イェン・シャオナン ウマル・ヌルマゴメドフ エジソン・バルボーサ グレッグ・ハーディー ジェイミー・マラーキー セルゲイ・スピヴァク タジル・ウランベコフ ティム・エリオット ブライアン・ケレハー ヘナト・モイカノ ホルヘ・マスヴィダル マリナ・ホドリゲス マリヤ・アガポワ ルドヴィット・クライン

【UFC272】計量終了 コビントン×マスヴィダル──止まらない罵り合い。どうなるロシア勢……

【写真】予定調和が、激しくなっているだけで何も面白くないやりとりだ(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催され、4日(金・同)に本計量、セレモニアル計量が行われた。

メインで戦うコルビー・コビトンとホルヘ・マスヴィダルは、セレモニアル計量のフェイスオフでダナ・ホワイトを間にののしり合いを続ける。

そしてジョー・ローガンに旧友でビター・ライバル(遺恨の相手)と戦うことになったと尋ねられたマスヴィダルは「ビター・ライバルじゃないビッチだ。アメリカントップチームとは別に僕に人生、このスポーツを関わってくれた父のために、そして自分のためにビッチの化けの皮を剥がす。チ〇ポでケ〇の穴の臭いをかいでいろ。神に感謝し、ここに来てくれた──こんなヤツのために拍手を送ってくれる皆に感謝している。コルビー、俺の願いを聞いてくれ、PPVを売ってほしんだ。俺の方を見ろよ、ビッチ。できないだろう、ビッチ。ただPPVを売れ、お前はそれで十分なビッチだ」等、訳せないような言葉を続けた。

続いて元ルームメートで元チームメートと戦う、この試合の意味を問われたコビントンは「ウォー、ウォー、ウォー、ジョー・ローガン。僕らは将来のことを話していたけど、今のことを話そうや。ジョー・ローガン、皆が君を愛している。君がUFCに戻って来てくれて嬉しい。恋しかったよ。今日は最後の晩餐だ。明日は電気椅子を用意する。アイツのケツを吹き飛ばす」と話し、最後は米軍への称賛の言葉を送り、「ゴッド・ブレス・アメリカ、明日の夜に会おう」と大声で締めた。


両者のやりとりなど、特にMMAに必要ないと感じるファンにとって注目はウマル・ヌルマゴメドフ、タジル・ウランベコフの2人だ。キャリア13勝0敗のウマル、13勝1敗のウランベコフ──バンタム級とフライ級の要注目株でブライアン・ケレハー、ティム・エリオットを下せばランキングもそうだが、存在感が違ってくる。とはいえ個人の力の及ばないところで、彼らのキャリアに暗雲が立ち込めている。

ロシア軍のウクライナ侵攻により、パラリンピックではロシアとベラルーシの選手団の参加が拒否され、サッカーでもFIFAとUEFAは代表をはじめロシアの全チームの国際大会への参加禁止を決定した。UEFAチャンピオンズリーグの決勝もサンクトペテルブルクのガスプロム・アレナから、パリのスタッド・ドゥ・フランスに変更されている。

一方で自動車レース界では世界モータースポーツ評議会が、ロシアとベラルーシ籍のドライバーに関して、国家の代表としての出場や、国旗の掲揚などを国威高揚に通じる一切の行為を禁じるなど誓約書にサインをしたうえで出場を認めている。ただしF1ではロシアGPを2025年まで中止とし、ハースF1のロシア人ドライバー=ニキータ・マゼピンが父親の経営する会社のスポンサーごと契約を破棄されるなど──政治とスポーツは別という大義も完全に崩れ、ロシア人アスリートは困難な状況にある。

そんななかUFCやMMA界では、ロシア人ファイターを締め出すという話は出ておらず(3月19日の英国大会は水面下でカード変更という動きもあるようだが)、今回のセレモニアル計量でもウマル・ヌルマゴメドフとタジル・ウランベコフというダゲスタン系ロシア勢へのブーイングや、ウクライナ国旗を身にまとったマリナ・モロズへの特別な声援は(BGMが爆音量で流れてはいたが)確認できなかった。

そんな両者だけでなくMMAには欠かせないロシア人ファイター達が、母国の他国侵攻の影響を──出場機会を得ることができたとしても、受けないわけはないだろう。今後のMMA帝国のファイターの活躍の場はどうなっていくのか──という意見すら憚れる空気が我々の世界を覆っているが、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス: 160ポンド(72.57キロ)
ヘナト・モイカノ: 160ポンド(72.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク: 243.5ポンド(110.44キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マリヤ・アガポワ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 126ポンド(57.15キロ)
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
ディヴォンテ・スミス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

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【UFC272】メインは元親友、今や犬猿の仲。コルビー・コビントン×ホルヘ・マスビダル

【写真】打と一体化したテイクダウンで仕掛け続けることができれば、コビントン有利か(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催される。

今大会ではアレックス・ヴォルカノフスキー✖マックス・ホロウェイ、3度目の世界フェザー級選手権試合が組まれていたが、挑戦者ホロウェイの負傷欠場でコリアンゾンビことジョン・チャンソンが代替チャレンジャーとなり、4月9日のUFC273に延期に。

またアルジャメイン・ステーリング×ピョートル・ヤンの世界バンタム級選手権試合IIの王座統一戦も、現王者のステーリングの負傷で、フェザー級世界戦と同様にUFC273にスライドされている。

結果、コルビー・コビントン×ホルヘ・マスヴィダルのノンタイトル戦がメインで組まれることとなった。UFCのPPV大会で世界戦が組まれないのは昨年7月のUFC264以来となる。


とはいえUFC264は最初からダスティン・ポイエーとコナー・マクレガーの3度目の対戦がメインに据えられており、今回のように昇格ヘッドライナーではない。ただし、そこは人勢の宝庫UFC、コヴィントンとマスヴィダルは過去の実績、キャラクターからも世界戦以上に注目を集める顔合わせといえる。

煽り映像にも見られるように、この2人は長年ATTのチームメイトであり練習パートナーであった。それだけでなく互いにセコンドに付き合うほど仲だった。「凄く近しい存在だった」とマスヴィダルが言えば、コビントンも「親友だった」と明言している。

「打撃が上手かったアイツは、俺と練習することでレスリングが強化され、ウェルラウンディットファイターになったんだ」とコビントンが煽り映像のなかで話しているように、過去に何度も仲睦まじい様子がUFCの中継内でも確認されていた。

しかしコビントンによれば「俺たちが親友だったのも、俺がヤツが望むトップになるまで」だった。コビントンは所属ジムもMMAマスターズに移し、「俺はケージに友人を創りに来ているんじゃない。金を稼ぎにきているんだ」と言い切るや、対戦が決まれば近親憎悪のようにトラッシュトークを続けている。

そんなコビントンとマスヴィダル、両者揃って現UFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに2度敗れており、知名度はあってもタイトルへのストーリーラインにギリギリに踏み留まっている状態にある。

今回の試合で遅れを取ると、その時点でベルトへの挑戦は行列の最後に回されることは避けようがない。そんな大一番、打撃でいえば蹴り、ヒザを交えたトータルストライキングでマスヴィダルが上をいく。ただし、テイクダウン能力とスクランブルではコビントンが上回り、テイクダウンで完結するパンチの圧力は、マスヴィダルを上をいく。

テイクダウンの一部と可したパンチは当たればKOパワーがあるだけでなく、外れてもパンチと組みの両方をマスヴィダルに意識させる効果が十分にある。マスヴィダルとしては、テイクダウンを警戒し過ぎるとパンチを被弾するので、それほそ倒されて立つときにバックを許さないことを念頭に置き、組みの防御で疲弊しないことが大前提。5Rを戦い切る戦略がマスヴィダルには必要になってくる。

今やテイクダウンは姿勢を乱して立つ準備をしておけば、簡単に抑えられることはない。ただし、下に居続ける続けることは判定を考えると法度。そうなるとスクランブルゲームとなり、攻めていることでペースを守り、体力と気持ちが長持ちするのはコビントンという見方もできる──が、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル)
ブライス・ミッチェル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)
グレッグ・ハーディー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー(米国)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
ヤン・シャオナン(中国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ)
マリヤ・アガポヴァ(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ブライアン・ケレハー(米国)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
タジル・ウランベコフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
ディヴォンテ・スミス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

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UFC アレッシャンドリ・パントージャ カイ・カラフランス ティム・エリオット

UFC on ESPN32:第8試合・ブランドン・ロイヴァル vs. ホジェリオ・ボントリン

フライ級。ロイヴァル5位、ボントリン7位。

もともとコンテンダーシリーズ出場予定だったロイヴァルだが、欠場選手の代役として一昨年5月にUFCデビューすると、ランカーのティム・エリオットに肩固めで一本勝ち。続くカラフランス戦でも肩固めを決め、3戦目・デビュー半年で当時ランキング1位のブランドン・モレノと対戦。1Rから激しい試合となったが、ロイヴァルが肩を脱臼してKO負け。勝ったモレノは翌月に当時王者のデイブソン・フィゲイレードに挑戦している。しかし前戦はアレッシャンドリ・パントージャにチョークで一本負けでUFC2勝2敗となってしまった。グラウンドで常に動き続けるアグレッシブなスタイル。得意技は肩固め。

ボントリンはUFC3勝2敗。ロイヴァルが勝っているカイ・カラフランスにはKO負けしている。UFCデビューからは2連勝していたが、そこから2連敗と、ロイヴァルと同じ勝敗から、前回はマット・シュネルとの対戦が直前に決まり、バンタム級戦で対戦し判定勝ちしている。ただしボントリンは1ポンドの体重オーバーで、試合は見合いが多くブーイングが飛んでいた。チョークが得意なグラップラー

プレスするロイヴァル。ジャブで牽制。ローを放った際に軸足を払われスリップダウン。しかしすぐに立つ。またプレスするロイヴァル。出てくるボントリンに右を合わせる。左ミドルを入れたロイヴァル。ボントリンの組み付き際にバックブローを合わせたが、そのまま組まれてテイクダウンされる。サイド。ロイヴァル亀ガードからガードに戻すと蹴り放して立った。積極的にパンチを出していくロイヴァル。ボントリンの左がヒット。ロイヴァルがミドルを入れるがボントリンに組み付かれる。スクランブルを狙ったロイヴァルだがボントリンが上になり担ぎパス狙い。またスクランブルから立ったロイヴァルだがボントリンがバックを取っている。ホーン。

1Rは打撃のヒット数でロイヴァルか。

2R。スリップダウンしたロイヴァルの上になるボントリン。ロイヴァル三角。首を抜いたボントリンが担ぎパス。パスされ背中を向けたロイヴァルからバックマウント奪取。向き直りハーフからフルガードに戻すロイヴァル。オモプラッタを仕掛ける。ボントリン立って外すとパンチで飛び込み上をキープ。バックを取らせて立ったロイヴァル。正対して離れた。ボントリンのジャブでバランスを崩しぐらついたロイヴァル。ボントリン組み付くとテイクダウン。またスクランブルで逃れようとするロイヴァルだがボントリンがしっかりとバックをキープ。立ってなんとか正対したロイヴァル。残り1分。ジャブを打ち込むがボントリン右ミドル。またボントリンのジャブをもらった。ボントリン組むとボディロックからテイクダウン。サイド。ホーン。

2Rボントリン。

3R。打撃で出ていくロイヴァル。積極的に手を出していく。ボントリンが蹴りをキャッチしてテイクダウンするが、蹴り放してすぐ立ったロイヴァル。休まず手を出していくが、ボントリンのタックルを切れずに下に。ロイヴァルまたオモプラッタ。フットチョークを狙うが決まらず。腕十字。持ち上げて外したボントリン。スクランブルから距離ができたところで立とうとしたロイヴァルだが、立たせず押さえ込むボントリン。ロイヴァル亀ガードから巻き込んでスイープ。上を取った。ハーフからパウンド、鉄槌、肘。休まない。ボントリンは立つのではなく下から打ち返す。休まず手を出し続けるロイヴァル。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでロイヴァル勝利。

割れたのは1Rか。得意のスクランブルの展開をボントリンに潰される厳しい展開だったが、攻め続けて勝利。

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MMA UFC UFN ESPN+52 UFN194 ティム・エリオット ブログ マテウス・ニコラウ

【UFN194】ティム・エリオットの突進力を無力化。見事にアジャストしたマテウス・ニコラウが3-0で快勝

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ティム・エリオット(米国)

試合はニコラウのインサイド右ローでスタート。さらに左ボディストレートを伸ばすニコラウは、エリオットの荒いフックをかわしジャブを入れる。距離を詰めることができないエリオットは、何やら指差しで声を出す。思い切り前に出るエリオットに対し、回ったニコラウがバランスを崩し尻もちをつく。ここでエリオットはサッカーボールキックのような勢いで、ボディを蹴る。すぐに立ち上がったニコラウは慎重に左に回りつつ、スイッチを織り交ぜ距離をキープ。

突進し、右を被弾しながらシングルレッグ&軸足払いでテイクダウンを決めたエリオットが、スクランブルでバックに回る。正面につきダブルレッグを狙ったエリオットは、ニコラウの反応に合わせてバック、正面と優位なクリンチを続ける。小外を防いで離れたニコラウは変則的なエリオットのパンチをかわして、右オーバーハンドから左フックを放ち初回が終わった。

2R、ニコラウの左に組みついたエリオットがバックに回る。後方から細かいパンチを受けたニコラウが正対して離れると、強振し姿勢を乱したエリオットに左を入れる。左ローから、ワンツーのコンビネーションを入れたニコラウは、右のカウンターを打ち込む。頭から突っ込むエリオットだが、腹、ローと攻撃を散らされクリンチもすぐに離れたニコラウが左ボディを決める。

この左ボディを連続で決めたニコラウは、しっかりと距離をとりエリオットの組みの圧力を軽減させ、着実にカウンターを入れて攻勢を続ける。打ち終わりにパンチを被弾し、笑みを見せたエリオットは残り1分のダブルレッグも切られ、ニコラウの右オーバーハンドを被弾しそうになる。ダブルレッグをウィザーで崩し、倒されないニコラウが離れると、距離を保ってラウンド終了を迎えた。

最終回、左オーバーハンドを当てたニコラウが、カウンターの右をヒットさせる。エリオットも左リードフックを決めるが、続く突進からのパンチにクリーンヒットはない。自らも当てるつもりはなかったような前蹴りが決まったエリオットは、パンチから距離を詰めてクリンチへ。ケージを背負ったニコラウはウィザーで小外を耐え、しっかりと時間を使ってから離れ、左ボディを打ち込む。

効かされたエリオットは、逆にダブルレッグでテイクダウンを許し万事休す。クローズドの中に納まり、時折りスラムを繰り返したニコラウは胸を合わせてしっかりと抑え込む。エリオットはクローズドを続け、ラバーを狙う。肩を押し込んで許さないニコラウは、足が開くとニーシールドに立ち上がり時間に。

エリオットの突進力を無力化させ、組まれても倒されないファイトを3Rに渡り遂行したニコラウが、29-28✖3票をとし判定勝ちを手にした。

「ノヴァウニオンではいつも危険なポジションでの練習を積んできた。そして2Rと3Rは修正できた。僕のゴールは純粋にチャンピオンになること。誰という個人名は挙げられないけど、上位ランカーと戦い」と勝者は語った。


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