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o ONE UFC   ギガ・チカゼ ソン・ヤードン

9.17『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』でグレゴリー・ホドリゲス vs. チディ・エンジョクアーニ、タナー・ボザー vs. ホドリゴ・ナシメント等複数の試合が判明

KAMINOGE 129(9月5日発売)


9.17『UFC Fight Night』でコリー・サンドヘイゲン vs. ソン・ヤードン、ギガ・チカゼ vs. ソディック・ユーサフが決定(2022年07月12日)

アスペン・ラッドに新型コロナウイルスの陽性反応、サラ・マクマン戦が8.13『UFC on ESPN 41』から9.17『UFC Fight Night 210』に延期(2022年08月10日)

 こちらの続報。

 9月17日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』で判明している試合を紹介していきます。続きを読む・・・
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ABEMA LFA LFA138 MMA MMAPLANET o UFC アリ・ファリアス エド・ソアレス ジョシュ・エメット ソン・ヤードン 田中路教

【LFA138】アリ・ファリアスに敗れた田中路教――「終わった瞬間は、辞めようかと思いました」

【写真】インタビュー後、感極まる場面もあったが、最後は笑顔を見せた田中。勘違いが何か分からないが、やってきたことに嘘はない。そんな生き方をしているのは確かだ(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催されたLFA138でアリ・ファリアスにスプリット判定負けを田中路教が喫した。

UFCにこだわり、アルファメールでの練習にこだわり続け、自らの意思を全うしてきた。意志力の強さ、努力、全く自分を甘やかすことのない日々を送り続けてなお、厳しい現実に直面した。

そんな田中の大会終了直後の声をここでお届けしたい。


――裁定が下るまで、どのような心境でしたか。

「終わった瞬間はいったかなと思ったんですけど……正直、分からなかったです。そのままの結果にはなりましたが、割れて持って行かれるというのはありました。嫌な予感というか……」

――痛い負けです。今後に向けて。

「そうですね……、そうッすね。このレベルで負けてはいけなかったです。ちょっと色々な勘違いが重なって……そこが敗因かと思います。自分と人は違うっていうのがありすぎて、これまでも色々な試合を視てくることがなかった。そういう部分で、試合の中の対処方法にしてもイメージする部分が少なかったです。

しかも練習で、試合でできないことをやってきてしまった。それが一番の勘違いですね。練習でやっていたスタイルが、試合で一切でなくて。1Rはそれでやろうとしたんですけど、全く集中できなくて。2Rから切り替えたのですが、遅かったです。

いやぁ……そうッすね……。強くならなきゃ、強くならなきゃっていう気持ちが凄くあって。アルファメールでソン・ヤードンやジョシュ・エメットのようにトップ5の人間がいるので、あのレベルにならないといけないというのがあって。それが勘違いを助長してしまったというか……。ホント、試合でできないスタイルにいってしまいました」

――練習では、今日のために何をやってきたのでしょうか。

「練習でやってきたスタンスとかが、全く試合で出なかったです。立ちからのスタンスで……。アレって思って……。正しい努力が全然できていなかった。正しい努力をしていると思っていたんだけど全然、真逆に行っていたと思います」

――何が正しいのか、正しくないのかは分からないですが、局面の対処とし足関節に入られてバックを許すという展開。あそこは走り抜けるまでの感覚はなかったですか。

「あんまり覚えていないですけど、寝技にいないこと……スクランブルに移行しようとしたのですが、ユライアの言ってくれたことを遂行できなかったです」

――実際に戦って感じたアリ・ファリアスの技術とパワーは?

「パワーは凄かったです(苦笑)。凄かったス。でも、1Rが終わったときに取られる感じはないと思いました。う~ん……でも全然集中できていなかったです。落ち着きすぎていた……立ち上がりとか悪すぎました」

――あのう……厳しい言い方ですが、もう諦めますか。やり続けますか。

「う~ん、もう1回やりたいですね。勘違いした試合のまま終わりたくはないです。終わった瞬間は、辞めようかと思いましたけど」

――思いましたか……。

インタビュー後、田中はLFAのエド・ソアレスを訪れ、もう1試合組んでほしいと直談判した(C)TSP

「思いました。ここまでかなかって。試合前にも、ここで負けたら先はないと思っていました。

これまでで一番良いコンディションが創れたと思っていて。このコンディションで負けたら、もうダメだな。この先はないと思っていたのですが、それが勘違いだったので。もう1回、しっかりやり直して……戦ってからというのは思います。いやぁ、辞めるにしても……もう1回やりたいなぁ……。そうですね……そんなところです」

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MMA MMAPLANET o UFC UFC FPI02 アンソニー・ペティス アンディ・ヴェレラ カイル・ベーム ジェイムス・クラウス ソン・ヤードン ホルヘ・マスヴィダル ボー・ニッコル ユライア・フェイバー

【UFC FPI02】タザ、ジェイ・ロッド、NCAA3冠のボー・ニッコルらが躍動のチーム戦はペティス勢が優勝

4人制合計体重750ポンド(340.19キロ)以下──UFCファイトパス・インビテーショナル02、チーム対抗グラップリング・トーナメント。

まずアンソニー・ペティス率いるアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップ=APFCとジェイムス・クラウスのチームFAC(Fighting Alliance Championship)が準決勝で相対した。

APFCのオリヴィエ・タザと、FACのカイル・ベームのドローで始まったチーム戦は、APFCのダニエル・マナスウがジョー・ソレッキーをストレートレッグロックで一蹴、クラウスもRNCで破ると、アンディ・ヴェレラとは痛み分けでチームを勝利に導いた。

もう一つの準決勝はホルヘ・マスヴィダルのアイコンMMAとユライア・フェイバーのAIコンバットの顔合わせに。3人残しの状態でユライアのチームからはソン・ヤードンが登場、二回り大きなニック・ロッドの実弟ジェイ・ロドリゲスを対戦した。

膠着にコイントスで、上を選んだジェイ・ロッド──本来はバタフライガードのソン・ヤードンがダブルアンダーフックからの再開となるが、レフェリーのミスで両ワキを差された状態からのリスタートnに。パスのプレッシャーから、マウントを奪取したジェイ・ロッドがバックグラブに移行してボディトライアングルでソン・ヤードンを捕らえる。ソン・ヤードンの動きに合わせてマウントに戻ったジェイ・ロッドが、背中に回りRNCでタップを奪った。ここで1人抜きをしたチーム・マスヴィダル=アイコンMMAが、決勝進出を決めた。

決勝戦、PJバーチが先鋒戦でクリストス・パパデロスにRNCを極めたアイコンMMAは、ドローが2試合続き、ジェイ・ロッドがAPFCの大将オリヴィエ・タザと対戦。後の無いタザが意地のストレートフットロックで一本勝ちすると、ペンシルベニア州立大時代にNCAAを184ポンドと197ポンドで3度制し、1年次は174ポンドで準優勝だったボー・ニッコルと体格差が明白な最終決戦に。

ニッコルは2019年のU23フリースタイル92キロ級でも優勝し、アイコンMMAでプロMMAデビューを6月に果たしたばかりで、既に8月9日にコンテンダーシリーズ出場も決まっている。柔術は青帯のニッコルは基本トップからパス狙い、反応を見てがぶってバックを伺う。タザは引き込んで、対応するが体格差は大きい。

シングルレッグをスプロールして離れたニッコルは、シッティングのタザに足を絡めさせず柔術とレスリングの噛み合わない展開が続く。Kガードから足関をエントリーしたタザだが、ニッコルが反応して足を抜く。ついには足関節狙いからトップを取ったタザだったが、場外際でレフェリーはセンター&スタンドでの再開を命じる。

明かに不満げな表情を浮かべたタザ──何と、ニッコルは自ら率先して座り、下からのリスタートに応じる。

漢気を見せたニッコルがシントゥシン、Zハーフガードでパスを耐える。背中をつけた展開に挑んだニッコルは、パスを許さない。それでもタザは残り2分20秒で足を抜いて直接マウントへ。ニッコルがすぐに足を戻し、ハーフを取る。1分20秒を経過し、パスのピンチで背中を見せたニッコルが、タザを前方に落として立ち上がることに成功した。

側転パスに足を絡ませるタザ、すぐに離れたニッコルは頭を押して組ませずタイムアップに。最終戦の時間切れは、勝敗の行方をジャッジに委ねた結果、APFCが優勝し賞金2万ドルを手にした。



FAC

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LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC アンソニー・ペティス アンディ・ヴェレラ カイル・ベーム クレイグ・ジョーンズ ジェイムス・クラウス ソン・ヤードン ブランドン・ロイヴァル ホルヘ・マスヴィダル ボクシング ユライア・フェイバー ロクサン・モダフェリ

【UFC FPI02】ファイトパス招待02にヤードン、ユライア、クレイグらが出場。ワンマッチに63&ロイヴァルも

【写真】ロイヴァルの華麗なノンストップ・グラップリングがMMAグローブのない戦いでも見られるか(C)LFA

7月3日(日・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexでチーム対抗のグラップリングイベント=UFC Fight Pass Invitational 02が開催される。

27日(月・同)から開幕している10度目のUFC International Fight Week。正式スタート前の25日(土・同)からラスベガス・コンベンションセンター内サウスホールではUltimate InvitationalとしてUSAウェイトリフティング・ナショナル選手権が開催され、同会場では引き続きIBJJF柔術のアメリカン・ナショナルやアマチュアボクシングの大会も開かれている。

そんなファイトウィークのヘッドラインは勿論2日(土・同)にT モバイル・アリーナで開催されるUFC276「Adesanya vs Cannoier」だが、催し物のトリはこのUFC FPI02が務めることになった。


昨年12月の第1回大会と同様に4チーム対抗のトーナメント戦と、シングルマッチが組まれたプログラップリングイベント。参加チームはホルヘ・マスヴィダル率いるマスヴィダルス・アイコンMMA、UFCのグラップリング大会といえば顔役でもあるユライア・フェイバーのフェイバーズA1コンバット、そしてPFL参戦中で先週の土曜日にワキ腹を負傷したアンソニー・ペティスはアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップとして参戦、さらにFighting Alliance Championshipは監督でなくジェイムス・クラウスがプレイングマネージャーとして出陣する。

アイコンMMAにはクレイグ・ジョーンズ、エンリコ・コッコ、PJ・バーチらが属しており、A1コンバットはユライア御大自らソン・ヤードンを帯同しマットに上がる。

ペティス配下にはオリヴィエ・タザ、FACにはアンディ・ヴェレラとカイル・ベームというSUG組がその名をメンバーに連ねている。

そんなチーム戦以上に注目はシングルマッチだ。ラスベガス開催ということで地元シンジケートMMAから2月にMMAを引退したロクサン・モダフェリが出場し、ノヴァウニオンの柔術家であるMMAファイターのミッシェレ・オリヴェイラを迎え撃つ。

そのシンジケート所属でMMAも経験している柔術家ショーン&ジェリーのシャピロ兄弟が、それぞれアンドレ・フィート&ブランドン・ロイヴァルと戦うことも決まっている。もちろんロクサンのピュアグラップリングにどれだけ慧舟會色が残っているのかも楽しみだが、さらに必見なのは……やはりロイヴァルだろう。

動いて下になりつつ三角や腕十字というLFA時代にMMAでも魅せていた──スクランブルの向こう側、極めて終わるグラップリングがサブオンリー戦で爆発するか。日本でもMMAファイターと柔術家のグラップリングでの交流はGCMのコンテンダーズ時代から見られてきたが、そこは北米MMA界──異種格闘技戦でなく、純粋グラップリングとして戦えるであろうロイヴァルと黒帯柔術家の組み技戦は見逃せない。

■視聴方法(予定)
7月4日(月・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

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MMA o UFC   ソン・ヤードン ドミニク・クルーズ ボクシング マルロン・モラエス ユライア・フェイバー

ソン・ヤードン「ドミニク・クルーズと対戦したい。子供の頃からファンだった」


 『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でマルロン・モラエスに1R KO勝ちしたソン・ヤードンが試合直後のマイクでドミニク・クルーズ戦をアピールした真意について以下のコメント。

「子供の頃から彼の試合を見ていて大ファンになった。彼のファイトスタイルが好きだから興味がある。僕のスタイルと彼のスタイルが激突したらどうなると思う?」

 マルロン・モラエス戦については以下のコメント。

「どんな打ち合いでも危険を感じたことはない。それに僕の方が速いしね。毎日コンビネーションを練習している。ボクシングコーチに感謝したい。彼は良いアッパーカットを教えてくれた」

「僕は試合を続けていくだけだし、勝っていけば自ずとタイトルに辿り着けるだろう」

 ソン・ヤードンは現在24歳なので子供の頃からドミニク・クルーズを見ていた年齢になります。また、チーム・アルファメール所属なのでユライア・フェイバーの弟子としてクルーズと対戦したい意図もあるようです。続きを読む・・・
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o ONE UFC   アザマット・ムルザカノフ ソン・ヤードン ブログ

『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』パフォーマンスボーナス


 UFCが『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・該当試合なし

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・アザマット・ムルザカノフ、コディ・ブランデージ、カリル・ラウントリー、ソン・ヤードン

 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFN203 ソン・ヤードン ドミニク・クルーズ マルロン・モラエス

【UFN203】開始早々からパンチで圧倒、ヤードンが高速コンビネーションでモラエスをマットに沈める

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.1R2分06秒 by KO
マルロン・モラエス(ブラジル)

いきなり左ボディから顔面へのフックで攻め立てるヤードン。モラエスが距離を取る。ヤードンは左ミドル、さらに右クロスでダウンをモラエスをグラつかせる。マットに手を着いたモラエスは体勢を整えなおしたが、さらにヤードンのパンチをもらいグラついてしまう。モラエスは左アッパーから右フックを、ヤードンはスウェーでかわす。左ジャブの突き合いから、ヤードンが右クロス、左フック、そして右アッパーのコンビネーションを全て当てて、モラエスをマットに沈めた。

試合後、ヤードンは「尊敬している」というドミニク・クルーズとの対戦をアピールした。


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F1 MMA News o ONE UFC   ジョーダン・ライト ジリアン・ロバートソン ソン・ヤードン チェ・スンウ テレンス・マッキニー フリオ・アルセ ブラッド・リデル ブルーノ・シウバ マルロン・モラエス

『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』の対戦カードを紹介

UFC VENUM AUTHENTIC FIGHT WEEK MEN'S PERFORMANCE LONG SLEEVE RASHGUARD


3.12『UFC Fight Night』のメインイベントはチアゴ・サントス vs. マゴメド・アンカラエフ(2021年11月16日)

 こちらの続報。3月12日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』の対戦カードを紹介していきます。


Marlon Moraes vs. Song Yadong in the works for UFC event on March 12(MMAFighting)

 マルロン・モラエス vs. ソン・ヤードンのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 モラエスは昨年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でメラブ・デヴァリシュビリに2R TKO負けして以来の試合で3連敗中。現在バンタム級ランキング10位。ソンは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でフリオ・アルセに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在バンタム級ランキング14位。


Alex Caceres vs. Sodiq Yusuff in the works for UFC event on March 12(MMAJunkie)

 ソディック・ユーサフ vs. アレックス・カセレスのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ユーサフは昨年4月の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』でアーノルド・アレンに判定負けして以来の試合。その前までは6連勝していました。現在フェザー級ランキング12位。カセレスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でチェ・スンウに2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で5連勝中。現在フェザー級ランキング15位。


Rountree Jr. vs. Roberson toegevoegd aan UFC Vegas 50(Eurosport)

 カリル・ラウントリー vs. カール・ロバーソンのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 ラウントリーは昨年9月の『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でモデスタス・ブカウスカスに2R TKO勝ちして以来の試合。ロバーソンは昨年4月の『UFC 261: Usman vs. Masvidal 2』でブレンダン・アレンに1Rアンクルロックで敗れて以来の試合で2連敗中。


Terrance McKinney replaces Ricky Glenn to fight Drew Dober at UFC Vegas 50(MMAFighting)

 ドリュー・ドバーと対戦予定だったリック・グレンが負傷欠場、代わりにテレンス・マッキニーがドバーと対戦するとのこと。

 ドバーは昨年6月の『UFC 263: Adesanya vs. Vettori 2』でブラッド・リデルに判定負けして以来の試合で2連敗中。マッキニーは2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でファレス・ジアムに1Rリアネイキッドチョークで勝利したばかりで現在5連勝中(UFC 2連勝中)。


UFC targets Alex Pereira vs. Bruno Silva for March 12 event(MMAJunkie)

 アレックス・ペレイラ vs. ブルーノ・シウバのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ペレイラは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』で行われたUFCデビュー戦でアンドレアス・ミカイリディスに2R TKO勝ちして以来の試合。シウバは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でジョーダン・ライトに1R TKO勝ちして以来の試合で7連勝中(UFC 3連勝中)。


Ijamsville's Matthew Semelsberger gets back in action March 12 against unbeaten UFC rookie AJ Fletcher(FrederickNewsPost)

A.J. Fletcher(Sherdog)

 マシュー・セメルスバーガー vs. A.J.フレッチャーのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 セメルスバーガーは昨年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でマーティン・サノJr.に1R KO勝ちして以来の試合。フレッチャーは現在25歳のアメリカ人で戦績9勝0敗。昨年8月の『Dana White's Contender Series 37』でレオナルド・ダミアニに1R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


UFC: Gillian Robertson Replaces Ariane Lipski Against JJ Aldrich on March 12(CagesidePress)

 J.J.アルドリッチと対戦予定だったアリアネ・リスプキが欠場、代わりにジリアン・ロバートソンがロバートソンと対戦するとのこと。

 アルドリッチは昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』でヴァネッサ・デモポロスに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。ロバートソンは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でプリシラ・カショエイラに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。続きを読む・・・
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ABEMA K-1 MMA RYO Special UFC UFN197 キック ジョン・チャンソン スティーブン・トンプソン ソン・ヤードン フリオ・アルセ ボクシング マイケル・チャンドラー 大沢ケンジ 海外

【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:11月:ソン・ヤードン✖フリオ・アルセ「日本人だってデキる」

【写真】ソン・ヤードンはフリオ・アルセ戦でのKO勝ちで、オクタゴン戦績を7勝1敗1分とした (C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る──装いも新たになった当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。そんな新たにMMAPLNAETが迎えた3人の論客──二人目は、J-MMA界の水先案内人、和術慧舟會HEART代表・大沢ケンジ氏だ。

選手の育成、MMA中継の解説ばかりか、MCも務める大沢氏が選んだ2021年11月の一番。11月13日に行われたUFN197 よりソン・ヤードン✖フリオ・アルセ戦について語らおう。


──大沢さんが選ぶ11月の一番、どの試合になるでしょうか。

「UFCのソン・ヤードン✖フリオ・アルセの試合ですね」

──その理由は?

「日本人は体が弱い、日本人は打ち合いができない。凄くこういう意見が多いです。そこ、僕は本当に思っていなくて。やれることはやれる。この試合を見た人で、ソン・ヤードンは特別でしたか?

特別じゃなくても、ソン・ヤードンはできているじゃないですか。じゃあ、打ち合えない日本人選手と何が違うのか。それは怖がっていないということに尽きると思います。勝負できている。日本の多くの選手が、足を使う選手が多いです。ソン・ヤードンも使っています。距離を外します。でも、必要以上に下がらないし、下がっていても打ち終わりで殴っていく。大げさに避けていない。アルセが出ると、打ち返しています。

足の使い方も良いのですが、アレができるのはメンタル的な部分が強いからだと思います。技術よりメンタルです。

メンタルが強いと距離を取っても戦えるし、打ち合いもできます。怖がって距離を取るわけじゃない。精神的に削られないから距離を取っているわけではなくて。でも、日本の多くの選手が戦術の一つではなくて、精神的に楽な方を選んだ結果、距離を取っています」

──スティーブン・トンプソンが下がり、回るのとは違うということですね。

「トンプソンは呼びこんで、殴るために足を使っていますからね。そこで付きまとうのが、ダメージの話なんです。ボクシングの世界戦だと30分以上、ほぼ殴り合っています。パンチもそれだけ被弾しています。

ボクサーがパンチを受けて、立っていてもスゲェってあんまり言われないと思うんです。MMAグローブよりも大きなグローブの方がダメージ蓄積するっていうのに、ボクサーの試合を見て『休んだ方が良い』とか、あんまり言わないじゃないですか。

練習でも週に3、4日スパーリングをしています。でもMMAでそれをやると『危ない』と言われる。過敏なんですよ。MMAグローブが倒れるのは硬くて、痛いからビックリして倒れているんです。

僕は想定している痛さとか、威力に対しては、人間は結構我慢できると思っています。ウチの中田がRYO選手や田村(一聖)君と戦った時にフラッシュダウンをしていますけど、それって一発目なんです。

これはFCでも見られますけど、倒れるのって一発目。最初は怖いから、貰ってビックリする。でも覚悟ができ始めて、二発目、三発目を貰っても我慢できる。だからUFCとかって、そういうダウンって少なくなっています。ボクサーのように殴り合う試合が増えてきて。それって打撃が上手くなってきたのと、貰うことに覚悟できるようになっているからだと思います。

ソン・ヤードンもそうだし、ジョン・チャンソンが特別だと思っていないです。彼らは別に打たれ強いわけじゃない。特別なのは覚悟なんです。

アジア人として、体が特別強いわけではなくて、覚悟が特別なんです。変にコンプレックスを持っているけど、日本人のボクサーは勝負できています。これだけ世界チャンピオンもいて。

だから日本人は殴り合いが弱いわけじゃない。キックボクシングでも、海外の選手をやっつけている。立ち技が弱いだけじゃないのに、グローブが変わった途端に打撃ができなくなるわけがないじゃないですか。

堀口君も『皆、できないと思っているだけ』って言っていますけど、本当にそうです。中田は日本人でも殴り合えると信じてやっていて、それでやってきています」

──自分は一つの考え方があって。ボクシングもキックも殴り合いに強い選手しか勝てない。でも、MMAは組みで勝てるから殴り合いで勝てる自信がなくても、他の局面で勝てば良いじゃないですか。打撃に対してビビりでも勝てる。それがMMAだと思っています。

「今はもう、UFCの傾向を見ていても打撃で勝負できる気持ちを持っていないとダメだなって……僕は感じています。グラウンドでも良いです──勝つには。ただし、立ち技でパンチを怖がっているとダメです」

──打撃を嫌がってテイクダウンに行くと、それこそ今のUFCでは倒せない場合が多いです。

「その通りで。ロシアのヤツらなんて、あんまり打撃が上手くないから、結果は組みになるっていうことが多いけど、打撃に対してそこまでの恐怖心を抱いていない。そんなに上手くないけど、踏み込んで打ち合っている」

──彼らの試合を見ていると、パンチもレスリングですよね。

「あぁ、なるほど。そうですね。組みが強いから、下手でもパンチが強い。それができるのも1発や2発なら我慢できるという精神構造があるからですよね。でも、日本の多くの選手は1発も貰いたくないと思っています。

つまりは怖がっているということで。距離の外し方も大げさで、一発もらうとテイクダウンへ行く。ストライカーと言っている人間も組みに行く」

──それは日本人だけでなく、世界中の選手がそうではないですか。いわばクリンチ替わりです。貰っているなら、殴られないようにする手段としてテイクダウンもある。あのマイケル・チャンドラーですら、そうです。

「アハハハハ。もうレベルが違うじゃないですか、それって。チャントラーはガンガンやりあったなかで、スタミナが切れて……効かされたから組んでいます。

打ち合って劣勢だから組みに行く。最初からじゃないってことなんです。最初に2発ぐらい貰って、それをするなよって。弱気なところが見えるので。

ソン・ヤードンには、それがない。さっきも言ったけど、ジョン・チャンソンも細い選手です。なら日本人選手だってできる。勝負をしに行けば、そんなに差はないと思っています。確かに技術力は必要でも、日本人選手ができないことをやっているわけじゃない」

──とにかくソン・ヤードンができるなら、日本人選手もできるということを大沢さんは強調したいと。

「だってアルセ戦で見せたのは体の強さでもなく、組み技の強さでもない。倒したのは打撃で、それもスタンダードなキックボクシング。K-1の日本人選手ができる技術は、MMAの選手だってできます。でも、その技術があっても試合でできないのは気持ちのせいなんです。ソン・ヤードン✖アルセは日本人選手に足りないことが、『分かったじゃん!』という試合でした」

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K-1 LFA LFA117 LFA119 MMA UFC アイザック・トムソン ジャレッド・レヴェル ズヴァイアド・ラジシュビリ ソン・ヤードン ボクシング リチャード・パレンシア 田中路教

【LFA119】バンタム級王座決定戦=ベゴッソ✖パレンシアで、田中路教のターゲットが確定する?!

【写真】フィーダーショーの王座決定戦はコンテンダーシリーズ、そしてUFCのプレリミの質が求められる (C)LFA

3日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナ・フェデラル・シアターでLFA119「Silveira vs Revel」が行われる。

メインは9月のLFA115でLFAライトヘビー級王座に就いたジョシュ・シルヴェイラがミドル級との二冠を目指し、ジャレッド・レヴェルとミドル級王座決定戦に挑む一戦だ。

そしてコ・メインではUFCへステップアップを果たしたズヴァイアド・ラジシュビリが返上したLFAバンタム級のベルトを賭けてリチャード・パレンシアと、アラン・ベゴッソが対戦する。


LFAバンタム級といえば田中路教が、UFCに戻るために選んだ舞台。その王者が新たに誕生するということは、田中のターゲットが確定することになる──と思いきや、ベゴッソはチーム・アルファメールの盟友で練習仲間でもある。

この辺りを田中に尋ねると「アランがチャンピオンになったら、彼がUFCにステップアップすることを待ちます。僕はチームメイトとは戦うつもりはない」とのこと。

今は一時帰国中の田中だが、LFA117での勝利後にチームメイトのサポートをするといっていたのが、このベゴッソのことだった。ブラジルはサンパウロ出身、26歳のベゴッソはムエタイベースで、以前は対角線コンビネーションも見せていた。

田中をして「何でもできる。下も上手い」というストライカーは、遠い距離でオーバーハンドやカーフという今流の打撃を見せ、近い距離でもコンビネーションを駆使し、左ボディフックを打ち抜ける。

接近戦でボクシングを見せるということは組みにも自信がある表れだろう。

ここでいう組みとは防御のこと。近々のサマルベク・サビルション・ウウル戦ではシングルにギロチンを合わせて一本勝ちしている。この試合ではカニハサミを仕掛けるなど、組まれてからの強さを見せていた。

キャリア6勝1分で負け無しのベゴッソとベルトを賭けて戦うパレンシアはメキシコ系の米国人ファイターで戦績は9勝0敗だ。

LFAやCombateを主戦場にしていたが、2018年から今年の1月まで2年3カ月ほどのブランクもあった。そのLFAとCombateでの勝利は1つのRNCによる一本勝ち以外は、3勝が判定勝ちとかなり手堅い試合をする。

打撃に関しては、特にその傾向が強くベゴッソに対しても、遠目の距離で様子を見る展開が増えそうだ。それでいて組んで倒してからのコントロールは強く、ベゴッソが受けや下からの寝技を過信するようだと漬けられて終わるということも有り得る。

メキシコ系米国人とブラジル人、無敗同士の王座決定戦はUFCへのステップアップを狙う選手たちのアベレージが理解できる試合にとなるであろう。

田中、ソン・ヤードンと並ぶトムソン(C)MICHINORI TANAKA

またこの日は田中やベゴッソの同門19歳の豪州人ファイター=アイザック・トムソンがプロ3戦目、LFA初陣をドリアン・ラモスと戦う。

田中をして「最も将来性を感じる」と言わしめるトムソンは、14歳で空手の黒帯を巻き、豪州のWAKO K-1ルールの王者にもなっている。

MMAの世界の伝播と浸透の証こそ、トムソンのような若い選手が母国を飛び出し、米国の名門で人生を賭けた勝負に出ている点にある。そういう意味では、トムソンのLFA初陣こそ北米MMAの今──が見えるだろう。

■視聴方法(予定)
12月4日(土・日本時間)
正午~UFC Fight Pass

■LFA119 対戦カード

<LFAミドル級王座決定戦/5分5R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
ジャレッド・レヴェル(カナダ)

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
リチャード・パレンシア(米国)
アラン・ベゴッソ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
クレイトン・カーペンター(米国)
ロドニー・ケアロヒ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ドリアン・ラモス(米国)
アイザック・トムソン(豪州)

<ライト級/5分3R>
クリス・レンテリア(米国)
オースティン・ウォームス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・ウォーターズ(米国)
オヴィヂオ・ボヨルケス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
モーゼス・ディアズ(米国)
ジョンソン・ナソナ(スーダン)

<ミドル級/5分3R>
エリック・フィンブレス(米国)
オサマ・アワダーラ(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
セドリック・カタンブワ(米国)
レイ・オズボーン(米国)

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